JP2000040744A - 半導体装置及び自動配線手法 - Google Patents
半導体装置及び自動配線手法Info
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- JP2000040744A JP2000040744A JP10208406A JP20840698A JP2000040744A JP 2000040744 A JP2000040744 A JP 2000040744A JP 10208406 A JP10208406 A JP 10208406A JP 20840698 A JP20840698 A JP 20840698A JP 2000040744 A JP2000040744 A JP 2000040744A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】論理素子間の配線を行う自動配線におい
て、その信号配線が実行される配線グリッド間隔を、論
理素子を構成するための配線グリッドよりも大きく定義
する。また配線できない領域が存在した場合、論理素子
を構成するための配線グリッドと同一グリッド間隔の配
線グリッドを追加認識させる。こうすることで、隣接グ
リッド上にレイアウトされた信号配線間距離を大きく保
つ。
て、その信号配線が実行される配線グリッド間隔を、論
理素子を構成するための配線グリッドよりも大きく定義
する。また配線できない領域が存在した場合、論理素子
を構成するための配線グリッドと同一グリッド間隔の配
線グリッドを追加認識させる。こうすることで、隣接グ
リッド上にレイアウトされた信号配線間距離を大きく保
つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理素子を構成す
る配線用のグリッドより間隔の大きな配線グリッドを論
理素子間の配線用に用いる半導体装置及び自動配線手法
に関するものである。
る配線用のグリッドより間隔の大きな配線グリッドを論
理素子間の配線用に用いる半導体装置及び自動配線手法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動配置配線装置では、予め各層
毎にデザインルールに基づき配線可能なグリッドの定義
を一意に行い、その配線グリッド上にセル間を接続する
ための信号配線がなされる。通常この配線グリッドは、
論理素子を構成するための配線グリッドと一致してい
る。実配置・配線が完了した段階で、配線容量・抵抗成
分を考慮した実配線シミュレーションが行われるが、プ
ロセスの微細化が進むにつれてセル自身の遅延に比べ配
線遅延が大きな割合を占めるようになる。その配線遅延
の要因の一つである配線間容量が無視できないレベルと
なり、タイミングシミュレーションにおいてこの値を精
度良く算出することが求められている。この実配線シミ
ュレーションにおいてタイミング的に問題があれば、そ
の配線に対してバッファの挿入を行ったり、より駆動能
力の大きなセルを用いる等の回路修正が必要となる。回
路修正後に再度シミュレーションを行い、タイミング的
に問題がないこと、仮配線シミュレーションと同じタイ
ミングマージンが確保されているか等の確認を行い最終
的なレイアウトが確定する。
毎にデザインルールに基づき配線可能なグリッドの定義
を一意に行い、その配線グリッド上にセル間を接続する
ための信号配線がなされる。通常この配線グリッドは、
論理素子を構成するための配線グリッドと一致してい
る。実配置・配線が完了した段階で、配線容量・抵抗成
分を考慮した実配線シミュレーションが行われるが、プ
ロセスの微細化が進むにつれてセル自身の遅延に比べ配
線遅延が大きな割合を占めるようになる。その配線遅延
の要因の一つである配線間容量が無視できないレベルと
なり、タイミングシミュレーションにおいてこの値を精
度良く算出することが求められている。この実配線シミ
ュレーションにおいてタイミング的に問題があれば、そ
の配線に対してバッファの挿入を行ったり、より駆動能
力の大きなセルを用いる等の回路修正が必要となる。回
路修正後に再度シミュレーションを行い、タイミング的
に問題がないこと、仮配線シミュレーションと同じタイ
ミングマージンが確保されているか等の確認を行い最終
的なレイアウトが確定する。
【0003】またチップ最上層のAL配線に注目してみ
ると、PADでのワイヤー付きまわりを向上させるため
に通常最上層AL配線は、下層AL配線よりも厚く作り
こまれている。
ると、PADでのワイヤー付きまわりを向上させるため
に通常最上層AL配線は、下層AL配線よりも厚く作り
こまれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プロセス技術の進歩に
よりデザインルールの微細化が進み配線グリッドが狭ピ
ッチ化すると、このような従来技術では自動配線を行う
際の隣り合う配線間距離が小さくなってしまうため、配
線間容量が大きくなり配線遅延の増大をもたらしてしま
う。このため、配線間容量を考慮した実配線シミュレー
ションにおいてタイミング的に問題となるようであれ
ば、その配線に対してバッファの挿入を行ったり、より
駆動能力の大きなセルを用いる等の回路の最適化が必要
となる。また、配線間容量の増加は消費電流にも影響を
及ぼし、隣接グリッドに配線が密に存在していると、局
所的に消費電流が大きくなり、問題となるようであれば
配線のやり直しが必要となる。このような回路修正が一
度で済めば良いが、今後ますますプロセスの微細化が進
み配線間容量が支配的になってくると、何回配置配線を
繰返しても収束しなくなる危険性がある。つまりこのよ
うな場合、配線間容量をできる限り低く抑える工夫が必
要となる。またチップ最上層に注目してみると、従来技
術にあるように最上層AL配線は通常、下層AL配線よ
りも厚く作りこまれている。このため最上層配線が狭ピ
ッチ化した隣り合うグリッドに対して行われると、その
配線厚の影響でアスペクト比が大きくなり、パシベーシ
ョン膜の付きまわりを悪化させ半導体装置自体の信頼性
を低下させてしまう。
よりデザインルールの微細化が進み配線グリッドが狭ピ
ッチ化すると、このような従来技術では自動配線を行う
際の隣り合う配線間距離が小さくなってしまうため、配
線間容量が大きくなり配線遅延の増大をもたらしてしま
う。このため、配線間容量を考慮した実配線シミュレー
ションにおいてタイミング的に問題となるようであれ
ば、その配線に対してバッファの挿入を行ったり、より
駆動能力の大きなセルを用いる等の回路の最適化が必要
となる。また、配線間容量の増加は消費電流にも影響を
及ぼし、隣接グリッドに配線が密に存在していると、局
所的に消費電流が大きくなり、問題となるようであれば
配線のやり直しが必要となる。このような回路修正が一
度で済めば良いが、今後ますますプロセスの微細化が進
み配線間容量が支配的になってくると、何回配置配線を
繰返しても収束しなくなる危険性がある。つまりこのよ
うな場合、配線間容量をできる限り低く抑える工夫が必
要となる。またチップ最上層に注目してみると、従来技
術にあるように最上層AL配線は通常、下層AL配線よ
りも厚く作りこまれている。このため最上層配線が狭ピ
ッチ化した隣り合うグリッドに対して行われると、その
配線厚の影響でアスペクト比が大きくなり、パシベーシ
ョン膜の付きまわりを悪化させ半導体装置自体の信頼性
を低下させてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置及び
自動配線手法は第1に、論理素子間の自動配線を行う際
に、論理素子を構成する配線用として用いられる第1の
配線グリッド以上のグリッド間隔を持つ第2の配線グリ
ッドを用いることを特徴とする。
自動配線手法は第1に、論理素子間の自動配線を行う際
に、論理素子を構成する配線用として用いられる第1の
配線グリッド以上のグリッド間隔を持つ第2の配線グリ
ッドを用いることを特徴とする。
【0006】第2に、上記記載の第2の配線グリッドを
持つ第1配線層と第2配線層とで配線グリッドが同一垂
直平面上に存在しないことを特徴とする。
持つ第1配線層と第2配線層とで配線グリッドが同一垂
直平面上に存在しないことを特徴とする。
【0007】第3に、上記記載の第2の配線グリッド以
上のグリッド間隔を持つ第3の配線グリッドを最上層配
線用に用いることを特徴とする。
上のグリッド間隔を持つ第3の配線グリッドを最上層配
線用に用いることを特徴とする。
【0008】第4に、上記記載の第2の配線グリッドを
用いて自動配線を行い、この状態で配線不可能な領域が
存在した場合、上記記載の第1の配線グリッドを追加認
識させて論理素子間の配線を行うことを特徴とする。
用いて自動配線を行い、この状態で配線不可能な領域が
存在した場合、上記記載の第1の配線グリッドを追加認
識させて論理素子間の配線を行うことを特徴とする。
【0009】第5に、上記記載の第2の配線グリッドの
交点上に、配置配線の対象となる論理素子内の信号ピン
がレイアウトされていることを特徴とする。
交点上に、配置配線の対象となる論理素子内の信号ピン
がレイアウトされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の上記構成によれば、同一配線層におけ
る隣接信号配線の配線間距離を大きく保つことができる
ため、配線間容量の増加を抑えることができる。また、
層間絶縁膜上下に位置する信号配線の層間容量について
も、下層信号配線の真上のグリッドに上層信号配線が配
置される確率が低くなるため、層間容量の増加を抑える
ことができる。このように配線容量を低く抑えることに
より動作速度的にも、消費電流的にも品質の良い半導体
装置を作製できると共に、配線容量に起因するタイミン
グエラーに対して配線遅延シミュレーションを何度も繰
返す必要が無くなる。最上層のAL配線に対しても、配
線グリッド間隔を大きく設定しているため、全体的に配
線間隔が従来に比べ広くなりアスペクト比を低く抑えら
れるため、パシベーション膜の付きまわりが向上し信頼
性の高い半導体装置の作製が可能となる。このように配
線グリッド間隔を大きくすることで配線資産が減ってし
まい、配線ができない領域が存在する可能性がでてくる
が、その場合は配線グリッドの追加認識を行うことでチ
ップ面積を大きくすることなく配線を完結できる。さら
に、論理素子内に存在する信号ピンを論理素子間を接続
する配線用グリッドの交点にレイアウトすることで、グ
リッド間隔の広い配線グリッド上に信号配線を効率よく
自動配線することが可能となる。
る隣接信号配線の配線間距離を大きく保つことができる
ため、配線間容量の増加を抑えることができる。また、
層間絶縁膜上下に位置する信号配線の層間容量について
も、下層信号配線の真上のグリッドに上層信号配線が配
置される確率が低くなるため、層間容量の増加を抑える
ことができる。このように配線容量を低く抑えることに
より動作速度的にも、消費電流的にも品質の良い半導体
装置を作製できると共に、配線容量に起因するタイミン
グエラーに対して配線遅延シミュレーションを何度も繰
返す必要が無くなる。最上層のAL配線に対しても、配
線グリッド間隔を大きく設定しているため、全体的に配
線間隔が従来に比べ広くなりアスペクト比を低く抑えら
れるため、パシベーション膜の付きまわりが向上し信頼
性の高い半導体装置の作製が可能となる。このように配
線グリッド間隔を大きくすることで配線資産が減ってし
まい、配線ができない領域が存在する可能性がでてくる
が、その場合は配線グリッドの追加認識を行うことでチ
ップ面積を大きくすることなく配線を完結できる。さら
に、論理素子内に存在する信号ピンを論理素子間を接続
する配線用グリッドの交点にレイアウトすることで、グ
リッド間隔の広い配線グリッド上に信号配線を効率よく
自動配線することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に基づく実施形態を述べ
る。サブミクロン以降の半導体装置に於いては信号配線
間隔の狭ピッチ化により、素子自身の遅延量に比して信
号配線の配線抵抗、配線容量による遅延量が無視できな
いレベルになってきている。全体遅延の70%以上が配
線遅延によるものであるとの報告もある。1μm世代以
前は上下信号配線間層間膜厚と配線グリッドの関係か
ら、隣接配線グリッド間信号配線容量よりも上下間信号
配線容量の方が支配的であった。図2は従来技術により
定義される論理素子間の配線を行うための配線グリッド
の例である。この配線グリッドは、配線効率を高めチッ
プ面積をなるべく小さく抑えるために、加工可能である
デザインルールを満たす範囲内で出来る限り狭く設定さ
れる。そのため論理素子21を構成する論理素子内配線
22の配線グリッド23と、論理素子間を配線するため
の配線グリッド24とが同一グリッド間隔で一致して定
義されている。
る。サブミクロン以降の半導体装置に於いては信号配線
間隔の狭ピッチ化により、素子自身の遅延量に比して信
号配線の配線抵抗、配線容量による遅延量が無視できな
いレベルになってきている。全体遅延の70%以上が配
線遅延によるものであるとの報告もある。1μm世代以
前は上下信号配線間層間膜厚と配線グリッドの関係か
ら、隣接配線グリッド間信号配線容量よりも上下間信号
配線容量の方が支配的であった。図2は従来技術により
定義される論理素子間の配線を行うための配線グリッド
の例である。この配線グリッドは、配線効率を高めチッ
プ面積をなるべく小さく抑えるために、加工可能である
デザインルールを満たす範囲内で出来る限り狭く設定さ
れる。そのため論理素子21を構成する論理素子内配線
22の配線グリッド23と、論理素子間を配線するため
の配線グリッド24とが同一グリッド間隔で一致して定
義されている。
【0012】また25、26は論理素子内の信号ピン、
27、28はその信号ピンに自動配線により接続される
信号配線である。このように半導体装置の微細化に伴い
最小間隔で定義された配線グリッドに対して隣接グリッ
ドに併走して信号配線が行われた場合、全体の遅延の中
で信号配線間容量による遅延がより支配的となるため、
遅延が大きくなってしまう。そこで本発明による一実施
例を図1に示す。図1は論理素子を構成する配線に用い
られる第1の配線グリッドと論理素子間の配線に用いら
れる第2の配線グリッドのグリッド間隔が異なる半導体
装置図である。ここでは一例として論理素子11を構成
する論理素子内配線12用に定義される第1の配線グリ
ッド13の2倍のグリッド間隔を持つ論理素子間配線用
の第2の配線グリッド14を定義した場合を示す。この
ように論理素子間を接続するための配線グリッド間隔を
大きく設定することで論理素子内の信号ピン15、16
に自動配線により接続される信号配線17、18が隣接
グリッド上にレイアウトされても、その配線間距離を大
きく保てるため、半導体装置の微細化に伴い問題となっ
ている信号配線間容量の増加を抑制可能となる。さら
に、配線層が多層のデザインに対しては、各配線層毎に
第2の配線グリッドの定義を行うことで、配線間容量を
大きく低減することが可能となる。
27、28はその信号ピンに自動配線により接続される
信号配線である。このように半導体装置の微細化に伴い
最小間隔で定義された配線グリッドに対して隣接グリッ
ドに併走して信号配線が行われた場合、全体の遅延の中
で信号配線間容量による遅延がより支配的となるため、
遅延が大きくなってしまう。そこで本発明による一実施
例を図1に示す。図1は論理素子を構成する配線に用い
られる第1の配線グリッドと論理素子間の配線に用いら
れる第2の配線グリッドのグリッド間隔が異なる半導体
装置図である。ここでは一例として論理素子11を構成
する論理素子内配線12用に定義される第1の配線グリ
ッド13の2倍のグリッド間隔を持つ論理素子間配線用
の第2の配線グリッド14を定義した場合を示す。この
ように論理素子間を接続するための配線グリッド間隔を
大きく設定することで論理素子内の信号ピン15、16
に自動配線により接続される信号配線17、18が隣接
グリッド上にレイアウトされても、その配線間距離を大
きく保てるため、半導体装置の微細化に伴い問題となっ
ている信号配線間容量の増加を抑制可能となる。さら
に、配線層が多層のデザインに対しては、各配線層毎に
第2の配線グリッドの定義を行うことで、配線間容量を
大きく低減することが可能となる。
【0013】ここで従来技術と本発明との違い、つまり
論理素子間を接続するための配線が隣接グリッド上にレ
イアウトされた時の配線間距離の違いよる配線遅延の差
を図3を用いて具体的に説明する。例えばAL配線下の
酸化膜厚34が0.9μm、AL配線幅31が0.7μ
m、AL配線膜厚33が1.06μmとした場合、配線
下の酸化膜に対する配線容量35は3.55εoxとな
る。ここでεoxは酸化膜の誘電率でεox=0.0345
(fF/μm)である。図3の中央に位置するAL配線の
配線容量は、隣接する左右の配線間容量36の2倍と配
線下の酸化膜に対する配線容量35との和となる。ここ
でAL配線間距離32の違いによる単位長さ(1mm)あ
たりの配線容量を比較してみると、配線間距離32が
0.7μmの場合では配線容量は221fFとなり、そ
の内配線間容量が89.8fFで全体の40%を占め
る。配線間距離32が1.4μmの場合では配線容量は
167fF、配線間容量が35.5fFとなり配線間容
量が配線容量に占める割合が20%にまで低減される。
また配線間距離32を0.7μmから1.4μmへと2
倍にすることにより、配線容量を25%低減することが
可能となる。つまり第2の配線グリッド間隔を第1の配
線グリッド間隔の2倍とすることで、配線容量が25%
低減することを意味している。第2の配線グリッド間隔
をさらに大きく定義することで、配線遅延を大幅に抑え
ることが可能となる。
論理素子間を接続するための配線が隣接グリッド上にレ
イアウトされた時の配線間距離の違いよる配線遅延の差
を図3を用いて具体的に説明する。例えばAL配線下の
酸化膜厚34が0.9μm、AL配線幅31が0.7μ
m、AL配線膜厚33が1.06μmとした場合、配線
下の酸化膜に対する配線容量35は3.55εoxとな
る。ここでεoxは酸化膜の誘電率でεox=0.0345
(fF/μm)である。図3の中央に位置するAL配線の
配線容量は、隣接する左右の配線間容量36の2倍と配
線下の酸化膜に対する配線容量35との和となる。ここ
でAL配線間距離32の違いによる単位長さ(1mm)あ
たりの配線容量を比較してみると、配線間距離32が
0.7μmの場合では配線容量は221fFとなり、そ
の内配線間容量が89.8fFで全体の40%を占め
る。配線間距離32が1.4μmの場合では配線容量は
167fF、配線間容量が35.5fFとなり配線間容
量が配線容量に占める割合が20%にまで低減される。
また配線間距離32を0.7μmから1.4μmへと2
倍にすることにより、配線容量を25%低減することが
可能となる。つまり第2の配線グリッド間隔を第1の配
線グリッド間隔の2倍とすることで、配線容量が25%
低減することを意味している。第2の配線グリッド間隔
をさらに大きく定義することで、配線遅延を大幅に抑え
ることが可能となる。
【0014】また層間絶縁膜を挟んだ上下間信号配線容
量について見てみる。図4は従来技術による上下配線層
における配線グリッドの位置関係を示す。従来技術では
デザインルールを満たす範囲内で出来る限り狭く配線グ
リッドは定義され、層間絶縁膜41を挟んで下層に定義
される配線グリッド42と上層に定義される配線グリッ
ド43とが同一垂直平面上に位置する。このように定義
された配線グリッド上では下層配線44の真上に上層配
線45がレイアウトされる場合が出てくる。このように
配線が行われると上下の信号配線間の距離46が小さく
なってしまうため、上下間信号配線容量が増加してしま
う。そこでこの上下間信号配線容量を低く抑えるための
本発明の実施例を図5に示す。図5では前述した論理素
子間を接続するための第2の配線グリッドを層間絶縁膜
51を挟んだ上下の層で用いるが、その下層配線グリッ
ド52と上層配線グリッド53とが同一垂直平面上では
なく、半グリッドずらして配線の定義を行っている。こ
うすることで、下層配線54と上層配線55の配線間の
距離56を大きく保てるため上下間信号配線容量を抑制
できる。また配線グリッド間隔の大きな第2の配線グリ
ッドを使用して信号配線を行っているため、配線間容量
も低減できる。
量について見てみる。図4は従来技術による上下配線層
における配線グリッドの位置関係を示す。従来技術では
デザインルールを満たす範囲内で出来る限り狭く配線グ
リッドは定義され、層間絶縁膜41を挟んで下層に定義
される配線グリッド42と上層に定義される配線グリッ
ド43とが同一垂直平面上に位置する。このように定義
された配線グリッド上では下層配線44の真上に上層配
線45がレイアウトされる場合が出てくる。このように
配線が行われると上下の信号配線間の距離46が小さく
なってしまうため、上下間信号配線容量が増加してしま
う。そこでこの上下間信号配線容量を低く抑えるための
本発明の実施例を図5に示す。図5では前述した論理素
子間を接続するための第2の配線グリッドを層間絶縁膜
51を挟んだ上下の層で用いるが、その下層配線グリッ
ド52と上層配線グリッド53とが同一垂直平面上では
なく、半グリッドずらして配線の定義を行っている。こ
うすることで、下層配線54と上層配線55の配線間の
距離56を大きく保てるため上下間信号配線容量を抑制
できる。また配線グリッド間隔の大きな第2の配線グリ
ッドを使用して信号配線を行っているため、配線間容量
も低減できる。
【0015】次にチップ最上層に注目してみると、最上
層のAL配線膜厚はワイヤーボンディングによって様々
なパッケージに実装する場合を想定すると、ワイヤーボ
ンディングに使用される金線とPAD部のALの密着
性、合金性を高めるためにある程度の膜厚が必要であ
り、各セル間の信号配線の接続に要求される下層ALよ
りも厚く作り込まれるのが通常である。またその配線グ
リッドは、先に述べたようにデザインルールを満たす範
囲内で出来る限り狭く設定される。このような従来技術
によりチップ最上層のAL配線をエッチングにより形成
し、パシベーション膜を埋め込んだ後のチップ部分断面
図を図6に示す。
層のAL配線膜厚はワイヤーボンディングによって様々
なパッケージに実装する場合を想定すると、ワイヤーボ
ンディングに使用される金線とPAD部のALの密着
性、合金性を高めるためにある程度の膜厚が必要であ
り、各セル間の信号配線の接続に要求される下層ALよ
りも厚く作り込まれるのが通常である。またその配線グ
リッドは、先に述べたようにデザインルールを満たす範
囲内で出来る限り狭く設定される。このような従来技術
によりチップ最上層のAL配線をエッチングにより形成
し、パシベーション膜を埋め込んだ後のチップ部分断面
図を図6に示す。
【0016】従来技術ではデザインルールを満たす範囲
内で出来る限り狭く配線グリッドが定義され、層間絶縁
膜61を挟み下層の配線グリッドを62、最上層の配線
グリッドを63とすると、この下層配線グリッド62上
に自動配線される下層配線64の配線膜厚よりも最上層
配線グリッド63上に自動配線される最上層配線65の
配線膜厚の方が厚く作り込まれるため、最上層配線グリ
ッド上に隣接して自動配線が行われ隣接する配線間距離
が小さくなるとアスペクト比が大きくなり、チップ表面
の保護膜として最上層に形成されるパシベーション膜6
6の付きまわり欠陥67に伴う半導体装置の信頼性の低
下、信号配線間容量の増大に伴う配線遅延の増加を引き
起こす。
内で出来る限り狭く配線グリッドが定義され、層間絶縁
膜61を挟み下層の配線グリッドを62、最上層の配線
グリッドを63とすると、この下層配線グリッド62上
に自動配線される下層配線64の配線膜厚よりも最上層
配線グリッド63上に自動配線される最上層配線65の
配線膜厚の方が厚く作り込まれるため、最上層配線グリ
ッド上に隣接して自動配線が行われ隣接する配線間距離
が小さくなるとアスペクト比が大きくなり、チップ表面
の保護膜として最上層に形成されるパシベーション膜6
6の付きまわり欠陥67に伴う半導体装置の信頼性の低
下、信号配線間容量の増大に伴う配線遅延の増加を引き
起こす。
【0017】そこで本発明の一実施例を図7に示す。論
理素子間を接続するための第2の配線グリッド72以上
のグリッド間隔を持つ第3の配線グリッド73を最上層
に定義する。こうすることで最上層配線グリッドである
第3の配線グリッド73上に隣接して自動配線が行われ
ても、隣接する配線75間の距離が従来技術に比べて大
きくなるため、最上層配線膜厚と最上層配線間距離との
アスペクト比を小さくできる。このため、パシベーショ
ン膜76の付きまわりが改善され結果的に信頼性の向上
につながる。また、最上層の隣接配線間距離が大きくな
るため配線間容量の低減にも貢献する。
理素子間を接続するための第2の配線グリッド72以上
のグリッド間隔を持つ第3の配線グリッド73を最上層
に定義する。こうすることで最上層配線グリッドである
第3の配線グリッド73上に隣接して自動配線が行われ
ても、隣接する配線75間の距離が従来技術に比べて大
きくなるため、最上層配線膜厚と最上層配線間距離との
アスペクト比を小さくできる。このため、パシベーショ
ン膜76の付きまわりが改善され結果的に信頼性の向上
につながる。また、最上層の隣接配線間距離が大きくな
るため配線間容量の低減にも貢献する。
【0018】しかし、デザインルールを満たす範囲内で
出来る限り狭く設定される第1の配線グリッドよりもグ
リッド間隔の大きな第2、第3の配線グリッドを定義す
ると、配線可能なグリッド数が減ってしまい信号配線が
込み合うような個所では配線ができなくなってしまう可
能性がある。このような場合に対処する本発明の自動配
線手法の実施例を図8に示す。図8では図2同様、第1
の配線グリッド83の2倍のグリッド間隔を持つ第2の
配線グリッド84を定義した場合を示す。論理素子81
内の信号ピン85には、第2の配線グリッド84上に信
号配線87をレイアウトすることにより接続が可能とな
るが、別の信号配線88が信号ピン86へつながる第2
の配線グリッドを使用しているため、第2の配線グリッ
ドを用いての信号ピン86への配線接続が不可能となっ
てしまう。このような場合、本来論理素子を構成するた
めの第1の配線グリッドを論理素子間を接続するための
配線グリッド89として認識させることで配線810に
より接続を完結させる。この場合でも第2の配線グリッ
ドをベースにし、それに追加する形で第1の配線グリッ
ドを使用しているために隣接する配線間隔は全体的には
それ程変わらずに済む。つまり、チップ内配線を完結さ
せると同時に配線間容量の低減を実現できる。また同様
に、第3の配線グリッドが定義されているチップ最上層
に対しても、第1、第2の配線グリッドを追加認識させ
チップ内配線を完結することで、チップ最上層のパシベ
ーション膜の付きまわりを悪化させずに済む。
出来る限り狭く設定される第1の配線グリッドよりもグ
リッド間隔の大きな第2、第3の配線グリッドを定義す
ると、配線可能なグリッド数が減ってしまい信号配線が
込み合うような個所では配線ができなくなってしまう可
能性がある。このような場合に対処する本発明の自動配
線手法の実施例を図8に示す。図8では図2同様、第1
の配線グリッド83の2倍のグリッド間隔を持つ第2の
配線グリッド84を定義した場合を示す。論理素子81
内の信号ピン85には、第2の配線グリッド84上に信
号配線87をレイアウトすることにより接続が可能とな
るが、別の信号配線88が信号ピン86へつながる第2
の配線グリッドを使用しているため、第2の配線グリッ
ドを用いての信号ピン86への配線接続が不可能となっ
てしまう。このような場合、本来論理素子を構成するた
めの第1の配線グリッドを論理素子間を接続するための
配線グリッド89として認識させることで配線810に
より接続を完結させる。この場合でも第2の配線グリッ
ドをベースにし、それに追加する形で第1の配線グリッ
ドを使用しているために隣接する配線間隔は全体的には
それ程変わらずに済む。つまり、チップ内配線を完結さ
せると同時に配線間容量の低減を実現できる。また同様
に、第3の配線グリッドが定義されているチップ最上層
に対しても、第1、第2の配線グリッドを追加認識させ
チップ内配線を完結することで、チップ最上層のパシベ
ーション膜の付きまわりを悪化させずに済む。
【0019】このように、論理素子間を接続する信号配
線が第2の配線グリッドを効率良く使用するためには、
配置配線側の工夫だけではなく論理素子自身のレイアウ
トにも工夫が必要となる。先に示した図1を例にとる
と、論理素子11内に存在する信号ピン15、16が第
1のグリッド13上に隣接して配置しているような場
合、信号ピン15は第2の配線グリッド14上にレイア
ウトされているため、第2の配線グリッド14上を信号
配線17が比較的容易に自動配線される。しかし、信号
ピン16は第2の配線グリッド14上にはレイアウトさ
れていないため、信号配線18は第2の配線グリッド1
4上を使用して直接信号ピン16に接続することは不可
能であり、論理素子内の第1の配線グリッド13を使用
して信号ピンへの接続を行うこととなる。このような信
号配線の接続方法では、論理素子11自身のレイアウト
次第で、信号配線の接続が不可能となったり、図8に示
したように配線を実現するために第1の配線グリッドが
論理素子間の配線グリッドとして追加認識され、配線間
容量の抑制効果が低くなってしまう恐れがでてくる。
線が第2の配線グリッドを効率良く使用するためには、
配置配線側の工夫だけではなく論理素子自身のレイアウ
トにも工夫が必要となる。先に示した図1を例にとる
と、論理素子11内に存在する信号ピン15、16が第
1のグリッド13上に隣接して配置しているような場
合、信号ピン15は第2の配線グリッド14上にレイア
ウトされているため、第2の配線グリッド14上を信号
配線17が比較的容易に自動配線される。しかし、信号
ピン16は第2の配線グリッド14上にはレイアウトさ
れていないため、信号配線18は第2の配線グリッド1
4上を使用して直接信号ピン16に接続することは不可
能であり、論理素子内の第1の配線グリッド13を使用
して信号ピンへの接続を行うこととなる。このような信
号配線の接続方法では、論理素子11自身のレイアウト
次第で、信号配線の接続が不可能となったり、図8に示
したように配線を実現するために第1の配線グリッドが
論理素子間の配線グリッドとして追加認識され、配線間
容量の抑制効果が低くなってしまう恐れがでてくる。
【0020】そこで、図9に示すように論理素子91内
に存在する信号ピン95、96を可能な限り第2の配線
グリッド94上にレイアウトすることにより、第2の配
線グリッド94を使用し直接信号ピン95、96への接
続を配線97、98により可能にすることで、論理素子
間の信号配線として追加認識される第1の配線グリッド
が使用される確率を極力低く抑える。こうすることで効
率良く第2の配線グリッド94を論理素子間を接続する
信号配線用のグリッドとして使用することが可能とな
り、配線間容量を抑制し易くなる。
に存在する信号ピン95、96を可能な限り第2の配線
グリッド94上にレイアウトすることにより、第2の配
線グリッド94を使用し直接信号ピン95、96への接
続を配線97、98により可能にすることで、論理素子
間の信号配線として追加認識される第1の配線グリッド
が使用される確率を極力低く抑える。こうすることで効
率良く第2の配線グリッド94を論理素子間を接続する
信号配線用のグリッドとして使用することが可能とな
り、配線間容量を抑制し易くなる。
【0021】これまで示した発明の実施の形態によれ
ば、パシベーション膜の付きまわりの改善による歩留ま
り・信頼性の向上、配線間容量低減による配線遅延の抑
制・動作速度の向上・消費電流の低減が可能となり、よ
り良質な半導体装置を完成させることが可能になる。
ば、パシベーション膜の付きまわりの改善による歩留ま
り・信頼性の向上、配線間容量低減による配線遅延の抑
制・動作速度の向上・消費電流の低減が可能となり、よ
り良質な半導体装置を完成させることが可能になる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、論理素子
を構成する配線に用いられる配線グリッドよりもグリッ
ド間隔の広い配線グリッドを論理素子間の信号配線用に
用いることで、プロセス技術の進歩と共に今後ますます
配線遅延の大きな要因となる同一層上の隣接配線間容量
を低減できる。また、層間絶縁膜を挟んだ上下層の配線
グリッドを同一垂直平面上ではなく、半グリッドずらし
て定義することで、層間容量の抑制が可能となる。この
ような配線容量成分の低減により、配線間容量に起因す
る配線遅延のタイミングエラーに対して配線遅延シミュ
レーションを何度も繰返す必要が無くなると共に配線遅
延自身の低減にもつながる。
を構成する配線に用いられる配線グリッドよりもグリッ
ド間隔の広い配線グリッドを論理素子間の信号配線用に
用いることで、プロセス技術の進歩と共に今後ますます
配線遅延の大きな要因となる同一層上の隣接配線間容量
を低減できる。また、層間絶縁膜を挟んだ上下層の配線
グリッドを同一垂直平面上ではなく、半グリッドずらし
て定義することで、層間容量の抑制が可能となる。この
ような配線容量成分の低減により、配線間容量に起因す
る配線遅延のタイミングエラーに対して配線遅延シミュ
レーションを何度も繰返す必要が無くなると共に配線遅
延自身の低減にもつながる。
【0023】チップ最上層については、下層配線グリッ
ド以上のグリッド間隔をもつ配線グリッドを最上層に対
して定義することで、チップ最上層AL配線のアスペク
ト比が小さくなり、パシベーション膜の付きまわりが良
くなる。このため、歩留りの向上・コストの削減に寄与
できる。つまり、信頼性的にも、動作速度的にも、消費
電流的にも品質の良い半導体装置を完成させることが可
能となる。
ド以上のグリッド間隔をもつ配線グリッドを最上層に対
して定義することで、チップ最上層AL配線のアスペク
ト比が小さくなり、パシベーション膜の付きまわりが良
くなる。このため、歩留りの向上・コストの削減に寄与
できる。つまり、信頼性的にも、動作速度的にも、消費
電流的にも品質の良い半導体装置を完成させることが可
能となる。
【0024】このような上記効果を得るために配線グリ
ッド間隔を大きく定義することによって生じる配線グリ
ッド数の減少にも、論理素子を構成する配線用に用いら
れる配線グリッドを論理素子間を接続する信号配線用の
グリッドとして追加認識させることで、チップ面積を大
きくしたり再配線を行うことなくチップ内配線を完結で
きる。
ッド間隔を大きく定義することによって生じる配線グリ
ッド数の減少にも、論理素子を構成する配線用に用いら
れる配線グリッドを論理素子間を接続する信号配線用の
グリッドとして追加認識させることで、チップ面積を大
きくしたり再配線を行うことなくチップ内配線を完結で
きる。
【0025】さらに論理素子内に存在する信号ピンに対
しては、論理素子間を接続する配線用グリッドの交点に
信号ピンをレイアウトすることで、グリッド間隔の広い
配線グリッド上に信号配線を効率よく自動配線すること
が可能となる。
しては、論理素子間を接続する配線用グリッドの交点に
信号ピンをレイアウトすることで、グリッド間隔の広い
配線グリッド上に信号配線を効率よく自動配線すること
が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す半導体装置図。
【図2】従来技術の信号配線グリッドを用いた半導体装
置図。
置図。
【図3】配線容量算出の説明図。
【図4】従来技術の上下信号配線グリッドの位置関係を
用いた配線図。
用いた配線図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す配線図。
【図6】従来技術の最上層信号配線グリッドを用いたチ
ップの部分断面図。
ップの部分断面図。
【図7】本発明の第3の実施例を示すチップの部分断面
図。
図。
【図8】本発明の第4の実施例を示す自動配線手法図。
【図9】本発明の第5の実施例を示す半導体装置図。
11・・・論理素子 12・・・論理素子を構成するための配線 13・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
第1の配線グリッド 14・・・論理素子間配線に用いられる第2の配線グリ
ッド 15、16・・・信号ピン 17、18・・・論理素子間配線 21・・・論理素子 22・・・論理素子を構成するための配線 23・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
配線グリッド 24・・・論理素子間配線に用いられる配線グリッド 25、26・・・信号ピン 27、28・・・論理素子間配線 31・・・AL配線幅 32・・・AL配線間隔 33・・・AL配線膜厚 34・・・AL配線下の酸化膜厚 35・・・AL配線下の酸化膜に対する配線容量 36・・・AL配線間容量 41・・・層間絶縁膜 42・・・下層配線グリッド 43・・・上層配線グリッド 44・・・下層信号配線 45・・・上層信号配線 46・・・上下信号配線間距離 51・・・層間絶縁膜 52・・・下層における第2の配線グリッド 53・・・上層における第2の配線グリッド 54・・・下層信号配線 55・・・上層信号配線 56・・・上下信号配線間距離 61・・・層間絶縁膜 62・・・下層配線グリッド 63・・・最上層配線グリッド 64・・・下層配線 65・・・最上層配線 66・・・パシベーション膜 67・・・パシベーション膜の付きまわり欠陥 71・・・層間絶縁膜 72・・・下層における第2の配線グリッド 73・・・最上層における第3の配線グリッド 74・・・下層配線 75・・・最上層配線 76・・・パシベーション膜 81・・・論理素子 82・・・論理素子を構成するための配線 83・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
第1の配線グリッド 84・・・論理素子間配線に用いられる第2の配線グリ
ッド 85、86・・・信号ピン 87・・・信号ピン85へ接続される論理素子間配線 88・・・他の論理素子間配線 89・・・論理素子間配線用に追加認識された第1の配
線グリッド 810・・・信号ピン86へ接続される論理素子間配線 91・・・論理素子 92・・・論理素子を構成するための配線 93・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
第1の配線グリッド 94・・・論理素子間配線に用いられる第2の配線グリ
ッド 95、96・・・第2の配線グリッド上にレイアウトさ
れた信号ピン 97、98・・・論理素子間配線
第1の配線グリッド 14・・・論理素子間配線に用いられる第2の配線グリ
ッド 15、16・・・信号ピン 17、18・・・論理素子間配線 21・・・論理素子 22・・・論理素子を構成するための配線 23・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
配線グリッド 24・・・論理素子間配線に用いられる配線グリッド 25、26・・・信号ピン 27、28・・・論理素子間配線 31・・・AL配線幅 32・・・AL配線間隔 33・・・AL配線膜厚 34・・・AL配線下の酸化膜厚 35・・・AL配線下の酸化膜に対する配線容量 36・・・AL配線間容量 41・・・層間絶縁膜 42・・・下層配線グリッド 43・・・上層配線グリッド 44・・・下層信号配線 45・・・上層信号配線 46・・・上下信号配線間距離 51・・・層間絶縁膜 52・・・下層における第2の配線グリッド 53・・・上層における第2の配線グリッド 54・・・下層信号配線 55・・・上層信号配線 56・・・上下信号配線間距離 61・・・層間絶縁膜 62・・・下層配線グリッド 63・・・最上層配線グリッド 64・・・下層配線 65・・・最上層配線 66・・・パシベーション膜 67・・・パシベーション膜の付きまわり欠陥 71・・・層間絶縁膜 72・・・下層における第2の配線グリッド 73・・・最上層における第3の配線グリッド 74・・・下層配線 75・・・最上層配線 76・・・パシベーション膜 81・・・論理素子 82・・・論理素子を構成するための配線 83・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
第1の配線グリッド 84・・・論理素子間配線に用いられる第2の配線グリ
ッド 85、86・・・信号ピン 87・・・信号ピン85へ接続される論理素子間配線 88・・・他の論理素子間配線 89・・・論理素子間配線用に追加認識された第1の配
線グリッド 810・・・信号ピン86へ接続される論理素子間配線 91・・・論理素子 92・・・論理素子を構成するための配線 93・・・論理素子を構成するための配線に用いられる
第1の配線グリッド 94・・・論理素子間配線に用いられる第2の配線グリ
ッド 95、96・・・第2の配線グリッド上にレイアウトさ
れた信号ピン 97、98・・・論理素子間配線
Claims (5)
- 【請求項1】複数のトランジスタを有する基本ゲートを
規則的に配列し、自動配置配線手法により機能を構成す
るゲートアレイもしくは既に準備されている基本論理構
成用のセルを自動配置配線手法により機能を構成するス
タンダードセル等の半導体装置に於いて、論理素子を構
成するための第1の配線グリッドと、論理素子間を配線
するために第1の配線グリッド以上のグリッド間隔を持
つ第2の配線グリッドを有することを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体装置に於いて、第2
の配線グリッドを持つ第1配線層と第2の配線グリッド
を持つ第2配線層とで配線グリッドが同一垂直平面上に
存在しないことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】請求項1記載の半導体装置に於いて、第2
の配線グリッド以上のグリッド間隔を持つ第3の配線グ
リッドを最上層に有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】請求項1記載の第2の配線グリッドを用い
て自動配線を行い、この状態で配線できない領域が存在
した場合、請求項1記載の第1の配線グリッドを用いて
論理素子間の配線を行うことを特徴とする自動配線手
法。 - 【請求項5】請求項1記載の第2の配線グリッドの交点
上に、配置配線の対象となる論理素子内の信号ピンがレ
イアウトされていることを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208406A JP2000040744A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 半導体装置及び自動配線手法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208406A JP2000040744A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 半導体装置及び自動配線手法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000040744A true JP2000040744A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16555724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10208406A Pending JP2000040744A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 半導体装置及び自動配線手法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000040744A (ja) |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10208406A patent/JP2000040744A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040810 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041022 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051101 |