JP2000112687A - ホスト装置および印刷装置 - Google Patents

ホスト装置および印刷装置

Info

Publication number
JP2000112687A
JP2000112687A JP10284834A JP28483498A JP2000112687A JP 2000112687 A JP2000112687 A JP 2000112687A JP 10284834 A JP10284834 A JP 10284834A JP 28483498 A JP28483498 A JP 28483498A JP 2000112687 A JP2000112687 A JP 2000112687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
print
document information
unit
print data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10284834A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Otake
晋 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10284834A priority Critical patent/JP2000112687A/ja
Publication of JP2000112687A publication Critical patent/JP2000112687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に発信される情報の印刷装置
での出力をホスト装置から指示する場合であっても、ユ
ーザ等への負担を抑制しつつ、確実に印刷装置での出力
を行い得るようにする。 【解決手段】 印刷装置で出力可能なデータ種類を記憶
しておき(S201)、その印刷装置で出力すべきデータ種類
を認識し(S204)、その出力すべきデータが前記印刷装置
で出力可能か否かを判断し(S205)、出力可能と判断すれ
ば前記出力すべきデータをそのまま前記印刷装置に出力
させるプルプリント命令を発行し(S206)、出力不可能と
判断すれば前記出力すべきデータから前記出力可能なデ
ータを生成した後に(S208)前記印刷装置での出力を行わ
せるプリント命令を発行する(S209)ように、ホスト装置
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク環境
にて用いられるもので、記録用紙等への画像出力を指示
するホスト装置、および、そのホスト装置からの指示に
従って画像出力を行う印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク環境で用いられるホスト装
置(例えばパーソナルコンピュータ)および印刷装置
(例えばプリンタ)については、従来より様々な技術が
提案されている。例えば特開平7−256950号公報
には、ネットワークを介して任意形式で送られてくる入
力データを、印刷装置が特定形式のプリントデータに変
換した後に、そのプリントデータを出力することによっ
て、多様な形式のデータ出力を可能にするとともに、必
要となるハードウエアおよびソフトウエアの簡略化を図
る、といった技術が開示されている。
【0003】また、近年では、インターネットと呼ばれ
る広域ネットワークの利用の普及に伴い、WWW(Worl
d Wide Web)サーバからインターネット上に発信される
文書や画像等の情報(以下、ドキュメント情報と称す)
を、そのインターネットに接続する印刷装置において出
力する、といったことも広く行われている。このような
場合は、通常、出力すべきドキュメント情報をホスト装
置が一旦WWWサーバから取得し、印刷装置で出力し得
る形式のプリントデータを生成した後に、そのプリント
データを印刷装置へ送信して出力させるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平7−256950号公報に開示された技術では、任
意形式の入力データを特定形式のプリントデータへ変換
するために、印刷装置が予め対応すべき入力データの種
類に応じた変換手段(変換プログラム等)を備えてなけ
ればならない。例えば、ワープロ文書についての出力を
行う場合には、各ワープロ文書を作成したアプリケーシ
ョンプログラムの種別とバージョンに応じて、変換プロ
グラム等を用意していなければならない。つまり、変換
プログラム等を備えていない場合には、その変換プログ
ラム等を必要とする入力データについての出力を行うこ
とができない。
【0005】一方、WWWサーバからインターネット上
に発信されるドキュメント情報を印刷装置で出力する場
合については、ホスト装置がそのドキュメント情報を一
旦取得してプリントデータの生成を行わなければならな
いため、ホスト装置およびこのホスト装置を使用するユ
ーザへの負荷が大きなものとなってしまう。
【0006】このような負荷の軽減するため、ネットワ
ーク環境で用いられるホスト装置および印刷装置には、
例えば、WWWサーバから取得すべきドキュメント情報
のアドレスをホスト装置が印刷装置へ通知することで、
印刷装置が直接WWWサーバからドキュメント情報を取
得して出力する、いわゆるプルプリント機能を実現した
ものもある。ところが、このプルプリント機能による出
力を行う場合は、様々な形式のドキュメント情報がイン
ターネット上に発信されていることから、先に説明した
ように印刷装置がその形式に対応する変換プログラム等
を備えていなければ出力を行うことができない。
【0007】そこで、本発明は、ネットワーク上に発信
されるドキュメント情報を印刷装置で出力する場合であ
っても、ホスト装置およびユーザへの負荷が大きくなっ
てしまうのを抑えつつ、印刷装置での出力を確実に行う
ことを可能にするホスト装置および印刷装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたホスト装置で、プリントデータ
の出力を行う印刷装置と接続するための接続手段と、前
記接続手段により接続される印刷装置が生成可能なプリ
ントデータの種類を示す情報を記憶する記憶手段と、前
記印刷装置で出力すべきドキュメント情報から生成され
るプリントデータの種類を認識する認識手段と、前記ド
キュメント情報から前記印刷装置で出力可能な種類のプ
リントデータを生成する生成手段と、前記記憶手段に記
憶された情報が示すプリントデータの種類と、前記認識
手段が認識したプリントデータの種類とを比較し、これ
らが合致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手
段が合致すると判断すれば前記ドキュメント情報をその
まま前記印刷装置に出力させるためのプルプリント命令
を発行し、前記判断手段が合致しないと判断すれば前記
生成手段によるプリントデータの生成を介した後に前記
印刷装置での出力を行わせるためのプリント命令を発行
する出力制御手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0009】上記構成のホスト装置によれば、ドキュメ
ント情報を印刷装置に出力させるのにあたって、判断手
段は、記憶手段での記憶内容と認識手段による認識結果
とを比較して、そのドキュメント情報が印刷装置で出力
可能か否かを判断する。そして、出力可能であれば、出
力制御手段は、プルプリント命令を発行して、そのドキ
ュメント情報をそのまま印刷装置に出力させる。これに
より、印刷装置は、そのドキュメント情報から生成され
るプリントデータの出力を行うこととなる。一方、印刷
装置での出力が不可能と判断すれば、出力制御手段は、
プリント命令を発行して、そのドキュメント情報から印
刷装置で出力可能なプリントデータを生成した後に、こ
れを印刷装置に出力させる。これにより、印刷装置は、
生成手段によって生成されたプリントデータの出力を行
うこととなる。
【0010】また、本発明は、上記目的を達成するため
に案出された印刷装置で、プリントデータの出力を行う
出力手段と、前記出力手段で出力すべきドキュメント情
報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得するドキ
ュメント情報から得られるプリントデータについての出
力条件を認識する条件認識手段と、前記条件認識手段に
よる認識結果から前記データ取得手段が取得するドキュ
メント情報の解像度を決定する決定手段と、前記取得手
段がドキュメント情報を取得するのにあたり、当該ドキ
ュメント情報の解像度を前記決定手段が決定した解像度
とするようにその取得元に要求する要求手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0011】上記構成の印刷装置によれば、取得手段が
ドキュメント情報を取得するのにあたって、決定手段
は、条件認識手段による出力条件の認識結果から取得す
べきドキュメント情報の解像度を決定する。そして、要
求手段は、その決定結果に従って、ドキュメント情報を
取得する際の解像度をその取得元に要求する。したがっ
て、この印刷装置では、例えばプルプリント機能による
出力を行う場合、すなわち取得手段が出力手段で出力す
るドキュメント情報を取得する場合であっても、そのド
キュメント情報から得られるプリントデータの出力条件
に応じた取得が可能となり、出力手段での出力の適正化
が図れるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
るホスト装置および印刷装置について説明する。図1〜
図3は、それぞれ、本発明の特徴点であるホスト装置ま
たは印刷装置における処理動作例を示すフローチャート
であり、図4は、本発明が適用されるネットワーク環境
の一例を示すブロック図である。
【0013】先ず、ここでは、本実施の形態におけるネ
ットワーク環境について説明する。このネットワーク環
境においては、図4に示すように、インターネットまた
はイントラネットと呼ばれる広域ネットワーク1を介し
て、ホスト装置10と、印刷装置20と、広域ネットワ
ーク1上へのドキュメント情報の発信を行うWWWサー
バ30とが、互いに通信し得るように接続されている。
【0014】〔ホスト装置の概略構成〕ここで、このよ
うなネットワーク環境にて用いられるホスト装置10に
ついて説明する。図5は、本実施の形態のホスト装置1
0におけるプリント工程実現のための機能構成を示すブ
ロック図であり、図6は、そのホスト装置10から印刷
装置20へ送信するパケット構成の具体例を示す説明図
である。
【0015】このホスト装置10は、例えばパーソナル
コンピュータまたはワークステーションからなるもの
で、記録用紙等への印刷出力を印刷装置20に対して指
示するためのものである。そのために、ホスト装置10
では、図5に示すように、プリントマネージャ11,プ
リンタドライバ12,プリント命令生成部13,プルプ
リント命令生成部14およびネットワークインタフェー
ス(I/F)ドライバ15といった機能を有している。
【0016】プリントマネージャ11は、例えばホスト
装置10上で動作するOS(オペレーティングシステ
ム)のカーネルに組み込まれた機能からなるもので、ホ
スト装置10を操作するユーザからの指示に従って、印
刷装置20での印刷出力に必要な指示を命令するもので
ある。なお、プリントマネージャ11から指示可能な命
令としては、プリント命令,プルプリント命令,疑似プ
リント命令,疑似プルプリント命令および問合命令があ
る。
【0017】プリント命令は、ホスト装置10から印刷
装置20へ送信するプリントデータを、その印刷装置2
0で出力させるための命令である。プルプリント命令
は、WWWサーバ30が発信するドキュメント情報を、
ホスト装置10を介さずに印刷装置20で出力させるた
めの命令である。
【0018】疑似プリント命令および疑似プルプリント
命令は、各々のプリント命令とプルプリント命令に対応
した印字処理の評価を行うが、実際の印刷出力を行わな
い、という命令である。これらは、プリントデータの正
当性を検査するために用いられ、印刷装置へ送信した場
合に各命令の評価結果と提案を含む応答が返信されるよ
うになっているものである。例えば、米国アドビ(Adob
e)社が開発したポストスクリプト(PostScript)に対応
していない印刷装置に対して、疑似プリント命令を用い
てポストスクリプトにて記述されたプリントデータを送
信した場合、評価結果としてポストスクリプトには未対
応であるということと、提案として印刷装置が現に印字
可能なプリントデータの種類のリストとが、その応答結
果に含まれる。
【0019】問合命令は、印刷装置20の属性情報、さ
らに詳しくは印刷装置20が備える性能または機能に関
する情報や、印刷装置20が既に受信しているジョブに
関する情報等を問い合わせ、その問い合わせに対する返
答を得るための命令である。
【0020】プリンタドライバ12は、例えばホスト装
置10上で動作するアプリケーションプログラムからな
るもので、印刷装置20での印刷出力が可能な種類のプ
リントデータを生成するものである。この生成は、例え
ば、WWWサーバ30から取得したドキュメント情報
を、印刷装置20が対応する形式(種類)のプリントデ
ータに変換することによって行うようにすればよい。
【0021】プリント命令生成部13は、プリントマネ
ージャ11からプリント命令があると、これに応じてプ
リント命令のパケットを生成するものである。プリント
命令のパケットは、図6(a)に示すように、プリント
命令であることを識別するためのプリント命令識別子1
6a,プリントデータの印刷条件を特定するためのプリ
ントパラメータ16bおよび印刷装置20での出力のた
めにプリンタドライバ12が生成したプリントデータ1
6cから構成されている。なお、プリントパラメータ1
6bが特定する印刷条件としては、例えば、印刷部数、
いわゆるNup等の縮小印刷指定、いわゆるポスター印
字等の拡大分割印刷指定、印字品質、印字解像度などが
ある。これらの印刷条件が未設定の場合は、印刷装置2
0に設定されている既定値あるいは印刷装置20での解
析結果等が反映されるものとする。
【0022】プルプリント命令生成部14は、プリント
マネージャ11からプルプリント命令があると、これに
応じてプルプリント命令のパケットを生成するものであ
る。プルプリント命令のパケットは、図6(b)に示す
ように、プルプリント命令であることを識別するための
プルプリント命令識別子17aおよび印刷装置20での
印刷条件を特定するためのプリントパラメータ17bか
ら構成されており、印刷装置20で出力させるプリント
データは含まれていない。これは、プルプリントの場合
には、印刷装置20がホスト装置10を介さずにWWW
サーバ30から直接ドキュメント情報を取得するためで
ある。また、プリントパラメータ17bには、プリント
命令のパケットの場合に加えて、取得すべきドキュメン
ト情報のアドレスとその取得方法が含まれているものと
する。
【0023】ただし、プリント命令生成部13およびプ
ルプリント命令生成部14では、プリント命令またはプ
ルプリント命令のみならず、プリントマネージャ11か
らの疑似命令(疑似プリント命令,疑似プルプリント命
令)にも対応し得るようになっている。具体的には、プ
リント命令生成部13では、プリントマネージャ11か
ら疑似プリント命令があると、図6(c)に示すよう
に、疑似プリント命令であることを識別するための疑似
プリント命令識別子18aと、プリントパラメータ18
bと、プリントデータ18cと、から構成される疑似プ
リント命令のパケットを生成する。また、プルプリント
命令生成部14は、プリントマネージャ11から疑似プ
ルプリント命令があると、図6(d)に示すように、疑
似プルプリント命令であることを識別するための疑似プ
ルプリント命令識別子19aおよびプリントパラメータ
19bから構成される疑似プルプリント命令のパケット
を生成する。
【0024】また図5において、ネットワークI/Fド
ライバ15は、ホスト装置10を広域ネットワーク1に
接続するためのものであり、さらには印刷装置20また
はWWWサーバ30との間の通信を管理するものであ
る。つまり、ネットワークI/Fドライバ15は、プリ
ント命令生成部13またはプルプリント命令生成部14
が生成したプリント命令のパケット等の印刷装置20へ
の送信や、疑似プリント命令のパケット等に対する印刷
装置20からの応答結果の受信などを行うものである。
【0025】なお、上述したホスト装置10からの命令
を実現するプロトコルの例としては、米国ノベル(Nove
ll)社、米国サン(Sun)社、米国マイクロソフト(Micr
osoft)社、米国ゼロックス(Xerox)社等が提案するIP
P(Internet Printing Protocol)が挙げられる。
【0026】〔印刷装置の概略構成〕次に、以上のよう
なホスト装置10からの指示を受けて印刷出力を行う印
刷装置20について説明する。図7は、本実施の形態の
印刷装置20における機能構成を示すブロック図であ
り、図8は、その印刷装置20にて印刷出力を行う際の
処理動作例を示すフローチャートである。
【0027】この印刷装置20は、例えばネットワーク
プリンタからなるもので、ホスト装置10からの指示に
従って記録用紙等への印刷出力を行うものである。その
ために、印刷装置20では、図7に示すように、受信タ
スク21,取得タスク22,受信バッファ23,プリン
トデータ展開タスク24,ページバッファ25,印刷部
制御タスク26およびジョブ制御管理タスク27を有し
ている。なお、この印刷装置20では、マルチタスクO
S(ただし不図示)が稼働しており、複数のタスクを並
行して実行可能であるものとする。また、タスク間のメ
ッセージ交換には、メッセージキュー等にて実現される
タスク間通信バス28を使用しているものとする。
【0028】受信タスク21は、ホスト装置10から送
信される各命令のパケットを受信するとともに、必要に
応じてその応答をホスト装置10に返すものである。ま
た、受信した命令がプルプリント命令の場合には、取得
タスク22にWWWサーバ30からのドキュメント情報
の取得を依頼するものである。
【0029】取得タスク22は、受信タスク21からの
取得依頼に応じて、指定されたドキュメント情報を指定
されたプロトコルにてWWWサーバ30から取得するも
のである。
【0030】受信バッファ23は、例えば半導体メモリ
によって構成されるリングバッファあるいはハードディ
スク装置によって実現されるもので、受信タスク21が
受信したプリントデータや取得タスク22が取得したド
キュメント情報を一時的に記憶蓄積するものである。
【0031】プリントデータ展開タスク24は、受信バ
ッファ23に蓄積されているプリントデータまたはドキ
ュメント情報を解析して、これを記録用紙上に出力可能
な形式のデータであるビットマップデータに展開(変
換)するものである。
【0032】ページバッファ25は、プリントデータ展
開タスク24が展開したビットマップデータを一時的に
記憶蓄積するものである。
【0033】印刷部制御タスク26は、ページバッファ
25に蓄積されたビットマップデータを、周知の電子写
真技術を利用して印刷を行う印刷部(ただし不図示)を
用いて出力するものである。
【0034】ジョブ制御管理タスク27は、上述した各
タスクのスケジューリング等を制御するものである。
【0035】このように構成された印刷装置20では、
ホスト装置10からのプリント命令等に対して、図8に
示すような処理動作を行う。すなわち、受信タスク21
は、ホスト装置10からプリント命令のパケットを受信
すると(ステップ101,102、以下ステップをSと
略す)、ジョブ処理開始要求をジョブ制御管理タスク2
7へ通知し(S103)、そのプリント命令のパケット
に含まれるプリントデータの受信バッファ23への蓄積
処理を開始する(S104)。
【0036】一方、プルプリント命令のパケットを受信
した場合には(S102)、受信タスク21は、そのプ
ルプリント命令のパケットによって指定されるドキュメ
ント情報の取得処理開始要求を取得タスク22に通知し
た後(S105)、ジョブ処理開始要求をジョブ制御管
理タスク27へ通知する(S103)。そして、取得タ
スク22は、通知された取得処理開始要求に含まれる取
得方法とそのアドレスに従って、指定されたドキュメン
ト情報をWWWサーバ30から取得し、これを受信バッ
ファ23に蓄積させる(S106,S107)。
【0037】その後、ジョブ制御管理タスク27は、受
信タスク21からのジョブ処理開始要求(S103)に
応じて、プリントデータ展開タスク24へ展開処理開始
要求を通知する(S108,S109)。展開処理開始
要求を受け取ったプリントデータ展開タスク24は、受
信バッファ23からプリントデータまたはドキュメント
情報を読み出し、これを受信タスク21が受信したプリ
ントパラメータに従いつつビットマップデータを展開し
て(S110,S111)、ページバッファ25に蓄積
させる。
【0038】さらに、ジョブ制御管理タスク27は、プ
リントデータ展開タスク24への展開処理開始要求に続
いて、印刷部制御タスク26へ印字処理開始要求を通知
する(S112)。印字処理開始要求を受け取ると、印
刷部制御タスク26は、プリントデータ展開タスク24
が展開したビットマップデータをページバッファ25か
ら取り出して印刷部へ送信し、印字出力を得る(S11
3,S114)。このようにして、印刷装置20では、
ホスト装置10からのプリント命令等に対する印刷出力
を行う。
【0039】〔ホスト装置における処理動作例の特徴
点〕次に、以上のように構成されたホスト装置10およ
び印刷装置20を用いて、WWWサーバ30が発信する
ドキュメント情報を印刷出力する場合におけるホスト装
置10での処理動作例、すなわち本実施の形態のホスト
装置10における処理動作例の特徴点について説明す
る。
【0040】先ず、ここでは、ドキュメント情報の印刷
の前に、ホスト装置10が印刷装置20に問合命令を発
行する場合の処理動作例について、図1を参照しながら
説明する。
【0041】このホスト装置10では、プリントマネー
ジャ11が起動すると、その起動時にプリントマネージ
ャ11が印刷装置20に対して問合命令を発行し、その
印刷装置20のプリントデータ展開タスク24が生成可
能なデータ種類、すなわち印刷装置20で印字可能なプ
リントデータの種類を問い合わせる。そして、この問合
命令に対する返答があると、その結果であるプリントデ
ータの種類を示す情報を、ホスト装置10が有する図示
しない記憶手段(半導体メモリやハードディスク装置
等)内に記憶しておく(S201)。なお、プリントマ
ネージャ11は、ホスト装置10への電源投入時に起動
されるものとする。
【0042】さらに、プリントマネージャ11は、その
起動時に、ホスト装置10に存在しているプリンタドラ
イバ12の種類を確認することにより、このホスト装置
10において生成可能なプリントデータの種類を認識し
(S202)、その認識結果を上述の場合と同様に記憶
手段内に記憶しておく。
【0043】そして、ホスト装置10は、このホスト装
置10を操作するユーザによって、WWWサーバ30か
ら取得すべきドキュメント情報のアドレスとその取得方
法とが指定されるのを待つ。これらの指定は、例えばU
RL(Uniform Resource Locator;RFC1738)に
よる表記法に従って「http://server-name/directory-p
ath/printdate.txt 」といった書式にて行われる。な
お、この具体例の意味するところは、取得方法としてH
TTP(Hyper Text Transfer Protocol;RFC206
8)を用いて、「server-name 」で指定されるWWWサ
ーバ30に接続し、「directory-path」で指定されるデ
ィレクトリに存在する「printdate.txt 」で指定される
ドキュメント情報を取得する、ということを表してい
る。
【0044】このようなURLによるアドレスおよび取
得方法の入力は、ユーザによる手入力により行われる
が、手入力に代わってドキュメント選択用のGUI(Gr
aphical User Interface)により自動生成されるように
してもよい。この場合、ドキュメント選択用のGUI
は、ローカルデバイス(ホスト装置10)、ネットワー
クデバイス(印刷装置20)、広域ネットワーク1上に
存在するWWWサーバ30等のディレクトリ間を移動
し、かつ、表示する機能を備えているものとする。
【0045】また、ホスト装置10は、ユーザによっ
て、URLが指定されたドキュメント情報についての印
刷実行が指示されるのも待つ。この印刷実行の指示は、
プリントマネージャ11を用いて指示するようにしても
よいし、ドキュメント選択用のGUIから目的とするド
キュメント情報を、印刷装置20を示すアイコンにドラ
ッグ&ドロップしてもよいし、あるいはホスト装置10
にインストールされている他のアプリケーションプログ
ラムからプリント指示をするようにしてもよい。
【0046】ユーザによりURLが指定され、さらに印
刷実行が指示されると(S203)、プリントマネージ
ャ11は、指定されたURLに含まれる拡張子から、そ
のドキュメント情報から得られるプリントデータの種類
を、出力すべきデータの種類として認識する(S20
4)。ここで、プリントマネージャ11は、認識したデ
ータ種類と、記憶手段に記憶された印刷装置20で印字
可能なプリントデータの種類とを比較して、出力すべき
ドキュメント情報が印刷装置20で印字可能か否かを判
断する(S205)。
【0047】印字可能であれば、プリントマネージャ1
1は、そのドキュメント情報を印刷装置20に出力させ
るべく、プルプリント命令を発行する(S206)。一
方、印字が不可能な場合には、プリントマネージャ11
は、そのドキュメント情報をWWWサーバ30から取得
して(S207)、プリンタドライバ12またはそのド
キュメント情報に対応するアプリケーションプログラム
により、印刷装置20が印字可能なプリントデータへの
変換処理を行って(S208)、そのプリントデータを
印刷装置20に出力させるべく、プリント命令を発行す
る(S209)。
【0048】このようにして、ホスト装置10は、WW
Wサーバ30が発信するドキュメント情報を印刷装置2
0で印刷出力するのにあたって、プリント命令を発行す
るか、あるいはプルプリント命令を発行するかを自動的
に判断する。
【0049】次いで、上述した問合命令を発行する場合
とは異なり、ホスト装置10がドキュメント情報の印刷
を指示する際に、疑似命令(疑似プリント命令,疑似プ
ルプリント命令)を発行する場合の処理動作例につい
て、図2を参照しながら説明する。
【0050】この場合、ホスト装置10では、プリント
マネージャ11の起動時に、そのプリントマネージャ1
1がホスト装置10に存在するプリンタドライバ12の
種類を確認して生成可能なプリントデータの種類を認識
し(S301)、その認識結果を記憶手段内に記憶して
おく。その後、ユーザが上述した場合と同様にURLの
指定および印刷実行の指示を行うと(S302)、プリ
ントマネージャ11は、指定されたURLに含まれる拡
張子から、そのドキュメント情報から得られるプリント
データの種類を、出力すべきデータの種類として認識し
(S303)、記憶手段内に記憶させる。
【0051】ここで、プリントマネージャ11は、指定
されたドキュメント情報、すなわち出力すべきプリント
データがローカルデバイス(ホスト装置10内)に存在
しているか否かを判断する(S304)。この判断は、
指定されたURLに含まれる「server-name 」および
「directory-path」に基づいて行えばよい。例えば、
「server-name 」がホスト装置10を指し、かつ、「di
rectory-path」が印刷装置20を指していなければ、プ
リントデータがローカルデバイスに存在すると判断でき
る。
【0052】プリントデータがローカルデバイスに存在
する場合に、プリントマネージャ11は、既に認識して
記憶したドキュメント情報の種類を指定して、疑似プリ
ント命令を発行する(S305)。そして、この疑似プ
リント命令に対する印刷装置20からの応答結果にプリ
ントデータの種類の提案が含まれているか否かを判断す
る(S306)。提案が含まれていなければ、プリント
マネージャ11は、印刷装置20での印字が可能である
ため、発行した疑似プリント命令をプリント命令に置き
換えて再発行する(S307)。
【0053】ただし、印刷装置20からの応答結果にプ
リントデータの種類の提案が含まれている場合には、そ
のままでは印字できないため、プリントマネージャ11
は、提案されたデータ種類と起動時に調査したデータ種
類とを比較して、提案された種類のプリントデータをホ
スト装置10で生成可能か否かを判断する(S30
8)。そして、生成可能であれば、使用するプリンタド
ライバ12を変更した後に、プリント命令を発行する
(S309)。なお、生成できないければ、印刷装置2
0での印字出力が行えないものとして、処理動作を終了
する。
【0054】一方、出力すべきプリントデータがローカ
ルデバイスに存在していなければ(S304)、プリン
トマネージャ11は、既に認識して記憶したドキュメン
ト情報の種類を指定して、疑似プルプリント命令を発行
する(S310)。そして、プリントマネージャ11
は、この疑似プルプリント命令に対する印刷装置20か
らの応答結果にプリントデータの種類の提案が含まれて
いるか否かを判断し(S311)、提案が含まれていな
ければ、発行した疑似プルプリント命令をプルプリント
命令に置き換えて再発行する(S312)。
【0055】ただし、提案が含まれている場合には、そ
のままでは印字できないため、プリントマネージャ11
は、提案されたデータ種類と起動時に調査したデータ種
類とを比較して、提案された種類のプリントデータをホ
スト装置10で生成可能か否かを判断し(S313)、
生成可能であれば、指定されたドキュメント情報をWW
Wサーバ30等から取得して記憶手段内に記憶蓄積した
後に(S314)、再びプリントデータがローカルデバ
イスに存在しているものとして上述のステップを繰り返
す(S304〜S309)。なお、生成不可能と判断し
た場合は、印刷装置20での印字出力が行えないものと
して、処理動作を終了する。
【0056】以上のように、本実施の形態のホスト装置
10では、WWWサーバ30が発信するドキュメント情
報を印刷装置20に出力させるのにあたって、そのドキ
ュメント情報が印刷装置20で出力可能か否かを判断
し、出力可能であればプルプリント命令を、また出力が
不可能であればプリント命令を発行するようになってい
る。したがって、プルプリント命令を発行した場合に
は、印刷装置20がWWWサーバ30から直接ドキュメ
ント情報を取得して印刷出力を行うので、ホスト装置1
0にてドキュメント情報の取得やプリントデータの生成
を行う必要がなくなり、ホスト装置10およびそのユー
ザへの負荷が大きくなるのを抑えることができるように
なる。また、プリント命令を発行した場合には、ホスト
装置10が印刷装置20で出力可能なプリントデータを
生成するので、印刷装置20がWWWサーバ30からの
ドキュメント情報の種類等に対応していなくても、その
ドキュメント情報の出力を確実に行うことができるよう
になる。
【0057】しかも、このホスト装置10では、プルプ
リント命令を発行するかプリント命令を発行するかの判
断をプリントマネージャ11が行うようになっているの
で、ドキュメント情報を印刷装置20に出力させるのに
あたってのユーザによる確認や判断等が不要となり、ユ
ーザにとっても非常に便利なものとなる。
【0058】また、本実施の形態のホスト装置10で
は、プルプリント命令を発行するかプリント命令を発行
するかの判断に必要となる情報、すなわち印刷装置20
で出力可能なプリントデータの種類に関する情報を、疑
似プリント命令,疑似プルプリント命令または問合命令
に対する印刷装置20の応答結果から得るようになって
いる。したがって、このホスト装置10では、印刷装置
20で出力可能なプリントデータの種類に関する情報
を、迅速かつ確実に得ることができ、結果としてプルプ
リント命令を発行するかプリント命令を発行するかの判
断を的確に行うことができるようになる。
【0059】〔印刷装置における処理動作例の特徴点〕
次に、以上のようなホスト装置10からのプルプリント
命令を受けて、WWWサーバ30が発信するドキュメン
ト情報を印刷出力する場合における印刷装置20での処
理動作例、すなわち本実施の形態の印刷装置20におけ
る処理動作例の特徴点について説明する。
【0060】この印刷装置20では、受信タスク21が
ホスト装置10からプルプリント命令のパケットを受信
すると、取得タスク22が受信タスク21からの取得処
理開始要求に応じて、そのプルプリント命令のパケット
に含まれているプリントパラメータを解析し、取得すべ
きドキュメント情報のアドレスとその取得方法を得る。
【0061】また、取得タスク22は、プリントパラメ
ータの解析結果から、取得すべきドキュメント情報を印
刷出力する際の印字解像度のパラメータ値,印字用紙の
パラメータ値(用紙サイズ等)および印字方法(Nup
またはポスター印字等)のパラメータ値を得る(S40
1〜S403)。
【0062】そして、取得タスク22は、これらのパラ
メータ値から、取得すべきドキュメント情報を印刷出力
する際のプリントデータの描画サイズを算出する(S4
04)。この算出は、例えば、 描画サイズ(dots)=k×用紙サイズ(mm)×印字解像
度(dpi)/25.4(mm) といった式を用いて行う。なお、この式における係数k
は、Nup印刷指定時に指定される縮小数(若しくは縮
小率)n、または、ポスター印刷指定時に指定される印
刷枚数(若しくは拡大分割数)nによって定まる値であ
る。具体的には、k=1/nによって特定される。
【0063】さらに、取得タスク22は、プリントパラ
メータの解析結果から、取得すべきドキュメント情報を
印刷出力する際の印字品質のパラメータ値を得る(S4
05)。印字品質のパラメータ値としては、例えばドラ
フト(概略)出力を指定するためのもの、標準出力を指
定するためのもの、高画質出力を指定するためのもの等
がある。
【0064】このようなプリントパラメータの解析の
後、取得タスク22は、そのプリントパラメータから得
たアドレスに基づいて、取得すべきドキュメント情報の
発信元であるWWWサーバ30に対し、そのドキュメン
ト情報についての属性情報を問い合わせる。
【0065】このような問い合わせ機能を備えるプロト
コルの例として、米国ヒューレット・パッカード(Hewl
ett Packard)社、米国イーストマン・コダック(Eastma
n Kodak)社、米国ライブ・ピクチャー(Live Picture)
社の3社が提案したIIP(Internet Imaging Protoco
l)が挙げられる。このIIPによれば、例えば「http:/
/server-name/path/ImageDateName.fpx&OBJ=IIP,1.0&OB
J=Basic-Info」といった書式を用いて問い合わせを行う
と、「ImageDateName.fpx 」で特定されるドキュメント
情報のイメージサイズや解像度その他画像処理用パラメ
ータに関するの情報を得ることができる。なお、拡張子
「fpx 」は、FlashPix形式であることを表している。Fl
ashPix形式は、米国イーストマン・コダック社により提
案されたイメージデータの形式の一つである。
【0066】そして、このような問い合わせを行うこと
によって、取得タスク22は、WWWサーバ30から取
得するドキュメント情報のサイズ、詳しくはドキュメン
ト情報のイメージサイズや解像度等についての情報を得
る(S406)。
【0067】その後、取得タスク22は、プリントパラ
メータの解析結果から得た各種パラメータ値およびWW
Wサーバ30への問い合わせによって得た情報を基に、
そのWWWサーバ30から取得するドキュメント情報の
解像度を決定する(S407)。例えば、取得タスク2
2では、印字品質がドラフト出力の場合、ドキュメント
情報の解像度をWWWサーバ30が発信する解像度の1
/4倍に決定する。また、印字品質が標準出力の場合に
は、ドキュメント情報の解像度をWWWサーバ30が発
信する解像度の等倍に決定する。また、印字品質が高画
質出力の場合には、ドキュメント情報の解像度をWWW
サーバ30が発信する解像度の2倍に決定する。
【0068】ただし、ここでの解像度の決定は、印字品
質のレベルを反映できればよいので、1/4倍,等倍あ
るいは2倍といった組み合わせに限るものではない。ま
た、印字品質に応じて決定する場合だけではなく、ドキ
ュメント情報から得られるプリントデータを印刷する際
の解像度、Nup印刷指定時に指定される縮小数(若し
くは縮小率)、ポスター印刷指定時に指定される印刷枚
数(若しくは拡大分割数)等に応じて決定することも考
えられる。
【0069】ドキュメント情報の解像度を決定すると、
取得タスク22は、プリントパラメータの解析結果から
得たドキュメント情報のアドレスとその取得方法とに基
づいて、そのドキュメント情報の発信元であるWWWサ
ーバ30に対して、そのドキュメント情報の取得依頼を
送信する(S408)。このとき、取得タスク22は、
その取得依頼において、送信を依頼するドキュメント情
報を先に決定した解像度にて送信するように、WWWサ
ーバ30に要求する。なお、取得タスク22は、WWW
サーバ30に対し取得するドキュメントの解像度を指定
するのではなく、解像度のレベルを表すような解像度番
号を算出して使用するようにしてもよい。
【0070】そして、要求した解像度によりWWWサー
バ30からドキュメント情報が送信されてくると、取得
タスク22がそのドキュメント情報を取得するととも
に、ジョブ制御管理タスク27等がそのドキュメント情
報についての出力処理を開始する。
【0071】以上のように、本実施の形態の印刷装置2
0では、取得タスク22がドキュメント情報を取得する
のにあたって、指定されたプリントパラメータの内容に
基づいて取得すべきドキュメント情報の解像度を決定
し、その決定結果に従ってドキュメント情報を取得する
際の解像度をWWWサーバ30に要求するようになって
いる。したがって、ホスト装置10からのプルプリント
命令により、WWWサーバ30からドキュメント情報を
直接取得する場合であっても、ホスト装置10からの指
定内容に応じたドキュメント情報の取得および出力を行
うことが可能となる。例えば、高画質を必要としない印
刷出力が指定された場合には、迅速なドキュメント情報
の取得が実現できる。また、高画質を必要としない印刷
出力に対しても、高い解像度での取得を要求することに
より、確実に対応することができるようになる。
【0072】すなわち、この印刷装置20を用いてドキ
ュメント情報の印刷出力を行えば、プルプリント機能に
よる印刷出力であっても、出力結果の品質の最適化を図
れるようになるので、出力の適正化のためにホスト装置
10およびそのユーザに対して負荷を与えてしまうこと
がなくなり、ドキュメント情報の出力を確実に行うこと
を可能にする。
【0073】また、本実施の形態の印刷装置20では、
WWWサーバ30に要求するドキュメント情報の解像度
を決定するのにあたって、プリントパラメータの解析結
果から得られる印字解像度のパラメータ値、印字用紙の
パラメータ値、印字品質のパラメータ値、Nup印刷指
定時に指定される縮小数若しくはポスター印刷指定時に
指定される印刷枚数、またはこれらの組み合わせに基づ
いて、その決定を行うようになっている。したがって、
この印刷装置20では、決定する解像度に、ドキュメン
ト情報を出力する際の出力条件を的確に反映させること
ができ、結果として出力の適正化が確実に図れるように
なる。
【0074】なお、上述した実施の形態においては、W
WWサーバ30から発信されるドキュメント情報がイメ
ージデータ単体であるものとして説明したが、例えばH
TML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントの
ような構造化文書に含まれるイメージデータを取得する
場合についても、用紙サイズを描画領域のサイズに置き
換えることによって、本発明を適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のホスト
装置では、印刷装置に対する出力指示を与える際に、印
刷装置で出力可能なプリントデータの種類等に基づい
て、プルプリント命令を発行すべきか、あるいはプリン
ト命令を発行すべきかを判断するようになっている。し
たがって、ホスト装置およびそのユーザへの負担を抑制
しつつ、プルプリント時の印刷出力を確実に行い得るよ
うになるという効果を奏する。
【0076】また、本発明の印刷装置では、取得するド
キュメント情報の解像度をその出力条件に基づいて決定
し、その決定結果に従ったドキュメント情報の取得をそ
の取得元に要求するようになっている。したがって、例
えばプルプリント時であっても出力結果の品質の最適化
を図れるようになるので、出力の適正化のためにホスト
装置およびそのユーザに対して負荷を与えてしまうこと
がなくなり、その印刷出力を確実に行うことを可能にす
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるホスト装置の実施の形態の一
例において、WWWサーバが発信するドキュメント情報
の印刷出力を印刷装置に指示する場合の処理動作例を示
すフローチャートである。
【図2】 本発明に係わるホスト装置の実施の形態の他
の例において、WWWサーバが発信するドキュメント情
報の印刷出力を印刷装置に指示する場合の処理動作例を
示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係わる印刷装置の実施の形態の一例
において、ホスト装置からの指示に従ってWWWサーバ
が発信するドキュメント情報を印刷出力する場合の処理
動作例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明が適用されるネットワーク環境の一例
を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係わるホスト装置の実施の形態一例
におけるプリント工程実現のための機能構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 図5のホスト装置が送信するパケット構成の
具体例を示す説明図であり、(a)はプリント命令のパ
ケットを示す図、(b)はプルプリント命令のパケット
を示す図、(c)は疑似プリント命令のパケットを示す
図、(d)は疑似プルプリント命令のパケットを示す図
である。
【図7】 本発明に係わる印刷装置の実施の形態一例に
おける機能構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の印刷装置にて印刷出力を行う際の処理
動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…広域ネットワーク、10…ホスト装置、11…プリ
ントマネージャ、12…プリンタドライバ、13…プリ
ント命令生成部、14…プルプリント命令生成部、15
…ネットワークI/Fドライバ、20…印刷装置、21
…受信タスク、22…取得タスク、24…プリントデー
タ展開タスク、26…印刷部制御タスク、30…WWW
サーバ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 BB10 HN05 HN16 HP06 HQ12 HQ17 HS02 HS05 2C087 AB05 AB08 BD01 BD06 BD12 BD13 BD24 BD46 5B021 AA01 AA02 BB01 CC02 CC05 KK01 LB07 9A001 DZ13 HH34 JJ35 KK42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントデータの出力を行う印刷装置と
    接続するための接続手段と、 前記接続手段により接続される印刷装置が生成可能なプ
    リントデータの種類を示す情報を記憶する記憶手段と、 前記印刷装置で出力すべきドキュメント情報から生成さ
    れるプリントデータの種類を認識する認識手段と、 前記ドキュメント情報から前記印刷装置で出力可能な種
    類のプリントデータを生成する生成手段と、 前記記憶手段に記憶された情報が示すプリントデータの
    種類と、前記認識手段が認識したプリントデータの種類
    とを比較し、これらが合致するか否かを判断する判断手
    段と、 前記判断手段が合致すると判断すれば前記ドキュメント
    情報をそのまま前記印刷装置に出力させるためのプルプ
    リント命令を発行し、前記判断手段が合致しないと判断
    すれば前記生成手段によるプリントデータの生成を介し
    た後に前記印刷装置での出力を行わせるためのプリント
    命令を発行する出力制御手段とを備えることを特徴とす
    るホスト装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷装置の属性情報を該印刷装置に
    問い合わせる問合命令発行手段と、 前記問合命令発行手段の問い合わせによって得られた属
    性情報から前記印刷装置で出力可能なプリントデータの
    種類に関する情報を取得して、その情報を前記記憶手段
    に記憶させる情報取得手段とを備えることを特徴とする
    請求項1記載のホスト装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷装置に対して疑似的な出力命令
    を発行する疑似命令発行手段と、 前記疑似的な出力命令に前記印刷装置が対応し得るか否
    かについての該印刷装置からの返答結果に基づいて、当
    該印刷装置で出力可能なプリントデータの種類に関する
    情報を取得し、その情報を前記記憶手段に記憶させる情
    報取得手段とを備えることを特徴とする請求項1または
    2記載のホスト装置。
  4. 【請求項4】 プリントデータの出力を行う出力手段
    と、 前記出力手段で出力すべきドキュメント情報を取得する
    取得手段と、 前記取得手段が取得するドキュメント情報から得られる
    プリントデータについての出力条件を認識する条件認識
    手段と、 前記条件認識手段による認識結果から前記データ取得手
    段が取得するドキュメント情報の解像度を決定する決定
    手段と、 前記取得手段がドキュメント情報を取得するのにあた
    り、当該ドキュメント情報の解像度を前記決定手段が決
    定した解像度とするようにその取得元に要求する要求手
    段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、前記条件認識手段によ
    る前記出力手段でのプリントデータの出力品質について
    の認識結果を基に、前記ドキュメント情報の解像度を決
    定するものであることを特徴とする請求項4記載の印刷
    装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記条件認識手段によ
    る前記出力手段でのプリントデータの出力解像度につい
    ての認識結果を基に、前記ドキュメント情報の解像度を
    決定するものであることを特徴とする請求項4記載の印
    刷装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、前記条件認識手段によ
    る前記出力手段でのプリントデータの出力枚数について
    の認識結果を基に、前記ドキュメント情報の解像度を決
    定するものであることを特徴とする請求項4記載の印刷
    装置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、前記条件認識手段によ
    る前記出力手段でのプリントデータの縮小についての認
    識結果を基に、前記ドキュメント情報の解像度を決定す
    るものであることを特徴とする請求項4記載の印刷装
    置。
JP10284834A 1998-10-07 1998-10-07 ホスト装置および印刷装置 Pending JP2000112687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10284834A JP2000112687A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 ホスト装置および印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10284834A JP2000112687A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 ホスト装置および印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000112687A true JP2000112687A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17683625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10284834A Pending JP2000112687A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 ホスト装置および印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000112687A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132999A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Seiko Epson Corp コンテンツ配信のためのシステム及び方法
JP2006217376A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Fuji Xerox Co Ltd 処理実行装置及び方法、及び処理実行プログラム
US7262872B2 (en) * 2001-11-28 2007-08-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing system and method for network containing printers with pull-printing and printers without pull-printing
US7373391B2 (en) 2000-10-24 2008-05-13 Seiko Epson Corporation System and method for digital content distribution
JP2009276919A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像情報処理装置、画像形成処理装置、及びプログラム
JP2011008823A (ja) * 2010-09-29 2011-01-13 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム
US7916323B2 (en) 2003-09-30 2011-03-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Printer, method for controlling the printer and computer readable medium
JP2011065595A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2011159023A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Canon Inc 情報処理装置、サーバー装置、印刷システム、印刷制御方法、及び印刷制御プログラム、並びに記録媒体
US8115954B2 (en) 2007-08-28 2012-02-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Pull print supporting image forming system, image forming method and information processing apparatus directed thereto
US8125664B2 (en) 2007-08-28 2012-02-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Pull print supporting image forming system, image forming apparatus and image forming method
JP2014116740A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Canon Inc コンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法及びプログラム
US8854653B2 (en) 2007-08-28 2014-10-07 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Pull print supporting image forming system, server, computer readable medium storing image forming program and image forming method
US8994972B2 (en) 2012-06-27 2015-03-31 Kyocera Document Solutions Inc. Printing system and method for obtaining a desired or an alternative pull-printing result

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7373391B2 (en) 2000-10-24 2008-05-13 Seiko Epson Corporation System and method for digital content distribution
JP2002132999A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Seiko Epson Corp コンテンツ配信のためのシステム及び方法
US7262872B2 (en) * 2001-11-28 2007-08-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing system and method for network containing printers with pull-printing and printers without pull-printing
US7916323B2 (en) 2003-09-30 2011-03-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Printer, method for controlling the printer and computer readable medium
JP2006217376A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Fuji Xerox Co Ltd 処理実行装置及び方法、及び処理実行プログラム
JP4548137B2 (ja) * 2005-02-04 2010-09-22 富士ゼロックス株式会社 処理実行指示装置及び方法、及び処理実行指示プログラム
US8125664B2 (en) 2007-08-28 2012-02-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Pull print supporting image forming system, image forming apparatus and image forming method
US8854653B2 (en) 2007-08-28 2014-10-07 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Pull print supporting image forming system, server, computer readable medium storing image forming program and image forming method
US8115954B2 (en) 2007-08-28 2012-02-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Pull print supporting image forming system, image forming method and information processing apparatus directed thereto
JP2009276919A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像情報処理装置、画像形成処理装置、及びプログラム
JP2011065595A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2011159023A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Canon Inc 情報処理装置、サーバー装置、印刷システム、印刷制御方法、及び印刷制御プログラム、並びに記録媒体
JP2011008823A (ja) * 2010-09-29 2011-01-13 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム
US8994972B2 (en) 2012-06-27 2015-03-31 Kyocera Document Solutions Inc. Printing system and method for obtaining a desired or an alternative pull-printing result
JP2014116740A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Canon Inc コンテンツ出力装置、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6829059B1 (en) Print system, information processing apparatus, print job registering method, and storage medium
EP0851384B1 (en) Information processing apparatus and control method therefor
US7283266B2 (en) Information processing apparatus and print control apparatus, data processing method, storage medium and program
JP4045798B2 (ja) プリントシステム
US20090201551A1 (en) Printing apparatus, document management apparatus, method for controlling the same, and storage medium storing program
US20010048533A1 (en) Data processing apparatus and method thereof, and memory medium
US8477344B2 (en) Network system, method, and computer readable medium for image processing apparatus with transmission and storage capability of generated data to specific storage location in data server
US8159707B2 (en) Method and system for unified batch job processing
JP4045799B2 (ja) プリントシステム
US8605316B2 (en) Information processing apparatus and control method thereof, and storage medium
JP2006252480A (ja) コンピュータ、画像処理システム、及び画像処理方法
JP2000112687A (ja) ホスト装置および印刷装置
US8873080B2 (en) Image forming device generating screens for remote and local access, information processing method, and computer-readable recording medium
US8237955B2 (en) Deciding priority image forming means based on search log information
JP2005332403A (ja) 複数の装置による画像仕上げ機能の選択を単一の位置において組み合わせるシステムおよび方法
US6407823B1 (en) Network system, information processing device and information memory medium
JP3452247B2 (ja) プリンタ、プリンタの制御方法およびプログラムを記録した記録媒体
US20050105118A1 (en) Document processing apparatus and document processing method
JPH1115610A (ja) 印刷システム
US20090303537A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
US8665460B2 (en) Print system, printing apparatus, printing method and printing program
JP4045800B2 (ja) プリントシステム及び方法
US7268902B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program
US7227664B2 (en) Method of printing application data
US10423374B2 (en) Image forming apparatus and method for controlling image forming apparatus for reducing print processing time

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050926

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051115