JP2000096738A - 超軽量ブロック連結式構造物とその工法 - Google Patents

超軽量ブロック連結式構造物とその工法

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JP2000096738A
JP2000096738A JP10304706A JP30470698A JP2000096738A JP 2000096738 A JP2000096738 A JP 2000096738A JP 10304706 A JP10304706 A JP 10304706A JP 30470698 A JP30470698 A JP 30470698A JP 2000096738 A JP2000096738 A JP 2000096738A
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building
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Yoshitaka Hashimoto
善孝 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】釘、木組等を使わずに連結するだけで簡単に作
れる低層建築構造物 【構成】古紙等の繊維質素材を水溶性接着剤で内部に筒
状中空孔が縦横に出来るように固めたブロックの縦横の
筒状中空孔にパイプ等の継ぎ手を嵌合して大きな壁パネ
ル、屋根天井パネル、床パネルを作り、これらを柱ブロ
ックの90度角度変更の中空孔に継ぎ手を嵌合して組み
立てる建築構造物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、古紙のような繊維質
素材を芯材として利用し、その外側をセメントで固めた
建築用ブロックを建築構造物として使用することに関す
るものである。この発明は廃棄物として処理が困ってい
る古紙を建築用ブロック、その他成形物として再利用す
ることができる。
【0002】
【従来の技術】従来建築用コンクリートブロックはセメ
ントを主材として作られ、中空にしたり、その他骨材を
つめて成形したりしたものに鉄筋を通してセメントで固
めて、ブロック塀や住宅などの建築物を建設していた。
従来建築用ブロックは重く、断熱性に劣り、一寸した構
造物でも沢山のブロックを1個1個セメントで積み重さ
ねばならず、その手間は多大なものであった。この為コ
ンクリートブロック住宅の場合工期も長期化し、断熱性
がないので結露が出やすいなどの問題点が多く、又他の
低層住宅でも建築工程は非常に複雑であった。又コンク
リートブロック住宅の場合、外装専門の職人が外壁を施
工し、屋根職人が屋根を葺き、内装は別の職人が内壁、
床を施工してようやく一つの建築物を完工していた。し
かし工事の手間と工期の長期化、材料や工賃の高騰など
の問題点が多かった。ブロック建築以外でも低層建築物
の場合は木材、鉄骨とセメントの組合せを主材として作
られたり、鉄板のパネル等が主なものであった。木材で
あれば大工が何百という部材を使って骨組みを作ってか
ら、又木製パネル壁工法でも同様で、まず木製のパネル
壁を組立てから内外装を施す等、それぞれの専門職人が
長時間かけて施工し完工に至るのが一般的であり、工程
の複雑さには目にあまるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、軽くて強度があり、断熱性にも優れ、大
きな建築物も簡単に作れ、建築工程を極端に簡単に簡略
化し、工期も短くすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明ではこの課題を
解決するために次のような方法をとった。軽量化と工期
の短縮を図る為に繊維質素材又は硬質発泡素材を使用し
た筒状貫通孔(中空孔以下同)を有する成形物としての
ブロックを作る。繊維質素材として原料古紙を使用した
場合は原料古紙を水に漬けてできるだけ紙の繊維を壊さ
ないように攪拌してばらばらにほぐした後、かるく脱水
した後に接着剤と難燃化剤を混入して練り込み溶解古紙
を作り、屋内電話配線及び屋内電気配線、屋内ガス用配
管、通風用又は建築用ブロック同士結合するとき使用す
る為の筒状中空孔をブロック内に貫通するよう縦又は
横、あるいわ両方できるような型に入れ、この溶解古紙
に圧力を加えて成型脱水し、自然乾燥させる。乾燥して
からその外側を防水塗装するか、セメント又は無機物で
固める。溶解古紙が乾燥しないうちであればセメント粉
末をふりかけ、模様型に押しつけてセメントを養生し、
溶解古紙を自然乾燥させる。ブロックを貫通する筒状中
空孔が複数ある場合、その一部に53mmφの清涼飲料
用コーヒーの空き缶を複数個縦に繋げて使えば、圧縮強
度が非常に強いブロックとなる。筒状中空孔として古紙
で紙を作り、これを接着剤で何層にも巻き付けて筒状に
した芯材Aを構成する筒1を作り、セメントとの接着性
の良い防水剤で全体をコーティングするか含侵させて、
乾燥させたものを何本か並べて筒同士を麻、木綿等セメ
ントと接着性の良い強靱な紐等で固着して、周囲を前述
の溶解古紙かセメントで固めてもよい。セメントで固め
る場合パーライト、又は発泡スチロール等の発泡材をセ
メントに混入すればより軽いブロックができる。芯材A
を構成する筒1は縦に並べても、横に並べてもよく、ま
た横に何本か並べた上に縦にクロスするように並べても
よい。貫通孔が真っ直ぐなブロックA、C、Dの他にブ
ロックB、Eは貫通孔を90度又は一定角度に方向転換
させるためのブロックである。筒状中空孔として金属パ
イプ、プラスチックパイプを嵌め込んで溶解古紙と一体
成型してもよく、この場合は圧縮強度が非常に強いブロ
ックとなる。古紙原料を使用する以外に、倒木や全く使
い道のない間伐材を細く砕いて繊維状にしたもの、木屑
の粉末、硬質発泡素材等に十分な強度が出るよう接着剤
を混ぜ、ブロックの中を貫通孔ができるように、型に入
れ、乾燥させてから使用してもよい。この場合麻、木綿
等接着剤と接着しやすい布を貫通孔に沿って溶解古紙の
又は木屑の粉末等の間に挟むようにして成型すると、押
しつぶし強度がはるかに強いブロックができる。ブロッ
クの形は6面体だけでなく7図の如く丸太を半分にして
中心部をくり抜き、11図の如く上下に重ねていくもの
であってもよい。接ぎ手Bは複数のブロックAを連結す
る為のものであり、7図の接ぎ手Bの如くブロック本体
と一体成形されているものか、10図の如くパイプ状の
紙筒か、金属パイプ、その他折れずに丈夫な材質であり
ブロックの穴と嵌合するものである。したがって全ての
ブロックの上下側面の貫通孔のそれぞれの位置は同じで
ある必要がある。筒状貫通孔を有する成形物としての角
形ブロックの代わりに筒状貫通孔を有するパイプ状の紙
筒か、金属又はプラスティックパイプ等の成形物の貫通
孔に接ぎ手28か又は49を嵌合して構造物又は建物の
骨格を作り、筒状貫通孔を有する成形物を包含するよう
に接着剤を練り込んだ古紙原料等の繊維質素材又は発泡
質素材又はセメント等で固めて構造物又は建物を作って
もよい。
【0005】
【作用】10図に従ってこのブロックを使った建築工法
を説明すると、ブロックA1の右側面の孔イロに接ぎ手
P1、P2を長さの半分ほど嵌合させ、他方ブロックA
2の左側面の当該孔にP1、P2の他端をブロックA1
とA2とがその面を密着するまで嵌合させる。同様にブ
ロックA1の貫通孔ハニの下の孔ホヘにP3、P4の長
さの半分を嵌合させ、ブロックA3の当該孔トチにP
3、P4の残りの他端を嵌合させ、ブロックA1の下面
とブロックA3の上面を密着させる。このように本発明
のブロックを上下左右に連結してゆけば、ブロック同士
が強固に連結することができ、軽くて、大きく、丈夫な
構造物を作ることができる。本発明のブロックの貫通孔
は屋内電話配線及び屋内電気配線、屋内ガス用配管、通
風用としての用途もあるので、これら以外の貫通孔の全
てに接ぎ手を嵌合させればブロックを連結したパネルと
しても強固なものとなる。本発明のブロックは非常に軽
いので、基礎に固着した紐C1を縦方向に積み上げたブ
ロックAの開いている孔トとチに貫通させ頂上で張着さ
せれば、非常に強固な構造物を作ることができる。又、
90度方向転換する柱ブロック55(ブロックB)を使
い、接ぎ手ブロックどうしをしっかりと固着すれば、構
造物の方向の一部を90度又は一定角度に曲がった方向
に変えることも簡単にしかも強固に出来る。横貫通孔に
紐C2を通しておいて四方が囲まれてから結束すればよ
り強固な構造物となる。基礎に固着した鉄棒10を柱ブ
ロック55(ブロックB)の貫通孔9に嵌入し、鉄棒の
上端をボルトでブロック55(ブロックB)に固定すれ
ば、より堅固な構造物ができる。ブロックDの場合は1
2図のように接ぎ手7を窪み8に嵌合させて上に重ね合
わせてゆき、上下方向の貫通孔1に紐又は鉄棒を嵌入し
てブロックDを固定すればよい。
【0005】
【実施例】実施例1 図1はブロックで組み立てる平屋建て分解建物を示す斜
視図である。壁パネルブロック56は原料古紙を水に溶
解し、どろどろになったところでいったんかるく脱水し
てから水ガラス(36%溶液)20%、米の糊を10
%、エマルジョン系接着剤10%(日本ゼオン製Nip
ol Lx860等)を混入してよく攪拌し、型枠の内
側が厚さ12cm、縦3m、横50cmの型内に直径2
5mm長さ3mの取り外しできる管型を横に7本8mm
の間隔を隔てて底から30mmに設置、この7本の管型
のうち外側2本の下に窪み27の為の型を置く。同様に
縦に直径25mm長さ50cmの取り外しできる管型を
側壁から15mm90本8mmの間隔を隔てて底から3
1mmに設置し、この型の中に材料を入れ、5気圧位の
圧力をかけて脱水し、縦横に筒型を入れたまま型枠から
出して自然乾燥させた後、縦横の筒型を抜き、全体を防
水剤(日本ゼオン製Nipol Lx860等)に漬け
てすぐ引き上げてからすぐ管の内部以外の外側にセメン
ト粉末をふりかけ、模様を刻んだ型に押しつけセメント
が硬化するまで熟成さる。窓枠が付く壁パネルブロック
56の場合は壁パネルブロック56の端から12mm以
上取り、窓枠から30mm以内には空洞がないようにす
る。窓枠の幅が50cmを越え例えば120cmであれ
ばブロック3枚を窓枠の大きさに合わせて切り取り、ブ
ロックを全部組上がってからサッシをネジ止めする。柱
ブロック55は型枠の内側が縦12cm、長さ3m、横
12cmの型内に直径11mm長さ3mの取り外しでき
る管型を横に3本の内、1本を型枠の側面と底面から2
1mmの位置、もう1本を型枠の側面から21mm底面
から67mmに設置、残りの1本を側面から67mm底
面から21mmに設置。同様に縦に直径34mm長さ1
2cmの取り外しできる管型を底から31mmのところ
に最初の管型を、次から8mmの間隔を隔てて全体で9
0本設置。鉄棒10が入る穴9は11mm以上でもよい
がその場合は柱ブロック55の縦横の長さを大きくし、
鉄棒10も鉄パイプとする。屋根天井パネルブロック5
7は幅50cm厚さ12mm長さ2.2mの大きさで、
この中に直径3.4mm長さ2mの中空を厚さの下半分
の所に3本、上半分の所に直径3.4mm長さ50cm
の中空を46本各10mmの間隔を隔てて壁パネルブロ
ック2と同様な方法で作る。床パネルブロック58は幅
50cm厚さ12mm長さ2mの大きさで、この中に直
径3.4mm長さ2mの中空を厚さの下半分の所に3
本、上半分の所に直径3.4mm長さ50cmの中空を
46本各10mmの間隔を隔てて壁パネルブロック2と
同様な方法で作る。このようにして作った柱ブロック5
5、壁パネルブロック56、屋根天井パネルブロック5
7、床パネルブロック58の貫通孔14に継ぎ手のパイ
プ15を嵌合し 本発明の建築用軽量ブロックを使った
建築工法について説明すると、まず初めに土台13を作
るか、土台13をコンクリートで作るとき、定規で計測
した所定の位置に両端にネジ山が切られた鉄棒10と組
合うナットが埋め込まれている。床パネルブロック58
を使用しない場合は土台全体をコンクリートで固めてお
き、壁パネルブロック56を直接土台に載せていく。床
パネルブロック58を使用する場合は四方囲まれた土台
の中に土台の広さに応じて碁盤目模様の土台を作る。こ
の土台にまず床パネルブロック58の1枚目を土台の片
一方に寄せて土台に載せ、壁パネルブロック56をこの
床パネルブロックの下端の一部に取り付けられた押さえ
具26に掛かるようにボルト25を差し込むように立て
て固定し、コンセント口やローゼット口として予定して
いる横貫通孔箇所にドリルで穴を開け、ここに電気配線
や電話等の穴に導きケーブルを通してから、柱ブロック
55に接ぎ手を差し込み、その接ぎ手の他端を壁パネル
ブロック56に差し込んで壁パネルブロック56と密着
させ、導入ケーブルをとおしておき、この柱ブロックの
90度方向の面に他の壁パネルブロック56を2枚同様
にして密着。同じようにしてブロックをコの字型に配置
固定してから屋根天井パネルブロック57を載せる。柱
ブロック55は土台から天井まで届く垂直の穴9が開い
ており、これに鉄棒10を嵌入させ、コンクリート製の
土台13に固着させたボルトに嵌合させ、他端を止め具
12を介して天井屋根天井パネルブロック57とボルト
11で固定する。ボルト11で固定する天井屋根天井パ
ネルブロック57の部位にはナットが埋め込まれてい
る。柱ブロック1には更に水平の穴14が何個か開いて
いる。この穴は一部は隣接する壁パネルブロック56と
接ぎ手15をもって連結する穴であり、一部は電話線、
電気配線用、ガス配管用、換気用の為のものである。こ
れらの穴は壁パネルブロック56ににも当然貫通してい
る。部屋として壁パネルブロック56で閉じられる最後
の柱ブロック1は12図の如く穴1の対面が開いた柱ブ
ロックを使用し、対面から接ぎ手15を押し込んで柱ブ
ロックと壁パネルブロックを固定し、後はそれぞれのブ
ロックを同じように壁パネルブロック56を縦に2枚、
横に10枚繋げてゆく。屋根天井パネルブロック57は
2mの長さ方向に全ての穴に直径3.3mm長さ25c
mのパイプの接ぎ手を嵌合して繋ぎ4mとしたものを1
1枚壁パネルブロックで囲まれた部屋の上に載せ、最後
に止め具12とボルト11で固定る。床パネルブロック
58は2mの長さ方向に全ての穴に直径3.3mm長さ
25cmのパイプの接ぎ手を嵌合して繋ぎ4mとしたも
の10枚壁パネルブロックで囲まれた部屋の中の土台上
に載せ、当該部屋の最後の柱ブロックを設置し、外から
接ぎ手を差し込んで低層建物を完成する。この後最後の
柱ブロック55の貫通孔から電話線、電気配線用、ガス
配管用の導入ケーブルを使って電話線、電気配線、ガス
管を通し、通風用の穴に防塵防虫網を嵌めて、各ブロッ
クの繋ぎ目をセメントで塗り込め、屋根天井パネルブロ
ック57と床パネルブロック58上一面にコンクリート
を1cmの厚さに敷き詰め、内外装すれば完工する。
【0006】実施例2 図2は実施例1の大きなパネルブロックと異なりそれを
構成する小さなブロックAを示す斜視図である。柱ブロ
ック55、壁パネルブロック56、屋根天井パネルブロ
ック57、床パネルブロック58は実施例1のような大
きさでなくてもよく、ブロックAは原料古紙を水に漬け
て繊維を壊さないように攪拌し、どろどろになったとこ
ろでいったんかるく脱水してから水ガラス(36%溶
液)20%、米の糊を10%、エマルジョン系接着剤1
0%(日本ゼオン製Nipol Lx860等)を混入
してよく攪拌して粘土状の溶解古紙を作り、屋内電話配
線及び屋内電気配線、屋内ガス用配管、通風用又は建築
用ブロック同士結合するとき使用する為の筒状中空孔1
をブロック内に貫通するよう縦又は横、あるいわ両方で
きるような型に入れ、この実施例では目の細かい金網で
作った型枠の内側が厚さ12mm、縦25cm、横25
cmの中に直径25mmの管状になるように縦に5本、
8mmの間隔を隔てて、又横に5本直径25mmの管状
になるように8mmの間隔を隔てて、型の中に縦横筒状
金網型を入れた型枠に前述の溶解古紙を入れ、上から5
気圧位の圧力をかけて脱水し、縦横筒状網型を入れたま
ま型枠から出してすぐ管の内部以外の外側にセメント粉
末をふりかけ、セメントが硬化するまで熟成させる。セ
メントでコーティングしない場合は型枠に材料を入れた
まま自然乾燥させてたら型枠から外し、防水処理として
エマルジョン系接着剤(日本ゼオン製NipolLx8
60等)に浸水して乾燥させてもよい。
【0007】実施例3 実施例2の場合と異なり、芯材に原料古紙を使わず、木
屑又は発泡スチロールを細かくしたものを使用するもの
で、木屑の粉末又は発泡スチロールを細かくしたものに
水ガラス(10%溶液)、米の糊を25%、エマルジョ
ン系接着剤15%(日本ゼオン製Nipol Lx86
0等)を混入してよく攪拌して練り込み、後は実施例2
と同様にして作る。
【0008】実施例4 図4は実施例2の貫通孔1の方向を90度方向転換する
為のブロックBを示す斜視図である。図5は図4の横断
面を示したもので、屋内電話配線及び屋内電気配線、屋
内ガス用配管、通風用又は建築用ブロック同士結合する
とき使用する為の筒状中空孔を直方向から90度方向転
換した金網枠型を使い、その後の製造方法は実施例1又
は2と同様である。
【0009】実施例5 図6は実施例2の貫通孔として紙筒を組み込んで一体成
形したブロックCを示す斜視図であり、図7はその芯材
である紙筒だけを示した斜視図である。芯材Aの筒2と
3は古紙で紙を作り、防虫剤を混入した米の糊を付けて
何層にも巻いて4mmの厚さにし、乾燥させてから、2
0.5mmの長さに切断して紙筒2を作る。この筒2を
図7の如く縦に14本、横に7本並べ、麻、木綿等セメ
ントと接着性の良い直径2mmの紐4で互いに動かない
ように張着して縛り、セメントと接着し易いエマルジョ
ン系の防水剤(日本ゼオン製Nipol Lx860
等)の液に芯材A全体を沈めてコーティングし、自然乾
燥させ、水による筒の強度脆弱化を防止すると共に筒同
士をしっかりと固着し、セメントの接着をより強固なも
のとさせ、芯材Aの周囲を薄い所でも1.25cm以上
になるようにセメント又は無機物でブロックAの大きさ
が厚さ12.5cm、縦25.5cm、横25.5cm
になるように固める。セメントの代わりに前述の溶解古
紙を使ってもよい。
【0010】実施例6 実施例1の他の例として筒2と3は古紙で紙を作り、こ
の古紙を直径25mmの芯に防虫剤を混入した米の糊を
付けて何層にも巻いて4mmの厚さにし、芯を抜いて乾
燥させてから、20cmの長さに切断して紙筒1を作
る。同様にして長さ1.5mとしたものが筒3である。
この筒をセメントと接着し易いエマルジョン系の防水剤
(日本ゼオン製Nipol Lx860等)の液に紙筒
全体を沈めてコーティングし、縦横25.1cm深さ2
0cmの水抜き穴を開けた型枠に原料古紙を水に溶解
し、どろどろになったところでいったんかるく脱水して
から水ガラス(36%溶液)20%、米の糊を10%、
エマルジョン系接着剤10%(日本ゼオン製Nipol
Lx860等)を混入してよく攪拌した溶解古紙を平
らに敷き詰めその上に筒1を6本くっつけて中央部に並
べ、更にその上にさきほどの原料古紙を1cmの厚さに
敷き詰め、その上に又筒1を先程の筒とクロスして6本
くっつけて中央部に並べ、最後に又原料古紙を2cmの
厚さに敷き詰め、上から圧力をかけ脱水して型から外
し、片面を塩化ビニールなどの平滑な1mmの板に押し
つけ、自然乾燥させ基本ブロックを作る。このブロック
を何個か接ぎ手で連結してそれぞれ壁パネルブロック5
6、屋根天井パネルブロック57、床パネルブロック5
8を作る。壁パネルブロック56のうちの1個にはコン
セントとローゼット用の穴をそれぞれ穿ちコンセントと
とローゼットを取り付けられるようにしておく。柱ブロ
ック55は縦横12mm長さ1.5mの型枠の中に前述
の古紙原料を入れ、筒29をL字に1.8mmの間隔で
配置し、長さ方向の下端から30mmの所に25mmの
円筒型を2本90度に合わせるようにして8mmの間隔
をおいて配置、更にここから30mmのところから25
mmの丸型6個を8mmの間隔をおいて配置し、丸穴3
0を作り、これを5回繰り返す。そして円筒型を入れた
まま型枠から外し、自然乾燥させ円筒型を外す。これを
2本3個の接ぎ手を縦方向の3つの穴に嵌合して長さ3
mの柱ブロック55とする。縦方向の一部空洞に防錆処
理した鉄パイプ又は強度あるプラスチック管等を使用し
てもよい。これらの各ブロックを使っての組立は実施例
14と同様にする。
【0011】実施例7 実施例2又は3又は4又は5において縦方向の一部貫通
孔に防錆処理した鉄管又は強度あるプラスチック管等を
埋め込んで加重強度を増し、後は実施例2又は3又は4
又は5のとおりに実施する。
【0012】実施例8 図11はブロックDの斜視図である。丸太状の中心部に
貫通孔5を設け、丸太を重ねる為の重ね段6と長さ方向
に繋げる為の接ぎ手7及びこれと嵌合する窪み8、縦孔
1からなり、製造方法は成型枠型を代えて実施例2、3
と同様である。
【0013】実施例9 実施例2の場合と異なり、芯材Aに原料古紙を使わず、
木屑を使用するもので、木屑の粉末に水ガラス(36%
溶液)20%、米の糊を25%、エマルジョン系接着剤
15%(日本ゼオン製Nipol Lx860等)を混
入してよく攪拌して練り込み、後は実施例2と同様にし
て作る。
【0014】実施例10 実施例4又は5のように縦横方向に貫通孔としての防水
処理した直径6cm内径5cm長さ30cmの紙筒縦横
に2本、又は防錆処理した直径40mm内径36cm長
さ30cmの鉄管又は直径50mm内径40cm長さ3
0cmの強度あるプラスチック管等を縦横各2本ずつ埋
め込み、その周りに原料古紙を水に漬けて繊維を壊さな
いように攪拌し、水分50%原料古紙%のどろどろにな
った溶解古紙に水ガラス(36%溶液)20%、米の糊
を20%、エマルジョン系接着剤10%(日本ゼオン製
Nipol Lx860等)を混入してよく攪拌したも
のを深さ30cm、縦横30cm側面目の細かい金網枠
型に既に3cmの厚さに敷き詰めたセメント粉末の上に
この溶解古紙を加圧しないで厚さ20cmに充填し、更
にこの上にセメント粉末を3cm敷き詰め、このまま自
然乾燥させ、乾いたら枠型から取り出す。溶解古紙の中
にパーライトのような発泡材をいれてもよい。
【0015】実施例11 本発明の建築用軽量ブロックを部屋の間仕切りとして使
用する場合等ブロックの片面又は両面を化粧板で飾る場
合は、実施例1の溶解古紙を2cmの厚さの底が細い金
網枠に敷き詰めて加圧脱水してから平滑なプラスティク
板を載せ、加圧したまま自然乾燥させ、乾燥したら枠か
ら外し、プラスティク板を剥がして、網目模様の付いた
面に澱粉糊を付けてブロックに接着する。古紙化粧板の
大きさは個別ブロックの大きさでもよいし、ブロックを
連結したパネルブロックの大きさに合わせたものであっ
てもよい。原料古紙を漂白すれば白い古紙化粧板ができ
るし、色素を溶解古紙に入れて不均一に攪拌して加圧脱
水して古紙化粧板を作れば綺麗な化粧板ができる。
【0016】実施例12 2階建ての建物図15の建築工法は1階建てと異なり、
各ブロックの厚さと紙筒又は鉄パイプを実施例4又は5
の1.5倍以上2倍程度とり、15図の如く直径6cm
内径4cm長さ1mの紙筒を10本並べて溶解古紙で厚
板状に固めた床パネルブロック16を床の長さ方向に必
要な枚数に全ての貫通孔を接ぎ手で繋げておく。1階に
床パネルブロックを敷く場合はまず床パネルブロック1
6の厚さに合わせて壁パネルブロックの縦方向の端を切
断して横方向の部分を切り落とし18、19とし、これ
を土台に設置しておき、この中に床パネルブロック16
を嵌め込む。同様に残りの部分に床パネルブロック16
を嵌め込んでから、壁パネルブロックを床パネルブロッ
ク16の一部に懸かるように載る。2階の場合もまずす
でに建ち上がっている周囲の壁パネルブロックの上に1
8、19を接ぎ手で壁パネルブロックに固定してから1
階の場合と同様工法を行う。天井パネルブロック23を
載せる場合はまず屋根パネルブロックを壁パネルブロッ
クに固定する金具20を介して18、19を固定し、天
井パネルブロックを載せ、頂点が90度の2等辺三角に
切った壁パネルブロック24を天井パネルブロックの上
に載せてから止め金具16に屋根パネルブロックの一端
を載る。そしてその頂点に柱ブロック21で固定し、屋
根パネルブロック全体を色セメントでコーティングし、
内外装、電気、電話、ガス工事すれば完工する。
【0017】実施例13 図17は本発明の別工法の骨組みを示す斜視図である。
長さ1.5m直径6cm肉厚1.5cmの紙筒2を長さ
方向に1本接ぎ手で繋いで3mとしたものを2本、長さ
4.5mとしたものを2本を16図の如く4隅を接ぎ手
27で繋ぎ、建物の土台とし、ボルト25でコンクリー
ト基礎13に固定し、紙筒2で柱を建ててからベニヤ板
等の天井板30を柱の上に載せ、紙筒4本、接ぎ手27
で繋いでおいた梁に相当する部分をその上に載せて骨格
部分を作る。接ぎ手27は21図の如く金具28を紙筒
2の内径に合わせた添え木29で挟んだもので、紙筒2
に抜けないように嵌合する。33は窓の枠を固定する為
のものであり、紙筒2を止め具31で固定する。34も
出入り口ドアーの取り付け枠であり、紙筒2を継ぎ手環
31で固定する。この骨格部分の一部を包み込むように
基礎から1m程の高さの透明なプラスティック板35を
2組架設し、更に1cm離れた所に基礎から1m程の高
さの透明なプラスティック板36を2組架設し、プラス
ティック板36とプラスティック板36の間に軽く脱水
した溶解古紙を隙間がないように入れる。プラスティッ
ク板35とプラスティック板36の間にセメント粉末又
はコンクリート粉末を入れるてから、プラスティック板
36を引き上げ、溶解古紙とセメント粉末又はコンクリ
ート粉末と触れ、溶解古紙の水分がセメント粉末又はコ
ンクリート粉末を湿潤させるようにする。セメント又は
コンクリートが硬化したらこの上に梁を包むまで同様に
繰り返す。天井部のベニヤ板の上に軽く脱水した溶解古
紙を隙間がないように敷き詰め、乾燥してから防水処理
してからコンクリートを2cm敷き詰め、窓とドアーを
取り付ければ完工する。実施例13では柱、梁、土台は
各1本であったが、図21の如く柱は紙筒2を4本(4
8、51、2、2)、梁も2本(47、52)(50、
53)、土台も2本としてもよい。この場合接ぎ手は図
22の如くL字形の金具49を25図の29を取り付
け、梁47と柱48を嵌合し合い、固定させ、同様に梁
50と柱51、梁52と梁53とを接ぎ手49で嵌合
し、それぞれ結束バンド54で束ねる。
【0018】実施例14 図23は実施例13の別工法の骨組みを示す斜視図であ
る。図23の梁43や柱42は図26の如く紙筒2を溶
解古紙で角型に固めた鞘37で覆う。柱42の鞘37は
18図の如く鞘37から延びた衝立部43が付いてい
る。この柱42の上に天井板44を載せて接ぎ手27で
鞘37で覆った紙筒2の土台41、柱42、梁43を繋
ぎ、建物の骨格を作る。窓やドアー等の開口部以外を溶
解古紙で作り貫通孔1が沢山設けられた外壁板38と内
壁板39を空隙40を隔てて土台41、柱42、梁43
の間に嵌め込んで、それぞれと接着剤等で固着し、外壁
板38と土台41、柱42、梁43の外側全体をセメン
トで1cmの厚さに塗り込め、内壁板39と土台41、
柱42、粱43の内側全体を漆喰で5mmの厚さで塗り
込める。天井板44の上に溶解古紙で作った貫通孔を多
数有する厚板45を嵌め込み、その上をコンクリート4
6で2cmの厚さで塗り込める。
【発明の効果】この発明はまず第一に産業廃棄物の再利
用に役立ち、製造に当たっては自然乾燥なので炭酸ガス
を排出せず、しかも建築工法は組み立てるだけなので、
基礎さえできていれば、一人で10坪平屋建てで1日あ
ればできてしまうものであり、内外装を見栄えのよいも
のにすれば、とても産業廃棄物で作った物とは思えない
ものができる。又壊すときも組立の逆をやれば、簡単に
分解できる。本発明は断熱性が非常に優れているので、
保冷庫冷凍庫としての用途がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建築物の分解斜視図
【図2】本発明の構成要因の一部であるブロックを示す
斜視図
【図3】ブロックの断面図
【図4】本発明の構成要因の一部である柱ブロックを示
す斜視図
【図5】柱ブロックの断面図
【図6】本発明の構成要因の一部であるブロックの別の
種類のブロックを示す斜視図
【図7】図6のブロックの芯材を示す斜視図
【図8】組立の最後に使う柱ブロックの断面図
【図9】継ぎ手パイプの斜視図
【図10】ブロックを繋ぎ合わせて構築物を作る斜視図
【図11】本発明の構成要因の一部であるブロックの別
の種類のブロックを示す斜視図
【図12】図11のブロックの別の他端から見た斜視図
【図13】図11の直角度方向変換であるブロックの別
の種類のブロックを示す斜視図
【図14】図12、図13を組み合わせた構築物の一部
の斜視図
【図15】本発明の2階建て建築物の側面図
【図16】図15の床部分の斜視図
【図17】本発明の別工法による骨組部分の斜視図
【図18】本発明工法で貫通孔を繋ぐ継ぎ手の分解斜視
【図19】図18工法の一部側面断面図
【図20】図17の窓、ドアー開口部紙筒継ぎ手嵌合子
【図20】図19で使用する継ぎ手と柱の分解斜視図
【図21】図17の複数柱と梁の上面図図17の継ぎ手
の分解斜視図
【図22】図21で使う継ぎ手金具側面図
【図23】本発明の別工法による建築物分解斜視図
【図24】図24の建築物に使う継ぎ手
【図25】図17、23で使う継ぎ手分解図
【図26】図23の建築物に使う梁や柱の分解図
【符号の説明】
1 筒状貫通孔 2 貫通孔を有する縦方向の紙筒又はパイプ類 3 貫通孔を有する横方向の紙筒又はパイプ類 4 紐 5 別の種類の貫通孔 6 重ね段 7 継ぎ手 8 継ぎ手に嵌合する窪み 9 柱ブロックの貫通孔 10 鉄棒 11 ボルト 12 止め金具 13 土台 14 貫通孔 15 継ぎ手(パイプ等) 16 床パネル 17 床パネル用紙筒 18 床パネル用柱及び壁パネル固定の為の紙筒 19 床パネル用柱及び壁パネル固定の為の紙筒 20 屋根と柱固定金具 21 屋根トップ固定柱 22 屋根押さえ具 23 屋根 24 切妻屋根の三角板 25 ボルト 26 押さえ金具 27 継ぎ手 28 継ぎ手金具 29 継ぎ手添え木 30 天井板 31 継ぎ手環 32 継ぎ手嵌合子 33 窓枠取り付け部 34 ドアー取り付け部 35 透明プラスティック板 36 透明プラスティック板 37 紙筒鞘 38 貫通孔を有する外壁板 39 貫通孔を有する内壁板 40 空隙 41 土台 42 柱 43 梁 44 天井板 45 貫通孔を有する内板 46 コンクリート打ちっぱなし屋根 47 梁筒 48 柱筒 49 継ぎ手金具 50 梁筒 51 柱筒 52 梁筒 53 梁筒 54 束ねバンド 55 柱ブロック 56 壁パネルブロック 57 屋根天井パネルブロック 58 床パネルブロック A1 ブロックその1 A2 ブロックその2 A3 ブロックその3 C1 紐その1 C2 紐その2 P1 パイプその1 P2 パイプその2 P3 パイプその3 P4 パイプその4 イ ブロックA1の横貫通孔その1 ロ ブロックA1の横貫通孔その2 ハ ブロックA1の縦貫通孔その1 ニ ブロックA1の縦貫通孔その2 ホ ブロックA1の縦貫通孔その1の下側 ヘ ブロックA1の縦貫通孔その2の下側 ト ブロックA1及びA2の縦貫通孔その3 チ ブロックA1及びA2の縦貫通孔その4
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月8日(1998.12.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建築物の分解斜視図
【図2】本発明の構成要因の一部であるブロックを示す
斜視図
【図3】ブロックの垂直方向断面図
【図4】本発明の構成要因の一部である柱ブロックを示
す斜視図
【図5】図4の柱ブロック水平方向断面図
【図6】図2ブロックの変形ブロックを示す斜視図
【図7】図6のブロックの芯材を示す斜視図
【図8】組立の最後に使う柱ブロックの水平方向断面図
【図9】継ぎ手パイプの斜視図
【図10】ブロックを繋ぎ合わせて構築物を作る状況を
示す斜視図
【図11】図2ブロックの変形ブロックを示す斜視図
【図12】図11のブロックの別の他端から見た斜視図
【図13】直角方向変換する為のL字型ブロックを示す
斜視図
【図14】図11、図13を組み合わせた構築物の一部
を示す斜視図
【図15】本発明の2階建て建築物の側面図
【図16】図15の床部分の斜視図
【図17】本発明の別工法による骨組部分の斜視図
【図18】図17工法で紙筒又はパイプ類を繋ぐ継ぎ手
の分解斜視図
【図19】図17工法の一部土台部分の側面断面図
【図20】図17の窓、ドアー開口部紙筒継ぎ手嵌合子
の斜視図
【図21】図17の複数柱と複数梁の上面図
【図22】図21で使う継ぎ手金具側面図
【図23】本発明の別工法による建築物分解斜視図
【図24】図23の建築物に使う継ぎ手分解斜視図
【図25】図17、23で使う継ぎ手分解斜視図
【図26】図23の建築物に使う梁や柱の分解斜視図
【符号の説明】 1 筒状貫通孔 2 貫通孔を有する縦方向の紙筒又はパイプ類 3 貫通孔を有する横方向の紙筒又はパイプ類 4 紐 5 別の種類の貫通孔 6 重ね段 7 継ぎ手 8 継ぎ手に嵌合する窪み 9 柱ブロックの貫通孔 10 鉄棒 11 ボルト 12 止め金具 13 土台 14 貫通孔 15 継ぎ手(パイプ等) 16 床パネル 17 床パネル用紙筒 18 床パネル用柱及び壁パネル固定の為の紙筒 19 床パネル用柱及び壁パネル固定の為の紙筒 20 屋根と柱固定金具 21 屋根トップ固定柱 22 屋根押さえ具 23 屋根 24 切妻屋根の三角板 25 ボルト 26 押さえ金具 27 継ぎ手 28 継ぎ手金具 29 継ぎ手添え木 30 天井板 31 継ぎ手環 32 継ぎ手嵌合子 33 窓枠取り付け部 34 ドアー取り付け部 35 透明プラスティック板 36 透明プラスティック板 37 紙筒鞘 38 貫通孔を有する外壁板 39 貫通孔を有する内壁板 40 空隙 41 土台 42 柱 43 梁 44 天井板 45 貫通孔を有する内板 46 コンクリート打ちっぱなし屋根 47 梁筒 48 柱筒 49 継ぎ手金具 50 梁筒 51 柱筒 52 梁筒 53 梁筒 54 束ねバンド 55 柱ブロック 56 壁パネルブロック 57 屋根天井パネルブロック 58 床パネルブロック A1 ブロックその1 A2 ブロックその2 A3 ブロックその3 C1 紐その1 C2 紐その2 P1 パイプその1 P2 パイプその2 P3 パイプその3 P4 パイプその4 イ ブロックA1の横貫通孔その1 ロ ブロックA1の横貫通孔その2 ハ ブロックA1の縦貫通孔その1 ニ ブロックA1の縦貫通孔その2 ホ ブロックA1の縦貫通孔その1の下側 ヘ ブロックA1の縦貫通孔その2の下側 ト ブロックA1及びA2の縦貫通孔その3 チ ブロックA1及びA2の縦貫通孔その4
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 1/40 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦横に中空孔が設けられたブロック複数個
    のその中空孔にパイプを嵌合して結合し、大きなブロッ
    クを作るか、又は目的によっては方向変換する為のブロ
    ックを組合せ、連結して作る構造物又は建築物。
  2. 【請求項2】原料古紙を水に漬けて繊維を壊さないよう
    に攪拌し、どろどになったところでいったんかるく脱水
    してから水ガラス、米の糊を混入してよく攪拌して粘土
    状の溶解古紙を作り、目の細かい網型枠に溶解古紙を入
    れ、上から圧力をかけて脱水し、網型を入れたまま型枠
    から出さずに型枠に材料を入れたまま自然乾燥させてた
    ら型枠から外すか又は型枠から出してすぐセメント粉末
    をふりかけ、セメントが硬化するまで熟成させる製造方
    法。
  3. 【請求項3】屋内電話配線及び屋内電気配線、屋内ガス
    用配管、通風用又ブロック同士接ぎ手を嵌合して結合す
    るとき使用する為の中空孔1をブロック内に貫通するよ
    う縦又は横、あるいわ両方できるように繊維質素材又は
    発泡素材を接着剤で固めて作るブロック
  4. 【請求項4】筒状中空孔を有する成形物の複数個の中空
    孔に接ぎ手を嵌合て構造物又は建物を構成させ、その成
    形物を包含するように接着剤を練り込んだ繊維質素材又
    は発泡質素材又はセメントで固めて作る構造物又は建
    物。
  5. 【請求項5】溶解古紙を厚みのある底が細かい金網枠に
    敷き詰めて加圧脱してから平滑なプラスティク板を載
    せ、加圧したまま自然乾燥させ、乾燥したら枠から外
    し、プラスティク板を剥がして作る製造方法
  6. 【請求項6】貫通孔のある筒2を縦横に並べて紐4で互
    いに動かないよう張着して縛り、筒同士をしっかりと固
    着し、セメント又は無機物又は繊維質素材で固めて作る
    ブロック。
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