JP2000099417A - メール配信装置及びメール配信方法 - Google Patents

メール配信装置及びメール配信方法

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JP2000099417A
JP2000099417A JP10266099A JP26609998A JP2000099417A JP 2000099417 A JP2000099417 A JP 2000099417A JP 10266099 A JP10266099 A JP 10266099A JP 26609998 A JP26609998 A JP 26609998A JP 2000099417 A JP2000099417 A JP 2000099417A
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JP10266099A
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Toru Watanabe
亨 渡辺
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テキスト形式のメールに書式情報等を付加し
て高機能MUAに配信でき、以って高機能MUAの表示
能力を充分に発揮させる。 【解決手段】 着信メール本文に書式情報を付加し、及
び/又は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付加
して、要求元のクライアントコンピュータへ配信する。
例えば、メーリングリストのようなテキスト形式のメー
ルであっても、所要の書式情報や背景等を付加して配信
することができる。したがって、受信側のクライアント
コンピュータに高機能MUAが搭載されていた場合に、
その表示能力を充分に発揮させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メール配信装置及
びメール配信方法に関し、詳しくは、OSI(開放型シ
ステム間相互接続)基本参照モデルのネットワーク層に
対応したIP(Internet Protocol)プロトコルの一つ
であるメール配信用プロトコル(POP3またはIMA
P4)を使用してメールクライアントに電子メールを配
信するメール配信装置及びメール配信方法に関する。な
お、POP3はPost Office Protocol ver.3の略、I
MAP4はInternet Massage Access Protocol ver.4
の略である。
【0002】
【従来の技術】米国国防総省高等研究企画局(DARP
A:Defense Advanced Research Project Agency)によ
って構築された広域パケット通信網(ARPANET:
Advanced Research Project Agency Network)の目的
は、コンピュータを1個所で集中管理せずに、各地で分
散管理することによってリスクの分散を図るというもの
であり、研究の狙いはもっぱら軍事利用にあったが、そ
の優れた利点(コンピュータのアーキテクチャに左右さ
れることなくネットワーク上の全コンピュータを相互に
接続できる)は、軍事目的以外の様々なネットワークの
構築を自然発生的に促し、当然の成り行きとしてそれら
が相互につなげられていった結果、いわゆる「インター
ネット」と呼ばれる地球的規模の大規模ネットワークの
出現に至っている。
【0003】インターネットによって実現された有益な
技術の第一は、WWW(Word WideWeb)によるシームレ
スな情報閲覧システムであり、第二は電子メール(いわ
ゆるインターネットメール、一般にE−mail)であ
るが、とりわけインターネットメールは、特定のネット
ワークOSに依存する旧来型の電子メールに比べて遥か
に普遍性があり、メールアカウントさえ持っていれば如
何なる相手とも情報の伝達が可能である点から、もはや
社会生活上、欠くことのできない意思疎通手段の一つに
位置づけられている。なお、上記のとおり、電子メール
はインターネットメールと旧来型の電子メールの二種類
あるが、以下では特に断りのない限り、電子メールとイ
ンターネットメールを同義語として取り扱うものとす
る。
【0004】電子メールシステムは、図10に示すよう
に、ネットワーク1(厳密にはTCP/IPベースのネ
ットワーク;代表的にはインターネット)、メール送信
サーバ(SMTPサーバともいう)2、メール受信サー
バ(POP3サーバともいう)3及びクライアントコン
ピュータ4〜6(図では3台であるが、この台数は一例
である)で構成されており、SMTPサーバとPOP3
サーバの機能はMTA(Mail Transport Agent)と呼ば
れるソフトで、また、メールクライアントの機能はMU
A(Mail User Agent)と呼ばれるソフトで提供されて
いる。
【0005】電子メールの送信から受信までの流れを概
説すると、あるクライアントコンピュータ4から送信さ
れた電子メールは、発信者のメールアカウント、例えば
“aaa@bbb.co.jp"に対応したドメイン
“bbb.co.jp"を持つSMTPサーバ2に届け
られ、そのSMTPサーバ2よってネットワーク1上に
再送された後、適切なルーティングを経て最終的に、受
信者のメールアカウント、例えば“sato@casi
o.co.jp"に対応したドメイン“casio.c
o.jp"を持つPOP3サーバ3のメールボックス
(注1)に届けられる。 注1:メールボックスとは、POP3サーバ3の大規模
記憶媒体に設けられた、アカウント“sato@cas
io.co.jp"専用のメール記憶領域であり、一般
郵便における私書箱に相当するものである。
【0006】メールボックス内の受信メールは、そのメ
ールのアカウント“sato@casio.co.j
p"を持つユーザのPOP3サーバ3への正当なログイ
ンによってメールボックスからクライアントコンピュー
タ5(当該ユーザが操作しているクライアントコンピュ
ータ)にダウンロードされた後、メールボックスから削
除される。なお、削除せずにPOP3サーバ3に残して
おくことも可能であるが、POP3サーバ3の記憶容量
の圧迫を避けるために、常に削除するのが電子メール利
用のマナーである。
【0007】図11は、クライアントコンピュータとP
OP3サーバの間でやり取りされるPOP3プロトコル
のタイムラインである。この例では、アカウント“sa
to@casio.co.jp"のユーザがドメイン
“casio.co.jp"のPOP3サーバにアクセ
スし、自分専用のメールボックスから1番目の電子メー
ルをダウンロードするとともに、それを削除するまでの
一連の流れが示されている。
【0008】図11において、まず、サーバのPOP
3ポート(RFC1700の定義によれば110番ポー
ト)にPPP(Point-to-Point Protocol)接続してク
ライアントコンピュータとPOP3サーバ間のセッショ
ンを確立した後、POP3プロトコルの “USER
sato" コマンドと、POP3プロトコルの “P
ASS abcde" コマンドを発行する。なお“US
ER"及び“PASS"はコマンド名、“sato"は
“sato@casio.co.jp"の登録ユーザ
名、“abcde"は同登録パスワードである。
【0009】次に、POP3サーバは、これらユーザ名
とパスワードに基づいて認証を行い、正当なアカウント
であると評価した場合に、そのアカウントのメールボッ
クスを開いて受信メール数とトータルのメールサイズを
調べ、その情報をクライアントコンピュータに通知す
る。なお、図示の通知メッセージは、“+OK sat
o‘s mailbox has 2 message
(S) (320 octets)"であり、その意味
は、「ユーザ名“sato"のメールボックスに2通の
電子メールが届いており、そのトータルサイズは320
オクテット(7ビット×320バイト)である」という
ものである。
【0010】クライアントコンピュータは、この通知
メッセージの受信メール数が1以上である場合に、PO
P3プロトコルの“LIST"コマンドを発行し、こ
のコマンドに応答してPOP3サーバから返送された各
メールごとのサイズリストの先頭番号(1番)を引数n
にセットしてPOP3プロトコルの“RETR n"コマ
ンドを発行する。POP3サーバは、“RETR n"コ
マンドに応答してリスト番号nのメールヘッダとメッセ
ージボディ(以下「メール実体」という)を配信し、
クライアントコンピュータは、メール実体を受け取る
(ダウンロードする)と、POP3プロトコルの“DE
LE n"コマンドを発行してn番目のメールの削除を要
求し、“QUIT"コマンドを発行してセッションを
終了する。
【0011】図12は、メール実体の具体例を含むメー
ル配信時のデータリストである。リストにおいて、L1
〜L25は行番号、(S)はクライアントコンピュータ
から送出されたデータ、(C)はPOP3サーバからの
応答データを示す。メールヘッダはL12からL14で
あり、その後に改行コードだけの空白行を1行設けてメ
ッセージボディ(L16〜L20)が続き、ピリオ
ド(.)だけのダミー行(L21)で終わっている。
【0012】ところで、図示のメッセージボディは半角
のアルファベット(1バイト文字)だけで構成されてい
るため、そのまま意味が通じるが、日本語のような2バ
イト文字やバイナリデータが含まれている場合は意味不
明な記号の羅列になり、判読不可能になる。これは、イ
ンターネットメールの発達環境(英語圏の1バイト文字
環境)によるやむを得ない制限であった。しかし、言語
の垣根を越えてワールドワイドで不特定多数のユーザと
情報をやり取りするという電子メールの特質を考えると
不都合であるから、1998年6月のRFC1468の
定義によって、日本語などの2バイト文字やバイナリデ
ータが含まれる場合は、JIS漢字コード(iso-2022-j
p)を7ビットで送り、それをクライアント側でデコー
ド(復号)処理して元どおりに再生することが策定され
た。すなわち、RFC1468では、メールヘッダに
“Content−Typeヘッダ"と“Conten
t−Transfer−Encodingヘッダ“を付
加して受信側で使用すべきデコード方式の指定を行う取
り決めになった。
【0013】例えば、テキスト文書をJIS漢字コード
(iso-2022-jp)の7ビットで送るときは、 Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP" Content-Transfer-Encoding: 7bit を付加し、または、HTML(Hyper Text Markup Lang
uage)形式で送るときは、 Content-Type: text/html; charset="ISO-2022-JP" Content-Transfer-Encoding: 7bit を付加する。両者の違いは“Content−Type
ヘッダ"にある。すなわち、純粋なテキスト文書の場合
は“text/plain"であり、HTML形式の場
合は“text/html"である。特に、HTML形
式で送った場合は、文字のサイズや色及びフォントの種
類を自由に選ぶことができ、見栄えがよくデザイン性に
優れた文書を送ることができるので、純粋なテキスト文
書だけのものに比べて遥かに表現力のあるメールを配信
することができる。
【0014】なお、MIME(Multipurpose Internet
Mail Extensions)の拡張仕様として“text/en
riched"タイプが提案されている。このタイプに
対応したMUAは、HTML形式に加えてリッチテキス
ト(RTF)形式のメールも作成することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
RFC(Request For Comments)は、インターネットの
研究開発機関であるIETF(Internet Engineering T
ask Force)が取りまとめている文書群(TCP/IP
の規格書)であり、インターネット関連の技術開発に欠
かせない文書であるが、その記載内容に強制力がないた
め、全てのMUAが最新のRFCをサポートしていると
は限らず、例えば、受信側のMUAでHTML形式やリ
ッチテキスト形式をサポートしていない場合には、文字
情報だけのメール(テキスト形式のメール)しか送るこ
とができなかった。
【0016】このため、メーリングリストや同報送信の
ように同一のメールを複数の人に送信する際には、宛先
の中にHTML形式やリッチテキスト形式をサポートし
ていないMUA(以下便宜的に「低機能MUA」とい
う)があることを想定してテキスト形式のメールを送る
というマナーになっているが、このマナーは、低機能M
UAにとっては都合がよいものの、HTML形式やリッ
チテキスト形式をサポートしているMUA(以下便宜的
に「高機能MUA」という)にとっては、その表示能力
を全く発揮できないという問題点があった。
【0017】そこで本発明は、テキスト形式のメールに
書式情報等を付加して高機能MUAに配信でき、以って
高機能MUAの表示能力を充分に発揮させることを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のメール配
信装置は、メールアカウントごとの着信メールを保持す
る第1保持手段と、メールアカウントごとの変換条件を
保持する第2保持手段と、任意のメールアカウントから
の要求に応答して当該メールアカウントの変換条件を検
索する検索手段と、任意のメールアカウントからの要求
に応答して当該メールアカウントの着信メールを読み出
すとともに、前記検索手段で当該メールアカウントの変
換条件が検索された場合は、該変換条件に従って該着信
メールを変換処理して当該メールアカウント宛てに配信
する配信手段と、を備えたメール配信装置であって、前
記変換処理は、着信メール本文に書式情報を付加し、及
び/又は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付加
するものであることを特徴とする。請求項2記載のメー
ル配信装置は、任意のメールアカウントからの要求を受
け付ける二つのポートと、メールアカウントごとの着信
メールを保持する保持手段と、任意のメールアカウント
からの要求を前記二つのポートの一方で受け付けると該
要求に応答して当該メールアカウントの保持手段から着
信メールを読み出し、当該メールアカウント宛てに配信
する第1配信手段と、任意のメールアカウントからの要
求を前記二つのポートの他方で受け付けると該要求に応
答して当該メールアカウントの保持手段から着信メール
を読み出すとともに、所定の変換条件に従って着信メー
ルを変換処理して当該メールアカウント宛てに配信する
第2配信手段と、を備えたメール配信装置であって、前
記変換処理は、着信メール本文に書式情報を付加し、及
び/又は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付加
するものであることを特徴とする。請求項3記載のメー
ル配信装置は、請求項1又は請求項2記載のメール配信
装置において、前記書式情報及びイメージ情報は、HT
ML形式で付加されることを特徴とする。請求項4記載
のメール配信装置は、請求項1又は請求項2記載のメー
ル配信装置において、前記書式情報及びイメージ情報
は、リッチテキスト形式で付加されることを特徴とす
る。請求項5記載のメール配信装置は、請求項1記載の
メール配信装置において、前記変換条件を設定するため
のHTMLドキュメントをネットワーク上に公開するW
WWサーバを含むことを特徴とする。請求項6記載のメ
ール配信方法は、メールアカウントごとの着信メールを
保持する第1ステップと、メールアカウントごとの変換
条件を保持する第2ステップと、任意のメールアカウン
トからの要求に応答して当該メールアカウントの変換条
件を検索する第3ステップと、任意のメールアカウント
からの要求に応答して当該メールアカウントの着信メー
ルを読み出すとともに、前記第3ステップで当該メール
アカウントの変換条件が検索された場合は、該変換条件
に従って該着信メールを変換処理して当該メールアカウ
ント宛てに配信する第4ステップと、を含むメール配信
方法において、前記変換処理は、メール本文に書式情報
を付加し、及び/又は、メール本文の背景にイメージ情
報を付加するものであることを特徴とする。請求項7記
載のメール配信方法は、任意のメールアカウントからの
要求を二つのポートの何れかで受け付ける第1ステップ
と、メールアカウントごとの着信メールを保持手段に保
持する第2ステップと、任意のメールアカウントからの
要求を前記二つのポートの一方で受け付けると該要求に
応答して当該メールアカウントの保持手段から着信メー
ルを読み出し、当該メールアカウント宛てに配信する第
3ステップと、任意のメールアカウントからの要求を前
記二つのポートの他方で受け付けると該要求に応答して
当該メールアカウントの保持手段から着信メールを読み
出すとともに、所定の変換条件に従って着信メールを変
換処理して当該メールアカウント宛てに配信する第4ス
テップと、を含むメール配信方法であって、前記変換処
理は、着信メール本文に書式情報を付加し、及び/又
は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付加するも
のであることを特徴とする。請求項8記載の記憶媒体
は、請求項1記載の第1保持手段、第2保持手段、検索
手段及び配信手段を実現するためのプログラムを格納し
たことを特徴とする。請求項9記載の記憶媒体は、請求
項2記載の保持手段、第1配信手段及び第2配信手段を
実現するためのプログラムを格納したことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、イ
ンターネットに接続されたメール配信システムを例にし
て図面を参照しながら説明する。図1において、10は
インターネット、11はWWWサーバ、12はMTAを
搭載したメールサーバ(SMTPサーバ兼POP3サー
バ)、13はデータベース(第2保持手段)、14〜1
6はそれぞれMUAを搭載した第1〜第3クライアント
コンピュータである。なお、言うまでもなくクライアン
トコンピュータの台数は一例である。
【0020】図2は、WWWサーバ11とメールサーバ
12に共通のブロック図である。便宜的にWWWサーバ
11として説明すると、11aはCPU、11bはCP
U11aのワーキングメモリとして働くRAM、11c
はOSやWWWサーバプログラム(メールサーバ12の
場合はSMTP/POP3サーバプログラム)などを収
めた第1記憶部、11dはHTML形式のWebドキュ
メントを収めた公開記憶領域(メールサーバ12の場合
はメールアカウントごとの着信メールを収めたメールボ
ックス)を有する第2記憶部、11eはインターネット
10との間のデータ交信を行う通信インターフェース
部、11fは各部間を接続するバスである。なお、メー
ルサーバ12のCPU11aは発明の要旨に記載の検索
手段及び配信手段として機能し、メールサーバ12の第
1記憶部11cは同第1保持手段として機能する。
【0021】ここで、第1及び第2クライアントコンピ
ュータ14、15には冒頭の高機能MUAが搭載されて
おり、第3クライアントコンピュータ16には低機能M
UAが搭載されているものと仮定する。すなわち、第1
クライアントコンピュータ14や第2クライアントコン
ピュータ15はHTML形式又はRTF形式のメールを
送受信できるが、第3クライアントコンピュータ16は
テキスト形式のメールしか送受信できないと仮定する。
【0022】この仮定において、第1〜第3クライアン
トコンピュータ14〜16で、例えば、同一のメーリン
グリストからのメール配信を受け取る場合を考えると、
冒頭でも述べたように、メーリングリストのメールは低
機能MUAの存在を考慮して文字情報だけの形式(テキ
スト形式)で送られてくるから、第1〜第3クライアン
トコンピュータ14〜16は、その何れも配信メールを
支障なく読むことができる。
【0023】しかしながら、高機能MUAを搭載した第
1及び第2クライアントコンピュータ14,15に着目
すると、これらは、HTML形式やRTF形式といった
せっかくの表現力豊かな機能を備えているにもかかわら
ず、その機能を全く活用していないから、無味乾燥なテ
キスト文字だけの羅列となって見た目の美しさに乏しい
という点で改善の余地がある。
【0024】そこで、本実施の形態では、以下の技術的
事項を備えることにより、テキスト形式のメールに書式
情報等を付加して高機能MUA(第1及び第2クライア
ントコンピュータ14,15)に配信でき、以って高機
能MUAの表示能力を充分に発揮させることを課題とし
ている。
【0025】(1)メールサーバ12:既述のとおり、
SMTPサーバとPOP3サーバを兼務するサーバであ
る。メールサーバ12と同じドメイン(例えば、“ca
sio.co.jp")のクライアントコンピュータか
ら送信された電子メールは、このメールサーバ12(の
SMTPサーバ)を介して宛先のPOP3サーバ(宛先
のドメインが“casio.co.jp"の場合はメー
ルサーバ12のPOP3サーバ)に送出され、また、例
えば、“sato@casio.co.jp"宛ての電
子メールは、メールサーバ12の(POP3サーバの)
メールボックスに届けられる。
【0026】(2)WWWサーバ11:WWWサーバ1
1の基本的な機能は、インターネット10に接続された
クライアントコンピュータにHTMLドキュメントを公
開するというWWWサービスの提供である。WWWサー
ビスは静的なHTMLドキュメントの公開と、クライア
ントの操作に応答してその内容が動的に変化するいわゆ
るアクティブなHTMLドキュメントの公開の二種類あ
るが、本実施の形態のWWWサーバ11は、後者のサー
ビス(便宜的に「動的サービス」という)を提供する。
【0027】図3は、本実施の形態における動的サービ
スの概念図であり、クライアントコンピュータのWWW
プラウザ20でWWWサーバ11のURL(Uniform Re
source Location)をアクセスすると、WWWサーバソ
フト21は、まず、所定のルートドキュメント(いわゆ
るホームページ)をWWWプラウザ20に送信し、その
ルートドキュメント内に適当に張られたリンク個所のク
リックに応答して、例えば、図4に示すような「メール
配信オプションの設定ページ」を送信するようになって
いる。
【0028】メール配信オプションの設定ページには、
HTML表記法で設計された幾つかの入力項目が設けら
れており、同項目は、例えば、本文の形式(図ではテキ
スト形式、HTML形式、RTF形式)を選択するため
のオプショングループボタン31、本文の文字色を選択
するためのコンボボックス32、本文の文字サイズを選
択するためのコンボボックス33、本文の背景イメージ
を選択するためのコンボボックス34、添付画像を選択
するためのコンボボックス35、登録者のメールアドレ
ス(メールアカウント)を入力するためのテキストボッ
クス36などである。なお、オプショングループボタン
31の入力値はテキスト形式を選択すると“0"、HT
ML形式を選択すると“1"、RTF形式を選択すると
“2"となり、コンボボックス32〜35の入力値はあ
らかじめ登録されたリストデータの中の任意の選択値
(図示の選択値は、色;“黒"、サイズ;“大"、背景;
“格子模様"、画像;“なし")であり、テキストボック
ス36の入力値はキーボードから入力された任意の値で
ある。
【0029】なお、ページ下側の送信ボタン37は、い
わゆるサブミットボタン(HTML表記:<INPUT
TYPE=“submit" VALU=“送信")で
あり、このボタンを押すと、上記の各項目の入力データ
がWWWサーバソフト21を介してCGI(Common Gat
eway Interface)22に送信されるようになっている。
また、ページ下側の中止ボタン38は、いわゆるリセッ
トボタン(HTML表記:<INPUT TYPE=
“reset" VALU=“中止")であり、このボタ
ンを押すと、上記の各項目の入力データがクリアされる
ようになっている。
【0030】CGI22は、WWWサーバプログラム2
1とデータベース13とのインターフェースを取るため
の専用プログラムであり、本実施の形態のCGI22
は、WWWプラウザ20からの送信データ(送信ボタン
37を押したときの送信データ)を受け取って、それを
データベース13のテーブルに格納する。
【0031】図5は、データベース13のテーブル概念
図である。このテーブルは、便宜的に、“ADRS"、
“本文"、“文字(色)"、“文字(サイズ)"、“背景"
及び“画像"と命名した6個のフィールドを持つ多数の
レコード(図ではそのうちの一つのレコードを示す)で
構成されており、各フィールドに格納されるデータは、
以下のとおりである。
【0032】(A)ADRSフィールド:テキストボッ
クス36の入力データ(登録者のメールアドレス)が格
納される。 (B)本文フィールド:オプショングループボタン31
の値(テキスト形式の場合は“0"、HTML形式の場
合は“1"、RTF形式の場合は“2")が格納される。 (C)文字(色)フィールド:コンボボックス32の値
が格納される。 (D)文字(サイズ)フィールド:コンボボックス33
の値が格納される。 (E)背景フィールド:コンボボックス34の値が格納
される。 (F)画像フィールド:コンボボックス35の値が格納
される。
【0033】例えば、図4の入力状態で送信ボタン37
を押すと、データベース13のテーブルには、図5に示
す各値(ADSRS=“sato@casio.co.
jp"、本文=“1"、文字(色)=“黒"、文字(サイ
ズ)=“大"、背景=“格子模様"、画像=“なし")が
格納されることになる。
【0034】次に、作用を説明する。図6は、メールサ
ーバ12におけるメール受信時(a)と配信時(b)の
フローチャートを示す図である。この図において、受信
時には、メールを受信する度に(S10)該当するアカ
ウントのメールボックスに格納する(S11)だけであ
るが、配信時には、そのメールアカウントからのメール
配信要求があると(S20)、該当するメールボックス
を開いてメールを取り出す(S21)とともに、そのメ
ールアカウントでデータベース13を検索して変換条件
の有無を調べ(S22)、変換条件が設定されていた場
合には、その変換条件に従ってメールの変換処理を実行
(S23)した後、要求元のクライアントコンピュータ
へ配信するという処理を実行するようになっている。
【0035】ここで、変換条件とは、メール受信側のク
ライアントコンピュータのMUAの機能を充分に引き出
すための、以下の各条件をいう。 (a)第1変換条件:テーブルの本文フィールドの値が
“1"の場合(HTML形式)又は“2"の場合(RTF
形式)に“有"となる変換条件である。この変換条件が
“有"の場合は、着信メールの本文を該当形式に変換す
るとともに、以下の第2〜第4の変換条件を適用して、
その書式情報等を整える。 (b)第2変換条件:テーブルの文字(色)フィールド
の値が“黒"以外の場合に“有"となる変換条件である。
この変換条件が“有"の場合は、着信メールの本文の文
字色をその色に変換する(例えば、HTML形式であれ
ば<FONT COLOR=colorname>タグ
を埋め込む;colornameは色の名前)。 (c)第3変換条件:テーブルの文字(サイズ)フィー
ルドの値が標準値以外の場合に“有"となる変換条件で
ある。この変換条件が“有"の場合は、着信メールの本
文の文字サイズをその大きさに変換する(例えば、HT
ML形式であれば<FONT SIZE=n>タグを埋
め込む;nは1〜7)。
【0036】(d)第4の変換条件:テーブルの背景フ
ィールドの値が“なし"以外の場合に“有"となる変換条
件である。この変換条件が“有"の場合は、着信メール
の本文の背景に指定の色又はイメージを表示する(例え
ば、色指定の場合、HTML形式であれば<BODYB
GCOLOR=colorname>タグを埋め込
む)。 (e)第5の変換条件:テーブルの画像フィールドの値
が“なし"以外の場合に“有"となる変換条件である。こ
の変換条件が“有"の場合は、着信メールの本文中に指
定の画像を表示する(例えば、HTML形式であれば<
IMG SRC=fname>タグを埋め込む;fna
meは画像ファイルのファイル名)。
【0037】図7は、着信メールの変換処理結果を示す
ソースリストであり、この例は、HTML形式で、且
つ、本文の文字サイズを“大"にしたときの例を示して
いる。X−HTMLタグはMIME拡張仕様のHTML
形式を表しており、HTMLタグ及びBODYタグはH
TMLの3.0/3.2におけるドキュメント構造定義
タグである。図において、BODYタグの“backg
round=image1.gif"は本文の背景オプ
ションであり、この例では、“image1.gif"
という名前のGIF(ジフ)形式ファイルを背景画像に
指定している。また、「○○株式会社は・・・・予定だ。」
という本文には、FONTタグのサイズオプションの
“4"が指定されている。これらのオプション設定は、
上記第1変換条件、第3変換条件及び第4の変換条件に
対応している。
【0038】図8は、変換処理を実行しなかったとき
(a)と実行したとき(b)の着信メールの表示状態を
示す図であり、図からも理解されるように、変換処理を
実行したとき(b)の本文の文字サイズが大きくなって
いる。
【0039】以上説明したとおり、本実施の形態によれ
ば、インターネットに接続可能な任意のクライアントコ
ンピュータからWWWサーバ11にアクセスして、図4
の「メール配信オプションの設定ページ」をWWWプラ
ウザ20で開き、そのページの各項目に所要のデータを
入力して送信ボタン37を押すことにより、特定のメー
ルアカウントに関するオプション設定、すなわち、着信
メール本文をテキスト形式、HTML形式又はRTF形
式にする 同本文の文字色を選択する 同本文の文字サイズを選択する 同本文の背景イメージを選択する 図像の添付ファイルを選択する をデータベース13に登録することができる。
【0040】そして、当該メールアカウント宛てのメー
ルの配信を要求されたメールサーバ12は、データベー
ス13を検索して上記オプション設定の有無を調べ、設
定有りの場合に所要の変換処理を実行してから配信する
ので、受信側のクライアントコンピュータには、上記オ
プション設定に応じて変換されたメールが届けられる。
【0041】したがって、上記オプション設定を、例え
ば、HTML形式、文字サイズ“大"、背景イメージ
“格子模様"にしておけば、メーリングリストのような
テキスト形式のメールを配信する場合でも当該メールを
上記設定に基づいて変換処理してからクライアントコン
ピュータへ送信できるので、そのクライアントコンピュ
ータ上では、文字サイズが“大"で背景イメージが“格
子模様"のHTML形式のメールを受け取ることがで
き、無味乾燥なテキスト形式のメールを表現力豊かに表
示することができるという格別な効果が得られる。
【0042】なお、以上の例では、WWWサーバ11に
アクセスして変換条件を設定しているが、これに限らな
い。例えば、図9に示すように、メールサーバ12に二
つのポート(第1ポート12a、第2ポート12b)を
設け、一方のポートからPOPサーバ12dにアクセス
した場合に、あらかじめ設定された高機能MUA用の変
換条件を適用するようにしてもよい。第1及び第2ポー
ト12a、12bとしては、例えば、ダイアルアップポ
ート、OSI基本参照モデルのセッション層とトランス
ポート層の間のポート(例えばRFC1700に規定さ
れたPOP3ポートは110番)、または、イーサネッ
ト用のポートを利用できる。
【0043】図9において、40は公衆回線網を含むネ
ットワーク、41は第1クライアントコンピュータ14
とネットワーク40の間を接続する信号線、42は第3
クライアントコンピュータ16とネットワーク40の間
を接続する信号線、43は第1ポート12aとネットワ
ーク40の間を接続する信号線、44は第2ポート12
bとネットワーク40の間を接続する信号線、12cは
SMTPサーバ、12eはメールボックス(保持手
段)、12fは形式変換部(第1配信手段、第2配信手
段)である。
【0044】今、第1ポート12aを高機能MUA用と
すると、高機能MUAを搭載した第1クライアントコン
ピュータ14からPOPサーバ12dをアクセスする場
合は第1ポート12aを介してアクセスし、一方、低機
能MUAを搭載した第3クライアントコンピュータ16
からPOPサーバ12dをアクセスする場合は第2ポー
ト12bを介してアクセスする。
【0045】形式変換部12fは、第1ポート12aを
介してアクセスされた場合はデータベース13から変換
条件を取り出し、その変換条件に従ってメールボックス
12e内のメールを変換処理した後、変換後のメールを
アクセス元のコンピュータに配信するが、第2ポート1
2bを介してアクセスされた場合はメールボックス12
e内のメールをそのままアクセス元のコンピュータに配
信する。
【0046】したがって、クライアントのMUAの機能
に適合した形式でメールを配信できるとともに、WWW
サーバを要しないのでシステムの運営コストを低減でき
ると言うメリットが得られる。
【0047】なお、以上の実施例では、メールの変換条
件の設定をもっぱらそのメールを受け取るユーザ側で全
て行っていたが、これに限らない。ユーザ側で基本的な
設定を行い、具体的な設定はサーバ側で任意に(所定の
規則性に基づいて若しくはランダムに)行ってもよい。
例えば、ユーザ側でHTML形式を指定するとともに、
サーバ側で任意の背景イメージ(又は背景色)の選択や
画像ファイルの添付を行うようにすれば、メールの表示
状態を予測できなくなり、面白味が増すという効果が得
られる。
【0048】上記実施の形態の主要な機能〔(第1保持
手段、第2保持手段、検索手段及び配信手段)又は(保
持手段、第1配信手段及び第2配信手段)〕は、マイク
ロコンピュータを含むハードウェア資産と、OSや各種
プログラムなどのソフトウェア資産との有機的結合によ
って機能的に実現されるものであるが、ハードウェア資
産は汎用のものを利用できるから、本発明にとって欠く
ことのできない必須の事項は、実質的に、OSや各種プ
ログラムに集約されているということがいえる。したが
って、本発明は、OS及び各種プログラムのすべて又は
その要部を格納した、フロッピーディスク、MO、C
D、ハードディスク、半導体メモリなどの記録媒体(そ
れ自体が流通経路に乗るものはもちろん、ネットワーク
上にあって記録内容だけを提供するものも含む)を包含
するものである。
【0049】
【発明の効果】請求項1又は請求項6記載の発明によれ
ば、着信メール本文に書式情報を付加し、及び/又は、
着信メール本文の背景にイメージ情報を付加して、要求
元のクライアントコンピュータへ配信するので、例え
ば、メーリングリストのようなテキスト形式のメールで
あっても、所要の書式情報や背景等を付加して配信する
ことができる。したがって、受信側のクライアントコン
ピュータに高機能MUAが搭載されていた場合に、その
表示能力を充分に発揮させることができる。請求項2又
は請求項7記載の発明によれば、WWWサーバ等を運営
せずに、請求項1又は請求項6記載の発明と同等の効果
を得ることができ、システムコストを低減できる。請求
項3記載の発明によれば、前記書式情報及びイメージ情
報は、HTML形式で付加されるので、同形式をサポー
トしたMUAに適用することができる。請求項4記載の
発明によれば、前記書式情報及びイメージ情報は、リッ
チテキスト形式で付加されので、同形式をサポートした
MUAに適用することができる。請求項5記載の発明に
よれば、WWWサーバにアクセスするだけで、場所や時
間を問わずに変換条件の設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のネットワーク構成図である。
【図2】サーバ(WWWサーバ又はメールサーバ)のブ
ロック図である。
【図3】WWWプラウザとデータベース間の情報伝達模
式図である。
【図4】実施の形態のWWW設定画面の表示状態図であ
る。
【図5】データベースのテーブル構造図である。
【図6】実施の形態のメール配信時のフローチャートで
ある。
【図7】実施の形態のメールソースリスト図である。
【図8】実施の形態のメール表示状態図である。
【図9】他の実施の形態のシステム構成図である。
【図10】従来のネットワーク構成図である。
【図11】メール配信時のタイムラインである。
【図12】メールヘッダ及びメッセージボディを含む電
子メールのソースリストである。
【符号の説明】
11a CPU(検索手段、配信手段) 11d 第2記憶部(第1保持手段) 12a、12b ポート 12e メールボックス(保持手段) 12f 形式変換部(第1配信手段、第2配信
手段) 13 データベース(第2保持手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メールアカウントごとの着信メールを保
    持する第1保持手段と、 メールアカウントごとの変換条件を保持する第2保持手
    段と、 任意のメールアカウントからの要求に応答して当該メー
    ルアカウントの変換条件を検索する検索手段と、 任意のメールアカウントからの要求に応答して当該メー
    ルアカウントの着信メールを読み出すとともに、前記検
    索手段で当該メールアカウントの変換条件が検索された
    場合は、該変換条件に従って該着信メールを変換処理し
    て当該メールアカウント宛てに配信する配信手段と、を
    備えたメール配信装置であって、 前記変換処理は、着信メール本文に書式情報を付加し、
    及び/又は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付
    加するものであることを特徴とするメール配信装置。
  2. 【請求項2】 任意のメールアカウントからの要求を受
    け付ける二つのポートと、 メールアカウントごとの着信メールを保持する保持手段
    と、 任意のメールアカウントからの要求を前記二つのポート
    の一方で受け付けると該要求に応答して当該メールアカ
    ウントの保持手段から着信メールを読み出し、当該メー
    ルアカウント宛てに配信する第1配信手段と、 任意のメールアカウントからの要求を前記二つのポート
    の他方で受け付けると該要求に応答して当該メールアカ
    ウントの保持手段から着信メールを読み出すとともに、
    所定の変換条件に従って着信メールを変換処理して当該
    メールアカウント宛てに配信する第2配信手段と、を備
    えたメール配信装置であって、 前記変換処理は、着信メール本文に書式情報を付加し、
    及び/又は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付
    加するものであることを特徴とするメール配信装置。
  3. 【請求項3】 前記書式情報及びイメージ情報は、HT
    ML形式で付加されることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のメール配信装置。
  4. 【請求項4】 前記書式情報及びイメージ情報は、リッ
    チテキスト形式で付加されることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のメール配信装置。
  5. 【請求項5】 前記変換条件を設定するためのHTML
    ドキュメントをネットワーク上に公開するWWWサーバ
    を含むことを特徴とする請求項1記載のメール配信装
    置。
  6. 【請求項6】 メールアカウントごとの着信メールを保
    持する第1ステップと、 メールアカウントごとの変換条件を保持する第2ステッ
    プと、 任意のメールアカウントからの要求に応答して当該メー
    ルアカウントの変換条件を検索する第3ステップと、 任意のメールアカウントからの要求に応答して当該メー
    ルアカウントの着信メールを読み出すとともに、前記第
    3ステップで当該メールアカウントの変換条件が検索さ
    れた場合は、該変換条件に従って該着信メールを変換処
    理して当該メールアカウント宛てに配信する第4ステッ
    プと、を含むメール配信方法において、 前記変換処理は、メール本文に書式情報を付加し、及び
    /又は、メール本文の背景にイメージ情報を付加するも
    のであることを特徴とするメール配信方法。
  7. 【請求項7】 任意のメールアカウントからの要求を二
    つのポートの何れかで受け付ける第1ステップと、 メールアカウントごとの着信メールを保持手段に保持す
    る第2ステップと、 任意のメールアカウントからの要求を前記二つのポート
    の一方で受け付けると該要求に応答して当該メールアカ
    ウントの保持手段から着信メールを読み出し、当該メー
    ルアカウント宛てに配信する第3ステップと、 任意のメールアカウントからの要求を前記二つのポート
    の他方で受け付けると該要求に応答して当該メールアカ
    ウントの保持手段から着信メールを読み出すとともに、
    所定の変換条件に従って着信メールを変換処理して当該
    メールアカウント宛てに配信する第4ステップと、を含
    むメール配信方法であって、 前記変換処理は、着信メール本文に書式情報を付加し、
    及び/又は、着信メール本文の背景にイメージ情報を付
    加するものであることを特徴とするメール配信方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の第1保持手段、第2保持
    手段、検索手段及び配信手段を実現するためのプログラ
    ムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の保持手段、第1配信手段
    及び第2配信手段を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002366824A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Toppan Forms Co Ltd 特典付与システム
JP2004310266A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Daikin Ind Ltd 情報配信装置、設備機器監視システムおよび情報配信プログラム
US9848305B2 (en) 2001-05-11 2017-12-19 Nokia Technologies Oy Mobile instant messaging and presence service

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