JP2000073989A - ポンプ設置用井戸ふた - Google Patents

ポンプ設置用井戸ふた

Info

Publication number
JP2000073989A
JP2000073989A JP10240223A JP24022398A JP2000073989A JP 2000073989 A JP2000073989 A JP 2000073989A JP 10240223 A JP10240223 A JP 10240223A JP 24022398 A JP24022398 A JP 24022398A JP 2000073989 A JP2000073989 A JP 2000073989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
cable
well lid
valve
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10240223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3676584B2 (ja
Inventor
Kenji Ito
健二 伊藤
Yasutaka Fujita
泰孝 藤田
Satomi Nakajima
里実 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Original Assignee
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamoto Pump Mfg Co Ltd filed Critical Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Priority to JP24022398A priority Critical patent/JP3676584B2/ja
Publication of JP2000073989A publication Critical patent/JP2000073989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3676584B2 publication Critical patent/JP3676584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、小型/軽量化、さらにはコスト的に
も安価ですむポンプ設置用井戸ふたを提供する。 【解決手段】本発明のポンプ設置用井戸ふたは、継ぎ手
管30に弁室45を形成し、この弁室45内に弁体47
を収める排気弁40の構造を採用して、井戸ふた9と排
気弁40とを一体化させ、井戸ふた9の小型/軽量化、
さらにはコストの軽減化を図ったことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば深井戸用水
中ポンプの設置に用いられるポンプ設置用井戸ふたに関
する。
【0002】
【従来の技術】深井戸用水中ポンプの据え付けは、井戸
ケーシングの地上開口を塞ぐ井戸ふたを用いて行われて
いる。こうした井戸ふたは、井戸ケーシングの地上開口
を閉塞する閉塞部に、同閉塞部を挟む井戸ケーシング側
と地上側との間を連通する継ぎ手管を形成した構造が用
いられる。そして、井戸ケーシングの地上開口から内部
へ深井戸用水中ポンプ、同水中ポンプにつながる揚水管
の順で挿入し、揚水管端を井戸ふたに形成してある継ぎ
手管の入口に接続してから、同井戸ふたで井戸ケーシン
グ端を閉塞することにより、深井戸用水中ポンプが揚水
管を介して吊持されるようにしてある。
【0003】このポンプの設置をなす井戸ふたには、圧
力タンクを用いた給水設備の簡素化を図るべく、継ぎ手
管に排気弁を取り付けた構造がある。この排気弁は、継
ぎ手管に該継ぎ手管内の圧力変化で開閉する構造が採用
され、継ぎ手管の出口から離れた位置に逆止弁を取り付
けて圧力タンクとの間を配管すると、無動力で圧力タン
クからの圧送に必要な空気補給が行なえるようにしてあ
る。
【0004】すなわち、排気弁は、ポンプが停止する
と、閉止力を失って、大気を吸い込む。すると、逆止弁
から井戸水面までの揚水管部分内の水が落ち、同部分内
が空気で満たされる。そして、排気弁は、つぎにポンプ
の始動の際、井戸水面までの空気を大気へ排出する。つ
いで、排気弁は、内部に満たされる揚水で閉止され、配
管内を密閉する。これにより、揚水と一緒に、排気弁か
ら逆止弁までの配管部分を充満している空気が圧力タン
ク内に圧送される。つまり、ポンプ始動/停止毎に圧力
タンクへ空気が補給されるようになる。
【0005】むろん、継ぎ手管の出口に直接、逆止弁を
取り付けると、空気の圧送が無い、通常の揚水だけの圧
送が行われる。従来、こうした排気弁の取付けには、継
ぎ手管の一部に台座を形成し、この台座に継ぎ手管内と
連通する接続口を形成し、この接続口に排気弁(井戸ふ
たとは別体部品の弁)に形成されている取付口部をニッ
プルなどの継ぎ手部材を介して接続していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、井戸ふた
は、人手作業で井戸ケーシングの地上開口を覆うため
に、小型/軽量であることが望まれる。しかも、安価で
あることも望まれる。しかしながら、継ぎ手部材で井戸
ふたに排気弁を固定する構造は、継ぎ手部材を用いるた
めに、井戸ふたの全体は大形になりやすい上、井戸ふた
の重量も増加しやすい。しかも、継ぎ手部材が必要とな
るので、井戸ふたが高価となりやすい。このため、井戸
ふたでは、こうした点の改善が要望されている。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、小型/軽量化、さらには
コスト的にも安価ですむポンプ設置用井戸ふたを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載したポンプ設置用井戸ふたは、井戸ふ
た本体の継ぎ手管に弁室を形成し、この弁室内に弁体を
収める構造を採用して、井戸ふたと排気弁とを一体化さ
せたことにある。
【0009】これにより、井戸ふたは、部品間を接続す
る継ぎ手が必要ないので、小型/軽量となる。しかも、
コスト的な負担も軽減(部品点数の削減による)される
ので、製品は安価となる。
【0010】請求項2に記載のポンプ設置用井戸ふた
は、さらに上記目的に加え、雨水や異物等の侵入のおそ
れがないようにポンプからのケーブルを地上に導出させ
るために、閉塞部に井戸ケーシング内から地上へケーブ
ルを導出させるケーブル取出口を形成し、このケーブル
取出口にケーブルとの隙間を埋めるケーブルブッシュを
取り付けたことにある。
【0011】請求項3に記載のポンプ設置用井戸ふた
は、さらに井戸ケーシングの地上の端部に直接、載せる
だけで、異なる口径の井戸ケーシングに据え付けられる
よう、井戸ケーシングの地上端部に載る載置面に、継ぎ
手管の端部周囲に同心円状に異口径の井戸ケーシング端
と嵌合可能な複数種のケーシングガイドを形成したこと
にある。
【0012】請求項4に記載のポンプ設置用井戸ふた
は、さらに赤水の発生、錆こぶによる排気弁の動作不良
の発生が防止されるよう、井戸ふた本体および排気弁を
ステンレス材料で形成して、長年の使用でも錆が発生し
にくい井戸ふた構造としたことにある。
【0013】請求項5に記載のポンプ設置用井戸ふた
は、さらに追加の加工を必要とせずに、必要に応じて流
量計や試験用配管が装着されるよう、継ぎ手管に複数の
計測/試験用配管の取付口を形成したことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図5に
示す第1の実施形態にもとづいて説明する。図1は、本
発明が適用された例えば圧力タンク式の給水装置の圧送
系を示していて、図1中1は例えば地中深く形成された
円筒状の井戸、2は同井戸1の内面壁を形成する筒形の
井戸ケーシングである。
【0015】井戸ケーシング2内には、地上開口からポ
ンプ、例えば深井戸用水中ポンプ3(以下、単に水中ポ
ンプ3という)が挿入されている。すなわち、水中ポン
プ3は、例えば複数の羽根車(図示しない)が収容され
たポンプケーシング5の端部に、各羽根車を駆動する水
中モータ6を連結して構成してあり、全体が細長の円柱
状をなしている。この水中ポンプ3のケーシング上部に
形成されている吐出口部7には、上方へ向かって延びる
揚水管8が接続してある。この揚水管8の端部が、地上
開口を塞ぐよう井戸ケーシング2の地上端部に載せた井
戸ふた9に接続され、井戸1内に水中ポンプ3を吊持さ
せている。
【0016】この井戸ふた9の周辺の構造が図2および
図3に示され、さらに該井戸ふた9の単体の構造が図4
および図5に示されている。本発明の要部となる井戸ふ
た9の構造について説明すれば、図2中10は井戸ふた
本体である。井戸ふた本体10は、井戸ケーシング2の
地上開口を塞ぐ閉塞部20と、閉塞部20を挟む井戸ケ
ーシング2側と地上側とを連通する継ぎ手管30とを有
して形成してある。
【0017】閉塞部20は、図4にも示されるように中
央が上側へ略椀形形状を描いて突き出るように形成さ
れ、この椀形形状部21の周りに例えば矩形状のフラン
ジ部22が形成してあり、盤状をなしている。この閉塞
部20の底面中央からは、内面にめねじ23aが形成さ
れている短筒状の口体部23が突き出ていて、後述する
継ぎ手管30の入口を形成している。この入口に揚水管
8の端部がねじ込まれ、水中ポンプ3を吊時している。
【0018】またこの口体部23の周囲の底面部分から
は、該口体部23と同心円状をなして、径の異なる複数
の筒部、例えば2つの筒部24a,24bが突き出てい
る。例えば内側の筒部24aは、口体部23と同等の高
さまで突き出ていて、外側の筒部24bは、筒部24b
とフランジ部22との間の中間となる高さまで突き出て
いる。また口体部23と筒部24aとの間、筒部24a
と筒部24bとの間、筒部24bとフランジ部22との
間は、それぞれ筒部24a、筒部24b、フランジ部2
2の高さに合せた放射状のリブ壁25a,25b,25
cで連結されている。そして、リブ壁25b,25cが
異口径の井戸ケーシング端を受ける載置面26a,26
bをなし、同載置面26a,26bから突き出る筒部2
4a,24bの端部分が異口径の井戸ケーシング端に嵌
合可能なケーシングガイド27a,27bをなしてい
る。これにより、井戸ふた9は、図2中の実線で示され
るように井戸ケーシング2が小口径のときは、内側のケ
ーシングガイド27aに嵌め込むようにして井戸ケーシ
ング端に直接、載せるだけで、水中ポンプ3の重量で、
動かないように井戸ケーシング端に据え付けられる。ま
た井戸ケーシング2が大口径のときは、図2中の二点鎖
線で示されるように外側のケーシングガイド27bに嵌
め込んで、井戸ふた9を井戸ケーシング端に直接、載せ
れば、井戸ケーシング端に据え付けられる。
【0019】また閉塞部20には、図2〜図4に示され
るように例えばフランジ外周端から椀形形状部21の一
部までを長方形状に切欠してなるケーブル取出口28が
形成されている。そして、このケーブル取出口28から
ケーブル類、例えば水中ポンプ3からのケーブルモータ
ケーブル3a、例えば揚水管8に固定してある水位検知
用の水中電極29(水位検知子)からのケーブル29a
が地上へ導出している。またケーブル取出口28には、
図2および図3に示されるようにケーブル3a,29a
との隙間を埋める例えば二つ割り構造のゴム製のケーブ
ルブッシュ28aが脱着可能に嵌められ、外部(地上)
から雨水や異物が井戸1へ侵入しないようにしてある。
なお、ケーブルブッシュ28aには、図5に示されるよ
うに互いに接する一対のブッシュ片28b,28bの縁
部に半円形状の切欠部を形成して、ブッシュ片28b,
28b間にケーブル挿通用の通孔28cを形成し、ケー
ブル3a,29を周りから挟み込んで水密にする構造が
用いてある。
【0020】また閉塞部20の上面中央には、閉塞部2
0と一体な継ぎ手管30が形成してある。すなわち、継
ぎ手管30は、例えば閉塞部20の上面から上方へ立ち
上がる短管部分31aと同短管部分31bから側方へ延
びる短管部分31bとを組み合わせたL字管部が用いて
ある。そして、短管部分31aの端部が、先に述べた閉
塞部20の底面に形成してある口体部23と連通してい
る。また短管部分31bの端部には、接続部をなすフラ
ンジ32が装着され、短管部分31bの端部に出口を形
成している。この管構造によって、閉塞部20を挟む井
戸ケーシング2側と地上側との間を連通する継ぎ手管3
0の全体を構成している。
【0021】この継ぎ手管30の一部、例えば短管部分
31bの管壁両側には、図4に示されるように計測/試
験用配管の取付口として、口径が異なる複数個の取付口
部、例えば2個の取付口部33a,33bが形成してあ
る。なお、接続部として、取付口部33a,33bの内
面にはめねじが形成してある。そして、このうちの取付
口部33aを用いて、継ぎ手管30内の圧力を検知する
圧力計34を取り付けてある。なお、図1は圧力計34
を縦向きに取り付けた例を示し、図2は圧力計34を横
向きに取り付けた例を示してある。もちろん、各取付口
部33a,33b共、短管部分31b内に連通してい
て、不使用の取付口部33bは盲プラグ35で栓する。
【0022】また継ぎ手管30の一部、例えば短管部分
31aと短管部分31bとが交差する部分には、排気弁
40が一体に組み付けてある。この排気弁40の構造に
付いて説明すれば、図2および図4中41は、例えば短
管部分31aから連続して上方へ延びる短管部分で形成
されたボディである。このボディ41の短管部分31a
側は、外周側に複数の通孔42aが形成された仕切壁4
2で仕切ってある。またボディ41の端部は、中央に弁
孔43が形成された弁ふた44で蓋されていて、仕切壁
42と弁ふた44とで挟まれるボディ41の内部に弁室
45を形成している。これにより、継ぎ手管30と一体
な弁室45を形成している。なお、46はボディ41と
弁ふた44との間に介在されたシール部材である。そし
て、この弁室45内に弁体として例えば球体47が収め
られ、継ぎ手管30内の圧力変化にしたがい継ぎ手管3
0を大気に開閉させる排気弁40を構成している。また
弁ふた44の外面には、外部に開口する例えば横向きの
大気開放用の口体部48が形成してある。この口体部4
8には、L型継手管48aを介して、先端が閉塞部20
に形成した戻し孔(井戸に開放する孔)に接続されるホ
ース49が接続されていて、口体部48を井戸水面の上
方空間に開放させている(大気開放)。このホース構造
により、ポンプ始動の際、弁孔43から揚水が導出され
ることがあっても、井戸1の周囲を濡らさずに井戸1内
へ戻せる構造にしてある。但し、50はホース端をL型
継手管48aに固定しているホースバンドを示す。
【0023】こうした井戸ふた9の全体、排気弁40の
全体が、錆に強いステンレス材料で形成してある。また
この井戸ふた9の出口(フランジ32)が、所定の離間
距離を保つための配管部材55、逆止弁56、仕切弁5
7(開閉弁)を介して、給水装置を構成する圧力タンク
58の入口58aに接続され、圧力タンク式の給水設備
を構成している。そして、この排気弁40を組み込んだ
井戸ふた9と配管部材55とを用いた配管構造により、
無動力で圧力タンク58に対して、必要な空気補給が行
なえるようにしている。
【0024】すなわち、水中ポンプ3が停止すると、弁
孔43は開き、ホース49を通じて、井戸水面の上方の
空気を吸い込む。すると、逆止弁56から井戸水面まで
の揚水管8内の水が落ち、同部分が空気で満たされる。
次に水中ポンプ3が始動すると、まず、井戸水面から排
気弁40までの配管内の空気が大気へ排出される。続い
て球体47が、揚水の圧力により弁孔43に押し付けら
れる。つまり、排気弁40は、内部に満たされる揚水で
閉止される。これにより、揚水と一緒に、排気弁40か
ら逆止弁56までの配管内の空気が圧力タンク58内へ
圧送される。
【0025】こうした無動力の空気補給を実現する井戸
ふた9は、継ぎ手管30に弁室45を形成し、この弁室
45内に球体47(弁体)を収める構造を採用して、排
気弁40を一体化させているので、従来のように部品間
を接続するニップル、さらにはニップルと接続する部分
を確保する必要がなく、小型/軽量化が図れる。しか
も、コスト的な負担も軽減(部品点数の削減による)さ
れるので、井戸ふた9(製品)は安価であるまた井戸ふ
た9のケーブル取出口28には、同ケーブル取出口28
を通るケーブル3a,29との隙間を埋めるケーブルブ
ッシュ28aが取り付けてあるので、隙間から雨水や異
物等が井戸1内に侵入する心配はなく、井戸1の水質を
守ることができる。しかも、ケーブルブッシュ28a
は、ケーブル3a,29を周りから挟持するように保持
して隙間が無いようにする構造なので、同ブッシュ28
aがモータケーブル3a、水中電極29を固定する部材
としても機能する。
【0026】また井戸ふた9は、底面の載置面に異口径
の井戸ケーシング端と嵌合可能な複数種のケーシングガ
イド27a,27bを形成したので、基礎ボルトがなく
ても、井戸ケーシング2の地上の端部に直接、載せるだ
けで、容易に異口径の井戸ケーシング2に井戸ふた9を
据え付けることができる。
【0027】また井戸ふた9は、本体全体および排気弁
40の全体をステンレス材料で形成したので、長年の使
用でも錆が発生しにくく、錆による赤水の発生や錆こぶ
による排気弁の動作不良の発生を防ぐことができる。
【0028】また井戸ふた9には、複数の計測/試験用
配管の取付口部33a,33bが形成してあるので、圧
力計、流量計や試験用配管は、別途、追加の加工を井戸
ふた9に施さずに、直接、同取付口部33に設置するこ
とができ、各種計測機器、試験用配管の据え付けが容易
である。
【0029】なお、第1の実施形態では、圧力タンク5
8を用いた給水装置につなげる場合を例に挙げたが、む
ろん図6に示す第2の実施形態で示されるように圧力タ
ンクを用いない給水装置にも適用できることはいうまで
もない。
【0030】すなわち、本実施形態は、井戸ふた9の継
ぎ手管30に、直接、逆止弁56、仕切り弁57を接続
しておき、排気弁40が発揮しない、つまり空気が送り
出されないようにしたものである。但し、図6において
第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説
明を省略した。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、小型/軽量化、さらにはコスト的にも安価
ですむポンプ設置用井戸ふたが提供できる。請求項2に
記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、ケーブル
取出口と同取出口を通るケーブルとの隙間から、雨水や
異物等が井戸内に侵入するのを防ぐことができ、井戸の
水質を守ることができるといった効果を奏する。しか
も、ケーブルブッシュは、ケーブルを保持する結果とな
るので、ケーブルを固定する部材としても機能できる利
点もある。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、基礎ボルトがなくても、井戸ケーシング
の地上端部に、ケーシングガイドと組み合うよう、井戸
ふたを直接、載せるだけで、容易に異口径の井戸ケーシ
ングに据え付けることができるといった効果を奏する。
【0033】請求項4に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、長年の使用でも錆が発生しにくい井戸ふ
た構造となるので、錆による赤水の発生、錆こぶによる
排気弁の動作不良の発生を未然に防止できるといった効
果を奏する。
【0034】請求項5に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、別途、追加の加工を井戸ふたに施さず
に、直接、井戸ふたに、各種流量計、試験用配管を接続
することができ、各種計測機器、試験用配管の据え付け
が容易であるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るポンプ設置用井
戸ふたを、同井戸ふたを用いて水中ポンプを設置したと
きの状態と共に示す断面図。
【図2】同井戸ふたの周辺を拡大して示す断面図。
【図3】図2中のA〜A線に沿うケーブル取出口の平面
図。
【図4】同井戸ふたの各部の構造を説明するための図。
【図5】図2中のB〜B線に沿うケーブル取出口の平面
図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る異なる井戸ふた
の使用の仕方を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…井戸 2…井戸ケーシング 3…深井戸用水中ポンプ(ポンプ) 3a…モータケーブル(ケーブル) 20…閉塞部 26a,26b…載置面 27a,27b…ケーシングガイド 28…ケーブル取出口 28a…ケーブルブッシュ 29…水中電極のケーブル 30…継ぎ手管 33a,33b…取付口部(取付口) 34…圧力計 40…排気管 41…ボディ 43…弁孔 44…弁ふた 45…弁室 47…球体(弁体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 里実 愛知県岡崎市橋目町御領田1番地 株式会 社川本製作所岡崎工場内 Fターム(参考) 3H022 AA01 BA07 CA48 CA50 CA51 DA00 DA07 DA09 DA13 DA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 井戸ケーシングの地上開口を塞ぐ閉塞部
    とこの閉塞部を挟む前記井戸ケーシング側と地上側との
    間を連通するように形成された継ぎ手管とを有して構成
    される井戸ふた本体と、 前記継ぎ手管と一体に形成された弁室と該弁室内に収め
    られた弁体とを有して構成され、前記継ぎ手管内の圧力
    変化にしたがい該継ぎ手管を大気に開閉させる排気弁と
    を具備してなることを特徴とするポンプ設置用井戸ふ
    た。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部は、前記井戸ケーシング内か
    ら地上へケーブルを導出させるためのケーブル取出口
    と、このケーブル取出口に取り付けられ前記ケーブルと
    の隙間を埋めるケーブルブッシュとを有して構成してあ
    ることを特徴とする請求項1に記載のポンプ設置用井戸
    ふた。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部は、井戸ケーシングの地上端
    部に載る載置面を有し、この載置面には前記継ぎ手管の
    端部周囲に同心円状に異口径の井戸ケーシング端と嵌合
    可能な複数種のケーシングガイドが形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のポンプ設
    置用井戸ふた。
  4. 【請求項4】 前記井戸ふた本体および前記排気弁は、
    ステンレス材料で形成してあることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3に記載のポンプ設置用井戸
    ふた。
  5. 【請求項5】 前記継ぎ手管には、複数の計測/試験用
    配管の取付口が形成してあることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のポンプ
    設置用井戸ふた。
JP24022398A 1998-08-26 1998-08-26 ポンプ設置用井戸ふた Expired - Fee Related JP3676584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24022398A JP3676584B2 (ja) 1998-08-26 1998-08-26 ポンプ設置用井戸ふた

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24022398A JP3676584B2 (ja) 1998-08-26 1998-08-26 ポンプ設置用井戸ふた

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000073989A true JP2000073989A (ja) 2000-03-07
JP3676584B2 JP3676584B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=17056289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24022398A Expired - Fee Related JP3676584B2 (ja) 1998-08-26 1998-08-26 ポンプ設置用井戸ふた

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3676584B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932962B1 (ja) * 2011-10-28 2012-05-16 茨城温泉開発株式会社 温泉水の揚水装置及び揚水方法
JP2015110944A (ja) * 2013-10-29 2015-06-18 和夫 麦島 深井戸用水中モータポンプ水中モータのスラスト荷重に対する保護装置
KR101830622B1 (ko) * 2017-10-16 2018-02-21 수도엔지니어링(주) 지중매설형 상수도 가압장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932962B1 (ja) * 2011-10-28 2012-05-16 茨城温泉開発株式会社 温泉水の揚水装置及び揚水方法
JP2015110944A (ja) * 2013-10-29 2015-06-18 和夫 麦島 深井戸用水中モータポンプ水中モータのスラスト荷重に対する保護装置
KR101830622B1 (ko) * 2017-10-16 2018-02-21 수도엔지니어링(주) 지중매설형 상수도 가압장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3676584B2 (ja) 2005-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI575225B (zh) 超音波流量計
US5538396A (en) Water pumping system
US3014623A (en) Motor and pump mounting means
JP2000073989A (ja) ポンプ設置用井戸ふた
US2840119A (en) Pumping assembly
US9093872B2 (en) Seal oil feeding apparatus of rotating electrical machine
CN217635119U (zh) 双路地下燃气调压箱
AU2017217369A1 (en) Trap for pump testing and monitoring systems
RU177609U1 (ru) Вертикальная насосная установка
KR102101437B1 (ko) 지하수 급수 유닛 및 이를 포함하는 지하수 양수 장치
KR100561239B1 (ko) 밀폐형 심정 덮개장치.
US11566928B2 (en) Ultrasonic flow meter having four separate transducer assemblies mounted within mounts in a flow cell
US9810569B2 (en) Measuring device for measuring property of fuel inside fuel tank
CN217603852U (zh) 一种氢气储气井控制排液阀芯
JP3509061B2 (ja) 水道メータ
KR100937578B1 (ko) 수위측정관용 유도 포켓관을 케이싱 외주부에 구성한 지하수 심정 밀폐식 상부보호공 장치
CA2965929C (en) Sump junction box
KR100842771B1 (ko) 지하수 양수장치
CN213779134U (zh) 一种计量装置
CN210180496U (zh) 流量测量装置
KR200329458Y1 (ko) 다수개의 급수배관 연결구를 갖는 밀폐형 지하수 심정 덮개
CN219179433U (zh) 一种用于水阀的检测装置
CN217712985U (zh) 具有防漏功能的泵
CN217784867U (zh) 复合箱体式单路地下燃气调压箱的外壳箱体
CN213658002U (zh) 一种流体计量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080513

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees