JP2000089893A - 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents
画像処理装置および方法、並びに提供媒体Info
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- JP2000089893A JP2000089893A JP25358398A JP25358398A JP2000089893A JP 2000089893 A JP2000089893 A JP 2000089893A JP 25358398 A JP25358398 A JP 25358398A JP 25358398 A JP25358398 A JP 25358398A JP 2000089893 A JP2000089893 A JP 2000089893A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者1の位置と姿勢を検出し、画像として
表示する。 【解決手段】 照射装置2から光が照射され、部屋の壁
や天井に光点3が生成される。撮像装置4は、光点3を
流し撮像し、その画像を座標検出装置6に送信する。検
出装置5は、使用者1の頭の傾きを検出し、検出された
情報は、画像提供装置6に送信される。画像提供装置6
は、受信した使用者1の位置と使用者1の頭の傾きに対
応する画像を生成し、眼鏡型ディスプレイ7に送信す
る。眼鏡型ディスプレイ7は、送信された画像を表示す
る。
表示する。 【解決手段】 照射装置2から光が照射され、部屋の壁
や天井に光点3が生成される。撮像装置4は、光点3を
流し撮像し、その画像を座標検出装置6に送信する。検
出装置5は、使用者1の頭の傾きを検出し、検出された
情報は、画像提供装置6に送信される。画像提供装置6
は、受信した使用者1の位置と使用者1の頭の傾きに対
応する画像を生成し、眼鏡型ディスプレイ7に送信す
る。眼鏡型ディスプレイ7は、送信された画像を表示す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、お
よび方法、並びに提供媒体に関し、特に、仮想的な空間
を提供するシステムの使用者の3次元空間上の位置およ
び角度を求めることができるようにした画像処理装置お
よび方法、並びに提供媒体に関する。
よび方法、並びに提供媒体に関し、特に、仮想的な空間
を提供するシステムの使用者の3次元空間上の位置およ
び角度を求めることができるようにした画像処理装置お
よび方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】仮想的な空間を提供するシステムは、移
動、姿勢の変更など使用者の状態に応じた映像情報をデ
ィスプレイに表示することにより、このディスプレイを
介して仮想的な空間を提供する。
動、姿勢の変更など使用者の状態に応じた映像情報をデ
ィスプレイに表示することにより、このディスプレイを
介して仮想的な空間を提供する。
【0003】現在、広く使用されている仮想的な空間を
提供するシステムは、例えば眼鏡型(あるいは、ヘルメ
ット型)の光学視野装置、および使用者が移動可能な範
囲に磁界を発生するとともに、使用者の移動に応じた映
像情報を供給するコントロール部とを接続ラインを介し
て接続することにより構成されている。
提供するシステムは、例えば眼鏡型(あるいは、ヘルメ
ット型)の光学視野装置、および使用者が移動可能な範
囲に磁界を発生するとともに、使用者の移動に応じた映
像情報を供給するコントロール部とを接続ラインを介し
て接続することにより構成されている。
【0004】光学視野装置は、磁気センサと、コントロ
ール部からの映像情報を表示するディスプレイとを有し
ている。磁気センサは、X軸方向、Y軸方向、およびZ
軸方向の3軸にそれぞれ設けられており、使用者の移動
位置および移動方向に応じたコントロール部が発生する
磁界の方向および強さをそれぞれ検出し、この各検出出
力を接続ラインを介してコントロール部に供給する。
ール部からの映像情報を表示するディスプレイとを有し
ている。磁気センサは、X軸方向、Y軸方向、およびZ
軸方向の3軸にそれぞれ設けられており、使用者の移動
位置および移動方向に応じたコントロール部が発生する
磁界の方向および強さをそれぞれ検出し、この各検出出
力を接続ラインを介してコントロール部に供給する。
【0005】コントロール部は、磁気センサからの検出
出力に基づいて使用者の移動位置および移動方向を検出
し、この検出結果に応じた映像情報を接続ラインを介し
て光学視覚装置のディスプレイに供給する。これによ
り、ディスプレイに、使用者の移動位置や移動方向に応
じた映像情報を表示することができる。
出力に基づいて使用者の移動位置および移動方向を検出
し、この検出結果に応じた映像情報を接続ラインを介し
て光学視覚装置のディスプレイに供給する。これによ
り、ディスプレイに、使用者の移動位置や移動方向に応
じた映像情報を表示することができる。
【0006】使用者は、自分の移動した位置や方向に応
じた映像をディスプレイを介して認識することができる
ため、あたかも自分がその空間に存在しているような錯
覚を覚える。これにより、仮想的な空間の提供が実現さ
れる。
じた映像をディスプレイを介して認識することができる
ため、あたかも自分がその空間に存在しているような錯
覚を覚える。これにより、仮想的な空間の提供が実現さ
れる。
【0007】このような仮想的な空間を利用した装置
が、例えば、特開平5−309174号公報、特開平6
−176131号公報、特開平7−200162号公
報、および特開平9−237353号公報等に開示され
ている。
が、例えば、特開平5−309174号公報、特開平6
−176131号公報、特開平7−200162号公
報、および特開平9−237353号公報等に開示され
ている。
【0008】特開平9−237353号公報に開示され
ている立体画像システムは、磁界、電界、または超音波
を用いて、使用者の姿勢や身体の各部の位置を測定す
る。特開平6−176131号公報に開示されている画
像合成装置は、磁界または超音波を用いて、使用者の頭
部の位置を検出する。特開平7−200162号公報に
開示されている仮想現実体験装置も、磁界または超音波
を使用して、使用者の頭部の位置を検出する。
ている立体画像システムは、磁界、電界、または超音波
を用いて、使用者の姿勢や身体の各部の位置を測定す
る。特開平6−176131号公報に開示されている画
像合成装置は、磁界または超音波を用いて、使用者の頭
部の位置を検出する。特開平7−200162号公報に
開示されている仮想現実体験装置も、磁界または超音波
を使用して、使用者の頭部の位置を検出する。
【0009】また、特開平7−294240号公報に開
示されている位置センサは、加速度計のみを組み合わ
せ、各方向の加速度を積分して、速度を求め、更に積分
して各方向の位置を算出する。
示されている位置センサは、加速度計のみを組み合わ
せ、各方向の加速度を積分して、速度を求め、更に積分
して各方向の位置を算出する。
【0010】さらに、仮想的な空間を提供するシステム
には、ドーム型のディスプレイなど全空型のディスプレ
イで表示するものもある。
には、ドーム型のディスプレイなど全空型のディスプレ
イで表示するものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】磁界、電界、または超
音波を用いて位置を検出する装置は、磁界、電界、また
は超音波が所定の強度で到達する範囲しか使用者の位置
を検出できず、広い範囲で位置を検出しようとした場合
には、規模の大きい装置が必要になる課題があった。
音波を用いて位置を検出する装置は、磁界、電界、また
は超音波が所定の強度で到達する範囲しか使用者の位置
を検出できず、広い範囲で位置を検出しようとした場合
には、規模の大きい装置が必要になる課題があった。
【0012】一方、加速度計のみを組み合わせて位置を
検出する装置は、使用に先立って初期値を与える必要が
あり、磁界、電界、または超音波で位置を検出する装置
に比較し誤差が大きく、さらに、位置の計測の開始から
誤差が累積される課題があった。
検出する装置は、使用に先立って初期値を与える必要が
あり、磁界、電界、または超音波で位置を検出する装置
に比較し誤差が大きく、さらに、位置の計測の開始から
誤差が累積される課題があった。
【0013】また、全空型のディスプレイを用いるシス
テムでは、大掛かりなシステムとなる課題があった。
テムでは、大掛かりなシステムとなる課題があった。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、簡易な装置で、広い範囲の使用者の位置お
よび姿勢を正確に検出できるようにする。
ものであり、簡易な装置で、広い範囲の使用者の位置お
よび姿勢を正確に検出できるようにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、光点を空間上に生成する光点生成手段と、前
記光点生成手段により生成された光点を撮像する撮像手
段と、使用者の傾きを検出する傾き検出手段と、前記撮
像手段により撮像された画像情報から前記使用者の位置
を決定する位置決定手段と、前記傾き検出手段および前
記位置検出手段により検出された使用者の位置および傾
きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
理装置は、光点を空間上に生成する光点生成手段と、前
記光点生成手段により生成された光点を撮像する撮像手
段と、使用者の傾きを検出する傾き検出手段と、前記撮
像手段により撮像された画像情報から前記使用者の位置
を決定する位置決定手段と、前記傾き検出手段および前
記位置検出手段により検出された使用者の位置および傾
きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の画像処理方法は、光点を
空間上に生成する光点生成ステップと、前記光点生成ス
テップで生成された光点を撮像する撮像ステップと、使
用者の傾きを検出する傾き検出ステップと、前記撮像ス
テップで撮像された画像情報から前記使用者の位置を決
定する位置決定ステップと、前記傾き検出ステップおよ
び前記位置検出ステップで検出された使用者の位置およ
び傾きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御ス
テップとを含むことを特徴とする。
空間上に生成する光点生成ステップと、前記光点生成ス
テップで生成された光点を撮像する撮像ステップと、使
用者の傾きを検出する傾き検出ステップと、前記撮像ス
テップで撮像された画像情報から前記使用者の位置を決
定する位置決定ステップと、前記傾き検出ステップおよ
び前記位置検出ステップで検出された使用者の位置およ
び傾きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の提供媒体は、光点を空間
上に生成する光点生成ステップと、前記光点生成ステッ
プで生成された光点を撮像する撮像ステップと、使用者
の傾きを検出する傾き検出ステップと、前記撮像ステッ
プで撮像された画像情報から前記使用者の位置を決定す
る位置決定ステップと、前記傾き検出ステップおよび前
記位置検出ステップで検出された使用者の位置および傾
きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御ステッ
プとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可
能なプログラムを提供することを特徴とする。
上に生成する光点生成ステップと、前記光点生成ステッ
プで生成された光点を撮像する撮像ステップと、使用者
の傾きを検出する傾き検出ステップと、前記撮像ステッ
プで撮像された画像情報から前記使用者の位置を決定す
る位置決定ステップと、前記傾き検出ステップおよび前
記位置検出ステップで検出された使用者の位置および傾
きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御ステッ
プとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可
能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の画像処理装置、請求項2
に記載の画像処理方法、および請求項3に記載の提供媒
体においては、光点が空間上に生成され、生成された光
点が撮像され、使用者の傾きが検出され、撮像された画
像情報から使用者の位置が決定され、検出された使用者
の位置および傾きに基づいて画像の表示が制御される。
に記載の画像処理方法、および請求項3に記載の提供媒
体においては、光点が空間上に生成され、生成された光
点が撮像され、使用者の傾きが検出され、撮像された画
像情報から使用者の位置が決定され、検出された使用者
の位置および傾きに基づいて画像の表示が制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0020】請求項1に記載の画像処理装置は、光点を
空間上に生成する光点生成手段(例えば、図1の照射装
置2)と、前記光点生成手段により生成された光点を撮
像する撮像手段(例えば、図1の撮像装置4)と、使用
者の傾きを検出する傾き検出手段(例えば、図1の検出
装置5)と、前記撮像手段により撮像された画像情報か
ら前記使用者の位置を決定する位置決定手段(例えば、
図1の画像提供装置6)と、前記傾き検出手段および前
記位置検出手段により検出された使用者の位置および傾
きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御手段
(例えば、図1の画像提供装置6)とを備えることを特
徴とする。
空間上に生成する光点生成手段(例えば、図1の照射装
置2)と、前記光点生成手段により生成された光点を撮
像する撮像手段(例えば、図1の撮像装置4)と、使用
者の傾きを検出する傾き検出手段(例えば、図1の検出
装置5)と、前記撮像手段により撮像された画像情報か
ら前記使用者の位置を決定する位置決定手段(例えば、
図1の画像提供装置6)と、前記傾き検出手段および前
記位置検出手段により検出された使用者の位置および傾
きに基づいて画像の表示を制御する画像表示制御手段
(例えば、図1の画像提供装置6)とを備えることを特
徴とする。
【0021】図1は、本発明を適用した画像処理システ
ムの構成例を示す図である。使用者1−1乃至1−n
(以下、使用者1−1乃至1−nを個々に区別する必要
がないとき、使用者1と記述する)が行動する空間は、
x軸およびz軸のなす面が床と平行で、かつ、x軸およびz
軸のなす面に垂直なy軸である直交座標系の点(X,Y,Z)
で表現することにする。また、使用者1の角度は、x軸
を中心としたRx、y軸を中心としたRy、およびz軸を中心
としたRzで表現する。
ムの構成例を示す図である。使用者1−1乃至1−n
(以下、使用者1−1乃至1−nを個々に区別する必要
がないとき、使用者1と記述する)が行動する空間は、
x軸およびz軸のなす面が床と平行で、かつ、x軸およびz
軸のなす面に垂直なy軸である直交座標系の点(X,Y,Z)
で表現することにする。また、使用者1の角度は、x軸
を中心としたRx、y軸を中心としたRy、およびz軸を中心
としたRzで表現する。
【0022】照射装置2は、空間、即ち部屋の壁や天井
にレーザ光やビーム光などを照射し、光点3−1乃至3
−N(以下、光点3−1乃至3−Nを個々に区別する必
要がないとき、光点3と記述する)を生成するようにな
されている。光点3−1乃至3−Nは、それぞれ異なる
周期で点滅するようになされている。
にレーザ光やビーム光などを照射し、光点3−1乃至3
−N(以下、光点3−1乃至3−Nを個々に区別する必
要がないとき、光点3と記述する)を生成するようにな
されている。光点3−1乃至3−Nは、それぞれ異なる
周期で点滅するようになされている。
【0023】撮像装置4−1乃至4−n(以下、撮像装
置4−1乃至4−nを個々に区別する必要がないとき、
撮像装置4と記述する)は、図示せぬヘルメットやバン
ドなどを介して使用者1−1乃至1−nの頭部に装着さ
れている。撮像装置4は、光点3を流し撮像し、撮像し
た画像を画像提供装置6に送信するようになされてい
る。
置4−1乃至4−nを個々に区別する必要がないとき、
撮像装置4と記述する)は、図示せぬヘルメットやバン
ドなどを介して使用者1−1乃至1−nの頭部に装着さ
れている。撮像装置4は、光点3を流し撮像し、撮像し
た画像を画像提供装置6に送信するようになされてい
る。
【0024】検出装置5−1乃至5−n(以下、検出装
置5−1乃至5−nを個々に区別する必要がないとき、
検出装置5と記述する)も、図示せぬヘルメット、バン
ドなどを介して使用者1−1乃至1−nの頭部に装着さ
れ、使用者1−1乃至1−nの頭部の角度(Rx,Ry,Rz)
を検出し、検出結果を画像提供装置6に送信するように
なされている。
置5−1乃至5−nを個々に区別する必要がないとき、
検出装置5と記述する)も、図示せぬヘルメット、バン
ドなどを介して使用者1−1乃至1−nの頭部に装着さ
れ、使用者1−1乃至1−nの頭部の角度(Rx,Ry,Rz)
を検出し、検出結果を画像提供装置6に送信するように
なされている。
【0025】画像提供装置6は、撮像装置4から供給さ
れた画像データを受信するとともに、検出装置5から供
給された使用者1の角度(Rx,Ry,Rz)を示す信号を受信
するようになされている。画像提供装置6はまた、撮像
装置4から受信した画像データを基に、使用者1の3次
元の座標上の位置(X,Y,Z)を算出するようになされて
いる。
れた画像データを受信するとともに、検出装置5から供
給された使用者1の角度(Rx,Ry,Rz)を示す信号を受信
するようになされている。画像提供装置6はまた、撮像
装置4から受信した画像データを基に、使用者1の3次
元の座標上の位置(X,Y,Z)を算出するようになされて
いる。
【0026】使用者1−1乃至1−nがそれぞれ装着し
ている眼鏡型ディスプレイ7−1乃至7−n(以下、眼
鏡型ディスプレイ7−1乃至7−nを個々に区別する必
要がないとき、眼鏡型ディスプレイ7と記述する)は、
使用者1−1乃至1−nに、その位置と角度に応じた画
像を表示し、提供する。
ている眼鏡型ディスプレイ7−1乃至7−n(以下、眼
鏡型ディスプレイ7−1乃至7−nを個々に区別する必
要がないとき、眼鏡型ディスプレイ7と記述する)は、
使用者1−1乃至1−nに、その位置と角度に応じた画
像を表示し、提供する。
【0027】図2は、撮像装置4の構成例を示すブロッ
ク図である。フィルタ23は、光点3以外の光がCCDビ
デオカメラ22に入射されるのを抑制する光学フィルタ
で、CCD(Charge Coupled Device)ビデオカメラ22のレ
ンズ部(図示せず)の前段に設けられている。CCDビデ
オカメラ22は、流し撮り駆動回路21により駆動さ
れ、いわゆる、流し撮像で、光点3を撮像するようにな
されている。CCDビデオカメラ22は、流し撮像により
得られた光点3の点滅パターンを、送信部33からアン
テナ34(図3)を介して電波で画像提供装置6に出力
するようになされている。
ク図である。フィルタ23は、光点3以外の光がCCDビ
デオカメラ22に入射されるのを抑制する光学フィルタ
で、CCD(Charge Coupled Device)ビデオカメラ22のレ
ンズ部(図示せず)の前段に設けられている。CCDビデ
オカメラ22は、流し撮り駆動回路21により駆動さ
れ、いわゆる、流し撮像で、光点3を撮像するようにな
されている。CCDビデオカメラ22は、流し撮像により
得られた光点3の点滅パターンを、送信部33からアン
テナ34(図3)を介して電波で画像提供装置6に出力
するようになされている。
【0028】図3は、検出装置5の構成例を示すブロッ
ク図である。圧電振動ジャイロ31−1乃至31−3
(以下、圧電振動ジャイロ31−1乃至31−3を個々
に区別する必要がないとき、圧電振動ジャイロ31と記
述する)は、図4に示すように、圧電振動ジャイロ31
−1がx軸を中心としたrx方向の角加速度を検出し、圧
電振動ジャイロ31−2がy軸を中心としたry方向の角
加速度を検出し、圧電振動ジャイロ31−3がz軸を中
心としたrz方向の角加速度を検出するように配置され、
それぞれは検出結果を示す信号を角度検出部32に供給
するようになされている。角度検出部32は、圧電振動
ジャイロ31−1乃至31−3から供給されるrx方向、
ry方向、およびrz方向の角加速度を示す信号から、角度
Rx、角度Ry、および角度Rzを算出し、角度Rx、角度Ry、
および角度Rzを示す信号を送信部33に出力するように
なされている。送信部33は、角度検出部32から供給
された信号と、CCDビデオカメラ22より供給された点
滅パターンの画像信号を所定の方式の信号に変換し、ア
ンテナ34に供給するようになされている。アンテナ3
4は、送信部33から供給された所定の方式の信号を電
波に変換し、画像提供装置6に送信するようになされて
いる。
ク図である。圧電振動ジャイロ31−1乃至31−3
(以下、圧電振動ジャイロ31−1乃至31−3を個々
に区別する必要がないとき、圧電振動ジャイロ31と記
述する)は、図4に示すように、圧電振動ジャイロ31
−1がx軸を中心としたrx方向の角加速度を検出し、圧
電振動ジャイロ31−2がy軸を中心としたry方向の角
加速度を検出し、圧電振動ジャイロ31−3がz軸を中
心としたrz方向の角加速度を検出するように配置され、
それぞれは検出結果を示す信号を角度検出部32に供給
するようになされている。角度検出部32は、圧電振動
ジャイロ31−1乃至31−3から供給されるrx方向、
ry方向、およびrz方向の角加速度を示す信号から、角度
Rx、角度Ry、および角度Rzを算出し、角度Rx、角度Ry、
および角度Rzを示す信号を送信部33に出力するように
なされている。送信部33は、角度検出部32から供給
された信号と、CCDビデオカメラ22より供給された点
滅パターンの画像信号を所定の方式の信号に変換し、ア
ンテナ34に供給するようになされている。アンテナ3
4は、送信部33から供給された所定の方式の信号を電
波に変換し、画像提供装置6に送信するようになされて
いる。
【0029】図5は、画像提供装置6の構成例を示すブ
ロック図である。受信部52は、検出装置5が送信した
電波をアンテナ51を介して受信し、受信した信号のう
ち、画像信号を画像キャプチャ部54に、また、画像信
号を座標演算部53に、それぞれ出力する。画像キャプ
チャ部54は、受信部52を介して撮像装置4から供給
される光点3の点滅パターンの画像データに所定の処理
を施し、画像処理部55が所定の画像処理を実行できる
ような画像データを生成し、画像処理部55に出力する
ようになされている。画像処理部55は、画像キャプチ
ャ部54から供給された、時間経過に対応する輝度の変
化として表されている光点3の点滅パターンの画像デー
タを、2次元空間の各座標で表される空間的パターン
(後述)の画像データに変換し(フレームメモリに書き
込み)、その画像データから、検出装置5の位置(X,Y,
Z)を検出し、検出装置5の位置(X,Y,Z)を示す信号を座
標演算部53に出力するようになされている。
ロック図である。受信部52は、検出装置5が送信した
電波をアンテナ51を介して受信し、受信した信号のう
ち、画像信号を画像キャプチャ部54に、また、画像信
号を座標演算部53に、それぞれ出力する。画像キャプ
チャ部54は、受信部52を介して撮像装置4から供給
される光点3の点滅パターンの画像データに所定の処理
を施し、画像処理部55が所定の画像処理を実行できる
ような画像データを生成し、画像処理部55に出力する
ようになされている。画像処理部55は、画像キャプチ
ャ部54から供給された、時間経過に対応する輝度の変
化として表されている光点3の点滅パターンの画像デー
タを、2次元空間の各座標で表される空間的パターン
(後述)の画像データに変換し(フレームメモリに書き
込み)、その画像データから、検出装置5の位置(X,Y,
Z)を検出し、検出装置5の位置(X,Y,Z)を示す信号を座
標演算部53に出力するようになされている。
【0030】座標演算部53は、画像処理部55から供
給される検出装置5のx座標、y座標およびz座標の位置
を示す信号、並びに受信部52から供給される検出装置
5の角度(Rx,Ry,Rz)を基に、検出装置5の頭部の位置
および角度(X,Y,Z,Rx,Ry,Rz)を算出する。
給される検出装置5のx座標、y座標およびz座標の位置
を示す信号、並びに受信部52から供給される検出装置
5の角度(Rx,Ry,Rz)を基に、検出装置5の頭部の位置
および角度(X,Y,Z,Rx,Ry,Rz)を算出する。
【0031】画像生成部56は、座標演算部53より出
力された使用者1の位置および角度に対応する画像を生
成し、送信部57からアンテナ58を介して電波で対応
する眼鏡型ディスプレイ7に送信する。
力された使用者1の位置および角度に対応する画像を生
成し、送信部57からアンテナ58を介して電波で対応
する眼鏡型ディスプレイ7に送信する。
【0032】図6に示すように、眼鏡型ディスプレイ7
は、この画像提供装置6からの電波をアンテナ61を介
して受信部62で受信し、表示部63に表示するように
なされている。
は、この画像提供装置6からの電波をアンテナ61を介
して受信部62で受信し、表示部63に表示するように
なされている。
【0033】次に、図1の画像処理システムの動作につ
いて図7のフローチャートを用いて説明する。ステップ
S1において、照射装置2は、光点を生成し、部屋の壁
や天井などに点滅パターンの異なる光点3−1乃至3−
Nを照射する。撮像装置4のCCDビデオカメラ22は、
光点3を流し撮像する。ここで、CCDビデオカメラ22
が行う流し撮像について、図8乃至図10を参照して説
明する。流し撮像とは、CCDビデオカメラ22に内蔵さ
れるCCD撮像素子において、各画素を構成するホトダイ
オードの出力を、同一フィールドの期間中に、複数回、
垂直転送CCDに転送する撮像方法を意味する。これに対
して、通常の撮像方法では、各画素を構成するホトダイ
オードの出力が、同一フィールドの期間中に、1回だ
け、垂直転送CCDに転送される。
いて図7のフローチャートを用いて説明する。ステップ
S1において、照射装置2は、光点を生成し、部屋の壁
や天井などに点滅パターンの異なる光点3−1乃至3−
Nを照射する。撮像装置4のCCDビデオカメラ22は、
光点3を流し撮像する。ここで、CCDビデオカメラ22
が行う流し撮像について、図8乃至図10を参照して説
明する。流し撮像とは、CCDビデオカメラ22に内蔵さ
れるCCD撮像素子において、各画素を構成するホトダイ
オードの出力を、同一フィールドの期間中に、複数回、
垂直転送CCDに転送する撮像方法を意味する。これに対
して、通常の撮像方法では、各画素を構成するホトダイ
オードの出力が、同一フィールドの期間中に、1回だ
け、垂直転送CCDに転送される。
【0034】従って、光点3が、例えば、図8(A)に
示すように、1フィールドの期間中に、12HD(Horizo
ntal Drive:水平走査周期)の期間、消灯し、次の12H
Dの期間、点灯する点滅パターン1を、2回繰り返すよ
うな場合、これを通常の撮像方法で撮像すると、1個の
光点が撮像されるだけである。しかしながら、これを、
CCDビデオカメラ22が流し撮像し、図8(B)に示す
ように、2HDに1回の割合で、各画素を構成するホトダ
イオードの出力を、垂直転送CCDに転送するようにする
と、その結果得られる画像には、図8(C)に示すよう
に、光点3の出力(点灯または消灯)が、複数現れるよ
うになる。なお、この例の場合、光点3は、撮像画面上
で、3ライン分の大きさを有するものとする。
示すように、1フィールドの期間中に、12HD(Horizo
ntal Drive:水平走査周期)の期間、消灯し、次の12H
Dの期間、点灯する点滅パターン1を、2回繰り返すよ
うな場合、これを通常の撮像方法で撮像すると、1個の
光点が撮像されるだけである。しかしながら、これを、
CCDビデオカメラ22が流し撮像し、図8(B)に示す
ように、2HDに1回の割合で、各画素を構成するホトダ
イオードの出力を、垂直転送CCDに転送するようにする
と、その結果得られる画像には、図8(C)に示すよう
に、光点3の出力(点灯または消灯)が、複数現れるよ
うになる。なお、この例の場合、光点3は、撮像画面上
で、3ライン分の大きさを有するものとする。
【0035】そこで、CCDビデオカメラ22から出力さ
れた、図8(C)に示すような画像が画像提供装置6の
画像キャプチャ部54に供給されると、画像キャプチャ
部54は、その画像にキャプチャ処理を施し、図9に示
すような画像を生成する。上述したように、検出装置6
の発光点3が3ラインで表されることから、各出力の像
が前後の出力の像と一部重なるようになり、キャプチャ
された画像の画素の輝度が段階的に変化している。
れた、図8(C)に示すような画像が画像提供装置6の
画像キャプチャ部54に供給されると、画像キャプチャ
部54は、その画像にキャプチャ処理を施し、図9に示
すような画像を生成する。上述したように、検出装置6
の発光点3が3ラインで表されることから、各出力の像
が前後の出力の像と一部重なるようになり、キャプチャ
された画像の画素の輝度が段階的に変化している。
【0036】さらに、画像キャプチャ部54から出力さ
れた、図9に示したような画像が画像処理部55に供給
されると、画像処理部55は、その画像に2値化処理を
施し、図10に示すような画像を生成する。この場合、
図9に示す画像の輝度Aおよび輝度Bで表される輝度
は、輝度L、そして輝度Cおよび輝度Dで表される輝度
は、輝度Hとされる。また、輝度Hの画素の画素値
は、”1”に、輝度Lの画素の画素値は”0”に符号化
される。
れた、図9に示したような画像が画像処理部55に供給
されると、画像処理部55は、その画像に2値化処理を
施し、図10に示すような画像を生成する。この場合、
図9に示す画像の輝度Aおよび輝度Bで表される輝度
は、輝度L、そして輝度Cおよび輝度Dで表される輝度
は、輝度Hとされる。また、輝度Hの画素の画素値
は、”1”に、輝度Lの画素の画素値は”0”に符号化
される。
【0037】このように、流し撮像することより、1フ
ィールド期間中の2回の輝度の時間的変化が、2個の空
間的変化に変換される。本実施の形態においては、この
原理に基づいて、発光点3の状態が観察される。
ィールド期間中の2回の輝度の時間的変化が、2個の空
間的変化に変換される。本実施の形態においては、この
原理に基づいて、発光点3の状態が観察される。
【0038】ステップS2において、以上のようにして
求められた空間的パターンに変換された画像データか
ら、画像提供装置6の画像処理部55は光点3の位置を
検出する。この場合の画像処理部55の処理手順を説明
する。
求められた空間的パターンに変換された画像データか
ら、画像提供装置6の画像処理部55は光点3の位置を
検出する。この場合の画像処理部55の処理手順を説明
する。
【0039】図11(A)は、図12に示すように配置
された光点3−1乃至光点3−3に対応する輝点Li
1、輝点Li2、および輝点Li3の点滅パターンの画像
データが、空間的パターンに変換された例を表してい
る。輝点Li1,Li2,Li3の位置を求める場合、画
像処理部55は、走査線上に配置された輝点の画素値”
1”を、図11(B)に示すように、流し撮像された方
向(この例の場合、y軸方向)に加算し、その加算値の
中からピークを求め、そのピークの位置するx座標値X
1,X2,X3を有するy軸上の輝点のうち、流し撮像方向の最
後の輝点(図中、最も上方の輝点)の座標を画像表示上
の輝点のY座標とする。この表示例の場合、輝点Li
1,Li2,Li3の画像表示上のY座標は、それぞれY
1,Y2,Y3となる。
された光点3−1乃至光点3−3に対応する輝点Li
1、輝点Li2、および輝点Li3の点滅パターンの画像
データが、空間的パターンに変換された例を表してい
る。輝点Li1,Li2,Li3の位置を求める場合、画
像処理部55は、走査線上に配置された輝点の画素値”
1”を、図11(B)に示すように、流し撮像された方
向(この例の場合、y軸方向)に加算し、その加算値の
中からピークを求め、そのピークの位置するx座標値X
1,X2,X3を有するy軸上の輝点のうち、流し撮像方向の最
後の輝点(図中、最も上方の輝点)の座標を画像表示上
の輝点のY座標とする。この表示例の場合、輝点Li
1,Li2,Li3の画像表示上のY座標は、それぞれY
1,Y2,Y3となる。
【0040】このようにして、画像処理部55は、輝点
Li1,Li2,Li3の画像表示上のX座標およびY座
標、すなわち(X1,Y1),(X2,Y2),(X
3,Y3)を求める。
Li1,Li2,Li3の画像表示上のX座標およびY座
標、すなわち(X1,Y1),(X2,Y2),(X
3,Y3)を求める。
【0041】さらに、ステップS3において、画像提供
装置6の画像処理部55は、輝点の点滅パターンを検知
する。この場合の画像処理部55の処理手順を、図13
を参照して説明する。
装置6の画像処理部55は、輝点の点滅パターンを検知
する。この場合の画像処理部55の処理手順を、図13
を参照して説明する。
【0042】図13(A)は、図11の輝点Li1の空
間的パターンを取りだして表示している。輝点Li1の
状態を検出する場合、画像処理部53は、X座標X1に
対する、予め定められたばらつき範囲内(X1-ΔX<
X<X1+ΔX)の輝点を選択し、X軸方向に加算し、
図13(B)に示すように、そのピークを求める。次
に、画像処理部53は、求められたピークを所定の閾値
で2値化処理し、図13(C)に示すようなビットパタ
ーンの情報を生成する。このようにして求められたビッ
トパターン(10101010)から輝点Li1の状態
が検出される。この例の場合、輝点Li1は、8ビット
情報が抽出されるような点滅パターンで、輝点が点滅さ
れている。
間的パターンを取りだして表示している。輝点Li1の
状態を検出する場合、画像処理部53は、X座標X1に
対する、予め定められたばらつき範囲内(X1-ΔX<
X<X1+ΔX)の輝点を選択し、X軸方向に加算し、
図13(B)に示すように、そのピークを求める。次
に、画像処理部53は、求められたピークを所定の閾値
で2値化処理し、図13(C)に示すようなビットパタ
ーンの情報を生成する。このようにして求められたビッ
トパターン(10101010)から輝点Li1の状態
が検出される。この例の場合、輝点Li1は、8ビット
情報が抽出されるような点滅パターンで、輝点が点滅さ
れている。
【0043】各光点3の点滅パターンは予め定められて
いる。そこでステップS4において、座標演算部53
は、画像処理部55の出力する点滅パターンを解析し、
その位置から使用者1の位置を決定する。
いる。そこでステップS4において、座標演算部53
は、画像処理部55の出力する点滅パターンを解析し、
その位置から使用者1の位置を決定する。
【0044】ステップS5において、画像演算部53
は、受信部52の出力から使用者1の頭の傾きを求め
る。
は、受信部52の出力から使用者1の頭の傾きを求め
る。
【0045】以上のように、座標演算部53は、使用者
1の位置および角度(X,Y,Z,Rx,Ry,Rz)を算出する。
1の位置および角度(X,Y,Z,Rx,Ry,Rz)を算出する。
【0046】ステップS6において、画像生成部56は
座標演算部53の出力する位置および角度(X,Y,Z,Rx,R
y,Rz)に対応する画像データを生成し、送信部57から
アンテナ58を介して使用者1が装着している眼鏡型デ
ィスプレイ7に送信する。眼鏡型ディスプレイ7では、
受信部62がアンテナ61を介してこの信号を受信し、
表示部63に表示させる。このようにして、各使用者1
は、自分の位置と姿勢に対応した画像を視認することが
できる。
座標演算部53の出力する位置および角度(X,Y,Z,Rx,R
y,Rz)に対応する画像データを生成し、送信部57から
アンテナ58を介して使用者1が装着している眼鏡型デ
ィスプレイ7に送信する。眼鏡型ディスプレイ7では、
受信部62がアンテナ61を介してこの信号を受信し、
表示部63に表示させる。このようにして、各使用者1
は、自分の位置と姿勢に対応した画像を視認することが
できる。
【0047】図14は、本発明の適用例を説明する図で
ある。使用者1−1は、ヘッドバンド状の撮像装置4−
1、検出装置5−1、および身体の各部の位置を検出す
る衣服状の検出装置161−1を装着する。さらに、使
用者1−1は、VRサーバ160から供給される映像を認
識するために、眼鏡型ディスプレイ7−1を装着する。
撮像装置4−1は、光点3を撮像し、その画像を対応す
る座標演算装置162−1(図5のアンテナ51、受信
部52、座標演算部53、画像キャプチャ部54、およ
び画像処理部55に対応する)に送信する。座標演算装
置162−1は、VRサーバ120に、使用者1−1の各
部の位置および角度のデータを送信する。
ある。使用者1−1は、ヘッドバンド状の撮像装置4−
1、検出装置5−1、および身体の各部の位置を検出す
る衣服状の検出装置161−1を装着する。さらに、使
用者1−1は、VRサーバ160から供給される映像を認
識するために、眼鏡型ディスプレイ7−1を装着する。
撮像装置4−1は、光点3を撮像し、その画像を対応す
る座標演算装置162−1(図5のアンテナ51、受信
部52、座標演算部53、画像キャプチャ部54、およ
び画像処理部55に対応する)に送信する。座標演算装
置162−1は、VRサーバ120に、使用者1−1の各
部の位置および角度のデータを送信する。
【0048】使用者1−2は、ヘルメット状の撮像装置
4−2、検出装置5−2、および身体の各部の位置を検
出する衣服状の検出装置161−2、および眼鏡型ディ
スプレイ7−2を装着する。撮像装置4−2は、使用者
1−2の各部の位置を示す光点3を撮像し、その画像を
座標演算装置162−2に送信する。座標演算装置16
2−2は、VRサーバ160に、使用者1−2の各部の位
置および角度のデータを送信する。
4−2、検出装置5−2、および身体の各部の位置を検
出する衣服状の検出装置161−2、および眼鏡型ディ
スプレイ7−2を装着する。撮像装置4−2は、使用者
1−2の各部の位置を示す光点3を撮像し、その画像を
座標演算装置162−2に送信する。座標演算装置16
2−2は、VRサーバ160に、使用者1−2の各部の位
置および角度のデータを送信する。
【0049】VRサーバ160(図5の画像生成部56、
送信部52、およびアンテナ58に対応する)は、使用
者1−1および1−2のそれぞれの各部の位置および角
度に応じた画像を眼鏡型ディスプレイ7−1および7−
2に送出する。従って、使用者1−1および1−2は、
自分の動作および相手の動作に応じた画像を見る(仮想
現実を体験する)ことができる。
送信部52、およびアンテナ58に対応する)は、使用
者1−1および1−2のそれぞれの各部の位置および角
度に応じた画像を眼鏡型ディスプレイ7−1および7−
2に送出する。従って、使用者1−1および1−2は、
自分の動作および相手の動作に応じた画像を見る(仮想
現実を体験する)ことができる。
【0050】図15は、本発明の他の適用例を説明する
図である。使用者1は、撮像装置4および検出装置5を
内蔵した眼鏡型ディスプレイ7を装着する。眼鏡型ディ
スプレイ7に図16に示すようなリゾートの画像を表示
すれば、使用者1は、オフィスに居ながらにして、リゾ
ートの気分を味わえ、リラックスすることができる。
図である。使用者1は、撮像装置4および検出装置5を
内蔵した眼鏡型ディスプレイ7を装着する。眼鏡型ディ
スプレイ7に図16に示すようなリゾートの画像を表示
すれば、使用者1は、オフィスに居ながらにして、リゾ
ートの気分を味わえ、リラックスすることができる。
【0051】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものとす
る。
複数の装置により構成される装置全体を表すものとす
る。
【0052】また、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムを使用者に提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
ータプログラムを使用者に提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の画像処理装置、請求項
2に記載の画像処理方法、および請求項3に記載の提供
媒体によれば、光点を空間上に生成し、生成された光点
を撮像し、使用者の傾きを検出し、撮像された画像情報
から使用者の位置を決定し、検出された使用者の位置お
よび傾きに基づいて画像の表示を制御するようにしたの
で、使用者の位置と傾きが検出でき、画像で認識するこ
とができる。
2に記載の画像処理方法、および請求項3に記載の提供
媒体によれば、光点を空間上に生成し、生成された光点
を撮像し、使用者の傾きを検出し、撮像された画像情報
から使用者の位置を決定し、検出された使用者の位置お
よび傾きに基づいて画像の表示を制御するようにしたの
で、使用者の位置と傾きが検出でき、画像で認識するこ
とができる。
【図1】本発明を適用した画像処理システムを示す図で
ある。
ある。
【図2】撮像装置4の構成例を示すブロック図である。
【図3】検出装置5の構成例を示すブロック図である。
【図4】圧電振動ジャイロ3の配置を示す図である。
【図5】画像提供装置6の構成例を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】眼鏡型ディスプレイ7の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図7】画像提供装置6の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図8】CCDビデオカメラ22が行う流し撮像を説明す
る図である。
る図である。
【図9】CCDビデオカメラ22が行う流し撮像を説明す
る他の図である。
る他の図である。
【図10】CCDビデオカメラ22が行う流し撮像を説明
するさらに他の図である。
するさらに他の図である。
【図11】点滅パターンデータが空間的パターンに変換
された例を表す図である。
された例を表す図である。
【図12】光点3の配置を説明する図である。
【図13】状態検出処理を説明する図である。
【図14】本発明の適用例を説明する図である。
【図15】本発明の他の適用例を説明する図である。
【図16】眼鏡型ディスプレイ7に表示される画像の例
である。
である。
1 使用者, 2 照射装置, 3 光点, 4 撮像
装置, 5 検出装置, 6 画像提供装置, 7 眼
鏡型ディスプレイ, 21 流し撮り駆動回路, 22
CCDビデオカメラ, 23 フィルタ, 31 圧電
振動ジャイロ,32 角度検出部, 33,57 送信
部, 34,51 アンテナ, 52受信部, 53
座標演算部, 54 画像キャプチャ部, 55 画像
処理部, 56 画像生成部, 160 VRサーバ,
162 演算装置
装置, 5 検出装置, 6 画像提供装置, 7 眼
鏡型ディスプレイ, 21 流し撮り駆動回路, 22
CCDビデオカメラ, 23 フィルタ, 31 圧電
振動ジャイロ,32 角度検出部, 33,57 送信
部, 34,51 アンテナ, 52受信部, 53
座標演算部, 54 画像キャプチャ部, 55 画像
処理部, 56 画像生成部, 160 VRサーバ,
162 演算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/033 310 G06F 3/033 310Y G06T 1/00 15/62 380 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA19 AA20 AA37 DD19 FF23 FF26 FF43 GG12 HH04 JJ03 JJ26 KK01 LL22 NN16 QQ04 QQ08 QQ17 QQ24 QQ27 SS13 TT02 2F105 BB20 CD02 5B057 BA12 DA07 DB03 5B087 AE00 BC01 BC12 BC16 BC32 DD03 DE00
Claims (3)
- 【請求項1】 光点を空間上に生成する光点生成手段
と、 前記光点生成手段により生成された光点を撮像する撮像
手段と、 使用者の傾きを検出する傾き検出手段と、 前記撮像手段により撮像された画像情報から前記使用者
の位置を決定する位置決定手段と、 前記傾き検出手段および前記位置検出手段により検出さ
れた使用者の位置および傾きに基づいて画像の表示を制
御する画像表示制御手段とを備えることを特徴とする画
像処理装置。 - 【請求項2】 光点を空間上に生成する光点生成ステッ
プと、 前記光点生成ステップで生成された光点を撮像する撮像
ステップと、 使用者の傾きを検出する傾き検出ステップと、 前記撮像ステップで撮像された画像情報から前記使用者
の位置を決定する位置決定ステップと、 前記傾き検出ステップおよび前記位置検出ステップで検
出された使用者の位置および傾きに基づいて画像の表示
を制御する画像表示制御ステップとを含むことを特徴と
する画像処理方法。 - 【請求項3】 光点を空間上に生成する光点生成ステッ
プと、 前記光点生成ステップで生成された光点を撮像する撮像
ステップと、 使用者の傾きを検出する傾き検出ステップと、 前記撮像ステップで撮像された画像情報から前記使用者
の位置を決定する位置決定ステップと、 前記傾き検出ステップおよび前記位置検出ステップで検
出された使用者の位置および傾きに基づいて画像の表示
を制御する画像表示制御ステップとを含む処理を実行さ
せるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供す
ることを特徴とする提供媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25358398A JP2000089893A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25358398A JP2000089893A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000089893A true JP2000089893A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17253404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25358398A Withdrawn JP2000089893A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000089893A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002091696A (ja) * | 2000-05-02 | 2002-03-29 | Agilent Technol Inc | 没入型表示システム |
WO2019167762A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 日本電産株式会社 | 制御デバイス、モータシステム、及び仮想現実システム |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP25358398A patent/JP2000089893A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002091696A (ja) * | 2000-05-02 | 2002-03-29 | Agilent Technol Inc | 没入型表示システム |
WO2019167762A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 日本電産株式会社 | 制御デバイス、モータシステム、及び仮想現実システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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