JP2000077627A - 半導体素子 - Google Patents

半導体素子

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JP2000077627A
JP2000077627A JP10354073A JP35407398A JP2000077627A JP 2000077627 A JP2000077627 A JP 2000077627A JP 10354073 A JP10354073 A JP 10354073A JP 35407398 A JP35407398 A JP 35407398A JP 2000077627 A JP2000077627 A JP 2000077627A
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JP
Japan
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oxide film
semiconductor device
gate oxide
gate
gate electrode
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Withdrawn
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JP10354073A
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English (en)
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Shigeki Tomishima
茂樹 冨嶋
Tsukasa Oishi
司 大石
Hiroki Shimano
裕樹 島野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザでブローする必要のないアドレスプロ
グラム素子を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に第1の薄いゲート酸化
膜2を形成し、その上に第1のゲート電極3を形成し、
その上に厚い第2のゲート酸化膜4を形成し、さらにそ
の上に第2のゲート電極5を形成し、このような素子を
逆極性のMOSトランジスタと直列接続し、さらに交差
接続してラッチ回路を構成し、プログラムしたいデータ
と逆データをプログラム素子に書込み、電源立上げ時に
ラッチの重みが変化していることでプログラムされた情
報を読出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体素子に関
し、特に、半導体装置の冗長判定用の半導体素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、SRAMやDRAMなどのよ
うな半導体記憶装置は製造における歩留りを向上させる
ために冗長回路を備えている。製造された半導体記憶装
置に欠陥が存在するとき、その半導体記憶装置は冗長回
路の機能により救済される。すなわち、従来の半導体記
憶装置では、欠陥メモリセルを含む行または列が、予め
定められたスペア行または列と機能的に置き換えられ
る。そのために半導体記憶装置には、スペア用のメモリ
セルと、欠陥が存在する位置を示す欠陥アドレスをプロ
グラムするためのアドレスプログラム回路とが設けられ
る。
【0003】図20は従来の冗長判定回路を示す図であ
る。図20において、プリチャージ回路120はコモン
ノード121をプリチャージするものであり、このコモ
ンノード121に相補アドレス信号が入力される。コモ
ンノード121と接地間には、ヒューズ110とnチャ
ネルMOSトランジスタ100〜ヒューズ118とnチ
ャネルMOSトランジスタ108の直列回路が並列に接
続される。各nチャネルMOSトランジスタ100〜1
08のゲートにはアドレス信号が入力される。
【0004】このような冗長判定回路において、欠陥ア
ドレスをプログラムするために、レーザを用いて各ヒュ
ーズ110〜118のいずれかがブローされる。ヒュー
ズが切れていなければ、対応するアドレス信号が入力さ
れて対応のnチャネルMOSトランジスタが導通してプ
リチャージされた電圧が放電されてコモンノード121
の電位が低下する。しかし、ヒューズがブローされてい
れば、対応のnチャネルMOSトランジスタが導通して
も放電されない。
【0005】図21は図20に示したアドレスプログラ
ム回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【0006】図21(a)のクロックサイクルで、コマ
ンド信号により図21(b)に示すバンク活性化信号が
「H」レベルになると、図21(c)に示すバンクフラ
グが「H」レベルになり、プリチャージ信号/PCが一
時的にオフにするために「H」レベルにされる。ここで
入力された相補アドレスとプログラムされたアドレスと
が一致すると、図21(e)に示す比較結果MISSの
電位は変わらず、図21(g)に示すスペア用メモリセ
ルのワード線SWLが活性化される。しかし、入力され
た相補アドレスとプログラムされたアドレスとが一致し
ていなければ、比較結果MISSの電位が変化し、図2
1(f)に示す通常のメモリセルのワード線MWLが活
性化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図20
に示すようなヒューズ110〜118をブローしてプロ
グラムするためには、ブローするためのレーザ装置など
が必要であり、そのための余分な投資が必要になってく
るという問題点があった。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、ヒ
ューズをブローする必要がなく、比較的容易にプログラ
ムが可能な半導体素子を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
半導体素子であって、半導体基板上に形成される2種類
の厚みの異なるゲート酸化膜と、ゲート酸化膜の上に形
成されるゲート電極を含み、2種類のゲート酸化膜はそ
れぞれが重なる領域を含む。
【0010】請求項2に係る発明では、請求項1の2種
類の厚みの異なるゲート酸化膜は、上層となるゲート酸
化膜と、下層となるゲート酸化膜とを含み、ゲート電極
は上層のゲート酸化膜と下層のゲート酸化膜のそれぞれ
の上に形成されるゲート電極を含み、上層のゲート酸化
膜とゲート電極とからなるゲート構造の一部と、下層の
ゲート酸化膜とゲート電極とからなるゲート構造が異な
る。
【0011】請求項3に係る発明では、請求項2の半導
体素子はプログラム素子を形成する。
【0012】請求項4に係る発明では、請求項2の下層
のゲート構造はトランジスタのフローティング構造を形
成する。
【0013】請求項5に係る発明では、請求項4のフロ
ーティング構造のトランジスタはそのしきい値を変更す
ることによってプログラムするプログラム素子を形成す
る。
【0014】請求項6に係る発明では、請求項5のプロ
グラム素子はラッチ回路の一部に使用される。
【0015】請求項7に係る発明では、請求項6のラッ
チ回路にはプログラムデータと逆のデータが書込まれて
プログラムされる。
【0016】請求項8に係る発明では、請求項6のラッ
チ回路に流れ込む電流を制限するための素子を含む。
【0017】請求項9に係る発明では、請求項4のフロ
ーティング構造のトランジスタはソースドレイン領域を
含み、さらに上層のゲート電極と下層のゲート電極とソ
ース領域とドレイン領域に接続される4つのノードを含
む。
【0018】請求項10に係る発明では、請求項9の下
層のゲート電極のノードはある電位に充電されるととも
に、ソース電極のノードがある電位に充電され、ドレイ
ン領域のノードにアドレス信号が入力され、上層のゲー
ト電極のノードが高電位にされたとき、ソース電極のノ
ードは低電位になっていれば下層のゲート酸化膜の破壊
されていないことが判別され、ソース電極のノードが高
電位になっていれば、下層のゲート酸化膜が破壊されて
プログラムされたことが判別される。
【0019】請求項11に係る発明では、ゲート酸化膜
とその上に形成されるゲート電極とからなる上層のゲー
ト構造と、ゲート構造の下層の一部に形成されるゲート
酸化膜を含む。
【0020】請求項12に係る発明では、請求項11の
半導体素子はプログラム素子を形成する。
【0021】請求項13に係る発明では、請求項12の
プログラム素子は下層の一部に形成されるゲート酸化膜
を破壊することによってプログラムされる。
【0022】請求項14に係る発明では、請求項13の
プログラム素子はラッチ回路の一部に使用される。
【0023】請求項15に係る発明では、請求項14の
ラッチ回路にはプログラムデータと逆のデータが書込ま
れてプログラムされる。
【0024】請求項16に係る発明では、請求項15の
ラッチ回路に流れ込む電流を制限するための素子を含
む。
【0025】請求項17に係る発明はアドレスをプログ
ラムするための半導体素子であって、半導体基板上に形
成される厚い第1のゲート酸化膜と、その上に形成され
る薄い第2のゲート酸化膜とを備え、厚い第1のゲート
酸化膜の一部が削除され、その部分に薄い第2のゲート
酸化膜が形成され、さらにその上にゲート電極が形成さ
れたトランジスタを含む。
【0026】請求項18に係る発明では、請求項17の
トランジスタのチャネル領域とゲート電極との間でプロ
グラムされる。
【0027】請求項19に係る発明では、請求項17の
トランジスタはアレイ状に配列される。
【0028】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のア
ドレスプログラム素子の断面構造および製造工程を示す
図である。
【0029】図1において、この発明の一実施形態のア
ドレスプログラム素子は、薄い酸化膜と厚い酸化膜の2
種類のゲート酸化膜を有している。すなわち、図1
(b)に示すように、半導体基板1上に活性領域と分離
領域を形成した後、薄い酸化膜(ゲート酸化膜)2が生
成され、その上にゲート電極3が形成される。ゲート電
極3の電極材料としては、たとえばポリシリコン,Ti
Si,WSi,メタルなどが用いられる。
【0030】ゲート電極3は図1(c)に示すように、
パターニングされた後、図1(d)に示すように半導体
基板1とゲート電極3とを覆うように厚い酸化膜4が形
成され、さらにその上に再びゲート電極5が形成され、
これらが図1(e)に示すようにパターニングされる。
それによって、図1(a)に示すように、1段目のゲー
ト電極3と2段目のゲート電極5との二重構造を有する
プログラム素子が構成される。
【0031】なお、図1に示した例では、1段目のゲー
ト電極3が2段目のゲート電極5とオーバラップして部
分的に覆うようにしているが、2段目のゲート電極5全
体によって覆われるようにしてもよい。これらの構成に
は、その後ウェルやソースドレインなどトランジスタの
形成に必要な工程が付加されるが、ここでは図示を省略
している。
【0032】図2はこの発明の他の実施形態のアドレス
プログラム素子の断面構造および製造工程を示す図であ
る。
【0033】まず、図2(b)に示すように、半導体基
板1上に薄い酸化膜のゲート酸化膜2が形成された後、
図2(c)に示すようにパターニングされる。その後、
図2(d)に示すように、次の厚い酸化膜を覆いたくな
い部分にレジスト6が形成される。そして、レジスト6
を除いた部分に厚い酸化膜4が形成され、その後レジス
ト6が除去され、その上に図2(e)に示すようなゲー
ト電極5が形成される。そして、これが図2(f)に示
すようにパターニングされ、図2(a)に示すようにゲ
ート構造の中で部分的にゲート酸化膜の薄い部分と厚い
部分とが形成される。
【0034】さらに、図1と同様にして、これらの構造
にはウェルやソースドレインなどトランジスタ形成に必
要な工程が付加されるが、その説明は省略する。
【0035】図3はこの発明のさらに他の実施形態のア
ドレスプログラム素子の断面構造および製造工程を示す
図である。この実施形態は、まず厚い酸化膜を形成し、
続いて薄い酸化膜と電極とを形成するものである。すな
わち、図3(b)に示すように、半導体基板1上に活性
領域と分離領域を生成した後、厚い酸化膜(ゲート酸化
膜)3が形成される。そして、図3(c)に示すよう
に、ゲート酸化膜3がパターニングされ、図3(d)に
示すように薄い酸化膜2が全体に形成される。さらに、
その上にゲート電極5が形成され、これらをパターニン
グすることによって、ゲート構造の中で部分的にゲート
酸化膜が薄い部分と厚い部分が形成される。このとき、
厚い酸化膜4の除去領域が微小であると、次の薄い酸化
膜2の厚さにムラが生じる。このムラを微小領域の部分
で薄くなるようにすることができる。これらの構造に
は、その後ウェルやソースドレインなどトランジスタ形
成に必要な工程が付加されるが、その説明を省略する。
【0036】図4は図3に示したアドレスプログラム素
子を別方向から見た断面図である。この発明による構造
をプログラム素子として利用する場合には、電界を加え
ることによってソースドレイン領域から延びるチャネル
7とゲート電極5の間に形成される薄い酸化膜21が破
壊される。
【0037】図5は図4に示したプログラム素子の上面
図である。図4に示したように、厚い酸化膜3が薄い酸
化膜21を囲む形になっており、破壊された部分のリー
ドはゲート電極51に正の電圧を印加したときに、ゲー
トリーク電流としてオンした厚い酸化膜3のチャネルを
介して活性領域8で検出される。
【0038】図6は図5に示したプログラム素子をアレ
イ状に配置した上面図である。図6において、多数のア
ドレスプログラム素子10がx,y方向に配置されてい
る。なお、各アドレスプログラム素子10の活性領域5
1は図5では素子の両側に形成されていたが、この図6
では片側にしか形成されていない。各活性領域51はy
方向に延びる配線21に接続され、チャネル領域はx方
向に延びるゲート配線22に接続されている。
【0039】これらのアドレスプログラム素子10をプ
ログラムするときには、各ゲートと各活性領域51を接
続する配線21と22との間に電圧を印加して電界をか
けることによって薄い酸化膜21が破壊される。たとえ
ば、アドレスプログラム素子10がnチャネルMOSで
形成されていれば、対応する素子のゲート配線22に正
電圧をかけてチャネルを形成し、配線21側に負電圧を
印加して電界が大きくされる。
【0040】他のプログラム素子には、対応のゲート配
線22に正電圧がかけられていれば、対応の配線21が
接地されることによって、かかる電界が小さくされ、そ
れによってプログラムされることはない。また、配線2
1に負電圧の印加された他の素子は、ゲート配線22を
接地することによって、電界が小さくされてそれによっ
てプログラムされることはない。
【0041】逆に、アドレスプログラム素子10がpチ
ャネルMOSであれば、上述とは逆の電圧を印加すれば
よい。
【0042】図7は図6のようにプログラムされた素子
の読出方法を説明するための図である。
【0043】図7において、ラインS1〜S4と、ライ
ンM1およびM2のそれぞれの交点にこの発明によるア
ドレスプログラム素子10が接続されている。なお、図
7において●が破壊された酸化膜を有する素子であり、
○は酸化膜が破壊されていない素子である。ラインM
1,M2にはそれぞれコンパレータ31,32が接続さ
れていて、コンパレータ31,32はラインM1,M2
から与えられる信号と基準電位とを比較する。
【0044】ラインS1〜S4に入力される入力信号
が、S1=H,S2=L,S3=H,S4=Lであれ
ば、ラインM1側は「H」レベルの印加される素子が破
壊されていないので、リーク電流がラインS系統からラ
インM1に発生しない。しかし、ラインM2側は素子1
0aを介してリーク電流がラインM2に生じる。これが
コンパレータ31,32で基準電位と比較され、コンパ
レータ31から「HIT」,コンパレータ32によって
「MISS」が判別される。
【0045】図8は図1に示した素子を用いたラッチ回
路の電気回路図である。図8(a)に示すように、薄い
酸化膜を有する素子51,52をnチャネルMOSで形
成し、これらとpチャネルMOSトランジスタ53,5
4とによってクロスカップル接続される。そして、読
出,書込選択用のアクセストランジスタ55,56がそ
れぞれクロスカップ接続点に接続される。pチャネルM
OSトランジスタ53,54のソースには電源電圧が与
えられ、プログラム素子51,52のソース側には電源
電位と接地電位とを切換えるためのスイッチ60が接続
される。
【0046】素子51,52をプログラムするときに
は、プログラムしたいデータと逆のデータがアクセスト
ランジスタ55,56を介してラッチ回路に書込まれ
る。たとえば、図8(b)に示すように、アクセストラ
ンジスタ55を介して「L」レベル信号がラッチ回路に
与えられ、「H」レベル信号がアクセストランジスタ5
6を介してラッチ回路に与えられる。
【0047】そして、スイッチ60が電源電位側に切換
えられ、「H」レベル信号がそのゲートに印加される。
その結果素子51に電流が流れ、薄い酸化膜を介してフ
ローティングなゲートに電子が流れ込み、蓄積される。
このため、素子51の見掛け上のしきい値が上昇し、駆
動能力が低下する。
【0048】リード時には図8(c)に示すようにスイ
ッチ60が接地電位側に切換えられる。そして、電源を
接地電位から徐々に変えていくと、プログラムした素子
51のしきい値が高くなっているので、素子51のドレ
インを「L」レベルに引下げようとする力が弱くなる。
ということは、素子51のドレインが「L」レベルに下
がりにくくなる。逆に、素子52のゲートはそれまでの
しきい値電圧に保たれているので、そのドレインが
「L」レベルに引下げられる。その後、ラッチ回路は自
己増幅するので、素子51のドレインが「H」レベル,
素子52のドレインが「L」レベルを保持してデータを
出力する。
【0049】図9は図8に示したラッチ回路の改良例を
示す回路図である。図に示した例では、電源を立上げる
ときにいずれかの素子51,52が「H」,「L」レベ
ルを保持するが、電源電位が下がってくると、しきい値
を下げて使われる。しきい値を下げて使うということ
は、オフしている素子を流れる貫通電流が多くなること
である。これを防止するために、たとえばDRAMのロ
ーサイクルに入ってプログラミング素子を読出すときだ
け、電源をオンにする。通常はスイッチ60,61とも
に接地電位側に切換えられるが、図8(c)に示すよう
に、ラッチ回路から情報を読出すときに、スイッチ61
が電源電位側に切換えられる。これによって、貫通電流
を少なくできる。
【0050】図10は電源の立上がり時にラッチ回路に
過大な電流が流れ込むのを防止するようにした例を示す
回路図である。前述の図8および図9に示した例におい
て、電源立上げ時にラッチ回路に過大な電流が流れ込む
と、ノイズが加わり、そのノイズを受け「L」が「H」
レベルとして、「H」が「L」レベルとして読出すこと
ができなくなるおそれがある。そこで、電源の立上げ時
にラッチ回路にいきなり電流を供給するのではなく、定
電流源63により電流の立上げ時に位相差を有してラッ
チ回路に電源を立上げる。これにより、誤った読出をな
くし、電源立上げ時のラッシュカレントも削減できる。
【0051】図11は図2に示した素子を用いてラッチ
回路を構成した例を示す回路図である。
【0052】図11(a)において、プログラム素子5
7,58をpチャネルMOSで形成し、これらとnチャ
ネルMOSトランジスタ64,65とをクロスカップリ
ングし、クロスカップリングのノードに読出,書込選択
用アクセストランジスタ55,56が接続される。そし
て、素子57,58のソース側には、電源を高い電位レ
ベルたとえば電源電位よりも高く、薄いゲート酸化膜の
耐圧よりも大きいレベルの電圧と電源電位とを切換える
ためのスイッチ66が接続される。
【0053】この実施形態においても、前述の図8と同
様にして、図11(b)に示すように、プログラムした
データと逆のデータがアクセストランジスタ55,56
を介してラッチ回路に書込まれる。その後、スイッチ6
6が電源電位レベルよりも高い電位側に切換えられ、薄
いゲート酸化膜の耐圧よりも大きいレベルの電圧が素子
57,58に与えられる。この電圧が印加されることに
よって、「L」レベルが印加されている素子57側の薄
い酸化膜が破壊される。それによってプログラムが実行
され、読出時には図11(c)に示すように、スイッチ
66が電源電位側に切換えられる。そして、ラッチ回路
の電源立上げ時に素子58の薄い酸化膜が破壊されてい
ることにより、ラッチの重みが変化していることでプロ
グラム情報が検出される。すなわち、酸化膜が破壊され
た素子58を介して電源側よりリーク電流が流れ込み、
破壊されていない側の素子57の共通ノードが充電さ
れ、破壊された側の素子58の共通ノードは厚い酸化膜
のpチャネルMOS部分のゲート電圧が「H」レベルに
固定されることで、電源からのリーク電流が流入するこ
となく、nチャネルMOSトランジスタ65がオンして
放電する。これにより、ラッチの方向性が決定される。
【0054】図11(d)は図11(a)に示した回路
図の等価回路図である。図12はこの発明の一実施形態
のアドレスプログラム素子を用いた冗長判定回路を示す
図であり、図16に示した従来例に対応している。図1
2において、プリチャージ回路120によってプリチャ
ージされるコモンノード121にはアドレスプログラム
回路200,201…203,204が接続され、各ア
ドレスプログラム回路200,201…203,204
と接地間にはnチャネルMOSトランジスタ100〜1
08が接続される。
【0055】図13は図12に示したアドレスプログラ
ム回路の具体的な回路図である。図13において、アド
レスプログラム回路200は、図1に示した素子を用い
て構成される。すなわち、薄い酸化膜を有する素子21
1,212がnチャネルMOSトランジスタで形成さ
れ、これらとpチャネルMOSトランジスタ213,2
14とによってクロスカップル接続されてラッチ回路が
構成される。pチャネルMOSトランジスタ213,2
14のソースと電源との間にはnチャネルMOSトラン
ジスタ217が接続され、そのゲートにはラッチプリチ
ャージ信号/LPCが与えられる。また、素子211,
212のソースと接地間にはスイッチ210が接続され
る。
【0056】ラッチ回路のクロスカップル接続点には、
書込,読出アクセス用のnチャネルMOSトランジスタ
215,216のソースが接続され、それぞれのドレイ
ンにはプログラム時のアドレス信号が入力される。nチ
ャネルMOSトランジスタ215,216のゲートには
プログラム時のライト信号が入力される。コモンノード
と接地間にはnチャネルMOSトランジスタ218と1
00の直列回路およびnチャネルMOSトランジスタ2
19と101の直列回路が接続され、nチャネルMOS
トランジスタ218,219のゲートはラッチ回路のク
ロスカップリング点に接続され、nチャネルMOSトラ
ンジスタ100,101のゲートには相補アドレス信号
が入力される。
【0057】図14および図15は図12および図13
に示した回路の動作を説明するためのタイムチャートで
あり、特に、図14は列系を冗長として使う場合の動作
を示し、図15は行系を冗長として使う場合の動作を示
す。
【0058】図13において、プログラム時には、nチ
ャネルMOSトランジスタ215,216のゲートに
「H」レベルのライト信号が与えられ、これらのトラン
ジスタ215,216が導通し、それぞれのドレインに
プログラム時のアドレス信号が入力される。スイッチ2
15が電源側に切換えられ、前述の図8(b)で説明し
たように、プログラムしたデータに応じて素子211,
212のいずれか一方の見掛け上のしきい値が上昇し、
駆動能力が低下するようにプログラムされる。
【0059】一方、読出時には、前述の図17に示す従
来例と同様にして、図14(a)に示すクロックサイク
ルで図14(b)に示すようにメモリが活性化され、コ
マンド信号に基づいてバンク活性化信号が立上げられ、
図14(c)に示すようにバンクフラグが「H」レベル
になる。
【0060】メモリの活性化と同時に図14(d)に示
すラッチプリチャージ信号/LPCが「L」レベルに立
下がり、図13に示すpチャネルMOSトランジスタ2
17が導通し、ラッチ回路がプリチャージされる。スイ
ッチ210がスイッチ側に切換えられると、前述の図8
(c)で説明したようにラッチ回路からプログラムした
データが読出され、nチャネルMOSトランジスタ21
8,219のゲートに与えられる。
【0061】nチャネルMOSトランジスタ100,1
01のゲートには相補のアドレス信号が入力されてお
り、プログラムされたデータと相補のアドレスが一致し
ていなければコモンノードの電位が接地電位となり、一
致していればコモンノードの電位が変化しない。このた
め、プログラムされたデータと相補アドレスとが一致し
ていれば、図14(f)に示すように比較結果MISS
の電位が変わらず、図14(h)に示すスペア用のメモ
リセルのワード線SWLが活性化される。逆に一致して
いなければ比較結果MISSの電位が変化し、図14
(g)に示す通常のメモリセルのワード線MWLが活性
化される。
【0062】図16はこの発明のさらに他の実施形態の
アドレスプログラム素子の断面構造を示す図である。こ
の図16に示したアドレスプログラム素子は、図1
(a)に示したアドレスプログラム素子を4端子素子と
して構成したものである。図16において、ノード(端
子)Aはn+ 層11,ノードBはn+ 層12,ノードC
はゲート電極5,ノードDはゲート電極3にそれぞれ接
続される。
【0063】図17は図16に示したアドレスプログラ
ム素子を破壊してプログラムする手順を説明するための
図である。ノードDより高電圧が印加され、デコードさ
れたアドレス信号がノードAに与えられると、n+ 層1
1が接地電位に下げられる。ノードAとDとの電位差に
より、ゲート電極3の下の薄いゲート酸化膜2のエッジ
で破壊が起こる。ここで、ゲート酸化膜2が薄いため、
通常の酸化膜で十分に耐圧のある低いレベルでも破壊が
起こりやすくなっている。
【0064】次に、上述のごとくゲート破壊が正常に行
なわれたかを検知するには、次のようにして行なわれ
る。まず、ノードDよりフローティングゲートが「H」
レベルに充電されるとともに、ノードBよりn+ 層12
が「H」レベルに充電される。デコードされたアドレス
信号によりノードAが接地レベルにされる。さらに、ノ
ードCから2層目のゲート電極が「H」レベルにされ
る。
【0065】もし、ゲート酸化膜2が破壊されていなけ
れば、フローティングゲートは「H」レベルのままであ
るため、ノードAとBの間は薄膜トランジスタと厚膜ト
ランジスタがともにオンし、ノードBの電位が接地電位
に引かれ、「L」レベルになる。
【0066】しかし、ゲートが破壊されていると、フロ
ーティングゲートは接地電位に下がり、ノードAとDの
間では薄膜トランジスタがオフするため、ノードBが接
地電位に引かれず、「H」レベルのままとなる。このよ
うに、ノードBが「L」レベルになっているかあるいは
「H」レベルになっているかによってゲートが破壊して
いるか否かを容易に検知できる。
【0067】図18は図16に示したアドレスプログラ
ム素子のプログラミングおよび検知動作を行なうための
回路を示す図である。図18において、ノードCにはG
ate信号が与えられ、/Pre信号がPチャネルトラ
ンジスタ71のゲートに与えられ、ソースには電源電圧
が与えられる。Pチャネルトランジスタ71のドレイン
はアドレスプログラミング素子10のノードBに接続さ
れる。ノードBからスペア活性化信号SEが出力される
とともに、インバータ75で反転されて信号ZSEが出
力される。さらに、Boost信号がNチャネルトラン
ジスタ72のゲートに与えられ、ドレインには電源電圧
が与えられ、ソースはノードDに接続される。Nチャネ
ルトランジスタ73のゲートにはAdd信号が与えら
れ、ドレインはアドレスプログラム素子10のノードA
に接続される。
【0068】次に、図18に示した回路の動作について
説明する。/Pre信号が「L」レベルにされてスタン
バイ状態となる。Gate信号を一旦「H」レベルに立
上げると、ノードAが「H」レベルに充電される。続い
て、Boost信号をたとえば3.3Vの外部電源レベ
ルのような高電圧レベルに立上げると、Nチャネルトラ
ンジスタ72がオンし、ノードDのフローティングゲー
トがextVcc−Vthに充電される。
【0069】デコードされたAdd信号が「H」レベル
になると、ノードAが接地電位まで下がる。このとき、
ノードDはVcc−Vthの電位になっているため、薄
いゲート酸化膜のエッジで破壊が起こる。この破壊によ
り、ノードDのレベルが下がると、Nチャネルトランジ
スタ72に流れる電流が増加し、ゲートエッジでの破壊
が確実なものにされる。
【0070】なお、Add信号が「H」レベルにならな
い場合は、ノードAが接地電位まで下がらず、電位差が
あまりかからないため破壊は起こらない。
【0071】次に、検知動作について説明する。Gat
e信号を「L」レベルにした状態で、Boost信号を
一旦「H」レベルにしてNチャネルトランジスタ72を
オンさせ、ノードDのフローティングゲートを「H」レ
ベルに充電する。/Pre信号を「H」レベルに戻し、
Pチャネルトランジスタ71をオフにしてノードBをフ
ローティングの状態にする。Gate信号を「H」レベ
ルにして、2層目のゲート電極であるノードCを「H」
レベルにフォースする。デコードされたAdd信号によ
りNチャネルトランジスタ73がオンし、ノードAが接
地レベルにされる。
【0072】このとき、ゲートが破壊されていなけれ
ば、フローティングゲートは「H」レベルのままである
ため、ノードAとBの間は両方のトランジスタがオン
し、スペア活性化信号SEが接地レベルに引かれる。し
かし、ゲートが破壊されていれば、フローティングゲー
トは接地電位に下がるため、ノードAとBの間は薄膜ト
ランジスタの方がオフするため、スペア活性化信号SE
が接地電位に引かれず、「H」レベルのままとなる。
【0073】図19は図18に示した回路を4系統設け
た全体の回路図である。図19において、アドレスプロ
グラム素子741〜744,Pチャネルトランジスタ7
11〜714、Nチャネルトランジスタ721〜72
4,731〜734,インバータ751〜754はそれ
ぞれ図18のアドレスプログラム素子10,Pチャネル
トランジスタ71,Nチャネルトランジスタ72,73
およびインバータ75に対応している。各アドレスプロ
グラム素子741〜744のノードBから出力される各
スペア活性化信号NEはNチャネルトランジスタ761
〜764のゲートに与えられ、インバータ751〜75
4の出力はNチャネルトランジスタ791〜794のゲ
ートに与えられるとともに、Nチャネルトランジスタ7
65〜768のゲートに与えられる。各Nチャネルトラ
ンジスタ791〜794はインバータ751〜754と
ともにハーフラッチを構成する。このために各Nチャネ
ルトランジスタ791〜794のドレインは電源ライン
に接続され、エミッタはノードBに接続される。各Nチ
ャネルトランジスタ761〜764にはNチャネルトラ
ンジスタ771〜774が直列接続され、Nチャネルト
ランジスタ765〜768にはNチャネルトランジスタ
775〜778が直列接続され、それぞれのゲートには
相補のアドレス/XA1〜/XA4,XA1〜XA4が
与えられる。
【0074】各Nチャネルトランジスタ761〜76
4,765〜768のドレインは共通接続されてノード
Xに接続される。ノードXにはインバータ781の入力
とNチャネルトランジスタ782のソースとが接続され
るとともに、その接続点がPチャネルトランジスタ78
0によってプリチャージされる。Nチャネルトランジス
タ782はインバータ781とともにハーフラッチを構
成しており、インバータ781の出力がゲートに接続さ
れている。
【0075】図19の破壊動作は図18と同様であり、
破壊用のアドレス信号A1〜A4に従って順次アドレス
プログラム素子741〜744のゲート酸化膜が破壊さ
れる。
【0076】検知動作では、/Pre信号によってPチ
ャネルトランジスタ780がオンしてノードXがプリチ
ャージされる。入力のアドレス信号A1〜A4がすべて
「H」レベルにされ、各ノードAが接地電位にされる。
そして、相補のアドレス信号/XA1〜/XA4,XA
1〜XA4のうち1つでもプログラミングされたアドレ
スと異なるアドレスがくるとノードXは接地電位になる
ため、正常なワード線が立つようにスペア活性化信号N
Eは「H」レベルになる。しかし、プログラムされたア
ドレス入力では、ノードXはプリチャージのままとなる
ため、スペア活性化信号NEは「L」レベルとなる。
【0077】一方、行系を冗長として使う場合には、図
15(a)に示すように、バンク活性化信号が立上げら
れてからラッチプリチャージ信号/LPCが「L」レベ
ルに立下がり、バンクがリセットされると「H」レベル
に立上げられる。なお、プログラムされたアドレスデー
タと相補のアドレスとの一致,不一致動作は図14と同
じであり、一致していればスペア用のメモリセルのSY
S線が活性化され一致していなければ通常のNYS線が
活性化される。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、半導
体基板上に2種類の厚みの異なるゲート酸化膜の上にゲ
ート電極を形成したトランジスタによってアドレスプロ
グラム素子を構成し、このアドレスプログラム素子をラ
ッチ回路に挿入するかアレイ状に配置することによっ
て、レーザでブローする必要のないプログラム素子を構
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のアドレスプログラム
素子の断面構造および製造工程を示す図である。
【図2】 この発明の他の実施形態のアドレスプログラ
ム素子の断面構造および製造工程を示す図である。
【図3】 この発明のさらに他の実施形態のアドレスプ
ログラム素子の断面構造および製造工程を示す図であ
る。
【図4】 図3に示したアドレスプログラム素子を別方
向から見た断面図である。
【図5】 図4に示したこの発明のプログラム素子の上
面図である。
【図6】 図5に示したプログラム素子をアレイ状に配
置した上面図である。
【図7】 図6のようにプログラムされた素子の読出方
法を説明するための図である。
【図8】 図1に示したプログラム素子を用いたラッチ
回路の電気回路図である。
【図9】 図8に示したラッチ回路の改良例を示す回路
図である。
【図10】 電源の立上げ時にラッチ回路に過大な電流
が流れ込むのを防止するようにした例を示す回路図であ
る。
【図11】 図2に示した素子を用いてラッチ回路を構
成した例を示す回路図である。
【図12】 この発明の一実施形態のアドレスプログラ
ム素子を用いた冗長判定回路を示す図である。
【図13】 図12に示したアドレスプログラム回路の
具体的な回路図である。
【図14】 図12および図13に示した冗長判定回路
を列系に用いた場合の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図15】 図12および図13に示した冗長判定回路
を行系として用いた場合の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図16】 この発明のさらに他の実施形態のアドレス
プログラム素子の断面構造を示す図である。
【図17】 図16に示したアドレスプログラム素子を
破壊してプログラムする手順を説明するための図であ
る。
【図18】 図16に示したアドレスプログラム素子の
プログラミングおよび検知動作を行なうための回路を示
す図である。
【図19】 図18に示した回路を4系統設けた全体の
回路図である。
【図20】 従来のアドレスプログラム回路を示す回路
図である。
【図21】 図20に示した従来のアドレスプログラム
回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 半導体基板、2,21 薄いゲート酸化膜、3,
5,51 ゲート電極、4 厚いゲート酸化膜、6 レ
ジスト、7 チャネル、8 活性領域、31,32 コ
ンパレータ、51,52,57,58,211,212
プログラム素子、53,54,213,214,21
7 pチャネルMOSトランジスタ、55,56,21
5,216 アクセストランジスタ、64,65,10
0,101,218,219 nチャネルMOSトラン
ジスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/088 27/10 491

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成される2種類の厚み
    の異なるゲート酸化膜、および前記ゲート酸化膜の上に
    形成されるゲート電極を含み、 前記2種類のゲート酸化膜はそれぞれが重なる領域を含
    むことを特徴とする、半導体素子。
  2. 【請求項2】 前記2種類の厚みの異なるゲート酸化膜
    は、上層となるゲート酸化膜と、下層となるゲート酸化
    膜とを含み、 前記ゲート電極は、前記上層のゲート酸化膜と前記下層
    のゲート酸化膜のそれぞれの上に形成されるゲート電極
    を含み、 前記上層のゲート酸化膜とゲート電極とからなるゲート
    構造の一部と、前記下層のゲート酸化膜とゲート電極と
    からなるゲート構造が異なることを特徴とする、請求項
    1に記載の半導体素子。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子はプログラム素子を形成
    することを特徴とする、請求項1または2に記載の半導
    体素子。
  4. 【請求項4】 前記下層のゲート構造は、トランジスタ
    のフローティング構造を形成することを特徴とする、請
    求項2に記載の半導体素子。
  5. 【請求項5】 前記フローティング構造のトランジスタ
    はそのしきい値を変更することによってプログラムする
    プログラム素子を形成することを特徴とする、請求項4
    に記載の半導体素子。
  6. 【請求項6】 前記プログラム素子はラッチ回路の一部
    に使用されることを特徴とする、請求項5に記載の半導
    体素子。
  7. 【請求項7】 前記ラッチ回路にはプログラムデータと
    逆のデータが書込まれてプログラムされることを特徴と
    する、請求項6に記載の半導体素子。
  8. 【請求項8】 さらに、前記ラッチ回路に流れ込む電流
    を制限するための素子を含むことを特徴とする、請求項
    6に記載の半導体素子。
  9. 【請求項9】 前記フローティング構造のトランジスタ
    はソースドレイン領域を含み、さらに前記上層のゲート
    電極と前記下層のゲート電極と前記ソース領域と前記ド
    レイン領域に接続される4つのノードを含むことを特徴
    とする、請求項4に記載の半導体素子。
  10. 【請求項10】 前記下層のゲート電極のノードはある
    電位に充電されるとともに、前記ソース電極のノードは
    ある電位に充電され、 前記ドレイン領域のノードにアドレス信号が入力され、
    前記上層のゲート電極のノードが高電位にされたとき、
    前記ソース電極のノードが低電位になっていれば前記下
    層のゲート酸化膜の破壊されていないことが判別され、
    前記ソース電極のノードが高電位になっていれば、前記
    下層のゲート酸化膜が破壊されてプログラムされたこと
    が判別されることを特徴とする、請求項9に記載の半導
    体素子。
  11. 【請求項11】 ゲート酸化膜とその上に形成されるゲ
    ート電極とからなる上層のゲート構造、および前記ゲー
    ト構造の下層の一部に形成されるゲート酸化膜を含むこ
    とを特徴とする、半導体素子。
  12. 【請求項12】 前記半導体素子はプログラム素子を形
    成することを特徴とする、請求項11に記載の半導体素
    子。
  13. 【請求項13】 前記プログラム素子は、前記下層の一
    部に形成されるゲート酸化膜を破壊することによってプ
    ログラムされることを特徴とする、請求項12に記載の
    半導体素子。
  14. 【請求項14】 前記プログラム素子は、ラッチ回路の
    一部に使用されることを特徴とする、請求項13に記載
    の半導体素子。
  15. 【請求項15】 前記ラッチ回路には、プログラムデー
    タと逆のデータが書込まれてプログラムされることを特
    徴とする、請求項14に記載の半導体素子。
  16. 【請求項16】 さらに、前記ラッチ回路に流れ込む電
    流を制限するための素子を含むことを特徴とする、請求
    項15に記載の半導体素子。
  17. 【請求項17】 アドレスをプログラムするための半導
    体素子であって、 半導体基板上に形成される厚い第1のゲート酸化膜と、
    その上に形成される薄い第2のゲート酸化膜とを備え、
    前記厚い第1のゲート酸化膜の一部が削除され、その部
    分に前記薄い第2のゲート酸化膜が形成され、さらにそ
    の上にゲート電極が形成されたトランジスタを含むこと
    を特徴とする、半導体素子。
  18. 【請求項18】 前記トランジスタのチャネル領域と前
    記ゲート電極との間でプログラムされることを特徴とす
    る、請求項17に記載の半導体素子。
  19. 【請求項19】 前記トランジスタはアレイ状に配列さ
    れることを特徴とする、請求項17に記載の半導体素
    子。
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