JP2000090391A - 信号灯の制御装置 - Google Patents

信号灯の制御装置

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JP2000090391A
JP2000090391A JP10258704A JP25870498A JP2000090391A JP 2000090391 A JP2000090391 A JP 2000090391A JP 10258704 A JP10258704 A JP 10258704A JP 25870498 A JP25870498 A JP 25870498A JP 2000090391 A JP2000090391 A JP 2000090391A
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transmitter
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繁朋 松井
Takanari Misumi
隆也 三隅
Katsumi Nakajima
勝己 中嶋
Takashi Katsuragawa
敬史 桂川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体の不自由な人および高齢者が、横断歩道
を安全に歩行すること。 【解決手段】 車両用道路1を走行する車両のための車
両用赤信号灯が点灯している状態では、横断歩道2の歩
行者のための歩行者用青信号灯が点灯し、このような第
1動作中に、発信器13,13a,51を携帯した歩行
者が、横断歩道2に足を踏入れ、発信信号が検出される
と、その発信信号の検出時点から、少なくとも、横断歩
行時間W2だけ、第1動作が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの車両が走
行する車両用道路を横切って設けられた横断歩道を、歩
行者が安全に歩行することができるようにした信号灯の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、特開平5−269
7に開示される。この先行技術では、通常は消灯または
点滅している信号機の設置点への車両の接近を検出する
車両検出センサを設け、歩行者によって操作される押ボ
タンが操作されず、車両の接近が検出されたとき、車両
用信号灯を青色点灯状態とし、押ボタンが操作される
と、赤色点灯状態とする。これによって交通の流れの効
率よいコントロールを行いながらも、道路を横断する歩
行者の安全を確保する。
【0003】このような、およびその他の先行技術にお
いて、身体の不自由な人および高齢者などの歩行者が、
信号機が設置された交差点を横断して渡るとき、これら
の人が横断歩道を渡り終わる前に、歩行者用信号灯が青
色から赤色になりかつ車両用信号灯が赤色から青色に変
化してしまい、危険である。また歩行者は、歩行者用信
号灯が赤色に変化することによって、あわてて転んでし
まい、怪我をするおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、身体
が不自由な人および高齢者などの人が、横断歩道を安全
に渡ることができるようにし、しかも交通の流れをでき
るだけ妨げないようにした信号灯の制御装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両が走行す
る車両用道路を横切って横断歩道が設けられ、車両用道
路を走行する車両が停止すべきことを表す車両用赤信号
灯と、歩行者が横断歩道を歩行可能であることを表す歩
行者用青信号灯とが設けられ、車両用赤信号灯と歩行者
用青信号灯とを、同時に点灯する第1動作と、同時に消
灯する第2動作とを繰返す制御手段と、歩行者が携帯可
能であり、発信信号を発生する発信器と、前記発信信号
を検出する発信信号検出手段と、発信信号検出手段の出
力に応答して制御手段によって、前記第1動作中に、前
記発信信号が検出されない場合、第1動作を、予め定め
る時間W1だけ、行い、前記発信信号が検出された場
合、前記第1動作を、前記発信信号の検出時点から、少
なくとも、歩行者が前記横断歩道を渡り終わるまでの横
断歩行時間W2だけ、維持する時間設定手段とを含むこ
とを特徴とする信号灯の制御装置である。
【0006】本発明に従えば、車両用道路を走行する車
両の運転者は、車両用赤信号灯が点灯しているとき、停
車し、その車両用道路の横断歩道を歩行する歩行者は、
歩行者用青信号灯が点灯していることを確認して横断
し、このようにして車両用赤信号灯と歩行者用青信号灯
とが同時に点灯して第1動作が達成される。また車両用
赤信号灯が消灯し、たとえば車両用青信号灯または橙信
号灯が点灯している状態では、車両は車両用道路を走行
し、このとき歩行者用青信号灯は消灯しており、たとえ
ば歩行者用赤信号灯が点灯するなどして、歩行者が横断
歩道を横断すべきでないことを表示し、こうして第2動
作が達成される。このような第1動作と第2動作とは、
時間順次的に隣接して繰返され、または第1動作と第2
動作との間に他の動作が介在されて第1動作と第2動作
とが繰返される。
【0007】身体の不自由な人および高齢者などの歩行
者は、発信器を携帯しており、この発信器から発生され
る発信信号が、発信信号検出手段によって検出される。
歩行者が第1動作中に、すなわち車両用赤信号灯が点灯
して車両が停止しており、かつ歩行者用青信号灯が点灯
している状態で、発信器を携帯した歩行者が横断歩道に
近付いておらず、したがってその発信信号が検出されな
い場合、その第1動作が、予め定める時間W1、たとえ
ば20秒だけ、行われる。その後、車両用赤信号灯が消
灯されてたとえば車両用青信号灯となり、車両が走行を
開始し、またこのとき歩行者用青信号灯が消灯し、歩行
者用赤信号灯が点灯する。
【0008】前記第1動作中に、発信信号が発信信号検
出手段によって検出された場合、すなわち車両用赤信号
灯が点灯し、しかも歩行者用青信号灯が点灯している状
態で、発信器を携帯した歩行者が横断歩道を歩行してい
るとき、その歩行者が、少なくとも横断歩道を渡り終わ
るまでの横断歩行時間W2、たとえば9秒だけ、前記第
1動作が維持される。したがって歩行速度が低い身体の
不自由な人および高齢者は、安全に横断歩道を、歩行す
ることができ、車両用道路の一方から他方に安全に横断
することができる。
【0009】本発明の実施の他の形態では、第1動作の
前記予め定める時間W1を超過した第1動作の時間中で
は、歩行者用青信号灯は点滅され、これによって歩行者
の歩行を円滑に促すようにしてもよい。電磁波は、電
波、超音波、可視光、赤外線などであってもよい。
【0010】また本発明は、時間設定手段は、前記予め
定める時間W1と、歩行者が前記横断歩道を渡り終わる
までの横断歩行時間W2とが、 W1 > W2 となるように選ばれ、前記第1動作中に、前記発信信号
が検出された場合、残り時間Wが横断歩行時間W2以上
であるとき(W≧W2)、第1動作を、前記予め定める
時間W1だけ維持し、残り時間Wが横断歩行時間W2未
満であるとき(W<W2)、第1動作を、前記発信信号
の検出時点から、横断歩行時間W2だけ維持することを
特徴とする。
【0011】本発明に従えば、第1動作が開始された時
点から時間W3が経過した時点で、発信器を携帯した歩
行者が横断歩道を渡り始めようとし、その残り時間W
(=W1−W3)が、歩行者が横断歩道を渡り終わるま
での横断歩行時間W2以上であれば、その第1動作を、
前記予め定める時間W1だけ維持する。これによって歩
行者は歩行者用青信号が点灯している期間内に、横断歩
道を渡り終わることができる。
【0012】残り時間Wが、横断歩行時間W2未満であ
れば、前記発信信号の検出時点から、横断歩行時間W2
だけ、第1動作を維持し、これによって歩行者用青信号
灯が点灯したままになり、この第1動作中に、歩行者
は、横断歩道を渡り終わることができる。歩行者用青信
号灯は、点灯終期に点滅されてもよく、このような青信
号灯の点滅も、点灯状態ということがある。
【0013】また本発明は、発信信号検出手段は、横断
歩道に設けられ、発信信号を受信する発信信号受信手段
を有し、発信信号受信手段は、横断歩道上の発信器から
の発信信号のみを検出することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、歩行者が携帯する発信器
からの発信信号を受信する発信信号受信手段は、横断歩
道に設けられ、したがって横断歩道を歩行するときだ
け、発信信号を検出することができる。そのため、たと
えば歩行者が車両用道路の左右の両側部に沿って設けら
れた歩道を歩行中には、発信器からの発信信号が検出さ
れない。したがって時間決定手段による誤動作が防が
れ、第1動作の時間が不必要に長く延長されるおそれが
ない。
【0015】また本発明は、発信器は、指輪状の支持体
と、支持体に設けられ、体温、脈波、血圧、脈拍、飽和
酸素濃度のうちの少なくとも1つを検出するセンサと、
支持体に設けられ、センサの出力を前記発信信号として
送信するセンサ出力送信手段とを含み、さらに、前記発
信信号を受信して、歩行者の健康状態の異常を判断する
手段を含むことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、発信器は、身体の不自由
な人および高齢者の手の中指などに言わば指輪状に支持
体が装着され、したがって人に常に装着しておくことが
でき、たとえば就寝中および入浴中などにおいても、こ
の支持体が人に装着されたままの状態に保たれる。した
がって発信器が装着された人の体温、血流、血圧および
脈拍のうちの少なくとも1つが、常に検出され、異常判
断手段によって歩行者の健康状態の異常が常に監視され
ることになる。このような発信器を人が常に指輪リング
として装着した状態で外出したとき、信号灯の制御が行
われ、前述のように歩行者の横断歩道を横断する際にお
ける安全が確保される。
【0017】また本発明は、判断手段は、歩行者の家屋
内に設けられ、歩行者のほぼ全ての移動範囲内で前記発
信信号を受信する複数の受信手段と、前記受信手段によ
って受信された前記発信信号が表す情報を送信する送信
手段と、前記送信手段の送信出力を受信し、歩行者の健
康状態の異常を判断する異常判断手段とを含むことを特
徴とする。
【0018】本発明に従えば、図8に関連して後述する
ように、身体の不自由な人および高齢者が発信器を装着
した状態で家屋内を歩行するとき、その発信信号は家屋
内に点在して配置された複数の受信手段40,41,4
2の少なくとも1つによって常に検出された状態にな
る。この受信手段によって受信された発信信号が表わす
情報を、送信手段43によってたとえば電磁波で送信
し、病院などの医療機関において、受信装置44は、そ
の発信信号が表わす情報を受信する。これによって医療
機関に設けられた異常判断手段45は、発信器13,1
3aを装着している人の健康状態の異常を判断すること
ができる。このようにして人の健康状態を常に監視する
ことができる。
【0019】また本発明は、発信器は、発信信号として
電磁波を出力することを特徴とする。
【0020】また本発明は、発信器は、電磁界内で電磁
波を受信して、その電磁波を変化することによって、発
信信号を発生することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、発信器は、電磁波エネル
ギを放射して出力する構成を有してもよい。このエネル
ギは、発信器に内蔵されたたとえばバッテリが得られ、
または交流電界または交流磁界内で電磁誘導される電力
を用いるようにしてもよい。電界または磁界は、交流で
あってもよいけれども、人の指などに装着された発信器
は、その人が運動することによって、直流電界または直
流磁界内において、誘導起電力を発生することができ
る。
【0022】また本発明に従えば、図12に関連して後
述するように、直流または交流の電界または磁界内に、
発信器が配置されることによって、その電磁波を吸収す
ることによって発信信号を発生するようにしてもよい。
たとえば電磁界内で共振するコイルとコンデンサとの並
列共振回路を、コード化された発信信号によって選択的
に短絡することによって、電磁界の前記共振回路によっ
て吸収される電磁エネルギを、外部で検出手段によって
検出し、その発信信号に対応した受信信号を得ることが
できる。
【0023】また本発明は、指輪状の支持体と、支持体
に設けられ、体温、血流、血圧、脈拍のうちの少なくと
も1つを検出するセンサと、支持体に設けられ、センサ
の出力を表す発信信号を送信する手段とを含むことを特
徴とする発信器である。
【0024】本発明に従えば、健康状態を監視する発信
器が指輪リング状に構成されるので、その装着した人の
体温、血流、血圧および脈拍のうちの少なくとも1つを
常に監視することが容易である。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
簡略化した斜視図である。車両用道路1には、横断歩道
2が横切って設けられる。車両用道路1には、自動車な
どの車両が矢符3およびその逆方向に走行する。車両用
信号機4は、車両用赤信号灯5と、車両用黄信号灯6
と、車両用青信号灯7とが配置されて構成される。歩行
者8は横断歩道2を矢符9またはその逆方向に歩行し、
車両用道路1を横断する。信号機10は、歩行者用青信
号灯11と歩行者用赤信号灯12とを有する。歩行者8
が、たとえば身体の不自由な人および高齢者などのよう
に、そのほかの一般人に比べて歩行速度が低い人である
とき、その歩行者8は、本発明の発信器13を携帯す
る。
【0026】図2は、図1に示される本発明の実施の一
形態の電気的構成を示すブロック図である。発信器13
からの発信信号は、その横断歩道2のごく近傍に設けら
れた発信信号検出手段14によって受信されて検出され
る。発信信号検出手段14によって検出された発信信号
は、信号機4,10のためのマイクロコンピュータなど
によって実現される処理回路15に与えられる。発信器
13からの発信信号は、高周波の搬送波が、コード化さ
れた信号によって変調され、こうして発信信号が発信器
13から出力される。発信器13の電磁波の強度および
発信信号検出手段14の受信感度は、歩行者8が、車両
用道路1の左右両側方の歩道16,17を歩行中には、
発信信号が誤って検出されず、発信器13を携帯した歩
行者8が横断歩道2内およびその横断歩道2のごく近傍
にいるときのみ、発信信号が検出されるように、構成さ
れる。
【0027】図3は、処理回路15によって制御される
車両用信号機4および歩行者用信号機10の動作を説明
するための図である。図3(1)は車両用赤信号灯5の
点灯状態を示し、図3(2)は、車両用黄信号灯の点灯
状態を示し、図3(3)は車両用青信号灯7の点灯状態
を示す。車両用赤信号灯5のみが時刻t1〜t2におい
て点灯し、次に車両用青信号灯7のみが時刻t2〜t3
において点灯し、車両用黄信号灯6のみが時刻t3〜t
4において点灯し、このような動作が順次的に切換わ
る。
【0028】図3(4)は歩行者用信号機10における
歩行者用青信号灯11の点灯状態を示し、図3(5)は
歩行者用赤信号灯12の点灯状態を示す。車両用赤信号
灯5が点灯している期間中、歩行者用青信号灯11は、
時刻t11〜t12において点灯しており、このとき歩
行者用赤信号灯12は消灯している。車両用赤信号灯5
が時刻t4〜t5において再び点灯する期間中におい
て、歩行者用青信号灯11は、時刻t13〜t14にお
いて点灯する。時刻t12〜t13では、歩行者用赤信
号灯12が点灯する。こうして時刻t11〜t12で
は、車両用赤信号灯5と歩行者用青信号灯11とが同時
に点灯する第1動作が達成される。
【0029】また時刻t2〜t4では、車両用赤信号灯
5と歩行者用青信号灯11とが同時に消灯して第2動作
が達成される。第1動作と第2動作との間には、図3に
示されるようにたとえば車両用赤信号灯のみが点灯する
動作などのように、ほかの動作が介在することがあるけ
れども、この第1および第2動作は、繰返して達成され
る。本発明に従えば、歩行者用青信号灯が消灯する時刻
t12は、車両用赤信号灯が消灯する時刻t2と同時か
または少なくとも以前であり、歩行者用青信号灯が点灯
している時間t11〜t12,t13〜t14は、発信
器13を携帯した歩行者が横断歩道2を歩行するタイミ
ングに応じて、図4および図5に関連して述べるよう
に、変化して設定される。
【0030】図4は、処理回路15の一部の動作を説明
するためのフローチャートである。ステップa1からス
テップa2に移り、歩行者用青信号灯11が点灯してい
るかどうか、すなわち時刻t11以降がどうかが判断さ
れる。歩行者用青信号灯11が点灯しているとき、次の
ステップa3に移り、処理回路15に備えられているダ
ウンカウンタ19の計数値Wを、予め定める時間W1に
設定する(W=W1)。Wは残り時間を示す。図4のス
テップa3ではWをW1にリセットする。この時間W1
は20秒であってもよい。このダウンカウンタ19は、
ΔW毎に、たとえば1秒毎にダウンカウントする。
【0031】ステップa4では、発信器13からの発信
信号が検出されたかどうかが判断される。歩行者8が横
断歩道2に足を踏み入れることがなく、したがって発信
信号が、発信信号検出手段14によって検出されなけれ
ば、次のステップa5に移り、ダウンカウンタ19の計
数値Wすなわち残り時間が、ΔWずつカウントダウンさ
れる。このΔWは、前記時間W1が秒を表す数値である
ものとすれば、1秒よりも小さな値ずつ減算される値で
ある。ΔWを細かく制御する場合もあり得、たとえば、
9.5秒などに設定した場合には、ΔW=0.5秒より
も小さな値ずつ減算する。
【0032】ダウンカウンタ19の計数値Wが零に到達
したことがステップa6で判断されると、ステップa7
では、歩行者用青信号灯11を消灯し、歩行者用赤信号
灯12を点灯する。こうしてステップa8では一連の動
作を終了する。ダウンカウンタ19の計数値Wが、零を
超える値であるときには、ステップa4に戻る。
【0033】歩行者用青信号灯11が点灯している状態
で、ステップa4において発信信号が検出されると、さ
らにステップa4からステップa9に移る。発信信号1
3が発信信号検出手段14によって検出される時点は、
発信器13を携帯した歩行者8が横断歩道2を歩行し始
めた時点である。
【0034】ステップa9では、ダウンカウンタ19の
計数値Wが、横断歩行時間W2以上の時間であるかどう
か(W≧W2)を判断する。ダウンカウンタ19の計数
値Wが、横断歩行時間W2以上の値であるとき、すなわ
ち歩行者用青信号灯11が点灯し続ける時間が、横断歩
行時間W2を超える時間であることが初めて、図3
(4)の時刻t21であるとき、ステップa5に移り、
その計数値Wの時間にわたって、歩行者用青信号灯11
の点灯が維持される。
【0035】図5は、ダウンカウンタ19の動作を説明
するための図である。ダウンカウンタ19の計数値W
は、時間経過に伴って減少してゆく。計数値Wがたとえ
ば時刻t22において、横断歩行時間W2未満で(W<
W2)であることが判断されると、次のステップa10
では、その計数値Wを、次のステップa10において、
横断歩行時間W2に設定し直す。横断歩行時間W2は、
歩行者8が横断歩道2を車両用道路1の一端から他端ま
でをわたり終わるまでの時間であって、たとえば9秒で
あってもよく、このような横断歩行時間W2は、その歩
行者8が身体の不自由な人および高齢者であるものと想
定して、選ばれる。このようにして歩行者8が、横断歩
道2に入り込んだ時刻t22でダウンカウンタ19の計
数値Wが横断歩行時間W2以下であるものと判断された
とき、ダウンカウンタ19の計数値は、図5の参照符2
0で示される状態から、ライン21で示されるように変
化されて、引き続き計数される。こうして時刻t22か
ら横断歩行時間W2だけ経過した時刻t23までの間に
おいて、歩行者8は、横断歩道2をわたり終わることが
できる。
【0036】図6は、本発明の実施の他の形態の車両用
道路1および歩行者の横断歩道2を示す簡略化した平面
図である。この実施の形態では、横断歩道2の地表面近
傍に、発信信号受信手段14a,14b,14cが埋設
して設けられる。この発信信号受信手段14a,14
b,14cの発信信号を検出する領域は、参照符22
a,22b,22cであり、これらの検出領域22a,
22b,22cは、発信器13を携帯した歩行者8が横
断歩道2に入り込んだ状態およびその横断歩道2を歩行
中において、発信器13からの発信信号を検出する。歩
行者8が車両用道路1の左右両側部の歩道16,17を
歩行中においては、発信器13からの発信信号は、発信
信号検出手段14a,14b,14cによって検出され
ることはない。これによって歩道16,17を歩行して
いる歩行者8が携帯している発信器13からの発信信号
が、発信信号受信手段14a,14b,14cによって
誤って検出されることがない。これらの発信信号受信手
段14a,14b,14cは、たとえばコイルなどによ
って実現され、発信信号検出手段の一部を構成する。
【0037】図7は、発信器13の一部の斜視図であ
る。発信器13は、指輪状のリングである支持体24
と、センサ25と、センサ25の出力を演算処理する処
理回路26と、処理回路26の出力を発信信号として電
磁波で出力するアンテナ27とを含み、さらにこのセン
サ25、処理回路26およびアンテナ27は、バッテリ
28からの電力によって駆動される。センサ25は、複
数(たとえばこの実施の形態では2)の発光ダイオード
(略称LED)によって実現される発光素子30,31
と、これらの発光素子30,31から歩行者8の挿通孔
32を挿通する指の皮膚を介する光を受光するホトダイ
オードなどによって実現される受光素子33とによって
実現される。これらの発光素子30,31は、可視光ま
たは赤外線の光を発生し、挿通孔32の内方に臨む。受
光素子33もまた、装着孔32の内方に臨む。
【0038】図8は、発信器13を備える歩行者8であ
る患者の健康状態を監視するためのシステムの全体の構
成を示すブロック図である。駆動回路34は、発光素子
30,31を交互に予め定める周波数で駆動し、各発光
素子30,31による挿通孔32に挿通された指を介す
る受光素子33の出力は、受信回路35で受信される。
サンプルホールド回路36は、発光素子30,31を駆
動する周波数と同期して、受光素子33の受信回路35
で受信された出力を、サンプルホールドし、これによっ
て外乱光によるノイズを除去することができる。
【0039】図9は、発光素子30,31とサンプルホ
ールド回路36の動作を説明するための図である。図9
(1)は駆動回路34によって駆動される発光素子30
の動作状態を示し、図9(2)は駆動回路34によって
駆動されるもう1つの発光素子31の動作状態を示す。
発光素子30は時刻t31〜t32において駆動され、
発光素子31は時刻t32〜t33において駆動され
る。さらに時刻t33〜t34では、これら2つの発光
素子30,31が休止される。サンプルホールド回路3
6は、受光素子33によって検出された出力を、受信回
路35を介して図9(3)、図9(4)および図9
(5)の参照符V1,V2,V3,…でそれぞれ示され
るように、サンプリングして読取る。サンプル値V1
は、時刻t31〜t32における受光素子33の出力に
対応し、サンプル値V2は、発光素子31の時刻t32
〜t33における受光素子33の出力に対応して、さら
にサンプル値V3は、前述のように発光素子30,31
が休止された状態における受光素子33の出力に対応す
る。
【0040】演算回路37は、サンプルホールド回路3
6の出力に応答し、受光素子33への外乱光を遮断する
ために、次の式1,2を演算する。
【0041】 V11 = V1−V3 …(1) V12 = V2−V3 …(2) 外乱光の除去について述べる。2つのLEDを消した状
態で受光素子33の値を見ると、外乱光だけの計測がで
きる。図9のように、V1が赤色光(RED)、V2が
赤外光(IR)、V3が外乱光の出力とすると、(V1
−V3)、(V2−V3)の値が、RED、IRの正し
い出力である。そして、(V1−V3)/(V2−V
3)という比から、より正確な飽和酸素濃度が計測でき
る。
【0042】送信回路38は、前述の式1,2で表され
る出力V11,V12を、発光素子30,31に対応す
る発信信号として導出する。前述の図7における処理回
路26は、駆動回路34、受信回路35、サンプルホー
ルド回路36、演算回路37および送信回路38を含
む。サンプルホールドについて述べる。赤色光(RE
D)の発光素子30の点灯時と、赤外光(IR)の発光
素子31の点灯時と、REDもIRも点灯していないと
きとの合計3つの状態を、駆動回路34で連続的に切替
えると、3つの出力が出てくる。この3つの出力から図
9(3)、図9(4)、図9(5)のような波を求める
ために、サンプルホールドしている。
【0043】家屋内には、その歩行者8である患者が移
動するほぼすべての移動範囲39内で、発信器13から
の発信信号を受信する複数(この実施の形態ではたとえ
ば3)の受信手段40,41,42が点在して配置され
る。受信手段40〜42によって受信された発信信号
は、送信手段43に与えられ、発信信号が表す情報を含
む信号が、無線で電磁波によって、または公衆電話回線
を介して、歩行者の家屋から、病院などの医療機関に備
えられた受信装置44に受信される。パーソナルコンピ
ュータなどの処理装置45は、受信装置44によって受
信された前記発信信号の情報を分析し、歩行者8である
患者の健康状態の異常を監視する。こうして遠隔で、歩
行者8の健康状態を常に監視することができる。歩行者
8は、このような指輪リングである発信器13を常に装
着しており、このような装着状態で家屋の外に出て横断
歩道2を前述のように歩行するとき、歩行者用青信号灯
11が点灯し、かつ車両用赤信号灯5が点灯し、安全に
横断歩道2をわたり終わることができる。
【0044】図10は、図8に示される発信器13の動
作を説明するための図である。発光素子30,31を用
いることによって、発信器13が装着された指の動脈の
脈波と飽和酸素濃度と血圧を測定することができ、さら
に体温を温度センサを用いて測定することができる。脈
波とは、動脈が波打つ現象のことを言い、血圧とは異な
る。脈波から脈拍を計測することができる。このために
発光素子30,31は、酸素を持たないヘモグロビンと
酸素が与えられたヘモグロビンの光吸収率が同一である
点46におけるたとえば約800nmである波長λi
で、発光する。酸素を持たないヘモグロビンの吸収率4
7と酸素が与えられたヘモグロビンの吸収率48は、波
長の関数としてプロットされる。光吸収率が等しい波長
λiでは、吸収率は、酸素が与えられたヘモグロビンの
特性47には依存しない。動脈の直径の変化Δxは、発
光素子30,31と受光素子33との働きによって直接
に測定することができる。
【0045】脈波の計測方法を述べる。支持体24に取
付けられている発光素子(LED)30,31は、赤色
光(RED)と、赤外光(IR)の2種類がある。RE
Dの波長λ1は660nm、IRの波長λ2は910n
mである。指にREDやIRの光を当てると、骨、組
織、皮膚、静脈、動脈などでそれぞれの光が吸収され、
吸収されない分が戻ってきてホトダイオードなどの受光
素子33で計測できる。人間の指は非常に単純な構造を
しているので、これらの中で変動しているのは動脈だけ
である。すなわち、心臓の鼓動によって静脈の中で血の
量が増減し、それに対して光を連続的に当てると、ホト
ダイオードなどの受光素子33で計測される光の量も時
間的に変動する。これが脈波である。
【0046】飽和酸素濃度の計測方法を述べる。脈波を
計測するだけならば、REDかIRのどちらかのLED
30,31だけでよい。指輪センサがあえて2つの波長
の光を使っているのは、飽和酸素濃度を計測するためで
ある。図10に示されるように、酸素を持ったヘモグロ
ビンと、酸素を持たないヘモグロビンとでは、当てる波
長の光によって吸収率も異なる。図10のλi=800
nm程度の光を当てると、どちらのヘモグロビンも吸収
率は同じであるので、血液中の酸素濃度を計測すること
は容易である。
【0047】指輪センサでは、異なる波長の光であるR
EDとIRを当て、それらから戻ってくる光をホトダイ
オードなどの受光素子33で計測している。すなわち、
2つの脈波が計測されていることになる。2つの波長の
光から計測される脈波の比から、飽和酸素濃度を導出す
るためのグラフから実験から求められている。リアルタ
イムで2つの異なる波長の脈波が計測できていれば、そ
れらの比からリアルタイムに飽和酸度濃度を計測するこ
とができる。
【0048】図11は、本発明の実施の他の形態の発信
器13aを示す斜視図である。この実施の形態は、前述
の実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符
および添え字a,bを付して示す。2つの間隔をあけて
同軸に配置された指輪状の支持体24a,24bにはそ
れぞれ発光素子30a,31a;30b,31bと受光
素子33a,33bがそれぞれ設けられる。これらの支
持体24a,24bにわたって、取付部材49には、前
述の実施の形態と同様にして、処理回路26,アンテナ
27およびバッテリ28が設けられる。このような構成
によれば、複数箇所の体温、血流、血圧および脈拍のう
ちの少なくとも1つを検出し、患者の健康状態をさらに
正確に把握することができる。図11のダブルリングセ
ンサになると、指輪が2つになって、それぞれで脈波を
計測できるようになり、指輪の位置が違うことから、動
脈血の流速が計測できる。流速が計測できると、あと
は、様々な人体の循環器系のモデルから、血圧を求める
ことができるようになる。
【0049】図12は、本発明のさらに他の実施の形態
の発信器51の電気回路図である。前述の実施の形態で
は、発信器13,13aには、バッテリ28が搭載さ
れ、電磁波エネルギが放射されるように構成されたけれ
ども、図12の実施の形態では、直流または交流の電界
または磁界中で、発信器51の電磁界エネルギの吸収状
態に対応した発信信号を出力することができ、バッテリ
28は不要である。発信器51は、コイル52とコンデ
ンサ53とを含む並列共振回路54を構成する。たとえ
ば交流磁界中で、共振回路54が共振し、その鎖交する
磁束によって得られた誘導起電力によってマイクロコン
ピュータなどによって実現される制御回路55が駆動さ
れ、共振回路54に介在されるスイッチング素子56を
選択的にスイッチング動作する。スイッチング素子56
は、たとえば予め設定された識別信号に対応したコード
化信号によってオン/オフ状態が変化される。横断歩道
2の付近では、電磁界が発生され、このような電磁界中
に、歩行者8が発信器51を携帯して入り込むことによ
って、電磁界が吸収されて、スイッチング素子56のオ
ン/オフ状態に従って変化される。このような電磁界の
吸収状態の変化を検出手段によって検出し、歩行者8が
横断歩道2に入り込んだことを検出することができる。
これによって前述のように信号機4,10の動作が制御
される。
【0050】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、たとえば身
体の不自由な人および高齢者が発信器を携帯し、たとえ
ば指輪リングなどとして装着し、この発信器からの発信
信号が、発信信号検出手段によって検出されると、歩行
者用青信号灯が点灯中には、少なくとも、歩行者が横断
歩道を渡り終わるまで、その歩行者用青信号灯が点灯さ
れた第1動作状態が保たれ、このとき車両用赤信号灯は
点灯されたままであり、したがって歩行者の安全が確保
される。さらにこのような発信器を装着しない健康な人
が横断歩道を歩行するときには、第1動作は前記予め定
める時間W1だけ行われるので、車両の交通の妨害が生
じるおそれはない。
【0051】請求項2の本発明によれば、発信器を携帯
した歩行者が、横断歩道を歩行するときには、その歩行
者が横断歩道を渡り終わるに必要な横断歩行時間W2だ
けは少なくとも、第1動作が維持され、歩行者の横断中
に、車両が走行するおそれはなく、前述のように安全で
あるとともに、その第1動作がむやみに長くなることは
抑制され、車両用赤信号灯による車両の交通の円滑なコ
ントロールが可能である。
【0052】請求項3の本発明によれば、発信器からの
発信信号を受信する発信信号受信手段は、横断歩道に設
けられ、たとえば横断歩道の地表面付近で横断歩道に埋
設され、したがってその受信信号を受信することができ
る受信可能な範囲を正確に限定することができ、発信器
を携帯した歩行者が、横断歩道に足を踏入れたときにの
み、その発信信号を受信可能とすることができる。した
がって歩行者が車両用道路の左右両側方の歩道を歩行中
に、そのような発信信号が受信されて、前記第1動作の
時間が設定されるという誤動作を防ぐことができる。こ
れによって車両の交通の円滑なコントロールが可能にな
る。
【0053】請求項4の本発明によれば、発信器は、そ
れを指輪リングとして装着した身体の不自由な人および
高齢者の体温、血流、血圧および脈拍のうちの少なくと
も1つを常時監視し、健康状態が異常になったことが判
断されるので、このような発信器を、健康状態の監視の
ためおよび横断歩道を歩行するときの交通の安全のため
に、兼用することができるという優れた効果が達成され
る。
【0054】請求項5の本発明によれば、身体の不自由
な人または高齢者が発信器を身体に装着し、たとえば前
述のように指輪リングとして装着し、家屋内において
は、複数の少なくとも1つの受信手段によって、発信信
号が常時受信されることができ、このような発信信号が
表わす情報は、電磁波によってたとえば病院などに設置
された異常判断手段で送信手段によって送信される。こ
うして医療機関において身体の不自由な人および高齢者
の健康状態の異常を即座に判断し、そのような人達の健
康状態の監視を常時行うことができる。
【0055】請求項6の本発明によれば、発信器からは
発信信号の電磁波エネルギが出力され、前述のように発
信信号検出手段、発信信号受信手段および複数の受信手
段によって受信され、発信信号による信号灯の制御を行
うことができ、さらに発信器の装着者の健康状態の監視
を行うことができる。
【0056】請求項7の本発明によれば、コイルまたは
電極などによって直流または交流の電界または磁界を発
生し、たとえば並列共振回路などを用いてその電磁波を
受信し、並列共振回路を、コード化された発信信号によ
ってオン/オフ制御して、電界または磁界を変化させる
ことができる。こうして発信器のたとえば前述の共振回
路によって吸収される電磁波エネルギの変化を、検出す
ることによって、発信信号を受信して検出することがで
きる。
【0057】請求項8の本発明によれば、身体の不自由
な人および高齢者が、指輪状の支持体を手の指に装着す
ることによって、健康状態を表わす発信信号が送信され
る。これによって前述のように発信器の装着者の健康状
態を常に監視することができ、またさらに横断歩道を歩
行する際における安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の簡略化した斜視図であ
る。
【図2】図1に示される本発明の実施の一形態の電気的
構成を示すブロック図である。
【図3】処理回路15によって制御される車両用信号機
4および歩行者用信号機10の動作を説明するための図
である。
【図4】処理回路15の一部の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】ダウンカウンタ19の動作を説明するための図
である。
【図6】本発明の実施の他の形態の自動車用道路1およ
び歩行者の横断歩道2を示す簡略化した平面図である。
【図7】発信器13の一部の斜視図である。
【図8】発信器13を備える歩行者8である患者の健康
状態を監視するためのシステムの全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】発光素子30,31とサンプルホールド回路3
6の動作を説明するための図である。
【図10】図8に示される発信器13の動作を説明する
ための図である。
【図11】本発明の実施の他の形態の発信器13aを示
す斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態の発信器51
の電気回路図である。
【符号の説明】
1 車両用道路 2 横断歩道 5 車両用赤信号灯 8 歩行者 11 歩行者用青信号灯 13,13a 発信器 14 発信信号検出手段 15 処理回路 19 ダウンカウンタ 24 支持体 25 センサ 26 処理回路 27 アンテナ 28 バッテリ 40,41,42 バッテリ 44 受信装置 45 処理装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月23日(1999.8.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)車両が
走行する車両用道路を横切って横断歩道が設けられ、
(b)車両用道路を走行する車両が停止すべきことを表
す車両用赤信号灯と、(c)歩行者が横断歩道を歩行可
能であることを表す歩行者用青信号灯とが設けられ、
(d)車両用赤信号灯と歩行者用青信号灯とを、同時に
点灯する第1動作と、同時に消灯する第2動作とを繰返
す制御手段と、(e)発信器であって、歩行者の指に装
着される指輪状の支持体と、支持体に設けられ、体温、
脈波、血圧、脈拍、飽和酸素濃度のうちの少なくとも1
つを検出するセンサと、支持体に設けられ、センサの出
力を電磁波である電波の発信信号として送信するセンサ
出力送信手段とを含む発信器と、(f)発信信号検出手
段であって、横断歩道の地表面近傍に設けられ、発信信
号を受信する発信信号受信用コイル14a,14b,1
4cを有し、発信信号受信用コイルは、横断歩道の一端
部から他端部にわたって複数の検出領域22a,22
b,22cを隣接して形成し、各検出領域で発信器から
の発信信号をそれぞれ検出する発信信号検出手段と、
(g)発信信号検出手段の出力に応答して制御手段によ
って、前記第1動作中に、前記発信信号が検出されない
場合、第1動作を、予め定める時間W1だけ、行い、前
記第1動作中に、前記発信信号が検出された場合、残り
時間Wが、歩行者が前記横断歩道を渡り終わるまでの横
断歩行時間W2以上であるとき(W≧W2)、第1動作
を、前記予め定める時間W1だけ維持し、残り時間Wが
横断歩行時間W2未満であるとき(W<W2)、第1動
作を、前記発信信号の検出時点t22から、横断歩行時
間W2だけ維持し、前記予め定める時間W1と、歩行者
が前記横断歩道を渡り終わるまでの横断歩行時間W2と
が、 W1 > W2 となるように選ばれる時間設定手段と、(h)前記発信
信号を受信して、歩行者の健康状態の異常を判断する判
断手段とを含むことを特徴とする信号灯の制御装置であ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の実施の他の形態では、第1動作の
前記予め定める時間W1を超過した第1動作の時間中で
は、歩行者用青信号灯は点滅され、これによって歩行者
の歩行を円滑に促すようにしてもよい。電磁波は、電波
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明に従えば、歩行者が携帯する発信器
からの発信信号を受信する発信信号受信用コイル14
a,14b,14cは、横断歩道に設けられ、したがっ
て横断歩道を歩行するときだけ、発信信号を検出するこ
とができる。そのため、たとえば歩行者が車両用道路の
左右の両側部に沿って設けられた歩道を歩行中には、発
信器からの発信信号が検出されない。したがって時間決
定手段による誤動作が防がれ、第1動作の時間が不必要
に長く延長されるおそれがない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また本発明は、前記判断手段は、歩行者の
家屋内に設けられ、歩行者の家屋内のほぼ全ての移動範
囲内で前記発信信号を受信する複数の受信手段と、前記
受信手段によって受信された前記発信信号が表す情報を
送信する送信手段と、前記送信手段の送信出力を受信
し、歩行者の健康状態の異常を判断する異常判断手段と
を含むことを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明に従えば、発信器は、身体の不自由
な人および高齢者の手の中指などに言わば指輪状に支持
体が装着され、したがって人に常に装着しておくことが
でき、たとえば就寝中および入浴中などにおいても、こ
の支持体が人に装着されたままの状態に保たれる。した
がって発信器が装着された人の体温、脈波、血圧、脈拍
および飽和酸素濃度のうちの少なくとも1つが、常に検
出され、異常判断手段によって歩行者の健康状態の異常
が常に監視されることになる。このような発信器を人が
常に指輪リングとして装着した状態で外出したとき、信
号灯の制御が行われ、前述のように歩行者の横断歩道を
横断する際における安全が確保される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また本発明は、発信器は、電磁界内で電磁
波を受信して、その電磁波を変化することによって、発
信信号を発生することを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また本発明は、センサは、支持体の内面に
臨んで設けられ、赤色光を発光する第1発光素子と、支
持体の内面に臨んで設けられ、赤外光を発光する第2発
光素子と、支持体の内面に臨んで設けられ、第1および
第2発光素子からの指を介する光を受光する受光素子
と、第1発光素子のみを予め定める周波数で駆動して駆
動する点灯時と、第2発光素子のみを前記予め定める周
波数で駆動する点灯時と、第1および第2発光素子を点
灯していないときとの合計3つの状態を切替える駆動回
路と、前記3つの各状態における第1および第2発光素
子の出力を、前記予め定める周波数と同期してサンプリ
ングホールドするサンプリングホールド回路と、サンプ
リングホールド回路の出力に応答し、脈波および飽和酸
素濃度を演算する演算手段とを含むことを特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明に従えば、健康状態を監視する発信
器が指輪リング状に構成されるので、その装着した人の
脈波および飽和酸素濃度を常に監視することが容易であ
る。脈波および飽和酸素濃度は、赤色光の第1発光素子
と赤外光の第2発光素子と、第1および第2発光素子か
らの指を介する光を受光する受光素子とを用いて演算し
て求めることができる。本発明は、第1および第2発光
素子と受光素子との組合せを、指の軸線方向に間隔をあ
けて、2組、配置し、演算手段は、血圧を演算すること
を特徴とする。本発明に従えば、2組の第1および第2
発光素子と受光素子との組合せを、指の軸線方向に間隔
をあけて配置することによって、演算手段は血圧を演算
することが容易に可能になる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の前提となる構成
の簡略化した斜視図である。車両用道路1には、横断歩
道2が横切って設けられる。車両用道路1には、自動車
などの車両が矢符3およびその逆方向に走行する。車両
用信号機4は、車両用赤信号灯5と、車両用黄信号灯6
と、車両用青信号灯7とが配置されて構成される。歩行
者8は横断歩道2を矢符9またはその逆方向に歩行し、
車両用道路1を横断する。信号機10は、歩行者用青信
号灯11と歩行者用赤信号灯12とを有する。歩行者8
が、たとえば身体の不自由な人および高齢者などのよう
に、そのほかの一般人に比べて歩行速度が低い人である
とき、その歩行者8は、本発明の発信器13を携帯す
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】図2は、図1に示される構成の電気的構成
を示すブロック図である。発信器13からの発信信号
は、その横断歩道2のごく近傍に設けられた発信信号検
出手段14によって受信されて検出される。発信信号検
出手段14によって検出された発信信号は、信号機4,
10のためのマイクロコンピュータなどによって実現さ
れる処理回路15に与えられる。発信器13からの発信
信号は、高周波の搬送波が、コード化された信号によっ
て変調され、こうして発信信号が発信器13から出力さ
れる。発信器13の電磁波の強度および発信信号検出手
段14の受信感度は、歩行者8が、車両用道路1の左右
両側方の歩道16,17を歩行中には、発信信号が誤っ
て検出されず、発信器13を携帯した歩行者8が横断歩
道2内およびその横断歩道2のごく近傍にいるときの
み、発信信号が検出されるように、構成される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ステップa4では、発信器13からの発信
信号が検出されたかどうかが判断される。歩行者8が横
断歩道2に足を踏み入れることがなく、したがって発信
信号が、発信信号検出手段14によって検出されなけれ
ば、次のステップa5に移り、ダウンカウンタ19の計
数値Wすなわち残り時間が、ΔWずつカウントダウンさ
れる。このΔWは、前記時間W1が秒を表す数値である
ものとすれば、たとえば1秒以下の小さな値ずつ減算さ
れる値である。ΔWをもっと細かく制御する場合もあり
得、たとえば、W1=9.5秒などに設定した場合に
は、たとえばΔW=0.5秒以下の小さな値ずつ減算す
る。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】ステップa9では、ダウンカウンタ19の
計数値Wが、横断歩行時間W2以上の時間であるかどう
か(W≧W2)を判断する。ダウンカウンタ19の計数
値Wが、横断歩行時間W2以上の値であるとき、すなわ
ち歩行者用青信号灯11が点灯し続ける時間が、横断歩
行時間W2以上の時間であることが初めて、図3(4)
の時刻t21であるとき、ステップa5に移り、その計
数値Wの時間にわたって、歩行者用青信号灯11の点灯
が維持される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】図6は、本発明の実施の一形態の車両用道
路1および歩行者の横断歩道2を示す簡略化した平面図
である。この実施の形態では、横断歩道2の地表面近傍
に、複数の発信信号受信手段14a,14b,14cが
埋設して設けられる。この発信信号受信手段14a,1
4b,14cの発信信号をそれぞれ検出する領域は、参
照符22a,22b,22cであり、これらの各検出領
域22a,22b,22cは、横断歩道の一端部から他
端部にわたって隣接して形成され、発信器13を携帯し
た歩行者8が横断歩道2に入り込んだ状態およびその横
断歩道2を歩行中において、発信器13からの発信信号
をそれぞれ検出する。歩行者8が車両用道路1の左右両
側部の歩道16,17を歩行中においては、発信器13
からの発信信号は、発信信号検出手段14a,14b,
14cによって検出されることはない。これによって歩
道16,17を歩行している歩行者8が携帯している発
信器13からの発信信号が、発信信号受信手段14a,
14b,14cによって誤って検出されることがない。
これらの発信信号受信手段14a,14b,14cは、
コイルによって実現され、発信信号検出手段の一部を構
成する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図9は、発光素子30,31とサンプルホ
ールド回路36の動作を説明するための図である。図9
(1)は駆動回路34によって駆動される発光素子30
の動作状態を示し、図9(2)は駆動回路34によって
駆動されるもう1つの発光素子31の動作状態を示す。
発光素子30は時刻t31〜t32において駆動され、
発光素子31は時刻t32〜t33において駆動され
る。さらに時刻t33〜t34では、これら2つの発光
素子30,31が休止される。サンプルホールド回路3
6は、受光素子33によって検出された出力を、受信回
路35を介して図9(3)、図9(4)および図9
(5)の参照符V1,V2,V3,…でそれぞれ示され
るように、サンプリングして読取る。サンプル値V1
は、発光素子30の時刻t31〜t32における受光素
子33の出力に対応し、サンプル値V2は、発光素子3
1の時刻t32〜t33における受光素子33の出力に
対応して、さらにサンプル値V3は、前述のように発光
素子30,31が時刻t33〜t34において休止され
た状態における受光素子33の出力に対応する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】送信回路38は、前述の式1,2で表され
る出力V11,V12を、発光素子30,31に対応す
る発信信号として導出する。前述の図7における処理回
路26は、駆動回路34、受信回路35、サンプルホー
ルド回路36、演算回路37および送信回路38を含
む。サンプルホールドについて述べる。赤色光(RE
D)の発光素子30のみの点灯時と、赤外光(IR)の
発光素子31のみの点灯時と、REDもIRも点灯して
いないときとの合計3つの状態を、駆動回路34で連続
的に切替えると、3つの出力が出てくる。この3つの出
力から図9(3)、図9(4)、図9(5)のような波
を求めるために、サンプルホールドしている。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】家屋内には、その歩行者8である患者が移
動する家屋内のほぼすべての移動範囲39内で、発信器
13からの発信信号を受信する複数(この実施の形態で
はたとえば3)の受信手段40,41,42が点在して
配置される。受信手段40〜42によって受信された発
信信号は、送信手段43に与えられ、発信信号が表す情
報を含む信号が、無線で電磁波によって、または公衆電
話回線を介して、歩行者の家屋から、病院などの医療機
関に備えられた受信装置44に受信される。パーソナル
コンピュータなどの処理装置45は、受信装置44によ
って受信された前記発信信号の情報を分析し、歩行者8
である患者の健康状態の異常を監視する。こうして遠隔
で、歩行者8の健康状態を常に監視することができる。
歩行者8は、このような指輪リングである発信器13を
常に装着しており、このような装着状態で家屋の外に出
て横断歩道2を前述のように歩行するとき、歩行者用青
信号灯11が点灯し、かつ車両用赤信号灯5が点灯し、
安全に横断歩道2をわたり終わることができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】図11は、本発明の実施の他の形態の発信
器13aを示す斜視図である。この実施の形態は、前述
の実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符
および添え字a,bを付して示す。2つの間隔をあけて
同軸に、すなわち指の軸線方向に間隔をあけて、配置さ
れた指輪状の支持体24a,24bにはそれぞれ発光素
子30a,31a;30b,31bと受光素子33a,
33bがそれぞれ設けられる。これらの支持体24a,
24bにわたって、取付部材49には、前述の実施の形
態と同様にして、処理回路26,アンテナ27およびバ
ッテリ28が設けられる。このような構成によれば、複
数箇所の体温、血流、血圧および脈拍のうちの少なくと
も1つを検出し、患者の健康状態をさらに正確に把握す
ることができる。図11のダブルリングセンサになる
と、指輪が2つになって、それぞれで脈波を計測できる
ようになり、指輪の位置が違うことから、動脈血の流速
が計測できる。流速が計測できると、あとは、様々な人
体の循環器系のモデルから、血圧を求めることができる
ようになる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】発信器を携帯した歩行者が、横断歩道を歩
行するときには、その歩行者が横断歩道を渡り終わるに
必要な横断歩行時間W2だけは少なくとも、第1動作が
維持され、歩行者の横断中に、車両が走行するおそれは
なく、前述のように安全であるとともに、その第1動作
がむやみに長くなることは抑制され、車両用赤信号灯に
よる車両の交通の円滑なコントロールが可能である。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】発信器からの発信信号を受信する発信信号
受信用コイル14a,14b,14cは、横断歩道の地
表面付近で横断歩道に埋設され、したがってその受信信
号を受信することができる受信可能な範囲を正確に限定
することができ、発信器を携帯した歩行者が、横断歩道
に足を踏入れたときにのみ、その発信信号を受信可能と
することができる。したがって歩行者が車両用道路の左
右両側方の歩道を歩行中に、そのような発信信号が受信
されて、前記第1動作の時間が設定されるという誤動作
を防ぐことができる。これによって車両の交通の円滑な
コントロールが可能になる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】発信器は、それを指輪リングとして装着し
た身体の不自由な人および高齢者の体温、脈波、血圧、
脈拍、飽和酸素濃度のうちの少なくとも1つを常時監視
し、健康状態が異常になったことが判断されるので、こ
のような発信器を、健康状態の監視のためおよび横断歩
道を歩行するときの交通の安全のために、兼用すること
ができるという優れた効果が達成される。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】請求項2の本発明によれば、身体の不自由
な人または高齢者が発信器を前述のように指輪リングと
して装着し、家屋内においては、複数の少なくとも1つ
の受信手段によって、発信信号が常時受信されることが
でき、このような発信信号が表わす情報は、電磁波によ
ってたとえば病院などに設置された異常判断手段で送信
手段によって送信される。こうして医療機関において身
体の不自由な人および高齢者の健康状態の異常を即座に
判断し、そのような人達の健康状態の監視を常時行うこ
とができる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】請求項3の本発明によれば、コイルまたは
電極などによって直流または交流の電界または磁界を発
生し、たとえば並列共振回路などを用いてその電磁波を
受信し、並列共振回路を、コード化された発信信号によ
ってオン/オフ制御して、電界または磁界を変化させる
ことができる。こうして発信器のたとえば前述の共振回
路によって吸収される電磁波エネルギの変化を、検出す
ることによって、発信信号を受信して検出することがで
きる。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】請求項4の本発明によれば、身体の不自由
な人および高齢者が、指輪状の支持体を手の指に装着す
ることによって、健康状態を表わす発信信号が送信され
る。これによって前述のように発信器の装着者の健康状
態を常に監視することができ、またさらに横断歩道を歩
行する際における安全性が確保される。特に本発明によ
れば、赤色光の第1発光素子と赤外光の第2発光素子と
それらの光を受光する受光素子との組合せを用いて、脈
波だけでなく飽和酸素濃度を演算して求めることができ
る。請求項5の本発明によれば、2組の第1および第2
発光素子と受光素子との組合せを、指の軸線方向に間隔
をあけて配置することによって、血圧を演算して求める
ことが容易に可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 勝己 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番2 号 財団法人新産業創造研究機構内 (72)発明者 桂川 敬史 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番2 号 財団法人新産業創造研究機構内 Fターム(参考) 5H180 AA22 BB04 CC02 JJ05 JJ15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行する車両用道路を横切って横
    断歩道が設けられ、 車両用道路を走行する車両が停止すべきことを表す車両
    用赤信号灯と、 歩行者が横断歩道を歩行可能であることを表す歩行者用
    青信号灯とが設けられ、 車両用赤信号灯と歩行者用青信号灯とを、同時に点灯す
    る第1動作と、同時に消灯する第2動作とを繰返す制御
    手段と、 歩行者が携帯可能であり、発信信号を発生する発信器
    と、 前記発信信号を検出する発信信号検出手段と、 発信信号検出手段の出力に応答して制御手段によって、
    前記第1動作中に、前記発信信号が検出されない場合、
    第1動作を、予め定める時間W1だけ、行い、前記発信
    信号が検出された場合、前記第1動作を、前記発信信号
    の検出時点から、少なくとも、歩行者が前記横断歩道を
    渡り終わるまでの横断歩行時間W2だけ、維持する時間
    設定手段とを含むことを特徴とする信号灯の制御装置。
  2. 【請求項2】 時間設定手段は、 前記予め定める時間W1と、 歩行者が前記横断歩道を渡り終わるまでの横断歩行時間
    W2とが、 W1 > W2 となるように選ばれ、 前記第1動作中に、前記発信信号が検出された場合、 残り時間Wが横断歩行時間W2以上であるとき(W≧W
    2)、第1動作を、前記予め定める時間W1だけ維持
    し、 残り時間Wが横断歩行時間W2未満であるとき(W<W
    2)、第1動作を、前記発信信号の検出時点から、横断
    歩行時間W2だけ維持することを特徴とする請求項1記
    載の信号灯の制御装置。
  3. 【請求項3】 発信信号検出手段は、 横断歩道に設けられ、発信信号を受信する発信信号受信
    手段を有し、 発信信号受信手段は、横断歩道上の発信器からの発信信
    号のみを検出することを特徴とする請求項1または2記
    載の信号灯の制御装置。
  4. 【請求項4】 発信器は、 指輪状の支持体と、 支持体に設けられ、体温、脈波、血圧、脈拍、飽和酸素
    濃度のうちの少なくとも1つを検出するセンサと、 支持体に設けられ、センサの出力を前記発信信号として
    送信するセンサ出力送信手段とを含み、 さらに、前記発信信号を受信して、歩行者の健康状態の
    異常を判断する手段を含むことを特徴とする請求項1〜
    3のうちの1つに記載の信号灯の制御装置。
  5. 【請求項5】 判断手段は、 歩行者の家屋内に設けられ、歩行者のほぼ全ての移動範
    囲内で前記発信信号を受信する複数の受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記発信信号が表す情
    報を送信する送信手段と、 前記送信手段の送信出力を受信し、歩行者の健康状態の
    異常を判断する異常判断手段とを含むことを特徴とする
    請求項4記載の信号灯の制御装置。
  6. 【請求項6】 発信器は、発信信号として電磁波を出力
    することを特徴とする請求項1〜5のうちの1つに記載
    の信号灯の制御装置。
  7. 【請求項7】 発信器は、電磁界内で電磁波を受信し
    て、その電磁波を変化することによって、発信信号を発
    生することを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記
    載の信号灯の制御装置。
  8. 【請求項8】 指輪状の支持体と、 支持体に設けられ、体温、血流、血圧、脈拍のうちの少
    なくとも1つを検出するセンサと、 支持体に設けられ、センサの出力を表す発信信号を送信
    する手段とを含むことを特徴とする発信器。
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