JP2000116234A - 管理機又は自走式作業機用刈り払い機 - Google Patents
管理機又は自走式作業機用刈り払い機Info
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- JP2000116234A JP2000116234A JP10294772A JP29477298A JP2000116234A JP 2000116234 A JP2000116234 A JP 2000116234A JP 10294772 A JP10294772 A JP 10294772A JP 29477298 A JP29477298 A JP 29477298A JP 2000116234 A JP2000116234 A JP 2000116234A
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- mower
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Abstract
(57)【要約】
【課題】労力的負担が小さく、一定の高さで安定した刈
り払いを行なえて、葉、茎等が倒れかかっていても良好
に刈り払うことができ、刈り払い効率を良く、作業中の
危険を少なくする。 【解決手段】機体を構成する略水平に配設した枠体に、
駆動源から動力を受ける複数個の刈り払い刃3を機体の
進行方向に対し横方向に配置してそれぞれ設置し、更に
その枠体2に枠体2の地面からの高さを調節する刈り払
い高さ調節具5と各刈り払い刃3に葉茎を導く葉茎案内
具9とを備え付ける。そして、枠体を中央の機体部に対
し、左右の機体部を折り曲げ可能にするとよい。
り払いを行なえて、葉、茎等が倒れかかっていても良好
に刈り払うことができ、刈り払い効率を良く、作業中の
危険を少なくする。 【解決手段】機体を構成する略水平に配設した枠体に、
駆動源から動力を受ける複数個の刈り払い刃3を機体の
進行方向に対し横方向に配置してそれぞれ設置し、更に
その枠体2に枠体2の地面からの高さを調節する刈り払
い高さ調節具5と各刈り払い刃3に葉茎を導く葉茎案内
具9とを備え付ける。そして、枠体を中央の機体部に対
し、左右の機体部を折り曲げ可能にするとよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は植物の葉、茎等を
地面から一定の高さで刈り払うことのできる管理機又は
自走式作業機用刈り払い機に関する。
地面から一定の高さで刈り払うことのできる管理機又は
自走式作業機用刈り払い機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、にらは葉を出荷し花は出荷しな
い。しかし、にら畑では夏頃になると、葉の中に花の茎
が伸びて両者が混在した状態になる。それ故、そのまま
刈り取ったのでは出荷の際に花を取り除かなければなら
ず、労力的負担が大きい。そこで、通常は収穫に先立ち
小型エンジン付きの携行用草刈り機を使用し、先端に回
転刃を有する柄を持って左右に振りながら、葉の先端よ
り高く伸びている花の茎の部分を刈り払っている。する
と、にら畑には葉が立った状態で残るため、鎌等を用い
て葉を適宜効率よく刈り取って出荷できる。
い。しかし、にら畑では夏頃になると、葉の中に花の茎
が伸びて両者が混在した状態になる。それ故、そのまま
刈り取ったのでは出荷の際に花を取り除かなければなら
ず、労力的負担が大きい。そこで、通常は収穫に先立ち
小型エンジン付きの携行用草刈り機を使用し、先端に回
転刃を有する柄を持って左右に振りながら、葉の先端よ
り高く伸びている花の茎の部分を刈り払っている。する
と、にら畑には葉が立った状態で残るため、鎌等を用い
て葉を適宜効率よく刈り取って出荷できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような携行用草刈
り機を使用すると、例えば畝4本のにらの花を同時に刈
り払うことができる。しかし、回転刃の高さを略一定に
保ちながら刈り払うのでは面積が大きければそれだけ労
力的負担が大きくなって刈り払い効率が低下し、危険も
大きくなる。又、花の茎が倒れかかったりしていると良
好に刈り払うことができない。なお、携行用草刈り機を
使用して、他の植物を一定の高さで刈り払う場合につい
ても同様の問題がある。
り機を使用すると、例えば畝4本のにらの花を同時に刈
り払うことができる。しかし、回転刃の高さを略一定に
保ちながら刈り払うのでは面積が大きければそれだけ労
力的負担が大きくなって刈り払い効率が低下し、危険も
大きくなる。又、花の茎が倒れかかったりしていると良
好に刈り払うことができない。なお、携行用草刈り機を
使用して、他の植物を一定の高さで刈り払う場合につい
ても同様の問題がある。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、刈り払い面積が大きくても労力
的負担が小さく、一定の高さで安定した刈り払いが行な
えて、茎、葉等が倒れかかっていても良好に刈り払うこ
とができ、刈り払い効率が良く、危険が小さい管理機又
は自走式作業機用刈り払い機を提供することを目的とす
る。
てなされたものであり、刈り払い面積が大きくても労力
的負担が小さく、一定の高さで安定した刈り払いが行な
えて、茎、葉等が倒れかかっていても良好に刈り払うこ
とができ、刈り払い効率が良く、危険が小さい管理機又
は自走式作業機用刈り払い機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による管理機又は自走式作業機用刈り払い機
には、機体を構成する略水平に配設した枠体に、駆動源
から動力を受ける複数個の刈り払い刃を機体の進行方向
に対し横方向に配置してそれぞれ設置し、更にその枠体
に枠体の地面からの高さを調節する刈り払い高さ調節具
と各刈り払い刃に葉茎を導く葉茎案内具とを備え付け
る。
に、本発明による管理機又は自走式作業機用刈り払い機
には、機体を構成する略水平に配設した枠体に、駆動源
から動力を受ける複数個の刈り払い刃を機体の進行方向
に対し横方向に配置してそれぞれ設置し、更にその枠体
に枠体の地面からの高さを調節する刈り払い高さ調節具
と各刈り払い刃に葉茎を導く葉茎案内具とを備え付け
る。
【0006】又、機体の枠体を刈り払い刃を設置した中
央の枠体部と刈り払い刃をそれぞれ設置した左右の枠体
部とに3分割し、その左右枠体部と中央枠体部との各結
合箇所に、左右枠体部を中央枠体部に対しそれぞれ上方
へ折り曲げ可能にする回転軸と、左右枠体部の上方への
折り曲げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部を中央枠体
部に対しそれぞれ位置決めする位置決め手段とを設ける
と好ましくなる。
央の枠体部と刈り払い刃をそれぞれ設置した左右の枠体
部とに3分割し、その左右枠体部と中央枠体部との各結
合箇所に、左右枠体部を中央枠体部に対しそれぞれ上方
へ折り曲げ可能にする回転軸と、左右枠体部の上方への
折り曲げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部を中央枠体
部に対しそれぞれ位置決めする位置決め手段とを設ける
と好ましくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図1〜4を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適
用した管理機用刈り払い機のカバーを取り除いた状態を
示す前方から見た斜視図、図2はその管理機用刈り払い
機の要部斜視図である。この刈り払い機は機体の骨組み
を構成する枠体2を機体の進行方向に対し、横方向に延
ばして略水平に設置する。そして、枠体2の長手方向に
沿って、その下側に等間隔例えば50cmの間隔をおい
て複数箇所例えば4箇所に回転式の刈り払い刃3(3
a、…3d)を配設する。その際、枠体2を中央と左右
とに略3等分割した枠体部4(4a、4b、4c)からな
る結合体として構成し、その中央枠体部4aの両端部に
刈り払い刃3a、3bをそれぞれ設置し、左右枠体部4
b、4cの左右端部寄り位置に刈り払い刃3c、3dを
1個ずつそれぞれ設置する。
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適
用した管理機用刈り払い機のカバーを取り除いた状態を
示す前方から見た斜視図、図2はその管理機用刈り払い
機の要部斜視図である。この刈り払い機は機体の骨組み
を構成する枠体2を機体の進行方向に対し、横方向に延
ばして略水平に設置する。そして、枠体2の長手方向に
沿って、その下側に等間隔例えば50cmの間隔をおい
て複数箇所例えば4箇所に回転式の刈り払い刃3(3
a、…3d)を配設する。その際、枠体2を中央と左右
とに略3等分割した枠体部4(4a、4b、4c)からな
る結合体として構成し、その中央枠体部4aの両端部に
刈り払い刃3a、3bをそれぞれ設置し、左右枠体部4
b、4cの左右端部寄り位置に刈り払い刃3c、3dを
1個ずつそれぞれ設置する。
【0008】又、中央枠体部4aの後側両端部に枠体2
の地面からの高さを調節して、各刈り払い刃3による
葉、茎等の刈り払いの高さを調節するため、刈り払い高
さ調節具5(5a、5b)をそれぞれ設置する。これ等
の刈り払い高さ調節具5はいずれも中央枠体部4aに固
定した対応する支持部材6(図4に示す)にそれぞれね
じ止めして使用するものであり、上端部に操作用の握り
7(7a、7b)、下端部に地面走行用の車輪8(8
a、8b)を備えている。なお、調節具5の支持部材6
に対するねじ止め位置を上下動して変えると、簡単に刈
り払い高さを調節できる。
の地面からの高さを調節して、各刈り払い刃3による
葉、茎等の刈り払いの高さを調節するため、刈り払い高
さ調節具5(5a、5b)をそれぞれ設置する。これ等
の刈り払い高さ調節具5はいずれも中央枠体部4aに固
定した対応する支持部材6(図4に示す)にそれぞれね
じ止めして使用するものであり、上端部に操作用の握り
7(7a、7b)、下端部に地面走行用の車輪8(8
a、8b)を備えている。なお、調節具5の支持部材6
に対するねじ止め位置を上下動して変えると、簡単に刈
り払い高さを調節できる。
【0009】又、枠体2の前側にある各刈り払い刃3の
設置箇所直前に、刈り払いの対象となる葉、茎等を対応
する刈り払い刃3に導く葉茎案内具9(9a、…9d)
をそれぞれ設置する。これ等の葉茎案内具9はいずれも
枠体2の所定箇所に一端を固定した支持棒10にねじ止
めして使用するものであり、図3に示すような大略逆U
字状の屈曲した棒状本体部11とその本体部11の中央
に固着したスライド管12とねじ13とからなる。そし
て、本体部11はその下方に延びる両脚部14(14
a、14b)の各先端からそれぞれ後方に延びる両足部
15(15a、15b)を有する。
設置箇所直前に、刈り払いの対象となる葉、茎等を対応
する刈り払い刃3に導く葉茎案内具9(9a、…9d)
をそれぞれ設置する。これ等の葉茎案内具9はいずれも
枠体2の所定箇所に一端を固定した支持棒10にねじ止
めして使用するものであり、図3に示すような大略逆U
字状の屈曲した棒状本体部11とその本体部11の中央
に固着したスライド管12とねじ13とからなる。そし
て、本体部11はその下方に延びる両脚部14(14
a、14b)の各先端からそれぞれ後方に延びる両足部
15(15a、15b)を有する。
【0010】しかも、本体部11の中央部16と両足部
15はそれぞれ水平に配置する。但し、両足部15は通
常いずれも地面より少し離しておく。又、両脚部14は
先端に行く程間隔を広くし、両足部15は先端に行く程
間隔を狭める。但し、両足部15の先端間には畝幅に相
当する必要な間隔を与える。なお、取り付け時にはスラ
イド管12の内部に支持棒10が差し込まれるようにす
るが、スライド管12の支持棒10に対するねじ止め位
置を変えると、葉茎案内具9を支持棒10に沿って簡単
に左右にスライドしねじ止めして固定できる。
15はそれぞれ水平に配置する。但し、両足部15は通
常いずれも地面より少し離しておく。又、両脚部14は
先端に行く程間隔を広くし、両足部15は先端に行く程
間隔を狭める。但し、両足部15の先端間には畝幅に相
当する必要な間隔を与える。なお、取り付け時にはスラ
イド管12の内部に支持棒10が差し込まれるようにす
るが、スライド管12の支持棒10に対するねじ止め位
置を変えると、葉茎案内具9を支持棒10に沿って簡単
に左右にスライドしねじ止めして固定できる。
【0011】又、枠体2の後側中央に管理機との連結部
17を突設する。この管理機は通常農家が畑地の簡単な
掘り起こしや畝立て、小型車両の牽引等をおこなわせる
ために所有する小型のエンジン付き自走機である。それ
故、刈り払い機1を管理機と連結すると、管理機のエン
ジンを駆動源にできる。そこで、刈り払い機1に動力を
伝達するため、管理機の出力軸にプーリを設置し、更に
刈り払い機1の入力軸18にプーリ19を設置して、両
プーリ19等の間に無端のVベルトを介在する。又、ク
ラッチにはVベルトのテンションを変えるベルトテンシ
ョンクラッチを採用する。なお、入力軸18は枠体2の
上側中央に設置する。
17を突設する。この管理機は通常農家が畑地の簡単な
掘り起こしや畝立て、小型車両の牽引等をおこなわせる
ために所有する小型のエンジン付き自走機である。それ
故、刈り払い機1を管理機と連結すると、管理機のエン
ジンを駆動源にできる。そこで、刈り払い機1に動力を
伝達するため、管理機の出力軸にプーリを設置し、更に
刈り払い機1の入力軸18にプーリ19を設置して、両
プーリ19等の間に無端のVベルトを介在する。又、ク
ラッチにはVベルトのテンションを変えるベルトテンシ
ョンクラッチを採用する。なお、入力軸18は枠体2の
上側中央に設置する。
【0012】そして、この入力軸18に伝わる動力を傘
歯車20を介して中央の歯車付き軸21に伝え、更に無
端チェーン22を介して、そのチェーン22の両端部に
設置してある歯車付き軸23(23a、23b)にそれ
ぞれ伝える。すると、動力を各歯車付き軸23から傘歯
車24(24a、24b)を介して、刈り払い刃3(3
a、3b)の各軸25(25a、25b)にそれぞれ伝
えることができる。なお、両歯車付き軸23は中央枠体
部4aの上側両端部にそれぞれ設置する。
歯車20を介して中央の歯車付き軸21に伝え、更に無
端チェーン22を介して、そのチェーン22の両端部に
設置してある歯車付き軸23(23a、23b)にそれ
ぞれ伝える。すると、動力を各歯車付き軸23から傘歯
車24(24a、24b)を介して、刈り払い刃3(3
a、3b)の各軸25(25a、25b)にそれぞれ伝
えることができる。なお、両歯車付き軸23は中央枠体
部4aの上側両端部にそれぞれ設置する。
【0013】又、動力を各歯車付き軸23(23a、2
3b)から更にプーリ26(26a、26b)、無端の
Vベルト27(27a、27b)等を介してプーリ付き
軸28(28a、28b)にそれぞれ伝える。すると、
動力を各プーリ付き軸28から傘歯車24(24c、2
4d)を介して、刈り払い刃3(3c、3d)の各軸2
5(25c、25d)にそれぞれ伝えることができる。
なお、両プーリ付き軸28は左右枠体部4(4a、4
b)の上側左右端部に1個ずつそれぞれ設置する。
3b)から更にプーリ26(26a、26b)、無端の
Vベルト27(27a、27b)等を介してプーリ付き
軸28(28a、28b)にそれぞれ伝える。すると、
動力を各プーリ付き軸28から傘歯車24(24c、2
4d)を介して、刈り払い刃3(3c、3d)の各軸2
5(25c、25d)にそれぞれ伝えることができる。
なお、両プーリ付き軸28は左右枠体部4(4a、4
b)の上側左右端部に1個ずつそれぞれ設置する。
【0014】このような刈り払い機1を使用して、例え
ばにら畑の花の茎を刈り払う場合、管理機の進行方向前
側に刈り払い機1を装着する。何故なら、管理機の後方
に装着すると、足元で刈り払い刃3が回転するようにな
って危険だからである。そこで、管理機を通常の状態即
ち牽引状態で使用している場合にはハンドルを回転させ
てその突出方向を切り換える。すると、管理機の前側に
それまで牽引に使用していた連結部が突出するので、そ
こに刈り払い機の連結部17を結合する。
ばにら畑の花の茎を刈り払う場合、管理機の進行方向前
側に刈り払い機1を装着する。何故なら、管理機の後方
に装着すると、足元で刈り払い刃3が回転するようにな
って危険だからである。そこで、管理機を通常の状態即
ち牽引状態で使用している場合にはハンドルを回転させ
てその突出方向を切り換える。すると、管理機の前側に
それまで牽引に使用していた連結部が突出するので、そ
こに刈り払い機の連結部17を結合する。
【0015】そして、両方の刈り払い高さ調節具5を操
作して刈り払い高さを適宜調節し、更に畝間に合わせて
各葉茎案内具9を左右にスライドさせて適宜位置決めす
る。なお、通常にら畑の畝間は45〜55cmである。
そこで、管理機の両車輪を1本の畝間に配置し、1度に
4畝ずつ花茎の刈り払いを進めて行く。
作して刈り払い高さを適宜調節し、更に畝間に合わせて
各葉茎案内具9を左右にスライドさせて適宜位置決めす
る。なお、通常にら畑の畝間は45〜55cmである。
そこで、管理機の両車輪を1本の畝間に配置し、1度に
4畝ずつ花茎の刈り払いを進めて行く。
【0016】その際、作業者はハンドルを持って前進歩
行するだけでよく、刈り取りの面積が大きくても労力的
負担が小さくて済む。又、機体の進行方向に対しその枠
体2が横方向に水平に伸びていても、枠体2は中央枠体
部4aの後側両端部に設けられた刈り払い高さ調節具5
でそれぞれ支えられているため、調節した一定の高さで
安定した刈り払いを行なえる。しかも、葉や花の茎等が
倒れかかっていても、各葉茎案内具9の両足15、両脚
14ですくい上げ、対応する各刈り払い刃3に順次送り
込んで良好に刈り払うことができる。それ故、刈り払い
効率が向上する。
行するだけでよく、刈り取りの面積が大きくても労力的
負担が小さくて済む。又、機体の進行方向に対しその枠
体2が横方向に水平に伸びていても、枠体2は中央枠体
部4aの後側両端部に設けられた刈り払い高さ調節具5
でそれぞれ支えられているため、調節した一定の高さで
安定した刈り払いを行なえる。しかも、葉や花の茎等が
倒れかかっていても、各葉茎案内具9の両足15、両脚
14ですくい上げ、対応する各刈り払い刃3に順次送り
込んで良好に刈り払うことができる。それ故、刈り払い
効率が向上する。
【0017】狭い場所例えばビニールハウス内での作業
等において、機体を横方向に一直線状に延ばしたままで
は作業が不都合な場合、図4に示すように機体29の中
央機体部30aに対し、左右の機体部30b、30cが
それぞれ略直角に上方へ折れ曲がって垂直に立たるよう
に構成する。そこで、枠体2にはその左右枠体部4b、
4cと中央枠体部4aとの各結合箇所に、左右枠体部4
b、4cを中央枠体部4aに対しそれぞれ上方へ折り曲
げ可能にする回転軸31(31a、31b)を設ける。
なお、それ等の回転軸31はいずれも近傍にある歯車付
き軸23a、23bより少し外側に設ける。
等において、機体を横方向に一直線状に延ばしたままで
は作業が不都合な場合、図4に示すように機体29の中
央機体部30aに対し、左右の機体部30b、30cが
それぞれ略直角に上方へ折れ曲がって垂直に立たるよう
に構成する。そこで、枠体2にはその左右枠体部4b、
4cと中央枠体部4aとの各結合箇所に、左右枠体部4
b、4cを中央枠体部4aに対しそれぞれ上方へ折り曲
げ可能にする回転軸31(31a、31b)を設ける。
なお、それ等の回転軸31はいずれも近傍にある歯車付
き軸23a、23bより少し外側に設ける。
【0018】又、左右枠体部4b、4cの上方への折り
曲げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部4b、4cを中
央枠体部4aに対しそれぞれ位置決めする位置決め手段
32(32a、32b)を設ける。この位置決め手段は
例えば位置決めピン33(33a、33b)と位置決め
穴34{34a(34a1、34a2)、34b(34
b1、34b2)}とからなる。なお、位置決め手段3
2aと左右対称の位置に設けた位置決め手段32bを構
成する位置決めピンを33b、位置決め穴を34b(3
4b1、34b2)で示す。そして、機体29を横方向
に延ばして4畝分の刈り払い作業をする場合には、各位
置決めピン33a、33bを対応する各位置決め穴34
a1、34b1にそれぞれ嵌め、中央部の機体部30a
に対し左右の機体部30b、30cを固定する。
曲げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部4b、4cを中
央枠体部4aに対しそれぞれ位置決めする位置決め手段
32(32a、32b)を設ける。この位置決め手段は
例えば位置決めピン33(33a、33b)と位置決め
穴34{34a(34a1、34a2)、34b(34
b1、34b2)}とからなる。なお、位置決め手段3
2aと左右対称の位置に設けた位置決め手段32bを構
成する位置決めピンを33b、位置決め穴を34b(3
4b1、34b2)で示す。そして、機体29を横方向
に延ばして4畝分の刈り払い作業をする場合には、各位
置決めピン33a、33bを対応する各位置決め穴34
a1、34b1にそれぞれ嵌め、中央部の機体部30a
に対し左右の機体部30b、30cを固定する。
【0019】又、機体29を折り曲げて2畝分の刈り払
い作業をする場合には、各位置決め穴34a、34bを
替えて、各位置決めピン33a、33bを対応する異な
る各位置決め穴34a2、34b2にそれぞれ嵌めて、
中央機体部30aに対し左右機体部30b、30cを固
定する。なお、機体29を折り曲げて作業をする場合、
機体29の左右機体部30b、30cの各回転軸31が
それぞれVベルト27を巻回している各プーリ26を設
置した歯車付き軸23a、23bの位置より少し外側に
設けられているため、各Vベルト27が緩んでプーリ付
き軸28にそれぞれ動力を伝達できなくなる。
い作業をする場合には、各位置決め穴34a、34bを
替えて、各位置決めピン33a、33bを対応する異な
る各位置決め穴34a2、34b2にそれぞれ嵌めて、
中央機体部30aに対し左右機体部30b、30cを固
定する。なお、機体29を折り曲げて作業をする場合、
機体29の左右機体部30b、30cの各回転軸31が
それぞれVベルト27を巻回している各プーリ26を設
置した歯車付き軸23a、23bの位置より少し外側に
設けられているため、各Vベルト27が緩んでプーリ付
き軸28にそれぞれ動力を伝達できなくなる。
【0020】なお、上記実施の形態では機体29を構成
する枠体2に刈り払い刃3を等間隔にして4箇所に設け
る場合について説明したが、一般に管理機に備えた両車
輪を1本の畝間に配置する場合には刈り払い刃を等間隔
にして偶数箇所に設けるのに対し、管理機に備えた両車
輪を1本の畝を挟んでその両側に1個ずつ配置する場合
には刈り払い刃を等間隔にして奇数箇所に設けるように
する。又、上記実施の形態では刈り払い機1を管理機に
装着して使用する場合について説明したが、刈り払い機
を専用の自走式作業機にして使用することもできる。
する枠体2に刈り払い刃3を等間隔にして4箇所に設け
る場合について説明したが、一般に管理機に備えた両車
輪を1本の畝間に配置する場合には刈り払い刃を等間隔
にして偶数箇所に設けるのに対し、管理機に備えた両車
輪を1本の畝を挟んでその両側に1個ずつ配置する場合
には刈り払い刃を等間隔にして奇数箇所に設けるように
する。又、上記実施の形態では刈り払い機1を管理機に
装着して使用する場合について説明したが、刈り払い機
を専用の自走式作業機にして使用することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
記載の発明では機体を構成する略水平に配設した枠体
に、駆動源から動力を受ける複数個の刈り払い刃を機体
の進行方向に対し横方向に配設して刈り払い機を構成
し、その刈り払い機を管理機に装着して使用し、或いは
専用の自走式作業機として使用するため、刈り払い時に
はその刈り払い機を前進させるだけでよく、葉、茎等の
刈り払い面積が大きくても労力的負担を小さくできる。
記載の発明では機体を構成する略水平に配設した枠体
に、駆動源から動力を受ける複数個の刈り払い刃を機体
の進行方向に対し横方向に配設して刈り払い機を構成
し、その刈り払い機を管理機に装着して使用し、或いは
専用の自走式作業機として使用するため、刈り払い時に
はその刈り払い機を前進させるだけでよく、葉、茎等の
刈り払い面積が大きくても労力的負担を小さくできる。
【0022】又、枠体にその枠体の高さを調節する刈り
払い高さ調節具を備え付けるため、刈り払いの高さを適
宜調節でき、調節した一定の高さで安定した刈り払いを
行なえる。又、枠体に各刈り払い刃へ葉、茎等を導く葉
茎案内具を備え付けるため、葉、茎等が倒れかかってい
ても、各刈り払い刃に順次送り込んで良好に刈り払うこ
とができる。それ故、刈り払い効率が向上する。しか
も、作業者の足元から離れた位置に刈り払い刃が設置さ
れるため、作業中の危険が少なくなる。
払い高さ調節具を備え付けるため、刈り払いの高さを適
宜調節でき、調節した一定の高さで安定した刈り払いを
行なえる。又、枠体に各刈り払い刃へ葉、茎等を導く葉
茎案内具を備え付けるため、葉、茎等が倒れかかってい
ても、各刈り払い刃に順次送り込んで良好に刈り払うこ
とができる。それ故、刈り払い効率が向上する。しか
も、作業者の足元から離れた位置に刈り払い刃が設置さ
れるため、作業中の危険が少なくなる。
【0023】又、請求項2記載の発明では機体の枠体を
3分割し、その左右枠体部と中央枠体部との各結合箇所
に、左右枠体部を中央枠体部に対しそれぞれ上方へ折り
曲げ可能にする回転軸と、左右枠体部の上方への折り曲
げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部を中央枠体部に対
しそれぞれ位置決めする位置決め手段とを設けるため、
狭い場所でも機体の左右機体部を中央の機体部に対して
適宜上方へ折り曲げることにより、刈り払い作業を良好
に行なうことができる。
3分割し、その左右枠体部と中央枠体部との各結合箇所
に、左右枠体部を中央枠体部に対しそれぞれ上方へ折り
曲げ可能にする回転軸と、左右枠体部の上方への折り曲
げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部を中央枠体部に対
しそれぞれ位置決めする位置決め手段とを設けるため、
狭い場所でも機体の左右機体部を中央の機体部に対して
適宜上方へ折り曲げることにより、刈り払い作業を良好
に行なうことができる。
【図1】本発明を適用した管理機用刈り払い機のカバー
取り除き状態を示す前方から見た斜視図である。
取り除き状態を示す前方から見た斜視図である。
【図2】同管理機用刈り払い機のカバー取り除き状態を
示す前方から見た要部斜視図である。
示す前方から見た要部斜視図である。
【図3】同管理機用刈り払い機に備える葉茎案内具の設
置状態を示す前方から見た斜視図である。
置状態を示す前方から見た斜視図である。
【図4】同管理機用刈り払い機の折り曲げ状態を示す前
方から見た斜視図である。
方から見た斜視図である。
1…刈り払い機 2…枠体 3…刈り払い刃 4…中
央、左右枠体 5…刈り払い高さ調節具 6…支持部材
7…握り 8…車輪 9…葉茎案内具 10…支持棒
12…スライド管 13…ねじ 14…脚部 15…
足部 16…中央部 17…連結部 18…入力軸 1
9、26…プーリ 20、24…傘歯車 21、23…歯車付き軸 22…チェーン 25…刈り
払い刃の軸 27…Vベルト 28…プーリ付き軸 2
9…機体 30…中央、左右機体部 32…位置決め手
段 33…位置決めピン 34…位置決め穴
央、左右枠体 5…刈り払い高さ調節具 6…支持部材
7…握り 8…車輪 9…葉茎案内具 10…支持棒
12…スライド管 13…ねじ 14…脚部 15…
足部 16…中央部 17…連結部 18…入力軸 1
9、26…プーリ 20、24…傘歯車 21、23…歯車付き軸 22…チェーン 25…刈り
払い刃の軸 27…Vベルト 28…プーリ付き軸 2
9…機体 30…中央、左右機体部 32…位置決め手
段 33…位置決めピン 34…位置決め穴
Claims (2)
- 【請求項1】 機体を構成する略水平に配設した枠体
に、駆動源から動力を受ける複数個の刈り払い刃を機体
の進行方向に対し横方向に配置してそれぞれ設置し、更
にその枠体に枠体の地面からの高さを調節する刈り払い
高さ調節具と各刈り払い刃に葉茎を導く葉茎案内具とを
備え付けることを特徴とする管理機又は自走式作業機用
刈り払い機。 - 【請求項2】 機体の枠体を刈り払い刃を設置した中央
の枠体部と刈り払い刃をそれぞれ設置した左右の枠体部
とに3分割し、その左右枠体部と中央枠体部との各結合
箇所に、左右枠体部を中央枠体部に対しそれぞれ上方へ
折り曲げ可能にする回転軸と、左右枠体部の上方への折
り曲げ時と折り曲げ解除時とで左右枠体部を中央枠体部
に対しそれぞれ位置決めする位置決め手段とを設けるこ
とを特徴とする請求項1記載の管理機又は自走式作業機
用刈り払い機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10294772A JP2000116234A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 管理機又は自走式作業機用刈り払い機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10294772A JP2000116234A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 管理機又は自走式作業機用刈り払い機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000116234A true JP2000116234A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17812104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10294772A Pending JP2000116234A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 管理機又は自走式作業機用刈り払い機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000116234A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109197114A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-15 | 南京林业大学 | 自走式底盘可升降割草机 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10294772A patent/JP2000116234A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109197114A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-15 | 南京林业大学 | 自走式底盘可升降割草机 |
CN109197114B (zh) * | 2018-11-12 | 2023-09-26 | 南京林业大学 | 自走式底盘可升降割草机 |
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