JP2000075779A - 建物眺望疑似体験装置 - Google Patents

建物眺望疑似体験装置

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JP2000075779A
JP2000075779A JP10245575A JP24557598A JP2000075779A JP 2000075779 A JP2000075779 A JP 2000075779A JP 10245575 A JP10245575 A JP 10245575A JP 24557598 A JP24557598 A JP 24557598A JP 2000075779 A JP2000075779 A JP 2000075779A
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Norihito Kawai
規仁 川合
Tetsuya Murayama
哲也 村山
Ichiro Yamada
一郎 山田
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現実感と立体感との有る疑似体験を図る。 【解決手段】 体験者10に携帯された撮像装置11が
部屋1の開口部5とその透視領域を覆う合成用着色マス
ク8とを撮影し、方位検出装置20が体験者10の視線
方向を検出し、眺望画像選択装置23が方位検出装置2
0より入力された方位信号により格納された建物周囲の
眺望画像27の抽出処理を行い、画像合成装置30が眺
望画像選択装置23より入力された眺望画像27を撮像
装置11より入力された映像の合成用着色マスク8に相
当する色部分に合成して疑似画像表示装置15に出力
し、疑似画像表示装置15が画像合成装置より入力され
た合成画像をバーチャルリアリティ画像31として描画
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部から
の眺望をその建物の部屋又はその他の建物の部屋で疑似
体験する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平6−100029号公報、特開平
9−16070号公報、特開平9−244522号公
報、特開平8−63089号公報、特開平8−1900
4号公報等には、着工前や竣工前又は販売に際し、建物
の開口部からの眺望を部屋内で疑似体験する装置が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記何れの装
置にあっても、体験者の視線方向から撮影した部屋内の
映像と予め設定された眺望画像を合成するだけであり、
開口部と体験者との位置関係により眺望を変化すること
ができず、体験者が建物の希望する部屋の窓から実際に
見ている状態に近い現実感と立体感との有る疑似体験を
できない。
【0004】そこで、本発明は、体験者の視線方向から
撮影した部屋内の映像と予め設定された眺望画像を合成
する際、部屋の指定色部分に視線方向に対応した眺望画
像を表示して現実感と立体感との有る疑似体験ができる
建物眺望疑似体験装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、建物の開口部からの眺望を部屋で疑似体験する装置
であって、部屋の開口部の透視領域を覆う合成用着色マ
スクと、この合成用着色マスクを含む開口部を部屋の内
部より撮影する電気的な撮像装置と、体験者の視線方向
を検出する方位検出装置と、この方位検出装置より入力
された方位信号により格納された建物周囲の眺望画像の
抽出処理を行う眺望画像選択装置と、この眺望画像選択
装置より入力された眺望画像を前記撮像装置より入力さ
れた映像の合成用着色マスクに相当する色部分に合成す
る画像合成装置と、この画像合成装置より入力された合
成画像をバーチャルリアリティ画像として描画する疑似
画像表示装置とを備えたことを特徴としている。請求項
2の発明にあっては、請求項1に記載の疑似画像表示装
置が体験者の頭部又は顔面に装着するヘッドマウントデ
ィスプレイ装置を備えたことを特徴としている。請求項
3の発明にあっては、請求項1に記載の合成用着色マス
クが開口部とその透視領域との描かれたシートにより形
成されたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態を示
すものである。この図1において、1は疑似体験室とし
ての部屋であって、建物が例えば高層マンションやオフ
ィスビル又はホテル等の場合に、その建物の一室又は他
の建物の一室が用いられる。2は部屋1の床、3は部屋
1の間仕切、4は部屋1の外部と内部とを仕切る壁であ
る。5は壁4の開口部としての窓であって、眺望を疑似
体験するための窓に相当する。6は窓枠、7は窓枠6の
内部の桟である。8は窓5の透視領域を覆う合成用着色
マスクであって、透視領域が窓ガラスで覆われている場
合は係る窓ガラスを着色するか、壁4の外側より着色シ
ートをあてがうことにより形成される。又、合成用着色
マスク8としては、窓5と窓枠6と桟7及び着色部分が
描かれたシートを壁4の内側に取付けることにより、部
屋1の壁4より窓5と窓枠6と桟7等の実用的な開口要
素を省いても良い。合成用着色マスク8の色は、実際の
居住空間に使用されることが比較的少ない青色系を採用
すれば疑似体験用の画像合成に際し、合成用着色マスク
8とそれ以外の部分とを色で適切に識別するのに最適で
ある。この図1では合成用着色マスク8を斜線で表して
他の部分から区分している。
【0007】10は顧客のような体験者である。11は
体験者10が携帯して部屋1の内部より合成用着色マス
ク8を含む窓5を撮影する電気的な撮像装置であって、
撮像体であるCCDカラーカメラ12と、CCDカラー
カメラ12で撮影した映像をビデオ信号に変換して出力
する画像信号変換器13とを備える。第1実施形態では
体験者10が装着する疑似画像表示装置15のHMD
(ヘッドマウントディスプレイ装置)16にCCDカラ
ーカメラ12が取付けられ、CCDカラーカメラ12と
画像信号変換器13とがケーブルで接続されている。体
験者10が疑似画像表示装置15のHMD16に組付け
られたヘッド部17を頭部に被ることにより、HMD1
6が体験者10の顔面側で目の周りを覆うように装着さ
れる。HMD16の内部には光学系を含むカラー液晶表
示装置のようなディスプレイ装置18が組込まれてい
る。ディスプレイ装置18にはそれを駆動制御するため
の表示コントローラ19がケーブルにより接続されてい
る。
【0008】20は体験者10が携帯して体験者10の
視線方向を検出する方位検出装置であって、角度検出体
である方位センサ21と、方位センサ21で検出した角
度を方位信号に変換して出力する方位信号コントーロー
ラ22とを備える。第1実施形態では方位センサ21が
HMD16に装着され、方位センサ21と方位信号コン
トローラ22とがケーブルで接続されている。方位セン
サ21は体験者10の頭部が首を中心として左右に傾い
た角度をロール角として検出し、体験者10の頭部が首
を中心として上下に傾く仰角をピッチ角として検出し、
体験者10の頭部が首を中心として左右に回転した角度
を方位角として検出する3つの角度を検出するように、
例えば、振動ジャイロと加速度センサとが各々3個用い
られた形態である。方位信号コントローラ22は方位セ
ンサ21より入力された上記3つの角度に応じた角度信
号をデジタル信号として出力する。
【0009】23はパソコンにより形成された眺望画像
選択装置であって、リアルタイムパノラマ画像平面ソフ
トと呼ばれる眺望画像表示ソフト24と、着工前又は竣
工前或いは販売中の建物周囲のパノラマ画像として建物
の階層毎又は階層群毎に対応して予め作成された複数の
眺望画像25とを格納している。そして、複数の眺望画
像25から体験者10の希望する部屋の属する階層又は
階層群に対応した眺望画像25が指定された状態におい
て、方位検出装置20より方位信号が眺望画像選択装置
23に入力されると、眺望画像表示ソフト24が入力さ
れた方位信号に基づき眺望画像25よりその画像原点2
6を中心としリアルタイムで平面補正した平面画像27
を作成する。28はパソコンディスプレイ装置である。
【0010】29はダウンコンバータであって、眺望画
像選択装置23より入力される平面画像27のデータを
フルカラーでVGA(ビデオグラフィックアレイ)対応
或いはNTSC(ナショナルテレビジョンシステムコミ
ッティ)対応の信号として変換(ダウンコンバート)す
る。
【0011】30は画像合成装置であって、撮像装置1
1より入力された映像とより合成用着色マスク8の色部
分を透明化し、その透明化部分にダウンコンバータ29
より入力された平面画像27を貼り付けることにより、
合成画像を作成する。つまり、撮像装置11より入力さ
れた映像による合成用着色マスク8の青色系部分を表す
映像信号をダウンコンバータ29より入力された平面画
像27の画像信号に代替するディジタル処理により合成
画像を作成し、その合成画像データを疑似画像表示装置
15の表示コントローラ19にケーブルを介して出力す
る。
【0012】この第1実施形態の構造によれば、撮像装
置11と方位検出装置20と眺望画像選択装置23とダ
ウンコンバータ29と画像合成装置30それぞれの起動
操作、眺望画像選択装置23にそのキーボードやマウス
等の図外の入力機器により画像原点26より見た或る一
方向の画像頂点に対する方位センサ21の或る一方向の
向きを一致させるキャリブレーション操作及び体験者1
0が希望する部屋の階層を入力する操作等を部屋の管理
者又は体験者10が行う。又、体験者10は疑似画像表
示装置15を装着する。この状態において、撮像装置1
1が窓5と窓枠6と桟7と合成用着色マスク8と窓枠6
周辺の壁4とを映像として電気的に撮影し、その映像に
対応するビデオ信号を画像合成装置30にケーブルを介
して出力する。又、方位検出装置20が体験者10の頭
部の動きに対応した方位信号を眺望画像選択装置23に
ケーブルを介して出力する。
【0013】次に、眺望画像選択装置23に格納された
眺望画像表示ソフト24が方位検出装置20より入力さ
れた方位信号により眺望画像25より画像原点26を中
心とした体験者10の視線方向及び階層等に応じた部分
の画像を切り出して平面画像27として平面補正し、そ
の平面画像27のデータを画像合成装置30にダウンコ
ンバータ29を介して出力する。画像合成装置30は、
撮像装置11より入力した合成用着色マスク8に対応す
るビデオ信号で指定された範囲の色を透明として扱い、
その透明化された部分に眺望画像選択装置23よりダウ
ンコンバータ29を経由して入力された平面画像27の
対応する領域を貼り付け合成する。この合成処理には、
8ビット量子化ディジタル処理が用いられる。
【0014】それから、画像合成装置30は合成画像デ
ータを表示コントローラ19に出力し、表示コントロー
ラ19が画像合成装置30より入力された合成画像デー
タに基づきディスプレイ装置18を駆動制御する。これ
により、ディスプレイ装置18には、CCDカラーカメ
ラ12で撮影した窓5と窓枠6と桟7と窓枠6周辺それ
ぞれの映像と眺望画像選択装置23で選択された平面画
像27とが重ね合されたバーチャルリアリティ画像31
が、体験者10が希望する階層に位置する部屋1の窓5
より外を見た方向からの眺望としてディスプレイ装置1
8に描画される。
【0015】よって、この第1実施形態によれば、体験
者10の視線方向に合う映像と眺望画像選択装置23で
同視線方向に合う眺望画像して選択された平面画像とを
合成する際、映像中の合成用着色マスク8による指定色
と異なる部分である窓枠6やその周辺及び桟7に対応す
る眺望画像25が消され、かつ、合成用着色マスク8に
よる指定色部分に眺望画像25が描かれるので、ディス
プレイ装置18に描画されたバーチャルリアリティ画像
31は体験者10の部屋1の窓5に対する位置や視線方
向の変化に対応して変化する。
【0016】例えば、図2に示すように、眺望画像25
の画像原点26より見た或る一方向の画像頂点P1に対
し、方位センサ21(図1参照)の向きが矢印X1で示
すように一致している場合は、画像選択装置23が画像
原点26と点A,Bとを結ぶ2本の直線L1,L2で囲
まれる部分を眺望画像25より切り出し、その眺望画像
25の部分と撮像装置11からの映像との合成されたバ
ーチャルリアリティ画像31がディスプレイ装置18に
描画される。この状態において、体験者10が頭部を左
に向けたことにより、方位センサ21の向きが矢印X1
から矢印X2に移動したとすると、画像選択装置23が
画像原点26と点C,Dとを結ぶ2本の直線L3,L4
で囲まれる部分を眺望画像25より切り出し、その眺望
画像25の部分と撮像装置11からの映像との合成され
たバーチャルリアリティ画像31がディスプレイ装置1
8に描画される。つまり、体験者10が頭部を左右に傾
ければ眺望画像25より切り出される部分がディスプレ
イ装置18の画面に対し同方向に同角度だけ変わり、体
験者10が頭部を上下に向ければ眺望画像25より切り
出される部分がディスプレイ装置18の画面に対し同方
向に同角度だけ移動する。又、図3のa図に示すように
バーチャルリアリティ画像31がディスプレイ装置18
の画面に描画されている状態において、体験者10が窓
5に近づけば、眺望画像25の大きさは変わらないが、
図3のb図に示すように、窓5の画像中に占める範囲が
広がって結果的に眺望画像25の部分も広がる。このよ
うに、バーチャルリアリティ画像31’がディスプレイ
装置18の画面に描画されるので、体験者10が見る眺
望の範囲が広がる。結果として、体験者10は着工前又
は竣工後或いは販売中の建物の希望する階層における或
る部屋の窓から実際に見ている状態に近い現実感と立体
感との有る疑似体験ができる。
【0017】図4は本発明の第2実施形態を示し、方位
信号コントローラ22が方位データを方位信号発信器3
2にケーブルを介して出力し、方位信号発信器32が方
位データをアナログ信号に変換して無線で送信し、この
送信信号を方位信号受信器33が受信してデジタル信号
に変換して眺望画像選択装置23にケーブルを介して出
力する特徴を有する。又、画像合成装置30に画像信号
発信器43をケーブルで接続し、表示コントローラ19
に画像信号受信器44をケーブルで接続し、画像合成装
置30より表示コントローラ19へのデータ送信を無線
で行う特徴がある。又、画像信号変換機3に画像信号発
信器41をケーブルで接続し、画像合成装置30に画像
信号受信器42を接続したことにより、撮像装置11よ
り画像合成装置30へのデータ送信を無線で行う特徴が
ある。この第2実施形態では撮像装置11、眺望画像選
択装置23、ダウンコンバータ29、画像合成装置30
等は第1実施形態と同一である。
【0018】図5は本発明の第3実施形態を示し、疑似
画像表示装置15のヘッド部17に磁気発信器36を取
付け、部屋1に磁気受信器37を置き、磁気発信器36
が駆動して磁界を発生した状態において、磁気受信器3
7が磁気発信器36より発生した磁界を受信して方位を
検出し、眺望画像選択装置23に方位信号コントローラ
22及びケーブルを介して出力する特徴がある。磁気発
信器36と磁気受信器37と方位信号コントローラ22
とが方位検出装置20を構成する。この第3実施形態で
は撮像装置11、疑似画像表示装置15、眺望画像選択
装置23、ダウンコンバータ29、画像合成装置30等
は第1実施形態と同一である。
【0019】図6は本発明の第4実施形態を示し、部屋
1における窓5の周辺の壁4に複数の方位検出用のマー
カー38を固定し、CCDカラーカメラ12が窓5、窓
枠6、桟7、合成用着色マスク8及びマーカー38を撮
影した映像を画像信号変換器13にケーブルを介して出
力し、画像信号変換器13がこれをビデオ信号に変換し
て部屋1に設けた方位検出画像処理装置39と画像合成
装置30とにケーブルを介して出力し、方位検出画像処
理装置39がCCDカラーカメラ12の画素に対するマ
ーカー38の位置により方位を演算して眺望画像選択装
置23に出力する特徴がある。マーカー38と撮像装置
11及び方位検出画像処理装置39が方位検出装置20
を構成したことにより、撮像装置11と方位検出装置2
0とが構成要素の一部を互いに利用し合う。この第4実
施形態では撮像装置11、疑似画像表示装置15、眺望
画像選択装置23、ダウンコンバータ29、画像合成装
置30等は第1実施形態と同一である。
【0020】図7は本発明の第5実施形態を示し、画像
信号変換器13に画像信号発信器41をケーブルで接続
し、方位検出画像処理装置39と画像合成装置30とに
画像信号受信器42をケーブルで接続し、画像合成装置
30に画像信号発信器43をケーブルで接続し、表示コ
ントローラ19に画像信号受信器44をケーブル接続し
たことにより、撮像装置11より眺望画像選択装置23
及び画像合成装置30へのデータ送信、画像合成装置3
0より表示コントローラ19へのデータ送信を無線で行
う特徴がある。マーカー38と撮像装置11と方位検出
画像処理装置39と画像信号発信器41及び画像信号受
信器42が方位検出装置20を構成したことにより、撮
像装置11と方位検出装置20とが構成要素の一部を互
いに利用し合う。この第5実施形態では撮像装置11、
疑似画像表示装置15、眺望画像選択装置23、ダウン
コンバータ29、画像合成装置30、マーカー38等は
第4実施形態と同一である。
【0021】図8は本発明の第6実施形態を示し、体験
者10の頭部に複数のマーカー38を固定し、部屋1に
複数のCCDカラーカメラ46とこれにケーブル接続さ
れた方位検出画像処理装置39とを設け、方位検出画像
処理装置39がCCDカラーカメラ46の画素に対する
マーカー38の位置から方位を演算して眺望画像選択装
置23にケーブルを介して出力する特徴がある。マーカ
ー38とCCDカラーカメラ46及び方位検出画像処理
装置39が方位検出装置20を構成する。この第6実施
形態では撮像装置11、画像信号変換器13、疑似画像
表示装置15、眺望画像選択装置23、ダウンコンバー
タ29、画像合成装置30、画像信号発信器41,4
3、画像信号受信器42,44等は第5実施形態と同一
である。
【0022】図9は本発明の第7実施形態を示し、疑似
画像表示装置15のヘッド部17に磁気発信器36を取
付け、部屋1の天井又はその付近に取付けられた磁気受
信器37が磁気発信器36より発生する3つの磁界より
方位を検出して方位信号コントローラ22に出力し、方
位信号コントローラ22が方位データを眺望画像選択装
置23にケーブルを介して出力する特徴がある。磁気発
信器36と磁気受信器37と方位信号コントローラ22
とが方位検出装置20を構成する。この第7実施形態で
は撮像装置11、画像信号変換器13、疑似画像表示装
置15、眺望画像選択装置23、ダウンコンバータ2
9、画像合成装置30、画像信号発信器41,43、画
像信号受信器42,44等は第6実施形態と同一であ
る。
【0023】図10は本発明の第8実施形態を示し、方
位信号コントローラ22と画像信号変換器13と表示コ
ントローラ19とにノートパソコンのような携帯型パソ
コン49をケーブルで接続し、眺望画像選択装置23に
眺望画像表示ソフト24を格納すると共に画像合成装置
30を有し、眺望画像選択装置23と携帯型パソコン4
9とを無線LAN(無線ローカルエリアネットワーク)
50により接続した特徴がある。そして、携帯型パソコ
ン49が方位検出装置20より入力された方位信号を眺
望画像選択装置23に無線LAN50を介して送信する
と、眺望画像表示ソフト24が方位検出装置20より入
力された方位信号により眺望画像選択装置23に格納さ
れた眺望画像より体験者10の視線方向及び階層等に応
じた部分の眺望画像を切出す。又、画像合成装置30が
携帯型パソコン49より入力された体験者10の視線方
向の画像における合成用着色マスク8に対応する範囲の
色を透明として扱い、それ以外の撮像装置11より入力
されたビデオ信号(窓5と窓枠6と桟7と窓枠6周辺そ
れぞれの映像に対応するビデオ信号)に眺望画像表示ソ
フト24により切出された眺望画像を合成して携帯型パ
ソコン49に無線LAN50を介して出力する。又、無
線LAN50の場合、眺望画像選択装置23が接続され
る有線LANにアクセスポインタをケーブルで接続し、
携帯型パソコン49にインターフェースカードを装着
し、アクセスポインタとインタフェースカードとの間で
無線により通信をやり取りする。この第8実施形態では
撮像装置11、疑似画像表示装置15、方位検出装置2
0、眺望画像選択装置23等は第1実施形態と同一であ
る。
【0024】図11は本発明の第9実施形態を示し、携
帯型パソコン49が眺望画像表示ソフト24と画像合成
装置30とを有し、携帯型パソコン49を第1〜第7実
施形態の眺望画像選択装置23とダウンコンバータ29
及び画像合成装置30として使用した特徴がある。この
第9実施形態では撮像装置11、疑似画像表示装置1
5、方位検出装置20等は第8実施形態と同一である。
【0025】図12は本発明の第10実施形態を示し、
眺望画像表示ソフト24と画像合成装置30とを有する
携帯型パソコン49に撮像装置11と方位検出装置20
とを固定し、携帯型パソコン49のPCディスプレイ装
置51でバーチャルリアリティ画像31を描画すること
により、携帯型パソコン49を第1〜第7実施形態の撮
像装置11と疑似画像表示装置15と方位検出装置20
と眺望画像選択装置23とダウンコンバータ29及び画
像合成装置30として使用し、体験者10が携帯型パソ
コン49の向きを変えることにより眺望を含めたバーチ
ャルリアリティ画像31を疑似体験できる特徴がある。
【0026】図13は本発明の第11実施形態を示し、
第10実施形態の携帯型パソコン49に代えてディスク
トップタイプのようなパソコン52を使用し、撮像装置
11と方位検出装置20とをパソコン52と離して部屋
に置き、パソコン52のPCディスプレイ装置51でバ
ーチャルリアリティ画像31を描画することにより、パ
ソコン52を第1〜第7実施形態の疑似画像表示装置1
5と眺望画像選択装置23とダウンコンバータ29及び
画像合成装置30として使用し、体験者10が撮像装置
11と方位検出装置20との向きを変えることにより、
複数の体験者10が眺望を含めたバーチャルリアリティ
画像31を同時に疑似体験できる特徴がある。
【0027】第1〜第8実施形態では眺望画像表示装置
15としてHMD16を用いたが、FMD(フェースマ
ウントディスプレイ装置)を用いても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、撮像装置が部屋の開口部とその透視領域を覆う合成
用着色マスクとを撮影して画像合成装置に出力し、方位
検出装置が体験者の視線方向を検出して眺望画像選択装
置に出力し、眺望画像選択装置が方位検出装置より入力
された方位信号により格納された建物周囲の眺望画像の
抽出処理を行って画像合成装置に出力すると、画像合成
装置が眺望画像選択装置より入力された眺望画像を撮像
装置より入力された映像の合成用着色マスクに相当する
部分に合成して疑似画像表示装置に出力し、疑似画像表
示装置が画像合成装置より入力された合成画像をバーチ
ャルリアリティ画像として描画することにより、バーチ
ャルリアリティ画像が体験者の部屋の開口部に対する位
置や視線方向の変化に対応して変化し、かつ、バーチャ
ルリアリティ画像が合成用着色マスクで部屋に指定され
た色と対応する部分に眺望画像を表示するので、体験者
が建物の希望する階層の部屋の窓から実際に見ている状
態に近い現実感と立体感との有る疑似体験ができる。請
求項2の発明にあっては、疑似画像表示装置が体験者の
頭部又は顔面に装着するディスプレイ装置を備えたの
で、体験者がより現実感と立体感との有る眺望を疑似体
験できる。請求項3の発明にあっては、合成用着色マス
クが開口部とその透視領域との描かれたシートにより形
成されたので、シートが部屋の開口部となり、部屋に窓
を実際に設けた場合に比べて経済的に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す構成図。
【図2】 同第1実施形態の眺望画像より視線方向を切
出す模式図。
【図3】 同第1実施形態のバーチャルリアリティ画像
変化を示す画面図。
【図4】 本発明の第2実施形態を示す構成図。
【図5】 本発明の第3実施形態を示す構成図。
【図6】 本発明の第4実施形態を示す構成図。
【図7】 本発明の第5実施形態を示す構成図。
【図8】 本発明の第6実施形態を示す構成図。
【図9】 本発明の第7実施形態を示す構成図。
【図10】 本発明の第8実施形態を示す構成図。
【図11】 本発明の第9実施形態を示す構成図。
【図12】 本発明の第10実施形態を示す構成図。
【図13】 本発明の第11実施形態を示す構成図。
【符号の説明】
1 部屋 5 窓(開口部) 8 合成用着色マスク 11 撮像装置 15 疑似画像表示装置 20 方位検出装置 23 眺望画像選択装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部からの眺望を部屋で疑似体
    験する装置であって、部屋の開口部の透視領域を覆う合
    成用着色マスクと、この合成用着色マスクを含む開口部
    を部屋の内部より撮影する電気的な撮像装置と、体験者
    の視線方向を検出する方位検出装置と、この方位検出装
    置より入力された方位信号により格納された建物周囲の
    眺望画像の抽出処理を行う眺望画像選択装置と、この眺
    望画像選択装置より入力された眺望画像を前記撮像装置
    より入力された映像の合成用着色マスクに相当する色部
    分に合成する画像合成装置と、この画像合成装置より入
    力された合成画像をバーチャルリアリティ画像として描
    画する疑似画像表示装置とを備えたことを特徴とする建
    物眺望疑似体験装置。
  2. 【請求項2】 疑似画像表示装置が体験者の頭部又は顔
    面に装着するヘッドマウントディスプレイ装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の建物眺望疑似体験装
    置。
  3. 【請求項3】 合成用着色マスクが開口部とその透視領
    域との描かれたシートにより形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の建物眺望疑似体験装置。
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