JP2000091433A - 半導体装置およびその製造方法並びにマスクパターン - Google Patents
半導体装置およびその製造方法並びにマスクパターンInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 化学的機械的研磨(CMP)法を用いて不要
な電極膜を除去する際のエロージョンによる膜減りの発
生を防止する。 【解決手段】 エッチングストッパー膜102の第一の
溝101a、第二の溝103a、孤立溝103bおよび
コンタクトホールパターン102aが密集して形成され
る領域Aから外れる領域Bに除去パターン102bを形
成し、領域Aの部分の第二の層間絶縁膜103を化学的
機械的研磨(CMP)法による膜減り分を考慮して盛上
げるように形成する。
な電極膜を除去する際のエロージョンによる膜減りの発
生を防止する。 【解決手段】 エッチングストッパー膜102の第一の
溝101a、第二の溝103a、孤立溝103bおよび
コンタクトホールパターン102aが密集して形成され
る領域Aから外れる領域Bに除去パターン102bを形
成し、領域Aの部分の第二の層間絶縁膜103を化学的
機械的研磨(CMP)法による膜減り分を考慮して盛上
げるように形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的機械的研磨
(CMP)法を用いて不要な導電膜を除去する際のエロ
ージョンによる膜減りの発生を防止するようにした半導
体装置およびその製造方法並びにマスクパターンに関す
る。
(CMP)法を用いて不要な導電膜を除去する際のエロ
ージョンによる膜減りの発生を防止するようにした半導
体装置およびその製造方法並びにマスクパターンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体基板にコンタクトホールおよび配
線溝を形成する方法として、たとえばUSP4789648に示さ
れるデュアルダマシン法による半導体装置の製造方法が
知られている。これは、たとえば図8に示すように、半
導体基板100上に第一の層間絶縁膜101およびエッ
チングストッパー膜102を形成し、エッチングストッ
パー膜102にコンタクトホールパターン102aをエ
ッチングによって形成することで、エッチングストッパ
ー膜102上に第二の層間絶縁膜103を形成した後、
第二の溝103aの形成と同時にコンタクトホールパタ
ーン102aの下方に第一の溝101aが形成されるよ
うにしたものである。その後、これら第一の溝101
a、コンタクトホールパターン102aおよび第二の溝
103aの内部並びに第二の層間絶縁膜103の表面全
体に電極膜105を形成し、化学的機械的研磨(CM
P)法により、第二の層間絶縁膜103の表面の電極膜
105が図9に示すように除去される。なお、図中符号
103bは孤立溝である。
線溝を形成する方法として、たとえばUSP4789648に示さ
れるデュアルダマシン法による半導体装置の製造方法が
知られている。これは、たとえば図8に示すように、半
導体基板100上に第一の層間絶縁膜101およびエッ
チングストッパー膜102を形成し、エッチングストッ
パー膜102にコンタクトホールパターン102aをエ
ッチングによって形成することで、エッチングストッパ
ー膜102上に第二の層間絶縁膜103を形成した後、
第二の溝103aの形成と同時にコンタクトホールパタ
ーン102aの下方に第一の溝101aが形成されるよ
うにしたものである。その後、これら第一の溝101
a、コンタクトホールパターン102aおよび第二の溝
103aの内部並びに第二の層間絶縁膜103の表面全
体に電極膜105を形成し、化学的機械的研磨(CM
P)法により、第二の層間絶縁膜103の表面の電極膜
105が図9に示すように除去される。なお、図中符号
103bは孤立溝である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のデュアルダマシン法による製造方法では、エッチン
グストッパー膜102が半導体基板100上の第二の溝
103aおよび孤立溝103bが形成されない領域にも
残されるため、エッチングストッパー膜102上に形成
される第二の層間絶縁膜103の表面が平坦とされる。
そのため、第一の溝101a、コンタクトホールパター
ン102a、第二の溝103aおよび孤立溝103bの
内部並びに第二の層間絶縁膜103の表面全体に電極膜
105を形成し、第二の層間絶縁膜103の表面の電極
膜105を化学的機械的研磨(CMP)法により除去す
ると、第二の層間絶縁膜103の占める割合の少ない第
二の溝103aおよび孤立溝103bが形成される領域
104cがエロージョン(浸食)により膜減りするとい
う現象がおこり、第二の層間絶縁膜103表面に段差を
生じてしまうという問題があった。
来のデュアルダマシン法による製造方法では、エッチン
グストッパー膜102が半導体基板100上の第二の溝
103aおよび孤立溝103bが形成されない領域にも
残されるため、エッチングストッパー膜102上に形成
される第二の層間絶縁膜103の表面が平坦とされる。
そのため、第一の溝101a、コンタクトホールパター
ン102a、第二の溝103aおよび孤立溝103bの
内部並びに第二の層間絶縁膜103の表面全体に電極膜
105を形成し、第二の層間絶縁膜103の表面の電極
膜105を化学的機械的研磨(CMP)法により除去す
ると、第二の層間絶縁膜103の占める割合の少ない第
二の溝103aおよび孤立溝103bが形成される領域
104cがエロージョン(浸食)により膜減りするとい
う現象がおこり、第二の層間絶縁膜103表面に段差を
生じてしまうという問題があった。
【0004】この現象は、デュアルダマシン法に限ら
ず、配線やビア(上層配線と下層配線をつなぐ部分であ
り、一般に穴をあけて内部を金属で埋める)をメタルの
化学的機械的研磨(CMP)法を用いて形成する場合は
必ず起こりうる問題である。
ず、配線やビア(上層配線と下層配線をつなぐ部分であ
り、一般に穴をあけて内部を金属で埋める)をメタルの
化学的機械的研磨(CMP)法を用いて形成する場合は
必ず起こりうる問題である。
【0005】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、化学的機械的研磨(CMP)法を用いて
不要な導電膜を除去する際のエロージョンによる膜減り
の発生を防止することができる半導体装置およびその製
造方法並びにマスクパターンを提供することができるよ
うにするものである。
たものであり、化学的機械的研磨(CMP)法を用いて
不要な導電膜を除去する際のエロージョンによる膜減り
の発生を防止することができる半導体装置およびその製
造方法並びにマスクパターンを提供することができるよ
うにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、半導体基板上に形成された第一の層間絶縁膜上
にエッチングストッパー膜が形成され、さらにこのエッ
チングストッパー膜上に第二の層間絶縁膜が形成される
とともに、第一の層間絶縁膜と第二の層間絶縁膜との間
には径の異なる第一の溝および第二の溝が形成され、こ
れら第一および第二の溝内部には第一の導電膜が形成さ
れてなる半導体装置であって、エッチングストッパー膜
には、コンタクトホールパターンおよび除去パターンが
形成されていることを特徴とする。また、除去パターン
は、第一および第二の溝およびコンタクトホールパター
ンが密集して形成される領域から外れた部分に形成され
るようにすることができる。また、第一および第二の層
間絶縁膜はシリコン酸化膜からなり、エッチングストッ
パー膜はシリコン窒化膜からなり、第1の導電膜はタン
グステンからなるようにすることができる。また、第一
の導電膜はTiN/Tiからなる第二の導電膜を介して
第一および第二の溝内部に形成されるようにすることが
できる。請求項5に記載の半導体装置の製造方法は、半
導体基板上に第一の層間絶縁膜を形成する工程と、第一
の層間絶縁膜上にエッチングストッパー膜を形成する工
程と、エッチングストッパー膜にコンタクトホールパタ
ーンおよび除去パターンを形成する工程と、エッチング
ストッパー膜上に第二の層間絶縁膜を形成する工程と、
第一の層間絶縁膜および前記第二の層間絶縁膜に径の異
なる第一の溝および第二の溝を形成する工程と、第一の
溝、コンタクトホールパターン、第二の溝の内面並びに
第二の層間絶縁膜の表面全体に導電膜を形成する工程
と、第二の導電膜上に第一の導電膜を成長させる工程
と、第二の層間絶縁膜の表面を研磨し、第一の溝、コン
タクトホールパターン、第二の溝内部以外の第一の導電
膜を除去する工程とを備えることを特徴とする。また、
第二の層間絶縁膜の表面は、化学的機械的研磨(CM
P)法により研磨されるようにすることができる。請求
項7に記載のマスクパターンは、コンタクトホールパタ
ーンと除去パターンとを形成する際に用いられるマスク
パターンであって、マスクパターンは、第一および第二
の溝が密集して形成される領域のデータを演算し、これ
らの領域から外れるパターンを形成したものと、前記コ
ンタクトホールパターンとを合成したものであることを
特徴とする。本発明に係る半導体装置およびその製造方
法並びにマスクパターンにおいては、エッチングストッ
パー膜の第一および第二の溝およびコンタクトホールパ
ターンが密集して形成される領域から外れる部分の領域
に除去パターンを形成し、その領域の部分の第二の層間
絶縁膜を化学的機械的研磨(CMP)法による膜減り分
を考慮して盛上げるように形成する。
装置は、半導体基板上に形成された第一の層間絶縁膜上
にエッチングストッパー膜が形成され、さらにこのエッ
チングストッパー膜上に第二の層間絶縁膜が形成される
とともに、第一の層間絶縁膜と第二の層間絶縁膜との間
には径の異なる第一の溝および第二の溝が形成され、こ
れら第一および第二の溝内部には第一の導電膜が形成さ
れてなる半導体装置であって、エッチングストッパー膜
には、コンタクトホールパターンおよび除去パターンが
形成されていることを特徴とする。また、除去パターン
は、第一および第二の溝およびコンタクトホールパター
ンが密集して形成される領域から外れた部分に形成され
るようにすることができる。また、第一および第二の層
間絶縁膜はシリコン酸化膜からなり、エッチングストッ
パー膜はシリコン窒化膜からなり、第1の導電膜はタン
グステンからなるようにすることができる。また、第一
の導電膜はTiN/Tiからなる第二の導電膜を介して
第一および第二の溝内部に形成されるようにすることが
できる。請求項5に記載の半導体装置の製造方法は、半
導体基板上に第一の層間絶縁膜を形成する工程と、第一
の層間絶縁膜上にエッチングストッパー膜を形成する工
程と、エッチングストッパー膜にコンタクトホールパタ
ーンおよび除去パターンを形成する工程と、エッチング
ストッパー膜上に第二の層間絶縁膜を形成する工程と、
第一の層間絶縁膜および前記第二の層間絶縁膜に径の異
なる第一の溝および第二の溝を形成する工程と、第一の
溝、コンタクトホールパターン、第二の溝の内面並びに
第二の層間絶縁膜の表面全体に導電膜を形成する工程
と、第二の導電膜上に第一の導電膜を成長させる工程
と、第二の層間絶縁膜の表面を研磨し、第一の溝、コン
タクトホールパターン、第二の溝内部以外の第一の導電
膜を除去する工程とを備えることを特徴とする。また、
第二の層間絶縁膜の表面は、化学的機械的研磨(CM
P)法により研磨されるようにすることができる。請求
項7に記載のマスクパターンは、コンタクトホールパタ
ーンと除去パターンとを形成する際に用いられるマスク
パターンであって、マスクパターンは、第一および第二
の溝が密集して形成される領域のデータを演算し、これ
らの領域から外れるパターンを形成したものと、前記コ
ンタクトホールパターンとを合成したものであることを
特徴とする。本発明に係る半導体装置およびその製造方
法並びにマスクパターンにおいては、エッチングストッ
パー膜の第一および第二の溝およびコンタクトホールパ
ターンが密集して形成される領域から外れる部分の領域
に除去パターンを形成し、その領域の部分の第二の層間
絶縁膜を化学的機械的研磨(CMP)法による膜減り分
を考慮して盛上げるように形成する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図8および図9と共通する部分には同一符号を
付すものとする。
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図8および図9と共通する部分には同一符号を
付すものとする。
【0008】図1は、本発明の半導体装置の一実施の形
態を示す断面図である。同図に示す半導体装置は、半導
体基板100上にシリコン酸化膜からなる第一の層間絶
縁膜101が形成され、第一の層間絶縁膜101上にシ
リコン窒化膜からなるエッチングストッパー膜102が
形成されている。エッチングストッパー膜102上に
は、シリコン酸化膜からなる第二の層間絶縁膜103が
形成され、第一の層間絶縁膜101とエッチングストッ
パー膜102には第一の溝101aが形成され、第二の
層間絶縁膜103には第一の溝101aより径の大きい
第二の溝103aおよび孤立溝103bが形成されてい
る。第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立溝
103bの内面には、TiN/Tiからなる第二の導電
膜としての導電膜104が形成され、導電膜104の内
側にタングステンからなる第一の導電膜としての電極膜
105が形成されている。
態を示す断面図である。同図に示す半導体装置は、半導
体基板100上にシリコン酸化膜からなる第一の層間絶
縁膜101が形成され、第一の層間絶縁膜101上にシ
リコン窒化膜からなるエッチングストッパー膜102が
形成されている。エッチングストッパー膜102上に
は、シリコン酸化膜からなる第二の層間絶縁膜103が
形成され、第一の層間絶縁膜101とエッチングストッ
パー膜102には第一の溝101aが形成され、第二の
層間絶縁膜103には第一の溝101aより径の大きい
第二の溝103aおよび孤立溝103bが形成されてい
る。第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立溝
103bの内面には、TiN/Tiからなる第二の導電
膜としての導電膜104が形成され、導電膜104の内
側にタングステンからなる第一の導電膜としての電極膜
105が形成されている。
【0009】ここで、エッチングストッパー膜102に
は、第二の層間絶縁膜103が形成されるに先立ち、コ
ンタクトホールパターン102aおよび除去パターン1
02bが形成されるようになっている。除去パターン1
02bは、第一の溝101a、第二の溝103a、コン
タクトホールパターン102aおよび孤立溝103bが
密集して形成される領域100Aから外れる部分の領域
Bに形成されるものである。
は、第二の層間絶縁膜103が形成されるに先立ち、コ
ンタクトホールパターン102aおよび除去パターン1
02bが形成されるようになっている。除去パターン1
02bは、第一の溝101a、第二の溝103a、コン
タクトホールパターン102aおよび孤立溝103bが
密集して形成される領域100Aから外れる部分の領域
Bに形成されるものである。
【0010】このように、エッチングストッパー膜10
2の第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立溝
103bが密集して形成される領域から外れる部分に除
去パターン102bを形成することで、第二の層間絶縁
膜103の表面が平坦に形成されるが、この詳細につい
ては後述する。
2の第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立溝
103bが密集して形成される領域から外れる部分に除
去パターン102bを形成することで、第二の層間絶縁
膜103の表面が平坦に形成されるが、この詳細につい
ては後述する。
【0011】次に、図2〜図7の断面図を用いて、上記
構成の半導体装置の製造方法について説明する。まず、
図2に示すように、半導体基板100上にシリコン酸化
膜からなる第一の層間絶縁膜101を1500オングス
トロームの厚みで形成した後、化学的機械的研磨(CM
P)法により平坦化を行い第一の層間絶縁膜101およ
び半導体基板100の膜厚を6000オングストローム
とする。次に、第一の層間絶縁膜101上にシリコン窒
化膜からなるエッチングストッパー膜102を1000
オングストロームの厚みで形成する。
構成の半導体装置の製造方法について説明する。まず、
図2に示すように、半導体基板100上にシリコン酸化
膜からなる第一の層間絶縁膜101を1500オングス
トロームの厚みで形成した後、化学的機械的研磨(CM
P)法により平坦化を行い第一の層間絶縁膜101およ
び半導体基板100の膜厚を6000オングストローム
とする。次に、第一の層間絶縁膜101上にシリコン窒
化膜からなるエッチングストッパー膜102を1000
オングストロームの厚みで形成する。
【0012】次に、図3に示すように、エッチングスト
ッパー膜102上に図示しないフォトレジストを塗布
し、図示しないマスクパターン用いて、通常の露光法や
異方性ドライエッチングによりエッチングストッパー膜
102にコンタクトホールパターン102aおよび除去
パターン102bを形成する。この除去パターン102
bは、図1で説明したように、第一の溝101a、第二
の溝103aおよび孤立溝103bが密集して形成され
る領域から外れる部分に形成されるものである。
ッパー膜102上に図示しないフォトレジストを塗布
し、図示しないマスクパターン用いて、通常の露光法や
異方性ドライエッチングによりエッチングストッパー膜
102にコンタクトホールパターン102aおよび除去
パターン102bを形成する。この除去パターン102
bは、図1で説明したように、第一の溝101a、第二
の溝103aおよび孤立溝103bが密集して形成され
る領域から外れる部分に形成されるものである。
【0013】ここでのエッチングでは、エッチングガス
にCHF3/O2=25/10sccmを用い、圧力を40mt
orr RF4000Wとした。この際、コンタクトホール
パターン102aの形成と同時に除去パターン102b
を形成する。そのため、露光の際に用いるマスクパター
ンは、第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立
溝103bが密集して形成される領域のデータを演算
し、これらの溝から外れるパターンを形成したものと、
コンタクトホールパターン102aとを合成したものを
用いた。
にCHF3/O2=25/10sccmを用い、圧力を40mt
orr RF4000Wとした。この際、コンタクトホール
パターン102aの形成と同時に除去パターン102b
を形成する。そのため、露光の際に用いるマスクパター
ンは、第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立
溝103bが密集して形成される領域のデータを演算
し、これらの溝から外れるパターンを形成したものと、
コンタクトホールパターン102aとを合成したものを
用いた。
【0014】次に、図4に示すように、フォトレジスト
を除去後、エッチングストッパー膜102上にシリコン
酸化膜からなる第二の層間絶縁膜103をプラズマCV
D法により5000オングストロームの厚みで形成す
る。このとき、第二の層間絶縁膜103の表面には、除
去パターン102bが形成されている領域100Bと、
第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立溝10
3bが密集して形成される領域100Aとの間に段差1
03cを生じることになる。言換えれば、領域100A
の部分がエッチングストッパー膜102によって盛上げ
られた状態に形成される。
を除去後、エッチングストッパー膜102上にシリコン
酸化膜からなる第二の層間絶縁膜103をプラズマCV
D法により5000オングストロームの厚みで形成す
る。このとき、第二の層間絶縁膜103の表面には、除
去パターン102bが形成されている領域100Bと、
第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤立溝10
3bが密集して形成される領域100Aとの間に段差1
03cを生じることになる。言換えれば、領域100A
の部分がエッチングストッパー膜102によって盛上げ
られた状態に形成される。
【0015】次に、図5に示すように、第二の層間絶縁
膜103上にフォトレジスト106を塗布し、通常の露
光法および異方性ドライエッチングを行い、図6に示す
ように、第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤
立溝103bを形成する。この際、エッチングストッパ
ー膜102に形成されているコンタクトホールパターン
102aによるオーバーエッチングにより、第一の溝1
01aは第二の溝103aより径が小さく形成される。
このエッチングでは、エッチングガスにC4F8/CO/
Ar/O2=6/30/180/1sccmを用い、圧力を
40mtorr RF650Wとした。次に、フォトレジスト
を除去後、アルゴンイオンスパッタにより、第一の溝1
01a、コンタクトホールパターン102a、第二の溝
103aおよび孤立溝103bの内面の自然酸化膜等を
除去する。
膜103上にフォトレジスト106を塗布し、通常の露
光法および異方性ドライエッチングを行い、図6に示す
ように、第一の溝101a、第二の溝103aおよび孤
立溝103bを形成する。この際、エッチングストッパ
ー膜102に形成されているコンタクトホールパターン
102aによるオーバーエッチングにより、第一の溝1
01aは第二の溝103aより径が小さく形成される。
このエッチングでは、エッチングガスにC4F8/CO/
Ar/O2=6/30/180/1sccmを用い、圧力を
40mtorr RF650Wとした。次に、フォトレジスト
を除去後、アルゴンイオンスパッタにより、第一の溝1
01a、コンタクトホールパターン102a、第二の溝
103aおよび孤立溝103bの内面の自然酸化膜等を
除去する。
【0016】次に、図7に示すように、これら第一の溝
101a、コンタクトホールパターン102a、第二の
溝103aおよび孤立溝103bの内面並びに第二の層
間絶縁膜103の表面全体に、TiN/Tiからなる導
電膜104をスパッタ法により形成する。膜厚はTiN
=500オングストローム、Ti=300オングストロ
ームとした。次に、化学気相堆積(CVD)法により、
第一の溝101a、コンタクトホールパターン102
a、第二の溝103aおよび孤立溝103bの内面並び
に第二の層間絶縁膜103の表面全体に、タングステン
からなる電極膜105を成長させる。タングステンの膜
厚は8000オングストロームとした。このとき、電極
膜105は、上述した領域100Aと、領域100Bと
の間の段差103cの形状に沿って形成される。
101a、コンタクトホールパターン102a、第二の
溝103aおよび孤立溝103bの内面並びに第二の層
間絶縁膜103の表面全体に、TiN/Tiからなる導
電膜104をスパッタ法により形成する。膜厚はTiN
=500オングストローム、Ti=300オングストロ
ームとした。次に、化学気相堆積(CVD)法により、
第一の溝101a、コンタクトホールパターン102
a、第二の溝103aおよび孤立溝103bの内面並び
に第二の層間絶縁膜103の表面全体に、タングステン
からなる電極膜105を成長させる。タングステンの膜
厚は8000オングストロームとした。このとき、電極
膜105は、上述した領域100Aと、領域100Bと
の間の段差103cの形状に沿って形成される。
【0017】この後、化学的機械的研磨(CMP)法に
より、第二の層間絶縁膜103の表面を研磨し、第一の
溝101a、コンタクトホールパターン102a、第二
の溝103aおよび孤立溝103b内部以外のタングス
テンおよびTiN/Tiを除去することで、図1に示し
た半導体装置が得られる。このとき、第二の層間絶縁膜
103の占める割合の少ない領域である第一の溝101
a、第二の溝103a、コンタクトホールパターン10
2aおよび孤立溝103bが密集して形成される領域1
00Aがエロージョン(浸食)により膜減りするが、領
域100Aの部分はエッチングストッパー膜102によ
って、予め膜減り分を考慮して盛上げられているため、
全体的に平坦な表面が得られる。
より、第二の層間絶縁膜103の表面を研磨し、第一の
溝101a、コンタクトホールパターン102a、第二
の溝103aおよび孤立溝103b内部以外のタングス
テンおよびTiN/Tiを除去することで、図1に示し
た半導体装置が得られる。このとき、第二の層間絶縁膜
103の占める割合の少ない領域である第一の溝101
a、第二の溝103a、コンタクトホールパターン10
2aおよび孤立溝103bが密集して形成される領域1
00Aがエロージョン(浸食)により膜減りするが、領
域100Aの部分はエッチングストッパー膜102によ
って、予め膜減り分を考慮して盛上げられているため、
全体的に平坦な表面が得られる。
【0018】このように、本実施の形態では、エッチン
グストッパー膜102の第一の溝101a、第二の溝1
03a、孤立溝103bおよびコンタクトホールパター
ン102aが密集して形成される領域Aから外れる部分
の領域Bに除去パターン102bを形成し、領域Aの部
分の第二の層間絶縁膜103を化学的機械的研磨(CM
P)法による膜減り分を考慮して盛上げるように形成し
たので、不要な電極膜105を除去する際のエロージョ
ンによる膜減りの発生を防止することができる。
グストッパー膜102の第一の溝101a、第二の溝1
03a、孤立溝103bおよびコンタクトホールパター
ン102aが密集して形成される領域Aから外れる部分
の領域Bに除去パターン102bを形成し、領域Aの部
分の第二の層間絶縁膜103を化学的機械的研磨(CM
P)法による膜減り分を考慮して盛上げるように形成し
たので、不要な電極膜105を除去する際のエロージョ
ンによる膜減りの発生を防止することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る半導体装置お
よびその製造方法並びにマスクパターンによれば、エッ
チングストッパー膜の第一および第二の溝およびコンタ
クトホールパターンが密集して形成される領域から外れ
る部分の領域に除去パターンを形成し、その領域の部分
の第二の層間絶縁膜を化学的機械的研磨(CMP)法に
よる膜減り分を考慮して盛上げるように形成したので、
化学的機械的研磨(CMP)法を用いて不要な導電膜膜
を除去する際のエロージョンによる膜減りの発生を防止
することができる。
よびその製造方法並びにマスクパターンによれば、エッ
チングストッパー膜の第一および第二の溝およびコンタ
クトホールパターンが密集して形成される領域から外れ
る部分の領域に除去パターンを形成し、その領域の部分
の第二の層間絶縁膜を化学的機械的研磨(CMP)法に
よる膜減り分を考慮して盛上げるように形成したので、
化学的機械的研磨(CMP)法を用いて不要な導電膜膜
を除去する際のエロージョンによる膜減りの発生を防止
することができる。
【図1】本発明の半導体装置の一実施の形態を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
工程図である。
【図3】図1の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
工程図である。
【図4】図1の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
工程図である。
【図5】図1の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
工程図である。
【図6】図1の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
工程図である。
【図7】図1の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
工程図である。
【図8】従来のデュアルダマシン法による半導体装置の
製造方法を説明するための断面図である。
製造方法を説明するための断面図である。
【図9】図8の製造方法における膜減りを説明するため
の断面図である。
の断面図である。
100 半導体基板 101 第一の層間絶縁膜 101a 第一の溝 102 エッチングストッパー膜 102a コンタクトホールパターン 103 第二の層間絶縁膜 104 導電膜 105 電極膜
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された第一の層間絶
縁膜上にエッチングストッパー膜が形成され、さらにこ
のエッチングストッパー膜上に第二の層間絶縁膜が形成
されるとともに、前記第一の層間絶縁膜と前記第二の層
間絶縁膜との間には径の異なる第一の溝および第二の溝
が形成され、これら第一および第二の溝内部には第一の
導電膜が形成されてなる半導体装置であって、 前記エッチングストッパー膜には、コンタクトホールパ
ターンおよび除去パターンが形成されていることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記除去パターンは、前記第一および第
二の溝およびコンタクトホールパターンが密集して形成
される領域から外れた部分に形成されていることを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記第一および第二の層間絶縁膜はシリ
コン酸化膜からなり、前記エッチングストッパー膜はシ
リコン窒化膜からなり、前記第1の導電膜はタングステ
ンからなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項4】 前記第一の導電膜はTiN/Tiからな
る第二の導電膜を介して前記第一および第二の溝内部に
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導
体装置。 - 【請求項5】 半導体基板上に第一の層間絶縁膜を形成
する工程と、 前記第一の層間絶縁膜上にエッチングストッパー膜を形
成する工程と、 前記エッチングストッパー膜にコンタクトホールパター
ンおよび除去パターンを形成する工程と、 前記エッチングストッパー膜上に第二の層間絶縁膜を形
成する工程と、 前記第一の層間絶縁膜および前記第二の層間絶縁膜に径
の異なる第一の溝および第二の溝を形成する工程と、 前記第一の溝、コンタクトホールパターン、第二の溝の
内面並びに前記第二の層間絶縁膜の表面全体に導電膜を
形成する工程と、 前記第二の導電膜上に第一の導電膜を成長させる工程
と、 前記第二の層間絶縁膜の表面を研磨し、前記第一の溝、
コンタクトホールパターン、第二の溝内部以外の第一の
導電膜を除去する工程とを備えることを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記第二の層間絶縁膜の表面は、化学的
機械的研磨(CMP)法により研磨されることを特徴と
する請求項5に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記コンタクトホールパターンと前記除
去パターンとを形成する際に用いられるマスクパターン
であって、 前記マスクパターンは、前記第一および第二の溝が密集
して形成される領域のデータを演算し、これらの領域か
ら外れるパターンを形成したものと、前記コンタクトホ
ールパターンとを合成したものであることを特徴とする
マスクパターン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26906198A JP3192122B2 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 半導体装置およびその製造方法並びにマスクパターン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26906198A JP3192122B2 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 半導体装置およびその製造方法並びにマスクパターン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000091433A true JP2000091433A (ja) | 2000-03-31 |
JP3192122B2 JP3192122B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17467117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26906198A Expired - Fee Related JP3192122B2 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 半導体装置およびその製造方法並びにマスクパターン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192122B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7585757B2 (en) | 2005-06-13 | 2009-09-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP26906198A patent/JP3192122B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7585757B2 (en) | 2005-06-13 | 2009-09-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3192122B2 (ja) | 2001-07-23 |
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