JP2000068917A - 呼の選択方法およびそのためのシステム - Google Patents

呼の選択方法およびそのためのシステム

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JP2000068917A
JP2000068917A JP11144070A JP14407099A JP2000068917A JP 2000068917 A JP2000068917 A JP 2000068917A JP 11144070 A JP11144070 A JP 11144070A JP 14407099 A JP14407099 A JP 14407099A JP 2000068917 A JP2000068917 A JP 2000068917A
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Mark Grayson
マーク・グレイソン
Denis Roy Mullins
デニス・ロイ・マリンズ
Keith Norman Guy Hungerford
キース・ノーマン・ガイ・ハンガーフォード
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18545Arrangements for managing station mobility, i.e. for station registration or localisation
    • H04B7/18547Arrangements for managing station mobility, i.e. for station registration or localisation for geolocalisation of a station
    • H04B7/1855Arrangements for managing station mobility, i.e. for station registration or localisation for geolocalisation of a station using a telephonic control signal, e.g. propagation delay variation, Doppler frequency variation, power variation, beam identification

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル選択方法を改善する。 【解決手段】 本発明は、複数のセルを供給する衛星を
備えるセルラー衛星移動電話システムにおける移動ユー
ザー端末への無線リソースの割当てを制御する方法であ
り、地表上の前記ユーザー端末の位置と、所定のセルに
関連づけられた所定位置との間の違いが所定の境界内に
収まるかどうかを判断する段階と、前記判断に依存し
て、前記ユーザー端末への無線リソースの割当てを制御
する段階とを具備し、前記所定位置は、前記セルを供給
している前記衛星からの信号に関連する特性を参照して
決定されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー衛星移動
電話システムにおける移動ユーザー端末への無線リソー
スの割当てを制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動ユーザー端末と従来の地上ネットワ
ークとの間で衛星通信リンクを用いる移動遠距離通信シ
ステムが提案されてきた。IRIDIUM(商標)衛星
セルラーシステムとして知られ、かつ、例えば欧州特許
出願公開第0,365,885号公報および米国特許第
5,394,561号明細書(Motorola)に記載されて
いる1つのネットワークは、780kmの軌道半径を有
する一群のいわゆる低軌道周回(LEO)衛星を利用し
ている。電話の送受器のような移動ユーザー端末は、空
高く軌道を描く衛星へのリンクを確立しており、該衛星
から前記宇宙空間内に配置された他の衛星へ、呼(cal
l)が送信され、次に、通常は、従来の地上に基地局を
置くネットワークと接続されている地上局へ送信され
る。
【0003】10,000〜20,000kmの範囲の
軌道半径を有する、いわゆる中軌道周回(MEO)衛星
群を利用する他の計画が提案されてきた。これについて
は、Walker J.G."Satellite Patterns for Continuous
Multiple Whole Earth Coverage"(Royal Aircraft Est
ablishment, pp 119-122(1977))を参照のこと。さら
に、例えば、英国特許出願公開第2,295,296号
公報に記載されているICO(商標)衛星セルラーシス
テムや、欧州特許出願公開第0,510,789号公報
に説明されているODYSSEY(商標)衛星セルラー
システムを参照のこと。これらのシステムに関しては、
衛星通信リンクは、隣接する衛星間の通信を許容してい
ない。その代わりに、移動送受器のような移動ユーザー
端末からの信号は、最初に衛星に送信され、次に、地上
局へ、または従来の地上に基地局を置く電話ネットワー
クに接続されている衛星アクセスノード(SAN)へ送
信される。これには、システムの多くの構成要素が、G
SMのような公知のディジタル地上セルラー技術と互換
性があるという利点がある。さらに、LEOネットワー
クの場合よりも簡素な衛星通信技術を用いることができ
る。
【0004】移動ユーザー端末によるランダムアクセス
を許容するセルラー移動通信システムは、端末がどのよ
うにアクセスのための特定のセルを選択すべきかについ
ての仕様を備える必要がある。時間、周波数、および干
渉の制約は、端末が最も適切なセルを選択していない場
合には専用の無線リソースのサポートが不可能であるこ
とを意味するので、セルの選択は重要である。
【0005】従来のセル選択技術は、アクセス用の最適
なセルを決定するためにパワーの測定値を用いている。
通常は、このことは、各々のセルの無線標識(beacon)
周波数上で受信された信号の強度のランクづけを用いる
ことにより、場合によっては基地局から送信されたパワ
ーに関する無線放送情報を用いたオフセットを用いるこ
とにより、最適なセルを選択することを必要とする。地
上セルラーシステムにおいて、通常は、基地局の周囲の
35kmの半径を収容することができる。この範囲外に
ある端末はサポートされない。
【0006】ユーザーが基地局から離れていくにつれて
信号が、(ユーザーと基地局間の距離の)3乗から4乗
に反比例して減衰するので、従来の技術は地上システム
に対しては良好に作用する。したがって、パワーレベル
を正確に校正することができる。しかしながら、衛星シ
ステムにおいて、カバレッジ(coverage)は、地表への
セルを形成している衛星の有効可聴範囲のカバレッジパ
ターンをマッピングすることにより決定される。パワー
は維持される必要があるので、理想的には、パワー特性
は、平坦であって有効可聴範囲の端部において急速に下
降すべきでる。しかしながら、アンテナ構造の制限のた
めに、通常は、有効可聴範囲の端部を決定するために3
dBの位置が用いられている。したがって、地上セルラ
ーシステムと比較すると、有効可聴範囲にわたって信号
強度の変動は、相対的に小さい。さらに、衛星システム
における装置の校正は、地上セルラーシステムの場合よ
りも困難である。
【0007】上述の問題は、衛星セルラーシステムにお
ける最適なアクセス用セルを決定するために受信された
信号強度を用いる移動ユーザー端末が、通信がサポート
不可能なセルを頻繁に選択するという事実に寄与してい
る。
【0008】欧州特許出願公開第0,808,034号
公報は、ユーザー端末の位置に関連づけられたカバレッ
ジの有効視聴範囲の位置と比較することにより、セルの
ハンドオーバー(handover)がいつ必要であるのかを決
定するという考えを開示している。米国特許第5,41
2,389号明細書は、遅延やドップラーの測定値に基
づいたユーザー端末の位置決定と、結果として生じる2
位置による曖昧さの解決策を説明している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、セル選択方
法を改善することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
セルを供給する衛星を備えるセルラー衛星移動電話シス
テムにおける移動ユーザー端末への無線リソースの割当
てを制御する方法が提供され、前記方法は、地表上の前
記ユーザー端末の位置と、所定のセルに関連づけられた
所定位置との間の違いが所定の境界内に収まるかどうか
を判断することと、前記判断に依存して、前記ユーザー
端末への無線リソースの割当てを制御することとを具備
し、前記所定位置は、前記セルを供給している前記衛星
からの信号に関連する特性を参照して決定される。
【0011】前記無線リソースの割当てについては、所
定のセルに関連づけられた無線リソースを前記ユーザー
端末に対して割り当てるべきかまたは拒否すべきかを判
断することにより制御してもよい。
【0012】前記セルを供給している前記衛星からの信
号に関連する前記特性については、経路の遅延または周
波数のシフト、または前記衛星の位置あるいは速度の結
果として信号により学習された他の効果であってもよ
い。
【0013】より詳細には、前記特性は、前記セルの範
囲内の地表上の位置へ前記セルを供給している前記衛星
からの信号に対する経路の遅延であってもよい。前記信
号が前記衛星に対して一定の経路遅延を有するこのよう
な位置が、複数個でともにZ弧(Z-arc)を形成しても
よい。
【0014】あるいはまた、またはさらに、前記特性
は、前記セルの範囲内の地表上の位置へ前記セルを供給
している前記衛星からの信号周波数におけるドップラー
偏移(Doppler shift)であってもよい。前記信号周波
数が前記衛星に対して一定のドップラー偏移を有するこ
のような位置が、複数個でともに周波数Z弧を形成して
もよい。
【0015】本発明によれば、複数のセルを供給する衛
星を備えるセルラー衛星移動電話システムにおける移動
ユーザー端末に無線リソースを割り当てる方法がさらに
提供され、前記方法は、前記ユーザー端末が所定のセル
の境界内に存在するかどうかを判断することと、所定の
セルに関連づけられた無線リソースを前記ユーザー端末
に対して割り当てるべきかまたは拒否すべきかを判断す
ることとを具備し、前記境界は、前記セルの範囲内の所
定位置を参照して予め決定され、前記位置は、前記セル
を供給している前記衛星からの信号に関連づけられた特
性を参照してかつ前記最初の判断に依存して決定されて
いることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明は、複数の衛星を備えるセ
ルラー衛星移動電話システムにおける移動ユーザー端末
に対するセル選択の方法を提供し、前記方法は、所定の
セルの範囲内の所定位置に対して前記ユーザー端末の位
置を比較することに依存して、前記ユーザー端末による
使用のためのセルを選択することを具備し、前記位置
は、前記セルを供給している前記衛星からの信号に関連
づけられた特性を参照して決定されることを特徴とす
る。
【0017】本発明によれば、複数の通信セルを供給す
る衛星と、前記衛星を介して通信ネットワークにアクセ
スするための前記セルのうち1つを選択するユーザー端
末と、前記ユーザー端末が正しいアクセス用セルを選択
したかどうかを判断する方法とを具備するセルラー衛星
通信システムがさらに提供され、前記方法は、前記ユー
ザー端末と該ユーザー端末がアクセス用に選択した前記
セルとの分離が、予め決定された境界内に収まるかどう
かを判断することを具備し、前記分離は、前記セルを供
給している前記衛星からの信号に関連づけられた特性を
参照して決定されることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、複数の衛星を具備するセ
ルラー衛星電話システムがさらに提供され、前記衛星の
各々は、ユーザー端末を介しての地表領域にわたる通信
カバレッジを供給するために複数のセルを供給し、前記
システムは、地表上の前記ユーザー端末の位置と所定の
セルの範囲内の所定位置との違いが、所定の境界内に存
在するかどうかを判断するように構成された処理回路
と、前記ユーザー端末への無線リソースの割当てを制御
するために前記判断に応答する制御回路とを具備し、前
記位置は、前記セルを供給している前記衛星からの信号
に関連づけられた特性を参照して決定されることを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の実施形態について、例を通して説明する。図1
は、衛星移動電話システムの物理的な構成要素の概略図
である。図2は、ICO(商標)衛星移動電話システム
におけるビームパターンを示している。図3は、図2の
ビームパターンにおける様々な形式のスポットビームの
より詳細な図である。図4は、一部断面にした移動ユー
ザー端末を示している。図5は、図1のSANおよびN
MCのより詳細なブロック図である。図6は、ICO
(商標)衛星移動電話システムにおいて用いられてい
る、TDMAに基づいた通信システムの概略的な原理を
示している。図7は、ビーム形式に関連するZ弧の位置
および遅延クラス(delay classes)を示している。図
8は、ユーザー端末におけるTDMAフレーム構造の詳
細を示している。図9は、セルラー衛星移動電話システ
ムにおける衛星ビームパターンの一部の概略的な表示で
ある。図10は、それぞれのZ弧の位置とこれらに対応
する遅延クラスとを示している2つのビーム間の重複部
分の概略的な表示である。図11は、ユーザー端末の遅
延/ドップラー位置決定に関する考えを示している。
【0020】図1を参照すると、衛星移動電話システム
は、大容量ディジタルネットワーク2(”バックボーン
ネットワーク”)により相互接続された複数の衛星アク
セスノード(SAN)1a,1b,1cと、複数の衛星
3a,3bと、複数のユーザー端末(UT)4a,4b
と、SAN1a,1b,1cと他のネットワーク6との
間の接続を行っているゲートウェイ(GW)5a,5
b,5cと、ネットワーク管理センター(NMC)7
と、衛星制御センター(SCC)8と、遠隔測定追跡制
御局(Telemetry Track and Control station:TT&
C)9とを具備している。NMC7,SCC8,および
TT&C9は、さらにバックボーンネットワーク2に接
続されている小容量ディジタルネットワーク10により
相互接続されている。他のネットワーク6は、公衆交換
電話ネットワーク(PSTN)、地上セルラー電話ネッ
トワークなどである。
【0021】前記SCC8およびTT&C9は、衛星3
a,3bの動作、例えば、送信パワーレベルとトランス
ポンダの入力チューニングとの設定を、NMC7により
指示されたように制御する。衛星3a,3bからの遠隔
測定(telemetry)信号は、TT&C9により受信さ
れ、かつ、SCC8により処理され、これにより、衛星
3a,3bが正確に機能することが保証される。
【0022】電話による呼の間に、UT4a,4bは、
ダウンリンクチャンネルとアップリンクチャンネルとを
具備するリンクを介したTDMA体系を用いて、衛星3
a,3bを経由してSAN1a,1bと通信する。これ
らのチャンネルは、前記呼の開始時に割当てられた周波
数、または呼の間に再度割当てられた周波数におけるT
DMAタイムスロット(time slot)を具備している。
【0023】衛星ネットワークは、世界中に及ぶカバレ
ッジを提供するように設計されているので、前記衛星3
a,3bは、幾つかの軌道に配置してもよい一群の衛星
の一部を形成している。ある例においては、5つの衛星
を配置した2つの軌道が用いられており、地表の大部分
のカバレッジを形成するように示すことができる。衛星
の仰角が10゜の場合には、UTにより1つの衛星に全
ての時間にアクセスすることができ、かつ、2つの衛星
に少なくとも80%の時間にアクセスすることができ、
これにより、システムの多様性がもたらされている。さ
らなる冗長性(redundancy)および多様性をもたらすた
めに、さらなる衛星が前記群に含まれていてもよい。
【0024】前記衛星は、通常は、例えば10,355
kmの軌道半径で、中軌道周回(MEO)形式に配置さ
れているが、本発明は、特定の軌道半径に制限されるも
のではない。この実施形態において、衛星3a,3bは
共通の軌道内に示されており、かつ、各々のSAN1
a,1b,1cのアンテナ装置11により追跡される。
通常は、各々のSANは、1つの予備アンテナととも
に、前記群の個々の衛星を追跡するための4つのアンテ
ナを備えている。これらのSANは、連続的なカバレッ
ジを形成するために、全地球にわたって間隔を置いて配
置されている。示された実施形態においては、SAN1
aを欧州に配置し、SAN1bをアフリカに配置し、S
AN1cを米国に配置し、その他のSANを他の地域に
配置してもよい。図1においては、SAN1bが、衛星
3bを経由してユーザー端末UT4bと通信している状
態で示されている。衛星ネットワークのさらなる詳細に
ついては、英国特許出願公開第2,295,296号公
報を参照のこと。
【0025】前記衛星3a,3bは、非静止軌道内にあ
り、かつ、公知のヒューズ(Hughes)HS601モデル
のような概して従来の衛星である。これらの従来の衛星
は、往路リンクおよび復路リンク通信トランスポンダ1
2a,12bを備える複数の衛星トランスポンダを有し
ており、かつ、英国特許出願公開第2,288,913
号公報に開示されているような特徴をさらに備えていて
もよい。各々の衛星3a、3bは、衛星の下方の電波受
信可能域(footprint)をカバーしているビームの配列
を、各々のセルに対して1つずつ発生させるために配置
されている。各々のビームは、多数の異なる周波数チャ
ンネルやタイムスロットを備えている。
【0026】図2を参照すると、ICO(商標)衛星移
動電話システムにおいて、各々の衛星3a,3bは、図
3に示されるような19の異なるビーム形式(0−1
8)を生成するように地球の曲率の結果として変動して
いるスポットビーム形状を有する、163のスポットビ
ームの固定されたパターンを生じさせる。
【0027】UT4a,4bは、図4において、より詳
細に示されており、かつ、GSMネットワーク用に現在
利用可能である装置とほぼ類似している。このUTは、
符復号化器(図示せず)と、制御装置13と、マイクロ
フォン14と、ラウドスピーカ15と、バッテリ16
と、キーパッド17と、無線周波数インタフェース(図
示せず)と、アンテナ18と、ディスプレイ19と、加
入者識別モジュール(SIM)スマートカード(図示せ
ず)とを具備している。
【0028】前記符復号化器は、チャンネル符号化器と
ともに、3.6kbit/sでスピーチビットストリー
ムを発生させる低ビット速度の符号化器を具備してい
る。前記チャンネル符号化器は、4.8kbit/sで
暗号化されたビットストリームを生じさせるために、前
記スピーチビットストリームにエラー訂正コードを与え
る。前記低ビット速度の符号化器は、線形予測符号化器
である。前記チャンネル符号化器は、ビタービ(Viterb
i)符号化を用いる。さらに、前記符復号化器は、相補
的な復号化器も具備している。
【0029】前記制御装置13は、マイクロプロセッサ
と、RAM,ROMメモリとを具備している。このマイ
クロプロセッサは、ROMメモリに記憶された制御プロ
グラムにしたがって動作する。この制御装置は、無線周
波数インタフェースを用いて、制御データおよび遠隔測
定データをSAN1a,1b,1cと交換することがで
きる。
【0030】前記SIMは、例えば一連のシステム基準
周波数のような、システム動作に関する情報の他に、加
入者を識別するデータと暗号化された通信における使用
のためのデータとを記憶する非揮発性メモリと、プロセ
ッサとを備えている。
【0031】図5を参照すると、SAN1a,1b,1
cおよびNMC7の構成がより詳細に示されている。各
々のSAN1a,1b,1cは、衛星3a,3bを追跡
するための複数の皿形アンテナ11に接続されている衛
星基地局SBS20からなっている。このSBS20
は、アンテナ11を制御しかつ局所的衛星リソース管理
センター(ローカルSRMC)22に接続されているS
BS制御装置21を具備している。SBS20の中に
は、ペイロード制御システム(Payload Control Syste
m:PCS)23に接続されているものもある。通常
は、PCS23は、システム内のSBSのうちの半分に
存在している。移動衛星交換センターMSSC24は、
SBS20と、衛星のビジター位置レジスタVLRSAT
25とに接続されている。このVLRSAT25は、特定
のSBS20を利用している個々のUT4a,4bの記
録を保持する。MSSC24は、UT4a,4bと地上
のネットワーク6との間の呼の経路指定を管理しかつ制
御することにおいて、地上のセルラー移動交換センター
に類似した機能を有している。
【0032】前記NMC7は、バックボーンネットワー
ク2からの接続27を介して各々のSBS制御装置21
に接続されている衛星リソース管理センター(SRM
C)26を備えている。NMC7に配置されたSRMC
26と、幾つかのSBSに配置されたローカルSRMC
22,PCS23とは、衛星リソース管理システム(S
RMS)の一部をともに形成している。このSRMSの
機能は、衛星群全体のための周波数計画の発生と、種々
のSBS間における衛星リソースの分配の管理とを備え
ており、これにより、全てのSBSの瞬時の要求にした
がって、利用可能な周波数域の利用を最適化する。
【0033】前記SRMC26を中心として、周波数、
TDMAタイムスロット、および衛星のパワーリソース
が、最適な効率のためにどのように管理されるべきか
が、予測される種々のSBSのトラフィック要求に基づ
いて非リアルタイムで計画される。SRMC26は、衛
星の位置換算(ephemeris)データ、利用可能な周波数
などとともに、過去のトラフィックデータを分析して、
これにより、周波数計画に整合するように衛星トランス
ポンダの構成計画が発生するだけでなく、衛星群全体が
予期されるトラフィック要求を満たすことを可能にする
周波数計画が発生する。さらに、SRMC26は、計画
された周波数に基づいたタイムスロットが、どのように
各々のSBS内のローカルSRMC22間に分配される
べきかを決定する。結果として生じる計画は、バースト
時間周波数計画(BTFP)として知られており、か
つ、利用可能なTDMAタイムスロットおよび利用可能
な周波数がプール(pool)されている。
【0034】前記BTFPは、各々のSBS20内の各
々のローカルSRMC22に対し、非リアルタイムで伝
達される。次に、SBS制御装置21からの要求に応答
して、各々の衛星スポットビームにより用いられるため
に、各々のSBS20内のローカルSRMC22によ
り、その局所的プールからリアルタイムでのタイムスロ
ットの割当てがなされる。
【0035】各々の衛星用のトランスポンダ構成計画
は、これらの計画が関連衛星にアップロードされる場所
から、各々の衛星のカバレッジ内のSBS20中のある
指定されたPCS23に伝達される。
【0036】前記SRMSシステムの種々の機能は、非
常に様々なタイムスケールで生じる。これらの機能の中
には、要求に応じたタイムスロットの割当てのように、
各々のSBSからの要求に応じてリアルタイムで生じる
機能もある。例えば、世界的な周波数計画または衛星ト
ランスポンダ構成の制御のような他の機能は、システム
の遠距離要素間で大量の情報交換を必要とするので、通
常は、1日につき1回で最適に実行される。
【0037】低いトラフィックレベルでの通常動作にお
いて、大抵の形式の音声およびデータトラフィックを保
持するために用いられるトラフィックチャンネルの開始
を要求するUT4a,4bには、関連するSBS20に
より、その局所的リソースのプールから、適切な無線リ
ソースが割当てられる。これらのリソースは、Z弧とし
て知られるパラメータとともに、衛星において指定され
たビームと、周波数およびTDMAタイムスロットの割
当てと、サービスのための適切なパワーレベルとを備え
ている。これらのリソースは、ユーザーおよび/または
衛星による移動が、異なるタイムスロット、周波数、ビ
ーム、Z弧、通信リンクを維持するための衛星局または
地上局を必要とするときに、例えば前記リンクを維持す
るハンドオーバー手順のための決定によって、適切なも
のとして管理される。Z弧パラメータに対する要求は、
TDMAフレーム構造から生じ、これについては以下に
説明する。
【0038】図6を参照すると、衛星3a,3bから見
た場合に、トラフィックチャンネルは、複数のTDMA
フレームからなっており、各々のフレームは、6つのタ
イムスロットであり、かつ、40msの間続く。各々の
タイムスロットは、6.67msの間続く。復路タイム
スロットr0〜r5は、往路タイムスロットf0〜f5
に対してシフトされている。これらがシフトされる程度
は、異なる伝搬時間のために、衛星の天底(nadir)か
らの距離と、ビームが送信されるセルとに関連して変動
する。
【0039】地上のセルラー移動電話ネットワークにお
いては、信号は、通常は、ベーストランスミッタサイト
アンテナから移動局へ移動するのに数μsecを要し、
他の任意の変動は重要ではない。その結果、TDMAタ
イムスロットパターンは、移動局に保持される。
【0040】しかしながら、例えば10,355kmの
中軌道周回に衛星3a,3bを備える衛星移動電話シス
テムにおいては、信号が衛星3a,3bとUT4a,4
bとの間を移動するのに要する時間は、タイムスロット
よりも長い。10,355kmにおいて軌道周回してい
る衛星の場合には、天底への片道の伝搬時間は、約3
4.5msであり、これは、フレーム持続時間に匹敵す
る。この状況は、衛星の天底におけるセルへの経路長さ
と衛星の電波受信可能域の端におけるセルの経路長さと
の間に大きな差があることにより、さらに複雑にされ
る。10,355kmにおいて軌道周回している衛星に
関して、0゜の仰角で衛星を見るUTへの片道の伝搬時
間は、約51.6msである。このことは、バーストが
UTに到達する時間と、UTの信号が衛星におけるTD
MAフレーム構造に適合すべくUTが送信するように要
求される時間との間に大きな差を引き起こす。
【0041】例えば、衛星におけるTDMAスロット0
に対する送信バースト(Tx)30は、時刻tPD1後に
UT4aによりRxバースト31として受信される。こ
こでtPD1は、衛星アンテナからUTアンテナへの片道
の経路遅延である。UT4aにおける対応Txバースト
32もまた、時刻tPD1後に衛星において受信される。
UT4aが衛星の天底からさらに離れて移動すれば、経
路遅延tPD2はtPD1より大きくなり、これにより、Rx
バースト33は、Rxバースト31に対してより後に受
信される。対応するTxバースト34がバースト32と
同時に衛星に到達するためには、tPD2−toffset=t
PD1となるような時間toffsetだけバースト32よりも
早く送信される必要がある。
【0042】経路遅延の変動が、UTにおけるタイムス
ロットのピラミッド構造を生じさせることは、図6より
明らかである。各々の衛星の電波受信可能域の大きさか
ら生じる経路遅延における変動の大きさは、不正確なピ
ラミッド構造が、衛星におけるタイミング同期を達成で
きなくなるだけではなく、UTにおいてバーストが重複
する結果となり得ることを意味する。原則として、往路
および復路リンクは、受信される際の信号を探しかつ該
信号にロックするリンクにおける復調器によって、通常
の周波数および時間で単に送信することができるが、こ
のような方法を用いた場合には、周波数域と情報の両方
を浪費することになる。移動周波数域を用いる場合の効
率を最大限にするためには、1つのスポットビームにお
ける全ての往路および復路リンクのトラフィックチャン
ネル信号が、衛星におけるタイミングと搬送周波数とに
おいて、名目上同期する必要がある。タイミング同期化
に関して、このことは、リンクにおける個々のUTへの
経路遅延の変動によるズレが解消される必要があること
を意味する。
【0043】必要な同期化は、地上のトラフィックチャ
ンネルフレーム時間からのズレがゼロである各々のスポ
ットビームにおける多数の特定の経路遅延値の1つに対
して、バーストタイミングを基準とすることにより達成
される。地上での一定の時間遅延の等高線(contour)
は弧の形状となる(arc-shaped)ので、ズレがゼロの弧
はZ弧として知られている。
【0044】前記ICO(商標)衛星移動電話システム
において、各々のZ弧の遅延値は、その値の+/−1.
4ms以内にある遅延クラスを決定し、これにより、1
7の遅延クラスが163のスポットビームをカバーす
る。図7は、図2に示されるビーム形式の上に重ねられ
たZ弧を示している。例えば、ビーム形式0〜5は、
2.2msのみの経路遅延の変動を有しており、したが
って、単一のZ弧により覆われている。2つ以上の遅延
クラスを有するビームスポットにおいて、破線の弧は、
各遅延クラス間の境界を示している。
【0045】さらに、TDMAフレーム構造は、UTが
RFリンクにおける半二重方式(half-duplex)で動作
することを許容する無線リンク構造によって、すなわ
ち、送受信の切り換えおよび局部発振器の再チューニン
グのために、重複しない送信および受信バーストタイミ
ングと例えば0.533msの短いガードタイム(guar
d time)とによって、UT4a,4bの質量およびコス
トを最小限にする必要性により明確にされる。さらに、
ダイバシティ(diversity)の実施を可能にするため
に、UTは、各々40msのフレーム周期において、2
つの6.667msTDMAバーストを送信すること
と、2つの6.667msTDMAバーストを受信する
こととが可能である。
【0046】図8は、任意の遅延クラスのためのUTに
おけるフレーム構造を示している。TDMAスロットN
(N=0〜5)用の送信バーストがTDMAスロットN
用の受信バーストに4.5スロット(30ms)の差で
続くならば、半二重方式動作、ダイバシティ、および衛
星における近接した時間での同期化の必要性は、全て満
たされる。各々の40msフレームは、2つの20ms
ダイバシティウィンドウからなっている。地球と衛星と
におけるバーストタイミングは、これらのタイミングが
基準とする地上フレームタイミングに関連して説明され
る。
【0047】図8は、各々の遅延クラスの範囲内で片道
の経路遅延がZ弧の値から+/−1.4msまで変動す
るように、送信および受信バーストが、20msダイバ
シティウィンドウ内部では少なくとも0.267msの
ままであり、かつ、UTがZ弧から離れて移動するとき
でさえ。互いに少なくとも0.533msの時間差を維
持していることを示している。
【0048】前記Z弧において、Rxバースト40は、
ウィンドウの開始後11.667msで受信され、か
つ、衛星において11.667−PDMID(ms)で開
始されたTxバーストに対応する。ここでPDMIDは、
Z弧の値、すなわち、衛星からZ弧に配置されたUTへ
の経路遅延である。Rxバースト40に応答して、Tx
バースト41は、4.5スロット(30ms)後に開始
される。スロットタイミングは40msで除算されるの
で、これは、1.5スロット(10ms)の差で送信バ
ーストに続く受信バーストと等価であり、このことは、
Txバースト42がRxバースト40と同じダイバシテ
ィウィンドウ内に存在することを説明している。しかし
ながら、時間および周波数基準が受信バーストから生じ
るので、動作上は、送信は受信の後に続く必要がある。
Txバースト42は、時刻1.667+PDMIDで、衛
星において受信される。
【0049】前記UTが遅延クラスの近い縁部、すなわ
ち、天底に近い方の縁部に存在する場合を考えると、R
xバースト43は、Rxバースト40の1.4ms前に
受信される。対応するTxバースト44がTxバースト
41と同時に衛星に到達することを確実にするために、
Txバースト44は、Rxバースト43の32.8ms
後に送信される。この値は、4.5スロットの遅延に、
短い方の二方向経路遅延を補償するために2.8ms
(2×1.4ms)の補正を加えたものを表している。
【0050】同様に、UTが遅延クラスの遠い縁部に存
在する場合には、Rxバースト45は、Rxバースト4
0の1.4ms後に受信される。したがって、対応する
Txバースト46は、27.2ms後に送信される。こ
の値は、4.5スロットから、長い方の二方向経路遅延
を補償するために2.8msの補正を減じたものであ
る。
【0051】前記UTが遅延クラス内の他の任意の位置
に存在する場合には、UTに対する実際の経路遅延と、
UTが割当てられる遅延クラスを表す既知のZ弧の値と
の差を計算することにより、Txバーストタイミングの
適切なズレが得られる。UTは、Txバーストが受信さ
れた後の基本的な4.5スロット(30ms)の遅延か
らの(二方向の経路遅延に対する)差を、単に2度加え
るかまたは減じる。
【0052】都合の良いことに、+/−2.8msの最
大値を有するこのズレについては、SBS20により計
算し、かつ、周期的にUT4a,4bに送信することが
できる。SBS20は、UT4a,4bが割当てられた
遅延クラスに対応するZ弧の値を知る。SBS20は、
ループして戻る(loop-back)送信を送受信することに
より、衛星3a,3bに対する自分自身の遅延を決定す
ることができる。システム内の他の遅延を測定すること
ができる。すなわち、例えばトランスポンダの遅延の場
合には関連する装置メーカーから、衛星メーカーから詳
細を得ることができ、さらに、この情報をSBS20に
供給することもできる。SBS20がUTにより与えら
れたRxバーストとTxバーストとの間の種々のズレを
知るので、UTへの実際の経路遅延を計算するために、
UTからの受信バーストを用いることができる。
【0053】TDMA構造におけるタイムスロット3は
スロット0の20ms後に生じるので、このスロット3
のTxバーストおよびRxバーストは、最初のウィンド
ウに続く20msのダイバシティウィンドウの範囲内に
適合することが分かる。したがって、断線する前になさ
れるビームハンドオーバー(make-before-break beamha
ndover)ための同じ衛星または第2の衛星のいずれかを
介した第2のスポットビームを経由したダイバシティリ
ンクに関して、同じUTがTDMAスロット3を同時に
用いることができる。
【0054】スロット長さの適切な倍数分だけスロット
0から遅延している対にされたスロット1,4、スロッ
ト2,5に関して、類似のフレーム構造を生じさせるこ
とができる。
【0055】トラフィックチャンネルがUTに割当てら
れる方法について、以下に説明する。
【0056】無線アクセスを開始する前に、UT4a,
4bは、ブロードキャストネットワーク情報を保持して
いるハイパワー制御チャンネル(Broadcast Control Ch
annel:BCCH)からシステム時間および周波数を取
得するように求める。このBCCHチャンネルは、異な
る搬送周波数を用いてトラフィックチャンネルへ送信さ
れ、かつ、例えば、トラフィックチャンネル用の公称パ
ワーと比較して+4.5dBで動作する。この取得に
は、例えば、BCCH信号に関するパワー特性の分析を
用いることが必要とされる。
【0057】無線アクセスを開始するために、前記UT
4a,4bは、決定されたランダムアクセスチャンネル
(RACH)の搬送周波数における決定されたタイムス
ロットにおいて、形式設定された(formatted)バース
トを送信する。全ての衛星の全てのスポットビームにお
いてRACH周波数がある。関連するSBSは、UTの
RACHバーストタイミングを探し、かつ、取得する。
【0058】前記UT4aがセル内に正確に、すなわ
ち、セルのZ弧の1.4ms以内に配置されると仮定す
ると、SBS制御装置21は、ローカルSRMC22に
より維持された局所的リソースプールからUT用のリソ
ースを要求する。次に、トラフィックチャンネルの割当
てが、アクセス同意チャンネル(Access Grant Channe
l:AGCH)上でUTへ送信される。
【0059】しかしながら、図9を参照すると、得られ
た前記BCCHチャンネルが、UTがシステムにアクセ
スすることを可能にするために正しいものではない可能
性があることが明白である。所定のセル50にわたって
のパワー特性は、さらなるセル周辺52における放送パ
ワーが著しく減退しないように、該セルの縁部において
ゆっくりとのみ降下する。したがって、セル51内に存
在するUT4aは、セル50の周辺52内にも存在する
ので、セル50からのBCCH信号を誤って得てしまう
ことは、全くもってあり得ることである。
【0060】図10に示される拡大図を参照すると、こ
の位置において、UT4aは、セル50のZ弧53から
1.4msより遠い位置にある。したがって、図8に示
されたTDMAタイミング構造は、セル50を介しての
UT4aの通信をサポートすることができない。
【0061】このようなことが生じないことを確実にす
るために、前記SBS20は、従来の時間および周波数
の測定を用いてUT4aの位置を決定する。例えば、図
11は、遅延/ドップラー位置決定の考えを示してい
る。地上での一定のドップラー等高線は、1kHz間隔
で示されており、かつ、一定の経路遅延の等高線は、ビ
ームパターン上に重ねられて1ms間隔で示されてい
る。2つの等高線の交点は、UTの位置を決定する。全
ての等高線は、典型的な+/−10μs遅延と+/−3
0Hzドップラー誤差との誤差分だけに隔てられた2重
線となっている。uTの位置が#形状の2重等高線の交
線における平行四辺形内部に存在する可能性が大いにあ
る。遅延/ドップラーデータは全手の4象限内に単に曖
昧なUT位置を与えるが、それらのうち1つのみが図1
0に示されており、UTがどのビーム内に、実際にまた
は見かけ上存在しているのかを知ることにより、真の位
置を決定することができる。あるいはまた、2つまたは
3つ以上の衛星を介して受信された信号の遅延に基づい
て、または複数の衛星を介して受信された信号における
ドップラー偏移に基づいてUT位置を決定することもで
きる。
【0062】上述したように、前記SBS20は、受信
されたRACH時間と種々の固定されたズレとを知るこ
とにより、衛星とUTとの間の実際の経路遅延を解決す
る。さらに、このSBS20は、衛星〜UT遅延と、選
択されたセルにおけるZ弧に対する遅延との間の差を、
またはセルが2つ以上のZ弧を有している場合には最も
近いZ弧に対する遅延との間の差を決定することができ
る。この差が最大許容値1.4msを超えた場合には、
アクセス用に選択されたセル内の専用の無線リソースを
介してUTをサポートすることができなくなり、かつ、
SBS20は、UTがセル境界の外側にあることを示す
メッセージを送信する代わりに、AGCHチャンネル上
へのトラフィックチャンネルの割当てを拒絶することに
より、セル50を介したUTによるアクセスを妨げるこ
とができる。
【0063】同様に、前記SBS20は、専用のリソー
スを前記端末に割り当てられることがいつできるのかを
予測するために、前記端末の計算された位置と、Z弧の
位置および速度に関する情報とを用いることができる。
この計算された時間については、AGCHチャンネル上
でUTに送信することができる。その間、UTが、より
低い受信信号強度を有している可能性がある他のセルを
介してシステムにアクセスすることが妨げられることは
ないが、UTは、セル50を介してシステムにアクセス
することができない。事実上、セル50は、一時的にア
クセスを妨げられる。
【0064】前記UTが他のセルを介してシステムにア
クセスすることを可能にするために、SBS20は、U
Tへの実際の時間遅延を、例えばセル51のような他の
セルに対する時間遅延と実際に比較する。これに基づい
て、SBS20は、UTがZ弧54に基づく遅延クラス
内に存在すると判断してもよい。次に、UTは、セル5
1を介したアクセスが可能であることを、AGCHチャ
ンネルを介してSBS20により知らされる。
【0065】いったん、前記UTが、適切な遅延クラス
内に正確に位置決定されると、トラフィック交換の間
に、SBS20は、Z弧に沿って地上におけるフレーム
タイミングのズレをゼロにすべく、衛星におけるTxバ
ーストの往路リンクフレームタイミングを予め補正す
る。UTは、対応する受信Rxバーストタイミングにロ
ックされ、かつ、その復路リンクTxバーストを予め補
正し、かつ、4.5スロット+/−最大2.8ms後に
送信する。これにより、衛星において名目上ゼロのタイ
ミングを維持する。このSBS20は、復路リンクバー
ストタイミングの連続的な測定に基づいて、周期的に、
例えば1分間に1度、新たなタイミングのズレをUTへ
送信する。
【0066】前記UTは、遅延クラスの縁部に到達する
とき、新たな遅延クラスへハンドオーバーするようにS
BSにより通知される。図7を参照すると、中央のビー
ムにおいて、UTは、7つのビームのハンドオーバーを
通して同じ遅延クラス内に留まることができ、その一方
で、縁部のビームにおいては、3つの遅延クラスのハン
ドオーバーにより、UTは同じビームに留まることがで
きる。
【0067】本発明については、TDMAタイミングの
制約とタイミングZ弧とを参照して説明してきたが、そ
の一方で、UTにより用いられる正しいセルが識別され
ることを確実にするために、異なったまたは追加の制約
が、さらに満たされる必要がある。例えば、ドップラー
効果の補償に関する周波数領域における制約も、存在す
る。タイミングZ弧のように、周波数を予め補正するこ
とは、複数の周波数Z弧に対する基準とされ、これらの
周波数の各々は、周波数Z弧における所定の名目上の信
号のドップラー偏移からの地上におけるゼロのズレを決
定する。ICO(商標)システムにおいて、周波数Z弧
における公称値からの最大差のドップラー偏移は、+/
−1.1kHzである。
【0068】例えば、アクセスように選択されたセルに
おける専用の無線リソース介して、UTをサポートする
ことができるかどうかを判断することにおいて、前記S
BS20は、UTに対して遅延値およびドップラー偏移
値の両方を計算し、これにより、UTの位置を決定し、
さらに、タイミングZ弧および周波数Z弧が、計算され
た値のそれぞれ1.4msおよび1.1kHz以内に存
在するかどうかを判断する。これら両方の制約が満たさ
れた場合のみに、無線リソースは、選択されたセルを介
してUTに割り当てられる。
【0069】地表上のセルの境界を決定するために、信
号の時間遅延や周波数シフトの他に、例えば位相関係を
含む、衛星からの信号に関連づけられた他の特性を用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 衛星移動電話システムの物理的な構成要素の
概略図である。
【図2】ICO(商標)衛星移動電話システムにおける
ビームパターンを示している。
【図3】 図2のビームパターンにおける様々な形式の
スポットビームのより詳細な図である。
【図4】 一部断面にした移動ユーザー端末を示してい
る。
【図5】 図1のSANおよびNMCのより詳細なブロ
ック図である。
【図6】 ICO(商標)衛星移動電話システムにおい
て用いられている、TDMAに基づいた通信システムの
概略的な原理を示している。
【図7】 ビーム形式に関連するZ弧の位置および遅延
クラス(delay classes)を示している。
【図8】 ユーザー端末におけるTDMAフレーム構造
の詳細を示している。
【図9】 セルラー衛星移動電話システムにおける衛星
ビームパターンの一部の概略的な表示である。
【図10】 それぞれのZ弧の位置とこれらに対応する
遅延クラスとを示している2つのビーム間の重複部分の
概略的な表示である。
【図11】 ユーザー端末の遅延/ドップラー位置決定
に関する考えを示している。
【符号の説明】
1a,1b,1c SAN(衛星アクセスノード) 2 大容量ディジタルネットワーク(バックボーンネッ
トワーク) 3a,3b 衛星 4a,4b UT(ユーザー端末) 5a,5b,5c ゲートウェイ 6 他のネットワーク 7 NMC(ネットワーク管理センター) 8 SCC(衛星制御センター) 9 TT&C(遠隔測定追跡および制御局) 10 小容量ディジタルネットワーク 11 アンテナ 13 制御装置 14 マイクロフォン 15 ラウドスピーカ 16 バッテリ 17 キーパッド 18 アンテナ 19 ディスプレイ 20 SBS(衛星基地局) 21 SBS制御装置 22 局所的衛星リソース管理センター(ローカルSR
MC) 23 PCS(ペイロード制御システム) 24 MSSC(移動衛星交換センター) 25 VLRSAT(衛星のビジター位置レジスタ)(Vis
itor Location Register 26 SRMC(衛星リソース管理センター) 27 接続 30,32,34,41,42,44,46 送信バー
スト 31,33,40,43,45 受信バースト 50,51,52 セル 53,54 Z弧
フロントページの続き (72)発明者 デニス・ロイ・マリンズ イギリス・ロンドン・SE11・5UL・サ ンクロフト・ストリート・ケニントン・パ レス・コート・23 (72)発明者 キース・ノーマン・ガイ・ハンガーフォー ド オーストラリア・2041・ニューサウスウェ ールズ・バルマン・ダーリング・ストリー ト・441

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルを供給する衛星を備えるセル
    ラー衛星移動電話システムにおける移動ユーザー端末へ
    の無線リソースの割当てを制御する方法であって、 地表上の前記ユーザー端末の位置と、所定のセルに関連
    づけられた所定位置との間の違いが所定の境界内に収ま
    るかどうかを判断する段階と、 前記判断に依存して、前記ユーザー端末への無線リソー
    スの割当てを制御する段階とを具備し、 前記所定位置は、前記セルを供給している前記衛星から
    の信号に関連する特性を参照して決定されることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 前記無線リソースの割当てが、前記所定
    のセルに関連づけられた無線リソースを前記ユーザー端
    末に対して割り当てるべきかまたは拒否すべきかを判断
    することにより制御されることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記特性が、前記セルの範囲内の地表上
    の位置へ前記セルを供給している前記衛星からの信号に
    対する経路の遅延であることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記信号が前記衛星に対して一定の経路
    遅延を有する位置であって前記セル内の複数の所定位置
    をさらに具備し、前記位置が、ともにZ弧を形成するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 所定の衛星から前記ユーザー端末への信
    号の前記経路遅延を計算することにより、前記ユーザー
    端末の前記位置を決定することを特徴とする請求項3に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記セルの範囲内の地表上の位置へ前記
    セルを供給している前記衛星からの信号周波数における
    ドップラー偏移であることを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記信号周波数が一定のドップラー偏移
    を有する位置であって前記セル内の複数の所定位置をさ
    らに具備し、前記位置が、ともに周波数Z弧を形成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 所定の衛星から前記ユーザー端末への前
    記信号周波数における前記ドップラー偏移を計算するこ
    とにより、前記ユーザー端末の前記位置を決定すること
    を特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記位置上の違いが所定の境界の外側に
    ある場合に、前記所定のセルから前記ユーザー端末への
    無線リソースを拒否し、これにより、前記セルへの前記
    ユーザー端末のアクセスを妨げることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ユーザー端末と前記衛星の一方ま
    たは両方の移動に依存して、前記妨げられたセルにおけ
    る無線リソースがいつ前記ユーザー端末に利用可能であ
    るのかを予測することを特徴とする請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記位置上の違いが前記所定の境界の
    範囲内にある場合に、前記所定のセルから前記ユーザー
    端末へ無線リソースを割り当てることを具備することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記所定の境界が、前記衛星から前記
    ユーザー端末への信号に対する第1経路遅延と、前記衛
    星から前記セル内の所定位置への信号に対する所定の第
    2経路遅延との間の差に関する最大遅延値を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記最大遅延値が+/−1.4mse
    cであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記所定の境界が、前記衛星から前記
    ユーザー端末への信号周波数における第1ドップラー偏
    移と、前記衛星から前記セル内の所定位置への信号周波
    数における所定の第2ドップラー偏移との間の差に関す
    る最大ドップラー偏移値を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記最大ドップラー偏移値が+/−
    1.1kHzであることを特徴とする請求項14に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 無線リソースが前記ユーザー端末に供
    給されるべき前記セルを決定するために、複数のセルの
    各々の位置上の違いに関する決定を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 リソースが拒否されたセルに隣接する
    セル内の前記ユーザー端末に無線リソースを割り当てる
    ことを備えていることを特徴とする請求項16に記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 前記複数のセルが、複数の衛星からの
    セルを備えることを特徴とする請求項16に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記ユーザー端末と前記セル内の前記
    所定位置との間の位置上の違いが最も少ないセルを介し
    て無線リソースが割り当てられることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記衛星移動電話システムが、TDM
    A多重アクセスプロトコルを用い、かつ、前記所定の境
    界が、前記プロトコルにより課せられたタイミング上の
    制約に依存することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 前記所定の境界が、ドップラー効果に
    より課せられた周波数上の制約に依存することを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 地表上で前記ユーザー端末の位置を決
    定することをさらに具備することを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】 複数のセルを供給する衛星を備えるセ
    ルラー衛星移動電話システムにおける移動ユーザー端末
    に無線リソースを割り当てる方法であって、 前記ユーザー端末が所定のセルの境界内に存在するかど
    うかを判断する段階と、 所定のセルに関連づけられた無線リソースを前記ユーザ
    ー端末に対して割り当てるべきかまたは拒否すべきかを
    判断する段階とを具備し、 前記境界は、前記セルの範囲内の所定位置を参照して予
    め決定され、前記位置は、前記セルを供給している前記
    衛星からの信号に関連づけられた特性を参照してかつ前
    記最初の判断に依存して決定されていることを特徴とす
    る方法。
  24. 【請求項24】 前記所定位置がZ弧上に存在すること
    を特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 複数の衛星を備えるセルラー衛星移動
    電話システムにおける移動ユーザー端末に対するセル選
    択の方法であって、 所定のセルの範囲内の所定位置に対して前記ユーザー端
    末の位置を比較することによって、前記ユーザー端末に
    よる使用のためのセルを選択する段階を具備し、 前記位置は、前記セルを供給している前記衛星からの信
    号に関連づけられた特性を参照して決定されることを特
    徴とする方法。
  26. 【請求項26】 複数の通信セルを供給する衛星と、 前記衛星を介して通信ネットワークにアクセスするため
    の前記セルのうち1つを選択するユーザー端末と、 前記ユーザー端末が正しいアクセス用セルを選択したか
    どうかを判断する方法とを具備するセルラー衛星通信シ
    ステムであって、 前記方法は、前記ユーザー端末と該ユーザー端末がアク
    セス用に選択した前記セルとの分離が、予め決定された
    境界内に収まるかどうかを判断する段階を具備し、 前記分離は、前記セルを供給している前記衛星からの信
    号に関連づけられた特性を参照して決定されることを特
    徴とするシステム。
  27. 【請求項27】 複数の衛星を具備し、前記衛星の各々
    がユーザー端末を介しての地表領域をカバーする通信カ
    バレッジを供給するために複数のセルを供給するセルラ
    ー衛星電話システムであって、 地表上の前記ユーザー端末の位置と所定のセルの範囲内
    の所定位置との違いが、所定の境界内に存在するかどう
    かを判断するように構成された処理回路と、 前記ユーザー端末への無線リソースの割当てを制御する
    ために前記判断に応答する制御回路とを具備し、 前記位置は、前記セルを供給している前記衛星からの信
    号に関連づけられた特性を参照して決定されることを特
    徴とするシステム。
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