JP2000123033A - 情報検索方法および情報検索装置および記録媒体 - Google Patents

情報検索方法および情報検索装置および記録媒体

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JP2000123033A
JP2000123033A JP10292151A JP29215198A JP2000123033A JP 2000123033 A JP2000123033 A JP 2000123033A JP 10292151 A JP10292151 A JP 10292151A JP 29215198 A JP29215198 A JP 29215198A JP 2000123033 A JP2000123033 A JP 2000123033A
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秀雄 梅木
Nobuhiro Shimogoori
信宏 下郡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラベル付けにより整理分類した結果を用いて、
関心のある情報と関連する未知の情報リソースを効率良
く検索および収集できる情報検索方法およびそれを用い
た情報検索装置を提供する。 【解決手段】情報リソースと該情報リソースに付与した
ラベルとの対応関係にて特徴づけられる複数の情報リソ
ースからなる複数のラベリング集合のうちの1つ(ラベ
リング集合A)から選択された該ラベルの論理式にて特
徴付けられる1または複数の検索用情報リソース(a、
b)を、他のラベリング集合Bから検索し、その検索さ
れた検索用情報リソースに付されたラベル(B1、B
2、B4)について第1の評価値を求め、該第1の評価
値に基づいて、該検索用情報リソース以外の情報リソー
ス(m、g)の第2の評価値を求め、該第2の評価値に
基づき選択した該検索用情報リソースに関連する情報リ
ソースを呈示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザが参
照可能な文書や画像などの情報リソースに対して、関心
のある情報リソース集合と関連した未知の情報リソース
を検索、収集する情報収集方法およびそれを用いた情報
検索装置に関し、例えば、映画や音楽などのコンテンツ
に対して、嗜好の似た人から関連した未知の情報を取得
する協調型フィルタリング技術、WWW(World
Wide Web)ブラウザのブックマーク機能の公開
・共有化によって、ネットワーク上におけるグループ
(コミュニティ)内での情報共有を促進するための技術
などに関わる。
【0002】
【従来の技術】ラベル付けを利用した個人の情報分類あ
るいは整理方式は、従来からあるメモ、アノテイション
(注釈)機能と類似した用途としてすでに存在してい
る。これらの手法の特徴としては、ユーザがつけたラベ
ルの名前やラベルにつけられた属性値を利用して情報を
分類、検索することである。このとき、利用範囲が個人
に限られている場合にはあまり問題にならないが、ユー
ザが勝手につけたラベル名あるいはメモ内容を直接利用
して他人との情報共有や検索を行うことを考えると、ラ
ベル名やメモで利用した言葉の統一性や整合性が問題に
なる。
【0003】これを回避するため、システム構築の際に
は、ラベル名や用語を統一して名前空間を制限するか、
シソーラスや単語データベースにより、名前の関連付け
をシステム側が処理するかのいずれかを選択することが
多い。
【0004】後者の場合には、規模の大きな辞書を用意
して検索の精度を上げてもなお、単語の多義性や曖昧性
の問題は残る。また、ドキュメントの文章を解析してキ
ーワードを抽出し、情報検索に用いることも、Webの
ドキュメントを検索する際にしばしば利用される。
【0005】しかし、文章中の単語を抽出するだけで
は、そこに単語が存在していることはわかるが、そのド
キュメントがどのような観点で書かれていて、有用かど
うかなどといった分析は困難である。まして、画像や音
声、動画情報のみの情報リソースの場合にはキーワード
解析はできない。いずれにしても、そのドキュメントが
ユーザにとってどれくらい有用なのか、有用だとすれば
どのような観点から有用なのかといった評価や分類は各
ユーザごとに異なるものである。
【0006】ユーザが行った評価情報を積極的に利用す
るシステムもある。その代表的な例は、推薦エンジン
(Recommendation Engine)と呼
ばれる協調型フィルタリング(Collaborati
ve Filtering)を利用したシステムであ
る。これはインタネット上でビデオや音楽、書籍を宣
伝、販売する際に、ユーザの好みにあったリストを精度
よく呈示する手法の1つである。具体的には、たとえば
多くの映画に対して大勢のユーザが与えた数値的な評価
(好きか嫌いか、あるいはどのくらい好きか)をデータ
ベース化し、各人の嗜好性の相関を計算することによ
り、そのユーザの好みと類似したグループから、そのユ
ーザが好みそうな映画のタイトルのリストを呈示すると
いったものである。推薦エンジンの代表的な例として
は、GroupLens推薦エンジン(USA、Net
Perception社)が挙げられる。現在の推薦
エンジンは、評価用の定型ラベル(たとえば「好き」か
ら「嫌い」までを数値化したマークシート的な評価用ラ
ベル)を映画や音楽などのデータに付与していると見な
すことができる。しかし、コンテンツに対する評価とし
ては、好きか嫌いかなどの一面的な捉え方しかできない
のが現実である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、WWW上
の「Yahoo」や「Infoseek」などの通常の
キーワードに基づく検索エンジンでは、検索すること
と、情報を集めて整理するという行為(ブックマークや
ファイリング)とが完全に分離しているため、ある事柄
に関して情報を集めたとしても、それを検索の精度を向
上させるために利用することができないという問題点が
あった。
【0008】そこで、本発明は、ネットワーク上の複数
のユーザが参照可能な文書や画像といった任意の情報リ
ソースに対して、各ユーザが自由な観点に基づいて収集
し、分類した結果得られる情報を使って、関心のある情
報と関連する未知の情報リソースを効率良く検索および
収集できる情報検索方法およびそれを用いた情報検索装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の情報検索
方法(請求項1)は、情報リソースと該情報リソースに
付与したラベルとの対応関係にて特徴づけられる複数の
情報リソースからなる複数のラベリング集合のうちの1
つ(例えば、ラベリング集合A)から選択された該ラベ
ルの論理式にて特徴付けられる1または複数の検索用情
報リソース(コレクタに保存される)を、他の1または
複数のラベリング集合(例えばラベリング集合B、C)
のそれぞれから検索し、その検索された該検索用情報リ
ソースに付されたラベルについての該検索用情報リソー
スと該ラベルとの結びつきを評価する第1の評価値(ラ
ベルスコア)を求め、該第1の評価値に基づいて、前記
検索用情報リソース以外の情報リソースの該検索用情報
リソースとの関連の度合いを評価する第2の評価値(情
報リソーススコア)を求め、該第2の評価値に基づき選
択した前記検索用情報リソースに関連する情報リソース
を呈示することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、各ユーザが自由な観点に
基づいて収集した情報リソースにラベリング(ラベル付
け)により整理分類した結果を用いて、関心のある情報
と関連する未知の情報リソースを効率良く検索および収
集できる。
【0011】(請求項2)好ましくは、複数のラベリン
グ集合のそれぞれから求められた情報リソースの第2の
評価値を該複数のラベリング集合のそれぞれに予め定め
られた重み係数に基づき統合して、その統合結果に基づ
き前記検索用情報リソースに関連する情報リソースを選
択する。
【0012】(請求項3)好ましくは、前記検索用情報
リソースに付されたラベルについて、そのラベルの付さ
れた該検索用情報リソース1つにつき所定値を累積加算
することにより、該ラベルの第1の評価値を算出する。
【0013】(請求項4)好ましくは、前記検索用情報
リソースに付されたラベルについて、そのラベルの付さ
れた該検索用情報リソースの重要度に基づき該ラベルの
第1の評価値を算出する。
【0014】(請求項5)好ましくは、前記検索用情報
リソース以外の情報リソースについて、その情報リソー
スに付されているラベルの前記第1の評価値を累積加算
することにより、該情報リソースの第2の評価値を算出
する。
【0015】(請求項6)好ましくは、前記検索用情報
リソース以外の情報リソースについて、その情報リソー
スに付されているラベルの前記第1の評価値と該ラベル
の重要度とに基づき該情報リソースの第2の評価値を算
出する。
【0016】(2)本発明の情報検索装置(請求項7)
は、情報リソースと該情報リソースに付与したラベルと
の対応関係にて特徴づけられる複数の情報リソースから
なる複数のラベリング集合のうちの1つから選択された
該ラベルの論理式にて特徴付けられる1または複数の検
索用情報リソースを、他の1または複数のラベリング集
合のそれぞれから検索する検索手段と、この検索手段で
検索された該検索用情報リソースに付されたラベルにつ
いての該検索用情報リソースと該ラベルとの結びつきを
評価する第1の評価値を求めるラベル評価手段と、前記
第1の評価値に基づいて、前記検索用情報リソース以外
の情報リソースの該検索用情報リソースとの関連の度合
いを評価する第2の評価値を求める情報リソース評価手
段と、前記第2の評価値に基づき選択した前記検索用情
報リソースに関連する情報リソースを呈示する呈示手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、各ユーザが自由な観点に
基づいて収集した情報リソースにラベリング(ラベル付
け)により整理分類した結果を用いて、関心のある情報
と関連する未知の情報リソースを効率良く検索および収
集できる。
【0018】(請求項8)好ましくは、複数のラベリン
グ集合のそれぞれから求められた情報リソースの第2の
評価値を該複数のラベリング集合のそれぞれに予め定め
られた重み係数に基づき統合して、その統合結果に基づ
き前記検索用情報リソースに関連する情報リソースを選
択する。
【0019】(請求項9)好ましくは、前記検索用情報
リソースに付されたラベルについて、そのラベルの付さ
れた該検索用情報リソース1つにつき所定値を累積加算
することにより、該ラベルの第1の評価値を算出する。
【0020】(請求項10)好ましくは、前記検索用情
報リソースに付されたラベルについて、そのラベルの付
された該検索用情報リソースの重要度に基づき該ラベル
の第1の評価値を算出する。
【0021】(請求項11)好ましくは、前記検索用情
報リソース以外の情報リソースについて、その情報リソ
ースに付されているラベルの前記第1の評価値を累積加
算することにより、該情報リソースの第2の評価値を算
出する。
【0022】(請求項12)好ましくは、前記検索用情
報リソース以外の情報リソースについて、その情報リソ
ースに付されているラベルの前記第1の評価値と該ラベ
ルの重要度とに基づき、該情報リソースの第2の評価値
を算出する。
【0023】(3)本発明の記録媒体(請求項13)
は、情報リソースと該情報リソースに付与したラベルと
の対応関係にて特徴づけられる複数の情報リソースから
なる複数のラベリング集合のうちの1つから選択された
該ラベルの論理式にて特徴付けられる1または複数の検
索用情報リソースを、他の1または複数のラベリング集
合のそれぞれから検索させる検索手段と、この検索手段
で検索された該検索用情報リソースに付されたラベルに
ついての該検索用情報リソースと該ラベルとの結びつき
を評価する第1の評価値を算出させるラベル評価手段
と、前記第1の評価値に基づいて、該検索用情報リソー
ス以外の情報リソースの該検索用情報リソースとの関連
の度合いを評価する第2の評価値を算出させる情報リソ
ース評価手段と、前記第2の評価値に基づき選択した該
検索用情報リソースに関連する情報リソースを呈示させ
る呈示手段と、を実行するプログラムを記録した機械読
み取り可能な記録媒体であり、本発明によれば、上記手
段を、例えば、ラベルに対する操作を行うために画面
(パレット)、情報検索のために利用するコレクタの作
成や検索結果の呈示を行うためのファインダ等のユーザ
インタフェース画面を呈示するためのディスプレイ装置
と、ハードディスク装置等の記憶装置を具備した(好ま
しくは、さらに、インターネット等のネットワークを介
して通信可能な)パーソナルコンピュータ等のコンピュ
ータに実行させることのできるプログラムとして、磁気
ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクな
ど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導
体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することによ
り、各ユーザが自由な観点に基づいて収集した情報リソ
ースにラベリング(ラベル付け)により整理分類した結
果を用いて、関心のある情報と関連する未知の情報リソ
ースを効率良く検索および収集できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。ここで、以下の説明で用い
る用語の定義を行う。情報リソースとは、例えば、例え
ば、音声、テキスト、静止画、動画像、HTML文書等
の情報ファイルである。
【0025】複数の情報リソースに対して任意の基準や
観点に基づいた主観的な自由な名前をもつラベルを付与
する行為を「ラベリング」と呼び、ラベリングの結果得
られるラベルと情報リソースの対応関係の集合を「ラベ
リング集合」と呼ぶことにする。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る情報検索方法を用いた情報検索装置の基本的な構成
を概略的に示したもので、大きく分けて、情報検索処理
部1と、データ格納部50とから構成され、情報検索処
理部1は、さらに、検索用情報リソースリスト取得部1
0と、ラベリング集合選択部20と、情報検索部30
と、候補情報リソース呈示部40とから構成されてい
る。
【0026】ここでは、例えば、ブラウザを用いてイン
ターネット上から収集した、あるいは自分で作成した情
報リソースに対し、ユーザが自分が整理したいあるいは
記録しておきたい基準や観点に基づいて自由に決めたラ
ベルを付して、既にラベリングされており、そのラベル
に関する情報、ラベルを付けた情報リソースに関する情
報等は、データ格納部50に格納されているものとす
る。
【0027】図2は、2つのラベリング集合A、Bを概
念的に示したものである。ここでは、例えば、ラベリン
グ集合Aとラベリング集合Bは、それぞれ異なるユーザ
がもつラベリング集合を示しているが、1人のユーザが
複数のラベリング集合A、Bをもつ場合であってもよ
い。
【0028】1つのラベリング集合には、その内部で定
義されたラベルの集合と、そのラベルが付けられた任意
の情報リソースの集合が存在する。たとえば、ラベリン
グ集合A内には、ラベル集合{A1、A2、A3}とそ
れらのラベルが付けられた情報リソースの集合{a、
b、c、d、e}がある。
【0029】図2では、ラベルと情報リソース間の対応
づけ、つまりある情報リソースに対してあるラベルが付
けられているという関係はラベルと情報リソースを結ぶ
線で表現されている。
【0030】ラベリング集合Bにおいてもラベリング集
合Aと同様に、ラベル集合{B1、B2、B3、B4}
が存在し、情報リソース{a、b、e、f、g、k}に
対してこれらのラベルが付けられている。名前が同じ情
報リソースは同じ実体を参照していることを示してい
る。このとき、たとえばラベリング集合Aにおいて、ラ
ベルA1とラベルA2がともに付いている情報リソース
の集合は、ラベルA1とラベルA2の両方に関する事柄
を含んでいると考えてよい。
【0031】このように、ラベリングの結果、情報リソ
ースはラベルの論理式による組み合わせによって、様々
な切口で分類されている。ラベルの論理式とは、例え
ば、「A1 and A2」という形で表現したもので
あり、R(A1 and A2)とは、ラベルA1とラ
ベルA2とがともに付いた情報リソースの集合を意味す
る。例えば、図2に示したラベリング集合A、Bでは、
R(A1 and A2)={a、b}である。
【0032】本発明の主な目的は、このようなラベルの
論理式によって特徴づけられる情報リソースの集合を検
索キーとして、別のラベリング集合からそれらの情報リ
ソースに関連する未知の情報リソースを検索し、収集す
ることである。
【0033】図1の検索用情報リソースリスト取得部1
0では、ラベリング集合内のラベルの論理式によって表
現された情報リソースのリストを取得し、これを検索の
キーとして利用する。この処理は、たとえば図2のラベ
リング集合Aにおいて、前述したように、ラベルの論理
式「A1 and A2」を指定して情報リソースリス
ト{a、b}を得ることに相当する。基本的には、情報
リソースリスト{a、b}はラベルの論理式によって得
るが、必要に応じて、この情報リソースリストから特定
の情報リソースを取り除いたり、付け加えることもでき
る。
【0034】検索のための情報リソースの集合を表した
情報リソースリスト(具体的には、情報リソースの識別
情報(ID)のリストで、メインリストともいう)を取
得したあとで、つぎにこれらの情報リソースに関連した
情報を検索する対象(他のラベリング集合)を決める。
そのため、ラベリング集合選択部20では、検索の対象
となる他のラベリング集合を選択し、検索用情報リソー
スリスト取得部10で得られた情報リソースリストを相
手のラベリング集合に通知する。すなわち、検索対象と
して、社内であれば、特定の部署を指定して、当該部署
に所属する人の有するラベリング集合に限定したり、特
定の人物を指定して、当該人物の有するラベリング集合
に限定したりといった検索範囲を限定する。なお、その
必要がなければ、必ずしも検索範囲を限定する必要はな
い。
【0035】図2の例では、ラベリング集合Bが選択さ
れ、情報リソースリスト{a、b}がラベリング集合B
に通知されることに相当する。一般に選択すべきラベリ
ング集合は複数であるが、暗黙的に検索の発信源である
ラベリング集合(ここでは、ラベリング集合A)以外の
すべてのラベリング集合が検索対象となる。
【0036】次に、情報検索部30において各ラベリン
グ集合ごとに関連情報を検索する。情報検索部30は、
ラベルスコア算出部31と、情報リソーススコア算出部
32と、候補情報リソースリスト作成部33とから構成
される。
【0037】ここで、ラベルスコアとは、検索用に与え
た情報リソースの集合Rsに対して、あるラベリング集
合内で定義されたラベルとの結び付きの度合いを表す。
また、情報リソーススコアは、ラベルスコアに基づいて
計算される、Rsとそれ以外の情報リソースとの関連性
を計るための指標である。簡単に説明すれば、与えた情
報リソースの集合Rsと同じラベル付けがされている情
報リソースほどスコアが高いということになり、ラベル
付けという分類上、もとのRsとの関連性が高い情報リ
ソースであるといえる。
【0038】図3は、ラベルスコア算出部31と情報リ
ソーススコア算出部32の処理動作を示したフローチャ
ートで、図4は、図3のステップS2からステップS4
までの処理(ラベルスコアの算出処理)を説明するため
の概念図で、図5は、図3のステップS5からステップ
S7までの処理(情報リソーススコアの算出処理)を説
明するための概念図である。
【0039】まず、ラベルスコア算出部31の処理動作
(ラベルスコアの算出処理)について、図3と図4を参
照して説明する。図4のステップS1で、ラベルスコア
と情報リソーススコアを、例えば、「0」という値に初
期化しておく。つぎに、ステップS2で、検索用の情報
リソース集合をRsとしたとき、Rsのすべての要素
(情報リソース)を調べたかどうかをチェックし、まだ
調べるべき要素が残っている場合には、ステップS3に
進み、Rsから1つの要素を取り出して、それをrとす
る。ステップS4では、当該取り出した情報リソースr
に付けられた全ラベルのラベルスコアに所定の数値(例
えば、「1」)を加算する。
【0040】図4において、Rsとして情報リソース
{a、b}が与えられたとき、ラベリング集合B内にお
いて、Rsの各要素(情報リソース)に付けられたラベ
ルに対して、そのラベルが付されている1つの情報リソ
ースにつき、全て同等に数値「1」がラベルスコアに加
算されている。ラベルB1は、Rsとして与えられた情
報リソースa、bのラベルであり、ラベルB2は、Rs
として与えられた情報リソースbのラベルであり、ラベ
ルB4は、Rsとして与えられた情報リソースbのラベ
ルであるので、ラベルB1、B2、B4のラベルスコア
Sc(B1)、Sc(B2)、Sc(B4)は、それぞ
れ、Sc(B1)=1+1=2、Sc(B2)=1、S
c(B4)=1 となる。
【0041】ここでは、どのラベルに対しても情報リソ
ース1つにつき加算する数値は、全て同等の「1」にし
ているが、この理由は、ラベリング集合Aから選んだ情
報リソース集合Rsの要素(情報リソース)間に重要度
などの順位付けが存在しない場合には、ラベリング集合
B上でRsの要素に付けられたラベルに対して一律に同
じ数値を加算することは妥当であると考えられるからで
ある。
【0042】もし、ラベリング集合A上でラベルA1と
ラベルA2に重要度の違いがあるならば、例えば、ラベ
リング集合Aから検索用の情報リソースの集合として、
Rs=R(A1 or A2)={a、b、d、e}
(「or」は「または」を意味する論理演算記号で、こ
の場合、ラベルA1かラベルA2のうちの少なくとも一
方が付されている情報リソースの集合を意味する)を選
んだとき、付与されたラベルの重要度に応じて、この4
つの情報リソースに重要度を割り当てることができる。
したがって、ラベリング集合B上でラベルスコアを計算
するときに、各情報リソースに、この重要度に応じて各
情報リソースに高低をつけた数値を割り当てて、その情
報リソースに付されたラベルに当該値を加算するように
してもよい。
【0043】次に、情報リソーススコア算出部32の処
理動作(情報リソーススコアの算出処理)について、図
3と図5を参照して説明する。情報リソーススコア算出
部32では、ラベルスコア算出部31で得られた各ラベ
ルのラベルスコアの値をそのラベルが付けられたRs以
外の情報リソースについて加算したものを情報リソース
スコアとする。ここで、ラベリング集合B上で検索用の
情報リソースの集合Rsに付けられたラベルの集合をL
(Rs)とする。
【0044】図3のステップS5では、L(Rs)の要
素(ラベル)のすべてを調べたかどうかをチェックし、
まだ調べるべきラベルが残っていれば、ステップS6に
進み、L(Rs)から1つの要素を取り出して、それを
λとする。ステップS7では、当該取り出したラベルλ
が付けられたRs以外の情報リソースのスコアにλのラ
ベルスコアを加算する。
【0045】図5において、ラベルスコア算出部31で
得られた各ラベルB1、B2、B4のラベルスコアの値
をそのラベルが付けられたRs以外の情報リソース
{m、g}について加算する。たとえば、情報リソース
mには、ラベルB1とラベルB2とが付いている。情報
リソースmのスコアSc(m)は、それに付けられてい
るラベルB1とラベルB2のラベルスコアSc(B
1)、Sc(B2)を加算したものになっている。つま
り、Sc(m)=Sc(B1)+Sc(B2)=2+1
=3となる。情報リソースgのスコアに関しても同様
に、ラベルB4のラベルスコアから、Sc(g)=Sc
(B4)=1となる。
【0046】このとき、ラベルに重要度が与えられてい
たとすれば、情報リソーススコアを求める際に、各ラベ
ルスコアからの寄与を重要度によって変えることもでき
る。例えば、各ラベルに、その重要度に応じて高低をつ
けた数値(例えば、重要度の高いものには「2」、重要
度の低いものには「1」)を割り当てて、その数値と情
報リソースのスコアとを乗じてから、加算するようにし
てもよい。例えば、ラベルB1は重要度が高いので
「2」を割り当て、ラベルB2は重要度が低いので
「1」を割り当てるとすると、情報リソースmのスコア
は、Sc(m)={Sc(B1)・2}+{Sc(B
2)・1}=4+1=5となる。
【0047】候補情報リソースリスト作成部33では、
情報リソーススコアの値が高い情報リソースを候補情報
リソースリスト(候補リスト)として選び、そのスコア
の値に基づいて情報リソースを順位付けしたリストを作
成する。例えば、図5の例では、情報リソーススコアが
「0」でない情報リソースは、mとgだけなのでこれら
をラベリング集合Bから検索されてた候補情報リソース
の集合Rc(B)={m、g}とし、各々の情報リソー
ススコアの値によって、1番目の候補情報リソースを
m、2番目の候補情報リソースをgとする。
【0048】最後に、候補情報リソース呈示部40で、
候補情報リソースリスト作成部33で作成した順位付け
された候補情報リソースのリストを検索を発した元のラ
ベリング集合に対して呈示する。
【0049】以上は、1つのラベリング集合を検索の対
象として想定し、説明してきたが、複数のラベリング集
合にわたる情報検索の場合は、基本的には個々の検索対
象のラベリング集合で得られた情報検索の結果を重ね合
わせる(統合する)ことになる。
【0050】図6は、複数(例えば4つ)のラベリング
集合A〜Dから情報リソースを検索する場合を概念的に
示したものである。例えば、上記同様、ラベリング集合
Aから検索が発せられると、ラベリング集合B〜D毎に
上記同様にして候補情報リソースの集合Rc(B)、R
c(C)、Rc(D)が得られたとする。このとき、こ
れら候補情報リソースの集合の論理和をとり、同じ候補
情報リソースに対する情報リソーススコアについては、
各ラベリング集合ごとに予め与えられた重み係数を掛け
たものを足し合わせて、統合スコアを求める。
【0051】具体的には、たとえばラベリング集合B、
C、Dのそれぞれから候補情報リソースとして、それぞ
れ、Rc(B)={m(3)、g(1)}、Rc(C)
={g(2)、m(1)、p(1)}、Rc(D)=
{m(2)、p(2)、e(1)}が得られたとする。
ただし、各要素(情報リソース)の括弧内の数値は情報
リソーススコアの値を表すとする。このとき、これら候
補情報リソースの論理和をとり、最終的な候補情報リソ
ースの集合は、Rc={m、g、p、e} である。ラ
ベリング集合B、C、Dの重み係数として、KB、K
C、KDが与えられていたとすると、候補情報リソース
mの統合スコアは、各ラベリング集合B、C、Dにおけ
る情報リソーススコアに各ラベリング集合の重み係数を
乗じてから加算すればよいので、 Sc(m)=3・KB+1・KC+2・KD となる。通常は、各ラベリング集合の重み係数はすべて
同じと考えて良いので、その場合には、各候補情報リソ
ースの統合スコアは、各ラベリング集合において計算さ
れた情報リソーススコアの単純な和でよいことになる。 (第2の実施形態)図7は、本発明の情報検索方法を用
いて情報を検索および収集する場合を概念的に示したも
のである。ユーザ80は、情報リソースに対して自分で
定義したラベルを付けていく。ある情報リソースの集合
に関連した情報を検索したい場合には、まず、その情報
リソース集合を特徴づけるラベルの論理式を検索キーと
して後述するコレクタ81と呼ばれる仮想的なフォルダ
を作成することにより、自分のラベリング集合から対応
する情報リソースを抽出する。つぎに、それらの情報リ
ソースリストを検索のキーとして、他の複数のラベリン
グ集合83に対して検索を行う。検索結果84は候補情
報リソースの順位付けされたリストとして得られる。必
要に応じて候補情報リソースの中から幾つかをコレクタ
に追加することが可能である。
【0052】図8は、本発明の第2の実施形態に係る情
報検索装置を用いて、例えば、ネットワークを介して情
報検索を行う場合を概念的に示したものである。情報リ
ソースは、イントラネット及びインターネット上にあっ
て、複数のユーザ(例えば2人のユーザα、β)がアク
セス可能であり、図8では 情報リソースは、データ格
納部402、422、432に格納されている。この例
ではラベリングを行う主体はユーザすなわち人であるこ
とを想定している。
【0053】例えば、ユーザαは、クライアントとして
の情報検索装置(以下、簡単に端末と呼ぶこともある)
421を利用して、自分がアクセスした情報に対してラ
ベリングを行う。ユーザに関する情報、ユーザが作成し
たラベルに関する情報、ユーザがラベルを付けた情報リ
ソースに関する情報、情報リソースを格納したコレクタ
に関する情報等は、各クライアント(端末421、43
1)のデータ格納部422、432に格納されるととも
に、ネットワーク400を介して、ラベリングの情報を
管理、処理するラベリングサーバ411に送られ、ラベ
リングDB412にも保存される。クライアントからラ
ベリング集合間の情報検索を行う場合には、ラベリング
サーバ411に対して必要な処理を要求する。なお、ラ
ベリングサーバ411で保持・管理されている情報は、
各クライアント側で保持しているデータと整合性を保つ
ように管理されている。各ユーザの端末421、431
では、各ユーザがそれぞれ独自にラベリングした結果と
してのラベルに関する情報、ユーザがラベルを付けた情
報リソースに関する情報、情報リソースを格納したコレ
クタに関する情報等を保持するとともに、各端末42
1、431にあるラベリングインタフェースを介して、
ラベル付けや自分や他人のラベリングに対する情報検索
を行うようになっている。ラベリングインタフェース
は、パレット、ファインダ、コレクタという3つの基本
コンポーネントから構成されている。
【0054】図9は、本発明の第2の実施形態に係る
(図8の端末421、431に相当する)情報検索装置
の要部の構成を概略的に示したもので、前述の第1の実
施形態に係る情報検索装置の構成をより具体的に示した
ものである。
【0055】図9に示す情報検索装置は、大きく分け
て、ユーザインタフェース部501と処理部502と、
データ格納部506と、送受信部507とから構成され
ている。
【0056】処理部502は、ラベリング処理を行うた
めのラベリング処理部503と、コレクタ作成処理を行
うためのコレクタ作成処理部504と、情報検索処理を
行うための情報検索処理部505とから構成されてい
る。
【0057】ラベリング処理部503は、ラベル定義部
510とラベル付与部520とから構成され、コレクタ
作成処理部504は、コレクタ検索式設定部530とメ
インリスト取得部540とメインリスト操作部550と
から構成され、情報検索処理部505は、コレクタ選択
部560と情報検索部570と候補情報リソースリスト
呈示部580とから構成されている。
【0058】ユーザインタフェース部501は、上記各
部でラベリング処理、コレクタ作成処理、情報検索処理
を実行する際に必要な情報の呈示および入力を行うため
のもので、例えば、ディスプレイ装置や、マウス、キー
ボード等の入力装置等から構成されている。
【0059】データ格納部506には、ユーザにより収
集された情報リソースと、当該情報リソースに対しラベ
リングした結果であるラベル情報等とを格納する。ま
た、コレクタ作成処理部504で作成されたコレクタも
格納される。
【0060】送受信部507は、コレクタ作成処理部5
04で作成されたコレクタを検索要求としてネットワー
ク400を介してラベリングサーバ411へ送信した
り、検索結果をネットワーク400を介して受信したり
する。
【0061】図10は、図9の情報検索装置の動作を、
ユーザインタフェース部590にて呈示されるユーザイ
ンタフェース画面(ラベルの操作を行うパレット610
と、ラベルやコレクタごとに関係した情報リソースのリ
ストを表示するファインダ620)と、主に情報検索の
ために利用するコレクタ630との関連に基づき概念的
に示したものである。
【0062】図10に示すように、パレット610で
は、ラベルの操作を行い、ファインダ620では、ラベ
ルやコレクタごとに関係した情報リソースのリストを表
示し、情報検索のために用いるコレクタ630を作成
し、検索結果の呈示を行う。
【0063】まず、図9のラベリング処理部503につ
いて説明する。ラベリング、すなわち、ある情報リソー
スに対してユーザが定義したラベルを付与するという処
理は、ラベル定義部510とラベル付与部520にて実
行される。これらの処理は、パレット610のようなイ
ンタフェース画面をユーザインタフェース部501に呈
示して行う。
【0064】ラベル定義部510では、ユーザが自由に
ラベルの名前を決定し、ラベルを新規に作成する。また
必要に応じて、ラベル名を変更したり、ラベルの消去を
行う。ラベル付与部510では、情報リソースに対して
ラベルを付与する。
【0065】パレット610は、別のブラウザ600と
呼ばれるインタフェース画面を介して、現在表示してい
る情報リソースのID(例えば、URL)を取得し、そ
の取得した情報リソースに、マウス操作などによって付
与すべきラベルを選択してラベル付けを行うためのイン
タフェース画面である。
【0066】図11は、ユーザインタフェース部501
にて呈示されるパレット610の基本画面の一例を示し
たものである。図11に示したように、パレットの基本
画面には、ユーザが作成したラベル(「料理」「健康」
「役場」「写真」「香港映画」「論文」)が配置されて
いる。
【0067】新たにラベルを作成しようとするときは、
マウス等を用いて、「New」というボタン614を押
下すれば、任意の位置にラベルの入力領域が呈示される
ので、そこに所望のラベル名を入力すればよい。また、
既に作成されているラベルを消去しようとするときは、
消去しようとするラベルを選択して(選択されたラベル
は、例えば、反転表示する)、「Delete」という
ボタン615を押下すればよい。
【0068】ユーザは、ラベルをドラッグ&ドロップ操
作によって任意の位置に動かすことができるため、例え
ば、ジャンルの類似しているラベル(例えば「料理」と
「健康」)を集めてグループ化することができる。
【0069】パレット610上で情報リソースにラベル
を貼り付けたい場合は、ユーザは、例えば、情報リソー
スID指定領域611に、所望の情報リソースID(例
えば、URL)を入力し、あるいは、下向きの矢印が表
記されたボタン616を押下することにより表示された
選択可能な情報リソースのIDのリストから所望の情報
リソースIDを選択する。あるいは、ブラウザ600上
に開かれている情報リソースのIDが自動的に情報リソ
ースID指定領域611に取り込まれるようになってい
てもよい。次に、パレット610上に呈示されているラ
ベルのうち所望のものを選択して(選択されたラベル
は、画面上で反転表示される)、「Labellin
g」というラベルの貼り付け指示用のボタン612を押
下すればよい。
【0070】一度貼り付けたラベルを変更したい場合
は、情報リソースID指定領域611にラベルを変更し
たい情報リソースのIDを入力(あるいは選択)すれ
ば、その情報リソースに既に貼り付けてあるラベルが画
面上で選択状態(例えば画面上で反転表示する)になる
ので、選択状態を変更して再び「Labelling」
ボタン612を押下すればよい。
【0071】指定したラベルが貼り付けられている情報
リソースの一覧を参照したい場合、例えば、「料理」と
いうラベルの貼り付けられている情報リソースの一覧を
参照したいときには、パレット610の画面上でラベル
「料理」を選択し「Finder」というボタン613
を押下すればよい。すると、後述するファインダ620
が起動されて、ラベル「料理」が貼り付けられている情
報リソースの(IDの)一覧がファインダ620によっ
て呈示される。
【0072】複数個のラベルを選択した場合は、選択し
た全てのラベルが貼り付けられている情報リソースの一
覧が呈示される。第1の実施形態で説明したように、ラ
ベルに重要度を設定する場合、パレット610の画面上
で行うことが望ましい。例えば、パレット610の画面
上所望のラベルを選択し、当該ラベルのプロパティ設定
画面を開く。そして、例えば5段階の重要度(重要度が
最も高い場合を「5」、最も低い場合を「1」)とし
て、各ラベル毎に当該プロパティ設定画面上で設定すれ
ばよい。
【0073】また、ラベルのプロパティとしては、上記
重要度の他に、当該ラベルを付した情報リソースへのア
クセス可能な範囲を限定するためのアクセス許可情報が
あってもよい。例えば、プロパティとして「アクセス
可」と設定されているラベルの付された情報リソースに
対しては、検索対象とすることができ、「アクセス不
可」と設定されているラベルの付された情報リソースに
対しては検索対象とすることができない、といった操作
も可能とある。さらに、ラベルのプロパティとして、当
該ラベルの付された情報リソースに対し、アクセス可能
な(当該情報リソースを検索対象とできる)ラベリング
集合を限定したり、逆に、アクセスができないラベリン
グ集合を指定したりすることもできよう。これらラベル
のプロパティ設定は、上記同様、パレット610の画面
上所望のラベルを選択し、当該ラベルのプロパティ設定
画面を開いて、当該画面上で行うことが望ましい。
【0074】次に、図9のコレクタ作成処理部504に
ついて説明する。図14において、あるユーザがもって
いるラベリング集合の中で、たとえば「香港映画」と
「写真」というラベルがともに付いた情報リソースをし
ばしば参照したり、関連した情報を検索したい場合に
は、対応するラベルの論理式によって特徴づけられる仮
想的なフォルダを作成し、それを開けばそのラベルの論
理式にマッチする情報リソースのリストが得られるよう
にしておく。この仮想的なフォルダをコレクタと呼んで
いる。またそのときのコレクトを特徴づけるラベルの論
理式をコレクタ検索式と呼ぶ。
【0075】図9のコレクタ検索式設定部53では、こ
のコレクタ検索式を設定するものである。図14におい
て、コレクタ710は、「香港映画 and 写真」と
いうコレクタ検索式を持ち、このコレクタ710を開く
と情報リソース{a、c}が入っていることがわかる。
情報検索時には、このコレクタごとに検索対象のラベリ
ング集合(例えば、「人」)の指定や、検索のためのパ
ラメータ設定を行う。
【0076】図15に示すように、あるコレクタ830
の中身をファインダ620で表示したときには、コレク
タの中身は2つに分れている。1つはメインリスト81
0であり、もう1つは候補リスト820である。
【0077】メインリスト810とは、検索発信源であ
るラベリング集合中の情報リソースのうち、当該コレク
タに属する情報リソースのリストであり、候補リスト8
20とは、コレクタに属する候補となる他のラベリング
集合から検索された情報リソースのリストである。他の
ラベリング集合からの情報検索結果はすべてこの候補リ
スト820に入り、ユーザの判断で必要に応じてメイン
リストに移動することができる。
【0078】なお、コレクタにも名前をつけることがで
きる。図14のコレクタ710には、「香港の映画」と
いう名前が付けられており、図15のコレクタ631に
は、「健康的な料理」という名前が付けられている。
【0079】図9のメインリスト取得部540では、コ
レクタ検索式設定部530で設定されたコレクタ検索式
からメインリスト810を作成する。メインリスト操作
部550では、メインリスト810から特定の情報リソ
ースを取り除いたり、情報検索の結果が入った候補リス
ト820から特定の情報リソースをメインリストに移動
させたりする操作を行うようになっている。
【0080】コレクタ作成処理部504で作成されたコ
レクタは、データ格納部506に格納される。図12
は、コレクタを作成する際に、ユーザインタフェース部
501に呈示されるファインダ620の基本画面の一例
を示したものである。例えば、図12のメニューバー6
25にある「Collector」をマウスでクリック
することにより、まず、コレクタのフォルダと当該コレ
クタのアイコンとが新規に作成されて基本画面上に呈示
される。その呈示されたアイコンをダブルクリックする
とファインダ620が起動されて、図12に示したよう
な上下2つに分かれた画面が呈示される。上がメインリ
ストの呈示領域623で、下が候補リストの呈示領域6
24である。コレクタ検索式設定領域621にコレクタ
検索式をラベルの論理式で入力すると、コレクタ検索式
設定部530は、それをメインリスト取得部540へ渡
す。メインリスト取得部540では、当該コレクタ検索
式に当てはまる情報リソースをローカルなラベリング集
合(例えば、当該ユーザにてラベリングを行ったラベリ
ング集合で、データ格納部506に格納されている)か
ら検索し、その結果得られた情報リソースの集合を羅列
したメインリストを作成し、それをメインリスト呈示領
域623に呈示する。
【0081】メインリスト呈示部623には、情報リソ
ースのタイトルと、当該情報リソースのID(例えばU
RL)と、当該情報リソースに付けられているラベルと
がメインリストとして呈示されている。
【0082】ユーザがメインリスト呈示領域623に呈
示されたメインリストに対し為した操作に基づき、メイ
ンリスト操作部550は情報リソースの追加・削除を行
い、ユーザの観点に合うようメインリスト中の情報リソ
ースの集合を変更することができる。
【0083】第1の実施形態で説明したように、情報リ
ソースに重要度を設定する場合、ファインダ620の画
面上で行うことが望ましい。例えば、図18に示すよう
に、メインリスト呈示領域623に各情報リソースの重
要度を設定するための重要度設定領域626を設ける。
例えば5段階の重要度(重要度が最も高い場合を
「5」、最も低い場合を「1」)として、各情報リソー
ス毎に重要度設定領域626に所望の数値を設定すれば
よい。
【0084】また、メインリストの上位に表示される情
報リソースほど、重要度が高いと予め設定されていても
よい。図12では、「○○○のページ」というタイトル
の情報リソースの重要度が最も高く、「健康づくりのペ
ージ」というタイトルの情報リソースの重要度が最も低
い。この場合、例えばコレクタとしての情報リソースの
利用頻度の統計を随時とっておき、利用頻度の高い情報
リソースには高い重要度を自動的に設定するようにして
もよい。コレクタを呈示する際には、利用頻度の高いも
のほどメインリストの上位に呈示する。また、ユーザが
メインリスト呈示領域623に呈示されたメインリスト
を操作して、メインリストでの情報リソースの呈示順序
を変更することにより、情報リソースの重要度を設定す
るようにしてもよい。このような情報リソースに対する
重要度の設定処理は、例えばメインリスト操作部550
にて行うようにしてもよい。
【0085】次に、図9の情報検索処理部505につい
て説明する。情報検索処理部505では、図12に示し
たようなコレクタの選択された状態、すなわち、コレク
タの検索式の設定と、そのコレクタの検索式に基づき作
成されたメインリストがメインリスト呈示領域623に
呈示されている状態から、例えば、メニューバー621
中の「Search」をマウスでダブルクリックされる
と、送受信部507を介してネットワーク400上のラ
ベリングサーバ411へ、、コレクタ(少なくとも、メ
インリスト)を渡し、検索要求を行う。また、当該情報
検索処理部505の情報検索部570において、当該コ
レクタを用いて検索を実行する。
【0086】なお、検索要求を行う際に、図14に示し
たように、コレクタに検索範囲を設定してもよい。ラベ
リングサーバ411は、例えば、図17に示すような構
成である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して
いる。ラベリングサーバ411では、ネットワーク40
0、送受信部60を介して、検索用情報リソースリスト
取得部10でコレクタを受け取り、ラベリング集合選択
部20で、当該コレクタに検索範囲が設定されていると
きに、検索の対象となるラベリング集合を選択する。情
報検索部30において、図3に示すようにラベルスコア
の算出処理、情報リソーススコアの算出処理、統合スコ
アの算出等を行って、候補情報リソースのリスト(候補
リスト)を作成し、検索要求元の情報検索装置に送受信
部60、ネットワーク400を介して送り返す。情報検
索装置では、図13に示すように、当該候補リストを候
補リスト呈示領域624に呈示する。
【0087】このように、コレクタに予めコレクタ検索
式を設定し、ファインダ620から検索を実行すること
で、ラベリングサーバ411からコレクタ検索式にマッ
チする情報リソースを取ってくることができるようにな
っている。取ってきた情報リソースは、候補リストとし
て別個呈示されるとともに、コレクタに格納されるの
で、ユーザがカスタマイズしたメインリストを乱すこと
はない。ユーザは、候補リストとして候補リスト呈示領
域624に呈示された情報リソースのうち必要なものだ
けをメインリストに移し替えればよい。
【0088】コレクタ選択部560では、データ格納部
506に格納されたあるいはコレクタ作成処理部504
で作成されたコレクタのうち、検索のためのコレクタを
選択するためのものである。
【0089】情報検索部670は、例えば、図1の情報
検索処理部1と同様な構成であって、検索用情報リソー
スリスト取得部10でコレクタ選択部560で選択され
たコレクタを受け取って、第1の実施形態で説明したよ
うにして、データ格納部506から情報リソースの検索
を行う(図1の検索用情報リソースリスト取得部10、
ラベリング集合選択部20、情報検索部30の処理動作
と同様)。
【0090】候補情報リソースリスト呈示部580で
は、情報検索部570で検索した結果得られた候補情報
リソースのリストを呈示するためのものである。次に、
図16を参照して、ラベリング集合Aから作成されたコ
レクタ907を用いて別の2つのラベリング集合B、C
に対して情報検索を行う場合を例にとり、候補情報リソ
ースのスコア計算について具体的に説明する。ユーザ
A、B、Cは、それぞれの観点からラベルつけした結
果、ラベリング集合A、ラベリング集合B、ラベリング
集合Cといった分類が得られたとする。
【0091】例えば、ラベリング集合Aには、リソース
IDがdat−03の情報リソースにはラベルA1とラ
ベルA3とが付され、リソースIDがdat−10の情
報リソースにはラベルA1とラベルA2とが付されてい
る。以下、同様にして、図16のラベリング集合A〜B
の表記において、情報リソースに付されているラベルを
示すために、リソースIDとラベルの交わる位置に○印
を記している。
【0092】このとき、ユーザAは、コレクタ907を
生成して、コレクタ検索式として「A1 and A
2」を与えたとき、自分自身のラベリング集合内でこの
コレクタ検索式にマッチする情報リソースの集合は、
{dat−10、dat−36、dat−42}であ
る。すなわち、コレクタ907のメインリスト909に
は、{dat−10、dat−36、dat−42}が
書き込まれている。
【0093】図16では、このコレクタ検索式にマッチ
する情報リソースのリソースIDとそれに付されたラベ
ルとの交わる位置に記された○印を黒く塗りつぶして示
している。
【0094】ラベリング集合Bにおいて、ヒットした
(すなわち、コレクタ907にて指定された情報リソー
スのうちのいずれかに一致する)情報リソースは、da
t−10、dat−36で、dat−10はラベルB1
とB3とが付されて、dat−36はラベルB3が付さ
れている。これら各ラベルについて加算する数値を全て
「1」とすると、ラベルB1のラベルスコアはdat−
10のみがヒットしているので「1」、ラベルB3のラ
ベルスコアはdat−10とdat−36とがヒットし
ているので「2」となる。
【0095】一方、ラベリング集合Cにおいて、ヒット
した(すなわち、コレクタ907にて指定された情報リ
ソースのうちのいずれかに一致する)情報リソースは、
dat−10、dat−36、dat−42で、dat
−10はラベルC2とC3とが付され、dat−36は
ラベルB2、C3、C4が付され、dat−42はラベ
ルC2が付されている。これら各ラベルについて加算す
る数値を全て「1」とすると、ラベルC2のラベルスコ
アはdat−10、dat−36、dat−42がヒッ
トしているので「3」、ラベルC3のラベルスコアはd
at−10、dat−36がヒットしているので
「2」、ラベルC4のラベルスコアはdat−10のみ
がヒットしているので「1」となる。
【0096】コレクタ907を用いてラベリング集合B
から検索された候補情報リソースの集合は、{dat−
20、dat−22、dat−53、dat−60}で
ある。また、コレクタ907を用いてラベリング集合C
から検索された候補情報リソースの集合は、{dat−
04、dat−19、dat−22、dat−60}で
ある。図16のラベリング集合A、Bの表記では、各ラ
ベリング集合から検索された候補情報リソースのリソー
スIDとそれに付されたラベルとの交わる位置に二重マ
ルを記している。
【0097】ラベリング集合Bにおいて、候補情報リソ
ースdat−20、dat−22、dat−53、da
t−60のそれぞれの情報リソーススコアを計算する。
情報リソースdat−20の情報リソーススコアはラベ
ルB3のラベルスコア「2」となり、情報リソースda
t−22の情報リソーススコアはラベルB1のラベルス
コア「1」となり、情報リソースdat−53の情報リ
ソーススコアはラベルB1のラベルスコア「1」とラベ
ルB3のラベルスコア「2」とを加算して「3」とな
り、情報リソースdat−60の情報リソーススコアは
ラベルB1のラベルスコア「1」となる。すなわち、ラ
ベリング集合Bにおける dat−20の情報リソーススコアは「2」 dat−22の情報リソーススコアは「1」 dat−53の情報リソーススコアは「3」 dat−60の情報リソーススコアは「1」 である。
【0098】一方、ラベリング集合Bにおいて、候補情
報リソースdat−04、dat−19、dat−2
2、dat−60のそれぞれの情報リソーススコアを計
算する。情報リソースdat−04の情報リソーススコ
アはラベルC4のラベルスコア「1」となり、情報リソ
ースdat−19の情報リソーススコアはラベルC3の
ラベルスコア「2」とラベルC4のラベルスコア「1」
を加算して「3」となり、情報リソースdat−22の
情報リソーススコアはラベルC2のラベルスコア「3」
とラベルC3のラベルスコア「2」とを加算して「5」
となり、情報リソースdat−60の情報リソーススコ
アはラベルC2のラベルスコア「3」となる。すなわ
ち、ラベリング集合Bにおいて、 dat−04の情報リソーススコアは「1」 dat−19の情報リソーススコアは「3」 dat−22の情報リソーススコアは「5」 dat−60の情報リソーススコアは「3」 である。
【0099】次に、コレクタ907を用いてラベリング
集合B、Cから検索された候補情報リソースの統合スコ
アを求める。ここでは、ラベリング集合BとCの重み係
数をともに「1」とする。すると、情報リソースdat
−20、dat−22、dat−53、dat−60、
dat−04、dat−19のそれぞれの統合スコアは
ラベリング集合Bでの情報リソーススコアとラベリング
集合Cでの情報リソーススコアとを加算して、 情報リソースdat−20の統合スコアは「2」+
「0」=「2」 情報リソースdat−22の統合スコアは「1」+
「5」=「6」 情報リソースdat−53の統合スコアは「3」+
「0」=「3」 情報リソースdat−60の統合スコアは「1」+
「4」=「5」 情報リソースdat−04の統合スコアは「0」+
「1」=「1」 情報リソースdat−19の統合スコアは「0」+
「3」=「3」 となる。統合スコアの値の大きいものから順に降順に並
べて替えて、図16に示すような候補情報リソースを順
位付けした候補リスト910が得られる。候補リスト9
10は、コレクタ907に保存される(図15参照)。
【0100】以上説明したように、上記第2の実施形態
によれば、ネットワーク上の複数のユーザが参照可能な
文書や画像といった任意の情報リソースに対して、各ユ
ーザが自由な観点に基づいて収集し、ラベル付け(ラベ
リング)した結果得られる分類情報を利用することによ
り、関心のある情報と関連する未知の情報リソースをネ
ットワークを介して効率良く検索および収集することが
できる。
【0101】なお、ネットワークを介した情報検索に限
らず、オフラインでの情報検索ももちろん可能である。
すなわち、図9の情報検索装置のデータ格納部506に
は、ユーザの収集した情報リソースと、その情報リソー
スに対し当該ユーザが独自にラベリングした結果として
のラベルに関する情報と、コレクタに関する情報等が格
納されているので、当該ユーザが複数のラベリング集合
を持っているのであれば、そのうちの1つのラベリング
集合からラベルの論理式にて特徴付けられる1または複
数の検索用情報リソースを選択し、これを基に、他のラ
ベリング集合から当該検索用情報リソースに関連する情
報リソースを検索して呈示するようにしてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザは主観的なラベリングよる自由度の高い情報整理
をしながら、集めた情報と関連する情報を容易に検索す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報検索方法を
用いた情報検索装置の基本的な構成を概略的に示した
図。
【図2】2つのラベリング集合間で情報検索を行う様子
を概念的に示した図。
【図3】ラベルスコア算出部と情報リソーススコア算出
部32の処理動作を示したフローチャート。
【図4】図3のステップS2からステップS4までの処
理(ラベルスコアの算出処理)を説明するための概念
図。
【図5】図3のステップS5からステップS7までの処
理(情報リソーススコアの算出処理)を説明するための
概念図。
【図6】複数(例えば4つ)のラベリング集合A〜Dか
ら情報リソースを検索する場合を概念的に示したもの
で、個々の検索対象のラベリング集合で得られた情報検
索の結果を統合する場合を説明するための図。
【図7】本発明の情報検索方法を用いて情報を検索およ
び収集する場合を概念的に示した図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る情報検索装置を
用いて、例えば、ネットワークを介して情報検索を行う
場合を概念的に示した図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る情報検索装置の
要部の構成を概略的に示した図。
【図10】図9の情報検索装置の動作を、ユーザインタ
フェース部にて呈示されるユーザインタフェース画面
(ラベルの操作を行うパレットと、ラベルやコレクタご
とに関係した情報リソースのリストを表示するファイン
ダ)と、主に情報検索のために利用するコレクタとの関
連に基づき概念的に示した図。
【図11】ユーザインタフェース部にて呈示されるパレ
ットの画面呈示例を示した図。
【図12】コレクタを作成する際に、ユーザインタフェ
ース部にて呈示されるファインダの呈示画面の一例を示
した図で、検索結果(候補リスト)を呈示していない場
合を示している。
【図13】コレクタを作成する際に、ユーザインタフェ
ース部にて呈示されるファインダの呈示画面の一例を示
した図で、検索結果(候補リスト)を呈示した場合を示
している。
【図14】情報検索の際に用いるコレクタについて説明
するための図。
【図15】コレクタの中身をファインダで表示したとき
の表示例。
【図16】ラベリング集合Aから作成されたコレクタを
用いて別の2つのラベリング集合B、Cに対して情報検
索を行う場合を例にとり、候補情報リソースのスコア計
算について具体的に説明するための図。
【図17】ラベリングサーバの構成を概略的に示した
図。
【図18】各情報リソースの重要度を設定するための重
要度設定領域を有したファインダの画面呈示例を示した
図。
【符号の説明】
1…情報検索処理部 10…検索用情報リソースリスト取得部 20…ラベリング集合選択部20 30…情報検索部 31…ラベルスコア算出部 32…情報リソーススコア算出部 33…候補情報リソースリスト作成部 40…候補情報リソース呈示部 411…ラベリングサーバ 412…ラベリングデータベース 501…ユーザインタフェース部 502…処理部 503…ラベリング処理部 504…コレクタ作成処理部 505…情報検索処理部 506…データ格納部 507…送受信部 510…ラベル定義部 520…ラベル付与部 530…コレクタ検索式 540…メインリスト取得部 550…メインリスト操作部 560…コレクタ選択部 570…情報検索部 580…候補情報リソースリスト呈示部 610…パレット 620…ファインダ 630、710…コレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 健彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 5B075 ND16 NK04 NK25 PP02 PP03 PP13 PQ02 PQ46 PR06 QM08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報リソースと該情報リソースに付与し
    たラベルとの対応関係にて特徴づけられる複数の情報リ
    ソースからなる複数のラベリング集合のうちの1つから
    選択された該ラベルの論理式にて特徴付けられる1また
    は複数の検索用情報リソースを、他の1または複数のラ
    ベリング集合のそれぞれから検索し、 その検索された検索用情報リソースに付されたラベルに
    ついての該検索用情報リソースと該ラベルとの結びつき
    を評価する第1の評価値を求め、 該第1の評価値に基づいて、該検索用情報リソース以外
    の情報リソースの該検索用情報リソースとの関連の度合
    いを評価する第2の評価値を求め、 該第2の評価値に基づき選択した該検索用情報リソース
    に関連する情報リソースを呈示することを特徴とする情
    報検索方法。
  2. 【請求項2】 複数のラベリング集合のそれぞれから求
    められた情報リソースの第2の評価値を該複数のラベリ
    ング集合のそれぞれに予め定められた重み係数に基づき
    統合して、その統合結果に基づき前記検索用情報リソー
    スに関連する情報リソースを選択することを特徴とする
    請求項1記載の情報検索方法。
  3. 【請求項3】 前記検索用情報リソースに付されたラベ
    ルについて、そのラベルの付された該検索用情報リソー
    ス1つにつき所定値を累積加算することにより、該ラベ
    ルの第1の評価値を算出することを特徴とする請求項1
    記載の情報検索方法。
  4. 【請求項4】 前記検索用情報リソースに付されたラベ
    ルについて、そのラベルの付された該検索用情報リソー
    スの重要度に基づき該ラベルの第1の評価値を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報検索方法。
  5. 【請求項5】 前記検索用情報リソース以外の情報リソ
    ースについて、その情報リソースに付されているラベル
    の前記第1の評価値を累積加算することにより、該情報
    リソースの第2の評価値を算出することを特徴とする請
    求項1記載の情報検索方法。
  6. 【請求項6】 前記検索用情報リソース以外の情報リソ
    ースについて、その情報リソースに付されているラベル
    の前記第1の評価値と該ラベルの重要度とに基づき、該
    情報リソースの第2の評価値を算出することを特徴とす
    る請求項1記載の情報検索方法。
  7. 【請求項7】 情報リソースと該情報リソースに付与し
    たラベルとの対応関係にて特徴づけられる複数の情報リ
    ソースからなる複数のラベリング集合のうちの1つから
    選択された該ラベルの論理式にて特徴付けられる1また
    は複数の検索用情報リソースを、他の1または複数のラ
    ベリング集合のそれぞれから検索する検索手段と、 この検索手段で検索された該検索用情報リソースに付さ
    れたラベルについての該検索用情報リソースと該ラベル
    との結びつきを評価する第1の評価値を求めるラベル評
    価手段と、 前記第1の評価値に基づいて、該検索用情報リソース以
    外の情報リソースの該検索用情報リソースとの関連の度
    合いを評価する第2の評価値を求める情報リソース評価
    手段と、 前記第2の評価値に基づき選択した該検索用情報リソー
    スに関連する情報リソースを呈示する呈示手段と、 を具備したことを特徴とする情報検索装置。
  8. 【請求項8】 複数のラベリング集合のそれぞれから求
    められた情報リソースの第2の評価値を該複数のラベリ
    ング集合のそれぞれに予め定められた重み係数に基づき
    統合して、その統合結果に基づき前記検索用情報リソー
    スに関連する情報リソースを選択することを特徴とする
    請求項7記載の情報検索装置。
  9. 【請求項9】 前記検索用情報リソースに付されたラベ
    ルについて、そのラベルの付された該検索用情報リソー
    ス1つにつき所定値を累積加算することにより該ラベル
    の第1の評価値を算出することを特徴とする請求項7記
    載の情報検索装置。
  10. 【請求項10】 前記検索用情報リソースに付されたラ
    ベルについて、そのラベルの付された該検索用情報リソ
    ースの重要度に基づき該ラベルの第1の評価値を算出す
    ることを特徴とする請求項7記載の情報検索装置。
  11. 【請求項11】 前記検索用情報リソース以外の情報リ
    ソースについて、その情報リソースに付されているラベ
    ルの前記第1の評価値を累積加算することにより、該情
    報リソースの第2の評価値を算出することを特徴とする
    請求項7記載の情報検索装置。
  12. 【請求項12】 前記検索用情報リソース以外の情報リ
    ソースについて、その情報リソースに付されているラベ
    ルの前記第1の評価値と該ラベルの重要度とに基づき、
    該情報リソースの第2の評価値を算出することを特徴と
    する請求項7記載の情報検索装置。
  13. 【請求項13】 情報リソースと該情報リソースに付与
    したラベルとの対応関係にて特徴づけられる複数の情報
    リソースからなる複数のラベリング集合のうちの1つか
    ら選択された該ラベルの論理式にて特徴付けられる1ま
    たは複数の検索用情報リソースを、他の1または複数の
    ラベリング集合のそれぞれから検索させる検索手段と、 この検索手段で検索された該検索用情報リソースに付さ
    れたラベルについての該検索用情報リソースと該ラベル
    との結びつきを評価する第1の評価値を算出させるラベ
    ル評価手段と、 前記第1の評価値に基づいて、前記索用情報リソース以
    外の情報リソースの該検索用情報リソースとの関連の度
    合いを評価する第2の評価値を算出させる情報リソース
    評価手段と、 前記第2の評価値に基づき選択した前記検索用情報リソ
    ースに関連する情報リソースを呈示させる呈示手段と、 を実行するプログラムを記録した機械読み取り可能な記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7069300B2 (en) 2001-07-16 2006-06-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Community-based collaborative knowledge system, and message moving method in that system
US7539763B2 (en) 2001-05-15 2009-05-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Community-based collaborative knowledge system, and message subscription type setting method and reply message processing method in that system

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