JP2000042880A - 平面研削装置 - Google Patents

平面研削装置

Info

Publication number
JP2000042880A
JP2000042880A JP10212481A JP21248198A JP2000042880A JP 2000042880 A JP2000042880 A JP 2000042880A JP 10212481 A JP10212481 A JP 10212481A JP 21248198 A JP21248198 A JP 21248198A JP 2000042880 A JP2000042880 A JP 2000042880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
semiconductor wafer
rough
finish
grindstone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10212481A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsura Tomotaki
桂 友瀧
Junichi Ikeno
順一 池野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Seiki KK filed Critical Seiko Seiki KK
Priority to JP10212481A priority Critical patent/JP2000042880A/ja
Publication of JP2000042880A publication Critical patent/JP2000042880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハの加工能率、形状精度および歩
留りが良く、加工面の加工変質層を減らすことができ、
表面粗さを小さくすることができる平面研削装置を提供
する。 【解決手段】 半導体ウエハWを固定し回転させる複数
のチャックテーブル11,12,13と、複数のチャッ
クテーブル11,12,13が周縁に配置され、チャッ
クテーブル11,12,13を半導体ウエハWの粗研削
ポジションおよび仕上げ研削ポジションに回転移動させ
る回転テーブル1と、粗研削ポジションにおける半導体
ウエハWの研削面に向かい合うように砥石軸21の先端
に取り付けられたカップ型ダイヤモンド砥石22と、仕
上げ研削ポジションにおける半導体ウエハWに向かい合
うように砥石軸31の先端に取り付けられたカップ型E
PD砥石32とが具備されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハの平
面を砥石により研削し、半導体ウエハの薄型化を可能に
する平面研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン、携帯電話およびページ
ャなどの電気製品の小型軽量化やICカードへの搭載な
どで半導体ウエハの薄型化が要求されている。
【0003】従来、半導体ウエハを薄型化する場合、半
導体素子が積層形成された表面を避け、裏面が平面研削
される。
【0004】半導体ウエハの裏面研削は、半導体ウエハ
の直径より大きな直径のカップ型砥石の外径を半導体ウ
エハの中心に略一致させ、半導体ウエハおよび砥石を回
転させて、砥石を半導体ウエハに相対的に切り込み粗研
削を行なった後、仕上げ研削を行なう。
【0005】その際、研削面の加工変質層深さや表面粗
さを確保し、加工能率を向上させるため、通常、粗研削
では、#400〜#600番程度のビトリファイドボン
ドダイヤモンド砥石を使用し、仕上げ研削では、#20
00〜#8000番程度のレジンボンドダイヤモンド砥
石が使用される。
【0006】ここで、#400番のビトリファイドボン
ドダイヤモンド砥石を粗研削に使用し、#4000番ま
たは#8000番のレジンボンドダイヤモンド砥石を仕
上げ研削に使用した場合の研削面の加工変質層深さおよ
び表面粗さの測定結果を次表1に示す。
【0007】
【表1】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記提案の
如きダイヤモンド砥石だけによる研削では、加工能率お
よび形状精度は要求を満足できるが、研削面の表面粗さ
が粗く(たとえば、#4000番使用時に0.15μm
Ry程度または#8000番使用時に0.1μmRy程
度)、さらに、加工変質層が残る(#4000番使用時
に加工変質層深さ1μm程度または#8000番使用時
に加工変質層深さ0.5μm程度)ため、研削工程終了
後の搬送時に半導体ウエハが割れたり、また、製品時の
曲げ強さが不十分なことから、ICカードなどへの装着
時に外力を加えると、チップが破損するという問題点が
ある。
【0009】そこで、ダイヤモンド砥石で研削した後、
搬送に注意しながら、ポリシングやエッチングなどの加
工手段により加工変質層を減らしているが、歩留りが悪
く、加工速度が遅いという問題点がある。
【0010】つまり、ポリシングは、表面粗さを小さく
し加工変質層を減らすことは可能であるが、遊離砥粒に
よる加工のため、微細な砥粒を混ぜた懸濁水を使用する
ことから、この懸濁水が半導体ウエハの表面に回り込み
当該表面上に形成された半導体素子を破壊することがあ
り、加工速度も遅い。
【0011】また、エッチングは、化学的な反応を利用
し、加工速度の温度への依存性が高いため、温度管理を
非常に厳しくしなければ、所定の加工量が得られず、エ
ッチング液により半導体ウエハの表面に形成された半導
体素子および半導体ウエハを支持するチャック面も同時
に加工してしまうことがあるとともに、表面粗さの山だ
けでなく谷の部分も侵食してしまい形状精度がで難いの
で、歩留りが悪く、しかも加工速度が遅い。
【0012】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、半導体
ウエハの加工能率、形状精度および歩留りが良く、加工
面の加工変質層を減らすことができ、表面粗さを小さく
することができる平面研削装置を提供することにある。
【0013】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る平面研削装置は、半導体ウエハを固定し回
転させる複数のチャックテーブルと、上記複数のチャッ
クテーブルが周縁に配置され、上記チャックテーブルを
上記半導体ウエハの粗研削ポジションおよび仕上げ研削
ポジションに回転移動させる回転テーブルと、上記粗研
削ポジションにおける上記半導体ウエハの研削面に向か
い合うように粗研削用砥石軸の先端に取り付けられたダ
イヤモンド砥石と、上記仕上げ研削ポジションにおける
上記半導体ウエハに向かい合うように仕上げ研削用砥石
軸の先端に取り付けられ、電気泳動現象を利用して超微
細砥粒が均一に固定化された超微粒砥石(以下、EPD
砥石(Electrophoretic Deposition: 電気泳動吸着砥
石)という)と、を具備したことを特徴としている。
【0015】また、本発明に係る平面研削装置は、半導
体ウエハを固定し回転させると共に、上記半導体ウエハ
の粗研削ポジションおよび仕上げ研削ポジションに往復
移動させる往復テーブルと、上記粗研削ポジションにお
ける上記半導体ウエハの研削面に向かい合うように粗研
削用砥石軸の先端に取り付けられたダイヤモンド砥石
と、上記仕上げ研削ポジションにおける上記半導体ウエ
ハの研削面に向かい合うように仕上げ研削用砥石軸の先
端に取り付けられたEPD砥石と、を具備したことを特
徴としている。
【0016】さらに、複数の粗研削ポジションが設置さ
れ、上記複数の粗研削ポジションに複数の粗研削用砥石
軸がそれぞれ設けられ、上記複数の粗研削用砥石軸の先
端に砥粒の粒度の異なるダイヤモンド砥石が個別に取り
付けられ、半導体ウエハの粗研削を上記粒度の異なるダ
イヤモンド砥石により複数回に分けて行なうことを特徴
としている。
【0017】従って、本発明によれば、粗研削は、ダイ
ヤモンド砥石を利用して行われるので、半導体ウエハの
加工能率および形状精度が良く、仕上げ研削がEPD砥
石を利用して行われることにより、加工変質層が減少
し、表面粗さが小さくなる。
【0018】また、半導体ウエハは1チャックで粗研削
および仕上げ研削されるので、研削面の表面粗さおよび
加工変質層がある状態での半導体ウエハの着脱および粗
研削から仕上げ研削への搬送工程が省略されるため、半
導体ウエハの割れが回避され、歩留りおよび加工効率が
向上するとともに、装置における半導体ウエハの搬送機
構が簡略化されるので、装置構成がコンパクトになる。
【0019】また、仕上げ研削は、従来のようなポリシ
ングやエッチングなどの加工手段によらないので、歩留
りが向上する。
【0020】さらに、粗研削において、砥粒の粒度の異
なるダイヤモンド砥石により複数回に分けて行なうこと
により、半導体ウエハの加工能率が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するに当
たって、同一機能を奏するものは同じ符号を付して説明
する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態に係る回転テ
ーブル式の平面研削装置の要部斜視図、図2は、本発明
の実施の形態に係る往復テーブル式の平面研削装置の要
部斜視図、図3は、本発明の実施の形態に係る他の往復
テーブル式の平面研削装置の要部斜視図、図4は、本発
明の実施の形態に係る他の往復テーブル式の平面研削装
置の要部斜視図、図5は、本発明の実施の形態に係る他
の回転テーブル式の平面研削装置の要部斜視図である。
【0023】図1に示す平面研削装置は、回転可能な円
形の回転テーブル1を有し、回転テーブル1の周縁上の
円周等分複数箇所には、円形のチャックテーブル11,
12,13が回転自在に複数個配設され、これらチャッ
クテーブル11,12,13上には、その直径よりやや
小さな略円形の半導体ウエハWがバキューム吸着される
ようになっている。
【0024】チャックテーブル11,12,13は、回
転テーブル1により半導体ウエハWの供給排出ポジショ
ン、粗研削ポジションおよび仕上げ研削ポジションにそ
れぞれ移動し、半導体ウエハWの供給排出、粗研削およ
び仕上げ研削が同時に行われるようになっている。
【0025】粗研削ポジションにおけるチャックテーブ
ル12(11,13)上には、チャックテーブル11,
12,13の移動方向に対して略垂直に砥石軸21が設
置され、砥石軸21の先端には、半導体ウエハWの直径
より大きな直径のカップ型ダイヤモンド砥石22が取り
付けられ、カップ型ダイヤモンド砥石22と半導体ウエ
ハWの研削面とが向かい合うようになっている。
【0026】また、仕上げ研削ポジションにおけるチャ
ックテーブル13(11,12)上には、チャックテー
ブル11,12,13の移動方向に対して略垂直に砥石
軸31が設置され、砥石軸31の先端には、半導体ウエ
ハWの直径より大きな直径の仕上げ研削用のカップ型E
PD砥石32が取り付けられ、カップ型EPD砥石32
と半導体ウエハWの研削面とが向かい合うようになって
いる。
【0027】ところで、上記カップ型EPD砥石32と
は、超微細シリカ砥粒を電気泳動現象により均一に固定
化した超微粒砥石(電気泳動現象を利用した超微粒砥石
の作成法に関する研究,日本機械学会論文集(C編)5
9巻562号(1993−6),論文No.92−14
43,第21頁から第26頁,池野順一、谷泰弘著参
照)である。
【0028】平面研削装置は、以上の如く構成されてい
るので、半導体ウエハWを平面研削し薄型化する場合、
まず、供給排出ポジションのチャックテーブル11(1
2,13)上に、裏面を上に向け、半導体ウエハWを吸
着固定する。
【0029】次に、回転テーブル1によりチャックテー
ブル11(12,13)を供給排出ポジションから半導
体ウエハWの粗研削ポジションに回転移動し、チャック
テーブル12(11,13)上の半導体ウエハWとカッ
プ型ダイヤモンド砥石22との中心を略一致させ、半導
体ウエハWを回転させるとともに、カップ型ダイヤモン
ド砥石22を回転させて、純水を射出しながら、カップ
型ダイヤモンド砥石22を半導体ウエハWに相対的に切
り込み、所定の厚さまで粗研削を行なう。
【0030】このとき、使用するカップ型ダイヤモンド
砥石22により発生する加工変質層の深さの数倍程度の
研削代を最終厚さに加えた厚さまで、所定の表面形状精
度に研削する。
【0031】その後、回転テーブル1によりチャックテ
ーブル12(11,13)を粗研削ポジションから半導
体ウエハWの仕上げ研削ポジションに回転移動し、チャ
ックテーブル13(11,12)上の半導体ウエハWと
カップ型EPD砥石32との中心を略一致させ、半導体
ウエハWを回転させるとともに、カップ型EPD砥石3
2を回転させて、純水を射出しながら、カップ型EPD
砥石32を半導体ウエハWに相対的に切り込み、仕上げ
研削を行ない、加工変質層を取り去る。
【0032】仕上げ研削が終了すると、半導体ウエハW
は、回転テーブル1により仕上げ研削ポジションから供
給排出ポジションに戻り、吸着が解除された後、排出さ
れる。
【0033】図2に示す平面研削装置は、図示しないテ
ーブル送り機構を介して左右に往復移動する往復テーブ
ル41を有し、この往復テーブル41上には、半導体ウ
エハWをバキューム吸着し回転させるチャックテーブル
51が設けられている。
【0034】往復テーブル41は、半導体ウエハWを供
給排出ポジション、粗研削ポジションおよび仕上げ研削
ポジションに直線移動し、半導体ウエハWの供給排出、
粗研削および仕上げ研削が行われるようになっている。
【0035】粗研削ポジションにおけるチャックテーブ
ル51上には、チャックテーブル51の移動方向に対し
て略垂直に砥石軸21が設置され、砥石軸21の先端に
は、半導体ウエハWの直径より大きな直径のカップ型ダ
イヤモンド砥石22が取り付けられ、カップ型ダイヤモ
ンド砥石22と半導体ウエハWの研削面とが向かい合う
ようになっている。
【0036】仕上げ研削ポジションにおけるチャックテ
ーブル51上には、チャックテーブル51の移動方向に
対して略垂直に砥石軸31が設置され、砥石軸31の先
端には、半導体ウエハWの直径より大きな直径の仕上げ
研削用のカップ型EPD砥石32が取り付けられ、カッ
プ型EPD砥石32と半導体ウエハWの研削面とが向か
い合うようになっている。
【0037】従って、平面研削装置は、以上の如く構成
されているので、半導体ウエハWの裏面研削を行なう場
合、供給排出ポジションのチャックテーブル51上に、
裏面を上に向け半導体ウエハWを吸着固定する。
【0038】次に、往復テーブル41によりチャックテ
ーブル51を供給排出ポジションから半導体ウエハWの
粗研削ポジションに直線移動し、チャックテーブル51
上の半導体ウエハWとカップ型ダイヤモンド砥石22と
の中心を略一致させ、半導体ウエハWを回転させるとと
もに、カップ型ダイヤモンド砥石22を回転させて、純
水を射出しながら、カップ型ダイヤモンド砥石22を半
導体ウエハWに相対的に切り込み、所定の厚さまで粗研
削する。
【0039】この場合、使用するカップ型ダイヤモンド
砥石22により発生する加工変質層の深さの数倍程度の
研削代を最終厚さに加えた厚さまで、所定の表面形状精
度に研削する。
【0040】その後、往復テーブル41によりチャック
テーブル51を粗研削ポジションから半導体ウエハWの
仕上げ研削ポジションに直線移動し、チャックテーブル
51上の半導体ウエハWとカップ型EPD砥石32との
中心を略一致させ、半導体ウエハWを回転させるととも
に、カップ型EPD砥石32も回転させて、純水を射出
しながら、カップ型EPD砥石32を半導体ウエハWに
相対的に切り込み、仕上げ研削を行ない、加工変質層を
取り去る。
【0041】仕上げ研削が終了すると、往復テーブル4
1により半導体ウエハWは仕上げ研削ポジションから供
給排出ポジションに戻り、半導体ウエハWの吸着が解除
された後、排出される。
【0042】このように、本実施の形態の平面研削装置
によれば、粗研削は、カップ型ダイヤモンド砥石22を
利用して行われるので、半導体ウエハWの加工能率およ
び形状精度が良く、仕上げ研削がカップ型EPD砥石3
2によるメカノケミカル作用により行われることによ
り、加工変質層が減少し、表面粗さが小さくなるので、
半導体ウエハWの曲げ強さが向上する。
【0043】ここで、粗研削に#4000番のカップ型
ダイヤモンド砥石22を用い、仕上げ研削をカップ型E
PD砥石32により行なった場合の研削面の加工変質層
深さおよび表面粗さの測定結果を次表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】従って、加工変質層深さ0.05μm以下
で研削終了することにより、曲げ強さの高い100μm
厚以下の薄型化半導体ウエハが得られるようになる。
【0046】また、半導体ウエハWは1チャックで粗研
削および仕上げ研削されるので、研削面の表面粗さおよ
び加工変質層がある状態での半導体ウエハWの着脱およ
び粗研削から仕上げ研削への搬送工程が省略されるた
め、半導体ウエハWの割れが回避され、歩留りおよび加
工効率が向上するとともに、装置における半導体ウエハ
Wの搬送機構が簡略化されるので、装置構成がコンパク
トになる。
【0047】また、仕上げ研削は、従来のようなポリシ
ングやエッチングなどの加工手段によらないので、半導
体素子を破壊することなく、歩留りが向上する。
【0048】図3に示す平面研削装置は、図2に示す粗
研削ポジションに使用されるカップ型ダイヤモンド砥石
22に代えて、砥石軸61の先端に円筒型ダイヤモンド
砥石62を設けたものであり、これによれば、加工変質
層の深さを浅くすることが可能となる。なお、この場
合、半導体ウエハWは、レシプロしながら粗研削され
る。
【0049】図4に示す平面研削装置は、図3に示す円
筒型ダイヤモンド砥石62の配置を90°変えたもので
あり、図3のものと同様の効果が期待できる。
【0050】上記本実施の形態の平面研削装置では、供
給排出ポジション、粗研削ポジションおよび仕上げ研削
ポジションの3つのポジションを設けたが、供給排出ポ
ジションを省略して、粗研削ポジションおよび仕上げ研
削ポジションのみにしてもよく、逆に、半導体ウエハW
の洗浄ポジションを新たに付加しても構わない。
【0051】また、図5に示すように、図1に示す平面
研削装置において、回転テーブル1の周縁上の円周等分
複数箇所に、チャックテーブル12a,12bを追加配
置するとともに、粗研削ポジションを複数箇所設置し、
複数の粗研削ポジションに複数の砥石軸21a,21b
をそれぞれ配設し、複数の砥石軸21a,21bの先端
に砥粒の粒度の異なるダイヤモンド砥石、たとえば、#
4000番のカップ型ダイヤモンド砥石22aおよび#
8000番のカップ型ダイヤモンド砥石22bを取り付
け、半導体ウエハWの粗研削をカップ型ダイヤモンド砥
石22a,22bの順に複数回に分けて行なうと、半導
体ウエハWの加工能率をさらに向上することが可能とな
る。
【0052】また、図2〜図4に示す平面研削装置にお
いても、粗研削ポジションを複数箇所設置し、半導体ウ
エハWの粗研削を複数回に分けて行なってもよいことは
言うまでもない。
【0053】ここで、粗研削を複数回に分けて行なった
場合の研削面の変質層深さおよび表面粗さの測定結果を
次表3に示し、このときの研削速度、加工厚みおよび加
工時間などを次表4に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の平面研削装置は、粗研削は、ダイヤモンド砥石を利
用して行われるので、半導体ウエハの加工能率および形
状精度が良く、仕上げ研削がEPD砥石を利用して行わ
れることにより、加工変質層が減少し、表面粗さが小さ
くなるので、半導体ウエハの曲げ強さを向上することが
できる。
【0057】また、半導体ウエハは1チャックで粗研削
および仕上げ研削されるので、半導体ウエハの割れが回
避され、歩留りおよび加工効率を向上することができ
る。
【0058】また、仕上げ研削は、従来のようなポリシ
ングやエッチングなどの加工手段によらないので、歩留
りが向上する。
【0059】さらに、粗研削において、砥粒の粒度の異
なるダイヤモンド砥石により複数回に分けて行なうこと
により、半導体ウエハの加工能率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である回転テーブル式の平
面研削装置の要部斜視図。
【図2】本発明の実施の形態である往復テーブル式の平
面研削装置の要部斜視図。
【図3】本発明の実施の形態である他の往復テーブル式
の平面研削装置の要部斜視図。
【図4】本発明の実施の形態である他の往復テーブル式
の平面研削装置の要部斜視図。
【図5】本発明の実施の形態である他の回転テーブル式
の平面研削装置の要部斜視図。
【符号の説明】
1 回転テーブル 11,12,13,51 チャックテーブル 21,31,61 砥石軸 22 カップ型ダイヤモンド砥石 32 カップ型EPD砥石 41 往復テーブル 62 円筒型ダイヤモンド砥石 W 半導体ウエハ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを固定し回転させる複数の
    チャックテーブルと、 上記複数のチャックテーブルが周縁に配置され、上記チ
    ャックテーブルを上記半導体ウエハの粗研削ポジション
    および仕上げ研削ポジションに回転移動させる回転テー
    ブルと、 上記粗研削ポジションにおける上記半導体ウエハの研削
    面に向かい合うように粗研削用砥石軸の先端に取り付け
    られたダイヤモンド砥石と、 上記仕上げ研削ポジションにおける上記半導体ウエハに
    向かい合うように仕上げ研削用砥石軸の先端に取り付け
    られ、電気泳動現象を利用して超微細砥粒が均一に固定
    化された超微粒砥石と、 を具備したことを特徴とする平面研削装置。
  2. 【請求項2】 半導体ウエハを固定し回転させると共
    に、上記半導体ウエハの粗研削ポジションおよび仕上げ
    研削ポジションに往復移動させる往復テーブルと、 上記粗研削ポジションにおける上記半導体ウエハの研削
    面に向かい合うように粗研削用砥石軸の先端に取り付け
    られたダイヤモンド砥石と、 上記仕上げ研削ポジションにおける上記半導体ウエハの
    研削面に向かい合うように仕上げ研削用砥石軸の先端に
    取り付けられ、電気泳動現象を利用して超微細砥粒が均
    一に固定化された超微粒砥石と、 を具備したことを特徴とする平面研削装置。
  3. 【請求項3】 複数の粗研削ポジションが設置され、上
    記複数の粗研削ポジションに複数の粗研削用砥石軸がそ
    れぞれ設けられ、上記複数の粗研削用砥石軸の先端に砥
    粒の粒度の異なるダイヤモンド砥石が個別に取り付けら
    れ、半導体ウエハの粗研削を上記粒度の異なるダイヤモ
    ンド砥石により複数回に分けて行なうことを特徴とする
    請求項1または2記載の平面研削装置。
JP10212481A 1998-07-28 1998-07-28 平面研削装置 Pending JP2000042880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212481A JP2000042880A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 平面研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212481A JP2000042880A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 平面研削装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000042880A true JP2000042880A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16623372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10212481A Pending JP2000042880A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 平面研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000042880A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131291A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置及び該研削装置を使用したウエーハの研削方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61252069A (ja) * 1985-04-30 1986-11-10 Mazda Motor Corp 平面研削盤制御装置
JPH06302568A (ja) * 1993-04-12 1994-10-28 Disco Abrasive Syst Ltd 固定砥粒による鏡面研磨装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61252069A (ja) * 1985-04-30 1986-11-10 Mazda Motor Corp 平面研削盤制御装置
JPH06302568A (ja) * 1993-04-12 1994-10-28 Disco Abrasive Syst Ltd 固定砥粒による鏡面研磨装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131291A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置及び該研削装置を使用したウエーハの研削方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4986568B2 (ja) ウエーハの研削加工方法
JP4758222B2 (ja) ウエーハの加工方法および装置
KR102255728B1 (ko) 웨이퍼의 가공 방법
CN111480216A (zh) 基板处理系统、基板处理方法以及计算机存储介质
JPH09168953A (ja) 半導体ウェーハのエッジ研摩方法及び装置
JP2000260738A (ja) 半導体基板の研削加工方法ならびに半導体装置および半導体装置の製造方法
JP5466963B2 (ja) 研削装置
TW202133254A (zh) 晶圓之加工方法
TW202114822A (zh) 修整工具
JP5172457B2 (ja) 研削装置及び研削方法
US20220339753A1 (en) Processing method
KR20220047507A (ko) 웨이퍼의 제조 방법
JP2000042880A (ja) 平面研削装置
US20200391337A1 (en) Grinding apparatus and use method of grinding apparatus
JP6843692B2 (ja) 研削砥石のドレッシング方法
JP2021191598A (ja) 被加工物の研削方法及び研削装置
KR20080113682A (ko) 웨이퍼용 연마 휠 및 이를 갖는 웨이퍼 이면 연마 장치
JP6671246B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP2001007064A (ja) 半導体ウエーハの研削方法
JP2020110906A (ja) 被加工物の加工方法
JPH11285973A (ja) 半導体ウエーハの加工装置及び加工方法
CN113001283B (zh) 磨削室的清洗方法
JPS61219570A (ja) 半導体装置の製造方法
US20230051072A1 (en) Dressing ring
JP6941420B2 (ja) ウェハの表面処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041105