JP2000063333A - Production of aromatic carbonate ester - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族炭酸エステ
ルの製造方法に関し、詳しくはエステル交換法によるポ
リカーボネートの合成など種々の有機化合物合成の中間
体として、また、ポリカーボネート樹脂等として有用な
芳香族炭酸エステル化合物を芳香族ヒドロキシ化合物か
ら効率よく製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族炭酸エステルは、エステル交換法
によるポリカーボネートの製造原料として、あるいは各
種有機合成の中間原料として、有用な化合物である。芳
香族炭酸エステルの製造方法としては、一般に芳香族ヒ
ドロキシ化合物とホスゲンとをアルカリの存在下で反応
させる方法があるが、この方法では有毒なホスゲンが使
用される上に、量論量のアルカリ塩が副生するなどいく
つかの問題がある。従ってホスゲンを使用しない芳香族
炭酸エステルの製造方法が多く提案されてきた。芳香族
炭酸エステルの一般的な製造方法として、炭酸エステル
化しようとする芳香族ヒドロキシ化合物を、触媒の存在
下で、一酸化炭素及び酸素と反応させる酸化的カルボニ
ル化反応を用いる方法が提案されている。この方法にお
いては、使用される触媒の代表的なものとして、パラジ
ウム化合物と銅化合物及び塩基を組み合わせた触媒(特
公昭61−8816号公報、特公昭61−43338号
公報)、パラジウム化合物、助触媒の他に、キノン類及
びテトラアルキルアンモニウムハライドまたはアルカリ
金属ハライド、アルカリ土類金属ハライドからなる触媒
(特開昭54−135743号公報、特開昭54−13
5744号公報、特開平2−104564号公報、特開
平2−142754号公報、特開平6−9505号公
報、特開平6−172268号公報、特開平6−172
269号公報、特開平6−271506号公報、特開平
6−271509号公報、特公平6−57678号公
報、特開平8−89810号公報、特開平8−1930
56号公報及び米国特許4349485号明細書)、パ
ラジウム化合物、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属、ヨウ化物またはヨウ化オニウム化合物及びゼオライ
ト類からなる触媒(特開平1−165551号公報)、
パラジウム化合物、アルカリ金属ハロゲン化物またはア
ルカリ土類金属ハロゲン化物、活性炭からなる触媒(特
開平8−92168号公報)等が提案されているが、い
ずれの場合も酸化的カルボニル化反応の反応速度が経済
的な面から十分でない上に、塩基として臭化アンモニウ
ム塩等の含ハロゲン化合物を大量に用いる必要があるた
め、反応装置の腐食、芳香族ヒドロキシ化合物のハロゲ
ン化による原料ロス等の問題がある。
【0003】また、パラジウム化合物、銅化合物または
ランタノイド化合物、2−ヒドロキシピリジン、非プロ
トン性極性溶媒を用いる方法(特開平9−110804
号公報)が提案されているが、この方法は、反応速度が
経済的な面では十分であるが非プロトン性極性溶媒が必
須であり、溶媒の回収工程が必要となるなど経済的では
ない。一方、酸化カルボニル化反応を用いない製造方法
としては、炭酸ジメチルと芳香族ヒドロキシ化合物との
エステル交換反応を用いた製造方法(特開平9−176
094号公報)が提案されているが、この方法は原料と
なる炭酸ジメチルの製造工程が必要となり、必ずしも経
済的な方法とは言えない。さらに、シュウ酸ジフェニル
類からの脱一酸化炭素反応による製造方法(特開平9−
255628号公報)が提案されているが、芳香族炭酸
エステルを製造するために、一酸化炭素とメタノールを
原料としたカルボニル化反応及びシュウ酸ジメチルと芳
香族ヒドロキシ化合物とのエステル交換反応を行なう必
要があり、工程が複雑になり、経済的ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の芳香族炭酸エステルの製造方法が有する問題点を
解消し、芳香族ヒドロキシ化合物から一段でかつ高収率
で芳香族炭酸エステルを効率よく製造する方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の状況
に鑑み、従来技術の問題点を解消し、かつ芳香族ヒドロ
キシ化合物から一段で高収率で芳香族炭酸エステルを効
率よく製造する方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。そ
の結果、(a)パラジウム原子を金属中心として複数個
有する多核金属錯体化合物と(b)レドックス触媒とを
触媒として用いることにより、上記本願発明の目的を達
成できることを見出した。本発明はかかる知見に基いて
完成したものである。すなわち、本発明は、芳香族ヒド
ロキシ化合物、一酸化炭素及び酸素を、(a)パラジウ
ム化合物を金属中心として複数個有する多核金属錯体化
合物と(b)レドックス触媒とからなる触媒の存在下で
反応させることを特徴とする芳香族炭酸エステルの製造
方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法において、芳香
族ヒドロキシ化合物としては、従来公知の種々のものが
使用でき、所望の芳香族炭酸エステルの種類により適宜
選定することができ、例えば芳香族モノヒドロキシ化合
物及び芳香族ジヒドロキシ化合物から選ばれる芳香族ヒ
ドロキシ化合物類が挙げられる。芳香族モノヒドロキシ
化合物としては、一般式(I)
【0007】
【化1】
【0008】[式中、nは1〜3までの整数を示し、X
は水素原子、ハロゲン原子(例えば、塩素、臭素、フッ
素、沃素)あるいは炭素数1〜4のアルキル基、アルコ
キシル基、シアノ基もしくはエステル基を示し、oー、
mーあるいはpー位のいずれであってもよい。]で表さ
れる炭素数6〜18の芳香族モノヒドロキシ化合物(一
価フェノール)が挙げられる。具体的には、フェノー
ル、クレゾール、p−メチルフェノール、t−ブチルフ
ェノール(p−t−ブチルフェノールなど)、4−クミ
ルフェノール、メトキシフェノール、クロロフェノー
ル、シアノフェノール等のフェノール類が例示される。
【0009】また、芳香族ジヒドロキシ化合物としては
一般式(II)
HO−Ar−OH ・・・(II)
[式中、Arはアリーレン基を示す。]で表される芳香
族ジヒドロキシ化合物(二価フェノール)が挙げられ
る。具体的には、カテコール、ハイドロキノン、レゾル
シンあるいはこれらの置換誘導体であるフェノール類が
例示される。また、芳香族ジヒドロキシ化合物としては
一般式(III)
【0010】
【化2】
【0011】[式中、Rは、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子(例えば、塩素、臭素、フッ素、沃素)あるいは
炭素数1〜8のアルキル基であり、このRが複数の場
合、それらは同一であってもよいし、異なっていてもよ
く、a及びbは、それぞれ1〜4の整数である。そして
Yは単結合、炭素数1〜8のアルキレン基、炭素数2〜
8のアルキリデン基、炭素数5〜15のシクロアルキレ
ン基、炭素数5〜15のシクロアルキリデン基または−
S−、−SO−、−SO2 −、−O−、−CO−結合も
しくは一般式(IV)
【0012】
【化3】
【0013】で表される結合を示す。]で表される炭素
数12〜27の芳香族ジヒドロキシ化合物(二価フェノ
ール)である。
【0014】ここで、上記一般式(III)で表される二価
フェノールとしては、様々なものがあるが、特に2,2
ービス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェ
ノールA]が好ましい。ビスフェノールA以外の二価フ
ェノールとしては、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン;ハイドロキノン;4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニル;ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロア
ルカン;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド;
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホキシド;ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)エーテル;ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ケトン等のビスフェノールA以外のビス(4−ヒド
ロキシフェニル)化合物またはビス(3,5−ジブロモ
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;ビス(3,5−
ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のハロ
ゲン化ビスフェノール類等が挙げられる。これらのフェ
ノール類が置換基としてアルキル基を有する場合には、
該アルキル基としては、炭素数1〜6のアルキル基、特
に炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
【0015】上記芳香族ヒドロキシ化合物と反応させる
一酸化炭素は、単体であってもよいが、不活性ガスで希
釈されていても、水素との混合ガスであってもよい。ま
た、上記芳香族ヒドロキシ化合物と反応させる酸素は、
純酸素であってもよいが、一般には不活性ガスで希釈さ
れたもの、例えば空気等の酸素含有ガスであってもよ
い。また、本発明の製造方法において用いられる触媒
は、前述したように(a)成分、(b)成分から構成さ
れている。ここで(a)成分であるパラジウム原子を金
属中心として複数個有する多核金属錯体化合物として
は、一つの多核金属化合物中にパラジウム原子を複数個
有する金属錯体化合物であれば、いかなる化合物であっ
てもよい。このような多核金属錯体化合物として具体的
には、ジフルオロビス[メチレンビス(ジフェニルホス
フィン)]ジパラジウム、ジクロロビス[メチレンビス
(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウム、ジブロモビ
ス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジ
ウム、ジヨードビス[メチレンビス(ジフェニルホスフ
ィン)]ジパラジウム、ジナイトライトビス[メチレン
ビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウム、ジアジ
ドビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパ
ラジウム、ジイソチオシアナトビス[メチレンビス(ジ
フェニルホスフィン)]ジパラジウム、ジチオシアナト
ビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラ
ジウム、ジシアナトビス[メチレンビス(ジフェニルホ
スフィン)]ジパラジウム、ジクロロビス[メチレンビ
ス(ジフェニルアルシン)]ジパラジウム、ジブロモビ
ス[メチレンビス(ジフェニルアルシン)]ジパラジウ
ム、ジヨードビス[メチレンビス(ジフェニルアルシ
ン)]ジパラジウム、ジナイトライトビス[メチレンビ
ス(ジフェニルアルシン)]ジパラジウム、ジアジドビ
ス[メチレンビス(ジフェニルアルシン)]ジパラジウ
ム、ジイソチオシアナトビス[メチレンビス(ジフェニ
ルアルシン)]ジパラジウム、ジチオシアナトビス[メ
チレンビス(ジフェニルアルシン)]ジパラジウム、ジ
シアナトビス[メチレンビス(ジフェニルアルシン)]
ジパラジウム、ジクロロビス[メチレンビス(ジフェニ
ルホスフィン)](μ−CO)ジパラジウム、ジナイト
ライトビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]
(μ−CO)ジパラジウム、ジアジドビス[メチレンビ
ス(ジフェニルホスフィン)](μ−CO)ジパラジウ
ム、ジチオシアナトビス[メチレンビス(ジフェニルホ
スフィン)](μ−CO)ジパラジウム、ジシアナトビ
ス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)](μ−C
O)ジパラジウム、ジクロロビス[メチレンビス(ジフ
ェニルホスフィン)](μ−メチルイソシアニド)ジパ
ラジウム、ジナイトライトビス[メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)](μ−メチルイソシアニド)ジパラ
ジウム、ジアジドビス[メチレンビス(ジフェニルホス
フィン)](μ−メチルイソシアニド)ジパラジウム、
ジチオシアナトビス[メチレンビス(ジフェニルホスフ
ィン)](μ−メチルイソシアニド)ジパラジウム、ジ
シアナトビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィ
ン)](μ−メチルイソシアニド)ジパラジウム、ジク
ロロビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]
(μ−フェニルイソシアニド)ジパラジウム、ジナイト
ライトビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]
(μ−フェニルイソシアニド)ジパラジウム、ジアジド
ビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)](μ−
フェニルイソシアニド)ジパラジウム、ジチオシアナト
ビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)](μ−
フェニルイソシアニド)ジパラジウム、ジシアナトビス
[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)](μ−フェ
ニルイソシアニド)ジパラジウム、テトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)トリパラジウムビス(テトラフルオ
ロボレート)、ビス(トリフェニルホスフィン)ヘキサ
(メチルイソシアニド)トリパラジウムビス(ヘキサフ
ルオロホスフェート)等が挙げられる。
【0016】本発明において、上記(a)成分の多核金
属錯体化合物は一種で用いてもよく、二種以上を組み合
わせて用いてもよい。また、これらの錯体化合物の前駆
体となり得る、複数個又は一個のパラジウム原子を有す
る化合物と(a)成分の多核金属錯体化合物をそれぞれ
単独に用いても、また物理的に混合した形のものであっ
てもよい。また、これらの多核金属錯体化合物には、反
応に支障のない限り、適宜アルキルホスフィンあるいは
芳香族ホスフィン、亜リン酸エステル、リン酸エステル
等の配位子やアセトニトリル等のニトリル配位子を組み
合わせてもよい。
【0017】本発明の製造方法においては、(b)成分
としてレドックス触媒を用いる。このレドックス触媒と
しては、ランタノイド化合物、周期律表第V族遷移金属
化合物、第VI族遷移金属化合物、第VII族遷移金属
化合物、鉄化合物、コバルト化合物、ニッケル化合物及
び銅化合物よりなる群から選ばれる少なくとも一種を用
いるが、これらは、有機錯体、有機塩及び無機塩のいず
れの形であってもよい。具体的にはセリウム化合物、バ
ナジウム化合物、クロム化合物、マンガン化合物、鉄化
合物、コバルト化合物、銅化合物等が挙げられ、好まし
くはセリウム化合物、マンガン化合物である。
【0018】特に好ましいレドックス触媒としては、C
e(TMHD)4 、Mn(TMHD)3 、Ce(Tro
p)4 、Mn(Trop)3 [ここでは、TMHDは
2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオ
ナートイオン、Tropはトロポロナートイオンを示
す。]等が挙げられる。本発明の方法に用いられる触媒
においては、上記(a)及び(b)成分の他に、さらに
必要に応じてハロゲン化オニウム化合物などの助触媒を
適当量添加することができる。ハロゲン化オニウム化合
物の例としては次の式(V)で表される化合物が挙げら
れる。
R1 R2 R3 R4 ZA ・・・(V)
【0019】(式中、Zは窒素原子またはリン原子、A
はフッ素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン原子を示す。
R1 〜R4 は、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基また
は炭素数6〜12のアリール基であり、具体的には、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、オクチル基、シクロヘキシル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基などが挙げ
られる。R1 〜R4 は各々同一でも、異なっていてもよ
い。また、R1 およびR2 、R3 およびR4 はそれぞれ
一緒になって−(CH2 )n −で表される2価の基であ
って、nが2〜7の整数であるものを形成してもよ
い。)
さらに、上記ハロゲン化オニウム化合物としては上記式
(V) で表される化合物以外のビス(トリフェニルホス
ホラニリデン)アンモニウムハライド類も使用できる。
その具体例としてはテトラ−n−ブチルアンモニウムブ
ロミド、テトラフェニルホスホニウムブロミド、ビス
(トリフェニルホスホラニリデン)アンモニウムブロミ
ド等が挙げられる。
【0020】本発明の製造方法においては、触媒の使用
量については特に制限はなく、通常の触媒量でよいが、
例えば、(a)成分については、その使用量は原料であ
る芳香族ヒドロキシ化合物1モルに対して、パラジウム
として1×10-8〜0.5モル、好ましくは1×10-6〜
1×10-2モルである。上記使用量が1×10-8未満で
は、反応速度が遅く実用的でない場合がある。一方、0.
5モルを越えても、それに相当する効果が認められず経
済的に不利である。また、(b)成分の使用量は、
(a)成分のパラジウム1モルに対して通常0.1〜10
0モル、好ましくは0.5〜50モルである。上記使用量
が0.1モル未満では、反応速度が遅い場合があり実用的
でなく、100モルを越えると生成した芳香族炭酸エス
テルの(b)成分による酸化分解反応が進行し経済的に
不利である。
【0021】本発明の製造方法においては、反応は無溶
媒下でも、溶媒中でも進行する。一般に無溶媒下で本発
明の方法を行なう方が経済的に有利ではあるが、芳香族
炭酸エステルの製造プロセス上の都合等で必要な場合
は、溶媒中で行なってもよい。ここで、使用できる溶媒
としては、例えば脂肪族炭化水素、環状脂肪族炭化水
素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、エステル、含窒素
溶媒、含硫黄溶媒等が挙げられ、本発明の製造方法に用
いる触媒の種類、組み合わせにより、適宜選択すること
ができる。
【0022】本発明においては、反応温度は特に制限は
ないが、通常は50〜200℃で、好ましくは70〜1
50℃の範囲である。上記範囲より高温では、分解反応
等の副反応が多くなり、また上記範囲より低温では、反
応速度が低下して実用的でない。また、反応圧力は、一
酸化炭素や酸素等のガス状の原料を用いるため、加圧状
態に設定することが一般的であり、一酸化炭素分圧は1
×10-2〜20MPa、好ましくは1×10-2〜10M
Paの範囲内で、酸素分圧は1×10-2〜10MPa、
好ましくは1×10-2〜5MPaの範囲内であればよ
い。特に、酸素分圧は、反応系内のガス組成が爆発範囲
を外れるように調節することが望ましく、上記反応圧力
があまり低圧では反応速度が低下し、また高圧過ぎると
反応装置が大型となり、建設費用が高く、経済的に不利
である。不活性ガスや水素等を用いる際には、その分圧
は特に規定されないが、適宜実用的な圧力範囲で用いれ
ばよい。
【0023】反応方式は、回分、半連続、連続のいずれ
でも可能である。ここで反応系の状態は、液相状態の場
合と、液相と気相の混合状態の場合と、液相と気相と固
相の混合状態の場合のいずれかである。また、触媒の反
応系における状態は、均一系であっても不均一であって
もよく、触媒を適宜選択することにより選ぶことができ
る。上記原料成分及び触媒は、必要に応じて希釈しても
よく、希釈剤としては、液相では飽和炭化水素等の不活
性溶媒が用いられ、気相では窒素、アルゴン、エタン、
プロパン等の不活性ガスが用いられる。本発明の製造方
法は、芳香族ヒドロキシ化合物、一酸化炭素及び酸素を
原料として、これらを上記特定の触媒の存在下で反応さ
せて、芳香族炭酸エステルを製造するものである。この
反応で得られる目的物である芳香族炭酸エステル(即
ち、芳香族ヒドロキシ化合物の炭酸エステル)として
は、様々なものがある。例えば、芳香族モノヒドロキシ
化合物を原料として用いた場合、一般式(VI)
【0024】
【化4】
【0025】[式中、X、nは上記一般式(I)の場合
と同じである。]で表される芳香族炭酸エステルが挙げ
られる。さらに、芳香族ジヒドロキシ化合物を原料とし
て用いた場合、一般式(VII)
【0026】
【化5】
【0027】[式中、R、a、b、Yは前記一般式(II
I)の場合と同じである。mは生成物の分子量により異な
り、1以上の整数である。なお、分子の末端構造は特に
規定されない。]で表される芳香族炭酸エステルが挙げ
られる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明を実施例及び比較例により、
更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によっ
て何ら限定されるものではない。また、以下の例で使用
した触媒、試薬は、市販の製品、または文献記載の方法
に従い調製したものである。
【0029】実施例1
容量30ミリリットルのオートクレーブに、フェノール
を3.02g(32ミリモル)、ジクロロビス[メチレン
ビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウムを6.3m
g(6マイクロモル、Pdとして12マイクロモル)、
Mn(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタ
ンジオナート)3 を14.5mg(24マイクロモル)封
入した。一酸化炭素で加圧及び脱圧することにより、こ
のオートクレーブ内を一酸化炭素置換した。その後、2
5℃換算で0.50MPaとなるように一酸化炭素を加圧
し、さらに、全体の圧力が0.75MPaとなるように空
気を加圧した。
【0030】これを100℃に加熱し、3時間反応させ
た。冷却し、脱圧した後、塩化メチレン20ミリリット
ルを添加し濃褐色の均一反応液を得た、反応液をそれぞ
れガスクロマトグラフィーによって分析した結果、ジフ
ェニルカーボネート(DPC)が0.206ミリモル生成
していた(収率1.28%)。実施例1の反応条件を第1
表に、実施例1で得られた生成物の生成量、収率、生成
速度を第2表に示す。なお、DPCの収率は、フェノー
ル基準として%で示し、DPC生成速度は、単位時間、
単位パラジウム触媒量あたりのDPC生成量をTOF
(mol−DPC/mol−Pd・時間)として示す。
【0031】比較例1
実施例1においてジクロロビス[メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)]ジパラジウムの代わりにPdBr2
3.2mg(12マイクロモル)を用いた以外は、実施例
1と同様に実施した。反応条件を第1表に、得られたD
PCの生成量、収率、生成速度を第2表に示す。
【0032】比較例2
比較例1において、(Ph3 P=)2 NBr[ビス(ト
リフェニルホスホラニリデン)アンモニウムブロミド]
0.15g(0.24ミリモル)を添加した以外は、比較例
1と同様に実施した。反応条件を第1表に、得られたD
PCの生成量、収率、生成速度を第2表に示す。
【0033】実施例2
実施例1において、(Ph3 P=)2 NBr[ビス(ト
リフェニルホスホラニリデン)アンモニウムブロミド]
0.15g(0.24ミリモル)を添加した以外は、実施例
1と同様に実施した。反応条件を第1表に、得られたD
PCの生成量、収率、生成速度を第2表に示す。
【0034】実施例3
実施例1においてジクロロビス[メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)]ジパラジウムの代わりにジブロモビ
ス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジ
ウム6.8mg(6マイクロモル、Pdとして12マイク
ロモル)を用いた以外は、実施例1と同様に実施した。
反応条件を第1表に、得られたDPCの生成量、収率、
生成速度を第2表に示す。
【0035】実施例4
実施例2においてジクロロビス[メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)]ジパラジウムの代わりにジブロモビ
ス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジ
ウム6.8mg(6マイクロモル、Pdとして12マイク
ロモル)を用いた以外は、実施例2と同様に実施した。
反応条件を第1表に、得られたDPCの生成量、収率、
生成速度を第2表に示す。
【0036】実施例5
実施例2においてジクロロビス[メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)]ジパラジウムの代わりにジシアナト
ビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラ
ジウム6.4mg(6マイクロモル、Pdとして12マイ
クロモル)を用いた以外は、実施例2と同様に実施し
た。反応条件を第1表に、得られたDPCの生成量、収
率、生成速度を第2表に示す。
【0037】実施例6
実施例2においてジクロロビス[メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)]ジパラジウムの代わりにジナイトラ
イトビス[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジ
パラジウム6.4mg(6マイクロモル、Pdとして12
マイクロモル)を用いた以外は、実施例2と同様に実施
した。反応条件を第1表に、得られたDPCの生成量、
収率、生成速度を第2表に示す。
実施例7
実施例2においてジクロロビス〔メチレンビス(ジフェ
ニルホスフィン)ジパラジウムの代わりにテトラキス
(トリフェニルホスフィン)トリパラジウムビス(テト
ラフルオロボレート)6.2mg(4マイクロモル、Pd
として12マイクロモル)を用いた以外は、実施例2と
同様に実施した。実施例7の反応条件を第1表に、実施
例7で得られたDPCの生成量、収率、生成速度を第2
表に示す。
【0038】
【表1】【0039】Pd2(dpm)2Cl2 :ジクロロビス
[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウ
ム
Pd2(dpm)2Br2 :ジブロモビス[メチレンビス
(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウム
Pd2(dpm)2(NCO)2 :ジシアナトビス[メチ
レンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウム
Pd2(dpm)2(NO2)2 :ジナイトライトビス
[メチレンビス(ジフェニルホスフィン)]ジパラジウ
ム
[ Pd3(PPh3)4](BF4)2 : テトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)トリパラジウムビス(テトラフルオ
ロボレート)
TMHD:2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘ
プタンジオナート
(Ph3 P=)2 NBr:ビス(トリフェニルホスホラ
ニリデン)アンモニウムブロミド
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】以上の如く、本発明の製造方法によれ
ば、エステル交換法によるポリカーボネート合成など種
々の有機化合物合成の中間体として、また、ポリカーボ
ネート樹脂等として有用な芳香族炭酸エステル化合物を
芳香族ヒドロキシ化合物から一段でかつ高収率で効率よ
く製造することができる。したがって、芳香族炭酸エス
テル化合物を効率よく製造できる方法として、特にポリ
カーボネート製造の分野における利用価値が高い。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for producing an aromatic carbonate, and more particularly, to an intermediate for the synthesis of various organic compounds such as the synthesis of polycarbonate by a transesterification method. The present invention also relates to a method for efficiently producing an aromatic carbonate compound useful as a polycarbonate resin or the like from an aromatic hydroxy compound. [0002] Aromatic carbonate is a useful compound as a raw material for producing polycarbonate by a transesterification method or as an intermediate raw material for various organic syntheses. As a method for producing an aromatic carbonate, there is generally a method in which an aromatic hydroxy compound and phosgene are reacted in the presence of an alkali. In this method, toxic phosgene is used, and a stoichiometric amount of an alkali salt is used. There are some problems such as by-products. Therefore, many methods for producing aromatic carbonates without using phosgene have been proposed. As a general method for producing an aromatic carbonate, a method using an oxidative carbonylation reaction of reacting an aromatic hydroxy compound to be esterified with carbon monoxide and oxygen in the presence of a catalyst has been proposed. I have. In this method, typical catalysts to be used include a catalyst obtained by combining a palladium compound with a copper compound and a base (JP-B-61-8816, JP-B-61-43338), a palladium compound, and a cocatalyst. And catalysts comprising a quinone and a tetraalkylammonium halide or an alkali metal halide or an alkaline earth metal halide (JP-A-54-135743, JP-A-54-13).
5744, JP-A-2-104564, JP-A-2-142754, JP-A-6-9505, JP-A-6-172268, JP-A-6-172
269, JP-A-6-271506, JP-A-6-271509, JP-B-6-57678, JP-A-8-89810, JP-A-8-1930
No. 56 and U.S. Pat. No. 4,349,485), a catalyst comprising a palladium compound, an alkali metal or alkaline earth metal, an iodide or onium iodide compound, and a zeolite (JP-A-1-165551);
A catalyst comprising a palladium compound, an alkali metal halide or an alkaline earth metal halide, and activated carbon (JP-A-8-92168) has been proposed. In any case, the reaction rate of the oxidative carbonylation reaction is economical. In addition, it is not sufficient from a practical point of view, and it is necessary to use a large amount of a halogen-containing compound such as an ammonium bromide as a base. Further, a method using a palladium compound, a copper compound or a lanthanoid compound, 2-hydroxypyridine, and an aprotic polar solvent (JP-A-9-110804)
However, this method is economical in that the reaction rate is sufficient in terms of economy, but an aprotic polar solvent is essential and a solvent recovery step is required. On the other hand, as a production method using no carbonyl oxidation reaction, a production method using a transesterification reaction between dimethyl carbonate and an aromatic hydroxy compound (JP-A-9-176)
No. 094) has been proposed, but this method requires a process for producing dimethyl carbonate as a raw material, and is not necessarily an economical method. Furthermore, a production method by a carbon monoxide removal reaction from diphenyl oxalate (Japanese Patent Application Laid-open No.
In order to produce an aromatic carbonate, it is necessary to carry out a carbonylation reaction using carbon monoxide and methanol as raw materials and a transesterification reaction between dimethyl oxalate and an aromatic hydroxy compound. And the process becomes complicated and not economical. SUMMARY OF THE INVENTION [0004] The present invention solves the above-mentioned problems of the conventional method for producing an aromatic carbonate, and provides an aromatic hydroxy compound in one step and in a high yield. It is an object of the present invention to provide a method for efficiently producing a carbonate ester. [0005] In view of the above situation, the present inventors have solved the problems of the prior art and have been able to efficiently convert aromatic carbonates from aromatic hydroxy compounds in one step with high yield. We worked diligently to develop a good manufacturing method. As a result, they have found that the object of the present invention can be achieved by using (a) a polynuclear metal complex compound having a plurality of palladium atoms as a metal center and (b) a redox catalyst as catalysts. The present invention has been completed based on such findings. That is, in the present invention, an aromatic hydroxy compound, carbon monoxide and oxygen are reacted in the presence of a catalyst comprising (a) a polynuclear metal complex compound having a plurality of palladium compounds as metal centers and (b) a redox catalyst. It is intended to provide a method for producing an aromatic carbonate ester characterized by the above-mentioned. DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION In the production method of the present invention, as the aromatic hydroxy compound, various conventionally known aromatic hydroxy compounds can be used and can be appropriately selected depending on the kind of the desired aromatic carbonate. For example, aromatic hydroxy compounds selected from aromatic monohydroxy compounds and aromatic dihydroxy compounds can be mentioned. As the aromatic monohydroxy compound, a compound represented by the following general formula (I): [Wherein, n represents an integer of 1 to 3;
Represents a hydrogen atom, a halogen atom (for example, chlorine, bromine, fluorine, iodine) or an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, an alkoxyl group, a cyano group or an ester group;
It may be in any of the m- or p-position. And an aromatic monohydroxy compound having 6 to 18 carbon atoms (monohydric phenol). Specific examples include phenols such as phenol, cresol, p-methylphenol, t-butylphenol (pt-butylphenol, etc.), 4-cumylphenol, methoxyphenol, chlorophenol, cyanophenol and the like. The aromatic dihydroxy compound is represented by the general formula (II) HO-Ar-OH (II) wherein Ar represents an arylene group. Aromatic dihydroxy compounds (dihydric phenols) represented by the formula: Specific examples include catechol, hydroquinone, resorcin and phenols which are substituted derivatives thereof. The aromatic dihydroxy compound is represented by the general formula (III): [Wherein, R is a hydrogen atom, a halogen atom (for example, chlorine, bromine, fluorine, iodine) or an alkyl group having 1 to 8 carbon atoms. A and b may each be an integer of 1 to 4. And Y is a single bond, an alkylene group having 1 to 8 carbon atoms, and 2 to 2 carbon atoms.
8 alkylidene group, a cycloalkylene group having 5 to 15 carbon atoms, a cycloalkylidene group having 5 to 15 carbon atoms or-
S—, —SO—, —SO 2 —, —O—, —CO— bond or general formula (IV) [0013] The bond represented by ] It is a C12-C27 aromatic dihydroxy compound (dihydric phenol) represented by these. Here, there are various dihydric phenols represented by the above general formula (III).
-Bis (4-hydroxyphenyl) propane [bisphenol A] is preferred. The dihydric phenols other than bisphenol A include 1,1-bis (4-hydroxyphenyl) methane; 1,1-bis (4-hydroxyphenyl) ethane; hydroquinone; 4,4′-dihydroxydiphenyl; (Hydroxyphenyl) cycloalkane; bis (4-hydroxyphenyl) sulfide;
Bis (4-hydroxyphenyl) sulfone; bis (4-
Bis (4-hydroxyphenyl) ether; bis (4-hydroxyphenyl) ether; bis (4-hydroxyphenyl) compound other than bisphenol A such as bis (4-hydroxyphenyl) ketone or bis (3,5-dibromo-4-hydroxyphenyl) Propane; bis (3,5-
Halogenated bisphenols such as dichloro-4-hydroxyphenyl) propane; When these phenols have an alkyl group as a substituent,
As the alkyl group, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, particularly an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms is preferable. The carbon monoxide to be reacted with the aromatic hydroxy compound may be a simple substance, but may be diluted with an inert gas or a mixed gas with hydrogen. Further, oxygen to be reacted with the aromatic hydroxy compound is
Although it may be pure oxygen, it may be generally diluted with an inert gas, for example, an oxygen-containing gas such as air. The catalyst used in the production method of the present invention is composed of the component (a) and the component (b) as described above. As the polynuclear metal complex compound having a plurality of palladium atoms as a metal center, which is the component (a), any compound may be used as long as it is a metal complex compound having a plurality of palladium atoms in one polynuclear metal compound. Good. Specific examples of such polynuclear metal complex compounds include difluorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, dibromobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, diiodobis [methylenebis (Diphenylphosphine)] dipalladium, dinitrite bis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, diazidobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, diisothiocyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, dithiocy Anatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, dicyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium, Chlorobis [methylenebis (diphenylarsine)] dipalladium, dibromobis [methylenebis (diphenylarsine)] dipalladium, diiodobis [methylenebis (diphenylarsine)] dipalladium, dinitrite bis [methylenebis (diphenylarsine)] dipalladium, diazidobis [methylenebis (diphenylarsine)] Dipalladium, diisothiocyanatobis [methylenebis (diphenylarsine)] dipalladium, dithiocyanatobis [methylenebis (diphenylarsine)] dipalladium, dicyanatobis [methylenebis (diphenylarsine)]
Dipalladium, dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-CO) dipalladium, dinitrite bis [methylenebis (diphenylphosphine)]
(Μ-CO) dipalladium, diazidobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-CO) dipalladium, dithiocyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-CO) dipalladium, dicyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine) ] (Μ-C
O) Dipalladium, dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-methylisocyanide) dipalladium, dinitrite bis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-methylisocyanide) dipalladium, diazidobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (Μ-methyl isocyanide) dipalladium,
Dithiocyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-methylisocyanide) dipalladium, dicyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-methylisocyanide) dipalladium, dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)]
(Μ-phenylisocyanide) dipalladium, dinitrite bis [methylenebis (diphenylphosphine)]
(Μ-phenylisocyanide) dipalladium, diazidobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-
Phenylisocyanide) dipalladium, dithiocyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-
Phenylisocyanide) dipalladium, dicyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] (μ-phenylisocyanide) dipalladium, tetrakis (triphenylphosphine) tripalladiumbis (tetrafluoroborate), bis (triphenylphosphine) hexa (methylisocyanide) tri Palladium bis (hexafluorophosphate) and the like can be mentioned. In the present invention, the polynuclear metal complex compound of the component (a) may be used alone or in combination of two or more. Further, a compound having a plurality of or one palladium atom, which can be a precursor of these complex compounds, and a polynuclear metal complex compound as the component (a) may be used alone or in a physically mixed form. There may be. In addition, these polynuclear metal complex compounds may be appropriately combined with a ligand such as alkyl phosphine or aromatic phosphine, a phosphite, a phosphate, or a nitrile ligand such as acetonitrile, as long as the reaction is not hindered. Is also good. In the production method of the present invention, a redox catalyst is used as the component (b). The redox catalyst is selected from the group consisting of lanthanoid compounds, Group V transition metal compounds of the periodic table, Group VI transition metal compounds, Group VII transition metal compounds, iron compounds, cobalt compounds, nickel compounds and copper compounds. At least one kind is used, and these may be in any form of an organic complex, an organic salt and an inorganic salt. Specific examples include a cerium compound, a vanadium compound, a chromium compound, a manganese compound, an iron compound, a cobalt compound, a copper compound and the like, and preferably a cerium compound and a manganese compound. Particularly preferred redox catalysts include C
e (TMHD) 4 , Mn (TMHD) 3 , Ce (Tro
p) 4 , Mn (Trop) 3 [where TMHD represents 2,2,6,6-tetramethyl-3,5-heptanedionate ion and Trop represents tropolonate ion. And the like. In the catalyst used in the method of the present invention, an appropriate amount of a co-catalyst such as an onium halide compound can be added, if necessary, in addition to the components (a) and (b). Examples of the onium halide compound include a compound represented by the following formula (V). R 1 R 2 R 3 R 4 ZA (V) wherein Z is a nitrogen atom or a phosphorus atom;
Represents a halogen atom such as fluorine, chlorine, bromine and iodine.
R 1 to R 4 are an alkyl group having 1 to 8 carbon atoms or an aryl group having 6 to 12 carbon atoms, and specifically, a methyl group, an ethyl group, a propyl group, a butyl group, a pentyl group, a hexyl group Octyl group, cyclohexyl group, phenyl group, tolyl group, xylyl group, naphthyl group and the like. R 1 to R 4 may be the same or different. R 1 and R 2 , R 3 and R 4 are taken together to form a divalent group represented by — (CH 2 ) n —, wherein n is an integer of 2 to 7. May be. Further, bis (triphenylphosphoranylidene) ammonium halides other than the compound represented by the formula (V) can also be used as the onium halide compound.
Specific examples thereof include tetra-n-butylammonium bromide, tetraphenylphosphonium bromide, and bis (triphenylphosphoranylidene) ammonium bromide. In the production method of the present invention, the amount of the catalyst used is not particularly limited, and a normal amount of the catalyst may be used.
For example, the component (a) is used in an amount of 1 × 10 −8 to 0.5 mol, preferably 1 × 10 −6 , as palladium, per mol of the aromatic hydroxy compound as a raw material.
It is 1 × 10 -2 mol. If the amount used is less than 1 × 10 −8 , the reaction rate may be too low to be practical. On the other hand, 0.
If the amount exceeds 5 moles, the corresponding effect is not recognized and it is economically disadvantageous. The amount of component (b) used is
(A) 0.1 to 10 moles per mole of the palladium component
0 mol, preferably 0.5 to 50 mol. If the amount is less than 0.1 mol, the reaction rate may be low, which is not practical. If it exceeds 100 mol, the oxidative decomposition reaction of the aromatic carbonate produced by the component (b) proceeds, which is economically disadvantageous. It is. In the production method of the present invention, the reaction proceeds in the absence of a solvent or in a solvent. In general, it is economically advantageous to carry out the method of the present invention in the absence of a solvent, but if necessary for reasons such as the production process of an aromatic carbonate, the method may be carried out in a solvent. Here, examples of the solvent that can be used include aliphatic hydrocarbons, cycloaliphatic hydrocarbons, halogenated hydrocarbons, ethers, esters, nitrogen-containing solvents, sulfur-containing solvents, and the like, and a catalyst used in the production method of the present invention. Can be selected as appropriate depending on the type and combination of. In the present invention, the reaction temperature is not particularly limited, but is usually 50 to 200 ° C., preferably 70 to 1 ° C.
It is in the range of 50 ° C. If the temperature is higher than the above range, side reactions such as a decomposition reaction increase, and if the temperature is lower than the above range, the reaction rate is reduced and is not practical. Further, the reaction pressure is generally set to a pressurized state because a gaseous raw material such as carbon monoxide or oxygen is used.
× 10 -2 to 20 MPa, preferably 1 × 10 -2 to 10 M
Within the range of Pa, the oxygen partial pressure is 1 × 10 −2 to 10 MPa,
Preferably, it should be in the range of 1 × 10 −2 to 5 MPa. In particular, the oxygen partial pressure is desirably adjusted so that the gas composition in the reaction system is out of the explosion range. When the reaction pressure is too low, the reaction speed is reduced. Expensive and economically disadvantageous. When using an inert gas, hydrogen, or the like, the partial pressure is not particularly limited, but may be appropriately used within a practical pressure range. The reaction system can be batch, semi-continuous or continuous. Here, the state of the reaction system is one of a liquid phase state, a mixed state of a liquid phase and a gas phase, and a mixed state of a liquid phase, a gas phase and a solid phase. Further, the state of the catalyst in the reaction system may be homogeneous or heterogeneous, and can be selected by appropriately selecting the catalyst. The raw material component and the catalyst may be diluted as necessary.As a diluent, an inert solvent such as a saturated hydrocarbon is used in a liquid phase, and nitrogen, argon, ethane, or a gaseous phase is used.
An inert gas such as propane is used. The production method of the present invention is to produce an aromatic carbonate by reacting an aromatic hydroxy compound, carbon monoxide and oxygen as raw materials in the presence of the above-mentioned specific catalyst. There are various aromatic carbonates (that is, carbonates of aromatic hydroxy compounds) which are the target products obtained by this reaction. For example, when an aromatic monohydroxy compound is used as a raw material, a compound represented by the general formula (VI): [Wherein, X and n are the same as those in the general formula (I). ] The aromatic carbonate represented by the formula: Further, when an aromatic dihydroxy compound is used as a raw material, a compound represented by the general formula (VII): [Wherein, R, a, b, and Y are the same as defined in the general formula (II)
Same as I). m depends on the molecular weight of the product and is an integer of 1 or more. In addition, the terminal structure of the molecule is not particularly defined. ] The aromatic carbonate represented by the formula: The present invention will now be described with reference to Examples and Comparative Examples.
As will be described in more detail, the present invention is not limited by these examples. The catalysts and reagents used in the following examples are commercially available products or those prepared according to the method described in the literature. Example 1 In a 30 ml autoclave, 3.02 g (32 mmol) of phenol and 6.3 m of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium were added.
g (6 micromol, 12 micromol as Pd),
Mn (2,2,6,6-tetramethyl-3,5-heptanedionate) 3 was encapsulated in 14.5 mg (24 μmol). By pressurizing and depressurizing with carbon monoxide, the inside of the autoclave was replaced with carbon monoxide. Then 2
Carbon monoxide was pressurized so as to be 0.50 MPa in terms of 5 ° C., and air was further pressurized so that the whole pressure was 0.75 MPa. This was heated to 100 ° C. and reacted for 3 hours. After cooling and depressurizing, 20 ml of methylene chloride was added to obtain a dark brown homogeneous reaction solution. As a result of analyzing the reaction solutions by gas chromatography, 0.206 mmol of diphenyl carbonate (DPC) was produced. (Yield 1.28%). The reaction conditions of Example 1 were changed to the first
Table 2 shows the production amount, yield, and production rate of the product obtained in Example 1 in Table 2. In addition, the yield of DPC is shown by% on the basis of phenol.
The amount of DPC generated per unit palladium catalyst amount is calculated as TOF
(Mol-DPC / mol-Pd · time). Comparative Example 1 In Example 1, PdBr 2 was used instead of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium.
The same operation as in Example 1 was carried out except that 3.2 mg (12 μmol) was used. Table 1 shows the reaction conditions.
Table 2 shows the amount, yield, and rate of production of PC. Comparative Example 2 In Comparative Example 1, (Ph 3 P =) 2 NBr [bis (triphenylphosphoranylidene) ammonium bromide]
The same operation as in Comparative Example 1 was carried out except that 0.15 g (0.24 mmol) was added. Table 1 shows the reaction conditions.
Table 2 shows the amount, yield, and rate of production of PC. Example 2 In Example 1, (Ph 3 P =) 2 NBr [bis (triphenylphosphoranylidene) ammonium bromide]
Example 1 was repeated, except that 0.15 g (0.24 mmol) was added. Table 1 shows the reaction conditions.
Table 2 shows the amount, yield, and rate of production of PC. Example 3 In Example 1, 6.8 mg (6 μmol, 12 μmol as Pd) of dibromobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium was used instead of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium. Except for the above, the procedure was the same as in Example 1.
The reaction conditions are shown in Table 1, and the amount of DPC obtained, the yield,
The production rates are shown in Table 2. Example 4 In Example 2, 6.8 mg (6 μmol, 12 μmol as Pd) of dibromobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium was used instead of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium. Other than that, it carried out similarly to Example 2.
The reaction conditions are shown in Table 1, and the amount of DPC obtained, the yield,
The production rates are shown in Table 2. Example 5 In Example 2, 6.4 mg (6 μmol, 12 μmol as Pd) of dicyanatobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium was used in place of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium. Other than that, it carried out similarly to Example 2. Table 1 shows the reaction conditions, and Table 2 shows the amount, yield, and production rate of the obtained DPC. Example 6 In Example 2, 6.4 mg of dinitrite bis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium instead of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium (6 μmol, 12% as Pd)
(Micromolar), except that was used. Table 1 shows the reaction conditions, and the amount of DPC produced
Table 2 shows the yield and the production rate. Example 7 Instead of dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine) dipalladium in Example 2, tetrakis (triphenylphosphine) tripalladiumbis (tetrafluoroborate) 6.2 mg (4 μmol, Pd
Was carried out in the same manner as in Example 2 except that 12 μmol) was used. Table 1 shows the reaction conditions of Example 7 and Table 2 shows the amount, yield, and rate of production of DPC obtained in Example 7.
It is shown in the table. [Table 1] Pd 2 (dpm) 2 Cl 2 : dichlorobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium Pd 2 (dpm) 2 Br 2 : dibromobis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium Pd 2 (dpm) 2 (NCO) 2: Jishianatobisu [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium Pd 2 (dpm) 2 (NO 2) 2: di-nitrite-bis [methylenebis (diphenylphosphine)] dipalladium [Pd 3 (PPh 3) 4 ] (BF 4) 2 : tetrakis (triphenylphosphine) tripalladium bis (tetrafluoroborate) TMHD: 2,2,6,6-tetramethyl-3,5-heptanedionate (Ph 3 P =) 2 NBr: bis (triphenylphospho) (Ranylidene) ammonium bromide 2] As described above, according to the production method of the present invention, aromatic carbonate esters useful as intermediates for synthesis of various organic compounds such as synthesis of polycarbonate by transesterification, and as polycarbonate resins and the like. The compound can be efficiently produced from the aromatic hydroxy compound in one step and in a high yield. Therefore, as a method for efficiently producing an aromatic carbonate compound, its utility value is particularly high in the field of polycarbonate production.
フロントページの続き (72)発明者 石井 宏寿 茨城県つくば市東一丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所 精密重合集中共 同研究体内 (72)発明者 上田 充 茨城県つくば市東一丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所内 (72)発明者 竹内 和彦 茨城県つくば市東一丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所内 (72)発明者 浅井 道彦 茨城県つくば市東一丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC48 BA08 BA16 BA25 BA43 BA44 BA45 BA48 BA51 BA53 BE30 BE40 KA60 4H039 CA66 CL00 Continuation of front page (72) Inventor Hirohisa Ishii 1-1, Higashi 1-chome, Tsukuba City, Ibaraki Prefecture Material Engineering and Industrial Technology Research Institute In the same research body (72) Inventor Mitsuru Ueda 1-1, Higashi 1-chome, Tsukuba City, Ibaraki Prefecture Inside the Materials Technology Institute (72) Inventor Kazuhiko Takeuchi 1-1, Higashi 1-chome, Tsukuba City, Ibaraki Prefecture Inside the Materials Technology Institute (72) Inventor Michihiko Asai 1-1, Higashi 1-chome, Tsukuba City, Ibaraki Prefecture Inside the Materials Technology Institute F term (reference) 4H006 AA02 AC48 BA08 BA16 BA25 BA43 BA44 BA45 BA48 BA51 BA53 BE30 BE40 KA60 4H039 CA66 CL00
Claims (1)
び酸素を、(a)パラジウム原子を金属中心として複数
個有する多核金属錯体化合物と(b)レドックス触媒と
からなる触媒の存在下で反応させることを特徴とする芳
香族炭酸エステルの製造方法。Claims: 1. A catalyst comprising: (a) a polynuclear metal complex compound having a plurality of aromatic hydroxy compounds, carbon monoxide and oxygen with a plurality of palladium atoms as metal centers, and (b) a redox catalyst. A method for producing an aromatic carbonate characterized by reacting in the presence.
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