JP2000099413A - リモート転送装置および方法 - Google Patents

リモート転送装置および方法

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JP2000099413A
JP2000099413A JP10264807A JP26480798A JP2000099413A JP 2000099413 A JP2000099413 A JP 2000099413A JP 10264807 A JP10264807 A JP 10264807A JP 26480798 A JP26480798 A JP 26480798A JP 2000099413 A JP2000099413 A JP 2000099413A
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Hideki Yamanaka
英樹 山中
Hiromi Sugawara
広美 菅原
Naomi Fujimoto
直美 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイル制御装置のリモート命令監視時間の
設定において、同時発行命令数や1命令あたりのトラッ
ク処理数を考慮した時間設定を可能とする。 【解決手段】 ホストコンピュータとファイル制御装置
とで構成される正センタからのデータを同種の構成の副
センタにリモート転送するリモート転送システムにおい
て、ホストコンピュータで生成されるコマンド中にリモ
ート命令監視時間を登録し、これを受信したファイル制
御装置ではこのコマンド中で指定されたリモート命令監
視時間をそのままタイマ値として設定し、リモート転送
の時間監視を行う。これにより、個々の同時発行命令数
や1命令あたりのトラック処理数を考慮した時間設定が
可能となり不必要なI/Oエラーの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タとファイル制御装置と磁気ディスク装置とで構成され
た正センタの業務システムを、遠隔地に設けた副センタ
(バックアップシステム)に通信回線を経由してバック
アップするリモート転送技術に適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】企業等の業務システムを構成するホスト
コンピュータは、大容量の磁気ディスクシステムを備え
ており、この磁気ディスクへのアクセスを制御するため
に前記ホストコンピュータと磁気ディスク装置との間に
ファイル制御装置が介在されている。そして、これらの
ホストコンピュータと、ファイル制御装置と磁気ディス
ク装置とで正センタが構成されている。
【0003】この正センタとは別の遠隔地に、バックア
ップシステム(以下、副センタと呼ぶ)を設けて、通信
回線を経由して、正副センタ間のデータ送受信(以下、
リモート転送という)を行うために、ファイル制御装置
内のリモートアダプタ(RA)が設けられており、この
リモートアダプタ(RA)は正副センタの磁気ディスク
装置内に等価のボリューム(リモートシャドウボリュー
ムという)を構築する機能を分担している。
【0004】このような正副センタ間でリモート転送を
行う場合、正センタ側のファイル制御装置(FCU)
は、装置内に設定されたリモート命令監視時間に基づい
てリモート転送における命令の監視を行っていた。
【0005】このリモート命令監視時間とは、正センタ
側のファイル制御装置が、ホストコンピュータより発行
されたリモート転送処理命令を受け取ってからリモート
転送処理が終了するまでを監視するための時間である。
【0006】リモート転送は、ホストコンピュータ側の
データベースの更新によって発生した差分ログだけを転
送することによって、リモート転送によるバックアップ
を効率的に行う工夫がなされている。
【0007】したがって、この差分ログを記憶しておく
ためのバッファの容量を考慮して1命令あたりの監視時
間を設定する必要があった。そのため、ファイル制御装
置は、装置内で、リモート命令監視時間を算出して、ホ
ストコンピュータより発行された1命令が命令監視時間
を超えるような場合には、事前にホストコンピュータに
対してI/Oエラー(リモート命令監視時間タイムアウ
ト)を通知することにより、処理を蓄積運用に移行して
いた。
【0008】前記リモート命令監視時間の設定は、正セ
ンタ側のファイル制御装置が、ホストコンピュータよS
SCコマンド(回線リトライのためのパラメータの設定
コマンド)を受信するとファイル制御装置内のリソース
管理手段が、コマンドパラメータに基づいてリモート命
令監視時間の計算式に当てはめて計算し、この計算値を
ファイル制御装置内に保持していた。
【0009】ここで、SSCコマンドとは、システムの
要件を考慮して(1)データ転送のリトライ回数、(2)応答
監視時間のタイマ値、(3)リトライRA数をパラメータ
としている。
【0010】ここで、(1)のデータ転送のリトライ回数
とは、正センタ側のリモートアダプタ(RA)が、副セ
ンタへのデータ転送において、エラーを検出したときに
行うデータ再送回数を示すパラメータである。(2)の応
答監視時間のタイマ値とは、正センタから副センタへの
データ転送において、正センタ側のリモートアダプタ
(RA)が副センタからの応答を待つための時間パラメ
ータである。(3)のリトライRA数とは、正センタのリ
モートアダプタ(RA)に固定障害が発生したとき、代
替リモートアダプタ(RA)により再送を試みる回数パ
ラメータである。
【0011】ファイル制御装置内でのリモート命令監視
時間の計算は、前記(1)のリトライ回数を+1したもの
に、(2)のタイマ値と(3)のリトライRA数を乗算し、さ
らにこれにファイル制御装置内のオーバーヘッド処理時
間αを加算した値としていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ファイル制御
装置内での前記計算式によるリモート命令監視時間の計
算に基づく監視では、ホストコンピュータより同時に発
行される命令数、および1命令あたりの処理トラック数
が考慮されていないことが本発明者によって見い出され
た。
【0013】すなわち、前記従来技術による監視方法で
は、同一のホストコンピュータよりファイル制御装置に
対して、複数のリモート転送処理指定の命令が発行され
た場合、前記計算式によるリモート命令監視時間の計算
式によるタイマ時間の設定では、処理時間が大幅に不足
するため、ホストコンピュータに対してI/Oエラー
(リモート命令監視時間タイムアウト)が報告されるこ
とになってしまう。
【0014】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、最適なリモート命令監視時間の設定が可能
な技術を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
ホストコンピュータとファイル制御装置とで構成される
正センタからのデータを同種の構成の副センタにリモー
ト転送するリモート転送システムにおいて、ホストコン
ピュータに設けられファイル制御装置に対するリモート
命令監視時間の設定領域を備えたコマンドを発行するコ
マンド発行手段と、ファイル制御装置に設けられ、前記
コマンド発行手段からのコマンドからリモート命令監視
時間を読み出してその計数値を設定するタイマと、前記
タイマで設定された計数値内で命令に対応する処理が完
了しない場合に入出力エラーを前記ホストコンピュータ
に通知する手段とで構成した点にある。
【0016】すなわち、ホストコンピュータにコマンド
発行手段を設けて、ここで発行されるコマンド中にリモ
ート命令監視時間を登録しておくことにより、同一のホ
ストコンピュータよりファイル制御装置に対して、複数
のリモート転送処理指定の命令が発行された場合でも個
々の命令を考慮して最適な監視時間を設定することがで
きる。そのため、本来的に必要な処理時間が不足してい
ることにより発生するI/Oエラー(リモート命令監視
時間タイムアウト)を防止することができる。
【0017】本発明の第2の手段は、前記第1の手段に
おいて、前記コマンド発行手段により発行されるコマン
ドについて、これを回線リトライ設定コマンドとし、こ
のコマンド内に、前記リモート命令監視時間の設定領域
とともに、前記ファイル制御装置におけるタイマでのリ
モート命令監視時間を有効にするか無効にするかのモー
ド設定領域を設けた。
【0018】回線リトライ設定コマンドに直接リモート
命令監視時間を設定してやることにより、個々の回線リ
トライ数に応じた命令監視時間を設定できる。また、命
令監視時間を有効にするか無効にするかを設定できるた
め、従来のファイル制御装置での計算式による命令監視
時間の設定も可能である。また、命令監視をタイマで行
うことそのものを無効にしてエラー検出を行わないこと
としてもよい。
【0019】本発明の第3の手段は、前記第1の手段に
おいて、前記コマンド発行手段により発行されるコマン
ドを、データ転送開始命令としたものである。データ転
送命令そのものにリモート命令監視時間を設定すること
により、ファイル制御装置において、個々のデータ転送
命令毎に最適な命令監視時間を設定してやることが可能
となる。
【0020】本発明の第4の手段は、正センタを構成す
るホストコンピュータによりリモート命令監視時間を格
納した命令をファイル制御装置に対して発行するステッ
プと、前記命令を受信した正センタを構成する第1のフ
ァイル制御装置が、前記リモート命令監視時間をタイマ
に設定するステップと、前記第1のファイル制御装置が
ホストコンピュータからの命令にしたがって副センタを
構成する第2のファイル制御装置にデータ転送を実行す
るステップと、前記第1のファイル制御装置が、タイマ
で設定されたリモート命令監視時間内に第2のファイル
制御装置から処理完了通知を受領した場合にホストコン
ピュータに対して正常終了を報告するステップと、前記
第1のファイル制御装置が、タイマで設定されたリモー
ト命令監視時間内に第2のファイル制御装置から処理完
了通知を受領できなかった場合にホストコンピュータに
対して異常終了を報告するステップとで構成したリモー
ト転送方法である。
【0021】本手段においても、ホストコンピュータに
コマンド発行手段を設けて、ここで発行されるコマンド
中にリモート命令監視時間を登録しておくことにより、
同一のホストコンピュータよりファイル制御装置に対し
て、複数のリモート転送処理指定の命令が発行された場
合でも個々の命令を考慮して最適な監視時間を設定する
ことができる。そのため、本来的に必要な処理時間が不
足していることにより発生するI/Oエラー(リモート
命令監視時間タイムアウト)を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例1】図1は、本発明におけるバックアップシス
テムを示すブロック図である。同図において、1はホス
トコンピュータであり、ログバッファ2とコマンド発行
部3とを備えている。また、ホストコンピュータ1には
データベース4が接続されている。
【0024】5はファイル制御装置(FCU)であり、
ホストコンピュータ1とのインターフェースであるチャ
ネルアダプタ(CA)6と、通信回線12と接続される
リモートアダプタ(RA)7と、ファイル制御装置内の
リソース状態を管理するリソース管理部(RM)8を有
している。そしてこのリソース管理部(RM)8はリソ
ース管理のための記憶部(TS)を有している。さら
に、磁気ディスク装置11とのインターフェースとして
機能するデバイスアダプタ(DA)10が設けられてい
る。
【0025】前記ホストコンピュータ1とファイル制御
装置5と磁気ディスク装置11とで正センタを構成し業
務システムとして機能している。一方、正センタと通信
回線12で接続され、正センタと同様の副センタ、すな
わちホストコンピュータ101、ファイル制御装置10
5および磁気ディスク装置111を有しており、この副
センタは、正センタのバックアップシステムとして機能
している。なお、図1では、副センタ側のファイル制御
装置105は、主要構成としてリモートアダプタ(R
A)107とリソース管理部(RM)108のみを図示
している。
【0026】本実施形態において、コマンド発行部3
は、SSCコマンドを発行する機能を有している。SS
Cコマンドは、図2に示すような16バイト構成でフォ
ーマットされている。すなわち、0バイト目はサブシス
テムモードが登録され、1バイト目にはSSCコマンド
(回線リトライパラメータ)が登録されている。さら
に、2バイト目にはデータ転送のリトライ回数、3バイ
ト目には回線監視時間のタイマ値が登録される。さら
に、4バイト目にはリモート命令監視時間の有効/無効
を示すモードが登録される。5〜11バイト目にはリモ
ートアダプタ識別子が登録され、12バイト目にはリト
ライを行うリモートアダプタ数、8バイト目には「X'0
0'」、14・15バイト目には正センタのファイル制御
装置5がリモート命令を監視する時間が登録されるよう
になっている。このSSCコマンドにおける最大の特徴
は、14・15バイト目にリモート命令監視時間が設定
できるようにした点にある。
【0027】本実施形態では、図3に示すように、ま
ず、ホストコンピュータ1がコマンド発行部3でSSC
コマンドを発行する前に、このSSCコマンドの14・
15バイト目にリモート命令監視時間をセットする。ま
た、これと同時に、4バイト目にリモート命令監視時間
の有効を示すモードをセットする。
【0028】前記SSCコマンドが、ホストコンピュー
タ1よりファイル制御装置5に発行されると、チャネル
アダプタ(CA)6を通じてリソース管理部(RM)8
がこれを受け取る。リソース管理部(RM)8は、前記
SSCコマンドに格納された各パラメータのチェックを
行う。このとき、リソース管理部(RM)8は、SSC
コマンドの4バイト目をチェックし、リモート命令監視
時間のモードが有効であることを認識すると、14・1
5バイト目に設定されたリモート命令監視時間を記憶部
(TS)に保持する。なお、このリモート命令監視時間
の保持は、ファイル制御装置5が有している他の記憶手
段に保持してもよい。
【0029】このように、リソース管理部(RM)8は
SSCコマンドのパラメータに基づいてリモート命令監
視時間を設定できるので、自ら監視時間を計算する必要
はない。
【0030】そして、リソース管理部(RM)8は、当
該SSCコマンドの処理が完了した時点で、ホストコン
ピュータ1にコマンド処理終了を通知する。以上のホス
トコンピュータ1とファイル制御装置5との処理を時系
列的に示したものが図3である。
【0031】本実施例1によれば、従来ファイル制御装
置5内で算出していたリモート命令監視時間を、ホスト
コンピュータ1のコマンド発行部3において、リモート
転送環境構築のためのSSC(回線リトライのためのパ
ラメータ設定コマンド)のパラメータ領域(14・15
バイト目)に設定し、ファイル制御装置5に対して通知
することにより、従来のファイル制御装置5内の計算式
によるリモート命令監視時間の算出では考慮することが
できなかったホストコンピュータ1から発行される命令
(I/O)数、1命令(I/O)における処理トラック
数を、これらを考慮した命令監視時間で設定することが
可能となる。
【0032】これにより、従来、命令数や1命令のトラ
ック数が考慮できないためにタイムアウトとされてしま
った大部分のI/Oエラーを防止することが可能となっ
た。
【0033】
【実施例2】本実施例2も正センタおよび副センタの構
成は実施例1で説明した図1と同様である。
【0034】本実施例2では、データ転送開始命令(C
CW/DX)のコマンドパラメータ領域にリモート命令
監視時間の設定領域を設けた点が特徴である。図4は、
本実施例2のコマンド発行部3で生成されるデータ転送
開始命令(CCW/DXコマンド)のフォーマット図で
ある。
【0035】このデータ転送開始命令(CCW/DX)
は16バイトで構成され、0バイト目はファイルマスク
情報、1・3バイト目はグローバル属性、4バイト目は
チェック限界値(Out of EXTENT CHECK数)、5バイト
目は非同期伝送属性が登録される。そして、6・7バイ
ト目はリモート命令監視時間が設定される。さらに、8
〜11バイト目には転送を開始するトラックアドレス、
12〜15バイト目には転送を終了するトラックアドレ
スが登録されるようになっている。
【0036】本実施例2のデータ転送開始命令(CCW
/DX)における特徴的な点は、6・7バイト目にリモ
ート命令監視時間を設定する領域を設けた点にある。本
実施例2の正センタと副センタとの処理を時系列的に示
したものが図5である。以下、同図に基づいて説明す
る。
【0037】正センタ側の処理としては、まず、ホスト
コンピュータ1のコマンド発行部3が図4に示したデー
タ転送開始命令(CCW/DX)を生成する。このと
き、6・7バイト目にリモート命令監視時間を設定す
る。
【0038】ファイル制御装置5がチャネルアダプタ
(CA)6を通じて前記データ転送開始命令(CCW/
DX)を受領すると、リソース管理部(RM)8はファ
イル制御装置5内のリソース状態をチェックし、異常が
なければデータ転送命令(CCW/DX)の6・7バイ
ト目に設定されたリモート命令監視時間を読み出す。読
み出されたリモート命令監視時間は、リソース管理部
(RM)8が有する記憶部(TS)または別の記憶手段
に保持され、これによりリモート転送における命令監視
時間の計数が開始される。
【0039】リソース管理部(RM)8は、記憶部(T
S)にホストコンピュータ1からデータ転送開始命令
(CCW/DX)を受け付けた時点での時刻を記録し、
これに前記リモート命令監視時間を加算してタイマ値を
決定する。そしてリソース管理部(RM)8は、前記タ
イマ値と現在時刻とを定期的に比較することにより、タ
イムアウトか否かを判定する。
【0040】次に、正センタ側のファイル制御装置5
は、正センタ側のホストコンピュータ1より、CCWの
LR(Locate Record)コマンドと、書き込みデータ
(WCKD:WriteCount, Key, Data)を受信し、リモ
ートアダプタ(RA)7を通じて通信回線12で接続さ
れている副センタ側のファイル制御装置105にデータ
のリモート転送を開始する。なお、前記LRコマンド
は、バックアップの書き込み処理のための情報で、対象
となるトラックのアドレス、サーチ開始レコードアドレ
ス等を規定するコマンドである。
【0041】正センタ側のファイル制御装置5は、全て
のデータを転送し終えると、副センタ側のファイル制御
装置105から処理の完了通知を受け取るまで待機す
る。副センタ側のファイル制御装置105では、正セン
タ側のファイル制御装置5から送られてきたデータをリ
モートアダプタ(RA)107を介して受信し、副セン
タ側の磁気ディスク装置111への書き込みを行う。
【0042】前記副センタ側での書き込み処理が完了す
ると、副センタ側のリソース管理部(RM)107は、
リモートアダプタ(RA)107を通じて正センタ側の
ファイル制御装置5に対して処理の完了通知を発行す
る。
【0043】副センタ側のファイル制御装置105より
処理完了通知を受領した正センタのファイル制御装置5
のリソース管理部(RM)8は、当該処理完了通知より
データ転送の正常/異常を判定する。そして、この結果
を正センタ側のホストコンピュータ1に通知する。当該
ホストコンピュータ1への通知を契機に、リソース管理
部(RM)8は、前記で継続されていたリモート命令の
監視時間の計数を終了する。
【0044】このとき、監視時間の計数を開始してから
正センタから副センタへのリモート転送処理時間が、設
定された1命令の監視時間を超えるときには、I/Oエ
ラー(命令監視時間タイムアウト)が正センタ側のホス
トコンピュータ1に通知される。
【0045】このように、従来、ファイル制御装置5内
で算出していたリモート命令監視時間を、ホストコンピ
ュータ1のコマンド発行部3において、リモート転送実
行時の起動コマンドであるデータ転送開始命令DXのパ
ラメータ領域(6・7バイト目)に設定してファイル制
御装置5に送信することにより、ファイル制御装置5内
では、1命令毎のリモート命令監視時間を自身の中に設
定することができる。
【0046】これにより、従来のファイル制御装置内で
の計算式によるリモート命令監視時間では考慮すること
ができなったホストコンピュータから発行される命令数
(I/O数)、および1命令(I/O)における処理ト
ラックを考慮して、リモート命令監視時間を設定するこ
とが可能となった。そのため、従来、命令数や1命令の
トラック数が考慮できないためにタイムアウトとされて
しまった大部分のI/Oエラーを防止することが可能と
なった。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、同一のホストコンピュ
ータよりファイル制御装置に対して、複数のリモート転
送処理指定の命令が発行された場合でも、リモート命令
監視時間を最適な値に設定することが可能となり、単一
のリモート転送処理に基づいてファイル制御装置内で計
算されたリモート命令監視時間に起因する単なる処理時
間不足によるI/Oエラー(リモート命令監視時間タイ
ムアウト)の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における正センタと副セン
タのシステム構成を示すブロック図
【図2】 実施例1におけるコマンド発行部で生成され
るSSCコマンドのフォーマット図
【図3】 実施例1の正センタにおけるホストコンピュ
ータとファイル制御装置とのオペレーションフロー図
【図4】 実施例2のコマンド発行部で生成されるデー
タ転送開始命令(CCW/DXコマンド)のフォーマッ
ト図
【図5】 実施例2の正センタと副センタとで実行され
るオペレーションフロー図
【符号の説明】 1 ホストコンピュータ(HOST: HOST Computer) 2 ログバッファ 3 コマンド発行部 4 データベース(DB) 5 ファイル制御装置(FCU: File Control Unit) 6 チャネルアダプタ(CA: Chanel Adapter) 7 リモートアダプタ(RA: Remote Adapter) 8 リソース管理部(RM: Remote Manager) 8a 記憶部(TS: Table Storage) 10 デバイスアダプタ(DA: Device Adapter) 11 磁気ディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 直美 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目4番19 号 株式会社富士通プログラム技研内 Fターム(参考) 5B083 AA00 BB01 BB02 CC09 CD01 CE00 EE06 EE07 EF17 GG04 5K030 GA11 HB06 JT06 KA07 MC09 MD02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータとファイル制御装置
    とで構成される正センタからのデータを同種の構成の副
    センタにリモート転送するリモート転送システムであっ
    て、 ホストコンピュータに設けられファイル制御装置に対す
    るリモート命令監視時間の設定領域を備えたコマンドを
    発行するコマンド発行手段と、 ファイル制御装置に設けられ、前記コマンド発行手段か
    らのコマンドからリモート命令監視時間を読み出してそ
    の計数値を設定するタイマと、 前記タイマで設定された計数値内で命令に対応する処理
    が完了しない場合に入出力エラーを前記ホストコンピュ
    ータに通知する手段とからなるリモート転送装置。
  2. 【請求項2】 前記コマンド発行手段により発行される
    コマンドは、回線リトライ設定コマンドであり、前記リ
    モート命令監視時間の設定領域とともに、前記ファイル
    制御装置におけるタイマでのリモート命令監視時間を有
    効にするか無効にするかのモード設定領域を前記コマン
    ド内に設定することを特徴とする請求項1記載のリモー
    ト転送方法。
  3. 【請求項3】 前記コマンド発行手段により発行される
    コマンドは、データ転送開始命令であることを特徴とす
    る請求項1記載のリモート転送装置。
  4. 【請求項4】 正センタを構成するホストコンピュータ
    によりリモート命令監視時間を格納した命令をファイル
    制御装置に対して発行するステップと、 前記命令を受信した正センタを構成する第1のファイル
    制御装置が、前記リモート命令監視時間をタイマに設定
    するステップと、 前記第1のファイル制御装置がホストコンピュータから
    の命令にしたがって副センタを構成する第2のファイル
    制御装置にデータ転送を実行するステップと、 前記第1のファイル制御装置が、タイマで設定されたリ
    モート命令監視時間内に第2のファイル制御装置から処
    理完了通知を受領した場合にホストコンピュータに対し
    て正常終了を報告するステップと、 前記第1のファイル制御装置が、タイマで設定されたリ
    モート命令監視時間内に第2のファイル制御装置から処
    理完了通知を受領できなかった場合にホストコンピュー
    タに対して異常終了を報告するステップとからなるリモ
    ート転送方法。
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Cited By (2)

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