JP2000109326A - 色筋入りガラス製品の製造方法 - Google Patents

色筋入りガラス製品の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色材を混入する位置の制限を受けず、スパ
ウト内で着色材を混入する場合でも比較的多量の着色材
を混入できるようにすることで、所望の色筋模様を得る
ことができ、スパウト内で着色材を混入する場合でも泡
の発生を少なくし、溶融色筋ガラスの温度管理を容易に
する。 【解決手段】 フォアハース、スパウト又はチューブ内
において着色材が混入されたガラスがオリフィスより色
筋入りのゴブとしてガラス製品成形機に供給される色筋
ガラス製造方法において、着色材であるカラーフリット
を、その投入口の上方に置いた専用溶解炉で溶融して溶
融カラーフリットとし、該溶融カラーフリットが溶融素
地ガラスに混入されるようにする。専用溶解炉で予め溶
融されるので泡の発生が少なく、着色材をフォアハー
ス、スパウトの任意の位置で混入でき、混入の際の温度
低下がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色筋入りガラス製品
の製造方法に関し、特に、溶解炉で溶融された溶融素地
ガラスがフォアハースからフィーダを経てゴブとしてガ
ラス製品成形機に供給される過程において、フォアハー
ス又はフィーダ部分のスパウト又はチューブ内において
溶融素地ガラスに着色材を混入し、色筋入りのゴブとし
てガラス製品成形機に供給するする色筋ガラス製品の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に基づいて最も一般的なガラス製品
の製造方法を説明する。溶解炉1で溶融された溶融素地
ガラスは、フォアハース2、スパウト4、オリフィス5
を通ってゴブGに形成される。ゴブGはデリバリ31に
よりガラス製品成形機32に供給され、ガラス製品とし
て成形される。フォアハース2にはクーリングセクショ
ン2aとイコライジングセクション2bとがあり、溶融
素地ガラスはこれらのセクションを通る間に冷却又は加
熱され、所定の温度に調整される。スパウト4はゴブG
を作るのに必要な溶融素地ガラスを溜め、保温する部分
で、中央には溶融素地ガラス量を加減するチューブ7が
設けられている。チューブの内部には上下動するクレー
プランジャ8があり、これが下降すると溶融素地ガラス
がスパウト4下部のオリフィス5から押し出され、シャ
ー6でカットされてゴブGとなる。
【0003】色筋入りのガラス製品を製造する場合、通
常、フォアハース2で溶融素地ガラスMに着色材を混入
し、色筋入りのゴブを形成する。この色筋入りのゴブを
成形機で成形すると色筋入りのガラス製品ができる。着
色材である固形のカラーフリットは、カラーフリット収
納ケース12に収納され、パーツフィーダ13及び秤量
器14でその時の必要量を計測された後に、電磁フィー
ダ15に供給され、フォアハース2の投入口から投入さ
れる。スターラ30は溶融素地ガラスとカラーフリット
が溶融した溶融カラーフリットとを攪拌するもので、こ
れを作動させると素地ガラスが一様に着色され着色ガラ
スとなる。色筋入りガラス製品を製造する場合にはスタ
ーラ30を停止させ、溶融カラーフリットと溶融素地ガ
ラスとは完全に混ざり合うことなく、溶融色筋ガラスと
なってスパウト、オリフィスに至り、色筋入りのゴブが
形成される。カラーフリット投入口を複数設け、異なっ
た複数色のカラーフリットを混入することで複数の色筋
入りガラス製品を製造することができる。
【0004】特開昭63−190723号にはスパウト
内の溶融素地ガラスに着色材として粉末状のカラーフリ
ットを混入する技術が記載されている。着色材をスパウ
ト内の溶融素地ガラスに混入することで、フォアハース
内の溶融素地ガラスに混入する場合と異なった態様の色
筋を形成することができる。特に、着色材をスパウトの
中心付近で混入すると色筋がゴブの表面ではなく内部に
入り、厚みの内部に色筋の入ったガラス製品を製造する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のフォ
アハースで着色材を混入する場合、固形(粉末を含む)
のガラスフリットを溶融素地ガラスに混入する際に泡
(混入時の巻き込み泡・溶融素地ガラスに混入されたカ
ラーフリットが溶ける際の反応泡・カラーフリット自体
の内部にもともと存在する空気泡)が発生する。これら
の泡を消すために、カラーフリットを混入した直後の溶
融色筋ガラスをフォアハースにあるバーナで加熱し、そ
の温度を成形機で成形するのに必要な温度より高くし、
泡の中の空気を膨張させ弾き飛ばし、その後、成形機で
成形するのに必要な温度まで下げている。したがって、
着色材の投入口からオリフィスまでの距離が長くないと
温度コントロールができず、着色材を混入する位置がス
パウトよりもかなり上流側に限定される。ガラス製品に
表れる色筋模様の態様は、着色材を混入する位置により
大きく左右されるから、この技術で製造できる色筋模様
の態様は限定されたものとなり、所望の色筋模様の態様
を得ることはできない。
【0006】特開昭63−190723号のスパウトで
着色材を混入する場合、やはり固形(粉末を含む)のガ
ラスフリットを溶融素地ガラスに混入する際に泡(混入
時の巻き込み泡・溶融素地ガラスに混入されたカラーフ
リットが溶ける際の反応泡・カラーフリット自体の内部
にもともと存在する空気泡)が発生する。そして、スパ
ウト内ではこの泡を消すのが困難であるから、泡入りの
不良品の発生が著しい。泡入りの不良品の発生を減少さ
せるには混入する着色材の量をきわめて少なくしなけれ
ばならず、やはり製造できる色筋模様の態様は限定され
たものとなり、所望の色筋模様の態様を得ることはでき
ない。また、溶融素地ガラスに固形の状態でカラーフリ
ットを混入すると、溶融素地ガラスの中でカラーフリッ
トが溶ける際にガラスの温度が低下する。溶融色筋ガラ
スは適切な温度に管理しなければならないが、特にスパ
ウト内で固形着色材を混入し温度低下が生じる場合、ス
パウト内ではガラス温度をコントロールすることはでき
ないから、温度低下を見込んで溶融素地ガラスの温度を
予め高めにするのであるが、どの程度高い温度にすれば
よいのかがなかなか難しく、温度管理が困難であるとい
う問題もある。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するもの
で、着色材を混入する位置の制限を受けないようにし、
また、スパウト内で着色材を混入する場合でも比較的多
量の着色材を混入できるようにすることで、所望の態様
の色筋模様を得ることを可能とし、さらに、スパウト内
で着色材を混入する場合でも泡の発生を少なくして不良
品の発生率を減少させ、溶融色筋ガラスの温度管理も容
易となる色筋入りガラス製品の製造方法を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フォアハー
ス、スパウト又はチューブ内において溶融素地ガラスに
着色材が混入され、その着色材を含んだ溶融色筋ガラス
がスパウト下部のオリフィスより色筋入りのゴブとして
ガラス製品成形機に供給される色筋入りガラス製品の製
造方法において、着色材であるカラーフリットを、その
投入口の上方に置いた専用溶解炉で溶融して溶融カラー
フリットとし、該溶融カラーフリットが溶融素地ガラス
に混入されることを特徴とする色筋入りガラス製品の製
造方法である。
【0009】カラーフリットは、専用溶解炉で予め溶融
されるので、フリット内に存在する空気は溶融の際にほ
とんど消滅する。カラーフリットは溶融した状態の溶融
カラーフリットとして溶融素地ガラスに混入されるの
で、反応泡もほとんど発生せず、後述する適当な方法で
混入することで巻き込み泡も防ぐことができる。したが
って、このような泡の発生を防ぐことができ、泡が混入
した不良品の発生率を著しく減少することができる。ま
た、着色材をフォアハースの任意の位置で混入すること
ができ、スパウト内やチューブ内で混入することもでき
る。
【0010】また、カラーフリットは、専用溶解炉で予
め溶融されるので、溶融素地ガラスに混入した際の溶融
素地ガラスの温度の低下がない。したがって、スパウト
内、チューブ内において混入する場合でも溶融色筋ガラ
スの温度管理が容易である。
【0011】専用溶解炉の流出口付近で流出する溶融カ
ラーフリットをバーナで加熱することで、流出した溶融
カラーフリットが溶融素地ガラスに至る間の温度低下を
防ぐことができる。
【0012】フォアハース又はスパウト内において溶融
素地ガラスに溶融カラーフリットを混入する場合、溶融
カラーフリットが、溶融素地ガラスに対して傾斜して差
し入れられた滑り台状の投入路上を流れて混入するよう
にすると、溶融カラーフリットは投入路の上を流れて滑
らかに溶融素地ガラスの中に入るから、巻き込み泡がほ
とんど発生しない。
【0013】チューブ内において溶融素地ガラスに溶融
カラーフリットを混入する場合、専用溶解炉の流出口と
チューブの間にウォータジャケットを設け、専用溶解炉
から流出した溶融カラーフリットがウォータジャケット
内を通ってチューブ内に至るようにすることができる。
このようにすることで、専用溶解炉とチューブの間に吹
く風の影響を受けることなく溶融カラーフリットをチュ
ーブ内に投入することができる。また、チューブの上方
にあるプランジャホルダなどの内壁に溶融カラーフリッ
トが付着するのを防ぐことができる。ウォータジャケッ
トは内管と外管の間に水を充填した2重管で、溶融カラ
ーフリットは、内管内面に接触しても該部分の温度が低
いために弾かれ、内面に付着することなくウォータジャ
ケット内を通過する。
【0014】チューブ内において溶融カラーフリットを
混入する場合、チューブ内に至った溶融カラーフリット
にバーナなどで熱風を吹き付けることで、溶融カラーフ
リットをチューブ内壁に接触させ、チューブ内壁を伝わ
ってチューブ内の溶融素地ガラスに混入させることがで
きる。溶融カラーフリットはチューブ内壁を伝わって滑
らかに混入されるから、巻き込み泡がほとんど発生しな
い。
【0015】チューブ内において溶融カラーフリットを
混入する場合、チューブ内に至った溶融カラーフリット
を、チューブ内壁に突出形成した受部に接触させ、該受
部からチューブ内壁を伝わってチューブ内の溶融素地ガ
ラスに混入させることができる。やはり溶融カラーフリ
ットはチューブ内壁を伝わって滑らかに混入するから、
巻き込み泡がほとんど発生しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の概要を説
明するための溶解炉、フォアハース及びフィーダ部分の
説明図、図2はフォアハースにおいて着色材を混入する
場合の説明図、図3はスパウトにおいて着色材を混入す
る場合の説明図、図4〜6はチューブ内において着色材
を混入する場合の説明図である。
【0017】図1において、溶解炉1で溶融された溶融
素地ガラスMはフォアハース2からフィーダ3部分へと
流れ、スパウト4、オリフィス5を通りシャー6でカッ
トされてゴブGに形成される。ゴブGは図示しないデリ
バリにより図示しないガラス製品成形機に供給され、ガ
ラス製品として成形される。フォアハース2にはクーリ
ングセクション2aとイコライジングセクション2bと
があり、溶融素地ガラスはこれらのセクションを通る間
に冷却又は加熱され、所定の温度に調整される。スパウ
ト4はゴブGを作るのに必要な溶融素地ガラス又は溶融
色筋ガラスを溜め、保温する部分で、中央には溶融色筋
ガラス量を加減するチューブ7が設けられている。チュ
ーブ7の内部には上下動するクレープランジャ8があ
り、これが下降すると溶融色筋ガラスがスパウト下部の
オリフィス5から押し出され、シャー6でカットされて
ゴブGとなる。チューブ7の上方にはチューブメカ9、
プランジャホルダ10がある。
【0018】着色材であるカラーフリットは、フォアハ
ース、スパウト又はチューブ内において溶融素地ガラス
に混入される。着色材を混入するための投入口の上方に
はカラーフリットを溶融するための専用溶解炉11が設
けられる。カラーフリットは、カラーフリット収納ケー
ス12に収納され、パーツフィーダ13及び秤量器14
でその時の必要量を計測された後に、電磁フィーダ15
により所定量が自動的に専用溶解炉11に供給される。
専用溶解炉11の流出口付近にはバーナ16が設けら
れ、流出する溶融カラーフリットCを加熱する。加熱さ
れた溶融カラーフリットCはフォアハース、スパウト又
はチューブの投入口から溶融素地ガラスに混入される。
このような着色材の投入口を複数設ければ、複数の色筋
入りのガラス製品を製造できる。
【0019】図2はフォアハースにおいて着色材を混入
する場合を説明するものである。フォアハースの天井部
分に投入口が開口され、その投入口からレンガなどの耐
火物でなる滑り台状の投入路17が傾斜して溶融素地ガ
ラスに差し入れられている。専用溶解炉から流出した溶
融カラーフリットCはバーナ16で加熱された後投入路
17上に落下し、その付近に設けられたバーナ18によ
り加熱されて流動性を増して投入路17上を流れ下り、
溶融素地ガラス内に滑らかに混入し、巻き込み泡をほと
んど発生させない。
【0020】図3はスパウトにおいて着色材を混入する
場合を説明するものである。スパウト又はスパウトに近
接したフォアハースの天井部分に投入口が開口され、そ
の投入口からレンガなどの耐火物でなる滑り台状の投入
路17が傾斜して溶融素地ガラスに差し入れられてい
る。専用溶解炉から流出した溶融カラーフリットCはバ
ーナ16で加熱された後投入路17上に落下し、その付
近に設けられたバーナ18により加熱されて流動性を増
して投入路17上を流れ下り、溶融素地ガラス内に滑ら
かに混入し、巻き込み泡をほとんど発生させない。
【0021】図4はチューブ内において着色材を混入す
る場合を説明するものである。専用溶解炉11は、プラ
ンジャホルダ10の微調整移動に対応して移動できる微
調整プレート19の上に設置されている。専用溶解炉1
1とチューブ7の間には2個のウォータジャケット2
0、21が設けられている。ウォータジャケット20は
専用溶解炉11から流出した溶融カラーフリットCが専
用溶解炉とチューブの間に吹く風の影響を受けることな
くまっすぐに落下できるようにするためのものであり、
ウォータジャケット21は溶融カラーフリットCが投入
口に該当するプランジャホルダの内壁に接触、付着する
のを防ぐためのものである。ウォータジャケットの素材
は、その酸化を防ぐために、耐熱性に優れたSUS31
0、SUS330、白金、インコネルなどを使用する。
【0022】図5に示すのは、チューブ7内に落下した
溶融カラーフリットCを、チューブメカ9とプランジャ
ホルダ10の間から挿入したバーナ22の火炎(熱風)
を吹き付けることで溶融カラーフリットCをチューブ7
の内壁に接触させ、チューブ内壁を伝わってチューブ内
の溶融素地ガラスに混入させる方法である。溶融カラー
フリットCはチューブ内壁を伝わってチューブ内の溶融
素地ガラスに混入し、巻き込み泡をほとんど発生させな
い。
【0023】図6に示すのは、チューブ7の内壁に耐火
物でなる受部を突出形成しておき、チューブ7内に落下
した溶融カラーフリットCが受部23の上に落下し、該
受部からチューブ内壁を伝わってチューブ内の溶融素地
ガラスに混入される方法である。溶融カラーフリットC
はチューブ内壁を伝わってチューブ内の溶融素地ガラス
に混入し、巻き込み泡をほとんど発生させない。
【0024】
【発明の効果】本発明の色筋入りガラス製品の製造方法
は、着色材のカラーフリットが専用溶解炉で予め溶融さ
れた後溶融素地ガラスに混入されるので、反応泡とカラ
ーフリット自体の内部にある泡の発生がほとんどなくな
る。また、滑り台状の投入路及びチューブ内を伝わって
溶融カラーフリットを溶融素地ガラス内に滑らかに混入
させることにより、巻き込み泡をほとんど発生させな
い。これらのことにより、泡が混入した不良品の発生率
を著しく減少させることができ、製造歩留まりが向上す
る。また、着色材をフォアハースの自由な位置で混入す
ることができ、スパウト、チューブ内において混入する
場合でも比較的多量の着色材を混入できるから、多種多
様な態様の色筋模様の入ったガラス製品を製造すること
が可能となる。さらに、着色材を溶融素地ガラスに混入
した際の溶融素地ガラスの温度低下がないので、着色材
をスパウト、チューブ内において混入する場合でも溶融
色筋ガラスの温度管理が容易であり、製造歩留まりが一
層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するための溶解炉、フォア
ハース及びフィーダ部分の説明図である。
【図2】フォアハースにおいて着色材を混入する場合の
説明図である。
【図3】スパウトにおいて着色材を混入する場合の説明
図である。
【図4】チューブ内において着色材を混入する場合の説
明図である。
【図5】チューブ内において着色材を混入する場合の説
明図である。
【図6】チューブ内において着色材を混入する場合の説
明図である。
【図7】従来の色筋入りガラス製品製造方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 溶解炉 2 フォアハース 3 フィーダ 4 スパウト 5 オリフィス 6 シャー 7 チューブ 8 クレープランジャ 9 チューブメカ 10 プランジャホルダ 11 専用溶解炉 12 カラーフリット収納ケース 13 パーツフィーダ 14 秤量器 15 電磁フィーダ 16 バーナ 17 投入路 18 バーナ 19 微調整プレート 20 ウォータジャケット 21 ウォータジャケット 22 バーナ 23 受部 30 スターラ 31 デリバリ 32 ガラス製品成形機
フロントページの続き Fターム(参考) 4G062 AA01 BB01 CC01 CC04 MM01 NN05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォアハース、スパウト又はチューブ内
    において溶融素地ガラスに着色材が混入され、その着色
    材を含んだ溶融色筋ガラスがスパウト下部のオリフィス
    より色筋入りのゴブとしてガラス製品成形機に供給され
    る色筋入りガラス製品の製造方法において、着色材であ
    るカラーフリットを、その投入口の上方に置いた専用溶
    解炉で溶融して溶融カラーフリットとし、該溶融カラー
    フリットが溶融素地ガラスに混入されることを特徴とす
    る色筋入りガラス製品の製造方法
  2. 【請求項2】 請求項1の色筋入りガラス製品の製造方
    法において、前記専用溶解炉の流出口付近で前記溶融カ
    ラーフリットがバーナで加熱されることを特徴とする色
    筋入りガラス製品の製造方法
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の色筋入りガラス製品の
    製造方法において、フォアハース又はスパウト内の溶融
    素地ガラスに前記溶融カラーフリットが混入される場
    合、溶融カラーフリットが、溶融素地ガラスに対し傾斜
    して差し入れられた滑り台状の投入路上を流れて混入さ
    れることを特徴とする色筋入りガラス製品の製造方法
  4. 【請求項4】 請求項3の色筋入りガラス製品の製造方
    法において、前記専用溶解炉から流出した前記溶融カラ
    ーフリットが、前記投入路に接する部分でバーナにより
    加熱されることを特徴とする色筋入りガラス製品の製造
    方法
  5. 【請求項5】 請求項1又は2の色筋入りガラス製品の
    製造方法において、チューブ内の溶融素地ガラスに前記
    溶融カラーフリットが混入される場合、前記専用溶解炉
    の流出口とチューブの間にウォータジャケットを設け、
    前記専用溶解炉から流出した前記溶融カラーフリットが
    ウォータジャケット内を通ってチューブ内に至るように
    することを特徴とする色筋入りガラス製品の製造方法
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は5の色筋入りガラス製
    品の製造方法において、チューブ内の溶融素地ガラスに
    前記溶融カラーフリットが混入される場合、チューブ内
    に至った前記溶融カラーフリットに熱風を吹き付けるこ
    とで前記溶融カラーフリットがチューブ内壁に接触し、
    チューブ内壁を伝わってチューブ内の溶融素地ガラスに
    混入されるようにしたことを特徴とする色筋入りガラス
    製品の製造方法
  7. 【請求項7】 請求項1、2又は5の色筋入りガラス製
    品の製造方法において、チューブ内の溶融素地ガラスに
    前記溶融カラーフリットが混入される場合、チューブ内
    に至った前記溶融カラーフリットがチューブ内壁に突出
    形成された受部に接触し、該受部からチューブ内壁を伝
    わってチューブ内の溶融素地ガラスに混入されるように
    したことを特徴とする色筋入りガラス製品の製造方法
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