JP2000101606A - Atm中継装置及びルータ装置 - Google Patents

Atm中継装置及びルータ装置

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JP2000101606A
JP2000101606A JP31136998A JP31136998A JP2000101606A JP 2000101606 A JP2000101606 A JP 2000101606A JP 31136998 A JP31136998 A JP 31136998A JP 31136998 A JP31136998 A JP 31136998A JP 2000101606 A JP2000101606 A JP 2000101606A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特にSVCをサポートする場合におけるシグナ
リングトラフィック量の増大を回避しつつ、SVC制御
のための高速なシグナリング性能を得ることができるA
TM中継装置を提供する。 【解決手段】ATMスイッチ42を用いてネットワーク
層でパケットのルーティング処理を行なうホップバイホ
ップ転送モードを備えたATM中継装置において、AT
Mスイッチ42の後段に設けられ、第1のパスを介して
ATMスイッチ42からIPパケットを受信してシグナ
リング処理を行なうソフトウェア処理部52と、このソ
フトウェア処理部52とは別個に設けられ、第1のパス
とは物理的に異なる第2のパスを介してIPパケットを
受信して、ホップバイホップ転送処理を連想メモリを用
いてハードウェアにて行なうIPフォワーディング処理
部54とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchrono
us Transfer Mode)中継装置及びルータ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ATMスイッチコア部とIPプロセシン
グ部とを備え、IPパケット全てをIPプロセシング部
のCPUによりソフトウェア処理するホップバイホップ
転送と、ATMパスを確立してハードウェア処理を行な
うカットスルー転送とを切り替えながら高速なIPパケ
ットの転送を実現した方式にCSR(Cell Switch Ro
uter)方式がある。
【0003】このようなCSR方式において、ホップバ
イホップ転送は従来のIPルータ方式と同様に、その転
送能力は一般的にはCPUのパフォーマンスに依存す
る。つまり転送能力を上げるためにはCPUの高速化が
一般的な方法である。また、カットスルー転送は、隣接
しているCSRノードからFTPやWWW等の接続時間
が長いIPパケットの転送を高速に行なう場合に用いら
れる。また、CSR方式においては、カットスルー転送
を実現するためのプロトコルとしてFANPが用いられ
る。
【0004】従来のIPルータでは図9に示すように、
通信プロトコルの複数の階層11のうち、ネットワーク
層のみを用いてパケットデータ12の経路制御を行なっ
ていたが、CSRは図10に示すように、ネットワーク
層に加えてデータリンク層を用いてパケットデータを高
速転送する技術であり、CPU(ソフトウェア)による
パケット転送を必要としない高速、高性能ルータであ
る。
【0005】図11(a),11(b)はこのようなC
SRの2つのセル転送方式について説明するための図で
ある。
【0006】図11(a)において、ホップバイホップ
転送時には、隣接中継装置33からのIPパケットはC
SR中継装置31のATMスイッチ31Bを介してIP
プロセシング部31Aに送られてCPUによりソフトウ
ェア処理が行われて次の隣接中継装置33′へと転送さ
れる。このとき、隣接中継装置33とCSR中継装置3
1間には仮想コネクションVC−1が、CSR中継装置
31と隣接中継装置33′間には仮想コネクションVC
−2が張られる。32はCSRにおいて通常用いられる
FANPと呼ばれる通信プロトコルであり、データリン
ク層(ATM−SW)においてダイレクトにパケットを
転送させるためのパスの確立/解除を行なうためのプロ
トコルである。
【0007】つまり、IPプロセシング部31Aによる
パケット転送から、FTPなどのセッションを確立して
ATMスイッチ31Bによるカットスルー転送を行なう
場合には、図11(b)に示すように、ATMパスを確
立してATMレイヤ処理に切り換えるカットスルーパス
を確立する。このときの転送処理はATMスイッチ31
Bにて行ない、IPプロセシング部31Aはパケット転
送処理を行なわない。38はカットスルー転送時にCS
R中継装置31と隣接中継装置33′との間に張られる
仮想コネクションVC−3である。
【0008】ところで、上記したCSRのカットスルー
方式は大きくわけて2つの方式に分けられる。1つはト
ポロジードリブンと呼ばれる方式で同じサブネット宛、
つまりエンド・エンドのCSRにATMカットスルーパ
スをはり、データ量の多いパケットの高速転送を連続的
に長時間行なう方式である。そうでない場合には通常の
ルータと同様にしてホップバイホップ転送を行なう。も
う一つの方式はフロードリブン方式で、隣接するCSR
(リンク・リンクのCSR)で上記高速転送を行なう方
式である。
【0009】上記したフロードリブン方式は、個々の通
信(フロー)ごとにカットスルー処理を実施する場合に
用いられ、ネットワークの構成変化に柔軟に対応でき
る、フローごとのきめこまかい品質が要求されるルート
やパケット転送が少ないルートに適する、といった特徴
がある。一方、トポロジードリブン方式は、同一の相手
先ごとに一括してカットスルーを実施する場合に用いら
れ、大規模ネットワークのバックボーンに適している、
大量のパケット転送が見込まれるルートに適している、
といった特徴がある。
【0010】図12は従来のCSR中継装置の概略構成
を示す図であり、ATMスイッチ42の後段にはIPプ
ロセシングとのリンク44を介してIPプロセシング部
41が配置されている。ATM UNI(User Networ
k Interface)シグナリング処理を行なう場合にはシグ
ナリングセルはシグナリングセル経路46を介してセル
/データユニット組立部(SAR: Segmentation and
Reassembly)43に供給されてデータユニットに再組
み立てられる。このデータユニットはシグナリングデー
タユニット経路49を介してCPUを含むソフトウェア
処理部45でUNIシグナリングのための処理が行われ
る。また、この逆も行なわれる。
【0011】また、IPフォワーディングにおいてホッ
プバイホップ転送を行なうときには、ATMセルはシグ
ナリング以外のセル経路47を介してセル/データユニ
ット組立部(SAR)43に供給されてデータユニット
に再組み立てられる。このデータユニットはシグナリン
グ以外のデータユニット経路48を介してソフトウェア
処理部45に供給されてパケット転送のための処理を行
なう。このような処理の後、再びセル/データユニット
組立部43に転送されてセルに組み立てられた後にAT
Mスイッチ42に戻されて次の宛先に転送される。
【0012】なお、セル経路46と47とは物理的に同
一のリンク内を通り、データユニット経路48と49と
は物理的に同一のソケットである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したCSR方式で
は、PVC(Permanent Virtual Connection)とSVC
(Switched Virtual Connection )の両方のコネクショ
ンにおいて、ATM UNIシグナリング処理をサポー
トしており、既存のATM網との接続が可能であるが、
特に、SVCをサポートする場合にはシグナリングトラ
フィック量の増大を回避することと、SVC制御のため
の高速なシグナリング性能が要求される。1本の物理リ
ンクでこの2つのトラフィックを処理そして転送処理し
ないといけない。
【0014】しかしながら、上記した従来のATM中継
装置はこれらの要件を満たすことができなかった。ま
た、従来のATM中継装置では、CSR方式でカットス
ルー転送を行なわないトラフィック、すなわち、ホップ
バイホップ転送されるパケットの転送能力をソフトウェ
ア(CPUによる処理)による処理としているため、処
理能力はかなり落ちる。
【0015】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、特にSVCを
サポートする場合におけるシグナリングトラフィック量
の増大を回避しつつ、SVC制御のための高速なシグナ
リング性能を得ることができ、かつ、ホップバイホップ
転送時のパケットの転送能力を向上させることができる
ATM中継装置及びルータ装置を提供することにある。
【0016】また、本発明は、CSR方式によるネット
ワークパケット中継装置において、特に自局宛パケッ
ト、非IPパケット処理において、ホップバイホップ転
送時のパケットの転送能力を大幅に向上させることがで
きるATM中継装置を提供することにある。
【0017】さらに、本発明は、上記自局宛パケットや
宛先不明IPパケット処理において、必要以上にTTL
減算を行わずに自局宛のパケットを確実に受け取ること
ができ、ネットワークノードに置き換えた場合のパケッ
トの転送距離を向上させることができるATM中継装置
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、ATMスイッチを用いたネットワ
ーク層のパケット転送機能を具備したATM中継装置に
おいて、ATMスイッチに関連して設けられ、第1のリ
ンクを介して前記ATMスイッチからシグナリングパケ
ットを受信してシグナリング処理を行なうシグナリング
処理手段と、このシグナリング処理手段とは別個に設け
られ、前記第1のリンクとは物理的に異なる第2のリン
クを介してIPパケットを受信して、IPパケット転送
処理を所定のメモリを用いてハードウェアにて行なうフ
ォワーディング処理手段とを具備する。
【0019】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、少なくとも自局宛のパケットおよび前記フォワーデ
ィング処理手段によってIPパケット転送処理が不可能
なIPパケットを、前記第1及び第2のリンクとは物理
的に異なる第3のリンクを介して受けてCPU処理を行
なうCPU処理手段をさらに具備する。
【0020】また、第3の発明は、第2の発明におい
て、前記シグナリング処理用の第2のリンクと前記CP
U処理用の第3のリンクとは物理的に同一のリンクであ
る。
【0021】また、第4の発明は、第2または第3の発
明において、前記ATM中継装置内における、少なくと
も自局宛のパケットおよび前記フォワーディング処理手
段によってIPパケット転送処理が不可能なIPパケッ
トの存在可能時間を調整する調整手段を具備する。
【0022】また、第5の発明は、ATMスイッチに関
連して設けられ、ネットワーク層におけるIPパケット
転送機能を具備したルータ装置において、第1のリンク
を介して前記ATMスイッチからシグナリングパケット
を受信してシグナリング処理を行なうシグナリング処理
手段と、このシグナリング処理手段とは別個に設けら
れ、前記第1のリンクとは物理的に異なる第2のリンク
を介してIPパケットを受信して、IPパケット転送処
理を所定のメモリを用いてハードウェアにて行なうフォ
ワーディング処理手段とを具備する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の第1実施形態に係るATM
中継装置が適用されるCSR中継装置の概略構成を示す
図である。本実施形態の構成では、ATMスイッチ42
はシグナリング用のIPプロセシングとのリンク63を
介してIPプロセシング部61に接続されるとともに、
シグナリング用のIPプロセシングとのリンク63とは
物理的に異なるフォワーディング用のIPプロセシング
とのリンク44を介してIPプロセシング部61に接続
されている。すなわち、フォワーディング処理(ここで
はホップバイホップ転送)を行なうパスとシグナリング
処理を行なうパスとは物理的に異なっている。
【0025】より詳細には、ATMスイッチ42はシグ
ナリングセル経路46を介してシグナリング用のセル/
データユニット組立部(以下シグナリング用SARと呼
ぶ)62に接続され、このシグナリング用SAR62は
シグナリングデータユニット経路96を介してCPUを
含むソフトウェア処理部52に接続されている。上記し
たシグナリングセル経路46、シグナリング用SAR6
2、シグナリングデータユニット経路96、ソフトウェ
ア処理部52はシグナリング処理手段を構成する。
【0026】また、ATMスイッチ42は上記したシグ
ナリング処理のための経路とは物理的に異なる他のセル
経路47を介してシグナリング用SAR62とは別個に
設けられたセル/データユニット組立部(ホップバイホ
ップ転送用SARと呼ぶ)43に接続されている。この
ホップバイホップ転送用SAR43はデータユニット経
路97を介してIPフォワーディング処理部54に接続
されている。上記したセル経路47、ホップバイホップ
転送用SAR43、データユニット経路97、IPフォ
ワーディング処理部54はフォワーディング処理手段を
構成する。
【0027】ここで、本実施形態では、フォワーディン
グ処理としてのホップバイホップ転送能力を向上させる
手段としてIPレイヤ、TCP/UDPレイヤのへッダ
・アドレスをハードウェアにて検出し、連想メモリとハ
ードウェアキャッシュ検索を併用したIPパケットのフ
ォワーディングテーブルを用いてCPUによるソフトウ
ェア処理を行なわずに高速にパケットのフォワーディン
グ処理を行なう。このようなフォワーディング処理につ
いては本出願人による特願平9−252161号明細書
に記載されている。
【0028】以下に図1に示すCSR中継装置の作用を
説明する。図1のATMスイッチ42に入力されたセル
はその種類に応じてそれぞれ専用のリンクを介してIP
プロセシング部61に入力される。すなわち、シグナリ
ングセルであった場合にはシグナリング用SAR62へ
転送され、それ以外のセルはホップバイホップ転送用S
AR43に転送されて、それぞれのSARによりデータ
ユニットに再組み立てられる。
【0029】シグナリング用SAR62で再組み立てら
れたデータユニットはIPフォワーディング処理部54
に取り込まれることなくソフトウェア処理部52に直接
転送されてCPUによるソフトウェア処理が行われる。
【0030】一方、ホップバイホップ転送用SAR43
で再組み立てられたデータユニットはIPフォワーディ
ング処理部54に転送されてホップバイホップ転送処理
が行なわれる。すなわち、連想メモリのテーブルに登録
されているIPアドレスに一致するか否かを判断し、一
致した場合にはそのアドレス情報に従い、次の中継装置
に送られるべきアドレス情報を付け替えた後、ホップバ
イホップ転送用SAR43で再びセルに組み立てて、A
TMスイッチ42に送り出される。
【0031】ここで、連想メモリのテーブルの書き換え
および管理はCPUによるソフトウェア処理で行われる
ものとする。
【0032】上記したように、本実施形態ではシグナリ
ングセルとそれ以外のセルとで物理的に異なるリンクで
転送して別個にそれぞれの処理を行なうようにしたの
で、特にSVCをサポートする場合におけるシグナリン
グトラフィック量の増大を回避しつつ、SVC制御のた
めの高速なシグナリング性能を得ることができる。ま
た、ホップバイホップ転送処理については、ソフトウェ
ア処理部52のCPUに転送して処理を行なうのではな
く、IPフォワーディング処理部54においてハードウ
ェア処理により行なうようにしたのでホップバイホップ
転送時のパケットの転送能力を大幅に向上させることが
できる。
【0033】図2は上記した実施形態の変形例を示す図
である。この変形例では複数のIPプロセシング部61
−1、61−2、61−3がATMスイッチ42に接続
されている。各IPプロセシング部61−1、61−
2、61−3は図1に示す構成を有するものとする。こ
のような構成によれば、図1に示すような本実施形態の
構成を複数有するので、上記した効果を相乗的に得るこ
とができる。
【0034】上記した第1実施形態によれば、CSR方
式によるネットワークパケット中継装置において、特に
SVCをサポートする場合において、シグナリング性能
を得ることができ、かつ、ホップバイホップ転送時のパ
ケットの転送能力を大幅に向上させることができる。
【0035】以下に本発明の第2実施形態を説明する。
第1実施形態で説明したCSR中継装置では、CSR本
来の能力を妨げていたホップバイホップの転送能力を向
上させるため、IPフォワーディング処理部54をハー
ドウェア化しているが、このIPフォワーディング処理
部54は、プロトコルを含む自局宛IPパケットおよび
ホップバイホップ転送処理の方法が不明なパケットを判
別し、ソフトウェア処理部52にパケットを受け渡す処
理、また、ソフトウェア処理部52からは、自局発IP
パケットおよび上記処理不明であったパケットまたはこ
のパケットを処理したために発生した、パケットを受け
取る処理をしなければならない。
【0036】さらに、IPフォワーディング処理部54
に宛先アドレスがエントリされていない場合、IPフォ
ワーディング処理部54のアドレスエントリが更新され
る。特に、上記処理不明であったパケットの中には、I
Pフォワーディング処理部54にその転送先アドレスが
エントリされていないものもあり、対応するパケットを
送出する際、IPフォワーディング処理部54のアドレ
スエントリの更新を実施することが必要となる場合が増
大する。
【0037】このような処理は、IPフォワーディング
処理部54本来のホップバイホップの転送能力向上を妨
げるとともに、IPフォワーディング処理部54の構造
が複雑になる。
【0038】そこで第2実施形態では、ホップバイホッ
プの転送能力をさらに向上させることによるCSR本来
の能力を向上させることができ、かつ、装置の構造を簡
略化することができるATM中継装置を提供することを
意図している。
【0039】以下に図面を参照して本発明の第2実施形
態を詳細に説明する。図3は本発明の第2実施形態に係
るATM中継装置が適用されるCSR中継装置の概略構
成を示す図である。本実施形態の構成では、ATMスイ
ッチ142はシグナリング用のIPプロセシングとのリ
ンク163を介してIPプロセシング部100に接続さ
れるとともに、シグナリング用のIPプロセシングとの
リンク163とは物理的に異なるホップバイホップ転送
用のIPプロセシングとのリンク106を介してIPプ
ロセシング部100に接続されている。
【0040】さらに、シグナリングおよびフォワーディ
ング用のIPプロセシングとのリンク163および10
6とは物理的に異なるソフトウェア処理(CPU処理)
用のIPプロセシングとのリンク103を介してIPプ
ロセシング部100に接続されている。このように、フ
ォワーディング処理(ここではホップバイホップ転送)
を行なうパスとシグナリング処理を行なうパスとソフト
ウェア処理を行なうパスとは物理的に異なっている。
【0041】より詳細には、ATMスイッチ142はシ
グナリングセル経路146を介してシグナリング用のセ
ル/データユニット組立部(以下シグナリング用SAR
と呼ぶ)162に接続され、このシグナリング用SAR
162はシグナリングデータユニット経路246を介し
てCPUを含むソフトウェア処理部152に接続されて
いる。上記したシグナリングセル経路146、シグナリ
ング用SAR162、シグナリングデータユニット経路
246、ソフトウェア処理部152はシグナリング処理
手段を構成する。
【0042】一方、ATMスイッチ142は上記したシ
グナリング処理のための経路とは物理的に異なる他のセ
ル経路(ホップバイホップセル経路)105を介してシ
グナリング用SAR162とは別個に設けられたセル/
データユニット組立部(ホップバイホップ転送用SAR
と呼ぶ)107に接続されている。このホップバイホッ
プ転送用SAR107はホップバイホップデータユニッ
ト経路205を介してIPフォワーディング処理部25
4に接続されている。上記したセル経路105、ホップ
バイホップ転送用SAR107、ホップバイホップデー
タユニット経路205、IPフォワーディング処理部2
54はフォワーディング処理手段を構成する。
【0043】また、ATMスイッチ142は上記したシ
グナリングセル経路146及びホップバイホップセル経
路105とは物理的に異なるCPU処理セル経路104
を介してCPU処理用のセル/データユニット組立部1
02に接続されている。このCPU処理用のセル/デー
タユニット組立部102はCPU処理データユニット経
路201を介してCPUを含むソフトウェア処理部15
2に接続されている。
【0044】ここで、本実施形態では、フォワーディン
グ処理としてのホップバイホップ転送能力を向上させる
手段としてIPレイヤ、TCP/UDPレイヤのヘッダ
・アドレスをハードウェアにて検出し、連想メモリとハ
ードウェアキャッシュ検索を併用したIPパケットのフ
ォワーディングテーブルを用いてCPUによるソフトウ
ェア処理を行なわずに高速にパケットのフォワーディン
グ処理を行なうようにしてもよい。このようなフォワー
ディング処理については特願平9−252161号明細
書に記載されている。
【0045】以下に図3に示すCSR中継装置の作用を
説明する。図3のATMスイッチ142に入力されたセ
ルはその種類に応じてそれぞれ専用のリンクを介してI
Pプロセシング部100に入力される。すなわち、シグ
ナリングセルであった場合にはシグナリング用SAR1
62へ転送され、それ以外のセルはホップバイホップ転
送用SAR107に転送されて、それぞれのSARによ
りデータユニットに再組み立てられる。
【0046】シグナリング用SAR162で再組み立て
られたデータユニットはIPフォワーディング処理部2
54に取り込まれることなくソフトウェア処理部152
に直接転送されてCPUによるソフトウェア処理が行わ
れる。
【0047】一方、ホップバイホップ転送用SAR10
7で再組み立てられたデータユニットはIPフォワーデ
ィング処理部254に転送されてホップバイホップ転送
処理が行なわれる。すなわち、連想メモリのテーブルに
登録されているIPアドレスに一致するか否かを判断
し、一致した場合にはそのアドレス情報に従い、次の中
継装置に送られるべきアドレス情報を付け替えた後、ホ
ップバイホップ転送用SAR107で再びセルに組み立
てて、ATMスイッチ142に送り出される。
【0048】ここで、連想メモリのテーブルの書換およ
び管理はCPUによるソフトウェア処理で行われるもの
とする。
【0049】また、アドレス情報、つまり具体的にはV
C情報、が登録されているVCテーブルメモリを有し、
パケットのIPアドレスが一致した連想メモリの領域
に、対応するVC情報が格納されたVCテーブルメモリ
のアドレスが格納されている。ここでは、自局宛てのI
Pアドレスとソフトウェア処理部152へ転送されるべ
く仮想コネクションVC−11を対応づけておく。さら
に、ホップバイホップ転送処理の方法が不明なデータユ
ニットは非IPパケットとして、同様にソフトウェア処
理部152に転送されるべく仮想コネクションVC−1
1を対応づけておく。仮想コネクションVC−11は複
数の仮想コネクションに分割されてもよい。
【0050】IPフォワーディング処理部254に、F
ANPプロトコルデータ等の自局宛のIPパケットが届
くと、パケットはそのIPアドレスから仮想コネクショ
ンVC−11に対応するアドレス情報が付与された後、
ホップバイホップ転送用SAR107で再びセルに組み
立てられ、ATMスイッチ142に再び送り出される。
ATMスイッチ142は、仮想コネクションVC−11
からソフトウェア処理部152へ転送されるべきものと
判断し、このセルをCPU処理セル経路104を経由し
て、CPU処理用SAR102に転送し、CPU処理用
SAR102ではセルをデータユニットに組み立て、組
み立てられたIPパケットはCPUによるソフトウェア
処理部152に受け渡される。
【0051】さらに、IPフォワーディング処理部25
4に、ホップバイホップ転送処理の方法が不明なIPパ
ケットや非IPパケットのデータユニットが届くと、非
IPパケットとして仮想コネクションVC−11に対応
するアドレス情報を付与された後、ホップバイホップ転
送用SAR107で再びセルに組み立てられ、ATMス
イッチ142に再び送り出される。
【0052】ATMスイッチ142は、仮想コネクショ
ンVC−11からソフトウェア処理部152へ転送され
るべきものと判断し、このセルをCPU処理セル経路1
04を経由して、CPU処理用SAR102に転送し、
CPU処理用SAR102ではセルをデータユニットに
組み立て、組み立てられたデータユニットはCPUによ
るソフトウェア処理部152に受け渡される。
【0053】一方、ソフトウェア処理部152からの自
局発のIPパケットは、ソフトウェア処理部152で宛
先IPアドレスが付与され、IPフォワーディング部2
54のホップバイホップ転送機能によりIPパケットを
転送するべくCPU処理用SAR102で仮想コネクシ
ョンVC−11に対応するアドレス情報が付与され、A
TMスイッチ142およびセル経路105、SAR10
7を経由してIPフォワーディング処理部254へ届け
られ、ホップバイホップ転送処理される。
【0054】さらに、IPフォワーディング処理部25
4でホップバイホップ転送処理の方法が不明であった非
IPパケットのデータユニットは、IPフォワーディン
グ処理部254へ転送されることがなく宛先に転送する
べく仮想コネクションVC−10に対応するアドレス情
報が付与されて送り出される。
【0055】上記したように、本実施形態ではIPフォ
ワーディング処理部254とソフトウェア処理部152
とのデータ転送を物理的に分離し、IPフォワーディン
グ処理部254の負荷を軽減するようにしたので、ホッ
プバイホップ転送時のパケットの転送能力を向上させ、
かつ、IPフォワーディング処理部254の構成を簡略
化することができる。また、従来の技術がそのまま利用
できるため、IPフォワーディング処理部254以外の
各機能においてもその構成が簡略化できる。
【0056】図4は上記した実施形態の変形例を示す図
である。この変形例ではシグナリング処理用のリンクと
CPU処理用のリンクがリンク111を介してIPプロ
セシング部100に接続されている。すなわち、IPプ
ロセシング部100とは物理的に同一のリンクを介して
接続されている。このような構成によれば、図3の構成
をさらに簡略化できるので、シグナリング処理が少ない
通信形態においては上記した効果を相乗的に得ることが
できる。
【0057】上記した第2実施形態によれば、CSR方
式によるネットワークパケット中継装置において、特に
自局宛パケット、非IPパケット処理において、ホップ
バイホップ転送時のパケットの転送能力を大幅に向上さ
せることができる。
【0058】以下に本発明の第3実施形態を説明する。
上記した実施形態のATM中継装置では、IPフォワー
ディング処理部254を通過するIPパケットは、IP
フォワーディング処理部254を通過する度に実際の処
理時間以上にTTL(Time To Live)の減
算が実施されてしまい、自局宛パケットが一度IPプロ
セシング部100に到達しているにも関わらずTTL値
が減算された結果ソフトウェア処理部152に到達しな
いという不具合がある。また、宛先の不明なIPパケッ
トにおいてはIPフォワーディング処理部254で2
回、およびソフトウェア処理部152で1回、の少なく
とも3回TTL値減算が実施されてしまうことにより、
ネットワークノードに置き換えた場合の転送距離が短く
なったり、ATM中継装置内でパケットが廃棄されてし
まうという不具合がある。以下にこのような不具合につ
いてさらに説明する。
【0059】図5はパケットの流れによるTTL減算の
例を示す。自局宛IPパケットがIPパケットの転送経
路302を転送されるとき、まずIPフォワーディング
処理部254で1回目のTTL減算が行われる。ここで
IPフォワーディング処理部254での減算値が1、あ
るいは不図示のIPパケットが持っていたTTL値aが
1の場合には、減算後のTTL値が0となってしまうの
でソフトウェア処理部152へIPパケットを転送でき
なくなる。
【0060】一方、宛先不明のIPパケットについて
は、IPフォワーディング処理部254で1回目、ソフ
トウェア処理部152で2回目および宛先解決後の転送
時にIPフォワーディング処理部254で3回目のTT
L減算が実施される。
【0061】ここでIPフォワーディング処理部254
での減算値が1、ソフトウェア処理部152での減算値
が1の場合、減算後のTTL値は図示の通りa−3とな
る。
【0062】ここでIPフォワーディング処理部254
はハードウェアで構成されており、一般に知られている
TTL減算の単位時間より十分短く実現できる。また、
ATM中継装置全ての処理時間を合わせても単位時間に
満たない場合もあり、この場合ATM中継装置全体での
TTL減算値は1にすることができるが、上記に説明し
た通り、上記した実施形態のATM中継装置では減算値
が増えてしまう。
【0063】そこで、第3実施形態では、必要以上にT
TL減算を行わず、自局宛のパケットを確実に受け取る
こと、およびネットワークノードに置き換えた場合のパ
ケットの転送距離を向上させるATM中継装置を提供す
ることを目的とする。この目的を達成するために、AT
M中継装置のIPフォワーディング処理手段および第3
のリンクを介したソフトウェア処理手段に特定のIPパ
ケットについてTTL減算を調整する手段を設けるよう
にする。以下、第3実施形態について詳細に説明する。
【0064】図6は第3実施形態のATM中継装置の構
成例とIPパケットの転送経路およびTTL減算の例
を、図7はIPフォワーディング処理部254に適用さ
れるTTL演算処理のフローチャート(ステップS40
1〜S405)の例を、図8はソフトウェア処理部15
2に適用されるTTL演算処理のフローチャート(ステ
ップS501〜S504)の例を示す図である。
【0065】第3実施形態では、ATMスイッチ142
は、IPプロセシング部100とのリンク111を介し
てIPプロセシング部100に接続されるとともに、I
Pプロセシング部100とのリンク111とは物理的に
異なるリンク106を介してIPプロセシング部100
に接続されている。
【0066】すなわち、フォワーディング処理(ここで
はホップバイホップ転送)を行うパスとシグナリング処
理およびソフトウェア処理を行うパスとは物理的に異な
っている。
【0067】より詳細には、ATMスイッチ142はシ
グナリングセル経路146を介してSAR109に接続
され、SAR109はシグナリングデータユニット経路
246を介してCPUを含むソフトウェア処理部152
に接続されている。上記したシグナリングセル経路24
6、SAR109、ソフトウェア処理部152はシグナ
リング処理手段を構成する。
【0068】一方、ATMスイッチ142は上記したシ
グナリング処理のための経路とは物理的に異なる他のセ
ル経路105を介してSAR109とは個別に設けられ
たSAR107に接続されている。このSAR107は
データユニット経路205を介してIPフォワーディン
グ処理部254に接続されている。上記したセル経路1
05、SAR107、IPフォワーディング処理部25
4はフォワーディング処理手段を構成する。
【0069】さらに、ATMスイッチ142は上記した
シグナリングおよびフォワーディング処理のための経路
とは異なる他のセル経路104を介してSAR109に
接続されている。このSAR109はデータユニット経
路201を介してCPUを含むソフトウェア処理部15
2に接続されている。上記したセル経路104、SAR
109、ソフトウェア処理部152はパケットのCPU
処理手段を構成する。
【0070】上記した構成において、IPフォワーディ
ング処理部254は、受信したIPパケットの宛先に基
づいて自局宛かどうかの判断(ステップS402 )、あ
るいは、宛先不明かどうかの判断(ステップS403)
を行なって、TTL減算を実施するか否かの判別をして
TTL減算処理(ステップS404)を行う。また、ソ
フトウェア処理部152はパケットをIPフォワーディ
ング処理部254へ再び送出する。IPパケットのTT
L値をIPフォワーディング処理部254で減算される
数値分加算する。
【0071】ここで、本実施形態においても、第2実施
形態で述べた特願平9−252161号明細書に記載の
ハードウェア処理によるフォワーディング処理を行なう
ようにしてもよい。
【0072】以下に図6に示すATM中継装置の作用を
説明する。ATMスイッチ142に外部から入力された
セルはその種類に応じてそれぞれ専用のリンクを介して
IPプロセシング部100に入力される。すなわち、シ
グナリングセルであった場合にはSAR109へ転送さ
れ、それ以外のセルはSAR107に転送されて、それ
ぞれのSARによりデータユニットに再組み立てられ
る。
【0073】SAR109で再組み立てられたデータユ
ニットはIPフォワーディング処理部254に取り込ま
れることなくソフトウェア処理部152に直接転送され
てCPUによるソフトウェア処理が行われる。
【0074】一方、SAR107で再組み立てられたデ
ータユニットはIPフォワーディング処理部254に転
送されてTTL演算を含むホップバイホップ転送処理が
行われる。すなわち、連想メモリのテーブルに登録され
ているIPアドレスに一致するか否かを判断し、一致し
た場合にはそのアドレス情報に従い、TTL演算を実施
するとともに次の中継装置に送られるべきアドレス情報
を付け替えた後、ホップバイポップ転送用SAR107
で再びセルに組み立てて、ATMスイッチ142に送り
出される。
【0075】ここで、連想メモリのテーブルの書き換え
および管理はCPUによるソフトウェア処理で行われる
ものとする。また、アドレス情報、つまり具体的には仮
想コネクション(VC)情報が登録されているVCテー
ブルメモリを有し、パケットのIPアドレスが一致した
連想メモリの領域に、対応するVC情報が格納されたV
Cテーブルメモリのアドレスが格納されている。
【0076】ここでは、自局のIPアドレスとCPU処
理部へ転送されるべく仮想コネクションとしてVC=V
C1を対応づけておく。さらに、ホップバイホップ転送
処理の方法が不明なデータユニットは不明IPパケット
として、同様にVC=VC1を対応づけておく。VCは
複数の仮想コネクションに分割されてもよい。
【0077】IPフォワーディング処理部254に、F
ANPプロトコルデータ等の自局宛のIPパケットが届
くと、IPフォワーディング処理部254はTTL減算
を実施しない。この場合、パケットはそのIPアドレス
からVC=VC1に対応するアドレス情報を付与された
後、SAR107で再びセルに組み立てられ、ATMス
イッチ142に再び送り出される。
【0078】ATMスイッチ142は、VC=VC1か
ら判断し、このセルをCPU処理セル経路104を経由
してSAR109に転送し、SAR109ではセルをデ
ータユニットに組み立て、組み立てられたIPパケット
はCPUによるソフトウェア処理部152にTTLエラ
ー無しに受け渡される。
【0079】さらに、IPフォワーディング処理部25
4に、ホップバイホップ転送処理の方法が不明なIPパ
ケットのデータユニットが届いた場合にはTTL減算を
実施せず、不明IPパケットとしてVC=VC1に対応
するアドレス情報を付与された後、ホップバイホップ転
送用SAR107で再びセルに組み立てられ、ATMス
イッチ142に再び送り出される。
【0080】ATMスイッチ142は、VC=VC1の
値に基づきこのセルをCPU処理セル経路152を経由
してSAR109に転送し、SAR109ではセルをデ
ータユニットに組み立て、組み立てられたデータユニッ
トはCPUによるソフトウェア処理部152に受け渡さ
れる。
【0081】ソフトウェア処理部152ではIPパケッ
トの宛先解析を実施する。ここで自局宛IPパケットお
よび次の転送先が不明なIPパケットについては以降の
転送処理を行わず、それ以外のパケットについてはソフ
トウェア処理部152での処理時間分のTTL値を減算
(図8のステップS502)するとともに、IPフォワ
ーディング処理部254で減算されるTTL値を1加算
(ステップS503)する。ここで1加算を行なうの
は、IPフォワーディング処理部254で1減算されて
しまうからである。
【0082】このIPパケットの宛先情報がIPフォワ
ーディング処理部154に登録された後、TTL演算を
実施されたパケットは再びATMスイッチ142経由で
IPフォワーディング処理部254に転送される。
【0083】ここで、例として図7ではTTL演算の減
算値を1、図8ではTTL演算の加算値を1、さらにソ
フトウェア処理部152のTTL減算値を1とすると、
図6において、IPフォワーディング処理部254にお
いて、転送先の不明なIPパケットが外部からIPパケ
ットの転送路302に転送される場合、まずIPフォワ
ーディング処理部254でのTTL減算は実施されず、
ソフトウェア処理部152において元のTTL値を1つ
減算及び1つ加算する。
【0084】さらに、IPフォワーディング処理部25
4では一連の処理で宛先が新規に登録されるために、T
TL値を1つ減算する処理が実施される。つまり、IP
パケットが本実施形態のATM中継装置に入力されてか
ら送出されるまでのTTL値は1つだけ減算されること
になる。
【0085】上記した第3実施形態によれば、ATM中
継方式によるネットワークパケット中継装置において、
特に自局宛パケット、宛先不明IPパケット処理におい
て、ホップバイホップ転送時のパケットの中継装置内で
のパケット消去およびネットワーク内転送距離の減少を
防ぐ効果が期待できる。すなわち、必要以上にTTL減
算を行わず、自局宛のパケットを確実に受け取ることが
でき、さらには、ネットワークノードに置き換えた場合
のパケットの転送距離を向上させることができる。
【0086】
【発明の効果】請求項1または請求項5に記載の発明に
よれば、特にSVCをサポートする場合におけるシグナ
リングトラフィック量の増大を回避しつつ、SVC制御
のための高速なシグナリング性能を得ることができ、か
つ、ホップバイホップ転送時のパケットの転送能力を向
上させることができるようになる。
【0087】また、請求項2に記載の発明によれば、C
SR方式によるネットワークパケット中継装置におい
て、特に自局宛パケット、非IPパケット処理におい
て、ホップバイホップ転送時のパケットの転送能力を大
幅に向上させることができるようになる。
【0088】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項2に記載の効果に加えて、構成をさらに簡略化でき
る。
【0089】また、請求項4に記載の発明によれば、必
要以上にTTL減算を行わずに自局宛のパケットを確実
に受け取ることができ、さらには、ネットワークノード
に置き換えた場合のパケットの転送距離を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るATM中継装置が
適用されるCSR中継装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すCSR中継装置の変形例を示す図で
ある。
【図3】本発明の第2実施形態に係るATM中継装置が
適用されるCSR中継装置の概略構成を示す図である。
【図4】図3に示すATM中継装置の変形例を示す図で
ある。
【図5】図4に示すATM中継装置の概略構成によるパ
ケットの流れとTTL演算を示す図である。
【図6】本実施形態のIPフォワーディング処理部に適
用されるTTL演算処理のフローチャートを示す図であ
る。
【図7】本発明のソフトウェア処理部に適用されるTT
L演算処理のフローチャートを示す図である。
【図8】本実施形態のATM中継装置の概略構成による
パケットの流れとTTL演算を示す図である。
【図9】ネットワーク層を用いたパケットデータの経路
制御を説明するための図である。
【図10】データリンク層を用いたパケットデータの高
速転送を説明するための図である。
【図11】CSRのセル転送方式について説明するため
の図である。
【図12】従来のCSR中継装置の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
42…ATMスイッチ、 43…セル/データユニット組立部(ホップバイホップ
転送用SAR)、 44…IPプロセシングとのリンク(ホップバイホップ
転送用)、 46…シグナリングセル経路、 47…46以外のセル経路、 52…ソフトウェア処理部、 54…IPフォワーディング処理部、 61…IPプロセシング部、 62…セル/データユニット組立部(シグナリング用S
AR)、 63…IPプロセシングとのリンク(シグナリング用) 96…シグナリングデータユニット経路、 97…96以外のデータユニット経路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMスイッチを用いたネットワーク層
    のパケット転送機能を具備したATM中継装置におい
    て、 ATMスイッチに関連して設けられ、第1のリンクを介
    して前記ATMスイッチからシグナリングパケットを受
    信してシグナリング処理を行なうシグナリング処理手段
    と、 このシグナリング処理手段とは別個に設けられ、前記第
    1のリンクとは物理的に異なる第2のリンクを介してI
    Pパケットを受信して、IPパケット転送処理を所定の
    メモリを用いてハードウェアにて行なうフォワーディン
    グ処理手段と、 を具備することを特徴とするATM中継装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも自局宛のパケットおよび前記
    フォワーディング処理手段によってIPパケット転送処
    理が不可能なIPパケットを、前記第1及び第2のリン
    クとは物理的に異なる第3のリンクを介して受けてCP
    U処理を行なうCPU処理手段をさらに具備することを
    特徴とする請求項1記載のATM中継装置。
  3. 【請求項3】 前記シグナリング処理用の第2のリンク
    と前記CPU処理用の第3のリンクとは物理的に同一の
    リンクであることを特徴とする請求項2記載のATM中
    継装置。
  4. 【請求項4】 前記ATM中継装置内における、少なく
    とも自局宛のパケットおよび前記フォワーディング処理
    手段によってIPパケット転送処理が不可能なIPパケ
    ットの存在可能時間を調整する調整手段を具備すること
    を特徴とする請求項2または3記載のATM中継装置。
  5. 【請求項5】 ATMスイッチに関連して設けられ、ネ
    ットワーク層におけるIPパケット転送機能を具備した
    ルータ装置において、 第1のリンクを介して前記ATMスイッチからシグナリ
    ングパケットを受信してシグナリング処理を行なうシグ
    ナリング処理手段と、 このシグナリング処理手段とは別個に設けられ、前記第
    1のリンクとは物理的に異なる第2のリンクを介してI
    Pパケットを受信して、IPパケット転送処理を所定の
    メモリを用いてハードウェアにて行なうフォワーディン
    グ処理手段と、 を具備することを特徴とするルータ装置。
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