JP2000048482A - ディジタル情報記録再生システム,並びにそれに用いられるディジタル情報再生装置,ディジタル情報記録装置,及び情報記録媒体 - Google Patents

ディジタル情報記録再生システム,並びにそれに用いられるディジタル情報再生装置,ディジタル情報記録装置,及び情報記録媒体

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JP2000048482A
JP2000048482A JP21376498A JP21376498A JP2000048482A JP 2000048482 A JP2000048482 A JP 2000048482A JP 21376498 A JP21376498 A JP 21376498A JP 21376498 A JP21376498 A JP 21376498A JP 2000048482 A JP2000048482 A JP 2000048482A
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special
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JP21376498A
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Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
Koji Morita
孝司 森田
Yoshiro Nishimoto
善郎 西元
Toshiro Yamashita
俊郎 山下
Toshiaki Shimoda
敏章 下田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 情報記録媒体から読み出されたディジタル情
報が特定の再生装置でしか再生できないようにすること
で情報記録媒体に記録されたディジタル情報の不正使用
の防止可能なディジタル情報記録再生システムを提供す
る。 【解決手段】 まず情報記録媒体30に,書き込み及び
読み出しに特殊な手段を必要とする特殊領域32と,特
殊な手段を必要としない通常領域31とを形成する。情
報記録媒体30を使用する前に,まず情報再生装置0に
よって,ID情報格納手段5に格納されたID情報を上
記特殊領域32内に格納する。上記情報記録媒体30へ
の情報の記録は,まず情報記録装置によって特殊領域3
2からID情報を読み出し,これを用いて記録すべき情
報を暗号化し,通常領域31に記録する。この情報を再
生する際には,情報再生装置0において,上記通常領域
31から読み出した情報をID情報格納手段5に格納さ
れたID情報で復号化し,再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば音楽や画像
などのディジタル情報を,所定の記録媒体を用いて記
録,再生するディジタル情報記録再生システムに係り,
上記ディジタル情報の不正な複製による使用を防止でき
るディジタル情報記録再生システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年,DAT(ディジタルオーディオテ
ープ)やMD(ミニディスク)など,ディジタル情報を
ディジタルのままで容易に複製することが可能な記録媒
体が開発されたことにより,音楽情報などの著作権の保
護という問題点がクローズアップされている。これは,
上記ディジタル情報が上記記録媒体上にそのままの形で
記録されることが一つの原因となっている。そこで,デ
ィジタル情報を暗号化した状態で上記記録媒体に記録す
ることにより,違法コピーによる不正使用を防止しよう
とするディジタル情報再生システムが,特開平10−3
746号公報に提案されている。上記公報に記載のディ
ジタル情報再生システムA0は,図8に示すように,D
AT,MDなどの情報記録媒体101,上記情報記録媒
体101を読み取るドライブである情報処理装置10
4,パーソナルコンピュータなどの情報再生装置10
9,及びPCカードやICカードなどの鍵配送装置11
2で構成されている。上記情報記録媒体101では,記
録領域が2つの領域に分けられている。1つはその読み
取りに特別な手段を必要とする保護領域102であり,
もう1つは読み取りに特別な手段を必要としない通常の
領域103である。上記保護領域102に記録された情
報は上記情報再生装置109,例えばパーソナルコンピ
ュータ上のデバイスドライバ等では読み取ることができ
ず,情報処理装置104の第1の読み取り手段のみによ
って読み出され,読み出された情報は情報処理装置10
4の外部に直接出力することはできない。上記通常の領
域103に記録された情報は,上記情報処理装置104
の第2の読み取り手段106及び出力手段108を介し
て情報処理装置104の外部に出力することができる。
上記保護領域102には,第1の暗号化鍵が記録され,
上記通常の領域103には,上記第1の暗号化鍵を用い
て暗号化されたディジタル情報が記録される。上記情報
記録媒体101から上記情報再生装置109にディジタ
ル情報を送信する際には,まず,鍵配送装置112内の
鍵生成手段113において第2の暗号化鍵が生成され,
生成された上記第2の暗号化鍵は鍵配送手段114によ
り情報処理装置104内の暗号化手段107,及び情報
再生装置109内の復号手段111に配送される。次
に,情報処理装置104内で,まず第1の読み取り手段
105によって読み出された保護領域102内の第1の
暗号化鍵が,暗号化手段107により,上記第2の暗号
化鍵を用いて暗号化される。そして,上記暗号化された
上記第1の暗号化鍵と,上記第2の読み取り手段105
によって上記通常の領域から読み出された暗号化された
ディジタル情報とが,出力手段108を介して上記情報
再生装置109に出力される。情報再生装置109内で
は,まず入力手段110を介して上記暗号化された上記
第1の暗号化鍵と上記暗号化されたディジタル情報とが
受信される。次に,復号手段111において,まず上記
暗号化された上記第1の暗号化鍵が上記第2の暗号化鍵
を用いて復号され,更に上記暗号化されたディジタル情
報が上記第1の暗号化鍵を用いて復号される。以上の処
理により,上記情報記録媒体101の通常の領域103
に記録されているディジタル情報は,情報再生装置10
9において再生可能な状態となる。上記ディジタル情報
再生システムA0では,以上のように情報記録媒体10
1内に記録されるディジタル情報は暗号化されているた
め,例えば通常のパーソナルコンピュータなどによって
上記通常の領域103内のディジタル情報を読み出した
としても,容易に再生することはできないとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のディジタル情報再生システムA0では,情報再生装
置109として通常のパーソナルコンピュータを想定し
ており,またディジタル情報の暗号化に用いられた第1
の暗号化鍵も上記情報再生装置109に送られるため,
上記情報再生装置109においては容易に復号後のディ
ジタル情報の複製が可能であるという問題点があった。
複製されたディジタル情報は他のパーソナルコンピュー
タなどで容易に再生できるため,上記従来のディジタル
情報再生システムA0では不正コピーに対する対策が万
全であるとは言えない。本発明は上記事情に鑑みてなさ
れたものであり,その目的とするところは,記録媒体か
ら読み出されたディジタル情報が特定の再生装置でしか
再生できないようにすることでディジタル情報の不正使
用を防止することが可能なディジタル情報記録再生シス
テム,及びディジタル情報再生装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は,ディジタル情報の書き込み及び読み出
しに特殊な手段を必要とする特殊領域と,ディジタル情
報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必要としない
通常領域とを具備する情報記録媒体と,固有のID情報
が格納されたID情報格納手段と,上記ID情報格納手
段に格納された上記ID情報を上記情報記録媒体の上記
特殊領域へ書き込む特殊領域書込手段と,上記情報記録
媒体の上記通常領域に書き込まれているディジタル情報
を読み出す通常領域読出手段と,上記通常領域読出手段
で読み出された上記ディジタル情報を上記ID情報格納
手段に格納された上記ID情報に基づいて復元する情報
復元手段と,上記情報復元手段で復元された上記ディジ
タル情報を再生する再生手段とを具備するディジタル情
報再生装置と,上記情報記録媒体の上記特殊領域に格納
されている上記ID情報を読み出す特殊領域読出手段
と,上記特殊領域読出手段で読み出された上記ID情報
に基づいて所定のディジタル情報に所定の加工を施す情
報加工手段と,上記情報加工手段で加工された上記ディ
ジタル情報を上記情報記録媒体の上記通常領域に書き込
む通常領域書込手段とを具備するディジタル情報記録装
置とを具備してなるディジタル情報記録再生システムと
して構成されている。また,上記特殊領域書込手段が,
上記ID情報に所定の加工を施した上で上記情報記録媒
体上の特殊領域への書き込みを行うように構成すれば,
安全性はさらに向上する。また,上記ディジタル情報再
生装置に,更に上記所定の情報記録媒体上の上記特殊領
域に格納されているID情報を読み出す特殊領域読出手
段と,上記特殊領域読出手段で読み出された上記ID情
報と,上記ID情報格納手段に格納された上記ID情報
とを比較し,両者が一致した場合にのみ上記再生手段に
よる再生を許可する再生許可手段とを具備すれば,正当
なディジタル情報再生装置以外での再生を防止する効果
を更に高めることができる。また,上記情報記録媒体の
上記特殊領域への書き込みを所定の回数以内に制限し,
例えばセキュリティの高さとユーザの利便性の両立を図
ることも可能である。
【0005】また,第2の発明は,上記第1の発明にお
けるディジタル情報再生装置であり,所定の情報記録媒
体上の領域であってディジタル情報の書き込み及び読み
出しに特殊な手段を必要とする特殊領域に,上記ID情
報格納手段に格納された上記ID情報を書き込む特殊領
域書込手段と,上記所定の情報記録媒体上の領域であっ
てディジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段
を必要としない通常領域から,上記所定の情報記録媒体
上の上記特殊領域に書き込まれているID情報に基づく
所定の加工が施されたディジタル情報を読み出す通常領
域読出手段と,上記通常領域読出手段で読み出された上
記ディジタル情報を上記ID情報格納手段に格納された
上記ID情報に基づいて復元する情報復元手段と,上記
情報復元手段で復元された上記ディジタル情報を再生す
る再生手段とを具備してなるディジタル情報再生装置と
して構成されている。また,第3の発明は,上記第1の
発明におけるディジタル情報記録装置であり,所定の情
報記録媒体上の領域であってディジタル情報の書き込み
及び読み出しに特殊な手段を必要とする特殊領域から,
その中に予め格納されている所定のディジタル情報再生
装置に固有のID情報を読み出す特殊領域読出手段と,
上記特殊領域読出手段で読み出された上記ID情報に基
づいて所定のディジタル情報に所定の加工を施す情報加
工手段と,上記情報加工手段で加工された上記ディジタ
ル情報を,上記所定の情報記録媒体上の領域であってデ
ィジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必
要としない通常領域に書き込む通常領域書込手段とを具
備してなるディジタル情報記録装置として構成されてい
る。また,第4の発明は,上記第1の発明における情報
記録媒体であり,ディジタル情報の書き込み及び読み出
しに特殊な手段を必要とする特殊領域と,ディジタル情
報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必要としない
通常領域とを具備する情報記録媒体において,上記特殊
領域には,所定のディジタル情報再生装置に固有のID
情報が書き込まれ,上記通常領域には,上記特殊領域に
書き込まれた上記ID情報に基づいて所定の加工が施さ
れたディジタル情報が書き込まれることを特徴とする情
報記録媒体として構成されている。
【0006】
【作用】本発明に係るディジタル情報記録再生システム
においては,情報記録媒体を使用する際には,まずディ
ジタル情報再生装置によって,ID情報格納手段に格納
された固有のID情報が特殊領域に書き込まれる(初期
化処理)。ここで,上記ID情報に所定の加工を施した
上で上記特殊領域への書き込みを行うようにすれば,安
全性はさらに向上する。上記情報記録媒体にディジタル
情報を記録する際には,まずディジタル情報記録装置に
よって上記情報記録媒体の特殊領域からID情報が読み
出され,このID情報を用いて所定のディジタル情報に
所定の加工が行われ,加工後の上記ディジタル情報が上
記情報記録媒体の通常領域に記録される。上記情報記録
媒体の通常領域に記録されたディジタル情報を再生する
際には,情報再生装置において,上記情報記録媒体の通
常領域からディジタル情報が読み出され,読み出された
ディジタル情報は,ID情報格納手段に格納されている
ID情報を用いて復元され,再生される。従って,初期
化が行われた上記情報記録媒体はその初期化を行ったデ
ィジタル情報再生装置専用の媒体となり,このディジタ
ル情報再生装置でなければ,即ち特殊領域内に記録され
ているID情報と同じID情報を持つディジタル情報再
生装置でなければ通常領域内のディジタル情報を再生す
ることはできない。これにより,情報記録媒体に記録さ
れているディジタル情報が違法コピーされたとしても他
のパーソナルコンピュータなどで再生することができな
いため,ディジタル情報の違法コピーによる不正使用を
防止することが可能となる。また,正規のユーザであれ
ば,上記通常領域内のディジタル情報を例えばパーソナ
ルコンピュータのハードディスクなどにコピーして保管
しても,ディジタル情報再生装置を用いて再生すること
は可能であり,個人的使用の範囲での複製権は確保され
る。また,上記ディジタル情報再生装置に,更に特殊領
域読出手段と再生許可手段を具備する場合には,上記特
殊領域読出手段により,情報記録媒体上の特殊領域から
ID情報が読み出され,上記特殊領域読出手段で読み出
された上記ID情報と,ID情報格納手段に格納された
上記ID情報とが一致した場合にのみ再生許可手段によ
ってディジタル情報の再生が許可される。これにより,
正当なディジタル情報再生装置以外での再生を防止する
効果を更に高めることができる。また,上記情報記録媒
体の上記特殊領域への書き込みを所定の回数以内に制限
すれば,例えばセキュリティの高さとユーザの利便性の
両立を図ることが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を
具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定す
る性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施の
形態に係るディジタル情報記録再生システムA1におけ
る情報記録媒体30と情報再生装置0の概略構成及び両
者の接続関係を示すブロック図,図2は上記ディジタル
情報記録再生システムA1における情報記録媒体30と
情報記録装置20の概略構成及び両者の接続関係を示す
ブロック図,図3は上記情報再生装置0による上記情報
記録媒体30の初期化処理手順の一例を示すフローチャ
ート,図4は上記情報記録装置20による上記情報記録
媒体30へのディジタル情報の記録処理の一例を示すフ
ローチャート,図5は上記情報再生装置0による上記情
報記録媒体30内のディジタル情報の再生処理手順の一
例を示すフローチャート,図6は本発明の実施例に係る
ディジタル情報記録再生システムA2における情報記録
媒体30と情報再生装置0′の概略構成及び両者の接続
関係を示すブロック図,図7は上記情報再生装置0′に
よる上記情報記録媒体30内のディジタル情報の再生処
理手順の一例を示すフローチャートである。本実施の形
態に係るディジタル情報記録再生システムA1は第1の
発明を具現化したものである。また上記ディジタル情報
記録再生システムA1において,情報再生装置0は第2
の発明を,情報記録装置20は第3の発明を,情報記録
媒体30は第4の発明をそれぞれ具現化したものであ
る。上記ディジタル情報記録再生システムA1は,図1
及び図2に示す如く,ディジタル情報を記録する情報記
録媒体30と,上記情報記録媒体30にディジタル情報
を記録する情報記録装置20と,上記情報記録媒体30
に記録されているディジタル情報を再生する情報再生装
置0とで構成されている。図1は上記情報記録媒体30
に上記情報再生装置0を接続した状態を,図2は上記情
報記録媒体30に上記情報記録装置20を接続した状態
をそれぞれ示している。上記情報記録媒体30は,例え
ばフロッピーディスクやMD,フラッシュメモリなどを
用いることができる。また,上記情報記録媒体30は,
ディジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を
必要とする特殊領域32と,ディジタル情報の書き込み
及び読み出しに特殊な手段を必要としない通常領域31
の2つの記録領域を有している。ここで,上記特殊領域
32としては,フロッピーディスクやMDなどの場合に
は,通常の標準的な使用においては情報が書き込まれる
ことのない物理領域を用いたり,或いはデータを書き込
む際の論理フォーマットにおいて通常アクセスできない
データ領域を論理的に作り出して用いることができる。
また,フラッシュメモリを使用する場合でも,スマート
メディアなどのように標準の論理フォーマットによって
アクセスする規格が定まっているものに対しては,同様
に論理フォーマット作成の際に通常アクセスできない領
域を作成すればよい。更に,フラッシュメモリにおいて
も,通常はアクセスできない物理領域を作成し,上記情
報記録装置20や上記情報再生装置0にのみ接続可能な
インターフェイスを設けることでも上記特殊領域32を
実現できる。ここで,上記特殊領域32を論理的にアク
セスできない領域として作成する方法に関して,更に詳
しく説明する。通常,フロッピーディスクやフラッシュ
メモリなどをパーソナルコンピュータの標準的なOS
(オペレーティングシステム)の上で使用する場合に
は,OSのファイルシステムでの取り扱いが容易になる
ように,上記記録媒体に対して論理的なアクセスを行う
ようになっている。即ち,実際の物理的なアクセスは上
記記録媒体の全領域にわたって行われるが,記録させる
データをファイル単位で扱い,書き込みや消去を効率よ
く行ったり,書き込み不良領域を避けて使用するため
に,記録媒体にアクセスするためのコントローラが論理
的なアクセスをサポートする。この場合,一般に物理的
なアクセスのための物理アドレスの最初のブロックは,
記録媒体の物理フォーマット情報が記録されており,上
記のコントローラはこの情報をもとに論理アクセスを実
行する。従って,上記コントローラの上位に位置するO
Sレベルではこの最初のブロックにアクセスすることは
不可能である。このブロックの一部を,通常のパーソナ
ルコンピュータ等での使用ではアクセス不可能な領域,
即ち上記特殊領域32として使用することが可能であ
る。尚,上記論理アクセスは標準的な規格に則ったもの
であり,上記コントローラも標準的なデバイスである。
また,この方法はあくまでも一例であり,上記最初のブ
ロック以外にもOSからアクセスできない領域を作り出
すようにコントローラのロジックを構成するなど,他の
方法を用いることもできる。
【0008】また,上記情報再生装置0は,図1に示す
如く構成されている。通常読出インターフェイス1(通
常領域読出手段の一例)は,上記情報記録媒体30の通
常領域31からディジタル情報を読み出すためのインタ
ーフェイスである。特殊書込インターフェイス2(特殊
領域書込手段の一例)は,上記情報記録媒体30の特殊
領域32に対してデータを書き込むためのインターフェ
イス(特別な手段に相当)である。この特殊書込インタ
ーフェイス2を介して,後述するID記憶メモリ内に記
憶されているID情報が上記情報記録媒体30の特殊領
域32に書き込まれる。ID記憶メモリ5(ID情報格
納手段の一例)には,当該情報再生装置0に固有のID
情報が予め格納されている。制御CPU4では,上記通
常読出インターフェイス1や上記特殊書込インターフェ
イス2を介したディジタル情報の送受信の制御や,ユー
ザによって操作ボタン9が押された場合の,ボタン操作
検出部3からの上記操作ボタン9の検出信号に基づく各
部の制御処理など,当該情報再生装置0の各部の制御が
集中的に行われる。加工情報復元部6(情報復元手段の
一例)では,上記情報記録媒体30の通常領域31から
上記通常読出インターフェイス1,上記制御CPU4を
介して読み込まれたディジタル情報が,上記記憶メモリ
5内に格納されているID情報を用いて復元する処理が
行われる。情報デコーダ7は,上記加工情報復元部6で
復元されたディジタルデータにデータ圧縮などの符号化
処理が施されている場合にそれを復号化するデコーダで
ある。上記デコードされたディジタル情報はD/A変換
部8を介してヘッドホン10などの出力手段から出力さ
れる。上記情報デコーダ7,D/A変換部8,ヘッドホ
ン10によって再生手段が構成されている。また,上記
情報記録装置20は,図2に示す如く構成されている。
通常書込インターフェイス21(通常領域書込手段の一
例)は,上記情報記録媒体30の通常領域31にディジ
タル情報を書き込むためのインターフェイスである。こ
の通常書込インターフェイス21を介して,後述する情
報加工部25で加工されたディジタル情報が上記情報記
録媒体30の通常領域31に書き込まれる。特殊読出イ
ンターフェイス22(特殊領域読出手段の一例)は,上
記情報記録媒体30の特殊領域32からディジタル情報
を読み出すための特殊インターフェイス(特別な手段に
相当)である。この特殊読出インターフェイス22によ
り,上記情報記録媒体30の特殊領域32に書き込まれ
ているID情報(ある情報再生装置0によって書き込ま
れた固有のID情報)が読み出される。制御CPU24
では,上記通常書込インターフェイス21や上記特殊読
出インターフェイス22を介したディジタル情報の送受
信の制御や,ユーザによって操作ボタン28が押された
場合の,ボタン操作検出部23からの上記操作ボタン2
8の検出信号に基づく各部の制御処理など,当該情報記
録装置20の各部の制御が集中的に行われる。情報加工
部25(情報加工手段の一例)では,入力インターフェ
イス27を介して入力され,情報エンコーダ26におい
てデータ圧縮などの符号化処理が施されたディジタル情
報に対して,上記特殊読出インターフェイス22によっ
て上記情報記録媒体30の特殊領域32から読み出され
たID情報を用いた所定の加工(例えば暗号化)が行わ
れる。
【0009】続いて,上記ディジタル情報記録再生シス
テムA1における一連の情報記録,再生処理の手順につ
いて,図3〜図5のフローチャートを参照しながら順に
説明する。上記情報記録媒体を使用する際には,まず特
殊領域32に情報再生装置0のID情報を記録する媒体
初期化処理を行う。ユーザは,まず上記情報再生装置0
に上記情報記録媒体30を装着し(図1),操作ボタン
9によって初期化の要求を入力する(図3,ステップS
1)。情報再生装置0では,上記要求がボタン操作検出
部3によって検出されると,制御CPU4によって上記
情報記録媒体30の特殊領域32への書き込みが可能か
否かが判断される(ステップS2)。ここで,上記情報
記録媒体30に書き込み制限等が設定されていなけれ
ば,ID記憶メモリ5からID情報が読み出され,読み
出された上記ID情報は特殊書込インターフェイス2を
介して上記情報記録媒体30の特殊領域32に書き込ま
れる(ステップS3)。以上の初期化処理によって,上
記情報記録媒体30は上記初期化処理を行った情報再生
装置0専用の媒体となる。続いて,上記情報記録媒体に
ディジタル情報を記録する際には,上記情報記録媒体3
0がユーザによって情報記録装置20に装着される(図
2)。ユーザによって操作ボタン28を用いて情報の記
録要求が入力されると(図4,ステップS11),情報
記録装置20では,上記要求がボタン操作検出部23に
よって検出され,制御CPU24に送られる。上記制御
CPU24では,まず上記特殊読出インターフェイス2
2を介して上記情報記録媒体30の特殊領域32からの
ID情報の読み出しが行われる。上記特殊領域32から
正常にID情報が読み出されると(ステップS12),
上記情報記録媒体30に記録すべきディジタル情報が,
外部から入力インターフェイス27を介してまず情報エ
ンコーダ26に取り込まれ,ここでデータ圧縮などの符
号化処理が行われる。情報加工部25では,符号化処理
が行われた上記ディジタル情報に対して,上記特殊領域
32から読み出されたID情報を用いた加工(例えば暗
号化処理)が施される(ステップS13)。加工後の上
記ディジタル情報は,制御CPU24,通常書込インタ
ーフェイス21を介して上記情報記録媒体30の通常領
域に書き込まれる(ステップS14)。上記情報記録装
置20によって上記情報記録媒体30に記録されたディ
ジタル情報を読み出す際には,上記情報記録媒体30が
ユーザによって情報再生装置0に装着される(図1)。
ユーザによって操作ボタン9を用いて情報の再生要求が
入力されると(図5,ステップS21),情報再生装置
0では,上記要求がボタン操作検出部3によって検出さ
れ,制御CPU4に送られる。上記制御CPU4では,
上記通常読出インターフェイス1を介して,上記情報記
録媒体30の通常領域31から上記情報記録装置20に
よって書き込まれたディジタル情報の読み出しが行われ
る。読み出されたディジタル情報は,まず加工情報復元
部6において,ID記憶メモリ5に格納されているID
情報を用いた復元処理(例えば暗号化された情報の復号
化処理)が行われ,更に情報デコーダ7においてデコー
ド処理が施され,D/A変換部8を介してヘッドホン1
0などの出力手段から出力される(ステップS22)。
【0010】以上説明したように,本実施の形態に係る
ディジタル情報記録再生システムA1においては,情報
記録媒体30の特殊領域32に,ある情報再生装置0の
固有のID情報が記録され,そのID情報に基づいて加
工されたディジタル情報が通常領域31に記録される。
更に,上記情報記録媒体30に記録されるディジタル情
報を再生する情報再生装置0では,当該情報再生装置0
内に格納されている固有のID情報を用いて上記情報記
録媒体30の通常領域31内のディジタル情報が復元さ
れ,再生される。従って,初期化が行われた上記情報記
録媒体30はその初期化を行った情報再生装置0専用の
媒体となり,この情報再生装置でなければ,即ち特殊領
域内に記録されているID情報と同じID情報を持つ情
報再生装置でなければ通常領域内のディジタル情報を再
生することはできない。これにより,情報記録媒体30
に記録されているディジタル情報が違法コピーされたと
しても他のパーソナルコンピュータなどで再生すること
ができないため,ディジタル情報の違法コピーによる不
正使用を防止することが可能となる。また,正規のユー
ザであれば,上記通常領域31内のディジタル情報を例
えばパーソナルコンピュータのハードディスクなどにコ
ピーして保管しても,情報再生装置0を用いて再生する
ことは可能であり,個人的使用の範囲での複製権は確保
される。
【0011】
【実施例】図6に示すように,情報再生装置0′に,上
記情報記録媒体30の特殊領域32からID情報を読み
出すための特殊読出インターフェイス11(特殊領域読
出手段の一例)を設け,例えば制御CPU4(再生許可
手段の一例)により,上記特殊読出インターフェイス1
1を介して読み出されたID情報と,ID記憶メモリ5
内のID情報とが一致した場合にのみ通常領域31内の
ディジタル情報の再生を可能とするように構成すること
もできる。この時の再生時のフローを図7に示す。これ
により,例えば上記情報記録媒体30の通常領域31内
のディジタル情報が,例えばパーソナルコンピュータな
どに取り込まれてどのように改ざんされたとしても,上
記情報再生装置0′によって再生することは不可能とな
る。また,上記情報記録媒体30の特殊領域への情報の
書き込み可能回数を制限するような構成とすることもで
きる。例えば,フラッシュメモリについていえば,書き
込みがなされている領域は一旦消去しなければ次の書き
込みができない特性を持っているため,上記情報記録媒
体30としてフラッシュメモリを用いている場合には,
例えば特殊領域を消去する操作を行う外部インターフェ
イスを媒体に設けなければ,この特殊領域は物理的に1
回しか書き込みできない領域となる。また,内部カウン
タを設けるなどして,カウンタが一定の値になった後は
消去命令を受け付けない構成とすれば,特定の回数まで
しか書き込みのできない特殊領域を作成できる。書き込
みが1回に制限されていれば,その情報記録媒体は特定
の情報再生装置に専用となり,セキュリティは一層高く
なる。一方,複数回数の書き込みを可能とすれば,ユー
ザが情報記録媒体を他の情報再生装置で使用できるよう
に変更できるという面でユーザ側の利便性は高くなる。
また,情報再生装置0によって上記情報格納媒体30の
特殊領域32へID情報を書き込む際に,上記ID情報
に所定の加工(例えば変調,符号化,暗号化など)を施
すようにしてもよい。これにより,セキュリティは更に
高められる。上記特殊領域書込手段が,上記ID情報に
所定の加工を施した上で上記情報記録媒体上の特殊領域
への書き込みを行う請求項1記載のディジタル情報記録
再生システム。尚,上記ディジタル情報としては,音
楽,画像など様々なものに対応でき,また,上記所定の
加工についても,暗号化やスクランブル等の様々な方法
を適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように,第1の発明は,デ
ィジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必
要とする特殊領域と,ディジタル情報の書き込み及び読
み出しに特殊な手段を必要としない通常領域とを具備す
る情報記録媒体と,固有のID情報が格納されたID情
報格納手段と,上記ID情報格納手段に格納された上記
ID情報を上記情報記録媒体の上記特殊領域へ書き込む
特殊領域書込手段と,上記情報記録媒体の上記通常領域
に書き込まれているディジタル情報を読み出す通常領域
読出手段と,上記通常領域読出手段で読み出された上記
ディジタル情報を上記ID情報格納手段に格納された上
記ID情報に基づいて復元する情報復元手段と,上記情
報復元手段で復元された上記ディジタル情報を再生する
再生手段とを具備するディジタル情報再生装置と,上記
情報記録媒体の上記特殊領域に格納されている上記ID
情報を読み出す特殊領域読出手段と,上記特殊領域読出
手段で読み出された上記ID情報に基づいて所定のディ
ジタル情報に所定の加工を施す情報加工手段と,上記情
報加工手段で加工された上記ディジタル情報を上記情報
記録媒体の上記通常領域に書き込む通常領域書込手段と
を具備するディジタル情報記録装置とを具備してなるデ
ィジタル情報記録再生システムとして構成されているた
め,特殊領域にID情報が書き込まれた情報記録媒体は
その書き込みを行ったディジタル情報再生装置専用の媒
体となり,このディジタル情報再生装置でなければ,即
ち特殊領域内に記録されているID情報と同じID情報
を持つディジタル情報再生装置でなければ通常領域内の
ディジタル情報を再生することはできない。これによ
り,情報記録媒体に記録されているディジタル情報が違
法コピーされたとしても他のパーソナルコンピュータな
どで再生することができないため,ディジタル情報の違
法コピーによる不正使用を防止することが可能となる。
また,正規のユーザであれば,上記通常領域内のディジ
タル情報を例えばパーソナルコンピュータのハードディ
スクなどにコピーして保管しても,ディジタル情報再生
装置を用いて再生することは可能であり,個人的使用の
範囲での複製権は確保される。また,上記特殊領域書込
手段が,上記ID情報に所定の加工を施した上で上記情
報記録媒体上の特殊領域への書き込みを行うように構成
すれば,安全性はさらに向上する。また,上記ディジタ
ル情報再生装置に,更に上記所定の情報記録媒体上の上
記特殊領域に格納されているID情報を読み出す特殊領
域読出手段と,上記特殊領域読出手段で読み出された上
記ID情報と,上記ID情報格納手段に格納された上記
ID情報とを比較し,両者が一致した場合にのみ上記再
生手段による再生を許可する再生許可手段とを具備すれ
ば,正当なディジタル情報再生装置以外での再生を防止
する効果を更に高めることができる。また,上記情報記
録媒体の上記特殊領域への書き込みを所定の回数以内に
制限し,例えばセキュリティの高さとユーザの利便性の
両立を図ることも可能である。
【0013】また,第2の発明は,上記第1の発明にお
けるディジタル情報再生装置であり,所定の情報記録媒
体上の領域であってディジタル情報の書き込み及び読み
出しに特殊な手段を必要とする特殊領域に,上記ID情
報格納手段に格納された上記ID情報を書き込む特殊領
域書込手段と,上記所定の情報記録媒体上の領域であっ
てディジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段
を必要としない通常領域から,上記所定の情報記録媒体
上の上記特殊領域に書き込まれているID情報に基づく
所定の加工が施されたディジタル情報を読み出す通常領
域読出手段と,上記通常領域読出手段で読み出された上
記ディジタル情報を上記ID情報格納手段に格納された
上記ID情報に基づいて復元する情報復元手段と,上記
情報復元手段で復元された上記ディジタル情報を再生す
る再生手段とを具備してなるディジタル情報再生装置と
して構成されており,上記第1の発明による効果を得る
ために必須の構成である。また,第3の発明は,上記第
1の発明におけるディジタル情報記録装置であり,所定
の情報記録媒体上の領域であってディジタル情報の書き
込み及び読み出しに特殊な手段を必要とする特殊領域か
ら,その中に予め格納されている所定のディジタル情報
再生装置に固有のID情報を読み出す特殊領域読出手段
と,上記特殊領域読出手段で読み出された上記ID情報
に基づいて所定のディジタル情報に所定の加工を施す情
報加工手段と,上記情報加工手段で加工された上記ディ
ジタル情報を,上記所定の情報記録媒体上の領域であっ
てディジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段
を必要としない通常領域に書き込む通常領域書込手段と
を具備してなるディジタル情報記録装置として構成され
ており,上記第1の発明による効果を得るために必須の
構成である。また,第4の発明は,上記第1の発明にお
ける情報記録媒体であり,ディジタル情報の書き込み及
び読み出しに特殊な手段を必要とする特殊領域と,ディ
ジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必要
としない通常領域とを具備する情報記録媒体において,
上記特殊領域には,所定のディジタル情報再生装置に固
有のID情報が書き込まれ,上記通常領域には,上記特
殊領域に書き込まれた上記ID情報に基づいて所定の加
工が施されたディジタル情報が書き込まれることを特徴
とする情報記録媒体として構成されており,上記第1の
発明による効果を得るために必須の構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るディジタル情報記
録再生システムA1における情報記録媒体30と情報再
生装置0の概略構成及び両者の接続関係を示すブロック
図。
【図2】 上記ディジタル情報記録再生システムA1に
おける情報記録媒体30と情報記録装置20の概略構成
及び両者の接続関係を示すブロック図。
【図3】 上記情報再生装置0による上記情報記録媒体
30の初期化処理手順の一例を示すフローチャート。
【図4】 上記情報記録装置20による上記情報記録媒
体30へのディジタル情報の記録処理の一例を示すフロ
ーチャート。
【図5】 上記情報再生装置0による上記情報記録媒体
30内のディジタル情報の再生処理手順の一例を示すフ
ローチャート。
【図6】 本発明の実施例に係るディジタル情報記録再
生システムA2における情報記録媒体30と情報再生装
置0′の概略構成及び両者の接続関係を示すブロック
図。
【図7】 上記情報再生装置0′による上記情報記録媒
体30内のディジタル情報の再生処理手順の一例を示す
フローチャート。
【図8】 従来の技術に係るディジタル情報再生システ
ムA0の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
0…情報再生装置(ディジタル情報再生装置の一例) 1…通常読出インターフェイス(通常領域読出手段の一
例) 2…特殊書込インターフェイス(特殊領域書込手段の一
例) 4…制御CPU(再生許可手段の一例) 5…ID記憶メモリ(ID情報格納手段の一例) 6…加工情報復元部(情報復元手段の一例) 7…情報デコーダ(再生装置の一例を構成) 8…D/A変換部(再生装置の一例を構成) 11…特殊読出インターフェイス(特殊領域読出手段の
一例) 20…情報記録装置(ディジタル情報記録装置の一例) 21…通常書込インターフェイス(通常領域書込手段の
一例) 22…特殊読出インターフェイス(特殊領域読出手段の
一例) 25…情報加工部(情報加工手段の一例) 30…情報記録媒体 31…通常領域 32…特殊領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西元 善郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 山下 俊郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 下田 敏章 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 5D044 BC01 BC04 CC04 DE03 GK17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報の書き込み及び読み出し
    に特殊な手段を必要とする特殊領域と,ディジタル情報
    の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必要としない通
    常領域とを具備する情報記録媒体と,固有のID情報が
    格納されたID情報格納手段と,上記ID情報格納手段
    に格納された上記ID情報を上記情報記録媒体の上記特
    殊領域へ書き込む特殊領域書込手段と,上記情報記録媒
    体の上記通常領域に書き込まれているディジタル情報を
    読み出す通常領域読出手段と,上記通常領域読出手段で
    読み出された上記ディジタル情報を上記ID情報格納手
    段に格納された上記ID情報に基づいて復元する情報復
    元手段と,上記情報復元手段で復元された上記ディジタ
    ル情報を再生する再生手段とを具備するディジタル情報
    再生装置と,上記情報記録媒体の上記特殊領域に格納さ
    れている上記ID情報を読み出す特殊領域読出手段と,
    上記特殊領域読出手段で読み出された上記ID情報に基
    づいて所定のディジタル情報に所定の加工を施す情報加
    工手段と,上記情報加工手段で加工された上記ディジタ
    ル情報を上記情報記録媒体の上記通常領域に書き込む通
    常領域書込手段とを具備するディジタル情報記録装置と
    を具備してなるディジタル情報記録再生システム。
  2. 【請求項2】 上記特殊領域書込手段が,上記ID情報
    に所定の加工を施した上で上記情報記録媒体上の特殊領
    域への書き込みを行う請求項1記載のディジタル情報記
    録再生システム。
  3. 【請求項3】 上記ディジタル情報再生装置が,上記所
    定の情報記録媒体上の上記特殊領域に格納されているI
    D情報を読み出す特殊領域読出手段と,上記特殊領域読
    出手段で読み出された上記ID情報と,上記ID情報格
    納手段に格納された上記ID情報とを比較し,両者が一
    致した場合にのみ上記再生手段による再生を許可する再
    生許可手段を具備してなる請求項1又は2記載のディジ
    タル情報記録再生システム。
  4. 【請求項4】 上記情報記録媒体の上記特殊領域への書
    き込みが所定の回数以内に制限される請求項1〜3のい
    ずれかに記載のディジタル情報記録再生システム。
  5. 【請求項5】 固有のID情報が格納されたID情報格
    納手段と,所定の情報記録媒体上の領域であってディジ
    タル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必要と
    する特殊領域に,上記ID情報格納手段に格納された上
    記ID情報を書き込む特殊領域書込手段と,上記所定の
    情報記録媒体上の領域であってディジタル情報の書き込
    み及び読み出しに特殊な手段を必要としない通常領域か
    ら,上記所定の情報記録媒体上の上記特殊領域に書き込
    まれているID情報に基づく所定の加工が施されたディ
    ジタル情報を読み出す通常領域読出手段と,上記通常領
    域読出手段で読み出された上記ディジタル情報を上記I
    D情報格納手段に格納された上記ID情報に基づいて復
    元する情報復元手段と,上記情報復元手段で復元された
    上記ディジタル情報を再生する再生手段とを具備してな
    るディジタル情報再生装置。
  6. 【請求項6】 上記特殊領域書込手段が,上記ID情報
    に所定の加工を施した上で上記情報記録媒体上の特殊領
    域への書き込みを行う請求項5記載のディジタル情報再
    生装置。
  7. 【請求項7】 上記所定の情報記録媒体上の上記特殊領
    域に格納されているID情報を読み出す特殊領域読出手
    段と,上記特殊領域読出手段で読み出された上記ID情
    報と,上記ID情報格納手段に格納された上記ID情報
    とを比較し,両者が一致した場合にのみ上記再生手段に
    よる再生を許可する再生許可手段を具備してなる請求項
    5又は6記載のディジタル情報再生装置。
  8. 【請求項8】 所定の情報記録媒体上の領域であってデ
    ィジタル情報の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必
    要とする特殊領域から,その中に予め格納されている所
    定のディジタル情報再生装置に固有のID情報を読み出
    す特殊領域読出手段と,上記特殊領域読出手段で読み出
    された上記ID情報に基づいて所定のディジタル情報に
    所定の加工を施す情報加工手段と,上記情報加工手段で
    加工された上記ディジタル情報を,上記所定の情報記録
    媒体上の領域であってディジタル情報の書き込み及び読
    み出しに特殊な手段を必要としない通常領域に書き込む
    通常領域書込手段とを具備してなるディジタル情報記録
    装置。
  9. 【請求項9】 ディジタル情報の書き込み及び読み出し
    に特殊な手段を必要とする特殊領域と,ディジタル情報
    の書き込み及び読み出しに特殊な手段を必要としない通
    常領域とを具備する情報記録媒体において,上記特殊領
    域には,所定のディジタル情報再生装置に固有のID情
    報が書き込まれ,上記通常領域には,上記特殊領域に書
    き込まれた上記ID情報に基づいて所定の加工が施され
    たディジタル情報が書き込まれることを特徴とする情報
    記録媒体。
JP21376498A 1998-07-29 1998-07-29 ディジタル情報記録再生システム,並びにそれに用いられるディジタル情報再生装置,ディジタル情報記録装置,及び情報記録媒体 Pending JP2000048482A (ja)

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