JP2000062777A - イージーオープン缶 - Google Patents

イージーオープン缶

Info

Publication number
JP2000062777A
JP2000062777A JP10232016A JP23201698A JP2000062777A JP 2000062777 A JP2000062777 A JP 2000062777A JP 10232016 A JP10232016 A JP 10232016A JP 23201698 A JP23201698 A JP 23201698A JP 2000062777 A JP2000062777 A JP 2000062777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
lid
panel portion
score line
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10232016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3764279B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Matsukawa
義彦 松川
Akira Yamamoto
山本  明
Jun Kaimori
純 貝森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP23201698A priority Critical patent/JP3764279B2/ja
Publication of JP2000062777A publication Critical patent/JP2000062777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3764279B2 publication Critical patent/JP3764279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒状の固形物が混入された飲料が封入された
缶体のイージーオープン缶において、飲料の流動によっ
て容易に粒状固形物を缶体外に流出させることができる
イージーオープン缶を提供する。 【解決手段】 缶蓋1のパネル部2の外周部分にテーパ
状の傾斜部3が形成されており、傾斜部3の外周には外
周溝4が形成されている。なお、パネル部2の径方向に
おける傾斜部3とパネル部2とのなす角が一定である。
さらに、開口片8がパネル部2と同一平面上に存在して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、閉じられていな
いスコア線によって区画された缶蓋の開口片(開口予定
部)を、つまみ片を引き起すことによりスコア線におい
て破断して缶体の内部に吊り下げて開缶(開蓋)する、
イージーオープン缶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コーンの粒入りコーンポタージュや小豆
の粒入りおしるこ、果肉の粒入り果汁飲料等に代表され
る粒状の固形物入り缶飲料が市場において人気を博して
いる。この種の缶飲料は、固形物を飲料と共に飲むこと
ができ、かつ手軽に食感を楽しむことができる。
【0003】しかし、この種の缶飲料は、缶体の内部に
粒状の固形物が封入されているために、液体のみが封入
された缶飲料に使用される缶体のように缶蓋に形成され
る開口部が比較的小さい缶では、缶飲料を飲むために缶
蓋の開口部が下側になるように缶体を傾けた際に、粒状
の固形物が缶蓋の開口部で詰まってしまい、飲料の流路
を塞いでしまうことがある。そのため、飲料が缶蓋の開
口部から缶体の外部に流出することができず、飲料を飲
むことができない。継続して飲料を飲むには、缶蓋が上
方になるように缶体を一旦傾け、粒状固形物を飲料内に
落下させてから再度缶蓋が下方になるように缶体を傾
け、飲料を飲む必要がある。
【0004】このように、粒状固形物入り飲料を継続し
て飲むために缶体を上下させることがないように、缶蓋
に形成される開口部の面積を大きくした缶体が従来知ら
れている。その缶体の缶蓋を図4および図5に示す。こ
こに示す缶蓋31は、金属製の平板材から形成されてお
り、そのパネル部32が円盤状に形成されている。そし
て、そのパネル部32の外周には、図5における下方向
に窪む環状の外周溝33が形成されている。さらに、そ
の外周溝33から図5における上方向にフランジ部34
が延出している。なお、このフランジ部34が缶胴35
の開口縁部に巻き締められることによって、缶蓋31が
缶胴35に固着され、缶体が形成されている。
【0005】また、外周溝33よりもパネル部32の中
心側には、図5における下方向に窪む窪み部36が形成
されている。そして、この窪み部36には、その窪み部
36の周囲に沿って破断用の主スコア線37aと非破断
用の補助スコア線37bとから成るスコア線37が刻設
されている。そして、このスコア線37によって囲まれ
る部分が開口片38を構成している。さらに、その開口
片38には、図5における下方向に窪む補強凹ブリスタ
ー39が形成されている。そして、その補強凹ブリスタ
ー39よりもパネル部32の中央側には、補強凹ブリス
ター39に隣接して、図5における上方向に突出する補
強凸ビード40が形成されている。
【0006】さらに、パネル部32の中心部には、つま
み片41から延出する舌片部42がリベット43によっ
てパネル部32に固定されている。また、図4において
紙面よりも開口片38の手前側(上側)に位置するつま
み片41の一端部が押し下げ端44を構成しているとと
もに、リベット43を挟んで押し下げ端44とは反対側
のつまみ片41の端部が持上げ端45を構成している。
【0007】缶体を開けるには、つまみ片41の持上げ
端45を図4において紙面より手前方向に持上げる。す
ると、押し下げ端44を支点とし、リベット43の部分
を作用点とするてこ作用が生じ、両者の間にあり、リベ
ット43の近傍に位置するスコア線37から破断し始め
る。さらに、その後リベット43を支点とし、押し下げ
端44を作用点とするてこ作用が生じ、スコア線37の
破断が進行し、開口片38が缶体内部側(図4において
紙面より奥方向)に押し下げられ吊り下げられる。その
結果、缶体が開けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4と図5と
に示される従来の缶蓋31では、外周溝33からパネル
部32に亘る壁面とパネル部32とのなす角が大きく
(45°を超えている)、かつ、外周溝33と窪み部3
6とに挟まれた部分において、缶胴35側(図5におけ
る下側)に窪み46が形成されている。また、缶蓋31
と缶胴35との間に隙間47が形成され、その間隔が比
較的大きい。そのため、缶体を開け、缶蓋が下方になる
ように缶体を傾けて、缶体に封入されている粒状固形物
51入りの飲料52を飲む場合、図6に示すように、窪
み46と隙間47とに粒状固形物51が入り込み、飲料
52の流動によって粒状固形物51が缶体の外部に流出
することができなくなる。そのため、缶体内の飲料52
が全て流出した後もこの窪み46や隙間47に入り込ん
だ粒状固形物51が残留してしまう。その結果、粒状固
形物51を全て流出させ飲むことができない可能性があ
った。
【0009】また、缶体内の飲料52が残存しているう
ちに、一旦缶体を缶蓋31が上側になるように傾け、窪
み46や隙間47に嵌入した粒状固形物51を飲料中に
落下させてから、再度缶蓋31が下側になるように缶体
を傾け、飲料52を流出させて飲むとしても、落下しな
い粒状固形物51があるばかりか、飲料52中に落下し
た粒状固形物51が再度窪み46や隙間47に入り込む
可能性があった。その結果、缶体を繰り返し上下させた
としても、粒状固形物51が窪み46や隙間47に入り
込んでしまい、飲料52が全て缶体の外部に流出してし
まうと、窪み46や隙間47に入り込んだ粒状固形物5
1が缶体の外部に流出せず、缶体の内部に残留する可能
性があった。
【0010】さらに、窪み46に粒状固形物51が入り
込まないように、外周溝33とパネル部32と窪み部3
6とを同一平面上に配置させることにより、窪み46を
廃することが考えられる。しかしこの場合では、缶蓋に
必要な耐圧強度を維持することができなくなる可能性が
あった。しかも、缶蓋を保管や搬送するために缶蓋が同
じ方向を向けて積層されるので、上記のように外周溝3
3とパネル部32と窪み部36とを同一平面上に配置す
ると、缶蓋のつまみ片がそれと隣接して積層されている
缶蓋の、つまみ片が固着された面とは反対側の面(缶体
の内部側となる面)と接触する。なお、一般的には、そ
のつまみ片と接触する缶蓋の面には、缶体に封入される
飲料と缶蓋とが接触しないように、その缶蓋の面に内面
塗膜が施されている。その場合、つまみ片が接触し、缶
蓋の内面塗膜に微小な傷がつくと、缶体に飲料が充填さ
れた後に、飲料と缶蓋が直接に接触し、缶蓋から飲料中
に金属成分が溶出したり、飲料によって缶蓋が腐食され
る可能性があった。
【0011】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、粒状の固形物が混入された飲料が封入さ
れたイージーオープン缶において、飲料の流動によって
容易に粒状固形物を缶体外に流出させることができるイ
ージーオープン缶を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、略円盤状のパ
ネル部と、該パネル部の外周に形成された外周溝と、該
外周溝から延出し缶胴の開口縁部を巻き締め固着させる
ためのフランジ部と、前記パネル部の略中央部につなぎ
部が残るように、前記パネル部の略中央部からその外周
近傍に至るととも再度その略中央部に至るような線状に
刻まれているスコア線によって区画された開口片と、該
開口片の外側であって、前記つなぎ部の近傍に固着され
るとともに押し下げ端を固着部近傍の前記開口片上に位
置させかつ持上げ端を固着部を挟んで前記押し下げ端の
反対側に位置させたつまみ片とが設けられている缶蓋を
有するイージーオープン缶において、前記外周溝を構成
する前記パネル部の外周部分の少なくとも一部がテーパ
状からなる傾斜部に形成されているとともに、前記パネ
ル部の径方向においてその傾斜部と前記パネル部とのな
す角が一定であり、かつ、前記傾斜部が形成されている
前記パネル部の外周部分の近傍に前記スコア線が刻設さ
れており、そのスコア線によって区画される前記開口片
が前記パネル部と略同一平面上に存在することを特徴と
するものである。
【0013】したがって請求項1の発明によれば、パネ
ル部の外周部分の少なくとも一部がテーパ状からなる傾
斜部に形成されているとともに、パネル部の径方向にお
ける傾斜部とパネル部とのなす角がパネル部の径方向に
おいて一定であり、かつその傾斜部が形成されているパ
ネル部の近傍で、そのパネル部と略同一平面上に開口片
が存在することによって、外周溝と開口片との間に窪み
が形成されることがない。その結果、スコア線が破断さ
れ、開口片が缶内に吊り下げられて形成された開口部か
ら、飲料中の粒状固形物を飲料とともに缶体外に容易に
流出させることができるとともに、粒状固形物が外周溝
とスコア線との間に残留することを防ぐことができる。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に加えて、前記パネル部の径方向における前記傾斜部と
前記パネル部とのなす角が15°以上45°以下に形成
されており、かつ、前記外周溝の底部と前記パネル部と
の該パネル部の厚さ方向における距離が0.85mm以
上1.45mm以下であることを特徴とするものであ
る。
【0015】したがって請求項2に記載した発明によれ
ば、パネル部の径方向における傾斜部とパネル部とのな
す角が15°以上45°以下であることによって、傾斜
部の傾斜面がなだらかであるので、スコア線が破断さ
れ、開口片が缶内に吊り下げられたことにより形成され
た開口部から、粒状固形物を飲料とともに傾斜部に沿っ
てさらに容易に缶体外に流出させることができる。
【0016】また、外周溝とパネル部とのパネル部の厚
さ方向における距離が0.85mm以上1.45mm以
下であることによって、缶蓋の開口片と飲料の液面との
距離が短くなる。その結果、缶体が開缶される際に、缶
蓋の開口片が飲料の液面を叩くことによって飲料が缶体
外に飛び散ることを防ぐことができる。なお、上記距離
が0.85mm未満であると缶蓋の耐圧力が低下し、ま
た1.45mmを超えると缶蓋製造に余分な材料が必要
になる。
【0017】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2の発明に加えて、前記傾斜部と前記パネル部
との間が円弧状に形成されており、その円弧の曲率半径
が0.5mm以上1.0mm以下であり、さらに、前記
缶胴に巻き締めた後の前記フランジ部の頂部と前記外周
溝の底部との前記パネル部の厚さ方向における距離が
5.10mm以上6.05mm以下であることを特徴と
するものである。
【0018】したがって、請求項3に記載した発明によ
れば、傾斜部とパネル部との間が円弧状に形成されてお
り、その曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下であ
ることによって、缶蓋の成形の際に円弧状部分の板厚が
薄くなることを防ぐことができるとともに、缶蓋の耐圧
力を維持することができる。
【0019】また、缶蓋を缶胴に巻き締めた後における
缶蓋のフランジ部と外周溝とのパネル部の厚さ方向にお
ける距離が5.10mm以上6.05mm以下であるこ
とによって、巻き締められたフランジ部の位置を外周溝
側により近づけることができる。その結果、缶胴と缶蓋
との間に形成される隙間をより狭くさせることができ、
そこに粒状固形物が入り込むことを防ぐことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明の実施例を図面を
参照して説明する。まず図1と図2は、この発明のイー
ジーオープン缶の一例を示している。ここに示す缶蓋1
は、アルミニウム合金の平板材から形成されており、そ
のパネル部2が円盤状に形成されている。そして、この
パネル部2の外周には、傾斜部3が延出している。この
傾斜部3は、パネル部2の径方向におけるその傾斜部3
とパネル部2とのなす角θが傾斜部3の途中で変化しな
いテーパ状に形成されている。また、この角θが15°
以上45°以下になっている。さらに、パネル部2と傾
斜部3との間が、曲率半径Cが0.5mm以上1.0m
m以下である円弧となるように形成されている。
【0021】また、傾斜部3の外周には、環状の外周溝
4が形成されている。この外周溝4は、図2における下
方向に窪んでいる。なお、パネル部2から外周溝4の底
部までの距離Pが0.85mm以上1.45mm以下と
なるように外周溝4が形成されている。さらに、外周溝
4の外周にはフランジ部5が形成されている。このフラ
ンジ部5は、図2に示すように、缶胴6の開口縁部に巻
き締められることによって、缶蓋1が缶胴6に固着さ
れ、缶体が形成されている。なお、フランジ部5の頂部
と外周溝4の底部との距離Gが5.10mm以上6.0
5mm以下になっている。
【0022】他方、傾斜部3近傍に位置するパネル部2
の一部には、外側の主スコア線7aと内側の補助スコア
線7bとから成る二本の略楕円形のスコア線7が刻設さ
れている。このスコア線7はパネル部2の中心部から傾
斜部3の近傍を通って、再度パネル部2の中心部に至
り、始点と終点とが狭い間隔で隔置されるように刻まれ
ており、主スコア線7aと補助スコア線7bとは、その
始点と終点とで互いに連結している。なお、この主スコ
ア線7aと補助スコア線7bとは、外周溝4に近い外側
の主スコア線7aが内側の補助スコア線7bよりも深さ
が深くなるように刻まれており、開缶の際には主スコア
線7aのみ破断する。
【0023】これらの略楕円形の主スコア線7aと補助
スコア線7bとによってつなぎ部となる部分を残して囲
まれた部分が開口片8を構成している。なお、この開口
片8はパネル部2と同一平面上に存在している。また、
この開口片8には補強凹ビード9がスコア線7に沿って
形成されている。この補強凹ビード9は、図2における
下方向に窪んでいるものである。さらに、この補強凹ビ
ード9に囲まれた部分には、補強凸ビード10が形成さ
れている。この補強凸ビード10は、図2における上方
向に突出しているものである。なお、これらの補強凹ビ
ード9と補強凸ビード10とは、開口片8の補強を目的
として設けられているものである。
【0024】また、パネル部2の中心部には、つまみ片
11がリベット12によって固定されている。つまり、
このつまみ片11の先端内側に片持ち状に形成された平
板状の舌片部13がリベット12によってパネル部2に
固定されている。この舌片部13よりも図1における左
側に位置するつまみ片11の端部が押し下げ端14を構
成しており、リベット12を挟んで押し下げ端14とは
反対側のつまみ片11の端部が持上げ端15を構成して
いる。そしてこの持上げ端15の図1において紙面より
奥側(下側)には、外周溝4に連結する凹部16が形成
されている。この凹部16は持上げ端15に指を掛け易
くするためである。
【0025】また、凹部16よりもパネル部2の中心側
であり、かつつまみ片11の図1において紙面より奥側
(下側)には、図1において紙面より手前(上)方向に
突出する突起17が二つ設けられている。これらの突起
17は、つまみ片11を持上げやすくするために、つま
み片11をパネル部2から浮かせるためのものである。
さらに、つまみ片11の舌片部13近傍において、開口
片8が存在しない部分には、舌片部13に沿って曲線状
の補強ビード18が設けられている。この補強ビード1
8は、図1において紙面より奥(下)方向に窪んでいる
ものである。なお、この補強ビード18は、缶蓋1を開
口するためにつまみ片11が持上げられる際に、そのつ
まみ片11がリベット12によって固着しているパネル
部2の部分が変形し、スコア線7(主スコア線7a)が
破断しないことがないよう、その部分を補強するために
設けられている。そして、スコア線7とつまみ片11と
の外側のパネル部2には、それらに沿って曲線状の保護
ビード19が設けられている。この保護ビード19は、
開けられた缶体から飲料を飲む際に、開口した主スコア
線7aの破断端に唇が触れることを回避するためのもの
であり、かつ缶蓋1を成形する際に生じるルーズメタル
を除去させる役目を果たしている。
【0026】つぎに、この発明のイージーオープン缶の
一例の作用について説明する。上述した缶蓋1が用いら
れた缶体を開けるには、まず、つまみ片11の持上げ端
15を図1において紙面より手前(上)方向に引き起こ
す。持上げ端15を引き起こすことによって、押し下げ
端14を支点としかつリベット12の部分を作用点とす
るてこ作用が生じる。その結果、両者の間の主スコア線
7aの部分で破断が生じる。その後、リベット12の部
分を支点としかつ押し下げ端14を作用点とするてこ作
用が生じ、開口片8を図2における下方向に押し下げる
ことにより主スコア線7aに沿った破断が拡大するとと
もに、開口片8が缶の内側に折り曲げられ、つなぎ部で
吊り下げられ、缶体が開けられる。
【0027】なお、パネル部2の厚さ方向における外周
溝4とパネル部2との距離Pが0.85mm以上1.4
5mm以下であることによって、開缶の際に開口片8が
缶体の内部に封入された飲料の液面を叩くことによっ
て、飲料が缶体の外部に飛び散ることを防ぐことができ
る。
【0028】また、パネル部2と傾斜部3との間が、曲
率半径Cが0.5mm以上1.0mm以下である円弧と
なるように形成されていることによって、缶蓋成形加工
時の局部的な板厚減少を防止するとともに、缶蓋1の耐
圧力が良好に維持されている。
【0029】図3は、開けられた缶体を缶蓋1が下側に
なるように傾けた状態を示す図である。なお、缶体には
粒状固形物入り飲料が封入されており、ここに示す状態
はその粒状固形物入り飲料を消費者が飲む状態を示して
いる。ここに示すように、飲料20中に混入された粒状
固形物21が、缶胴6を傾けることによって飲料20と
ともに缶体から流出する。その際に、缶蓋1の開口部と
パネル部2とが同一平面上に存在しているとともに、パ
ネル部2の径方向における傾斜部3とパネル部2とのな
す角θが15°以上45°以下になるように傾斜部3が
形成されているので、傾斜部3に接触した粒状固形物2
1が飲料20の流動によって傾斜部3に沿って転動し、
容易に缶体外に流出する。したがって、粒状固形物21
が外周溝4とスコア線7aの破断端との間に残留するこ
とがない。また、フランジ部5の頂部と外周溝4の底部
とのパネル部2の厚さ方向における距離Gが5.10m
m以上6.05mm以下となるように缶蓋1が形成され
ているので、缶蓋1と缶胴6との間に形成される隙間2
2の間隔が比較的小さい。そのため、粒状固形物21が
隙間22に入り込むことを防ぐことができるので、粒状
固形物21が隙間22に殆ど残留することがない。その
結果、ほぼ全ての粒状固形物21を容易に缶体外に流出
させ、それを飲むことができる。
【0030】ここで、この発明のイージーオープン缶の
一例が用いられた缶体に粒状固形物入り飲料が封入され
ている場合における、この缶蓋の効果を実証する実験に
ついて説明する。なお、使用した缶蓋1は、従来例の缶
蓋とテスト1用、テスト2用、テスト3用の4種類であ
り、缶蓋1の各部の形状、寸法は表1に示す通りであ
る。なお、使用した材料は、いずれもアルミニウム合金
(A5025H18)製の板材であり、その板厚は0.
250mmである。また、缶胴6に巻き締める前の缶蓋
1の外径は、いずれも57.6mmである。
【0031】
【表1】 なお、表1において、距離αは、つまみ片11の中心と
つまみ片11を缶蓋1に固着させるリベット12とを結
ぶ直線が、主スコア線7aを横切っている部分のうち、
パネル部2の周辺部分とリベット12との距離を表して
いる。
【0032】まず、テスト1用の缶蓋1が固着された缶
胴6を10本用意し、これら缶蓋1が真下になるように
静置する。なお、缶胴6には底蓋が取り付けられていな
い。そして、それらの缶胴6の内部にそれぞれ、上方か
ら粒状固形物21であるコーン粒が混入された飲料20
であるコーンポタージュを190g注入する。なお、こ
のコーンポタージュには市販の「つぶたっぷりコーンポ
タージュ」(株式会社ポッカコーポレーションの商品
名)が用いられている。そして、このコーンポタージュ
にはコーン粒が190g当たり約65個混入している。
また、コーンポタージュはその温度が常温(25℃)に
保たれている。
【0033】つぎに、コーンポタージュが注入された缶
胴6の上方の開口部をシール等によって塞いで缶体を形
成するとともに、コーンポタージュを密封する。そし
て、缶胴6を缶蓋1が真上になるように上下を反転さ
せ、その後、缶胴6を5回上下動させる。これは、コー
ンポタージュをよく攪拌するとともに、コーン粒が缶底
に沈降せずにコーンポタージュ内に充分分散させるため
に行う。
【0034】つぎに、コーンポタージュが封入された缶
体の缶蓋1を開ける。まず、つまみ片11の持上げ端1
5を引き起こし、スコア線7(主スコア線7a)を破断
させることによって開口片8を缶体内部に押し下げ、つ
なぎ部をヒンジ部として吊り下げ状態とする。その際、
5本の缶体はつまみ片11とパネル部2とのなす角が9
0°になるまでつまみ片11を引き起し、残りの5本の
缶体はつまみ片11とパネル部2とのなす角が180
°、つまり、つまみ片11の表裏が反対になるまで引き
起こす。その後、引き起こしたつまみ片11を元の位置
まで押し倒す。
【0035】そして、缶蓋1を下方にし、かつ水平面と
缶胴6の長手方向とのなす角が20°となるように、缶
胴6を傾斜させる。なお、缶蓋1のスコア線7(主スコ
ア線7a)が破断することにより缶蓋1に形成される開
口部が、缶蓋1において下側になるように缶胴6が傾斜
される。すると、コーンポタージュが缶蓋1の開口部か
ら缶体外部に流出する。そして、コーンポタージュがほ
ぼ缶体外部に流出し、その流出が途切れるまでの時間を
計測する。そして、コーンポタージュの流出が途切れた
時点で、缶体を缶蓋1が真上になるように静置する。そ
の後、缶胴6のシールを除去し、缶体内部に残留したコ
ーン粒の個数を計数する。
【0036】なお、コーン粒が缶蓋1の開口部に詰まる
ことによってコーンポタージュが缶体外部に流出するこ
とができなくなった場合には、缶蓋1が真上を向くよう
に一旦缶胴6を起立させ、詰まったコーン粒をコーンポ
タージュ内に落下させてから、再度缶胴6を傾斜させ
る。
【0037】さらに、この実験を、コーンポタージュが
缶体外部に流出し始めてから流出が途切れるまでの時
間,コーン粒が詰まることにより缶胴6を上下させた回
数,缶体内部に残留したコーン粒の個数を記録し、つま
み片11とパネル部2とのなす角が90°までつまみ片
11が引き起こされた5本の缶体と、180°まで引き
起こされた5本の缶体とについて、平均値と標準偏差と
を算出する。そして、算出された結果をテスト1とす
る。
【0038】他方、テスト2用の缶蓋1とテスト3用の
缶蓋1とが固着された缶胴6を各10本、合計20本用
意し、テスト2用缶蓋1とテスト3用缶蓋1が固着され
たもの各5本、合計10本ずつに分け、上述の実験と同
様の実験を行う。そして、算出された結果をテスト2,
テスト3とする。また、従来例である図4に示す缶蓋3
1が固着された缶胴を10本用意し、上述の実験と同様
の実験を行う。そして、算出された結果を従来例とす
る。
【0039】実験結果を表2と表3とに示す。なお、表
2はつまみ片11とパネル部2とのなす角が90°まで
つまみ片11が引き起こされた5本の缶体の平均値を示
し、表3はつまみ片11が180°まで引き起こされた
5本の缶体の平均値を示している。また、かっこ内の数
値はそれぞれの標準偏差を示している。
【0040】
【表2】
【表3】 表2と表3とから明らかなように、本発明の一例である
缶蓋1が用いられた缶体の方が従来例である缶蓋31が
用いられた缶体よりも、缶体内部に残留するコーン粒の
個数を大幅に減少させることができるとともに、缶体を
上下させる回数も大幅に減少させることができる。
【0041】なお、この実施例では、缶蓋1の材料とし
てアルミニウム合金が用いられたが、この発明はこれに
限定されることはなく、スコア線7においてパネル部2
を破断することができる材料であればよい。
【0042】また、この実施例では、粒状固形物21に
コーン粒が、飲料20にコーンポタージュが用いられた
実験例が示されたが、小豆の粒入りおしるこや果肉の粒
入り果汁飲料等の他の粒状固形物入り飲料にも、同様の
効果を奏すると考えられる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明では、外周溝を構成しているパネル部の外周部分
の少なくとも一部がテーパ状からなる傾斜部に形成され
ているとともに、パネル部の径方向における傾斜部とパ
ネル部とのなす角が一定であり、かつその傾斜部が形成
されているパネル部の近傍で、そのパネル部と略同一平
面上に開口片が存在することによって、外周溝と開口片
との間に窪みが形成されることがない。その結果、スコ
ア線が破断され、開口片が缶体内に吊り下げられること
により形成された開口部から飲料中の粒状固形物を飲料
とともに缶体外に容易に流出させることができるととも
に、粒状固形物が外周溝とスコア線との間に残留するこ
とを防ぐことができる。
【0044】また、請求項2に記載した発明では、パネ
ル部の径方向における傾斜部とパネル部とのなす角が1
5°以上45°以下であることによって、傾斜部の傾斜
面がなだらかであるので、形成された開口部から粒状固
形物を飲料とともに傾斜部に沿ってさらに容易に缶体外
に流出させることができる。
【0045】また、外周溝とパネル部とのパネル部の厚
さ方向における距離が0.85mm以上1.45mm以
下であることによって、缶蓋の開口片と飲料の液面との
距離が短くなる。その結果、缶体が開缶される際に、缶
蓋の開口片が飲料の液面を叩くことによって飲料が缶体
外に飛び散ることを防ぐことができる。
【0046】さらに、請求項3に記載した発明では、傾
斜部とパネル部との間が円弧状に形成されており、その
曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下であることに
よって、缶蓋の成形の際に円弧状部分の板厚が薄くなる
ことを防ぐことができるとともに、缶蓋の耐圧力を維持
することができる。
【0047】また、缶蓋を缶胴に巻き締めた後における
缶蓋のフランジ部と外周溝とのパネル部の厚さ方向にお
ける距離が5.10mm以上6.05mm以下であるこ
とによって、巻き締められたフランジ部の位置を外周溝
側により近づけることができる。その結果、缶胴と缶蓋
との間に形成される隙間をより狭くさせることができ、
そこに粒状固形物が入り込むことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のイージーオープン缶の一例を示す
平面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 開けられたこの発明のイージーオープン缶を
傾け、飲料を流出させている状態を示す断面図である。
【図4】 従来のイージーオープン缶の一例を示す平面
図である。
【図5】 図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】 開けられた従来のイージーオープン缶を傾
け、飲料を流出させている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…缶蓋、 2…パネル部、 3…傾斜部、 4…外周
溝、 6…缶胴、 7…スコア線、 7a…主スコア
線、 7b…補助スコア線、 8…開口片、 11…つ
まみ片、 20…飲料、 21…粒状固形物。
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月26日(1999.1.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ここで、この発明のイージーオープン缶の
一例が用いられた缶体に粒状固形物入り飲料が封入され
ている場合における、この缶蓋の効果を実証する実験に
ついて説明する。なお、使用した缶蓋1は、従来例の缶
蓋とテスト1用、テスト2用、テスト3用の4種類であ
り、缶蓋1の各部の形状、寸法は表1に示す通りであ
る。なお、使用した材料は、いずれもアルミニウム合金
(A5052H18)製の板材であり、その板厚は0.
250mmである。また、缶胴6に巻き締める前の缶蓋
1の外径は、いずれも57.6mmである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円盤状のパネル部と、該パネル部の外
    周に形成された外周溝と、該外周溝から延出し缶胴の開
    口縁部を巻き締め固着させるためのフランジ部と、前記
    パネル部の略中央部につなぎ部が残るように、前記パネ
    ル部の略中央部からその外周近傍に至るととも再度その
    略中央部に至るような線状に刻まれているスコア線によ
    って区画された開口片と、該開口片の外側であって、前
    記つなぎ部の近傍に固着されるとともに押し下げ端を固
    着部近傍の前記開口片上に位置させかつ持上げ端を固着
    部を挟んで前記押し下げ端の反対側に位置させたつまみ
    片とが設けられている缶蓋を有するイージーオープン缶
    において、 前記外周溝を構成する前記パネル部の外周部分の少なく
    とも一部がテーパ状からなる傾斜部に形成されていると
    ともに、前記パネル部の径方向におけるその傾斜部と前
    記パネル部とのなす角が一定であり、かつ、前記傾斜部
    が形成されている前記パネル部の外周部分の近傍に前記
    スコア線が刻設されており、そのスコア線によって区画
    される前記開口片が前記パネル部と略同一平面上に存在
    することを特徴とするイージーオープン缶。
  2. 【請求項2】 前記パネル部の径方向における前記傾斜
    部と前記パネル部とのなす角が15°以上45°以下に
    形成されており、かつ、前記外周溝の底部と前記パネル
    部との該パネル部の厚さ方向における距離が0.85m
    m以上1.45mm以下であることを特徴とする請求項
    1に記載のイージーオープン缶。
  3. 【請求項3】 前記傾斜部と前記パネル部との間が円弧
    状に形成されており、その円弧の曲率半径が0.5mm
    以上1.0mm以下であり、さらに、前記缶胴に巻き締
    めた後の前記フランジ部の頂部と前記外周溝の底部との
    前記パネル部の厚さ方向における距離が5.10mm以
    上6.05mm以下であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のイージーオープン缶。
JP23201698A 1998-08-18 1998-08-18 イージーオープン缶 Expired - Fee Related JP3764279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23201698A JP3764279B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 イージーオープン缶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23201698A JP3764279B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 イージーオープン缶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000062777A true JP2000062777A (ja) 2000-02-29
JP3764279B2 JP3764279B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=16932647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23201698A Expired - Fee Related JP3764279B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 イージーオープン缶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3764279B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173142A (ja) * 2001-12-06 2002-06-18 Mai Yokoyama 缶容器
JP2016036315A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 缶入りオニオンスープ飲料及びその製造方法
JP2017137078A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 大和製罐株式会社 缶蓋

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61153735U (ja) * 1985-03-18 1986-09-24
JPS6445250A (en) * 1987-08-11 1989-02-17 Mitsubishi Metal Corp Can lid of aluminum can for drinking water and preparation thereof
JPS6442237U (ja) * 1987-09-07 1989-03-14
JPH04102546A (ja) * 1990-08-17 1992-04-03 Kunihiko Kamei 飲料用缶
JP3021835U (ja) * 1995-08-23 1996-03-12 株式会社永谷園 缶容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61153735U (ja) * 1985-03-18 1986-09-24
JPS6445250A (en) * 1987-08-11 1989-02-17 Mitsubishi Metal Corp Can lid of aluminum can for drinking water and preparation thereof
JPS6442237U (ja) * 1987-09-07 1989-03-14
JPH04102546A (ja) * 1990-08-17 1992-04-03 Kunihiko Kamei 飲料用缶
JP3021835U (ja) * 1995-08-23 1996-03-12 株式会社永谷園 缶容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173142A (ja) * 2001-12-06 2002-06-18 Mai Yokoyama 缶容器
JP2016036315A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 缶入りオニオンスープ飲料及びその製造方法
JP2017137078A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 大和製罐株式会社 缶蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JP3764279B2 (ja) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8573432B2 (en) Vent opening mechanism
US8360262B2 (en) Integrated food packaging system having a cup, a container, and a cover
US4187954A (en) Beverage container lid
US20100000997A1 (en) Double-ended openers beverage can
EP3092176B1 (en) Lid for containers of substances and container of substances comprising said lid
US5782373A (en) Metal container with means for allowing a rapid emptying of the container
US4982862A (en) Digitally openable, resealable container closure
US3544025A (en) Full open end
US20130299497A1 (en) Lid for beverage can
JP2000062777A (ja) イージーオープン缶
US20040045410A1 (en) Method and apparatus for opening of containers
US6129230A (en) End closure with improved non-detachable opening panel
US3591038A (en) Easy-open end with abuse-resistant opening tab
JP7452005B2 (ja) 缶蓋及び缶詰
JP4666952B2 (ja) 缶蓋
JPH10129695A (ja) 上部全面開放式缶容器及びその製造方法
JPH09254975A (ja) イージーオープン缶蓋
JP3081667U (ja) 飲料用容器
JP2023541218A (ja) 物質容器の蓋及び蓋を備える物質容器
JPH06127547A (ja) 缶の金属製蓋
JPH0826274A (ja) 開口容易な蓋
JPH09254978A (ja) イージーオープン缶蓋
JPS5864944A (ja) 簡易開放型容器の蓋体
JPH09254976A (ja) イージーオープン缶蓋
JPH107141A (ja) 開缶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140127

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees