JP2000120243A - 階段および階段における雨水の排水処理方法 - Google Patents

階段および階段における雨水の排水処理方法

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JP2000120243A
JP2000120243A JP10289129A JP28912998A JP2000120243A JP 2000120243 A JP2000120243 A JP 2000120243A JP 10289129 A JP10289129 A JP 10289129A JP 28912998 A JP28912998 A JP 28912998A JP 2000120243 A JP2000120243 A JP 2000120243A
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permeable
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Munekatsu Sonoda
宗且 園田
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SONODA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であって、降雨時に階段の踏面に
雨水が残留するのを防止するとともに、階上側の踏面か
ら階下側の踏面に順次雨水が流れ落ちることを防止す
る。 【解決手段】 ササラ桁3の間に、複数の水抜き孔が略
一面に開設されて階上側に下り傾斜した平面部を有する
支持部材6を取り付け、支持部材の平面部上には、透水
性コンクリートを板状に成型した透水板4を一体的に取
り付け、透水板の上面から内部にしみ込んだ雨水を、支
持部材の水抜き孔を通して下方に排水処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アパート等の低層
建築物の外階段に好適な階段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外に設置される外階段は、コン
クリートを成型した段板や鉄板を屈曲した段板、あるい
は鉄板に合成樹脂を被覆した段板などを使用している。
段板がコンクリート製のものは耐火性や歩行音抑制に優
れ、また、合成樹脂被覆のものは軽量化が容易である。
そして、いずれの段板も水平に敷設すると上面(踏面)
に水が溜ってしまうので、段板の踏面に溝を形成して排
水機能を付加したり、階下側に下り傾斜した水勾配を付
けて段板を取り付けたりして、踏面の雨水を溝や水勾配
により傾斜下端側に流下させて排水する排水処理が施さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような排水処理が施された階段においても以下のよう
な問題点があった。段板の踏面に奥行き方向の溝を形成
して排水させた場合は、雨水が階段の上段から下段へと
順次排水されるために各段板の踏面全体が排水路とな
り、歩行者の裾を濡らすなどの不都合を生じる。特に、
階下側の踏面では階上側から順次流れ落ちてきた雨水が
累積してしまうので、階上側よりも多くの雨水が流れ
る。一方、段板の踏面に横方向に溝を形成して排水させ
た場合は、雨水が踏面の段板の横方向に排水されるの
で、段板の側部に排水溝を形成したり、ササラ桁に排水
処理用の部品を設ける必要があり、構造が複雑化した。
そして、段板の側部に排水溝を形成したとしても、大き
な溝を形成することができないので、排水能力が不足し
てしまい、排水溝で処理し切れなかった雨水が上段から
下段へと順次雨水が流れ落ちる。このため、先の例と同
様に、踏面全体が排水路となって、歩行者の裾を濡らす
不都合を生じ易い。
【0004】また、水勾配を大きく設定すると排水性を
向上させることができる一方で、段板の傾斜も大きくな
るために階段の上り下りが危険であり、雨天の時は段板
の踏面が前記各従来例と同様に排水路として機能してし
まうために、歩行者にとっては不都合である。このた
め、実際には僅かな角度しか付けられない。
【0005】したがって、従来の階段は、この踏面とな
る段板の表面に雨水がある程度残留してしまうことを回
避することはできなかった。このため、少し激しい雨が
降ると、歩行した際に靴等の履物がびしょびしょに濡れ
てしまい、ズボンの裾も濡れ易い。また、溜った雨水に
よって足を滑らせる虞れがあった。
【0006】そこで、本発明は、構造が簡単であって、
降雨時に階段の踏面に雨水が残留するのを防止するとと
もに、階上側の踏面から階下側の踏面に順次雨水が流れ
落ちることを防止することができる排水性の良好な階段
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、左右一対のササラ桁の間に、上下方向に貫通した複
数の水抜き孔が略一面に開設された平面部を有する支持
部材を取り付け、この支持部材の平面部上には、骨材間
に空隙部を形成した状態で結合される透水性コンクリー
トを板状に成型した透水板を一体的に取り付け、この透
水板の上面から内部にしみ込んだ雨水を、支持部材の水
抜き孔を通して下方に排水処理するようにしたことを特
徴とする階段である。
【0008】請求項2に記載のものは、透水板の上面
に、複数のタイルを、タイル上面が透水板上面から上方
に突出して、尚且つタイル同士の間に雨水浸透用隙間を
形成した状態で埋設したことを特徴とする請求項1記載
の階段である。
【0009】請求項3に記載のものは、前記平面部の上
面を階上側に向けて下り傾斜させて水勾配とし、この水
勾配の傾斜角度に応じて前記透水板の厚さを、階上側を
階下側よりも厚くして踏面が略水平になるようにしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の階段である。
【0010】請求項4に記載のものは、前記骨材は、ガ
ラスを主成分として微細な独立気泡を内蔵させて造粒し
た人工軽量骨材であり、前記タイルは、ガラス粉を混合
して焼成した焼成タイル材であることを特徴とする請求
項1から3のいずれかに記載の階段である。
【0011】請求項5に記載のものは、前記支持部材の
下方に、水受材をササラ桁の傾斜に沿ってササラ桁に取
り付け、支持部材の水抜き孔から滴り落ちる雨水を水受
材で受け止めて階下側に排水処理するようにしたことを
特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の階段であ
る。
【0012】請求項6に記載のものは、前記水受材を、
折り曲げ溝を平行に並べて形成した折板水受材で構成
し、折り曲げ溝の方向をササラ桁の延在方向に沿わせた
状態で取り付けたことを特徴とする請求項5に記載の階
段である。
【0013】請求項7に記載のものは、左右一対のササ
ラ桁の間に、上下方向に貫通した複数の水抜き孔が略一
面に開設された平面部を有する支持部材が取り付けられ
た階段における雨水の排水処理方法であって、骨材間に
空隙部を形成した状態で結合される透水性コンクリート
を板状に成型した透水板を、支持部材の表面に一体的に
取り付け、各透水板の上面から雨水を内部にしみ込ませ
て、支持部材の水抜き孔を通して下方に排水するように
したことを特徴とする階段における雨水の排水処理方法
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係わる階段1の正
面図、図2は段板2のササラ桁3に対する取り付け構造
を示す斜視図、図3は段板2を構成する透水板4の正面
図、図4は段板2を構成する透水板4の側面図、図5は
人工軽量骨材5の結合状態を示す透水性コンクリートの
拡大断面図、図6は段板2を構成する支持部材6の斜視
図、図7は段板2(透水板4および支持部材6)の断面
図である。
【0015】本発明に係わる階段1の第1の実施形態に
ついて説明する。この階段1は、図1および図2に示す
ように、左右一対のササラ桁3の傾斜上端を踊り場ユニ
ット7の支柱8に固定し、傾斜下端を基礎コンクリート
9に固定し、左右のササラ桁3間に複数の段板2を所定
の上下間隔で取り付け、これら段板2の下方に水受材1
0をササラ桁3の傾斜に沿って取り付け、ササラ桁3に
は手摺11を設けたものである。
【0016】ササラ桁3は、段板2を取り付けることが
できればどのような形状でもよいが、本実施形態では、
断面コ字状の型材を使用し、傾斜上端部には支柱8との
接続面を形成し、途中には段板2を取り付ける取付孔を
開設してある。そして、このササラ桁3と支柱8の上端
とを接続するには、前記接続面を支柱8の側面に当接し
て両者をボルトなどで固定する。
【0017】このササラ桁3に段板2を取り付けるに
は、ササラ桁3に開設された取付孔と、段板2の両側縁
の取付片13に開設された取付孔14とを連通状態とし
てボルト・ナットにより止着する。
【0018】段板2は、支持部材6と透水性コンクリー
トからなる透水板4から構成され、支持部材6の平面部
15上に、ポリマーセメント等の接着剤を塗布し、透水
板4の下面とこの平面部15上面とを接合し硬化させて
支持部材6と透水板4を一体化させたものである。な
お、このように段板2として一体化させる場合、ササラ
桁3に支持部材6を取り付けた後に、支持部材6に透水
板4を取り付けて段板2としてもよいし、あるいは、予
め支持部材6に透水板4を取り付けて段板2として形成
しておき、この段板2をササラ桁3に取り付けてもよ
い。
【0019】透水板4は、図3から図5に示すように、
セメントを主成分としたバインダー16により人工軽量
骨材5間に空隙部17を形成した状態で結合される透水
性コンクリートを使用し、設置状態における上面(踏
面)を水平にして、下面を奥行き方向に徐々に厚く(後
述する支持部材6の平面部15の水勾配に応じた厚さ)
形成して、踏面に複数のタイル18を設けて板状に成型
したものである。
【0020】この人工軽量骨材5は、例えば酒類・飲料
メーカー、空瓶回収業者などから使用済みガラス(カレ
ット)を集め、このガラスを粉砕し、内部に微細な独立
気泡を無数に内蔵した状態で造粒して焼成したものであ
り、ハニコウム構造を有する。本実施形態では、例え
ば、粒径約1mm前後の人工軽量骨材5を使用するが、
この人工軽量骨材5の特性は、単位容積質量が0.3〜
0.4Kg/L、吸水率5〜7%である。詳しくは、粒
度0.3〜1.2mmの1号は、単位容積質量が0.3
1〜0.47Kg/L、点加重強度が1〜2Kg、吸水率
(24時間)が3〜7%、粒度1.2〜2.5mmの2
号は、単位容積質量が0.29〜0.42Kg/L、点
加重強度が3〜5Kg、吸水率(24%)が5〜8、粒
度2.5〜5.0mmの3号は、単位容積質量が0.2
6〜0.38Kg/L、点加重強度が3〜7Kg、吸水率
(24%)が7〜10である。
【0021】この人工軽量骨材5を結合するセメント
は、普通セメント、早強セメント、白セメント、高炉セ
メント、アルミナセメントなどのセメントを使用するこ
とができる。また、バインダー16にはこれらのセメン
トの他に、セメントのバインダー力を高め、高い強度で
空隙部17の割合を大きくするために、ダレ防止剤、セ
メント分散剤、粉末エマルジョンなどのセメント混和剤
を使用する。
【0022】これらは、例えば白セメント1Kg、混和
剤0.02Kg、人工軽量骨材5の1号と2号を半々に
して1.5Kg、水を0.38Kg配合して混練する。
この場合、人工軽量骨材5にセメントペースト(バイン
ダー)をまぶした状態に混練するため、回転数の速い高
速回転コンクリートミキサーを使用することが望まし
い。混練時の単位容積質量は0.85Kg/Lである。
そして、このように混練して作り上げられた透水性コン
クリートを、型枠にタイル18をセットした状態で充填
し、振動・加圧成形を行うことで、例えば縦横900m
m×270mm、厚さ50mm程度の板状の透水板4が
作り上げられる。なお、上記透水板のサイズは適宜選択
することができる。
【0023】この透水性コンクリートに混練されたバイ
ンダー16と人工軽量骨材5間に形成された空隙部17
が、雨水を透水性コンクリートの上面から内部にしみ込
ませるとともに、しみ込んだ雨水を下方に排水する機能
を担保する。なお、本発明に使用する透水性コンクリー
トは、前記した人工軽量骨材5を使用したものに限定さ
れるものではなく、透水性を有すればよい。例えば、セ
メント100、セメントバインダー2、硅砂(粒径2.
5〜0.3mm)700、水400の重量割合で配合し
たものでもよい。硅砂を含ませると、耐摩耗性を向上さ
せることができる。
【0024】また、透水板4の上面には、複数のタイル
18を、各タイル18の上面を透水板4の表面から上方
に突出して、尚且つタイル18同士の間に透水性コンク
リートが露出する隙間19が形成される状態で埋設す
る。タイル18の間の隙間19は、例えば約10mmと
いうように従来の目地間隔よりも少し広く設定されてお
り、この隙間19が雨水を透水性コンクリートの上面か
ら内部にしみ込ませる雨水浸透用隙間19として機能す
る。なお、雨水浸透用隙間19の深さ、すなわちタイル
18の突出高さは、例えば2〜3mmとする。
【0025】このタイル18は、ガラス粉を混合して焼
成した焼成タイル材で、表面に形成した小さな凹凸によ
り階段昇降時の滑り止め機能を担保するとともに、透水
板4の耐摩耗性を向上させる機能を担保する。なお、透
水板4の手前側(階下側)側縁角部を覆うように断面L
字上のタイル18′を設けると、角部の欠損を防止でき
るとともに、階段正面からの美観が向上する。また、図
面には示していないが、このタイル18にも、表面から
裏面に貫通する小さな透水孔を開設すると、タイル18
表面の雨水が透水孔を通って直接透水板4の内部に透水
するので、排水処理上好ましい。
【0026】支持部材6は鉄板等の金属板を屈曲成形し
た部材であり、図6および図7に示すように、上下方向
に貫通した水抜き孔20がほぼ全面に開設されて透水板
4が載置される平面部15と、平面部15両側縁から下
方に延出してササラ桁3に取り付ける際に使用する取付
孔14が開設された取付片13と、平面部15の奥手側
(ササラ桁3に設置した際に階上側となる方向)の長手
方向側縁に上方に起立して透水板4の上面と面一となる
起立壁21と、平面部15の手前側(ササラ桁3に設置
した際に階下側となる方向)の長手方向側縁に下方に屈
曲して階段1の下からの視界を遮断する視界遮断壁22
とからなる。
【0027】この平面部15は透水板4の下面と概略同
じ大きさであり、ササラ桁3に取り付けられた状態で
は、視界遮断壁22側(階下側)から起立壁21側(階
上側)に向かって下り傾斜している。この下り傾斜は、
透水板4の内部にしみ込んだ雨水を階上側に排水する水
勾配として機能し、従来の段板につける水勾配とは反対
方向に下り傾斜している。そして、この平面部15には
上下方向に貫通した水抜き孔20が複数開設されている
ので、透水板4の内部にしみ込んだ雨水が水勾配により
階上側に流下する過程で水抜き孔20から排水すること
ができ、階下側の段板2の踏面に水が流れ落ちることを
防止できる。すなわち、階上側の踏面から階下側の踏面
に順次雨水が流れ落ちるのを防止できる。
【0028】なお、前記起立壁21は透水板4を平面部
15に設置する際の位置規制部材として機能する。ま
た、起立壁21および視界遮断壁22は、歩行時におけ
る平面部15の撓みを防止する補強材としても機能して
いる。また、平面部15の前後長さを透水板4の前後長
さよりも少し短くして、透水板4の先端部分が平面部1
5よりも少し前方に突出させることにより体裁を向上さ
せてもよい。
【0029】上述したように、支持部材6の平面部15
上に透水板4を取り付けて形成される段板2は、上層と
なる透水板4が、上面から雨水を内部にしみ込ませる透
水層として機能し、透水板4表面に点在するタイル18
が透水板4の耐摩耗性を向上し、下層となる支持部材6
の平面部15が、透水板4からしみ込んだ雨水を水勾配
により階下側に流下することを防止し、平面部15に開
設された水抜き孔20が階上側に流れる雨水を外部に排
水する排水部として機能する。なお、支持部材6の水勾
配に応じて透水板4の下面は階上側を徐々に厚くしてあ
るので、施工後においては透水板4の上面(踏面)を水
平にすることができ、歩行者は自然な感覚で階段1を昇
降できる。
【0030】この様に、本発明に係る段板2は、踏面と
なる上面に雨水が残留してしまうことを回避することが
でき、溜った雨水による足元の滑りを防止できる。ま
た、踏面が水平であるので昇降が安全であるとともに自
然な感覚で昇降できる。なお、支持部材6に開設された
上下方向の水抜き孔20の形状は、円形、三角形等の多
角形に限らずどのようなものであってもよい。
【0031】次に、支持部材6の他の実施形態を説明す
る。図8に示す支持部材6の第2実施形態は、上述した
第1実施形態の起立壁21に代えて、下方に屈曲した垂
下壁23を設けたものであり、水勾配が設けられた平面
部15より流下する雨水を水抜き孔20から排水するの
みならず、この垂下壁23の表面を伝わって階上側下方
に排水する機能を備えたものであり、水抜き孔20から
排水されなかった雨水を前記垂下壁23の表面から階上
側下方に排水することができる。
【0032】図9に示す第3の実施形態の支持部材6
は、水抜き孔20が複数開設されて水勾配が設けられた
平面部15を階上側に延出して延出部24を形成し、こ
の延出部24の長手方向両側部にボルトを挿通する挿通
孔25を開設し、また、視界遮断壁22の下端部を階上
側に平面部15の水勾配と同様の傾斜となるように屈曲
して屈曲部26を形成し、この屈曲部26の長手方向両
側部にボルトを挿通する挿通孔27を開設したものであ
る。
【0033】この支持部材6は、図10に示すように、
下段の支持部材6の延出部24に開設された挿通孔25
と上段の支持部材6の屈曲部26に開設された挿通孔2
7とを連通状態にしてボルト・ナット29により上下段
の支持部材6を止着することができる。したがって、サ
サラ桁3に取り付けた支持部材6を頑強に補強すること
ができる。なお、屈曲部26の傾斜を平面部15の水勾
配と同様にしたのは、段板2同士を連結した際に上段の
踏面と下段の踏面とを平行にするためである。
【0034】また、上述した段板2は、踏面を一つ有す
る単体構造であるが、図11に示すように、鉄板等を雛
壇状に屈曲することにより複数の平面部15を有する支
持部材6を成形し、各平面部15上に透水板4を設け
て、踏面を2つ、3つ等有するユニット構造の段板2と
してもよい。すなわち、雛壇状に連設された支持部材6
と、この支持部材6の平面部15に取り付けられた透水
板4とから段板2を構成してもよい。この様に構成する
と、現場における施工が容易であり、短時間で組み立て
ることができる。
【0035】次に、段板2の下方に配置される水受材1
0の取り付けについて、図12および図13を使用して
説明する。
【0036】水受材10を取り付けるには、左右のササ
ラ桁3の間に角パイプ等の受材30を固定し、この受材
30の下面に水受材10を吊り下げた状態で取り付け
る。なお、受材30をササラ桁3の間に固定するには、
受材30の端部に形成したフランジ部(図示せず)をサ
サラ桁3の内側面に溶接やネジ等によって止着する。
【0037】水受材10は、段板2の下面から排水され
る雨水を受け止めて傾斜下端側に流下することができれ
ばどのような板材でもよい。図面に示す実施形態では、
図12に示すように、深さが約50mmの底部を有する
断面略V字状の折り曲げ溝(谷)32と、この折り曲げ
溝32と上下方向を逆転した断面形状の折り曲げ山33
とを隣合わせに交互に形成し、折り曲げ山33の頂上面
に止着孔34を開設した折板水受材を用いる。
【0038】そして、この折板水受材10を受材30に
取り付けるには、帯板を折板水受材10の断面形状と同
様の形状に形成し、折り曲げ山の頂上面に止着孔を開設
した押えバンド35を使用する。具体的には、この押え
バンド35を折板水受材10に下方から当接して押えバ
ンド35と折板水受材10の各止着孔を連通させ、下方
から止着ネジ36を挿入し、この止着ネジ36の先端を
受材30の止着孔(図示せず)内に締め込むことにより
折板水受材10を取り付ける。なお、このようにして取
り付ける水受材10は、支持部材6の全幅に亘って配置
し、ササラ桁3の下には両側縁部分の折り曲げ溝32を
位置させ、段板2の下面から排水された雨水を折り曲げ
溝32内に確実に受け入れるように配置する。また、水
受材10は、前記折板水受材10に限らず、例えば塩化
ビニル鋼板を使用し、装飾性を高かめて美観を向上させ
てもよい。
【0039】このような構成からなる階段1に雨が降っ
た場合、各段板2の踏面(上面)に降った雨水は、踏面
から透水性コンクリートの内部にしみ込んでしまう。し
たがって、段板2の踏面に雨水が滞留することがほとん
どない。そして段板2の内部にしみ込んだ雨水は、支持
部材6に設けられた水勾配により階上側に向かって流れ
るとともに、流れる途中で水抜き孔20内を通って下方
の水受材10に流れ落ちるので、階段1の下方のスペー
スに雨水が落下することを防止することができる。した
がって、従来はデッドスペースとなっていた階段1の下
を有効に利用することができる。また、水受材10上に
流れ落ちた雨水は、折り曲げ溝32内を流下し集水樋4
0に回収され、下水道等に排水される。
【0040】次に本発明に係わる階段1の第2の実施形
態について説明する。この階段1は、図14および図1
5に示すように階段1をユニット化して、高さの異なる
階段ユニットを組み合わせることで階段1を構成するよ
うにしたもである。
【0041】このユニット化された階段1は、踊り場ユ
ニット7の隣りに設置する最も高い第1階段ユニット4
1と、この第1階段ユニット41の隣りに設置する2番
目に高い第2階段ユニット42と、この第2階段ユニッ
ト42の隣りに設置する最低の第3階段ユニット43と
から構成されている。
【0042】第1階段ユニット41は、図15に示すよ
うに、踊り場ユニット7の支柱8よりも少し低い2本の
支柱44とこれよりも低い2本の支柱45の合計4本の
支柱を四隅に立設し、支柱44,45間の下部に下横材
46を溶接等の固定手段により固定し、支柱の上端部分
に左右一対のササラ桁3aを傾斜した状態、すなわち各
ササラ桁3aを高い方の支柱44と低い方の支柱45と
の間の上端間にそれぞれ架設し、左右のササラ桁3a間
に上述した段板2を取り付け、これら段板2の下方に水
受材10aをササラ桁3の傾斜に沿って取り付けたユニ
ット(いわゆるブロック)である。
【0043】ササラ桁3aは、上述した第1の実施形態
のササラ桁3と同様に、断面コ字状の型材を使用し、端
部には接続面を形成し、途中には段板2を取り付ける取
付孔を所定位置に開設してある。そして、このササラ桁
3aに支柱44の上端を接続するには、支柱44の上端
に傾斜した状態で溶接してあるフランジをササラ桁3a
の下面に当接し、両者を溶接やボルト・ナットなどで固
定する。なお、ササラ桁3aをはじめとする各部材は工
場において予め組み付ける。
【0044】第2階段ユニット42は、第1階段ユニッ
ト41よりも低いだけで同様の構成であり、第1階段ユ
ニット41の低い方の支柱45よりも僅かに低い2本の
支柱50とこれよりも低い2本の支柱51の合計4本の
支柱を四隅に立設し、各支柱間の下部に下横材(図示せ
ず)を固定し、支柱50,51の上端部分に左右一対の
ササラ桁3bを第1階段ユニット41のササラ桁3aと
同じ角度で傾斜した状態で架設し、左右のササラ桁3b
の間に段板2を取り付け、これら段板2の下方に水受材
10bをササラ桁3bの傾斜に沿って取り付けたユニッ
トである。なお、ササラ桁3bの間に取り付ける段板2
および段板2の下方に取り付ける水受材10bは、第1
階段ユニット41の段板2や水受材10aと同様であ
る。
【0045】第3階段ユニット43は、第2階段ユニッ
ト42の低い方の支柱51よりも僅かに低い2本の支柱
52を第2階段ユニット42側の隅部に立設し、支柱の
上端部分に左右一対のササラ桁3cを第1,第2階段ユ
ニット41,42のササラ桁3a,3bと同じ角度で傾
斜した状態で架設し、左右のササラ桁3cの間に段板2
を取り付け、これら段板2の下方に水受材10cをササ
ラ桁3cの傾斜に沿って取り付け、下方に屈曲したササ
ラ桁3の傾斜下端部分よりも内側に集水樋40を設け、
この集水樋40内に前記した水受材10cの傾斜下端を
臨ませたユニットである。なお、ササラ桁3cの間に取
り付ける段板2および段板2の下方に取り付ける水受材
10cは、第1,第2階段ユニット41,42の段板2
や水受材10a,10bと同様である。
【0046】なお、上述した第1の実施形態の階段1と
同様に、支持部材6に透水板4を取り付けて段板2とし
て一体化する時期は、ササラ桁3に支持部材6を取り付
けた後に、支持部材6に透水板4を取り付けて段板2と
してもよいし、あるいは、予め支持部材6に透水板4を
取り付けて段板2として一体化しておき、この段板2を
ササラ桁3に取り付けてもよい。また、この第2の実施
形態のユニット化された階段1の場合、上述した図9及
び図10に示す段板2を複数段組み付けてユニット化し
たもの、あるいは上述した図11に示すような踏面を複
数有するユニット構造の段板2を使用することが好まし
い。理由は、階段ユニットを構成する部品点数が少なく
なり組み付けが容易になるからである。また、支持部材
6が雛壇状に形成されているので階段ユニットの剛性を
より高めることができる。
【0047】上述した各階段ユニットは以下のようにし
て設置される。第1階段ユニット41を基礎レール60
上に降ろし、ササラ桁3aの傾斜上端側を踊り場ユニッ
ト7側に向けって所定位置に位置調整し、この状態で支
柱44,45の下端のフランジ部を基礎レール60に止
着する。そして、第1階段ユニット41のササラ桁3a
の傾斜上端に形成してある接続面を踊り場ユニット7に
当接するとともに、この接続面をボルト・ナット等によ
り止着する。また、踊り場ユニット7の水受材10′の
傾斜下端を上に、第1階段ユニット41の水受材10a
の傾斜上端を下に重ねた状態で両者を接続する。
【0048】第1階段ユニット41の設置が終ったなら
ば、同様に、第2階段ユニット42のササラ桁3bの傾
斜上端側を第1階段ユニット41側に向けて設置し、サ
サラ桁3bの傾斜上端側の接続面を、第1階段ユニット
41のササラ桁3aの傾斜下端側の接続面に止着する。
また、第1階段ユニット41の水受材10aの傾斜下端
を上に、第2階段ユニット42の水受材10bの傾斜上
端を下に重ねた状態で両者を接続する。
【0049】そして、第3階段ユニット43も同様に設
置を行うと、図14に示すように、ササラ桁3a,3
b,3cが所定の角度で一連に接続され、手摺11等を
取り付けるとユニット化された階段1が出来上がる。
【0050】なお、各階段ユニット間における水受材1
0a,10b,10cの接続部分には、水漏れを防止す
るために、公知の水漏れ防止ジョイナー(図示せず)を
介在させて接続してもよい。
【0051】このように、階段1をユニット化すると、
施工現場での設置作業を大幅に簡略化することができ、
熟練作業者でなくとも誤りなく短時間で能率よく施工す
ることができる。
【0052】また、この階段ユニットは、支柱に囲まれ
た各段板2の下方の空間を、例えば物置などの室として
積極的に利用できるように構成してもよい。すなわち、
支柱の間にパネル61を張って壁面を構成し、その1つ
のパネル61に入口を設けてドア62を取り付け、横材
46を桁として利用し適宜に根太を設け、これらの上に
床材を張って室内床を形成してもよい。
【0053】次に、上述した透水板4を使用した階段1
のリフォームについて説明する。最近の店舗などでは、
流行を意識して、あるいは店舗とトータル的にコーディ
ネイトして、機能性よりもファッション性を重視した階
段を取り入れている。この傾向は、手摺、ササラ桁のみ
ならず踏面となる段板にも及んでいる。例えば、最近、
ファッション性を意識して、或は製造コストを低減させ
るためにグレーチング製の段板が使用されることがあ
る。しかしながら、グレーチングで段板を構成すると、
下方からの視線が気になってしまい、リフォームの要望
がある。
【0054】また、金属板製の段板やコンクリート製の
段板などに代表される従前の段板では、吸水性がないの
で降雨時に踏面が滑りやすい。このため、これらの階段
においてもリフォームの要望がある。しかし、段板全体
をリフォームするのでは手間とコストがかかるという問
題がある。
【0055】そこで、予め取り付けられている段板がグ
レーチングである場合には、このグレーチングを支持部
材6として機能させて、これらグレーチング上に透水板
4を固定する。なお、この場合の透水板4は、厚さが均
一なものを使用する。また、段板が金属板製やコンクリ
ート板製である場合には、これらの段板を取り外し、旧
来のササラ桁や取付孔を利用して前記支持部材6を取り
付けるとともに、支持部材6の平面部15上に透水板4
を取り付ける。なお、この場合は段板2全体を交換する
ので、平面部15に水勾配を設けたものが使用できる。
【0056】この様にして旧来の階段をリフォームする
と、段板2上に降り注いだ雨水が透水板4の内部にしみ
込んで、当該段板2の水抜き孔20等を通して下方に排
水することができる。したがって、踏面に雨水が残るこ
とがなく昇降が安全に行える。また、踏面に骨材(人工
軽量骨材5等)が点在するので、歩行時の滑りを防止で
きる。さらに、予め設置されているササラ桁を交換する
必要がないので手間がかからず、安価にリフォームが行
える。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1および7の発明では、左右
一対のササラ桁の間に、上下方向に貫通した複数の水抜
き孔が略一面に開設された平面部を有する支持部材を取
り付け、この支持部材の平面部上に、骨材間に空隙部を
形成した状態で結合される透水性コンクリートを板状に
成型した透水板を一体的に取り付けたので、降雨時に透
水板の上面(踏面)に降り落ちた雨水を透水板の内部を
通して支持部材の水抜き孔から下方に排水することがで
きる。したがって、集中豪雨などの激しい雨でない限
り、透水板の踏面が雨で濡れたとしても、雨水が溜るこ
とを防止することができる。このため、階段1を上り下
りしても、履物を通す程に足や裾が濡れることを防止す
ることができる。また、透水板の踏面に溜った雨水で足
を滑らすトラブルを防止することができるので、歩行時
の滑りを防止できる。また、雨水が支持部材の下面から
排水されるので、ササラ桁に排水路を設ける必要がなく
ササラ桁の構造を簡略化できるとともに、支持部材の下
方に排水路を設けることで簡単に排水処理が行える。ま
た、透水板は支持部材の平面部によって支持されている
ので、歩行する際の踏面となる透水板の上面からの荷重
を分散することができ、透水板全体を面的に補強するこ
とができる。
【0058】請求項2の発明では、透水板の上面に、複
数のタイルを、タイル上面が透水板上面からタイルを上
方に突出させ、タイル同士の間に雨水浸透用隙間を形成
した状態で埋設したので、透水板の透水性を担保しつつ
透水板の耐摩耗性を向上させることができる。また、タ
イルは装飾性が高いので透水板の美観を向上させること
ができ、周囲の景観に適合させた階段を作ることができ
る。
【0059】請求項3の発明では、支持部材の平面部の
上面を階上側に向けて下り傾斜させて水勾配とし、この
水勾配の傾斜角度に応じて透水板の厚さを、階上側を階
下側よりも厚くして踏面が略水平になるようにしたの
で、透水板内部にしみ込んだ雨水を階上側に向けて流す
ことができるとともに、流れる途中で水抜き孔を通して
下方に排水することができる。したがって、段板上に降
り注いだ雨水を当該段板で排水処理することができ、階
下側の踏面に排水を流下させることを防止でき、階下側
の段板に雨水が累積して流れる不都合を解消することが
できる。また、透水板を支持する支持部材の平面部に水
勾配を付けても踏面を水平に保持することができ自然な
感覚で階段を昇降できる。
【0060】請求項4の発明では、骨材として、ガラス
を主成分とした微細な独立気泡を内蔵させて造粒した人
工軽量骨材を使用したので、使用済みのガラス瓶を原料
として使用することができ、ガラスのリサイクルに寄与
することができる。また、踏面に埋設されるタイルを、
ガラス粉を混合して焼成した焼成タイル材を使用したの
で、タイル表面に粗さがあり階段昇降時の滑りを防止す
ることができる。
【0061】請求項5の発明では、支持部材の下方に、
水受材をササラ桁の傾斜に沿ってササラ桁に取り付け、
支持部材の水抜き孔から滴り落ちる雨水を水受材で受け
止めて階下側に排水処理するようにしたので、支持部材
下面から排水された雨水を水受材で受け止めて、水受材
の傾斜に沿って雨水を排水することができる。
【0062】請求項6に記載の発明は、水受材を、折り
曲げ溝を平行に並べて形成した折板水受材で構成し、折
り曲げ溝の方向をササラ桁の延在方向に沿わせた状態で
取り付けたので、支持部材下面から排水された雨水を折
り曲げ溝内に受け止めて階段の下り傾斜方向に沿って流
下させることができる。したがって、階段の下方に雨樋
を別途設ける必要がなく、構成の簡略化を図ることがで
き、しかも排水処理を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる階段の第1実施形態の正面図で
ある。
【図2】段板のササラ桁に対する取り付け構造を示す斜
視図である。
【図3】(a)は透水板の一部欠截正面図、(b)はそ
の平面図である。
【図4】透水板の断面図である。
【図5】人工軽量骨材の結合状態を示す透水性コンクリ
ートの拡大断面図である。
【図6】支持部材の一部欠截斜視図である。
【図7】段板(透水板および支持部材)の断面図であ
る。
【図8】段板の他の実施形態の側面図である。
【図9】段板の他の実施形態の左側面図である。
【図10】図9に示す段板を接続した状態を示す側面図
である。
【図11】支持部材を雛段状に形成した段板の側面図で
ある。
【図12】水受材の取り付け状態を示す斜視図である。
【図13】水受材を取り付けた状態におけるササラ桁の
内側面を示す説明図である。
【図14】階段ユニットを組み付けた階段の正面図であ
る。
【図15】第1階段ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1 階段 2 段板 3 ササラ桁 4 透水板 5 人工軽量骨材 6 支持部材 7 踊り場ユニット 8 支柱 9 基礎コンクリート 10 水受材 11 手摺 13 取付片 14 取付孔 15 平面部 16 バインダー 17 空隙部 18 タイル 19 タイル間の隙間 20 水抜き孔 21 起立壁 22 視界遮断壁 23 垂下壁 24 延出部 25 挿通孔 26 屈曲部 27 挿通孔 29 ボルト・ナット 30 受材 32 折り曲げ溝(谷) 33 折り曲げ山 34 止着孔 35 押えバンド 36 止着ネジ 40 集水樋 41 第1階段ユニット 42 第2階段ユニット 43 第3階段ユニット 44,45 第1階段ユニットの支柱 46 下横材 50,51 第2階段ユニットの支柱 52 第3階段ユニットの支柱 60 基礎レール 61 パネル 62 ドア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のササラ桁の間に、上下方向に
    貫通した複数の水抜き孔が略一面に開設された平面部を
    有する支持部材を取り付け、 この支持部材の平面部上には、骨材間に空隙部を形成し
    た状態で結合される透水性コンクリートを板状に成型し
    た透水板を一体的に取り付け、 この透水板の上面から内部にしみ込んだ雨水を、支持部
    材の水抜き孔を通して下方に排水処理するようにしたこ
    とを特徴とする階段。
  2. 【請求項2】 透水板の上面に、複数のタイルを、タイ
    ル上面が透水板上面から上方に突出して、尚且つタイル
    同士の間に雨水浸透用隙間を形成した状態で埋設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の階段。
  3. 【請求項3】 前記平面部の上面を階上側に向けて下り
    傾斜させて水勾配とし、この水勾配の傾斜角度に応じて
    前記透水板の厚さを、階上側を階下側よりも厚くして踏
    面が略水平になるようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の階段。
  4. 【請求項4】 前記骨材は、ガラスを主成分として微細
    な独立気泡を内蔵させて造粒した人工軽量骨材であり、 前記タイルは、ガラス粉を混合して焼成した焼成タイル
    材であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の階段。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の下方に、水受材をササラ
    桁の傾斜に沿ってササラ桁に取り付け、支持部材の水抜
    き孔から滴り落ちる雨水を水受材で受け止めて階下側に
    排水処理するようにしたことを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の階段。
  6. 【請求項6】 前記水受材を、折り曲げ溝を平行に並べ
    て形成した折板水受材で構成し、折り曲げ溝の方向をサ
    サラ桁の延在方向に沿わせた状態で取り付けたことを特
    徴とする請求項5に記載の階段。
  7. 【請求項7】 左右一対のササラ桁の間に、上下方向に
    貫通した複数の水抜き孔が略一面に開設された平面部を
    有する支持部材が取り付けられた階段における雨水の排
    水処理方法であって、 骨材間に空隙部を形成した状態で結合される透水性コン
    クリートを板状に成型した透水板を、支持部材の表面に
    一体的に取り付け、各透水板の上面から雨水を内部にし
    み込ませて、支持部材の水抜き孔を通して下方に排水す
    るようにしたことを特徴とする階段における雨水の排水
    処理方法。
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