JP2000070231A - ハイブリッド血圧計 - Google Patents

ハイブリッド血圧計

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JP2000070231A JP11153588A JP15358899A JP2000070231A JP 2000070231 A JP2000070231 A JP 2000070231A JP 11153588 A JP11153588 A JP 11153588A JP 15358899 A JP15358899 A JP 15358899A JP 2000070231 A JP2000070231 A JP 2000070231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水銀血圧計と電子装置との利点を備えるハイ
ブリッド血圧計を提供する。 【解決手段】 (a)膨張できる空気袋を備えたアーム
カフ;(b)該空気袋を膨張させるためのポンプ装置;
(c)該空気袋から空気を抜くための空気排出弁;
(d)該空気袋中の圧力を受け取り、該圧力を示す電気
的信号を発生させる機能を有する空気圧力変換器;
(e)収縮と拡張の割込み信号を発生させるための手動
操作スイッチ;(f)該空気袋の中の一瞬の圧力の測定
値を、棒グラフとして表示する為の第一の電子的ディス
プレイ;(g)収縮期圧および拡張期圧を表示するため
の第二の電子的ディスプレイ;および(h)該圧力変換
器および該スイッチにつながれた、第一および第二のデ
ィスプレイを制御するための電気回路を含む血圧計を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血圧計、すなわ
ち、標準的なコロトコフ(Korotkoff)アーム
カフを用いる方法を使用して血圧を測定するための装置
に関する。さらに詳しくは、本発明は、内科医または訓
練されたオペレーターによって使用されるための血圧計
であって、従来の機械装置の不都合をなくすために電子
機器を取り入れた血圧計に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】血圧測定
は、すべての診察の標準的な部分であり、実際、医者に
かかって血圧を測定することは最も一般的に行なわれ
る。基本的なプロセスは、2つの構成要素を含む。1つ
は上腕に巻き付けられているカフ(腕帯)の圧力の測定
で、もう1つは、カフが徐々に減圧されることに伴うカ
フのコロトコフ音または振動の検出を基にした血圧の判
断(見積り)である。標準的な技術は、水銀血圧計およ
び聴診器を使用し、訓練されたオペレーターがコロトコ
フ音を聴く方法であり、この方法は、すべての方法と比
較される。この場合、カフの圧力は水銀柱で計測され、
オペレーターは、コロトコフ音の出現と消滅によって、
この柱から血圧を判断する。
【0003】この技術が血圧測定の一番の王道として受
け入れられているとは言うものの、オペレーターの癖、
すなわち水銀柱から血圧を見積もるときにオペレーター
によって血圧値が上回ったりまたは下回ったりする傾
向、極端に速いカフの空気抜き、および数字の好み、す
なわち、末尾の数字として、5かゼロのどちらかの過度
な使用などによる、回避できる誤りが起きる。
【0004】水銀血圧計の変形(改良形)は、水銀柱が
ダイアル付きの圧力ゲージに置き代わったアネロイド装
置である。しかし、それらの装置の正確さは疑わしい。
なぜならば、ゲージの校正が不可能で、ダイアルは、直
線的な水銀柱と比較すると読み取りが相対的に困難だか
らである。その上、圧力ゲージの正確さは時間が経つと
過ぎると変わり得る。
【0005】電子装置の利用が増加している。電子装置
では、カフの圧力を電子変換器によって検出し、血圧
は、カフの中の圧力の変動(振動法)またはコロトコフ
音の電子的検出(聴診法)から導き出される。どちらの
場合でも、血圧は直接的な観察ではなく、ある電子的ア
ルゴリズムを用いて見積もられる。そのような電子装置
の正確さは、たとえ水銀血圧計に対して校正されたとし
ても、大いに変わる。不正確さの原因は、カフ圧力の測
定にはなく、血圧を見積もるために使用されるアルゴリ
ズムにある。
【0006】従って、血圧測定を、訓練されたオペレー
ターが行なうことが望ましい。このような「ハイブリッ
ド」電子血圧測定装置の1つが、米国特許第5,20
1,320号で開示されている。この装置は、一般的な
水銀圧力柱に加えてカフの圧力を測定するために電子的
変換器を採用している。水銀柱の主な使用方法は、圧力
変換器と電子的コントロールとディスプレイ回路の校正
である。その装置は、電気的に制御されるソレノイド・
アウトレット・バルブ(電磁排出弁)を使用して、カフ
からの空気の流出を調整する。オペレーターは、収縮期
圧と拡張期圧を聞いた時、ボタンを押し、そしてその圧
力値は2つのLED(発光ダイオ─ド)ディスプレイに
表示される。このシステムは、コロトコフ音を見分ける
オペレーターの熟練による利点を利用し、一方で収縮期
圧と拡張期圧を見分けるときのオペレーターの癖や誤り
を回避できるという利点を持っている。このシステムで
は、カフの空気抜きの正確な制御ができない結果、カフ
の空気抜きの割合が一定でないという欠点を持ってい
る。これにより、オペレーターの反応時間の校正の正確
さが損なわれる。
【0007】米国特許第5,464,017号では、圧
力を測定するための水銀柱を全く使用しない血圧メータ
ーを開示している。先に援用した第5,201,320
号特許と同様に、この装置は電子的変換器を使用し、L
EDの列でカフの圧力を表示する。特に、その装置は血
圧値が増加あるいは減少しているかどうかを示すための
第一のLEDディスプレイ、および収縮期と拡張期の血
圧値を表示するそれぞれ第二と第三のLEDディスプレ
イを含む。内科医またはオペレーターは、収縮期圧と拡
張期圧を示すコロトコフ音を聞いてスイッチを入れる。
この信号は、赤外線信号または高周波信号を通じて受信
機に送られ、増幅され、そして、マイクロプロセッサー
へ割込み信号として供給され、血圧値がわかる。
【0008】この装置は、圧力を測定するのに水銀を使
用する必要がないという利点を持っている。実際に、水
銀は高い毒性を持っていて、いくつかのヨーロッパの国
で、環境上の理由で禁止された。しかし、コロトコフ音
を合図する送信機および受信機は、必要以上に複雑で高
価であり、そしてLEDディスプレイは、水銀柱のよう
な容易に読める形では、圧力を簡単にオペレーターに伝
えることができない。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明の第一の目的は、水
銀血圧計と電子装置との利点を備えるハイブリッド血圧
計を提供することにある。
【0010】本発明の目的のより詳細なところは、コロ
トコフ音を検出する訓練をされたオペレーターに頼る血
圧測定装置を提供することにある。
【0011】本発明のさらなる目的は、使用し易い血圧
測定装置を提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、安価で精密であり、
校正が不要な血圧測定装置を提供することにある。
【0013】本発明の更なる目的は、カフの空気抜きを
制御するための改良されたシステムを有する血圧測定装
置を提供することにある。
【0014】本発明の更に別の目的は、コンピューター
に血圧測定値を電子的にダウンロードするための1つま
たは複数の電子的出力を有する血圧測定装置を提供する
ことである。
【0015】これらの目的および以下の説明から明らか
なその他の目的は、本発明の血圧計により、達成され
る。
【0016】本発明の血圧計は、以下の(a)から
(h)までを含む血圧計である。すなわち、(a)膨張
できる空気袋を備えたアームカフ;(b)空気袋を膨張
させるためのポンプ装置;(c)手動でおよび/あるい
は電気的に作動する、空気袋から空気を抜くための空気
排出弁;(d)該空気袋中の圧力を受け取り、この圧力
を示す電気的信号を発生させる機能を有する空気圧力変
換器;(e)収縮と拡張の割込み信号を発生させるため
の手動操作スイッチ;(f)測定された、該空気袋の中
の一瞬の圧力を棒グラフの形で表示する為の第一の電子
的ディスプレイ;(g)収縮期圧および拡張期圧を表示
するための第二の電子的ディスプレイ;および(h)該
圧力変換器および該スイッチにつながれた、第一および
第二のディスプレイを制御するための電気回路。
【0017】本発明の1つの好ましい特徴は、空気袋中
の一瞬の圧力を表示するための第一のディスプレイが、
擬似水銀柱であることである。すなわちLED(発光ダ
イオード)またはLCD(液晶)ディスプレイあるいは
CRT(ブラウン管)あるいは平面ディスプレイのよう
なディスプレイスクリーンによる棒グラフである。
【0018】2つのディスプレイは、好ましくは、LC
DあるいはLEDのどちらかで実行される。直線状のL
EDディスプレイが、水銀柱をシュミレートするのに好
都合に使用され得る。
【0019】本発明の別の好ましい特徴は、コンピュー
ターによる蓄積と処理に使用する為に、電気回路が収縮
期圧と拡張期圧を表すディジタル信号を提供する。これ
らの信号はシリアルポートあるいはパラレルポ─トを通
じてラジオ周波数伝送で直接、または信号を従来の電話
線で伝送するために変調するモデムを通じて、伝送され
る。
【0020】空気袋を膨張させるためのポンプ装置は、
従来の水銀血圧計において使用されているようなスクイ
ーズバルブ(押しつぶし型バルブ)、または電気的に作
動するポンプであり得る。
【0021】電気回路は、好ましくは、血圧の周期的な
変化から脈拍を決定することができるマイクロプロセッ
サを含有している。この脈拍は、第三のLCDあるいは
LEDディスプレイを使って表示される。マイクロプロ
セッサはまた、好ましくは、カフの空気袋の中の圧力が
予め決められた割合よりも速い割合で減圧した時を決
め、警告ライトを通して、カフの減圧が速過ぎることを
合図する。
【0022】血圧測定装置の空気排出弁は、従来の機械
的に動作する弁あるいは電気的に動作する弁、あるいは
その両方を含む。1つの好ましい実施態様では、システ
ムは、弁のノブを手動でねじることによってまたは親指
でノブまたはボタンを手動で押すことでカフの空気を抜
くことができ、そして、次に人指し指で他のボタンを押
すかまたはトリガーを引くことで、コロトコフ音を手動
で合図するように形成されている。後者のボタンあるい
はトリガーは、装置に信号をおくる電気的接触あるいは
スイッチを直接作動させる。その信号は、最初に動作す
る時は、収縮期の圧力があることを示し、そして2回目
に動作する時は、拡張期の圧力があることを示す。
【0023】本発明による血圧計は、当該分野で知られ
ている従来の機械的な装置と事実上同じように操作され
得る。異なるのは、オペレーターが聴診器を通してコロ
トコフ音を聞いたとき、手動で操作されるボタンあるい
はトリガーを操作しなければならない点だけである。こ
のボタンあるいはトリガーを操作することによって、オ
ペレーターは、電気回路に信号を送り、それによって、
収縮期あるいは拡張期の圧力が第二の電子的ディスプレ
イに表示される。
【0024】カフの中の膨張できる空気袋の空気抜き
は、一定量、空気排出ニードル弁を開放させる為に、オ
ペレーターが手動で空気抜きノブを回すという従来のや
り方によって、実行され得る。空気抜きの割合は、ノブ
を少し回転させることによって、あるいは多く回転させ
ることによって調整される。ノブを少し回転させるの
は、血圧測定の間、ゆっくり、一定に空気を抜く場合で
あり、多く回転させるのは、血圧測定が完了したとき速
く空気を抜く場合である。あるいは、2つのボタンが手
で操作させるために提供され得る。第一のボタンは空気
弁をゆっくり空気抜きさせるためで、第二のボタンは空
気弁を速く収縮させるためである。空気弁によるゆっく
りした収縮により、一定量の空気が抜けていき、その結
果、カフの圧力が1秒間に2mmHgから3mmHgの
範囲内で、実質的に一定の割合で減少する。
【0025】オペレーターの片方の手は、聴診器の音受
信エレメントを握るのに使われるので、片方の手だけが
血圧計を制御するのに使用できる。この血圧測定システ
ムを人間工学的に改良するために、カフの空気抜きの手
動あるいは電気的制御が提供され得る。上記のように、
機械的に作動する空気制御弁は、カフの空気袋をゆっく
り、あるいは速く、あるいはその両方で空気抜きするよ
うに使用し得る。あるいは、電子的制御を、手動または
電子高速収縮(空気抜き)制御と共に提供し、1秒間に
2mmHgから3mmHgの範囲ような、一定の所望の
割合で、カフが自動的に収縮され得る。
【0026】発明の好ましい実施態様によれば、電子的
制御は、瞬間的なカフ圧力に依存する電子機械的空気排
出弁を調整するための閉ループ帰還回路を含んでいる。
この電子的制御は、1秒間に2mmHgから3mmHg
の範囲の所定の収縮の割合を正確に維持し、そしてボタ
ンを押すとさらに速い収縮の割合を起こさせる能力を有
する。
【0027】もしマイクロプロセッサが備えられた場
合、それは収縮期圧と拡張期圧を決定する人間のオペレ
ーターの反応時間を調整するために使われ得る。特に、
このマイクロプロセッサは、校正する段階で、オペレー
ターの反応時間を決定することと、その後、その反応時
間を、収縮期圧と拡張気圧が把握される瞬間を決定する
のに使用するようにプログラムされ得る。
【0028】本発明の特定の特徴によれば、そのマイク
ロプロセッサには、収縮期圧と拡張期圧を調整するため
の校正アルゴリズムが備えられている。その校正アルゴ
リズムは、ボタンを押すまたはトリガーを引くことによ
って、収縮/拡張スイッチが最初に入れられるとき、人
間のオペレーターの反応時間に対応して、収縮期圧を調
整する。校正アルゴリズムは、2回目にスイッチが入れ
られるとき先の心臓の鼓動で計られたカフの圧力を拡張
期の圧力とする。
【0029】本発明の特定の特徴によれば、測定された
収縮期圧あるいは測定された拡張期圧あるいはその両方
は、それぞれ、収縮期あるいは拡張期の圧力を表す棒グ
ラフに沿った位置の棒の小さい部分又はセグメントを表
すことによって、第一のディスプレイ(棒グラフ)上に
表示される。
【0030】本発明の他の特徴によれば、もしオペレー
ターがスイッチを素早く連続して2度押したならば、読
み込みは中止される。
【0031】最後に、本発明による血圧計は、マイクロ
プロセッサに情報を提供するために、例えばタッチスク
リーンLCDなどであり得るキーパット、またはバーコ
ードリーダーまたは磁気カードスキャナーのような入力
デバイスを含むのが都合がよい。特に、この情報は血圧
を測定されるそれぞれ別々の患者の個人情報を含み得
る。このように、患者の確認信号を、その患者の収縮期
圧と拡張期圧と共に、マイクロプロセッサのディジタル
出力で提供し得る。
【0032】本発明のさらなる理解のために、添付の図
面で示すような発明の実施態様を、以下に詳しく記述す
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様は、図
1から図10で詳しく記載する。異なった図の中で同一
の構成は、同じ参照番号で示す。
【0034】図1は、本発明のハイブリッド血圧計の基
本的な特徴を示している。この血圧測定装置10は膨張
できる空気袋を有する標準的なアームカフ12、圧力チ
ューブ13aおよび13b、空気袋を膨張させるための
スクイーズバルブ14、空気袋の空気を抜くための制御
ノブ16を備えた空気排出弁、収縮と拡張による割込み
信号を発生させるための手動で操作するボタンあるいは
トリガー18、棒グラフの形で空気袋の中の一瞬の圧力
の測定値を表示するための第一の電子的ディスプレイ2
0(好ましくは、LED)、ディジタルの形で収縮期圧
と拡張期圧の両方および脈拍を表示するための第二のデ
ィスプレイ22(好ましくはLCD)、およびボックス
様ハウジング24の中に並べられた、電気的回路または
電子的回路であって、バッテリーから動力を得る回路を
含む。さらに、この装置は、カフが過度に急速に収縮さ
れることをオペレーターに合図する警告ライト28、お
よびコンピューターへ患者と血圧の情報をダウンロード
するためのディジタルまたはRF出力またはプラグ30
を含有する。最後に、この装置はオン/オフのスイッチ
(図示していない)を備え得る。オンとオフとは、カフ
の手動膨張で装置を動作される状態にすること、および
最後の読み込みの2分後にスイッチを切ることで、交互
に行なわれる。
【0035】本発明の血圧計は、従来の水銀血圧計と非
常によく似た方法で操作される。コロトコフ音を聞いて
トリガー18を押すことによって、オペレーターは、電
気回路に信号を送り、次に第二のディスプレイ装置22
(ディジタル)上に収縮期圧および拡張期圧が表示され
る。
【0036】通常通り、オペレーターは、水銀柱を模し
た第一の(棒グラフ)ディスプレイ20を観測すること
によって、アームカフの中の空気袋の瞬間の圧力を観測
できる。もし、空気袋が、血圧の適切な測定をするのに
とって、過度に速い割合で空気が抜けたら、オペレータ
ーに警告ライト28で知らされる。
【0037】最後に、この装置には、キーパット(LC
D型タッチスクリーン)あるいはバーコード読み取り
機、あるいは磁気ストライプ読み取り機、あるいは他の
入力装置を備えてもよく、これによって、血圧を測定さ
れる患者の証明番号を入れることができる。当該技術分
野でよく知られているように、キーパットは、LCDデ
ィスプレイ22中に組み込まれ得る。他の入力装置も、
ボックス24の中に組み込まれ得る。
【0038】装置中の電気回路構成は、好ましくは、マ
イクロプロセッサ(マイクロコントローラ)を含み、そ
れぞれの患者の証明番号に関連する多くの患者の血圧値
を蓄えることができる。この情報は、キーパットの制御
下で、続けて処理と蓄積をするために、プログラムされ
たディジタルコンピューターにダウンロードされ得る。
【0039】例えば、コンピューターには、それぞれ患
者個人の一連の血圧値が、それぞれの測定の日時と共に
蓄えられ、履歴記録が提供される。
【0040】図2および図3は、本発明の血圧計で使用
される電気回路の好ましい実施態様を示す。チューブ1
3aを通して電気回路に与えられる空気袋中の空気の圧
力は、血圧値を示す電気信号を発生させる圧力変換器4
0で感知される。この信号は、内部的に調整され、増幅
されそしてマイクロプロセッサ46の中に含まれるアナ
ログ/ディジタル変換器44内で、ディジタル信号に変
換される。この圧力信号はまた、心臓の鼓動を示す血圧
信号の変動によってディジタル・パルスを生成するアナ
ログ・パルス・フィルタ41へも通される。アナログ/
ディジタル変換器で発生するディジタル信号は、マイク
ロプロセッサ46への入力として、そして擬似水銀柱デ
ィスプレイ20へ並列に通される。
【0041】擬似水銀柱ディスプレイ20は、100個
あるいは150個のエレメントのLEDまたは逆光LC
Dディスプレイであり得る。それぞれのLEDあるいは
LCDエレメントは、水銀計の2あるいは3mmの部分
を示す。ディジタル入力信号は、行または列のトランジ
スタ・アレイ50を駆動させる解読装置48(複合的プ
ログラム論理装置(CPLD))で受信される。出力が
1と出た場合、対応するディスプレイ20中のLEDあ
るいはLCDが動作される。0から300mmの範囲内
で、水銀の存在または不存在を示すのに用いられるこれ
らの出力は、100個または150個のみである。
【0042】マイクロプロセッサ46は、収縮/拡張ス
イッチ18とキーパット26からの入力も受ける。ま
た、バーコード読み取り機、磁気ストライプ読み取り
機、あるいは指紋読み取り機、あるいは患者の手相読み
取り機52のような患者のID番号を提供できる他の入
力を提供し得る。マイクロプロセッサは、以下の出力を
発生させる。すなわち、収縮期/拡張期圧ディスプレイ
22;脈拍ディスプレイ23(ディスプレイ22で使用
されるのと同じディジタル読み出し装置で示されてもよ
い);警告ライト28;およびそれぞれUSARTポー
ト54、モデム56、および/あるいはRF送信機58
に、収縮期圧と拡張期圧と脈拍とを示すディジタル信号
である。
【0043】マイクロプロセッサは、患者の収縮期圧と
拡張期圧および脈拍に関するキーパットからの患者の情
報を受信および蓄積できるようプログラムされている。
この情報は、シリアルポート54、またはモデム56ま
たはRF発信器58を通して離れたコンピューターにダ
ウンロードされ得る。
【0044】本発明の好ましい実施態様では、マイクロ
プロセッサは、マイクロチップPIC 16C7X 8
ビットCMOSマイクロコントローラーである。
【0045】マイクロプロセッサ46のファームウェア
操作は、図4と図5と図7から図10までの各フローチ
ャートに示される。
【0046】図4は、血圧を測定する間の操作を示す。
図5はキーパット入力に反応するマイクロプロセッサの
操作を示す。図4の中で、カフ圧力またはキーパットの
動作の変化が感知される(102)までマイクロプロセ
ッサは、スリープ状態(100)のままである。その
後、操作ベクトルはリセットされ(104)、血圧読み
取りがされ、そして表示される(106)。ブロック
「更新ディスプレイ」によるサブルーチンは図10に示
されており、下記に詳しく説明する。もし2分間の間に
なんの動作もなければ、マイクロプロセッサは再びスリ
ープ状態に入る。
【0047】図5の中で、マイクロプロセッサはキーパ
ット入力200を感知し、ディスプレイが英数字モード
にセットされ(202)、そしてメニューオプションが
表示される(204)。その後、ケース1からケース6
で選択されたメニューオプションにマイクロプロセッサ
が応答し、それぞれの機能を実行する。もし2分間のあ
いだにいずれのキーも打たれなければ、マイクロプロセ
ッサは再びスリープ状態に入る。
【0048】オペレーターの反応時間のために収縮/拡
張スイッチを入れることの遅延を校正するために、マイ
クロプロセッサは、最初このオペレーターの反応時間を
測定する校正サイクルで動作する。図6はこの過程を示
す時間ダイアグラムである。ダイアグラムの最初の線
は、カフ圧力の一定の減少を示している。空気抜けの割
合は、このシステムでは、第一に反応時間を正確に決定
するために、そして、その後収縮期圧と拡張期圧を正確
に決定する為に、実質的に一定でなくてはならない。
【0049】時間ダイアグラムの次の線は、オペレータ
ーが聴診器を通して聞いた音信号を示している。示され
ているのは、拡張期圧の代表的な2つのコロトコフ音で
ある。これらの信号が発生するとき、圧力変換器40は
圧力の中のわずかな信号の変化を拾い上げる。この変動
がアナログパルスフィルタ41(図2に示す)を通しさ
れ、装置41のパルス出力(図6の3番目の線で示す)
はマイクロプロセッサ46の割込みピン(図7aで示
す)に与えられる。これが起こるとき、記録1の先の内
容は記録2に蓄えられて、新しいカフの圧力は記録1の
中に蓄えられる。この動作は、それぞれのパルスの割込
み信号の受け取りにより、繰り返される。
【0050】その後、オペレーターが収縮期圧あるいは
拡張期圧を示すために、収縮/拡張のスイッチを入れた
(ボタンを押すあるいはトリガを引く)ときはいつで
も、記録2の内容は収縮あるいは拡張のディスプレイ2
2に提供される(図8)。
【0051】図7bは、プログラムされた頻度で割り込
みを発生させるマイクロプロセッサ内の内部ハードウェ
ア・タイマーによって、空気抜けの割合を計算するのに
使うタイムベースが提供されるのを示す。この割込みは
また、カフの中の圧力を読み取るためにサンプリング頻
度を与えるのに使われる。発明の好ましい実施態様で
は、変換器は1秒間に16回サンプルされる。このサン
プリングの頻度は空気抜けの割合を計算するための細か
な解析を提供する為に増加させ得る。
【0052】カフ圧力の減衰アルゴリズムは、変換器か
ら過去の8個のサンプルを持っているスタックを維持す
る。それぞれのサンプリングの期間で、サンプルされて
いるルーチンから返還されるカフ圧力値は、スタックの
ランニング平均である。このアルゴリズムは、読み込み
をわずかに減衰させ、現実的な量と多い量を擬似水銀柱
ディスプレイに与える。これは校正アルゴリズムの一部
である。なぜならば、心臓の収縮時にカフ圧力の急な増
加を減衰させるのに役立つからである。
【0053】先に記載したように、正確を期す為に、カ
フの圧力が実質的に一定割合(減衰割合)で減らされる
ことが重要である。好ましくは、この割合は、1秒間に
2mmHgから3mmHgの範囲内である。図9は、収
縮割合における誤差を実質的にゼロになるように減らす
ための閉ループシステムを示す。
【0054】図9は、血圧カフ12とフレキシブルチュ
ーブ13bを介して連結されるスクイーズバルブ14を
示す。フレキシブル空気チューブ13aは、圧力変換器
あるいはセンサー40を血圧カフにつなげる。圧力変換
器の出力は、アナログ/ディジタル変換器44を通し
て、(1)実際の収縮割合と、(2)実際と好ましくは
1秒間に2mmHgから3mmHgである所望の収縮割
合との差(誤差)を計算するマイクロプロセッサ46へ
通される。この誤差は、比例積分偏差(PID)フィル
タを通して送られ、過度の補償および共鳴が避され、そ
して出力は空気排出弁の新しい位置の計算に使われる。
この弁の位置は、ディジタル/アナログ変換器280を
通して、弁300の為の電気機械間作動装置290へ通
される。
【0055】発明の好ましい実施態様では、圧力変換器
40は、Motorola MPX5050 GP型温
度固定圧力センサーであり、そして排出弁300は、T
iNi Alloy社(カリフォルニア94577 サ
ンリーンドロ、ネプチューンドライブ1621番地)の
ポゴピン空気圧弁である。
【0056】図10は、図4の中で示された動作プログ
ラムの中で使われた「更新ディスプレイ」のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【0057】ソフトウエアは、収縮期あるいは拡張期の
読み取り値のどちらかが取られているか否かを示すリセ
ット可能なモードスイッチを含む。このモードスイッチ
は、3つの状態を持っている。すなわち、収縮期圧が測
定される第一の状態、拡張期圧が測定されていることを
示し、収縮/拡張のスイッチが入れられる最初にトリガ
ーされる第二の状態、および収縮/拡張スイッチを入れ
られる第二回目にトリガーされる第三の状態であって、
拡張期圧に達成したことを示すものである。
【0058】サブルーチンは、このモードスイッチをテ
ストする。もし収縮期圧が測定されつつある場合、測定
された瞬間のカフの圧力が、収縮/拡張LCDディスプ
レイ22の左の領域とLED棒グラフディスプレイ20
に表示される。
【0059】収縮/拡張スイッチが最初に入れられた
後、「収縮期を測定するか」の決定ブロックは、「拡張
期を測定するか」の決定ブロックの方にN路を通じて行
く。最初は、収縮期の読み取り値は、LCDディスプレ
イの左の領域に表示され、測定された瞬間のカフの圧力
はLCDディスプレイの右の領域に表示される。その
後、収縮の読み取り値は棒グラフディスプレイ20へ送
られ、収縮期圧に匹敵する唯一のLEDがそこに表示さ
れる。最後に、測定された瞬間のカフの圧力も棒グラフ
ディスプレイ20へ送られ、カフの圧力あるいはカフの
圧力よりも小さな圧力のいずれかを表示するすべてのL
EDが灯る。
【0060】収縮/拡張スイッチが2回目に入れられた
後、「拡張期を測定するか」の決定ブロックはN路を通
って下へ行き、収縮期と拡張期の両方の読み取り値は、
ディスプレイ20と22の両方に表示される。最初に、
収縮期の読み取り値および拡張期の読み取り値の両方
が、棒グラフ上に収縮期圧と拡張期圧を表す個々のLE
Dで示すことによって、棒グラフディスプレイ20上に
表示される。その後、脈拍は「Pxxx」としてLCD
ディスプレイ22上に表示される。最後に、収縮期と拡
張期の読み取り値は、それぞれ、LCDディスプレイ2
2の左と右の領域に表示される。
【0061】脈拍は、アナログフィルタ41(図2)か
ら割込みパルスを受ける間の時間を測定することによっ
て、マイクロプロセッサ46で測定され、定期的な更新
および蓄積をされる。
【0062】この状態は、収縮/拡張スイッチが3回目
に入れられるまで残り、システムは再び血圧が測定され
るようにリセットされる。
【0063】本発明のハイブリッド血圧計は、従来の技
術の血圧計と比較して数多くの利点を有する。まず、こ
の血圧測定装置は、水銀を使用することなく、水銀血圧
計の基本的な技術と正確さを有している。第二に、そし
ておそらく最も重要なことには、本発明の装置は、水銀
血圧計の使用に精通した医学の専門家に容易に受け入れ
られ得る。
【0064】本発明の血圧計では、特に、オペレーター
の癖や数字の好みといった従来の血圧測定の不正確さが
避けられ、拡張期圧の記録の遅延が校正される。さら
に、本発明の装置は、従来技術の血圧測定装置の水銀血
圧計および様々な電気的装置の両方よりも同等あるいは
少ない費用で製造できる。
【0065】血圧の読み取り値と脈拍は、捕捉され、電
子的な形態で蓄積され、詳細な分析のために、プログラ
ムされたディジタルコンピューターにダウンロードされ
得る。
【0066】求められるすべての目的と利点を満たす新
規なハイブリッド血圧計を、述べて来た。しかしなが
ら、本発明の多くの変形、変更、改変および他の利用お
よび応用は、本発明の好ましい態様を開示するこの明細
書および添付図面を考慮すれば、当業者には明らかであ
る。このようなすべての変形、変更、改変および他の利
用と応用は、本発明の意図と範囲から外れることなくカ
バーされるとみなされる。本発明は、特許請求の範囲に
よってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】収縮期圧および拡張期圧を表示する為の擬似水
銀柱およびディスプレイを含む本発明のハイブリッド血
圧計の斜視図である。
【図2】図1の血圧計の中に含まれる電気回路のブロッ
ク図である。
【図3】図2の中で使用された擬似水銀柱の詳細を示す
ブロック図である。
【図4】図4aと図4bで構成される図4は、図1から
3までの血圧計の動作のフロ─チャートである。
【図5】図5aと図5bで構成される図5は、図1から
3までの血圧計の動作のフロ─チャートである。
【図6】図1から5までの血圧計の校正手順の書かれた
時間図である。
【図7】図7aと7bとで構成される図7は、図1から
図5までの血圧計に利用される反応時間校正アルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
【図8】図8は、図1から図5までの血圧計に利用され
る反応時間校正アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図9】図1から5までの血圧計のなかの血圧カフの空
気を抜くための閉ループ制御システムを示すブロック図
である。
【図10】図4および図5の動作プログラムの中で使用
される「ディスプレイの更新」のサブルーチンのフロー
チャートである。
【符号の説明】
10;ハイブリッド血圧計 12;アームカフ 13;圧力チューブ 14;バルブ 16;空気抜きノブ 20;第一のディスプレイ 22;第二のディスプレイ 28;警告ライト 40;圧力変換器(センサー) 44;アナログ/デジタル変換器 50;ドライバー 52;読み取り機
フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム ピカリング アメリカ合衆国 ニューヨーク州11211、 ブルッ クリン、ベリーストリート 55番 地 (72)発明者 ステファン ニコラス ウエス アメリカ合衆国 ニューヨーク州11211、 ブルッ クリン、ベリーストリート 55番 地

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(a)から(h)までを組み合わ
    せて含む血圧計: (a)膨張できる空気袋を備えたアームカフ; (b)該空気袋を膨張させるためのポンプ装置; (c)該空気袋から空気を抜くための空気排出弁; (d)該空気袋中の圧力を受け取り、該圧力を示す電気
    的信号を発生させる機能を有する空気圧力変換器; (e)収縮と拡張の割込み信号を発生させるための手動
    操作スイッチ; (f)該空気袋の中の一瞬の圧力の測定値を、棒グラフ
    として表示する為の第一の電子的ディスプレイ; (g)収縮期圧および拡張期圧を表示するための第二の
    電子的ディスプレイ;および (h)該圧力変換器および該スイッチにつながれた、第
    一および第二のディスプレイを制御するための電気回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第一のディスプレイが、水銀柱をシ
    ミュレート(擬似)する請求項1に記載の血圧計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の血圧計であって、さら
    に、電気回路に連結され、前記収縮と拡張の圧力を表示
    するディジタル信号を供給する、蓄積と演算のためのデ
    ィジタルコンピューターに使用される為の、ディジタル
    信号出力を含む、血圧計。
  4. 【請求項4】 前記ディジタル信号出力が、電話線を使
    ってディジタル信号を搬送するためのモデムを含む、請
    求項3に記載の血圧計。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル信号出力が、該ディジタ
    ル信号を無線伝送するためのRF搬送機を含む、請求項
    3に記載の血圧計。
  6. 【請求項6】 前記第一のディスプレイが、LCDディ
    スプレイである、請求項2に記載の血圧計。
  7. 【請求項7】 前記第一のディスプレイが、LEDディ
    スプレイである、請求項2に記載の血圧計。
  8. 【請求項8】 前記第二のディスプレイが、2部分から
    なる10進数ディスプレイである、請求項1に記載の血
    圧計。
  9. 【請求項9】 前記第二のディスプレイが、LCDディ
    スプレイである、請求項8に記載の血圧計。
  10. 【請求項10】 前記第二のディスプレイが、LEDデ
    ィスプレイである、請求項8に記載の血圧計。
  11. 【請求項11】 前記ポンプ装置が、スクイーズバルブ
    である、請求項1に記載の血圧計。
  12. 【請求項12】 前記ポンプ装置が、電気的に作動する
    ポンプである、請求項1に記載の血圧計。
  13. 【請求項13】 前記電気的回路が、圧力を表示する前
    記信号から脈拍を決定するための処理手段を含む、請求
    項1に記載の血圧計。
  14. 【請求項14】 さらに、前記処理手段に連結し、前記
    脈拍を表示する為の第三のディスプレイを含む、請求項
    12に記載の血圧計。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の血圧計であって、電
    気的回路に接続され、前記空気袋中の圧力が予め決定さ
    れた割合よりも速い割合で減少するときを示すための第
    四のディスプレイを含む、血圧計。
  16. 【請求項16】 前記空気排出弁が、機械的に作動する
    バルブである、請求項1に記載の血圧計。
  17. 【請求項17】 前記空気排出弁が、電気的に作動する
    バルブである、請求項1に記載の血圧計。
  18. 【請求項18】 前記電気回路が、収縮期圧と拡張期圧
    を決定する人間のオペレーターの反応時間を調整するた
    めの処理手段を含む、請求項1に記載の血圧計。
  19. 【請求項19】 前記処理手段が、人間のオペレーター
    の反応時間を決定する為に校正に対応する、請求項18
    に記載の血圧計。
  20. 【請求項20】 請求項3に記載の血圧計であって、個
    々の患者の個人情報を表す電気信号を発生させるため
    の、電気回路につながった入力装置を含み、それによっ
    て、患者の個人情報信号がそれぞれの患者の収縮期圧と
    拡張期圧と共にディジタル出力で提供され得る、血圧
    計。
  21. 【請求項21】 前記入力装置が、キーパッドである、
    請求項20に記載の血圧計。
  22. 【請求項22】 前記入力装置が、指紋読み取り機であ
    る、請求項20に記載の血圧計。
  23. 【請求項23】 前記入力装置が、バーコード読み取り
    機である、請求項20に記載の血圧計。
  24. 【請求項24】 前記入力装置が、磁気ストライプ読み
    取り機である、請求項20に記載の血圧計。
  25. 【請求項25】 前記第一のディスプレイが、ディスプ
    レイスクリーンを含む、請求項2に記載の血圧計。
  26. 【請求項26】 前記空気排出弁が、手動で制御され
    る、請求項1に記載の血圧計。
  27. 【請求項27】 前記空気排出弁が、電気的に制御され
    る、請求項1に記載の血圧計。
  28. 【請求項28】 前記空気排出弁が、アナログ信号に反
    応する均整のとれたバルブであり、該信号の大きさによ
    って空気流の割合を制御するためのものである、請求項
    27に記載の血圧計。
  29. 【請求項29】 前記電気的回路が、さらに、前記排出
    弁を電気的に制御するための電子手段を含み、該電子手
    段が、前記圧力変換器で発生する信号によって排出弁を
    調整するための、閉ループ帰還回路を有している、請求
    項27に記載の血圧計。
  30. 【請求項30】 前記電子手段が、1秒間に2mmHg
    から3mmHgの範囲内で、実質的に一定の割合で、空
    気袋から空気を抜くように作動する、請求項28に記載
    の血圧計。
  31. 【請求項31】 前記測定された収縮期圧もまた、該収
    縮期圧を表す棒グラフに沿った位置の棒の部分を示すこ
    とによって、前記第一のディスプレイ上に表示される、
    請求項1に記載の血圧計。
  32. 【請求項32】 前記測定された拡張期圧もまた、該拡
    張期圧を表す棒グラフに沿った位置の棒の部分を示すこ
    とによって、前記第一のディスプレイ上に表示される、
    請求項1に記載の血圧計。
  33. 【請求項33】 前記第一のディスプレイが、列状に整
    えられた複数の棒グラフのセグメント、および該セグメ
    ントのオン/オフを切り換える為の手段を含む、請求項
    1に記載の血圧計。
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