JP2000117214A - 乾式洗浄装置 - Google Patents
乾式洗浄装置Info
- Publication number
- JP2000117214A JP2000117214A JP10303282A JP30328298A JP2000117214A JP 2000117214 A JP2000117214 A JP 2000117214A JP 10303282 A JP10303282 A JP 10303282A JP 30328298 A JP30328298 A JP 30328298A JP 2000117214 A JP2000117214 A JP 2000117214A
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- Japan
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- fixed
- casing
- workpiece
- workpieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 乾式ブラスト加工すみの工作物に静電気力に
より付着した異物を乾式環境で効率よく除去すること。
多数の工作物を一度に洗浄できること。 【解決手段】 選別網を保持した筐体に振動モータによ
って振動を与え、乾式ブラスト加工すみの工作物に付着
する異物を上記選別網の下方に移動させて捕集する装置
において、工作物に向けてイオン化気流発生器を固定
し、上記筐体の下方には集塵機を連結する。
より付着した異物を乾式環境で効率よく除去すること。
多数の工作物を一度に洗浄できること。 【解決手段】 選別網を保持した筐体に振動モータによ
って振動を与え、乾式ブラスト加工すみの工作物に付着
する異物を上記選別網の下方に移動させて捕集する装置
において、工作物に向けてイオン化気流発生器を固定
し、上記筐体の下方には集塵機を連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式ブラスト加工
すみの工作物に付着した異物(ブラスト加工により発生
する工作物から脱落した粉塵、噴射材、噴射材の破砕に
より生じた粉塵等を総称する)を、液体を使用すること
なしに効率よく除去するための乾式洗浄装置に関する。
すみの工作物に付着した異物(ブラスト加工により発生
する工作物から脱落した粉塵、噴射材、噴射材の破砕に
より生じた粉塵等を総称する)を、液体を使用すること
なしに効率よく除去するための乾式洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式ブラスト加工すみの工作物は
加工室内で空気流を吹き付けて吹き飛ばす方法が一般的
に採用されてきた。しかし、異物が静電気力により付着
する場合には、空気力によっては容易に除去できなかっ
た。このような場合には溶剤を使った一般的な洗浄によ
って異物を除去していたが、作業環境を悪化させると共
に乾燥工程、廃液処理行程が必要で、そのために工作物
がコスト高になっていた。
加工室内で空気流を吹き付けて吹き飛ばす方法が一般的
に採用されてきた。しかし、異物が静電気力により付着
する場合には、空気力によっては容易に除去できなかっ
た。このような場合には溶剤を使った一般的な洗浄によ
って異物を除去していたが、作業環境を悪化させると共
に乾燥工程、廃液処理行程が必要で、そのために工作物
がコスト高になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の状況
を鑑みて成されたものであって、静電気力により付着し
ていたとしても、液体を使用することなしに、効率よく
異物を除去することのできる乾式洗浄装置を提供するこ
とを目的とする。
を鑑みて成されたものであって、静電気力により付着し
ていたとしても、液体を使用することなしに、効率よく
異物を除去することのできる乾式洗浄装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】複数の工作物を流動させ
ると共に異物を剥離するための物理力を付与するために
選別網を保持した筐体に振動モータによって振動を与
え、気流に乗り難い比較的大きな異物までも確実に捕集
するために加工すみの工作物に付着する異物を選別網の
下方に移動させて捕集し、静電気力を中和して異物の付
着力を弱めるために工作物に向けてイオン化気流発生器
を固定し、下向きの集塵気流を生じさせるために筐体の
下方には集塵機を連結したことを特徴とする。
ると共に異物を剥離するための物理力を付与するために
選別網を保持した筐体に振動モータによって振動を与
え、気流に乗り難い比較的大きな異物までも確実に捕集
するために加工すみの工作物に付着する異物を選別網の
下方に移動させて捕集し、静電気力を中和して異物の付
着力を弱めるために工作物に向けてイオン化気流発生器
を固定し、下向きの集塵気流を生じさせるために筐体の
下方には集塵機を連結したことを特徴とする。
【0005】乾式ブラスト加工においては、多数(例え
ば50固)の小さな工作物(例えば直径20mm厚さ3
mm)をタンブラーと呼ばれる網製の回転容器に装入し
一度に加工することがある。加工を終えた多数の小さな
工作物は一度に付着した異物を除去して次行程へ送る
が、工作物に振動力を加えるとしたから、単に工作物に
乗っている異物を落下させると共に工作物は流動して重
なり合い部分に挟まれた異物を容易に除去できる。
ば50固)の小さな工作物(例えば直径20mm厚さ3
mm)をタンブラーと呼ばれる網製の回転容器に装入し
一度に加工することがある。加工を終えた多数の小さな
工作物は一度に付着した異物を除去して次行程へ送る
が、工作物に振動力を加えるとしたから、単に工作物に
乗っている異物を落下させると共に工作物は流動して重
なり合い部分に挟まれた異物を容易に除去できる。
【0006】また、工作物表面の受けるダメージを少な
くしてバリなどを除去するために樹脂やガラスなどの粒
子を噴射材として使用すると、摩擦により強い静電気を
帯びて工作物に付着することがあるが、工作物に向けて
固定したイオン化気流発生器がイオン化した空気を工作
物に噴射するように構成したから、工作物或いは異物に
帯びた静電気を中和して容易に工作物から剥離させるこ
とができる。
くしてバリなどを除去するために樹脂やガラスなどの粒
子を噴射材として使用すると、摩擦により強い静電気を
帯びて工作物に付着することがあるが、工作物に向けて
固定したイオン化気流発生器がイオン化した空気を工作
物に噴射するように構成したから、工作物或いは異物に
帯びた静電気を中和して容易に工作物から剥離させるこ
とができる。
【0007】乾式ブラスト加工方法において工作物に付
着する異物は、噴射材、噴射材の破砕により生じた粉
塵、ブラスト加工により工作物或いはブラスト加工装置
より生じた粉塵の混合物である。従ってその大きさや比
重がまちまちで、工作物から剥離すると重力により落下
するものと周辺に舞い上がって容易に落下しないものが
含まれるが、筐体の下方には集塵機を連結したから、選
別網の上方から下向きの集塵気流を生じて性質の異なる
異物をまとめて効率よく集塵機内に捕集することができ
る。
着する異物は、噴射材、噴射材の破砕により生じた粉
塵、ブラスト加工により工作物或いはブラスト加工装置
より生じた粉塵の混合物である。従ってその大きさや比
重がまちまちで、工作物から剥離すると重力により落下
するものと周辺に舞い上がって容易に落下しないものが
含まれるが、筐体の下方には集塵機を連結したから、選
別網の上方から下向きの集塵気流を生じて性質の異なる
異物をまとめて効率よく集塵機内に捕集することができ
る。
【0008】以上の説明から明らかなように、選別網の
目の大きさは工作物は通さないものの異物は容易に通す
大きさを選定すれば良く、特定の大きさに限定されるも
のではない。
目の大きさは工作物は通さないものの異物は容易に通す
大きさを選定すれば良く、特定の大きさに限定されるも
のではない。
【0009】なお、イオン化気流発生器は、汎用的に市
販されている静電気除去装置、例えば、春日電機製の商
品名イオンシャワーCタイプを良好に使用することがで
きる。
販されている静電気除去装置、例えば、春日電機製の商
品名イオンシャワーCタイプを良好に使用することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1において、乾式洗浄装
置の筐体1の内部に選別網2を略平行且つ交換可能に固
定する。筐体1の四角はスプリング3を介して機枠4に
固定し、その両側面には振動モータ5を固定する。筐体
1の底部はロート状に絞って、そのもっとも低い部分に
一端が臨むように排気管6を設け、排気管6はフレキシ
ブルホース7等により集塵機8に連結する。筐体1の上
方には桁9を支柱10を介して固定し、桁9にイオン化
気流発生器11を下向きに固定する。選別網2の上方に
は高さ制限板12を高さ調節可能に固定する。
き図面を参照して説明する。図1において、乾式洗浄装
置の筐体1の内部に選別網2を略平行且つ交換可能に固
定する。筐体1の四角はスプリング3を介して機枠4に
固定し、その両側面には振動モータ5を固定する。筐体
1の底部はロート状に絞って、そのもっとも低い部分に
一端が臨むように排気管6を設け、排気管6はフレキシ
ブルホース7等により集塵機8に連結する。筐体1の上
方には桁9を支柱10を介して固定し、桁9にイオン化
気流発生器11を下向きに固定する。選別網2の上方に
は高さ制限板12を高さ調節可能に固定する。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。乾
式ブラスト加工を終えた異物(図では黒丸Dで示す。以
下同じ)の付着した工作物(図では白丸Wで示す。以下
同じ。)を装入して装置を動作させると、工作物は図で
は左から右に振動しつつ移動して連続的に洗浄できると
共に、山なりに堆積した工作物であっても振動力により
薄く広がると共に擦れ合いながら相対的に移動するから
異物が効率よく落下する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。乾
式ブラスト加工を終えた異物(図では黒丸Dで示す。以
下同じ)の付着した工作物(図では白丸Wで示す。以下
同じ。)を装入して装置を動作させると、工作物は図で
は左から右に振動しつつ移動して連続的に洗浄できると
共に、山なりに堆積した工作物であっても振動力により
薄く広がると共に擦れ合いながら相対的に移動するから
異物が効率よく落下する。
【0011】ここにおいて、高さ制限板は、工作物の上
部を掻きならして工作物が薄く広がる作用を助長するか
ら、工作物の形状によっては取り外して使用してもかま
わないが、平板状或いは棒状等のような薄く広がりにく
い工作物を洗浄する場合には高さ制限板を使用すればよ
り好適である。
部を掻きならして工作物が薄く広がる作用を助長するか
ら、工作物の形状によっては取り外して使用してもかま
わないが、平板状或いは棒状等のような薄く広がりにく
い工作物を洗浄する場合には高さ制限板を使用すればよ
り好適である。
【0012】さらに、乾式ブラスト加工後の工作物及び
異物は帯電していることが多く、静電気力により付着す
る異物は振動力によっては容易に落下しないが、工作物
に向けて噴射するイオン化気流が工作物及び異物を除電
するから、このような場合であっても、溶剤を使用する
ことなしに、効率よく異物を除去することができ、廃液
処理の必要がないと共に、有害な蒸気を発生して作業環
境を汚染するといった湿式洗浄に特有の問題を生ずるこ
とがない。
異物は帯電していることが多く、静電気力により付着す
る異物は振動力によっては容易に落下しないが、工作物
に向けて噴射するイオン化気流が工作物及び異物を除電
するから、このような場合であっても、溶剤を使用する
ことなしに、効率よく異物を除去することができ、廃液
処理の必要がないと共に、有害な蒸気を発生して作業環
境を汚染するといった湿式洗浄に特有の問題を生ずるこ
とがない。
【0013】また、筐体の下方に集塵機を連結したか
ら、選別網より落下した異物は速やかに集塵機に捕集さ
れると共に、浮遊する程度の細かな異物であっても、集
塵機により発生する負圧により、筐体の上方から工作物
間、選別網目、排気管、フレキシブルホースをへて集塵
機に至る気流によって容易に集塵機に捕集されて作業環
境の悪化を防ぐことができる。そのうえ、このような気
流は工作物表面から異物を持ち去る働きもするから一層
高い洗浄効果が得られるのである。
ら、選別網より落下した異物は速やかに集塵機に捕集さ
れると共に、浮遊する程度の細かな異物であっても、集
塵機により発生する負圧により、筐体の上方から工作物
間、選別網目、排気管、フレキシブルホースをへて集塵
機に至る気流によって容易に集塵機に捕集されて作業環
境の悪化を防ぐことができる。そのうえ、このような気
流は工作物表面から異物を持ち去る働きもするから一層
高い洗浄効果が得られるのである。
【図1】乾式洗浄装置の一部切り欠き側面図である。
1 筐体 2 選別網 3 スプリング 5 振動モータ 8 集塵機 11 イオン化気流発生器 W 工作物 D 異物
Claims (1)
- 【請求項1】 選別網(2)を保持した筐体(1)に振
動モータ(5)によって振動を与え、乾式ブラスト加工
すみの工作物(W)に付着する異物(D)を上記選別網
(2)の下方に移動させて捕集する装置において、工作
物(W)に向けてイオン化気流発生器(11)を固定
し、上記筐体(1)の下方には集塵機(8)を連結した
ことを特徴とする乾式洗浄装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303282A JP2000117214A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 乾式洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303282A JP2000117214A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 乾式洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000117214A true JP2000117214A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17919091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10303282A Pending JP2000117214A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 乾式洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000117214A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102601075A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-25 | 四川科伦药业股份有限公司 | 一种吊环清洗记数装置 |
CN106238357A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-12-21 | 安庆创跃电器有限公司 | 一种用于刀片清洗的装置 |
CN106475344A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-03-08 | 无锡市富能金属制品有限公司 | 一种振动式清洗设备 |
CN107019972A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-08-08 | 盐城市兰丰环境工程科技有限公司 | 一种易于清灰的除尘器 |
CN110420924A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-11-08 | 海盐福祥工艺品有限公司 | 一种工艺品用清洁装置 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10303282A patent/JP2000117214A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102601075A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-25 | 四川科伦药业股份有限公司 | 一种吊环清洗记数装置 |
CN106238357A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-12-21 | 安庆创跃电器有限公司 | 一种用于刀片清洗的装置 |
CN106475344A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-03-08 | 无锡市富能金属制品有限公司 | 一种振动式清洗设备 |
CN107019972A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-08-08 | 盐城市兰丰环境工程科技有限公司 | 一种易于清灰的除尘器 |
CN110420924A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-11-08 | 海盐福祥工艺品有限公司 | 一种工艺品用清洁装置 |
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