JP2000121589A - 流体の誘電率検知装置及びその検知方法 - Google Patents
流体の誘電率検知装置及びその検知方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明によれば、構造が簡単で高精度な流
体の誘電率検知装置及び方法を得る。 【解決手段】 この発明に係わる誘電率検知装置は、長
筒状に巻かれた導体よりなる第1の電極と、該コイルの
面から一定の距離を隔てて備えられた弟2の電極と、弟
1の電極と第2の電極の間に被測定流体を導入するため
のチャンバによって構成される伝送路を備え、パルス電
圧波が該伝送路を伝搬する速度に基づいて流体の誘電率
を検出する様にしたものである。
体の誘電率検知装置及び方法を得る。 【解決手段】 この発明に係わる誘電率検知装置は、長
筒状に巻かれた導体よりなる第1の電極と、該コイルの
面から一定の距離を隔てて備えられた弟2の電極と、弟
1の電極と第2の電極の間に被測定流体を導入するため
のチャンバによって構成される伝送路を備え、パルス電
圧波が該伝送路を伝搬する速度に基づいて流体の誘電率
を検出する様にしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体の誘電率を
検知する事によって、流体の性状を判別するための誘電
率検知装置及びその検知方法に関し、特に、自動車等の
エンジンに用いられるアルコール混合燃料においてその
アルコール含有率を測定する装置及び方法に関するもの
である。
検知する事によって、流体の性状を判別するための誘電
率検知装置及びその検知方法に関し、特に、自動車等の
エンジンに用いられるアルコール混合燃料においてその
アルコール含有率を測定する装置及び方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、代替燃料の利用促進を計るため、
ガソリンにメタノールあるいはエタノール等のアルコー
ルとガソリンとを混合した燃料の使用を可能とする自動
車が導入されつつある。アルコール混合燃料を使用した
エンジンを制御する場合は、ガソリンのみを使用したエ
ンジンを制御する場合と異なり、排気ガスを良好に浄化
するためあるいは十分なエンジン能力を引き出すために
エンジンの空燃比あるいは点火時期等を燃料中のアルコ
ールの濃度に応じて変化させる必要がある。ここでアル
コール混合燃料の誘電率は、アルコールの濃度によって
変化するので、その誘電率を測定することによって、ア
ルコールの濃度を知ることができる。この目的のため従
来では例えば、USP5,255,656号公報にて開示された誘電
率検知装置が提案されている。
ガソリンにメタノールあるいはエタノール等のアルコー
ルとガソリンとを混合した燃料の使用を可能とする自動
車が導入されつつある。アルコール混合燃料を使用した
エンジンを制御する場合は、ガソリンのみを使用したエ
ンジンを制御する場合と異なり、排気ガスを良好に浄化
するためあるいは十分なエンジン能力を引き出すために
エンジンの空燃比あるいは点火時期等を燃料中のアルコ
ールの濃度に応じて変化させる必要がある。ここでアル
コール混合燃料の誘電率は、アルコールの濃度によって
変化するので、その誘電率を測定することによって、ア
ルコールの濃度を知ることができる。この目的のため従
来では例えば、USP5,255,656号公報にて開示された誘電
率検知装置が提案されている。
【0003】この装置を図8、図9、図10に基づいて
説明する。図8は従来装置を示す平面一部断面図、図9
は従来装置を示す側面断面図、図10は従来装置を示す
ブロック図である。図8において、301は燃料の導入
される入口管、302は燃料を排出する出口管、303
はセンサ部、304はセンサ回路室(一部略)であり、
センサ部303からの信号を処理するセンサ回路400
が内蔵されている。図9において、305は樹脂で成形
されたセンサ部303の外壁で、外壁305の内面の全
面には、銅とニッケルの2層のメッキによる電極306
が設けられている。307は燃料の満たされるチャン
バ、308はチャンバ307内に、外壁305の内面と
同軸に設置されたインダクタンスL0を持った円筒コイ
ルである。この円筒コイル308は電極として作用する
もので、コイル線間に形成される浮遊容量および電極3
08と電極306との間に形成される容量とを合わせた
容量C0のコンデンサを有している。
説明する。図8は従来装置を示す平面一部断面図、図9
は従来装置を示す側面断面図、図10は従来装置を示す
ブロック図である。図8において、301は燃料の導入
される入口管、302は燃料を排出する出口管、303
はセンサ部、304はセンサ回路室(一部略)であり、
センサ部303からの信号を処理するセンサ回路400
が内蔵されている。図9において、305は樹脂で成形
されたセンサ部303の外壁で、外壁305の内面の全
面には、銅とニッケルの2層のメッキによる電極306
が設けられている。307は燃料の満たされるチャン
バ、308はチャンバ307内に、外壁305の内面と
同軸に設置されたインダクタンスL0を持った円筒コイ
ルである。この円筒コイル308は電極として作用する
もので、コイル線間に形成される浮遊容量および電極3
08と電極306との間に形成される容量とを合わせた
容量C0のコンデンサを有している。
【0004】図10において、電極306は電気的にセ
ンサ回路400のグランドに接続されている。円筒コイ
ル308の両端はCMOSインバータを用いて構成され
た共振回路401に接続されており、共振回路401の
出力は出力回路402に接続されている。403はセン
サ回路全体に安定化された定電圧を供給する電源回路、
404は温度補償を行うためのサーミスタを備えた温度
測定回路である。
ンサ回路400のグランドに接続されている。円筒コイ
ル308の両端はCMOSインバータを用いて構成され
た共振回路401に接続されており、共振回路401の
出力は出力回路402に接続されている。403はセン
サ回路全体に安定化された定電圧を供給する電源回路、
404は温度補償を行うためのサーミスタを備えた温度
測定回路である。
【0005】次に、動作について説明する。円筒コイル
308のインダクタンスL0と浮遊容量C0は、(1)
式に示す共振周波数Frで共振する並列共振回路を形成
している。
308のインダクタンスL0と浮遊容量C0は、(1)
式に示す共振周波数Frで共振する並列共振回路を形成
している。
【0006】
【数1】
【0007】共振回路401は、この共振周波数Frに
おいて正帰還がかかる様に構成されているので、共振周
波数での発振が持続する。この共振周波数は、出力回路
402で分周されて、図示しないエンジンの制御装置に
伝送される。チャンバ7内に燃料が満たされると、その
誘電率によって浮遊容量C0が変化し、(1)式に従っ
て共振周波数が変化する。したがって、この共振周波数
を検知すれば燃料の誘電率を求める事ができる。メタノ
ール混合燃料において、ガソリンの誘電率は約2に対し
メタノールの誘電率は約32であるのでメタノールの濃
度変化は燃料の誘電率変化に大きく寄与する。従って、
燃料の誘電率が判ればアルコールの混合比を求める事が
出来、適切なエンジン制御を行うことが出来る。
おいて正帰還がかかる様に構成されているので、共振周
波数での発振が持続する。この共振周波数は、出力回路
402で分周されて、図示しないエンジンの制御装置に
伝送される。チャンバ7内に燃料が満たされると、その
誘電率によって浮遊容量C0が変化し、(1)式に従っ
て共振周波数が変化する。したがって、この共振周波数
を検知すれば燃料の誘電率を求める事ができる。メタノ
ール混合燃料において、ガソリンの誘電率は約2に対し
メタノールの誘電率は約32であるのでメタノールの濃
度変化は燃料の誘電率変化に大きく寄与する。従って、
燃料の誘電率が判ればアルコールの混合比を求める事が
出来、適切なエンジン制御を行うことが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の誘
電率検知装置は、以上のように構成されているので、次
の様な課題があった。自動車のエンジン制御用としての
搭載性を考慮すると、センサ部3はあまり大きくする事
ができないため、形成される浮遊容量C0の大きさもお
のずと制限される。前記従来例に記載された値では円筒
コイル308の浮遊容量C0は26pFしかない。これ
に対して、センサ回路400の入力部は無視できない大
きさの浮遊容量を持っている。例えば、円筒コイル30
8の端子の電圧を何らかのICに入力するものとする
と、IC1個につき数pFの入力容量が存在する。ま
た、回路基板上に配線を行ったとすると、その配線だけ
でも数pFの容量になる場合がある。これら、センサ回
路400の入力部の浮遊容量は、回路的には円筒コイル
308の浮遊容量C0と並列に入るので、浮遊容量C0
を変化させセンサの共振周波数Frを変化させる。更に
これらの浮遊容量は、制御された安定なものではなく、
周囲温度や耐久劣化によって変動しやすいものであるか
ら、センサ出力の誤差要因となるという課題があった。
電率検知装置は、以上のように構成されているので、次
の様な課題があった。自動車のエンジン制御用としての
搭載性を考慮すると、センサ部3はあまり大きくする事
ができないため、形成される浮遊容量C0の大きさもお
のずと制限される。前記従来例に記載された値では円筒
コイル308の浮遊容量C0は26pFしかない。これ
に対して、センサ回路400の入力部は無視できない大
きさの浮遊容量を持っている。例えば、円筒コイル30
8の端子の電圧を何らかのICに入力するものとする
と、IC1個につき数pFの入力容量が存在する。ま
た、回路基板上に配線を行ったとすると、その配線だけ
でも数pFの容量になる場合がある。これら、センサ回
路400の入力部の浮遊容量は、回路的には円筒コイル
308の浮遊容量C0と並列に入るので、浮遊容量C0
を変化させセンサの共振周波数Frを変化させる。更に
これらの浮遊容量は、制御された安定なものではなく、
周囲温度や耐久劣化によって変動しやすいものであるか
ら、センサ出力の誤差要因となるという課題があった。
【0009】また、円筒コイル308を回路素子として
のインダクタ、つまり素子を流れる電流の時間微分に比
例した電圧を素子の両端子間に発生する回路素子として
利用するためには、円筒コイル308の両側の端子をセ
ンサ回路400に接続する必要があるので端子数が多く
なるという課題があった。
のインダクタ、つまり素子を流れる電流の時間微分に比
例した電圧を素子の両端子間に発生する回路素子として
利用するためには、円筒コイル308の両側の端子をセ
ンサ回路400に接続する必要があるので端子数が多く
なるという課題があった。
【0010】また、共振回路を構成するためには、最低
数点の電子部品を必要とするため、回路規模が大きくな
るという課題があった。
数点の電子部品を必要とするため、回路規模が大きくな
るという課題があった。
【0011】この発明は、上記の課題を解消するために
なされたもので、簡単な構造で、精度の高い流体の誘電
率検知装置を得ることを目的としている。
なされたもので、簡単な構造で、精度の高い流体の誘電
率検知装置を得ることを目的としている。
【0012】また、この発明は、信号の再反射を引き起
こすことなく誘電率を精度良く検知できる流体の誘電率
検知装置を得ることを目的としている。
こすことなく誘電率を精度良く検知できる流体の誘電率
検知装置を得ることを目的としている。
【0013】また、この発明は、外乱に強い流体の誘電
率検知装置を得ることを目的としている。
率検知装置を得ることを目的としている。
【0014】また、この発明は、環境変化に強い流体の
誘電率検知装置を得ることを目的としている。
誘電率検知装置を得ることを目的としている。
【0015】また、この発明は、短時間で誘電率を検知
できる流体の誘電率検知装置を得ることを目的としてい
る。
できる流体の誘電率検知装置を得ることを目的としてい
る。
【0016】また、この発明は、簡単で精度の高い流体
の誘電率検知方法を得ることを目的としている。
の誘電率検知方法を得ることを目的としている。
【0017】また、この発明は、信号の再反射を引き起
こすことなく精度良く誘電率を検知できる流体の誘電率
検知方法を得ることを目的としている。
こすことなく精度良く誘電率を検知できる流体の誘電率
検知方法を得ることを目的としている。
【0018】また、この発明は、環境変化に強い流体の
誘電率検知方法を得ることを目的としている。
誘電率検知方法を得ることを目的としている。
【0019】また、この発明は、短時間で誘電率を検知
できる流体の誘電率検知方法を得ることを目的としてい
る。
できる流体の誘電率検知方法を得ることを目的としてい
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る流体の誘
電率検知装置は、長筒状に巻回された導体よりなる第1
の電極と、この第1の電極の長筒面から所定の距離を隔
てて長筒面の内側あるいは内側に備えられた第2の電極
と、第1の電極と第2の電極との間に被測定流体を導入
するための導入部と、第1の電極と第2の電極と導入部
とによって構成される伝送路にパルス信号を印加するパ
ルス信号発生手段と、伝送路を伝搬した後のパルス信号
を検知するパルス信号検知手段と、パルス信号が発生し
てから検知されるまでの時間に基づいて被測定流体の誘
電率を検知する誘電率検知手段とを備えたものである。
電率検知装置は、長筒状に巻回された導体よりなる第1
の電極と、この第1の電極の長筒面から所定の距離を隔
てて長筒面の内側あるいは内側に備えられた第2の電極
と、第1の電極と第2の電極との間に被測定流体を導入
するための導入部と、第1の電極と第2の電極と導入部
とによって構成される伝送路にパルス信号を印加するパ
ルス信号発生手段と、伝送路を伝搬した後のパルス信号
を検知するパルス信号検知手段と、パルス信号が発生し
てから検知されるまでの時間に基づいて被測定流体の誘
電率を検知する誘電率検知手段とを備えたものである。
【0021】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、第1の電極は、長筒長さ/長筒直径が4乃至5以
上の長筒状に形成されているものである。
置は、第1の電極は、長筒長さ/長筒直径が4乃至5以
上の長筒状に形成されているものである。
【0022】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、伝送路側から見たパルス信号検知手段側の入力イ
ンピーダンスを伝送路の特性インピーダンスの半分乃至
2倍までの範囲にしたものである。
置は、伝送路側から見たパルス信号検知手段側の入力イ
ンピーダンスを伝送路の特性インピーダンスの半分乃至
2倍までの範囲にしたものである。
【0023】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、第1の電極は、第1の電極と第2の電極との間に
所定厚さの絶縁コートを備え、該絶縁コートはパルス信
号検知手段側でパルス信号の反射が実質的に起こらない
程度に厚くされているものである。
置は、第1の電極は、第1の電極と第2の電極との間に
所定厚さの絶縁コートを備え、該絶縁コートはパルス信
号検知手段側でパルス信号の反射が実質的に起こらない
程度に厚くされているものである。
【0024】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、パルス信号発生手段あるいはパルス信号検知手段
のうち少なくとも一方にフィルタ手段を備えたものであ
る。
置は、パルス信号発生手段あるいはパルス信号検知手段
のうち少なくとも一方にフィルタ手段を備えたものであ
る。
【0025】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、フィルタ手段は、2次フィルタあるいは高次フィ
ルタにより構成されているものである。
置は、フィルタ手段は、2次フィルタあるいは高次フィ
ルタにより構成されているものである。
【0026】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、パルス信号が伝送路を伝搬するのに要する時間
は、パルス信号発生手段が指令信号を受けてから応答す
るまでの伝搬遅延時間の変動による影響、あるいはパル
ス検知手段が伝送路を伝搬した後のパルス信号を受けて
から応答するまでの伝搬遅延時間の変動による影響を実
質的に受けない程度に大きく設定されているものであ
る。
置は、パルス信号が伝送路を伝搬するのに要する時間
は、パルス信号発生手段が指令信号を受けてから応答す
るまでの伝搬遅延時間の変動による影響、あるいはパル
ス検知手段が伝送路を伝搬した後のパルス信号を受けて
から応答するまでの伝搬遅延時間の変動による影響を実
質的に受けない程度に大きく設定されているものであ
る。
【0027】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、第1の電極あるいは第2の電極のうち少なくとも
一方に、磁性材料からなるコアあるいはヨークを備えた
ものである。
置は、第1の電極あるいは第2の電極のうち少なくとも
一方に、磁性材料からなるコアあるいはヨークを備えた
ものである。
【0028】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、コアあるいはヨークが有する透磁率の温度特性
は、被測定流体が有する誘電率の温度特性の逆の温度特
性を有するものである。
置は、コアあるいはヨークが有する透磁率の温度特性
は、被測定流体が有する誘電率の温度特性の逆の温度特
性を有するものである。
【0029】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、第2の電極は保護部材を有するものである。
置は、第2の電極は保護部材を有するものである。
【0030】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、第1の電極は一端がパルス信号発生手段に接続さ
れていると共に他端が開放されているあるいは他端が定
電圧部に接続されているものであって、誘電率検知手段
はパルス信号発生手段で発生したパルス信号が第1の電
極の一端から入力されてから他端で反射して戻ってくる
までの時間に基づいて被測定流体の誘電率を検知するも
のである。
置は、第1の電極は一端がパルス信号発生手段に接続さ
れていると共に他端が開放されているあるいは他端が定
電圧部に接続されているものであって、誘電率検知手段
はパルス信号発生手段で発生したパルス信号が第1の電
極の一端から入力されてから他端で反射して戻ってくる
までの時間に基づいて被測定流体の誘電率を検知するも
のである。
【0031】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、パルス信号発生手段及びパルス信号検知手段を1
個のシュミットインバータで構成したものである。
置は、パルス信号発生手段及びパルス信号検知手段を1
個のシュミットインバータで構成したものである。
【0032】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、第1の電極は一端がパルス信号発生手段に接続さ
れていると共に他端がパルス信号検知手段に接続されて
いるものであって、誘電率検知手段はパルス信号発生手
段で発生したパルス信号が第1の電極の一端から入力さ
れてから他端に到達するまでの時間に基づいて被測定流
体の誘電率を検知するものである。
置は、第1の電極は一端がパルス信号発生手段に接続さ
れていると共に他端がパルス信号検知手段に接続されて
いるものであって、誘電率検知手段はパルス信号発生手
段で発生したパルス信号が第1の電極の一端から入力さ
れてから他端に到達するまでの時間に基づいて被測定流
体の誘電率を検知するものである。
【0033】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置は、パルス信号発生手段及びパルス信号検知手段を1
個のインバータで構成したものである。
置は、パルス信号発生手段及びパルス信号検知手段を1
個のインバータで構成したものである。
【0034】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法は、長筒状に巻回された導体よりなる第1の電極と、
この第1の電極の長筒面から所定の距離を隔てて備えら
れた第2の電極とを備え、第1の電極と第2の電極と両
電極間に導入される被測定流体により分布定数回路でな
る信号の伝送路が形成され、被測定流体はその誘電率に
よって分布定数回路の定数に影響を与え、これにより伝
送路を伝搬する信号の伝搬速度が変化することに基づい
て被測定流体の誘電率を検知するものである。
法は、長筒状に巻回された導体よりなる第1の電極と、
この第1の電極の長筒面から所定の距離を隔てて備えら
れた第2の電極とを備え、第1の電極と第2の電極と両
電極間に導入される被測定流体により分布定数回路でな
る信号の伝送路が形成され、被測定流体はその誘電率に
よって分布定数回路の定数に影響を与え、これにより伝
送路を伝搬する信号の伝搬速度が変化することに基づい
て被測定流体の誘電率を検知するものである。
【0035】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法は、伝送路を伝搬した後の信号を検知する検知手段を
備え、伝送路の特性インピーダンスと検知手段の入力イ
ンピーダンスとの差は、信号が検知手段の入力部で実質
的に反射しない程度に調整されているものである。
法は、伝送路を伝搬した後の信号を検知する検知手段を
備え、伝送路の特性インピーダンスと検知手段の入力イ
ンピーダンスとの差は、信号が検知手段の入力部で実質
的に反射しない程度に調整されているものである。
【0036】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法は、第1の電極と第2の電極の間に導入される被測定
流体の流路幅を制限する流路幅制限手段を有し、この流
路幅制限手段は被測定流体の誘電率の変化による伝送路
の特性インピーダンスの変化を制限するものである。
法は、第1の電極と第2の電極の間に導入される被測定
流体の流路幅を制限する流路幅制限手段を有し、この流
路幅制限手段は被測定流体の誘電率の変化による伝送路
の特性インピーダンスの変化を制限するものである。
【0037】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法は、パルス信号が伝送路を伝搬するのに要する時間
は、パルス信号発生手段が指令信号を受けてから応答す
るまでの伝搬遅延時間の変化による影響、あるいはパル
ス検知手段が伝送路を伝搬した後のパルス信号を受けて
から応答するまでの伝搬遅延時間の変化による影響を実
質的に受けない程度に大きく設定されているものであ
る。
法は、パルス信号が伝送路を伝搬するのに要する時間
は、パルス信号発生手段が指令信号を受けてから応答す
るまでの伝搬遅延時間の変化による影響、あるいはパル
ス検知手段が伝送路を伝搬した後のパルス信号を受けて
から応答するまでの伝搬遅延時間の変化による影響を実
質的に受けない程度に大きく設定されているものであ
る。
【0038】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法は、伝送路を伝搬する信号の伝搬速度は、信号が第1
の電極の一端から入力されてから第1の電極の他端で反
射して戻ってくるまでの時間に基づいて演算されるもの
である。
法は、伝送路を伝搬する信号の伝搬速度は、信号が第1
の電極の一端から入力されてから第1の電極の他端で反
射して戻ってくるまでの時間に基づいて演算されるもの
である。
【0039】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法は、伝送路を伝搬する信号の伝搬速度は、信号が第1
の電極の一端から入力されてから第1の電極の他端に到
達するまでの時間に基づいて演算されるものである。
法は、伝送路を伝搬する信号の伝搬速度は、信号が第1
の電極の一端から入力されてから第1の電極の他端に到
達するまでの時間に基づいて演算されるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による流体の誘電率検知装置の模式図であ
る。図1において、8は絶縁性のボビン9上に長筒状に
巻回された第1の電極で、コイルの全長X0=32.5mm、
外径5.9mmの細長い円筒コイル状に巻かれたエナメル銅
線よりなるものである。10は第1の電極を覆う絶縁コ
ート、6は第1の電極8の長筒面から一定の距離を隔て
た同心軸上に備えられた第2の電極であり、同時に、構
造的には、金属製のハウジングである。第2の電極6
は、センサ回路100のグランドに接地されている。7
は第1の電極8と第2の電極6に囲まれた被測定流体が
満たされるチャンバであり、第1の電極8と第2の電極
6の間に被測定流体を導入する導入部としての働きを持
つ。これら、第1の電極8、第2の電極6、チャンバ7
は、パルス信号としての電圧波が伝搬する伝送路20を
形成している。
実施の形態1による流体の誘電率検知装置の模式図であ
る。図1において、8は絶縁性のボビン9上に長筒状に
巻回された第1の電極で、コイルの全長X0=32.5mm、
外径5.9mmの細長い円筒コイル状に巻かれたエナメル銅
線よりなるものである。10は第1の電極を覆う絶縁コ
ート、6は第1の電極8の長筒面から一定の距離を隔て
た同心軸上に備えられた第2の電極であり、同時に、構
造的には、金属製のハウジングである。第2の電極6
は、センサ回路100のグランドに接地されている。7
は第1の電極8と第2の電極6に囲まれた被測定流体が
満たされるチャンバであり、第1の電極8と第2の電極
6の間に被測定流体を導入する導入部としての働きを持
つ。これら、第1の電極8、第2の電極6、チャンバ7
は、パルス信号としての電圧波が伝搬する伝送路20を
形成している。
【0041】A点は、第1の電極8のパルス信号の入力
端であり、センサ回路100に備えられた発振回路20
1に接続されている。B点は、第1の電極8の終端であ
り、電気的には開放されている。このため、第1の電極
8はコイル形状では有るが、従来例の様にインダクタと
しては機能し得ず、伝送路を構成する1方の電極として
のみ機能する。発振回路201は、シュミットインバー
タ202と、1kΩの負荷抵抗203で構成されてい
る。シュミットインバータ202の出力端子はパルス発
生手段として、入力端子は伝送路を伝搬した後の電圧波
を検知するパルス信号検知手段として働く。シュミット
インバータ202の出力は、出力回路102にも接続さ
れている。103はセンサ回路全体に安定化された5V
の定電圧を供給する電源回路、104は流体温度に対す
る温度補償を行うためのサーミスタを備えた温度測定回
路である。
端であり、センサ回路100に備えられた発振回路20
1に接続されている。B点は、第1の電極8の終端であ
り、電気的には開放されている。このため、第1の電極
8はコイル形状では有るが、従来例の様にインダクタと
しては機能し得ず、伝送路を構成する1方の電極として
のみ機能する。発振回路201は、シュミットインバー
タ202と、1kΩの負荷抵抗203で構成されてい
る。シュミットインバータ202の出力端子はパルス発
生手段として、入力端子は伝送路を伝搬した後の電圧波
を検知するパルス信号検知手段として働く。シュミット
インバータ202の出力は、出力回路102にも接続さ
れている。103はセンサ回路全体に安定化された5V
の定電圧を供給する電源回路、104は流体温度に対す
る温度補償を行うためのサーミスタを備えた温度測定回
路である。
【0042】次に実施の形態1の動作原理について簡単
に説明する。上述したように従来例に示した装置はLC
並列共振回路を構成するもので、燃料の誘電率により共
振回路のキャパシタンスの値が変化し、これにより変化
する共振周波数に基づいて燃料の誘電率を検知しようと
するものである。これに対し図1に示した装置は従来装
置のように共振現象を利用するものではなく、インダク
タンスやキャパシタンスが一定の線密度で分布した分布
定数回路を形成し、これを伝送路として利用するもので
ある。即ち、分布定数回路からなる伝送路を信号の伝搬
経路として利用した場合、該信号が伝送路を伝搬する伝
搬速度は、分布定数回路の定数に影響される。図2は図
1の伝送路20を模式化して示したもので、インダクタ
ンスとキャパシタンスとが一定の線密度で分布した分布
定数回路を形成している。
に説明する。上述したように従来例に示した装置はLC
並列共振回路を構成するもので、燃料の誘電率により共
振回路のキャパシタンスの値が変化し、これにより変化
する共振周波数に基づいて燃料の誘電率を検知しようと
するものである。これに対し図1に示した装置は従来装
置のように共振現象を利用するものではなく、インダク
タンスやキャパシタンスが一定の線密度で分布した分布
定数回路を形成し、これを伝送路として利用するもので
ある。即ち、分布定数回路からなる伝送路を信号の伝搬
経路として利用した場合、該信号が伝送路を伝搬する伝
搬速度は、分布定数回路の定数に影響される。図2は図
1の伝送路20を模式化して示したもので、インダクタ
ンスとキャパシタンスとが一定の線密度で分布した分布
定数回路を形成している。
【0043】図2における分布定数回路のインダクタン
スは第1の電極8で決まる値であり既知の値である。分
布定数回路のキャパシタンスは第1の電極8と第2の電
極6との間に配分されるキャパシタンスであり、このキ
ャパシタンスは第1の電極及び第2の電極6を電極とす
るコンデンサとして形成される。ここで、該コンデンサ
の両電極間には被測定流体としてのアルコール混合燃料
が導入されており、このアルコール混合燃料は該コンデ
ンサに対して誘電体として作用する。ここで、コンデン
サのキャパシタンスと誘電率との関係は次の(2)式で
広く知られている。
スは第1の電極8で決まる値であり既知の値である。分
布定数回路のキャパシタンスは第1の電極8と第2の電
極6との間に配分されるキャパシタンスであり、このキ
ャパシタンスは第1の電極及び第2の電極6を電極とす
るコンデンサとして形成される。ここで、該コンデンサ
の両電極間には被測定流体としてのアルコール混合燃料
が導入されており、このアルコール混合燃料は該コンデ
ンサに対して誘電体として作用する。ここで、コンデン
サのキャパシタンスと誘電率との関係は次の(2)式で
広く知られている。
【0044】
【数2】
【0045】上記(2)式において、Cはキャパシタン
ス、εは誘電率、Sは電極面積、lは電極間の距離であ
る。なお、電極面積S、電極間の距離lは固定であるか
らキャパシタンスの値を変化させるのは、専ら被測定流
体の誘電率による。従って被測定流体の誘電率εが変化
すれば伝送路20における分布定数回路の定数が変化
し、伝送路20を伝搬する信号の伝搬速度も変化する。
よって、伝送路20における信号の伝搬速度を検知すれ
ば、被測定流体の誘電率εを知ることができる。なお、
被測定流体としてのアルコール混合燃料はガソリンに比
しアルコールの誘電率が非常に大きいので、アルコール
濃度の変化がアルコール混合燃料の誘電率の変化として
顕著に表れる。このためアルコール混合燃料の誘電率が
判ればアルコールの濃度も判り、この情報をエンジン制
御に用いることができる。
ス、εは誘電率、Sは電極面積、lは電極間の距離であ
る。なお、電極面積S、電極間の距離lは固定であるか
らキャパシタンスの値を変化させるのは、専ら被測定流
体の誘電率による。従って被測定流体の誘電率εが変化
すれば伝送路20における分布定数回路の定数が変化
し、伝送路20を伝搬する信号の伝搬速度も変化する。
よって、伝送路20における信号の伝搬速度を検知すれ
ば、被測定流体の誘電率εを知ることができる。なお、
被測定流体としてのアルコール混合燃料はガソリンに比
しアルコールの誘電率が非常に大きいので、アルコール
濃度の変化がアルコール混合燃料の誘電率の変化として
顕著に表れる。このためアルコール混合燃料の誘電率が
判ればアルコールの濃度も判り、この情報をエンジン制
御に用いることができる。
【0046】さて次に実施の形態1について更に詳述す
る。図2において第1の電極8は、X軸方向を向いた細
長い円筒コイル状に巻かれているので、伝送路20に
は、X軸方向にインダクタンスが分布している。同時
に、第1の電極8と第2の電極6は、被測定流体を挟ん
で対向しているので、伝送路20には、X軸方向に、被
測定流体の誘電率に応じたキャパシタンスが分布してい
る。ここで重要なのは第1の電極8は長筒状に巻回され
ているという点である。もしもこの第1の電極8のアス
ペクト比(長さ)/(直径)が小さければ、伝送路20
は分布定数回路を構成し得ず、従来例と同様に、集中定
数のインダクタンスL0とキャパシタンスC0を並列に
接続した等価回路で表される回路になってしまう。しか
も第1の電極8の終端は開放されているため、インダク
タンスは働かず単なるキャパシタになってしまい、所望
の動作をさせることができない。しかしながら第1の電
極を長筒状にすることにより、図2の等価回路で示すよ
うにインダクタンスやキャパシタンスが一定の線密度で
分布した分布定数回路を構成することができる。なお、
我々の実験によれば、望ましいアスペクト比は4〜5以
上である。即ち図2に示す等価回路は、パルス信号に時
間遅れを与えるための電子部品、即ち、ディレイライン
の等価回路と等しい伝送路のものであり、一定の伝搬速
度で波動を伝搬させるものである。
る。図2において第1の電極8は、X軸方向を向いた細
長い円筒コイル状に巻かれているので、伝送路20に
は、X軸方向にインダクタンスが分布している。同時
に、第1の電極8と第2の電極6は、被測定流体を挟ん
で対向しているので、伝送路20には、X軸方向に、被
測定流体の誘電率に応じたキャパシタンスが分布してい
る。ここで重要なのは第1の電極8は長筒状に巻回され
ているという点である。もしもこの第1の電極8のアス
ペクト比(長さ)/(直径)が小さければ、伝送路20
は分布定数回路を構成し得ず、従来例と同様に、集中定
数のインダクタンスL0とキャパシタンスC0を並列に
接続した等価回路で表される回路になってしまう。しか
も第1の電極8の終端は開放されているため、インダク
タンスは働かず単なるキャパシタになってしまい、所望
の動作をさせることができない。しかしながら第1の電
極を長筒状にすることにより、図2の等価回路で示すよ
うにインダクタンスやキャパシタンスが一定の線密度で
分布した分布定数回路を構成することができる。なお、
我々の実験によれば、望ましいアスペクト比は4〜5以
上である。即ち図2に示す等価回路は、パルス信号に時
間遅れを与えるための電子部品、即ち、ディレイライン
の等価回路と等しい伝送路のものであり、一定の伝搬速
度で波動を伝搬させるものである。
【0047】次に分布定数回路の諸値について述べる。
簡単のために、第1の電極8の電気抵抗は0、円筒形状
は分布定数回路を形成するのに十分な長さを有している
とし、X軸方向の単位長さ当りのインダクタンス線密度
をρ[H/m]、キャパシタンス線密度をσ[F/m]、単位長さ
に蓄えられる電荷の線密度をq[C/m]、電流をI[A]、電
圧をV[V]、位置をx[m]、時間をt[Sec]とすると、連
続の式より、(3)式を得る。
簡単のために、第1の電極8の電気抵抗は0、円筒形状
は分布定数回路を形成するのに十分な長さを有している
とし、X軸方向の単位長さ当りのインダクタンス線密度
をρ[H/m]、キャパシタンス線密度をσ[F/m]、単位長さ
に蓄えられる電荷の線密度をq[C/m]、電流をI[A]、電
圧をV[V]、位置をx[m]、時間をt[Sec]とすると、連
続の式より、(3)式を得る。
【0048】
【数3】
【0049】またキャパシタンスの式より、(4)式を
得る。
得る。
【0050】
【数4】
【0051】またインダクタンスの式より、(5)式を
得る。
得る。
【0052】
【数5】
【0053】(3)乃至(5)式を整理し、q、Iを消
去すると、次の(6)式になる。
去すると、次の(6)式になる。
【0054】
【数6】
【0055】(6)式は電圧波に関する波動方程式であ
るから、この伝送路では、(7)式に示す伝搬速度Uで
電圧波が伝搬する事が判る。
るから、この伝送路では、(7)式に示す伝搬速度Uで
電圧波が伝搬する事が判る。
【0056】
【数7】
【0057】この伝送路全体のインダクタンスをL0、
キャパシタンスをC0とすると、L0=ρ・X0、C0=σ・
X0であるから、パルス波が伝送路を通過するのに要す
る時間Tpは(8)式のようになる。
キャパシタンスをC0とすると、L0=ρ・X0、C0=σ・
X0であるから、パルス波が伝送路を通過するのに要す
る時間Tpは(8)式のようになる。
【0058】
【数8】
【0059】また、この伝送路の特性インピーダンスZ
0は、(9)式で表される。
0は、(9)式で表される。
【0060】
【数9】
【0061】この実施例のチャンバ7にエタノールを満
たした場合の実測値は次の通りであった。
たした場合の実測値は次の通りであった。
【0062】
【数10】
【0063】この値を用いて(7)乃至(9)式を計算
すると次のようになる。
すると次のようになる。
【0064】
【数11】
【0065】次に、図3を用いて実施の形態1の動作に
ついて説明する。図3は、伝送路20における電圧波の
伝搬の様子を示すグラフである。この実施例による誘電
率検知装置は、次のような順序で動作する。時間t=0
において、A点の電圧がシュミットインバータ202の
下側のスレッシュホールド電圧を下回ったとすると、シ
ュミットインバータの伝搬遅延時間Td:約3.5nSec
後にシュミットインバータ202の出力が0Vから電源
電圧である5Vに立上がる。ここでシュミットインバー
タ202はパルス電圧発生手段を構成している。
ついて説明する。図3は、伝送路20における電圧波の
伝搬の様子を示すグラフである。この実施例による誘電
率検知装置は、次のような順序で動作する。時間t=0
において、A点の電圧がシュミットインバータ202の
下側のスレッシュホールド電圧を下回ったとすると、シ
ュミットインバータの伝搬遅延時間Td:約3.5nSec
後にシュミットインバータ202の出力が0Vから電源
電圧である5Vに立上がる。ここでシュミットインバー
タ202はパルス電圧発生手段を構成している。
【0066】上記にて計算したように伝送路20の特性
インピーダンスZ0は約1KΩなので、A点の電圧は、1
kΩの負荷抵抗203と伝送路20の特性インピーダン
スZ0で分圧されて約2.5Vとなり、後述において、
反射波がA点に戻ってくるまでその値を保持する。ま
た、伝送路20に流入する電流は、A点の電圧を特性イ
ンピーダンスで割った値、約2.5mAとなる。この時、
シュミットインバータ202の入力は、上側のスレッシ
ュホールド電圧を越えないので出力は5Vを保持する。
インピーダンスZ0は約1KΩなので、A点の電圧は、1
kΩの負荷抵抗203と伝送路20の特性インピーダン
スZ0で分圧されて約2.5Vとなり、後述において、
反射波がA点に戻ってくるまでその値を保持する。ま
た、伝送路20に流入する電流は、A点の電圧を特性イ
ンピーダンスで割った値、約2.5mAとなる。この時、
シュミットインバータ202の入力は、上側のスレッシ
ュホールド電圧を越えないので出力は5Vを保持する。
【0067】その立上がり2.5Vのパルス信号として
のステップ電圧波は、図3(a)に示す如く、入射電圧
波となってU=1190km/Secのスピードで図のA点か
らB点の方向へと伝搬して行く。この時、ステップ電圧
波の先頭より図の右側は一様に2.5V、左側は0Vと
なっている。ステップ電圧波は、理想的には90度の角
形を保ったまま伝搬するが、実際のステップ電圧波の先
頭は、図示の様に、伝搬に従って鈍ってくる。
のステップ電圧波は、図3(a)に示す如く、入射電圧
波となってU=1190km/Secのスピードで図のA点か
らB点の方向へと伝搬して行く。この時、ステップ電圧
波の先頭より図の右側は一様に2.5V、左側は0Vと
なっている。ステップ電圧波は、理想的には90度の角
形を保ったまま伝搬するが、実際のステップ電圧波の先
頭は、図示の様に、伝搬に従って鈍ってくる。
【0068】ステップ電圧波の先頭は、ステップ電圧発
生から時間Tp後の時間t1(=Td+Tp=3.5+
27=30.5nSec)に終端B点に達する。ここで電圧
波は、伝送路の特性インピーダンスがほぼ同様の値であ
れば伝搬を継続すると共に、伝送路の特性インピーダン
スがある位置で大きく異なればそこで反射するという特
性を持っている。ここでB点は開放端なのでインピーダ
ンスとしては無限大に相当するので、B点にて電圧2.
5Vの反射波が発生して、図3(b)に示す如く、B点
から図の右方向へと伝搬して行く。したがって、反射波
と入射波の重なった所、つまり反射波の先頭より左側で
は、電圧が一様に5V、右側では一様に2.5Vとな
る。電圧波の先頭はさらに鈍ってくる。
生から時間Tp後の時間t1(=Td+Tp=3.5+
27=30.5nSec)に終端B点に達する。ここで電圧
波は、伝送路の特性インピーダンスがほぼ同様の値であ
れば伝搬を継続すると共に、伝送路の特性インピーダン
スがある位置で大きく異なればそこで反射するという特
性を持っている。ここでB点は開放端なのでインピーダ
ンスとしては無限大に相当するので、B点にて電圧2.
5Vの反射波が発生して、図3(b)に示す如く、B点
から図の右方向へと伝搬して行く。したがって、反射波
と入射波の重なった所、つまり反射波の先頭より左側で
は、電圧が一様に5V、右側では一様に2.5Vとな
る。電圧波の先頭はさらに鈍ってくる。
【0069】反射波の先頭は、時間t2(=Td+2T
p=3.5+2×27=57.5nSec)にA点に到達す
る。すると、A点の電圧が5Vとなりシュミットインバ
ータ202の上側のスレッシュホールド電圧を超えるの
で、シュミットインバータの伝搬遅延時間Tdだけ遅れ
て時間t3(=2Td+2Tp=2×3.5+2×27
=61nSec)にシュミットインバータ202の出力が5V
から0Vに立下がり、電圧波の入射が終る。ここでシュ
ミットインバータ202は、パルス信号検知手段を構成
している。シュミットインバータ202はこの時点まで
の、Td+2Tp= 57.5nSecの間、A点からは左
方向に進行する電圧2.5Vの入射波を出し続けた事に
なる。
p=3.5+2×27=57.5nSec)にA点に到達す
る。すると、A点の電圧が5Vとなりシュミットインバ
ータ202の上側のスレッシュホールド電圧を超えるの
で、シュミットインバータの伝搬遅延時間Tdだけ遅れ
て時間t3(=2Td+2Tp=2×3.5+2×27
=61nSec)にシュミットインバータ202の出力が5V
から0Vに立下がり、電圧波の入射が終る。ここでシュ
ミットインバータ202は、パルス信号検知手段を構成
している。シュミットインバータ202はこの時点まで
の、Td+2Tp= 57.5nSecの間、A点からは左
方向に進行する電圧2.5Vの入射波を出し続けた事に
なる。
【0070】なお、反射波から見た負荷抵抗203は、
伝送路20の特性インピーダンスZ0の1080Ωに対
して1KΩの抵抗を選定し、両者のインピーダンスマッ
チングがほぼ取れているため、A点に到達した反射波が
A点で再反射をおこすことはほとんど発生しない。
伝送路20の特性インピーダンスZ0の1080Ωに対
して1KΩの抵抗を選定し、両者のインピーダンスマッ
チングがほぼ取れているため、A点に到達した反射波が
A点で再反射をおこすことはほとんど発生しない。
【0071】シュミットインバータ202の出力が5V
から0Vに変化しステップ電圧波を終了させると、この
入射波の終端は図3(c)に示す如く左方向へと伝搬し
て行く。この時、入射波の終端より左側は一様に5V、
右側は反射波のみの電圧となるので2.5Vとなる。ス
テップ電圧波の先頭と同じく、終端も伝搬に従ってその
先頭が鈍ってくる。
から0Vに変化しステップ電圧波を終了させると、この
入射波の終端は図3(c)に示す如く左方向へと伝搬し
て行く。この時、入射波の終端より左側は一様に5V、
右側は反射波のみの電圧となるので2.5Vとなる。ス
テップ電圧波の先頭と同じく、終端も伝搬に従ってその
先頭が鈍ってくる。
【0072】入力波の終端は、B点で反射した後、図3
(d)に示す如く右方向に伝搬していく。時間t4(=
2Td+4Tp=2×3.5+4×27=115Ns)に
おいて、入力波の終端がB点で反射してA点に帰ってく
ると、A点を含め伝送路全体の電圧は一様に0Vにな
る。A点の電圧が0Vになるとシュミットインバータ2
02の下側のスレッシュホールド電圧を下回るので、シ
ュミットインバータの伝搬遅延時間Td(3.5nSec)
後にシュミットインバータ202の出力が0Vから5V
に変化し、以後は上述した動作を繰り返す。なお、アル
コール混合燃料のアルコール濃度が高く誘電率が大きい
場合は、(8)式から求められるようにキャパシタンス
C0が大きくなるためパルス信号が伝送路20を伝搬す
る時間Tpが長くなる傾向になることが判る。
(d)に示す如く右方向に伝搬していく。時間t4(=
2Td+4Tp=2×3.5+4×27=115Ns)に
おいて、入力波の終端がB点で反射してA点に帰ってく
ると、A点を含め伝送路全体の電圧は一様に0Vにな
る。A点の電圧が0Vになるとシュミットインバータ2
02の下側のスレッシュホールド電圧を下回るので、シ
ュミットインバータの伝搬遅延時間Td(3.5nSec)
後にシュミットインバータ202の出力が0Vから5V
に変化し、以後は上述した動作を繰り返す。なお、アル
コール混合燃料のアルコール濃度が高く誘電率が大きい
場合は、(8)式から求められるようにキャパシタンス
C0が大きくなるためパルス信号が伝送路20を伝搬す
る時間Tpが長くなる傾向になることが判る。
【0073】こうして実施の形態1では、下記周期Tが
繰返されるとともにその発振周波数Fは以下の通りにな
る。
繰返されるとともにその発振周波数Fは以下の通りにな
る。
【0074】
【数12】
【0075】ここで上記発振周波数Fは、信号が分布定
数回路を伝搬する伝搬速度に関連した値である。上述し
たように実施の形態1は分布定数回路であるから、上記
発振周波数Fは従来装置のような共振周波数を示すもの
ではない。特に、共振現象においては信号の遅れが存在
しないことが条件であるが、実施の形態1の場合は(1
0)式に示すように2Tdの遅れが存在しており明らか
に共振現象ではないことが示されている。この2Tdの
遅れはシュミットインバータ202の伝搬遅延時間に起
因するものであって、シュミットインバータ202は実
施の形態1において共振防止手段をも構成している。
数回路を伝搬する伝搬速度に関連した値である。上述し
たように実施の形態1は分布定数回路であるから、上記
発振周波数Fは従来装置のような共振周波数を示すもの
ではない。特に、共振現象においては信号の遅れが存在
しないことが条件であるが、実施の形態1の場合は(1
0)式に示すように2Tdの遅れが存在しており明らか
に共振現象ではないことが示されている。この2Tdの
遅れはシュミットインバータ202の伝搬遅延時間に起
因するものであって、シュミットインバータ202は実
施の形態1において共振防止手段をも構成している。
【0076】図4は、実施の形態1による流体の誘電率
検知装置の伝送路の入力端であるA点の電圧の実測波形
である。上記計算よりやや低い、8.2MHzの周波数で発振
していること、波形の鈍りがやや大きいことを除けば、
ほぼ上記の説明を裏付ける波形を示している。チャンバ
7内に燃料が満たされると、インダクタンス線密度ρは
ほとんど変化しないが、アルコール混合燃料の誘電率に
よって、キャパシタンス線密度σは変化する。すると、
(10)式に従って発振周波数Fが変化する。したがっ
て、この発振周波数を検出すればこの伝送路の電圧波伝
搬速度、燃料の誘電率、ひいてはアルコールの混合比を
求めることが出来、適切なエンジン制御を行うことが出
来る。
検知装置の伝送路の入力端であるA点の電圧の実測波形
である。上記計算よりやや低い、8.2MHzの周波数で発振
していること、波形の鈍りがやや大きいことを除けば、
ほぼ上記の説明を裏付ける波形を示している。チャンバ
7内に燃料が満たされると、インダクタンス線密度ρは
ほとんど変化しないが、アルコール混合燃料の誘電率に
よって、キャパシタンス線密度σは変化する。すると、
(10)式に従って発振周波数Fが変化する。したがっ
て、この発振周波数を検出すればこの伝送路の電圧波伝
搬速度、燃料の誘電率、ひいてはアルコールの混合比を
求めることが出来、適切なエンジン制御を行うことが出
来る。
【0077】即ち図1において、発振回路201で検知
した発振周波数Fは、出力回路102に送出され、出力
回路102において所定の比率で分周される。また、出
力回路102には発振周波数Fと共に温度測定回路10
4からの被測定流体の温度情報が与えられている。アル
コール混合燃料におけるアルコール濃度と発振周波数と
の関係は常に一定となっているわけではなく温度依存性
を有している。そこで出力回路102では発振周波数F
を分周すると共に被測定流体の温度に基づいて、出力周
波数を補正してマイクロコンピュータなどで構成される
図示しないエンジン制御手段に出力する。エンジン制御
手段は、出力回路102から得た分周した発振周波数
と、予め実験的に得られているアルコール濃度に応じた
周波数とを比較して、検知されたアルコール混合燃料の
アルコール濃度あるいは誘電率等の所望される情報を演
算し、空燃比制御あるいは点火時期制御等に適用する。
した発振周波数Fは、出力回路102に送出され、出力
回路102において所定の比率で分周される。また、出
力回路102には発振周波数Fと共に温度測定回路10
4からの被測定流体の温度情報が与えられている。アル
コール混合燃料におけるアルコール濃度と発振周波数と
の関係は常に一定となっているわけではなく温度依存性
を有している。そこで出力回路102では発振周波数F
を分周すると共に被測定流体の温度に基づいて、出力周
波数を補正してマイクロコンピュータなどで構成される
図示しないエンジン制御手段に出力する。エンジン制御
手段は、出力回路102から得た分周した発振周波数
と、予め実験的に得られているアルコール濃度に応じた
周波数とを比較して、検知されたアルコール混合燃料の
アルコール濃度あるいは誘電率等の所望される情報を演
算し、空燃比制御あるいは点火時期制御等に適用する。
【0078】なお、上記実施の形態1では出力回路10
2は被測定流体の温度で補正した発振周波数の情報を出
力するようにしたが、この発振周波数に基づいて誘電率
を演算する回路あるいはアルコール濃度を演算する回路
まで内包しても良い。
2は被測定流体の温度で補正した発振周波数の情報を出
力するようにしたが、この発振周波数に基づいて誘電率
を演算する回路あるいはアルコール濃度を演算する回路
まで内包しても良い。
【0079】実施の形態2.実施の形態1では伝送路2
0を伝搬した後のパルス信号がパルス検知回路に入射す
る際に再反射を生じさせないために伝送路20の特性イ
ンピーダンスZ0にマッチングするよう負荷抵抗203
の値を選定した。この負荷抵抗の値は、伝送路20の特
性インピーダンスに対し倍半分も狂わないようにしてお
くことが望ましい。しかしながら(9)式の通り、伝送
路20の特性インピーダンスZ0は、キャパシタンス線
密度σ、つまり、チャンバ7内の被測定流体の誘電率に
よって変化するのであるから、特性インピーダンスZ0
と負荷抵抗203のインピーダンスマッチングを常に完
全に取る事は原理的に不可能である。しかし、被測定流
体の誘電率が計測範囲内で変化しても、伝送路20の特
性インピーダンスZ0が負荷抵抗203と倍半分も狂わ
ない様に設定することができれば、大きな影響は現れな
い。
0を伝搬した後のパルス信号がパルス検知回路に入射す
る際に再反射を生じさせないために伝送路20の特性イ
ンピーダンスZ0にマッチングするよう負荷抵抗203
の値を選定した。この負荷抵抗の値は、伝送路20の特
性インピーダンスに対し倍半分も狂わないようにしてお
くことが望ましい。しかしながら(9)式の通り、伝送
路20の特性インピーダンスZ0は、キャパシタンス線
密度σ、つまり、チャンバ7内の被測定流体の誘電率に
よって変化するのであるから、特性インピーダンスZ0
と負荷抵抗203のインピーダンスマッチングを常に完
全に取る事は原理的に不可能である。しかし、被測定流
体の誘電率が計測範囲内で変化しても、伝送路20の特
性インピーダンスZ0が負荷抵抗203と倍半分も狂わ
ない様に設定することができれば、大きな影響は現れな
い。
【0080】実施の形態2では、被測定流体の流路幅を
制限する流路幅制限手段としての絶縁コート10の厚さ
を厚くして、第1の電極8と第2の電極6との間を流れ
る被測定流体の流路が狭くなるように制限する。このと
き両電極間には絶縁コート10及び被測定流体が誘電体
として作用する。この場合、両電極間に存在するキャパ
シタンスは、絶縁コート10を誘電体とするキャパシタ
ンス1と被測定流体を誘電体とするキャパシタンス2の
直列回路と考えることができ、そのキャパシタンスは
(11)式のようになる。
制限する流路幅制限手段としての絶縁コート10の厚さ
を厚くして、第1の電極8と第2の電極6との間を流れ
る被測定流体の流路が狭くなるように制限する。このと
き両電極間には絶縁コート10及び被測定流体が誘電体
として作用する。この場合、両電極間に存在するキャパ
シタンスは、絶縁コート10を誘電体とするキャパシタ
ンス1と被測定流体を誘電体とするキャパシタンス2の
直列回路と考えることができ、そのキャパシタンスは
(11)式のようになる。
【0081】
【数13】
【0082】ここで右辺第1項は絶縁コート10を誘電
体とするキャパシタンス1に関するものであり、右辺第
2項は被測定流体を誘電体とするキャパシタンス2に関
するものである。上記(11)式においてキャパシタン
ス2は固定の値である。仮に絶縁コート10の厚さが両
電極間のほとんどを占めてしまう場合は、被測定流体の
誘電率の変化により右辺第1項のキャパシタンス1の値
が大きく変わっても、両電極間のキャパシタンス値には
ほとんど影響がない。従って、絶縁コート10の厚さを
厚くすることにより、被測定流体の誘電率変化に対する
両電極間に分布するキャパシタンスの変化を抑制するこ
とができ、ひいてはキャパシタンス線密度σの変化、特
性インピーダンスZ0の変化を抑制することができる。
よって、被測定流体の流路幅を制限することにより、特
性インピーダンスの変化幅を狭めることが出来、伝送路
20を伝搬した後のパルス信号がパルス検知手段にて再
反射することを抑制することができる。
体とするキャパシタンス1に関するものであり、右辺第
2項は被測定流体を誘電体とするキャパシタンス2に関
するものである。上記(11)式においてキャパシタン
ス2は固定の値である。仮に絶縁コート10の厚さが両
電極間のほとんどを占めてしまう場合は、被測定流体の
誘電率の変化により右辺第1項のキャパシタンス1の値
が大きく変わっても、両電極間のキャパシタンス値には
ほとんど影響がない。従って、絶縁コート10の厚さを
厚くすることにより、被測定流体の誘電率変化に対する
両電極間に分布するキャパシタンスの変化を抑制するこ
とができ、ひいてはキャパシタンス線密度σの変化、特
性インピーダンスZ0の変化を抑制することができる。
よって、被測定流体の流路幅を制限することにより、特
性インピーダンスの変化幅を狭めることが出来、伝送路
20を伝搬した後のパルス信号がパルス検知手段にて再
反射することを抑制することができる。
【0083】なお、実施の形態2では絶縁コート10の
厚さを変えることにより被測定流体の流路幅を制限した
が、これに限らず、要は両電極間距離に対する被測定流
体の流路幅を制限するものであればよい。
厚さを変えることにより被測定流体の流路幅を制限した
が、これに限らず、要は両電極間距離に対する被測定流
体の流路幅を制限するものであればよい。
【0084】実施の形態3.図5は、実施の形態3によ
る流体の誘電率検知装置の発振回路の回路図である。実
施の形態1による誘電率検知装置は、図4に示す実測波
形の如く、通常は正常に動作するが、大きな電気的ノイ
ズが加わると、上記の基本周波数より高い、別の周波数
で準安定して発振する場合が発生した。これは、シュミ
ットインバータの出力電圧波形がステップ状であるため
に、非常に高周波数の成分を含み、これが伝送路20の
中で、望ましくない定在波を形成する場合があるためで
ある。
る流体の誘電率検知装置の発振回路の回路図である。実
施の形態1による誘電率検知装置は、図4に示す実測波
形の如く、通常は正常に動作するが、大きな電気的ノイ
ズが加わると、上記の基本周波数より高い、別の周波数
で準安定して発振する場合が発生した。これは、シュミ
ットインバータの出力電圧波形がステップ状であるため
に、非常に高周波数の成分を含み、これが伝送路20の
中で、望ましくない定在波を形成する場合があるためで
ある。
【0085】これは特に本発明の誘電率検知装置及び方
法で問題となる。即ち、実施の形態1で説明したよう
に、誘電率の検知はパルス信号が立ち上がってから立ち
下がるまでの伝搬を検知することによりなされている。
従ってパルス信号の発生中にノイズが発生しパルス信号
を立ち下げてしまうと、当該パルス信号は非常に短いも
のと誤認されてしまい誘電率の検知に誤差が生じてしま
う恐れがある。
法で問題となる。即ち、実施の形態1で説明したよう
に、誘電率の検知はパルス信号が立ち上がってから立ち
下がるまでの伝搬を検知することによりなされている。
従ってパルス信号の発生中にノイズが発生しパルス信号
を立ち下げてしまうと、当該パルス信号は非常に短いも
のと誤認されてしまい誘電率の検知に誤差が生じてしま
う恐れがある。
【0086】そこで実施の形態3では図5に示すよう
に、発振回路にフィルタを付加する事により高周波成分
を吸収する様にしている。図5ではシュミットインバー
タ202の出力側を多段にしている。図示では2次フィ
ルタを構成している。実施の形態3においてシュミット
インバータ202の入力側あるいは出力側に付加される
フィルタを2次以上の高次フィルタにすると、特に効果
的に基本周波数以外の周波数での発振を防止する事が出
来る。また高次フィルタであればパルス信号の立ち下が
りあるいは立ち上がりを必要以上になまらせてしまうこ
とがないので、高精度に誘電率を検知することができ
る。
に、発振回路にフィルタを付加する事により高周波成分
を吸収する様にしている。図5ではシュミットインバー
タ202の出力側を多段にしている。図示では2次フィ
ルタを構成している。実施の形態3においてシュミット
インバータ202の入力側あるいは出力側に付加される
フィルタを2次以上の高次フィルタにすると、特に効果
的に基本周波数以外の周波数での発振を防止する事が出
来る。また高次フィルタであればパルス信号の立ち下が
りあるいは立ち上がりを必要以上になまらせてしまうこ
とがないので、高精度に誘電率を検知することができ
る。
【0087】実施の形態4.(9)、(10)式に示す
とおり、シュミットインバータ202の伝搬遅延時間T
dは、発振周波数Fに影響を与える。しかし、Tdには
温度変化や耐久変化に対する安定性が期待できないの
で、発振周波数Fを変動させる要因となる。そこで、T
dの不安定な変動の影響を小さくするためには、伝送路
のインダクタンス線密度ρやキャパシタンス線密度σを
大きくしてパルス信号が伝送路を通過するのに要する時
間Tpをできるだけ長くする事が効果的である。この時
間Tpを大きくする一手法として磁性材料を用いること
ができる。
とおり、シュミットインバータ202の伝搬遅延時間T
dは、発振周波数Fに影響を与える。しかし、Tdには
温度変化や耐久変化に対する安定性が期待できないの
で、発振周波数Fを変動させる要因となる。そこで、T
dの不安定な変動の影響を小さくするためには、伝送路
のインダクタンス線密度ρやキャパシタンス線密度σを
大きくしてパルス信号が伝送路を通過するのに要する時
間Tpをできるだけ長くする事が効果的である。この時
間Tpを大きくする一手法として磁性材料を用いること
ができる。
【0088】図6は、実施の形態4による誘電率検知装
置の伝送路20を示す模式図である。図に於いて、31
はボビン9の中に備えられた軟磁性材料よりなるコア、
32は第1の電極8の外側に備えられた、やはり軟磁性
材料よりなるヨークである。これら、コアやヨークを備
える事によって、伝送路20のインダクタンス線密度ρ
を大きくし、Tpを長くする事ができる。
置の伝送路20を示す模式図である。図に於いて、31
はボビン9の中に備えられた軟磁性材料よりなるコア、
32は第1の電極8の外側に備えられた、やはり軟磁性
材料よりなるヨークである。これら、コアやヨークを備
える事によって、伝送路20のインダクタンス線密度ρ
を大きくし、Tpを長くする事ができる。
【0089】また、通常、流体の誘電率は温度特性を持
つので、透磁率の温度特性が、被測定流体の誘電率の温
度特性と逆の特性を持ったコアやヨークを用いれば、温
度変化の影響をキャンセルする事ができる。
つので、透磁率の温度特性が、被測定流体の誘電率の温
度特性と逆の特性を持ったコアやヨークを用いれば、温
度変化の影響をキャンセルする事ができる。
【0090】実施の形態5.実施の形態1乃至4による
誘電率検知装置では、伝送路の終端での電圧波の反射を
利用する事により、電圧波が伝送路を往復する時間を測
定した。これはパルス信号が伝送路を往復することにな
るので、伝搬に要する時間をシュミットインバータ20
2の伝達遅延時間Tdよりも非常に大きく設定でき、誘
電率の検知精度を向上させる上で非常に有用である。
誘電率検知装置では、伝送路の終端での電圧波の反射を
利用する事により、電圧波が伝送路を往復する時間を測
定した。これはパルス信号が伝送路を往復することにな
るので、伝搬に要する時間をシュミットインバータ20
2の伝達遅延時間Tdよりも非常に大きく設定でき、誘
電率の検知精度を向上させる上で非常に有用である。
【0091】しかしながら第1の電極6のコイル長さX
0が十分に長い、あるいは実施の形態4によりヨークあ
るいはコアを付加する等のように十分な検知精度を有し
ている場合は、パルス信号を反射させずに伝送路を片道
だけ伝搬する時間を求めるようにしても良い。図7は、
実施の形態5による誘電率検知装置の発振回路の回路図
である。図5に示す、実施の形態2の回路に類似してい
るが、パルス信号検知手段であるシュミットインバータ
202の入力端子に入力する電圧を、伝送路20の入力
端A点でなく、終端B点からとっている点が異なる。
0が十分に長い、あるいは実施の形態4によりヨークあ
るいはコアを付加する等のように十分な検知精度を有し
ている場合は、パルス信号を反射させずに伝送路を片道
だけ伝搬する時間を求めるようにしても良い。図7は、
実施の形態5による誘電率検知装置の発振回路の回路図
である。図5に示す、実施の形態2の回路に類似してい
るが、パルス信号検知手段であるシュミットインバータ
202の入力端子に入力する電圧を、伝送路20の入力
端A点でなく、終端B点からとっている点が異なる。
【0092】シュミットインバータ202の出力が0V
から5Vに立上がると、そのパルス信号である電圧波
は、A点からB点へと伝搬し、シュミットインバータ2
02の入力端子の電圧をスレッシュホールド電圧以上に
する。するとシュミットインバータの出力が立ち下が
る。すると電圧波が5Vから0Vとなり、A点からB点
へと伝搬し、シュミットインバータ202の入力端子の
電圧をスレッシュホールド電圧以下にするのでシュミッ
トインバータの出力が0Vから5Vに立上がる。この繰
返し周波数を計測することにより、電圧波の伝搬速度を
求める事ができ、上述の実施の形態と同様に被測定流体
の誘電率を検知することができる。
から5Vに立上がると、そのパルス信号である電圧波
は、A点からB点へと伝搬し、シュミットインバータ2
02の入力端子の電圧をスレッシュホールド電圧以上に
する。するとシュミットインバータの出力が立ち下が
る。すると電圧波が5Vから0Vとなり、A点からB点
へと伝搬し、シュミットインバータ202の入力端子の
電圧をスレッシュホールド電圧以下にするのでシュミッ
トインバータの出力が0Vから5Vに立上がる。この繰
返し周波数を計測することにより、電圧波の伝搬速度を
求める事ができ、上述の実施の形態と同様に被測定流体
の誘電率を検知することができる。
【0093】実施の形態5によれば、パルス信号は伝送
路20を片道しか伝搬しないが被測定流体の誘電率を、
往復を伝搬させる場合と同様に検知することができる。
路20を片道しか伝搬しないが被測定流体の誘電率を、
往復を伝搬させる場合と同様に検知することができる。
【0094】なお、実施の形態5においては、シュミッ
トインバータに代えて、通常のインバータを用いること
もできる。即ち上述の実施の形態においては、伝送路2
0を伝搬した後のパルス信号を再反射させることなくパ
ルス信号検知手段に入力しようとすれば、まず伝送路2
0と負荷抵抗203のインピーダンスマッチングを取る
必要がある。また、パルス信号の検知は伝送路20と負
荷抵抗203の接続点(A点)から取り出している。こ
のためインバータがパルス信号を発生してから第1の電
極のB点で反射波が戻ってくるまでの間におけるA点の
電圧は電源電圧の半分(2.5V)になっている。上述
の実施の形態においてはこの期間中にインバータの出力
が変化しては困るので、2.5Vであっても上側のスレ
ッシュホールド電圧を超えない例えばシュミットインバ
ータ等が必要となる。これに対し実施の形態5において
は伝送路20を片道だけ伝搬させるので、インバータの
出力端子を伝送路20のA点に接続すると共に入力端子
を伝送路20のB点に接続することができる。従って、
上側あるいは下側のスレッシュホールド電圧が、電源電
圧5Vに対して2.5V近傍となる通常のインバータを
用いることができる。なお、通常のインバータはシュミ
ットインバータに比して伝搬遅延時間が短いので、更に
素早く被測定流体の誘電率を検知することができる。
トインバータに代えて、通常のインバータを用いること
もできる。即ち上述の実施の形態においては、伝送路2
0を伝搬した後のパルス信号を再反射させることなくパ
ルス信号検知手段に入力しようとすれば、まず伝送路2
0と負荷抵抗203のインピーダンスマッチングを取る
必要がある。また、パルス信号の検知は伝送路20と負
荷抵抗203の接続点(A点)から取り出している。こ
のためインバータがパルス信号を発生してから第1の電
極のB点で反射波が戻ってくるまでの間におけるA点の
電圧は電源電圧の半分(2.5V)になっている。上述
の実施の形態においてはこの期間中にインバータの出力
が変化しては困るので、2.5Vであっても上側のスレ
ッシュホールド電圧を超えない例えばシュミットインバ
ータ等が必要となる。これに対し実施の形態5において
は伝送路20を片道だけ伝搬させるので、インバータの
出力端子を伝送路20のA点に接続すると共に入力端子
を伝送路20のB点に接続することができる。従って、
上側あるいは下側のスレッシュホールド電圧が、電源電
圧5Vに対して2.5V近傍となる通常のインバータを
用いることができる。なお、通常のインバータはシュミ
ットインバータに比して伝搬遅延時間が短いので、更に
素早く被測定流体の誘電率を検知することができる。
【0095】また、上述の実施の形態では、第2の電極
を保護部材で覆わなかったが、電気絶縁性、腐食に対す
る保護が必要な場合は、保護部材で覆っても良い。
を保護部材で覆わなかったが、電気絶縁性、腐食に対す
る保護が必要な場合は、保護部材で覆っても良い。
【0096】また、上述の実施の形態では伝送路を往復
させる場合には第1の電極8のB点を開放端子とした
が、電源端子あるいはグランド等の定電圧部に接続して
もよく、要は伝送路20の特性インピーダンスとB点の
インピーダンスが信号の反射を引き起こす程度に異なっ
ていればよい。
させる場合には第1の電極8のB点を開放端子とした
が、電源端子あるいはグランド等の定電圧部に接続して
もよく、要は伝送路20の特性インピーダンスとB点の
インピーダンスが信号の反射を引き起こす程度に異なっ
ていればよい。
【0097】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る流体の誘電
率検知装置によれば、長筒状に巻回された導体よりなる
第1の電極と、この第1の電極の長筒面から所定の距離
を隔てて長筒面の内側あるいは内側に備えられた第2の
電極と、第1の電極と第2の電極との間に被測定流体を
導入するための導入部と、第1の電極と第2の電極と導
入部とによって構成される伝送路にパルス信号を印加す
るパルス信号発生手段と、伝送路を伝搬した後のパルス
信号を検知するパルス信号検知手段と、パルス信号が発
生してから検知されるまでの時間に基づいて被測定流体
の誘電率を検知する誘電率検知手段とを備えたので、簡
単な構造で精度の高い流体の誘電率検知装置を得ること
ができる。
率検知装置によれば、長筒状に巻回された導体よりなる
第1の電極と、この第1の電極の長筒面から所定の距離
を隔てて長筒面の内側あるいは内側に備えられた第2の
電極と、第1の電極と第2の電極との間に被測定流体を
導入するための導入部と、第1の電極と第2の電極と導
入部とによって構成される伝送路にパルス信号を印加す
るパルス信号発生手段と、伝送路を伝搬した後のパルス
信号を検知するパルス信号検知手段と、パルス信号が発
生してから検知されるまでの時間に基づいて被測定流体
の誘電率を検知する誘電率検知手段とを備えたので、簡
単な構造で精度の高い流体の誘電率検知装置を得ること
ができる。
【0098】また、この発明に係る流体の検知装置によ
れば、信号の再反射を引き起こすことなく誘電率を精度
良く検知できる流体の誘電率検知装置を得ることができ
る。
れば、信号の再反射を引き起こすことなく誘電率を精度
良く検知できる流体の誘電率検知装置を得ることができ
る。
【0099】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置によれば、外乱に強い流体の誘電率検知装置を得るこ
とができる。
置によれば、外乱に強い流体の誘電率検知装置を得るこ
とができる。
【0100】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置によれば、環境変化に強い流体の誘電率検知装置を得
ることができる。
置によれば、環境変化に強い流体の誘電率検知装置を得
ることができる。
【0101】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置によれば、短時間で誘電率を検知できる流体の誘電率
検知装置を得ることができる。
置によれば、短時間で誘電率を検知できる流体の誘電率
検知装置を得ることができる。
【0102】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法によれば、簡単で精度の高い流体の誘電率検知方法を
得ることができる。
法によれば、簡単で精度の高い流体の誘電率検知方法を
得ることができる。
【0103】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法によれば、信号の再反射を引き起こすことなく精度良
く誘電率を検知できる流体の誘電率検知方法を得ること
ができる。
法によれば、信号の再反射を引き起こすことなく精度良
く誘電率を検知できる流体の誘電率検知方法を得ること
ができる。
【0104】また、この発明に係る流体の誘電率検知方
法によれば、環境変化に強い流体の誘電率検知方法を得
ることができる。
法によれば、環境変化に強い流体の誘電率検知方法を得
ることができる。
【0105】また、この発明に係る流体の誘電率検知装
置によれば、短時間で誘電率を検知できる流体の誘電率
検知方法を得ることができる。
置によれば、短時間で誘電率を検知できる流体の誘電率
検知方法を得ることができる。
【図1】 この発明の実施の形態1による誘電率検知装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による誘電率検知装
置の伝送路の等価回路を示す回路図である。
置の伝送路の等価回路を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による誘電率検知装
置の伝送路における電圧波の伝搬の様子を示すグラフで
ある。
置の伝送路における電圧波の伝搬の様子を示すグラフで
ある。
【図4】 この発明の実施の形態1による誘電率検知装
置の伝送路の入力点の電圧の実測波形である。
置の伝送路の入力点の電圧の実測波形である。
【図5】 この発明の実施の形態3による誘電率検知装
置の発振回路の回路図である。
置の発振回路の回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による誘電率検知装
置の伝送路を示すブロック図である。
置の伝送路を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による誘電率検知装
置の発振回路の回路図である。
置の発振回路の回路図である。
【図8】 従来の誘電率検知装置を示す平面一部断面図
である。
である。
【図9】 従来の誘電率検知装置を示す側面断面図であ
る。
る。
【図10】 従来の誘電率検知装置の回路を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
6 第2の電極、 7 チャンバ、 8 第1の電極、
9 ボビン、10 絶縁コート、 20 伝送路、
31 コア、 32 ヨーク、100 センサ回路、
102 出力回路、 103 電源回路、104 温度
測定回路、 201 発振回路、202 シュミットイ
ンバータ、 203 負荷抵抗、 204 抵抗、20
5 抵抗、 206 コンデンサ、 207 コンデン
サ、208 抵抗、 209 コンデンサ、 301
入口管、 302 出口管、303 センサ部、 30
4 センサ回路室、 305 外壁、306 電極、
307 チャンバ、 308 円筒コイル、400 セ
ンサ回路、 401 共振回路、 402 出力回路、
403 電源回路、 404 温度測定回路
9 ボビン、10 絶縁コート、 20 伝送路、
31 コア、 32 ヨーク、100 センサ回路、
102 出力回路、 103 電源回路、104 温度
測定回路、 201 発振回路、202 シュミットイ
ンバータ、 203 負荷抵抗、 204 抵抗、20
5 抵抗、 206 コンデンサ、 207 コンデン
サ、208 抵抗、 209 コンデンサ、 301
入口管、 302 出口管、303 センサ部、 30
4 センサ回路室、 305 外壁、306 電極、
307 チャンバ、 308 円筒コイル、400 セ
ンサ回路、 401 共振回路、 402 出力回路、
403 電源回路、 404 温度測定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 進 兵庫県神戸市兵庫区浜山通6丁目1番2号 三菱電機コントロールソフトウエア株式 会社内 Fターム(参考) 2G060 AA06 AC04 AE17 AF04 AF06 AF10 AG03 AG11 BA09 FA01 HC02 HC08 HE03 HE10 JA06 KA02 KA06
Claims (20)
- 【請求項1】 長筒状に巻回された導体よりなる第1の
電極と、この第1の電極の長筒面から所定の距離を隔て
て前記長筒面の内側あるいは内側に備えられた第2の電
極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に被測定
流体を導入するための導入部と、前記第1の電極と前記
第2の電極と前記導入部とによって構成される伝送路に
パルス信号を印加するパルス信号発生手段と、前記伝送
路を伝搬した後の前記パルス信号を検知するパルス信号
検知手段と、前記パルス信号が発生してから検知される
までの時間に基づいて前記被測定流体の誘電率を検知す
る誘電率検知手段とを備えたことを特徴とする流体の誘
電率検知装置。 - 【請求項2】 第1の電極は、長筒長さ/長筒直径が4
乃至5以上の長筒状に形成されていることを特徴とする
請求項1記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項3】 伝送路側から見たパルス信号検知手段側
の入力インピーダンスを前記伝送路の特性インピーダン
スの半分乃至2倍までの範囲にしたことを特徴とする請
求項1記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項4】 第1の電極は、第1の電極と第2の電極
との間に所定厚さの絶縁コートを備え、該絶縁コートは
パルス信号検知手段側でパルス信号の反射が実質的に起
こらない程度に厚くされていることを特徴とする請求項
1記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項5】 パルス信号発生手段あるいはパルス信号
検知手段のうち少なくとも一方にフィルタ手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の流体の誘電率検知装
置。 - 【請求項6】 フィルタ手段は、2次フィルタあるいは
高次フィルタにより構成されていることを特徴とする請
求項5記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項7】 パルス信号が伝送路を伝搬するのに要す
る時間は、パルス信号発生手段が指令信号を受けてから
応答するまでの伝搬遅延時間の変動による影響、あるい
はパルス検知手段が前記伝送路を伝搬した後のパルス信
号を受けてから応答するまでの伝搬遅延時間の変動によ
る影響を実質的に受けない程度に大きく設定されている
ことを特徴とする請求項1記載の流体の誘電率検知装
置。 - 【請求項8】 第1の電極あるいは第2の電極のうち少
なくとも一方に、磁性材料からなるコアあるいはヨーク
を備えたことを特徴とする請求項7記載の流体の誘電率
検知装置。 - 【請求項9】 コアあるいはヨークが有する透磁率の温
度特性は、被測定流体が有する誘電率の温度特性の逆の
温度特性を有することを特徴とする請求項8記載の流体
の誘電率検知装置。 - 【請求項10】 第2の電極は保護部材を有することを
特徴とする請求項1記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項11】 第1の電極は一端がパルス信号発生手
段に接続されていると共に他端が開放されているあるい
は他端が定電圧部に接続されているものであって、誘電
率検知手段は前記パルス信号発生手段で発生したパルス
信号が前記第1の電極の一端から入力されてから前記他
端で反射して戻ってくるまでの時間に基づいて被測定流
体の誘電率を検知することを特徴とする請求項1記載の
流体の誘電率検知装置。 - 【請求項12】 パルス信号発生手段及びパルス信号検
知手段を1個のシュミットインバータで構成したことを
特徴とする請求項1記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項13】 第1の電極は一端がパルス信号発生手
段に接続されていると共に他端がパルス信号検知手段に
接続されているものであって、誘電率検知手段は前記パ
ルス信号発生手段で発生したパルス信号が前記第1の電
極の一端から入力されてから前記他端に到達するまでの
時間に基づいて被測定流体の誘電率を検知することを特
徴とする請求項1記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項14】 パルス信号発生手段及びパルス信号検
知手段を1個のインバータで構成したことを特徴とする
請求項3記載の流体の誘電率検知装置。 - 【請求項15】 長筒状に巻回された導体よりなる第1
の電極と、この第1の電極の長筒面から所定の距離を隔
てて備えられた第2の電極とを備え、前記第1の電極と
前記第2の電極と前記両電極間に導入される被測定流体
により分布定数回路でなる信号の伝送路が形成され、前
記被測定流体はその誘電率によって前記分布定数回路の
定数に影響を与え、これにより前記伝送路を伝搬する信
号の伝搬速度が変化することに基づいて前記被測定流体
の誘電率を検知することを特徴とする流体の誘電率検知
方法。 - 【請求項16】 伝送路を伝搬した後の信号を検知する
検知手段を備え、前記伝送路の特性インピーダンスと前
記検知手段の入力インピーダンスとの差は、前記信号が
前記検知手段の入力部で実質的に反射しない程度に調整
されていることを特徴とする請求項15記載の流体の誘
電率検知方法。 - 【請求項17】 第1の電極と第2の電極の間に導入さ
れる被測定流体の流路幅を制限する流路幅制限手段を有
し、この流路幅制限手段は前記被測定流体の誘電率の変
化による前記伝送路の特性インピーダンスの変化を制限
することを特徴とする請求項15記載の流体の誘電率検
知方法。 - 【請求項18】 パルス信号が伝送路を伝搬するのに要
する時間は、パルス信号発生手段が指令信号を受けてか
ら応答するまでの伝搬遅延時間の変化による影響、ある
いはパルス検知手段が前記伝送路を伝搬した後のパルス
信号を受けてから応答するまでの伝搬遅延時間の変化に
よる影響を実質的に受けない程度に大きく設定されてい
ることを特徴とする請求項15記載の流体の誘電率検知
方法。 - 【請求項19】 伝送路を伝搬する信号の伝搬速度は、
前記信号が第1の電極の一端から入力されてから前記第
1の電極の他端で反射して戻ってくるまでの時間に基づ
いて演算されるものであることを特徴とする請求項15
記載の流体の誘電率検知方法。 - 【請求項20】 伝送路を伝搬する信号の伝搬速度は、
前記信号が第1の電極の一端から入力されてから前記第
1の電極の他端に到達するまでの時間に基づいて演算さ
れるものであることを特徴とする請求項15記載の流体
の誘電率検知方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10298448A JP2000121589A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 流体の誘電率検知装置及びその検知方法 |
US09/271,429 US6320393B1 (en) | 1998-10-20 | 1999-03-18 | Fluid dielectric constant sensing device and method employing the same |
DE19917618A DE19917618B4 (de) | 1998-10-20 | 1999-04-19 | Meßgerät für die Dielektrizitätskonstante einer Flüssigkeit und zugehöriges Verfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10298448A JP2000121589A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 流体の誘電率検知装置及びその検知方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000121589A true JP2000121589A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17859850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10298448A Pending JP2000121589A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 流体の誘電率検知装置及びその検知方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6320393B1 (ja) |
JP (1) | JP2000121589A (ja) |
DE (1) | DE19917618B4 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113227773A (zh) * | 2018-12-19 | 2021-08-06 | 斯派克特罗姆公司 | 用于使用导引电磁场确定不均匀样本的区域阻抗特性的方法 |
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US7315767B2 (en) * | 2001-03-06 | 2008-01-01 | Solianis Holding Ag | Impedance spectroscopy based systems and methods |
DE10202002A1 (de) * | 2002-01-17 | 2003-08-07 | Testo Gmbh & Co Kg | Messanordnung und Sensoranordnung zur Bestimmung einer Eigenschaft eines Fluides sowie Verfahren zu ihrem Betrieb |
WO2004021877A1 (en) * | 2002-09-04 | 2004-03-18 | Pendragon Medical Ltd. | Method and device for measuring glucose |
WO2004023125A2 (en) * | 2002-09-05 | 2004-03-18 | Pendragon Medical Ltd. | Impedance spectroscopy based systems and methods |
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DE102006052637B4 (de) * | 2006-11-08 | 2009-02-26 | Technische Universität Darmstadt | Vorrichtung und Verfahren zur Bestimmung zumindest eines Parameters eines Mediums |
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US8412477B2 (en) | 2009-12-08 | 2013-04-02 | Zentrum Mikroelektronik Dresden Ag | Method and arrangement for digital measuring a capacitive sensor |
EP2547987A4 (en) * | 2010-03-14 | 2014-05-14 | Titan Logix Corp | SYSTEM AND METHOD FOR MEASURING AND DOSING A DEFROSTING LIQUID FROM A TANK WITH A REFRACTOMETER MODULE |
US8820144B2 (en) * | 2010-06-06 | 2014-09-02 | International Environmental Technologies, Inc. | Apparatus and method for fluid monitoring |
CA2924724C (en) | 2013-09-18 | 2022-09-20 | Advantec Sensing As | Apparatus and method for characterization of fluids or powders by electrical permittivity |
JP2017528717A (ja) | 2014-09-15 | 2017-09-28 | ボーンズ・インコーポレーテッドBourns,Incorporated | 可変の位相混合法を使用する伝導性液体の性質の測定 |
CN105588873B (zh) * | 2016-03-18 | 2019-04-19 | 中国计量学院 | 一种外穿过式低频电磁检测装置 |
KR102552023B1 (ko) * | 2018-08-28 | 2023-07-05 | 현대자동차 주식회사 | 자동차용 rf 센서를 이용한 연료 성분 분석 방법 |
KR102552022B1 (ko) * | 2018-09-21 | 2023-07-05 | 현대자동차 주식회사 | 자동차용 rf 센서 장치 및 이를 이용한 연료 성분 분석 방법 |
DE102019124825B4 (de) * | 2019-09-16 | 2024-03-07 | Endress+Hauser SE+Co. KG | Messgerät zur Bestimmung eines Dielelektrizitätswertes |
DE102020121151A1 (de) | 2020-08-11 | 2022-02-17 | Endress+Hauser SE+Co. KG | Temperaturkompensiertes Dielektrizitätswert-Messgerät |
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---|---|---|---|---|
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US5255656A (en) | 1991-06-27 | 1993-10-26 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Alcohol concentration sensor for automotive fuels |
JP3248832B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2002-01-21 | 三菱電機株式会社 | センサ回路 |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP10298448A patent/JP2000121589A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-18 US US09/271,429 patent/US6320393B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-19 DE DE19917618A patent/DE19917618B4/de not_active Revoked
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CN113227773A (zh) * | 2018-12-19 | 2021-08-06 | 斯派克特罗姆公司 | 用于使用导引电磁场确定不均匀样本的区域阻抗特性的方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
DE19917618B4 (de) | 2004-04-29 |
US6320393B1 (en) | 2001-11-20 |
DE19917618A1 (de) | 2000-05-04 |
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