JP2000040315A - ディスクドライブの電力消費を低減させるための適応形セクタ探索方法 - Google Patents

ディスクドライブの電力消費を低減させるための適応形セクタ探索方法

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JP2000040315A JP11193775A JP19377599A JP2000040315A JP 2000040315 A JP2000040315 A JP 2000040315A JP 11193775 A JP11193775 A JP 11193775A JP 19377599 A JP19377599 A JP 19377599A JP 2000040315 A JP2000040315 A JP 2000040315A
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクドライブシステムのヘッド移動時間
を制御して電力消費を低減する適応形セクタ探索方法を
提供する。 【解決手段】 セクタ探索方法は,アクチュエータヘッ
ド(35)を最大許容速度より低い制限速度に決定する
段階と,アクチュエータヘッドを制限速度まで加速して
現在トラックの現在セクタから移動させる段階と,アク
チュエータヘッドを制限速度で等速飛行させる段階と,
アクチュエータヘッドを制限速度から減速させて目標ト
ラックの目標セクタに停止させる段階とを含む。制限速
度は,アクチュエータヘッドの加速段階,アクチュエー
タヘッドの飛行段階,およびアクチュエータヘッドの減
速段階が所定時間内に行われるよう決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ディスクドライブ
システムの電力消費を低減させるための方法に関し,特
に,データアクセスタイムを損失せずに電力消費を低減
することができるように,読出し/書込みアクチュエー
タヘッドを制御する適応形セクタ探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力消費の低減は,ディスクドライブデ
ータ格納システムに要求される基本事項である。特に,
モバイルコンピュータやノート型パソコンのユーザはバ
ッテリ寿命を最も重要なシステム特性の一つと見なして
いる。従って,電力消費を低減できる方法,あるいはバ
ッテリ電力管理方法は,充填間のバッテリ寿命を延ばす
ことにおいて重要である。
【0003】電力管理設計のうち一つは,一般のディス
クドライブデータシステム動作において,読出し/書込
み動作が常に行われるのではないという事実に基づいて
いる。これは,要するにディスクドライブには低電力消
費,あるいは不動作周期が存在するということを意味し
ており,これに基づいてバッテリ電力フローを制御する
ためのファームウェアやソフトウェアを設計することが
できる。これらの電力管理システムを用いる一般のディ
スクドライブ,例えばIBM社のTravelerst
ar 4LPにおける電力消費内訳は,次の表1の通り
であり,0.94アンペアの電力浪費を伴う。
【0004】
【表1】
【0005】前記表1は,ディスクドライブの各モード
における電力消費を示すものである。初期駆動(スター
トアップ)時の電力消費は,主にディスクプラッタを回
転させるスピンドルモータの動作に基因する。トラック
・セクタのシーク(探索)モードおよび読出し/書込み
モードは,正常動作時での電力消費を示す。正常動作時
にアクチュエータモータ(いわゆる,ボイスコイルモー
タ:VCM)によって駆動されるアクチュエータは,一
または複数の読出し/書込みヘッドを支持している。電
流がアクチュエータコイルを通じて流れると,アクチュ
エータモータは,ディスクプラッタ面上で放射方向に配
されているデータトラックにアクチュエータと読出し/
書込みヘッドを回転させる。表1に示すように,読出し
/書込み動作が行われれば行われるるほど,より多くの
シーク動作が行われ,その結果さらに多くの電力が消費
されることになる。とは言え,シーク動作が最も多い電
力を要求するという意味ではない。
【0006】パフォーマンスアイドル,低電力アイドル
およびスリープモードは,電力管理計画によって発生す
る電力消費を示すものである。前記の例において,電力
消費は,電力管理ソフトウェアを備えない従来のディス
クドライブシステムに比較して約31%低減する。典型
的な電力管理技術は,米国特許第5452277号,第
5544138号,第5521896号などに開示され
ている。これらの特許では,多数の電力動作モードのう
ち一つを選択するために,エネルギ使用量と予め設定さ
れたプロファイルを比較する。
【0007】消費電力を減少させるための他の方法は,
米国特許第5345347および第5493670号に
開示されており,ここでは,電力消費を減少させるため
にスピンドルモータの回転を制御している。
【0008】米国特許第5140571号には,間欠的
に動作が中断されるデジタル信号プロセッサ(DSP)を
用いて電力消費を低減させる技術が開示してある。しか
し,DSPによって消費される電力の量は,アクチュエ
ータモータおよびスピンドルモータを駆動させるために
使用される電力に比べて相対的に低い量である。
【0009】米国特許第5412809号には,使用者
が性能最適化制御アクセスタイムアルゴリズムおよび電
力消費最適化制御アクセスタイムアルゴリズムの中いず
れか一つを選択できる技術が開示されている。しかし,
このような方法には二つの選択事項が存在することと,
電力消費を達成するために,平均アクセスタイムを犠牲
にしてしまうという短所がある。
【0010】上記従来の電力管理方法は,全体的にディ
スクドライブの電力消費をやや減少させることができる
が,ディスクドライブ電力消費の主要成分,すなわちデ
ータアクセスタイムの損失無しにシーク(探索)動作の
電力消費を減少させることはできなかった。
【0011】上記全ての電力管理方法において,探索過
程は,トラック探索モードにおいて一つのトラックから
他のトラックに可能な限り迅速に読出し/書込みヘッド
を移動させるようにアクチュエータを制御する,という
仮定の下に行われてきた。指定されたトラック上にヘッ
ドが到達すると,サーボシステムは一般に前記トラック
内で指定されたセクタを探すためのトラック追従モード
に入る。トラック追従モードでは,上記のトラック探索
モードより遥かに少ない電力が消費される。これは,ト
ラック探索モードで可能な限り迅速にヘッドを移動させ
るための最大電流がパワー増幅器とアクチュエータコイ
ルに印加されるからである。このアクチュエータコイル
に印加される電流が多くなればなるほど,アクチュエー
タアームはさらに速く回転し,ヘッドをさらに速く移動
させる。
【0012】このような観点から省電力設計を考えた場
合に,データアクセスタイムを遅延させること無しに,
シーク(探索)動作と関連した電力消費を低減させるた
めの方法が要求されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って,本発明は,上
述の関連技術の短所および制約事項から生ずる諸問題を
克服するために案出されたものであって,データアクセ
スタイムを損失すること無しに電力消費を低減させるよ
うに,読出し/書込みヘッドを制御することが可能な,
新規かつ改良されたディスクドライブシステムの適応形
セクタ探索方法を提供することにその目的がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は,ディスクドライブプラッタの1回転
時間を示すTrevと,現在トラックと目標トラック間
の位置差を示すLを入力として提供する段階を含め,
その後,変数Tmin(L)と変数Tが決定される。
ここで,変数Tmin(L)は,アクチュエータヘッド
の移動によって作られる放射状のアークに沿ってアクチ
ュエータヘッドを現在トラックから目標トラックに移動
させる最小トラック探索時間を示し,変数Tは,現在
サーボセクタから目標サーボセクタが放射方向のアーク
に達するまでの回転時間を示す。
【0015】一方,ΔT値はΔT=Tmin(L)−T
によって計算され,次のような三つの結果が得られ
た。 (1)ΔTが‘0’であれば,アクチュエータヘッドの移
動時間はTmin(L )に設定され,(2)ΔTが‘0’
より大きいと,アクチュエータヘッドの移動時間はT
+T revに設定され,(3)ΔTが‘0’より小さい
と,アクチュエータヘッドの移動時間はTに設定され
る。
【0016】上記(2)と(3)の結果,従来のディスクド
ライブに比べて低い速度でアクチュエータヘッドを移動
させることによって,電力消費を減少させ,バッテリの
寿命を延長させることができる。アクチュエータヘッド
の低速移動は,アクチュエータヘッドの最大速度を一時
的に減少させることによって達成される。これは,ディ
スクドライブシステムで電力消費を低減させるてめに役
立つ。
【0017】前記の目的を達成するために,本発明は,
請求項1に記載のように,現在トラックと現在セクタか
ら目標トラックと目標セクタへアクチュエータヘッドを
移動させる間のディスクドライブ電力消費を減少させる
ための適応形セクタ探索方法において,アクチュエータ
ヘッドの最大許容速度より低い制限速度を決定する段階
と,現在トラックと現在セクタからアクチュエータヘッ
ドを移動させるためにアクチュエータヘッドを前記制限
速度に加速する段階と,アクチュエータヘッドを前記制
限速度で飛行させる段階と,目標トラックと目標セクタ
にアクチュエータヘッドが停止するようアクチュエータ
ヘッドを制限速度から減速させる段階とを含み,さらに
制限速度を決定するに際して,アクチュエータヘッドの
加速段階,アクチュエータヘッドの飛行段階,およびア
クチュエータヘッドの減速段階が所定時間内に行われる
よう前記制限速度が決定されることを特徴としている。
【0018】なお,制限速度は,次式によって決定され
ることが好ましい。
【0019】
【数1】
【0020】さらに,βは,約1.1〜1.5の範囲で選
択することが好ましい。さらに,制限速度は,より正確
に,アクチュエータヘッドの加速段階,アクチュエータ
ヘッドの飛行段階,およびアクチュエータヘッドの減速
段階が前記所定時間に終了するように決定されることが
好ましい。また,前記所定時間は,前記アクチュエータ
ヘッドが目標セクタのヒッティングが行われない場合に
目標セクタに到達するアクチュエータ移動時間最大量と
して設定されることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,本発明にかかる好適な実施
形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
なお,以下の説明および図面においては,実質的に同一
の機能および構成を有する構成要素および部分について
は,可能な限り同一の符号を付することにより重複説明
を省略する。
【0022】そして,以下において,本発明の好適な実
施形態が示されるが,本発明はかかる例に限定されるも
のではなく,当業者であれば,特許請求の範囲に記載し
た技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修
正例に想到し得ることは明らかであり,それらについて
も当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。さらに,関連する周知技術については,適宜説明を
省略するものとする。
【0023】まず,本発明の実施の一形態は,ディスク
ドライブシステムにおいて,データアクセスタイムを損
失すること無しに,電力消費を減少させるために読出し
/書込みヘッドアクチュエータを制御する方法に関する
ものである。従来の電力消費方法において,トラック決
定モードは,データアクセスタイムの最小化を図るため
に,初期トラックから目標トラックにアクチュエータヘ
ッドを移動させる時間を最小化するための時間最適制御
(Time Optimal Control:TOC),または近似時間最適
制御(Proximate Time Optimal Control:PTOC)とし
て設計される。
【0024】しかし,アクチュエータヘッドを目標トラ
ックまで最大速度で速く移動させる場合にはより多くの
電流を要求し,結果として低速でアクチュエータヘッド
を移動させる場合に比べてより多くの電力が消費される
ばかりでなく,結果的に時間面からも長時間が必要とさ
れた。
【0025】ノーマル探索動作は,ロング動作またはシ
ョート動作に応じて,加速,減速および飛行(coast)の
うち,二つまたは三つのモードを含んでいる。この理由
は,探索ヘッドが最大速度Vmaxで移動することがで
きるからである。短距離探索動作では,ヘッドは決して
最大速度に至ることができないため,ただ加速モードお
よび減速モードだけが必要である。しかし,長距離探索
動作では,ヘッドは最大速度に達し,減速するまでの一
定時間にわたり等速で飛行する。
【0026】ここで,図1は,短距離探索動作時の読出
し/書込みヘッドの移動速度変化を示すグラフであり,
図2は長距離探索動作時の読出し/書込みヘッドの移動
速度変化を示すグラフである。
【0027】図1に示すように,短距離探索動作は,加
速モードおよび減速モードの2モードを有する。加速モ
ード中にヘッドは時間tまで加速され,その後の減速
モードではtから最終探索時間tfまで減速する。t
時点で,ヘッド速度が最大速度Vmaxを越えない限
り短距離探索動作を維持する。
【0028】図1は,カーブSとSで示した二つの
短距離探索動作の例を示すものである。Sは,時間t
s1まで読出し/書込みヘッドが加速される探索動作を
示しており,ts1での速度はVである。そして,目
的地まで減速して時間tf1に目的地に到着し,ここま
での時間が第1探索時間である。Sは,時間ts2
で読出し/書込みヘッドが加速される探索動作を示して
おり,ts2で読出し/書込みヘッドの速度はVmax
である。そして目的地まで減速して第2探索時間である
f2時間に目的地に達する。従って,短距離探索動作
の全体探索時間は,tf2より大きくなり得ない。も
し,全体探索時間がtf2より大きい場合は,飛行モー
ド(あるいは等速モード)が要求され,このような探索動
作は長距離探索動作になる。
【0029】図2は,カーブSで示した長距離探索動
作の例を示すものである。図2に示すように,長距離探
索動作は,加速モード,飛行モード(あるいは,等速モ
ード)および減速モードの3モードを有する。加速モー
ドの間,ヘッドは時間tl1まで加速され,時間tl1
から時間tl2までの飛行モードの間に等速で飛行す
る。そして,時間tl2から最終探索時間であるtf3
までの減速モードでヘッドは減速される。長距離探索動
作でヘッドは最大速度Vmaxで飛行するよう制限され
ているために等速の飛行モードが要求される。仮に,最
終探索時間tf3が,Vmaxまで加速するために必要
な時間(tl1)にVmaxから減速するために必要な時
間(tf3−tl2)を加算した値より大きい場合に,飛
行段階は残余時間(tl2−tl1)として設定される。
【0030】このような特性は,他の動作モード中に読
出し/書込みヘッドの位置を表現することによって判定
することができる。図3は,三つの相異なる始点X
,Xに対する速度とヘッド位置の関係を示すグラ
フである。各々の場合において,X軸上の原点は指定さ
れた終着点(すなわち,要求された読出し/書込み位置)
を示している。図3に示すように,探索ヘッドは,始点
から速度Vに至るまで加速され,Vの速度を有
する地点(X)で探索ヘッドは目標セクタに至るまで減
速する。これは飛行段階がないために短距離動作にな
る。
【0031】一方,探索ヘッドは,始点Xから速度V
maxに達するまで加速し,この時Vmaxの速度を有
する地点はXとなる。X地点で探索ヘッドは目標セ
クタに達するまで減速する。これも飛行段階がないため
に短距離探索動作である。
【0032】しかし,始点が目標セクタからXより遠
くなる場合は,飛行モード(coasting mode)で最大速度
の制限が要求される。図3に示すように,探索ヘッド
は,始点Xで最大速度Vmaxに達する地点Xまで
加速し,探索ヘッドは最大速度Vmaxに達した後X
地点に達するまで等速で飛行する。そして,X地点で
探索ヘッドは目標セクタに達するまで減速する。これは
飛行モードが要求されるために長距離探索動作になる。
【0033】本発明の実施の一形態によれば,ディスク
ドライブシステムにおいて,探索動作周期の間に最大速
度Vmaxより小さい制限速度Vlimに一時的に減速
させることによって電力消費を減少させている。この場
合,ヘッドは低速で移動するが,データアクセスタイム
の損失はない。
【0034】読出し/書込み探索ヘッドの一般の動作は
次のようである。
【0035】まず,ディスクドライブモータ動作状態に
おける正常状態方程式は次の数式1および2で示され
る。
【0036】
【数2】
【0037】上記式2の両辺にアクチュエータコイル電
流Iをかけると,モータの電力消費方程式は下記の数式
3で示される。
【0038】
【数3】
【0039】電力消費を減少させるための主要な方法
は,アクチュエータコイルに入力される電流の量を減少
させることである。ディスクドライブ応用技術におい
て,入力電流を減少させることは,出力トルクTと旋回
速度ωを減少させることを意味する。しかし,入力電流
の量の減少は,アクチュエータアームの移動経過時間に
よって制約を受ける。なぜなら,ディスクドライブシス
テムにおいては,データは可能な限り速く読出しまたは
書込みされる必要があるからである。
【0040】以下の一連の数式は,アクチュエータアー
ムの動力学に関連したものであり,セクタ探索制御を通
じて,アクチュエータコイルに入力される電流の量と全
体消費電力Pmを減少させるための分析を行うためのも
のである。
【0041】
【数4】
【0042】モータの動作は下記の式5によって行われ
る。
【0043】
【数5】
【0044】上記式4と5を結合すると,下記の式6が
得られる。
【0045】
【数6】
【0046】一方,動力学方程式は下記の式7で示さ
れ,上記式6および7を結合すると式8が得られる。
【0047】
【数7】
【0048】トラック探索長さである旋回移動距離θが
1回の探索間隔の間一定であると仮定すると,上記式8
は式9で示される。
【0049】
【数8】
【0050】また式3,式4と式5とを結合させること
によって下記の式10と式11に基づいた平均機械的電
力消費が得られる。
【0051】
【数9】
【0052】そして,式10と式11および式3を結合
すると次の式12が得られる。
【0053】
【数10】
【0054】もし,一定した旋回移動距離θを増加させ
るためにアクチュエータ移動時間を二倍(2τ)にし,逆
起電力によって発生する電流変化を無視すると,式9は
次の式13となる。
【0055】
【数11】
【0056】従って,t=0から2τの間の平均機械的
電力消費は式14と式15によって得られる。
【0057】
【数12】
【0058】ここで旋回速度は‘0’からτまでの時間
の間+dω/dtの加速度で線形的に増加すると仮定し
たため,τ周期中の平均電力に注目すべきである。式1
2と式15とを比較してみれば,機械的電力消費は約8
7.5%減少し,電流は約75%減少する。従って,全
体電力消費は少なくとも75%減少する。仮に,アクチ
ュエータ移動時間が‘n’倍増加したと仮定すれば,次
の式16,式17,式18が得られる。
【0059】
【数13】
【0060】以下,図4を参照しながら本発明の実施の
一形態による動作を説明する。図4は,本発明の実施の
一形態による臨界セクタ位置を含むセクタとトラックの
レイアウトを示すディスクドライブプラッタ面10の概
略図である。ディスクドライブ格納システムにおいて,
データは磁気プレートまたはプラッタ10に/から2次
元形態で書込み/読出しされる。図4で,各々のデータ
セクタDは,プラッタ10においてセクタ番号Sとトラ
ック番号Tに基づいて規定される。
【0061】スピンドルモータ20は,中心軸周辺のプ
ラッタ10を回転させ,アクチュエータ30はプラッタ
10の外周と内周との間で放射方向に移動する。スピン
ドルモータ20とアクチュエータ30は個別に制御さ
れ,プラッタ10を一定のRPM(revolution per minu
te)で回転させるスピンドル速度制御とアクチュエータ
の制御との間には何等関連性がない。
【0062】最上の場合に,アクチュエータ30と読出
し/書込みヘッド35は読出しまたは書込みされるべき
目標セクタが通過する直前に,目標トラック上に到着す
るようプラッタ10上を滑空すべきであり,この場合の
トラック追従時間は最小となる。従って,アクチュエー
タ移動情報と目標セクタ情報は同時に分析される必要が
ある。もし,目標セクタが通過した直後に読出し/書込
みヘッドが以前指定されたトラック番号に到着した場合
には,読出し/書込みヘッドは目標セクタにデータを書
込みまたは読出しするために,ディスクプラッタが1回
転する間,現在のトラック位置で待機すべきである。
【0063】上述のデータアクセス方法は,「最大速度
でアクチュエータを移動させる場合に最も速く目標トラ
ックに到着し,この場合データアクセス時間は減少する
はずである」という仮定に基づいている。しかし,かか
る仮定は必ずしも正しい結果として表れるものではな
い。
【0064】ディスクドライブに/からデータを書込み
/読出しするシーケンスは統計上ランダムアクセスであ
り,目標セクタに対する読出し/書込みヘッドの初期位
置に依存する。従って,読出し/書込みヘッド35が目
標トラックに最大速度で移動したとしても,それは読出
し/書込みヘッド35が目標セクタを直ぐに探せるとい
うことを意味するのではない。最小トラック探索時間ア
ルゴリズムを用いる従来のサーボ方法で,目標トラック
に到達した読出し/書込みヘッド35がそのまま目標セ
クタにヒットする確立は1/Nである(ここで,Nはプ
ラッタ面に備えられるセクタの数を示す。)。言い換え
れば,プラッタ10が70個のセクタを有する場合,読
出し/書込みヘッド35が目標トラックに到達した時に
目標セクタをヒットする可能性は1/70である。従っ
て,ヘッド35が目標セクタに到達する前の若干のトラ
ック追従時間の間に従来の電力減少方法が要求されるの
である。
【0065】以下の説明では,最小セクタ探索時間に対
応するセクタを臨界セクタと定義するものとする。本明
細書においては,潜伏(レイテンシ)あるいはトラック追
従時間を最適化するための新規な概念を用いるが,それ
は目標サーボセクタをヒットする前のトラック追従時間
と最も速いトラック探索方法によるセクタ探索時間を考
慮した全体的なアクチュエータ移動時間である。
【0066】上述の理論的な数式を用いて,現在セクタ
と目標セクタの相対位置を考えると,最速のトラック探
索速度でアクチュエータアームを移動させなくてもセク
タ探索時間を最適化できるサーボシステムが設計でき
る。
【0067】従来の探索方法と本実施の形態にかかる方
法においては,読出し/書込みヘッド経路(すなわち,
現在トラックから目標トラックまでの移動)は変わらな
い。しかし,アクチュエータ読出し/書込みヘッド35
を目標セクタ,特に目標トラックに移動させるためにか
かる時間は異なっている。従って,電力管理のためのセ
クタ探索方法は,それ以上時間最適制御(TOC)や近似
時間最適制御(PTOC)プロセスより構成されない。本
発明は,固定されたアクチュエータアーム移動時間を有
するエネルギ効率的最小−最適制御(MOEC:Minimum
-Optimal EnergyControl)より行われるセクタ探索動作
方法に関する。その上,本発明はデータアクセスタイム
の損失のない方法を用いる。
【0068】前記固定されたアクチュエータアーム移動
時間は広い範囲を有するが,次のような4つの入力に依
存している。(1)スピンドルのRPM,(2)初期セクタ
と目標セクタの相対位置,(3)目標トラックと初期トラ
ック間の距離差,(4)一般のTOCあるいはPTOCア
クチュエータ移動時間。
【0069】前記固定したアクチュエータアーム移動時
間は,前記システムが目標トラックに到達すると同時に
目標データセクタをヒットする可能性が1/NであるP
TOCあるいはTOCシステムとして動作する時に最も
短い。
【0070】最上の場合において,前記アクチュエータ
アームは前記目標トラックに達すると同時に,前記読出
し/書込みヘッドが臨界セクタにヒットすると,前記ヘ
ッドは直ちに目標セクタにデータを書き込んだり,目標
セクタからデータを読出し始める。しかし,大部分の場
合,目標セクタに達する時ヒットする一番目のセクタは
望む臨界セクタでない。従って,前記システムは目標セ
クタを待機するためにトラック追従モードに進入する必
要がある。このような待機期間(waiting period)を通常
潜伏期と呼び,最も短い潜伏期は下記の数式19によっ
て得られる。
【0071】
【数14】
【0072】最も長い潜伏期(すなわち,プラッタ10
の1回転)は次式20によって得られる。
【0073】
【数15】
【0074】例えば,IBM社のTravelstar
は4000RPMで動作し,70個のセクタを有し,平
均探索時間は13msである。前記数式19と20によ
れば,最も短い潜伏期は0.214msとなり,最も長
い潜伏期は15msとなる。
【0075】従って,最も短い全体アクセス時間は1
3.214msである。なぜなら,目標トラックに達する
まで所要される平均アクチュエータ移動時間は13ms
であり,目標サーボセクタは1セクタ(すなわち0.21
4ms)離れているからである。一方,最も長い全体ア
クセス時間は28msであり,その理由は,目標トラッ
クに達する時まで所要される平均アクチュエータ移動時
間が13msであり,目標サーボセクタをミッシング(m
issing)した直後に目標セクタにヒットするまで1回転
(15ms)待機しなければならないからである。
【0076】以下,本実施の形態によるセクタ探索制御
方法によって,どの程度電力消費が減少されるかを評価
するためにフルストローク長さの1/3に相当する探索
時間を平均探索時間と規定した単純例を仮定してみる。
【0077】まず,図4に示すように,読出し/書込み
ヘッド35の飛行により形成される経路をアークZと規
定すれば,アークZはフルストローク長さになる。トラ
ック探索プロセスは,システム設計の速度制限によって
パワー増幅器を常に飽和させるのではないために近似接
近を用いる。例えば,フルストロークトラック探索の場
合,全体時間の半分を速度制限とする。このような周期
の間微弱な電流だけが摩擦,バイアス力などを克服する
ために印加される。その結果,フルストローク探索の場
合は,1/3フルストローク探索の場合とほぼ同じ量の
電力を消費する。探索長さが1/3フルストロークより
大きい時の電力出力を調べてみれば,最大速度制限のた
めに電力消費は1/3フルストローク長さ探索とほぼ同
一である。
【0078】前記の分析は,ディスクドライブで既に公
知された統計学的な結果と一致する。すなわち,可能な
限り全てのトラック探索長さのうち,1/3フルストロ
ーク長さが平均長さであり,また,その長さでの電力消
費が最大となる。
【0079】70個のセクタを有し,4000RPMで
一定に回転するIBM社のTravelstar 4L
Pを用いた例において,スピンドルを用いてプラッタを
一定のRPMで回転させるために読出し/書込みヘッド
が任意のセクタとヒットする可能性は同一であると予測
できる。従って,下式21が得られる。
【0080】
【数16】
【0081】本発明の好ましい実施例において,最上の
場合にトラック追従時間はトラック探索時間より大きい
と考えられる。式21に示すように,電力消費は約65
%以上減少される。例えば,IBM社のTravels
tar 4LPにおいて探索電力消費は表1の2.3W
に比べて0.79Wになる。電力消費減少量は下式22
によって得られる。
【0082】
【数17】
【0083】式22は任意のセクタ探索過程に用いら
れ,Tseekingは現在トラックの現在セクタから
目標セクタの位置したトラックまでのトラック探索時間
である。上に述べた65%電力減少は理論的な結論であ
る。アクチュエータ力学,電流に影響するEMF,摩擦
および最大移動速度制限を考慮すると,実探索動作で電
力消費の50%減少が期待できる。
【0084】従来のトラック探索方法において,目標ト
ラック番号と現在トラック番号間の差は,ドライブアク
チュエータアームに入力として用いられてきた。本発明
では現在セクタ番号と目標セクタ番号を知る必要があ
る。ディスクプラッタに楔形構造で記録されたサーボセ
クタパターンはセクタ間の関係を提供する。従って,前
記サーボシステムでは目標トラック番号を受信する際に
目標セクタ番号も受信する必要がある。
【0085】現在セクタ番号とスピンドルRPMを知る
と,目標セクタをヒットするためにアクチュエータアー
ムを移動させるための正確な時間ソリューション(just-
in time solution)が計算される。このような正確な時
間ソリューションは,アクチュエータアームが動き始め
た時からアクチュエータ読出し/書込みヘッドが目標サ
ーボセクタをヒットする時までの時間として定義され
る。そして,正確な時間ソリューションはトラック探索
時間と目標セクタとヒットする以前のトラック追従時間
との和と同一である。言い換えれば,正確な時間ソリュ
ーションとしては,目標セクタのミッシングあるいは臨
界セクタ位置と関連してスピンドル1回転より小さい場
合に,目標セクタのヒッティング無しに目標セクタに達
するまでのアクチュエータ移動時間最大量を用いる。
【0086】経験と理論によれば,任意のトラックから
他のトラックまでのPTOCあるいはTOCのために設
計されたアクチュエータアーム探索時間の反復性は,一
般に任意の公差内に存在するものとされている。PTO
CあるいはTOCデータの収集は,図5に示すようなト
ラック長さ関数のような曲線に近似化し得るが,アクチ
ュエータの読出し/書込みヘッドの飛行する経路と速度
に対して各トラック上の臨界セクタの相対位置を示す第
2臨界セクタデータの収集が行われた後,任意のトラッ
ク上に存在する目標セクタ位置が臨界セクタを通過した
か,あるいは臨界セクタを通過するかを決定することが
できる。
【0087】図4の実施形態において,臨界セクタCS
は70個のセクタからなるプラッタで,位置Bから逆回
転方向にカウンティングした場合,60番目のセクタと
規定する。IBM社のTravelstar 4LPの
例で,読出し/書込みヘッド35は臨界セクタCSが1
3ms経過後位置Bに達する時に位置Aから位置Bまで
の移動を終える。しかし,もし,各トラック上の臨界セ
クタの相対位置がアクチュエータ30の読出し/書込み
ヘッド35の飛行によって形成される経路と速度変化の
結果のように変化すると,交叉セクタは臨界セクタとし
て選択されることが判る。
【0088】従って,臨界セクタは可能な限り最も短い
探索時間を表す。全てのトラックに対して,回転方向に
沿って臨界セクタCSの真前を通過するセクタは読出し
/書込みヘッド35によってヒットされる前に1回転す
る必要があるため,最も長い全体アクセスタイムを有す
る。逆に,全てのトラックに対して,回転方向に沿って
前記臨界セクタCSの真後ろに位置したセクタは読出し
/書込みヘッド35によって直ちにヒットされるわけで
あり,最も短い全体アクセスタイムを有する。
【0089】トラック番号,セクタ番号および相対位置
を知ると,公差範囲内でセクタ探索時間を決定すること
ができる。このような情報はアクチュエータの固定移動
時間中に電力消費を最小化することに基づいた図6のセ
クタ探索制御処理流れ図と共に用いられる。前記固定さ
れた移動時間は目標セクタ位置と臨界セクタ位置を考慮
した最も速いトラック探索時間に依存する。
【0090】本発明にかかるディスクドライブ電力消費
を減少させるための方法は,磁気ディスクドライブある
いは光ディスクドライブに用いることができる。本発明
は別の形態で,応用ハードウェア,ファームウェア,あ
るいはソフトウェアで具現できる。最適の条件で,アク
チュエータヘッドは目標セクタがアクチュエータヘッド
の下を通過する直前に目標トラックに達する。従って,
アクチュエータヘッドは目標トラックに達すると同時に
目標サーボセクタに達することが可能である。
【0091】図6を参照すれば,本実施の形態にかかる
処理流れは,入力としてL(現在トラックと目標トラ
ック間の位置差)とTrev(ディスクプラッタの1回転
所要時間)を用いる。
【0092】段階200において,変数Tmin(L)
とTが決定される。この時Tmi (L)は最小トラ
ック探索時間であり,従来のディスクドライブアクチュ
エータ移動システムの場合と同様に計算される。T
min(L)は,図4でA地点とB地点間の放射アーク
Zに沿って現在トラックから目標トラックまでヘッドを
移動させるために必要な時間の最小量である。すなわ
ち,Tmin(L)は現在トラックから目標トラックま
での最も速い時間である。
【0093】図1〜図3に示した探索動作において,変
数Tmin(L)は,短距離探索動作であるか,あるい
は長距離探索動作であるかによって次の式23(短距離
探索動作)と式24(長距離探索動作)で決定される。
【0094】
【数18】
【0095】Tは目標サーボセクタと現在サーボセク
タとの間のセクタ数に基づき,アクチュエータヘッド3
5が飛行する放射方向への経路Zへ目標サーボセクタを
前進させるために要求される時間である。従って,T
はディスクプラッタの部分回転時間であり,ディスクド
ライブスピンドルモータ20によって決定されるディス
クプラッタ10の回転速度に依存する。
【0096】Tの値は,目標サーボセクタと現在サー
ボセクタの可能な限りの組合せに対して予めルックアッ
プテーブルに格納することができる。また,Tは,予
め決定された番号を目標サーボセクタと現在サーボセク
タ間の差に乗算することによって決定することもでき
る。もし,スピンドルモータ20の回転速度が一定であ
れば,前記差は与えられた地点を通過する単一セクタの
回転速度と同一の定数を乗算すればよい。この場合,前
記定数はプラッタ面のセクタ数をディスクドライブのR
PMで割ることによって決定される。前記計算を行う前
に論理アドレスを物理アドレスに解読する必要がある。
【0097】段階210において,ΔTの値は下式25
によって計算され,ΔT=0,ΔT>0,またはΔT<
0と決定される。
【0098】
【数19】
【0099】しかし,実際の条件で定数αは‘0’の近
似値として用いられる。ΔTの絶対値がαより小さいと
ΔT≒0と,ΔTがαより大きいとΔT≧0と,ΔT<
−αであれば,ΔT≦0と考慮すべきである。ここで,
前記αとしては,1〜2msecのような極小さい値を
選択するのが望ましい。
【0100】ここで,段階220でΔtが0であれば,
すなわちTmin(L)=Tであれば,アクチュエー
タヘッドは目標トラックに達し,同時に目標セクタはア
クチュエータヘッドを通過する。このような場合には,
段階225において,アクチュエータヘッド移動時間
は,従来通り,Tmin(L)に設定される。前述した
ようにその発生可能性は1/Nである。これに対して,
段階230で,ΔTが0より大きいと(すなわち,T
min(L )>T)判断された場合には,駆動アクチ
ュエータヘッドは目標セクタが通過した後に目標トラッ
クに達する。このような場合には,段階235におい
て,でアクチュエータヘッド移動時間をT+Trev
に設定し遅らせる。特に,目標セクタが現在トラックの
近くにあれば,アクチュエータヘッドが目標トラックに
達する以前にアークZを通過する。従って,ヘッドは目
標サーボセクタに達するまで目標セクタ上で待機しなけ
ればならない。最大エネルギを用いてヘッドを現在トラ
ックから目標トラックに移動させた後に,追加回転の間
待機するよりは,むしろ節電モードでアクチュエータヘ
ッドの移動速度をT+Trevに遅らせるのが望まし
い。この方式で,アクチュエータヘッドは,目標サーボ
セクタが部分回転Tと完全回転Trev後にアークZ
に達すると同時に目標トラックに達する。
【0101】これに対して,段階240において,ΔT
が‘0’以下であると判断されると,すなわちTmin
(L)<Tであれば,駆動アクチュエータヘッドは目
標セクタが通過する以前に目標トラックに達する。この
場合,アクチュエータヘッド移動時間をTに設定し遅
らせる。特に,目標サーボセクタが現在セクタの近くに
ない場合には,目標セクタは,目標トラックにヘッドが
達した後にアークZを通過することになる。従って,ヘ
ッドは目標セクタがアークZに達する時まで目標トラッ
クで待機しなければならない。最大エネルギを用いてヘ
ッドを現在トラックから目標トラックに移動させて目標
セクタがアークZに達する時まで待機するよりは,むし
ろ節電モードでアクチュエータヘッドの移動時間をT
と低く設定することが良い。かかる方式によれば,目標
サーボセクタがアークZに達すると同時にアクチュエー
タヘッドもまた目標トラックに到達することになる。
【0102】上述した最後の2方式とも,データアクセ
スタイムを損失すること無しに電力を節約できる。上述
した最後の2方式におけるアクチュエータヘッド移動時
間は,目標サーボセクタがヘッドを通過する時まで目標
トラックを追従しながら待機しなければならない時間よ
り短くなる。トラック追従時間を短縮することによって
アクチュエータヘッドが目標トラックに達する時間にア
クチュエータヘッドが目標サーボセクタに達するのを保
障することができ,データアクセスタイムを損失するこ
と無しに電力消費は最適化される。
【0103】探索時間でトラック追従時間を減少させる
一方法は,加速および減速中にアクチュエータヘッドの
速度軌跡を変化させることである。しかし,残念ながら
かかる方法は複雑な計算を必要とし,複雑な回路構成お
よびプログラミングを要求する。
【0104】探索時間を減少させるためのもう一つの方
法は,探索動作の周期の間新たな制限速度Vlimで読
出し/書込みヘッドを飛行させることによって最大速度
axを一時的に減少させることである。読出し/書
込みヘッドが十分に飛行するよう最大速度を低くするこ
とによって,ヘッドは目標セクタに達する時までより長
い時間の間飛行するが,結果的に電力消費は減少され
る。
【0105】図7および図8は探索動作において最大速
度を制限した場合の効果を示すグラフである。図7は長
距離探索動作が時間長さ面においてどのくらい延長され
たかを示し,図8は短距離探索動作がどのように長距離
探索動作に変化するかを示している。
【0106】図7において,カーブSに示すように,
長距離探索動作は最大読出し/書込みヘッド速度として
maxを用いて行われる。このような長距離探索動作
で,読出し/書込みヘッドはtA1まで加速した後,t
A2時間まで等速で飛行する。そして,tA2時間から
Afまで減速する。しかし,読出し/書込みヘッドの
最大速度をVlimに減少した場合には,長距離探索動
作のパラメータはSカーブに示したパラメータに変化
する。新たな長距離探索動作で,読出し/書込みヘッド
はtB1まで加速した後,tB2時間まで等速で飛行し
た後,tB2時間からtBfまで減速する。制限速度V
limは最大速度Vmaxより小さいため,ヘッドは直
ぐ最大速度に達し,時間tB1は時間tA1より短い値
を有する。また,読出し/書込みヘッドは,より低い速
度Vlimで動作するために,停止までの減速に要求さ
れる時間(tBf−tB2)は,最大速度Vmaxで停止
するまでの減速に要求される時間(tAf−tA2)より
短い。
【0107】しかし,探索動作の間の全体飛行距離は一
定でなければならないため,S,S曲線の面積は一
致する必要がある。従って,図7で斜線を引いた領域は
同一の面積を有する必要がある。これは,Sカーブの
下の面積を増加させるために,Sカーブの等速飛行時
間(tB2−tB1)がSカーブの等速飛行時間(t
A2−tA1)よりも長くなる必要があるということを
意味する。
【0108】図8に示すように,最大読出し/書込みヘ
ッド速度としてVmaxを用いる場合,Sカーブのよ
うに短距離探索動作が行われる。このような短距離探索
動作で読出し/書込みヘッドはtC1時間まで加速した
後,tCf時間まで減速する。しかし,ヘッドの最大速
度がVlimに減少されると,Sカーブのパラメータ
を有する長距離探索動作に変化する。この新たな長距離
探索動作においては,ヘッドはtCfまで加速した後に
D2まで等速で飛行した後,tDfまで減速する。V
limはVmaxより小さいため,読出し/書込みヘッ
ドは直ぐ最大速度に達し,最大速度到達時間までの時間
D1はtC1より短い値を有する。また,読出し/書
込みヘッドはVlimの低い速度で動作するために,停
止時までの減速に要求される時間(tDf−tD2)は,
maxで停止時までの減速に要求される時間(tCf
−tC1)より短縮される。
【0109】しかし,このような探索動作中に全体飛行
距離は一定であるため,SカーブとSカーブの面積
は一致すべきである。従って,図8の斜線を引いた部分
は同一の面積を有する必要がある。これはSカーブの
ように長距離探索動作が等速飛行時間(tD2−tD1)
を要求するに対し,Sカーブのように短距離探索動作
はそのような段階を要求しないということを意味する。
【0110】制限速度Vlimは,図6のアルゴリズム
によって計算された探索時間を提供するために選択され
る。従来のハードディスクドライブでの探索時間は与え
られた探索長さに対して一定であるために探索長さのみ
によって決定される。本発明の実施の形態においては,
探索長さと所望の探索時間は,制限速度Vlimを決定
するための変数として使用され,制限速度は下式26に
よって決定される。
【0111】
【数20】
【0112】絶対値ΔTがαより小さい(すなわち,Δ
T≒0)位置では何の方程式も不要である。この環境下
では,アクチュエータヘッド移動時間は一般のTmin
(L)に設定され,制限速度Vlimを計算する必要が
ない。実質的には実用的なすべての目的に対して,V
lim=Vmaxである。
【0113】式26において,VlimはVmaxより
小さい必要がある。そして式26において,βはシステ
ムの物理的特性を説明するための調整因子として用いら
れ,実験によって決定される。
【0114】以上のように,本実施の形態によれば,ア
クチュエータヘッドは大部分の場合速度が低くなるた
め,ディスクドライブ全体の電力消費は減少し,電流は
増加された移動時間の第2電力に反比例するため,バッ
テリ寿命を延長することができる。
【0115】以上,本発明の好適な実施形態について説
明したが,本発明はかかる例に限定されるものではな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想
到し得ることは明らかであり,それらについても当然に
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
アクチュエータヘッドは大部分の場合速度が低くなるた
め,ディスクドライブの全体電力消費は減少され,ま
た,電流は増加された移動時間の第2電力に反比例する
ため,バッテリの寿命が延びる。
【0117】また,本発明は,ディスクドライブにおい
て駆動電流の高周波成分によって発生する音響ノイズを
減少させるという長所を有する。すなわち,電流が高い
ほど探索時間は短いが,より多くの高周波ノイズが発生
するが,本発明のように探索時間を増加させることによ
り,音響ノイズレベルを減少させることが可能となる。
【0118】また,本発明によれば,アクチュエータア
ームの移動速度を低減させることによってシステムの信
頼性と寿命を増大させることができる。なぜなら,読出
し/書込みヘッドの移動速度が速いほどディスクドライ
ブの移動部分はより速く損傷されるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】短距離探索動作時における読出し/書込みヘッ
ドの移動速度変化を示すグラフである。
【図2】長距離探索動作時における読出し/書込みヘッ
ドの移動速度変化を示すグラフである。
【図3】分離された各々の三つの出発地点において探索
動作を行う場合のヘッド位置と速度との関係を示すグラ
フである。
【図4】本発明の実施例による臨界セクタ位置を含め,
セクタとトラックのレイアウトを示すディスクドライブ
プラッタ面の概略図である。
【図5】トラック長さの関数としてのTOCまたはPT
OCデータのグラフである。
【図6】本発明の実施の一形態にかかるセクタ探索制御
処理流れ図である。
【図7】探索動作において,最大速度を制限した場合の
効果を示すグラフである。
【図8】探索動作において,最大速度を制限した場合の
効果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 プラッタ 20 スピンドルモータ 30 アクチュエータ/VCM 35 読出し/書込みヘッド CS 臨界セクタ Z ヘッドの移動軌跡(アーク)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在トラックと現在セクタから目標トラ
    ックと目標セクタへアクチュエータヘッドを移動させる
    間のディスクドライブにおける電力消費を減少させるた
    めの適応形セクタ探索方法であって:前記アクチュエー
    タヘッドを最大許容速度より低い制限速度に決定する段
    階と;前記現在トラックと前記現在セクタから前記目標
    トラックと前記目標セクタに前記アクチュエータヘッド
    を移動させるために前記アクチュエータヘッドを前記制
    限速度まで加速する段階と;前記アクチュエータヘッド
    を前記制限速度で飛行させる段階と;前記目標トラック
    と前記目標セクタに前記アクチュエータヘッドが停止す
    るように前記アクチュエータヘッドを前記制限速度から
    減速させる段階と;から成り;さらに,前記制限速度決
    定段階において,前記アクチュエータヘッドの加速段
    階,前記アクチュエータヘッドの飛行段階,および前記
    アクチュエータヘッドの減速段階が所定時間内に行われ
    るように前記制限速度が決定されることを特徴とする,
    適応形セクタ探索方法。
  2. 【請求項2】 前記制限速度は,次式によって決定され
    ることを特徴とする,請求項1記載の適応形セクタ探索
    方法。 ただし,上式において,kはボイスコイルモータの慣
    性,アクチュエータアームのトルク係数およびボイスコ
    イルモータを通じて流れる最大電流の関数であり,L
    は現在トラックと目標トラック間の位置差であり,βは
    約1.1〜1.5の定数であり,Tは,下式により決定
    される値である。 ただし,上式において,Tは現在サーボセクタから目
    標サーボセクタが放射状のアークに達する時までの回転
    時間であり,Trevはディスクドライブプラッタの1
    回転時間である。
  3. 【請求項3】 βは,約1.1〜1.5であることを特徴
    とする,請求項2記載の適応形セクタ探索方法。
  4. 【請求項4】 前記制限速度は,前記アクチュエータヘ
    ッドの加速段階,前記アクチュエータヘッドの飛行段
    階,および前記アクチュエータヘッドの減速段階が前記
    所定時間に終了するように決定されることを特徴とす
    る,請求項1記載の適応形セクタ探索方法。
  5. 【請求項5】 前記所定時間は,前記アクチュエータヘ
    ッドが目標セクタのヒッティングが行われない場合に目
    標セクタに到達するアクチュエータ移動時間最大量であ
    ることを特徴とする,請求項1,2,3または4のいず
    れかに記載の適応型セクタ探索方法。
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