JP2000083982A - ハンドブレ―ス - Google Patents

ハンドブレ―ス

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JP2000083982A JP11246906A JP24690699A JP2000083982A JP 2000083982 A JP2000083982 A JP 2000083982A JP 11246906 A JP11246906 A JP 11246906A JP 24690699 A JP24690699 A JP 24690699A JP 2000083982 A JP2000083982 A JP 2000083982A
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bandage
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finger
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Gabriele Manente
マネンテ ガブリエーレ
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    • A61F5/00—Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/0102—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations
    • A61F5/0104—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations without articulation
    • A61F5/0118—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations without articulation for the arms, hands or fingers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】手根トンネル症候群の治療に用いられるハンド
ブレースの提供。 【解決手段】本発明にかかるハンドブレースは、人差し
指及び小指の掌骨末端の外部を取り巻くことができる包
帯（１）を有し、前記包帯には、外部が被覆され、内部
に半剛性の部材からなるプレートがあてがわれた背面支
持部（２）が組み込まれ、前記背面支持部（２）には、
くさび状断面を有するプリズムのような形状の柔らかい
クッション（３）が固定され、該クッションは、ハンド
ブレースを装着した際に、（クッションから見て内側に
位置する）人差し指及び小指と（クッションから見て外
側に位置する）中指及び薬指との間に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドブレース、
即ち、手首ないし指骨支持具に関し、特に、手根トンネ
ル症候群（Carpal Tunnel Syndrome：ＣＴＳ）の治療に
用いて好適なハンドブレースに関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明のハンドブレースは、手根トンネ
ル症候群の保存的治療にために設計されたものである。
このハンドブレースは、単に保護的、保存的な働きを有
するのみではなく、機能的に形成されるものである。以
下にその詳細を説明する。
【０００３】手根トンネル症候群は、Journal of epide
miology,(1992)によれば、女性の９．２％、男性の０．
６％に影響を与えている病気であり、手根トンネルの通
路を通る正中神経の神経病に含まれるものである。
【０００４】このＣＴＳは、しばしば同じ動作を繰り返
す職業的な傷害と関係があり、ごくまれには、横断する
手根じん帯への類澱粉浸潤や、リューマチ関節炎や甲状
腺機能低下症等における結合組織の肥大（厚化）に関係
がある。しかしながら、多くの場合、ＣＴＳは特発性疾
患である。
【０００５】ＣＴＳの主たる症状は、手（初めは３−４
本の指）の感覚異常や、肩にかけての上部四肢の痛みと
して現れる。初期段階では、症状は夜間や起床後の朝に
のみ現れ、引き続き、特に手を激しく使用するに伴い、
日中に症状が現れるようになる。そして、その後の段階
において、持続性の感覚麻痺や親指球が隆起する筋肉の
栄養不全が現れる。
【０００６】ＣＴＳの治療は、外科的又は保存的に行わ
れる。
【０００７】外科的な治療は、一般的に、明らかに明瞭
な神経症の場合や、現在の保存的な治療に適さない場合
に用いられる。一般的に、外科的治療は、横断手根じん
帯の切除に存する。
【０００８】保存的な治療は、神経症を伴わない場合
や、神経生理学的な診断で軽度の神経症を伴う場合、特
に、症候が進行性でないか顕著でない時や、外科的治療
が何らかの反作用を有する場合に行われる。
【０００９】一般的に、保存的な治療は、ほとんど効果
を上げておらず、身体的な治療（超音波、レーザ、電気
療法やイオン浸透療法等）や、指や中手骨頭部を動かす
ことなく手首関節を保持する異なる形状の支持具や添え
木に代表されるものである。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】このような、指や中手
骨頭部に影響を及ぼす従来の支持具は、指や中手骨頭部
を動かすことなく手首関節を保持するだけのものである
ために、ＣＴＳの症状を和らげることができるとして
も、ＣＴＳそのものを治療することは困難である。本発
明は、係る従来技術の欠点を解消することを課題とす
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる支持具
は、生理病理学の原理に基づくものであり、現存の文献
ではよく知られていないＣＴＳの観点に基づくものであ
る。本発明の支持具は、人差し指及び小指の中手骨末端
の外部を取り巻くことができる包帯を有し、外部が被覆
され、内部に半剛性の部材からなるプレートがあてがわ
れた背面支持部が前記包帯に組み込まれたものである。
【００１２】また、該包帯は、くさび状断面を有するプ
リズムのような形状の柔らかいクッションを支持し、該
クッションは、支持具を装着したときに、一つの側にお
いて人差し指及び小指と、他の側において中指及び薬指
との中間に配設されるものである。より正確には、クッ
ションから見て、人差し指及び小指が内側に配設され、
中指と薬指が外側に配設されるものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい一実施の形態
は、包帯に組み込まれる背面支持部に、縦長のストラッ
プで連結されるリストバンドを含むものである。
【００１４】上記した本発明の支持具についてより明瞭
に説明すべく、実例で説明するための添付図面を参照し
て以下に説明する。なお、本発明は上記図面に限定され
るものではない。図１は、本発明の支持具を右手に装着
した場合の甲側から見た図であり、図２は、本発明の支
持具を右手に装着した場合の手のひら側から見た図であ
る。
【００１５】図１及び図２を参照すると、本発明のハン
ドブレースは、人差し指及び小指の中手骨末端の外部を
取り巻く包帯１を有し、外部が被覆され、内部に半剛性
の部材からなるプレートがあてがわれた背面支持部２が
前記包帯に組み込まれている。
【００１６】また、背面支持部２に固定されるクッショ
ン３は、柔らかい部材で作られ、くさび状の断面を有す
るプリズム（三角柱）のような形状をなし、ハンドブレ
ースを装着した時に、一側の人差し指及び小指と、他側
の中指及び薬指との中間に位置するように配設されてい
る。
【００１７】もし包帯１が伸縮性がない場合には、適当
な調整可能な固定手段によって、その両端を連結するこ
とができる。添付図面に示すハンドブレースの例では、
包帯１の両端部は、一端部が他端部の上に配置され、そ
れらはベルクロ（Velcro：登録商標）ファスナ（ない
し、マジックテープ）によって結合される。
【００１８】また、添付図面には図示していない代替構
成として、包帯は伸縮性を有する環状構造とすることも
できる。
【００１９】包帯１は、必要に応じて伸縮性のない包帯
を用いて、又は伸縮性のある環状の包帯を用いて締め付
けることによって、人差し指と小指の中手骨末端の外側
に一定の力を加えることができる。この包帯は、人差し
指と小指の中手骨頭部が互いに近づくように、人差し指
と小指の中手骨頭部が中指及び薬指の中手骨頭部にそれ
ぞれ部分的に重なるまで、かくて人差し指と薬指の指間
空間が第１節骨のレベルで妨げるように締め付けなけれ
ばならない。
【００２０】伸縮性のない包帯の場合、使用者は加える
力を調整しなければならないが、伸縮性のある環状の包
帯の場合は、加わる力は包帯のサイズや伸縮抵抗の度合
いによって決定される。すなわち、使用者は単にハンド
ブレースを指に装着し、包帯を中手骨の頭部にあわせる
だけでよい。
【００２１】包帯のうち、締め付ける力が加えられた人
差し指と小指の中手骨頭部の外側の部分には、柔らかい
生地があてがわれ、締め付けがより快適に安定するよう
に形成される。
【００２２】クッション３は、たとえば、スポンジ状の
織物や生地、又は指に触れたときに柔らかく、快適な他
の物質や材料等の種々の柔らかい部材で作られる。この
ハンドブレースを装着した際に、クッション３は、クッ
ションから見て、手のひら方向の前方位置の人差し指及
び小指と、手の甲方向の背面位置の中指及び薬指との間
に配設される。中指及び薬指は、人差し指及び小指と分
離されるだけでなく、広がる位置に維持される。
【００２３】図１及び図２に示した前記した実施の形態
では、クッション３は、背側支持部２に一対の生地の帯
状片４によって連結され、この生地の帯状片４は、クッ
ション３の両側３ａと背面支持部２の両外側に縫いつけ
られる。この帯状片４は、ある程度の伸縮特性を持つ半
剛性の添え木からなる芯を備えている。
【００２４】このように、添え木の基本的な張力と湾曲
する力を加えたときの反発する伸縮張力が、特に保持力
を働かせるとともに、クッションから見て背面に位置す
るこれらの指を広げる位置に押し戻す。
【００２５】本発明にかかるハンドブレースは、縦長の
ストラップ５によって、包帯１に組み込まれた背面支持
部２に連結されるバンドを備えることができ、この縦長
のストラップ５は、手の甲側に設けられ、容易に調整可
能にリストバンド６及び背面支持部２に固定する手段を
備えることができる。
【００２６】このリストバンド６には詰め物がされてお
り、伸縮性のある環状構造か、又は、ベルクロ・ファス
ナー（マジックテープ）のような調整可能に閉じる手段
を備えた開放構造のいずれかにすることができる。ま
た、ストラップ５に繋がるリストバンド６は、ハンドブ
レースが偶発的に指から滑り落ちることを防ぐようにデ
ザインされている。
【００２７】ストラップ５は、リストバンド６の背面外
側に縫いつけられており、一方、支持部２には、針縫い
のような永久的な手段や、ボタンやベルクロ・ファスナ
ーのような可動調整可能な手段によって固定される。
【００２８】ストラップ５とリストバンド６は、手首の
屈曲／伸展の動きに限界を与えるための半剛性の芯を備
えており、手の中立位置で好ましい状態となる。特に、
ストラップ５は、手の尺骨偏位角の調整のために最適な
位置となるように固定される。
【００２９】このように、本発明のハンドブレースは、
手根トンネル症候群の症状を和らげるだけでなく、人差
し指と小指の中手骨末端を適度な力で締め付けるととも
に、中指と薬指を押し広げる位置に維持することによっ
て、手根トンネル症候群そのものを治療することができ
る点において、指や中手骨頭部に影響を及ぼす従来の支
持具は、本発明の支持具とは全く異なるものであり、本
発明と同じ機能を有するものではない。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハンドブ
レースは、人差し指と小指の中手骨末端を調整可能な方
法又は限定的な方法で締め付けると同時に、中指と薬指
を広げる位置に保持することができる。さらに、リスト
バンドとストラップとを用いることによって、ハンドブ
レースの位置ずれを防ぎ、手首の屈曲／伸展の動きに制
限を加えることができる。
【００３１】これらの機能は、手根トンネル症候群に関
する症状を完璧にコントロールすることにより患者に安
心を与えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態にかかるハンドブレース
を手に装着した状態を手の甲側から見た図である。
【図２】本発明の一実施の形態にかかるハンドブレース
を手に装着した状態を手のひら側から見た図である。
【符号の説明】
１ 包帯 ２ 背面支持部 ３ クッション ３ａ クッションの両側 ４ 帯状片 ５ ストラップ ６ リストバンド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】人差し指及び小指の中手骨末端の外部を取
    り巻くことができる包帯（１）を有し、前記包帯には、
    外部が被覆され、内部に半剛性の部材からなるプレート
    があてがわれた背面支持部（２）が組み込まれ、 前記背面支持部（２）には、くさび状断面を有するプリ
    ズムのような形状の柔らかいクッション（３）が固定さ
    れ、該クッションは、ハンドブレースを装着した際に、
    （クッションから見て内側に位置する）人差し指及び小
    指と（クッションから見て外側に位置する）中指及び薬
    指との間に設けられていることを特徴とするハンドブレ
    ース。
  2. 【請求項２】前記包帯（１）が、伸縮性がなく、適当な
    調整可能な固定手段によって連結可能な両側端部で終端
    されることを特徴とする請求項１記載のハンドブレー
    ス。
  3. 【請求項３】前記包帯（１）が、伸縮性がなく、相重な
    ってベルクロ・ファスナーによって連結可能な両側端部
    で終端されることを特徴とする請求項１又は２に記載の
    ハンドブレース。
  4. 【請求項４】前記包帯（１）が、伸縮性を有し、環状構
    造をなすことを特徴とする請求項１記載のハンドブレー
    ス。
  5. 【請求項５】前記背面支持部（２）が、その外側に、リ
    ストバンド（６）の背面で固定されるストラップ（５）
    を備えたことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一
    に記載のハンドブレース。
  6. 【請求項６】前記ストラップ（５）が、前記背面支持部
    （２）に恒久的に、可動しない方法で固定されているこ
    とを特徴とする請求項５記載のハンドブレース。
  7. 【請求項７】前記ストラップ（５）が、前記背面支持部
    （２）に着脱容易な手段により可動できる方法で固定さ
    れていることを特徴とする請求項５記載のハンドブレー
    ス。
  8. 【請求項８】前記ストラップ（５）が、前記背面支持部
    （２）に１以上のベルクロ・ファスナーで可動調整でき
    る方法で固定されていることを特徴とする請求項７記載
    のハンドブレース。
  9. 【請求項９】前記ストラップ（５）と前記リストバンド
    （６）とが堅い芯を備えていることを特徴とする請求項
    ５乃至８のいずれか一に記載のハンドブレース。
  10. 【請求項１０】前記クッション（３）が、該クッション
    （３）の両側と前記背面支持部（２）の両外側とを縫い
    合わせた一対の帯状片（４）によって、前記背面支持部
    （２）に連結されていることを特徴とする請求項１記載
    のハンドブレース。
  11. 【請求項１１】前記帯状片（４）が、半剛性の当て木に
    より形成される芯を備えたことを特徴とする請求項１０
    記載のハンドブレース。
JP11246906A 1998-09-07 1999-09-01 ハンドブレ―ス Withdrawn JP2000083982A (ja)

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