JP2000076813A - スライダーサスペンション接続構造体及びその製造方法 - Google Patents

スライダーサスペンション接続構造体及びその製造方法

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JP2000076813A
JP2000076813A JP10246000A JP24600098A JP2000076813A JP 2000076813 A JP2000076813 A JP 2000076813A JP 10246000 A JP10246000 A JP 10246000A JP 24600098 A JP24600098 A JP 24600098A JP 2000076813 A JP2000076813 A JP 2000076813A
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Satoyuki Sagara
智行 相良
Toshihiko Fukushima
稔彦 福島
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダーサスペンション接続構造体を、連
続的に、かつ安価に生産することができ、又質量を小さ
くでき、耐衝撃性を向上させることができるスライダー
サスペンション接続構造体及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 磁気ヘッドを有するスライダー20がサ
スペンション1に搭載され、磁気ヘッドの電極端子とサ
スペンション1に形成されたリード部とを電気的に接続
したスライダーサスペンション接続構造体を、テープキ
ャリア状のフレキシブル基板3によってサスペンション
1を作製する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に搭載される磁気ヘッドを支持するスライダーサスペン
ション接続構造体及びその製造方法に関し、より詳しく
はスライダーサスペンションの耐衝撃性の向上を可能に
する構成のスライダーサスペンション接続構造体、並び
に組立工程の効率化、簡略化を可能にするスライダーサ
スペンション接続構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューター用外部記憶装置の
一種である磁気ディスク装置は、小型化、大容量化が急
激に要求されてきている。この磁気ディスク装置の大容
量化のために、スピンドルに取り付けられる磁気ディス
ク枚数を増やしたり、又磁気ヘッド及び磁気ディスクの
要素技術の革新により単位面積当たりの記録密度を上げ
たりする方法がとられている。その一例として、磁気抵
抗効果(magnetoresistance)型ヘッドである、いわゆ
るMRヘッドやGMRヘッドの技術開発が挙げられる。
【0003】こうした磁気ディスク装置に搭載される磁
気ヘッドを支持するスライダーサスペンション支持機構
についても、従来からいくつか提案されている。例え
ば、特開平9−213036号公報には、磁気ヘッド及
び電極を形成したスライダー素子と、ステンレス等の薄
板上にポリイミド膜等の絶縁層を設けCu等の薄い金属
膜をエッチングすることで配線した配線一体型サスペン
ションの電極とを、ポリイミド等のテープ上にCu等の
薄い金属箔をエッチングして導体箔リード電極を形成し
たテープキャリア状電極を用いて接続する構成としたス
ライダーサスペンション接続構造体が開示されている
(従来例1)。
【0004】また、特開平5−225736号公報に
は、可撓板と柔軟帯片を接合して、可撓板には圧縮力が
作用し、柔軟帯片には引張り力が作用するようにするこ
とで、可撓板の端部に下方への力を付与する構成とした
サスペンションが開示されており、磁気ヘッドからのリ
ードの引き出しはワイヤーボンディングにより行われて
いる(従来例2)。
【0005】また、特開平9−16933号公報には、
ポリエステルフィルム上に銅箔パターンのリードを形成
し、その上に更にカバーフィルムを積層する構成とした
サスペンションが開示されており、磁気ヘッドからのリ
ードの引き出しはワイヤーボンディングにより行われて
いる(従来例3)。
【0006】また、特開平7−262540号公報、及
び特開平7−262541号公報には、アクチュエータ
アームに固定され、磁気ヘッドを支持すると共に磁気ヘ
ッドに接続された配線パターンを有するフレキシブル配
線シート一体型非金属製サスペンションが開示されてい
る(従来例4)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例1による場合には、スライダーサスペンション
接続構造体が、磁気ヘッドを有するスライダーと、配線
一体型サスペンションと、リード電極を形成したテープ
キャリア状電極とにより構成されており、この配線一体
型サスペンションは、ステンレス等の薄板上にポリイミ
ド膜等の絶縁層を設け、Cu等の薄い金属膜をエッチン
グすることで配線を施している。このため、従来使用さ
れていたステンレスのサスペンションの製造工程に配線
を施すための薄膜工程を付加する必要がある。この薄膜
工程は、成膜、フォトリソグラフィ工程を伴なうため、
配線一体型サスペンションはそれらの工程を行う装置で
加工可能な大きさに制限されてしまうので、汎用性に乏
しく、量産性を阻害し製造費用が増大するという問題が
生じる。
【0008】加えて、リード電極を形成したテープキャ
リア状電極をも準備する必要があり、スライダーとテー
プキャリア状電極を接続する工程、及びテープキャリア
状電極と配線一体型サスペンションを接続する工程を更
に付加する必要があるため、製造工程が増加し、製造の
自動化を行うのも難しく、更に製造費用が増大するとい
う問題が生じる。
【0009】上記した従来例2による場合には、サスペ
ンションが、可撓板及び柔軟帯片を予め所定の長さにそ
れぞれ切断した後、互いに接合する構成をとっており、
接合する際に、下方にある柔軟帯片を引張り、上方にあ
る可撓板を押し出すように接合し磁気ヘッドに垂直方向
の荷重を与えている。このため、可撓板及び柔軟帯片を
固定するためには、1つずつ高精度な位置決めを行い接
合する必要があり、製造工程の時間が長くなり量産する
上での障害となる。また、磁気ヘッドのリード引き出し
がワイヤーボンディングにより行われているため、ボン
ディング工程が非常に煩雑になる。従って、このような
スライダーサスペンション接続構造体を自動化して量産
するためには、各製造装置での高精度な位置決め、及び
各製造装置間の高精度な搬送が不可欠となり、製造装置
全体が非常に高価なものになるという問題が生じる。
【0010】上記した従来例3による場合には、サスペ
ンションが、ポリエステルフィルム上に銅箔パターンの
リードを形成し、その上に更にカバーフィルムを積層し
た構成になっている。これは、従来金属製であったサス
ペンションがポリエステルフィルム上に銅箔パターンを
形成したサスペンションに置き換わったものであり、配
線を施すための薄膜工程は、成膜、フォトリソグラフィ
工程を伴なう。このため、配線一体型サスペンションは
それらの工程を行う装置で加工可能な大きさに制限され
てしまうため汎用性に乏しく、又量産性を阻害し製造費
用が増大するという問題が生じる。また、サスペンショ
ンとスライダーとの接続方法についても量産する上での
障害となっている。
【0011】上記した従来例4による場合には、磁気ヘ
ッドに接続された配線パターンを有するフレキシブル配
線シート一体型非金属製サスペンションにより磁気ヘッ
ドを支持する構成としており、従来金属製であったサス
ペンションをフレキシブル配線シートのサスペンション
に置き換えたものである。従って、配線を施すための薄
膜工程は、成膜、フォトリソグラフィ工程を伴なう。こ
のため、配線一体型サスペンションはそれらの工程を行
う装置で加工可能な大きさに制限されてしまうため汎用
性に乏しく、又量産性を阻害し製造費用が増大するとい
う問題が生じる。また、サスペンションとスライダーと
の接続方法についても量産する上での障害となってい
る。
【0012】以上のように、従来例1〜従来例4のいず
れのスライダーサスペンション接続構造体による場合に
も、配線を施すための薄膜工程は、成膜、フォトリソグ
ラフィ工程を伴なうため、配線一体型サスペンションは
それらの工程を行う装置で加工可能な大きさに制限され
てしまうため汎用性に乏しく、又量産性を阻害し製造費
用が増大するという問題が生じる。
【0013】また、リードの引き出しにおいては、磁気
ヘッドとサスペンションとを高精度に接合した後にワイ
ヤーボンディングにより接合していたため、多点でのボ
ンディングが必要となり作業性が悪く量産には向いてい
なかった。しかも、リード引き出し後の特性評価は1ヘ
ッドごとに独立して測定する必要があり、非常に作業性
の悪いものであった。
【0014】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、従来技術における煩雑な工程を排除
し、サスペンションをテープキャリア状のフレキシブル
基板によって作製することにより、サスペンションの供
給、磁気ヘッドとの接続、及び特性評価といった一連の
工程をテープの状態で行うことができ、スライダーサス
ペンション接続構造体を、連続的に、かつ安価に生産す
ることができるスライダーサスペンション接続構造体及
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、サスペンショ
ンをテープキャリア状のフレキシブル基板によって作製
することにより、スライダーサスペンション接続構造体
の質量を小さくすることができ、衝撃発生時にスライダ
ーがメディアに衝突しにくくなり、耐衝撃性を向上させ
ることができるスライダーサスペンション接続構造体及
びその製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のスライダーサス
ペンション接続構造体は、サスペンションに磁気ヘッド
を有するスライダーが搭載され、該磁気ヘッドの電極端
子と該サスペンションに形成されたリード部とを電気的
に接続したスライダーサスペンション接続構造体におい
て、該サスペンションが、テープキャリア状のフレキシ
ブル基板によって作製されており、そのことにより上記
目的が達成される。
【0017】好ましくは、前記サスペンションに形成さ
れた前記リード部のインナーリードが前記フレキシブル
基板から突出している構成とする。
【0018】また、本発明のスライダーサスペンション
接続構造体の製造方法は、サスペンションに磁気ヘッド
を有するスライダーが搭載され、該磁気ヘッドの電極端
子と該サスペンションに形成されたリード部とを電気的
に接続したスライダーサスペンション接続構造体の製造
方法であって、複数のサスペンションを配置したテープ
キャリア状のフレキシブル基板の各サスペンションに形
成されたリード部のインナーリードと、磁気ヘッドを有
するスライダーの接続端子とを位置合わせして電気的に
接続する接続工程と、該サスペンションのフレクシャ部
に該スライダーを接着する接着工程と、該フレキシブル
基板から該複数のサスペンションを分離して成形する分
離成形工程とを包含しており、そのことにより上記目的
が達成される。
【0019】好ましくは、前記接続工程において、複数
の前記インナーリードと前記接続端子を一括してボンデ
ィングする構成とする。
【0020】また、好ましくは、前記接続工程において
前記インナーリードと前記接続端子とを接合した後、前
記接着工程において前記フレクシャ部に前記スライダー
を接着する構成とする。
【0021】また、好ましくは、前記接着工程において
前記フレクシャ部に前記スライダーを接着した後、前記
接続工程において前記インナーリードと前記接続端子と
を接合する構成とする。
【0022】また、好ましくは、前記接続工程において
前記インナーリードと前記接続端子とを接合した後、該
インナーリードを折り曲げる工程を介して、前記接着工
程において前記フレクシャ部に前記スライダーを接着す
る構成とする。
【0023】また、好ましくは、前記接着工程において
前記フレクシャ部に前記スライダーを接着した後、前記
インナーリードを折り曲げる工程を介して、前記接続工
程において該インナーリードと前記接続端子とを接合す
る構成とする。
【0024】また、好ましくは、前記分離成形工程より
前に、前記サスペンションに搭載した前記スライダーの
前記磁気ヘッドを、前記フレキシブル基板に実装した状
態で特性評価を行う特性評価工程を有する構成とする。
【0025】また、好ましくは、前記フレキシブル基板
を転送することにより、各工程を1つの装置で順次処理
する構成とする。
【0026】以下に、本発明の作用について説明する。
上記構成によれば、本発明のスライダーサスペンション
接続構造体は、磁気ヘッドを有するスライダーが搭載さ
れるサスペンションが、テープキャリア状のフレキシブ
ル基板によって作製されている。このため、サスペンシ
ョンが軽量化され、スライダーサスペンション接続構造
体の全体質量も小さくなるので、衝撃発生時にスライダ
ーがメディアに衝突しにくくなり、スライダーサスペン
ション接続構造体の耐衝撃性が向上する。
【0027】また、サスペンションをテープキャリア状
のフレキシブル基板によって作製することにより、サス
ペンションの供給、磁気ヘッドとの接続、及び特性評価
といった一連の工程をテープの状態で連続的に行うこと
が可能となり、スライダーサスペンション接続構造体の
製造を自動化し量産することが容易となる。しかも、従
来のように配線パターンを形成する工程における製造装
置の制約を受けて、加工可能なスライダーサスペンショ
ン接続構造体の大きさが制限されることがなくなる。
【0028】特に、上記サスペンションに形成されたリ
ード部のインナーリードがフレキシブル基板から突出し
ている構成にすると、ボンディング時の超音波等の吸収
を防ぐことができるので、ギャングボンディング方式を
用いて熱圧着により複数のインナーリードとスライダー
の接続端子とをツールにより一括してボンディングする
ことが可能となり、作業効率が向上する。
【0029】また、本発明のスライダーサスペンション
接続構造体の製造方法は、複数のサスペンションを配置
したテープキャリア状のフレキシブル基板を用いるの
で、各サスペンションに形成されたリード部のインナー
リードと、磁気ヘッドを有するスライダーの接続端子と
を位置合わせして電気的に接続する接続工程、サスペン
ションのフレクシャ部にスライダーを接着する接着工
程、及びフレキシブル基板から複数のサスペンションを
分離して成形する分離成形工程といった一連の工程を、
各製造装置で高精度な位置決めをし、かつ各製造装置間
で高精度な搬送を行って、テープの状態で順次処理する
ことが可能となる。これにより、スライダーサスペンシ
ョン接続構造体の製造工程を自動化し、大幅な製造工程
の簡略化、製造時間の短縮、及び製造費用の削減を図る
ことが可能となり、量産性が大幅に向上する。
【0030】上記接続工程において、複数のインナーリ
ードと接続端子を一括してボンディングする構成にする
と、接続工程の時間を従来に比べ1/2〜1/3程度に
短縮することが可能となる。
【0031】また、上記接続工程においてインナーリー
ドと接続端子とを接合した後、上記接着工程においてフ
レクシャ部にスライダーを接着する構成にすると、イン
ナーリードを折り曲げる工程が不要となり、製造工程の
簡略化が可能となると共に接続の信頼性が向上する。こ
の場合には、インナーリードと接続端子が同一平面に存
在する状態でボンディングが行われるためボンディング
が容易となる。しかも、現有のギャングボンダーをその
まま利用してボンディングを行うことが可能であり、新
たな設備投資の必要がなくなる。
【0032】また、上記接着工程においてフレクシャ部
にスライダーを接着した後、上記接続工程においてイン
ナーリードと接続端子とを接合する構成にすると、イン
ナーリードとスライダーの接続端子の相対位置は治具に
より規制されているため、CCDカメラによるインナー
リードとスライダーの接続端子との位置検出及び位置補
正の工程を省略することが可能となる。また、インナー
リードを折り曲げる工程が不要となる。このため、製造
工程の簡略化、製造時間の短縮が可能となると共に接続
の信頼性が向上する。
【0033】また、上記接続工程においてインナーリー
ドと接続端子とを接合した後、このインナーリードを折
り曲げる工程を介して、接着工程においてフレクシャ部
にスライダーを接着する構成にすると、フレクシャ部と
スライダーの接着面が接着姿勢で位置決めされた状態で
接着が行われるため接着がより一層正確かつ確実なもの
となる。
【0034】また、上記接着工程においてフレクシャ部
にスライダーを接着した後、インナーリードを折り曲げ
る工程を介して、接続工程においてインナーリードと接
続端子とを接合する構成にすると、フレクシャ部とスラ
イダーとが接着により位置決めされた状態で、かつ、フ
レクシャ部におけるインナーリードの接続部とスライダ
ーの接続端子が同一平面に存在する状態でボンディング
が行われるため接合がより一層正確かつ確実なものとな
る。
【0035】また、上記分離成形工程より前に、サスペ
ンションに搭載したスライダーの磁気ヘッドを、フレキ
シブル基板に実装した状態で特性評価を行う特性評価工
程を有する構成にすると、フレキシブル基板の精密送り
を利用してヘッドの特性評価を簡単に自動化することが
可能となる。また、ボンディング後に素子抵抗測定等を
行うことによりヘッドの不良を検査できるので、検査結
果に基づいてそれ以降の加工工程において不良ヘッドに
対する無駄な加工を排除することが可能となる。
【0036】また、特にフレキシブル基板を転送するこ
とにより、各工程を1つの装置で順次処理する構成にす
ると、スライダーサスペンション接続構造体の製造の自
動化を容易に図ることができ、より一層の製造工程の簡
略化、製造時間の短縮、及び製造費用の削減を図ること
が可能となり、量産性が更に大幅に向上する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。 (実施形態1)図1〜図9に、本発明の実施形態1によ
るスライダーサスペンション接続構造体及びその製造方
法を示す。この実施形態1では、サスペンションに磁気
ヘッドを有するスライダーが搭載され、この磁気ヘッド
の電極端子とサスペンションに形成されたリード部とを
電気的に接続したスライダーサスペンション接続構造体
において、サスペンションが、テープキャリア状のフレ
キシブル基板によって作製される。また、サスペンショ
ンに形成されたリード部のインナーリードがフレキシブ
ル基板から突出している構成とするものである。
【0038】この実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体は、複数のサスペンションを配置した
テープキャリア状のフレキシブル基板の各サスペンショ
ンに形成されたリード部のインナーリードと、磁気ヘッ
ドを有するスライダーの接続端子とを位置合わせして電
気的に接続する接続工程と、サスペンションのフレクシ
ャ部にスライダーを接着する接着工程と、フレキシブル
基板から複数のサスペンションを分離して成形する分離
成形工程とを経て製造される。
【0039】以下に、本発明の実施形態1によるスライ
ダーサスペンション接続構造体及びその製造方法を図1
〜図9に基づいて具体的に説明する。まず、サスペンシ
ョン1について、図1〜図3を用いて説明する。この実
施形態1では、図1に示すように、サスペンション1及
びフレクシャ部2が、ポリイミド等の絶縁性フィルムで
作製されテープキャリア状のフレキシブル基板3に形成
されている。尚、図2はサスペンション1及びフレクシ
ャ部2を表した斜視図であり、図3はフレクシャ部2を
拡大して表した斜視図である。このサスペンション1
は、図2及び図3に示すように、スプリングアーム4、
フレクシャ部2、ヘッド取り付け部2a、スリット5
a、5b、5c、5d、スペーサー6a、6b、位置決
め穴7、基準穴8、開口部9,紫外線照射穴10、イン
ナーリード11aとアウターリード(図示せず)からな
るリード部11により構成されている。
【0040】図1に示すように、テープキャリア状のフ
レキシブル基板3は、テープの両端にスプロケットホー
ル15が一定ピッチで連続的に形成されている。このス
プロケットホール15は、テープキャリア状のフレキシ
ブル基板3の各製造装置に対する位置決め用基準穴とな
り、テープの精密送り、精密位置決めを可能にしてい
る。位置決め穴7を有するスプリングアーム4は、他の
部分より幅広でテーパ状になっている。この位置決め穴
7は、フレクシャ部2のヘッド取り付け部2aにスライ
ダーを接着する際の位置決め用に設けているが、テープ
の両端に設けているスプロケットホール15を用いてヘ
ッド取り付け部2aとスライダー20を高精度に位置決
めすることも可能であるため、その場合には位置決め穴
7は省略することができる。
【0041】フレキシブル基板3の厚さは、サスペンシ
ョン1のフレクシャ部2及びヘッド取り付け部2aを薄
くしており、スプリグアーム4は剛性を持たせるために
ポリイミドフィルムによるスペーサー6aを貼り付けて
厚くしている。また、基準穴8の部分は、キャリッジア
ーム(図示せず)との接続の基準面となるためスプリン
グアーム4と同様にポリイミドフィルムによるスペーサ
ー6bを貼り付け、他の部分より厚くしている。
【0042】フレキシブル基板3により形成されたフレ
クシャ部2は、通常一平面上に存在する直交した2軸
(X−Y)を形成して、スプリングアーム軸に対してロ
ーリングとヨーイングの動きを可能とするため、スリッ
ト5a、5bを設けてローリングに対応し、スリット5
c、5dを設けてヨーイングに対応した構造をとってい
る。また、フレクシャ部2のヘッド取り付け部2aに
は、スライダー20とヘッド取り付け部2aを紫外線硬
化接着剤で接着するときに紫外線を照射するための紫外
線照射穴10が設けられている。インナーリード11a
は、フレクシャ部2のヘッド取り付け部2aのポリイミ
ドフィルムから突出している。
【0043】開口部9は、サスペンション1のばね特性
を決定するためのものであり、接着するスライダー20
の大きさ、レール23の形状(図6参照)によって開口
部9の大きさを調整し、最適な荷重をスライダーに与え
るようにしている。サスペンション1の剛性を高める手
段としては、上記のようにサスペンション1にポリイミ
ドフィルムによるスペーサー6a,6bを接合したり、
開口部9の大きさを調整する方法以外に、スプリングア
ーム4やフレクシャ部2の部分において後述するリード
材をリード部分11以外にも配置して剛性を高めること
も可能である。また、従来のステンレス製サスペンショ
ンのようにスプリングアーム4にリブ部を設けることに
より剛性を高めることも可能なのはもちろんである。
【0044】スライダー20は今後益々小型軽量化の方
向へと進んでいくため、サスペンション1は上記したと
は反対に剛性を下げる方向になる可能性もある。この場
合は、サスペンション1に接合しているポリイミドフィ
ルムのスペーサー6a,6bを排除して剛性を下げるこ
とができる。また、スプリングアーム4やフレクシャ部
2の部分の絶縁性フィルム12の厚さを調整して剛性を
下げることもできる。更には、スプリングアーム4やフ
レクシャ部2の部分の絶縁性フィルム12の一部を排除
して、後述するリード材のみで形成するようにしてもよ
い。以上のように、スライダー20の大きさに対応した
剛性を有するサスペンションを作製することが可能であ
る。
【0045】テープキャリア状のフレキシブル基板3
は、ポリイミド等からなる絶縁性フィルムで作製されて
おり、サスペンション1は、例えば35mmテープ幅の
フレキシブル基板3にCu等のリード材を直接貼り付け
たフィルムとリード材の2層テープで構成されており、
接着剤を用いていない。この2層テープで構成されたテ
ープキャリア状のフレキシブル基板の製造方法を図4を
用いて説明する。図4(a)に示すように、まず、ポリ
イミド等の絶縁性フィルム12上にスパッタリング法、
又は無電解メッキ等によってリード材の下地金属膜13
となるCr、Ni等の薄膜を成膜する。この下地金属膜
13は絶縁性フィルム12とリード材11の密着層を兼
ねている。
【0046】次に、図4(b)に示すように、この下地
金属膜13にフォトレジストパターン14を用いてCu
等のリード材11を電解メッキにより約20μm〜40
μmの厚さで形成し、図4(c)に示すように、フォト
レジストパターン14を剥離する。次に、図4(d)に
示すように、ポリイミド等からなる絶縁性フィルム13
の両面をフォトレジスト14によりパターニングし、ウ
ェットエッチング、エキシマレーザ等により図1〜図3
に示すようなスリット5a、5b、5c、5d、位置決
め穴7、基準穴8、開口部9、紫外線照射穴10、及び
スプロケットホール14の加工を行う。これらの加工に
ついては、ウェットエッチング、エキシマレーザ等によ
り行うことができるが、金型による打ち抜き加工として
もよい。
【0047】次に、図4(e)に示すように、フォトレ
ジストパターン14を剥離した後、図4(f)に示すよ
うに、不要な下地金属膜13をウェットエッチングによ
り除去する。尚、インナーリード11a、アウターリー
ド(図示せず)にはAuメッキを施す。以上により、図
3に示すようなフレクシャ部2と、このフレクシャ部2
のヘッド取り付け部2aより突出するように形成された
インナーリード11aとを有する図2に示すようなサス
ペンション1が、図1に示すようにテープの長手方向に
多数形成されたテープキャリア状のフレキシブル基板3
が得られる。
【0048】尚、サスペンション1に搭載されるスライ
ダーは、今後益々小型軽量化の方向が進んでいくことが
予想され、スライダーの大きさが俗にいう、ナノ、ピコ
スライダーサイズのオーダーに小型化が進った場合に
も、このテープキャリア状のフレキシブル基板3で作製
したサスペンション1の剛性については、絶縁性フィル
ムの厚さ、リード材の厚さ、サスペンション形状を考慮
することにより十分に対応することが可能である。この
実施形態1では、図5に示すように、サスペンション1
のフレクシャ部2のヘッド取り付け部2a上にスライダ
ー20が搭載され、ヘッド取り付け部2aから突出した
インナーリード11aとスライダー20に形成された磁
気ヘッド21の接続端子22が電気的に接続されてい
る。
【0049】このフレクシャ部2は、ポリイミド等の絶
縁性フィルムからなるテープキャリア状のフレキシブル
基板3で作製されており、通常一平面上に存在する直交
した2軸(X−Y)を形成して、スプリングアーム軸に
対してローリングとヨーイングの動きを可能としてい
る。具体的には、このフレクシャ部2は、ローリングに
対応するスリット5a、5bを設け、ヨーイングに対応
するスリット5c、5dを設ける構造をとっている。こ
れらのスリット5a、5b、5c、5dの加工は、エキ
シマレーザを使用したアブレーション加工により、50
μm程度の幅のスリット加工を行うことができる。ま
た、フレクシャ部2のヘッド取り付け部2aには、スリ
ット5a、5b、5c、5dの加工と同時に、ヘッドと
ヘッド取り付け部2aを紫外線硬化接着剤で接着する際
に紫外線を照射するための紫外線照射穴10(図6参
照)を、100μm〜200μm程度の径に加工する。
【0050】図6は、テープキャリア状のフレキシブル
基板3の裏側から見た、サスペンション1のフレクシャ
部2を拡大して示す斜視図である。図6に示すように、
インナーリード11aはフレクシャ部2のヘッド取り付
け部2aより約300μm突出しており、スライダー2
0の接続端子22と同一ピッチとなるように形成されて
いる。ヘッド取り付け部2aのリード11はスライダー
20に直接接触しないようにリード11又はスライダー
20に絶縁コートを施している。
【0051】リード11は、フレクシャ部2の剛性のバ
ランスを考慮して配線する必要があり、例えばスライダ
ー20の磁気ヘッド21が記録再生用複合ヘッドの場合
は4本のリード11が必要になるが、この4本のリード
11をフレクシャ部2のフィルムの剛性バランスを保つ
よう均一に配置するようにする。他方、磁気ヘッド21
が2本のリード11を必要とする場合には、フレクシャ
部2の剛性バランスを保つために、4本リードの場合と
同じようにリード11のダミーパターンを設けて対応す
る。
【0052】本実施形態1では、ヨーイングに対応する
スリット5c、5dをローリングに対応するスリット5
a、5bの内側に配置する構造としているが、ヨーイン
グに対応するスリット5c、5dをローリングに対応す
るスリット5a、5bの外側に配置する構造としてもよ
い。また、本実施形態1では、スプリングアーム軸に対
して直交した2軸(X−Y)を形成してローリングとヨ
ーイングの動きを可能としているが、ローリングとヨー
イングの働きを可能にする構造であればスプリングアー
ム軸に対して、直交した2軸(X−Y)を形成しない構
造としてもよい。
【0053】スライダー20は、図6に示すように、フ
ェライト、AlTiC等の基板に薄膜プロセスによりM
R、GMR等の磁気ヘッド21が形成されていると共に
磁気ヘッド21の信号を取り出すためのAl、Au等の
接続端子22が形成されている。また、機械加工、エッ
チング等によりレール23が形成されている。
【0054】次に、テープキャリア状のフレキシブル基
板3で作製したサスペンション3とスライダー20との
接続方法について説明する。テープキャリア状のフレキ
シブル基板3は、スプロケットホール15と製造装置側
に配置されたスプロケットホイール(図示せず)との係
合により一定ピッチで転送される。その際に、サスペン
ション1のフレクシャ部2から突出したAuメッキ等に
より形成されたインナーリード11aと、スライダー2
0のAuメッキ等により形成された接続端子22との位
置をCCDカメラにより位置検出し、インナーリード1
1aと接続端子22の相対位置を補正し位置決めを行い
ボンディングを行う。
【0055】このボンディングは、超音波、又は超音波
と熱の併用により各々のインナーリード11aと接続端
子22とを順次ボンディングする、いわゆるシングルポ
イントボンディング方式と、熱圧着により複数のインナ
ーリード11aと接続端子22とをツールにより一括し
てボンディングする、いわゆるギャングボンディング方
式とがある。ここでは、ボンディング時間の短縮のため
熱圧着によるギャングボンディング方式を採用した。ボ
ンディング条件は、ツールの温度を500℃とし、スラ
イダー20を保持するステージ(図示せず)の温度を1
20℃とし、ボンディング荷重を30g/リード〜60
g/リードとし、加圧時間を0.5sec〜1sec程
度とした。これにより、図7に示すように、フレクシャ
部2とスライダー20のレール23とが概ね直交した状
態でインナーリード11aと接続端子22とがボンディ
ングされる。
【0056】インナーリード11aと接続端子22がボ
ンディングされたサスペンション1は、スプロケットホ
ール15に係合したスプロケットホイール(図示せず)
により転送され、磁気ヘッド21の抵抗測定が行われ
る。これは、ボンディング後に素子の抵抗測定等を行う
ことにより、ヘッドの不良を検査し、検査結果に基づい
てそれ以降の加工工程において不良ヘッドに対する無駄
な加工を排除するためである。
【0057】次に、フレクシャ部2とスライダー20の
レール23とが概ね直交した状態でボンディングされた
インナーリード11aを治具を用いて、図5に示すよう
に、フレクシャ部2とスライダー20のレール23とが
平行になるように折り曲げ、フレクシャ部2のヘッド取
り付け部2aに配置して、紫外線硬化接着剤で接着し、
紫外線照射穴10から紫外線を照射して硬化させる。以
上により、図8に示すように、テープキャリア状のフレ
キシブル基板3で作製されているサスペンション1にス
ライダー20がテープ長手方向に多数形成されたスライ
ダーサスペンション接続構造体50を得ることができ
る。
【0058】次に、テープ長手方向に多数配置されたス
ライダーサスペンション接続構造体50の特性検査を行
う。検査項目は、サスペンション1のアウターリード
(図示せず)を利用した磁気ヘッドの抵抗検査、記録再
生特性検査、ガラスディスクを使用した浮上量測定検査
等である。特性検査に合格したものについては、サスペ
ンションの外形部分の打ち抜き、開口部9の折り曲げを
金型を用いて同時に行う。その結果、図9に示すよう
に、テープキャリア状のフレキシブル基板3から切り放
された独立したスライダーサスペンション接続構造体5
0が完成する。
【0059】以上のように、本実施形態1によれば、テ
ープキャリア状のフレキシブル基板3とスライダー20
を準備し、インナーリード11aと接続端子22との位
置合わせと接続、ヘッド取り付け部2aへのスライダー
20の接着、特性評価、及びテープキャリア状のフレキ
シブル基板3からのサスペンション1の打ち抜きといっ
た一連の工程を1つの製造装置で順次処理を行うこと
で、スライダーサスペンション接続構造体50を得るこ
とができる。
【0060】なお、本実施形態1では、テープキャリア
状のフレキシブル基板3のインナーリード11aの形成
面側にインナーリード11aを折り曲げてスライダー2
0を接着したが、インナーリード11a形成面の反対側
にインナーリード11aを折り曲げてスライダー20を
接着しても良い。
【0061】(実施形態2)図10に、本発明の実施形
態2によるスライダーサスペンション接続構造体の製造
方法における、スライダーの接続端子とインナーリード
との接続工程を示す。この実施形態2は、図10に示す
ように、インナーリード11aのボンディングの際に、
予めインナーリード11aを概ね直角に折り曲げた後に
ボンディングを行う点を除いて、上述した実施形態1と
同様であるので、ここでは実施形態1と共通する部分の
説明を省略し、相違点のみを以下に具体的に説明する。
【0062】このインナーリード11aは、Auメッキ
等により形成され、フレクシャ部2のヘッド取り付け部
2aから約300μm突出した状態にある。このインナ
ーリード11aの突出部を、図10に示すように、スラ
イダー20が搭載される側に概ね直角になるように治具
を用いて折り曲げる。次に、スライダー20を治具を用
いてフレクシャ部2のヘッド取り付け部2aに配置し
て、紫外線硬化接着剤で接着し、紫外線照射穴10から
紫外線を照射して硬化させ、フレクシャ部2のヘッド取
り付け部2aにスライダー20を接着する。
【0063】次に、このインナーリード11aと、Au
メッキ等により形成されたスライダー20の接続端子2
2とを、上記実施形態1の場合と同様の条件によりボン
ディングする。その際、インナーリード11aとスライ
ダー20の接続端子22の相対位置は治具により規制さ
れているため、CCDカメラによるインナーリード11
aと接続端子22との位置検出、位置補正の工程は省略
することができる。このため、ボンディング装置の簡略
化、ボンディング工程の時間短縮が可能となる。他の工
程を上記実施形態1の場合と同様にして行うことで、図
9に示すように、テープキャリア状のフレキシブル基板
3から切り放された独立したスライダーサスペンション
接続構造体50が完成する。
【0064】尚、本実施形態2では、テープキャリア状
のフレキシブル基板3のインナーリード11aの形成面
側にインナーリード11aを折り曲げてスライダー20
を接着したが、インナーリード11aの形成面の反対側
にインナーリード11aを折り曲げてスライダー20を
接着しても良い。
【0065】(実施形態3)本発明の実施形態3による
スライダーサスペンション接続構造体の製造方法におけ
るスライダーの接続端子とインナーリードとの接続工程
は、図12に示すように、フレクシャ部2のインナーリ
ード11aがヘッド取り付け部2aより突出していない
場合に適用される。この実施形態3では、上記の接続工
程を除いて上述した実施形態1及び実施形態2と同様で
あるので、ここでは実施形態1及び実施形態2と共通す
る部分の説明を省略し、相違点のみを以下に具体的に説
明する。
【0066】サスペンション1に搭載されるスライダー
20は、今後益々小型軽量化の方向が進むんでいくこと
が予想され、スライダーの大きさが俗にいう、ナノ、ピ
コスライダーサイズのオーダーに小型化が進んでいくも
のと考えられる。そこで一番問題になるのが磁気ヘッド
21からの配線の引き出しであり、図10に示すような
磁気ヘッド21の形成面に接続端子22を形成する従来
の構造はスライダー20を小型化する上での支障となっ
ていた。そこで、最近では、図11に示すように、スラ
イダー20のレール面23の背面に接続端子22を形成
する構造にしてスライダー20の小型化を図っている。
このスライダー20の接続端子22と、テープキャリア
状のフレキシブル基板3で作製したサスペンション1の
フレクシャ部2のインナーリード11aとの接続工程
を、図12を用いて説明する。
【0067】テープキャリア状のフレキシブル基板3
は、スプロケットホール15と製造装置側に配置された
スプロケットホイール(図示せず)との係合により一定
ピッチで転送される。その際、サスペンション1のフレ
クシャ部2に配置され、Auメッキ等により形成された
インナーリード11aと、スライダー20のAuメッキ
等により形成された接続端子22との位置をCCDカメ
ラにより位置検出し、インナーリード11aと接続端子
22の相対位置を補正し位置決めを行いボンディングを
行う。ボンディングは、超音波、又は超音波と熱の併用
により各々のインナーリード11aと接続端子22とを
順次ボンディングする、いわゆるシングルポイントボン
ディング方式を採用し、ボンディングツールでインナー
リード11aの裏面からフレキシブル基板3を介して接
続を行う。これは、ギャングボンディング方式では、熱
圧着によるためインナーリード11aに熱が伝わりにく
いためである。また、別の方法とレて、スライダー20
に超音波、又は熱若しくは超音波と熱を加えることによ
って、各々のインナーリード11aと接続端子22とを
ボンディングすることも可能である。その際、スライダ
ー20のレール面23を傷つけないようにしてボンディ
ングする必要がある。
【0068】インナーリード11aと接続端子22がボ
ンディングされたサスペンション1は、スプロケットホ
ール15に係合したスプロケットホイール(図示せず)
により転送され、磁気ヘッド21の抵抗測定が行われ
る。次に、紫外線照射穴10から紫外線硬化接着剤を塗
布した後に、紫外線照射穴10から紫外線を照射して紫
外線硬化接着剤を硬化させ、サスペンション1のフレク
シャ部2にスライダー20を接着する。他の工程を上記
実施形態1又は実施形態2の場合と同様にして行うこと
で、図9に示すように、テープキャリア状のフレキシブ
ル基板3から切り放された独立したスライダーサスペン
ション接続構造体50が完成する。
【0069】尚、上述した実施形態3では、インナーリ
ード11aと接続端子22のボンディングを行った後に
紫外線照射穴10から紫外線硬化接着剤を塗布しスライ
ダー20をフレクシャ部2のヘッド取り付け部2aに接
着しているが、予め治具を用いてスライダー20とフレ
クシャ部2のヘッド取り付け部2aを紫外線硬化接着剤
で接着した後にインナーリード11aと接続端子22の
ボンディングを行ってもよい。また、インナーリード1
1aと接続端子22のボンディングと同時にスライダー
20とフレクシャ部2のヘッド取り付け部2aを接着す
るようにしてもよい。
【0070】また、上述した実施形態3では、インナー
リード11aはフレクシャ部2のヘッド取り付け部2a
上に形成されているが、スリット5a、5b、5c、5
dの加工をエキシマレーザで加工する際に、インナーリ
ード11aの下にあるフレキシブル基板3を同時に加工
し、図13に示すように、インナーリード11aが加工
穴24a、24bから突出するように加工してもよい。
この場合には、ボンディング時の超音波等の吸収を防ぐ
ことができるので、ギャングボンディング方式を用いて
熱圧着により一括してボンディングすることが可能にな
る。
【0071】(実施形態4)本発明の実施形態4による
スライダーサスペンション接続構造体は、スライダー2
0の大きさが更に小さくなりコンタクト記録等になった
場合であって、具体的にはスライダーの大きさが俗にい
う、ナノ、ピコ、更にはフェムトスライダーサイズのオ
ーダーに小型化が進んで行き、従来のようなフレクシャ
構造を必要としない場合に適用されるものである。この
実施形態4では、上記の点を除いて上述した実施形態1
〜実施形態3と同様であるので、ここでは実施形態1〜
実施形態3と共通する部分の説明を省略し、相違点のみ
を以下に具体的に説明する。
【0072】この実施形態4では、図14及び図15に
示すように、サスペンション1はポリイミド等の絶縁性
フィルムからなるテープキャリア状のフレキシブル基板
3で作製されており、ヘッド取り付け部2aとスプリン
グアーム4とは梁25によって結ばれている。この梁2
5によってローリングとヨーイングの動きを可能として
いる。この梁25の加工は、エキシマレーザを使用した
アブレーション加工により、50μm程度の幅のスリッ
ト加工を行うことができる。また、梁25の加工と同時
にヘッド取り付け部2aには、スライダーとヘッド取り
付け部2aを紫外線硬化接着剤で接着する際に紫外線を
照射するための紫外線照射穴10を、50μm〜100
μm程度の径に加工する。インナーリード11aは、図
15に示すように、ヘッド取り付け部2a上に形成され
ており、図11に示したスライダー20の接続端子22
と対応するように配置されている。
【0073】他の工程を上記実施形態1〜実施形態3の
場合と同様にして行うことで、図16に示すように、テ
ープキャリア状のフレキシブル基板3で作製されている
サスペンション1にスライダー20がテープ長手方向に
多数形成されたスライダーサスペンション接続構造体5
0を得ることができ、最終的に、図17に示すように、
テープキャリア状のフレキシブル基板3から切り放され
た独立したスライダーサスペンション接続構造体50が
完成する。
【0074】尚、上述した実施形態4では、インナーリ
ード11aはフレクシャ部2のヘッド取り付け部2a上
に形成されているが、梁25の加工をエキシマレーザで
加工する際に、インナーリード11aの下にあるフレキ
シブル基板3を同時に加工し、図18に示すように、イ
ンナーリード11aが加工穴24cから突出するように
加工してもよい。この場合には、ボンディング時の超音
波等の吸収を防ぐことができるので、ギャングボンディ
ング方式を用いて熱圧着により一括してボンディングす
ることが可能になる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスライダ
ーサスペンション接続構造体によれば、磁気ヘッドを有
するスライダーが搭載されるサスペンションが、テープ
キャリア状のフレキシブル基板によって作製されている
ため、サスペンションを軽量化でき、スライダーサスペ
ンション接続構造体の全体質量も小さくできるので、衝
撃発生時にスライダーがメディアに衝突しにくくなり、
スライダーサスペンション接続構造体の耐衝撃性を向上
させることができる。
【0076】また、サスペンションをテープキャリア状
のフレキシブル基板によって作製することにより、サス
ペンションの供給、磁気ヘッドとの接続、及び特性評価
といった一連の工程をテープの状態で連続的に行うこと
が可能となり、スライダーサスペンション接続構造体の
製造を自動化し量産することが容易となる。しかも、従
来のように配線パターンを形成する工程における製造装
置の制約を受けて、加工可能なスライダーサスペンショ
ン接続構造体の大きさが制限されることがなくなる。
【0077】また、特に上記サスペンションに形成され
たリード部のインナーリードがフレキシブル基板から突
出している構成にすると、ボンディング時の超音波等の
吸収を防ぐことができるので、ギャングボンディング方
式を用いて熱圧着により複数のインナーリードとスライ
ダーの接続端子とをツールにより一括してボンディング
することができ、作業効率が向上する。
【0078】また、本発明のスライダーサスペンション
接続構造体の製造方法は、複数のサスペンションを配置
したテープキャリア状のフレキシブル基板を用いるの
で、各サスペンションに形成されたリード部のインナー
リードと、磁気ヘッドを有するスライダーの接続端子と
を位置合わせして電気的に接続する接続工程、サスペン
ションのフレクシャ部にスライダーを接着する接着工
程、及びフレキシブル基板から複数のサスペンションを
分離して成形する分離成形工程といった一連の工程を、
各製造装置で高精度な位置決めをし、かつ各製造装置間
で高精度な搬送を行って、テープの状態で順次処理する
ことができる。これにより、スライダーサスペンション
接続構造体の製造工程を自動化し、大幅な製造工程の簡
略化、製造時間の短縮、及び製造費用の削減を図ること
ができ、量産性が大幅に向上する。
【0079】上記接続工程において、複数のインナーリ
ードと接続端子を一括してボンディングする構成にする
と、接続工程の時間を従来に比べ1/2〜1/3程度に
短縮することができる。
【0080】また、特に上記接続工程においてインナー
リードと接続端子とを接合した後、上記接着工程におい
てフレクシャ部にスライダーを接着する構成にすると、
インナーリードを折り曲げる工程が不要となり、製造工
程を簡略化できると共に接続の信頼性を向上させること
ができる。この場合には、インナーリードと接続端子が
同一平面に存在する状態でボンディングが行われるため
ボンディングが容易となる。しかも、現有のギャングボ
ンダーをそのまま利用してボンディングを行うことがで
きるため、新たな設備投資の必要がない。
【0081】また、特に上記接着工程においてフレクシ
ャ部にスライダーを接着した後、上記接続工程において
インナーリードと接続端子とを接合する構成にすると、
インナーリードとスライダーの接続端子の相対位置は治
具により規制されているため、CCDカメラによるイン
ナーリードとスライダーの接続端子との位置検出及び位
置補正の工程を省略することができ、又インナーリード
を折り曲げる工程が不要となる。このため、製造工程を
簡略化し、製造時間を短縮することができると共に接続
の信頼性を向上させることができる。
【0082】また、特に上記接続工程においてインナー
リードと接続端子とを接合した後、このインナーリード
を折り曲げる工程を介して、接着工程においてフレクシ
ャ部にスライダーを接着する構成にすると、フレクシャ
部とスライダーの接着面が接着姿勢で位置決めされた状
態で接着が行われるため接着がより一層正確かつ確実な
ものとすることができる。
【0083】また、特に上記接着工程においてフレクシ
ャ部にスライダーを接着した後、インナーリードを折り
曲げる工程を介して、接続工程においてインナーリード
と接続端子とを接合する構成にすると、フレクシャ部と
スライダーとが接着により位置決めされた状態で、か
つ、フレクシャ部におけるインナーリードの接続部とス
ライダーの接続端子が同一平面に存在する状態でボンデ
ィングが行われるため接合がより一層正確かつ確実なも
のとすることができる。
【0084】また、特に上記分離成形工程より前に、サ
スペンションに搭載したスライダーの磁気ヘッドを、フ
レキシブル基板に実装した状態で特性評価を行う特性評
価工程を有する構成にすると、フレキシブル基板の精密
送りを利用してヘッドの特性評価を簡単に自動化するこ
とができる。また、ボンディング後に素子抵抗測定等を
行うことによりヘッドの不良を検査できるので、検査結
果に基づいてそれ以降の加工工程において不良ヘッドに
対する無駄な加工を排除することができる。
【0085】また、特にフレキシブル基板を転送するこ
とにより、各工程を1つの装置で順次処理する構成にす
ると、スライダーサスペンション接続構造体の製造の自
動化を容易に図ることができ、より一層の製造工程の簡
略化、製造時間の短縮、及び製造費用の削減を図ること
ができ、量産性を更に大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体を製造する過程における、複数のサス
ペンションが配置されたテープキャリア状のフレキシブ
ル基板を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体におけるサスペンションを示す斜視図
である。
【図3】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体におけるサスペンションのフレクシャ
部を示す斜視図である。
【図4】本発明のスライダーサスペンション接続構造体
を製造する際に使用するテープキャリア状のフレキシブ
ル基板の製造方法を示す工程図である。
【図5】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体において、サスペンションのフレクシ
ャ部にスライダーを搭載した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体の製造方法を表す図であって、サスペ
ンションのフレクシャ部にスライダーを搭載する過程を
裏側から示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体の製造方法を表す図であって、サスペ
ンションのフレクシャ部にスライダーを搭載する過程を
表側から示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体が、テープキャリア状のフレキシブル
基板のテープ長手方向に多数形成された状態を示す斜視
図である。
【図9】本発明の実施形態1によるスライダーサスペン
ション接続構造体を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態2によるスライダーサスペ
ンション接続構造体の製造方法を表す図であって、サス
ペンションのフレクシャ部にスライダーを搭載する過程
を示す斜視図である。
【図11】本発明のスライダーサスペンション接続構造
体に用いられる、レール背面に接続端子を形成したスラ
イダーを示す斜視図である。
【図12】本発明の実施形態3によるスライダーサスペ
ンション接続構造体の製造方法を表す図であって、サス
ペンションのフレクシャ部にスライダーを搭載する過程
を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態3によるスライダーサスペ
ンション接続構造体の別の製造方法を表す図であって、
サスペンションのフレクシャ部にスライダーを搭載する
過程を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施形態4によるサスペンションを
示す斜視図である。
【図15】本発明の実施形態4によるスライダーサスペ
ンション接続構造体の製造方法を表す図であって、サス
ペンションのヘッド取り付け部にスライダーを搭載する
過程を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施形態4によるスライダーサスペ
ンション接続構造体が、テープキャリア状のフレキシブ
ル基板のテープ長手方向に多数形成された状態を示す斜
視図である。
【図17】本発明の実施形態4によるスライダーサスペ
ンション接続構造体を示す斜視図である。
【図18】本発明の実施形態4によるスライダーサスペ
ンション接続構造体のの別の製造方法を表す図であっ
て、サスペンションのヘッド取り付け部にスライダーを
搭載する過程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サスペンション 2 フレクシャ 3 フレキシブル基板 4 スプリングアーム 5a、5b、5c、5d スリット 6a、6b スペーサー 7 位置決め穴 8 基準穴 9 開口部 10 紫外線照射穴 11 リード 11a インナーリード 12 絶縁性フィルム 13 下地金属膜 14 フォトレジストパターン 20 スライダー 21 磁気ヘッド 22 接続端子 23 レール 24a、24b、24c 加工穴 25 梁 50 スライダーサスペンション接続構造体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サスペンションに磁気ヘッドを有するス
    ライダーが搭載され、該磁気ヘッドの電極端子と該サス
    ペンションに形成されたリード部とを電気的に接続した
    スライダーサスペンション接続構造体において、 該サスペンションが、テープキャリア状のフレキシブル
    基板によって作製されているスライダーサスペンション
    接続構造体。
  2. 【請求項2】 前記サスペンションに形成された前記リ
    ード部のインナーリードが前記フレキシブル基板から突
    出している構成とした請求項1記載のスライダーサスペ
    ンション接続構造体。
  3. 【請求項3】 サスペンションに磁気ヘッドを有するス
    ライダーが搭載され、該磁気ヘッドの電極端子と該サス
    ペンションに形成されたリード部とを電気的に接続した
    スライダーサスペンション接続構造体の製造方法であっ
    て、 複数のサスペンションを配置したテープキャリア状のフ
    レキシブル基板の各サスペンションに形成されたリード
    部のインナーリードと、磁気ヘッドを有するスライダー
    の接続端子とを位置合わせして電気的に接続する接続工
    程と、 該サスペンションのフレクシャ部に該スライダーを接着
    する接着工程と、 該フレキシブル基板から該複数のサスペンションを分離
    して成形する分離成形工程とを包含するスライダーサス
    ペンション接続構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接続工程において、複数の前記イン
    ナーリードと前記接続端子を一括してボンディングする
    請求項3記載のスライダーサスペンション接続構造体の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接続工程において前記インナーリー
    ドと前記接続端子とを接合した後、前記接着工程におい
    て前記フレクシャ部に前記スライダーを接着する請求項
    3又は請求項4記載のスライダーサスペンション接続構
    造体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接着工程において前記フレクシャ部
    に前記スライダーを接着した後、前記接続工程において
    前記インナーリードと前記接続端子とを接合する請求項
    3又は請求項4記載のスライダーサスペンション接続構
    造体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記接続工程において前記インナーリー
    ドと前記接続端子とを接合した後、該インナーリードを
    折り曲げる工程を介して、前記接着工程において前記フ
    レクシャ部に前記スライダーを接着する請求項3又は請
    求項4記載のスライダーサスペンション接続構造体の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記接着工程において前記フレクシャ部
    に前記スライダーを接着した後、前記インナーリードを
    折り曲げる工程を介して、前記接続工程において該イン
    ナーリードと前記接続端子とを接合する請求項3又は請
    求項4記載のスライダーサスペンション接続構造体の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記分離成形工程より前に、前記サスペ
    ンションに搭載した前記スライダーの前記磁気ヘッド
    を、前記フレキシブル基板に実装した状態で特性評価を
    行う特性評価工程を有する請求項3〜請求項8のいずれ
    かに記載のスライダーサスペンション接続構造体の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記フレキシブル基板を転送すること
    により、各工程を1つの装置で順次処理する請求項3〜
    請求項9のいずれかに記載のスライダーサスペンション
    接続構造体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467306B1 (ko) * 2000-11-22 2005-01-24 히다치 글로벌 스토리지 테크놀로지스 네덜란드 비.브이. 베이스 부재, 반송 장치, 헤드 짐벌 어셈블리의 조립 장치및 그 조립 방법

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KR100467306B1 (ko) * 2000-11-22 2005-01-24 히다치 글로벌 스토리지 테크놀로지스 네덜란드 비.브이. 베이스 부재, 반송 장치, 헤드 짐벌 어셈블리의 조립 장치및 그 조립 방법

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