JP2000090334A - Icカードリーダライタ装置およびこれを備えた自動料金収受装置 - Google Patents

Icカードリーダライタ装置およびこれを備えた自動料金収受装置

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JP2000090334A
JP2000090334A JP10255413A JP25541398A JP2000090334A JP 2000090334 A JP2000090334 A JP 2000090334A JP 10255413 A JP10255413 A JP 10255413A JP 25541398 A JP25541398 A JP 25541398A JP 2000090334 A JP2000090334 A JP 2000090334A
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Kiyohisa Ishibuchi
清久 石渕
Michiaki Kurosawa
迪彰 黒沢
Shiro Horii
志朗 堀井
Koji Abe
孝治 阿部
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードを装着する毎に暗証番号を入力す
る手間を軽減する。 【解決手段】 入力された暗証番号を記憶する入力番号
保存メモリ13と、ICカード30が装着されたか否か
を検知するICカード検知部23と、ICカード30の
装着が検知されると、入力番号保存メモリ13に暗証番
号が記憶されているか否かを検索するCPU12とを備
えている。入力番号保存メモリ13に暗証番号が記憶さ
れていれば、この入力暗証番号をICカード30に送信
する。そして、ICカード30の認証用暗証番号保存メ
モリ33に記憶されている暗証番号と比較し、両番号が
一致していれば、ICカード30とのアクセスが開始さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードとの間
でデータの受送信を行うICカードリーダライタ装置、
及び、これを備えた自動料金収受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICカードリーダライタ装置とし
ては、例えば、特開平9−62814号公報に記載され
ているものがある。
【0003】この公報に記載されているICカードリー
ダライタ装置は、ICカードが挿入される毎に暗証番号
の入力を促し、暗証番号が入力されると、この暗証番号
をICカードに送信する。ICカードは、送信された暗
証番号と予め記憶されている暗証番号とを比較し、両番
号が一致していれば、ICカードに対するアクセスが許
可されるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、セキュリティを確保するためとは言
え、ICカードを挿入する毎に暗証番号を入力しなけれ
ばならず、使用者にとっては甚だ面倒であるという問題
点がある。特に、ICカードを利用する自動料金収受シ
ステムのように、ICカードの抜き差し回数が非常に多
くなることが予想されるシステムでは、使用者の負荷が
多大なものになってしまう。
【0005】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、暗証番号の入力の手間を軽
減することができるICカードリーダライタ装置、及び
これを備えた自動料金収受装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の第一のICカードリーダライタ装置は、装着されたI
Cカードとの間でデータの送受信を行うための送受信手
段を備え、該ICカードに対して送信した暗証番号が該
ICカードに記憶されている暗証番号と一致すると、該
ICカードとの間で特定のデータの受送信を行うICカ
ードリーダライタ装置において、暗証番号を入力する暗
証番号入力手段と、前記暗証入力手段で入力した暗証番
号を記憶する暗証番号記憶手段と、前記ICカードが装
着されたか否かを検知するICカード検知手段と、前記
ICカード検知手段が前記ICカードの装着を検知する
と、前記暗証番号記憶手段に暗証番号が記憶されている
か否かを検索する暗証番号検索手段と、を備え、前記送
受信手段は、前記暗証番号検索手段により前記暗証番号
記憶手段から検索された前記暗証番号を前記ICカード
に送信することを特徴とするものである。
【0007】前記目的を達成するための第二のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第一のICカードリーダラ
イタ装置において、前記暗証番号記憶手段は、前記暗証
番号検索手段が送信した暗証番号がICカードに記憶さ
れている暗証番号と一致したことが確認されると、一致
した該暗証番号が更新することを特徴とするものであ
る。
【0008】前記目的を達成するための第三のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第二のICカードリーダラ
イタ装置において、前記ICカードとの間で前記特定の
データの受送信を行ってから特定時間経過すると、前記
暗証番号記憶手段に記憶されている暗証番号を消去する
暗証番号消去手段を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0009】前記目的を達成するための第四のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第二のICカードリーダラ
イタ装置において、車両のイグニッションキーのオンオ
フ信号が入力するイグニッション信号入力手段と、前記
ICカードが装着されていると前記ICカード検知手段
が検知している際に、前記イグニッションキーのオフ信
号が入力すると、該オフ信号が入力してから特定時間経
過すると、暗証番号記憶手段に記憶されている暗証番号
を消去する暗証番号消去手段と、を備えていることを特
徴とするものである。
【0010】前記目的を達成するための第五のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第三及び前記第四のいずれ
かのICカードリーダライタ装置において、前記特定時
間を変更する消去時間変更手段を備えていることを特徴
とするものである。
【0011】前記目的を達成するための第六のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第一のICカードリーダラ
イタ装置において、車両のイグニッションキーのオンオ
フ信号が入力するイグニッション信号入力手段と、前記
暗証番号記憶手段に記憶されている暗証番号を一時的に
記憶しておく暗証番号仮記憶手段と、前記ICカードが
装着されていると前記ICカード検知手段が検知してい
る際に、前記イグニッションキーのオフ信号が入力する
と、該オフ信号が入力してから特定時間経過すると、前
記暗証番号記憶手段に記憶されている暗証番号を前記暗
証番号仮記憶手段に退避させる暗証番号退避手段と、前
記イグニッションキーのオン信号が入力し、前記ICカ
ードが装着されていると前記ICカード検知手段が検知
すると、前記暗証番号仮記憶手段に記憶されている前記
暗証番号を前記暗証番号記憶手段に再記憶させる暗証番
号再記憶手段と、を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0012】前記目的を達成するための第七のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第一のICカードリーダラ
イタ装置において、車両のイグニッションキーのオンオ
フ信号が通る信号線と接続され、該オンオフ信号が入力
するイグニッション信号入力手段と、前記信号線が切断
されたことが検知されると、前記暗証番号記憶手段に記
憶されている暗証番号を消去する暗証番号消去手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
【0013】前記目的を達成するための第八のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第一から前記第七のいずれ
かのICカードリーダライタ装置において、前記暗証番
号記憶手段に記憶する暗証番号を暗号化する暗号化手段
と、前記暗証番号記憶手段に記憶されている、暗号化さ
れた暗証番号を復号化する復号化手段と、を備えている
ことを特徴とするものである。
【0014】前記目的を達成するための第九のICカー
ドリーダライタ装置は、前記第一から前記第七のいずれ
かのICカードリーダライタ装置において、前記暗証番
号記憶手段に記憶されている、暗号化された暗証番号を
復号化する復号化手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種実施形態
について、図面を用いて説明する。
【0016】まず、本発明に係る第一の実施形態として
の自動料金収受システムについて、図1〜図4を用いて
説明する。この実施形態の自動料金収受システムは、図
2に示すように、道路料金ブース40に設けられている
道路側自動料金収受装置41と、車両Cに搭載される車
両側自動料金収受装置10と、この車両側自動料金収受
装置10に装着された状態でデータの受送信を行うIC
カード30とを有している。
【0017】車両側自動料金収受装置10は、図1に示
すように、装着されたICカード30に対してデータの
送受信を行う送受信部11と、各種プログラムを実行す
るCPU12と、送受信部11にICカード30が装着
されたか否かを検知するICカード検知部23と、各種
情報が表示される表示装置17と、暗証番号等の各種情
報を入力するキー入力装置18と、時間を計測するタイ
マ15と、イグニッションキー29のオンオフ信号等が
入出力するインターフェース回路(イグニッション信号
入力手段)16と、キー入力装置18から入力された暗
証番号が記憶される入力番号保存メモリ13と、ICカ
ード30からのデータ等が記憶されるデータメモリ14
と、道路側自動料金収受装置40との間で無線送信する
ための無線送受信部21及びアンテナ22と、を備えて
いる。表示装置17及びキー入力装置18は、インター
フェース回路16を介してCPU12と接続されてい
る。
【0018】ICカード30は、車両側自動料金収受装
置10との間でデータの受送信を行う送受信部31と、
各種プログラムを実行するCPU32と、暗証番号が記
憶されている認証用暗証番号保存メモリ33と、各種デ
ータが記憶されているデータメモリ34と、を備えてい
る。
【0019】このICカード30のデータメモリ34に
は、図3に示す例のように、クレジットカード等の情報
であるカード情報と、料金所を通過した際等に得られる
通行情報と、残高情報等が記憶されている。これらの情
報のうち、カード情報には、クレジットカード情報、I
Cカード情報、プリペイド情報、回数券情報等が含まれ
いている。通行料金の支払い方式としては、銀行口座か
らクレジットカードにより引き落とすポストペイ(後
納)方式や、料金所やサービスエリア等で予め前納して
おくプリペイド(前納)方式や、回数券方式等が考えら
れる。この実施形態では、これらのいずれも方式でも利
用できるように、各方式に必要な情報の領域が確保され
ている。通行情報には、入口料金所情報、経路情報、出
口料金所情報が含まれている。なお、これらの通常情報
のうち、経路情報におけるバリア番号とは、例えば、あ
る入口料金所から目的の出口料金所へ行くまでに、複数
の経路が在るような場合、どの経路を通ったか分かるよ
うに、途中で通過した料金所等の番号のことである。
【0020】車両側自動料金収受装置10のデータメモ
リ14には、基本的に、ICカード30のデータメモリ
34に記憶されている情報と同じ情報が記憶される。但
し、ICカード30のデータメモリ34には、複数回分
の通行情報が記憶されるのに対して、車両側自動料金収
受装置10のデータメモリ14には、1回分の通行情報
しか記憶されない。また、車両側自動料金収受装置10
のデータメモリ14には、前述したポストペイ(後納)
方式、プリペイド(前納)方式、回数券方式のうち、ど
の支払い方式を採用するかを示す支払種別も記憶され
る。この支払種別は、キー入力装置を利用して使用者が
入力する。また、車両側自動料金収受装置10の入力番
号保存メモリ13には、一種類の暗証番号しか記憶する
ことができず、記憶した暗証番号は、後述するように、
ICカード30とアクセスする毎に更新され、前回アク
セスした際の暗証番号が記憶される。
【0021】次に、本実施形態における自動料金収受シ
ステムの動作について、図4に示すフローチャートに従
って説明する。車両側自動料金収受装置10にICカー
ド30が装着されると、ICカード検知部23によりこ
れが検知される(ステップ1)。車両側自動料金収受装置
10のCPU12は、この検知結果に基づいて、ICカ
ード30が装着されたか否かを判断し(ステップ2)、I
Cカード30が装着されていれば、CPU(暗証番号検
索手段)12は、入力番号保存メモリ13内に前回のア
クセス時の入力暗証番号が記憶されているか否かを判断
する(ステップ3)。前回のアクセス時の入力暗証番号
が記憶されていなければ、暗証番号の入力を促す旨を表
示装置17に表示する。使用者は、これを見てキー入力
装置18を操作して、暗証番号を入力する(ステップ
9)。また、前回のアクセス時の入力暗証番号が記憶さ
れていれば、入力番号保存メモリ13内に記憶されてい
る入力暗証番号を送受信部11に送信させる(ステップ
4)。
【0022】ICカード30のCPU32は、車両側自
動料金収受装置10から入力暗証番号を受信すると、認
証用暗証番号保存メモリ32に記憶されている暗証番号
と入力暗証番号とを比較し、両番号が一致したか否かの
結果を送受信部31に送信させる(ステップ5)。
【0023】車両側自動料金収受装置10のCPU12
は、ICカード30での判断結果が入力すると、その結
果が番号が一致したものであるか否かを判断する(ステ
ップ6)。番号が一致したものであれば、一致した番号
を入力番号保存メモリ13に保存した後(ステップ7)、
ICカード30や道路側自走料金収受装置40との間で
特定のデータの送受信を開始する(ステップ8)。このス
テップ8では、ICカード30から車両側自動料金収受
装置10に対して、ICカード30のデータメモリ34
に記憶されている各種情報のうち、通行情報以外の情報
が送信される。また、車両側自動料金収受装置10から
道路側自動料金収受装置40に対しては、ICカード3
0から得た情報が無線通信で送信される。一方、道路側
自動料金収受装置40から車両側自動料金収受装置10
に対しては、通行情報が無線通信で送られる。そして、
この通信情報は、車両側自動料金収受装置10からIC
カード30へ送信される。
【0024】ステップ6で、ICカード30での判断結
果が番号不一致を示すものであれば、番号不一致が連続
して3回を超えるか否かを判断し(ステップ10)、3回
を超えていなければ、ステップ9に戻って暗証番号の入
力を促し、3回を超えていれば、ICカード30とのア
クセスを拒否する(ステップ11)。
【0025】以上のように、本実施形態では、前回のア
クセス時の暗証番号が入力番号保存用メモリ13に記憶
されていれば、使用者は、再度、ICカード30を装着
した際に、暗証番号を入力する必要がないので、使用者
の負担を軽減することができる。
【0026】ところで、使用者は、ICカード30を装
着したまま、車両から離れる場合がある。このような場
合、前回のアクセス時の入力番号が記憶されていると、
ICカード30や暗証番号が第三者に悪用される恐れが
ある。このため、本実施形態では、このようことをでき
るだけ避けるために、ある条件を満たすと、CPU(暗
証番号消去手段)12が入力番号保存用メモリ13に記
憶されている入力暗証番号を消去するようにしている。
入力暗証番号を消去する条件としては、この実施形態に
おいては、ICカード30が装着されているときにイグ
ニッションキー29のオフ信号が入力し、このオフ信号
が入力してから特定時間(例えば、3分)経過したこ
と、言い換えると、運転者がICカード30を装着した
まま、車両から降りて、特定時間経過したことを条件と
している。この特定時間の計測は、タイマ15が行う。
なお、入力暗証番号を消去する条件としては、この他、
出口料金所情報がICカード30に記憶され、ICカー
ド30との間でのアクセスが一旦終了した時点から、特
定時間(例えば、1時間)経過したことを条件としてもよ
い。
【0027】次に、図5及び図6を用いて、本発明に係
る第二の実施形態としての自動料金収受システムについ
て説明する。この実施形態の自動料金収受システムは、
図5に示すように、車両側自動料金収受装置10a以
外、第一の実施形態と同じである。この実施形態の車両
側自動料金収受装置10aは、第一の実施形態の車両側
収受装置10に暗号器24と復号器25とを追加したも
のである。暗号器24は、入力番号保存メモリ13に記
憶させる暗証番号を暗号化するもので、復号器25は、
入力番号保存保存用メモリ13に暗号化されて記憶され
ている暗証番号を復号化するものである。なお、この実
施形態では、CPU12に対して、暗号器24及び復号
器25が独立して設けられているが、CPU12に暗号
器24及び復号器25の機能を実行させるようにしても
よい。
【0028】次に、本実施形態における自動料金収受シ
ステムの動作について、図6に示すフローチャートに従
って説明する。この実施形態の動作順序は、第一の実施
形態のステップ3の工程の後にステップ20が追加さ
れ、第一の実施形態のステップ6の後にステップ21が
追加された以外、第一の実施形態の動作順序と同じであ
る。
【0029】すなわち、第一の実施形態と同様に、ステ
ップ1からステップ3までの工程を実行し、前回のアク
セス時の入力暗証番号が暗号化されて入力番号保存メモ
リ13内に記憶されていれば、ステップ20で、入力番
号保存メモリ13内に記憶されている入力暗証番号を復
号器25で複合化し、ステップ4で、複合化した入力暗
証番号をICカード30へ送信する。その後、第一の実
施形態と同様に、ステップ5及びステップ6の工程を実
行し、車両側自動料金収受装置10aからの入力暗証番
号とICカード30の認証用暗証番号保存メモリ32に
記憶されている暗証番号とを比較し、両番号が一致して
いれば、ステップ21で、一致した番号を暗号器24で
暗号化し、ステップ7で、暗号化した暗証番号を入力番
号保存メモリ13に記憶させる。
【0030】このように、本実施形態では、入力番号保
存メモリ13に暗号化された暗証番号が記憶されること
になるので、暗証番号の管理安全性を高めることができ
る。
【0031】なお、この実施形態でも、入力番号保存メ
モリ13に暗証番号が記憶されていることには変わりな
いので、第三者によるICカード30や暗証番号の悪用
を避けるために、第一の実施形態と同様に、ある条件を
満たすと、入力番号保存用メモリ13に記憶されている
入力暗証番号を消去するようにすることが好ましい。
【0032】次に、図7及び図8を用いて、本発明に係
る第三の実施形態としての自動料金収受システムについ
て説明する。
【0033】この実施形態の自動料金収受システムは、
図7に示すように、車両側自動料金収受装置10b以
外、第一の実施形態と同じである。この実施形態の車両
側自動料金収受装置10bは、第一の実施形態の入力番
号保存メモリ13の換わりに、登録番号保存メモリ13
bを用いたものである。この登録番号保存メモリ13b
は、第一の実施形態の入力番号保存メモリ13のように
記憶内容が自動的に更新されることはなく、一旦、記憶
された内容は、キー入力装置18により特定の操作が行
われない限り、基本的に更新されることはない。また、
この登録番号保存メモリ13bには、第一の実施形態の
入力番号保存メモリ13と異なり、複数の暗証番号、例
えば、3〜5個程度の暗証番号を記憶することができ
る。これは、家族や会社員等、特定の複数人が一台の車
両を利用する場合を考慮したからである。
【0034】次に、本実施形態における自動料金収受シ
ステムの動作について、図8に示すフローチャートに従
って説明する。
【0035】車両側自動料金収受装置10bにICカー
ド30が装着されると、ICカード検知部23によりこ
れが検知される(ステップ30)。車両側自動料金収受装
置10bのCPU12は、この検知結果に基づいて、I
Cカード30が装着されたか否かを判断し(ステップ3
1)、ICカード30が装着されていれば、登録番号保
存メモリ13b内に暗証番号が登録されているか否かを
判断する(ステップ32)。暗証番号が登録されていな
ければ、暗証番号の入力を促す旨を表示装置17に表示
する。使用者は、これを見てキー入力装置18を操作し
て、暗証番号を入力する(ステップ37)。また、暗証番
号が登録されていれば、登録番号保存メモリ13b内に
登録されている登録暗証番号を送受信部11に送信させ
る(ステップ33)。
【0036】ICカード30のCPU32は、車両側自
動料金収受装置10bから登録暗証番号を受信すると、
認証用暗証番号保存メモリ32に記憶されている暗証番
号と登録暗証番号とを比較し、両番号が一致したか否か
の結果を送受信部31に送信させる(ステップ34)。
【0037】車両側自動料金収受装置10bのCPU1
2は、ICカード30での判断結果が入力すると、その
結果が番号が一致したものであるか否かを判断する(ス
テップ35)。番号が一致したものであれば、第一の実
施形態のステップ8と同様に、ICカード30や道路側
自走料金収受装置40との間で特定のデータの送受信を
開始する(ステップ36)。ステップ35で、ICカード
30での判断結果が番号不一致を示すものであれば、番
号不一致が連続して3回を超えるか否かを判断し(ステ
ップ38)、3回を超えていなければ、ステップ37に
戻って暗証番号の入力を促し、3回を超えていれば、I
Cカード30とのアクセスを拒否する(ステップ3
9)。
【0038】以上のように、本実施形態では、一旦、暗
証番号が登録番号保存用メモリ13bに登録されれば、
以降、使用者は、ICカード30を装着した際に、暗証
番号を入力する必要がないので、使用者の負担を軽減す
ることができる。
【0039】なお、この実施形態でも、ICカード30
を装着したまま、運転者が車両から離れる場合には、暗
証番号が登録番号保存用メモリ13bに登録されている
が故に、ICカード30や暗証番号が第三者に悪用され
る恐れがある。このため、本実施形態では、このようこ
とをできるだけ避けるために、ある条件を満たすとCP
U(暗証番号退避手段)12が登録番号保存用メモリ1
3bに記憶されている登録暗証番号をデータメモリ(暗
証番号仮記憶手段)14に退避するようにしている。登
録暗証番号を退避する条件としては、この実施形態にお
いては、ICカード30が装着されているときにイグニ
ッションキー29のオフ信号が入力し、このオフ信号が
入力してから特定時間(例えば、3分)経過したこと、
言い換えると、運転者がICカード30を装着したま
ま、車両から降りて、特定時間経過したことを条件とし
ている。この特定時間の計測は、タイマ15が行う。ま
た、CPU(暗証番号再記憶手段)12は、イグニッシ
ョンキー29のオン信号が入力し且つICカード30が
装着されていることを条件として、データメモリ14か
ら登録番号保存メモリ13bへの暗証番号の再登録を行
う。このように、登録暗証番号をデータメモリ14に退
避させることで、運転者がICカード30を装着したま
ま、車両から降りても、登録番号保存用メモリ13b内
には暗証番号が登録されていないので、この間、第三者
が車両内に入って、装着されているICカード30にア
クセスしようとしても、イグニッションキー29をオン
にしない限りアクセスできない。
【0040】また、この実施形態の車両側自動料金収受
装置10bの盗難を考慮して、イグニッション信号線2
9aが切断されることを条件として、CPU(暗証番号
消去手段)12が登録番号保存メモリ13b内の登録暗
証番号を消去するようにすることが好ましい。なお、イ
グニッション信号線29aの切断の検知は、オン信号も
オフ信号も一定の電位が確保されているのに対して、信
号線29aが切断されると、信号線29aの電位が0に
なるので、この電位の変化で行う。このイグニッション
信号29aの切断を条件とする暗証番号の消去は、第一
及び第二の実施形態に適用してもよい。
【0041】次に、図9及び図10を用いて、本発明に
係る第四のの実施形態としての自動料金収受システムに
ついて説明する。この実施形態の料金収受システムは、
図9に示すように、車両側自動料金収受装置10c以
外、第三の実施形態と同様である。この実施形態の車両
側自動料金収受装置10cは、第三の実施形態の車両側
自動料金収受装置10bに復号器25を追加したもので
ある。
【0042】次に、本実施形態における自動料金収受シ
ステムの動作について、図10に示すフローチャートに
従って説明する。この実施形態の動作順序は、第三の実
施形態のステップ32において、登録番号保存メモリ1
3b内に暗証番号が登録されていると判断された後に、
ステップ40として、登録暗証番号の復号化の工程が追
加されている以外、第一の実施形態の動作順序と同様で
ある。但し、この実施形態では、登録番号保存メモリ1
3b内に記憶されている暗証番号が暗号化されているこ
とを前提としているため、ステップ37で、使用者が暗
証番号を入力する際には、使用者自身が暗証番号を暗号
化して入力することになる。
【0043】なお、この実施形態においても、第三の実
施形態と同様に、特定の条件になったときに、暗証番号
の退避や消去を行うようにすることが好ましい。また、
この実施形態では、使用者が暗証番号を暗号化して入力
するが、第二の実施形態のように暗号器を追加すること
で、使用者による暗証番号の暗号化の手間を省くように
してもよい。
【0044】以上、本発明に係る車両側自動料金収受装
置の各種実施形態を説明したが、本発明は、このよう
に、自動料金収受システムに適用されるICカードリー
ダライタ装置に限定されるものではなく、その他の用途
で用いられるICカードリーダライタ装置に適用しても
よい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、暗証番号記憶手段に暗
証番号を一旦記憶させれば、ICカードを装着する毎に
暗証番号を入力する必要がなくなり、使用者の負担を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態である車両側自動料金
収受装置及びICカードの回路ブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施形態である自動料金収受シ
ステムの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第一の実施形態であるICカードに記
憶されているデータの内容を示す説明図である。
【図4】本発明の第一の実施形態である自動料金収受シ
ステムの動作順序を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施形態である車両側自動料金
収受装置及びICカードの回路ブロック図である。
【図6】本発明の第二の実施形態である自動料金収受シ
ステムの動作順序を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第三の実施形態である車両側自動料金
収受装置及びICカードの回路ブロック図である。
【図8】本発明の第三の実施形態である自動料金収受シ
ステムの動作順序を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の第四の実施形態である車両側自動料金
収受装置及びICカードの回路ブロック図である。
【図10】本発明の第四の実施形態である自動料金収受
システムの動作順序を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c…車両側自動料金収受装
置、11…車両側自動料金収受装置の送受信部、12…
車両側自動料金収受装置のCPU、13…入力番号保存
メモリ、13b…登録番号保存メモリ、14…車両側自
動料金収受装置のデータメモリ、15…タイマ、16…
インターフェース回路、17…表示装置、18…キー入
力装置、21…無線送受信部、22…アンテナ、23…
ICカード検知部、24…暗号器、25…復号器、29
…イグニッションキー、29a…イグニッション信号
線、30…ICカード、31…ICカードの送受信部、
32…ICカードのCPU、33…認証用暗証番号保存
メモリ、34…ICカードのデータメモリ、41…道路
側自動料金収受装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 志朗 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 阿部 孝治 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 Fターム(参考) 3E044 AA20 BA05 BA06 CA01 CA03 CA06 CC01 CC06 CC10 DA03 DA06 DB02 DB12 DC05 DC06 DD01 DE01 EA01 5B058 CA02 KA33 KA35 YA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装着されたICカードとの間でデータの送
    受信を行うための送受信手段を備え、該ICカードに対
    して送信した暗証番号が該ICカードに記憶されている
    暗証番号と一致すると、該ICカードとの間で特定のデ
    ータの受送信を行うICカードリーダライタ装置におい
    て、 暗証番号を入力する暗証番号入力手段と、 前記暗証入力手段で入力した暗証番号を記憶する暗証番
    号記憶手段と、 前記ICカードが装着されたか否かを検知するICカー
    ド検知手段と、 前記ICカード検知手段が前記ICカードの装着を検知
    すると、前記暗証番号記憶手段に暗証番号が記憶されて
    いるか否かを検索する暗証番号検索手段と、 を備え、 前記送受信手段は、前記暗証番号検索手段により前記暗
    証番号記憶手段から検索された前記暗証番号を前記IC
    カードに送信する、ことを特徴とするICカードリーダ
    ライタ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のICカードリーダライタ
    装置において、 前記暗証番号記憶手段は、前記暗証番号検索手段が送信
    した暗証番号がICカードに記憶されている暗証番号と
    一致したことが確認されると、一致した該暗証番号に更
    新することを特徴とするICカードリーダライタ装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のICカードリーダライタ
    装置において、 前記ICカードとの間で前記特定のデータの受送信を行
    ってから特定時間経過すると、前記暗証番号記憶手段に
    記憶されている暗証番号を消去する暗証番号消去手段を
    備えていることを特徴とするICカードリーダライタ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のICカードリーダライタ
    装置において、 車両のイグニッションキーのオンオフ信号が入力するイ
    グニッション信号入力手段と、 前記ICカードが装着されていると前記ICカード検知
    手段が検知している際に、前記イグニッションキーのオ
    フ信号が入力すると、該オフ信号が入力してから特定時
    間経過すると、暗証番号記憶手段に記憶されている暗証
    番号を消去する暗証番号消去手段と、 を備えていることを特徴とするICカードリーダライタ
    装置。
  5. 【請求項5】請求項3及び4のいずれか一項に記載のI
    Cカードリーダライタ装置において、 前記特定時間を変更する消去時間変更手段を備えている
    ことを特徴とするICカードリーダライタ装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のICカードリーダライタ
    装置において、 車両のイグニッションキーのオンオフ信号が入力するイ
    グニッション信号入力手段と、 前記暗証番号記憶手段に記憶されている暗証番号を一時
    的に記憶しておく暗証番号仮記憶手段と、 前記ICカードが装着されていると前記ICカード検知
    手段が検知している際に、前記イグニッションキーのオ
    フ信号が入力すると、該オフ信号が入力してから特定時
    間経過すると、前記暗証番号記憶手段に記憶されている
    暗証番号を前記暗証番号仮記憶手段に退避させる暗証番
    号退避手段と、 前記イグニッションキーのオン信号が入力し、前記IC
    カードが装着されていると前記ICカード検知手段が検
    知すると、前記暗証番号仮記憶手段に記憶されている前
    記暗証番号を前記暗証番号記憶手段に再記憶させる暗証
    番号再記憶手段と、 を備えていることを特徴とするICカードリーダライタ
    装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のICカードリーダライタ
    装置において、 車両のイグニッションキーのオンオフ信号が通る信号線
    と接続され、該オンオフ信号が入力するイグニッション
    信号入力手段と、 前記信号線が切断されたことが検知されると、前記暗証
    番号記憶手段に記憶されている暗証番号を消去する暗証
    番号消去手段と、 を備えていることを特徴とするICカードリーダライタ
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれか一項に記載のI
    Cカードリーダライタ装置において、 前記暗証番号記憶手段に記憶する暗証番号を暗号化する
    暗号化手段と、 前記暗証番号記憶手段に記憶されている、暗号化された
    暗証番号を復号化する復号化手段と、 を備えていることを特徴とするICカードリーダライタ
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1から7のいずれか一項に記載のI
    Cカードリーダライタ装置において、 前記暗証番号記憶手段に記憶されている、暗号化された
    暗証番号を復号化する復号化手段を備えていることを特
    徴とするICカードリーダライタ装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれか一項に記載の
    ICカードリーダライタ装置と、 外部と無線通信を行う通信手段と、 を備え、 前記ICカードリーダライタ装置及び前記通信手段は、
    車両に搭載され、 前記通信手段は、外部に対して、少なくとも前記車両の
    車種を送信し、外部から、少なくとも道路使用料金を受
    信する、 ことを特徴とする自動料金収受装置。
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