JP2000088495A - コリメ―タホルダを有する武器用砲身 - Google Patents
コリメ―タホルダを有する武器用砲身Info
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Abstract
り付ける。 【解決手段】 砲身上でコリメータを支持するホルダ集
成体はその下面に蟻継案内部を有するホルダソリを含
む。蟻継受けブロックが砲口区域において砲身に固定さ
れる。ソリの下面の第1の溝は蟻継案内部の長さ部分を
横切り延び、砲身上の第2の溝は砲身軸線を横切り延び
る。蟻継案内部及び蟻継受けブロックはそれぞれ互いに
向け収束する横案内面を有する。ソリはソリの取り付け
状態になるまで蟻継案内部を蟻継受けブロック上に、砲
身軸線に平行な方向に摺動させることにより砲身上に取
り外し自在に取り付け可能であり、取り付け状態におい
て蟻継案内部及び蟻継受けブロックの横案内面がくさび
止め関係にありかつ第1及び第2の溝が互いに整列され
る。ソリを砲身上に軸線方向に固定するための、取り付
けられた状態において第1及び第2の溝に挿入可能なく
さびブロックが設けられる。
Description
された、視野調整装置のコリメータを取り付けるための
コリメータ保持装置を有する武器用砲身に関する。
砲身内に存在する高温ガス及び燃焼紛から砲身壁への熱
伝導によって、著しく加熱される。このような現象は、
いわゆる連続発射の際に発生する。武器用砲身の温度が
上がると、砲口が撓むことが頻繁に生じ、結果として武
器精度が低下する。
「視野調整装置」による武器の追従調整を行わなければ
ならない。視野調整装置は、武器用砲身の砲口に配置さ
れた光学系(コリメータ)を利用して砲口の位置を検証
し、必要であれば補正処置をとることもできる。このよ
うな手順のために、コリメータは武器用砲身の砲口に特
別なコリメータ保持装置によって固定される。
武器用砲身にねじで接続することが知られている。しか
し、このような解決策は、比較的幅の広い固定箇所を武
器用砲身に設ける必要がある点で、不利である。さら
に、固定ねじのために武器用砲身に十分なねじの深さを
確保しなければならない。このような要求のために武器
用砲身の砲口においてかなりの量の武器用砲身の材料が
必要であり、これは武器用砲身の振動特性に悪影響を与
え、武器用砲身の砲口の撓みを助長する。さらに、固定
ねじがしばしば緩むという問題が発生していることがわ
かっている。
合、このコリメータホルダを武器用砲身上に焼き嵌めし
た二つのリングを用いて固定することが、すでに提案さ
れている。とりわけ、このような解決策は、かなりの技
術的経費を含むということで不利であり、武器用砲身の
砲口部分に更にかなり大量の材料を必要とする。本発明
の課題は、簡単かつ使用者にやさしい方法で武器用砲身
に取り付けられ、かつ砲口部分に必要な材料の量の増加
がわずかである、コリメータ保持装置を有する武器用砲
身を提供することである。更に、別の目的は武器用砲身
の砲口にいかなる遊びもなく固定できるコリメータ保持
装置を提供することにある。
に配置されて視野調整装置のコリメータを固定するため
のコリメータホルダを有する武器用砲身において、コリ
メータホルダが、武器用砲身の長手軸線の方向に延びる
蟻継案内部を有するソリとして形成され、蟻継案内部の
二つの横案内面の少なくとも一方が、砲口の方向へ向か
ってくさび形状に変化する推移を有し、ソリが、砲口に
固定された蟻継受けブロック上へ滑らせて取り付けら
れ、その蟻継受けブロックの少なくとも一つの横案内面
も同様に、砲口へ向かって同様にくさび状に変化する推
移を有し、ソリは、ソリの一方の側に形成された溝状凹
部と、蟻継受けブロックの領域の武器用砲身固定の溝状
凹部とへ挿入可能な横くさびブロックを介して軸線方向
に変位しないように固定される武器用砲身により解決さ
れる。
継受けブロックの対応する横案内面によって形成される
くさび角度が、2度から5度の間にある。好ましくは、
横くさびブロックの側面と砲身固定の溝状凹部の対応す
る添接面が、それぞれ3度から8度の間にあるくさび角
度を有する。好ましくは、ソリの武器用砲身へ向いた側
に、武器用砲身の長手軸線の方向に前脚部及び後脚部が
設けられており、その場合に二つの脚部の各々に蟻継案
内部が形成されており、武器用砲身には、二つの分離さ
れた対応する蟻継受けブロックが配置されている。
ための、ソリの溝状凹部が、二つの脚部の間に配置され
ている。好ましくは、ソリの第1の側とは反対の第2の
側から横くさびブロックの端面へ第1のねじが嵌入し、
それによってそのねじが引き締められた場合に横くさび
ブロックが武器用砲身固定の溝状凹部内へ引き込まれて
ソリが蟻継受けブロック上で軸線方向に押圧されるよう
にしている。
ために、第2のねじが設けられており、そのねじはソリ
に形成されたスロットを介して横くさびブロック内へ半
径方向に嵌入する。大体において本発明は、コリメータ
ホルダとして蟻継案内部を有するソリを使用するという
考えに基づいており、その場合に蟻継案内部の二つの横
案内面がくさび形状に延びている。ソリは、砲口に設け
られて同様に対応する角度だけ傾斜した蟻継受けブロッ
ク上に滑らせて取り付けられる。蟻継プロフィールによ
り案内面が傾斜していることと結び付いて、蟻継の横案
内面が軸線方向に傾斜していることにより、ソリが武器
用砲身側の受けブロックと締付け固定される。
接面と同様に傾斜を有する横くさびブロックによって行
われる。横くさびブロックは、終端位置へ組み込まれた
場合にソリを押圧して、発射の際に慣性により発射方向
へ変位しようとするソリの軸線方向の移動を制限する。
蟻継案内部の横案内面及び蟻継受けブロックの対応する
横案内面によって形成されるくさび角度が2度から5度
の間にあると、効果的であることが証明されている。
身固定の溝状凹部の対応する添接面が、それぞれ3度か
ら8度の間のくさび角度を有すると、効果的であること
が明らかにされている。本発明の他の詳細と利点は、図
面を用いて以下で説明する実施例から明らかにされる。
示されており、その武器用砲身の砲口2の領域にコリメ
ータホルダ3が取り付けられる。コリメータホルダ3
は、その武器用砲身1の側に、武器用砲身の長手軸線4
の方向に前方及び後方の脚部5,6を有するソリとして
形成されている。両方の脚部5,6の各々には、蟻継案
内部7,8が設けられており、これら蟻継案内部間のソ
リには溝状凹部9が形成されている。
少なくとも一方は、砲口2へ向かってくさび状に拡幅し
ている。ソリ3は、砲口2の領域に配置された蟻継受け
ブロック11,12上へ摺動させて載せることができ、
その蟻継受けブロックの少なくとも一つの横案内面も同
様にくさび角13でくさび形状に拡幅している。
固定することができる。そのために横くさびブロック1
4をソリ3の取り付け後に、ソリ3の第1の側15に形
成された溝状凹部9と、武器用砲身固定の溝状凹部16
へ挿入することができ、凹部16は前方の蟻継受けブロ
ック11の砲口とは逆の側17と、武器用砲身1のウェ
ブ板19の砲口に向けて傾斜した側18とによって画成
される。
に取り付ける態様について、簡単に説明する。先ず、前
脚部5が前蟻継受けブロック11の後方に配置され、か
つ後脚部6が後蟻継ブロック12の後方に配置されるよ
うにして、ソリ3が武器用砲身1に設けられた蟻継受け
ブロック11,12にあてがわれる。次いで、横くさび
ブロック14が溝状凹部9と武器用砲身1の凹部16へ
挿入できるように、ソリ3を蟻継受けブロック11,1
2上で砲口2へ向けて摺動させる。
2の側21から横くさびブロック14の端面へ嵌入する
第1のねじ20によって、横くさびブロック14が武器
用砲身1に両側で添接するまで引きつけられるので、ソ
リ3は必要に応じてくさび斜面13によってさらに蟻継
受けブロック11,12上で軸線方向に押圧される。こ
のようにして得られた蟻継受けブロック11,12とソ
リ3の案内部7,8との間の締付けには、遊びがない。
横くさびブロック14に付加的に取り付けられた、ソリ
の溝に嵌入するフェザーキー(明瞭化のために図示しな
い)によって、発射の間にソリ3が砲口2の方向へ軸線
方向に変位することが阻止される。
ト23を介し横くさびブロック14へ半径方向に嵌入す
る第2のねじ22を用いて、横くさびブロック14をソ
リ3に固定することができる。このねじはさらに、組み
込まれた横くさびブロック14をソリ3に対して半径方
向外側へ引っ張り、それによって溝状凹部16内で砲身
の載置から持ち上げる課題を有する。第1のねじ20も
第2のねじ22も、好ましくは緩まないように固定され
る。
とができる。そのためにはまず、横くさびブロック14
が緩められてソリ3から引き出される。次に、ソリ3
は、その発射方向に向いた端面を軽く押圧することによ
って、蟻継受けブロック11,12から押し出される。
本発明はもちろん、上記の実施例に限定されるものでは
ない。従って、たとえばソリは蟻継案内部を備えて分離
された二つの脚部を有する必要はなく、たとえば連続的
に形成された唯一の蟻継案内部のみを使用することも可
能である。
案内面が、武器用砲身の長手軸線に対して傾斜して形成
されている必要はなく、一方の横案内面のみがこのよう
な傾斜を有しているだけで十分である。
砲身に固定する前の本発明に基づくコリメータホルダと
共に示す斜視図である。
示す、図1と同様な斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 砲口(2)の領域に配置されて視野調整
装置のコリメータを固定するためのコリメータホルダ
(3)を有する武器用砲身において、 a)コリメータホルダ(3)が、武器用砲身(1)の長
手軸線(4)の方向に延びる蟻継案内部(7,8)を有
するソリとして形成され、 b)蟻継案内部(7,8)の二つの横案内面の少なくと
も一方が、砲口(2)の方向へ向かってくさび形状に変
化する推移を有し、 c)ソリ(3)が、砲口(2)に固定された蟻継受けブ
ロック(11,12)上へ滑らせて取り付けられ、その
蟻継受けブロックの少なくとも一つの横案内面も同様
に、砲口(2)へ向かって同様にくさび状に変化する推
移を有し、 d)ソリ(3)は、ソリ(3)の一方の側(15)に形
成された溝状凹部(9)と、蟻継受けブロック(11,
12)の領域の武器用砲身固定の溝状凹部(16)とへ
挿入可能な横くさびブロック(14)を介して軸線方向
に変位しないように固定される武器用砲身。 - 【請求項2】 蟻継案内部(7,8)の横案内面及び蟻
継受けブロック(11,12)の対応する横案内面によ
って形成されるくさび角度が、2度から5度の間にある
ことを特徴とする請求項1に記載の武器用砲身。 - 【請求項3】 横くさびブロック(14)の側面と砲身
固定の溝状凹部(16)の対応する添接面(17,1
8)が、それぞれ3度から8度の間にあるくさび角度を
有することを特徴とする請求項1または2に記載の武器
用砲身。 - 【請求項4】 ソリ(3)の武器用砲身(1)へ向いた
側に、武器用砲身(1)の長手軸線の方向に前脚部及び
後脚部(5,6)が設けられており、その場合に二つの
脚部(5,6)の各々に蟻継案内部(7,8)が形成さ
れており、 武器用砲身(1)には、二つの分離された対応する蟻継
受けブロック(11,12)が配置されていることを特
徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の武器用
砲身。 - 【請求項5】 横くさびブロック(14)を挿入するた
めの、ソリ(3)の溝状凹部(9)が、二つの脚部
(5,6)の間に配置されていることを特徴とする請求
項4に記載の武器用砲身。 - 【請求項6】 ソリ(3)の第1の側(15)とは反対
の第2の側(21)から横くさびブロック(14)の端
面へ第1のねじ(20)が嵌入し、それによってそのね
じ(20)が引き締められた場合に横くさびブロック
(14)が武器用砲身固定の溝状凹部(16)内へ引き
込まれてソリ(3)が蟻継受けブロック(11,12)
上で軸線方向に押圧されるようにしたことを特徴とする
請求項1から5のいずれか1項に記載の武器用砲身。 - 【請求項7】 横くさびブロック(14)を固定するた
めに、第2のねじ(22)が設けられており、そのねじ
はソリ(3)に形成されたスロット(23)を介して横
くさびブロック(14)内へ半径方向に嵌入することを
特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の武器
用砲身。
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