JP2000115500A - 画像ファイリングシステムおよびその制御方法ならびにその記録媒体 - Google Patents

画像ファイリングシステムおよびその制御方法ならびにその記録媒体

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JP2000115500A
JP2000115500A JP10287418A JP28741898A JP2000115500A JP 2000115500 A JP2000115500 A JP 2000115500A JP 10287418 A JP10287418 A JP 10287418A JP 28741898 A JP28741898 A JP 28741898A JP 2000115500 A JP2000115500 A JP 2000115500A
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Satoshi Sakai
聡 坂井
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置とホスト装置とにより構成
する画像ファイリングシステムにおいて、原稿の読み取
り操作を中断させることなく前記の画像データにかかる
管理データを発生させて格納する画像ファイリングシス
テムを提供する。 【解決手段】 画像読み取り装置に読み込ませる個々の
原稿に、特定の指定色による情報を追加記入し、前記の
画像読み取り装置よりカラーデータとしてホスト装置に
転送する。前記のホスト装置では前記の特定の色による
画像情報部分を読み取り画像データより分離して認識用
データとし、次いで前記の認識用データをOCR読み取
りによって文字情報に変換して、前記の読み取り画像デ
ータより生成するファイリング用データにかかる管理用
データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを効
率よく格納する画像ファイリングシステムおよびその制
御方法と、前記の画像ファイリングシステムの制御を実
行する手順を格納する記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで、この発明にかかる以下に示す用
語の、ここで適用する定義を述べて、その内包する概念
を明確にする。
【0003】ファイリング用データとは、画像ファイリ
ングシステムが獲得した読み取り画像データをもとに画
像ファイルに格納する目的で調整した画像データであ
る。
【0004】管理データとは、たとえば前記のファイリ
ング用データに付与するファイル名称あるいはキーワー
ド等のデータであって、前記の画像ファイリングシステ
ムの画像ファイルに格納する画像データの管理に供する
データである。
【0005】認識用データとは、たとえば前記の画像デ
ータより抽出した文字列データであって、前記の画像デ
ータをOCR読み取りプログラム等によって文字データ
に変換できる状態に調整したデータである。
【0006】多値データの画像とは、読み取りの対象と
する画像を構成する各画素が、明確に存在するという極
端の状態から存在しないという極端の状態までの中間に
多数の状態が存在する画像である。たとえば白黒画像に
おいては、黒色、暗い灰色、明るい灰色、白色等のごと
く多くの階調の色を有する画像を言う。また彩色画像に
おいてはさまざまな中間色を有した画像を指すことがで
きる。
【0007】2値データの画像とは、読み取りの対象と
する画像を構成する各画素が存在するあるいは存在しな
いという両極に分化されるデータで構成される状態であ
る。したがって、たとえば白黒画像で2値データの画像
において、白色あるいは黒色以外の中間の階調による色
は存在しない。
【0008】また多値データの画像を2値データの画像
に変換する場合は、切り分けの水準を定めて前記の多値
データの画像に適用し、前記の切り分けの水準より高い
濃度の色を読み取った画素はその色が存在するとし、前
記の切り分けの水準より低い濃度の色を読み取った画素
はその色が存在しないとする。したがって当然のことな
がら2値データの画像に変換した多値データの画像は、
前記の切り分けの水準の位置によって異なった様態を示
す。
【0009】なお、前記の多値データの画像を2値デー
タの画像に変換するために設定する切り分けの水準を、
この発明の説明においてスライスレベルと呼ぶ。
【0010】図16、図17および図18に基づいて、
従来の技術による画像ファイリングシステムおよびその
制御方法を説明する。
【0011】図16に、従来の技術による画像ファイリ
ングシステムの概略を示す。
【0012】当該画像ファイリングシステムの獲得した
読み取り画像データ51および前記の画像ファイリング
システムの操作担当者がデータ入力手段56を介して入
力する管理データ53は記憶手段57に格納される。
【0013】図17および図18によってに、従来の技
術による画像ファイリングシステムの制御方法の概略を
示す。図17は、前記の画像ファイリングシステムの構
成を示すブロック図であり、図18は前記の画像ファイ
リングシステムの制御の流れを示したフローチャートで
ある。
【0014】すなわち図17に示すごとく、画像データ
を格納する画像ファイルB56は、管理データを格納す
る管理データファイルB57とファイリングデータを格
納する画像データファイルB58を有する。
【0015】画像データ受信部B50が受信した読み取
り画像データは、ファイリング用データとして前記の画
像データデータファイルB58に格納される。また操作
担当者が入力操作部B55を介して入力したファイル名
称データは、前記のファイリング用データとともに前記
の画像データファイルB58に格納される。
【0016】また前記の操作担当者が入力操作部B55
を介して入力したキーワードデータは、管理データの一
部として管理データファイルB57に格納される。
【0017】図18のフローチャートにそって、従来の
技術に基づく画像ファイリングシステムの制御の流れを
説明する。
【0018】ステップS51で、当該画像ファイリング
システムを構成する画像読み取り装置が原稿を読み取
り、ステップS52に進んで前記の画像読み取り装置が
読み取り画像データをホスト装置に転送する。
【0019】ステップS53でホスト装置では画像デー
タ受信部B50が前記の読み取り画像データを受信し、
ステップS54に進んで管理データの追加を実施するか
否かを操作担当者に確認する。
【0020】前記のステップS54で操作担当者が管理
データの追加を実施する場合はステップS55に進ん
で、前記の操作担当者が入力操作部B55を介してファ
イル名称データを入力する。
【0021】ステップS56で、操作担当者は前記の入
力操作部B55を介してキーワードデータを入力する。
【0022】ステップS57で、前記の操作担当者の入
力したファイル名称データを読み取り画像データに付与
してファイリング用データとし、ステップS58で前記
のファイリング用データは画像データファイルB58に
格納し、前記のキーワードデータは管理データファイル
B57に格納する。
【0023】なお、前記のステップS54で操作担当者
が管理データの追加を実施しない場合はステップS59
に進んで、ファイル名称として自動的に生成された連続
番号を付与し、ステップS57に進む。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術による画像ファイリングシステムでは、次に述べる
ような問題点がある。
【0025】従来の技術に基づく画像ファイリングシス
テムでは、読み取り画像データを獲得した後で操作担当
者が前記の画像データにファイル名称を付与しなければ
ならないので、作業の進行は中断してしまう。
【0026】またファイル名称の付与を操作担当者によ
らず自動生成させると、そのファイル名称は個々の画像
データとは無関係に付与されるので、データを格納した
後でファイル名称をもとに画像データを検索することは
不可能となる。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0028】1)個々の原稿に、ファイル名称およびキ
ーワード等の管理データを本来の原稿に記載する内容と
は異なる色で追加記入する。また前記の原稿を読み取っ
た画像読み取り装置は、前記の画像データをカラー画像
データとしてホスト装置に転送する。
【0029】この手段を取ることにより、当該画像ファ
イリングシステムは単一回数の読み取り動作によって本
来の原稿に記載する内容と、必要な管理データとをカラ
ー画像データとして同時に獲得するという作用を得る。
【0030】2)カラー画像データを受信したホスト装
置は当該カラー画像データの色を分解して、個別の色に
より異なる画像データを生成する。
【0031】この手段を取ることにより、前記の画像フ
ァイリングシステムは本来の原稿に記載する内容と管理
データとを分離するという作用を得る。
【0032】3)前記の管理データを分離して生成した
画像データは、別途に備えるOCR読み取り部において
文字データに変換する。
【0033】この手段を取ることにより、前記の画像フ
ァイリングシステムは前記の管理データを文字データと
して持つという作用を得る。
【0034】3)前記の本来の原稿に記載する内容を分
離して生成した画像データは、ファイリング用データと
して所定のファイルに格納する。
【0035】この手段を取ることにより、前記の画像フ
ァイリングシステムは本来の原稿に記載する内容のみよ
り構成する画像データをファイリング用データとすると
いう作用を得る。
【0036】4)前記のカラー画像データの色を分解し
て管理データを分離する際に、その色調を変換する。
【0037】この手段を取ることにより、前記のカラー
画像データを多値データ画像から2値データ画像に変換
する際に設定する切り分けの水準を変動可能にするとい
う作用を得る。
【0038】5)前記のカラー画像データの色を分解し
て本来の原稿に記載する内容より構成する画像データと
前記の原稿に追加記入した管理データより構成する画像
データとを分離する手順と、前記の管理データより構成
する画像データをOCR読み取りによって文字データに
変換する手順とを、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体に格納する。
【0039】この手段を取ることにより、前記の画像フ
ァイリングシステムは必要な制御の手順を装備するとい
う作用を得る。
【0040】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0041】1)カラー画像を読み取る画像読み取り装
置と前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
構成する画像ファイリングシステムにおいて、前記の画
像読み取り装置の読み取った読み取り画像データをもと
にファイリング用データおよび認識用データを生成する
データ解析手段と、前記のデータ解析手段の生成した認
識用データをもとに管理データを生成するデータ変換手
段とを有する。
【0042】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データよりファイリング用データと認識用デ
ータを生成し、さらに前記の認識用データより管理デー
タを生成するという作用を得る。
【0043】2)カラー画像を読み取る画像読み取り装
置と前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
構成する画像ファイリングシステムの制御方法におい
て、前記の画像読み取り装置の読み取った読み取り画像
データをもとにデータ解析部においてファイリング用デ
ータと認識用データとを生成し、前記のデータ解析部の
生成した認識用データをもとにデータ変換部において管
理データを生成する。
【0044】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データよりファイリング用データと認識用デ
ータを生成し、さらに前記の認識用データより管理デー
タを生成する制御を実行するという作用を得る。
【0045】3)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データにおいてあらかじ
め特定の色をもって原稿に書込みを行なって指示した追
加データを前記のデータ解析部において消去する。
【0046】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより本来の原稿に記載された画像部分
のみを抽出するという作用を得る。
【0047】4)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データにおいてあらかじ
め特定の色をもって原稿に書込みを行なって指示した追
加データを前記のデータ解析部において抽出する。
【0048】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載されたデータのみ
を取り出すという作用を得る。
【0049】5)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データにおいてあらかじ
め特定の色をもって原稿に書込みを行なって指示したデ
ータ領域に記載するデータを、前記のデータ解析部にお
いて抽出する。
【0050】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載して指定した領域
のデータのみを取り出すという作用を得る。
【0051】6)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データを構成する色をデ
ータ解析部において単位成分色に分解してあらかじめ定
める特定の色を検出し、前記のあらかじめ定める特定の
色をもって原稿に書込みを行なって指示した追加データ
を前記のデータ解析部において抽出する。
【0052】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載されたデータのみ
を取り出すという作用を得る。
【0053】7)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データを構成する色をデ
ータ解析部において単位成分色に分解してあらかじめ定
める特定の色を検出し、前記のあらかじめ定める特定の
色をもって原稿に書込みを行なって指示したデータ領域
に記載するデータを前記のデータ解析部において抽出す
る。
【0054】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載して指定した領域
のデータのみを取り出すという作用を得る。
【0055】8)前記のデータ解析部は、前記の読み取
り画像データを単位成分色に分解した個々のデータにあ
らかじめ定める個別の係数を乗じて前記の読み取り画像
データの持つ色調を変換し、さらに前記の色調を変換し
た読み取り画像データをあらかじめ定める水準によって
多値データを2値データに変換して前記の特定の色をも
って原稿に書込んだ情報のみを抽出する。
【0056】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載されたデータのみ
を2値データとして取り出すという作用を得る。
【0057】9)前記のデータ変換部は、前記のデータ
解析部の生成した認識用データに含まれる画像データを
OCR読み取り部において文字データに変換して当該読
み取り画像データより生成するファイリング用データを
画像ファイルに格納する際のファイル名称とする。
【0058】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムはファイリング用データを画像ファ
イルに格納する際のファイル名称を生成するという作用
を得る。
【0059】10)前記のデータ変換部は、前記のデー
タ解析部の生成した認識用データに含まれる画像データ
をOCR読み取り部において文字データに変換して当該
読み取り画像データより生成するファイリング用データ
を画像ファイルより検索する際のキーワードとして格納
する。
【0060】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムはファイリング用データを画像ファ
イルより検索する際のキーワードを生成するという作用
を得る。
【0061】11)前記のデータ変換部は、前記のデー
タ解析部の生成した認識用データに含まれる画像データ
をOCR読み取り部において文字データに変換して、前
記の文字データを前記のデータ変換部に備えるデータサ
ンプルと照合して前記のデータサンプルに備えるデータ
に変換し、当該読み取り画像データより生成するファイ
リング用データにかかる管理データを生成する。
【0062】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムはあらかじめ定める標準的な形態の
管理データを適用するという作用を得る。
【0063】12)カラー画像を読み取る画像読み取り
装置と前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置よ
り構成する画像ファイリングシステムの制御を実現する
プログラムを格納する記録媒体において、前記の画像読
み取り装置の読み取った読み取り画像データをもとにフ
ァイリング用データと認識用データとをデータ解析部に
おいて生成する手順と、前記のデータ解析部の生成した
認識用データをもとに、データ変換部において管理デー
タを生成する手順とを実行させるプログラムをコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に格納する。
【0064】この形態を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは制御に必要な手順を装備するとい
う作用を得る。
【0065】
【実施例】この発明による画像ファイリングシステムの
代表的な実施例を、図1ないし図15によって説明す
る。
【0066】図1は、この発明による画像ファイリング
システムの構成を説明する原理図である。すなわち当該
画像ファイリングシステムの有するデータ解析手段5
は、読み取り画像データ1を得てファイリング用データ
2と、認識用データ3とを生成する。またデータ変換手
段6は前記の認識用データ3を得て管理データ3aを生
成する。
【0067】前記のファイリング用データ2は記憶手段
7に保管用の画像データとして格納され、前記の管理デ
ータ3aは前記のファイリング用データ2のファイル名
称あるいは検索時のキーワードとして前記の記憶手段7
に格納される。
【0068】図2によって、この発明による画像ファイ
リングシステムにおけるデータの流れとその形態とを説
明する。
【0069】読み取りの対象とする原稿10は画像読み
取り装置11に読み取りを行なわせる前に書込みを行な
って、書込みを行なった原稿10aを形成させる。なお
ここでは黒色で記載した本来の原稿に赤色をもって書込
みを実施する場合について説明する。
【0070】前記の書込みを行なった原稿10aの形成
は、たとえば必要な文字列を赤色で追加記入する場合
と、あるいはまた特定の文字列を赤色で囲い込んで指定
する場合とがある。
【0071】画像読み取り装置11が前記の書込みを行
なった原稿10aを読み取って、カラーデータで読み取
り画像データを生成してホスト装置18に転送する。
【0072】前記のホスト装置18では、前記の読み取
り画像データよりファイリング用データ12と認識用デ
ータ13とを生成する。
【0073】前記のファイリング用データ12は、前記
のカラーデータである読み取り画像データより赤色で書
込みを行なった部分を消去したものである。このこと
は、前記のファイリング用データ12は、読み取りの対
象とする原稿10を直接読み取った画像と同等であるこ
とを示している。
【0074】前記の認識用データ13は、赤色で追加記
入した文字列部分と、赤色で囲い込んで指定した特定の
文字列部分とで構成される。
【0075】さらに前記の認識用データ13よりOCR
読み取りを行なって、文字データより構成される管理デ
ータ13aを生成する。
【0076】前記のファイリング用データ12および管
理データ13aを、画像ファイル17の所定の位置に格
納する。
【0077】図3によって、前記の原稿に追加記入する
文字列を変換して認識用データを生成する過程を説明す
る。
【0078】図3(a)に示す読み取り用の原稿に、追
加情報を書込む。図3(b)は、前記の原稿に追加情報
の例として「ALPHA」なる文字列を赤色でを書き込
んだ状態を示したものである。
【0079】図3(c)は、前記の追加情報を書込んだ
原稿を読み取った読み取り画像情報の状態である。すな
わち前記の読み取り画像情報はカラー画像を形成し、本
来の原稿による黒色よりなる画像データに加えて、赤色
で書き込んだ「ALPHA」なる文字列が赤色で読み取
られる。
【0080】図3(d)は、前記の読み取り画像情報よ
り赤色の部分のみを抽出して生成して認識用データの状
態を示す。すなわち前記の認識用データでは前記の赤色
で書込まれた「ALPHA」なる文字列のみの画像部分
が残存する。
【0081】図4によって、前記の原稿に赤色で囲い込
んで指定する特定の文字列を変換して認識用データを生
成する過程を説明する。
【0082】図4(a)に示す読み取り用の原稿に、追
加情報を書込む。図4(b)は、前記の原稿に追加情報
の例として本来の原稿に記載してあった「DELTA」
なる文字列部分を赤色で囲み込んだ状態を示したもので
ある。
【0083】図4(c)は、前記の追加情報を書込んだ
原稿を読み取った読み取り画像情報の状態である。すな
わち前記の読み取り画像情報はカラー画像を形成し、本
来の原稿による黒色よりなる画像データに加えて、本来
の原稿に記載してあった「DELTA」なる文字列を囲
み込んだ赤色の枠線が読み取られる。
【0084】図4(d)は、前記の「DELTA」なる
文字列を赤色の枠線で囲み込んだ領域の位置および大き
さを検出する状態を示したものである。すなわち前記の
赤色の枠線で囲み込んだ領域の縦方向の長さbおよび横
方向の長さaを検出することにより、前記の領域の大き
さを検出し、また前記の領域の基点Pの座標値を検出す
ることにより前記の領域の位置を検出する。
【0085】図4(e)は、前記の読み取り画像情報よ
り赤色の枠線で囲み込んだ領域の内部にある画像の部分
のみを抽出して生成して認識用データの状態を示す。す
なわち前記の認識用データでは前記の赤色で囲み込まれ
た「DELTA」なる文字列のみの画像部分が残存す
る。
【0086】図5ないし図9および図15によって、こ
の発明の代表的な一つの実施例に基づく画像ファイリン
グシステムの制御方法を説明する。図5は前記の画像フ
ァイリングシステムの構成を示すブロック図であり、図
6は前記の制御のフローを示すフローチャートである。
なお図7ないし図9は、前記の図6に示すフローチャー
トの詳細説明図であり、図15にデータサンプルの機能
を示す。
【0087】図5に示すごとく、当該画像ファイリング
システムを構成するデータ解析部B01は読み取り画像
データを受信する画像データ受信部B10を有する。
【0088】前記の画像データ受信部B10の取得した
読み取り画像データは、色指定部B15で指定する指定
色をもとに指定色部分消去部B11において消去されて
ファイリング用データを生成する。なお別途指定によ
り、指定色部分消去部B11において前記の指定色部分
の消去を行なわずに、前記の読み取り画像データをその
ままファイリング用データとすることも可能である。
【0089】前記の画像データ受信部B10の取得した
読み取り画像データは、色指定部B15で指定する指定
色をもとに指定色部分切出し部B12において前記の指
定色以外の色による画像データを消去して認識用データ
を生成する。
【0090】あるいはまた前記の画像データ受信部B1
0の取得した読み取り画像データは、色指定部B15で
指定する指定色をもとに指定色領域検出部B13におい
て前記の指定色に囲い込まれた領域を検出し、前記の指
定色に囲い込まれた領域の縦および横方向の値寸法値と
位置を示す座標値とを算出する。
【0091】さらに指定領域切出し部B14は、前記の
読み取り画像データにおいて前記の指定色領域検出部B
13の算出した領域の内部に記載された画像データ以外
の画像データを消去して認識用データを生成する。
【0092】データ変換部B02は、前記のデータ解析
部B01が生成した認識用データに含まれる画像データ
を文字データに変換するOCR読み取り部B20を持
つ。
【0093】また前記のデータ変換部B02に備える管
理データ設定部B21は、前記のOCR読み取り部B2
0が変換した文字データを分類して前記のファイリング
用データのファイル名称あるいはまたキーワードとな
す。なお前記の文字データの分類は、たとえば前記のデ
ータ解析部B01が認識用データを生成する際の指定色
の種類による。あるいはまた前記の認識用データが指定
色部分切出し部B12において生成されたものであるか
指定領域切出し部B14において生成されたものである
かによって分類してもよい。
【0094】さらに前記のデータ変換部B02に備える
データサンプルB22は、あらかじめ定める文字列ある
いは記号と前記の文字列あるいは記号より変換する文字
列とを対比したテーブルであり、前記のOCR読み取り
部B20が変換した文字データと対比して該当する文字
列あるいは記号を変換する。
【0095】前記のデータ解析部B01で生成されたフ
ァイリング用データは、データ変換部B02で生成され
た管理データよりファイル名称を取り出して添付し、画
像ファイルB03の画像データファイルB32に格納す
る。
【0096】前記のデータ変換部B02で生成された管
理データは、画像ファイルB03の管理データファイル
B31に格納する。
【0097】図6に示すフローチャートに基づいて、当
該画像ファイリングシステムの制御を形成する動作フロ
ーを説明する。各ステップにおいて引用する符号は、図
5による。
【0098】なお以下に示す説明において、たとえば前
記の原稿に画像データのファイル名称として付加する情
報を赤色によって記入し、さらに前記の画像データに付
加するキーワードとして記入する情報を青色によって記
入する実施例にそって説明する。
【0099】ステップS01で、読み取りの対象とする
原稿に必要な情報を追加記入する。前記の原稿に追加記
入する情報は、図3(b)および/または図4(b)に
示した方法による。
【0100】ステップS02で、前記の追加記入をほど
こした原稿を画像読み取り装置によって読み取り、ステ
ップS03に進んで読み取り画像データをホスト装置に
転送する。
【0101】ステップS04で、ホスト装置はデータ解
析部B01の画像データ受信部B10において読み取り
画像データを受信し、ステップS05に進んで前記の読
み取り画像データを加工してファイリング用データの生
成を行なう。なお当該ステップS05におけるファイリ
ング用データの生成フローの詳細は図7による。
【0102】図7に基づき、前記のステップS05にお
けるファイリング用データの生成フローの詳細を説明す
る。
【0103】ステップS05aで、色指定部B15より
引き出して指定色を設定する。前記の指定色は原稿に記
入する色をあらかじめ指定したものである。すなわちこ
こでは既に述べたごとく、ファイル名称に適用する赤色
と、キーワードに適用する青色とが指定色として設定さ
れる。
【0104】ステップS05bで前記の指定色による情
報部分を消去すると指定すれば、ステップS05cに進
んで指定色部分消去部B11が前記の赤色で記入した情
報部分と青色で記入した情報部分を前記の読み取り画像
データから消去する。これにより、当該画像データは追
加記入する前の状態の原稿を読み込んだ場合の画像デー
タと等価となる。
【0105】ステップS05dで、前記の読み取り画像
データから指定色部分を消去した画像データをファイリ
ング用データとして固定する。
【0106】また前記のステップS05bで前記の指定
色による情報部分を消去しないと指定すれば、ステップ
S05dに進んで前記の読み取り画像データをそのまま
ファイリング用データとして固定する。
【0107】図6に戻り、フローの説明を継続する。ス
テップS06で、前記のデータ解析部B01は前記の読
み取り画像データを加工して認識用データの生成を行な
う。なお当該ステップS06における認識用データの生
成フローの詳細は、図8による。
【0108】図8に基づき、前記のステップS06にお
ける認識用データの生成フローの詳細を説明する。
【0109】ステップS06aで、色指定部B15より
引き出して指定色を設定する。前記の指定色は原稿に記
入する色をあらかじめ指定したものである。すなわち既
に述べたごとく、ファイル名称に適用する赤色と、キー
ワードに適用する青色とが指定色として設定されてお
り、ここでは前記の指定色のうち当初は赤色を選択して
指定する例をもって説明する。
【0110】ステップS06bで前記の指定した赤色に
よる部分が枠線のみで構成しているのではない場合は文
字列であると判定して、ステップS06cに進んで指定
色部分を抽出し、認識用データとして固定する。
【0111】前記のステップS06cにおいて行なう追
記情報抽出の詳細は既に図3によって説明したので、こ
こではその詳細の説明を省略する。
【0112】また前記のステップS06bで前記の赤色
による部分が枠線のみで構成している場合は赤色で囲み
込まれた部分であると判定して、ステップS06fに進
んで前記の赤色により囲み込まれた領域を検出し、ステ
ップS06gに進んで前記の領域内の画像情報を抽出す
る。さらにステップS06dで認識用データとして固定
する。
【0113】前記のステップS06fおよびステップS
06gにおいて行なう追記情報の検出と抽出の詳細は既
に図4によって説明したので、ここではその詳細の説明
を省略する。
【0114】ステップS06eで、前記の読み取り画像
データに処理すべき指定色の情報が残っている場合はス
テップS06aに戻る。ここでは赤色の情報以外に青色
による情報があれば、ステップS06aに戻って青色に
よる情報を指定する。
【0115】図6に戻り、フローの説明を継続する。ス
テップS07で、データ変換部B02は前記の認識用デ
ータを加工して管理データの生成を行なう。なお当該ス
テップS08における管理データの生成フローの詳細
は、図9による。
【0116】図9に基づき、前記のステップS07にお
ける管理データの生成フローの詳細を説明する。
【0117】ステップS07aで、データ変換部B02
のOCR読み取り部B20は前記の認識用データに存在
する画像データを文字データに変換する。
【0118】ステップS07bで前記の文字データに変
換した認識用データをデータサンプルB22と照合する
と指定した場合は、ステップS07cに進んで前記の文
字データに変換した認識用データとデータサンプルB2
2に格納する照合用文字列とを照合し、さらにステップ
S07dで置換する。
【0119】図15に基づいて前記のステップS07c
およびステップS07dにおける動作の詳細を説明す
る。
【0120】図15に示すごとく、読み取りの対象とす
る原稿に追記の情報として、たとえば「AAA1」とい
う文字列を記入した場合、前記の原稿より生成した認識
用データからOCR読み取りを行なって文字データとし
て獲得した「AAA1」という文字列をデータサンプル
に格納する文字列テーブルと照合する。
【0121】前記の文字列テーブルにおいて「AAA
1」という文字列を見出せば、前記の「AAA1」とい
う文字列に対応する「証明書」という文字列に変換し
て、「証明書」という文字列を管理データとする。
【0122】ステップS07eで、データの種類を確認
する。ここでは先に赤色により記入した情報はファイル
名称とし、 青色により記入した情報をキーワードとする
と規定したので前記の基準にしたがってデータの種類を
確認する。
【0123】ステップS07fで、赤色で記入した情報
より得た文字列データの場合は、ステップS07gに進
んでファイル名称データとして固定する。
【0124】また前記のステップS07fで、青色で記
入した情報より得た文字列データの場合は、ステップS
07hに進んでキーワードとして固定する。
【0125】ステップS07jで管理データを固定し
て、当該管理データ生成のフローを終了する。
【0126】図6に戻り、フローの説明を継続する。ス
テップS08で、前記の管理データよりファイル名称を
取り出してファイリング用データに付与し、 ステップS
09に進んで前記のファイリング用データを画像ファイ
ルB03の画像データファイルB32に格納するととも
に、キーワード等の管理データを管理データファイルB
31に格納して、当該フローを終了する。
【0127】前記のフローに基づいて、当該画像ファイ
リングシステムはあらかじめ原稿に特定の色による追記
を行なうことにより原稿読み取り後は必要な管理データ
を生成して画像データのファイリングを実行する。
【0128】図10ないし図14によって、この発明の
代表的な別の一つの実施例に基づく画像ファイリングシ
ステムの制御方法を説明する。図10は前記の画像ファ
イリングシステムの構成を示すブロック図であり、図1
1および図12は前記の制御のフローを示すフローチャ
ートである。なお図13および図14は、前記の図12
に示すフローチャートの詳細説明図である。
【0129】図10に示すごとく、当該画像ファイリン
グシステムを構成するデータ解析部B01aは、画像デ
ータ受信部B10が受信する読み取り画像データの色成
分値のレベルを変更して前記の読み取り画像データの色
調を変換する色データ変換部B16を有する以外は図5
に示したブロック図と同等の構成を持つ。したがって図
10に示すブロック図の詳細な説明は省略する。
【0130】図11に示すフローチャートは、当該画像
ファイリングシステムが実行する画像データのファイリ
ングを準備するフローを示したものである。また図12
に示すフローチャートは、当該画像ファイリングシステ
ムがあらかじめ特定の色による追記を行なった原稿を読
み取って必要な管理データを生成して画像データのファ
イリングを実行するフローを示したものである。
【0131】図11に基づいて、当該画像ファイリング
システムが実行する画像データのファイリング動作の条
件設定モードでのフローを説明する。各ステップにおい
て引用する符号は、図10による。
【0132】ステップS21で、条件設定の対象とする
特定の色を用いて、原稿に追加記入を行なう。
【0133】ステップS22で、前記の追加記入をほど
こした原稿を画像読み取り装置によって読み取り、ステ
ップS23に進んで読み取り画像データをホスト装置に
転送する。
【0134】ステップS24で、ホスト装置はデータ解
析部B01aの画像データ受信部B10において読み取
り画像データを受信する。
【0135】ステップS25で、色データ変換部B16
は前記の画像データ受信部B10が受信した読み取り画
像データを赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の
成分色に分解する。
【0136】ステップS26で、前記の赤色(R)、緑
色(G)および青色(B)の成分色に分解した読み取り
画像データに重み付けを実行すると判断した場合に、ス
テップS27に進んで赤色(R)、緑色(G)および青
色(B)の各々の成分色に乗ずる係数を設定する。
【0137】前記の赤色(R)、緑色(G)および青色
(B)の各々の成分色に乗ずる係数を設定することによ
り、前記の読み取り画像データに含まれる色データは色
調が変更される。
【0138】ステップS28で、前記の係数を乗じて色
調を変更した読み取り画像データに含まれる各々の成分
色に適用するスライスレベルを設定する。
【0139】たとえば前記の各々の成分色に乗ずる係数
として、赤色(R)の成分色に乗ずる係数を大きく設定
し、さらに緑色(G)および青色(B)の各々の成分色
に乗ずる係数を十分に小さく設定することにより、本来
の原稿に追加記入された特定の色による画像データは赤
色(R)の成分色が強調されて他の成分色である緑色
(G)および青色(B)の各々の成分色による色調が抑
制される。
【0140】したがって前記の係数を乗じて色調を変更
した読み取り画像データに含まれる特定の色によって追
加記入された部分は、当初の特定の色から赤色(R)の
成分色が強調された色に変換される。
【0141】さらに前記のスライスレベルによって、前
記の係数を乗じて色調を変更した読み取り画像データに
含まれる赤色(R)の部分が抽出されれば、本来の原稿
に追加記入された特定の色による画像データは赤色
(R)で追加記入された情報として確実に認識すること
ができる。
【0142】同様にしてたとえば前記の各々の成分色に
乗ずる係数として、緑色(G)の成分色に乗ずる係数を
大きく設定し、さらに赤色(R)および青色(B)の各
々の成分色に乗ずる係数を十分に小さく設定することに
より、本来の原稿に追加記入された特定の色による画像
データは緑色(G)の成分色が強調されて他の成分色で
ある赤色(R)および青色(B)の各々の成分色による
色調が抑制され、さらにたとえば前記の各々の成分色に
乗ずる係数として、青色(B)の成分色に乗ずる係数を
大きく設定し、さらに赤色(R)および緑色(G)の各
々の成分色に乗ずる係数を十分に小さく設定することに
より、本来の原稿に追加記入された特定の色による画像
データは青色(B)の成分色が強調されて他の成分色で
ある赤色(R)および緑色(G)の各々の成分色による
色調が抑制される。
【0143】さらにまたたとえば前記の各々の成分色に
乗ずる係数として、赤色(R)および青色(B)の成分
色に乗ずる係数を大きく設定し、さらに緑色(G)の成
分色に乗ずる係数を十分に小さく設定することにより、
本来の原稿に追加記入された特定の色による画像データ
は赤色(R)および青色(B)の成分色が強調されて他
の成分色である緑色(G)の成分色による色調が抑制さ
れる。
【0144】前記のステップS27およびステップS2
8による各成分色へ乗ずる重み付け係数の設定と、各成
分色に適用する個々のスライスレベルの設定により、前
記の原稿に追加記入する情報は多値データから2値デー
タへの変換が容易に行われる体制が準備されることにな
る。
【0145】ステップS29で、前記の原稿に追加記入
される特定の色による指定色を色指定部B15に格納
し、前記の特定の色による指定色の各々の成分色に乗ず
る係数と、前記の各々の成分色に適用するスライスレベ
ルとを、色データ変換部B16に格納して、当該画像フ
ァイリングシステムが実行する画像データのファイリン
グ動作の条件設定モードでのフローを終了する。
【0146】また前記のステップS26において、たと
えば特定の成分色の値が十分に大きく、前記の特定の成
分色以外の成分色の値が十分に小さくて重み付けを不要
と判定した場合は、ステップS30に進んで前記の原稿
に追加記入される特定の色による指定色をそのまま色指
定部B15に格納して、当該画像ファイリングシステム
が実行する画像データのファイリング動作の条件設定モ
ードでのフローを終了する。
【0147】なお前記の原稿に追加記入される特定の色
による指定色を複数持つ場合は、個々の指定色について
前記のステップ21以降に示すフローを個別に実行す
る。
【0148】図12に基づいて、当該画像ファイリング
システムが実行する画像データのファイリングモードで
のフローを説明する。各ステップにおいて引用する符号
は、図10による。
【0149】なお以下に示す説明において、たとえば前
記の図11で説明したごとく条件として設定した特定の
色として、前記の原稿に画像データのファイル名称とし
て付加する情報を赤色の成分色を含んだ特定の色によっ
て記入し、さらに前記の画像データに付加するキーワー
ドとして記入する情報を青色の成分色を含んだ特定の色
によって記入する実施例にそって説明する。
【0150】ステップS31で、前記の特定の色を用い
て、原稿に追加記入を行なう。
【0151】ステップS32で、前記の追加記入をほど
こした原稿を画像読み取り装置によって読み取り、ステ
ップS33に進んで読み取り画像データをホスト装置に
転送する。
【0152】ステップS34で、ホスト装置はデータ解
析部B01aの画像データ受信部B10において読み取
り画像データを受信する。
【0153】ステップS35で、前記の画像データ受信
部B10の受信した読み取り画像データが色調を変換す
る色データを含んでいてデータ変換が必要と判定して、
ステップS36に進んで色データ変換部B16に格納す
る前記の原稿に追加記入される特定の色による指定色の
各々の成分色に乗ずる係数と、前記の各々の成分色に適
用するスライスレベルとを引き出して準備する。
【0154】前記のステップS35で前記の画像データ
受信部B10の受信した読み取り画像データが色調を変
換する色データを含んでいない場合はデータ変換を不要
と判定して、ステップS37に進む。
【0155】ステップS37で、前記の読み取り画像デ
ータを加工してファイリング用データの生成を行なう。
なお当該ステップS37におけるファイリング用データ
の生成フローの詳細は図13による。
【0156】図13に基づき、前記のステップS37に
おけるファイリング用データの生成フローの詳細を説明
する。
【0157】ステップS37aで、色指定部B15より
引き出して指定色を設定する。前記の指定色は原稿に記
入する色をあらかじめ指定したものである。すなわちこ
こでは既に述べたごとく、ファイル名称に適用する赤色
の成分色を含んだ色と、キーワードに適用する青色の成
分色を含んだ色とが指定色として設定される。
【0158】ステップS37bで前記の指定色による情
報部分を消去すると指定すれば、ステップS37cに進
む。
【0159】既に述べたごとく、ここでは前記の指定色
による成分色を変換する実施例のもとで説明しているの
で、ステップS37cで、データの変換を行なうと判断
し、ステップS37dに進んで色データ変換部B16で
は前記の読み取り画像データに含まれる色データを各成
分色に分解してその各々の成分色にあらかじめ設定した
条件に基づいて係数を乗じて前記の読み取り画像データ
の色調を変更する。
【0160】ステップS37eで、色データ変換部B1
6はあらかじめ定めるスライスレベルに基づいて、前記
の色調を変更した読み取り画像データを多値データから
2値データに変換し、次いで指定色部分消去部B11は
前記の2値データより指定の色を有する画像データを消
去する。
【0161】すなわちこの実施例では既に述べたごと
く、色データ変換部B16はファイル名称に適用する赤
色の成分色を含んだ色を赤色として変換し、キーワード
に適用する青色の成分色を含んだ色を青色として変換
し、さらにあらかじめ定めるスライスレベルに基づい
て、前記の色調を変更した読み取り画像データを多値デ
ータから2値データに変換する。
【0162】これらの動作により前記の色調を変更した
読み取り画像データに追加記入したファイル名称の情報
は赤色の2値データとなり、またキーワードの情報は青
色の2値データとして認識される。
【0163】さらに指定色部分消去部B11が前記の赤
色で記入した情報部分と青色で記入した情報部分を前記
の読み取り画像データから消去することにより、当該画
像データは追加記入する前の状態の原稿を読み込んだ場
合の画像データと等価となる。
【0164】ステップS37fで、前記の読み取り画像
データから指定色部分を消去した画像データをファイリ
ング用データとして固定する。
【0165】また前記のステップS37bで前記の指定
色による情報部分を消去しないと指定すれば、ステップ
S37fに進んで前記の読み取り画像データをそのまま
ファイリング用データとして固定する。
【0166】図12に戻り、フローの説明を継続する。
ステップS38で、前記のデータ解析部B01aは前記
の読み取り画像データを加工して認識用データの生成を
行なう。なお当該ステップS38における認識用データ
の生成フローの詳細は、図14による。
【0167】図14に基づき、前記のステップS38に
おける認識用データの生成フローの詳細を説明する。
【0168】ステップS38aで、色指定部B15より
引き出して指定色を設定する。前記の指定色は原稿に記
入する色をあらかじめ指定したものである。すなわちこ
こでは既に述べたごとく、ファイル名称に適用する赤色
の成分色を含んだ色と、キーワードに適用する青色の成
分色を含んだ色とが指定色として設定される。さらにま
た当初は赤色の成分色を含んだファイル名称に適用する
情報部分をもとに認識用データを生成し、次いで青色の
成分色を含んだキーワードに適用する情報部分をもとに
認識用データを生成する例を基に説明を進める。
【0169】ステップS38bで前記の読み取り画像デ
ータに含まれる追加記入による情報部分の色を変換する
と指定して、ステップS38cに進んで前記の情報部分
の色調を変換する。なお前記のステップS38bおよび
ステップS38cにおける動作は、既に図13において
ステップS37cとステップS37dの説明で述べたの
でここではその詳細の説明を省略する。
【0170】ステップS38dで前記の指定した赤色の
2値データに変換された部分が枠線のみで構成している
のではない場合は文字列であると判定して、ステップS
38eに進んで指定色部分を抽出し、認識用データとし
て固定する。
【0171】前記のステップS38eにおいて行なう追
記情報抽出の詳細は既に図3によって説明したので、こ
こではその詳細の説明を省略する。
【0172】また前記のステップS38dで前記の赤色
による部分が枠線のみで構成している場合は赤色で囲み
込まれた部分であると判定して、ステップS38hに進
んで前記の赤色により囲み込まれた領域を検出し、ステ
ップS38jに進んで前記の領域内の画像情報を抽出す
る。さらにステップS38fで認識用データとして固定
する。
【0173】前記のステップS38hおよびステップS
38jにおいて行なう追記情報の検出と抽出の詳細は既
に図4によって説明したので、ここではその詳細の説明
を省略する。
【0174】ステップS38gで、前記の読み取り画像
データに処理すべき指定色の情報が残っている場合はス
テップS38aに戻る。ここでは赤色の情報以外に青色
による情報があれば、ステップS38aに戻って青色に
よる情報を指定する。
【0175】図12に戻り、フローの説明を継続する。
ステップS39で、データ変換部B02は前記の認識用
データを加工して管理データの生成を行なう。なお当該
ステップS39における管理データの生成フローの詳細
は、図9によるフローと同等であり、既に図6における
ステップS07で説明したのでここではその詳細の説明
を省略する。
【0176】ステップS40で前記の管理データよりフ
ァイル名称を取り出してファイリング用データに付与
し、 ステップS41に進んで前記のファイリング用デー
タを画像ファイルB03の画像データファイルB32に
格納するとともにキーワード等の管理データを管理デー
タファイルB31に格納して当該フローを終了する。
【0177】前記のフローに基づいて、当該画像ファイ
リングシステムはあらかじめ原稿に特定の色による追記
を行なうことにより原稿読み取り後は必要な管理データ
を生成して画像データのファイリングを実行する。
【0178】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0179】1)カラー画像を読み取る画像読み取り装
置と前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
構成する画像ファイリングシステムにおいて、前記の画
像読み取り装置の読み取った読み取り画像データをもと
にファイリング用データおよび認識用データを生成する
データ解析手段と、前記のデータ解析手段の生成した認
識用データをもとに管理データを生成するデータ変換手
段とを有する。
【0180】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データよりファイリング用データと認識用デ
ータを生成し、さらに前記の認識用データより管理デー
タを生成するので、ファイリングに供する画像データの
生成とともに個々の管理データを一連の動作の中で自動
的に生成するという効果を得る。
【0181】2)カラー画像を読み取る画像読み取り装
置と前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
構成する画像ファイリングシステムの制御方法におい
て、前記の画像読み取り装置の読み取った読み取り画像
データをもとにデータ解析部においてファイリング用デ
ータと認識用データとを生成し、前記のデータ解析部の
生成した認識用データをもとにデータ変換部において管
理データを生成する。
【0182】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データよりファイリング用データと認識用デ
ータを生成し、さらに前記の認識用データより管理デー
タを生成するので、ファイリングに供する画像データの
生成とともに個々の管理データを一連の動作の中で自動
的に生成する制御を実行するという効果を得る。
【0183】3)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データにおいてあらかじ
め特定の色をもって原稿に書込みを行なって指示した追
加データを前記のデータ解析部において消去する。
【0184】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより本来の原稿に記載された画像部分
のみを抽出することにより、当該画像ファイリングシス
テムは本来の原稿に記載された画像部分のみをファイリ
ングに供する画像データとして使用するという効果を得
る。
【0185】4)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データにおいてあらかじ
め特定の色をもって原稿に書込みを行なって指示した追
加データを前記のデータ解析部において抽出する。
【0186】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載されたデータのみ
を取り出すので、読み取り動作後にあらためて管理デー
タを追加入力する作業を不要にするという効果を得る。
【0187】5)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データにおいてあらかじ
め特定の色をもって原稿に書込みを行なって指示したデ
ータ領域に記載するデータを、前記のデータ解析部にお
いて抽出する。
【0188】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載して指定した領域
のデータのみを取り出すので、読み取り動作後にあらた
めて管理データを追加入力する作業を不要にするという
効果を得る。
【0189】6)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データを構成する色をデ
ータ解析部において単位成分色に分解してあらかじめ定
める特定の色を検出し、前記のあらかじめ定める特定の
色をもって原稿に書込みを行なって指示した追加データ
を前記のデータ解析部において抽出する。
【0190】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載されたデータのみ
を取り出すので、読み取り動作後にあらためて管理デー
タを追加入力する作業を不要にするという効果を得る。
【0191】7)前記の画像ファイリングシステムの制
御方法は、前記の読み取り画像データを構成する色をデ
ータ解析部において単位成分色に分解してあらかじめ定
める特定の色を検出し、前記のあらかじめ定める特定の
色をもって原稿に書込みを行なって指示したデータ領域
に記載するデータを前記のデータ解析部において抽出す
る。
【0192】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載して指定した領域
のデータのみを取り出すので、読み取り動作後にあらた
めて管理データを追加入力する作業を不要にするという
効果を得る。
【0193】8)前記のデータ解析部は、前記の読み取
り画像データを単位成分色に分解した個々のデータにあ
らかじめ定める個別の係数を乗じて前記の読み取り画像
データの持つ色調を変換し、さらに前記の色調を変換し
た読み取り画像データをあらかじめ定める水準によって
多値データを2値データに変換して前記の特定の色をも
って原稿に書込んだ情報のみを抽出する。
【0194】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは画像読み取り装置が読み取った読
み取り画像データより原稿に追加記載されたデータのみ
を2値データとして取り出すので、当該原稿に追加記入
する情報に適用する色には特別な制約の条件を設けるこ
とが不要となるという効果を得る。
【0195】9)前記のデータ変換部は、前記のデータ
解析部の生成した認識用データに含まれる画像データを
OCR読み取り部において文字データに変換して当該読
み取り画像データより生成するファイリング用データを
画像ファイルに格納する際のファイル名称とする。
【0196】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムはファイリング用データを画像ファ
イルに格納する際のファイル名称を生成するので、読み
取り動作後にあらためて管理データとしてのファイル名
称を追加入力する作業を不要にするという効果を得る。
【0197】10)前記のデータ変換部は、前記のデー
タ解析部の生成した認識用データに含まれる画像データ
をOCR読み取り部において文字データに変換して当該
読み取り画像データより生成するファイリング用データ
を画像ファイルより検索する際のキーワードとして格納
する。
【0198】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムはファイリング用データを画像ファ
イルより検索する際のキーワードを生成するので、読み
取り動作後にあらためて管理データとしてキーワードを
追加入力する作業を不要にするという効果を得る。
【0199】11)前記のデータ変換部は、前記のデー
タ解析部の生成した認識用データに含まれる画像データ
をOCR読み取り部において文字データに変換して、前
記の文字データを前記のデータ変換部に備えるデータサ
ンプルと照合して前記のデータサンプルに備えるデータ
に変換し、当該読み取り画像データより生成するファイ
リング用データにかかる管理データを生成する。
【0200】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムはあらかじめ定める標準的な手段の
管理データを適用するので、読み取り動作後にあらため
て管理データを追加入力する作業を不要にするとともに
標準的な管理データを適用することにより操作者が恣意
的な選択による不統一な用語を使用して検索を困難にす
るという欠点を前もって除去するという効果を得る。
【0201】12)カラー画像を読み取る画像読み取り
装置と前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置よ
り構成する画像ファイリングシステムの制御を実現する
プログラムを格納する記録媒体において、前記の画像読
み取り装置の読み取った読み取り画像データをもとにフ
ァイリング用データと認識用データとをデータ解析部に
おいて生成する手順と、前記のデータ解析部の生成した
認識用データをもとに、データ変換部において管理デー
タを生成する手順とを実行させるプログラムをコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に格納する。
【0202】この手段を取ることによって、当該画像フ
ァイリングシステムは制御に必要な手順を装備するとい
う効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像ファイリングシステムの原
理図
【図2】この発明によるデータの流れを示した模式図
【図3】原稿に追加記入する情報の変化する形態を示し
た模式図
【図4】原稿に追加記入する情報の変化する形態を示し
た模式図
【図5】この発明による代表的なひとつの実施例の構成
を示したブロック図
【図6】この発明の代表的なひとつの実施例によるフロ
ーチャート
【図7】この発明の代表的なひとつの実施例によるフロ
ーチャート
【図8】この発明の代表的なひとつの実施例によるフロ
ーチャート
【図9】この発明の代表的なひとつの実施例によるフロ
ーチャート
【図10】この発明による代表的な別のひとつの実施例
の構成を示したブロック図
【図11】この発明の代表的な別のひとつの実施例によ
るフローチャート
【図12】この発明の代表的な別のひとつの実施例によ
るフローチャート
【図13】この発明の代表的な別のひとつの実施例によ
るフローチャート
【図14】この発明の代表的な別のひとつの実施例によ
るフローチャート
【図15】この発明による代表的なひとつの実施例によ
るデータサンプルの運用概念図
【図16】従来の技術に基づく画像ファイリングシステ
ムの原理図
【図17】従来の技術に基づく画像ファイリングシステ
ムの構成を示したブロック図
【図18】従来の技術に基づく画像ファイリングシステ
ムのフローチャート
【符号の説明】
1:読み取り画像データ 2:ファイリング用データ 3:認識用データ 3a:管理データ 5:データ解析手段 6:データ変換手段 7:記憶手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA06 BA10 DA04 EA09 EA18 GA08 5B057 AA11 BA02 CA01 CA12 CA19 CB01 CB12 CB18 CC01 CE17 CH01 CH11 CH20 DB02 DB06 DC25 DC30 DC36 5B075 ND06 NK02 NK08 NK13 NK24 NK31 5C073 AA06 AB04 AB12 AB14 BD03 CE05 CE06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像を読み取る画像読み取り装置
    と、前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
    構成する画像ファイリングシステムにおいて、 前記の画像読み取り装置の読み取った読み取り画像デー
    タをもとにファイリング用データおよび認識用データを
    生成するデータ解析手段と、 前記のデータ解析手段の生成した認識用データをもとに
    管理データを生成するデータ変換手段とを有することを
    特徴とする、 画像ファイリングシステム。
  2. 【請求項2】カラー画像を読み取る画像読み取り装置
    と、前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
    構成する画像ファイリングシステムの制御方法におい
    て、 前記の画像読み取り装置の読み取った読み取り画像デー
    タをもとにデータ解析部においてファイリング用データ
    と認識用データとを生成し、 前記のデータ解析部の生成した認識用データをもとにデ
    ータ変換部において管理データを生成することを特徴と
    する、 画像ファイリングシステムの制御方法。
  3. 【請求項3】前記の画像ファイリングシステムの制御方
    法は、 前記の読み取り画像データにおいて、あらかじめ特定の
    色をもって原稿に書込みを行なって指示した追加データ
    を、前記のデータ解析部において消去することを特徴と
    する、 請求項2に記載の、画像ファイリングシステムの制御方
    法。
  4. 【請求項4】前記の画像ファイリングシステムの制御方
    法は、 前記の読み取り画像データにおいて、あらかじめ特定の
    色をもって原稿に書込みを行なって指示した追加データ
    を、前記のデータ解析部において抽出することを特徴と
    する、 請求項2に記載の、画像ファイリングシステムの制御方
    法。
  5. 【請求項5】前記の画像ファイリングシステムの制御方
    法は、 前記の読み取り画像データにおいて、あらかじめ特定の
    色をもって原稿に書込みを行なって指示したデータ領域
    に記載するデータを、前記のデータ解析部において抽出
    することを特徴とする、 請求項2に記載の、画像ファイリングシステムの制御方
    法。
  6. 【請求項6】前記の画像ファイリングシステムの制御方
    法は、 前記の読み取り画像データを構成する色をデータ解析部
    において単位成分色に分解して、あらかじめ定める特定
    の色を検出し、 前記のあらかじめ定める特定の色をもって原稿に書込み
    を行なって指示した追加データを、前記のデータ解析部
    において抽出することを特徴とする、 請求項2に記載の、画像ファイリングシステムの制御方
    法。
  7. 【請求項7】前記の画像ファイリングシステムの制御方
    法は、 前記の読み取り画像データを構成する色をデータ解析部
    において単位成分色に分解して、あらかじめ定める特定
    の色を検出し、 前記のあらかじめ定める特定の色をもって原稿に書込み
    を行なって指示したデータ領域に記載するデータを、前
    記のデータ解析部において抽出することを特徴とする、 請求項2に記載の、画像ファイリングシステムの制御方
    法。
  8. 【請求項8】前記のデータ解析部は、前記の読み取り画
    像データを単位成分色に分解した個々のデータに、あら
    かじめ定める個別の係数を乗じて前記の読み取り画像デ
    ータの持つ色調を変換し、 さらに前記の色調を変換した読み取り画像データを、あ
    らかじめ定める水準によって多値データを2値データに
    変換して、前記の特定の色をもって原稿に書込んだ情報
    のみを抽出することを特徴とする、 請求項6または請求項7に記載の、画像ファイリングシ
    ステムの制御方法。
  9. 【請求項9】前記のデータ変換部は、 前記のデータ解析部の生成した認識用データに含まれる
    画像データをOCR読み取り部において文字データに変
    換して、当該読み取り画像データより生成するファイリ
    ング用データを画像ファイルに格納する際のファイル名
    称とすることを特徴とする、 請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の、画像
    ファイリングシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】前記のデータ変換部は、 前記のデータ解析部の生成した認識用データに含まれる
    画像データをOCR読み取り部において文字データに変
    換して、当該読み取り画像データより生成するファイリ
    ング用データを画像ファイルより検索する際のキーワー
    ドとして格納することを特徴とする、 請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の、画像
    ファイリングシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】前記のデータ変換部は、 前記のデータ解析部の生成した認識用データに含まれる
    画像データをOCR読み取り部において文字データに変
    換して、 前記の文字データを前記のデータ変換部に備えるデータ
    サンプルと照合して前記のデータサンプルに備えるデー
    タに変換し、当該読み取り画像データより生成するファ
    イリング用データにかかる管理データを生成することを
    特徴とする、 請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の、画像
    ファイリングシステムの制御方法。
  12. 【請求項12】カラー画像を読み取る画像読み取り装置
    と、前記の画像読み取り装置に接続するホスト装置より
    構成する画像ファイリングシステムの制御を実現するプ
    ログラムを格納する記録媒体において、 前記の画像読み取り装置の読み取った読み取り画像デー
    タをもとにファイリング用データと認識用データとをデ
    ータ解析部において生成する手順と、 前記のデータ解析部の生成した認識用データをもとに、
    データ変換部において管理データを生成する手順とを実
    行させるプログラムを格納したことを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP10287418A 1998-10-09 1998-10-09 画像ファイリングシステムおよびその制御方法ならびにその記録媒体 Pending JP2000115500A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066865A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Fuji Xerox Co Ltd 差分抽出装置及び差分抽出プログラム
JP2017017455A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 ブラザー工業株式会社 画像処理装置およびコンピュータプログラム

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