JP2000076735A - 番組予約装置および方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組一覧表などを検索することなく予約した
い番組を入力するだけで予約の重複を避けて番組の予約
ができる番組予約装置および方法を提供する。 【解決手段】 本発明の番組予約装置は、既存のモジュ
ール６２と予約情報記憶部５４とを備えるデジタルチュ
ーナ４８と、提供用番組情報選択部８２と表示部６４と
を有するコントロール部５６と第一の予約情報取得部６
６と第二の予約情報取得部６８と予約情報比較部７０と
重複アラーム発信部７２と予約情報追加部７４とを有す
る重複チェック部５８とを備えるクライアント５０と、
提供用番組情報コントロール部７６と提供用番組情報蓄
積部７８と提供用番組予約情報発信部８０とを有する番
組情報提供部６０とを備えるサーバ５２とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送等で使用
されている電子ガイドシステムおよび番組選択について
番組一覧表を使用することなく予約番組の重複を回避す
る番組予約装置および方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のデジタルチューナの一例は、特開
平９ー２７５５３１号公報の「ディジタル放送受信装置
およびその番組制御装置」に記載されている。

【０００３】図１，図２を参照しこの従来例について説
明する。図１は、従来のディジタル放送受信装置を示す
ブロック図である。図２は、ディジタル放送受信装置に
おける番組予約制御処理の機能ブロック図である。

【０００４】図１に示すように、従来例のディジタル放
送受信装置およびその番組予約制御装置は、放送局から
送られてくる音声情報，画像情報，付加情報の乗った電
波を受信するアンテナ１０と、アンテナ１０で受信した
電波を復調するチューナ１２と、有料放送にかけられた
スクランブルを解除するデスクランブラ１４と、多重化
された受信信号の情報を音声情報，画像情報，付加情報
に分離するＭＰＥＧ２デマルチプレクサ１６と、分離さ
れた情報信号の音声情報を復号化するＭＰＥＧ２音声デ
コーダ１８と、分離された情報信号の画像情報を復号化
するＭＰＥＧ２画像デコーダ２０と、チューナ１２，デ
スクランブラ１４，ＭＰＥＧ２デマルチプレクサ１６と
を制御するマイクロプロセサ２２と、復号化された音声
情報を出力するスピーカ２４と、復号化された画像情報
を画像信号に変換する表示制御回路２６と、変換された
画像信号を表示する画像表示器２８と、録画したい番組
を録画するＶＴＲ３０と、利用者に録画予約の変更など
を通知するメール送受信機３２と、録画予約などの情報
を入力する入力操作装置３４と、マイクロプロセサ２
２，表示制御回路２６，ＶＴＲ３０，メール送受信機３
２，入力操作装置３４を制御する主制御マイコン３６と
により構成されている。

【０００５】従来例のディジタル放送受信装置およびそ
の番組予約制御装置は、従来例以前にあったディジタル
放送受信装置にメール送受信機３２を付加し番組遅延／
キャンセルなどをユーザに通知しユーザから番組遅延／
キャンセルになった番組の録画予約の延期／解除の指示
を受けることのできる機能を持っている。

【０００６】ディジタル放送受信装置３８は、主に、Ｍ
ＰＥＧ２デコーダによる音声／画像情報再生機能や主制
御マイコン３６による番組一覧表の作成／表示機能，番
組予約制御機能，メール送受信機能などの機能を備えて
いる。

【０００７】音声／画像情報再生機能は、アンテナ１０
で受信したビットストリームをマイクロプロセサ２６で
制御されたチューナ１２，デスクランブラ１４，ＭＰＥ
Ｇ２デマルチプレクサ１６を経てＭＰＥＧ２音声／画像
デコーダ１８／２０によって音声／画像情報に復号し、
スピーカ２４および画像表示器２８で再生する処理機能
である。

【０００８】番組一覧表の作成／表示機能は、放送局か
ら送られてくるデータを参照して番組一覧表の作成／表
示を行う機能である。また、メール送受信機能は、ネッ
トワークメールあるいは個人メールを扱う機能であり、
放送番組受信契約や予約番組の放送遅延／予約解除など
の情報がこのメールによって利用者に通知される。ディ
ジタル放送受信装置３８では、例えば番組一覧表の作成
／表示機能によって表示された番組一覧表の表示画面を
利用し番組予約機能により番組再生予約や録画予約の設
定登録を行う。

【０００９】番組予約制御機能は、番組再生／録画予約
の設定登録および登録された放送番組の予約情報に基づ
き予約時刻の確認と、当予約番組で放送される音声／画
像情報を再生／録画機能による再生／録画と、予約番組
の放送遅延の情報に基づき予約延期／解除することと、
予約番組の放送遅延／予約延期／解除の情報を前記メー
ル送受信機能により利用者に通知することを行う。

【００１０】ディジタル放送受信装置３８は、放送局か
ら送信される番組の放送開始時刻が遅れる場合には、通
常は、送信されてくる付加情報に基づいて、番組再生／
録画予約の自動解除を行う。例えば、番組放送開始時刻
になっても予約番組のＩＤ情報が送信されてこない場合
には、放送受信装置は、予約番組の放送開始時刻の遅延
と判断して自動的に予約の解除を行う。このような番組
再生／録画予約の解除は、不在時の再生や録画切れなど
の欠陥受信に対して課金される不都合を排除する目的で
行われる。

【００１１】図２に示すように、番組予約機能４２は、
放送局から番組放送時刻遅延／キャンセル情報４０が送
られてくると、番組再生／録画予約の延期または解除処
理４４を行う。番組予約機能４２は、番組放送時刻遅延
／キャンセル通知手段４６によって利用者に予約番組の
予約延期／解除の通知をメール送受信器３２によりメー
ル送信４８によって行う。この番組放送遅延／キャンセ
ル通知手段４６は、主制御マイコン３６のプログラムに
よって実現される。

【００１２】次に、図３〜図８を参照しこのデジタル放
送受信装置の動作を説明する。図３は、ディジタル放送
受信装置の番組再生／録画予約と再生／録画の処理手順
を示したフローチャートである。図４は、機能メニュー
画面を表す図である。図５は、変更追従／非追従の選択
画面を表す図である。図６は、番組一覧表の一例を表す
図である。図７は、録画予約リストの一例を表す図であ
る。図８は、再予約の確認の画面を表す図である。

【００１３】図３に示すように、デジタル放送受信装置
３８は、環境設定処理を行う（ステップＡ１）。環境設
定処理は、番組予約制御処理において番組放送スケジュ
ールの変更が発生したときの対応処理方法を設定するた
めに行われるものである。デジタル放送受信装置３８
は、画面表示器２８に図４に示す機能メニューを画面上
に表示する。デジタル放送受信装置３８は、画面上でユ
ーザからセットアップの指示が入力されると、図５に示
す変更追従／非追従の選択画面を表示する。この設定
は、番組放送スケジュールの変更が発生したときに変更
に追従させるか否かの選択と、追従させる許容変更時間
範囲とを設定する。デジタル放送受信装置３８は、画面
上でユーザから追従，非追従，許容時間が入力され決定
が選択されると、設定を確定し、図４に示す機能メニュ
ー画面表示に戻る。

【００１４】図４に示す機能メニュー画面において、デ
ジタル放送受信装置３８は、画面上でユーザから予約の
指示が入力されると予約番組の選択処理を行い（ステッ
プＡ２）、ステップＡ３へ進む。予約番組選択処理は、
図６に示した番組一覧表の表示画面を使用して予約をす
る番組の選択を行い録画する番組の情報を設定するもの
である。予約番組の選択は、番組一覧表に表示してある
アイコンをカーソルでクリックすることにより選択でき
る。例えば、ユーザは、番組一覧表の番組選択をクリッ
クし、日付を表す１（月）をクリックし、番組を表すｃ
ｈ４のスポーツ中継Ｈをクリックすることにより録画予
約が可能となる。デジタル放送受信装置３８は、再生予
約機能アイコンまたは録画予約機能アイコンが押下され
ると番組再生／録画予約の登録処理を行う（ステップＡ
３）。デジタル放送受信装置３８は、ステップＡ２で選
択された番組の再生／録画の予約設定情報を登録して予
約番組の放送開始時刻待ち状態へ移行する。デジタル放
送受信装置３８は、図７に表示画面を例示したような録
画予約リストを作成する。デジタル放送受信装置３８
は、予約番組の放送開始時刻になると開始時刻に遅れが
ないかどうかを判断する（ステップＡ４）。遅れがない
場合は、予約番組の再生または録画制御処理を行い（ス
テップＡ５）、予約した番組の終了時間になると再生ま
たは録画予約を解除する（ステップＡ６）。予約番組の
放送開始時刻が遅れる場合は、番組再生／録画予約の続
行が可能かどうか判断する（ステップＡ７）。予約番組
の放送開始時刻が大幅に遅れるなど可能でない場合は、
ステップＡ１１に進む。可能な場合は、ステップＡ１の
環境設定処理において設定された「変更追従／非追従」
の設定内容を確認し判断する（ステップＡ８）。「非追
従」に設定されている場合には、ステップＡ５へ進む。
「追従」に設定されている場合には、予約番組の放送時
刻のずれ量がステップＡ１の環境設定処理において設定
された許容範囲内かどうかを確認し判断する（ステップ
Ａ９）。番組放送時刻のずれ量が許容範囲内である場合
は、番組放送開始の遅延（録画の延期）を利用者（ユー
ザ）にメール送信４８によりメールで通知し（ステップ
Ａ１０）、ステップＡ３に進み予約番組の放送開始時刻
待ち状態となる。番組放送時刻のずれ量が許容範囲内で
ある場合は、メール送信４８により番組予約を解除する
ことを利用者に通知し（ステップＡ１１）、番組の再生
／録画予約を解除し（ステップＡ１２）、ユーザが他の
番組の予約を行なうかどうかの確認し判断する（ステッ
プＡ１３）。ステップＡ１３は、図８に示すような入力
画面を表示し、「はい」または「いいえ」を選択入力さ
せることによって行う。所定時間経過までに選択入力が
ないときまたは「いいえ」を入力した場合は、処理を終
了する。「はい」が入力された場合は、図６に示したよ
うな番組一覧表の表示を行い（ステップＡ１４）、ステ
ップＡ２の予約番組の選択（変更）処理に進む。

【００１５】

【発明が解決しようとする課題】上述したデジタル放送
受信装置における番号予約では、見たいと思う複数のテ
レビ番組を録画予約することは、ときとして放送時間な
どがはじめの時間と終わりの時間が重なることもあっ
た。これに気づかず録画予約をすると装置側では、予約
時間が早い順かまたは放送時間の早い順に録画をするこ
とになりユーザは希望する番組を必ずしも録画できない
でいた。また、従来のデジタル放送受信装置および番組
予約装置は、番組を予約するときにユーザはデジタルチ
ューナから得られる番組一覧表などの情報を検索する必
要があった。

【００１６】本発明の目的は、ユーザが番組一覧表で検
索することなく希望の番組を選択するだけで、他の番組
と重なることを気づかず録画予約することなしに、番組
を予約することができる番組予約装置および方法を提供
することにある。

【００１７】

【課題を解決するための手段】本発明の番組予約装置
は、ユーザがあらかじめ予約した番組の情報である予約
番組情報を格納する予約情報記憶部を有するデジタルチ
ューナと、前記ユーザが番組予約の情報を選択するコン
トロール部と、前記あらかじめ予約した番組の情報であ
る予約番組情報と前記ユーザが新たに予約する予約番組
情報とを比較し重複があると前記コントロール部へ表示
し重複がないと前記予約情報記憶部に前記ユーザが新た
に予約する予約番組情報を追加する重複チェック部とを
有するクライアントと、放送局から送られてくる番組情
報や広告等を格納し前記番組情報や広告等を前記クライ
アントの前記コントロール部に送信し前記ユーザが新た
に予約する予約番組情報を前記コントロール部から受け
取り前記重複チェック部へ送信する番組情報提供部を有
するサーバとを備える。

【００１８】前記コントロール部は、前記番組情報や広
告等をユーザに表示する表示部と、前記ユーザが前記表
示部に表示された前記番組情報や広告等により前記ユー
ザが新たに予約する予約番組情報を入力し入力された前
記予約番組情報を前記番組情報提供部に送信する提供用
番組情報選択部とを有する。

【００１９】前記番組情報提供部は、放送局から送られ
てくる前記番組情報や広告等を格納できる提供用番組情
報蓄積部と、前記提供用番組情報選択部から送信された
前記ユーザが新たに予約する予約番組情報を受信し格納
し、前記番組情報や広告等を前記提供用番組情報蓄積部
に格納する提供用番組情報コントロール部と、前記提供
用番組情報コントロール部に格納されている前記ユーザ
が新たに予約する予約番組情報を取得し前記重複チェッ
ク部に送信する提供用番組予約情報発信部とを有する。

【００２０】前記重複チェック部は、前記デジタルチュ
ーナの前記予約情報記憶部に格納されている前記あらか
じめ予約した番組の情報である予約番組情報を取得する
第一の予約情報取得部と、前記提供用番組予約情報発信
部から送信された前記前記ユーザが新たに予約する予約
番組情報を受信する第二の予約情報取得部と、前記第一
の予約情報取得部に格納されている前記あらかじめ予約
した番組の情報である予約番組情報と前記第二の予約情
報取得部に格納されている前記ユーザが新たに予約する
予約番組情報との放送時間，チャネル，番組名，パラメ
ータを比較する予約情報比較部と、前記比較の結果重複
していなければ前記予約情報記憶部に前記第二の予約情
報取得部に格納されている前記ユーザが新たに予約する
予約番組情報を追加する予約情報追加部と、前記比較の
結果重複していれば前記表示部に警告を表示する重複ア
ラーム部とを有する。

【００２１】

【発明の実施の形態】図９，図１０を参照し本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図９は、本発明の番組予約
装置の概略ブロック図である。図１０は、本発明の番組
予約装置を詳細に表すブロック図である。図９に示す番
組予約装置は、デジタルチューナ４８とクライアント５
０とサーバ５２とで構成される番組予約装置である。

【００２２】デジタルチューナ５２は、デジタルサテラ
イトチューナやＩＲＤ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｒｅｃ
ｅｉｖｅｒ Ｄｅｃｏｄｅｒ）に相当し衛星からの番組
情報を取得するモジュール，予約情報用の番組情報を提
供するモジュール，ＴＶ等の映像機器へのインタフェー
スであるモジュールである既存のモジュール６２と、衛
星から番組の情報が送られるデジタルチューナ中にユー
ザの番組予約情報を記憶する予約情報記憶部５４とから
構成されている。

【００２３】クライアント５０は、提供用番組情報選択
部８２と表示部６４とを有するコントロール部５６と、
第一の予約情報取得部６６と第二の予約情報取得部６８
と予約情報比較部７０と重複アラーム発信部７２と予約
情報追加部７４とを有する重複チェック部５８とで構成
されている。コントロール部５６は、番組情報提供部６
０内に蓄積する番組表やお薦めや広告等の番組情報を表
示し重複チェック部５８中の重複アラーム情報を受取り
表示する表示部６４と、番組情報提供部６０内にユーザ
の選択を入力する提供用番組情報選択部８２とを有して
いる。重複チェック部５８は、デジタルチューナ４８に
蓄積されている番組予約情報を取得する第一の予約情報
取得部６６と、提供用番組予約情報発信部８０から提供
用番組予約情報を取得する第二の予約情報取得部６８
と、第一の予約情報取得部６６と第二の予約情報取得部
６８とに格納された番組予約情報を比較する予約情報比
較部７０と、予約情報比較部７０で重複がないと判定さ
れたときに番組予約情報をデジタルチューナ中の予約情
報記憶部５４に送り番組予約情報を追加する予約情報追
加部７４と、予約情報比較部７０で重複があると判定さ
れたときに重複アラームをコントロール部５６中の表示
部６４に発信する重複アラーム発信部７２とを有してい
る。

【００２４】サーバ５２は、番組表やお薦めや広告等の
形式で番組情報を蓄積する提供用番組情報蓄積部６２
と、提供用番組情報蓄積部７８に蓄積する提供用番組情
報をユーザの選択である提供用番組情報選択部８２の入
力によって選択を行う提供用番組情報コントロール部７
６と、提供用番組情報コントロール部７６で選択された
提供用番組予約情報を重複チェック部５８に発信する提
供用番組予約情報発信部８０とを有する番組情報提供部
６０で構成されている。クライアント５０とサーバ５２
は、コンピュータにより実現される。

【００２５】また、クライアント５０は、デジタルチュ
ーナ４８から得られる番組予約情報とサーバ５２が提供
しクライアント５０の選択によって得られる番組予約情
報とを用いてデジタルチューナ４８中に既存の番組予約
情報に更新をかけるかあるいはクライアント５０で双方
の番組予約情報に重複があることを表示する機能を持
つ。

【００２６】サーバ５２は、クライアント５０のコンピ
ュータを管理し、本発明で述べるように提供用番組情報
を蓄積し、クライアントとサーバ間で番組情報のやり取
り可能とする。

【００２７】次に、図１１用いて本発明の実施の形態の
動作の説明をする。図１１は、本発明の動作を表すフロ
ーチャートである。コントロール部５６は、番組情報提
供部６０の提供用番組情報蓄積部７８に蓄積されている
番組表，お薦め，広告等を構成する提供用番組情報を表
示部６４で表示する（ステップＢ１）。コントロール部
５６は、ユーザが予約したい番組を予約するときに提供
用番組情報選択部８２を用いて表示部６４に表示してあ
る提供用番組情報を選択したかを判断する（ステップＢ
２）。比較の結果、提供用番組情報に予約したいもの
（選択したいもの）がない場合は、処理を終了する。比
較の結果、提供用番組情報に予約したいもの（選択した
いもの）がある場合は、ステップＢ３へ進む。コントロ
ール部５６は、ユーザから選択された予約したい番組の
提供用番組予約情報を提供用番組情報選択部８２から提
供用番組情報コントロール部７６へ渡す。提供用番組情
報コントロール部７６は、提供用番組予約情報を提供用
番組情報発信部８２から第二の予約情報取得部６８へ提
供用番組予約情報を転送する（ステップＢ３）。重複チ
ェック部５８は、デジタルチューナ４８の予約記憶部５
６に蓄積する番組予約情報を取得し第一の予約情報取得
部６６に格納する（ステップＢ４）。重複チェック部５
８は、予約情報比較部７０において第一の予約情報取得
部６６の番組予約情報と、第二の予約情報取得部６８の
提供用番組予約情報とを番組の予約の時間などの重複が
ないかを比較する（ステップＢ５）。比較の結果、重複
がある場合は、重複チェック部５８は、重複アラーム発
信部７２から表示部６４で重複アラーム表示を行う（ス
テップＢ６）。これによりユーザは、番組予約に重複が
あったことを知ることができる。比較の結果、重複がな
い場合は、ステップＢ７へ進む。重複チェック部５８
は、第二の予約情報取得部６８の提供用番組予約情報を
予約情報追加部７４へ渡す。予約情報追加部７４は、提
供用番組予約情報を予約情報記憶部５４に追加する処理
を行う。

【００２８】次に、図１２を用いて本発明の第１の実施
例を説明する。図１２は、第１の実施例を示す番組予約
を表す図である。図１２の（ａ）はデジタルチューナ内
の予約記憶部５６に記憶されている番組予約情報の例を
示している。図１２の（ｂ）はユーザがサーバの番組予
約情報を選択した際にサーバ側から提供される提供用番
組予約情報の例を示している。図１２の（ｃ）は、デジ
タルチューナ内の予約記憶部５６の処理後の情報の例で
ある。

【００２９】図１２に示すように、コントロール部５６
は、サーバ側からの番組情報（図１２（ｂ））を表示部
６４に表示する（ステップＢ１）。提供用番組情報選択
部８２は、ユーザから番組情報を番組予約に使用する指
示があるかを判断する（ステップＢ２）。ユーザが番組
情報を番組予約に使用しない選択を行うと、処理を終了
する（ステップＢ８）。予約情報記憶部５４の情報（図
１２（ａ））は、サーバの番組情報を何も追加しないの
で予約情報記憶部５４の番組予約情報の更新は行われな
い（図１２（ｃ））。

【００３０】次に、図１３を用い本発明の第２の実施例
を説明する。図１３は、第２の実施例を示す番組予約を
表す図である。図１３の（ａ）はデジタルチューナ内の
予約記憶部５６に記憶されている番組予約情報の例を示
している。図１３の（ｂ）はユーザがサーバの番組予約
情報を選択した際にサーバ側から提供される提供用番組
予約情報の例を示している。図１３の（ｃ）は、デジタ
ルチューナ内の予約記憶部５６の処理後の情報の例であ
る。

【００３１】図１３に示すように、コントロール部５６
は、サーバ側からの番組情報（図１３（ｂ））を表示部
６４に表示する（ステップＢ１）。提供用番組情報選択
部８２は、ユーザから番組情報を番組予約に使用する指
示があるかを判断する（ステップＢ２）。ユーザが番組
情報を番組予約に使用する選択を行うとステップＢ３へ
進む。提供用番組情報選択部８２は、表示部６４上でユ
ーザが選択した予約番組情報（図１３（ｂ））を取得す
る（ステップＢ３）。取得された予約番組情報は、提供
用番組情報コントロール部７６によって提供用番組予約
情報発信部８０より重複チェック部５８の第二の予約情
報取得部６８に送られる。重複チェック部５８は、予約
情報記憶部５４の予約番組情報（図１３（ａ））を取得
し第一の予約情報取得部６６に格納する（ステップＢ
４）。予約情報比較部７０は、第一の予約情報取得部６
６の予約番組情報と、第二の予約情報取得部６８の予約
番組情報とを放送時間，チャネル，番組名，パラメータ
などが重複していないかを比較する（ステップＢ５）。
比較の結果、第一の予約情報取得部６６の予約番組情報
と、第二の予約情報取得部６８の予約番組情報とは、重
複していないので第二の予約情報取得部６８の予約番組
情報は、追加予約情報として予約情報追加部７４に渡
す。予約情報追加部７４は、予約情報記憶部５４に予約
番組情報を追加し（ステップＢ７）、処理を終了する。
予約情報記憶部５４の予約番組情報は、図１３（ｃ）の
ようになる。

【００３２】次に、第３の実施例を図１４を用いて説明
する。図１５は、第３の実施例を示す番組予約を表す図
である。図１４の（ａ）はデジタルチューナ内の予約記
憶部５６に記憶されている番組予約情報の例を示してい
る。図１４の（ｂ）はユーザがサーバの番組予約情報を
選択した際にサーバ側から提供される提供用番組予約情
報の例を示している。図１４の（ｃ）は、デジタルチュ
ーナ内の予約記憶部５６の処理後の情報の例である。

【００３３】図１４に示すように、コントロール部５６
は、サーバ側からの番組情報（図１４（ｂ））を表示部
６４に表示する（ステップＢ１）。提供用番組情報選択
部８２は、ユーザから番組情報を番組予約に使用する指
示があるかを判断する（ステップＢ２）。ユーザが番組
情報を番組予約に使用する選択を行うとステップＢ３へ
進む。提供用番組情報選択部８２は、表示部６４上でユ
ーザが選択した予約番組情報（図１４（ｂ））を取得す
る（ステップＢ３）。取得された予約番組情報は、提供
用番組情報コントロール部７６によって提供用番組予約
情報発信部８０より重複チェック部５８の第二の予約情
報取得部６８に送られる。重複チェック部５８は、予約
情報記憶部５４の予約番組情報（図１４（ａ））を取得
し第一の予約情報取得部６６に格納する（ステップＢ
４）。予約情報比較部７０は、第一の予約情報取得部６
６の予約番組情報と、第二の予約情報取得部６８の予約
番組情報とを放送時間，チャネル，番組名，パラメータ
などが重複していないかを比較する（ステップＢ５）。
比較の結果、図１４（ｂ）に示す第二の予約情報取得部
６８の予約番組情報Ｔ３（開始時間１４：３０、終了時
間１６：００）と、図１４（ａ）に示す第一の予約情報
取得部６６の予約番組情報Ｔ１（開始時間１３：００、
終了時間１５：００）と放送時間が重複し、また図１４
（ｂ）に示す第二の予約情報取得部６８の予約番組情報
Ｔ５（開始時間１２：３０、終了時間１５：３０）と、
第一の予約情報取得部６６の予約番組情報Ｔ１（開始時
間１３：００、終了時間１５：００）と放送時間が重複
する。予約情報比較部７０は、重複アラーム発信部７２
に重複があることを通知する。重複アラーム発信部７２
は、ユーザに選択した予約番組情報に重複があることを
表示部６４に表示し（ステップＢ６）、ステップＢ２へ
進む。ステップＢ６までの処理では、予約情報記憶部５
４の予約番組情報の内容は図１４（ｃ）に示すように変
化はない。

【００３４】

【発明の効果】本発明によれば、ユーザは放送局から送
られてくる番組情報などを放送時間，チャネル，番組
名，パラメータなどを検索することなく番組の予約の重
複をさけることが可能となる。また本発明の番組予約装
置よれば、例えばユーザが希望する番組を表示部に表示
してある指示に従って入力するだけで放送時間の重複な
どといったことを自動的に検索しユーザに重複の有無を
通知する。したがってユーザは、簡易に番組の録画など
の予約を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のディジタル放送受信装置を示すブロック
図である。

【図２】従来のディジタル放送受信装置における番組予
約制御処理の機能ブロック図である。

【図３】従来のディジタル放送受信装置の番組再生／録
画予約と再生／録画の処理手順を示したフローチャート
である。

【図４】従来の機能メニュー画面を表す図である。

【図５】従来の変更追従／非追従の選択画面を表す図で
ある。

【図６】従来の番組一覧表の一例を表す図である。

【図７】従来の録画予約リストの一例を表す図である。

【図８】従来の再予約の確認の画面を表す図である。

【図９】本発明の構成を表す概略ブロック図である。

【図１０】本発明の番組予約装置を詳細に表すブロック
図である。

【図１１】本発明の動作を表すフローチャートである。

【図１２】第１の実施例を示す番組予約を表す図であ
る。

【図１３】第２の実施例を示す番組予約を表す図であ
る。

【図１４】第３の実施例を示す番組予約を表す図であ
る。

【符号の説明】

１０ ディジタル放送受信装置 １２ アンテナ １４ チューナ １６ デスクランブラ １８ ＭＰＥＧ２デマルチプレクサ ２０ ＭＰＥＧ２音声デコーダ ２２ ＭＰＥＧ２画像デコーダ ２４ マイクロプロセサ ２６ スピーカ ２８ 表示制御回路 ３０ 画像表示器 ３２ ＶＴＲ ３４ 主制御マイコン ３６ 入力操作装置 ３８ メール送受信器 ４０ 番組遅延／キャンセル ４２ 予約の延期／解除 ４４ 番組遅延／キャンセル通知手段 ４６ メール送信 ４８ デジタルチューナ ５０ クライアント ５２ サーバ ５４ 予約情報記憶部 ５６ コントロール部 ５８ 重複チェック部 ６０ 番組情報提供部 ６２ 既存のモジュール ６４ 表示部 ６６ 第一の予約情報取得部 ６８ 第二の予約情報取得部 ７０ 予約情報比較部 ７２ 重複アラーム部 ７４ 予約情報追加部 ７６ 提供用番組情報コントロール部 ７８ 提供用番組情報蓄積部 ８０ 提供用番組予約情報発信部 ８２ 提供用番組情報選択部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 7/03 7/035 Ｆターム(参考） 5C025 CA09 CB07 CB08 DA01 5C053 FA20 FA21 FA30 GB37 JA15 JA16 LA06 LA07 5C063 AB03 DA03 DA13 EB32 EB33 5D102 AC01 GA02 GA08 GA46 GA50 GA51 GA65 GA78 5K061 AA09 BB06 BB10 BB19 DD12 FF11 GG09

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ユーザがあらかじめ予約した番組の情報で
   ある予約番組情報を格納する予約情報記憶部を有するデ
   ジタルチューナと、 前記ユーザが番組予約の情報を選択するコントロール部
   と、前記あらかじめ予約した番組の情報である予約番組
   情報と前記ユーザが新たに予約する予約番組情報とを比
   較し、重複があると前記コントロール部へ表示し、重複
   がないと前記予約情報記憶部に前記ユーザが新たに予約
   する予約番組情報を追加する重複チェック部とを有する
   クライアントと、 放送局から送られてくる番組情報や広告等を格納し、前
   記番組情報や広告等を前記クライアントの前記コントロ
   ール部に送信し、前記ユーザが新たに予約する予約番組
   情報を前記コントロール部から受け取り前記重複チェッ
   ク部へ送信する番組情報提供部を有するサーバと、を備
   えることを特徴とする番組予約装置。
2. 【請求項２】前記コントロール部は、 前記番組情報や広告等をユーザに表示する表示部と、 前記ユーザが前記表示部に表示された前記番組情報や広
   告等により前記ユーザが新たに予約する予約番組情報を
   入力し、入力された前記予約番組情報を前記番組情報提
   供部に送信する提供用番組情報選択部と、を有すること
   を特徴とする請求項１記載の番組予約装置。
3. 【請求項３】前記番組情報提供部は、 放送局から送られてくる前記番組情報や広告等を格納で
   きる提供用番組情報蓄積部と、 前記提供用番組情報選択部から送信された前記ユーザが
   新たに予約する予約番組情報を受信して格納し、前記番
   組情報や広告等を前記提供用番組情報蓄積部に格納する
   提供用番組情報コントロール部と、 前記提供用番組情報コントロール部に格納されている前
   記ユーザが新たに予約する予約番組情報を取得し、前記
   重複チェック部に送信する提供用番組予約情報発信部
   と、を有することを特徴とする請求項１または２記載の
   番組予約装置。
4. 【請求項４】前記重複チェック部は、 前記デジタルチューナの前記予約情報記憶部に格納され
   ている前記あらかじめ予約した番組の情報である予約番
   組情報を取得する第一の予約情報取得部と、 前記提供用番組予約情報発信部から送信された前記前記
   ユーザが新たに予約する予約番組情報を受信する第二の
   予約情報取得部と、 前記第一の予約情報取得部に格納されている前記あらか
   じめ予約した番組の情報である予約番組情報と、前記第
   二の予約情報取得部に格納されている前記ユーザが新た
   に予約する予約番組情報との放送時間，チャネル，番組
   名，パラメータを比較する予約情報比較部と、 前記比較の結果重複していなければ、前記予約情報記憶
   部に前記第二の予約情報取得部に格納されている前記ユ
   ーザが新たに予約する予約番組情報を追加する予約情報
   追加部と、 前記比較の結果重複していれば、前記表示部に警告を表
   示する重複アラーム部と、を有することを特徴とする請
   求項１，２または３記載の番組予約装置。
5. 【請求項５】放送局から送られてくる番組情報を使用し
   て希望する番組を重複しているかを検討せずに予約し、
   前記予約された番組が重複していないかを判断し、重複
   していれば警告を発して番組を予約することなく終了
   し、重複していなければ予約を追加することを特徴とす
   る番組予約方法。
6. 【請求項６】放送局から送られてくる番組情報や広告等
   を表示するステップと、 ユーザから前記番組情報や広告等を番組予約に使用する
   指示があるか否かを判断し、前記番組情報を前記番組予
   約に使用しないとき終了するステップと、 前記判断するステップにおいて、ユーザが希望の番組を
   指定した情報であるユーザが新たに予約する予約番組情
   報を取得するステップと、 前記ユーザがあらかじめ予約した番組の情報である予約
   番組情報を取得するステップと、 前記あらかじめ予約した番組の情報である予約番組情報
   と前記ユーザが新たに予約する予約番組情報との放送時
   間，チャネル，番組名，パラメータを比較するステップ
   と、 前記比較するステップにおいて、希望する番組同士が重
   複すると前記ユーザに対し警告し、重複しないと前記希
   望の番組を指定した情報である予約番組情報を前記あら
   かじめ前記ユーザが入力された予約番組情報に追加する
   ステップと、を含むことを特徴とする番組予約方法。