JP2000116803A - 緊急用呼吸装置 - Google Patents

緊急用呼吸装置

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JP2000116803A
JP2000116803A JP10313973A JP31397398A JP2000116803A JP 2000116803 A JP2000116803 A JP 2000116803A JP 10313973 A JP10313973 A JP 10313973A JP 31397398 A JP31397398 A JP 31397398A JP 2000116803 A JP2000116803 A JP 2000116803A
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JP
Japan
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tube
oxygen
air
emergency
breathing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP10313973A
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English (en)
Inventor
Tadami Shigetome
忠美 重留
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急用に空気あるいは酸素を吸引する装置
を、簡便で作業性がよく、保管性に優れ、安価で、取り
扱い容易なものとする。 【解決手段】 リュックサック状の背負具あるいはチョ
ッキ状の胴着の少なくとも背中部2に空気あるいは酸素
の貯蔵用容器とするよう渦巻状あるいは蛇行状に配した
ナイロン等のチューブ5を取り付ける。また、チューブ
5の両端は外部に引き出して充填口および吸込口とし、
吸込口にはホースを介してマスクを取り付ける。そし
て、チューブ5に予め空気あるいは酸素を所定圧力で充
填しておき、緊急時に着用して、弁を開いて空気あるい
は酸素を吸引できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災現場での消火
作業,各種コンビナートにおけるタンク内部のメンテナ
ンス作業,マンホールその他の穴内の水道工事等に適し
た緊急用呼吸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火災現場での消火作業や、大型タンク内
部のメンテナンスや、水道工事等の穴の中での作業、そ
の他で、酸欠や有害ガス吸引の恐れがあるのにかかわら
ず、換気を良くしたり空気を送り込むといった手段を採
用できないとか、あるいは、そういった手段では効果が
ないといった場合があり、そういった場合に従来は酸素
のボンベを背負って作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】消火作業等で従来から
使用されているボンベ式の緊急用呼吸装置は、嵩張る
し、重量もあるため、作業上の負担が大きく、保管に場
所をとり、値段も高いといった問題がある。また、高圧
ガスを使用するため取り扱いが難しいといった問題もあ
る。そして、特に、緊急時の使用が数分程度と短時間で
よい場合に、それら問題点は顕著である。
【0004】したがって、簡便で作業性がよく、保管性
に優れ、安価で、取り扱いが容易な緊急用呼吸装置を得
ることが課題であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による緊急用呼吸
装置は、ゴム,可撓性プラスチック等の可撓性材料から
なるホース等のチューブを渦巻状に巻きあるいは蛇行状
に曲げて布地に固定し、そのチューブの一端を空気ある
いは酸素充填用の充填口として外部に引き出し、また、
他端を吸込口として外部に引き出し、好ましくは空気あ
るいは酸素吸引用のマスクをホースを介して上記吸込口
に接続し、その布地によって例えばチョッキ状あるいは
リュックサック状の胴着あるいは背負具を形成し、チュ
ーブを少なくとも背中部に配して緊急時吸引用の空気あ
るいは酸素の貯蔵用容器としたものである。
【0006】上記チューブは、例えば、内径が1cmに
満たず、内容積が1リットルに満たない程度のものでよ
く、そのチューブに圧縮機あるいはボンベを使って空気
あるいは酸素を例えば10気圧程度の圧力で充填してお
くことにより、緊急時の2,3分程度であれば空気ある
いは酸素を吸引して呼吸を確保するようにできる。そし
て、特にチョッキ状の胴着の場合、チューブは背中部だ
けでなく必要に応じて胸腹部にも配することができ、そ
の分、多量の空気あるいは酸素を貯蔵することができ
る。また、こうした渦巻状あるいは蛇行状のチューブを
複数個重ねて配することにより、より多量の空気あるい
は酸素を貯蔵し吸引時間を長するようにできる。
【0007】この装置は、可撓性のあるチューブを渦巻
状あるいは蛇行状に曲げて布地に固定し空気あるいは酸
素の貯蔵容器とするので、ボンベのように嵩張ることが
なく、重量も軽く、チョッキあるいはリュックサックの
ように身体になじんで簡便に身に着けることができる。
したがって、簡便で作業性がよく、数分程度の比較的短
時間の作業であれば必要な空気あるいは酸素を十分に確
保できる。そして、嵩張らないため保管性に優れ、安価
であり、高圧でないので取り扱いも容易である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1〜図3に実施の形態の一例を示す。図
において、1はリュックサック状の緊急用呼吸装置であ
り、背中部2と左右の背負ベルト3,4とからなり、背
中部2は共に布製の表地2aと裏地2bとからなる2重
構造で、それら表地2aと裏地2bとの間には、空気あ
るいは酸素の貯蔵用容器となるチューブ5が挟み込ま
れ、糸等(図示せず)で固定されている。
【0010】上記チューブ5は、例えば内径6mm、外
径8mm、長さ約15mの一本のナイロンチューブであ
って、例えば図1に示すように2重折りにして渦巻状に
巻いた形で固定されている。また、そのチューブ5の一
端は例えば着用時に左側となる脇の位置で外部に引き出
され、他端は例えばその反対の右側となる肩の位置で外
部に引き出されている。
【0011】上記左側の脇の位置で引き出されたチュー
ブ5の一端は、空気あるいは酸素充填用の充填口であっ
て、図示しない空気圧縮機あるいは酸素ボンベから空気
あるいは酸素を供給し充填するホースを接続するための
接続金具6が取り付けられている。この接続金具6は、
例えば真鍮製六角ナットに虫ゴム式の逆止弁を内蔵した
樹脂製スリーブを固定したもので、スリーブの部分がチ
ューブ5に挿入固定されている。
【0012】また、上記右側の肩の位置で引き出された
チューブ5の他端は、吸込口であって、やはり虫ゴム式
の逆止弁を内蔵した樹脂製スリーブを固定した真鍮製六
角ナットからなる接続金具7が取り付けられている。そ
して、この吸込口には、マスク8がホース9を介して接
続されている。ホース9は例えばじゃばら式のビニール
ホースであって、一端がマスク8に固定され、他端には
ボール弁10を挟んで接続金具11が取り付けられてい
る。この接続金具11は、上記チューブ5の吸込口の接
続金具7に螺子嵌合しナット締結するよう真鍮製の螺子
スリーブと六角ナットとで構成したものである。
【0013】着用時に右側となる背負ベルト4の前面に
は、マスク収納袋12が取り付けられている。マスク8
はこのマスク収納袋12に収納し、使用するときに取り
出して図3に示すように装着する。そして、ボール弁1
0を開いて空気あるいは酸素を吸引する。
【0014】チューブ5には、予め空気あるいは酸素を
例えば10気圧程度の圧力で充填しておく。この例で
は、チューブ5の内容積は約420ccで、これだけで
緊急時に2,3分程度の呼吸を確保できる。
【0015】使用するチューブ5は、上記内径および外
径のものに限るものではないが、チューブ5があまり太
いと嵩張るので、好ましくは内径が1cm未満のものを
使用するのが良い。だだし、あまり細くすると内容積の
確保が難しくなる。また、チューブ5の材料は、ナイロ
ン以外に各種の可撓性プラスチック、ゴムその他の可撓
性材料であってよい。
【0016】そして、チューブ5の配置は、上記のよう
に2重折りの渦巻状とする以外に、図4に示すように単
純渦巻状(A)としたり、横蛇行状(B)あるいは縦蛇
行状(C)とするなど、様々な形が可能である。
【0017】また、チューブ5の内容積は1リットル未
満で緊急時短時間使用の通常の使用目的に十分適うが、
必要に応じて内容積をさらに大きくするようチューブ5
の長さを長くしてもよく、あるいは、渦巻状あるいは蛇
行状のチューブを複数個重ねて配するようにしてもよ
い。
【0018】また、図示の例はリュックサック状の背負
具としてものであるが、本発明による緊急用呼吸装置は
チョッキ状の胴着その他の形態のものとすることもでき
る。そして、例えばチョッキ状の胴着とした場合、チュ
ーブ5を背中部だけでなく必要に応じて胸腹部にも配
し、多量の空気あるいは酸素を貯蔵するようにできる。
【0019】
【発明の効果】本発明による緊急用呼吸装置は、可撓性
のあるチューブを渦巻状あるいは蛇行状に曲げて布地に
固定し空気あるいは酸素の貯蔵容器とするので、ボンベ
のように嵩張ることがなく、重量も軽く、チョッキある
いはリュックサックのように身体になじんで簡便に身に
着けることができ、簡便で作業性がよく、保管性に優
れ、安価で、取り扱い容易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す緊急用呼吸装
置の一部破断背面図である。
【図2】同緊急用呼吸装置の正面図である。
【図3】同緊急用呼吸装置の使用状態説明図である。
【図4】チューブ配置態様の変形例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 緊急用呼吸装置 2 背中部 3,4 背負ベルト 5 チューブ 6 接続金具(充填口) 7 接続金具(吸込口) 8 マスク 9 ホース 10 ボール弁 12 マスク収納袋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性材料からなるチューブを渦巻状に
    巻きあるいは蛇行状に曲げて布地に固定するとともに、
    該チューブの一端を空気あるいは酸素充填用の充填口と
    し他端を吸込口として外部に引き出し、上記布地により
    胴着あるいは背負具を形成し、上記チューブを少なくと
    も背中部に配して緊急時呼吸用の空気あるいは酸素の貯
    蔵用容器としたことを特徴とする緊急用呼吸装置。
  2. 【請求項2】 空気あるいは酸素吸引用のマスクをホー
    スを介して上記吸込口に接続した請求項1記載の緊急用
    呼吸装置。緊急用呼吸装置。
JP10313973A 1998-10-15 1998-10-15 緊急用呼吸装置 Pending JP2000116803A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10313973A JP2000116803A (ja) 1998-10-15 1998-10-15 緊急用呼吸装置

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JP10313973A JP2000116803A (ja) 1998-10-15 1998-10-15 緊急用呼吸装置

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ID=18047719

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JP10313973A Pending JP2000116803A (ja) 1998-10-15 1998-10-15 緊急用呼吸装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200482268Y1 (ko) * 2016-02-04 2017-01-05 이길순 백팩과 결합되어 음이온이 나오는 미세먼지 방지용 마스크

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