JP2000115032A - エコ―キャンセラを有するdsl伝送システム - Google Patents

エコ―キャンセラを有するdsl伝送システム

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JP2000115032A
JP2000115032A JP11281340A JP28134099A JP2000115032A JP 2000115032 A JP2000115032 A JP 2000115032A JP 11281340 A JP11281340 A JP 11281340A JP 28134099 A JP28134099 A JP 28134099A JP 2000115032 A JP2000115032 A JP 2000115032A
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ジ.ジェ. メストダグ ドニ
Mikael R Isaksson
エル. イサクソン ミカエル
Goeran S Oekvist
エス. オェークヴィスト ゴェーラン
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で且つ信頼性の高いエコー除去を
有するデジタル加入者回線伝送システムを提供する。 【解決手段】 周波数領域係数としてN個のデジタル出
力値を受信する逆高速フーリエ変換(IFFT)回路
(14)と、時間領域信号を受信し、入力値としてN個
のデジタル周波数領域係数を出力する高速フーリエ変換
(FFT)回路(18)と、IFFT及びFFT回路を
加入者回線(10)と結合する回線インタフェース(1
6)と、シンボルはN個の出力値に対応する時間領域信
号の一部であり、各シンボルの端で周期サフィックス
(CS)を挿入するための回路(26)とを有してお
り、それぞれの一定の倍率(k)によって乗算されたそ
れぞれの出力値を、各入力値から減算するために設けら
れたエコーキャンセラを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル加入者回
線(DSL)伝送システムに関し、特に、ツイストペア
電話回線で高速通信を可能にするものである。詳細に
は、本発明は、同一サブキャリア周波数で双方向通信を
可能にしようとする個々の多重音声(DMT)システム
におけるエコーキャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】かなり概略的に表された図1は、電話回
線10の一方の端にあるDSL伝送システムを表してい
る。出力デジタルデータDoutのシリアルストリーム
は、N個の複数ビット値を取り出すシリアル−パラレル
コンバータ12に入力される。その各ビットは、周波数
領域係数又は振幅に対応する。これら周波数領域係数
は、逆高速フーリエ変換(IFFT)回路14に入力さ
れる。その回路14は、N個の係数の各群に対して時間
領域シンボルを発生させる。従って、シンボルは、異な
る周波数のN個の正弦波サブキャリアの和となる。各サ
ブキャリアの振幅は、IFFT回路によって受信され
た、対応する周波数領域係数によって決定される。
【0003】各シンボルは、ハイブリッド回線インタフ
ェース16を介して電話回線10に伝送される。回線イ
ンタフェース16はまた、回線10からの入力シンボル
も受信する。これら入力シンボルは高速フーリエ変換
(FFT)回路18へ入力され、その回路18は各受信
シンボルのN個の周波数領域係数を取り出す。これら周
波数領域係数は、パラレル−シリアルコンバータ20を
介して入力シリアルデータストリームDin内に置かれ
る。
【0004】同一の構成が、回線10の他方の端に設け
られる。
【0005】図2は、このようなシステムにおいて、回
線10で伝送される信号のスペクトルを説明する。電話
回線の帯域幅はN個のチャネルに細分され、各チャネル
は、IFFT及びFFT回路によって処理される、1つ
の周波数領域係数に対応する。実際に、N=2048チ
ャネルがあり、その各々は5kHzの帯域幅を有する。
第1の周波数領域係数は11ビット幅にすることがで
き、従って時間領域において2048個の異なる振幅/
位相に対応する。電話回線の高域周波数の減衰に耐える
ために、最後の周波数領域係数は2ビット幅しかない。
【0006】図2でスペクトルの始点を表したギャップ
は、「普通の旧電話サービス(plainold telephone serv
ices)」(POTS)のために確保されている。
【0007】図3は、シンボル内で伝送される1つのサ
ブキャリアf1のスペクトルを表している。このスペク
トルは、シンボルの長さが制限されているために、f1
で個別の値とならない。例えば、スペクトルはsin(x)/x
(sinc)関数の形状を有する。近くのチャネルに対する
このスペクトルの突出(lobe)の干渉を避けるために、サ
ブキャリアは「直交」となるように選択される。これ
は、表されたように、各サブキャリアがsinc関数の交差
を零とするように、サブキャリア間の間隔が選択される
ことを意味する。sinc関数は、一定のシンボル幅にしか
依存せず、従って一定の擬似周期を有し、その全てが同
一周波数で零値を有する。
【0008】理想的には、このような伝送システムは、
各チャネルが同時双方向伝送、即ち全二重で用いられる
ことを可能にする。しかし、実際にこれは、近端エコー
の問題のために非常に難しい。実際に、ハイブリッド回
線インターフェース16は、FFT回路18への入力信
号に、出力信号の一部を常に加えることになる。入力信
号が一般に減衰されるために、この近端エコーは、利用
できない入力信号を作ることになる。いくつかの解決策
は、この問題を回避するための工夫である。
【0009】第1の一般的な解決策は、一方向通信用だ
けのチャネルを用いることからなる。それにより、理論
的に、出力シンボルの近端エコーが、入力信号で利用さ
れないチャネル内に発生する。実際に、以下の例のよう
に、この解決策を実現するには、主な難しさがある。
【0010】図4は、回線10における出力シンボルS
1、S2、・・・のストリームと、入力シンボルS'1、S'
2、・・・のストリームとを表している。明らかな理由とし
て、入力シンボルは1つのサブキャリアf2だけを伝送
し、出力シンボルは1つのサブキャリアf1だけを伝送
し、サブキャリアf1及びf2は隣接していることを想定
している。表されたように、入力及び出力シンボルは、
同期しておらず、位相シフトは、電話回線10の特性に
本質的に依存する。FFT回路18は、破線によって表
されたように、入力シンボル上のそのサンプリングに同
期する。各入力シンボルがFFT回路18によってサン
プルされる間、出力信号のエコーもサンプルされる。
【0011】入力及び出力シンボルの間の位相シフトの
ために、出力シンボル間の遷移は、エコー内でサンプル
されることになる。このような遷移は、周波数領域の広
域スペクトルを有する不連続(discontinuities)とな
る。これは、サブキャリアf2として図3に破線で表さ
れている。この広域スペクトルは、近くのチャネルの全
てに悪影響を及ぼす。
【0012】図5は、近端エコーの広域スペクトルの影
響を避けるための従来の解決策を説明する。この解決策
は、例えば非対称DSLシステム(ADSL)で実現さ
れる。この解決策は、例えば出力では一方向の通信に対
して第1のチャネルを用い、例えば入力では他方向の通
信に対して残りの全てのチャネルを用いることからな
る。ADSLシステムにおいて、入力帯域幅は出力帯域
幅よりも大きく、それによって多くのチャネルは、出力
通信よりも入力通信に用いられる。
【0013】図5において、サブキャリアf1及びf2は
それぞれ、出力通信に対して最後に用いられ、入力通信
に対して最初に用いられる。前述されたエコーの問題
は、チャネルの周囲のf1及びf2内で発生する。それら
を避けるために、入力信号がハイパスフィルタされ、一
方で出力信号がローパスフィルタされる。両方のフィル
タは、周波数f1及びf2の間で急傾斜を有する。
【0014】欧州特許出願0498369は、各チャネ
ルの全二重通信を可能にするDSLシステムを開示して
いる。従って、この解決策は、入力信号内の出力信号の
エコーを除去するために近端エコーキャンセラを用い
る。
【0015】図6は、このエコーキャンセラを概略的に
表している。IFFT回路14の出力は、エコーエミュ
レータ22に入力される。そのエミュレータ22の出力
を、FFT回路18で処理される前に、回線インタフェ
ース16からの入力信号から減算する。エコーエミュレ
ータ22は、時間領域の畳み込みを行うタップ付き遅延
回線である。それは、回線インタフェース16の動作を
再現しようとする。この回線インタフェース16の動作
は複雑であり、多くの可変パラメータに依存する。エコ
ーエミュレータ22は、制御回路24によって動作状態
に従って調整される。その制御回路24は、IFFT回
路14へ入力される周波数領域係数と、FFT回路18
から出力された周波数領域係数とを分析する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この解決策は、特に複
雑であり、その影響は常に隣接することになるエコーエ
ミュレーションの品質に依存する。
【0017】本発明の目的は、特に簡単な構成であるに
も関わらず信頼性の高いエコー除去を有するDSL伝送
システムを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的は、周波数領域
係数としてN個のデジタル出力値を受信する逆高速フー
リエ変換回路と、時間領域信号を受信し、入力値として
N個のデジタル周波数領域係数を出力する高速フーリエ
変換回路と、IFFT及びFFT回路を加入者回線と結
合する回線インタフェースと、N個の出力値に対応する
前記時間領域信号の一部であるシンボルについて、各シ
ンボルの端に周期サフィックス(cyclicsuffix)を挿入す
る回路とを含むデジタル加入者回線伝送システムにおい
て、各入力値から、それぞれの一定の倍率(k)によっ
て乗算されたそれぞれの出力値を減算するために設けら
れたエコーキャンセラを含むデジタル加入者回線伝送シ
ステムによって達成される。
【0019】本発明の一実施形態によれば、エコーキャ
ンセラは、各周波数領域係数に対して零以外の値を送信
し、対応する入力値を除去するためにそれぞれの倍率を
調整するために設けられた調整手段を含む。
【0020】本発明の一実施形態によれば、出力値のシ
リアル出力データストリームを変換するシリアル−パラ
レルコンバータと、シリアル入力データストリームの入
力値を変換するパラレル−シリアルコンバータとを含ん
でおり、エコーキャンセラは、1つの乗算器とシリアル
データストリーム上で作用する1つの加算器とを含む。
【0021】本発明の一実施形態によれば、エラー訂正
システムを含んでおり、調整手段は、対応する入力値内
に存在する繰り返しエラー数を減少するために、各倍率
を変更するために設けられる。
【0022】本発明の一実施形態によれば、加入者回線
の束の一方の端を制御する幾つかのモデムの少なくとも
1つについて、エコーキャンセラは、各入力値から、そ
れぞれの倍率によって乗算された、他のモデムのそれぞ
れの出力値を減算するために設けられる。
【0023】本発明のこれら目的、特徴、様相及び効果
は、添付図面を参照した何ら限定しない、以下の実施の
形態の記載から明らかとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、PCT特許出願WO9
7/06619に開示された特定のDSLシステム内で
用いられる原理を利用する。この特定のDSLシステム
は、各チャネルが1つの通信方向で用いられるタイプで
ある。それは、各チャネルの通信方向を個々に選択する
ことを可能にする。このシステムの目的は、チャネルの
通信方向を便宜的に選択することによって、種々の通信
システムを用いる幾つかの電話回線を束ねたケーブル内
で生じる近端漏話を除去するものである。
【0025】図7は、前述したDSLシステム内で用い
られる原理を説明している。先に述べたように、2つの
隣接するチャネルが異なる方向の通信に用いられたなら
ば、一方のチャネルの出力信号は、広域スペクトルエコ
ーを生じ、他方のチャネルの入力信号に逆に悪影響を及
ぼす。入力シンボルがサンプルされると同時に、2つの
出力シンボルの間の遷移を含む不連続エコーもサンプル
されるために、この広域スペクトルエコーを発生する。
【0026】図7において、これを回避するために、各
シンボルは、入力シンボル及び出力シンボル間の位相シ
フトよりも長い周期サフィックスCSによって伸長され
る。この周期サフィックスは、対応するシンボルの先頭
(first)のわずかな部分(fraction)の簡単なコピーであ
る。[ここで述べた周期サフィックスは、欧州特許出願
0498369で述べられた「周期プレフィックス」を
誤ったものとすべきではない。これは、シンボルの前に
置かれた各シンボルの端部分(end-portion)に対応す
る。これら周期プレフィックスは、回線の過度伝搬(pro
pagation transients)が減衰(decay)してもよい間に、
ガード周期を提供することによって遠端レシーバのシン
ボル間干渉を除去しようとする]。
【0027】表されたように、入力シンボルは、周期サ
フィックスCSの外側でサンプルされる。この方法にお
いて、システムは、周期サフィックスCSの一部に続く
各出力信号の一部のエコーをサンプルする。2つのシン
ボル間の遷移は見えない。シンボルとその周期サフィッ
クスとの間の遷移は、高速フーリエ変換によって不連続
として見えない。即ち、シンボル内で伝送される各サブ
キャリアは、同じ振幅の周期サフィックス内で連続され
る。その結果、サンプルされたエコーの各サブキャリア
は、直交を維持し、即ち破線で表された広域スペクトル
でなく、図3の連続回線で表されたsinc形状スペクトル
を有する。
【0028】本質的な本発明の様相は、前述された周期
サフィックスを用いることによって、非常に簡単な方法
で周波数領域のエコーを効率良く除去することを可能に
するということに注目する。実際に、FFTによって出
力された各周波数領域係数は、「純粋」な係数となる。
即ち、それは、入力シンボル及びエコーの対応するサブ
キャリアを反射するだけとなり、近くのサブキャリアの
不連続によって挿入された擬似周波数成分ではない。そ
れゆえ、周波数領域のエコーを除去するために、対応す
る入力周波数領域係数から各出力周波数領域係数を減算
することで十分である。結局、回線インタフェース16
の伝達関数を反映する一定の倍率を印加する。
【0029】効率の良いエコーキャンセラを達成するこ
とによって、各チャネルは、通信回線のスループットを
通常の2倍とする全二重モードで使用される。各チャネ
ルが全二重モードで使用されるならば、前述のPCT特
許出願WO97/06619の目的がもはや得られる。
即ち、チャネルの伝送方向を適切に選択することによっ
て、近端漏話を除去することがもはや可能である。しか
し、全二重モードの各チャネルを用いることによって得
られた利得は、近端漏話によって損失を大幅に補償する
ことができる。更に、後述するように、本発明は、この
ような近端漏話を除去するためにも適用できる。
【0030】図8は、本発明によるエコーキャンセラの
第1の実施形態を表す。図2に表されたものと同一要素
は、同一参照符号で示される。前述した周期サフィック
スは、IFFT回路14及び回線インタフェース16の
間に設けられた回路26によって挿入される。回路26
は、デジタル信号で通常動作する。これら信号は、回線
インタフェース16に入力される前に、アナログに変換
される。
【0031】前述したように、IFFT回路14へ入力
される各成分は、30で、それぞれの倍率kによって乗
算され、次に32で、FFT回路18から出力されたそ
れぞれの周波数成分から減算される。
【0032】倍率kは通常一定であり、特定の装置、特
に回線インタフェース16に依存する。これら倍率は、
初期フェーズ中に係数を決定する計算回路34によって
出力される。このような初期フェーズは、任意のデータ
が回線10で受信される前に、IFFT回路14の入力
の各々に零以外の値を入力し、FFT回路18の各出力
で減算された後で零の値が得られるように倍率kを調整
することからなる。FFT回路18の各出力がそのそれ
ぞれの倍率だけによって影響を及ぼされるために、この
調整フェーズは特に簡単である。
【0033】図8は、本発明の原理を明確に表わそうと
している。しかし、膨大な数の乗算器及び加算器を必要
とする(各通信チャネルに対して1対)ために、効率の
良い実現には対応しない。
【0034】図9は、1つの乗算器30及び1つの加算
器32を用いる実際の実施形態を表す。エコーキャンセ
ラは、シリアルデータストリームDout及びDin、シリ
アル−パラレルコンバータ12のアップストリーム並び
にパラレル−シリアルコンバータ20のダウンストリー
ムで動作するためにここに設けられる。倍率計算回路3
4は、並列な全ての倍率kで出力する代わりに、データ
ストリームと同期する1つの乗算器30へそれらを次々
に出力することになる。
【0035】通常、初期フェーズ中に決定された倍率係
数は、以下の通信フェーズ中に一定に維持される。しか
し、通信フェーズが十分に長いならば、システムは、例
えば特に回線インタフェース16の伝達関数を変更する
温度変化にさらされる。この場合、倍率は再調整されな
ければならなくなる。
【0036】このような再調整は、初期フェーズを定期
的に実行することで実現できる。
【0037】別の解決策としては、このような通信シス
テムがエラー訂正コードを用いるために、特定の種類の
エラーが繰り返し発生するならば、発生するエラーを分
析し且つ倍率を再調整する。詳細には、例えば、所与の
チャネルを介して入力値がシステム的に小さすぎるとい
うことをエラーが指示するならば、これは対応する倍率
が大きすぎるので減らすべきであることを意味する。倍
率は、このようなエラーが消滅するまで徐々に減少され
るか、又は少なくとももはやシステム的(systematic)で
はない。
【0038】このような直接的な倍率調整は、倍率がそ
のそれぞれのチャネルにしか関係しないために、更に簡
単な構成となる。そして、チャネルエラーを発生するエ
ラー訂正アルゴリズムから決定することは容易である。
【0039】前述したように、本発明はまた近端漏話を
除去する。近端漏話が同じ束の加入者回線の間で発生す
ることを再考してほしい。それは、一方の回線の出力信
号と、束の同じ側で隣接する回線の入力信号との間の干
渉である。本発明によれば、一方のモデムのFFT回路
18によって出力された各入力値から、束の同じ側の各
モデムの各対応する出力値を減算する。束の異なる回線
で伝送されるシンボルを、同期する必要はない。シンボ
ルが前述した周期サフィックスを有することを提供す
る。
【0040】例えば図9を再び参照して、一方のモデム
の加算器32は、同じモデムの出力値を受信し、それぞ
れの係数によって倍数にされた他方のモデムの出力値も
受信する。倍率は、前述したように調整される。もちろ
ん、加算器32が作用するデジタルデータの流れは同期
すべきであるが、これは通常の場合である。それは、同
じ束の回線を制御するモデムが、通常、同じ回路基板又
は背面にあるためである。
【0041】このような変更、修正及び改善は、この開
示の一部でしようとするものであり、本発明の技術思想
及び見地の中でしようとするものである。従って、前述
の記載は、例であって限定しようとするものではない。
本発明は、特許請求の範囲及びそれらの均等物に規定さ
れるものにのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDSL伝送システムの概略図である。
【図2】DSLシステムで用いられる幾つかのチャネル
の電話回線帯域幅の細分の説明図である。
【図3】サンプルされたサブキャリア及び近端エコーの
スペクトルの説明図である。
【図4】電話回線における入力シンボルと出力シンボル
の説明図である。
【図5】ADSL伝送方法の説明図である。
【図6】DSLシステムで用いられる従来のエコーキャ
ンセラの構成図である。
【図7】本発明を実行するために用いられる特定のDS
Lシステムにおける電話回線の入力シンボル及び出力シ
ンボルの説明図である。
【図8】本発明によるエコーキャンセラの第1の実施形
態の構成図である。
【図9】本発明によるエコーキャンセラの第2の実施形
態の構成図である。
【符号の説明】
10 電話回線 12 シリアル−パラレルコンバータ 14 逆高速フーリエ変換(IFFT)回路 16 ハイブリッド回線インタフェース 18 高速フーリエ変換(FFT)回路 20 パラレル−シリアルコンバータ 22 エコーエミュレータ 24 制御回路 26 周期サフィックス挿入回路 30 乗算器 32 加算器 34 倍率計算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドニ ジ.ジェ. メストダグ フランス国, 38420 サン マルタン デュリアージュ, ルート デュ ブール ー, 2606番地 (72)発明者 ミカエル エル. イサクソン スウェーデン国, 973 42 ルレア, ボルグマスタレヴァゲン 7番地 (72)発明者 ゴェーラン エス. オェークヴィスト スウェーデン国, 974 45 ルレア, ハガプラン 7番地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数領域係数としてN個のデジタル出
    力値を受信する逆高速フーリエ変換(IFFT)回路
    (14)と、 時間領域信号を受信し、入力値としてN個のデジタル周
    波数領域係数を出力する高速フーリエ変換(FFT)回
    路(18)と、 前記逆高速フーリエ変換回路及び前記高速フーリエ変換
    回路を加入者回線(10)と結合する回線インタフェー
    ス(16)と、 N個の出力値に対応する前記時間領域信号の一部である
    シンボルについて、各シンボルの端に周期サフィックス
    (CS)を挿入する回路(26)とを含むデジタル加入
    者回線伝送システムにおいて、 前記各入力値から、それぞれの一定の倍率(k)によっ
    て乗算されたそれぞれの前記出力値を減算するために設
    けられたエコーキャンセラを含むことを特徴とするデジ
    タル加入者回線伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記エコーキャンセラは、各周波数領域
    係数に対して零以外の値を送信し、前記対応する入力値
    を除去するために前記それぞれの倍率を調整するために
    設けられた調整手段(34)を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記出力値のシリアル出力データストリ
    ーム(Dout)を変換するシリアル−パラレルコンバー
    タ(12)と、シリアル入力データストリーム(Din)
    の前記入力値を変換するパラレル−シリアルコンバータ
    (20)とを含んでおり、前記エコーキャンセラは、1
    つの乗算器(30)とシリアルデータストリーム上で作
    用する1つの加算器(32)とを含むことを特徴とする
    請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 エラー訂正システムを含んでおり、前記
    調整手段(34)は、対応する前記入力値内に存在する
    繰り返しエラー数を減少するために、各倍率を変更する
    ために設けられることを特徴とする請求項2に記載のシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 加入者回線の束の一方の端を制御する幾
    つかのモデムの少なくとも1つについて、前記エコーキ
    ャンセラは、各入力値から、それぞれの倍率によって乗
    算された、他のモデムのそれぞれの出力値を減算するた
    めに設けられることを特徴とする請求項1に記載のシス
    テム。
JP28134099A 1998-10-01 1999-10-01 エコーキャンセラを有するdsl伝送システム Expired - Lifetime JP4841713B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98410112.1 1998-10-01
EP98410112A EP0991202B1 (en) 1998-10-01 1998-10-01 Dsl transmission system with echo-cancellation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000115032A true JP2000115032A (ja) 2000-04-21
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JP28134099A Expired - Lifetime JP4841713B2 (ja) 1998-10-01 1999-10-01 エコーキャンセラを有するdsl伝送システム

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