JP2000060879A - 丸顔動物用頭部保定具。 - Google Patents

丸顔動物用頭部保定具。

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JP2000060879A
JP2000060879A JP10270462A JP27046298A JP2000060879A JP 2000060879 A JP2000060879 A JP 2000060879A JP 10270462 A JP10270462 A JP 10270462A JP 27046298 A JP27046298 A JP 27046298A JP 2000060879 A JP2000060879 A JP 2000060879A
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Yutaka Yoshino
豊 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】丸顔動物の頭部の動きを抑止して安全に診療で
きるようにすること。 【解決手段】丸顔動物の頭部を収納する収頭部を形成
し、その背側に鼻、目および耳を露出させる開窓部を一
個あるいは複数個所設け、さらに、収頭部の前縁に把持
部を後縁に頚係止部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、丸顔動物、すなわ
ち猫およびシーズ、ペキニーズやパグなど顔が丸い短頭
種の犬を主対象とする丸顔動物用頭部保定具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、動物病院で犬や猫を無麻酔で診療
するとき、頭部の動きを抑止するために、シェルティー
やプードルなどの顔の長い長頭種の犬ならば、片手で口
を握り締めたり、口輪をはめて保定するなどして安全に
診療をおこない、また、獣医師や助手の安全性を確保し
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、丸顔動物の
場合、口輪を使用できないので頭部の保定が困難であ
る。そのため、目や耳の診療中に頭を振って暴れたり、
咬み付いたりして安全に治療できない。また、助手の手
を振りほどき診察台から落下して骨折したり、あるい
は、病院の外に逃げ出して交通事故に遭ったりするなど
たいへん厄介な不祥事が絶えなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、上記
不祥事を解決するために、動物診療の現場で鋭意研究を
重ねつつ、動物の種類、年齢、性別、頭部(鼻先から後
頭部)、耳と耳の間隔、耳と目の距離及び体重などを測
定した。それらの計測値から、頭部の大小に差はあるも
のの、ほぼ同一範疇内の形態を示していることを見出し
た。 【0005】上記知見に基づいて本発明は、透明なヘル
メット状の収頭部2で丸顔動物の頭部を包み、鼻や目、
耳を露出させる開窓部3を設けると共に、収頭部2を片
手で支持できる把持部5を収頭部2の前縁に設けてい
る。このようにすると、口輪を装着できない丸顔動物の
頭部を簡単かつ確実に保定することができる。その結
果、上記不祥事が完全に解消されるので、安心して診療
に専念できるようになる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の丸顔動物用頭部保定具1
では、頭部を収納するヘルメット状収頭部2に鼻や目、
耳を露出させる開窓部3をを設ける。 【0007】上記開窓部3が、十分な機能を果たすに
は、確実な保定ができることと、鼻や目、耳周囲も診療
できるように、開窓部3をできるだけ大きく設けると効
果的である。さらに、動物が激しく抵抗することによる
強力な頭部の動きを抑止すために、丸顔動物用頭部保定
具1を、確実に装着し、安定した保定が必要になる。そ
こで、収頭部2縁において前方の両側に左右一対の扉状
顎係止部4を設けると共に、収頭部2の前縁に把持部5
を、そして、収頭部2後縁に首係止部7を設け、その先
端部に止め具を固着する。 【0008】また、把持部5は円筒状で、腹側は下向き
のC字状に切り離し、片手で握って絞り込むと、これに
連動して収頭部2に設けた前記左右一対の扉状顎係止部
4が顎の下で寄り合って重なり顎部を支持し、また同時
に、収頭部2の両側も頬の下で包むように圧迫して頭部
を支持し、より確実に保定ができるようにすることが好
ましい。また、本発明の丸顔動物用頭部保定具1の材料
には何を用いてもよいが、前記の鼻や、目、耳の診療の
他に、頭部の皮膚や口腔などを観察できる透明性に優
れ、そして容易に製造できるポリプロピレンやポリエチ
レン、メチルペンテン樹脂などが適している。 【0009】 【実施例】以下、本発明の丸顔動物用頭部保定具1の実
施例について、図面に基づいて説明する。ただし、以下
に示す図面はもっぱら説明のためのものであって、本発
明の範囲を限定するものではない。 【0010】図1は、本発明の一実施例の使用状態を示
す側面図である。該図を参照にして説明すると、収頭部
2は、丸顔動物の頭部にフィットするヘルメット状に作
成し、背側に鼻、目、耳などを露出させる開窓部3とし
て鼻窓31、目窓32および耳窓33を個別に設けてい
る。また丸顔動物用頭部保定具1が脱げたり気管を圧迫
することのないように、頚の太さに合わせて簡単に装着
できる首係止部7を設け、その両端に、マジックテープ
やホック、フェライト、あるいは磁石などの係止具を取
り付けることができる。収頭部2の前縁に設けた把持部
5は、片手で握れるほどの太さの円筒状に作成する。そ
して握って絞り込んだとき外周が細くなり、これに連動
して収頭部2の側面は頬部を包み込むように圧迫され、
また同時に、左右一対の扉状顎係止部4は寄せ合って重
なり、頭部を確実に保定されるようにしている。 【0011】図2の実施例に示されている背面図では、
収頭部2の背側に、前方から後方に向けて、順次、開窓
部3を構成する鼻窓31と左右両目を一括したフリーサ
イズタイプの目窓32、同じく耳窓33を横並びに形成
している。開窓部3を構成する各窓31、32、33
は、把持部5を絞り込むことによって収頭部2の両側と
扉状顎係止部4が寄せ合わされるので、丸顔動物の様々
な大きさの頭部、および鼻、目、耳にもフィットするよ
うに形成している。 【0012】図3に示されている底面図の実施例では、
収頭部2両側縁は、互いに向かい合い緩やかな彎曲状に
形成し、さらに、その前方の収頭部2縁の両側に、顎の
先端部を下から抱きかかえるように支持する左右一対の
扉状顎係止部4を前記同様緩やかな彎曲状に突設するこ
とが好ましい。把持部5は、収頭部2と扉状顎係止部4
と一体的に形成し、そして、腹側面の一部を横軸に切除
して切り欠部6を形成する。このようにして把持部5を
握って絞り込んだとき、これに連動して収頭部2の両側
は、互いに内側に向かいあって接近しやすくしている。 【0013】図4に示されている丸顔動物用頭部保定具
1aの実施例2では、収頭部2に設けられた開窓部3a
が鼻窓31aと左右2個所の片目窓34、34、および
左右2個所の片耳窓35、35とで構成されている。こ
のようにすると、鼻窓31a、目窓34、34と、耳窓
35、35の各窓の形態は、使用時に歪みはないので猫
や幼犬のような頭部の小さい動物に用いると、頭部にフ
ィットして鼻や目、耳などの露出などを完璧にすること
ができる。 【0014】図5に示されている丸顔動物用頭部保定具
1bの実施例3では、収頭部2に設けられた開窓部3b
が鼻窓31bと左右の目耳窓36、36とで構成されて
いる。このようにして、収頭部2が多少ずれても、鼻
や、目、耳の露出に支障ないようにし、楽に保定できる
ようにしている。 【0015】図6に示されている実施例4においては、
収頭部2に設けられた開窓部3cが両目両耳窓37を単
独に形成し、鼻窓が形成されないことを特徴としてい
る。このように、両目、両耳をひとまとめにして自動車
天井のカールーフ状に形成すると、目や耳以外の顔面の
診療にも役立って便利である。 【0016】図7に示されている実施例5は、収頭部2
の背側に3dを構成する目窓38と耳窓39を形成し、
また、収頭部2両側のいずれか一方に、下顎部全体を支
持する受け皿状の下顎収納部9を併設ている。把持部と
首係止部はそれぞれ上下2分割した把持部11、11と
首係止部12、12とを形成し、前記同様に収頭部2と
一体的に形成するとよい。そして、開閉自在にするため
の連結部8は、収頭部2と下顎収頭部9とを一体的に形
成して設けてもよいし、また、個別に作成して蝶番など
を取り付けることもできる。また、反対側収頭部2中央
部の縁に係止具としてマジックテープや他の止め具を取
り付ける。この実施例は、パグとかシーズのような成犬
で大きな頭部にフィットするように作成しているので、
把持部11、11を握るだけでよい。 【0016】本発明の丸顔動物用頭部保定具1の使用方
法は、収頭部2の両側を左右に引っ張って大きく開き頭
上から帽子を被せるように装着する。首係止部7の係止
具を締めて、直ちに把持部5を片手で持って握り締めて
頭部を保定する。 【0017】つづいて保定者は、片方の手で把持部5を
握り閉めながら、もう一方の手で丸顔動物の前肢を左右
一緒につかみ、同時に脇腹に抱え腕で動物の体を挟むよ
うに保定する。 【0018】取りは外すときは、把持部5から手を離
し、つづいて首係止部7の係止を解除すると同時に収頭
部の両側を左右に開いて持ち上げれば簡単に取り外すこ
とができる。 【発明の効果】本発明に係わる丸顔動物用頭部固定具
は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載さ
れるような効果を奏する。 【0019】診療に際して、口を強く握っている手が白
くなるほど力を入れたり、あるいは、荒々しく紐や包帯
で縛り付けたり、口輪などの装着は必要ない。 【0020】猫やパグ、シーズなど短頭種の丸顔動物の
頭部保定に、本発明に係わる動物用頭部保定具を用いる
と、動物に苦痛や損傷を与えることなく、頭上から瞬時
にスマートに装着できる。そして、咬まれることなく無
駄な興奮や抵抗を抑止される。 【0021】眼科、耳鼻科、口腔疾患などの他,頭部お
よび顔部の皮膚疾患の観察や診断にも、安全に使用でき
るので診療に専念できる。 【0022】また、丸顔動物を飼育する家庭における保
健衛生管理、例えば、毎日の耳や目の手入れ、爪切り、
ブラッシングやシャンプーなどが、簡単におこなうこと
ができる。 【0023】さらに、動物美容室やペットショップにお
いても、トリーミングやシャンプー、宿泊のための預か
りの際、咬付く丸顔動物の対策として効果的に使用でき
る。 【0024】以上のごとく、本発明は、獣医診療をはじ
めとして多目的に応用され、動物に与える悪影響はな
く、また、各疾病の治療計画どうり安全且つ的確な診療
を施すことができるので、獣医医療と動物の福祉に貢献
するところ甚大である。 【0026】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の使用状態を示す側面図であ
る。 【図2】図1に示した実施例の平面図である 【図3】図1に示した実施例の底面図である。 【図4】本発明の別の実施例を示す平面図である。 【図5】本発明の別の実施例を示す平面図である。 【図6】本発明の別の実施例を示す平面図である。 【図7】本発明の別の実施例を示す平面図である。 【符号の簡単な説明】 1、1b、1c、1d 丸顔動物用頭部保定具 2 収頭部 3、3a、3b、3c、3d 開窓部 4 顎係止部 5、10 把持部 6 切り欠部 7、11 首係止部 8 連結部 9 下顎収納部 31、31a、31b 鼻窓 32、34、38 目窓 33、35、39 耳窓 36 左右別目耳集約窓 37 左右目左右耳集約窓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 丸顔動物の頭部を収納することのできる
    大きさと形状をした収頭部(2)に、丸顔動物の鼻や目
    及び耳を露出させる開窓部(3)を1個あるいは複数個
    所設けると共に、収頭部(2)の前縁に片手で握るため
    の把持部(4)を設けた、ことを特徴とする丸顔動物用
    頭部保定具。
JP10270462A 1998-08-19 1998-08-19 丸顔動物用頭部保定具。 Pending JP2000060879A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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