JP2000050972A - 組立式棚 - Google Patents

組立式棚

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JP2000050972A
JP2000050972A JP10236582A JP23658298A JP2000050972A JP 2000050972 A JP2000050972 A JP 2000050972A JP 10236582 A JP10236582 A JP 10236582A JP 23658298 A JP23658298 A JP 23658298A JP 2000050972 A JP2000050972 A JP 2000050972A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立式棚は、棚板の被積載部における両面の
いずれを上にしても棚板を使用することができ、かつ、
棚板の安定性が高い。 【解決手段】 棚板2と、この棚板2の受け穴部4の内
面に、筒状の棚板ストッパー5を介して嵌合し上記棚板
2を支持する支柱6とを備え、上記棚板2の受け穴部4
は、断面が略多角形の内面で構成されているとともに、
当該略多角形の各内面が上下方向にテーパ面をなし、か
つ当該各内面のテーパ面は円周方向に下向きのテーパ面
と上向きのテーパ面とが交互に繰り返されて構成されて
おり、上記棚板ストッパー5は、上記支柱6の所望位置
にて外装される構造で構成され、その外周面には上記棚
板2の受け穴部4のテーパ面とは逆テーパとなる上向き
のテーパ面と下向きのテーパ面とが円周方向に交互に繰
り返されて構成されており、上記棚板2は、所望位置に
て支柱6に外装された上記棚板ストッパー5に、棚板2
の受け穴部4の内面のテーパ面と棚板ストッパーの外面
のテーパ面相互間のくさび作用によって固定されること
を特徴とする組立式棚1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立式棚に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、組立式棚としては、種々のものが
提案されている。例えば、実公平5−35711号公報
では、棚板としては、長方形の硬質板の四辺を同じ側に
起立させて浅い箱状とした板材を用い、板材の4隅には
短筒を固定し、棚板の短筒と支柱との隙間には棚板固定
部材を挿入し、当該棚板固定部材としては、内面が支柱
に密接して支柱を包囲し、かつ外面が円錐台状を呈する
2部分からなるもので、しかも内面にはピンを突出させ
て支柱に設けられた孔内に陥入させるようにし、短筒は
内側に奥に向かって狭くなる両端対称の円錐台状面を備
え、その内側の円錐台状面が棚板固定部材における外側
の円錐台状面の大径部分に密接する形状である棚板が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公平5−35711号公報記載の棚板は、棚板を上下逆
にしても用いることができるという特色を有している
が、棚板の短筒内部と、棚板固定部材との密接部分が少
ないため、棚板の安定性が低く、棚板は支柱に充分強固
に固定されていない。また、棚板固定部材の支柱への固
定は、支柱の孔に2つのピンを陥入させるだけであるの
で、棚板固定部材の安定性も低い。
【0004】従って、本発明の目的は、棚板の被積載部
における両面のいずれを上にしても棚板を使用すること
ができ、かつ、棚板の安定性が高い組立式棚を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、前記特性に加え、棚
板ストッパーを支柱に強固に固定することができる組立
式棚を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、組立式棚に
おいて、棚板の受け穴部の内面と、筒状の棚板ストッパ
ーの外面とを特定の構造にすると、棚板を両面のいずれ
を上にしても使用することができ、かつ棚板の安定性も
高いことを見出し本発明を完成させた。すなわち、本発
明は、棚板と、この棚板の受け穴部の内面に、筒状の棚
板ストッパーを介して嵌合し上記棚板を支持する支柱と
を備え、上記棚板の受け穴部は、断面が略多角形の内面
で構成されているとともに、当該略多角形の各内面が上
下方向にテーパ面をなし、かつ当該各内面のテーパ面は
円周方向に下向きのテーパ面と上向きのテーパ面とが交
互に繰り返されて構成されており、上記棚板ストッパー
は、上記支柱の所望位置にて外装される構造で構成さ
れ、その外周面には上記棚板の受け穴部のテーパ面とは
逆テーパとなる上向きのテーパ面と下向きのテーパ面と
が円周方向に交互に繰り返されて構成されており、上記
棚板は、所望位置にて支柱に外装された上記棚板ストッ
パーに、棚板の受け穴部の内面のテーパ面と棚板ストッ
パーの外面のテーパ面相互間のくさび作用によって固定
されることを特徴とする組立式棚である。
【0006】本発明の組立式棚では、棚板ストッパーの
テーパ面の長さは、筒状の長さと同じ長さであり、筒状
の棚板ストッパーの長さは、棚板を安定に保持するのに
充分な長さを有するように調整することができる。従っ
て、本発明の組立式棚では、棚板ストッパーのテーパ面
全体で棚板を保持するため、棚板の安定性は高く、棚板
は支柱に棚板ストッパーを介して強固に固定されてい
る。
【0007】また、本発明では、棚板の受け穴部は、断
面が略多角形の内面で構成されているとともに、当該略
多角形の各内面が上下方向にテーパ面をなし、かつ当該
各内面のテーパ面は円周方向に下向きのテーパ面と上向
きのテーパ面とが交互に繰り返されて構成されており、
棚板ストッパーは棚板の受け穴部に対応した構成を有し
ており、棚板の被積載部は両面のうちいずれの面を上に
しても、受け穴部と棚板ストッパーとは合致させること
ができるため、棚板の被積載部は両面のうちいずれの面
を上にしても棚板を使用することができる。
【0008】本発明では、棚板の受け穴部の内面のテー
パ面と、棚板ストッパーの外面のテーパ面とはそれぞれ
平面であることが好ましい。両面とも平面であると、棚
板の受け穴部および棚板ストッパーとも、作製が容易で
あり、コストを低減することができる。
【0009】本発明の好ましい態様では、棚板の受け穴
部の内面のテーパ面と、棚板ストッパーの外面のテーパ
面とは、それぞれ、少なくとも4つの面で構成されてい
る。棚板の受け穴部の内面、および棚板ストッパーの外
面において、それぞれ少なくとも4つのテーパ面を有し
ていると、より強固に棚板を支柱に固定し保持すること
ができる。
【0010】また、棚板の受け穴部の内面のテーパ面
と、棚板ストッパーの外面のテーパ面とは、いずれも傾
斜方向に向かって幅が狭くなっていることが好ましい。
このような構成を有していると、さらに一層強固に棚板
を支柱に固定して保持することができ、棚板の安定性を
一層高めることができる。すなわち、このように、上向
きのテーパ面では、下方向に幅が広くなっていると、棚
板は、棚板ストッパーのテーパ面の表面により保持され
るだけでなく、テーパ面の幅によっても保持されるた
め、より一層棚板を固定して、安定させることができ
る。
【0011】さらに、本発明では、棚板ストッパーは、
着脱自在な割構造であることが好ましい。このように、
棚板ストッパーが着脱自在な構造を有していると、棚板
ストッパーを適宜支柱の目的の場所に外装することがで
きる。
【0012】特に本発明の好ましい態様では、支柱の外
面には、軸方向に間隔をおいて凹部が設けられており、
棚板ストッパーの内面には前記支柱の凹部に嵌合する凸
部が設けられている。このような構成を有していると、
棚板ストッパーを支柱に容易に取りつけることができ、
かつ容易に取り外すことができる。
【0013】さらに、支柱の凹部は周溝であり、棚板ス
トッパーの内面の凸部は突条であると、一層強固に棚板
ストッパーを支柱に固定することができる。特に、棚板
ストッパーには、支柱の凹部のうち少なくとも2つの凹
部に嵌合する凸部が設けられていると、より一層強固に
棚板ストッパーを支柱に固定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づいてさらに詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明の組立式棚の一実施形態を
示す概略図である。図において、1は組立式棚、2は棚
板、30は棚板2の被積載部、31は棚板2の被積載部
30の一方の面、32は棚板2の側面、4は棚板2の受
け穴部、5は棚板ストッパー、6は支柱である。棚板2
は平面31と側面32と、受け穴部4により構成されて
いる。受け穴部4の内面は、断面が略多角形の内面で構
成されているとともに、当該略多角形の各内面が上下方
向にテーパ面をなし、かつ当該各内面のテーパ面は円周
方向に下向きのテーパ面と上向きのテーパ面とが交互に
繰り返されて構成されている。棚板ストッパー5は、支
柱6の所望位置にて外装される構造で構成され、その外
周面には棚板2の受け穴部4のテーパ面とは逆テーパと
なる上向きのテーパ面と下向きのテーパ面とが円周方向
に交互に繰り返されて構成されている。支柱6は円柱で
構成されている。
【0016】このような組立式棚1では、4つの支柱6
に、それぞれ、棚板ストッパー5を所望位置に外装し、
棚板2の受け穴部4にそれぞれ支柱6を挿入し、受け穴
部4を棚板ストッパー5と嵌め合わせ、棚板2を支柱6
に棚板ストッパー5を介して嵌合し、棚板2を支柱6に
支持させて組立式棚1を組み立てることができる。この
組立式棚1では、棚板2は、所望位置にて支柱6に外装
された棚板ストッパー5に、棚板2の受け穴部4の内面
のテーパ面と棚板ストッパー5の外面のテーパ面相互間
のくさび作用によって固定されている。
【0017】(棚板ストッパー)図2は、図1における
棚板ストッパー5の拡大概略図である。図1及び図2に
係る棚板ストッパー5は筒状であるとともに、着脱自在
の割構造を有しており、2分割の割構造を有している。
図2(a)は棚板ストッパーを上方向から見た概略図で
あり、図2(b)は棚板ストッパーを横方向から見た概
略図であり、図2(c)は棚板ストッパーを斜め上方向
から見た概略図であり、図2(d)は棚板ストッパーを
下方向から見た概略図である。図2において、51は棚
板ストッパー5の2分割された一方の割部分であり、5
2は棚板ストッパー5の2分割された他方の割部分であ
る。また、510は割部分51の内面であり、511は
割部分51の外面、512は割部分51の外面、513
は割部分51の外面、514は割部分51の外面、51
5は割部分51の外面である。520は割部分52の内
面であり、521割部分52の外面、522割部分52
の外面、523割部分52の外面、524割部分52の
外面、525は割部分52の外面である。
【0018】割部分51の内面510の半径は、支柱6
の外面の半径とほぼ同じ大きさを有しており、また、割
部分52も割部分51と同様の形状を有しており、割部
分51及び割り部分52により、支柱6の外面は外装さ
れる。すなわち、支柱6に両側から割部分51と割部分
52とをかぶせて外装し、支柱6を、割部分51と割部
分52とによる棚板ストッパー5により外装することが
できる。
【0019】割部分51において、外面511は上向き
のテーパ面であり、外面512は下向きのテーパ面であ
り、513は上向きのテーパ面であり、514は下向き
のテーパ面であり、515は上向きのテーパ面である。
また、割部分52において、外面521は上向きのテー
パ面であり、外面522は下向きのテーパ面であり、5
23は上向きのテーパ面であり、524は下向きのテー
パ面であり、525は上向きのテーパ面である。割部分
51及び割部分52において、両割部分(51,52)
を合わせた棚板ストッパー5では、外面511と外面5
21とにより1つの上向きのテーパ面が構成され、外面
515と外面525とにより1つの上向きのテーパ面が
構成されている。
【0020】なお、図2において、5131は、上向き
のテーパ面513において、テーパ面514側の側面で
ある。5231は、上向きのテーパ面523において、
テーパ面524側の側面である。このように、上向きの
テーパ面は、上方向に高さが低くなっている。一方、下
向きのテーパ面は、下方向に高さが低くなっている。従
って、上向きのテーパ面の上部と下向きのテーパ面の上
部とは、高さがほぼ同じであるが、上向きのテーパ面の
下部と下向きのテーパ面の下部とは、高さが異なって、
上向きのテーパ面の下部の方が高く、上向きのテーパ面
では下向きのテーパ面側に側面が形成されている。すな
わち、棚板ストッパーの厚みは、上向きのテーパ面の上
部と下向きのテーパ面の上部とではほぼ同じであるが、
上向きのテーパ面の下部と下向きのテーパ面の下部とで
は異なり、上向きのテーパ面の下部における厚みの方
が、下向きのテーパ面の下部における厚みより厚くなっ
ており、その分、上向きのテーパ面の下部側において、
側面が形成されている。
【0021】図2に係る棚板ストッパー5の外面は八角
形である。本発明では、棚板ストッパーの外面の形状と
しては、略多角形であれば特に制限されないが、少なく
とも4つの面で構成されていることが好ましい。図3
は、棚板ストッパーの他の形態を示した概略図である。
棚板ストッパーの断面の形状としては、例えば、図3
(a)のような四角形や、図3(b)のような六角形な
どの正多角形、図3(c)のような5頂点による星形
や、図3(d)のような6頂点による星形などのギザギ
ザの形状などが挙げられる。もちろん、これらの形状に
おいても、棚板ストッパーの外面は、上向きのテーパ面
と下向きのテーパ面とが交互に繰り返されて構成されて
いる。
【0022】本発明では、棚板ストッパーのテーパ面
は、球面であってもよいが、平面であることが好まし
い。すなわち、本発明では、棚板ストッパーは、円周方
向に平面による上向きのテーパ面と平面による下向きの
テーパ面とが交互に繰り返されて構成されていることが
好ましい。
【0023】また、本発明では、棚板ストッパーのテー
パ面は、傾斜方向(高さが低くなる方向)に向かって幅
が狭くなっていることが好ましい。従って、上向きのテ
ーパ面では、上方向に幅が狭くなって、下向きのテーパ
面では、下方向に幅が狭くなっていることが好ましい。
【0024】なお、棚板ストッパーは割構造であること
が好ましい。この場合、棚板ストッパーは少なくとも2
分割される割構造であればよい。従って、3分割、4分
割される割構造であってもよい。好ましい割構造として
は、2分割の割構造である。図2では、棚板ストッパー
5における2つの割部分(51,52)どうしを正確に
合わせるため、それぞれに凹部516、凸部526が形
成されている。凹部516と凸部526とを嵌合するだ
けで、割部分51の上部と割部分52の上部とを正確に
一致させることができる。もちろん、このような凹部、
凸部は、テーパ面511およびテーパ面521側にも形
成することができる。
【0025】棚板ストッパーの長さは特に制限されず、
棚板の受け穴部の長さなどに応じて適宜選択することが
できる。
【0026】また、棚板ストッパーの内面の形状は、特
に制限されず、支柱の形状に応じて適宜選択することが
できる。棚板ストッパーの内面は、支柱の外面の形状と
ほぼ同じ形状であり、棚板ストッパーは支柱に外装され
る構造で構成されている。
【0027】棚板ストッパーは支柱に外装される。この
外装に際しては、支柱の外面には、軸方向に間隔をおい
て凹部が設けられており、棚板ストッパーの内面には前
記支柱の凹部に嵌合する凸部が設けられている方法を採
用することが好ましい。
【0028】本発明では、支柱の外面に、軸方向に間隔
をおいて凹部が設けられている場合、棚板ストッパーの
内面には、支柱に設けられた凹部に対応する凸部が設け
られている。すなわち、本発明では、支柱の外面に設け
られた凹部と、棚板ストッパーの内面に設けられた凸部
との嵌合により、棚板ストッパーを支柱に外装する方法
を採用することができる。
【0029】このような外装方法としては、支柱の外面
には凹部として周溝を形成し、棚板ストッパーの内面に
は凸部として、前記支柱の周溝に対応する突条を形成す
る方法が好適である。当該周溝と突条との嵌合方法で
は、棚板ストッパーを支柱に強固に固定して外装するこ
とができる。特に、支柱における複数の周溝(例えば、
2つの周溝)に棚板ストッパーの突条が嵌合するような
構成とすると、より一層強固に、棚板ストッパーを支柱
に固定して外装することができる。なお、周溝とは、支
柱の外面の周囲にわたって設けられた溝のことを意味し
ている。
【0030】このような周溝及び突条としては、例え
ば、図4のような構成を例示することができる。図4に
おいて、531は棚板ストッパー5の内面に設けられた
突条、532は棚板ストッパー5の内面に設けられた突
条であり、611は支柱6に設けられた周溝、612は
支柱6に設けられた周溝、613、614なども同様の
周溝である。図4では、棚板ストッパー5の突条(53
1,532)は、支柱6の周溝(611,612、…)
のうちの隣り合った2つの周溝と対応しており、棚板ス
トッパー5の突条(531,532)は、支柱6の周溝
のうち隣り合った2つの周溝に嵌合させることができ
る。
【0031】棚板ストッパーは、金属類(例えば、ステ
ンレス、鉄、アルミニウムなど)、プラスチック類(例
えば、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、アクリル系樹脂など)などにより
作製することができる。好ましい棚板ストッパーの素材
は、プラスチック類であり、特に硬質のプラスチック類
が好適に用いられる。
【0032】(棚板)図5は、図1における棚板2の拡
大概略図である。図5(a)は、棚板2の被積載部30
における一方の面31を上にしたときの概略図であり、
図5(b)は、棚板2の被積載部30における一方の面
33を上にしたときの概略図である。図1および図5に
係る棚板2において、30は棚板の被積載部、31は棚
板2の被積載部30における一方の面、32は棚板2の
側面、33は棚板2の被積載部30における他方の面、
4は棚板2の受け穴部である。棚板2は、棚板2の被積
載部30における面33の周囲に周壁部を備えた箱形形
状を有している。従って、棚板の一方の面31と、棚板
の他方の面33とは、棚板2の被積載部30において、
表面・裏面の関係、または上面・下面の関係を有してい
る。
【0033】図5では、被積載部30は全面が1枚の板
で構成されているが、被積載部の構造は特に制限されな
い。被積載部は、例えば、格子状又は網目状などの形状
で構成されていてもよい。なお、被積載部の大きさ又は
面積は特に制限されない。
【0034】また、図5では、棚板2には側面32が形
成されているが、当該側面の有無も特に制限されず、側
面は設けられていなくてもよい。棚板に側面を形成する
場合、側面の高さは、受け穴部の筒状の長さとほぼ同じ
長さで形成されることが好ましい。なお、図5におい
て、側面32は、被積載部30の面33を上にして組み
立てて、組立式棚1を作製した場合、被積載部30の周
壁として、積載物の落下防止の機能を有している。
【0035】図5では、棚板2の受け穴部4は、被積載
部30の各コーナー(4つのコーナー)に設けられてい
るが、本発明では、受け穴部の設置位置は特に制限され
ない。好ましい受け穴部の設置位置は被積載部の各コー
ナーである。
【0036】受け穴部は筒状であり、その内面は、前述
のように、断面が略多角形で構成されている。当該断面
の略多角形の形状は、前記棚板ストッパーの形状に対応
しており、棚板ストッパーの形状に応じて選択すること
ができる。
【0037】筒状の受け穴部において、断面の略多角形
の各内面は、上下方向にテーパ面を形成しており、かつ
当該各内面のテーパ面は円周方向に下向きのテーパ面と
上向きのテーパ面とが交互に繰り返されている。当該受
け穴部4の内面のテーパ面は、前記棚板ストッパー5の
外面のテーパ面(511〜515、521〜525)と
対応しており、両テーパ面間は逆テーパの関係を有して
おり、両テーパ間のくさび作用によって、棚板2が固定
されている。
【0038】受け穴部の筒状の長さは、特に制限され
ず、棚板の最大積載重量、棚板ストッパーの形状などに
応じて選択することができる。
【0039】棚板は、金属類(例えば、ステンレス、
鉄、アルミニウムなど)、プラスチック類(例えば、ポ
リプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリル系樹脂など)などにより作製する
ことができる。棚板の素材としては、金属類、特にステ
ンレスが好適に用いられる。なお、棚板において、被積
載部、側面、受け穴部などは、すべて同じ素材で形成さ
れていてもよく、それぞれ異なる素材で形成されていて
もよい。
【0040】(支柱)図6は、図1における支柱6の拡
大概略図である。図6では、支柱6には、凹部として周
溝(611〜617)が形成されている。支柱におい
て、外面の凹部の構造は特に制限されないが、前述のよ
うに、凹部として周溝を採用すると、より強固に棚板ス
トッパーを支柱に外装することができる。また、周溝な
どの凹部の個数も特に制限されず、使用用途などに応じ
て選択することができる。
【0041】支柱の長さは特に制限されず、組立式棚に
おける種々の用途に応じて選択することができる。な
お、図1では支柱は4本であるが、支柱の本数も制限さ
れず、組立式棚の用途や棚板の受け穴部の個数などに応
じて選択することができる。
【0042】また、図6では、支柱は円柱であるが、支
柱は三角柱、四角柱などの断面が略多角形の柱であって
もよい。もちろん、支柱の柱における径の大きさも特に
制限されない。
【0043】支柱は、金属類(例えば、ステンレス、
鉄、アルミニウムなど)、プラスチック類(例えば、ポ
リプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリル系樹脂など)などにより作製する
ことができる。支柱としては、金属類、特に鉄、ステン
レスによって好適に作製される。
【0044】本発明の組立式棚には、組立式棚において
用いられている付属品、例えば、レッジ、デバイダー、
サイドハンドル、三方クロスバー、ボールクランプ、メ
タルマット、キャスターなどが付属していてもよい。
【0045】本発明の組立式棚は、従来の組立方法と同
様の方法、すなわち、支柱の所望の位置に棚板ストッパ
ーを外装し、棚板を棚板の筒状の受け穴部内に支柱を挿
入し、棚板ストッパーを介して、棚板を支柱に固定させ
るという方法により、組み立てることができる。従っ
て、本発明の組立式棚は、従来の組立方法と同様の方法
により組み立てることができ、棚板の安定性も高いとい
う特性を有している。
【0046】本発明の組立式棚は、棚板の安定性が高
く、棚板は支柱に強固に固定されており、また、棚板は
棚板の被積載部のいずれを上にしても使用することがで
きる。さらに、本発明では、支柱に対する棚板ストッパ
ーの固定を一層強固することもできる。従って、本発明
の組立式棚は極めて有用である。
【0047】
【発明の効果】本発明の組立式棚では、上記構成を有し
ているので、棚板の被積載部における両面のいずれを上
にしても棚板を使用することができ、かつ棚板の安定性
が高い。また、支柱に対する棚板ストッパーの固定を一
層強固にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の組立式棚の一実施形態を示す
概略図である。
【図2】 図2は図1における棚板ストッパーの拡大概
略図である。図2(a)は上方向から見た概略図、図2
(b)は横方向から見た概略図、図2(c)は斜め上方
向から見た概略図、図2(d)は下方向から見た概略図
である。
【図3】 図3は棚板ストッパーの他の形態を示す断面
概略図である。
【図4】 図4は棚板ストッパー及び支柱の一実施形態
を示す要部拡大概略図である。
【図5】 図5は図1における棚板の拡大概略図であ
る。図5(a)は棚板の被積載部において、一方の面を
上にしたときの概略図であり、図5(b)は他方の面を
上にしたときの概略図である。
【図6】 図6は図1における支柱の拡大概略図であ
る。
【符号の説明】
1 組立式棚 2 棚板 30 棚板の被積載部 31 棚板の被積載部の一方の面 32 棚板の側面 33 棚板の被積載部の他方の面 4 棚板の受け穴部 5 棚板ストッパー 51 棚板ストッパーにおける一方の割部分 52 棚板ストッパーにおける他方の割部分 511 棚板ストッパーのテーパ面 512 棚板ストッパーのテーパ面 521 棚板ストッパーのテーパ面 522 棚板ストッパーのテーパ面 531 棚板ストッパーの突条 532 棚板ストッパーの突条 6 支柱 611 支柱の周溝 612 支柱の周溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚板と、この棚板の受け穴部の内面に、
    筒状の棚板ストッパーを介して嵌合し上記棚板を支持す
    る支柱とを備え、 上記棚板の受け穴部は、断面が略多角形の内面で構成さ
    れているとともに、当該略多角形の各内面が上下方向に
    テーパ面をなし、かつ当該各内面のテーパ面は円周方向
    に下向きのテーパ面と上向きのテーパ面とが交互に繰り
    返されて構成されており、 上記棚板ストッパーは、上記支柱の所望位置にて外装さ
    れる構造で構成され、その外周面には上記棚板の受け穴
    部のテーパ面とは逆テーパとなる上向きのテーパ面と下
    向きのテーパ面とが円周方向に交互に繰り返されて構成
    されており、 上記棚板は、所望位置にて支柱に外装された上記棚板ス
    トッパーに、棚板の受け穴部の内面のテーパ面と棚板ス
    トッパーの外面のテーパ面相互間のくさび作用によって
    固定されることを特徴とする組立式棚。
  2. 【請求項2】 前記棚板の受け穴部の内面のテーパ面
    と、前記棚板ストッパーの外面のテーパ面とはそれぞれ
    平面である請求項1記載の組立式棚。
  3. 【請求項3】 前記棚板の受け穴部の内面のテーパ面
    と、前記棚板ストッパーの外面のテーパ面とは、それぞ
    れ、少なくとも4つの面で構成されている請求項1又は
    2記載の組立式棚。
  4. 【請求項4】 前記棚板の受け穴部の内面のテーパ面
    と、前記棚板ストッパーの外面のテーパ面とは、いずれ
    も傾斜方向に向かって幅が狭くなる請求項1乃至3のい
    ずれかの項に記載の組立式棚。
  5. 【請求項5】 前記棚板ストッパーは、着脱自在な割構
    造である請求項1乃至4のいずれかの項に記載の組立式
    棚。
  6. 【請求項6】 前記支柱の外面には、軸方向に間隔をお
    いて凹部が設けられており、前記棚板ストッパーの内面
    には前記支柱の凹部に嵌合する凸部が設けられている請
    求項1乃至5のいずれかの項に記載の組立式棚。
  7. 【請求項7】 前記支柱の凹部は周溝であり、前記棚板
    ストッパーの内面の凸部は突条である請求項6記載の組
    立式棚。
  8. 【請求項8】 前記棚板ストッパーには、前記支柱の凹
    部のうち少なくとも2つの凹部に嵌合する凸部が設けら
    れている請求項6又は7記載の組立式棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6327771B1 (ja) * 2017-09-27 2018-05-23 有限会社Pc技術研究所 収納ラック及びこれを備えたシステムキッチン

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