JP2000039126A - 廃棄物の自家用処理装置 - Google Patents

廃棄物の自家用処理装置

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JP2000039126A
JP2000039126A JP10225420A JP22542098A JP2000039126A JP 2000039126 A JP2000039126 A JP 2000039126A JP 10225420 A JP10225420 A JP 10225420A JP 22542098 A JP22542098 A JP 22542098A JP 2000039126 A JP2000039126 A JP 2000039126A
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JP
Japan
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waste
jet
discharge path
liquid
heat treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP10225420A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tsunoda
義明 角田
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TSUNODA JIERAWAN
Original Assignee
TSUNODA JIERAWAN
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃棄物を無公害で加熱、粉砕処理する小規模
の廃棄物処理の実現。 【構成】 廃棄物を受け止めて回転させ、高温と衝撃波
により乾燥、粉砕処理するため火炎ジェットにさらす回
転熱処理部12と、高温かつ高速の火炎ジェットを噴射
するために、回転熱処理部12に向けて設けられたジェ
ットバーナー20と、処理室11にて粉砕され排出され
た生成物の排出経路13及び生成物中の気体分を液中に
くぐらせて排出するための排気処理槽30とから成る自
家用処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を熱的に処
理するための小型の自家用処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地球的規模の環境問題が議論されて久し
い中、ダイオキシン、NOX、SOX、CO2 等の排出
規制が叫ばれている。このため低温焼却が禁止され、一
般家庭では庭先でたき火をするのもはばかられる状況と
なった。他方、生ごみのほか生活から産み出される廃棄
物をなくすことはできないし、形を残したまでは、それ
がごみ処理業者であるとしても他人の手に委ねることに
強い抵抗を感じる種類のものもある。
【0003】また、幼児や寝たきり老人等介護を必要と
する者もいる家庭では汚れたオムツ等が毎日廃棄物とし
て出される。小規模病院等ではより多量の汚損物があ
り、細菌で汚染されたものも多いと推測される。その
内、多くの器具類は合成樹脂製であり、焼却すると炉を
破壊し、或るものは有毒なガスを発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題に着目してなされたものであり、その課題は燃焼ガ
スを殆ど発生させることなく瞬時に廃棄物を加熱、粉砕
処理することができ、自家用、家庭用の小規模な廃棄物
処理装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、処理室に投入された廃棄物を受け止めて回
転させ、その廃棄物を高温と衝撃波により乾燥、粉砕処
理するために火炎ジェットにさらす回転熱処理部と、高
温かつ高速の火炎ジェットを噴射するために上記回転熱
処理部の或る位置に向けられたジェットバーナーと、処
理室にて粉砕され排出された生成物の排出経路及び同排
出経路を通る生成物を液中にくぐらせて排出するための
排気処理槽とによって処理装置を構成するという手段を
講じたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は廃棄物を熱によって瞬時
に処理するための処理装置10である。この装置10は
小型、低コストとすることにより、特に自家用、家庭用
に適するものである。
【0007】本装置10は、処理室11に投入された廃
棄物を受け止めて回転可能であり、その廃棄物を、高温
と衝撃波により乾燥、粉砕処理するために火炎ジェット
にさらす回転熱処理部12と、高温かつ高速の火炎ジェ
ットを噴射するために上記回転熱処理部12のある位置
に向けられたジェットバーナー20と、処理室11にて
分解され、かつそこから排出された生成物の排出経路1
3、及び同経路13を通る生成物を液中にくぐらせて排
出するための排気処理槽30とを具備している。
【0008】処理室11は装置本体の適当な箇所に設置
されており、熱的に外部と遮断された空間である。その
一側に投入口14が通じており、他の部分にはジェット
バーナー20が臨んでおり、さらに上方に向かう排出経
路13の基端となっている。処理室11の下部には回転
熱処理部12が位置している。
【0009】回転熱処理部12は、ドーナツ状の溝部1
5を有する回転する炉の一種といって良く、その溝部1
5の一側に投入口14からの廃棄物が投入され、他側に
ジェットバーナー20による火炎ジェットが噴射され
る。このため該熱処理部12は耐熱材料によって作られ
る。回転熱処理部12は投入口14から投入されてきた
布等の処理物を引っ掛けて火炎ジェットにさらされる位
置へ移動させる鈎爪16を適数個有する。
【0010】図示の投入口はシュート式で蓋により開閉
される構造とされているが、これは処理量が少ない場合
に適する。これ以外には、例えば、らせんコンベア型の
投入機を用い、より多量の処理物を定量ずつ熱処理部1
2へ供給する構造をとることができる。
【0011】17は回転熱処理部12の軸受け部、18
aは回転熱処理部駆動装置であり、伝達手段18bによ
って回転熱処理部12を回転のため駆動する。19aは
冷却気通路であり、冷却ファン19bによって強制冷却
を行なう。
【0012】ジェットバーナー20は、高圧高温の火炎
ジェット流を噴射するノズル21を有し、廃棄物を熱的
に分解する。バーナー20ではケロシンその他、比較的
低コスト高熱量の燃料を可燃混合気として使用する。図
2参照。このためジェットバーナー20のノズル21を
有する燃焼器22の直前に混合器23を具備しており、
気化燃料は噴射装置24から混合器内に噴射され、空気
は混合器内に設けられた給気管25のノズル口25aか
ら同混合器内に噴射される。
【0013】点火機として点火プラグ26が燃焼器22
との境界に進退可能に設けられ、同軸のピストン27に
より点火後は後退して燃焼器22の高熱からプラグ部を
守る構成となっている。27aはピストンの前進のため
のエアをシリンダへ送る配管であり、エア圧力が無い時
はばね等の弾性手段27bによってプラグ部を後退位置
にする。27cは点火コード、また26aはプラグ前進
方向への付勢のための弾性手段、26bはバーナー口を
示す。
【0014】燃焼器22は冷却液の出入口28a,28
bに通じたジャケット28で囲まれており、冷却水槽3
4から供給される冷却液により冷却される。なお、29
は燃料槽、31は燃料圧送ポンプ、32はエアコンプレ
ッサであり、液量調整可能な開閉弁33を通じてエアを
給気管25へ圧送する。
【0015】このようなジェットバーナー20の火炎ジ
ェットにより分解され、処理室11から排出された生成
物の排出経路13は処理室11から上方へ延びるが、そ
の始端近くに乾燥時間を長く取るための延長部35が例
えばらせん状に設けられる。36は延長部直前と投入口
14とを通じたガス抜き口であり、投入路側の高温を逃
すために設けられる。37は乾燥室を示す。
【0016】処理生成物は粉砕手段を有する集塵室38
に紆余曲折状に通される間に処理粉末の回収部39に固
形分が回収され、気体分がさらに下流へ向かう。気体分
はその気体騒音の消音のための消音弁40を通過し、膨
張消音も可能な膨張室41に設けられたフィルター42
でさらに固体分を濾過され、排気処理槽30の液中をく
ぐって大気に放出される。
【0017】排気処理槽30は多数の小孔から成る消音
板44を1又は2以上内部に有し、消臭剤入りの冷却水
を貯溜したタンクであり、その水は前記ジェットバーナ
ー20の冷却液を途中の冷却水槽34で冷却したものを
使用することができる。補充水は補水口45から少量ず
つ供給される。
【0018】図中、46は排気筒、47はドレン管、4
8は給油口、また49は換気口、50は操作盤を示す。
本体は可能な限り小型に形成され、小規模の事業所やコ
ンビニエンスストアー、一般家庭に設置して使用するた
めに適した取り扱いの容易なものとされる。なお、保守
は消臭剤、水等の補充、フィルター等の清掃や交換で済
む。
【0019】斯くして投入口14へ投入された廃棄物は
燃焼することなく粉砕、乾燥状態とされ、その熱的処理
状況は1500℃以上、1200m/secの火炎ジェ
ットによるものであるので細菌や微生物は勿論のこと、
通常考えられるすべての廃棄物を分解することができ
る。処理過程において衛生的な問題や生成物のひき起こ
す問題はなく、固体分は回収し、有機物であればペット
フードや飼料などに、無機物であればセメントの混和材
や土壌用途等に売却も可能である。放出される気体分は
極めて清浄であり、そのまま生物の飼育も可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから廃棄物が回転熱処理部にて高温と衝撃
波により乾燥、粉砕され、延長部を有する排出経路は滞
留時間を延長し、小型小規模ではあっても十分有効な生
成物処理が行なわれ、処理に当たっては酸素が必要とさ
れないのでダイオキシンやNOX、SOX、CO2等の
生成される余地もなく、理想的な処理が行なえるという
効率を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物の自家用処理装置の実施例
を示す縦断面図。
【図2】同上装置に用いるジェットバーナーの実施例を
示す縦断面図。
【図3】(a)装置全体の正面図。 (b)装置全体の背面図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を熱的に処理するための装置であ
    って、処理室に投入された廃棄物を受け止めて回転さ
    せ、その廃棄物を高温と衝撃波により乾燥、粉砕処理す
    るために火炎ジェットにさらす回転熱処理部と、高温か
    つ高速の火炎ジェットを噴射するために上記回転熱処理
    部の或る位置に向けられたジェットバーナーと、処理室
    にて粉砕され排出された生成物の排出経路及び同排出経
    路を通る生成物を液中にくぐらせて排出するための排気
    処理槽とを具備したことを特徴とする廃棄物の自家用処
    理装置。
  2. 【請求項2】 排出経路には乾燥時間を長くとるための
    らせん状の延長部を具備した請求項1記載の廃棄物の自
    家用処理装置。
  3. 【請求項3】 生成物中の気体分は、排出経路に設けら
    れた固形分の回収部を通過後、気体騒音の消音のための
    消音弁を通過し、膨張消音も可能な膨張室に設けられた
    フィルターでさらに固体分を濾過され、排気処理槽の液
    中をくぐって大気に放出される請求項1記載の廃棄物の
    自家用処理装置。
  4. 【請求項4】 排気処理槽は、多数の小孔から成る消音
    板を1又は2以上内部に有している請求項1記載の廃棄
    物の自家用処理装置。
JP10225420A 1998-07-24 1998-07-24 廃棄物の自家用処理装置 Pending JP2000039126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236843A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Masumi Co Ltd 爆轟波発生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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