JP2000078023A - データ処理方法および装置 - Google Patents

データ処理方法および装置

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JP2000078023A
JP2000078023A JP10247943A JP24794398A JP2000078023A JP 2000078023 A JP2000078023 A JP 2000078023A JP 10247943 A JP10247943 A JP 10247943A JP 24794398 A JP24794398 A JP 24794398A JP 2000078023 A JP2000078023 A JP 2000078023A
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JP10247943A
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Yuji Niimura
裕二 新村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮化処理によりデータサイズが大きくなっ
てしまうことを減少し、かつデータのセキュリティを高
める。 【解決手段】 平文に対して圧縮化処理(ステップS1
02)を行った結果、圧縮文サイズ≧入力文サイズであ
った場合(ステップS103)は、平文に対して暗号化
処理を行う(ステップS105)。次に暗号化処理後の
データに対して圧縮化処理を行い(ステップS10
2)、圧縮文サイズ<入力文サイズであった場合は、そ
の圧縮暗号文を格納する(ステップS107)。一方、
ステップS103において、再び圧縮文サイズ≧入力文
サイズであった場合は、暗号文を格納する(ステップS
106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗号化処理と圧縮
化処理とをデータ処理として用いるデータ処理方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、LZ77符号やLZ
78符号といった辞書を用いた符号化法により、入力さ
れたデータを圧縮する圧縮化方法が知られている。この
ような辞書を用いた符号化法とは、可変長の文字列を固
定長の符号語に対応させることにより、入力データを圧
縮化する方法である。
【0003】また、入力されたデータに対して、予め決
められたキーを用いて暗号化する暗号化方法が広く知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧縮化方法では次のような問題点があった。即ち、平文
の内容によっては、圧縮文のサイズが平文のサイズより
大きくなってしまう問題である。例えば、ランダムなデ
ータや既に圧縮されているデータといった冗長性の少な
いデータは、圧縮文のサイズが平文のサイズより大きく
なりやすい。
【0005】また、従来の暗号化方法についても次のよ
うな問題があった。例えば、暗号化方法が第3者に知ら
れてしまうと、暗号化文が全て解読されてしまう問題が
あった。
【0006】このような点から、従来の圧縮化の問題と
暗号化の問題とを同時に解決できるデータ処理方法およ
び装置の実現が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉対象データに対して、予め決められたキーを
用いて暗号化処理を行い、次に暗号化処理を行ったデー
タに対して圧縮化処理を行うことを特徴とするデータ処
理方法。
【0008】〈構成2〉構成1に記載のデータ処理方法
において、平文に対して圧縮化処理を行い、その結果、
圧縮化処理後のデータサイズが、圧縮前のデータサイズ
より大きかった場合に、平文を対象データとすることを
特徴とするデータ処理方法。
【0009】〈構成3〉構成1記載のデータ処理方法に
おいて、先ず、平文に対して暗号化処理を行うことを特
徴とするデータ処理方法。
【0010】〈構成4〉構成1〜3のいずれかに記載の
データ処理方法において、暗号化処理を行ったデータに
対して圧縮化処理した結果、暗号化処理を行ったデータ
のデータサイズの方が小さかった場合は、暗号化処理し
たデータを処理結果のデータとすることを特徴とするデ
ータ処理方法。
【0011】〈構成5〉与えられたデータに対して、予
め決められたキーを用いて暗号化を行う暗号化処理部
と、平文を入力し、平文に対して圧縮化処理を行い、圧
縮化処理したデータの方が平文のデータサイズより大き
かった場合は、暗号化処理部で暗号化処理を行うデータ
として出力し、暗号化処理部から出力されたデータに対
しては再度圧縮化を行う圧縮化処理部とを備えたことを
特徴とするデータ処理装置。
【0012】〈構成6〉入力された平文に対して、予め
決められたキーを用いて暗号化を行う暗号化処理部と、
暗号化処理部で出力されたデータを入力し、このデータ
に対して圧縮化処理を行う圧縮化処理部とを備えたこと
を特徴とするデータ処理装置。
【0013】〈構成7〉構成5または6に記載のデータ
処理装置において、暗号化処理を行ったデータに対して
圧縮化処理した結果、暗号化処理を行ったデータのデー
タサイズの方が小さかった場合は、暗号化処理したデー
タを処理結果のデータとする圧縮化処理部を備えたこと
を特徴とするデータ処理装置。
【0014】〈構成8〉対象データに対して先ず圧縮化
を行い、その後、予め決められたキーを用いて暗号化処
理を行うことを特徴とするデータ処理方法。
【0015】〈構成9〉平文に対して先ず圧縮化処理と
暗号化処理を行うかを選択し、次に、圧縮化処理を行う
と選択して、平文に対して圧縮化処理を行った結果、圧
縮化処理後のデータサイズが、圧縮前のデータサイズよ
り大きかった場合、平文に対して暗号化処理を行うこと
を特徴とするデータ処理方法。
【0016】〈構成10〉構成8に記載のデータ処理方
法において、平文に対して圧縮化処理した結果、平文よ
りデータサイズが小さくなった場合は、平文と同一デー
タサイズになるよう、圧縮化処理後のデータに無効なデ
ータを付加し、暗号化処理を行うことを特徴とするデー
タ処理方法。
【0017】〈構成11〉構成9に記載のデータ処理方
法において、暗号化処理を行った後に圧縮化処理を行
い、その結果、圧縮化処理後のデータサイズが、暗号化
処理後のデータサイズより小さかった場合、圧縮化処理
後のデータに無効なデータを付加し、暗号化処理後のデ
ータと同一データサイズとすることを特徴とするデータ
処理方法。
【0018】〈構成12〉平文を入力し、この平文に対
して圧縮化処理を行う圧縮化処理部と、圧縮化処理部で
圧縮されたデータに対して暗号化処理を行う暗号化処理
部とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
【0019】〈構成13〉平文を入力し圧縮化処理を行
い、圧縮化処理後のデータサイズが平文より小さい場合
は、平文と同一データサイズになるよう、圧縮化処理後
のデータに無効なデータを付加し、このデータを出力デ
ータとする圧縮化処理部と、圧縮化処理部で圧縮化処理
を行った結果、圧縮後のデータサイズが平文より大きか
った場合は、平文に対して暗号化を行い、このデータを
出力データとする暗号化処理部とを備えたことを特徴と
するデータ処理装置。
【0020】〈構成14〉平文に対して圧縮化処理と暗
号化処理を行うかを選択するための圧縮化処理選択部
と、圧縮化処理選択部で圧縮化処理が選択された場合
は、平文に対して圧縮化処理を行い、圧縮化処理後のデ
ータサイズが平文より小さい場合は、平文と同一データ
サイズになるよう、圧縮化処理後のデータに無効なデー
タを付加し、このデータを出力データとする圧縮化処理
部と、圧縮化処理選択部で暗号化処理が選択された場合
および圧縮化処理部で圧縮化処理を行った結果、圧縮後
のデータサイズが平文より大きかった場合は、平文に対
して暗号化を行い、このデータを出力データとする暗号
化処理部とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて詳細に説明する。最初に本発明の原理を説明
する。
【0022】《本発明の原理》図2は本発明の原理を示
す説明図である。図中の(a)は元のデータ列を示し、
(b)は辞書データを示す。ここで、辞書データは元の
語に対して9ビットの符号語が対応しているとする。例
えば、(a)に示すように、データ列“…abcabc
dgm…”があった場合、辞書には、語“abc”に対
応する符号語“011101010”が存在する。ここ
で、各文字が8ビットで表されているとすると、24ビ
ットの語“abc”は、9ビットの符号語に置き換えら
れる。このように、データ列中の語で辞書に存在する語
が多ければ、元のデータ列よりもデータ量を少なくする
ことができる(即ち、圧縮される)。
【0023】一方、データ列中の“dgm”のように、
辞書中に存在しない語が多い場合は、各文字毎の符号語
に置き換えられる。例えば“d”“g”“m”では、各
文字の合計では24ビットのデータが、9ビット×3=
27ビットのデータとなり、圧縮化処理後のデータサイ
ズが逆に増えてしまうといった結果になる。
【0024】そこで、本発明では、圧縮化処理後のデー
タを暗号化したり、または、データ列を暗号化した後圧
縮化するといった処理を行う。このような処理を行うこ
とにより、単なる圧縮化処理を行うよりも、データサイ
ズの小さい圧縮文を多く作成することができる。例え
ば、データ列中の“dgm”のように、辞書中に存在し
ない語が多い場合でも、暗号化によって他の語(に相当
するデータ)に変換されるため、この語が辞書中に存在
した場合はデータサイズを小さくできる確率を高くする
ことができる。以下、このような原理を用いた本発明の
各具体例を説明する。
【0025】《具体例1》具体例1は、入力された平文
に対して圧縮化処理を行い、圧縮文サイズ>入力文サイ
ズであった場合は、圧縮文に対して暗号化処理を行うよ
うにしたものである。
【0026】図1は本発明のデータ処理方法の具体例1
を示すフローチャートであるが、この説明に先立ち、こ
のデータ処理方法を実現するデータ処理装置の説明を行
う。
【0027】〈構成〉図3は、具体例1のデータ処理装
置の構成図である。図中、(a)はデータ圧縮化/暗号
化装置、(b)は、(a)のデータ圧縮化/暗号化装置
と対になるデータ伸長化/復号化装置である。
【0028】図3(a)において、データ圧縮化/暗号
化装置は、一般的なパーソナルコンピュータ等からな
り、入力部1、圧縮化処理部2、暗号化処理部3、格納
部4からなる。
【0029】入力部1は、平文10を入力するためのキ
ーボード等の入力装置、あるいはネットワークを介して
平文10を入力するための通信インタフェース等から構
成されている。圧縮化処理部2は、入力部1よりの平文
10を入力し、この平文10に対して圧縮化処理を行う
機能部である。また、圧縮化処理部2は、圧縮化処理し
た結果、処理後のデータサイズが平文10のデータサイ
ズより大きかった場合は、暗号化処理部3に対して暗号
化処理を行うデータとして平文10を出力し、その後、
暗号化処理部3から出力された暗号文12に対しては再
度圧縮化を行う機能を有している。尚、圧縮化処理部2
における圧縮化処理は、例えば、LZ77符号やLZ7
8符号といった辞書を用いた符号化法により入力された
データを圧縮する既知の圧縮化方法を用いて行う。
【0030】暗号化処理部3は、圧縮化処理部2から出
力されたデータ(平文10)を入力し、このデータに対
して暗号化のためのキーを用いた既知の暗号化処理を行
って、その結果を暗号文12として圧縮化処理部2に出
力する機能部である。尚、本具体例の暗号化方法は、暗
号化処理前と暗号化処理後で文のサイズが変化しない方
法とする。
【0031】また、これら圧縮化処理部2および暗号化
処理部3は、圧縮化または暗号化を行うためのプログラ
ムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモリ等
で構成されている。
【0032】格納部4は、圧縮化処理部2から出力され
る格納文16(圧縮文11または圧縮暗号文13または
暗号文12)を格納するための装置であり、半導体メモ
リ、あるいはハードディスク等の外部記憶装置で構成さ
れている。
【0033】図3(b)に示すデータ伸長化/復号化装
置は、格納部4、伸長化処理部5、復号化処理部6、出
力部7からなる。格納部4は、上述したデータ圧縮化/
暗号化装置における格納部4と同様である。伸長化処理
部5は、データ圧縮化/暗号化装置における圧縮化処理
部2で圧縮したデータを伸長するための機能部であり、
単なる圧縮文11であった場合は、伸長化を行って平文
10とし、これを出力部7に出力し、一方、圧縮暗号文
13であった場合は、これを伸長した後、暗号文12と
して復号化処理部6に出力する機能を有している。
【0034】復号化処理部6は、伸長化処理部5からの
暗号文12を復号化すると共に、格納部4の格納文が暗
号文12であった場合は、これを復号化する機能部であ
る。また、これら伸長化処理部5および復号化処理部6
も、伸長化または復号化を行うためのプログラムと、こ
れを実行するためのプロセッサおよびメモリ等で構成さ
れている。
【0035】出力部7は、伸長化処理部5または復号化
処理部6から出力された平文10を出力するための装置
であり、ディスプレイやプリンタといった出力装置、あ
るいは外部に平文10を出力するための通信インタフェ
ース等から構成されている。
【0036】次に、本具体例のデータ処理方法である圧
縮化/暗号化方法を図1を用いて説明する。
【0037】〈動作〉図1において、格納部4への書込
処理では、先ず、入力部1より入力された平文10を圧
縮化処理部2に入力する(ステップS101)。圧縮化
処理部2では、平文10に対して圧縮化処理を行い(ス
テップS102)、得られた圧縮文と入力した平文との
データサイズを比較する(ステップS103)。
【0038】ステップS103において、圧縮文サイズ
≧入力文サイズであった場合は、暗号文12であるかを
判定し(ステップS4)、暗号文12でなかった場合
は、この入力文(平文10)を暗号化処理部3に出力
し、暗号化処理部3で暗号化を行う(ステップS10
5)。
【0039】暗号化処理部3から暗号文12を出力する
と、圧縮化処理部2は、この暗号文12に対して再度圧
縮化処理を行う(ステップS102)。そして、得られ
た圧縮文11と入力した平文10とのデータサイズを比
較し(ステップS103)、圧縮文サイズ≧入力文サイ
ズであった場合は、ステップS104に進んで暗号文1
2であるかを判定する。この場合は、既に暗号化された
文であるため、圧縮化処理部2は、格納文16として暗
号文12を格納部4に格納する(ステップS106)。
【0040】一方、ステップS103において、圧縮文
サイズ<入力文サイズであった場合、これがステップS
105で暗号化されたものであれば、その圧縮暗号文1
3を格納文16として格納部4に格納する(ステップS
107)。
【0041】また、ステップS103において圧縮文サ
イズ<入力文サイズであった場合は、単に圧縮文11を
格納文16としてもよく、このような場合は、圧縮文1
1を格納部4に格納する(ステップS107)。
【0042】次に図3(b)のデータ伸長化/復号化装
置の動作を説明する。図4は、伸長化および復号化処理
の動作フローチャートである。格納部4に格納された格
納文16から平文10を復元する場合、先ず、格納部4
より格納文16を読み出し(ステップS111)、これ
が圧縮文11(圧縮暗号文13も含む)であった場合
(ステップS112)、伸長化処理部5は、伸長化処理
を行う(ステップS113)。
【0043】そして、ステップS113の伸長化処理し
た文が暗号文12であった場合(ステップS114)、
伸長化処理部5はこれを復号化処理部6に出力する。復
号化処理部6は、所定の復号化処理を行い(ステップS
115)、その復号化データを平文10として出力部7
に出力する(ステップS116)。
【0044】一方、ステップS112において、格納文
16が圧縮文11ではなかった場合、即ち、圧縮されて
いない暗号文12であった場合は、そのまま、復号化処
理部6で復号化処理を行い(ステップS115)、その
復号化データを平文10として出力部7に出力する(ス
テップS116)。
【0045】また、ステップS113において伸長化処
理部5で伸長化処理を行い、その結果、暗号文12では
なかった場合(ステップS114)、伸長化処理部5は
伸長化データを平文10として出力部7に出力する(ス
テップS116)。
【0046】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、圧縮文サイズが平文サイズと同じか大きい場合は、
平文を暗号文とし、この暗号文を圧縮するようにしたの
で、圧縮のみの場合よりも、圧縮文を多く作成すること
ができる。また、格納部4に圧縮文や圧縮暗号文をラン
ダムに格納するようにすれば、格納部4の格納文がたと
え不正に伸長化や復号化されたとしても、平文と暗号文
または平文と圧縮文が混在することになるため、全ての
データを解読することは困難で、セキュリティの向上を
図ることができる。
【0047】また、平文に対して圧縮化処理を行い、そ
の結果、圧縮化処理後のデータサイズが圧縮前のデータ
サイズより大きかった場合にのみ、平文を暗号化した後
圧縮化処理を行うようにしたので、最初の圧縮化処理で
圧縮化処理後のデータサイズが圧縮前のデータサイズよ
り小さかった場合は、そのまま暗号化処理せずに処理結
果のデータとすることから、データ処理全体としての処
理時間の短縮化を図ることができる。
【0048】更に、暗号化処理を行ったデータに対して
圧縮化処理した結果、暗号化処理を行ったデータの方が
データサイズが小さかった場合は、暗号化処理したデー
タを処理結果のデータとするようにしたので、出力結果
としての暗号文のデータサイズが大きくなってしまうの
を抑えることができる。
【0049】《具体例2》具体例2は、平文を無条件に
暗号化し、その後、圧縮化処理を行うようにしたもので
ある。
【0050】〈構成〉図5は、具体例2の構成図であ
る。図中、(a)はデータ圧縮化/暗号化装置、(b)
は、(a)のデータ圧縮化/暗号化装置と対になるデー
タ伸長化/復号化装置である。
【0051】図5(a)において、データ圧縮化/暗号
化装置は、一般的なパーソナルコンピュータ等からな
り、入力部1、圧縮化処理部21、暗号化処理部31、
格納部4からなる。ここで、入力部1および格納部4の
機能については、具体例1と同様であるため、ここでの
説明は省略する。
【0052】暗号化処理部31は、入力部1よりの平文
10を入力し、この平文10に対して暗号化処理を行う
機能部である。本具体例の暗号化処理については、具体
例1の暗号化処理部3と同様の暗号化を行うよう構成さ
れている。
【0053】圧縮化処理部21は、暗号化処理部31か
ら出力されたデータに対して圧縮化処理を行う機能を有
している。また、圧縮化処理部21における圧縮化処理
についても、具体例1の圧縮化処理部2と同様に構成さ
れているとする。
【0054】また、これら圧縮化処理部21および暗号
化処理部31は、圧縮化または暗号化を行うためのプロ
グラムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモ
リ等で構成されている。
【0055】図5(b)に示すデータ伸長化/復号化装
置は、格納部4、伸長化処理部51、復号化処理部6
1、出力部7からなる。ここで、格納部4および出力部
7は、具体例1と同様の構成である。
【0056】伸長化処理部51は、具体例1における伸
長化処理部5と同様の伸長化処理を行う機能部であり、
格納文16が圧縮暗号文であった場合に、これを伸長し
た後、暗号文12として復号化処理部61に出力する機
能を有している。
【0057】復号化処理部61は、具体例1における復
号化処理部6と同様の復号化処理を行う機能部であり、
伸長化処理部51からの暗号文12を復号化すると共
に、格納部4の格納文が暗号文12であった場合は、こ
れを復号化する機能を有している。
【0058】また、これら伸長化処理部51および復号
化処理部61も、伸長化または復号化を行うためのプロ
グラムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモ
リ等で構成されている。
【0059】次に、本具体例のデータ処理方法を説明す
る。
【0060】〈動作〉図6は、データ処理方法を示すフ
ローチャートである。図中、(a)はデータ圧縮化/暗
号化方法、(b)はデータ伸長化/復号化方法を示して
いる。
【0061】図6(a)において、格納部4への書込処
理では、先ず、入力部1より入力された平文10を暗号
化処理部31に入力する(ステップS201)。暗号化
処理部31では、平文10に対して暗号化処理を行い
(ステップS202)、これを暗号文12として圧縮化
処理部21に出力する。
【0062】圧縮化処理部21では、圧縮化処理を行い
(ステップS203)、得られた圧縮暗号文13と入力
した暗号文12とのデータサイズを比較する(ステップ
S204)。このステップS204において、圧縮文サ
イズ≧暗号文サイズであった場合は、暗号文12を格納
文16として格納部4に格納する(ステップS20
5)。
【0063】一方、ステップS204において、データ
サイズが圧縮文サイズ<暗号文サイズであった場合、圧
縮化処理部21は、圧縮暗号文13を格納文16として
格納部4に格納する(ステップS206)。
【0064】次に、図6(b)のデータ伸長化/復号化
方法を説明する。格納部4に格納された格納文16から
平文10を復元する場合、先ず、格納部4より格納文1
6を読み出し(ステップS211)、これが圧縮暗号文
13であった場合(ステップS212)、伸長化処理部
51は、伸長化処理を行って(ステップS213)、伸
長データを暗号文12として復号化処理部61に出力す
る。
【0065】復号化処理部61では、伸長化処理部51
で伸長した暗号文12あるいは格納文16が暗号文12
であった場合は、その暗号文12を復号化し(ステップ
S214)、平文10として出力部7に送り、出力部7
から平文10を出力する(ステップS215)。
【0066】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、平文に対して暗号化を行い、その後、圧縮化処理を
行うようにしたので、具体例1と同様に、圧縮のみの場
合よりも、圧縮文を多く作成することができる。また、
格納部4に圧縮文や圧縮暗号文をランダムに格納するよ
うにすれば、格納部4の格納文がたとえ不正に伸長化さ
れたとしても、平文と暗号文が混在することになるた
め、全てのデータを解読することは困難で、セキュリテ
ィの向上を図ることができる。具体例2では、格納文は
必ず暗号化された文であるため、暗号化を重視する場合
に有効である。
【0067】《具体例3》具体例3は、圧縮化した後、
データサイズが小さくなった場合は、無効データを付加
して所定のデータサイズにした後、暗号化を行うように
したものである。
【0068】〈構成〉図7は、具体例3の構成図であ
る。図中、(a)はデータ圧縮化/暗号化装置、(b)
は、(a)のデータ圧縮化/暗号化装置と対になるデー
タ伸長化/復号化装置である。
【0069】図7(a)において、データ圧縮化/暗号
化装置は、一般的なパーソナルコンピュータ等からな
り、入力部1、圧縮化処理部22、暗号化処理部32、
格納部4からなる。ここで、入力部1および格納部4の
機能については、具体例1、2と同様であるため、ここ
での説明は省略する。
【0070】圧縮化処理部22は、入力部1よりの平文
10を入力し、この平文10に対して圧縮化処理を行う
機能部である。本具体例の圧縮化処理については、具体
例1の圧縮化処理部2や具体例2の圧縮化処理部21と
同様の圧縮化を行うよう構成されている。また、本具体
例の圧縮化処理部22は、圧縮化処理の結果、データサ
イズが小さくなった場合、無効データを付加して圧縮化
前のデータサイズと同一サイズのデータとして出力する
機能を有している。
【0071】図8は、圧縮化および暗号化のデータサイ
ズの説明図である。図示のように、平文10>圧縮文1
1となった場合、その差分に相当する無効データ17を
圧縮文11に追加し、平文10と同一データサイズの修
正圧縮文14を作成する。
【0072】一方、圧縮化処理の結果、データサイズが
小さくならなかった場合は、平文10を暗号化処理部3
2に対してそのまま出力するよう構成されている。
【0073】暗号化処理部32は、圧縮化処理部22か
ら出力されたデータに対して暗号化処理を行う機能を有
している。また、暗号化処理部32における暗号化処理
についても、具体例1の暗号化処理部3および具体例2
の暗号化処理部31と同様の処理を行うよう構成されて
いるとする。即ち、図8中の修正圧縮文14(または平
文10)と暗号修正圧縮文15に示すように、暗号化前
と暗号化後のデータサイズが変化しない暗号化処理を行
うよう構成されている。
【0074】また、これら圧縮化処理部22および暗号
化処理部32は、圧縮化または暗号化を行うためのプロ
グラムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモ
リ等で構成されている。
【0075】図7(b)に示すデータ伸長化/復号化装
置は、格納部4、伸長化処理部52、復号化処理部6
2、出力部7からなる。ここで、格納部4および出力部
7は、具体例1および2と同様の構成である。
【0076】伸長化処理部52は、具体例1の伸長化処
理部5や具体例2の伸長化処理部51と同様の伸長化処
理を行う機能部であり、復号化処理部62で復号化され
た修正圧縮文14を伸長し、平文10として出力部7に
出力する機能を有している。あるいは、伸長化処理部5
2は、復号化処理部62からのデータを伸長化した結
果、これが平文10であった場合は、その旨のデータを
復号化処理部62に通知する機能(図示せず)を有して
いる。
【0077】復号化処理部62は、具体例1、2の復号
化処理部6、61と同様の復号化処理を行う機能部であ
り、格納文16を復号化し、処理したデータを伸長化処
理部52に出力する機能を有している。あるいは、伸長
化処理部52より伸長化したデータが平文10であった
場合は、伸長化処理部52からのその旨の指示により、
平文10を出力部7に出力する機能を有している。
【0078】また、これら伸長化処理部51および復号
化処理部61も、伸長化または復号化を行うためのプロ
グラムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモ
リ等で構成されている。
【0079】次に、本具体例のデータ処理方法を説明す
る。 〈動作〉図9は、データ処理方法を示すフローチャート
である。図中、(a)はデータ圧縮化/暗号化方法、
(b)はデータ伸長化/復号化方法を示している。
【0080】図9(a)において、格納部4への書込処
理では、先ず、入力部1より入力された平文10を圧縮
化処理部22に入力する(ステップS301)。圧縮化
処理部22では、平文10に対して圧縮化処理を行う
(ステップS302)。ここで、圧縮文サイズ<平文サ
イズであった場合(ステップS303)は、平文10と
同一サイズになるよう圧縮文に無効データを追加し、修
正圧縮文14を作成する(ステップS304)。そし
て、この修正圧縮文14を暗号化処理部32に出力す
る。一方、ステップS303において、圧縮文サイズ≧
平文サイズであった場合は、この平文10をそのまま暗
号化処理部32に出力する。
【0081】修正圧縮文14または平文10を受け取っ
た暗号化処理部32は、所定の暗号化処理を行う(ステ
ップS305)。そして、暗号化処理した暗号修正圧縮
文15または暗号文12を格納部4に格納する(ステッ
プS306)。
【0082】次に、図9(b)のデータ伸長化/復号化
方法を説明する。格納部4に格納された格納文16から
平文10を復元する場合、先ず、格納部4より格納文1
6を読み出し(ステップS311)、復号化処理部62
は、これを復号化する(ステップS312)。
【0083】そして、伸長化処理部52では、復号化処
理部62から受け取ったデータが修正圧縮文14である
かを判定する(ステップS313)。ステップS313
において、修正圧縮文14であった場合は、伸長化処理
を行う(ステップS314)。伸長化処理の結果得られ
た平文10を出力部7に送出し、出力部7より出力する
(ステップS315)。
【0084】尚、上記ステップS313〜ステップS3
15の処理は実際には次のように行う。例えば、平文1
0のデータサイズを一定の値に設定する。そして、復号
化されたデータを先頭から伸長化し、そのサイズが平文
10のデータサイズと同一であったならば、伸長化前の
データは圧縮されていない平文10であると判断する。
一方、伸長化の途中で平文サイズになった場合、これは
修正圧縮文14であり、これ以降の伸長化文は付加され
た余分なデータであると判定する。
【0085】また、伸長化処理部52において伸長化処
理を行い、データサイズが平文サイズであった場合は、
復号化処理部62からの出力データは平文10であるた
め、その旨の指示を伸長化処理部52より復号化処理部
62に対して行い、復号化処理部62より平文10を出
力するようにしてもよい。
【0086】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、平文を圧縮した結果、圧縮文サイズ<平文サイズで
あった場合、圧縮文に無効データを付加して平文サイズ
として暗号化するようにしたので、復号化できたとして
も、無効データを含んでいるため全部を解読することは
難しく、従って、データのセキュリティを高めることが
できる。
【0087】また、複数の平文10をひとかたまりのデ
ータと考えた場合、格納文16では、暗号文12と暗号
修正圧縮文15とが混在することになるため、たとえ、
暗号方法が不正に解読されても、全ての文を解読するこ
とは困難であり、従って、セキュリティの高いデータと
することができる。
【0088】《具体例4》具体例4は、圧縮するか否か
を選択できるようにし、圧縮しない場合および圧縮後の
データサイズが平文サイズ以上であった場合は平文を暗
号化して出力し、一方、圧縮後のデータサイズが平文サ
イズ未満であった場合は、無効データを付加して平文サ
イズと同一の修正圧縮文として出力するようにしたもの
である。
【0089】〈構成〉図10は、具体例4の構成図であ
る。図中、(a)はデータ圧縮化/暗号化装置、(b)
は、(a)のデータ圧縮化/暗号化装置と対になるデー
タ伸長化/復号化装置である。
【0090】図10(a)において、データ圧縮化/暗
号化装置は、一般的なパーソナルコンピュータ等からな
り、入力部1、圧縮化処理部23、暗号化処理部33、
格納部4、圧縮化処理選択部8からなる。ここで、入力
部1および格納部4の機能については、上記各具体例と
同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0091】圧縮化処理部23は、入力部1よりの平文
10を入力し、この平文10に対して圧縮化処理を行う
機能部である。本具体例の圧縮化処理については、上記
各具体例の圧縮化処理部2、21、22と同様の圧縮化
を行うよう構成されている。また、本具体例の圧縮化処
理部23は、具体例3の圧縮化処理部22と同様、圧縮
化処理の結果、データサイズが小さくなった場合、無効
データを付加して圧縮化前のデータサイズと同一サイズ
のデータとして出力する機能を有している。
【0092】一方、圧縮化処理の結果、データサイズが
小さくならなかった場合は、平文10を暗号化処理部3
3に対して出力するよう構成されている。
【0093】暗号化処理部33は、平文10または圧縮
化処理部23から出力されたデータに対して暗号化処理
を行う機能を有している。また、暗号化処理部33にお
ける暗号化処理についても、上記各具体例の暗号化処理
部3、31、32と同様の処理を行うよう構成されてい
るとする。即ち、図8中の修正圧縮文14(または平文
10)と暗号修正圧縮文15に示すように、暗号化前と
暗号化後のデータサイズが変化しない暗号化処理を行う
よう構成されている。
【0094】圧縮化処理選択部8は、圧縮処理を行うか
否かを選択するための機能部であり、ユーザによって指
定できるようになっている。具体的には、ディスプレイ
やキーボードあるいはマウス等の入出力機器と、選択制
御を行うためのプログラムやプロセッサおよびメモリ等
の制御部からなる。
【0095】また、上記圧縮化処理部23および暗号化
処理部33は、圧縮化または暗号化を行うためのプログ
ラムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモリ
等で構成されている。
【0096】図10(b)に示すデータ伸長化/復号化
装置は、格納部4、伸長化処理部53、復号化処理部6
3、出力部7からなる。ここで、格納部4および出力部
7は、各具体例と同様の構成である。
【0097】伸長化処理部53は、各具体例の伸長化処
理部5、51、52と同様の伸長化処理を行う機能部で
あり、格納文16が修正圧縮文14であった場合は、こ
れを伸長化すると共に、無効データを削除して平文10
を出力する機能を有している。あるいは、伸長化処理部
53は、格納文16を伸長化処理した結果、これが平文
10と同一サイズであった場合は、その旨のデータを復
号化処理部63に通知する機能を有している。
【0098】復号化処理部63は、各具体例の復号化処
理部6、61、62と同様の復号化処理を行う機能部で
あり、暗号文12を復号化し、得られた平文10を出力
部7に出力する機能を有している。即ち、伸長化処理部
53で伸長化したデータが平文10と同一サイズであっ
た場合は、格納文16は圧縮化されていないデータであ
るため、暗号文12を復号化し、得られた平文10を出
力部7に出力する機能を有している。
【0099】また、これら伸長化処理部53および復号
化処理部63も、伸長化または復号化を行うためのプロ
グラムと、これを実行するためのプロセッサおよびメモ
リ等で構成されている。
【0100】次に、本具体例のデータ処理方法を説明す
る。 〈動作〉図11は、データ処理方法を示すフローチャー
トである。図中、(a)はデータ圧縮化/暗号化方法、
(b)はデータ伸長化/復号化方法を示している。
【0101】図11(a)において、格納部4への書込
処理では、先ず、入力部1より平文10を入力し(ステ
ップS401)、圧縮化処理選択部8によって、圧縮化
処理を行うかを選択する(ステップS402)。ここ
で、圧縮化処理は行わないと選択された場合は、暗号化
処理部33によって所定の暗号化処理を行い(ステップ
S403)、得られた暗号文12を格納部4に格納する
(ステップS404)。
【0102】一方、圧縮化処理選択部8によって、圧縮
処理を行うよう選択された場合は、圧縮化処理部23が
圧縮処理を行う(ステップS405)。この圧縮処理の
結果、圧縮文サイズ<平文サイズであった場合(ステッ
プS406)は、平文と同一サイズになるよう圧縮文に
無効データを追加し、修正圧縮文14を作成する(ステ
ップS407)。そして、この修正圧縮文14を格納部
4に格納する(ステップS408)。一方、ステップS
406において、圧縮文サイズ≧平文サイズであった場
合は、圧縮文は出力せず、ステップS403に移行し、
平文10を暗号化処理部33で処理する。
【0103】次に、図11(b)のデータ伸長化/復号
化方法を説明する。格納部4に格納された格納文16か
ら平文10を復元する場合、先ず、格納部4より格納文
16を読み出し(ステップS411)、修正圧縮文14
であるかを判定する(ステップS412)。このステッ
プS412において、修正圧縮文14でなかった場合
は、復号化処理部63によって復号化を行い(ステップ
S413)、得られたデータを平文10として出力する
(ステップS415)。
【0104】一方、ステップS412において、修正圧
縮文14であった場合は、伸長化処理部53が伸長化処
理を行う(ステップS414)。そして、得られた平文
10を出力部7より出力する(ステップS415)。
【0105】尚、上記ステップS412〜ステップS4
14の処理は実際には次のように行う。例えば、平文1
0のデータサイズを一定の値に設定する。そして、格納
文16を伸長化し、そのサイズが平文10のデータサイ
ズと同一であったならば、格納文16は圧縮されていな
い暗号文12であると判断し、その旨の情報を復号化処
理部63に出力する。これにより、復号化処理部63
は、格納文16を暗号文12として復号化する。
【0106】一方、伸長化処理部53における伸長化処
理の結果、平文サイズ以上になった場合、格納文16は
修正圧縮文14であると判定し、平文サイズ以上のデー
タは付加された余分なデータであると判定する。そし
て、平文サイズまでの部分が平文10であるとして出力
部7に送出する。
【0107】〈効果〉以上のように、具体例4によれ
ば、圧縮化と暗号化を選択できるようにしたので、用途
に応じて圧縮化と暗号化を選択することができる。例え
ば、圧縮化処理および暗号化処理はそれぞれある程度の
処理時間を要するため、システムとしての処理の高速化
を図る場合には、一方の処理のみとする、といったよう
に用途等に応じて柔軟に対処することができる。
【0108】また、平文を圧縮した結果、圧縮文サイズ
<平文サイズであった場合、圧縮文に無効データを付加
し、修正圧縮文として出力するようにしたので、単なる
圧縮文ではなく、無効データを含んでいるため全部を解
読することは難しく、従って、データのセキュリティを
高めることができる。
【0109】また、具体例3と同様に、複数の平文10
をひとかたまりのデータと考えた場合、格納文16で
は、暗号文12と暗号修正圧縮文15とが混在すること
になるため、たとえ、暗号方法が不正に解読されても、
全ての文を解読することは困難であり、従って、セキュ
リティの高いデータとすることができる。
【0110】尚、上記具体例4において、ステップS4
02で圧縮化処理を行うよう選択し、その後圧縮文サイ
ズ≧暗号文サイズであったため、ステップS403で暗
号化処理を行った場合、その後再度圧縮化処理を行うよ
う構成してもよい。そして、その結果得られたデータの
サイズが、再圧縮処理前(暗号化処理後)のデータサイ
ズより小さかった場合は、圧縮化処理後のデータに無効
なデータを付加し、暗号化処理後のデータと同一データ
サイズとするようにしてもよい。このようにすることに
より、更に、データのセキュリティを高めることができ
る。
【0111】《利用形態》上記各具体例では、格納文1
6を格納部4に格納するようにしたが、格納以外の用
途、例えば、格納部4を通信インタフェース等として、
格納文16を外部に送信するよう構成してもよい。
【0112】また、上記各具体例において、圧縮化処理
部2、21、22、23および暗号化処理部3、31、
32、33はそれぞれ同一の圧縮化処理および暗号化処
理を行うよう構成したが、具体例毎に異なる圧縮化方法
および暗号化方法を用いるよう構成してもよい。
【0113】更に、上記具体例3、4において、暗号化
処理や圧縮化処理を複数回行うようにしてもよい。
【0114】具体例3、4において、一定のサイズで平
文かどうかを判断する以外の方法で判断しても良い。例
えば、圧縮文であることを示すフラグを付加しておくと
いった手段を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例1のデータ処理方法を示すフロ
ーチャートである。
【図2】本発明のデータ処理方法の原理を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の具体例1のデータ処理装置の構成図で
ある。
【図4】本発明の具体例1のデータ処理方法における伸
長化および復号化処理の動作フローチャートである。
【図5】本発明の具体例2のデータ処理装置の構成図で
ある。
【図6】本発明の具体例2のデータ処理方法のフローチ
ャートである。
【図7】本発明の具体例3のデータ処理装置の構成図で
ある。
【図8】本発明の具体例3における圧縮化および暗号化
のデータサイズの説明図である。
【図9】本発明の具体例3のデータ処理方法のフローチ
ャートである。
【図10】本発明の具体例4のデータ処理装置の構成図
である。
【図11】本発明の具体例4のデータ処理方法のフロー
チャートである。
【符号の説明】
2、21、22、23 圧縮化処理部 3、31、32、33 暗号化処理部 8 圧縮化処理選択部 10 平文 11 圧縮文 12 暗号文 13 暗号圧縮文 14 修正圧縮文 15 暗号修正圧縮文 16 格納文

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象データに対して、予め決められたキ
    ーを用いて暗号化処理を行い、次に前記暗号化処理を行
    ったデータに対して圧縮化処理を行うことを特徴とする
    データ処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ処理方法におい
    て、 平文に対して圧縮化処理を行い、その結果、当該圧縮化
    処理後のデータサイズが、圧縮前のデータサイズより大
    きかった場合に、前記平文を対象データとすることを特
    徴とするデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ処理方法におい
    て、 先ず、平文に対して暗号化処理を行うことを特徴とする
    データ処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のデータ
    処理方法において、 暗号化処理を行ったデータに対して圧縮化処理した結
    果、前記暗号化処理を行ったデータのデータサイズの方
    が小さかった場合は、前記暗号化処理したデータを処理
    結果のデータとすることを特徴とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 与えられたデータに対して、予め決めら
    れたキーを用いて暗号化を行う暗号化処理部と、 平文を入力し、当該平文に対して圧縮化処理を行い、圧
    縮化処理したデータの方が前記平文のデータサイズより
    大きかった場合は、前記暗号化処理部で暗号化処理を行
    うデータとして出力し、当該暗号化処理部から出力され
    たデータに対しては再度圧縮化を行う圧縮化処理部とを
    備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 入力された平文に対して、予め決められ
    たキーを用いて暗号化を行う暗号化処理部と、 前記暗号化処理部で出力されたデータを入力し、当該デ
    ータに対して圧縮化処理を行う圧縮化処理部とを備えた
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のデータ処理装
    置において、 暗号化処理を行ったデータに対して圧縮化処理した結
    果、前記暗号化処理を行ったデータのデータサイズの方
    が小さかった場合は、前記暗号化処理したデータを処理
    結果のデータとする圧縮化処理部を備えたことを特徴と
    するデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 対象データに対して先ず圧縮化を行い、
    その後、予め決められたキーを用いて暗号化処理を行う
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  9. 【請求項9】 平文に対して先ず圧縮化処理と暗号化処
    理を行うかを選択し、 次に、前記圧縮化処理を行うと選択して、前記平文に対
    して圧縮化処理を行った結果、当該圧縮化処理後のデー
    タサイズが、圧縮前のデータサイズより大きかった場
    合、前記平文に対して暗号化処理を行うことを特徴とす
    るデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のデータ処理方法にお
    いて、 平文に対して圧縮化処理した結果、前記平文よりデータ
    サイズが小さくなった場合は、当該平文と同一データサ
    イズになるよう、前記圧縮化処理後のデータに無効なデ
    ータを付加し、暗号化処理を行うことを特徴とするデー
    タ処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のデータ処理方法にお
    いて、 暗号化処理を行った後に圧縮化処理を行い、その結果、
    当該圧縮化処理後のデータサイズが、前記暗号化処理後
    のデータサイズより小さかった場合、前記圧縮化処理後
    のデータに無効なデータを付加し、前記暗号化処理後の
    データと同一データサイズとすることを特徴とするデー
    タ処理方法。
  12. 【請求項12】 平文を入力し、当該平文に対して圧縮
    化処理を行う圧縮化処理部と、 前記圧縮化処理部で圧縮されたデータに対して暗号化処
    理を行う暗号化処理部とを備えたことを特徴とするデー
    タ処理装置。
  13. 【請求項13】 平文を入力し圧縮化処理を行い、当該
    圧縮化処理後のデータサイズが前記平文より小さい場合
    は、当該平文と同一データサイズになるよう、前記圧縮
    化処理後のデータに無効なデータを付加し、このデータ
    を出力データとする圧縮化処理部と、 前記圧縮化処理部で圧縮化処理を行った結果、圧縮後の
    データサイズが平文より大きかった場合は、当該平文に
    対して暗号化を行い、このデータを出力データとする暗
    号化処理部とを備えたことを特徴とするデータ処理装
    置。
  14. 【請求項14】 平文に対して圧縮化処理と暗号化処理
    を行うかを選択するための圧縮化処理選択部と、 前記圧縮化処理選択部で圧縮化処理が選択された場合
    は、平文に対して圧縮化処理を行い、当該圧縮化処理後
    のデータサイズが前記平文より小さい場合は、当該平文
    と同一データサイズになるよう、前記圧縮化処理後のデ
    ータに無効なデータを付加し、このデータを出力データ
    とする圧縮化処理部と、 前記圧縮化処理選択部で暗号化処理が選択された場合お
    よび前記圧縮化処理部で圧縮化処理を行った結果、圧縮
    後のデータサイズが平文より大きかった場合は、当該平
    文に対して暗号化を行い、このデータを出力データとす
    る暗号化処理部とを備えたことを特徴とするデータ処理
    装置。
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