JP2000087413A - 便器の洗浄装置 - Google Patents

便器の洗浄装置

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JP2000087413A
JP2000087413A JP10260787A JP26078798A JP2000087413A JP 2000087413 A JP2000087413 A JP 2000087413A JP 10260787 A JP10260787 A JP 10260787A JP 26078798 A JP26078798 A JP 26078798A JP 2000087413 A JP2000087413 A JP 2000087413A
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water
washing
tap
valve
hand
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JP10260787A
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Kenichi Ito
謙一 伊藤
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Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】便器の洗浄水として中水を用い、更に上水を用
いて手洗い可能な便器の洗浄装置であって、所要部品点
数が少なく施工が容易であって、尚且つ弁部の故障の恐
れのないものを提供する。 【解決手段】洗浄タンク16の上部に手洗鉢を設けると
ともに、手洗鉢に手洗用吐水管を設け、その洗浄タンク
16に中水用配管26を、また手洗用吐水管に上水用配
管28をそれぞれ接続する。そして洗浄タンク16内部
において中水の給水・停止を行う中水用ボールタップ8
2と、上水の給水・停止を行う上水用ボールタップ84
とを設け、且つそれらボールタップ82,84における
フロートを共通の単一のフロート90にて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は便器の洗浄装置に
関し、詳しくは洗浄タンク内部に貯えた洗浄水を洗浄タ
ンクから排出して便器洗浄を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
図8に示しているように洗浄タンク200内部に便器2
02の洗浄水を貯え、これを洗浄タンク200から排出
することにより便器202を洗浄するようになした便器
の洗浄装置が広く用いられている。
【0003】ところで便器202の洗浄水として、全て
飲用可能な上水を用いるのは勿体ない話であり、水道料
も高くなるし、何より水資源を不必要に多量に消費する
こととなる。このようなことから中水用配管204を洗
浄タンク200に接続し、手洗排水,浴槽排水等比較的
きれいな水を浄化処理して成る中水を、中水用配管20
4を通じて洗浄タンク200に給水し、便器202の洗
浄水とすることが考えられている。
【0004】ところで上水を便器の洗浄水とする従来一
般の便器の洗浄装置の場合、洗浄タンクの上部に手洗鉢
と、その手洗鉢に向けて手洗水を吐水する手洗用吐水管
とが設けられ、洗浄タンクへ給水時にその一部が手洗用
吐水管に供給されて、そこから手洗鉢へと吐水されるよ
うになっているのが通例である。
【0005】しかしながら中水を便器202の洗浄水と
する上記便器の洗浄装置の場合、洗浄タンク200への
給水の一部を手洗用の水として手洗用吐水管に導くとい
ったことはできず、そこで従来にあっては図8に示して
いるように手洗用水栓206を便器202後部の壁20
8から室内に突き出させ、ハンドル210の操作により
弁部を開いて手洗用水栓206先端の吐水口214から
上水を洗浄タンク200上部の手洗鉢216に向けて吐
水させるようにしている。
【0006】しかしながらこの場合、洗浄タンク200
とは別途に専用の高価な手洗用水栓206を必要とする
とともに、これを壁208から突出させる状態に取付施
工しなければならず、その際に施工が大変であるのに加
えて、手洗用水栓206の適正な突出長さは便器202
の種類に応じてまちまちであるために、便器202の種
類に応じた多種類の専用の手洗用水栓206が必要であ
る問題がある。また手洗い後にハンドル210を閉め忘
れたとき、手洗用水栓206から上水が流れ続けてしま
うといった不都合を生じる。
【0007】一方、図9に示しているように洗浄タンク
200に中水用配管204を接続して、その中水用配管
204からの中水を洗浄タンク200内に給水させるよ
うになすとともに、上水用配管217を洗浄タンク20
0内部で手洗用吐水管218に接続して、上水用配管2
17からの上水を手洗用吐水管218から手洗鉢216
に向けて吐水させるようにし、且つ中水用配管204か
らの中水の洗浄タンク200への給水・停止を行う中水
用ボールタップ220と、上水用配管217からの手洗
用吐水管218への上水の給水・停止を行う上水用ボー
ルタップ222とを上下に並設したものが提案されてい
る(実開平7−42387)。
【0008】ここで中水用ボールタップ220はフロー
ト224と弁部228とを有しており、洗浄タンク20
0内部の洗浄水の排出により弁部228に続く給水口か
ら洗浄タンク200内部に中水の給水を行うとともに、
洗浄タンク200内部の洗浄水の水位が第一設定水位P
に達したときに、フロート224の上昇により弁部2
28を閉動作させ、中水の給水を停止するようになって
いる。
【0009】一方上水用ボールタップ222は、引き続
く手洗用吐水管218からの上水の吐水により、洗浄タ
ンク200内部の洗浄水の水位が第二設定水位Pとな
ったところで、フロート226の上昇により弁部230
を閉動作させ、手洗用吐水管218からの上水の吐水を
停止させるようになっている。
【0010】しかしながらこの図9に示す便器の洗浄装
置の場合、洗浄タンク200内部が満水状態となったと
きに中水用ボールタップ220におけるフロート224
が所定深さ位置に水没した状態となって、フロート22
4に対し大きな浮力が作用し、この結果弁部228に対
する閉止力が過大となって弁部228に大きな負荷がか
かり、弁部228が故障する可能性があるといった問題
がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の便器の洗浄装置は、便器洗浄水を内部に貯える洗
浄タンクの上部に手洗鉢を設けるとともに、該手洗鉢に
向けて手洗水を吐水する手洗用吐水管を設ける一方、該
洗浄タンク内の洗浄水の排出によりフロートを下降させ
て給水開始し、該洗浄タンク内の洗浄水の水位が設定水
位に達したときに該フロートの上昇により給水停止する
ボールタップを設け、該洗浄タンク内の洗浄水の排出に
より便器洗浄を行うとともに、前記手洗用吐水管からの
吐水を該洗浄タンク内に落下させるようになした便器の
洗浄装置において、前記洗浄タンクに中水用配管を、ま
た前記手洗用吐水管に上水用配管をそれぞれ接続してそ
れら中水の給水路上及び上水の給水路上のそれぞれに弁
部を設け、それら弁部の一方と前記フロートとを、該フ
ロートの昇降運動を該一方の弁部の開閉力として伝達す
る伝達機構を介して作動的に連結して前記ボールタップ
を構成するとともに、該一方の弁部の開閉を感知して他
方の弁部を連動して開閉動作させる連動弁駆動装置を設
けたことを特徴とする。
【0012】請求項2の便器の洗浄装置は、請求項1に
記載の便器の洗浄装置において、前記連動弁駆動装置
が、前記他方の弁部に設けられ、該他方の弁部を開閉動
作させる圧力室を有し、前記一方の弁部の開閉動作によ
って増減する該一方の弁部の上流部の水圧に基いて該圧
力室内の圧力を直接又は間接に増減させて該他方の弁部
を該一方の弁部と連動して開閉動作させるものとされて
いることを特徴とする。
【0013】請求項3の便器の洗浄装置は、請求項2に
記載の便器の洗浄装置において、前記連動弁駆動装置
が、前記圧力室の開孔を開閉することによって該圧力室
内の圧力を増減するものであって、前記一方の弁部の上
流部の水圧の取出部と、該取出部に取り出した水圧にて
動作し、前記開孔を開閉するピストン弁とを含んでいる
ことを特徴とする。
【0014】請求項4の便器の洗浄装置は、便器洗浄水
を内部に貯える洗浄タンクの上部に手洗鉢を設けるとと
もに、該手洗鉢に向けて手洗水を吐水する手洗用吐水管
を設ける一方、該洗浄タンク内の洗浄水の排出によりフ
ロートを下降させて給水開始し、該洗浄タンク内の洗浄
水の水位が設定水位に達したときに該フロートの上昇に
より給水停止するボールタップを設け、該洗浄タンク内
の洗浄水の排出により便器洗浄を行うとともに、前記手
洗用吐水管からの吐水を該洗浄タンク内に落下させるよ
うになした便器の洗浄装置において、前記洗浄タンクに
中水用配管を、また前記手洗用吐水管に上水用配管をそ
れぞれ接続するとともに、該中水用配管からの中水の該
洗浄タンクへの給水・停止を行う中水用ボールタップ
と、上水用配管からの前記手洗用吐水管への上水の給水
・停止を行う上水用ボールタップとを設け、且つそれら
中水用ボールタップ及び上水用ボールタップにおけるフ
ロートを共通の単一のフロートにて構成したことを特徴
とする。
【0015】請求項5の便器の洗浄装置は、請求項4に
記載の便器の洗浄装置において、前記共通のフロートと
前記中水用ボールタップ及び上水用ボールタップにおけ
る各弁部とを、該フロートの昇降運動を各弁部の開閉操
作力として共通に伝達する伝達機構にて作動的に連結し
たことを特徴とする。
【0016】請求項6の便器の洗浄装置は、請求項5に
記載の便器の洗浄装置において、前記伝達機構が前記フ
ロートと前記中水用ボールタップ及び上水用ボールタッ
プの一方の弁部とを結ぶレバーと、該一方の弁部と他方
の弁部とを結び、該一方の弁部の運動を他方の弁部に伝
達してそれらを一体に運動させる連結バーとを有してい
ることを特徴とする。
【0017】請求項7の便器の洗浄装置は、便器洗浄水
を内部に貯える洗浄タンクの上部に手洗鉢を設けるとと
もに、該手洗鉢に向けて手洗水を吐水する手洗用吐水管
を設ける一方、該洗浄タンク内の洗浄水の排出によりフ
ロートを下降させて給水開始し、該洗浄タンク内の洗浄
水の水位が設定水位に達したときに該フロートの上昇に
より給水停止するボールタップを設け、該洗浄タンク内
の洗浄水の排出により便器洗浄を行うとともに、前記手
洗用吐水管からの吐水を該洗浄タンク内に落下させるよ
うになした便器の洗浄装置において、前記洗浄タンクに
中水用配管を、また前記手洗用吐水管に上水用配管をそ
れぞれ接続するとともに、該中水用配管からの中水の該
洗浄タンクへの給水・停止を行う中水用ボールタップ
と、上水用配管からの前記手洗用吐水管への上水の給水
・停止を行う上水用ボールタップとを設け、且つそれら
中水用ボールタップ及び上水用ボールタップにおける各
フロートをそれぞれ別々に設けるとともに、各フロート
を前記洗浄タンク内部において同じ高さに水平に並設し
たことを特徴とする。
【0018】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の便器の
洗浄装置は、洗浄タンクに中水用配管を、また手洗用吐
水管に上水用配管をそれぞれ接続して各水路上に弁部を
設け、そしてそれら弁部の一方と上記フロートとを伝達
機構を介して作動的に連結して前記ボールタップを構成
するとともに、その一方の弁部の開閉を検知して他方の
弁部を連動して開閉動作させる連動弁駆動装置を設けた
もので、この便器の洗浄装置の場合、適正水位で給水・
停止させるためのボールタップのフロートの昇降調整を
単一のボールタップについてのみ行えば良いのに加え
て、単一のフロートを洗浄タンク内部の洗浄水の水面と
ともに昇降運動させるだけで良いことから、図9に示す
便器の洗浄装置のように満水状態の下でフロートが水面
下に深く水没してしまうといった問題を生じず、従って
フロートに過大な浮力が働いて対応する弁部に大きな負
荷がかかり、同弁部が故障するといった恐れがない利点
を有する。
【0019】またこの請求項1の便器の洗浄装置の場
合、図8に示す従来の便器の洗浄装置のように独立且つ
各便器専用の手洗用水栓206を設ける必要がなく、そ
の分必要な部品を少なくできるとともに、手洗用水栓2
06の取付施工のための施工作業を省略することがで
き、装置のコストを低減することができる。
【0020】ここで上記連動弁駆動装置は、上記他方の
弁部を開閉動作させる圧力室を有し、一方の弁部の開閉
動作によって増減する同弁部の上流部の水圧に基いてそ
の圧力室内の圧力を直接又は間接に増減させ、他方の弁
部を一方の弁部と連動して開閉動作させるものとなすこ
とができる(請求項2)。このようにすれば中水及び上
水のそれぞれの給水路上の各弁部を容易に連動して開閉
動作させることができる。
【0021】この連動弁駆動装置は、また、一方の弁部
の上流部の水圧による力を倍力して圧力室の圧力を増減
させるものとなすことができる。通常、中水用配管内の
水圧は上水用配管内の水圧に比べて低く、従って例えば
中水用配管内の水圧に基いて上水の給水路上の弁部の圧
力室を増減させてこれを開閉するようになした場合、圧
力不足によって同弁部を十分に閉鎖させ得ないことが心
配される。しかるに上記倍力手段を設けておけば、中水
用配管内の比較的低い水圧の下でも確実に上水用ボール
タップにおける弁部を閉鎖させることができる。
【0022】請求項3の便器の洗浄装置は、上記連動弁
駆動装置を、圧力室の開孔を開閉することによって同圧
力室内の圧力を増減するものとなし、そしてその構成
を、一方の弁部の上流部の水圧の取出部と、取り出した
水圧にて動作し上記開孔を開閉するピストン弁とを含む
ようになしたもので、このようにすれば一方の弁部の上
流部の水圧を利用して他方の弁部を容易に連動して開閉
動作させることができる。
【0023】ここでピストン弁は、前記取出部側に対す
る受圧面積が圧力室側に対する受圧面積よりも大きいも
のとなしておくことができる。このようにしておけば一
方の弁部の上流部の水圧による力を倍力して圧力室の圧
力を増減させることができる。
【0024】次に請求項4の便器の洗浄装置は、洗浄タ
ンクに中水用配管を、また手洗用吐水管に上水用配管を
それぞれ接続し、そして洗浄タンクへの中水の給水・停
止を行う中水用ボールタップと、手洗用吐水管からの上
水の給水・停止を行う上水用ボールタップとを設けた
上、それら2つのボールタップにおけるフロートを共通
の単一のフロートにて構成したもので、この便器の洗浄
装置においても、適正水位で給水・停止させるためのボ
ールタップの昇降調整を単一のボールタップについて行
えば良く、加えて単一且つ共通のフロートを洗浄タンク
内部の洗浄水の水面の昇降とともに昇降運動させるだけ
で良いことから、満水状態の下でフロートが水面下に深
く水没した状態となるのを防止でき、従ってフロートに
過大な浮力が働いて対応する弁部に大きな負荷がかか
り、同弁部が故障するといった恐れを無くすことができ
る。
【0025】またこの請求項4の便器の洗浄装置の場
合、図8に示す従来の便器の洗浄装置のように独立且つ
各便器に専用の手洗用水栓206を設ける必要がなく、
その分必要な部品を少なくできるとともに手洗用水栓2
06の取付施工のための施工作業を省略することがで
き、装置のコストを低減することができる。
【0026】請求項5のものは、請求項4において上記
共通のフロートと中水用ボールタップ及び上水用ボール
タップにおける各弁部とを、フロートの昇降運動を各弁
部の開閉操作力として共通に伝達する伝達機構にて作動
的に連結したもので、このようにすることにより、共通
の単一のフロートを用いて容易に2つのボールタップに
おける各弁部をともに開閉動作させるようになすことが
できる。
【0027】ここで上記伝達機構は、上記フロートと2
つのボールタップの内の一方の弁部とを結ぶレバーと、
その一方の弁部と他方の弁部とを結び、一方の弁部の運
動を他方の弁部と一体に運動させる連結バーとを含むよ
うになすことができる(請求項6)。このようにすれば
伝達機構を簡単な構造で構成することができ、且つ単一
のフロートの昇降運動によって確実に2つの弁部を開閉
動作させることができる。
【0028】請求項7の便器の洗浄装置は、中水用ボー
ルタップ及び上水用ボールタップにおける各フロートを
それぞれ別々に設けるとともに、各フロートを洗浄タン
ク内部において同じ高さに水平に並設したもので、この
ようにした場合においても、図8に示す従来の便器の洗
浄装置のように専用の手洗用水栓206を設ける必要が
ない。
【0029】また、図9に示す便器の洗浄装置と異なっ
て各ボールタップにおけるフロートが同じ高さに水平に
並設されているため、洗浄タンク内が満水状態となった
ときに一方のフロートが水面下に深く水没状態となって
対応する弁部に過大な負荷を作用せしめ、同弁部を故障
させてしまう恐れがない利点を有する。
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10はトイレの床,12は壁
であり、14は床10に設置された便器で、16はその
便器14の後部に配設された洗浄タンクである。
【0031】洗浄タンク16には、上部に蓋を兼ねた手
洗鉢18が設けられており、その手洗鉢18から手洗用
吐水管20が起立している。手洗用吐水管20は、その
先端の吐水口22が手洗鉢18を向くように立設されて
いる。
【0032】尚、吐水口22の部分には手動操作で給水
・停止を行うことが可能なハンドル24が設けられてい
る。但しこのハンドル24は手洗いの際に常時使用する
ものでなく、必要時においてハンドル操作での吐水を可
能とするために設けられたものである。
【0033】図1において、壁12からは中水用配管2
6と上水用配管28とが延び出している。中水用配管2
6には、図2に示しているように洗浄タンク16内部に
おいて中水用ボールタップ30が接続されている。
【0034】この中水用ボールタップ30は、中水の給
水路32上に設けられた弁部34と、洗浄タンク16内
部の洗浄水の水位とともに昇降するフロート36と、フ
ロート36の昇降運動を弁部34の開閉操作力として伝
達する伝達機構38とを有している。
【0035】伝達機構38は、フロート36から延び出
しその先端部が固定アーム40の端部に軸42を介して
回動可能に連結された第一レバー44と、軸46周りに
回動可能に設けられ第一レバー44の回動運動によって
軸46の周りに回動する第二レバー48とを有してお
り、フロート36が昇降運動したとき、第二レバー48
の回動運動によってピストン式の弁体50を上下運動、
即ち弁座52に当接する閉位置と、弁座52から離れた
開位置との間で弁体50を上下運動させるものとなって
いる。
【0036】この図2の中水用ボールタップ30は次の
ように動作する。即ち、洗浄タンク16内部の洗浄水の
排出によってフロート36が下降運動したとき、これと
ともに弁体50が下降運動して中水の給水路32を開
き、タンク用吐水管54の先端部の吐水口56から洗浄
タンク16内に中水を給水する。
【0037】一方洗浄タンク16内部の洗浄水の水位が
上昇すると、フロート36がこれとともに持ち上げられ
て弁体50を上昇運動させ、弁座52に当接させる。即
ち弁部34を閉動作させ、吐水口56からの中水の給水
を停止させる。尚本例において、フロート36は洗浄タ
ンク16内部の洗浄水が満水となったとき水面下に深く
水没しないようにその昇降ストロークが設定されてい
る。
【0038】上記上水用配管28は、図3に示している
ように洗浄タンク16に固定されるとともに、洗浄タン
ク16の内部において管体58,60を介して手洗用吐
水管20に接続され、上水用配管28からの上水が手洗
用吐水管20へと供給されるようになっている。
【0039】而してこの上水の給水路62上には、これ
を開閉する弁部64が設けられている。弁部64は、ダ
イヤフラム式の弁体66を有しており、その弁体66が
弁座68に当接することによって上水の給水路62を遮
断し、また弁体66が弁座68から離間することによっ
て給水路62を開き、上水を手洗用吐水管20へと供給
するようになっている。
【0040】図3において70は、中水用ボールタップ
30における弁部34の開閉動作によって増減する弁部
34の上流部の水圧を受けて、上水用の弁部64を弁部
34と連動して開閉動作させる連動弁駆動装置で、この
連動弁駆動装置70は、弁部64における弁体66に隣
接して設けられた圧力室72を有しており、その圧力室
72内の圧力の増減によって、弁体66を開閉動作させ
るようになっている。
【0041】この連動弁駆動装置70は、また、図4に
も示しているように弁部34の上流部の水圧の取出部7
4と、その取出部74を通じて取り出した水圧により動
作し、圧力室72の開孔76a,76bを開閉するピス
トン弁78とを有している。
【0042】ここでピストン弁78は、取出部74側に
対する受圧面積Aが圧力室72側に対する受圧面積Bよ
りも大きいものとされている。即ちこの例では、ピスト
ン弁78が弁部34の上流部の水圧による力を倍力して
圧力室72の開孔76a,76bの開閉力とする倍力装
置として構成されている。
【0043】尚、ダイヤフラム弁から成る弁体66に
は、圧力室72と給水路62の弁体66より上流側の部
位を連通させる小孔径の連通孔80が形成されている。
【0044】本例の便器の洗浄装置の場合、洗浄タンク
16内部に貯えられた洗浄水を便器14に向けて排出
し、便器14の洗浄を行う。このとき、洗浄タンク16
内の洗浄水の排出によりフロート36が下降することに
よって、中水用ボールタップ30における弁部34が開
動作し、中水用配管26を通じて送られて来た中水が吐
水口56から洗浄タンク16内部に給水される。
【0045】中水用ボールタップ30における弁部34
が開動作すると、弁部34の上流部の水圧は低下し、こ
れによって図3及び図4(II)にす閉状態にあった弁部
64の弁体66が弁座68から離間し開動作する。
【0046】弁部34の上流部の水圧の低下によって、
図4(I)に示しているようにピストン弁78が図中下
向きに移動し圧力室72の開孔76a,76bを開いて
圧力室72内部の圧力を抜くことから、その圧力室72
内の圧力にて閉状態に保持されていた弁体66が開動作
するのである。
【0047】ここにおいて上水の給水路62が開放され
た状態となって、上水用配管28を通じて送られて来た
上水が、手洗用吐水管20へと導かれ、その先端の吐水
口22から手洗鉢18に向けて吐水される。従ってこの
とき、使用者はその手洗用吐水管20からの上水の吐水
によって手洗いを行うことができる。この手洗用吐水管
20から吐水された上水は、また、手洗鉢18を経て洗
浄タンク16内部に供給される。
【0048】一方、タンク用吐水管54の先端の吐水口
56及び手洗用吐水管20の先端の吐水口22からの吐
水によって、洗浄タンク16内部の洗浄水の水位が上昇
し、設定水位に達すると、フロート36の上昇によって
先ず中水用ボールタップ30における弁部34が閉動作
し、吐水口56からの中水の給水が停止する。
【0049】そして弁部34が閉動作するとその上流部
の水圧が上昇し、その水圧を受けて図4のピストン弁7
8が図中上向きに押し出され(同図(II)参照)、圧力
室72の開孔76a,76bを閉鎖する。このときピス
トン弁78は弁部34の上流部の水圧による力を倍力し
て開孔76a,76bに対し閉止力を作用させる。
【0050】このようにして圧力室72が閉鎖される
と、上水の給水路62における弁体66より上流側の上
水が給水路62の給水圧に基づいて圧力室72内部に入
り込み、圧力室72内部の圧力が増大する。そして増大
した圧力室72内部の圧力と弁体66自身が持っている
付勢力(弁体66の弾性による付勢力)によって弁体6
6が弁座68に当接し、上水の給水路62を閉鎖する。
即ち弁部64が閉動作する。ここにおいて手洗用吐水管
20への上水の供給が停止される。尚、弁体66を弁座
68に向けて付勢するばねを設けておいても良い。
【0051】本例では、連動弁駆動装置70が、弁部3
4の上流部の水圧により圧力室72の開孔76a,76
bを閉じることによって圧力室72内部の圧力を間接的
に増大させるものとされている。但しこの連動弁駆動装
置70は、弁部34の上流部の水圧によりピストン弁7
8を図4中上向きに押動することによって圧力室72内
部の圧力を直接的に増大させ、これにより弁体66を閉
動作させるものとして構成することもできる。
【0052】本例の便器の洗浄装置の場合、適正水位で
給水・停止させるためのフロートの昇降調整を単一のフ
ロート36についてのみ行えば良く、装置の設置に際し
て調整作業が容易であるとともに、満水時においてフロ
ート36が水面下に深く水没してしまうといったことが
ないので、フロート36に過大な浮力が働いて弁部34
に大きな負荷がかかり、弁部34が故障してしまうとい
った不都合を生じない利点を有する。
【0053】またこの例の便器の洗浄装置の場合、便器
14専用の高価な手洗用水栓を設ける必要がなく、その
分の部品を少なくできるとともに手洗用水栓の取付施工
のための施工作業を省略でき、装置の設置コストを低減
することができる。
【0054】また本例の便器の洗浄装置の場合、中水用
配管26を通じて送られる中水の給水圧が上水の給水圧
に対して相対的に低い場合であっても、確実に上水の給
水路62を開閉する弁部64を中水の給水・停止用の弁
部34に連動して開閉動作させることができる。
【0055】図5及び図6は本発明の他の実施例を示し
ている。この例は中水用ボールタップと上水用ボールタ
ップとを設け、そしてそれらのフロートを共通の単一の
フロートで構成した例である。
【0056】図5において、82,84は中水の給水路
上に設けられた中水用ボールタップ及び上水の給水路上
に設けられた上水用ボールタップであり、86,88は
それぞれの給水路を開閉する弁部である。
【0057】90は洗浄タンク16内の洗浄水の水位と
ともに昇降するフロートで、92はそのフロート90の
昇降運動を各弁部86,88の開閉操作力として共通に
伝達する伝達機構である。
【0058】この伝達機構92は、フロート90と中水
用ボールタップ82における弁部86とを結ぶレバー9
4と、弁部86,88とを結び、それら弁部86,88
を一体に開閉動作させる連結バー96とを有している。
ここでレバー94は、図6に示しているようにフロート
90から上向きに突き出したロッド98に対し基端部に
おいて回動可能に連結されている。
【0059】尚、図6(A)において100はオーバー
フロー管102に摺動可能に嵌合された円筒形状のガイ
ドであって、このガイド100に対し、フロート90か
ら延び出したアーム104の先端部が回動可能に連結さ
れている。
【0060】上記中水用ボールタップ82及び上水用ボ
ールタップ84における弁部86,88の具体的構造が
図6に示してある。これら弁部86,88は基本的に同
様の構成を有するもので、同図に示しているようにダイ
ヤフラム式の弁体106を有しており、その弁体106
の弁座108への当接及び離間によって給水路32又は
給水路62を開閉するようになっている。
【0061】110は弁体106の操作部としてのピス
トンであって、弁部86におけるピストン110に対し
上記レバー94の先端に設けられた爪94aが係止され
ている。
【0062】而して弁部86においては、フロート90
の上昇によってレバー94が軸112周りに且つ反時計
回りに回動して先端の爪94aがピストン110を図6
中左向きに押動し、弁体106を閉動作させる。また一
方フロート90が下降運動したとき、レバー94が軸1
12周りに且つ時計回りに回動運動してピストン110
を図6中右向きに引き込ませ、弁体106を開動作させ
る(同図(B)参照)。
【0063】この例では、弁部86の開動作によって中
水の給水路32が開かれ、中水用配管26を通じて送ら
れて来た中水が吐水口114から洗浄タンク16内に給
水される。
【0064】上記連結バー96は、弁部88側の端部に
上記と同様の爪94aを有しており、レバー94が軸1
12回りに回動運動したときに連結バー96が同じ軸心
回りに回転運動し、弁部88側の爪94aによって弁部
88のピストン110を図6中左向き又は右向きに運動
させ、弁部88を開閉動作させる。
【0065】本例の便器の洗浄装置においても、適正水
位で給水・停止させるためのボールタップのフロートの
昇降調整を単一のボールタップ(中水用ボールタップ8
2)についてのみ行えば良く、また単一且つ共通のフロ
ート90を洗浄タンク16内部の洗浄水の水面の昇降と
ともに昇降運動させるだけで良いため、満水時にフロー
ト90が深く水没してしまって弁部86又は88に大き
な負荷がかかり、それら弁部86,88を故障せしめて
しまう恐れが無い。
【0066】また図8に示す従来の便器の洗浄装置のよ
うに、独立且つ各便器に専用の手洗用水栓206を設け
る必要もない。
【0067】図7は本発明の更に他の実施例を示したも
のである。この例は、洗浄タンク16内部に中水用ボー
ルタップ116と上水用ボールタップ118とを並設し
たものである。ここで各ボールタップ116,118
は、弁部120,122と、フロート124,126
と、フロート124,126及び弁部120,122を
作動的に連結する伝達機構128,130をそれぞれ備
えている。この例では、各ボールタップ116,118
におけるフロート124,126が同じ高さで水平方向
に並んで配設されている。
【0068】本例の場合においても、図8に示す従来の
便器の洗浄装置のように専用の手洗用水栓206を設け
る必要がない。また、図9に示す便器の洗浄装置と異な
って各ボールタップ116,118におけるフロート1
24,126が同じ高さに水平に並設されているため、
洗浄タンク16内が満水状態となったときに、一方のフ
ロートが水中深く水没状態となって対応する弁部に過大
な負荷を作用せしめ、同弁部を故障させてしまう恐れが
ない利点を有する。
【0069】尚この例のボールタップ116,118
は、基本的に図2に示す中水用ボールタップ30と同様
の構成とされているが、これはあくまで一例を示したに
過ぎないもので、中水用ボールタップ116,上水用ボ
ールタップ118として他の様々な形態のボールタップ
を採用することが可能である。
【0070】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明では、第一の実施例
において中水用ボールタップ30における弁部34の上
流部の水圧を上水の給水路62を開閉する圧力室72に
直接作用させて弁部64を開閉させるようになすことも
できるし、或いは場合によって上水の給水路62上の各
種形態の弁部に対してフロートを伝達機構を介して作動
的に連結することにより上水用ボールタップを構成し、
そしてその上水用ボールタップにおける弁部の上流部の
水圧を、中水の給水路上の弁部に設けた圧力室に作用さ
せて、中水の給水路をその弁部により開閉するようにな
すといったことも可能である。
【0071】更に図5及び図6の実施例において、フロ
ート90から延び出したレバー94を上水用ボールタッ
プ84における弁部88に直接連結し、そして上水側の
弁部88の開閉動作を、連結バー96により中水側の弁
部86に伝達して、それら各弁部88,86を一体に開
閉動作させるようになすといったことも可能である。
【0072】その他本発明においては、上水用配管28
内部を常時手洗用吐水管20に連通状態としておいて、
その手洗用吐水管20に設けたハンドル24の操作によ
り手洗水を吐水させるようになすといったことも可能で
あるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において
種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である便器の洗浄装置を便器
とともに外観状態で示す図である。
【図2】図1における便器の洗浄装置の要部を示す図で
ある。
【図3】同実施例の他の要部を示す図である。
【図4】図3における要部を更に拡大してその作用とと
もに示す図である。
【図5】本発明の他の実施例の便器の洗浄装置の要部を
示す図である。
【図6】図5の要部及びその作用を周辺部とともに示す
図である。
【図7】本発明の他の実施例の便器の洗浄装置を示す図
である。
【図8】従来の便器の洗浄装置を便器とともに外観状態
で示す図である。
【図9】従来の便器の洗浄装置の、図8とは異なる例を
示す図である。
【符号の説明】
14 便器 16 洗浄タンク 18 手洗鉢 20 手洗用吐水管 26 中水用配管 28 上水用配管 30,82,116 中水用ボールタップ 32,62 給水路 34,64,86,88 弁部 36,90,124,126 フロート 38,92 伝達機構 70 連動弁駆動装置 72 圧力室 74 取出部 76a,76b 開孔 78 ピストン弁 84,118 上水用ボールタップ 94 レバー 96 連結バー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器洗浄水を内部に貯える洗浄タンクの
    上部に手洗鉢を設けるとともに、該手洗鉢に向けて手洗
    水を吐水する手洗用吐水管を設ける一方、該洗浄タンク
    内の洗浄水の排出によりフロートを下降させて給水開始
    し、該洗浄タンク内の洗浄水の水位が設定水位に達した
    ときに該フロートの上昇により給水停止するボールタッ
    プを設け、該洗浄タンク内の洗浄水の排出により便器洗
    浄を行うとともに、前記手洗用吐水管からの吐水を該洗
    浄タンク内に落下させるようになした便器の洗浄装置に
    おいて、 前記洗浄タンクに中水用配管を、また前記手洗用吐水管
    に上水用配管をそれぞれ接続してそれら中水の給水路上
    及び上水の給水路上のそれぞれに弁部を設け、それら弁
    部の一方と前記フロートとを、該フロートの昇降運動を
    該一方の弁部の開閉力として伝達する伝達機構を介して
    作動的に連結して前記ボールタップを構成するととも
    に、該一方の弁部の開閉を感知して他方の弁部を連動し
    て開閉動作させる連動弁駆動装置を設けたことを特徴と
    する便器の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の便器の洗浄装置におい
    て、前記連動弁駆動装置が、前記他方の弁部に設けら
    れ、該他方の弁部を開閉動作させる圧力室を有し、前記
    一方の弁部の開閉動作によって増減する該一方の弁部の
    上流部の水圧に基いて該圧力室内の圧力を直接又は間接
    に増減させて該他方の弁部を該一方の弁部と連動して開
    閉動作させるものとされていることを特徴とする便器の
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の便器の洗浄装置におい
    て、前記連動弁駆動装置が、前記圧力室の開孔を開閉す
    ることによって該圧力室内の圧力を増減するものであっ
    て、前記一方の弁部の上流部の水圧の取出部と、該取出
    部に取り出した水圧にて動作し、前記開孔を開閉するピ
    ストン弁とを含んでいることを特徴とする便器の洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 便器洗浄水を内部に貯える洗浄タンクの
    上部に手洗鉢を設けるとともに、該手洗鉢に向けて手洗
    水を吐水する手洗用吐水管を設ける一方、該洗浄タンク
    内の洗浄水の排出によりフロートを下降させて給水開始
    し、該洗浄タンク内の洗浄水の水位が設定水位に達した
    ときに該フロートの上昇により給水停止するボールタッ
    プを設け、該洗浄タンク内の洗浄水の排出により便器洗
    浄を行うとともに、前記手洗用吐水管からの吐水を該洗
    浄タンク内に落下させるようになした便器の洗浄装置に
    おいて、 前記洗浄タンクに中水用配管を、また前記手洗用吐水管
    に上水用配管をそれぞれ接続するとともに、該中水用配
    管からの中水の該洗浄タンクへの給水・停止を行う中水
    用ボールタップと、上水用配管からの前記手洗用吐水管
    への上水の給水・停止を行う上水用ボールタップとを設
    け、且つそれら中水用ボールタップ及び上水用ボールタ
    ップにおけるフロートを共通の単一のフロートにて構成
    したことを特徴とする便器の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の便器の洗浄装置におい
    て、前記共通のフロートと前記中水用ボールタップ及び
    上水用ボールタップにおける各弁部とを、該フロートの
    昇降運動を各弁部の開閉操作力として共通に伝達する伝
    達機構にて作動的に連結したことを特徴とする便器の洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の便器の洗浄装置におい
    て、前記伝達機構が前記フロートと前記中水用ボールタ
    ップ及び上水用ボールタップの一方の弁部とを結ぶレバ
    ーと、該一方の弁部と他方の弁部とを結び、該一方の弁
    部の運動を他方の弁部に伝達してそれらを一体に運動さ
    せる連結バーとを有していることを特徴とする便器の洗
    浄装置。
  7. 【請求項7】 便器洗浄水を内部に貯える洗浄タンクの
    上部に手洗鉢を設けるとともに、該手洗鉢に向けて手洗
    水を吐水する手洗用吐水管を設ける一方、該洗浄タンク
    内の洗浄水の排出によりフロートを下降させて給水開始
    し、該洗浄タンク内の洗浄水の水位が設定水位に達した
    ときに該フロートの上昇により給水停止するボールタッ
    プを設け、該洗浄タンク内の洗浄水の排出により便器洗
    浄を行うとともに、前記手洗用吐水管からの吐水を該洗
    浄タンク内に落下させるようになした便器の洗浄装置に
    おいて、 前記洗浄タンクに中水用配管を、また前記手洗用吐水管
    に上水用配管をそれぞれ接続するとともに、該中水用配
    管からの中水の該洗浄タンクへの給水・停止を行う中水
    用ボールタップと、上水用配管からの前記手洗用吐水管
    への上水の給水・停止を行う上水用ボールタップとを設
    け、且つそれら中水用ボールタップ及び上水用ボールタ
    ップにおける各フロートをそれぞれ別々に設けるととも
    に、各フロートを前記洗浄タンク内部において同じ高さ
    に水平に並設したことを特徴とする便器の洗浄装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228374A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Toto Ltd 便器洗浄水供給装置

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