JP2000064611A - コンクリート等の混合方法および混合装置 - Google Patents

コンクリート等の混合方法および混合装置

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JP2000064611A JP10274170A JP27417098A JP2000064611A JP 2000064611 A JP2000064611 A JP 2000064611A JP 10274170 A JP10274170 A JP 10274170A JP 27417098 A JP27417098 A JP 27417098A JP 2000064611 A JP2000064611 A JP 2000064611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築工事等に附随する比較的小規模の基礎工
事、門塀工事等において必要とするコンクリートの打設
作業は、生コンを業者から入手することに代え、手作業
により、コンクリートを用意して施行することが多い
が、しかし、材料の準備、その混合および打設現場への
持込み配分等に時間と労力を要した。 【解決手段】 手動搬送車の台枠の左右両側に支持杆を
立設し、これにミキサーを着脱自在に枢着させ、ミキサ
ーの胴部を帯状軌道上に抱持し、ミキサーを回動し、傾
斜しモルタルを省力的に製造し、これを打設現場に容易
に搬入し供給可能にすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建築工事
に関して附随する例えば土囲い工事、門塀工事、床部工
事、下水道工事、仮設道路工事等における比較的小規模
のコンクリート打設工事に必要とするコンクリートを打
設現場付近に配置して供給するためのコンクリート等の
混合方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事に附随する比較的小規模の土木
工事等に要するコンクリートは、生コンを用いずに、通
常、可傾式のミキサーを工事現場付近に配置して、所容
量比の材料をミキサーの混合筒に容れ所定の水を加えて
ミキサーを回動して、練り混ぜを行いこれを打設現場に
配分している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の可傾式のミキサ
ーは、練り混ぜの際は、その混合筒は、通常、所定の傾
斜角度を具えて回動され、練り混ぜの終了後において、
通常回動のまま、混合筒をその開口部を下方に傾けて、
コンクリートを排出し打設現場へ配分される。
【0004】しかし、上記の混合筒は、底板部から突出
した回転軸が駆動機構に連結され、その傾斜した回転軸
に、混合筒内のコンクリートの重量が負荷されるため、
回転軸は、頑丈でなければならず、その重量負荷に堪え
ることのできる台盤によって支承される必要があるので
その装置が重い。
【0005】さらに、上記において、混合筒内のコンク
リートを開口部を下方向に傾斜させるためには、ミキサ
ーとその台盤とを同時に変位する必要があるため、相当
な労力を要した。こうした労力を省くためには、混合筒
を傾斜し復元するために、油圧叉は、気圧式のピストン
を結合するシリンダーを結合する提案もあるが、機構が
複雑となり大型化する恐れがあり、したがって、重量の
増加となり、省力的でなく輸送、保管上にも種々の課題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミキサーを多
目的用の搬送用車両に着脱自在に枢支して登載し、挟隘
な打設現場にも、良質のコンクリートを容易に配分する
手段を講じた。
【0007】次に、本発明によるミキサーは、混合筒と
駆動手段とが連係されて可傾式であり、その混合筒は、
その胴部外周面に沿って、転がり素子を具える半月型の
帯状軌道によって抱持され、その回転機能を合理化して
回転を助長し、練り混ぜを適切に行い、一層均質のコン
クリートを供給する手段を結合した。
【0008】さらに、本発明に係るミキサーは、台枠の
中央部下方に設けた左右の主車輪と台枠の前方部下方に
設けた前方案内車輪および、台枠の後方中央部下方に設
けた後方車輪を具える手押し車両に登載され、安定した
運転を可能にする手段を講じた。
【0009】さらにまた、ミキサーの混合筒の胴部は、
台枠中央部の左右両側に対設した支持杆に着脱自在に枢
着され、その混合筒の傾斜角度を手動で容易に変更し
て、その起伏を省力化する手段を講じた。
【0010】又、ミキサーを上記支持杆より一旦離脱
し、これに代え、該支持杆に適宜の容積と形状を具える
箱体叉は枠体を枢着し、セメント、砂、砂利等のコンク
リートの結合材等のほか、木材、工具等の必要部材の搬
入、撤去等に際し、省力的に作業を継続して作業能率の
向上を期する手段を講じた。
【0011】上記において、搬送用車両に登載してある
ミキサーを、一旦支持杆より離脱し、これに代え、コン
クリート打設上必要なセメント、砂、砂利等の資材その
他木材等を搬入する必要をしばしば生じる。こうした
際、搬送用車両上のミキサーの混合筒は、通常、容量
0.1〜0.15m,30〜40kgの重量があるた
め、車両より離脱或いは登載には相当の労力を要する。
そこで、ミキサーの登載叉は離脱作業を省力化して作業
を行える技術を結合した。
【0012】
【発明実施の形態】本発明に係るコンクリート等の混合
方法および装置は、搬送用車両の台枠の後尾側に着脱自
在に装着したハンドルを介して手動により搬送、梶取り
を可能にする。
【0013】上記搬送用車両の台枠のほぼ中央部の左右
両側に、枢支部を具える支持杆を対設し、該支持杆の枢
支部に、ミキサーを着脱自在に枢支させ、必要に応じて
その枢支角度を制御できる構成とする。
【0014】上記支持杆にミキサーを枢支するに当たっ
ては、予めミキサーの混合筒の所定の胴部外周面に沿っ
た内周面を具える半月型の帯状軌道の内周面に装着した
転がり素子を介して混合筒を抱持させ、該帯状軌道の両
端部において、支持杆の枢支部に着脱自在に枢着する。
【0015】
【実施例1】本発明の好ましい実施例について、以下に
図面を参照して説明する。
【0016】(搬送用車両の構成)図1〜3において、
搬送用の車両は、鉄材叉はステンレス鋼等の型鋼材等を
用い、鈑金加工により製作され、通常、ほぼ梯子型の台
枠(1)(図は角型一部丸型中空)を形成し、該台枠
(1)の概ね中央部の左右両側に、下方に向け、下端部
に車輪の軸支部(2)a,(2)bを設けたフォーク
(3)a,(3)bを突設すると共に、該台枠(1)の
下面部とフォーク(3)a,(3)bとを補強片(4)
a,(4)b同(4)c,(4)dを介して連結し、お
よび、左右のフォーク(3)a,(3)b間に、概ねV
型の補強片(5)を配置すると共に、上記V型の補強片
(5)の両端側の下面と互いに対面する位置の左右のフ
ォーク(3)a,(3)b間に、補強片(6)a,
(6)bを溶着等によりそれぞれ配置し、該フォーク
(3)a,(3)bの下端部に設けた軸支部(2)a,
(2)bには、ゴム等のタイヤを具える主車輪(8)
a,(8)bをそれぞれ枢着する。
【0017】図1〜2において、上記台枠(1)の後端
部の両側に、断面丸型(中空)材を使用し、端部を適宜
曲設したハンドル(9)a,(9)bを着脱自在に連結
し、車両の前進後退および梶取りを手動により行う。な
お、上記ハンドル(9)a,(9)bと台枠(1)との
連結部は、その端部において互いに嵌着し、ビス等によ
り連結を確実にすることが望ましい。
【0018】(前方案内車輪)図1〜2において、上記
梯子型とした台枠(1)の前方側(図において左側)前
端部を少しく下方に曲設した頭部(10)を形成し、該
頭部(10)の中央部に一個叉は複数個の間隙部(1
1)を設け(図は一個)、その間隙部(11)の後方側
に設けた前方横枠(12)に、弾発素子(13)を具え
る管状の連結環(14)を下方に向かって装着すると共
に、該連結環(14)と、端部に、前方案内車輪(1
5)を枢着したフォーク(16)を回動自在に弾持させ
連結する。上記前端部の頭部(10)の構成において、
該頭部(10)前端面を直線上に形成することによっ
て、車両を倒立叉は、ミキサー(19)を傾斜させ着地
した場合、台枠(1)の安定度を高くする構成として実
施することができる。
【0019】上記の前方案内車輪(15)を連結環(1
4)に装着する際、該前方案内車輪(15)のフォーク
(16)の長さを、前記主車輪(8)a,(8)bのフ
ォーク(3)a,(3)bの長さよりも少しく短縮し
て、該前方案内車輪(15)のタイヤ(17)の下端部
と地面との間に、概ね3〜5cmの着地間隔を保持さ
せ、前方案内車輪(15)を常時地面より浮上させる。
但し、着地間隔を設けずに実施することもできる。
【0020】これによって、車両に登載したミキサー
(19)を回動しコンクリートの練り混ぜ終了後、開口
部を前方に傾斜させる際、混合筒(20)内のコンクリ
ートが出口の方向に変位してその加重負荷により台枠
(1)の前端部がその負荷によって、前方案内車輪(1
5)の接地間隔がなくなり、接地することとなり、同時
に後方補助車輪(23)は、該前方案内車輪(15)の
接地間隔に等しい接地間隔を生じて台枠(1)が前方方
向に傾斜する。したがって、混合筒(20)は、台枠
(1)が傾斜しない場合よりも深い角度で開口部の方向
に傾斜することとなり、コンクリートの排出が容易迅速
となる。又、ミキサー(19)を傾斜する労力の節減が
期せられる。
【0021】さらに、上記前方案内車輪(15)の下端
部に着地間隔を保って、搬送用車両を運転に際して、上
り勾配叉は段差、或いは石ころ等の障害に際し、車体へ
の衝撃を緩和することとなり、その動揺を防止するので
コンクリートの配分中において、その質の劣化を減少さ
せることができる。
【0022】上記前方案内車輪(15)の構成におい
て、別の実施例として、台枠(1)の直線状頭部(1
0)に、2個の管状連結環を装着し、これに、前方案内
車輪を併装して実施することができる。(但し、図示を
省略する。)これによって、ミキサーを前方に傾斜した
際、その加重により台枠が前方方向に傾斜して前方案内
車輪(15)が着地しても、ミキサーの加重を併列2輪
の前方案内車輪で支承することとなり、混合装置の安定
度が高くなる。
【0023】次に、上記頭部(10)の両側に、適宜の
キャスター(18)a,(18)bを装着し、ミキサー
(19)を開口部の方向に傾斜させた際、その混合筒
(20)の胴体部の外周部が該キャスター(18)a,
(18)b上に滑動する構成とする。
【0024】(後方補助車輪)次に、図1〜3におい
て、台枠(1)の後方横枠(21)の中央部に管状の結
合環(22)を下向きに突設し、該管状の結合環(2
2)に、端部に後方補助車輪(23)を枢着したフォー
ク(24)を回動自在に連結する。
【0025】(ミキサーの構成および配置)ミキサー
(19)は、図2〜4に示すように、筒型の混合筒(2
0)とその底板部に突設した回転軸(25)に連係した
モーター(M)とから構成されており(回転軸(25)
とモーター(M)との連係部は収納容器(27)に内装
される。)、上記帯状軌道(26)の両端部及び中央部
と、モーター(M)の収納容器(27)との間に、連結
杆(28)a,(28)b,(28)cを配置して、互
いに一体的に連結され、その際、混合筒(20)の所定
の外周面は、これに沿って配置した上記半月型の帯状軌
道(26)に装着した転がり素子(29)a,(29)
b,(29)nを介して抱持させ、該混合筒(20)の
回動を円滑にさせる。
【0026】さらに、上記帯状軌道(26)の両端部に
は、枢着孔(30)a,(30)bを穿設してあり、該
帯状軌道(26)と支持杆(43)a,(43)bの上
端部に設けた枢支用凹陥部(50)a,(50)bとを
枢着する際は、対設した支持杆(43)a,(43)b
の各外側から内側方向に向かって順に、(イ)、上端部
にボールト孔(44)を設け、その下方部に、係止ボー
ルト孔(45)を設けた係止杆(46)a,(46)b
を配置し、(ロ)、次に所要のワッシャー(47)a,
(47)bを適宜配置し、(ハ)、その次に、(帯状軌
道(26)の両端部と駆動機構の収納容器(27)間の
連結杆(28)a,(28)bは、帯状軌道(26)の
外側に溶着等にて固定される。)上記帯状軌道(26)
の両端部に穿設した各枢着孔(30)a,(30)bを
配置した上、(ニ)、上記各孔部に、内側方向より枢着
用ボールト(48)a,(48)bを挿通し、該枢着用
ボールト(48)a,(48)bの各内側端部に、
(ホ)、止めナット(49)a,(49)bを螺着し、
該枢着用ボールト(48)a,(48)bを、左右の支
持杆(43)a,(43)bに設けた枢支用凹陥部(5
0)a,(50)bに嵌合し枢支させる。
【0027】なお、上記係止杆(46)a,(46)b
の下端部に設けた係止ボールト孔(45)a,(45)
bが対応する支持杆(43)a,(43)bには、予め
係止ボールト用の孔を設け、係止ボールトを装着し、枢
着用ボールト(48)a,(48)bが、枢支用凹陥部
(50)a,(50)bよりの逸脱を阻止させる。
【0028】次に、上記帯状軌道(26)の内周部に転
がり素子(29)a,(29)bを配置する際、該転が
り素子の構成において、帯状軌道(26)の内周部に、
弾発部材(31)を内蔵する凹陥部(32)に球状体
(33)叉は筒状体を配置した構成とすることもでき
る。これによって、混合筒(20)の外周部は、弾持さ
れた転がり素子を介して抱持されるので、一層その回動
を円滑にすることができる。(図8)
【0029】(混合筒の構成)図2〜3において、混合
筒(20)は、鉄板叉は、ステンレス鋼板等の鈑金加工
により形成され、その底板(34)には、外方に回転軸
(25)を突設してあり、駆動手段のモーター(M)等
に連係される。(モーターに代えエンジン駆動によるこ
ともできる。)さらに、混合筒(20)は、底板(3
4)部より喇叭状の拡がりをもち、胴部(36)に連設
され、該胴部(36)の上端部より開口部(37)に向
かって、少し絞り込まれた壁体を形成した筒状体をなし
ている。
【0030】そして、その各内周壁の上部、中部、下部
に少なくとも各1個づつの翼板(38)a,(38)
b,(38)cを取付ける。
【0031】上記の各翼板(38)a,(38)b,
(38)cは、その上端部がその下端部よりも、混合筒
(20)の回転方向(正転の場合)に傾斜させて(開口
部より見て右下がりに)鰭状に装着すると共に、その下
段部の翼板(38)aおよび中段部の翼板(38)bに
は、適宜の窓部(39)を設け、回転により生ずる混合
物の練り混ぜに伴う圧力抵抗を緩和させて混合効率を高
めさせ、又、翼板(38)a,(38)b,(38)c
に傾斜を付与したことによって、混合筒(20)の正転
のときは、混合物を底板(34)の方向に押圧しながら
練り混ぜ作動し、反対に混合筒(20)を逆転させるこ
とによって、混合物の開口部方向に練り混ぜしながら押
圧変位させ、混合物の排出を容易にすることができる。
【0032】上記の混合筒(20)は、台枠(1)の概
ね中央部の左右上方に、上端部に枢支用凹陥部(50)
a,(50)bを設けた支持杆(43)a,(43)b
を対設し、該支持杆(43)a,(43)bの枢支用凹
陥部(50)a,(50)bに、混合筒(20)の外周
部に沿った内周面に、転がり素子(29)a,(29)
b,(29)nを装着した半月型の帯状軌道(26)に
抱持されて、支持杆(43)a,(43)bに枢支さ
れ、モーター等の駆動により混合筒(20)は回動し、
コンクリートの練り混ぜ作動を行う。(転がり素子は球
体のほか、筒状とし、或いは適宜のキャスターを代替す
ることができる。)
【0033】(ミキサーの制御)図6において、ミキサ
ー(19)の傾斜角度を変更の手段として、混合筒(2
0)に連結したモーター(M)収納容器(27)の後端
部に後方に向かって、適宜の長さの第1制御ハンドル
(40)を突設すると共に、モーター(M)収納容器
(27)の側方部に横方向に、第2制御ハンドル(4
1)を突設し、該第1、第2制御ハンドル(40)、
(41)を介してミキサー(19)を傾斜、或いは、復
元させる構成とする。
【0034】練り混ぜのため、ミキサー(19)を回動
するに当たっては、上記第1制御ハンドル(40)及び
叉は第2制御ハンドル(41)を、台枠(1)の後方横
枠(21)上叉は台枠(1)の側方に位置させ、(必要
に応じてこれを係着し)練り混ぜのための作動の際は、
ミキサー(19)の傾斜角度を概ね30〜50°を付与
することが望ましい。上記により混合筒(20)が回動
中において、その開口部側に自在に傾斜しないように、
ミキサー(19)の枢支点をミキサー(19)の重心よ
りも開口部側に選定して枢支することが望ましい。
【0035】ミキサー(19)を開口部方向に傾斜した
際は、台枠(1)の後方横枠(21)叉は、側方部に回
動自在に取付けた傾斜調節用の孔叉は鈎部を設けた傾斜
支承杆(51)を回動して、傾斜角度を保持させる。傾
斜角度を復元する場合は、上記の逆手順による。
【0036】(車両の多目的利用)搬送用車両は、台枠
(1)のほぼ中央部に対設した支持杆(43)a,(4
3)bに枢着したミキサー(19)を取脱した上、該支
持杆(43)a,(43)bの高さ、間隔等の空間部の
許容する適宜の容積、形状とした箱体叉は枠体を別に予
め形成しておき、必要に応じ、これを、上記支持杆(4
3)a,(43)bに枢着し、コンクリート打設作業遂
行上必要とする例えば、セメント、砂等骨材叉は門、
塀、土囲い用資材その他木材或いは工具等の持込み、格
納等多目的に利用することができる。とくに、農業用肥
料、種子、土砂等の粒状物を積載し、搬送後荷下ろしに
際しては、箱体を枢支してあるので、該箱体を前方に傾
斜するのみの作動で、積荷を排出できるので省力的であ
る。
【0037】(搬送用車両にミキサーの登載、離脱)搬
送用車両に、ミキサー(19)を登載し叉は離脱に際し
ては、適宜の位置に、ミキサー(19)の開口部を下方
に向け倒立すること。次に、登載物のない搬送用車両の
ハンドル(9)a,(9)bを介して主車輪(8)a,
(8)b叉は、前方案内車輪(15)のみを着地させて
運転し、上記倒立したミキサー(19)の帯状軌道(2
6)の側に、所定の間隔(概ね台枠に対設した支持杆の
長さ)を保って、台枠(1)の頭部(10)(直線状の
前端部)を着地するように、台枠(1)の後方側を上方
に押し上げて、前記倒立させたミキサー(19)と搬送
用車両とを倒立姿勢のまま対面させて、頭部(10)を
着地させる。
【0038】上記により、倒立したミキサー(19)の
帯状軌道(26)の両端部と、倒立した搬送用車両の台
枠(1)に対設した支持杆(43)a,(43)bの端
部の枢支用凹陥部(50)a,(50)bとは、きわめ
て近接した位置に配置されているので、該帯状軌道(2
6)の両端部に設けた枢着孔(30)a,(30)b
に、所定の枢着用ボールト(48)a,(48)bを装
着すると共に、該支持杆(43)a,(43)bの枢支
用凹陥部(50)a,(50)bに枢支し、両端部を互
いに枢着後に搬送用車両を水平方向に復し登載を終了す
る。
【0039】ミキサー(19)を車両より離脱する場合
は、上記登載時の手順の逆手順により行う。したがっ
て、ミキサー(19)の登載、離脱作業は簡単容易で省
力的である。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた様な形態で実施
され、以下に記載する効果を奏する。
【0041】請求項1〜2記載の発明は、駆動機構と一
体的に結合したミキサーの混合筒は、その外周面の所定
の傾斜面に沿った内周面を具える半月型軌道の内周面に
沿って装着した転がり素子を介して弾発的に抱持され回
動するので、コンクリートのような粘度と重量がある物
質の練り混ぜ作動時における混合物の筒内での不規則な
変位に伴って、滑動する外周面に生ずる圧力変化に対し
て、半月型軌道の弾持作用によって、その回動を円滑に
することができる。したがって、駆動力を節減すると共
に、練り混ぜ効率を良くし、一層均質性に優れたコンク
リートを生産する効果を奏する。
【0042】請求項3〜4記載の発明においては、ミキ
サーが台枠に対設した支持杆に枢着されているため、後
部側の制御ハンドルを介してその傾斜角度の変更が省力
的であり、かつ、ミキサーを開口部側に傾斜した際、そ
の混合筒の外周面が、台枠の頭部に設けた転がり素子に
よって、きわめて円滑に回動し、駆動力の節減に役立
つ。
【0043】さらに、台枠の前方部において弾持した前
方案内車輪が、地上より接地間隔を保って、浮上してい
るため、ミキサーの前傾に伴い、重力の移動によって前
方案内車輪が着地し、同時に、後方補助車輪が浮上し
て、台枠が前方に傾斜するので混合筒はきわめて省力的
に、かつ、迅速にその傾斜角度は深くなり、コンクリー
トを迅速容易に排出する効果を奏する。
【0044】請求項5記載の発明は、搬送用車両に、ミ
キサーの登載及び離脱が容易安全でかつ、省力的である
ため、車両より一旦ミキサーを離脱し、これに代え、適
宜選択して形成した容器叉は、台枠を枢着することによ
って、コンクリート打設工事に附随する必要物資の搬
入、配分、その他農業用の肥料、薬剤叉は農産品の収穫
物の搬送作業にも利用できる等種々の工業的効果を奏す
る発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送用車両の平面図である。
【図2】搬送用車両に、ミキサーを水平方向に登載した
状態を示す正面図である。
【図3】図2のA−A′線における一部欠截断面図であ
る。
【図4】搬送用車両に、ミキサーを練り混ぜ時の状態に
登載した正面要部の説明図である。
【図5】搬送用車両に、ミキサーを開口部側に傾斜した
状態の正面要部の説明図である。
【図6】図5の背面の一部欠截要部の説明図である。
【図7】支持杆と帯状軌道との枢支状態を示す結合要部
の一部欠截拡大説明図である。
【図8】帯状軌道の要部の一部欠截拡大説明図である。
【符合の説明】
1:台枠 2a,2b:軸支部 3a,3b:フォーク 4a,4b,4c.4d:補
強片 5:V型補強片 6a,6b:補強片 8a,8b:主車輪 9a,9b:ハ
ンドル 10:頭部 11:間隙部 12:前方横枠 13:弾発素子 14:連結環 15:前方案内車輪 16:フォーク 17:タイヤ 18a,18b:キャスター 19:ミキ
サー 20:混合筒 21:後方横枠 22:結合環 23:後方補助車輪 24:フォーク 25:回転軸 M:モーター 26:帯状軌道 27:収納容器 28a,28b,28c:連結杆 29a,29b,29n:転がり素子 30a,30
b:枢着孔 31:弾発素材 32:凹陥部 33:球状体 34:底板 35:回転軸 36:胴部 37:開口部 38a,38b,38c:翼板 39:窓部 40:第1制御ハンド
ル 41:第2制御ハンドル 43a,43b:支持杆 44:ボールト孔 45:係止ボールト 46a,46b:係止杆 47a,47b:ワッ
シャー 48a,48b:枢着用ボールト 49a,49
b:ボールト止めナット 50a,50b:枢支用凹陥部 51:傾斜
支承杆

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可傾式ミキサーにおいて、搬送用車両に
    登載したミキサーの混合筒は、その胴体部の外周面に沿
    った内周面に、転がり素子を装着した半月型の帯状軌道
    によって抱持され、該帯状軌道は、搬送用車両の台枠上
    に対設した支持杆に枢支されて回動するようにしたコン
    クリート等の混合方法。
  2. 【請求項2】 帯状軌道に装着した転がり素子は、弾発
    材により弾持されていることを特徴とする請求項1記載
    のコンクリート等の混合方法。
  3. 【請求項3】 半月型の帯状軌道は、搬送用車両の台枠
    上に対設した支持杆に着脱自在に枢着すると共に、該帯
    状軌道の両端部および中間部と、混合筒の底部に突設し
    た回転軸に連係させたモーター等の原動機の収納容器と
    を、連結杆を介して互いに一体的に連結したことを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート等の混合装置。
  4. 【請求項4】 搬送用車両の台枠の前端頭部を直線状に
    形成し、少しく下方に曲設すると共に、該曲設部に転が
    り素子を装着し、ミキサーを開口部の方向に傾斜させた
    際、ミキサーの混合筒の外周面が転がり素子によって滑
    動するようにしたことを特徴とする請求項3記載のコン
    クリート等の混合装置。
  5. 【請求項5】 ミキサーの混合筒の開口部を下方に概ね
    垂直に倒立させた上、該ミキサーの帯状軌道の側に、所
    定の間隔を保って搬送用車両の台枠の前端頭部を着地さ
    せるように、台枠の後方側を上方に変位して搬送用車両
    を倒立し、その台枠の前端頭部を着地させ、ミキサーと
    台枠とを対面させ、該台枠に対設した支持杆と、帯状軌
    道の両端部とを互いに着脱自在に枢着し、台枠を水平方
    向に復し、ミキサーを登載、叉は、離脱できるようにし
    たことを特徴とする請求項3記載のコンクリート等の混
    合装置。
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