JP2000042111A - 濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置 - Google Patents

濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置

Info

Publication number
JP2000042111A
JP2000042111A JP10210948A JP21094898A JP2000042111A JP 2000042111 A JP2000042111 A JP 2000042111A JP 10210948 A JP10210948 A JP 10210948A JP 21094898 A JP21094898 A JP 21094898A JP 2000042111 A JP2000042111 A JP 2000042111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concentrated oxygen
measuring
measurement
measured
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10210948A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Imai
井 正 幸 今
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Osaka Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Shipbuilding Co Ltd filed Critical Osaka Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP10210948A priority Critical patent/JP2000042111A/ja
Publication of JP2000042111A publication Critical patent/JP2000042111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃縮酸素を呼吸する人にとって最適な量、或
いは時間だけ濃縮酸素を供給するシステムおよび方法、
装置を提供すること。 【解決手段】 濃縮酸素を放出する濃縮酸素供給手段2
0と、被験者の健康状態を測定する生体測定手段11
と、生体測定手段を動作させ、その測定結果に基づいて
濃縮酸素供給手段の濃縮酸素の放出動作をコントロール
する制御手段10とを備えた濃縮酸素供給装置を提供す
る。濃縮酸素の摂取に際しての各被験者ごとの身体の反
応、変化が的確に判明し、各被験者にとって最適な濃縮
酸素の摂取量や濃縮酸素の供給時間が一定の基準をもっ
て明らかになり、各被験者の対して最も有効に濃縮酸素
の供給を行なえるという効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高濃度の酸素を放
出する酸素濃縮器または酸素発生器をコントロールしな
がら濃縮酸素を供給する濃縮酸素供給システム及び是に
用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人の身体は「脳」、「心臓」、「肺」を
はじめ、これらを巡る血液に新鮮な酸素が十分に供給さ
れなくては健康に支障をきたすばかりでなく、その生存
すら脅かされることがある。近年、自然環境の悪化によ
り地球全体で酸素不足が重大な問題となりつつあり、ま
た食品に含まれる添加物や、排気ガスによる一酸化炭素
などの吸収により血液の汚れが進んでいる。その結果、
脳や心肺機能に必要な酸素が供給されにくくなり、慢性
的な酸素不足状態になって、これが様々な病気を引き起
こす原因になっている。これに対処するため、欧米では
既に酸素濃縮器や酸素発生器(以下、これらの機器を濃
縮酸素供給装置という)が広く使われ、医療はもちろん
医療以外でも健康増進を目的として家庭や職場、スポー
ツ施設などで必要に応じて手軽に酸素を吸収するなど、
日常生活のなかに大いに取り入れられている。
【0003】この種の濃縮酸素供給装置は、空気を圧縮
するコンプレッサと、圧縮された空気から高濃度の酸素
を取り出すシーブ・ベッドとを備え、コンプレッサによ
って圧縮した空気をシーブ・ベッド(吸着床)に供給
し、このシーブ・ベッドで加圧と減圧を繰り返して、高
濃度の酸素を取り出している。その吸入にはマスクやそ
の他の道具を用い、酸素を直接鼻や口から吸い込むよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように濃縮酸素供
給装置を日常的に利用することにより健康の増進を図る
ことができることから、さらにその歩を進めて濃縮酸素
供給装置を複合的に使用することにより、一層の健康増
進を図ることを課題として提案する。
【0005】しかしながら、ここで留意することは、従
来の濃縮酸素供給装置では、病人であれ、健康体の人で
あれ、濃縮酸素を呼吸することが身体にとって良いとい
うことは分かっていても、各人にとってどの位の量の濃
縮酸素を摂取したらよいか、或いはどれ位の時間濃縮酸
素を吸えば良いかの判断基準はなく、各自自由に、或い
はアドバイザーも確たる理由はなく、例えば20分間呼
吸するとかの指針しか示しておらず、野放しの状態にな
っている。
【0006】本発明は、このような従来の不具合に鑑み
てなされたもので、その目的は、濃縮酸素を呼吸する人
にとって最適な量、或いは時間だけ濃縮酸素を供給する
システムおよび方法、装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、濃縮酸素を供給するに当たり、被験者
の血圧、心拍数、血中酸素飽和度のうち少なくとも1つ
の項目を測定する段階と、濃縮酸素を吸いながら、前記
測定した項目について再度測定を行なう段階と、前記再
度測定した測定値が先の測定値に対して所定の量だけ変
位することを測定する段階と、濃縮酸素を吸い始めてか
ら前記再度測定した測定値が先の測定値に対して所定の
量だけ変位するまでの時間を計測する段階とを含み、被
験者に濃縮酸素を供給する方法を提供する。
【0008】本発明はまた、濃縮酸素を放出する濃縮酸
素供給手段と、被験者の健康状態を測定する生体測定手
段と、生体測定手段を動作させ、その測定結果に基づい
て濃縮酸素供給手段の濃縮酸素の放出動作をコントロー
ルする制御手段とを備えた濃縮酸素供給装置を提供す
る。
【0009】そしてまた、本発明では、前記装置につい
て、生体測定手段としては血圧計、心拍数計、血中酸素
飽和度測定器のうち少なくとも1つを用い、制御手段
は、生体測定手段の測定結果を演算処理する演算部と、
時間を計測するタイマーと、生体測定手段の各測定項目
の測定結果、演算により求めた平均値、およびタイマー
により計測した時間を格納する測定値記憶手段とを備え
た構成とし、この装置に前記方法を用いて、前記制御手
段は、生体測定手段に被験者の血圧、心拍数、血中酸素
飽和度のうち少なくとも1つの項目を測定させ、被験者
に向けて濃縮酸素を放出しながら、生体測定手段に前記
測定した項目について再度測定を行なわせ、濃縮酸素を
吸い始めてから前記再度測定した測定値が先の測定値に
対して所定の量だけ変位するまでの時間をタイマーによ
り計測することにより、被験者にとって最適な濃縮酸素
供給時間を求めることを特徴とする濃縮酸素供給システ
ムを提供するものである。
【0010】このような構成により、濃縮酸素の摂取に
際しての各被験者ごとの身体の反応、変化が的確に判明
し、各被験者にとって最適な濃縮酸素の摂取量や濃縮酸
素の供給時間が一定の基準をもって明らかになり、各被
験者の対して最も有効に濃縮酸素の供給を行なうことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態
における濃縮酸素供給装置システムの全体構成を示して
いる。このシステムに用いられる濃縮酸素供給装置は酸
素発生タイプのもので、図1において符号1は水を入れ
た容器、2は破砕可能な容器或いは袋に充填された薬
剤、3はフィルター、4は水を封止するパッキン、5は
容器1の上蓋、6はハンドル、7はマスク、8は容器1
からマスク7へ濃縮酸素を送るホース、9は容器1の中
に充填された水、10は濃縮酸素の放出をコントロール
する制御ユニット、11は制御ユニット10に接続され
血圧などを計って被験者の健康状態を測定する生体測定
手段である。
【0012】かかる構成において、容器1に水を入れた
後、薬剤2をフィルター3内に投入し、パッキン4を介
して上蓋5を閉じハンドル6でロックすると、酸素発生
材である薬剤2と水9の反応により生じた濃縮酸素を供
給ホース8を介してマスク7に送るようになっている。
そして、上記濃縮酸素の放出は制御ユニット10により
コントロールされる。
【0013】図2は本実施の形態における濃縮酸素供給
システムを構成する濃縮酸素供給ユニットと制御ユニッ
ト10、および生体測定手段11の間の電気的な接続関
係を示すブロック図である。この図において符号12は
濃縮酸素供給ユニット、20は表示部、21はキーボー
ドなどのデータ入力部を示す。図2に示すように、生体
測定手段11は制御ユニット10に接続されて測定結果
のデータを送付する。また、制御ユニット10から濃縮
酸素供給ユニット12へは制御信号が送られる。また、
生体測定手段11は被験者の血圧を測定する血圧計13
と、被験者の心拍数を測定する心拍数計14と、被験者
の血中の酸素飽和度を測定する血中酸素飽和度測定器1
5とを測定部材として備えて成る。生体測定手段11と
しては上記以外にも種々の測定部材を備えることができ
る。
【0014】図3は、制御ユニット10の内部構造の一
例を示すブロック図である。この図において、符号16
は生体測定手段の測定結果を演算処理する演算部、17
は時間を計測するタイマー、18は生体測定手段の各測
定項目の測定結果、演算により求めた平均値、およびタ
イマーにより計測した時間を格納する測定値記憶手段と
してのメモリである。
【0015】かかる構成を有する濃縮酸素供給装置につ
いて、以下動作を説明する。
【0016】まず、実際に濃縮酸素を供給する前の段階
において、供給被験者の血圧、心拍数、血中酸素飽和度
が生体測定手段11によって行なわれる。このとき、生
体測定項目のうち血圧は血圧計13によって測定され、
心拍数は心拍数計14によって測定され、血中酸素飽和
度は血中酸素飽和度測定器15によって測定される。な
お本実施の形態においては、以上の測定項目のうち例え
ば血圧のみであるとか、少なくとも1つの項目を測定す
るのみでよい。もちろん上記3種類の項目全部を測定し
てもよい。さらに、この前段階における生体測定におい
ては、測定項目を1回のみ測定してもよいし、或いは複
数回測定して平均値を求めても良い。上記測定値或いは
平均値はメモリ18に書き込まれ格納される。
【0017】図4はメモリ内に生成された測定値書き込
みテーブル31を示す。このテーブル31は被験者の氏
名が書き込まれる氏名書き込み部32と、血圧を測定し
たときに血圧計13からの測定データが書き込まれる血
圧書き込み部33と、心拍数を測定したときに心拍数計
14からの測定データが書き込まれる心拍数書き込み部
34と、血中酸素飽和度を測定したときに血中酸素飽和
度測定器15からの測定データが書き込まれる血中酸素
飽和度書き込み部35とが設けられている。この実施の
形態においては、各測定項目は3回まで測定できるよう
になっており、また、各測定項目について、複数回測定
したときのために平均値書き込み部33a、34a、3
5aが設けられている。
【0018】次に、被験者にマスク7から濃縮酸素を吸
わせながら、上記測定した項目について再度測定を行な
う。そして、濃縮酸素を呼吸することにより、上記再度
測定した測定値が先の測定値または平均値(テーブル3
1に格納されている)に対して所定の量だけ変位するこ
とを制御ユニットにおいて判定する。さらに、被験者が
濃縮酸素を吸い始めてから上記再度測定した測定値が先
の測定値または平均値に対して所定の量だけ変位するま
での時間を演算部16が計測する。
【0019】図5乃至図7は上記濃縮酸素を吸い始めて
から上記再度測定した測定値が先の測定値または平均値
に対して所定の量だけ変位するまでの時間を計測するに
当たってデータが書き込まれ、或いは計測に用いるデー
タが書き込まれたメモリ18のテーブルを示す図であ
る。これらの図のうち、図5は上記所定の量だけ変位す
るまでの時間を計測している間に各時点におけるデータ
が書き込まれる測定値書き込みテーブル36を示す図で
ある。この図に示すように、測定値は、1.5分(1分
30秒)、3分、5分、・・・20分という刻み毎に測
定値書き込みテーブル36に書き込まれる。
【0020】図6は、上記時間計測に当たって、「所定
の量」(すなわち変位量)を規定するためのデータが格
納された変位量設定テーブルを示す図であり、図6
(a)は測定項目として最高血圧を測定するときの変位
量設定テーブル37を示す図、図6(b)は測定項目と
して最低血圧を測定するときの変位量設定テーブル38
を示す図である。また、図6(c)は測定項目として心
拍数を測定するときの変位量設定テーブル39を示す図
である。
【0021】図6(a)に示すように、測定項目として
最高血圧を測定するときは、上記変位量は10%と規定
される。そして、濃縮酸素を吸った場合、通常の被験者
は最高血圧が低下する方へ変化するから、その低下率が
10%である数値として変位量設定テーブル37に基づ
いて最初の測定値(または平均値)が180(mmH
g)である場合は再度の測定値が162をもって所定の
量だけ変位したと判定する。また、最初の測定値(また
は平均値)が170である場合は再度の測定値が153
をもって所定の量だけ変位したと判定する。以下同様に
して、160→144150→135、・・・というよ
うに設定される。
【0022】他方、図6(b)に示すように、測定項目
として最低血圧を測定するときは、上記変位量は5%と
規定される。そして、濃縮酸素を吸った場合、通常の被
験者は最低血圧が上昇する方へ変化するから、その上昇
率が5%である数値として変位量設定テーブル38に基
づいて最初の測定値(または平均値)が50(mmH
g)である場合は再度の測定値が53をもって所定の量
だけ変位したと判定する。また、最初の測定値(または
平均値)が55である場合は再度の測定値が58をもっ
て所定の量だけ変位したと判定する。以下同様にして、
60→63、65→68、・・・というように設定され
る。
【0023】なお血圧は通常の血圧測定では、最高血圧
と最低血圧とが測定され上述の説明でも両方の場合を例
として上げているが、この場合はどちらか一方を血圧値
として統一的に採用すればよく、また最高値と最低値の
平均値(或いは中間値)を血圧値として統一的に採用し
てもよい。
【0024】また一方、図6(c)に示すように、測定
項目として心拍数を測定するときは、上記変位量は5%
と規定される。そして、濃縮酸素を吸った場合、通常の
被験者は心拍数が低下するから、その低下率が5%であ
る数値として変位量設定テーブル40に基づいて最初の
測定値 (または平均値)が120(回)である場合は
再度の測定値が114をもって所定の量だけ変位したと
判定する。また、最初の測定値(または平均値)が11
0である場合は再度の測定値が103をもって所定の量
だけ変位したと判定する。以下同様にして、100→9
5、90→85、80→76・・・というように設定さ
れる。
【0025】図7は、上記時間計測に当たって、「所定
の量」(すなわち変位量)を規定するためのデータが図
6とは別の形で格納された変位量設定方式を示す図であ
り、図7(a)は測定項目として血中酸素飽和度を測定
するときの変位量設定グラフ40を示す図である。濃縮
酸素を吸った場合、通常の被験者は血中酸素飽和度が緩
やかに上昇し、所定の値にまで上昇すると血中酸素飽和
度の上昇度合い(上昇率)が低下するから、グラフ40
に表してみて血中酸素飽和度の変化が傾斜している状態
から平坦状に変わったところ(図7のグラフ40中の点
P)をもって所定の量だけ変位したと判定する。
【0026】図7(b)は測定項目として血中酸素飽和
度を測定するときの変位量設定テーブル41を示す図で
ある。図7(b)に示すように、測定項目として血中酸
素飽和度を測定するときは、血中酸素飽和度はできれば
98〜99(%SpO2 )となることを目標とされる。
しかし被験者によっては血中酸素飽和度が極端に低い場
合もあり、この場合に上記目標に無理やり近づけさせる
のは健康の上からも却って害を及ぼすこともある。そこ
で、被験者の血中酸素飽和度が低い値を示す場合は、濃
縮酸素を吸った場合の血中酸素飽和度の上昇率が所定の
値を示せば所定の量だけ変位したと判定する。その具体
的な例としては、変位量設定テーブル41に基づいて最
初の測定値(または平均値)が90(%)である場合は
再度の測定値が94をもって所定の量だけ変位したと判
定する。また、最初の測定値(または平均値)が92で
ある場合は再度の測定値が95をもって所定の量だけ変
位したと判定する。以下同様にして、94→96、96
→98、・・・というように設定される。
【0027】以上のようにして被験者が濃縮酸素を吸い
始めてから上記再度測定した測定値が先の測定値または
平均値に対して所定の量だけ変位するまでの時間を演算
部16が計測し且つ演算によって求め各被験者に対応す
る計測時間を測定データとしてメモリ18に格納する。
また演算部16は上記演算などにより求めた時間の基づ
いて被験者に通知するメッセージを作成する。図8は演
算部16により作成されたメッセージの一例を示す図で
あり、先の演算結果の基づき、「あなたの吸入時間は一
回○○分間、一日に3〜4回です」というようなメッセ
ージとなる。演算部16はこの作成したメッセージを表
示20へ送付し、表示部20に上記メッセージが表示さ
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、濃縮酸素を放出する濃縮酸素供給手段と、被験
者の健康状態を測定する生体測定手段と、生体測定手段
を動作させ、その測定結果に基づいて濃縮酸素供給手段
の濃縮酸素の放出動作をコントロールする制御手段とを
備えた濃縮酸素供給装置を提供し、濃縮酸素を供給する
に当たり、被験者の血圧、心拍数、血中酸素飽和度のう
ち少なくとも1つの項目を測定する段階と、濃縮酸素を
吸いながら、前記測定した項目について再度測定を行な
う段階と、前記再度測定した測定値が先の測定値に対し
て所定の量だけ変位することを測定する段階と、濃縮酸
素を吸い始めてから前記再度測定した測定値が先の測定
値に対して所定の量だけ変位するまでの時間を計測する
段階とを含み、被験者に濃縮酸素を供給するようにした
ため、濃縮酸素の摂取に際しての各被験者ごとの身体の
反応、変化が的確に判明し、各被験者にとって最適な濃
縮酸素の摂取量や濃縮酸素の供給時間が一定の基準をも
って明らかになり、各被験者の対して最も有効に濃縮酸
素の供給を行なえるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における濃縮酸素供給装
置システムに用いられる濃縮酸素供給ユニットの一構成
例を示す正面図
【図2】前記実施の形態における濃縮酸素供給システム
を構成する濃縮酸素供給ユニットと制御ユニット、およ
び生体測定手段11の間の電気的な接続関係を示すブロ
ック図ブロック図
【図3】前記実施の形態における濃縮酸素供給システム
に用いられる制御ユニットの内部構造の一例を示すブロ
ック図
【図4】前記実施の形態におけるメモリ内に生成された
測定値書き込みテーブルを示す同
【図5】前記実施の形態において被験者が濃縮酸素を吸
い始めてから上記再度測定した測定値が先の測定値また
は平均値に対して所定の量だけ変位するまでの時間を計
測している間に各時点におけるデータが書き込まれる測
定値書き込みテーブルを示す図
【図6】前記実施の形態における時間計測に当たって、
「所定の量」を規定するためのデータが格納された変位
量設定テーブルを示す図
【図7】前記実施の形態における時間計測に当たって、
「所定の量」を規定するためのデータが図6とは別の形
で格納された変位量設定テーブルを示す図
【図8】前記実施の形態における演算部により作成され
たメッセージの一例を示す図
【符号の説明】
1 容器 2 薬剤 3 フィルター 4 パッキン、 5 上蓋 6 ハンドル 7 マスク 8 ホース 9 水 10 制御ユニット 11 生体測定手段 12 濃縮酸素供給ユニット 13 血圧計 14 心拍数計 15 血中酸素飽和度測定器 16 生体測定手段 17 濃縮酸素供給ユニット 18 メモリ 20 表示部 21データ入力部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の血圧、心拍数、血中酸素飽和度
    のうち少なくとも1つの項目を測定する段階と、 濃縮酸素を吸いながら、前記測定した項目について再度
    測定を行なう段階と前記再度測定した測定値が先の測定
    値に対して所定の量だけ変位することを測定する段階
    と、 濃縮酸素を吸い始めてから前記再度測定した測定値が先
    の測定値に対して所定の量だけ変位するまでの時間を計
    測する段階とを含み、被験者に濃縮酸素を供給すること
    を特徴とする濃縮酸素供給方法。
  2. 【請求項2】 被験者に対して2度目以降の濃縮酸素供
    給にあたっては、前記濃縮酸素を吸い始めてから前記再
    度測定した測定値が先の測定値に対して所定の量だけ変
    位するまでの時間を基に濃縮酸素供給時間を設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の濃縮酸素供給方法。
  3. 【請求項3】 測定項目は2以上の項目であることを特
    徴とする請求項2記載の濃縮酸素供給方法。
  4. 【請求項4】 再度測定した測定値が先の測定値に対し
    て変位する量は10パーセントであることを特徴とする
    請求項2記載の濃縮酸素供給方法。
  5. 【請求項5】 再度測定した測定値が先の測定値に対し
    て変位する量は血圧に関しては10パーセント、心拍数
    および血中酸素飽和度に関しては5パーセントであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の濃縮酸素供給方法。
  6. 【請求項6】 被験者の血圧、心拍数、血中酸素飽和度
    のうち少なくとも1つの項目を複数回測定する段階と、 前記測定項目の複数の測定値の平均値を求める段階と、 濃縮酸素を吸いながら、前記測定した項目について再度
    測定を行なう段階と前記再度測定した測定値が先の平均
    値に対して所定の量だけ変位することを測定する段階
    と、 濃縮酸素を吸い始めてから前記再度測定した測定値が先
    の平均値に対して所定の量だけ変位するまでの時間を計
    測する段階とを含み、被験者に濃縮酸素を供給すること
    を特徴とする濃縮酸素供給方法。
  7. 【請求項7】 被験者に対して2度目以降の濃縮酸素供
    給にあたっては、前記濃縮酸素を吸い始めてから前記再
    度測定した測定値が先の平均値に対して所定の量だけ変
    位するまでの時間を基に濃縮酸素供給時間を設定するこ
    とを特徴とする請求項6記載の濃縮酸素供給方法。
  8. 【請求項8】 測定項目は2以上の項目であることを特
    徴とする請求項7記載の濃縮酸素供給方法。
  9. 【請求項9】 再度測定した測定値が先の平均値に対し
    て変位する量は10パーセントであることを特徴とする
    請求項7記載の濃縮酸素供給方法。
  10. 【請求項10】 再度測定した測定値が先の平均値に対
    して変位する量は血圧に関しては10パーセント、心拍
    数および血中酸素飽和度に関しては5パーセントである
    ことを特徴とする請求項7記載の濃縮酸素供給方法。
  11. 【請求項11】 濃縮酸素を放出する濃縮酸素供給手段
    と、被験者の健康状態を測定する生体測定手段と、生体
    測定手段を動作させ、その測定結果に基づいて濃縮酸素
    供給手段の濃縮酸素の放出動作をコントロールする制御
    手段とを有する濃縮酸素供給装置。
  12. 【請求項12】 生体測定手段は血圧計、心拍数計、血
    中酸素飽和度測定器のうち少なくとも1つであることを
    特徴とする請求項11記載の濃縮酸素供給装置。
  13. 【請求項13】 制御手段は、生体測定手段の測定結果
    を演算処理する演算部と、時間を計測するタイマーと、
    生体測定手段の各測定項目の測定結果、演算により求め
    た平均値、およびタイマーにより計測した時間を格納す
    る測定値記憶手段とを備えていることを特徴とする請求
    項11記載の濃縮酸素供給装置。
  14. 【請求項14】 濃縮酸素を放出する濃縮酸素供給手段
    と、被験者の健康状態を測定する生体測定手段と、生体
    測定手段を動作させ、その測定結果に基づいて濃縮酸素
    供給手段の濃縮酸素の放出動作をコントロールする制御
    手段とを有し、 生体測定手段としては血圧計、心拍数計、血中酸素飽和
    度測定器のうち少なくとも1つが用いられ、 制御手段は、生体測定手段の測定結果を演算処理する演
    算部と、時間を計測するタイマーと、生体測定手段の各
    測定項目の測定結果、演算により求めた平均値、および
    タイマーにより計測した時間を格納する測定値記憶手段
    とを備え、 また前記制御手段は、生体測定手段に被験者の血圧、心
    拍数、血中酸素飽和度のうち少なくとも1つの項目を測
    定させ、 被験者に向けて濃縮酸素を放出しながら、生体測定手段
    に前記測定した項目について再度測定を行なわせ、 濃縮酸素を吸い始めてから前記再度測定した測定値が先
    の測定値に対して所定の量だけ変位するまでの時間をタ
    イマーにより計測することにより、被験者にとって最適
    な濃縮酸素供給時間を求めることを特徴とする濃縮酸素
    供給システム。
JP10210948A 1998-07-27 1998-07-27 濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置 Pending JP2000042111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10210948A JP2000042111A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10210948A JP2000042111A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000042111A true JP2000042111A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16597759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10210948A Pending JP2000042111A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000042111A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067941A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Imagineering Kk 酸素供給装置
JP2010518969A (ja) * 2007-02-20 2010-06-03 ローレンス エー. リン, 操作ベース型のプレチスモグラフのパルス変動検出のシステムおよび方法
US8666467B2 (en) 2001-05-17 2014-03-04 Lawrence A. Lynn System and method for SPO2 instability detection and quantification
US8728001B2 (en) 2006-02-10 2014-05-20 Lawrence A. Lynn Nasal capnographic pressure monitoring system
US8862196B2 (en) 2001-05-17 2014-10-14 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SP02 time series pattern types
US9031793B2 (en) 2001-05-17 2015-05-12 Lawrence A. Lynn Centralized hospital monitoring system for automatically detecting upper airway instability and for preventing and aborting adverse drug reactions
US9042952B2 (en) 1997-01-27 2015-05-26 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SPO2 time series pattern types
US9053222B2 (en) 2002-05-17 2015-06-09 Lawrence A. Lynn Patient safety processor
US9468378B2 (en) 1997-01-27 2016-10-18 Lawrence A. Lynn Airway instability detection system and method
US9521971B2 (en) 1997-07-14 2016-12-20 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SPO2 time series pattern types
US10354753B2 (en) 2001-05-17 2019-07-16 Lawrence A. Lynn Medical failure pattern search engine

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9468378B2 (en) 1997-01-27 2016-10-18 Lawrence A. Lynn Airway instability detection system and method
US9042952B2 (en) 1997-01-27 2015-05-26 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SPO2 time series pattern types
US9521971B2 (en) 1997-07-14 2016-12-20 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SPO2 time series pattern types
US8932227B2 (en) 2000-07-28 2015-01-13 Lawrence A. Lynn System and method for CO2 and oximetry integration
US10058269B2 (en) 2000-07-28 2018-08-28 Lawrence A. Lynn Monitoring system for identifying an end-exhalation carbon dioxide value of enhanced clinical utility
US8862196B2 (en) 2001-05-17 2014-10-14 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SP02 time series pattern types
US9031793B2 (en) 2001-05-17 2015-05-12 Lawrence A. Lynn Centralized hospital monitoring system for automatically detecting upper airway instability and for preventing and aborting adverse drug reactions
US8666467B2 (en) 2001-05-17 2014-03-04 Lawrence A. Lynn System and method for SPO2 instability detection and quantification
US10032526B2 (en) 2001-05-17 2018-07-24 Lawrence A. Lynn Patient safety processor
US10297348B2 (en) 2001-05-17 2019-05-21 Lawrence A. Lynn Patient safety processor
US10354753B2 (en) 2001-05-17 2019-07-16 Lawrence A. Lynn Medical failure pattern search engine
US10366790B2 (en) 2001-05-17 2019-07-30 Lawrence A. Lynn Patient safety processor
US11439321B2 (en) 2001-05-17 2022-09-13 Lawrence A. Lynn Monitoring system for identifying an end-exhalation carbon dioxide value of enhanced clinical utility
US9053222B2 (en) 2002-05-17 2015-06-09 Lawrence A. Lynn Patient safety processor
US8728001B2 (en) 2006-02-10 2014-05-20 Lawrence A. Lynn Nasal capnographic pressure monitoring system
JP2008067941A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Imagineering Kk 酸素供給装置
JP2010518969A (ja) * 2007-02-20 2010-06-03 ローレンス エー. リン, 操作ベース型のプレチスモグラフのパルス変動検出のシステムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210196916A1 (en) Systems and methods for improving patient health
US7282032B2 (en) Portable respiratory diagnostic device
CN1622839B (zh) 病人监测系统和护理系统
CN103957862B (zh) 阻抗测量设备以及用于紧急心脏血管护理的方法
CN103619390B (zh) 具有通气质量反馈单元的医疗通气系统
Tenney et al. The ability to sustain great breathing efforts
JPS60500198A (ja) 心臓の分時量の非侵入型測定方法および装置
CN110520043A (zh) 使用呼吸气体样品进行呼吸测量的系统和方法
D'angelo et al. Neural stimuli increasing respiration during different types of exercise.
WO2010039989A1 (en) Ventilator with biofeedback monitoring and control for improving patient activity and health
WO1999045988A1 (en) Metabolic gas exchange and noninvasive cardiac output monitor
JP2009207874A (ja) 呼吸ガス及び血液ガスの測定による非侵襲的呼吸特性値の予測方法及び表示装置
WO2004026101A3 (en) Stress test devices and methods
Khandpur Compendium of Biomedical Instrumentation, 3 Volume Set
JP2000042111A (ja) 濃縮酸素供給システム及びこれに用いる装置
Jones et al. The effects of intermittent positive pressure breathing in simulated pulmonary obstruction
CN2850516Y (zh) 兼人体血氧饱和度心率监测供氧并保存相关信息的制氧机
EP3522778A1 (en) An apparatus and method for determining a calibration parameter for a blood pressure measurement device
CN111035836A (zh) 用于心肺复苏的能确定气道开放指数的监测或通气设备
JP2011005262A (ja) 患者の応答性を自動的に評価およびモニタする装置および方法
US20170259023A1 (en) Closed-circuit breathing device
JP2019083979A (ja) 酸素濃縮装置
JP2004298554A (ja) 呼吸用気体供給装置
Smith et al. CO2 as stimulus to spontaneous ventilation after prolonged artificial ventilation
US20240108843A1 (en) Systems and methods for improving patient health