JP2000095190A - 緊急用自動水中ガス発生装置 - Google Patents
緊急用自動水中ガス発生装置Info
- Publication number
- JP2000095190A JP2000095190A JP10304689A JP30468998A JP2000095190A JP 2000095190 A JP2000095190 A JP 2000095190A JP 10304689 A JP10304689 A JP 10304689A JP 30468998 A JP30468998 A JP 30468998A JP 2000095190 A JP2000095190 A JP 2000095190A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- soluble
- sliding portion
- gas
- safety
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 救命胴衣、救命ボート、救命浮き輪等に装着
され、緊急時等の際に海水、淡水等が浸入すると水溶性
安全ピンが溶け、スプリングの作用でガスがガスカート
リッジより噴出して浮力を得ることを目的としている。 【構成】 ガス発生器本体は、スプリング収納部とガス
カートリッジ収納部、撃針収納部より構成され、内部の
スプリングが常時ガスカートリッジと一体の摺動部を有
し、摺動部に設けてある安全ピン挿入孔と外周に設けた
貫通孔とに挿着する水溶性安全ピンによって、ガスカー
トリッジを所定位置に支持することを特徴とする自動水
中ガス発生装置である。
され、緊急時等の際に海水、淡水等が浸入すると水溶性
安全ピンが溶け、スプリングの作用でガスがガスカート
リッジより噴出して浮力を得ることを目的としている。 【構成】 ガス発生器本体は、スプリング収納部とガス
カートリッジ収納部、撃針収納部より構成され、内部の
スプリングが常時ガスカートリッジと一体の摺動部を有
し、摺動部に設けてある安全ピン挿入孔と外周に設けた
貫通孔とに挿着する水溶性安全ピンによって、ガスカー
トリッジを所定位置に支持することを特徴とする自動水
中ガス発生装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海上等の各所で使用さ
れる救命胴衣、救命ボート、救命浮き輪等の要所に装着
し、緊急時及び非常時の際、水に接触するだけで敏速に
ガスカートリッジよりガスを発生し、浮力を増加するた
めの緊急用自動水中ガス発生装置に関するものである。
れる救命胴衣、救命ボート、救命浮き輪等の要所に装着
し、緊急時及び非常時の際、水に接触するだけで敏速に
ガスカートリッジよりガスを発生し、浮力を増加するた
めの緊急用自動水中ガス発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の緊急用の水中ガス発生装置
は、大型で重量があり、その都度手作動操作で各々決め
られている作動に基づいて操作されるものが多数散見さ
れている現状である。
は、大型で重量があり、その都度手作動操作で各々決め
られている作動に基づいて操作されるものが多数散見さ
れている現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の水
中ガス発生装置は、ガスの発生を操作するのに面倒な操
作と時間が係るため、緊急時には間に合わない等の問題
と、幼児や子供等の場合には操作が不可能となる問題等
がある。また、従来の水中ガス発生装置は、大型で大変
に重量があるため、各所の装着が大変に面倒で不便であ
る等の問題点がある。本発明は、従来の技術の有する上
記の問題点を解決しようとするもので、その目的とする
所は、何人でも何等の面倒な操作をすることなく、水中
等に於ける救難時に自動的に救命胴衣、救命ボート、救
命浮き輪に対してガスが発生して瞬時にして各々に浮力
を与える小型で優れた緊急用自動水中ガス発生装置を提
供しよとうするものである。
中ガス発生装置は、ガスの発生を操作するのに面倒な操
作と時間が係るため、緊急時には間に合わない等の問題
と、幼児や子供等の場合には操作が不可能となる問題等
がある。また、従来の水中ガス発生装置は、大型で大変
に重量があるため、各所の装着が大変に面倒で不便であ
る等の問題点がある。本発明は、従来の技術の有する上
記の問題点を解決しようとするもので、その目的とする
所は、何人でも何等の面倒な操作をすることなく、水中
等に於ける救難時に自動的に救命胴衣、救命ボート、救
命浮き輪に対してガスが発生して瞬時にして各々に浮力
を与える小型で優れた緊急用自動水中ガス発生装置を提
供しよとうするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の緊急用自動水中ガス発生装置によれば、ガ
ス発生器本体は、スプリング収納部とガスカートリッジ
収納部、撃針収納部とより構成されている。このガス発
生器本体は、内部の端部にスプリングを設けると共に、
地端部に撃針を突設してある。また、該スプリングと撃
針との間にガスカートリッジを連結した摺動部を収納す
る。この摺動部は、外周に安全ピン挿入孔を設け、この
安全ピン挿入孔と、該撃針収納部に設けた外周の貫通孔
とに対して停止状態を維持するための水に溶ける水溶性
安全ピンを挿着するものである。
に、本発明の緊急用自動水中ガス発生装置によれば、ガ
ス発生器本体は、スプリング収納部とガスカートリッジ
収納部、撃針収納部とより構成されている。このガス発
生器本体は、内部の端部にスプリングを設けると共に、
地端部に撃針を突設してある。また、該スプリングと撃
針との間にガスカートリッジを連結した摺動部を収納す
る。この摺動部は、外周に安全ピン挿入孔を設け、この
安全ピン挿入孔と、該撃針収納部に設けた外周の貫通孔
とに対して停止状態を維持するための水に溶ける水溶性
安全ピンを挿着するものである。
【0005】
【作用】上記のように構成されている自動水中ガス発生
装置は、1例として図10に示す胴衣(20)の所定位
置に、ガス発生器本体(1)を装設された胴衣(20)
を着衣した状態で海中等に放出された場合に図3に示す
状態の外周に固定されている水溶性安全ピン(13)
(13)が水に溶けるため、該摺動部(9)と連結して
いるガスカートリッジ(7)が後方のスプリング(6)
に押圧されて前進し、ガスカートリッジ(7)の先端の
被膜部分を撃針収納部(5)に設けてある撃針(16)
によつて撃破され、内部のガスがガス放出部(17)よ
り自動的に胴衣(20)等の内部に放出充満されて浮力
を付けるように作動するものである。
装置は、1例として図10に示す胴衣(20)の所定位
置に、ガス発生器本体(1)を装設された胴衣(20)
を着衣した状態で海中等に放出された場合に図3に示す
状態の外周に固定されている水溶性安全ピン(13)
(13)が水に溶けるため、該摺動部(9)と連結して
いるガスカートリッジ(7)が後方のスプリング(6)
に押圧されて前進し、ガスカートリッジ(7)の先端の
被膜部分を撃針収納部(5)に設けてある撃針(16)
によつて撃破され、内部のガスがガス放出部(17)よ
り自動的に胴衣(20)等の内部に放出充満されて浮力
を付けるように作動するものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面について説明す
ると、図1及び図2は本発明のガス発生器本体(1)を
示し、該ガス発生器本体(1)は、軽量目的のめたにア
ルミニウム又は合成樹脂等の構成材料によつて形成され
たスプリング収納部(2)と、ガスカートリッジ収納部
(3)及び撃針収納部(5)を構成している。該スプリ
ング収納部(2)の部分には、内部にガスカートリッジ
(7)を押圧する各種形状のスプリング(6)を収納し
てある。該ガスカートリッジ収納部(3)には、内部に
該ガスカートリッジ(7)とガスカートリッジ(7)に
設けた螺子部(8)に連結した摺動部(9)を収納して
ある。また、ガスカートリッジ(7)の内部に充填され
るガスは、主として炭酸ガス(CO2)及び窒素ガス
(N2)等を使用している。
ると、図1及び図2は本発明のガス発生器本体(1)を
示し、該ガス発生器本体(1)は、軽量目的のめたにア
ルミニウム又は合成樹脂等の構成材料によつて形成され
たスプリング収納部(2)と、ガスカートリッジ収納部
(3)及び撃針収納部(5)を構成している。該スプリ
ング収納部(2)の部分には、内部にガスカートリッジ
(7)を押圧する各種形状のスプリング(6)を収納し
てある。該ガスカートリッジ収納部(3)には、内部に
該ガスカートリッジ(7)とガスカートリッジ(7)に
設けた螺子部(8)に連結した摺動部(9)を収納して
ある。また、ガスカートリッジ(7)の内部に充填され
るガスは、主として炭酸ガス(CO2)及び窒素ガス
(N2)等を使用している。
【0007】次に、該撃針収納部(5)には、端部に撃
針(16)を突設すると共に、外周の適宜位置に内部に
流通孔を設けたガス放出部(17)を螺着してある。ま
た、該撃針収納部(5)には、外周の適宜位置に所要数
の水に溶ける水溶性安全ピン(13)(13)を挿入す
る貫通孔(12)(12)を穿設している。更に、該摺
動部(9)には、外周に該水溶性安全ピン(13)(1
3)が挿着される所要数の安全ピン挿入孔(10)(1
0)が形成されている。また、該摺動部(9)の外周に
は、ガスが他方に流出するのを防止するため安全リング
(11)を巻着してある。そして、該摺動部(9)の中
央に螺子部(14)を螺設すると共に、連接して該撃針
(16)が挿入される挿通孔(15)を形成してある。
針(16)を突設すると共に、外周の適宜位置に内部に
流通孔を設けたガス放出部(17)を螺着してある。ま
た、該撃針収納部(5)には、外周の適宜位置に所要数
の水に溶ける水溶性安全ピン(13)(13)を挿入す
る貫通孔(12)(12)を穿設している。更に、該摺
動部(9)には、外周に該水溶性安全ピン(13)(1
3)が挿着される所要数の安全ピン挿入孔(10)(1
0)が形成されている。また、該摺動部(9)の外周に
は、ガスが他方に流出するのを防止するため安全リング
(11)を巻着してある。そして、該摺動部(9)の中
央に螺子部(14)を螺設すると共に、連接して該撃針
(16)が挿入される挿通孔(15)を形成してある。
【0008】そして、水に溶ける水溶性安全ピン(1
3)は、図3に示す如く、該摺動部(9)に設けた安全
ピン挿入孔(10)(10)と、該撃針収納部(5)の
外周に設けた貫通孔(12)(12)とに挿着される。
また、この水溶性安全ピン(13)は、図9に示すよう
な固形物等の棒状体より形成されている。なお、水溶性
安全ピン(13)に使用される素材は、ソルブロン(株
式会社 ニチピ製)を使用している。図10に示す胴衣
(20)は、1実施例として本発明のガス発生器本体
(1)を装着したものを示したものである。
3)は、図3に示す如く、該摺動部(9)に設けた安全
ピン挿入孔(10)(10)と、該撃針収納部(5)の
外周に設けた貫通孔(12)(12)とに挿着される。
また、この水溶性安全ピン(13)は、図9に示すよう
な固形物等の棒状体より形成されている。なお、水溶性
安全ピン(13)に使用される素材は、ソルブロン(株
式会社 ニチピ製)を使用している。図10に示す胴衣
(20)は、1実施例として本発明のガス発生器本体
(1)を装着したものを示したものである。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように構成されているの
で、本発明の水中ガス発生装置を救命胴衣、救命ボー
ト、救命浮き輪等の救命具に装着すれば、従来のように
面倒な作動操作をする必要がなく、確実簡単にガスが発
生して救命具の役目を充分に達成できる効果と、婦女子
や子供等に対しても安心して使用できる効果がある。そ
して、このガス発生器本体をスプリング収納部とガスカ
ートリッジ収納部及び撃針収納部とで構成したので、著
しく構造が簡単で小型化されると共に、全体を充分に軽
量化できる効果がある。また、端部に装設したスプリン
グをガスカートリッジと連結した摺動部とを直線方向に
スライドさせるだけで、確実に撃針に向かって当接でき
る効果がある。更に、該摺動部の安全ピン挿入孔に挿着
する固形体等の水溶性安全ピンによれば、該摺動部とガ
スカートリッジとを定位置にスプリングに抗して確実に
支持する効果と、水溶性安全ピンは、海水、淡水が含浸
すれば敏速に溶けて洗い流され、スプリングの復元力に
よりガスカートリッジを確実に移動させる効果がある。
で、本発明の水中ガス発生装置を救命胴衣、救命ボー
ト、救命浮き輪等の救命具に装着すれば、従来のように
面倒な作動操作をする必要がなく、確実簡単にガスが発
生して救命具の役目を充分に達成できる効果と、婦女子
や子供等に対しても安心して使用できる効果がある。そ
して、このガス発生器本体をスプリング収納部とガスカ
ートリッジ収納部及び撃針収納部とで構成したので、著
しく構造が簡単で小型化されると共に、全体を充分に軽
量化できる効果がある。また、端部に装設したスプリン
グをガスカートリッジと連結した摺動部とを直線方向に
スライドさせるだけで、確実に撃針に向かって当接でき
る効果がある。更に、該摺動部の安全ピン挿入孔に挿着
する固形体等の水溶性安全ピンによれば、該摺動部とガ
スカートリッジとを定位置にスプリングに抗して確実に
支持する効果と、水溶性安全ピンは、海水、淡水が含浸
すれば敏速に溶けて洗い流され、スプリングの復元力に
よりガスカートリッジを確実に移動させる効果がある。
【図1】本発明の自動水中ガス発生装置の全体斜面図で
ある。
ある。
【図2】同じく本発明の正面図である。
【図3】同じく本発明の一部欠除した全体の縦断正面図
である。
である。
【図4】同じく本発明の側面図である。
【図5】本発明の撃針収納部の一部欠除した縦断正面図
である。
である。
【図6】本発明の摺動部の一部欠除した正面図である。
【図7】同じく本発明の衝動部の側面図である。
【図8】同じく本発明の安全リングの正面図である。
【図9】本発明の水溶性安全ピンの斜面図である。
【図10】本発明を胴衣の一部に装着する1実施例の正
面図出ある。
面図出ある。
1 ガス発生器本体 2 スプリング収納部 3 ガスカートリッジ収納部 5 撃針収納部 6 スプリング 7 ガスカートリッジ 9 摺動部 10 安全ピン挿入孔 11 安全リング 12 貫通孔 13 水溶性安全ピン 15 挿通孔 16 撃針 17 ガス放出部 20 胴衣
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス発生器本体を、スプリング収納部と
ガスカートリッジ収納部及び撃針収納部とより構成され
た自動水中ガス発生装置において、該ガス発生器本体に
は、内部の端部にスプリングを設けると共に、他端部に
撃針を突設し、該スプリングと該撃針との間にガスカー
トリッジを連結した摺動部を収納し、該摺動部には、外
周に複数の安全ピン挿入孔を設け、該安全ピン挿入孔と
該撃針収納部の外周に設けた貫通孔との定位置を維持す
る水に溶ける水溶性安全ピンを挿着したことを特徴とす
る緊急用自動水中ガス発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10304689A JP2000095190A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 緊急用自動水中ガス発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10304689A JP2000095190A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 緊急用自動水中ガス発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000095190A true JP2000095190A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17936046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10304689A Pending JP2000095190A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 緊急用自動水中ガス発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000095190A (ja) |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP10304689A patent/JP2000095190A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |