JP2000096216A - 断熱皮膜系を形成する方法 - Google Patents
断熱皮膜系を形成する方法Info
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Abstract
スポーリングに対する抵抗性および低い熱伝導性を示す
断熱皮膜を形成する方法を提供する。 【解決手段】部品12の表面上にボンディングコートを
形成し、それから250〜300μmの粒度を有する研
摩材媒体でボンディングコートをグリットブラストす
る。部品12はそれから所望されるセラミックス材料の
インゴット16を収容しているコーティングチャンバ1
0内に支持され、酸素含有ガスが少くとも0.006mb
arの酸素分圧を有し、部品12の表面を1100℃に予
熱し、イットリアー安定化ジルコニアであるセラミック
ス材料は電子ビームにより約23.5〜29.2グラム
1分の速度で蒸発される。
Description
環境のような高温に曝される部品に対する断熱皮膜に係
わる。より詳しくは、本発明はスポーリングに対する改
善された抵抗性および低い熱伝導性を示す断熱皮膜系を
形成する方法に係わる。
ンのより高い運転温度が引き続き求められている。しか
し、運転温度の上昇と共に、これに応じてエンジンの部
品の高温耐久性が増大しなければならない。ニッケルお
よびコバルト−基超合金の調製を介して高温性能の著し
い進歩が達成されているが、しかしこのような合金のみ
では例えばタービン、燃焼器およびオーグメンタのよう
なガスタービンエンジンの高温部分に置かれる部品を形
成するのはしばしば不十分である。これらの部品の運転
温度を最小にするめたにはこれらを熱的に絶縁すること
が共通の解決策である。この目的のために、高温部品の
露出表面上に形成された断熱皮膜(Thermal barrier co
ating : TBC)が広く使用されている。
伝導率を有し、部品に強く接着することができ、そして
多くの加熱および冷却サイクルを通じて接着されたまま
でなければならない。この後者の要件は特に過酷であ
り、これは低い熱伝導率を有する材料とタービンエンジ
ン部品を形成するのに使用される超合金材料との間の熱
膨張率の差のためである。この理由から、断熱皮膜は一
般に超合金部品の表面上に金属性のボンディングコート
を付着させて使用している。次いでこのボンディングコ
ートの上に熱絶縁性層(TBC)を付着させ、これらが
一緒になって断熱皮膜系の術語で呼ばれるものを形成し
ている。金属性ボンディングコートは典型的には拡散ア
ルミニウム化物あるいは酸化−抵抗性合金例えばMCr
AlY(ここに、Mは鉄、コバルトおよび/またはニッ
ケルである)であり、絶縁層の部品への接着を促進する
一方でまたその下層にある超合金の酸化を抑制する。
されており、特にイットリア(Y2O3 )、マグネシア
(MgO)またはその他の酸化物で安定化されたジルコ
ニア(ZrO2 )が使用されている。これらの特定の材
料はプラズマ溶射、火炎溶射および蒸着技術によって容
易に付着できるので当業界で広く使用されている。断熱
皮膜系の引き続く挑戦は熱サイクルにかけられたときに
スポーリングを受け難いより接着性のセラミック層の形
成である。この目的のために従来技術では種々のの皮膜
系を提案しており、セラミック層の多孔、ミクロ割れお
よび分裂の存在の結果歪み耐性の向上したセラミック層
がかなり強調されている。この分裂はセラミック層が柱
状結晶粒界、または部品の表面に垂直に配向されたひ
び、を有していることを示しており、これは電子ビーム
物理蒸着(EBPVD)法によって得られる。当業界に
知られているように、柱状結晶構造を有する断熱皮膜は
熱サイクル試験で見られるようなスポーリングに至る損
傷性の応力を引き起こすことなく下層の基材と共に膨張
することができる。
結晶構造を有し約125マイクロメートル(約0.00
5インチ)程度あるいはそれ以上の厚さを有するイット
リア−安定化ジルコニア(YSZ)皮膜はその望ましい
熱及び接着特性のため当業界で広く用いられている。E
BPVD技術でこれらの皮膜を生成する方法は一般に
0.005mbarあるいはそれ以下の圧力に維持されたコ
ーティングチャンバ内に部品を懸垂させることを要す
る。例えば米国特許4,006,268および5,71
6,720におけるように、より高い圧力も報告されて
いるが、電子ビームガンおよびバフリングチャンバの運
転特性のために断熱皮膜の付着時には、0.005mbar
の圧力上限が当業者に固執されている。例えば、約0.
005mbarより高い圧力では電子ビームの制御がより困
難となるためこれより高い圧力は回避されており、0.
010mbarより高いコーティングチャンバ圧力では不規
則な動作が報告されている。また、0.005mbarより
高い圧力で作動されるとガンフィラメントの寿命が低下
しあるいはガンが汚染されると信じられている。
ービンエンジン部品を保護するための大いに成功された
皮膜系であるが、断熱皮膜のスポーリング抵抗を改善し
そしてその熱伝導率を更に減少させることへの努力が続
いている。従って、改善されたスポーリング抵抗および
減少された熱伝導率を示す断熱皮膜系がかかる皮膜系を
付着する方法を改善することによって従来の材料で製造
できるならば望ましいことであろう。
ン、燃焼器およびオーグメンタ諸部品における場合のよ
うに、スポーリングを促進する敵性環境を受ける物品上
に断熱皮膜系を生成する方法である。断熱皮膜系は金属
性ボンディングコートおよび柱状結晶構造を有するイッ
トリア−安定化ジルコニア(YSZ)のようなセラミッ
ク断熱皮膜からなる。本発明によれば、ボンディングコ
ートが調製され、次いでセラミック断熱皮膜のスポーリ
ング抵抗を顕著に改善しそして熱伝導率を減少する諸プ
ロセスパラメータを使用して電子ビーム物理蒸着(EB
PVD)によってセラミックが付着される。
イルのような部品の表面上にボンディングコートを形成
し、次いで約250乃至約300μm(例えば約54メ
ッシュ)の粒度を有する研摩材媒体によって60psi よ
り大きい圧力でボンディングコートをグリットブラスト
することを要する。この部品を次いでセラミック材料の
インゴットを含有するコーティングチャンバ内に支持す
る。本発明にとってより重要なことは酸素含有ガスによ
って0.010mbarより大きい絶対圧力をコーティング
チャンバ内に確立し、その後でセラミック材料を電子ビ
ームで融解しそして蒸発させ、その結果この蒸気を部品
の表面上に付着させて表面上にセラミック材料の層を形
成する。
の好ましい圧力は約0.012乃至0.015mbarであ
り、酸素含有ガスは少なくとも0.006mbar(50
%)の酸素分圧を有する。最後に、本発明によれば、セ
ラミック材料は好ましくはセラミックの各源(例えば、
インゴット)について約23.5乃至約29.2グラム
/分の速度で蒸発される。これは各セラミック源の蒸発
速度であり、これは重要であって、全ての源の合わせた
蒸発速度ではない。驚くべきことに、これらの条件下で
は、セラミック皮膜材料はボンディングコートに強固に
接着した多孔質の断熱層を形成するように付着される。
さらにより驚くべきことは、セラミック皮膜は従来の条
件、即ち、本発明の方法により使用されるよりもより低
いチャンバ圧力、より粗い研摩材グリット、より低い酸
素分圧および/またはより低い蒸発速度で付着された断
熱皮膜よりも著しくよりスポーリング抵抗性であり、そ
してチャンバ圧力が本発明にとって最も重大なパラメー
タであろう。同じく予想外なのは、皮膜の付着速度がチ
ャンバ圧力に依存しており、圧力が高いほどより高い付
着速度およびより効率的なセラミック材料の使用、即
ち、消費された単位長のインゴット(蒸発された容積)
についてのタービン部品上へのより多いセラミックの付
着となる。従って、本発明の方法は得られるTBCのス
ポーリング抵抗を改善するだけでなく、その製造エコノ
ミーをも改善する。
細な記載から更に良く認識されよう。本発明の上記およ
びその他の利点は添付の図面に関連して以下の記載を理
解すれば更に明らかとなろう。
られる環境内で運転されることを意図されている金属部
品上に断熱皮膜を付着する方法に指向されている。かか
る部品の中で特に注目される例はガスタービンエンジン
の高圧および低圧タービンノズルおよび翼、シュラウ
ド、燃焼器ライナおよびオーグメンタハードウエアを含
む。本発明の利点はガスタービンエンジンのタービン翼
に関して以下に記載されるが、本発明の教示は敵性熱環
境から部品を絶縁するために断熱皮膜が使用できる如何
なる部品にも一般に適用できる。
着(EBPVD)被覆装置のコーティングチャンバ10
が図1に示されている。コーティングチャンバ10内に
はガスタービンエンジンのタービン翼12が支持されて
いる。この図に示されているタイプのコーティングチャ
ンバは典型的には約1×10-3トル(約0.001mba
r)あるいはそれより低い真空レベルに維持することが
できる。付着プロセスの間にチャンバ10を排気するた
めに当業界に知られたタイプの真空ポンプ14が使用さ
れる。
ニッケル基またはコバルト基超合金から形成しうる。各
翼12はガスタービンエンジンの運転中に熱い燃焼ガス
が向けられそのためその表面が敵性の熱的および化学的
環境にさらされるエーロフォイルセクションを含んでい
る。このために、翼12の表面上にはその超合金基材を
保護するために断熱皮膜系が接着して形成されている。
一般に当業界で典型的になされているように、この皮膜
系は金属性ボンディングコートとその上に形成されるセ
ラミック皮膜から成っている。ボンディングコートは好
ましくは酸化抵抗性の金属組成物であって、その下にあ
る超合金基材を酸化から保護し、セラミック皮膜を基材
に対してより強固に接着させる。適当なボンディングコ
ート材料は金属間白金および/またはニッケルアルミニ
ウム化物相を含む拡散アルミニウム化物、およびMCr
AlY合金例えばNiCrAlYを含む。拡散アルミニ
ウム化物ボンディングコートに対する厚さは少なくとも
約25マイクロメータであり、適当な範囲は約50乃至
75マイクロメータである。MCrAlYボンディング
コートに対する代表的な厚さの範囲は約25乃至375
マイクロメータである。
ミック皮膜の付着のために研摩材グリットブラストによ
りボンディングコートの表面が調製される。従来は、ボ
ンディングコート表面を清浄にして狭く平行した柱状P
VDセラミック皮膜に必要とされる平滑な表面仕上げを
生成するために研摩材媒体として80メッシュあるいは
それより微細なアルミナ粒子でグリットブラストするこ
とが好ましいとされていた。しかし、本発明によれば、
予期せぬことにより粗い研摩材媒体がセラミック皮膜の
ボンディングコートへの付着を促進することが分かっ
た。約250乃至約300マイクロメータの粒度が適
し、好ましい粒度は約54メッシュ(約275μm)で
ある。研摩材媒体はこの目的に使用される標準装置から
約7乃至約10インチ(約17.5乃至約25.4セン
チメータ)の隔離距離で約60psiまたはそれ以上の
圧力のもとで放出されるのが好ましい。その後、高温に
おいてボンディングコート上にアルミナスケールが形成
されてセラミック皮膜の接着が促進される。しばしば熱
的に成長された酸化物あるいは(TGO)と呼ばれるこ
のアルミナスケールはセラミック皮膜の付着中に高温に
曝されることによるかあるいはこの目的のために特に行
われる高温処理によるかしてアルミニウム含有ボンディ
ングコートの酸化から発現される。
伝導率に予想外に顕著な影響を与えることが決定された
条件下でEBPVDによってセラミック皮膜を付着す
る。図1に示されそして当業界に周知のように、電子ビ
ームガン18からの適当な数の電子ビームによって1つ
またはそれ以上のインゴット16を融解しそして蒸発さ
せて形成された蒸気からセラミック皮膜を付着する。好
ましいセラミック皮膜材料はイットリアで部分的にまた
は完全に安定化されたジルコニア(ZrO2 )(例え
ば、3%−20%、好ましくは4%−8%Y2O3)であ
るが、しかしマグネシア、セリア、カルシア、スカンジ
アあるいはその他の酸化物で安定化されたイットリアを
使用することができる。翼12は好ましくは当業界に知
られているタイプの回転可能なサポート20に固定さ
れ、そしてインゴット16はそれらの上端が翼12に隣
接するようにチャンバ10内に置かれる。ガン18によ
って放出される電子ビームはインゴット16の上端に向
けて指向され、これによりインゴット16の表面が融解
されてセラミック材料の融解プールが形成される。電子
ビームによるセラミック材料の強烈な加熱はセラミック
材料の分子を蒸発させて、上方に走行させ、次いで翼1
2の表面上に付着させる。蒸発されたセラミック材料お
よびインゴット16の融解表面からの放射によって提供
される熱を捕捉するために必要とされることがあれば、
追加の加熱を提供するために翼12の上にヒータ(図示
されていない)を位置づけることができる。このように
して、翼12は約925℃乃至約1140℃の適当な付
着温度に持って行かれる。安定な翼温度はセラミック層
にたいする望ましい柱状結晶構造を促進し、この構造で
は各結晶粒の長手軸は各翼12の表面に略垂直である。
行するために高々0.010mbarより典型的には0.0
05mbarの真空がチャンバ10内に引かれるであろう
が、その理由はこれより高い圧力は電子ビームガン18
の不規則な動作を引き起こして電子ビームを制御困難に
することが知られており、より劣る皮膜が得られると推
定されるためである。しかしながら、本発明によれば、
図1に示されるようなコーティングチャンバは、より高
い圧力で作動されており、これにより驚くべきことに改
善されたスポーリングおよび衝撃抵抗を有するセラミッ
クコーティングがもたらされ、並びに従来技術で達成さ
れるよりもより高いインゴット蒸発速度に関連して皮膜
付着速度が促進される。更に、従来技術の実施では、コ
ーティングチャンバ10内に酸素ガスを流してコーティ
ングプロセスが行われている。しかし、本発明によれ
ば、50%(例えば、約0.006mbar)を超える酸素
分圧を達成する酸素−アルゴン混合物を流すと得られる
セラミック皮膜のスポーリング抵抗を促進することも決
定されている。
ルネN5超合金(公称重量%組成:7.5Co,7.0
Cr,1.5Mo,5.0W,3.0Re,6.5T
a,6.2Al,0.15Hf,0.05C,0.00
4B,0.01Y,残部Ni)から形成された試験供試
体について従来(基線)コーティングパラメータを評価
した。白金メッキし次いで蒸気相でアルミニウム化して
この供試体上にPtAlボンディングコートを形成し、
36、54または80メッシュのアルミナ研摩材媒体を
それぞれ40、70および60psi(それぞれ約0.
28、0.41および0.48MPa)で放出してこれ
らの表面を調製した。異なる放出圧力は供試体各々に対
して同様な表面粗さまたはテクスチャー(約50乃至6
0μインチRa)を得るのに役だった。供試体は次いで
以下のパラメータを使用してEBPVDによってYSZ
で被覆された。コーティング温度約1000℃;コーテ
ィング圧力約0.012mbar;直径約6.35cmの2
つのインゴットを使用したインゴット供給速度約2.1
mm/分(インゴット毎に約24.6グラム/分の蒸発
速度、二つ合わせた蒸発速度約49.2g/分をもたら
す)。次いで供試体に2075°F(約1135℃)
で、一時間サイクルで、炉サイクル試験(furnace cycl
e testing : FCT )を行ない、皮膜表面積の10%がス
ポーリングされた時点で、供試体を試験からはずした。
平均して、36メッシュ研摩材媒体でボンディングコー
トが表面処理された供試体は493サイクルの平均FC
T寿命を示したのに対して、54および80メッシュ媒
体で処理されたものはそれぞれ約593および540サ
イクルのFCT寿命を示した。
いでインコネル601超合金(公称重量%組成:23C
r,1.4Al,0.5Mn,0.05C,0.25S
i,残部Ni)から形成された試験供試体に対して種々
のコーティングパラメータを評価するために第二の調査
を遂行した。コーティングパラメータには、予熱温度約
900℃乃至約1100℃、コーティング温度約100
0℃乃至約1150℃、部品回転速度約6乃至約60r
pm、直径約6.35cmの2つのインゴットのそれぞ
れに対するインゴット供給速度約1.3乃至約2.5m
m/分(インゴット毎の蒸発速度は約15.2乃至約2
9.2グラム/分に等しく、二つ合わせたインゴット蒸
発速度は約30.3乃至約58.5g/分)、およびコ
ーティングチャンバ圧力約0.001乃至約0.019
5mbar、が含まれる。全ての供試体は約25乃至約75
マイクロメートルの範囲の厚さを有する拡散アルミニウ
ム化物ボンディングコートを与えられている。ボンディ
ングコートは約60psi(約0.41MPa)の圧力
で放出される80メッシュのアルミナ研摩材媒体で表面
調製されている。
1に示されているのと同様な2つのコーティングチャン
バで行った。供試体は約900℃乃至約1100℃に予
熱され、その後コーティングプロセスは供試体を上記に
示したコーティング温度に持っていった。予測されたと
おり、ガンの動作は試験した圧力範囲にわたって著しく
変化した。より低い圧力(例えば、0.001mbar)で
は、集束効果はより緩やかであって制御が容易であり、
インゴットの上端に形成された融解セラミックプール
の”スピッティング(吐出)”を起こすことなく高い蒸
発速度が維持できることが観察された。0.015およ
び0.0195mbarの圧力では、集束変化はづっと臨界
的となり、小さな集束変化によって蒸発速度に著しい変
化を生じた。高いインゴット供給速度(例えば、インゴ
ット毎に2.5mm/分、2つのインゴットを使用した
ときは58.5g/分の二つ合わせた蒸発速度に等し
い)はより鋭敏な集束調整を要し、融解物はよりスピッ
ティングおよび激しいガス噴出を受けやすくなった。イ
ンゴット毎に2.1mm/分(インゴット毎に約24.
6g/分)の供給速度はスピッティングを実験に受け入
れうるレベルまで減少した。
た供試体に対して行われたFCT試験の結果が以下の表
Iに要約されている。予熱温度および回転速度は表Iに
示されていない。一般に、1100℃の予熱温度は積極
的な影響を持つが、回転速度はコーティング結果に何ら
の影響も持たないようであった。 表Iチャンハ゛ コーティンク゛ インコ゛ット 全 皮膜厚さ 圧力 温度 供給速度 供給速度 /使用インコ゛ットmm(mbar) (℃) (mm/分) (g/分) (μm/mm) 0.000959 1013 1.32 30.9 2.92 0.000975 1112 2.02 47.3 4.57 0.007815 1054 2.25 52.6 4.45 0.007877 1137 2.27 53.1 3.91 0.007898 1090 2.10 49.2 4.60 0.01423 1032 1.33 31.1 4.85 0.0143 1099 1.33 31.1 6.53 0.0195 1138 2.28 53.4 6.99 上記の結果は付着効率(消費された単位長のインゴット
あたりに付着された皮膜の量によって示される)がより
高いコーティングチャンバ圧力と共に実質的に上昇して
いることを実証している。このような結果は予想外であ
り、当業界で従来使用されている圧力より高い、例え
ば、0.005mbarより高い付着チャンバ圧力を使用す
る効果について更に調査を開始する基礎をなしている。
ら形成された試験供試体についてその後の試験を行っ
た。この段階の試験を通して1100℃の予熱温度およ
び6rpmのコーティング回転速度を使用した。評価し
た試験パラメータは、コーティング温度1000乃至1
150℃、直径約6.35cmの2つのインゴットを使
用したインゴット供給速度約1.3、1.7または2.
1mm/分(インゴット毎の蒸発速度約15.2、1
9.9または24.6g/分、二つ合わせた蒸発速度約
30.3、39.8または49.2g/分)、分圧0%
乃至100%(残部アルゴン)およびコーティングチャ
ンバ圧力約0.001乃至約0.015mbarであった。
全てのルネN5供試体は約1.3乃至3ミル(約33乃
至76マイクロメータ)の厚さを有する白金アルミニウ
ム化物(PtAl)ボンディングコートを施され、一方
インコネル601供試体は約0.9乃至2.5ミル(約
23乃至64マイクロメータ)の厚さを有する拡散アル
ミニウム化物ボンディングコートを施された。ボンディ
ングコートは約70psi(約0.48MPa)の圧力
で放出される54メッシュのアルミナ研摩材媒体かある
いは約60psi(約0.41MPa)で放出される8
0メッシュのアルミナ研摩材媒体のいずれかで表面を調
製され、ここでも異なる圧力は全ての供試体に対して同
様な表面粗さまたはテクスチャーを得るのに役だってい
る。供試体は次いで約1950°F(約1066℃)で
2時間真空熱処理された。
しい質量のインゴットが蒸発するように制御された。コ
ーティング中、異なるパラメータで”スピッティング”
に著しい差は認められなかった。セラミック皮膜の付着
に続いて、プロセスが原因で生じたスポーリングが4つ
の供試体に認められ、その中の3つは0.001mbarの
圧力で被覆されており、その4番目は低温(約950
℃)で系中に酸素を流さないで被覆されていた。残りの
供試体のあるものは皮膜厚さを調べられ、他の供試体は
約2075°F(約1135℃)で1時間のサイクルで
炉サイクル試験を受けた。
125マイクロメートルであった。ボンディングコート
の表面処理を54メッシュの研摩材で行った供試体は全
体の平均よりも1.9%大きな平均皮膜厚さを有してお
り、一方ボンディングコートの表面処理を80メッシュ
の研摩材で行ったものは全体の平均よりも2.7%少な
い平均皮膜厚さを有していた。全ての供試体は同じコー
ティング条件に曝されているので、皮膜厚さにおけるこ
れらの差は結果的には皮膜内の多孔度の差にあると勘案
され、これは予想外であったがしかし内部の皮膜応力の
減少および熱伝導率の低下に有益であった。コーティン
グ温度および酸素分圧は皮膜厚さに顕著な影響を与えな
かった。対照的に、全体のコーティングチャンバ圧力お
よびインゴット供給(蒸発)速度を基準にして比較する
と顕著な相関関係があった。全体のコーティングチャン
バ圧力を増大すると(0.001mbarから0.015mb
ar)皮膜厚さが増大されたのに対して、供給速度を増す
と(インゴット毎に1.3mm/分から2.1mm/
分、あるいはインゴット毎に15.2g/分から24.
6g/分)チャンバ圧に拘わりなく、使用されたインゴ
ットの量についてより低い付着速度となった。これらの
関連は図2に表されており、EBPVDプロセス自体の
実質的な経済効果をもつ相互作用を実証している。特
に、付着時間を減少することができ、付着効率(インゴ
ットの単位消費量あたりのセラミック付着量)がより高
いコーティング圧力と共に改善された。
EBPVDプロセスから予測されるように、全てのセラ
ミック皮膜が柱状ミクロ組織を持ってることが示され
た。しかしながら、結晶粒の特定の構造はコーティング
圧力に依存しているようである。シダ様または羽毛様の
柱状結晶粒は高い全体のコーティングチャンバ圧力
(0.015mbar)で付着された皮膜により頻繁に関連
していたのに対して、スパイク様および分岐様柱状結晶
粒はより高い酸素分圧レベル(100%酸素流)で付着
された皮膜に対して観察される傾向がより大きかった。
して約3ヶ月の期間にわたり毎日一時間サイクル20回
を完結することを要した。皮膜表面積の10%がスポー
リングを受けたら供試体を試験から外した。このFCT
試験の結果を以下の表IIに表記した。 表IIチャンハ゛ コーティンク゛ インコ゛ット O2 FCT寿命 圧力 温度 供給速度 分圧 54メッシュ 80メッシュ(mbar) (℃) (mm/分) (%) (サイクル) (サイクル) 0.001 1000 1.3 0 225 420 0.001 1000 2.1 0 493 420 0.001 1075 1.7 50 593 487 0.001 1150 1.3 100 480 506 0.001 1150 2.1 100 646 520 0.008 1000 1.7 50 500 493 0.008 1075 1.3 50 753 446 0.008 1075 1.7 0 480 333 0.008 1075 1.7 50 686 566 0.008 1075 1.7 50 526 420 0.008 1075 1.7 100 486 533 0.008 1075 2.1 50 700 386 0.008 1150 1.7 50 693 573 0.015 1000 1.3 100 660 446 0.015 1000 2.1 100 673 466 0.015 1075 1.7 50 646 440 0.015 1150 1.3 0 433 406 0.015 1150 2.1 0 560 486 上記の結果はFCT寿命に関して使用された全体のコー
ティングチャンバ圧力、蒸発速度、酸素分圧およびグリ
ット媒体の間における強い相関関係を実証している。ボ
ンディングコートの表面処理に基づいて分析すると、8
0メッシュ媒体で処理された供試体に対する463サイ
クルに比較して、54メッシュ媒体で処理された供試体
は569サイクルの平均FCT寿命を示した。0.00
1mbarの圧力および”0%”の酸素条件で得られた結果
を除くと、FCT寿命とボンディングコート表面調製と
の間に更により一貫性のある相関関係が実証されてお
り、54メッシュおよび80メッシュの供試体に対して
それぞれ632および477サイクルの平均FCT寿命
がもたらされている。この分析に基づけば、54メッシ
ュのグリットによる表面調製技術は80メッシュで処理
された供試体に対してほぼ32%のFCT寿命の改善を
示した。更に、”0%”酸素での供試体を排除すると、
0.001mbarで被覆された供試体に対する平均寿命が
573サイクルであるのに比べて、54メッシュ媒体で
グリットブラストされそして0.015mbarで被覆され
た供試体に対する平均のFCT寿命は660サイクルで
あった(約15%の改善)。最後に、図3はインゴット
供給速度1.3−2.1mm/分(インゴット毎の蒸発
速度15.2−24.6g/分、合わせた蒸発速度3
0.3−49.2g/分)に関連して酸素分圧がFCT
寿命に与えた強い影響を示している。
CT寿命(2075°F、一時間サイクル)を決定する
最も重要なファクタは酸素分圧、インゴット蒸発速度お
よび全体のコーティングチャンバ圧力であり、圧力が単
一では最大のファクタであることを証明している。これ
らのパラメータに基づいてFCT寿命データを分析する
と以下の回帰方程式が与えられた。 FCT寿命=1309.7+30236(p)−140
7(R)+8.15(O)−13318(P)(R)+
484(R)2 −0.066(O)2 ここに、上記式中、”FCT寿命”は時間単位で表さ
れ、”P”はmbar単位で表される全体のコーティングチ
ャンバ圧力であり、”R”は6.35cm直径の各イン
ゴット(セラミック源)に対してのmm/分単位で表さ
れるインゴット蒸発速度であり、そして”O”は全体の
コーティングチャンバ圧力の%として表される酸素分圧
である。
あり、R2 は調節されて60%とされた。この分析は、
インゴット毎の好ましい蒸発速度6.35−7.9cm
3 /分(インゴット毎の蒸発速度約23.5−29.2
g/分に等しく、合わせた蒸発速度は約47.0−5
8.5g/分)を使用すると、FCT寿命に対するパラ
メータは酸素分圧約60%より正確には約61.4%お
よび全体のコーティングチャンバ圧力約0.012mbar
より正確には約0.0117mbarであり、そして約87
8サイクルの平均(Xbar)FCT寿命をもたらすと予測
される。
が皮膜の侵食および衝撃抵抗に及ぼす影響も評価した。
使用中、ガスタービンエンジン部品上の断熱皮膜はガス
タービンエンジンの空気取り入れを通じて高速ガス流に
入りあるいはエンジン内の上流で発生される様々な大き
さの硬い粒子による衝撃からの損傷に耐える必要があ
る。この衝撃の結果は侵食摩耗(一般に比較的に小さな
粒子に伴う)または比較的に大きな粒子からの衝撃スポ
ーリングでありうる。
高ガス速度(マッハ0.3)での皮膜の相対的な性能を
測定するために開発された試験を侵食および衝撃抵抗を
評価するためにアルミナ粉末を射出できるように修正し
た。それぞれ侵食および衝撃抵抗を評価するために約5
0μmおよび約560μmの平均粒度を有するアルミナ
粉末を使用した。直径0.25インチ(約6.35m
m)のピン供試体をルネN5から形成し、次いでPtA
lボンディングコートおよび5ミル(125μm)厚の
EBPVD断熱皮膜で被覆した。これらの供試体は実験
中約500rpmの速度で回転させた。侵食抵抗は断熱
皮膜がその下にあるボンディングコートまで貫通破断さ
れるのに要した侵食物のグラム数として測定した。
または0.012mbarに維持されているコーティングチ
ャンバ内で、インゴット毎の供給速度を約1.7かまた
は2.1mm/分(インゴット毎の蒸発速度が20かま
たは24.6g/分、あるいは合わせた蒸発速度が40
かまたは49.2g/分)、そして酸素分圧を約100
%かまたは50%として、処理した。侵食条件下では、
0.012mbarで付着された断熱皮膜は0.006mbar
で付着されたものよりも約10%大きな侵食抵抗を示し
た。衝撃条件下では、0.012mbarで付着された断熱
皮膜はより低い圧力で処理された供試体の約1.3倍の
平均スポーリング寿命を示した。従って、これらの実験
は本発明の範囲内の圧力で形成された断熱皮膜は従来の
コーティング圧力で付着された皮膜に比べてより優れた
侵食および衝撃抵抗を示すことを証明している。
ラメータが熱伝導率に及ぼす影響も評価した。約0.5
×0.5×0.025インチ(12.7×12.7×
0.635mm)の寸法を有する試験供試体をルネN5
基材から機械加工して形成し、表面処理して約60μm
Raの表面粗さを得、それから5ミル(125μm)厚
のEBPVD断熱皮膜で被覆した。熱伝導率は皮膜密
度、熱拡散率および比熱の積から計算した。皮膜密度お
よび熱拡散率は皮膜のミクロ組織(例えば、多孔度のレ
ベル)の関数であり、比熱は主に組成に依存している。
皮膜の嵩密度は重量増加と容積から計算された。比熱お
よび熱拡散率はそれぞれ示差走査熱量測定およびレーザ
ー閃光技術を使用して測定され、これらの測定は共にA
STM標準に従って行われた。
ト毎の供給速度約1.7または2.1mm/分(インゴ
ット毎の蒸発速度約20または24.6g/分、合わせ
た蒸発速度40または49.2g/分)、絶対圧力0.
006または0.015mbar、そして酸素分圧約100
%または50%に維持されたコーティングチャンバ内で
処理された。0.006および0.015mbarによる供
試体に対する1100℃での平均の熱伝導率の値はそれ
ぞれ1.284および1.036W/mKであり、これ
は本発明の範囲内の圧力で付着された皮膜が従来のコー
ティング圧力で付着された皮膜に比べて著しくより低い
熱伝導率を示すことを実証している。この結果、本発明
に従って形成された断熱皮膜は付着される部品に対して
より良好な熱絶縁性を提供できる。
記載されたが、当業者にはその他の態様も採用できるこ
とは明らかである。従って、本発明の範囲は特許請求の
範囲によってのみ制限されるべきである。
着するのに使用される電子ビーム物理蒸着装置の略図を
示している。
びインゴット供給(蒸発)速度との相関関係を示すグラ
フである。
寿命に対する全体圧力の%O2 の強い相関関係を示すグ
ラフである。
Claims (10)
- 【請求項1】 酸素含有ガスでコーティングチャンバ
(10)内に0.010mbarより大きい絶対圧力を確立
し、セラミック材料の少なくとも一つの塊状体(16)
上に電子ビームを集束させてセラミック材料を蒸発させ
てセラミック材料の蒸気を生成させ、この蒸気をコーテ
ィングチャンバ(10)内の部品(12)の表面上に付
着させてこの表面上に前記セラミック材料の層を形成す
る工程を含む、部品上にセラミック層を形成する方法。 - 【請求項2】 部品(12)の表面上にセラミック材料
の層を形成する前に、部品(12)の表面上にボンディ
ングコートを形成する工程を更に含む、請求項1記載の
方法。 - 【請求項3】 部品(12)の表面を約250乃至約3
00μmの粒度を有する研摩材媒体によって60psi よ
り大きい圧力でグリットブラストする工程を更に含む、
請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 セラミック材料がイットリア−安定化ジ
ルコニアである、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 コーティングチャンバ(10)内の絶対
圧力が少なくとも0.012mbarである、請求項1記載
の方法。 - 【請求項6】 酸素含有ガスが少なくとも0.006mb
arの酸素分圧を有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 部品(12)の表面は蒸発工程の間に蒸
気が表面上に付着されるときに約925乃至約1140
℃の温度にある、請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 セラミック材料は塊状体(16)につい
て約23.5乃至約29.2グラム/分の速度で蒸発さ
れる、請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 部品(12)の表面上にセラミック材料
の層を付着する前に、部品(12)の表面を約1100
℃の温度に予熱する工程を更に含む、請求項1記載の方
法。 - 【請求項10】 部品(12)がエーロフォイルであ
る、請求項1記載の方法。
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