JP2000099337A - 分散アプリケーションシステムおよびダウンローディング方法 - Google Patents
分散アプリケーションシステムおよびダウンローディング方法Info
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- JP2000099337A JP2000099337A JP10265909A JP26590998A JP2000099337A JP 2000099337 A JP2000099337 A JP 2000099337A JP 10265909 A JP10265909 A JP 10265909A JP 26590998 A JP26590998 A JP 26590998A JP 2000099337 A JP2000099337 A JP 2000099337A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】業務処理仕様の変更、更新時のクライアント・
プログラムモジュールの再配布の問題を解決し、かつ分
散データベース環境を容易に実現し、分散アプリケーシ
ョンシステムのレスポンス性能向上と保守工数の低減を
図る。 【解決手段】ビジネス・ロジック層２０のローカル・デ
ータ・アクセスプログラムモジュール４５とローカル・
データ・ソース４１をネットワーク６０を介してダウン
ロード可能なデータベース・コンポーネント４０として
実装し、Ｗｅｂブラウザ３１からのリクエストに応じ
て、クライアント側にダウンロードさせる。クライアン
ト・プログラム３５もビジネス・ロジック層２０からダ
ウンロードする。クライアント側のローカル・データソ
ース５１をアクセスする処理と、データ・サービス層１
０のメイン・データ・ソース１５へアクセスする処理と
がある。
プログラムモジュールの再配布の問題を解決し、かつ分
散データベース環境を容易に実現し、分散アプリケーシ
ョンシステムのレスポンス性能向上と保守工数の低減を
図る。 【解決手段】ビジネス・ロジック層２０のローカル・デ
ータ・アクセスプログラムモジュール４５とローカル・
データ・ソース４１をネットワーク６０を介してダウン
ロード可能なデータベース・コンポーネント４０として
実装し、Ｗｅｂブラウザ３１からのリクエストに応じ
て、クライアント側にダウンロードさせる。クライアン
ト・プログラム３５もビジネス・ロジック層２０からダ
ウンロードする。クライアント側のローカル・データソ
ース５１をアクセスする処理と、データ・サービス層１
０のメイン・データ・ソース１５へアクセスする処理と
がある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバと複数のク
ライアントからなる分散アプリケーションシステムおよ
びそのシステムのサーバからクライアントに対してロー
カルデータソースをネットワークを介してダウンロード
するダウンローディング方法に関する。
ライアントからなる分散アプリケーションシステムおよ
びそのシステムのサーバからクライアントに対してロー
カルデータソースをネットワークを介してダウンロード
するダウンローディング方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年インターネット技術の発展とその普
及は目覚しいものがあり、その構成技術を企業内システ
ム構築に利用したイントラネットシステムの開発が非常
に盛んである。このイントラネットシステムは、通常、
クライアント／サーバ型のアプリケーション・システム
として開発される。クライアント／サーバ型アプリケー
ション・システムの開発手法として、３階層モデルまた
は３階層アーキテクチャと呼ばれるものが知られてい
る。この３階層モデルとは、ユーザ・インタフェース部
分を実現するプレゼンテーション層と、データの加工処
理を実行するビジネスロジック層（ファンクション層と
も言う）と、データベースにアクセスするデータサービ
ス層とを機能的に明確に区別することにより、システム
の性能や、開発・保守の効率向上を図るものである。
及は目覚しいものがあり、その構成技術を企業内システ
ム構築に利用したイントラネットシステムの開発が非常
に盛んである。このイントラネットシステムは、通常、
クライアント／サーバ型のアプリケーション・システム
として開発される。クライアント／サーバ型アプリケー
ション・システムの開発手法として、３階層モデルまた
は３階層アーキテクチャと呼ばれるものが知られてい
る。この３階層モデルとは、ユーザ・インタフェース部
分を実現するプレゼンテーション層と、データの加工処
理を実行するビジネスロジック層（ファンクション層と
も言う）と、データベースにアクセスするデータサービ
ス層とを機能的に明確に区別することにより、システム
の性能や、開発・保守の効率向上を図るものである。
【０００３】サーバにデータベースアクセスモジュール
だけを配置し、データの加工処理等その他の処理をクラ
イアント側で実行する２階層モデルの従来システムで
は、業務処理仕様の変更、追加等が生じたときに、クラ
イアント側プログラム・コードの変更が必要となり、そ
の修正されたプログラム・モジュールを複数の各クライ
アント・コンピュータに配布し、各クライアントにおい
てプログラムを交替するという処理が必要となる。特
に、クライアント・コンピュータの台数が多くなる大規
模なクライアント／サーバ・システムでは、このクライ
アント側プログラム・コード変更時の修正プログラム・
モジュールの配布処理は、全てのクライアント・コンピ
ュータの同期をとって実施しなければならず、システム
保守作業として、極めて煩わしい問題であった。
だけを配置し、データの加工処理等その他の処理をクラ
イアント側で実行する２階層モデルの従来システムで
は、業務処理仕様の変更、追加等が生じたときに、クラ
イアント側プログラム・コードの変更が必要となり、そ
の修正されたプログラム・モジュールを複数の各クライ
アント・コンピュータに配布し、各クライアントにおい
てプログラムを交替するという処理が必要となる。特
に、クライアント・コンピュータの台数が多くなる大規
模なクライアント／サーバ・システムでは、このクライ
アント側プログラム・コード変更時の修正プログラム・
モジュールの配布処理は、全てのクライアント・コンピ
ュータの同期をとって実施しなければならず、システム
保守作業として、極めて煩わしい問題であった。
【０００４】一方、クライアント側の処理をプレゼンテ
ーション層のみに限定した、この３階層モデルによるシ
ステムは、いわゆる頭脳の部分をサーバ側に渡して、ユ
ーザ・インタフェース部分のプレゼンテーション層のみ
をクライアントに残しているので、業務処理仕様の変更
や追加等が生じたときには、プログラム・コード変更の
作業はサーバ側のみ施せばよく、煩わしい問題は解消さ
れる。このように、３階層モデル化によりシステム保守
性の問題点をある程度解決した。しかし、プレゼンテー
ション層においてもクライアント・プログラム・モジュ
ールが常設されているため、これが業務仕様変更の影響
を受けることになる。その結果、プログラム修正が必要
になることは皆無にはならず、サーバ側のアプリケーシ
ョン・プログラム・コードの保守問題が完全には解決さ
れない。そこで、プレゼンテーション層のプログラム・
コードとして、例えば米マイクロソフト社の「Internet
Explorer」や米ネットスケープ・コミュニケーション
ズ社の「Netscape Navigator」に代表されるWebブラウ
ザを使用し、Webブラウザからのユーザ・リクエストに
応じて最新のアプリケーション・プログラム・モジュー
ルをサーバ側からダウンロードして実行する仕組みが実
現されるようになった。これにより、従来の２階層型、
または３階層型のクライアント／サーバ・システムにお
ける課題であったクライアント側プログラム・コード変
更時のプログラム・モジュールのクライアントへの再配
布処理が不要となった。
ーション層のみに限定した、この３階層モデルによるシ
ステムは、いわゆる頭脳の部分をサーバ側に渡して、ユ
ーザ・インタフェース部分のプレゼンテーション層のみ
をクライアントに残しているので、業務処理仕様の変更
や追加等が生じたときには、プログラム・コード変更の
作業はサーバ側のみ施せばよく、煩わしい問題は解消さ
れる。このように、３階層モデル化によりシステム保守
性の問題点をある程度解決した。しかし、プレゼンテー
ション層においてもクライアント・プログラム・モジュ
ールが常設されているため、これが業務仕様変更の影響
を受けることになる。その結果、プログラム修正が必要
になることは皆無にはならず、サーバ側のアプリケーシ
ョン・プログラム・コードの保守問題が完全には解決さ
れない。そこで、プレゼンテーション層のプログラム・
コードとして、例えば米マイクロソフト社の「Internet
Explorer」や米ネットスケープ・コミュニケーション
ズ社の「Netscape Navigator」に代表されるWebブラウ
ザを使用し、Webブラウザからのユーザ・リクエストに
応じて最新のアプリケーション・プログラム・モジュー
ルをサーバ側からダウンロードして実行する仕組みが実
現されるようになった。これにより、従来の２階層型、
または３階層型のクライアント／サーバ・システムにお
ける課題であったクライアント側プログラム・コード変
更時のプログラム・モジュールのクライアントへの再配
布処理が不要となった。
【０００５】また、一方では、企業のイントラネットに
よるアプリケーション・システム構築の要求はパソコン
の性能向上に伴って高度化、大規模化し、その対象も複
雑なアプリケーション・システムへとシフトしつつあ
る。アプリケーション・システムにおいて、その核とな
るのはデータベースであり、データサービス層とビジネ
スロジック層を担うサーバ側コンピュータは、クライア
ントからのアクセス集中による性能低下という性能上の
問題点が発生する。その解決策の１つとしてクライアン
ト／サーバ間の通信時間を可能な限り短縮するために、
データベースを効果的に分散配置する分散データベース
システムが構築されようになった。例えば、特開平９−
２４４９３号公報に記載の分散データベースのアクセス
方法に見られるように、分散データベースシステム技術
でも種々な工夫が行なわれている。
よるアプリケーション・システム構築の要求はパソコン
の性能向上に伴って高度化、大規模化し、その対象も複
雑なアプリケーション・システムへとシフトしつつあ
る。アプリケーション・システムにおいて、その核とな
るのはデータベースであり、データサービス層とビジネ
スロジック層を担うサーバ側コンピュータは、クライア
ントからのアクセス集中による性能低下という性能上の
問題点が発生する。その解決策の１つとしてクライアン
ト／サーバ間の通信時間を可能な限り短縮するために、
データベースを効果的に分散配置する分散データベース
システムが構築されようになった。例えば、特開平９−
２４４９３号公報に記載の分散データベースのアクセス
方法に見られるように、分散データベースシステム技術
でも種々な工夫が行なわれている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】クライアント側にロー
カルデータベースを設置すれば、クライアント側のみに
よる入力データチェック処理やコード変換処理が可能と
なり、サーバへのアクセス集中に伴う通信トラフィック
の問題も解決可能である。しかしながら、クライアント
側へのローカルデータベースの設置は、従来のクライア
ント／サーバシステムでのクライアントプログラムの更
新時におけるクライアント・プログラムモジュールの再
配布の問題を内包しており、イントラネットシステムの
構築メリットを半減させてしまう。
カルデータベースを設置すれば、クライアント側のみに
よる入力データチェック処理やコード変換処理が可能と
なり、サーバへのアクセス集中に伴う通信トラフィック
の問題も解決可能である。しかしながら、クライアント
側へのローカルデータベースの設置は、従来のクライア
ント／サーバシステムでのクライアントプログラムの更
新時におけるクライアント・プログラムモジュールの再
配布の問題を内包しており、イントラネットシステムの
構築メリットを半減させてしまう。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上記のような従
来の課題を解決し、業務処理仕様の変更、更新時におけ
るクライアント・プログラムモジュールの再配布が煩わ
しくなく、かつ分散データベース環境を容易に実現し、
イントラネットなどによる分散アプリケーションシステ
ムのレスポンス性能の向上と保守工数の低減を図ること
が可能な分散アプリケーションシステムおよびダウンロ
ーディング方法を提供することにある。
来の課題を解決し、業務処理仕様の変更、更新時におけ
るクライアント・プログラムモジュールの再配布が煩わ
しくなく、かつ分散データベース環境を容易に実現し、
イントラネットなどによる分散アプリケーションシステ
ムのレスポンス性能の向上と保守工数の低減を図ること
が可能な分散アプリケーションシステムおよびダウンロ
ーディング方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の分散アプリケーションシステムでは、複
数のクライアント・コンピュータをネットワークを介し
て接続するサーバ・コンピュータにおいて、該サーバ・
コンピュータのデータ・サービス層のメイン・データ・
ソースの一部が複写され、クライアント・コンピュータ
の要求に応じてダウンロードするためのローカル・デー
タ・ソースおよび該ローカル・データ・ソースをアクセ
スするためのローカル・アクセス・プログラムモジュー
ルからなるデータベース・コンポーネント、ならびにク
ライアントの業務開始と同時にダウンロードするための
クライアント・プログラムモジュールを、該サーバのビ
ジネス・ロジック層に配置したことを特徴としている。
め、本発明の分散アプリケーションシステムでは、複
数のクライアント・コンピュータをネットワークを介し
て接続するサーバ・コンピュータにおいて、該サーバ・
コンピュータのデータ・サービス層のメイン・データ・
ソースの一部が複写され、クライアント・コンピュータ
の要求に応じてダウンロードするためのローカル・デー
タ・ソースおよび該ローカル・データ・ソースをアクセ
スするためのローカル・アクセス・プログラムモジュー
ルからなるデータベース・コンポーネント、ならびにク
ライアントの業務開始と同時にダウンロードするための
クライアント・プログラムモジュールを、該サーバのビ
ジネス・ロジック層に配置したことを特徴としている。
【０００９】また、本発明のダウンローディング方法で
は、ビジネス・ロジック層のローカルデータアクセス
・プログラムモジュールおよびローカルデータソースを
ネットワークからダウンロード可能なデータベースコン
ポーネントとして実装し、Webブラウザからのリクエス
トに応じてクライアント側へダウンロードし、クライア
ント側では、クライアント・プログラムモジュールが、
ユーザからの処理要求をデータ・ベース・コンポーネン
ト内の最新ローカル・データ・ソースを利用した処理
と、データ・サービス層のメイン・データ・ソースおよ
びビジネス・ロジック層のメインデータアクセス・プロ
グラムモジュールを利用した処理とに振り分けることを
特徴としている。さらに、上記ダウンローディング方
法において、ビジネス・ロジック層に配置されたデータ
ベースコンポーネントは、クライアントが業務開始時に
常時ダウンロードするものと、ローカルデータソースに
変更があった時、またはクライアントから特に要求があ
った時に限ってダウンロードするものとに分けて、管理
されることを特徴としている。これにより、ロードされ
たクライアント・プログラム・モジュール側では、入力
データチェック処理やコード変換処理時に利用するロー
カルデータソースおよびローカルデータソースへのアク
セスロジックが、データベースコンポーネントと同期し
て常に最新のものがクライアント側で稼動することとな
る。
は、ビジネス・ロジック層のローカルデータアクセス
・プログラムモジュールおよびローカルデータソースを
ネットワークからダウンロード可能なデータベースコン
ポーネントとして実装し、Webブラウザからのリクエス
トに応じてクライアント側へダウンロードし、クライア
ント側では、クライアント・プログラムモジュールが、
ユーザからの処理要求をデータ・ベース・コンポーネン
ト内の最新ローカル・データ・ソースを利用した処理
と、データ・サービス層のメイン・データ・ソースおよ
びビジネス・ロジック層のメインデータアクセス・プロ
グラムモジュールを利用した処理とに振り分けることを
特徴としている。さらに、上記ダウンローディング方
法において、ビジネス・ロジック層に配置されたデータ
ベースコンポーネントは、クライアントが業務開始時に
常時ダウンロードするものと、ローカルデータソースに
変更があった時、またはクライアントから特に要求があ
った時に限ってダウンロードするものとに分けて、管理
されることを特徴としている。これにより、ロードされ
たクライアント・プログラム・モジュール側では、入力
データチェック処理やコード変換処理時に利用するロー
カルデータソースおよびローカルデータソースへのアク
セスロジックが、データベースコンポーネントと同期し
て常に最新のものがクライアント側で稼動することとな
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例を示す
分散アプリケーション・システムの構成図である。図１
において、１００はクライアント／サーバ型分散アプリ
ケーション・システム、１０はデータ・サービス層、２
０はビジネス・ロジック層、３０はプレゼンテーション
層である。データ・サービス層１０とビジネス・ロジッ
ク層２０は、サーバ側コンピュータに、プレゼンテーシ
ョン層３０は、複数のクライアント・コンピュータに設
定する。１５はメイン・データ・ソースであり、２５は
クライアント・コンピュータにダウンロードするための
クライアント・プログラムモジュール、２１，２２，２
３はいずれもビジネス・ロジック層２０に設けられ、専
用処理を担当するプログラム・モジュールである。ま
た、６０はイントラネット等のネットワーク、３１はＷ
ｅｂブラウザ、３５はダウンロードされた後のクライア
ント・プログラムモジュール、５０はデータベース・コ
ンポーネント、５１はローカル・データ・ソース、５５
はローカル・データ・アクセス・プログラムモジュール
である。本実施例では、各クライアント・コンピュタで
使用するローカル・データ・ソース４１およびローカル
・データをアクセスするローカル・データ・アクセス・
プログラムモジュール４５からなるデータベース・コン
ポーネント４０をビジネス・ロジック層２０に配置す
る。
より詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例を示す
分散アプリケーション・システムの構成図である。図１
において、１００はクライアント／サーバ型分散アプリ
ケーション・システム、１０はデータ・サービス層、２
０はビジネス・ロジック層、３０はプレゼンテーション
層である。データ・サービス層１０とビジネス・ロジッ
ク層２０は、サーバ側コンピュータに、プレゼンテーシ
ョン層３０は、複数のクライアント・コンピュータに設
定する。１５はメイン・データ・ソースであり、２５は
クライアント・コンピュータにダウンロードするための
クライアント・プログラムモジュール、２１，２２，２
３はいずれもビジネス・ロジック層２０に設けられ、専
用処理を担当するプログラム・モジュールである。ま
た、６０はイントラネット等のネットワーク、３１はＷ
ｅｂブラウザ、３５はダウンロードされた後のクライア
ント・プログラムモジュール、５０はデータベース・コ
ンポーネント、５１はローカル・データ・ソース、５５
はローカル・データ・アクセス・プログラムモジュール
である。本実施例では、各クライアント・コンピュタで
使用するローカル・データ・ソース４１およびローカル
・データをアクセスするローカル・データ・アクセス・
プログラムモジュール４５からなるデータベース・コン
ポーネント４０をビジネス・ロジック層２０に配置す
る。
【００１１】次に、本発明の実施手順を図１に従って説
明する。 （１）ユーザ（操作者）からの業務処理開始要求を受け
付けたプレゼンテーション層３０のWebブラウザ３１
は、ビジネス・ロジック層２０に保持されるクライアン
ト・プログラム・モジュール２５へネットワーク６０を
経由して業務処理開始のリクエストを送信する。 （２）業務処理開始のリクエストを受け付けたクライア
ント・アプリケーション・プログラムモジュール２５
は、ネットワーク６０を経由してプレゼンテーション層
３０にあるWebブラウザ３１ヘダウンロードされ、クラ
イアント・プログラム３５として実行される。 （３）上記クライアント・プログラムモジュールのダウ
ンロード処理と並行してビジネス・ロジック層２０にあ
るローカルデータソース４１とローカルデータアクセス
・プログラムモジュール４５から構成されるデータベー
ス・コンポーネント４０が、ネットワーク６０を経由し
てプレゼンテーション層３０にあるWebブラウザ３１ヘ
ダウンロードされる。
明する。 （１）ユーザ（操作者）からの業務処理開始要求を受け
付けたプレゼンテーション層３０のWebブラウザ３１
は、ビジネス・ロジック層２０に保持されるクライアン
ト・プログラム・モジュール２５へネットワーク６０を
経由して業務処理開始のリクエストを送信する。 （２）業務処理開始のリクエストを受け付けたクライア
ント・アプリケーション・プログラムモジュール２５
は、ネットワーク６０を経由してプレゼンテーション層
３０にあるWebブラウザ３１ヘダウンロードされ、クラ
イアント・プログラム３５として実行される。 （３）上記クライアント・プログラムモジュールのダウ
ンロード処理と並行してビジネス・ロジック層２０にあ
るローカルデータソース４１とローカルデータアクセス
・プログラムモジュール４５から構成されるデータベー
ス・コンポーネント４０が、ネットワーク６０を経由し
てプレゼンテーション層３０にあるWebブラウザ３１ヘ
ダウンロードされる。
【００１２】（４）プレゼンテーション層３０のWebブ
ラウザ３１上のクライアント・プログラム３５における
業務処理は、データ・サービス層１０のメイン・データ
ソース１５に対する参照・更新処理などの場合は、ネッ
トワーク６０を経由してビジネス・ロジック層２０のプ
ログラムモジュール２１、２２、２３などを介して実行
される。一方、プレゼンテーション層３０で、クライア
ント側にて実行されるべきデータチェック処理やコード
変換処理などの場合には、ダウンロードされたデータベ
ース・コンポーネント５０を利用する。具体的には、ア
プリケーション・プログラム２５からローカルデータア
クセス・プログラムモジュール５５を介し、常に最新の
ローカルデータソース５１へアクセスすることによりネ
ットワークを経由せずローカル環境で処理を高速に実現
する。
ラウザ３１上のクライアント・プログラム３５における
業務処理は、データ・サービス層１０のメイン・データ
ソース１５に対する参照・更新処理などの場合は、ネッ
トワーク６０を経由してビジネス・ロジック層２０のプ
ログラムモジュール２１、２２、２３などを介して実行
される。一方、プレゼンテーション層３０で、クライア
ント側にて実行されるべきデータチェック処理やコード
変換処理などの場合には、ダウンロードされたデータベ
ース・コンポーネント５０を利用する。具体的には、ア
プリケーション・プログラム２５からローカルデータア
クセス・プログラムモジュール５５を介し、常に最新の
ローカルデータソース５１へアクセスすることによりネ
ットワークを経由せずローカル環境で処理を高速に実現
する。
【００１３】図２は、本発明の一実施例を示すダウンロ
ーディング方法の動作フローチャートである。先ず、ク
ライアント側コンピュータでは、業務処理開始に伴って
サーバ側コンピュータに対してネットワーク６０を介し
てリクエストを送信する（ステップ１０１）。ビジネス
・ロジック層２０でこのリクエストを受け付けると（ス
テップ２０１）、直ちにクライアント・プログラムモジ
ュール２５をネットワーク６０を介してＷｅｂブラウザ
３１側にダウンロードする（ステップ２０２）。クライ
アント側では、ロードされたクライアント・プログラム
モジュール３５を用いて業務開始に際して必要な処理を
実行する（ステップ１０２）。サーバ側のビジネス・ロ
ジック層２０では、接続されている複数のクライアント
側コンピュータのうち、変更があったときのみダウンロ
ードし、それ以外は常駐するクライアント側のローカル
・データソースを用いて処理を行う第１種のクライアン
トであるか、変更のある無しに限らず、常時、業務開始
に伴ってデータソースをダウンロードする第２種のクラ
イアントであるかを判別し（ステップ２０３）、第１種
のクライアントでは変更のある場合、第２種のクライア
ントでは常時、ローカル・データソース４１とローカル
・データ・アクセス・プログラムモジュール４５からな
るデータベース・コンポーネント４０を、ネットワーク
６０を介してＷｅｂブラウザ３１にダウンロードする
（ステップ２０４）。
ーディング方法の動作フローチャートである。先ず、ク
ライアント側コンピュータでは、業務処理開始に伴って
サーバ側コンピュータに対してネットワーク６０を介し
てリクエストを送信する（ステップ１０１）。ビジネス
・ロジック層２０でこのリクエストを受け付けると（ス
テップ２０１）、直ちにクライアント・プログラムモジ
ュール２５をネットワーク６０を介してＷｅｂブラウザ
３１側にダウンロードする（ステップ２０２）。クライ
アント側では、ロードされたクライアント・プログラム
モジュール３５を用いて業務開始に際して必要な処理を
実行する（ステップ１０２）。サーバ側のビジネス・ロ
ジック層２０では、接続されている複数のクライアント
側コンピュータのうち、変更があったときのみダウンロ
ードし、それ以外は常駐するクライアント側のローカル
・データソースを用いて処理を行う第１種のクライアン
トであるか、変更のある無しに限らず、常時、業務開始
に伴ってデータソースをダウンロードする第２種のクラ
イアントであるかを判別し（ステップ２０３）、第１種
のクライアントでは変更のある場合、第２種のクライア
ントでは常時、ローカル・データソース４１とローカル
・データ・アクセス・プログラムモジュール４５からな
るデータベース・コンポーネント４０を、ネットワーク
６０を介してＷｅｂブラウザ３１にダウンロードする
（ステップ２０４）。
【００１４】クライアント側では、ユーザからの処理要
求を受けたとき、クライアントにロードされた最新のロ
ーカル・データソース５１を利用した処理、例えばデー
タチェック処理やコード変換処理等であるか、あるいは
サーバ側のデータ・サービス層１０のメイン・データ・
ソース１５またはビジネス・ロジック層２０のメイン・
データ・アクセス・プログラムモジュール２０〜２３を
利用した処理、例えばデータソースの参照、更新処理等
であるかを判別し、前者の場合には、クライアント側に
ロードされたローカル・データソース５１にアクセスし
て処理を行い（ステップ１０３）、後者の場合には、ネ
ットワーク６０を介してサーバ側のプログラムモジュー
ル２１〜２３を呼び出し、メイン・データ・ソース１５
をアクセスして、処理を行うよう依頼する（ステップ１
０４）。サーバ側では、クライアント側からのアクセス
に応じて、メイン・データ・ソース１５の内容を更新す
る（ステップ２０５）。業務処理が完了したならば、ク
ライアント側コンピュータは、その処理結果のデータソ
ース５１をサーバ側に送信することにより（ステップ１
０５）、サーバ側では、ローカル・データソース４１の
内容を更新するとともに、メイン・データ・ソース１５
の内容も更新する（ステップ２０６）。
求を受けたとき、クライアントにロードされた最新のロ
ーカル・データソース５１を利用した処理、例えばデー
タチェック処理やコード変換処理等であるか、あるいは
サーバ側のデータ・サービス層１０のメイン・データ・
ソース１５またはビジネス・ロジック層２０のメイン・
データ・アクセス・プログラムモジュール２０〜２３を
利用した処理、例えばデータソースの参照、更新処理等
であるかを判別し、前者の場合には、クライアント側に
ロードされたローカル・データソース５１にアクセスし
て処理を行い（ステップ１０３）、後者の場合には、ネ
ットワーク６０を介してサーバ側のプログラムモジュー
ル２１〜２３を呼び出し、メイン・データ・ソース１５
をアクセスして、処理を行うよう依頼する（ステップ１
０４）。サーバ側では、クライアント側からのアクセス
に応じて、メイン・データ・ソース１５の内容を更新す
る（ステップ２０５）。業務処理が完了したならば、ク
ライアント側コンピュータは、その処理結果のデータソ
ース５１をサーバ側に送信することにより（ステップ１
０５）、サーバ側では、ローカル・データソース４１の
内容を更新するとともに、メイン・データ・ソース１５
の内容も更新する（ステップ２０６）。
【００１５】このように、本発明においては、クライア
ント・プログラムモジュール２５がビジネス・ロジック
層２０に配置されているため、クライアント側プログラ
ム・コード変更時のプログラム・モジュールのクライア
ントへの再配布処理は不要であり、数台のサーバ側ビジ
ネス・ロジック層２０のプログラム・モジュール２５の
プログラム・コードを変更するのみでよく、変更後のプ
ログラム・モジュール２５を各クライアント側コンピュ
ータにダウンロードすればよい。さらに、本発明では、
分散アプリケーションシステムのクライアント側に配置
されるローカル・データソースがサーバ側のビジネス・
ロジック層２０に配置され、業務開始時に各クライアン
ト側にダウンロードされるため、サーバ側コンピュータ
はクライアント側からのアクセス集中による性能低下は
回避でき、かつローカル・データ・ソース５１の入れ替
えの際にも、ビジネス・ロジック層２０で入れ替えて、
入れ替え済みのデータ・ソース４１を業務開始時にダウ
ンロードするので、クライアント毎の再配布処理は不要
となる。また、保守工数も、数台のサーバ側のローカル
・データソース４１に対して施すだけでよいため、低減
することができる。なお、ネットワーク６０は、企業等
を対象としたイントラネットに限定されることなく、一
般公衆回線を用いたインターネットにすることも可能で
ある。
ント・プログラムモジュール２５がビジネス・ロジック
層２０に配置されているため、クライアント側プログラ
ム・コード変更時のプログラム・モジュールのクライア
ントへの再配布処理は不要であり、数台のサーバ側ビジ
ネス・ロジック層２０のプログラム・モジュール２５の
プログラム・コードを変更するのみでよく、変更後のプ
ログラム・モジュール２５を各クライアント側コンピュ
ータにダウンロードすればよい。さらに、本発明では、
分散アプリケーションシステムのクライアント側に配置
されるローカル・データソースがサーバ側のビジネス・
ロジック層２０に配置され、業務開始時に各クライアン
ト側にダウンロードされるため、サーバ側コンピュータ
はクライアント側からのアクセス集中による性能低下は
回避でき、かつローカル・データ・ソース５１の入れ替
えの際にも、ビジネス・ロジック層２０で入れ替えて、
入れ替え済みのデータ・ソース４１を業務開始時にダウ
ンロードするので、クライアント毎の再配布処理は不要
となる。また、保守工数も、数台のサーバ側のローカル
・データソース４１に対して施すだけでよいため、低減
することができる。なお、ネットワーク６０は、企業等
を対象としたイントラネットに限定されることなく、一
般公衆回線を用いたインターネットにすることも可能で
ある。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イントラネットシステムなどにおける分散アプリケーシ
ョン・システム環境を容易に構築することが可能であ
り、クライアント側でデータソースを利用した複雑な処
理を行うアプリケーションシステムの大規模かつ広域な
クライアント展開を実現することができる。各クライア
ントに分散したローカルデータソースのメンテナンス
も、クライアント・プログラムモジュールと同様に、サ
ーバ側で一括管理とクライアント側への最新内容での配
信が可能となるため、大幅なシステム運用工数の削減が
期待できる。
イントラネットシステムなどにおける分散アプリケーシ
ョン・システム環境を容易に構築することが可能であ
り、クライアント側でデータソースを利用した複雑な処
理を行うアプリケーションシステムの大規模かつ広域な
クライアント展開を実現することができる。各クライア
ントに分散したローカルデータソースのメンテナンス
も、クライアント・プログラムモジュールと同様に、サ
ーバ側で一括管理とクライアント側への最新内容での配
信が可能となるため、大幅なシステム運用工数の削減が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す分散アプリケーション
システムの構成図である。
システムの構成図である。
【図２】本発明の一実施例を示すダウンローディング方
法の動作フローチャートである。
法の動作フローチャートである。
１００…分散アプリケーション・システム、１０…デー
タ・サービス層、１５…データソース、２０…ビジネス
・ロジック層、２１〜２３…プログラムモジュール、２
５…クライアント・プログラムモジュール、３０…プレ
ゼンテーション層、３１…Webブラウザ、３５…クライ
アント・プログラムモジュール（ダウンロード後）、４
０…データベースコンポーネント、４１…ローカルデー
タソース、４５…ローカルデータアクセス・プログラム
モジュール、５０…データベース・コンポーネント（ダ
ウンロード後）、５１…ローカルデータソース（ダウン
ロード後）、５５…ローカルデータアクセス・プログラ
ムモジュール（ダウンロード後）、６０…ネットワー
ク。
タ・サービス層、１５…データソース、２０…ビジネス
・ロジック層、２１〜２３…プログラムモジュール、２
５…クライアント・プログラムモジュール、３０…プレ
ゼンテーション層、３１…Webブラウザ、３５…クライ
アント・プログラムモジュール（ダウンロード後）、４
０…データベースコンポーネント、４１…ローカルデー
タソース、４５…ローカルデータアクセス・プログラム
モジュール、５０…データベース・コンポーネント（ダ
ウンロード後）、５１…ローカルデータソース（ダウン
ロード後）、５５…ローカルデータアクセス・プログラ
ムモジュール（ダウンロード後）、６０…ネットワー
ク。
Claims (3)
- 【請求項１】 ３階層モデルによるクライアント・サー
バ型アプリケーション・システムにおいて、 サーバ側コンピュータのデータ・サービス層に配置され
たメイン・データ・ソースの一部が複写され、クライア
ント・コンピュータの要求に応じてダウンロードするた
めのローカル・データ・ソースおよび該ローカル・デー
タ・ソースをアクセスするためのローカル・アクセス・
プログラムモジュールからなるデータベース・コンポー
ネント、ならびにクライアントの業務開始と同時にダウ
ンロードするためのクライアント・プログラムモジュー
ルを、該サーバ側コンピュータのビジネス・ロジック層
に配置したことを特徴とする分散アプリケーションシス
テム。 - 【請求項２】 ３階層モデルによるクライアント・サー
バ型アプリケーション・システムのダウンローディング
方法において、 ビジネス・ロジック層に、ローカル・データアクセス・
プログラムモジュールおよびローカル・データソースを
ネットワークを介してダウンロード可能なデータ・ベー
ス・コンポーネントとして実装し、 Webブラウザからのリクエストに応じて、該プログラム
モジュールおよびローカル・データ・ソースをクライア
ント側へダウンロードし、 該クライアント側では、クライアント・プログラムモジ
ュールが、ユーザからの処理要求をデータ・ベース・コ
ンポーネント内の最新ローカル・データ・ソースを利用
した処理と、データ・サービス層のメイン・データ・ソ
ースおよびビジネス・ロジック層のメインデータアクセ
ス・プログラムモジュールを利用した処理とに振り分け
ることを特徴とするダウンローディング方法。 - 【請求項３】 請求項２に記載のダウンローディング方
法において、 前記ビジネス・ロジック層に配置されたデータ・ベース
・コンポーネントは、クライアントが業務開始時に常時
ダウンロードするものと、ローカル・データ・ソースに
変更があった時、またはクライアントから特に要求があ
った時に限ってダウンロードするものとに分けて、管理
されることを特徴とするダウンローディング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10265909A JP2000099337A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 分散アプリケーションシステムおよびダウンローディング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10265909A JP2000099337A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 分散アプリケーションシステムおよびダウンローディング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000099337A true JP2000099337A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17423796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10265909A Pending JP2000099337A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 分散アプリケーションシステムおよびダウンローディング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000099337A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051967A1 (ja) * | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Justsystems Corporation | データ処理装置、データ処理システム、データ処理中継装置およびデータ処理方法 |
| US8898256B2 (en) | 2004-07-13 | 2014-11-25 | International Business Machines Corporation | Prioritization of application component distribution |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10177510A (ja) * | 1996-12-18 | 1998-06-30 | Casio Comput Co Ltd | クライアント・サーバ・システム |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP10265909A patent/JP2000099337A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10177510A (ja) * | 1996-12-18 | 1998-06-30 | Casio Comput Co Ltd | クライアント・サーバ・システム |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8898256B2 (en) | 2004-07-13 | 2014-11-25 | International Business Machines Corporation | Prioritization of application component distribution |
| US9304755B2 (en) | 2004-07-13 | 2016-04-05 | International Business Machines Corporation | Prioritization of application component distribution |
| WO2006051967A1 (ja) * | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Justsystems Corporation | データ処理装置、データ処理システム、データ処理中継装置およびデータ処理方法 |
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