JP2000047889A - 負荷分散処理におけるトランザクション振り分け先変更処理の頻発防止 - Google Patents
負荷分散処理におけるトランザクション振り分け先変更処理の頻発防止Info
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- JP2000047889A JP2000047889A JP10215123A JP21512398A JP2000047889A JP 2000047889 A JP2000047889 A JP 2000047889A JP 10215123 A JP10215123 A JP 10215123A JP 21512398 A JP21512398 A JP 21512398A JP 2000047889 A JP2000047889 A JP 2000047889A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トランザクション振り分け先変更処理の頻発を
抑止し、システム全体のスループットの低下を防止す
る。 【解決手段】複数のバックエンドプロセッサ毎に独立し
て稼動するオンラインジョブ毎に上位負荷基準値と下位
負荷基準値を持ち、負荷値が上位負荷基準値を超えた
時、及び上位負荷基準値を超えた後に下位負荷基準値を
下回った時のみトランザクション振り分けプログラムへ
連絡を行ないシステム全体のスループットの低下を防止
することができる。
抑止し、システム全体のスループットの低下を防止す
る。 【解決手段】複数のバックエンドプロセッサ毎に独立し
て稼動するオンラインジョブ毎に上位負荷基準値と下位
負荷基準値を持ち、負荷値が上位負荷基準値を超えた
時、及び上位負荷基準値を超えた後に下位負荷基準値を
下回った時のみトランザクション振り分けプログラムへ
連絡を行ないシステム全体のスループットの低下を防止
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】フロントエンドプロセッサ上
で起動するトランザクション振り分けプログラムが複数
のバックエンドプロセッサ毎に起動するオンラインジョ
ブがあるシステムにおいて、負荷分散処理をできるだけ
最小限に留める事により、1トランザクションのレスポ
ンスタイムの確保及び過負荷オンラインジョブが存在し
た時のシステム全体のスループットの低下抑止を計る。
で起動するトランザクション振り分けプログラムが複数
のバックエンドプロセッサ毎に起動するオンラインジョ
ブがあるシステムにおいて、負荷分散処理をできるだけ
最小限に留める事により、1トランザクションのレスポ
ンスタイムの確保及び過負荷オンラインジョブが存在し
た時のシステム全体のスループットの低下抑止を計る。
【0002】
【従来の技術】従来のフロントエンドプロセッサによる
負荷分散処理の最も簡単な方式として、トランザクショ
ン毎に振り分け先変更が行なわれるラウンドロビングで
は、負荷が低い場合でも、トランザクション振り分け処
理が常に必要である為、トランザクションの処理性能が
落ちる。
負荷分散処理の最も簡単な方式として、トランザクショ
ン毎に振り分け先変更が行なわれるラウンドロビングで
は、負荷が低い場合でも、トランザクション振り分け処
理が常に必要である為、トランザクションの処理性能が
落ちる。
【0003】さらに、ラウンドロビングでは、連続した
トランザクションを一つのオンラインジョブで処理しな
ければならない場合に、対応するにはトランザクション
をバックエンドに送付する処理が必要になり、更なるオ
ーバーヘッドがかかる事になり、また、トランザクショ
ン毎に処理内容が異なるので、あるオンラインジョブに
処理時間がかかるトランザクションばかり割り振られた
場合、あるオンラインジョブのみ過負荷状態が延々と続
き、しかもトランザクション振り分けプログラムで処理
待ちのトランザクションが多数存在する事になり、シス
テム全体のスループットがかなり低下する。
トランザクションを一つのオンラインジョブで処理しな
ければならない場合に、対応するにはトランザクション
をバックエンドに送付する処理が必要になり、更なるオ
ーバーヘッドがかかる事になり、また、トランザクショ
ン毎に処理内容が異なるので、あるオンラインジョブに
処理時間がかかるトランザクションばかり割り振られた
場合、あるオンラインジョブのみ過負荷状態が延々と続
き、しかもトランザクション振り分けプログラムで処理
待ちのトランザクションが多数存在する事になり、シス
テム全体のスループットがかなり低下する。
【0004】また、負荷基準値が1つでフロントエンド
プロセッサが、ある一定数の端末を各オンラインジョブ
に割り振り、フロントエンドプロセッサが各端末に対応
するセッションを必ず1つだけ持つシステム構成のオン
ラインシステムにおいて、各オンラインジョブが一定間
隔で負荷情報をトランザクション振り分けプログラムへ
通知した場合、トランザクション振り分けプログラム
は、各オンラインジョブより通知された負荷情報の処理
を行う為、通常時の1トランザクションのレスポンスタ
イムが悪化する。
プロセッサが、ある一定数の端末を各オンラインジョブ
に割り振り、フロントエンドプロセッサが各端末に対応
するセッションを必ず1つだけ持つシステム構成のオン
ラインシステムにおいて、各オンラインジョブが一定間
隔で負荷情報をトランザクション振り分けプログラムへ
通知した場合、トランザクション振り分けプログラム
は、各オンラインジョブより通知された負荷情報の処理
を行う為、通常時の1トランザクションのレスポンスタ
イムが悪化する。
【0005】また、過負荷オンラインジョブが存在した
場合、1つしか負荷基準値がないので、負荷基準値の前
後でセッションの切替えを伴うトランザクション振り分
け先変更処理が頻発する事になる。セッションの切替え
処理にはかなりのオーバーヘッドがかかるので、トラン
ザクション振り分け先変更処理が頻発する事により、シ
ステム全体のスループットも低下する。
場合、1つしか負荷基準値がないので、負荷基準値の前
後でセッションの切替えを伴うトランザクション振り分
け先変更処理が頻発する事になる。セッションの切替え
処理にはかなりのオーバーヘッドがかかるので、トラン
ザクション振り分け先変更処理が頻発する事により、シ
ステム全体のスループットも低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フロントエンドプロセ
ッサ上で起動するトランザクション振り分けプログラム
が複数のバックエンドプロセッサ毎に起動するオンライ
ンジョブにトランザクションを割り振るシステムにおい
て、通常時の1トランザクションのレスポンスタイムを
確保し、さらに過負荷時において、トランザクション振
り分け先変更処理の頻発を抑止し、システム全体のスル
ープットの低下を防止する。
ッサ上で起動するトランザクション振り分けプログラム
が複数のバックエンドプロセッサ毎に起動するオンライ
ンジョブにトランザクションを割り振るシステムにおい
て、通常時の1トランザクションのレスポンスタイムを
確保し、さらに過負荷時において、トランザクション振
り分け先変更処理の頻発を抑止し、システム全体のスル
ープットの低下を防止する。
【0007】
【課題を解決するための手段】フロントエンドプロセッ
サ上で起動するトランザクション振り分けプログラムが
複数のバックエンドプロセッサ毎に独立して稼動するオ
ンラインジョブにトランザクションを割り振る事によ
り、負荷分散処理を実現しているオンラインシステムに
おいて、各オンラインジョブは起動時に全トランザクシ
ョン振り分けプログラムに対し接続要求を出して連絡用
セッションを確立し、トランザクション振り分けプログ
ラムはオンラインジョブが接続する毎に接続中の全端末
を全オンラインジョブに対し均等に割り振り、端末から
送られるトランザクションは割り振られたオンラインジ
ョブに対してのみ振り分けられる。
サ上で起動するトランザクション振り分けプログラムが
複数のバックエンドプロセッサ毎に独立して稼動するオ
ンラインジョブにトランザクションを割り振る事によ
り、負荷分散処理を実現しているオンラインシステムに
おいて、各オンラインジョブは起動時に全トランザクシ
ョン振り分けプログラムに対し接続要求を出して連絡用
セッションを確立し、トランザクション振り分けプログ
ラムはオンラインジョブが接続する毎に接続中の全端末
を全オンラインジョブに対し均等に割り振り、端末から
送られるトランザクションは割り振られたオンラインジ
ョブに対してのみ振り分けられる。
【0008】各オンラインジョブは各オンラインジョブ
毎に上位負荷基準値と下位負荷基準値を持ち、負荷値が
上位負荷基準値を超えた時、及び上位負荷基準値を超え
た後に下位負荷基準値を下回った時のみトランザクショ
ン振り分けプログラムへ連絡を行う。
毎に上位負荷基準値と下位負荷基準値を持ち、負荷値が
上位負荷基準値を超えた時、及び上位負荷基準値を超え
た後に下位負荷基準値を下回った時のみトランザクショ
ン振り分けプログラムへ連絡を行う。
【0009】トランザクション振り分けプログラムは、
オンラインジョブより過負荷状態の通知を受け取ると、
他のオンラインジョブへ負荷状態通知要求を出し、他の
オンラインジョブの負荷状態を判断した後、負荷値に合
せて各オンラインジョブへトランザクションの振り分け
先を変更し、過負荷となったオンラインジョブへはトラ
ンザクションの送付を中断する。
オンラインジョブより過負荷状態の通知を受け取ると、
他のオンラインジョブへ負荷状態通知要求を出し、他の
オンラインジョブの負荷状態を判断した後、負荷値に合
せて各オンラインジョブへトランザクションの振り分け
先を変更し、過負荷となったオンラインジョブへはトラ
ンザクションの送付を中断する。
【0010】その後で過負荷となったオンラインジョブ
より下位負荷基準値を下回った通知を受け取ると、トラ
ンザクションの振り分け先を変更した端末を再度、当該
オンラインジョブへ割り当て直す。
より下位負荷基準値を下回った通知を受け取ると、トラ
ンザクションの振り分け先を変更した端末を再度、当該
オンラインジョブへ割り当て直す。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を使用し説明する。
図面を使用し説明する。
【0012】図1はフロントエンドプロセッサにより負
荷分散処理を実現するシステム構成図である。フロント
エンドプロセッサ10,20,バックエンドプロセッサ
30,40,50はクラスタ構成の電子計算機である。
荷分散処理を実現するシステム構成図である。フロント
エンドプロセッサ10,20,バックエンドプロセッサ
30,40,50はクラスタ構成の電子計算機である。
【0013】フロントエンドプロセッサ10,20には
通信制御装置上の通信制御処理と同等の機能をもち、さ
らに負荷分散機能を備えたトランザクション振り分けプ
ログラム11,21があり、端末1,2,3はトランザ
クション振り分けプログラム11とセッションを確立し
て接続し、端末4,5,6はトランザクション振り分け
プログラム21とセッションを確立して接続し、バック
エンドプロセッサ30,40,50上で稼動するオンラ
インジョブ31,41,51はそれぞれが独立して同じ
業務処理を行う事ができる。
通信制御装置上の通信制御処理と同等の機能をもち、さ
らに負荷分散機能を備えたトランザクション振り分けプ
ログラム11,21があり、端末1,2,3はトランザ
クション振り分けプログラム11とセッションを確立し
て接続し、端末4,5,6はトランザクション振り分け
プログラム21とセッションを確立して接続し、バック
エンドプロセッサ30,40,50上で稼動するオンラ
インジョブ31,41,51はそれぞれが独立して同じ
業務処理を行う事ができる。
【0014】オンラインジョブ31,41,51はオン
ラインジョブ立ち上げ時に全トランザクション振り分け
プログラムを発見し、全トランザクション振り分けプロ
グラムに対し、接続要求を出す。トランザクション振り
分けプログラム11,21は、それぞれオンラインジョ
ブ31,41,51と連絡用セッションを確立し、相互
の送受信を可能にし、接続している端末を均等に各オン
ラインジョブへ割り振る為、各オンラインジョブに対応
する端末を決定し、当該端末用のセッションを決定した
オンラインジョブと確立する。
ラインジョブ立ち上げ時に全トランザクション振り分け
プログラムを発見し、全トランザクション振り分けプロ
グラムに対し、接続要求を出す。トランザクション振り
分けプログラム11,21は、それぞれオンラインジョ
ブ31,41,51と連絡用セッションを確立し、相互
の送受信を可能にし、接続している端末を均等に各オン
ラインジョブへ割り振る為、各オンラインジョブに対応
する端末を決定し、当該端末用のセッションを決定した
オンラインジョブと確立する。
【0015】これにより、端末とオンラインジョブはト
ランザクション振り分けプログラムを介して1つの線で
繋がることになるので、トランザクション振り分けプロ
グラムで行うトランザクションの授受に対する負荷分散
処理は無く、かつ通常時はトランザクション振り分けプ
ログラムとオンラインジョブ間の連絡は無いので、フロ
ントエンドプロセッサが通信制御装置と同等の機能とな
る為、負荷分散機能を使用しない従来方式のバックエン
ドプロセッサと端末の間に通信制御装置を介して、トラ
ンザクションの送受信を行う場合のレスポンスタイムと
同程度のレスポンスタイムを確保できる。
ランザクション振り分けプログラムを介して1つの線で
繋がることになるので、トランザクション振り分けプロ
グラムで行うトランザクションの授受に対する負荷分散
処理は無く、かつ通常時はトランザクション振り分けプ
ログラムとオンラインジョブ間の連絡は無いので、フロ
ントエンドプロセッサが通信制御装置と同等の機能とな
る為、負荷分散機能を使用しない従来方式のバックエン
ドプロセッサと端末の間に通信制御装置を介して、トラ
ンザクションの送受信を行う場合のレスポンスタイムと
同程度のレスポンスタイムを確保できる。
【0016】図1では、トランザクション振り分けプロ
グラム11に端末が3つ、稼働中のオンラインジョブが
3つあるので、端末1をオンラインジョブ31、端末2
をオンラインジョブ41、端末3をオンラインジョブ5
1に割り振り、セッションの確立を行う。同様にトラン
ザクション振り分けプログラム21は端末4をオンライ
ンジョブ31、端末5をオンラインジョブ41、端末6
をオンラインジョブ51に割り振り、セッションの確立
を行う。
グラム11に端末が3つ、稼働中のオンラインジョブが
3つあるので、端末1をオンラインジョブ31、端末2
をオンラインジョブ41、端末3をオンラインジョブ5
1に割り振り、セッションの確立を行う。同様にトラン
ザクション振り分けプログラム21は端末4をオンライ
ンジョブ31、端末5をオンラインジョブ41、端末6
をオンラインジョブ51に割り振り、セッションの確立
を行う。
【0017】トランザクション振り分けプログラム1
1,21によるトランザクション振り分け先変更処理が
行われるまでは、端末1,4のトランザクション処理は
オンラインジョブ31、端末2,5のトランザクション
処理はオンラインジョブ41、端末3,6のトランザク
ション処理はオンラインジョブ51で行われる。
1,21によるトランザクション振り分け先変更処理が
行われるまでは、端末1,4のトランザクション処理は
オンラインジョブ31、端末2,5のトランザクション
処理はオンラインジョブ41、端末3,6のトランザク
ション処理はオンラインジョブ51で行われる。
【0018】各オンラインジョブは、それぞれ任意に決
められた負荷限界値を示す上位負荷基準値70と過負荷
状態解除位置を示す下位負荷基準値60を持ち、一定時
間間隔で自オンラインジョブの負荷値を取得し、上位負
荷基準値70を超えた場合と上位負荷基準値70を超え
た後、下位負荷基準値60を下回った時に全トランザク
ション振り分けプログラムへトランザクション切り替え
先変更処理要求を行い、トランザクション振り分けプロ
グラムはトランザクション振り分け先変更処理を行う。
められた負荷限界値を示す上位負荷基準値70と過負荷
状態解除位置を示す下位負荷基準値60を持ち、一定時
間間隔で自オンラインジョブの負荷値を取得し、上位負
荷基準値70を超えた場合と上位負荷基準値70を超え
た後、下位負荷基準値60を下回った時に全トランザク
ション振り分けプログラムへトランザクション切り替え
先変更処理要求を行い、トランザクション振り分けプロ
グラムはトランザクション振り分け先変更処理を行う。
【0019】図2はオンラインジョブ31,41,51
の上位負荷基準値70と下位負荷基準値60が同じ時、
オンラインジョブ31,41,51の時間の経過による
負荷値の変動を示した図である。時刻Aの状態になった
時、オンラインジョブ31は上位負荷基準値70を超え
たので、トランザクション振り分けプログラム11,2
1に他のオンラインジョブへのトランザクション振り分
け先変更要求を行う。
の上位負荷基準値70と下位負荷基準値60が同じ時、
オンラインジョブ31,41,51の時間の経過による
負荷値の変動を示した図である。時刻Aの状態になった
時、オンラインジョブ31は上位負荷基準値70を超え
たので、トランザクション振り分けプログラム11,2
1に他のオンラインジョブへのトランザクション振り分
け先変更要求を行う。
【0020】要求を受け取ったトランザクション振り分
けプログラム11,21は、上位負荷基準値70を超え
ていると連絡していないオンラインジョブ41,51よ
り、上位負荷基準値70よりの偏差を示す負荷情報を取
得し、負荷情報の偏差に従い、オンラインジョブ31に
接続している端末用のセッションを切り替える。
けプログラム11,21は、上位負荷基準値70を超え
ていると連絡していないオンラインジョブ41,51よ
り、上位負荷基準値70よりの偏差を示す負荷情報を取
得し、負荷情報の偏差に従い、オンラインジョブ31に
接続している端末用のセッションを切り替える。
【0021】トランザクション振り分けプログラム11
経由でオンラインジョブ31に接続している端末は端末
1のみ、トランザクション振り分けプログラム21経由
でオンラインジョブ31に接続している端末は端末4の
みである為、図2の時刻Aで一番負荷値が低いオンライ
ンジョブ41なので、トランザクション振り分けプログ
ラム11は端末1をオンラインジョブ41へ、トランザ
クション振り分けプログラム21は端末4をオンライン
ジョブ41へセッションを確立し、振り分け先の変更を
行い、オンラインジョブ31へトランザクションの送付
を中止し、オンラインジョブ31から送られるトランザ
クションの結果の受け取りのみを行う。
経由でオンラインジョブ31に接続している端末は端末
1のみ、トランザクション振り分けプログラム21経由
でオンラインジョブ31に接続している端末は端末4の
みである為、図2の時刻Aで一番負荷値が低いオンライ
ンジョブ41なので、トランザクション振り分けプログ
ラム11は端末1をオンラインジョブ41へ、トランザ
クション振り分けプログラム21は端末4をオンライン
ジョブ41へセッションを確立し、振り分け先の変更を
行い、オンラインジョブ31へトランザクションの送付
を中止し、オンラインジョブ31から送られるトランザ
クションの結果の受け取りのみを行う。
【0022】時刻Bとなった時にオンラインジョブ31
が下位負荷基準値60を下回ったので、トランザクショ
ン振り分けプログラム11,21に対しトランザクショ
ン振り分け先変更の戻し要求を行う。トランザクション
振り分けプログラム11は端末1用の振り分け先をオン
ラインジョブ31へ戻し、オンラインジョブ41へ送っ
た端末1用のトランザクションの結果を全て受け取った
後、セッションを切断する。
が下位負荷基準値60を下回ったので、トランザクショ
ン振り分けプログラム11,21に対しトランザクショ
ン振り分け先変更の戻し要求を行う。トランザクション
振り分けプログラム11は端末1用の振り分け先をオン
ラインジョブ31へ戻し、オンラインジョブ41へ送っ
た端末1用のトランザクションの結果を全て受け取った
後、セッションを切断する。
【0023】同様にトランザクション振り分けプログラ
ム21は端末4用の振り分け先をオンラインジョブ31
へ戻し、オンラインジョブ41へ送った端末4用のトラ
ンザクションの結果を全て受け取った後、セッションを
切断する。これにより、トランザクション振り分け先変
更処理が頻発することによるシステム全体のスループッ
トの低下を防止する事ができる。
ム21は端末4用の振り分け先をオンラインジョブ31
へ戻し、オンラインジョブ41へ送った端末4用のトラ
ンザクションの結果を全て受け取った後、セッションを
切断する。これにより、トランザクション振り分け先変
更処理が頻発することによるシステム全体のスループッ
トの低下を防止する事ができる。
【0024】図3は本発明による各オンラインジョブ毎
の負荷情報の監視処理のフロー例を示す図である。10
0で自オンラインジョブの負荷値を取得する。負荷値を
取得した後、101で上位負荷基準値70と自オンライ
ンジョブの負荷値を比較し、負荷値が上位負荷基準値7
0より大きい場合は、104でオンラインの負荷レベル
を過負荷レベルとする。小さい場合は102で下位負荷
基準値60と負荷値を比較し、大きい場合は、103で
前回のオンラインの負荷レベルが過負荷レベルであるな
らば、104でオンラインの負荷レベルを過負荷レベル
とする。小さい場合は、105にてオンラインの負荷レ
ベルをトランザクション処理可能レベルとする。
の負荷情報の監視処理のフロー例を示す図である。10
0で自オンラインジョブの負荷値を取得する。負荷値を
取得した後、101で上位負荷基準値70と自オンライ
ンジョブの負荷値を比較し、負荷値が上位負荷基準値7
0より大きい場合は、104でオンラインの負荷レベル
を過負荷レベルとする。小さい場合は102で下位負荷
基準値60と負荷値を比較し、大きい場合は、103で
前回のオンラインの負荷レベルが過負荷レベルであるな
らば、104でオンラインの負荷レベルを過負荷レベル
とする。小さい場合は、105にてオンラインの負荷レ
ベルをトランザクション処理可能レベルとする。
【0025】オンラインの負荷レベルを決定した後、1
06にて前回の負荷レベルと比べて変化があるかを比較
し、変化のある場合は、107のトランザクション振り
分けプログラムに振り分け先変更の連絡を行う。それ以
外の場合は連絡は行わない。以上の処理方式により、ト
ランザクション振り分けプログラムの行うトランザクシ
ョン振り分け先変更処理の頻発を抑止することができ、
システム全体のスループットの低下を防止することがで
きる。
06にて前回の負荷レベルと比べて変化があるかを比較
し、変化のある場合は、107のトランザクション振り
分けプログラムに振り分け先変更の連絡を行う。それ以
外の場合は連絡は行わない。以上の処理方式により、ト
ランザクション振り分けプログラムの行うトランザクシ
ョン振り分け先変更処理の頻発を抑止することができ、
システム全体のスループットの低下を防止することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】負荷分散処理を行うにもかかわらず、通
常時のトランザクションのレスポンスタイムが負荷分散
機能がないシステムと同等レベルである。各オンライン
ジョブが負荷基準値を2つ持ち、各オンラインジョブの
負荷状態を決定している場合、トランザクション振り分
けプログラムと各オンラインジョブの連絡を最小限にす
ることにより、オンラインジョブが過負荷状態になった
時のシステム全体のスループットの低下を防止すること
ができる。
常時のトランザクションのレスポンスタイムが負荷分散
機能がないシステムと同等レベルである。各オンライン
ジョブが負荷基準値を2つ持ち、各オンラインジョブの
負荷状態を決定している場合、トランザクション振り分
けプログラムと各オンラインジョブの連絡を最小限にす
ることにより、オンラインジョブが過負荷状態になった
時のシステム全体のスループットの低下を防止すること
ができる。
【図1】本発明の実施例である負荷分散処理機能概要図
である。
である。
【図2】オンラインジョブの負荷値の変動の様子を示し
た特性図である。
た特性図である。
【図3】本発明による各オンラインジョブ毎の負荷情報
の監視処理のフロー例を示す図である。
の監視処理のフロー例を示す図である。
1,2,3,4,5,6…端末、10,20…フロント
エンドプロセッサ、11,21…トランザクション振り
分けプログラム、30,40,50…バックエンドプロ
セッサ、31,41,51…オンラインジョブ。
エンドプロセッサ、11,21…トランザクション振り
分けプログラム、30,40,50…バックエンドプロ
セッサ、31,41,51…オンラインジョブ。
Claims (1)
- 【請求項1】フロントエンドプロセッサ上で起動するト
ランザクション振り分けプログラムが複数のバックエン
ドプロセッサ毎に起動するオンラインジョブにトランザ
クションを割り振る事により、負荷分散処理を実現して
いるオンラインシステムにおいて、トランザクション振
り分けプログラムは、オンラインジョブが立ち上がると
均等に端末を割り振り、端末とオンラインジョブを常に
1対1の関係に保ち、各オンラインジョブは各オンライ
ンジョブ毎に上位負荷基準値と下位負荷基準値を持ち、
他のオンラインジョブから独立して稼動し、あるオンラ
インジョブは、負荷値が上位負荷基準値を超えた時と、
上位負荷基準値を超えた後に下位負荷基準値を下回った
時のみ、トランザクション振り分けプログラムへ通知
し、トランザクション振り分けプログラムが該当するオ
ンラインジョブに対しトランザクションの振り分け先変
更処理を行い、以上の方式により、通常時の1トランザ
クションのレスポンスタイムを確保し、過負荷オンライ
ンジョブがある場合にトランザクション振り分け先変更
処理を最小限に留める事により、大きなオーバーヘッド
を伴うトランザクション振り分け先変更処理の頻発を抑
止し、システム全体のスループットの低下を防止するこ
とを特徴とする負荷分散処理におけるトランザクション
振り分け先変更処理の頻発防止。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215123A JP2000047889A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 負荷分散処理におけるトランザクション振り分け先変更処理の頻発防止 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215123A JP2000047889A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 負荷分散処理におけるトランザクション振り分け先変更処理の頻発防止 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000047889A true JP2000047889A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16667121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10215123A Pending JP2000047889A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 負荷分散処理におけるトランザクション振り分け先変更処理の頻発防止 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000047889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002099798A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Kinki Nippon Tourist Information Systems Co Ltd | 旅行業者用旅行商品予約システム |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP10215123A patent/JP2000047889A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002099798A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Kinki Nippon Tourist Information Systems Co Ltd | 旅行業者用旅行商品予約システム |
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