JP2000070009A - 靴型の造形方法 - Google Patents

靴型の造形方法

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JP2000070009A
JP2000070009A JP10242706A JP24270698A JP2000070009A JP 2000070009 A JP2000070009 A JP 2000070009A JP 10242706 A JP10242706 A JP 10242706A JP 24270698 A JP24270698 A JP 24270698A JP 2000070009 A JP2000070009 A JP 2000070009A
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JP
Japan
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last
foot
model
shape
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JP10242706A
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English (en)
Inventor
Hisayo Ishimaru
丸 寿 代 石
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JA NETTO KK
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JA NETTO KK
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注文靴をオーダーした顧客の足のサイズや形
にピッタリ合った靴型を造形できるようにすると共に、
その靴型の製作期間を短縮し、製作コストも低減して、
注文靴のコストダウンを図ることにより、外反母趾等で
悩んでいる人が自分の足に合った注文靴を容易に入手で
きるようにする。 【解決手段】 顧客が履き古してその顧客の足の形に応
じて変形した古靴(1)の内部に石膏などの注型成形材
(2)を注入して、その注型成形材(2)が固化して成
る足型モデル(3)を製作し、当該足型モデル(3)の
寸法及び形状を測定した測定データに基づいて靴型を造
形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注文靴の製造に用
いる靴型を顧客の足のサイズと形に合わせて造形する靴
型の造形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】靴型は、靴の各パーツを作る際にその型
紙を取るために足の代用として使用され、また、靴の組
立作業においては、靴の中底や本底等を取り付ける際の
作業台となり、靴が出来上がってからは、糊その他の水
分が蒸発乾燥するまで形を保持して靴のスタイルを決め
るアイロン台の役割も果たしている。
【0003】このように、靴型は、靴作りに不可欠のも
のであり、足の代用となるものであるから、その寸法や
形状等に誤りがあれば、足に合った良い靴はできない。
そのため、靴メーカーが不特定多数の人々を対象として
量産したものの中から、顧客が自分の足に合ったものを
選んで購入する既製靴の製造に用いる靴型は、日本人の
足のサイズや形の実態を統計的にまとめた足型資料に基
づいて算出された規格表の寸法形状どおりに作られてい
る。
【0004】なお、既製靴用の靴型は、量産性があるの
で、彫刻(型彫り)職人が木材を削り出しして作る木型
のほかに、その木型から起こした成形金型や鋳型を使っ
て作るプラスチック型やアルミ鋳造の金属型などもあ
る。
【0005】一方、注文靴の製造に用いる靴型は、顧客
の足のサイズや形に合わせて新たに設計製作するもの
と、既製靴用の靴型を利用してこれに部分的な形状修正
を加えただけのものとがあるが、いずれも、顧客一人ひ
とりの足の寸法や形状をメジャーで手計測して得た測定
データに基づいて作られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、足の寸法は、
レングス(足長)やボールガース(足囲)をはじめ、ウ
ェストガース、インステップガース、かかと幅等の多く
の箇所を測定して、それらを数字や記号で表示しなけれ
ばならない。また、足の形状も、足底の外郭や足底面の
角度、指の状態(開いているか、つぼんでいるか)、指
部・中足骨部・足根骨部のプロポーション、内踏まずア
ーチの形、甲部を横断するアーチの形、かかと後背面の
カーブ等々の多数の項目について精密に測定しなければ
ならず、その測定が非常に面倒であった。
【0007】また、注文靴の靴型は、量産性のない一品
製作物であるから、型彫り職人が長年の経験と勘に基づ
いて手作業で製作する木型に限られており、しかも、そ
の木型は、綿密な測定データに基づいて完成形をイメー
ジしながら慎重に造形しなければならない。
【0008】したがって、注文靴は、その靴型の製作に
手間がかかるので、出来上がりまでに長期間を要し、値
段も高額であった。特に、靴型を新たに設計する場合
は、数十万円もする非常に高価なものとなっていた。
【0009】また、足の寸法と形状は、顧客の素足をメ
ジャーにより手計測しているので、ミリ単位の正確さを
有する精密な測定データが得られず、しかも、素足の測
定データからは、靴を履いたときに生ずる変形や、歩き
癖によって生ずる変形等を正確に予測することが非常に
困難であるため、折角の注文靴も顧客の足に合わないこ
とがある。
【0010】このため、外反母趾、開張足、偏平足や、
極度の靴擦れなどで悩んでいる人が自分の足に合った靴
を入手するのは容易でなかった。そこで本発明は、外反
母趾などで悩んでいる人の足にピッタリ合った注文靴を
低コストで製造できるようにすることを技術的課題とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、注文靴の製造に用いる靴型の造形方法
であって、注文靴をオーダーした顧客が履き古してその
顧客の足の形に応じて変形した古靴の内部に注型成形材
を注入して、その注型成形材が固化して成る足型モデル
を製作し、当該足型モデルの寸法及び形状を測定し、そ
の測定データに基づいて靴型を造形することを特徴とし
ている。
【0012】本発明は、顧客の足の寸法及び形状を従来
のように顧客の素足で測定するのではなく、顧客が履き
古して顧客の足の形に応じて変形した古靴の内部を型取
った足型モデルを使って測定するので、顧客が実際に靴
を履いたときに生ずる変形や顧客特有の歩き癖によって
生ずる変形等も加味された精密な測定データを得ること
ができる。したがって、その測定データに基づいて造形
した靴型を使って製造される注文靴は顧客の足にピッタ
リ合うものとなる。
【0013】また、足型モデルは、持ち運びや取り扱い
が容易であるから、これを非接触式三次元測定機にかけ
てその寸法及び形状を自動的に精密測定することができ
るし、その測定データをコンピュータで解析してこれを
足型モデルに符合する靴型CADデータに変換し、更に
その靴型CADデータをNCデータに変換して、当該N
Cデータを入力したNC工作機で靴型用材料となる木
材、プラスチックもしくは金属を切削加工することよ
り、短時間で自動的に靴型を造形することもできる。
【0014】したがって、本発明によれば、靴型の製作
期間が大幅に短縮されてその靴型を用いて製造する注文
靴の出来上がりが早くなると同時に、靴型の製作コスト
が低減されて注文靴の価格も安くなることが期待でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の実施形態を図
面によって具体的に説明する。図1は足型モデルの製作
方法を示す図、図2は足型モデルの一例を示す図、図3
は足型モデルの寸法及び形状を測定して靴型を造形する
装置の構成を示す図、図4はその装置の動作を説明する
ブロック図、図5及び図6は足型モデルの測定データを
靴型CADデータに変換してコンピュータのCRT画面
に表示された靴型モデルの図、図7は足型モデルの測定
データに基づいて造形した靴型の一例を示す図である。
【0016】本発明方法は、まず、図1に示すように、
注文靴をオーダーした顧客が履き古してその顧客の足の
形に応じて変形した古靴1の内部に、水で溶いた石膏等
の注型成形材2を注入して、その注型成形材2が固化し
て成る図2の如き足型モデル3を製作する。
【0017】次に、その足型モデル3の表面にレーザー
光を走査させて三次元座標を得る非接触式三次元測定機
4で足型モデル3の寸法及び形状を自動的に精密測定
し、その測定データ(a)をコンピュータ5で解析して
これをデータ変換ソフトで足型モデル3に符合した靴型
CADデータ(b)に変換し、当該靴型CADデータ
(b)によって造形される靴型モデル3’の寸法及び形
状を図5及び図6の如くコンピュータ5のCRT画面に
表示する。
【0018】なお、コンピュータ5のデータ変換ソフト
は、非接触式三次元測定機4から出力された測定データ
(a)中から、靴型を造形するために必要な箇所の寸法
データや形状データだけを解析抽出して靴型CADデー
タ(b)とするようになっている。
【0019】そして、注文靴の種類や機能、あるいはデ
ザインに応じて、コンピュータ5のキー操作やマウス操
作によりCRT画面上で靴型モデル3’の必要箇所に
「締め」や「ゆとり」などを与える部分的な修正を加え
た靴型CADデータ(b)を、そのデータどおりにNC
工作機を数値制御するNCデータ(c)に変換して、そ
のNCデータ(c)をNC工作機6に入力し、当該NC
工作機6で靴型用材料となる木材、プラスチックもしく
は金属を切削加工して、図7のような靴型7を自動的に
造形する。
【0020】これにより、靴型7の製作期間が従来に比
べて著しく短縮され、その製作コストも大幅に低減され
るので、当該靴型7を使用して製造する注文靴の出来上
がりが早くなるし、その製造コストも安くなるので、外
反母趾等で悩む人が自分の足に合った注文靴を容易に入
手することが可能となる。
【0021】また、足の寸法と形状は、顧客の素足で測
定せずに、顧客が履き古してその顧客の足の形に応じて
変形した古靴1の内部を型取った足型モデル3で測定す
るため、実際に靴を履いたときに生ずる変形や歩き癖に
よって生ずる特異な変形等も加味した正確な測定データ
が得られる。したがって、その測定データに基づいて造
形した靴型7を使って製造される注文靴は顧客の足にピ
ッタリ合うものとなる。
【0022】なお、古靴1の内部に注入する注型成形材
2は、石膏に限らず、加熱溶融状態で注入するパラフィ
ンや、塩ビペースト等の合成樹脂組成物であっても良
い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、注文靴の出来上がりを
早くすることができると同時に、その製造コストを従来
より大幅に低減することができ、特に、外反母趾などで
悩んでいる人に、その人の足にピッタリ合った注文靴を
低価格で提供することが可能になるという大変優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】古靴による足型モデルの製作方法を示す図。
【図2】足型モデルの一例を示す図。
【図3】足型モデルの寸法及び形状を測定して靴型を造
形する装置の構成を示す図。
【図4】図3に示した装置の動作を説明するブロック
図。
【図5】足型モデルの測定データを靴型CADデータに
変換してコンピュータのCRT画面に表示された靴型モ
デルの図。
【図6】足型モデルの測定データを靴型CADデータに
変換してコンピュータのCRT画面に表示された靴型モ
デルの図。
【図7】足型モデルの測定データに基づいて造形した靴
型の一例を示す図。
【符号の説明】
1・・・・・古靴 2・・・・・注型成形材 3・・・・・足型モデル 3’・・・・靴型モデル 4・・・・・非接触式三次元測定機 5・・・・・コンピュータ 6・・・・・NC工作機 a・・・・・足型モデルの測定データ b・・・・・靴型CADデータ c・・・・・NCデータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注文靴の製造に用いる靴型(7)の造形
    方法であって、注文靴をオーダーした顧客が履き古して
    その顧客の足の形に応じて変形した古靴(1)の内部に
    注型成形材(2)を注入して、その注型成形材(2)が
    固化して成る足型モデル(3)を製作し、当該足型モデ
    ル(3)の寸法及び形状を測定し、その測定データ
    (a)に基づいて靴型(7)を造形することを特徴とす
    る靴型の造形方法。
  2. 【請求項2】 前記足型モデル(3)の寸法及び形状を
    非接触式三次元測定機(4)で測定し、その測定データ
    (a)をコンピュータ(5)で解析してこれを足型モデ
    ル(3)に符合する靴型CADデータ(b)に変換し、
    更にその靴型CADデータ(b)をNCデータ(c)に
    変換してこれをNC工作機(6)に入力し、当該NC工
    作機(6)で靴型用材料となる木材、プラスチックもし
    くは金属を切削加工して靴型(7)を造形する請求項1
    記載の靴型の造形方法。
  3. 【請求項3】 前記注型成形材(2)が、石膏、パラフ
    ィンあるいは合成樹脂組成物である請求項1又は2記載
    の靴型の造形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014000426A1 (zh) * 2012-06-29 2014-01-03 Dong Xin 鞋靴内部尺寸的测量方法及其测量工具
KR102126361B1 (ko) * 2018-12-18 2020-06-24 이홍규 신발의 내측에 관한 정보를 생성하기 위한 장치 및 이를 이용한 방법

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