JP2000072561A - 多孔質セラミックス構造体とそれを用いた流体透過部材 - Google Patents
多孔質セラミックス構造体とそれを用いた流体透過部材Info
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- C04B38/0051—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof characterised by the pore size, pore shape or kind of porosity
- C04B38/0058—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof characterised by the pore size, pore shape or kind of porosity open porosity
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Abstract
(57)【要約】
【課題】等方的に優れた強度を有するとともに、等方的
な流体透過特性を有する多孔質セラミックス構造体と流
体透過部材を提供する。 【解決手段】相対密度90%以上のアルミナ、ムライ
ト、Si3 N4 などの緻密質焼結体からなる骨格部2a
間に等方的に連通した平均径が1mm以下の間隙部2b
が形成された骨格体2と、骨格体2の間隙部2b内に充
填された気孔率40%以上のアルミナ、ムライト、Si
3 N4 などの多孔質焼結体とからなる多孔質セラミック
ス構造体であり、特に、骨格部2aを第1の金属酸化物
からなる主結晶相と、該主結晶相の粒内あるいは粒界
に、第2の金属酸化物粒子が分散した焼結体により構成
する。
な流体透過特性を有する多孔質セラミックス構造体と流
体透過部材を提供する。 【解決手段】相対密度90%以上のアルミナ、ムライ
ト、Si3 N4 などの緻密質焼結体からなる骨格部2a
間に等方的に連通した平均径が1mm以下の間隙部2b
が形成された骨格体2と、骨格体2の間隙部2b内に充
填された気孔率40%以上のアルミナ、ムライト、Si
3 N4 などの多孔質焼結体とからなる多孔質セラミック
ス構造体であり、特に、骨格部2aを第1の金属酸化物
からなる主結晶相と、該主結晶相の粒内あるいは粒界
に、第2の金属酸化物粒子が分散した焼結体により構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温エネルギー分
野に使用される流体供給部材、燃焼制御部材、さらには
高温排ガス、金属溶湯、その他腐食性流体などの濾過フ
ィルター等に使用される多孔質セラミックス構造体と流
体透過材に関するものである。
野に使用される流体供給部材、燃焼制御部材、さらには
高温排ガス、金属溶湯、その他腐食性流体などの濾過フ
ィルター等に使用される多孔質セラミックス構造体と流
体透過材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、セラミックス多孔質材料は、
耐熱性、耐食性に優れることから注目され、断熱材、耐
火物、流体濾過用フィルター、触媒担体として利用され
ている。特に高温エネルギー分野で、例えば燃焼器ライ
ナー、高温燃焼排ガスフィルターなどへの応用が検討さ
れている。
耐熱性、耐食性に優れることから注目され、断熱材、耐
火物、流体濾過用フィルター、触媒担体として利用され
ている。特に高温エネルギー分野で、例えば燃焼器ライ
ナー、高温燃焼排ガスフィルターなどへの応用が検討さ
れている。
【0003】また、最近では、その使用条件が過酷なも
のとなりつつあり、耐熱性や耐食性に加えて、高強度お
よび耐熱衝撃性等に優れた高信頼性の多孔質体が要求さ
れている。
のとなりつつあり、耐熱性や耐食性に加えて、高強度お
よび耐熱衝撃性等に優れた高信頼性の多孔質体が要求さ
れている。
【0004】そこで、多孔質体の強化手法として、多孔
質体中に補強体を形成することが知られている。例え
ば、特公平4−59273号では、セラミックからなる
三次元網状構造の骨格構造体の空隙部に耐熱繊維素を担
持させた断熱材が、特開平4−37667号において
は、窒化珪素や炭化珪素などの反応焼結マトリックス中
に、中空粒子や中空繊維を分散させた軽量高剛性セラミ
ックスが、さらに、特開平8−40779号において
は、Si3 N4 やサイアロンからなる緻密質セラミック
スからなる格子状の補強体の間隙に、Si,O、Nを含
有する多孔質体を充填してなる低熱伝導性のセラミック
ス構造体が提案されている。これらは、いずれも多孔質
体と補強体との複合材料からなるもので、構造体として
の強度を改善する効果がある。
質体中に補強体を形成することが知られている。例え
ば、特公平4−59273号では、セラミックからなる
三次元網状構造の骨格構造体の空隙部に耐熱繊維素を担
持させた断熱材が、特開平4−37667号において
は、窒化珪素や炭化珪素などの反応焼結マトリックス中
に、中空粒子や中空繊維を分散させた軽量高剛性セラミ
ックスが、さらに、特開平8−40779号において
は、Si3 N4 やサイアロンからなる緻密質セラミック
スからなる格子状の補強体の間隙に、Si,O、Nを含
有する多孔質体を充填してなる低熱伝導性のセラミック
ス構造体が提案されている。これらは、いずれも多孔質
体と補強体との複合材料からなるもので、構造体として
の強度を改善する効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平4−59273号に開示されたセラミックス断熱材
は、耐熱繊維素の充填によって多孔質体が形成されるた
めに多孔質体の気孔径の制御が困難であり、しかも骨格
構造体がウレタンフォームに金属珪素および焼結助剤を
含浸させた後、窒化処理することにより多孔質の骨格構
造体を形成するものであるために、骨格構造体としての
強度が不十分であり、流体透過用として要求される強度
に対しては不十分であった。
公平4−59273号に開示されたセラミックス断熱材
は、耐熱繊維素の充填によって多孔質体が形成されるた
めに多孔質体の気孔径の制御が困難であり、しかも骨格
構造体がウレタンフォームに金属珪素および焼結助剤を
含浸させた後、窒化処理することにより多孔質の骨格構
造体を形成するものであるために、骨格構造体としての
強度が不十分であり、流体透過用として要求される強度
に対しては不十分であった。
【0006】また、特開平4−37667号に開示され
た軽量高剛性セラミックスは高剛性を実現するために、
反応焼結マトリックスの気孔率を40%以下に制限され
るために耐熱性構造体として利用できても流体透過用に
は適さないものであった。
た軽量高剛性セラミックスは高剛性を実現するために、
反応焼結マトリックスの気孔率を40%以下に制限され
るために耐熱性構造体として利用できても流体透過用に
は適さないものであった。
【0007】さらに、特開平8−40779号報に開示
されたセラミックス複合構造体においては、補強体が格
子状、即ちハニカム状の構造体からなるために、特性の
異方性を有するために、単純形状の用途しか使用できな
いという問題があった。
されたセラミックス複合構造体においては、補強体が格
子状、即ちハニカム状の構造体からなるために、特性の
異方性を有するために、単純形状の用途しか使用できな
いという問題があった。
【0008】従って、本発明は、等方的に優れた強度を
有するとともに、等方的な流体透過特性を有する多孔質
セラミックス構造体と流体透過部材を提供することを特
徴とするものである。
有するとともに、等方的な流体透過特性を有する多孔質
セラミックス構造体と流体透過部材を提供することを特
徴とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多孔質セラミッ
クス構造体は、緻密質焼結体からなる骨格部間に不規則
的に連通した間隙部を具備する骨格体と、該骨格体の前
記間隙部内に充填された気孔率40%以上の多孔質焼結
体とからなるものであり、特に平均径が1mm以下の間
隙部を有するものである。
クス構造体は、緻密質焼結体からなる骨格部間に不規則
的に連通した間隙部を具備する骨格体と、該骨格体の前
記間隙部内に充填された気孔率40%以上の多孔質焼結
体とからなるものであり、特に平均径が1mm以下の間
隙部を有するものである。
【0010】また、前記骨格部あるいは多孔質焼結体
は、金属酸化物を主成分とするセラミックスからなるも
のであり、特に骨格部の強度を高める上で、第1の金属
酸化物からなる主結晶相と、該主結晶相の粒内あるいは
粒界に、第2の金属酸化物粒子が分散してなることを特
徴とするものである。
は、金属酸化物を主成分とするセラミックスからなるも
のであり、特に骨格部の強度を高める上で、第1の金属
酸化物からなる主結晶相と、該主結晶相の粒内あるいは
粒界に、第2の金属酸化物粒子が分散してなることを特
徴とするものである。
【0011】なお、前記第2の金属酸化物粒子は、前記
主結晶相から結晶粒内および粒界に析出したものであ
り、特に前記第1の金属酸化物がAl含有酸化物からな
ること、前記第2の金属酸化物が、TiO2 、またはT
iO2 とMgOからなることが望ましい。
主結晶相から結晶粒内および粒界に析出したものであ
り、特に前記第1の金属酸化物がAl含有酸化物からな
ること、前記第2の金属酸化物が、TiO2 、またはT
iO2 とMgOからなることが望ましい。
【0012】本発明によれば、上記多孔質セラミックス
構造体を流体透過部材として用いることにより、優れた
信頼性と耐久性を有するとともに、三次元的に等方的な
流体透過特性を有する流体透過部材を得ることができ
る。
構造体を流体透過部材として用いることにより、優れた
信頼性と耐久性を有するとともに、三次元的に等方的な
流体透過特性を有する流体透過部材を得ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多孔質セラミック
ス構造体を図1の概略図をもとに説明する。図1に示さ
れる通り、本発明の多孔質セラミックス構造体1は、基
本的には骨格体2と、その骨格体2内の間隙部に充填さ
れた多孔質焼結体3とから構成される。
ス構造体を図1の概略図をもとに説明する。図1に示さ
れる通り、本発明の多孔質セラミックス構造体1は、基
本的には骨格体2と、その骨格体2内の間隙部に充填さ
れた多孔質焼結体3とから構成される。
【0014】本発明における骨格体2は、相対密度が9
0%以上の緻密質焼結体からなる骨格部2aと、その骨
格部2a間に不規則的に連通した間隙部2bを有するも
のである。そして、この骨格部2a間に存在する間隙部
2b内には、多孔質焼結体が充填されてなる。
0%以上の緻密質焼結体からなる骨格部2aと、その骨
格部2a間に不規則的に連通した間隙部2bを有するも
のである。そして、この骨格部2a間に存在する間隙部
2b内には、多孔質焼結体が充填されてなる。
【0015】本発明によれば、この骨格部2aを相対密
度90%以上の緻密な焼結体により形成するとともに、
骨格部2a間に存在する間隙部2bが、規則性を持たず
等方的に存在することが重要である。即ち、骨格部2a
を相対密度が90%以上の焼結体によって形成すること
により、骨格体2全体、さらには構造体1全体の強度を
高めることができることができる。骨格部2aの相対密
度が特に92%以上、さらには95%以上が望ましい。
度90%以上の緻密な焼結体により形成するとともに、
骨格部2a間に存在する間隙部2bが、規則性を持たず
等方的に存在することが重要である。即ち、骨格部2a
を相対密度が90%以上の焼結体によって形成すること
により、骨格体2全体、さらには構造体1全体の強度を
高めることができることができる。骨格部2aの相対密
度が特に92%以上、さらには95%以上が望ましい。
【0016】また、本発明の構造体1においては、骨格
部2a間に間隙部2bが等方的に存在することにより、
単純形状品から複雑形状品まであらゆる形状の部材に適
用できるとともに、機械的特性や透過特性などにおいて
異方性を有しないため、透過部材などの構造体としての
信頼性が大きく改善される。
部2a間に間隙部2bが等方的に存在することにより、
単純形状品から複雑形状品まであらゆる形状の部材に適
用できるとともに、機械的特性や透過特性などにおいて
異方性を有しないため、透過部材などの構造体としての
信頼性が大きく改善される。
【0017】また、骨格部2a間の間隙部2bは、その
大きさが大きいほど、骨格体2自体の強度が低下し、外
的衝撃や、流体による衝撃によって破壊が発生しやすい
ため、本発明によれば、間隙部2bの平均径は1mm以
下、流体透過性と強度改善の見地から、特に0.1〜1
mm、さらには0.1〜0.5mmであることが望まし
い。
大きさが大きいほど、骨格体2自体の強度が低下し、外
的衝撃や、流体による衝撃によって破壊が発生しやすい
ため、本発明によれば、間隙部2bの平均径は1mm以
下、流体透過性と強度改善の見地から、特に0.1〜1
mm、さらには0.1〜0.5mmであることが望まし
い。
【0018】さらに、骨格部2a間の間隙部2bの体積
比率も、構造体1全体の強度と、流体の透過量を決定す
る要因であり、間隙部2bの比率が小さいほど構造体の
強度は高くなる反面、流体の透過量が小さくなり、流体
透過部材としての透過効率が低下する。かかる観点から
骨格部2a間の間隙部2bは、65体積%以上、特に7
0体積%の割合で存在することが望ましい。
比率も、構造体1全体の強度と、流体の透過量を決定す
る要因であり、間隙部2bの比率が小さいほど構造体の
強度は高くなる反面、流体の透過量が小さくなり、流体
透過部材としての透過効率が低下する。かかる観点から
骨格部2a間の間隙部2bは、65体積%以上、特に7
0体積%の割合で存在することが望ましい。
【0019】さらに、骨格部2aの間隙部2bに充填さ
れる多孔質焼結体3の気孔率は、流体の透過特性を決定
するものであるが、本発明によれば、良好な流体透過性
を示すために、40%以上、特に60%以上であること
が必要である。
れる多孔質焼結体3の気孔率は、流体の透過特性を決定
するものであるが、本発明によれば、良好な流体透過性
を示すために、40%以上、特に60%以上であること
が必要である。
【0020】本発明の多孔質セラミックス構造体におい
て、前記骨格部2aを構成する焼結体、あるいは間隙部
2b内に充填される多孔質焼結体3は、Al2 O3 、Z
rO2 、ムライト、コージェライト、チタン酸アルミニ
ウム等の酸化物、Si3 N4、AlN、TiNなどの窒
化物、SiC,TiCなどの炭化物、TiB2 、AlB
2 などのZrB2 などのホウ化物、SiAlON、Al
ONなどの酸窒化物、TiCNなどの炭窒化物の群から
選ばれる1種、あるいは2種以上を主体とする焼結体が
好適に採用されるが、高温における液体や気体との接触
による反応性を抑制する上では酸化物系焼結体からなる
ことが最も望ましい。
て、前記骨格部2aを構成する焼結体、あるいは間隙部
2b内に充填される多孔質焼結体3は、Al2 O3 、Z
rO2 、ムライト、コージェライト、チタン酸アルミニ
ウム等の酸化物、Si3 N4、AlN、TiNなどの窒
化物、SiC,TiCなどの炭化物、TiB2 、AlB
2 などのZrB2 などのホウ化物、SiAlON、Al
ONなどの酸窒化物、TiCNなどの炭窒化物の群から
選ばれる1種、あるいは2種以上を主体とする焼結体が
好適に採用されるが、高温における液体や気体との接触
による反応性を抑制する上では酸化物系焼結体からなる
ことが最も望ましい。
【0021】また、骨格部2aを構成する酸化物系焼結
体としては、室温および高温において優れた強度を有す
ることが要求されることから、特に、骨格部2aを構成
する酸化物系焼結体として、第1の金属酸化物からなる
主結晶相と、主結晶相の粒内あるいは粒界に、第2の金
属酸化物粒子を分散させることにより、骨格部2aの高
温強度を高めることができる。
体としては、室温および高温において優れた強度を有す
ることが要求されることから、特に、骨格部2aを構成
する酸化物系焼結体として、第1の金属酸化物からなる
主結晶相と、主結晶相の粒内あるいは粒界に、第2の金
属酸化物粒子を分散させることにより、骨格部2aの高
温強度を高めることができる。
【0022】特に、上記第2の金属酸化物粒子は、その
成分の一部あるいは全部が主相である第1の酸化物結晶
に固溶し、その第1の酸化物結晶内から析出させて1μ
m以下の微粒子として存在させることによってナノコン
ポジット化の効果により強度を一段と向上できる。
成分の一部あるいは全部が主相である第1の酸化物結晶
に固溶し、その第1の酸化物結晶内から析出させて1μ
m以下の微粒子として存在させることによってナノコン
ポジット化の効果により強度を一段と向上できる。
【0023】上記第1の酸化物粒子としては、例えば、
アルミナ、ムライトなど、第2の酸化物結晶粒子として
は、TiO2 、またはTiおよびMgを含む複合酸化物
粒子などが挙げられる。
アルミナ、ムライトなど、第2の酸化物結晶粒子として
は、TiO2 、またはTiおよびMgを含む複合酸化物
粒子などが挙げられる。
【0024】本発明の多孔質セラミックス構造体を作製
するには、まず、相対密度が90%以上の緻密質焼結体
からなる骨格部2aと、その骨格部2a間に不規則的に
連通した間隙部2bを有する骨格体2を作製する。
するには、まず、相対密度が90%以上の緻密質焼結体
からなる骨格部2aと、その骨格部2a間に不規則的に
連通した間隙部2bを有する骨格体2を作製する。
【0025】このような骨格体は、従来より周知の三次
元網目構造の形成方法によって形成できる。例えば、
1)焼結体原料粉末に対して、発泡材を添加混合し、成
形、焼成する方法、2)焼結体原料粉末に対して、有機
質粉末を添加混合し、成形、焼成して有機質粉末を消失
させる方法、3)予め三次元網目構造の有機基材を作製
し、その有機基材を焼結体原料粉末を含有するスラリー
中に浸漬してスラリーを有機基材中の空隙部に充填した
後、乾燥し、焼成して有機質を焼失する方法、などが挙
げられる。
元網目構造の形成方法によって形成できる。例えば、
1)焼結体原料粉末に対して、発泡材を添加混合し、成
形、焼成する方法、2)焼結体原料粉末に対して、有機
質粉末を添加混合し、成形、焼成して有機質粉末を消失
させる方法、3)予め三次元網目構造の有機基材を作製
し、その有機基材を焼結体原料粉末を含有するスラリー
中に浸漬してスラリーを有機基材中の空隙部に充填した
後、乾燥し、焼成して有機質を焼失する方法、などが挙
げられる。
【0026】なお、成形方法としては、例えば、金型プ
レス、冷間静水圧プレス、鋳込成形、射出成形、押出し
成形等が挙げられる。
レス、冷間静水圧プレス、鋳込成形、射出成形、押出し
成形等が挙げられる。
【0027】次に、上記のようにして作製された緻密質
焼結体からなる骨格部間に不規則的に連通した間隙部に
多孔質焼結体を充填する。多孔質焼結体の充填方法は、
例えば1)多孔質体用原料粉末を含有するスラリー中
に、骨格体を浸漬して、骨格体の間隙内にスラリーを含
浸後、乾燥、焼成する方法、2)骨格体中に気相反応に
基づき、反応性ガスを骨格体中に透過しながら所定化合
物を析出させる方法などが挙げられる。
焼結体からなる骨格部間に不規則的に連通した間隙部に
多孔質焼結体を充填する。多孔質焼結体の充填方法は、
例えば1)多孔質体用原料粉末を含有するスラリー中
に、骨格体を浸漬して、骨格体の間隙内にスラリーを含
浸後、乾燥、焼成する方法、2)骨格体中に気相反応に
基づき、反応性ガスを骨格体中に透過しながら所定化合
物を析出させる方法などが挙げられる。
【0028】また、骨格部の強度を高めることを目的と
して第1の金属酸化物からなる主相の結晶の粒内に第2
の金属酸化物粒子を析出させる方法としては、焼成中に
第1の金属酸化物に対して第2の金属酸化物が固溶する
条件で熱処理した後、第2の金属酸化物が第1の金属酸
化物に固溶しない条件、言い換えれば第1の金属酸化物
結晶から第2の金属酸化物が析出する条件で熱処理す
る。
して第1の金属酸化物からなる主相の結晶の粒内に第2
の金属酸化物粒子を析出させる方法としては、焼成中に
第1の金属酸化物に対して第2の金属酸化物が固溶する
条件で熱処理した後、第2の金属酸化物が第1の金属酸
化物に固溶しない条件、言い換えれば第1の金属酸化物
結晶から第2の金属酸化物が析出する条件で熱処理す
る。
【0029】例えば、アルミナやムライトなどの原料
に、Ti含有酸化物を添加混合した後、成形後、水素な
どの還元雰囲気中で1300〜1700℃の温度で焼成
することによりTiをアルミナまたはムライト結晶中に
固溶させる。次に、上記の固溶体をTiのアルミナまた
はムライトへの溶解度が低い酸化性雰囲気中で1000
〜1600℃で熱処理することにより、アルミナまたは
ムライトの結晶粒内にTi酸化物を析出分散させること
ができる。
に、Ti含有酸化物を添加混合した後、成形後、水素な
どの還元雰囲気中で1300〜1700℃の温度で焼成
することによりTiをアルミナまたはムライト結晶中に
固溶させる。次に、上記の固溶体をTiのアルミナまた
はムライトへの溶解度が低い酸化性雰囲気中で1000
〜1600℃で熱処理することにより、アルミナまたは
ムライトの結晶粒内にTi酸化物を析出分散させること
ができる。
【0030】次に、この成形体を公知の加熱法、例え
ば、常圧焼成法、ガス加圧焼成法、マイクロ波加熱焼成
法、さらにこれらの焼成後に熱間静水圧処理(HIP)
処理、およびガラスシール後(HIP)処理する等、種
々の焼結手法によって焼結およびその後の熱処理を行
う。
ば、常圧焼成法、ガス加圧焼成法、マイクロ波加熱焼成
法、さらにこれらの焼成後に熱間静水圧処理(HIP)
処理、およびガラスシール後(HIP)処理する等、種
々の焼結手法によって焼結およびその後の熱処理を行
う。
【0031】また、アルミナまたはムライトに、Ti含
有化合物とMg含有化合物とを同モル比で添加混合し成
形後、酸化性雰囲気で1300〜1700℃で熱処理す
ることによりTiおよびMgをアルミナまたはムライト
中に固溶させることができる。その後、この固溶体を水
素などの還元雰囲気で1100〜1600℃で熱処理す
ることによりMgAl2 O4 をアルミナまたはムライト
結晶の粒内に1μm以下の微粒として析出させることが
できる。
有化合物とMg含有化合物とを同モル比で添加混合し成
形後、酸化性雰囲気で1300〜1700℃で熱処理す
ることによりTiおよびMgをアルミナまたはムライト
中に固溶させることができる。その後、この固溶体を水
素などの還元雰囲気で1100〜1600℃で熱処理す
ることによりMgAl2 O4 をアルミナまたはムライト
結晶の粒内に1μm以下の微粒として析出させることが
できる。
【0032】
【実施例】実施例1 平均粒径1.5μmの金属シリコン(Si)粉末に、ア
ルミナ(Al2 O3 )、イットリア(Y2 O3 )を焼結
助剤として3重量%ずつ添加したシリコン原料に、さら
に少量の有機バインダー、溶剤を添加混合してスラリー
を得た。
ルミナ(Al2 O3 )、イットリア(Y2 O3 )を焼結
助剤として3重量%ずつ添加したシリコン原料に、さら
に少量の有機バインダー、溶剤を添加混合してスラリー
を得た。
【0033】次に、ウレタンフォームを上記スラリー中
に含浸/乾燥を繰り返し、ウレタンフォームの空隙内に
シリコン原料を含浸させた後、窒素雰囲気中で1800
℃で加熱処理してシリコン原料を窒化させた。加熱処理
によってウレタン成分が焼失し、窒化珪素焼結体を骨格
部とし、不規則的に連通した間隙部を具備する三次元網
状構造の骨格体を得た。
に含浸/乾燥を繰り返し、ウレタンフォームの空隙内に
シリコン原料を含浸させた後、窒素雰囲気中で1800
℃で加熱処理してシリコン原料を窒化させた。加熱処理
によってウレタン成分が焼失し、窒化珪素焼結体を骨格
部とし、不規則的に連通した間隙部を具備する三次元網
状構造の骨格体を得た。
【0034】次に、上記骨格体を前記Si含有スラリー
中に浸漬/乾燥を繰り返し、骨格体中の間隙部にシリコ
ン原料を充填した後、窒素雰囲気中で1600℃で焼成
して、間隙部内のSi成分を窒化処理して骨格体の間隙
部に窒化珪素が充填された多孔質構造体を得た。
中に浸漬/乾燥を繰り返し、骨格体中の間隙部にシリコ
ン原料を充填した後、窒素雰囲気中で1600℃で焼成
して、間隙部内のSi成分を窒化処理して骨格体の間隙
部に窒化珪素が充填された多孔質構造体を得た。
【0035】比較例1 実施例1で用いたSi含有スラリーを鋳込成形法によっ
て成形した後、窒素中1650℃で焼成して多孔質焼結
体を得た。
て成形した後、窒素中1650℃で焼成して多孔質焼結
体を得た。
【0036】実施例2 平均粒径0.8μmのアルミナ(Al2 O3 )とシリカ
(SiO2 )を重量比72/28の比率で混合したムラ
イト原料に、さらに有機バインダー、溶剤を添加混合し
てスラリーを得た。
(SiO2 )を重量比72/28の比率で混合したムラ
イト原料に、さらに有機バインダー、溶剤を添加混合し
てスラリーを得た。
【0037】次に、実施例1で用いたウレタンフォーム
を、上記スラリー中に含浸/乾燥を繰り返し、ウレタン
フォームの空隙内に上記スラリーを含浸させた後、大気
中1600℃で焼成することによりウレタン成分が焼失
し、ムライト質焼結体を骨格部とし不規則的に連通した
間隙部を具備する三次元網状構造の骨格体を得た。
を、上記スラリー中に含浸/乾燥を繰り返し、ウレタン
フォームの空隙内に上記スラリーを含浸させた後、大気
中1600℃で焼成することによりウレタン成分が焼失
し、ムライト質焼結体を骨格部とし不規則的に連通した
間隙部を具備する三次元網状構造の骨格体を得た。
【0038】また、実施例1と同じように、上記骨格体
を前記スラリー中に浸漬/乾燥を繰り返し、骨格体中の
間隙部に前記スラリーを充填した後、大気中1400℃
で焼成して、間隙部内にムライト多孔質焼結体が充填さ
れた多孔質構造体を得た。
を前記スラリー中に浸漬/乾燥を繰り返し、骨格体中の
間隙部に前記スラリーを充填した後、大気中1400℃
で焼成して、間隙部内にムライト多孔質焼結体が充填さ
れた多孔質構造体を得た。
【0039】比較例2 実施例2において、上記骨格体を前記ムライト原料含有
スラリー中に浸漬/乾燥を繰り返し、骨格体中の間隙部
にムライト原料を充填した後、大気中1500℃で焼成
する以外は、全く同様にして間隙部内にムライト多孔質
焼結体が充填された多孔質構造体を得た。
スラリー中に浸漬/乾燥を繰り返し、骨格体中の間隙部
にムライト原料を充填した後、大気中1500℃で焼成
する以外は、全く同様にして間隙部内にムライト多孔質
焼結体が充填された多孔質構造体を得た。
【0040】実施例3 平均粒径0.8μmのアルミナ(Al2 O3 )とシリカ
(SiO2 )及びチタニア(TiO2 )を重量比71/
27.5/1.5の比率で混合したムライト原料に、さ
らに有機バインダー、溶剤を添加混合してスラリーを得
た。
(SiO2 )及びチタニア(TiO2 )を重量比71/
27.5/1.5の比率で混合したムライト原料に、さ
らに有機バインダー、溶剤を添加混合してスラリーを得
た。
【0041】次に、実施例1で用いたウレタンフォーム
を、上記スラリー中に含浸/乾燥を繰り返し、ウレタン
フォームの空隙内にムライト原料を含浸させた後、大気
中800℃で加熱してウレタン成分を焼失させ、さらに
水素雰囲気中1600℃で焼成することにより、Tiが
還元されてムライト結晶中に固溶したムライト質焼結体
を骨格部とし、不規則的に連通した間隙部を具備する三
次元網状構造の骨格体を得た。
を、上記スラリー中に含浸/乾燥を繰り返し、ウレタン
フォームの空隙内にムライト原料を含浸させた後、大気
中800℃で加熱してウレタン成分を焼失させ、さらに
水素雰囲気中1600℃で焼成することにより、Tiが
還元されてムライト結晶中に固溶したムライト質焼結体
を骨格部とし、不規則的に連通した間隙部を具備する三
次元網状構造の骨格体を得た。
【0042】また、実施例1と同じように、上記骨格体
を前記ムライト原料含有スラリー中に浸漬/乾燥を繰り
返し、骨格体中の間隙部にムライト原料を充填した後、
大気中1400℃で焼成して、平均粒径が0.3μmの
微細なTiO2 粒子がムライト結晶粒内および粒界に析
出したムライト焼結体を骨格部とする骨格体の間隙部内
にムライト多孔質焼結体が充填された多孔質構造体を得
た。
を前記ムライト原料含有スラリー中に浸漬/乾燥を繰り
返し、骨格体中の間隙部にムライト原料を充填した後、
大気中1400℃で焼成して、平均粒径が0.3μmの
微細なTiO2 粒子がムライト結晶粒内および粒界に析
出したムライト焼結体を骨格部とする骨格体の間隙部内
にムライト多孔質焼結体が充填された多孔質構造体を得
た。
【0043】なお、上記実施例および比較例において、
骨格体を構成する焼結体の相対密度をアルキメデス法に
よって測定するとともに、骨格体における間隙部の比
率、間隙部の平均径および充填された多孔質焼結体の気
孔率を断面写真によるルーゼックス画像解析によって測
定した。また、比較例1の多孔質焼結体についてもアル
キメデス法によって気孔率を測定した。
骨格体を構成する焼結体の相対密度をアルキメデス法に
よって測定するとともに、骨格体における間隙部の比
率、間隙部の平均径および充填された多孔質焼結体の気
孔率を断面写真によるルーゼックス画像解析によって測
定した。また、比較例1の多孔質焼結体についてもアル
キメデス法によって気孔率を測定した。
【0044】また、各試料を直径20mm、厚さ20m
mに加工し、厚さ方向に圧力を加え、破壊に至る時の圧
力を測定した。さらに、1300℃大気中で24時間保
持し、重量変化により耐酸化性を評価した。さらに、各
試料に対して、流速1m/mのアルゴンガスを透過さ
せ、圧力損失を測定した。
mに加工し、厚さ方向に圧力を加え、破壊に至る時の圧
力を測定した。さらに、1300℃大気中で24時間保
持し、重量変化により耐酸化性を評価した。さらに、各
試料に対して、流速1m/mのアルゴンガスを透過さ
せ、圧力損失を測定した。
【0045】
【表1】
【0046】表1から分かるように、実施例1〜3の本
発明の多孔質セラミックス構造体は、比較例1の多孔質
焼結体と同等な流体透過機能を有しながらも、強度が
2.6〜4.2倍と高く、しかも高温における酸化によ
る重量変化も小さく優れたものであった。特に、酸化物
系セラミックスから構成される実施例2、3の構造体
は、非常に優れた耐酸化性を示した。また、酸化物系焼
結体を骨格とする実施例2、3とを比較すると、ムライ
ト結晶粒内、粒界にTiを析出させた実施例3では、さ
らに強度の向上が見られた。
発明の多孔質セラミックス構造体は、比較例1の多孔質
焼結体と同等な流体透過機能を有しながらも、強度が
2.6〜4.2倍と高く、しかも高温における酸化によ
る重量変化も小さく優れたものであった。特に、酸化物
系セラミックスから構成される実施例2、3の構造体
は、非常に優れた耐酸化性を示した。また、酸化物系焼
結体を骨格とする実施例2、3とを比較すると、ムライ
ト結晶粒内、粒界にTiを析出させた実施例3では、さ
らに強度の向上が見られた。
【0047】なお、比較例2では、骨格体内に充填され
た多孔質焼結体の気孔率が40%よりも低いために圧力
差が大きく、流体透過機能に劣るものであった。
た多孔質焼結体の気孔率が40%よりも低いために圧力
差が大きく、流体透過機能に劣るものであった。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の多孔質セラ
ミックス構造体は、従来と同等の優れた流体透過機能を
有しながらも、等方的に高い強度と流体透過特性を有す
る多孔質セラミックス構造体を提供することができる。
ミックス構造体は、従来と同等の優れた流体透過機能を
有しながらも、等方的に高い強度と流体透過特性を有す
る多孔質セラミックス構造体を提供することができる。
【図1】本発明の多孔質セラミックス構造体の組織構造
の概略図を示す。
の概略図を示す。
1 多孔質セラミックス構造体 2 骨格体 3 多孔質焼結体
Claims (9)
- 【請求項1】緻密質焼結体からなる骨格部間に不規則的
に連通した間隙部が形成された骨格体と、該骨格体の前
記間隙部内に充填された気孔率40%以上の多孔質焼結
体とからなることを特徴とする多孔質セラミックス構造
体。 - 【請求項2】前記間隙部の平均径が1mm以下である請
求項1記載の多孔質セラミックス構造体。 - 【請求項3】前記骨格部が、金属酸化物を主成分とする
セラミックスからなることを特徴とする請求項1記載の
多孔質セラミックス構造体。 - 【請求項4】前記多孔質焼結体が、金属酸化物を主成分
とするセラミックスからなることを特徴とする請求項1
記載の多孔質セラミックス構造体。 - 【請求項5】前記骨格部が、第1の金属酸化物からなる
主結晶相と、該主結晶相の粒内あるいは粒界に、第2の
金属酸化物粒子が分散してなることを特徴とする請求項
1乃至請求項3のいずれか記載の多孔質セラミックス構
造体。 - 【請求項6】前記第2の金属酸化物粒子は、前記主結晶
相から結晶粒内および粒界に析出したものであることを
特徴とする請求項4記載の多孔質セラミックス構造体。 - 【請求項7】前記第1の金属酸化物がAl含有酸化物か
らなることを特徴とする請求項5または請求項6記載の
多孔質セラミックス構造体。 - 【請求項8】前記第2の金属酸化物が、TiO2 、また
はTiO2 とMgOからなることを特徴とする請求項5
または請求項6記載の多孔質セラミックス構造体。 - 【請求項9】請求項1乃至請求項8のいずれか記載の多
孔質セラミックス構造体からなる流体透過部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242337A JP2000072561A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 多孔質セラミックス構造体とそれを用いた流体透過部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242337A JP2000072561A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 多孔質セラミックス構造体とそれを用いた流体透過部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000072561A true JP2000072561A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17087703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10242337A Pending JP2000072561A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 多孔質セラミックス構造体とそれを用いた流体透過部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000072561A (ja) |
-
1998
- 1998-08-27 JP JP10242337A patent/JP2000072561A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050526 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060403 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060425 |