JP2000112988A - 情報検索装置と情報検索方法、及び記憶媒体 - Google Patents

情報検索装置と情報検索方法、及び記憶媒体

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JP2000112988A
JP2000112988A JP10296240A JP29624098A JP2000112988A JP 2000112988 A JP2000112988 A JP 2000112988A JP 10296240 A JP10296240 A JP 10296240A JP 29624098 A JP29624098 A JP 29624098A JP 2000112988 A JP2000112988 A JP 2000112988A
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Kazuyo Ikeda
和世 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索結果を正確に表現することができない場
合であっても所望の検索結果を得ることができるように
した。 【解決手段】 RAMにプログラムを読み込んだ後(S
1)、検索を行うための必要な初期化を行って後(S
2)、イベントの種類に応じて分岐処理を行う(S
3)。すなわち、クエリが入力されたときはクエリを表
示し(S4)、検索キーがクリックされ且つクエリが入
力されているときはクエリ検索処理を行う(S5)。ク
エリが入力されていないときはは特定画像を選択した
後、類似検索処理を行い、またイベント発生で特定画像
がクリックされたときも類似検索を行う(S9)。類似
検索は特定画像とRAMに記憶されている複数の画像デ
ータとの類似度を算出することにより行い、検索結果が
類似度に基づいて表示画面に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報検索装置と情報
検索方法、及び情報検索処理を実行するための制御プロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】検索対象となる情報を記憶した記憶装置
を設け、特定の検索条件を付与して該検索条件に基づき
情報検索を行い、該情報検索により得られた個々の情報
と前記検索条件との一致度合(類似度)を算出し、その
一致度合に基づいた検索結果を表示する情報検索装置が
知られている。
【0003】この種の情報検索装置の内、検索結果の情
報を二次元或いは三次元空間に表示し、一致度の高い検
索結果ほど二次元或いは三次元空間の原点近くに表示す
ることによって、検索結果の一致度合を視覚的に理解し
やすくして検索結果の表示を行う情報検索装置が既に提
案されている(特開平8−339375号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の情報検索装置においては、検索条件を正確に表
現することができる場合は該検索条件に基づく検索によ
り所望の検索結果を得ることができるものの、検索対象
が抽象的で検索条件を正確に表現することができないよ
うな場合には前記検索条件のみに基づく検索では所望の
検索結果を得ることが困難であるという問題点があっ
た。すなわち、例えば、検索条件として「red apple」
を指定した場合、「red apple」にも種々の態様があ
り、単に検索条件として「red apple」を指定したのみ
では、所望の検索結果を得ることが困難であるという問
題点があった。
【0005】この場合、所望の情報に類似した情報の中
から探し出すという類似検索を行うことも考えられる
が、該類似検索では、検索の開始時点で検索条件に類似
した情報を決定するのは困難であるという問題点があ
る。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、検索条件を正確に表現することができな
い場合であっても所望の検索結果を得ることができる情
報検索装置と情報検索方法、及び記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る情報検索装置は、検索条件を入力する検
索条件入力手段と、検索の対象となる複数の画像データ
を記憶した記憶手段と、前記検索条件と前記記憶手段に
記憶されている個々の画像データとを順次比較して前記
検索条件と前記各画像データとの類似度を算出する第1
の類似度算出手段と、該第1の類似度算出手段により算
出された類似度に基づいて検索結果を表示する第1の検
索結果表示手段とを備えた情報検索装置において、前記
第1の検索結果表示手段により検索表示された画像デー
タの中から特定画像を選択する画像選択手段と、該画像
選択手段により選択された特定画像と前記記憶手段に記
憶されている複数の画像データとの類似度を算出する第
2の類似度算出手段と、該第2の類似度算出手段により
算出された類似度に基づいて検索結果を表示する第2の
検索結果表示手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0008】また、本発明に係る情報検索方法は、検索
の対象となる複数の画像データを記憶すると共に、検索
条件を入力する検索条件入力ステップと、前記検索条件
と前記記憶されている個々の画像データとを順次比較し
て前記検索条件と前記各画像データとの類似度を算出す
る第1の類似度算出ステップと、該第1の類似度算出ス
テップにより算出された類似度に基づいて検索結果を表
示する第1の検索結果表示ステップとを含む情報検索方
法において、さらに、前記第1の検索結果表示ステップ
により検索表示された画像データの中から特定画像を選
択する画像選択ステップと、該画像選択ステップにより
選択された特定画像と前記記憶されている複数の画像デ
ータとの類似度を算出する第2の類似度算出ステップ
と、該第2の類似度算出ステップにより算出された類似
度に基づいて検索結果を表示する第2の検索結果表示ス
テップとを含んでいることを特徴としている。
【0009】さらに、本発明に係る記憶媒体はコンピュ
ータ読取可能な記憶媒体であって、検索条件を入力する
検索条件入力手順と、検索の対象となる複数の画像デー
タを記憶する記憶手順と、前記検索条件と前記記憶され
ている画像データとを順次比較して前記検索条件と前記
画像データとの類似度を算出する第1の類似度算出手順
と、該第1の類似度算出手順により算出された類似度に
基づいて検索結果を表示する第1の検索結果表示手順と
が格納された記憶媒体において、さらに、前記第1の検
索結果表示手順により検索表示された画像データの中か
ら特定画像を選択する画像選択手順と、該画像選択手順
により選択された特定画像と前記記憶された複数の画像
データとの類似度を算出する第2の類似度算出手順と、
該第2の類似度算出手順により算出された類似度に基づ
いて検索結果を表示する第2の検索結果表示手順とが格
納されていることを特徴としている。
【0010】尚、本発明の他の特徴は、下記の発明の実
施の形態により明らかになるだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0012】図1は本発明に係る情報検索装置の一実施
の形態を示すブロック構成図であって、該情報検索装置
は、文字キー、ファンクションキー、テンキー等を備え
たキーボード1と、ポインティングデバイスとしてのマ
ウス2と、検索結果を表示するLCDやCRT等のディ
スプレイ3と、検索結果を出力するプリンタ4と、後述
する情報検索プログラムや各種情報を記憶したCD−R
OM5と、該CD−ROM5を挿着して該CD−ROM
5を駆動するCD−ROMドライバ6と、CD−ROM
5の記憶内容と同様の内容が保存されたハードディスク
ドライブ(HDドライブ)7と、基本入出力プログラム
やオペレーティング・システム(以下、「OS」とい
う)等の制御手順プログラムや所定の演算データが記憶
されたROM8と、CD−ROM5に格納されている情
報検索プログラムや各種情報がロードされて一時的に記
憶されたりワークエリアとして使用されるRAM9と、
バス10を介して上記各構成要素に接続され、装置全体
を制御するCPU11とから構成されている。
【0013】このように構成された情報検索装置におい
ては、RAM9に一時記憶されるCD−ROM5からの
個々の画像データ間の類似度を算出し、検索条件(以
下、「クエリ(query)」という)がキーボード1から
CPU11に入力されると、RAM9に一時記憶された
CD−ROM5からの個々の情報とクエリとが比較さ
れ、両者の類似度を算出する。
【0014】そして、キーボード1からクエリが入力さ
れた場合は、クエリと完全一致する一致画像の表示位置
を定めると共に、前記一致画像の表示位置と前記クエリ
に類似する類似画像の表示位置との離間距離が両者の類
似度と対応するように前記類似画像のディスプレイ3上
での表示位置を決定し、一致画像及び類似画像をディス
プレイ3に表示する。
【0015】また、ディスプレイ3に表示されている特
定画像がマウス2によりクリックされた場合は、該特定
画像を前記一致画像の表示位置に表示すると共に、前記
特定画像の表示位置と該特定画像に類似する類似画像の
表示位置との離間距離が両者の類似度と対応するように
類似画像のディスプレイ3上での表示位置を決定し、前
記特定画像及び前記類似画像をディスプレイ3に表示す
る。
【0016】図2はCD−ROM5のメモリマップであ
って、該CD−ROM5には、情報検索プログラム1
2、及び画像を識別する画像識別子(以下、「画像I
D」という)と該画像IDに対応する画像ファイルを格
納する画像データベース13、情報の一致領域に関連す
るデータを格納する一致領域データ14、一致領域に表
示される完全一致の画像を格納する一致画像データ1
5、一致度の目盛間隔を格納する半径増分データ16、
ディスプレイ3に表示する代表画像の位置を決定するた
めの配置角度データ17の各記憶領域が設けられてい
る。
【0017】図3はRAM9のメモリマップであって、
電源オンによりROM8からBIOS18及びOS19
が読み込まれ後、情報検索プログラム12、画像データ
ベース13、一致領域データ14、一致画像データ1
5、半径増分データ16、及び配置角度データ17が、
CD−ROM5からRAM9にロードされ、実行可能と
なる。そして、RAM9はこれら各情報が各領域に記憶
されると、前記情報検索プログラム12が使用する記憶
領域として、比較画像バッファ20、比較画像情報2
1、分布情報22、グループ情報23、画面情報24が
確保され、更には必要に応じて後述する所定の記憶領域
が確保され、初期化される。
【0018】図4は画像データベース13の詳細を示す
テーブルであって、該画像データベース13には、画像
IDと、該画像IDに対応する画像ファイル名及び説明
文が、各画像ID毎に格納されている。
【0019】例えば、この図4に示すように、画像ID
「0」と、該画像ID「0」に対応して画像ファイル名
「0000000.jpg 」及び説明文「a red apple 」が格納さ
れている。画像IDは、画像データベースに格納されて
いる画像を識別するための番号であり、画像データベー
スに格納された順番に、「0」から昇順に番号が付与さ
れる。従って、画像データベース13に格納されている
画像IDの最大値は、画像データベースに格納されてい
る画像の個数から1だけ減算した値と一致する。
【0020】また、画像ファイル名は、画像データベー
ス13に登録されている画像データのファイルの格納場
所を示し、これにより、画像ファイルから画像データを
求めることによって、画像をディスプレイ3に表示する
ことが可能となる。
【0021】説明文は、画像IDに対応する画像の内容
を記述した文章又は字句であり、情報検索プログラム1
2は、該説明文を使用して、画像データベース13の中
から所望の画像を検索する。
【0022】図5は一致領域データ14の詳細を示すテ
ーブルであって、一致領域データ14には、一致領域に
表示される画像データの個数に応じて一致領域の大きさ
を変更するためのデータが格納されている。すなわち、
一致領域データ14は、1次元配列とされ、一致領域に
表示される画像の個数と一致領域の半径のドット数が格
納されている。そして、一致領域に表示される画像個数
と、一致領域の半径のドット数とは、一致領域に表示さ
れる画像が互いに重なることなく表示できるように予め
決定される。例えば、一致領域に表示される画像個数が
0個の場合は一致領域の半径は30ドットに設定され、
一致領域に表示される画像個数が1個の場合は60ドッ
トに設定され、一致領域に表示される画像個数が2個の
場合は90ドットに設定され、一致領域に表示される画
像個数が3個の場合は120ドットに設定されている。
【0023】図6は一致画像データ15の詳細を示すテ
ーブルであって、該一致画像データ15は、一致領域に
表示される完全一致(類似度1.0)の画像の中心座標
を、一致領域に表示する画像個数に対応させて格納して
いる。例えば、一致領域に1個の画像を表示する場合は
1組のx座標及びy座標が格納され、2個の画像を表示
する場合は2組のx座標及びy座標が格納され、3個の
画像を表示する場合は3組のx座標及びy座標が格納さ
れる。つまり、一致領域に表示する画像個数と同一個数
のx座標及びy座標を組として格納される。
【0024】すなわち、各座標は、一致領域の中心を原
点(0,0)とし、水平方向をx軸、垂直方向をy軸と
した場合の座標が格納されている。そして、各画像の座
標は、一致領域に表示する座標が互いに重なることなく
表示されるように予め決定される。例えば、一致領域に
1個の画像を表示する場合は座標(0,0)が格納さ
れ、2個の画像を表示する場合は座標(0,35)、
(0,−35)が格納され、3個の画像を表示する場合
は座標(0,35)、(45,−35)、(−45,−
35)が格納される。
【0025】図7は半径増分データ16の詳細を示すテ
ーブルであって、半径増分データ16は、ディスプレイ
3上の類似度間の目盛間隔を決定するために使用され、
該目盛間隔は、2つの目盛り間に表示される画像個数に
よって決定される。すなわち、半径増分データ16に
は、目盛り間に表示される画像の個数と目盛間隔に対応
したドット数が複数格納されており、画像個数によって
昇順に分類されている。具体的には、目盛間隔は、各目
盛幅に対応する半径増分データがドット数で格納され
る。例えば、画像個数が0個である場合は、半径増分デ
ータとして30ドットが格納され、画像個数が1個以上
4個以下の場合は、半径増分データとして60ドットが
格納され、画像個数が5個以上10個以下の場合は、半
径増分データとして90ドットが格納されている。
【0026】図8は配置角度データ17の詳細を示すテ
ーブルであって、該配置角度データ17は、ディスプレ
イ3に表示される代表画像の位置を決定するために使用
される。すなわち、配置角度データ17は、原点(0,
0)から水平右方向の角度を0°とした場合の代表画像
を表示する方向を示す。例えば、第1番目の代表画像は
原点(0,0)に対し90°方向に表示し、第2番目の
代表画像は原点(0,0)に対し180°方向に表示
し、第3番目の代表画像は原点(0,0)に対し270
°方向に表示し、第4番目の代表画像は原点(0,0)
に対し0°方向に表示するようにこれら配置角度が格納
される。
【0027】図9は比較画像バッファ20の詳細を示す
テーブルであって、該比較画像バッファ20には、画像
データベース13に格納された画像の画像IDと類似度
とが対応するように類似度の降順に格納されている。そ
して、例えば、画像IDが「0」、「45」、「78」
の場合は、類似度「1.000」が格納され、画像ID
が「12」の場合は、類似度「0.952」が格納され
る。尚、類似度は、値「1.0」から値「0.0」まで
に割り振られ、数値が「1.0」に近づけば近づく程、
類似度が高いことを意味し、値「1.0」はクエリと完
全一致していることを示している。
【0028】図10は比較画像情報21の詳細を示すテ
ーブルであって、画像データベース13に格納されてい
るすべての画像に対し画像間の類似度を算出し、算出さ
れた類似度を類似画像リストとして取得し、各画像ID
の画像データに対する類似度を類似画像リストとして画
像ID「0」から昇順に格納する。
【0029】図11は分布情報22の詳細を示すテーブ
ルであって、該分布情報22には、各目盛り間に存在す
る画像個数の分布が格納される。例えば、類似度が1.
0の場合は3個の画像が存在し、類似度が1.0より小
さく 0.9より大きい場合は5個の画像が存在し、類
似度が0.9より小さく 0.8より大きい場合は8個
の画像が存在する場合は、これらのデータが分布情報2
2に順次格納される。
【0030】図12はグループ情報23の詳細を示すテ
ーブルであって、グループ情報23は、個別画像をグル
ープ単位に纏めるときに使用される。グループ情報23
は、個別画像の画像IDと、個別画像が属するグループ
の代表画像の画像IDと、個別画像と代表画像との類似
度とが対応されて格納される。図12のグループ情報
は、画像ID「34」の個別画像が画像IDが「87」
の個別画像を代表とするグループに属し、画像ID「3
4」の画像と画像ID「87」の画像との類似度が0.
928であることを示している。
【0031】図13は画面情報24の詳細を示すテーブ
ルであって、該画面情報24は、検索結果に対し、後述
する検索結果表示領域に表示する各画面の情報が格納さ
れ、該画面情報24により検索結果をすべて表示するた
めに必要な画面数や、各画面において表示する画像の範
囲や各画面の目盛りのレイアウトなどを求めることがで
きる。画面情報24には、表示を開始する画像を示すた
めの分布情報22の開始領域と、目盛幅とが各画面ごと
に対応して格納される。目盛幅は隣接する目盛間の幅、
すなわち半径の差分がドット数に換算して順次格納さ
れ、また、次画面が表示されない場合は「−1」が格納
される。すなわち、例えば、画面番号0(最初の画面)
には、開始領域として「0」が格納され、さらに、類似
度1.0の領域の半径サイズとして120ドットが格納
され、類似度0.9の領域の半径増分として90ドット
が格納され、類似度0.8の領域の半径増分として90
ドットが格納され、類似度0.7以降については「−
1」が格納されて類似度0.7以降は表示されないこと
を示している。また、画面番号1(次画面)には、開始
領域として「3」が格納され、さらに、類似度1.0〜
0.8の領域には夫々半径サイズとして30ドットが格
納され、類似度0.7の領域の半径増分として90ドッ
トが格納され、類似度0.6の領域の半径増分として3
0ドットが格納され、類似度0.5の領域の半径増分と
して90ドットが格納され、類似度0.4以降について
は「−1」が格納される。そして、この場合は類似度が
0.8より類似度の低い画像から表示が開始されること
となる。
【0032】図14は情報検索時のディスプレイ3の表
示画面を示す一例であって、該表示画面は、クエリ(検
索条件)が表示されるクエリ表示領域25と、検索を指
示するときに操作する検索キー26と、より類似度の高
い画像を表示するときに操作する前画面キー27と、よ
り類似度の低い画像を表示するときに操作する次画面キ
ー28と、検索結果を表示する縦及び横が共に600ド
ットの正方形形状からなる検索結果表示領域29とを有
している。
【0033】本実施の形態では、クエリ表示領域25に
「red apple」という字句が実際に入力されている状態
を示しており、マウス2を使用して検索キー26をクリ
ックすることにより、クエリ表示領域25に表示された
クエリに基づいて画像データベース13が検索され、最
初の検索結果が検索結果表示領域29に表示される。図
中、原点を中心に斜線Aで示す円領域は、検索条件を完
全に満たす画像を表示する一致領域、すなわち類似度が
1.0の領域である。また、破線B、破線Cは検索条件
を満たす度合を示すための目盛りであり、本実施の形態
では、破線Bが類似度0.9、破線Cが類似度0.8の
目盛りを示している。すなわち、検索結果表示領域29
の中心から離間するにつれて、類似度は下がっていく。
【0034】また、30a〜30lは、検索された画像
データを示しており、本実施の形態では、縦×横が60
×80ドットで表示される。尚、この図14では、説明
の都合上、実際の画像データを表示する代わりに画像デ
ータの有する画像IDを表示しているが、実際には、3
0aには画像IDが「0」の画像データが表示され、3
0bには画像IDが「45」の画像データが表示され、
30cには画像IDが「78」の画像データが表示され
る。そして、検索条件を満たす度合の高い画像ほど、検
索結果表示領域29の中心近くに表示され、検索条件を
満たす度合が低い画像ほど、検索結果表示領域29の中
心から離間して表示される。
【0035】また、画像IDが「85」の画像データ3
0e、画像IDが「76」の画像データ30f及び画像
IDが「56」の画像データ30gは互いに一部重複し
ているが、これは、これらの各画像30e〜30gが互
いに類似しており、一つのグループを形成していること
を示している。
【0036】また、画像IDが「32」の画像データ3
0kと画像IDが「99」の画像データ30lは連結線
31により接続されているが、このように一部重複して
いなくても、連結線31により接続されている画像デー
タ同士も類似していることを示しており、一つのグルー
プを形成している。各グループの内、最も類似度の高い
画像データ30f、30h、30l(代表画像)と一致
領域(斜線部A)とは検索結果表示領域29の中心方向
に延伸する代表線32a、32b、32cを介して接続
されている。
【0037】さらに、画像IDが「12」の画像データ
30d或いは画像IDが「23」の画像データ30jの
ように、他の画像データと類似しない画像データについ
てもグループを形成していると擬制し、画像データ30
d及び画像データ30jと一致領域とが、代表線32
e、32dで接続されている。
【0038】尚、図14はクエリ「red apple」に対す
る最初の検索結果を表示しているため、より高い類似度
を有する画像は存在せず、したがって前画面キー27は
白色で表示され、また類似度の低い画像、すなわち次画
面が存在するため次画面キー28は黒色で表示されてい
る。
【0039】次に、この最初の検索結果が検索結果表示
領域29に表示されているときに、次画面ボタン28を
マウス2を使用してクリックすると、ディスプレイ3の
表示内容は、図15のようになる。
【0040】図中、破線Dは類似度0.7、破線Eは類
似度0.6、破線Fは類似度0.5を示している。本実
施の形態では、破線Dと破線Eの間の目盛間隔は類似度
0.7と類似度0.6との間に表示される画像が表示さ
れていないため、類似度0.8と類似度0.7との間の
目盛間隔よりも狭くなっている。また、破線Cで示す類
似度0.8の内方には画像データが表示されていないた
め、図14に比べて狭くなっている。
【0041】尚、前画面キー27は、図15に示す検索
結果よりも高い類似度を有する画像データ(図14)が
存在するため黒色で表示され、次画面キー28は、図1
5の検索結果よりも類似度の低い画像データは存在しな
いため白色で表示されている。
【0042】次いで、図7の検索結果が検索結果表示領
域29に表示されているときに、画像IDが「99」の
画像データ30lをマウス2を使用してクリックする
と、ディスプレイ3の表示内容は、図16のようにな
る。
【0043】すなわち、検索結果に対応するクエリが存
在しないためクエリ表示領域25は空欄とされる一方
で、一致領域(斜線部A)には、検索元となった画像I
D「99」の画像データが表示される。そして、画像デ
ータ30lは、クエリに基づいた検索を行った場合と区
別するために、2重枠で表示されている。また、この場
合も、上記図14と同様、類似度1.0〜類似度0.6
に対応する目盛りが割り振られ、各類似度に応じた画像
データが表示されている。また、互いに類似する画像デ
ータは一部重複したり、或いは連結線で接続されてお
り、代表画像と一致領域とが代表線により接続されてい
る。
【0044】図17は本発明に係る情報検索方法の処理
手順を示すフローチャートであって、本プログラムはC
PU11で実行される。
【0045】まず、ステップS1では、ROM8に格納
されているBIOS18及びOS19をRAM9に読み
込んだ後、CD−ROM5に格納されている情報検索プ
ログラム12、画像データベース13、一致領域データ
14、一致画像データ15、半径増分データ16、及び
配置角度データ17をRAM9にロードし、さらに、比
較画像バッファ20、比較画像情報21、分布情報2
2、グループ情報23、画面情報24の各領域、及び必
要に応じて他の記憶領域をRAM9上に確保する。
【0046】次に、ステップS2では、情報検索プログ
ラム12が検索を行うための検索初期化処理を行う。す
なわち、画像データベース13に格納されている個々の
画像を使用して画像データベース13を所定の検索を行
い、その検索結果を比較画像情報21に格納する。
【0047】次いで、ステップS3では、発生するイベ
ントに応じた分岐処理を行う。すなわち、ユーザの操作
により所定のイベントが発生し、該発生したイベントに
応じて以下のように異なる処理を実行する。
【0048】すなわち、ユーザがキーボード1を使用し
て文字キーを操作した場合は、クエリが入力されたと判
断して、ステップS4に進み、入力文字を取り込み、ク
エリ表示領域25にクエリを表示した後、ステップS3
に戻る。
【0049】ユーザがマウス2を使用して検索キー26
をクリックした場合は、ステップS5に進み、クエリが
入力されているか否かを判断する。そして、クエリが入
力されている場合はクエリに基づいた画像検索が可能と
判断し、ステップS6に進んでクエリ検索処理を実行
し、その後ステップS3に戻る。一方、ステップS5で
クエリが入力されていないと判断した場合は、クエリに
基づく画像検索を行なうことができないため、ステップ
S7でディスプレイ3に表示されている所望の画像を選
択し、ステップS9で類似検索処理を実行した後、ステ
ップS3に戻る。すなわち、ステップS7で選択された
画像データと類似する画像データが類似度に応じてディ
スプレイ3に表示されるように類似画像の検索を行い、
ステップS3に戻る。
【0050】ユーザがマウス2を使用してディスプレイ
3に表示された特定の画像データがクリックされた場合
は、ステップS8に進み、クリックされた画像データに
対応する画像IDを求め、該画像IDをRAM9中に確
保された比較元IDに格納し、ステップS9で上述した
類似検索処理を実行し、その後ステップS3に戻る。す
なわち、該比較元IDの画像データと類似する画像デー
タが類似度に応じてディスプレイ3に表示されるように
類似画像の検索を行い、ステップS3に戻る。
【0051】ユーザがマウス2を使用して次画面キー2
7をクリックした場合は、ステップS10に進んで次画
面表示処理を実行した後、ステップS3に戻る。
【0052】ユーザがマウス2を使用して前画面キー2
8をクリックした場合は、ステップS11に進み、前画
面表示処理を実行した後、ステップS3に戻る。
【0053】図18は、ステップS2で実行される検索
初期化処理ルーチンのフローチャートである。
【0054】ステップS21では、様々な初期化処理を
行う。すなわち、RAM9に領域確保された比較画像バ
ッファ20、比較画像情報21、分布情報22、グルー
プ情報23及び画面情報24の初期化を行い、さらに必
要に応じて、その他の初期化処理を行なう。
【0055】ステップS22では比較元IDを「0」に
設定して該比較元IDを初期化する。
【0056】ステップS23ではRAM9に確保された
クエリバッファに比較元画像データの説明文を格納する
ことによりクエリの設定を行なう。すなわち、比較元I
D(画像ID)に対応した説明文を図4に示す画像デー
タベース13から読み出してクエリバッファに複写す
る。
【0057】次いで、ステップS24で比較先の画像デ
ータを示す比較先IDを「0」に初期化した後、ステッ
プS25で比較元IDの画像データと比較先IDの画像
データとを比較し、類似度を算出する。すなわち、比較
先ID(画像ID)に対応する画像データの説明文を画
像データベース13から読み出し、該比較先IDの説明
文と前記クリエバッファに記憶されている比較元ID
(画像ID)の説明文とに基づいて画像データ間の類似
度を算出する。尚、類似度は、最大値が1.0、最小値
が0.0となるように正規化されて算出される。
【0058】続くステップS26では、比較先IDの画
像データが比較画像バッファ20に格納可能か否かを判
断し、その答が否定(No)のときは直ちにステップS
28に進む一方、その答が肯定(Yes)のときは比較
画像を比較画像バッファ20に格納した後、ステップS
28に進む。すなわち、比較画像バッファ20に空領域
がある場合は格納可能と判断し、該画像データを比較画
像バッファに格納する。また、比較画像バッファ20に
空領域がない場合は比較画像バッファ20の末端アドレ
ス領域に格納されている画像データの類似度と比較先I
Dの画像データの類似度とを比較し、比較先IDの画像
データの類似度が前記末端アドレス領域に格納されてい
る画像データの類似度よりも大きい場合は前記末端アド
レス領域の画像データを削除して比較画像を比較画像バ
ッファ20に格納し、画像バッファ20の記憶内容を更
新する。一方、比較画像バッファ20に空領域が存在し
ない場合であって且つ比較先IDの画像データの類似度
が前記末端アドレス領域に格納されている画像データの
類似度よりも小さい場合は比較画像を比較画像バッファ
20に格納できない場合であると判断してステップS2
8に進む。
【0059】尚、比較画像が比較画像バッファ20の末
端アドレス領域に格納された後は、類似度が前記比較画
像バッファ20の先端アドレス領域から降順となるよう
に適宜比較画像の入替処理を行う。
【0060】次に、ステップS28では比較先IDの数
値を「1」だけインクリメントして比較先画像を画像デ
ータベース13中の次画像に変更し、ステップS29に
進む。
【0061】ステップS29では、画像データベース1
3に格納されている全ての画像データについて比較先I
Dの画像データに対する画像比較が終了したか否かを判
断し、その答が否定(No)の場合はステップS23に
戻る一方、その答が肯定(Yes)の場合はステップS
30に進む。具体的には、比較先IDの数値が画像デー
タベース13の末端アドレス領域に格納されている画像
IDの数値よりも小さい場合は、比較先画像と画像デー
タベース13の全ての画像データとが比較されていない
と判断してステップS25に戻り、上述の処理を繰り返
す一方、比較先IDの数値が画像データベース13の末
端アドレス領域に格納されている画像IDの数値よりも
大きい場合は、比較先画像データと画像データベース1
3の全ての画像データとが比較されたと判断してステッ
プS30に進み、比較元IDの数値を「1」だけインク
リメントして比較元画像を画像データベース13中の次
画像に変更し、ステップS29に進む。
【0062】次いで、ステップS31では、画像データ
ベース13に格納されている全ての画像データに対して
比較処理をしたか否かを判断する。そして、比較元ID
の数値が画像データベース13の末端アドレス領域に格
納されている画像データの画像IDの数値よりも小さい
場合は全ての画像データについて比較処理がなされてい
ないと判断し、ステップS23に戻って上述の処理を繰
り返す一方、比較元IDの数値が前記末端アドレス領域
に格納されている画像データの画像IDの数値よりも大
きい場合は全ての画像データについて比較処理がなされ
たと判断してメインルーチン(図17)に戻る。
【0063】図19は、ステップS6(図17)で実行
されるクエリ検索処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【0064】ステップS41ではクエリ表示領域25に
表示されている文字列(例えば、red apple」を、クエ
リバッファに複写してクエリの設定を行なう。
【0065】次いで、ステップS42で比較先IDを
「0」に初期化した後、ステップS43で比較元IDの
画像データと比較先IDの画像データとを比較し、上述
の検索初期化処理ルーチンと同様の手法により類似度を
算出する。すなわち、クエリバッファに格納されている
文言と比較先IDの画像データの説明文とを比較し、類
似度を算出する。
【0066】続くステップS44では、比較先IDの画
像データが比較画像バッファ20に格納可能か否かを上
記ステップS26で説明したのと同様の手法により判断
し、その答が否定(No)のときは直ちにステップS4
5に進む一方、その答が肯定(Yes)のときは比較画
像を比較画像バッファ20に格納した後、ステップS4
5に進む。
【0067】次に、ステップS45では比較先IDの数
値を「1」だけインクリメントして比較先画像を画像デ
ータベース13中の次画像に変更し、ステップS46に
進む。
【0068】次いで、ステップS46では、上記ステッ
プS28と同様の手順により画像データベース13に格
納されている全ての画像データについて比較先IDの画
像データに対する画像比較が終了したか否かを判断し、
その答が否定(No)の場合はステップS43に戻っ上
述の処理を繰り返す一方、その答が肯定(Yes)の場
合はステップS48に進む。
【0069】ステップS48では比較画像バッファ20
に格納されている検索結果に基づいて画面構成を決定す
る画面構成処理を実行し、続くステップS49では画面
番号を「0」に初期化して第1番目の検索結果の表示を
可能とし、次いでステップS50では検索結果表示処理
を行ない、メインルーチン(図17)に戻る。
【0070】図20は上記ステップS47で実行される
画面構成処理ルーチンのフローチャートである。
【0071】ステップS51では比較画像バッファ20
に格納されている画像の類似度の分布状況を調べ、該分
布状況を分布情報22に格納する。すなわち、まず、比
較画像バッファ20を検索し、類似度が1.0の画像I
Dの個数を該比較画像バッファ20から読み出して画像
数を分布情報22に格納し、次に類似度が1.0より小
さく0.9を超える画像データの画像IDの個数を比較
画像バッファ20から読み出して画像数を分布情報22
に格納し、以下同様に、0.1目盛りを単位として同一
類似度の範囲に属する画像IDの個数を該比較画像バッ
ファ20から読み出し、画像数を分布情報22に格納す
る。
【0072】続くステップS52では、グループ化処理
を実行し、比較画像バッファ20に格納されている画像
を同一類似度毎に括ってグループ化し、その結果をグル
ープ情報23に格納する。
【0073】そして、ステップS53は、表示目盛決定
処理を実行し、各画面で表示すべき目盛りを決定し、そ
の結果を画面情報24に格納する。
【0074】図21は、ステップS52で実行されるグ
ループ化処理ルーチンのフローチャートである。
【0075】ステップS61では、比較画像バッファ2
0の各項目(画像ID、類似度)を指し示すバッファ項
目BUFを「0」に初期化し、該バッファ項目BUFに
より比較画像バッファ20の先頭項目を指し示すように
する。
【0076】ステップS62では、比較画像情報21を
検索し、バッファ項目BUFが指し示す比較画像バッフ
ァ20の画像IDに対応する類似画像リストを読み出
す。
【0077】次いで、ステップS63ではステップS6
2で読み出した類似画像リストの各項目を指示するリス
ト項目LSTに「0」を書き込み、該リスト項目LST
が類似画像リスト先頭の項目を指し示すようにする。
【0078】ステップS64では、リスト項目LSTが
指し示す類似画像リストの類似度が所定値X(例えば、
0.8)を超えているか否かを判断する。そして、その
答が否定(No)の場合はステップS69に進む一方、
その答が肯定(Yes)の場合はステップS65に進
み、リスト項目LSTが指し示す画像IDが、比較画像
バッファ20においてバッファ項目BUFが指し示す画
像IDよりも先頭側のアドレス領域に存在するものであ
るか否かを判断する。そして、その答が肯定(Yes)
のときはステップS66に進む一方、その答が否定(N
o)のときはステップS67に進む。すなわち、比較画
像バッファ20において、リスト項目LSTが指示する
類似画像リストの画像IDと一致する画像IDがバッフ
ァ項目BUFの数値よりも小さいアドレス領域に存在す
れば、ステップS66に進み、存在しなければステップ
S67に進む。
【0079】次いで、ステップS66ではグループ登録
を行ない、その後ステップS69に進む。すなわち、バ
ッファ項目BUFに対応した画像IDと、リスト項目L
STに対応した画像IDと、リスト項目LSTに対応し
た類似度とを一組にし、これらをグループ情報23に格
納する。具体的には、バッファ項目BUFに対応した画
像IDをグループ情報23の画像IDに格納し、リスト
項目LSTに対応した画像IDをグループ情報23の代
表画像IDに格納し、リスト項目LSTに対応した類似
度をグループ情報23の類似度に格納する(図12参
照)。
【0080】一方、ステップS67ではリスト項目LS
Tの数値を「1」だけインクリメントし、ステップS6
2で読み出された類似画像リストにおける次項目を指し
示すようし、続くステップS68ではリスト項目LST
が指し示す類似画像リスト中の全ての有効な項目につい
て処理を行なったか否かを判断し、その答が否定(N
o)のときはステップS64に戻って上述した処理を繰
り返す一方、その答が肯定(Yes)のときはステップ
S69に進む。
【0081】そして、ステップS69では、バッファ項
目BUFの数値を「1」だけインクリメントし、比較画
像バッファ20中の次項目を指し示すようにする。
【0082】次いで、ステップS70では、バッファ項
目BUFが指し示す比較画像バッファ20の全ての項目
について処理を終了したか否かを判断する。そして、そ
の答が否定(No)のときはステップS64に戻って上
述の処理を繰り返す一方、その答が肯定(Yes)のと
きはグループ情報23に格納される代表画像IDの数値
が昇順となるように各組について適宜入替処理を行い、
画面構成決定ルーチン(図20)に戻る。
【0083】図22は、ステップS53(図20)で実
行される表示目盛決定処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【0084】ステップS81では表示目盛りを決定する
ための初期化を行う。すなわち、画面番号DNO及び開
始領域STAを「0」に設定する。ここで、画面番号D
NOは検索結果を表示する画面の番号であり、開始領域
STAは各画面において画像の表示を開始する領域の番
号を意味する。尚、画面情報23の表示開始や目盛幅等
の各要素は「−1」に設定することにより初期化され
る。
【0085】ステップS82では、領域番号ANO及び
目盛半径Rを「0」に初期化する。る。領域番号ANO
は、類似度が1.0の一致領域(図14の斜線部A)が
「0」に設定され、類似度1.0と類似度0.9の間が
「1」に設定され、以下、類似度が低下するに連れて低
い領域番号が付与される。また、目盛半径Rは検索結果
表示領域29に表示される目盛りの半径をドット数で表
現する。
【0086】ステップS83では、領域番号ANOが開
始領域STAより小さいか否かを判断し、その答が肯定
(Yes)の場合は領域番号ANOに対応する領域に画
像データを表示しない場合であり、ステップS84に進
んで領域番号ANOによって示される領域の半径増分を
画面情報24に格納する。具体的には、領域番号ANO
が「0」の場合は一致領域データ14(図5)を検索
し、領域番号ANOが「0」以外の場合は半径増分デー
タ16(図7)を検索する。本実施の形態では、図5及
び図7に示すように、いずれの場合であっても半径増分
として30ドットが読み出され、該半径増分が画面情報
24に格納される。
【0087】このように半径増分が読み出されると、画
面情報24の画面番号DNO及び領域番号ANOに対応
した目盛幅に、半径増分を格納する。例えば、クエリ表
示領域25に「red apple」が表示され且つ画面番号D
NOが「1」の場合は、前記図13に示すように、類似
度1.0から類似度0.8に対応した目盛幅として夫々
30ドットが格納される。尚、前記半径増分は目盛半径
に加算される。
【0088】ステップS85では領域番号ANOを
「1」だけインクリメントしステップS83に戻って上
述の処理を繰り返す。
【0089】また、ステップS83の答が否定(N
o)、すなわち領域番号ANOが開始領域STAよりも
大きい場合はステップS86に進み、領域番号ANOで
示される領域の半径増分を決定する。この場合の半径の
増分は、一致領域データ14と半径増分データ16、分
布情報22、及び領域番号ANOから算出する。すなわ
ち、分布情報22を検索して領域番号ANOによって示
される領域に表示する画像データの個数を読み出し、領
域番号ANOが「0」の場合は一致領域データ14を検
索し、領域番号ANOが0以外の場合は半径増分データ
16を検索し、領域に表示する画像の個数に対応する半
径増分を決定する。例えば、「red apple」がクエリ表
示領域25に格納されている場合、分布情報は図11に
示すように、類似度1.0、0.9、0.8、0.7、
0.6、0.5(領域番号ANOが0、1、2、3、
4、5に対応)に対して、画像数3、5、8、6、0、
5が夫々格納され、一致領域データ14及び半径増分デ
ータ16を検索することにより半径増分として120、
90、90、90、30、90が決定される。
【0090】続くステップS87では領域番号ANOに
より特定される領域が、検索結果表示領域29に表示で
きるか否かを判断し、その答が否定(No)の場合はス
テップS88に進む。すなわち、ステップS86で得ら
れた半径増分を目盛半径に加算した値が検索結果表示領
域29(縦×横=600×600ドット)の1/2より
大きいか否かを判断し、大きい場合は領域番号ANOに
より特定される領域を検索結果表示領域29に表示する
ことができないと判断してステップS88に進む。
【0091】そして、ステップS88では、ステップS
86で算出した半径増分を画面情報23に格納する。例
えば、分布情報22が図11のようになっている場合、
画面情報24には、図13に示すように、例えば、画面
番号DN0が「0」のときは類似度1.0から類似度
0.8までの目盛幅には夫々120、90、90が格納
され、画面番号DNOが「1」のときは類似度0.7か
ら類似度0.5までの目盛幅には夫々90、30、90
が格納される。
【0092】ステップS89では、領域番号ANOによ
り特定される領域の次領域を処理するために、領域番号
ANOの数値を「1」だけインクリメントした後、ステ
ップS86に戻って上述の処理を繰り返す。
【0093】そして、ステップS86で得られた半径増
分を目盛半径に加算した値が検索結果表示領域29の1
/2以下となってステップS87の答が肯定(Yes)
となった場合は、表示が可能と判断してステップS90
に進み、比較画像バッファ20に格納されている画像デ
ータの全てについて処理が終了したか否かを判断する。
そして、その答が肯定(Yes)の場合、すなわち、分
布情報22の領域番号ANOにより特定される領域以降
の要素がすべて「0」でない場合は次画面が未だ処理さ
れていないためステップS91に進み、画面番号DNO
を「1」だけインクリメントすると共に領域番号ANO
を開始領域STAに置換した後、ステップS82に戻
り、上述した処理を繰り返す。
【0094】一方、ステップS90の答が肯定(Ye
s)、すなわち領域番号ANOにより特定される領域以
降の要素がすべて「0」の場合は上述の処理が全ての画
像に対して処理を行ったと判断し、画面構成決定処理ル
ーチン(図20)が終了してクエリ検索処理ルーチン
(図19)に戻る。
【0095】図23は、ステップS49(図19)で実
行される検索結果表示処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【0096】ステップS101では、指定された画面番
号DNOに対する画面情報23中の目盛幅を用いて、検
索結果表示領域29に目盛りを表示する。すなわち、類
似度1.0に対応した目盛幅から目盛幅の値が「−1」
になるまで目盛半径を順次加算していき、各目盛半径に
対応して検索結果表示領域29の中心を原点とする同心
円を表示していく。
【0097】次いで、ステップS102では、一致領域
(図14の斜線部A)の中に、類似度1.0の画像を表
示する。すなわち、比較画像バッファ20の先頭アドレ
ス領域から順次類似度1.0に対応する画像IDを求
め、次いで画像データベース13を検索して該画像ID
に対応した画像ファイルを読み出し、該画像ファイルを
一致領域(斜線部A)に表示する。画像ファイルを表示
する座標は、一致画像データ15を検索し、一致領域
(斜線部A)に表示する画像の個数に対応した座標を求
める。また、文字列がクエリ表示領域25に存在しない
場合は、前記図16に示すように、比較元IDで示され
る画像データの周囲を二重枠で表示する。この場合は、
比較元IDで示される画像データは、類似度1.0とし
て、比較画像バッファ20に格納されている。
【0098】次いで、ステップS103では、比較画像
バッファ20を検索して類似度1.0以外の先頭の画像
ID(以下、「先頭画像ID」という)を表示する画像
データを取得する。
【0099】そして、ステップS104では先頭画像I
Dの画像データが代表画像か否かを判断し、その答が肯
定(Yes)の場合はステップS105に進み、その答
が否定(No)の場合はステップS109に進む。ここ
で、先頭画像IDの画像データが代表画像か否かは、対
象となる画像データの画像IDがグループ情報23の画
像IDとして格納されているか否かにより判断する。す
なわち、対象となる画像データの画像IDがグループ情
報23の画像IDとして格納されている場合は代表画像
ではないと判断して直ちにステップS109に進む一
方、その答が肯定(Yes)の場合、すなわちグループ
情報23の画像IDとして格納されていない場合は代表
画像であると判断してステップS105〜ステップS1
08の処理を実行した後、ステップS109に進む。
【0100】ステップS105では、代表画像の表示位
置を決定する。
【0101】すなわち、まず、配置角度データ17を検
索し、検索結果表示領域29の中心を原点として画像の
表示方向を決定する。つまり、配置角度データ17を検
索して第何番日の代表画像を表示するかにより、中心か
らの方向が一意的に決定される。
【0102】次に、画面情報24を検索し、検索結果表
示領域29の中心(原点座標)から表示画像の中心座標
までの距離を決定する。
【0103】検索結果表示領域29の中心から表示画像
の表示領域までの距離は、指定された画面番号DNOと
表示画像の類似度から、画面情報24の対応する目盛幅
を1.0の領域から累計することにより算出される。例
えば、画面情報24が図13の状態で画面番号DNOが
「1」のときに類似度0.56の画像を表示する場合
は、画像データは類似度0.5の領域に表示されること
となる。検索結果表示領域29の同心円の中心から類似
度0.5の領域までの距離は、目盛幅1.0から目盛幅
0.6までのドット数を加算することにより210(=
30+30+30+90+30)ドットとなる。また、
類似度0.5を示す同心円の円周上の点から類似度0.
56の画像データを表示する画像中心までの距離は、類
似度0.5の領域の目盛幅が90ドットであるので36
(=90×(0.6−0.56)/0.1)ドットとな
る。従って、この場合、検索結果表示領域29の同心円
の原点から類似度0.56の画像データの中心までの距
離は246(=210+36)ドットとなる。
【0104】このようにして、検索結果表示領域25上
の同心円の中心からの角度と距離を求めることにより、
画像の表示位置が決定される。
【0105】次に、ステップS106では、検索結果表
示領域29の同心円の中心方向に向かって、一致領域
(斜線部A)の円周上の点とステップS105で算出し
た表示位置とを代表線32で接続する。
【0106】次いで、ステップS107では、グループ
情報23を検索して代表画像の属するグループの全ての
画像データを表示する。ここで、グループ情報23の代
表画像IDの値が、表示の対象となっている代表画像の
画像IDの値と等しい画像IDに対応した画像は、すべ
て表示の対象となる。また、表示対象となった画像ID
をグループ情報23の代表画像IDとする画像IDもす
べて再帰的に表示の対象となる。画像IDの検索結果表
示領域29の中心から表示する各画像までの距離は、比
較画像バッファ20の各画像の類似度に基づきステップ
S105と同様の手法により算出される。
【0107】また、代表画像の表示位置から各画像の表
示位置までの距離は、比較画像情報21から2つの画像
の類似度を算出することにより決定される。例えば、代
表画像IDとその類似画像の画像IDから比較画像情報
21の中から対応する類似度を求め、1.0から類似度
を引いた値を500倍することによって決定される。ま
た、各画像は、代表画像との類似度の低い順に、検索結
果表示領域29上の同心円の原点を中心として、代表線
32の反時計回り側、時計回り側と、交互になるように
表示される。
【0108】このようにして検索結果表示領域29の同
心円の原点と代表画像の中心の2点からの距離が算出さ
れ、また、その2点を結ぶ線のどちらかに表示するかを
決定することにより各画像の表示位置が決定される。各
画像の表示位置が決定されると、各画像の中心と代表画
像の中心とが連結線31で接続され、代表画像との類似
度が低い順に各画像が表示される。
【0109】このように各画像を順次表示することで、
各画像が重なり合った場合、代表画像との類似度が高い
画像ほど他の画像によって表示が遮られにくくなる。
【0110】ステップS108では、ステップS107
で求めた表示位置に、代表画像を表示する。このように
グループの中で代表画像を一番最後に表示するので、グ
ループの中で最も類似度の高い代表画像が、他の画像に
よって遮られて見えなくなることを防止することができ
る。
【0111】次に、ステップS109では、表示の対象
となる画像IDを比較画像バッファ20中の次画像の画
像IDに変更し、続くステップS110では画像表示処
理を終了するか否かを判断する。そして、その答が否定
(No)のときはステップS104に戻って上述した処
理を繰り返す一方、全ての画像処理が終了した場合、又
は、対象となる画像の表示される領域の目盛幅が「−
1」となった場合は、画像の表示を終了するものと判断
してステップS111に進む。
【0112】ステップS111では、前画面キー27及
び次画面キー28を表示する。指定されている画面番号
DNOが「0」のときは前画面は存在しないため前画面
キー27は白色で表示され、画面番号DNOが「0」以
外のときは前画面が存在するため前画面キー27は黒色
で表示される。また、指定されている画面番号DNOに
「1」を加えた画面番号DNOに対する画面情報24の
開始領域STAの値が「−1」のときは次画面は存在し
ないので次画面キー28は白色で表示され、「−1」以
外のときは次画面が存在するので次画面キー28は黒色
で表示される。そして、ステップS111の処理終了に
よりクエリ検索処理(図19)が終了し、メインルーチ
ン(図17)に戻る。
【0113】図24はステップS9(図17)で実行さ
れる類似検索処理ルーチンのフローチャートである。
【0114】ステップS121ではクエリバッファに格
納されている文字列をクリアし、クエリ表示領域25を
空欄にし、続くステップS122では比較画像情報21
から、比較元IDに格納された画像IDに対する類似画
像リストを求め、類似画像リストの内容を類似画像バッ
ファ20に複写する。
【0115】次いで、ステップS133では、上述した
画面構成決定処理ルーチン(図20)を実行し、比較画
像バッファ20に格納されている検索結果から該検索結
果を表示するための画面構成を決定し、決定された画面
構成の情報を画面情報24に格納する。
【0116】但し、前記画面構成決定処理ルーチンにお
ける表示目盛決定処理のステップS84において、類似
検索処理を実行するときは文字列がクエリ表示領域25
に存在しないため、比較画像バッファ20には比較元I
Dに格納された画像IDに類似した画像が格納されてお
り、開始領域STAが0以外の場合は比較元IDの画像
データを表示しておかないと比較元の画像データが分か
らなくなってしまう。このため本実施の形態では比較元
IDの画像データを一致領域に表示する。比較元IDの
画像データは1個であるので、領域番号ANOが0の場
合は、一致領域データ14(図5)を検索し、半径増分
として60ドットを読み出す。
【0117】ステップS134では、検索結果の最初の
画面を表示するために画面番号DNOを「0」に初期化
した後、ステップS135で上述した検索結果表示処理
ルーチン(図23)を実行し、画面情報24に格納され
た画面構成と比較画像バッファ20に格納された検索結
果に基づいて、検索結果をディスプレイ3に表示し、メ
インルーチン(図17)に戻る。
【0118】図25は、ステップS10(図17)で実
行される次画面表示処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【0119】ステップS141では、次画面が存在する
か否かを判断する。すなわち、画面番号DNOに格納さ
れている数値に「1」を加えた数値に対応した項目が、
画面情報24に格納されている場合は次画面が存在する
と判断する。ここで、画面番号DNOに格納されている
値に「1」を加算した値に対応する項目が画面情報24
に存在するか否かは、対応する項目の表示開始の値が
「−1」か否かで判断し、「−1」でないときは存在す
ると判定される。
【0120】ステップS141で次画面が存在すると判
断された場合は、次画面の表示を可能とすべく、図面番
号DNOを「1」だけインクリメントし、続くステップ
S143では上述した検索結果表示処理ルーチン(図2
3)を実行し、画面情報24に格納された画面構成と、
比較画像バッファ20に格納された検索結果に基づい
て、画面番号DNOで示される画像データをディスプレ
イ3に表示し、メインルーチン(図17)に戻る。
【0121】また、画面番号DNOに格納されている数
値に「1」を加えた数値に対応した項目が、画面情報2
4に格納されていないため次画面が存在しないと判断さ
れたときはステップS141の答が否定(No)となっ
て直ちにメインルーチン(図17)に戻る。
【0122】図26は、ステップS11(図17)で実
行される前画面表示処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【0123】ステップS151では前画面が存在するか
否かを判断する。そして、画面番号DNOが「0」でな
いときは前画面が存在すると判断してステップS152
に進む。
【0124】そして、ステップS152では現在表示さ
れている前画面を表示するために、画面番号DNOを
「1」だけディクリメントし、次いで、ステップS15
3では上述した検索結果表示処理ルーチン(図23)を
実行し、画面情報24に格納された画面構成と比較画像
バッファ20に格納された検索結果とに基づき、画面番
号DNOで示される画面をディスプレイ3に表示してメ
インルーチン(図17)に戻る。
【0125】また、画面番号DNOが「0」であるため
に前画面は存在しないと判断されたときはステップS1
51の答は否定(No)となり、直ちにメインルーチン
(図17)に戻る。
【0126】このように本実施の形態ではディスプレイ
3上に表示されている画像の中から所望の情報に近い特
定画像を選択することにより、そして、選択された特定
画像に類似する類似画像を検索して表示することによ
り、検索条件を正確に表現できない場合でも、所望の画
像を検索してディスプレイ3上に表示することが可能と
なる。
【0127】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。上記実施の形態では、図14に示すよう
に、一致領域(斜線部A)を検索結果表示領域29の中
心を原点とする円領域とし、各目盛りは一致領域との同
心円で表示し、検索結果の各画像は、類似度を一致領域
からの距離に対応させて、検索結果の中心から放射状に
配置されるように表示しているが、このような表示方法
に限定されるものではない。例えば、図27に示よう
に、一致領域を検索結果表示領域50の左側の矩形領域
(斜線部G)とし、破線H、破線Iに示すように、各目
盛りを左辺との平行線で規定し、各画像から一致領域
(斜線部G)への垂線51…の直線距離を、各画像の類
似度に対応させて表示するようにしてもよい。この場
合、配置角度データ17のように、各画像の配置位置を
一致領域の中心に対する角度で指定するのではなく、代
わりに、検索結果表示領域50の上辺からの距離でもっ
て指定することにより、上記実施の形態で示した手順と
全く同じ手順で、検索結果の画像を所望の位置に表示す
ることができる。また、検索結果をこのように表示する
場合でも、例えば、図27の画像データ52〜54に示
すように、上記実施の形態と同様、検索結果の画像をグ
ループ化して表示することが可能である。
【0128】また、上記実施の形態では、比較画像情報
21を検索初期化処理ルーチン(ステップS2)で毎回
作成しているが、比較画像情報をステップS2と同様な
処理を行うことで予め作成し、該比較画像情報をCD−
ROM5に格納しておき、ステップS1でRAM9にロ
ードするようにしてもよい。
【0129】また、類似検索処理ルーチン(ステップS
9)で指定された画像に類似する画像を求めるために、
画像に付与されている説明文を用いて類似度を算出して
いるが、例えば、画像の輝度や彩度、画像の構図等、画
像そのものの情報を用いて類似度を算出してもよい。
【0130】また、上記実施の形態では画像データベー
ス13をCD−ROM5に格納しているが、HDドライ
ブ7に格納されている画像データベースをRAM9にロ
ードしてもよいことはいうまでもない。
【0131】また、上記実施の形態ではCD−ROM5
に格納されている記憶内容をCD−ROM5から直接R
AM9にロードしているが、CD−ROM5に記憶して
いる内容を一旦HDドライブ7にインストールし、HD
ドライブ7からRAM9にロードするようにしてもよ
い。
【0132】また、情報検索プログラム12をFD(フ
レキシブルディスク)、ICメモリカード等に記憶する
ようにしてもよい。
【0133】更に、BIOS18やOS19以外に情報
検索プログラム12をROM8に格納しておき、RAM
9にロードしてCPU11で実行してもよい。
【0134】また、上記実施の形態では、情報検索の対
象として画像を検索する例を示したが、本発明の扱う検
索対象は画像に限定されるものではない。例えば、文書
や映像や音声などといった様々な情報検索に対して有効
である。検索結果表示領域29に表示される情報は画像
そのものを表示しているが、文書を検索する場合は、画
像の代わりに文書のタイトルやキーワードなどを表示し
てもよい。映像を検索する場合は、タイトルや代表的シ
ーンなど映像を代表する情報を表示してもよいし、個々
の結果の映像てもよい。
【0135】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
第1の検索結果表示手段に表示されている画像の中から
所望の情報に近い特定画像を選択し、さらに選択された
特定画像に類似する類似画像を検索して表示するので、
検索条件を正確に表現できない場合でも所望の画像を検
索して第2の検索結果表示手段に表示することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報検索装置の一実施の形態を示
すブロック構成図である。
【図2】CD−ROMの記憶内容を示すメモリマップで
ある。
【図3】RAMの記憶内容を示すメモリマップである。
【図4】画像データベースの詳細を示すメモリマップで
ある。
【図5】一致領域データの詳細を示すメモリマップであ
る。
【図6】一致画像データの詳細を示すメモリマップであ
る。
【図7】半径増分データの詳細を示すメモリマップであ
る。
【図8】配置角度データの詳細を示すメモリマップであ
る。
【図9】比較画像バッファの詳細を示すメモリマップで
ある。
【図10】比較画像情報の詳細を示すメモリマップであ
る。
【図11】分布情報の詳細を示すメモリマップである。
【図12】グループ情報の詳細を示すメモリマップであ
る。
【図13】画面情報の詳細を示すメモリマップである。
【図14】クエリ検索を行なった場合の最初の検索結果
を示す表示画面例である。
【図15】図14の次画面を示す表示画面例である。
【図16】類似検索を行なった場合の最初の検索結果を
示す表示画面例である。
【図17】情報検索処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図18】検索初期化処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図19】クエリ検索処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図20】画面構成決定処理ルーチンのフローチャート
である。
【図21】グループ化処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図22】表示目盛決定処理ルーチンのフローチャート
である。
【図23】検索結果表示処理ルーチンのフローチャート
である。
【図24】類似検索処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図25】次画面表示処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図26】前画面表示処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図27】本発明の他の実施の形態における検索結果を
示す表示画面例である。
【符号の説明】
1 キーボード(検索条件入力手段) 2 マウス(画像選択手段) 3 ディスプレイ(第1及び第2の検索結果表示手
段、検索条件表示手段、検索条件消去手段) 5 CD−ROM(記憶手段) 7 HDドライブ(記憶手段) 9 RAM(記憶手段) 11 CPU(第1及び第2の類似度算出手段、類似画
像リスト取得手段、一致画像表示位置決定手段)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索条件を入力する検索条件入力手段
    と、検索の対象となる複数の画像データを記憶した記憶
    手段と、前記検索条件と前記記憶手段に記憶されている
    個々の画像データとを順次比較して前記検索条件と前記
    各画像データとの類似度を算出する第1の類似度算出手
    段と、該第1の類似度算出手段により算出された類似度
    に基づいて検索結果を表示する第1の検索結果表示手段
    とを備えた情報検索装置において、 前記第1の検索結果表示手段により検索表示された画像
    データの中から特定画像を選択する画像選択手段と、該
    画像選択手段により選択された特定画像と前記記憶手段
    に記憶されている複数の画像データとの類似度を算出す
    る第2の類似度算出手段と、該第2の類似度算出手段に
    より算出された類似度に基づいて検索結果を表示する第
    2の検索結果表示手段とを備えていることを特徴とする
    情報検索装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶されている画像デー
    タ間の類似度を算出して各画像毎に類似画像リストとし
    て取得する類似画像リスト取得手段を有し、 前記第2の類似度算出手段は該類似画像リスト取得手段
    により取得された類似画像リストにより前記特定画像に
    対する類似度を算出することを特徴とする請求項1記載
    の情報検索装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検索結果表示手段は、前記検
    索条件と完全一致する一致画像の表示位置を決定する一
    致画像表示位置決定手段と、前記一致画像に類似する類
    似画像の類似度が低くなる程前記一致画像から離間して
    前記類似画像を表示する第1の類似画像表示手段とを有
    すると共に、 前記第2の検索結果表示手段は、前記特定画像を前記一
    致画像の表示領域に前記一致画像とは表示形態を変えて
    表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    情報検索装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の検索結果表示手段は、前記特
    定画像に類似する類似画像の類似度が低くなる程前記特
    定画像から離間して前記類似画像を表示する第2の類似
    画像表示手段を有していることを特徴とする請求項3記
    載の情報検索装置。
  5. 【請求項5】 前記検索条件入力手段により入力された
    検索条件を表示する検索条件表示手段と、前記特定画像
    が選択されたときは前記検索条件表示手段により表示さ
    れた検索条件を消去する検索条件消去手段とを有してい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の情報検索装置。
  6. 【請求項6】 前記類似画像の分布情報を取得する分布
    情報取得手段と、前記類似画像を表示する少なくとも1
    つ以上の類似領域を前記分布情報取得手段により取得さ
    れた分布情報に基づいて決定する類似領域決定手段とを
    有していることを特徴とする請求項3乃至請求項5のい
    ずれかに記載の情報検索装置。
  7. 【請求項7】 検索の対象となる複数の画像データを記
    憶すると共に、検索条件を入力する検索条件入力ステッ
    プと、前記検索条件と前記記憶されている個々の画像デ
    ータとを順次比較して前記検索条件と前記各画像データ
    との類似度を算出する第1の類似度算出ステップと、該
    第1の類似度算出ステップにより算出された類似度に基
    づいて検索結果を表示する第1の検索結果表示ステップ
    とを含む情報検索方法において、 さらに、前記第1の検索結果表示ステップにより検索表
    示された画像データの中から特定画像を選択する画像選
    択ステップと、該画像選択ステップにより選択された特
    定画像と前記記憶されている複数の画像データとの類似
    度を算出する第2の類似度算出ステップと、該第2の類
    似度算出ステップにより算出された類似度に基づいて検
    索結果を表示する第2の検索結果表示ステップとを含ん
    でいることを特徴とする情報検索方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶された画像データ間の類似度を
    算出して各画像毎に類似画像リストとして取得する類似
    画像リスト取得ステップを含み、 前記第2の類似度算出ステップは該類似画像リスト取得
    ステップにより取得された類似画像リストにより前記特
    定画像に対する類似度を算出することを特徴とする請求
    項7記載の情報検索方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の検索結果表示ステップは、前
    記検索条件と完全一致する一致画像の表示位置を決定す
    る一致画像表示位置決定ステップと、前記一致画像に類
    似する類似画像の類似度が低くなる程前記一致画像から
    離間して前記類似画像を表示する第1の類似画像表示ス
    テップとを含み、 前記第2の検索結果表示ステップは、前記特定画像デー
    タを前記一致画像の表示領域に前記一致画像とは表示形
    態を変えて表示することを特徴とする請求項7又は請求
    項8記載の情報検索方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の検索結果表示ステップは、
    前記特定画像に類似する類似画像の類似度が低くなる程
    前記特定画像から離間して前記類似画像を表示すること
    を特徴とする請求項9記載の情報検索方法。
  11. 【請求項11】 前記検索条件を表示し、前記特定画像
    が選択されたときは前記検索条件を消去することを特徴
    とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の情報
    検索方法。
  12. 【請求項12】 前記類似画像の分布情報を取得する分
    布情報取得ステップと、前記類似画像を表示する少なく
    とも1つ以上の類似領域を前記分布情報に基づいて決定
    する類似領域決定ステップとを含むことを特徴とする請
    求項9乃至請求項11のいずれかに記載の情報検索方
    法。
  13. 【請求項13】 検索条件を入力する検索条件入力手順
    と、検索の対象となる複数の画像データを記憶する記憶
    手順と、前記検索条件と前記記憶されている画像データ
    とを順次比較して前記検索条件と前記画像データとの類
    似度を算出する第1の類似度算出手順と、該第1の類似
    度算出手順により算出された類似度に基づいて検索結果
    を表示する第1の検索結果表示手順とが格納された記憶
    媒体において、 さらに、前記第1の検索結果表示手順により検索表示さ
    れた画像データの中から特定画像を選択する画像選択手
    順と、該画像選択手順により選択された特定画像と前記
    記憶された複数の画像データとの類似度を算出する第2
    の類似度算出手順と、該第2の類似度算出手順により算
    出された類似度に基づいて検索結果を表示する第2の検
    索結果表示手順とが格納されていることを特徴とするコ
    ンピュータ読取可能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記記憶された画像データ間の類似度
    を算出して各画像毎に類似画像リストとして取得する類
    似画像リスト取得手順が格納されていることを特徴とす
    る請求項13記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記第1の検索結果表示手順は、前記
    検索条件と完全一致する一致画像の表示位置を決定する
    一致画像表示位置決定手順と、前記一致画像に類似する
    類似画像の類似度が低くなる程前記一致画像から離間し
    て前記類似画像を表示する第1の類似画像表示手順を含
    むことを特徴とする請求項13又は請求項14記載のコ
    ンピュータ読取可能な記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記第2の検索結果表示手順は、前記
    特定画像に類似する類似画像の類似度が低くなる程前記
    特定画像から離間して前記類似画像を表示する第2の類
    似画像表示手順を含むことを特徴とする請求項12乃至
    請求項15のいずれかに記載のコンピュータ読取可能な
    記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記検索条件入力手順により入力され
    た検索条件を表示する検索条件表示手順と、前記特定画
    像が選択されたときは前記検索条件表示手順により表示
    された検索条件を消去する検索条件消去手順とが格納さ
    れていることを特徴とする請求項12乃至請求項16の
    いずれかに記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記類似画像の分布情報を取得する分
    布情報取得手順と、前記類似画像を表示する少なくとも
    1つ以上の類似領域を前記分布情報取得手順により取得
    された分布情報に基づいて決定する類似領域決定手順と
    が格納されていることを特徴とする請求項15乃至請求
    項17のいずれかに記載のコンピュータ読取可能な記憶
    媒体。
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