JP2000032527A - Cdma/gsmハイブリッドタイプの移動通信方法 - Google Patents

Cdma/gsmハイブリッドタイプの移動通信方法

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JP2000032527A
JP2000032527A JP11157101A JP15710199A JP2000032527A JP 2000032527 A JP2000032527 A JP 2000032527A JP 11157101 A JP11157101 A JP 11157101A JP 15710199 A JP15710199 A JP 15710199A JP 2000032527 A JP2000032527 A JP 2000032527A
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Japan
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mobile station
mobile
gsm
network
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JP11157101A
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Helene Medici
エレーヌ・メディシ
Remi Thomas
レミ・トマ
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Orange SA
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France Telecom SA
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/04Interfaces between hierarchically different network devices
    • H04W92/10Interfaces between hierarchically different network devices between terminal device and access point, i.e. wireless air interface

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの移動通信システム(具体的には、GS
MシステムとIS−95CDMAシステム)の利点を合
わせ持つシステムを提供すること。 【解決手段】 本発明は、CDMA/GSMハイブリッ
ドタイプの移動通信方法に関する。本発明によると、プ
ロトコルは、GSM規格によって定義される一般的な構
成に従った層に構成される。該層は、無線インターフェ
ースと(該無線インターフェースにおいてCDMA送信
を指定する)第1層と(他の機能を指定する)他の層と
を具備する。本発明は、移動電話に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA/GSM
ハイブリッドタイプの移動通信方法に関する。略語CD
MAは「符号分割多元接続」を意味し、かつ、略語GS
Mは「移動通信のためのグローバルシステム(Global S
ystem for Mobile Communications )」を意味する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】GS
Mと呼ばれる(移動通信のための)システムが、今日、
よく知られている。GSMは、国際的規格(詳細には、
GSM04.08およびGSM08.08)の主題であ
る。GSMネットワークの目的は、加入者が何処に行こ
うとも、オペレータ(または、移動販売契約を結んでい
る数人のオペレータ)によって定義されたサービスエリ
ア内であれば、加入者に遠距離通信サービスを提供する
ことである。この目的のために、該システムは、添付さ
れた図1に概要的に図解された手段を有する。この手段
は、以下を具備する。 ・基地局システム(BSS)は、基地トランシーバー局
(BTS)と基地局コントローラ(BSC)とを具備す
る。基地トランシーバー局(BTS)は、無線受信可能
範囲を保証する。基地局トランシーバー(BSC)は、
1または2以上の基地トランシーバー局(BTS)にリ
ンクされている。 ・ネットワークサブシステム(NSS)は、詳細には、
モバイルスイッチングセンター(MSC)を具備する。
モバイルスイッチングセンター(MSC)は、ホームロ
ケーションレジスタ(HLR)とビジターロケーション
レジスタ(VLR)とにリンクされている。ネットワー
クサブシステム(NSS)は、公衆交換電話ネットワー
ク(PSTN)にリンクされている。 ・移動局(MS)
【0003】移動局(MS)が、無線インターフェース
を介して、基地トランシーバー局(BTS)と通信する
間、両タイプのサブシステム、即ち、無線(BSS)と
ネットワーク(NSS)とは、インターフェースHを介
して通信する。
【0004】更に、いくつかのプロトコルが、ルールと
手続とを定義する。該ルールと手続とは、異なる手段
(詳細には、無線インターフェースとインターフェース
Hと)が協力することを可能にする。
【0005】そのような通信システムは、概要的には、
以下の通りに動作する。
【0006】移動加入者は、移動局(MS)を有する。
MSは、一般的に、2つの分離したアイテムを具備す
る。 ・ネットワークを用いた通話のために要求される無線能
力およびソフトウェア能力を提供する移動装備 ・クレジットカードに類似したリムーバブルカード。該
リムーバブルカードは、”SIM(Subscriber Identif
ication Module)”と呼ばれる。SIMは、加入者の正
当性のみならず、加入者の特徴も具備する。該特徴は、
詳細には、加入者の国際的な識別子IMSI(Internat
ional Mobile Station Identity)である。
【0007】無線電子インターフェース(ここでは「無
線インターフェース」と称する)は、そのような移動局
(MS)と(該MSが依存する)基地局システム(BS
S)との間におけるインターフェースである。該無線イ
ンターフェースの信号送信プロトコルは、以下の3層か
ら構成される。 −層1(即ち、物理層)は、情報送信・受信手段の全体
的な物理的組立を定義する。GSM無線インターフェー
スに対して、この層は、詳細には、誤り訂正符号と論理
チャネル多重機能とを提供する。GSM無線インターフ
ェースは、TDMA(時分割多元接続)技術を使用す
る。無線チャネルは、8つのタイムインターバルを提供
する。(論理チャネルをサポートする)フレーム構造
(およびマルチフレーム構造)は、これらのタイムイン
ターバルの列を使用する。 −層2(即ち、データリンク)は、プロトコルによる
(無線インターフェースでの)送信を管理することを担
当する。層2は、詳細には、受諾メカニズムと転送メカ
ニズムとを具備する。無線インターフェースの層2は、
LAPDm(LinkAccess Procedures on the Dm Channe
ls )とも呼ばれ、GSM規格04.06に記載されて
いる。 −層3は、送信のために使用される回路を、セットアッ
プしかつ維持しかつ解放することを担当する。無線イン
ターフェースの層3は、以下の3つのサブレイヤーに細
分割される。 ・無線資源管理を指定する第1サブレイヤーRR(無線
資源) ・移動管理を指定する第2サブレイヤーMM(移動管理
仕様) ・接続管理を指定する第3サブレイヤーCM(接続管
理)
【0008】サブレイヤーCMは、いくつかの並列した
構成要素を具備する。該構成要素は、(固定ネットワー
クの「従来サービス」に類似した)追加サービスとショ
ートメッセージサービスと呼制御(CC)との管理に関
する。
【0009】サブレイヤーRRは、無線チャネルを割り
当てかつ中断しかつ管理することを担当する。サブレイ
ヤーRRは、(ネットワークへの)移動局の送信測定手
続と、セル変更手続(「ハンドオフ(handoff )」また
は「ハンドオーバー(handover)」と呼ばれるセル間の
自動転移)とを具備する。サブレイヤーRRは、また、
スタンバイモードにおいて(移動局MSによって受信さ
れた)メッセージ手続と暗号化手続とを具備する。
【0010】サブレイヤーMMは、移動局MSの継続的
な位置決定を保証する。このサブレイヤーは、また、2
つのセキュリティ機能(認証と機密と)を有する。認証
は「ネットワークが(移動局MSによって報告された)
アイデンティティ(identity)の正当性をチェックする
こと」を可能にする。(アイデンティティの)機密は
「(無線インターフェースにリストされている)違法侵
入者による移動加入者の移動の追跡を防ぐこと」を意味
する。結局、サブレイヤーMMは「移動局MSが(サブ
レイヤーCMによって使用されるであろう)仮想接続を
セットアップすること」を可能にする。
【0011】サブレイヤーCMは、移動局MSと(固定
または移動)ネットワークの加入者との間に、呼をセッ
トアップしかつ中断する機能を有する。
【0012】無線インターフェースの層3の構成は、G
SM規格04.08に明記されている。
【0013】サービスエリアは、(セルと呼ばれる)小
さな地理的エリアに分割される。基地トランシーバー局
BTSは、このサービスエリアの無線受信可能範囲を保
証する。各セルは、特定の基地局と結びつけられてい
る。各々の基地局は、1または2以上の搬送波を具備す
る。該搬送波は、同報通信チャネルと共通制御チャネル
と専用信号送信チャネルと専用トラヒックチャネルとを
提供する。
【0014】物理的に述べると、情報は、移動局MSと
基地トランシーバー局BTSとの間を移動するが、論理
的に述べると、移動局MSは、基地局システムBSSの
構成要素と通信し、かつ、移動スイッチングセンターM
SCと通信する。
【0015】層1および層2は、基地トランシーバー局
BTSによって管理される。サブレイヤーRRは、基地
局コントローラBSCによって管理され、かつ、サブレ
イヤーMMおよびCCは、移動スイッチングセンターM
SCによって管理される。これらは、主に以下のことを
意味する。 ・基地トランシーバー局BTSは、無線送信を管理す
る。 ・基地局コントローラBSCは、無線チャネルの管理と
割当と中断とを計画する。無線チャネルの割当動作と中
断動作とは、一般的に、移動スイッチングセンターMS
Cから受信された命令に従って実行される。 ・移動スイッチングセンターMSCは、(加入者のアイ
デンティティと移動とに関する)呼セットアップと呼中
断と呼発行とを管理する。
【0016】基地局システムBSSの2つの主な外部イ
ンターフェースは、一方は、(移動局側に配置された)
無線インターフェースであり、かつ、他方は、(ネット
ワークサブシステムNSSの近く配置された)インター
フェースAである。インターフェースAのより下の層
は、信号送信システム#7、即ち、MTP(メッセージ
トランスファー部)とSCCP(信号送信接続制御部)
とのプロトコルに基づく。インターフェースAは、従来
よりPCM(パルス符号変調)リンクからなる地上イン
ターフェースである。インターフェースAのアプリケー
ション層は、GSMに特有である。該アプリケーション
層は、以下の通りである。 ・BSSMAP(BSS管理アプリケーション部)層。
該層は、基地局システムBSSを管理することに割り当
てられる。BSSMAP層は、実質的には、基地局シス
テムBSSとネットワークサブシステムNSSとの間に
おいて無線資源と地上資源とを管理することを意図す
る。 ・DTAP(ダイレクトトランスファーアプリケーショ
ン部)層。該層は、移動局MSと移動スイッチングセン
ターMSCとの間におけるトランスペアレント通話(tr
ansparent dialog)に対して使用される。
【0017】移動局MSと移動スイッチングセンターM
SCとの間に専用経路をセットアップするときに、か
つ、移動スイッチングセンターMSCからのコマンドを
セットアップするとき、かつ、BSSMAP手続を使用
して、無線チャネルを割当かつ中断するときに、インタ
ーフェースAのBSSMAP層と無線インターフェース
のサブレイヤーRRとの間には強い結びつきがある。D
TAPプロトコルに従って運ばれるメッセージは、(G
SM規格04.08に明記された)CMメッセージおよ
びMMメッセージである。呼制御のための全てのメッセ
ージ(移動管理のための大部分のメッセージ)は、DT
APプロトコルによって運ばれる。
【0018】ネットワークサブシステムNSSに関し
て、ネットワークサブシステムNSSは、本質的に、3
つの機能構成要素を具備する。該機能構成要素は、移動
スイッチングセンターMSCとホームロケーションレジ
スタHLRとビジターロケーションレジスタVLRとで
ある。ネットワークサブシステムNSSは、以下の通り
に動作する。
【0019】インターフェースAに加えて、移動スイッ
チングセンターMSCは、固定ネットワークとのインタ
ーフェースを有する。このスイッチングセンターは、該
スイッチングセンターのエリア内にいる移動加入者から
の(または、該移動加入者への)呼を管理するために必
要な全ての機能を実行できる。さらに、移動スイッチン
グセンターMSCは、加入者の移動の結果を管理する。
この目的のために、移動スイッチングセンターMSC
は、ビジターロケーションレジスタVLRとホームロケ
ーションレジスタHLRとを使用する。各移動スイッチ
ングセンターMSCは、関連するビジターロケーション
レジスタを有する。これらの構成要素間における信号交
換は、移動アプリケーション部MAPに明記されてい
る。
【0020】ホームロケーションレジスタHLRは、
(移動加入者の管理を提供する)データベースである。
全ての加入者は、1つのレジスタHLRに登録されてい
る。該レジスタは、即ち、この加入者に対する経路決定
データを勿論のこと、該加入者の正当性の記述を具備す
る。これらは、継続的に変化している。ホームロケーシ
ョンレジスタHLRは、移動加入者が登録されているV
LRのアドレスを知っている。ホームロケーションレジ
スタHLRは、(移動加入者が存在する)ビジターロケ
ーションレジスタから、この情報を受信する。
【0021】該情報の2つの部分(移動加入者の国際的
アイデンティテイと移動加入者のISDN番号と)が、
各移動加入者に関連し、故に、該加入者のHLRに記憶
されている。移動加入者の国際的なアイデンティテイ
は、IMSI(インターナショナルモバイルステーショ
ンアイデンティティ)である。移動加入者のISDN
(総合デジタル通信網)番号は、即ち、MSISDN
(モバイルステーションインターナショナルISDN番
号)である。
【0022】GSMネットワークは、加入者の数および
ネットワークの構成に依存して、1または2以上のHL
Rを具備する。
【0023】ビジターロケーションレジスタVLRに関
して、該ビジターロケーションレジスタは、データを記
憶する。該データは、(VLRのデータベースに登録さ
れた)移動加入者の到来呼(incoming call )と出立呼
(outgoing call )とのために要求される。これらの移
動加入者は、該ビジターロケーションレジスタのローカ
ルエリア内に存在する加入者である。
【0024】VLRは、移動加入者の国際的アイデンテ
ィティIMSIと移動加入者の一時的アイデンティティ
TMSIとMSISDN番号と(移動加入者が登録され
ている)ロケーションエリアとを保持する。
【0025】ここまで説明されたGSMシステムは、現
在サービス中の唯一の移動通信システムというわけでは
ない。特に、アメリカ合衆国には、時分割多元接続技術
(TDMA)ではなく符号分割多元接続技術(CDM
A)を使用した無線送信に基づく他のシステムが存在す
る。この技術は、IS−95規格に定義され、かつ、対
応するネットワークサブシステムは、IS−41規格に
よって定義される。便宜上、以下では、このシステムを
「IS−95 CDMAシステム」と呼ぶ。
【0026】IS−95 CDMAシステムは、実質的
には、(既説明の図1に図解されたような)GSMの手
段と同じ手段から構成される。該システムもまた、ネッ
トワークサブシステムと基地局システムとを具備する。
ネットワークサブシステムは(IS−41 MSCと呼
ばれる)移動スイッチングセンターを有する。基地局シ
ステムは、無線受信可能範囲を提供する基地トランシー
バー局BTSから構成される。しかしながら、GSMと
比較して、IS−95 CDMAの基地局のアーキテク
チャは標準化されていない。いくつかの製造業者がGS
Mアーキテクチャを提案しており、該提案では、基地局
コントローラBSCが、1または2以上の基地トランシ
ーバー局BTSを制御する。しかし、他の製造業者は、
そのようなBSCを定義していない。
【0027】各基地局は、アンテナにリンクされてい
る。該アンテナは、アンテナのタイプに依存して、全方
向性(omnidirectional )または2分割性(bisectora
l)または3分割性(trisectoral )であることができ
る。各基地局は、1または2以上のセクターを具備す
る。セクターは、移動局によって認識される対象であ
る。セクターは、GSMのセルに類似している。
【0028】加入者は、該加入者の移動ESN(電子シ
リアル番号)と該加入者のダイアル番号MIN(移動ア
イデンティティ番号)とによって識別される。ダイアル
番号MINは、オペレータによって割り当てられるが、
シリアル番号ESNは、移動局の製造業者によって割り
当てられる。移動加入者のアイデンティティは、移動端
末のアイデンティティ(ESN)と限定的に結びつけら
れる。このことは、認証の説明に基づいて、以下に明白
になる。第1世代の移動システムに対する制限と同じ制
限が存在する。
【0029】更に、アメリカの規格の新たなバージョン
は、国際的アイデンティティIMSI(インターナショ
ナルモバイルステーションアイデンティティ)という概
念を導入する。
【0030】セルラーシステムは、システム識別名SI
Dによって識別される。ネットワークは、SID識別名
において、ネットワーク識別名NIDによって識別され
る。ネットワークは、1対の識別名(SID,NID)
によって一意に識別される。移動局は、(移動局が移動
中でないと考えられる)1または2以上の名目(SI
D,NID)対、即ち、唯一のネットワーク識別名のリ
ストを有する。インターセプトされたネットワークによ
って同報通信された(SID,NID)の対が、記憶さ
れた如何なる(SID,NID)対にも対応してない場
合、移動局は移動中と考えられる。
【0031】アメリカのシステムは、以下の2つのタイ
プの移動を定義する。 ・ネットワーク移動:移動局によって受信された(SI
D,NID)対の内のSIDが、移動局によって記憶さ
れた(SID,NID)対の内の1つの対のSIDと同
じである。 ・システム移動:移動局によって記憶された(SID,
NID)対が、訪問先ネットワークによって受信された
SIDに対応するSIDを有しない。
【0032】交換セキュリティに関する問題(および、
特に、加入者認証に関する問題)は、以下に示す2つの
手続を介して、処理される。 ・第1手続は、状況(登録、到来呼、出立呼)に従っ
て、電子シリアル番号ESNまたはダイアル番号MIN
または呼び出された番号の一部を使用する。更に、第1
手続は、全ての移動ユニットに共通のチャネル上で同報
通信されたランダム番号(RANDと称する)を使用す
る(故に、この番号RANDは、全ての移動ユニットに
対して等しい)。第1手続は、また、(移動ユニット内
で暗号化されかつ認証センターのみに知られる)シーク
レットキーハードウエアに加えて、ネットワークと移動
ユニットとの間における共有SSD(共有シークレット
データ)キーを使用する。この手続に関する情報交換
は、共通チャネル上で、暗号化を伴わずに発生し、故
に、どの侵入者によっても盗聴されることができる。 ・この第1手続が、幾分セキュリティに欠けるので、第
2手続は、ネットワークコマンドに基づいて発生しなく
てはならない。この手続は、(事前に通信に割り当てら
れた)専用チャネル上で発生する。そして、ネットワー
クは、ESNとランダム番号とに依存して、ランダム番
号を、(署名された応答を戻さなくてはならない)移動
ユニットへ送信する(故に、ESNは、加入者アイデン
ティティの役割を果たす)。更に、ネットワークは、共
有キーSSDの更新手続きを開始する。
【0033】暗号化について、IS−95CDMAシス
テムは、使用者トラヒック暗号化(「プライベートモー
ド」と称する)と信号送信暗号化とを区別する。プライ
ベートモードは、共有SSDキーに基づいて計算された
プライベートロングマスクコードを使用して、生成され
る。しかしながら、この暗号化は、あまり効果的とは思
えない。(レベル1全体が暗号化される)GSMと比較
して、信号送信暗号化は、レベル3メッセージのアイテ
ム情報に基づいて動作する。IS−95 CDMA方法
は、ネットワークおよび移動局によって送受信されるメ
ッセージの処理において、より複雑である。
【0034】IS−95CDMAの無線インターフェー
スは、以下の2つの層から構成される。 −層1(即ち、物理層)は、情報送信手段および情報受
信手段の全体的な物理組立を定義する。この送信は、既
に明記されたように、CDMAタイプの送信であり、T
DMAの送信ではない。この第1層は、詳細には、誤り
訂正符号と使用者チャネルマルチプレクス機能とを提供
する。 −層3(即ち、ネットワーク)は、送信のために使用さ
れる回路のセットアップと維持と解放とを担当する。G
SMと比較すると、層3は、プロトコルタイプRR,M
M,CMに分割されない。更に、層3は、いくつかのデ
ータリンク層機能(ISOモデルの層2)を具備する。
該機能は、割当を要求するメッセージの電話呼び出しと
割当要求と割当を要求する最後のメッセージの割当とで
ある。転送メカニズムもメッセージ区分メカニズムも存
在しない。層3の各メッセージは、GSMの種々の機能
RR,MM,CMに対応する情報を具備できる。
【0035】CDMA技術が伴われるので、TDMA技
術と比較して、以下の点が注意されなくてはならない。
【0036】広帯域スペクトル上での送信は、特定の周
波数に現れる干渉に対して信号が耐えることを可能にす
る。しかし、このことは、信号のある一部分のみであ
る。さらに、送信レートに関して提供される容量は、ス
ペクトル幅と共に増加する。結局、スペクトルを広げる
ことは、信号雑音比率の最適化を可能とする。
【0037】(チャネル帯域幅が狭い)TDMAシステ
ムでは、チャネル帯域幅を増加させることは、「到来エ
ラーがより少なくなる」という可能性を増加させること
を意味する。実際、各信号は、基本周波数の組み合わ
せ、および、基本周波数の調和である。帯域幅の増加
は、更なる調和を具備し、その結果、より現実的な信号
を生成する。
【0038】しかしながら、オペレータに割り当てられ
る無線帯域幅には制限があり、故に、チャネルの帯域幅
を増加することは難しいので、そのような方法は、すぐ
に限界に達してしまう。故に、TDMAについては、他
の方法が使用されるべきである。狭スペクトル信号は、
ガウス雑音に対抗するのに十分な電力で送信されなくて
はならない。その信号雑音比率は非常に高くなくてはな
らない。
【0039】一方、CDMAについては、より広いチャ
ネル幅を使用することができる。故に、与えられたエラ
ーレートに対しても、信号雑音比は、TDMAに対する
信号雑音比よりも低くなりうる。より低い電力レベル
で、同じ比率が維持される。
【0040】CDMAでは、「データレートを任意に増
加することによって、どの信号帯域が広げられるのか」
ということに従って広スペクトル技術が使用される場合
に、ダイレクトシーケンスが参照される。このことは、
各信号ビットを(「チップ」と呼ばれる)多数の「サブ
ビット」に分割することによって、得られる。チップ
(故に、符号化信号)は、擬似ランダム雑音シーケンス
PNを用いて該信号を多重化することによって、得られ
る。擬似ランダム雑音シーケンスPNは、「雑音シーケ
ンス」と呼ばれる。なぜならば、擬似ランダム雑音シー
ケンスPNを構成する2進シーケンスが(完全に予め決
定されているにも関わらず)ランダムであるように見え
るので、雑音および「擬似ランダム」のような信号を生
成するからである。擬似ランダム雑音シーケンスPN
は、シフトレジスタによって生成された一連の高レート
の2進パルスから構成される。
【0041】(基地局から移動局への)ダウンチャネル
は、パイロットチャネル(即ち、監視チャネル)と同期
化チャネルとページングチャネルとトラヒックチャネル
とを具備する。基地トランシーバー局BTSは、GPS
(グローバルポジショニングシステム)によって完全に
同期化されているので、各チャネルに対して、PNシー
ケンスは勿論のこと、(WALSHと呼ばれる)直交符
号を使用することができる。該PNシーケンスは、全て
の基地トランシーバー局BTSに対して同じものであ
り、該PNシーケンスのオフセットは各基地局に特有の
ものである。このオフセットは、マルチパスによって生
じる遅延によって受信中に移動局が2つの隣接した基地
局を混同しない程度に十分なものでなくてはならない。
【0042】IS−95は、64個のWALSHコード
CWを使用する。WALSHコードCWは、以下の通り
に配分される。 ・CW=”0”:パイロットチャネル ・CW=”32”:同期化チャネル ・CW=”1,……,7”:ページングチャネル ・CW=”8,……,31”および”33,……,6
3”:トラヒックチャネル
【0043】もし、2つ目の搬送波が使用されるなら
ば、WALSHコードCWは、1つのパイロットチャネ
ルと63個のトラヒックチャネルとから構成される。
【0044】受信時に、移動局において、(基地局によ
って使用される)WALSHコードと(移動局によって
認識される)同じコードとの間の相関は、該移動局のた
めのチャネルのスペクトルの検索を可能にする。経路の
終端において、215の長さを有するシーケンスは、スペ
クトルが位相拡張および直角位相拡張(phase and quad
rature spread )であることを可能にする。該長さは、
全ての基地局に対して同じ値である(但し、オフセット
は除く)。
【0045】パイロットチャネルは、変調されない。故
に、フレーム品質インジケーターとランダム番号と畳み
込み符号器とシンボルリピーターとインターリーブとロ
ングPNシーケンスとは存在しない。位相拡張および直
角位相拡張が、(215の長さを有する)ショートPNシ
ーケンスによって行われる。パイロットチャネルは、ビ
ーコン経路として使用される。それによって、移動局
は、基地局と同期化することができる。
【0046】同期化チャネルは、(215の長さを有す
る)WALSHシーケンスおよびショートPNシーケン
スによって、畳み込み符号化とシンボル繰り返しとイン
ターリーブと直交拡張とを行われる。このチャネル上
で、基地局は、同期化メッセージを送信する。該同期化
メッセージは、「移動局が微妙なネットワークパラメー
タを取得すること」を可能にする情報を具備する。
【0047】ページングチャネルは、ロングマスクコー
ドから生成された(242の長さの)ロングシーケンスに
基づいて、畳み込み符号化とシンボル繰り返しとインタ
ーリーブとデータスクランブルとが行われ、かつ、215
の長さを有するWALSHシーケンスおよびショートP
Nシーケンスによって、直交拡張を行われる。
【0048】ダウントラヒックチャネルに関しては、
「データがフレーム品質インジケーターを通過する」と
いうことがまず初めに注意されるべきである。(8kb
psの音声符号器に対して)音声符号器のレートが96
00bpsまたは4800bpsのいずれかであるなら
ば、4800bpsのレートがビットに加えられる。そ
して、該フレームは、電力制御ビットに加えて、ロング
マスクコードから生成された(242の長さの)ロングシ
ーケンスに基づいて、畳み込み符号化とシンボル繰り返
しとインターリーブとデータスクランブルとが行われ、
15の長さを有するWALSHシーケンスおよびショー
トPNシーケンスによって、直交拡張を行われる。
【0049】アップチャネルは、アクセスチャネルとト
ラヒックチャネルとから構成される。移動局は、基地局
BSによって同期化される。基地局BSは、同様に、G
PSシステムによって同期化される。しかしながら、同
期化は伝搬時間に依存するので、該同期化は完全ではな
い。故に、ダウンリンク上と同じ方法で直交WALSH
コードを使用することは不可能である。そこで、(移動
局に依存した)他のコードが使用される。
【0050】受信時に、基地局では、各アクセスチャネ
ルは、ロングアクセスチャネルシーケンスによって識別
される。該ロングアクセスチャネルシーケンスは、(基
地局によって与えられた)指示に基づいて組み立てられ
る。トラヒックチャネルについて、該トラヒックチャネ
ルは、ロング使用者シーケンスと(移動局自身の電子シ
リアル番号ESN基づく)唯一のコードとによって識別
される。該ESNは、製造業者によって割り当てられる
番号である。該ESNは、基地局がどれであっても、同
じである。更に、(基地局システムによって提供される
コードと比較して)移動局に特有のコードを好むこと
は、自動トランスファー手続(ハンドオフ)を容易にす
る。実際、(移動局に依存する)この特有のコードを伴
うので、上向き方向における変調は、ハンドオフ中であ
っても、決して変化しない。このロングシーケンスは、
信号を広げるために使用される。
【0051】GSMシステムとIS−95 CDMAシ
ステムとの間における重要な差異は、ハンドオフに関す
る。
【0052】GSMシステムでは、ハンドオフはハード
であるが、IS−95 CDMAシステムでは、ハンド
オフはソフトである。ソフトハンドオフ(soft handof
f)は、マクロダイバーシティ(macro-diversity )の
直接の結果である。語句「マクロダイバーシティ」は、
「移動局が、同じ通信に対して、異なるネットワーク基
地局とのいくつかの接続を維持する」ということを意味
する。ソフトハンドオフの間、移動局は、以前の基地局
へのリンクを削除する前に、新たな基地局へのリンクを
セットアップする。
【0053】ハンドオフ処理に対して、移動局は、与え
られた接続の間、パイロットチャネルを分類する。該パ
イロットチャネルは、(時間と共に変化する)3つの組
に評価される。第1の組は、「アクティブ」パイロット
の組である。そこには、移動局が通信しているセルのパ
イロットが存在する。第2の組は、「候補」パイロット
の組である。そこには、対応するセルとの通信がセット
アップされることができるのに十分なレベルを有するパ
イロットが存在する。第3の組は、「隣接」パイロット
の組である。そこには、移動局によって評価される他の
パイロットが存在する。
【0054】これらの組の展開は、移動局によって継続
的に実行される測定とネットワークの決定とに依存す
る。
【0055】これらの展開の間、以下の3つの規則が適
用される。 −「候補」の組は、以前「隣接」の組に属しており、か
つ、所定のスレッショルドを越えたパイロットのみを具
備する。 −「アクティブ」の組は、以前「候補」の組に属してい
たパイロットのみを具備する。そのような移行は、ソフ
トハンドオフまたはソフターハンドオフ(softer hando
ff)の活性化の間、ネットワークによって指示される。 −ダイバーシティモードにおいて、トラヒックチャネル
が削除されると、関連するパイロットチャネルが「アク
ティブ」の組から取り除かれ、かつ、「隣接」の組へ移
動する。
【0056】移動局は、いくらかの時間の間、ソフトハ
ンドオフのままであることができる。ネットワークおよ
び移動局が(受信された)最良のフレームを選択するの
で、マクロダイバーシティは、送信品質を増加させる。
これは、ネットワーク容量の減少によるオフセットであ
る。移動局がソフトハンドオフである場合、ダイバーシ
ティに対して使用される無線資源は、他の通信に対して
は利用不可能である。
【0057】最良のフレームの選択を管理することは、
以下の通りに行われる。ネットワークは、基地局を、通
信マスタとして指定する(デフォルトでは、該通信マス
タは、移動局が通信をセットアップした一番目の基地局
である)。移動局がアクティブリンクを有する他の局
は、「スレーブ」と呼ばれる。全ての基地局は、セレク
タは勿論のこと、トランスコーダー(transcoder )も
また有する。マスタ局のトランスコーダー/セレクタの
みが活動化される。スレーブ局は、受信されたフレーム
を、移動局からマスタ局へ送信し、かつ、マスタ局は、
最良のフレームを選択する。
【0058】このハンドオフを考慮して、IS−634
は、スレーブBTSとアクティブトランスコーダー/セ
レクタとの間における(MSCを介した)通話を指定す
る。
【0059】IS−634は、また、選択されかつトラ
ンスコードされたフレームをPSTNへ送信するための
通話(トランスコーダー/セレクタとMSCとの間にお
ける通話)を指定する。
【0060】(特に、QUALCOMM社によって成し遂げられ
る)ある実施形態では、(「トランスコーダー−セレク
タ」と呼ばれる)追加回路が使用される。トランスコー
ダー−セレクタは、T/S(Transcoder/selection)と
示される。この回路は、基地局を通して移動局から送ら
れた信号を、(μ−A−ルールと呼ばれる)ルールに従
うコードにトランスコードするために使用される。これ
は、音声符号化に対応する。または、この回路は、これ
とは反対の方向へ、信号をトランスコードする。この回
路は、また、送信されるべき信号を様々に選択しかつ
(様々な接続呼に)送信するために、使用される。この
T/S回路は、移動スイッチングセンターMSCに向か
い合わせられることができ、または、基地局システムB
SSとスイッチングセンターMSCとの間に配置される
ことができる。しかしながら、この回路を管理すること
は、動作中の基地局の機能に含まれる。このような基地
局は、マスタBS(または、ソースBS)と呼ばれる。
これに対する基地局は、スレーブBS(または、ターゲ
ットBS)と呼ばれる。マスタBSとスレーブBSとの
間の区別は、この回路の制御に基づく。もし、基地局が
呼の所有権(または制御)を有するならば、該基地局
は、マスタであると考えられる。このことは、「マスタ
BSに関するトランスコード機能が全ての無線通信のチ
ェックポイント(であり、かつ、その結果、ハンドオフ
のチェックポイント)である」ということを意味する。
マスタBSのパイロット信号のうちの少なくとも1つの
パイロット信号が「アクティブ」の組である限り、呼
は、マスタBSによって保有される。正確な時刻に、マ
スタBSは、呼の所有権をスレーブBS内のスレーブセ
ルに移動することを試みる。該スレーブBSは、評価報
告と(移動局によって明記された)可能な基地局のリス
トとに従って、マスタBSによって選択される。マスタ
BSは、また、ハードハンドオフ(hard handoff)を指
定してもよく、または、スレーブBSが、マスタBSに
よって要求されたソフトハンドオフよりもハードハンド
オフを好んでもよい。
【0061】ここで、IS−95 CDMAシステムの
インターフェースに関して、無線インターフェースは
(上述したように)CDMA手続を使用し、かつ、いわ
ゆるA+インターフェースが、移動スイッチングセンタ
ーMSCと基地局システムBSSとを、随意に分離す
る。このインターフェースAは、IS−634規格に定
義されている。このインターフェースは、物理層である
層1と、信号送信を担う層2および3と、信号送信接続
制御部SCCPのための層4とを具備する。層2および
3は、MTP(メッセージトランスファー部)と呼ばれ
ている。BSAP(基地局アプリケーション部)機能
は、アプリケーション層の信号送信プロトコルを定義す
る。該アプリケーション層は、MSC−BSSインター
フェースの機能を実行するために要求されるメッセージ
を提供する。BSAPプロトコルは、2つのサブアプリ
ケーション、即ち、BSMAP(BS管理アプリケーシ
ョン部)とDTAP(直接トランスファーアプリケーシ
ョン部)とに分割される。 ・BSMAPは、スイッチングセンターMSCと基地局
との間において、または、(BSS間のトランスファー
の場合には)同じ基地局のセル間において、全ての無線
資源管理RRM手続と設備管理FM手続とをサポートす
る。BSMAPメッセージは、移動局へは送信されな
い。BSMAPメッセージは、スイッチングセンターM
SCまたは基地局における機能を実行するためだけに使
用される。BSMAPメッセージは、また、移動局によ
って(必要なときはいつでも)基地局へ送信される層3
メッセージに応答して、基地局と移動局との間における
接続を(移動を目的として)セットアップするために、
DTAPメッセージと並列に使用される。 ・DTAPメッセージは、(スイッチングセンターMS
Cと移動局との間において)呼プロセッシングCPメッ
セージと移動管理MMメッセージとを運ぶために、使用
される。基地局は、このタイプのメッセージを使用しな
いが、MSCと移動局との間の媒介物として動作しなく
てはならない。識別システムのおかげで、DTAPメッ
セージは、該メッセージの受信者を知る。
【0062】故に、無線資源(RRM)が管理されるべ
きであるので、ハンドオフに関する信号送信は、BSM
APメッセージから構成されるだけである。
【0063】ハンドオフ動作が行われる場合、2つのタ
イプのハンドオフ(イントラシステムハンドオフとイン
ターシステムハンドオフと)が存在する。イントラシス
テムハンドオフ(intra-system handoff)は、同じ移動
スイッチングセンターMSCに属する2つのセル間(ま
たは2つの無線チャネル間)におけるトランスファーで
ある。そして、移動局の(あるセルから他のセルへの)
移動をサポートするための調整は、スイッチングセンタ
ー間において不要である。インターシステムハンドオフ
(inter-system handoff)は、移動スイッチングセンタ
ーMSCに属する方法によって、管理される。
【0064】インターシステムハンドオフは、2つの異
なる移動スイッチングセンターMSCに属する2つのセ
ル間におけるハンドオフである。このタイプのハンドオ
フは、移動局の(セルの間の)移動に関して、調整を要
求する。
【0065】移動ネットワークでは、3つのタイプのハ
ンドオフ管理が考えられる。 ・移動局によって制御されるハンドオフ ・ネットワークによって制御されるハンドオフ ・移動局によって補助されるハンドオフ
【0066】移動局補助ハンドオフ(即ち、MAHO)
は、IS−95 CDMAで使用される技術である。M
AHOは、ネットワーク制御ハンドオフの変形である。
IS−95 CDMAでは、ネットワークは、アップリ
ンク上で、電力測定を実行しない。移動局だけが、ダウ
ンリンク上で、電力測定を実行する。
【0067】これまで説明された2つのシステム(GS
MとIS−95 CDMA)に加えて、ハイブリッドシ
ステムが存在する。該ハイブリッドシステムは、2つの
システムから流用するので、CDMA/GSMと呼ばれ
ることができる。故に、国際出願第97/23108号
明細書には、無線送信が(IS−95 CDMAに特有
の)CDMA技術を手本とするハイブリッドシステムが
記載されている。しかし、該ハイブリッドシステムで
は、ネットワークはGSM規格に従う。
【0068】このような組み合わせの目的は、既存のG
SMシステムに対して、GSMの無線インターフェース
より効果的な無線インターフェースの利点を与えること
である。語句「効果的な」とは、(与えられた周波数帯
域内において)非常に多数の同時に起こる通信を可能と
する容量を示す。
【0069】国際出願第97/23108号明細書に記
載された発明の目的は、既に動作中のGSMシステムを
向上させることである。実際には、この文献は、「セル
ラーシステムを未だ有しない地域では、IS−95 C
DMAシステムを直接インストールすることは実際に
は、より有効である。しかし、GSMが既に展開されて
いる地域については、IS−95 CDMA無線インタ
ーフェースを既存のGSMシステムに追加するという妥
協の解決を提供することがより興味を引かれる」という
ことを説明している。そこで、インターフェースAと無
線インターフェースとの間に挿入されたプロトコル変換
器を提供することが必要である。
【0070】より正確には、上記文献に記載されたシス
テムのアーキテクチャは、以下の特徴を有する。 (1) GSMタイプの移動スイッチングセンターMS
Cは、インターフェースAを介して、GSMタイプの基
地局コントローラBSCに接続されている(そのため、
ここには、GSMに対して、変更がない)。 (2) GSMタイプの基地局コントローラBSCは、
プロトコル変換器を通して、基地トランシーバー局BT
Sに接続されている(これは、基地局コントローラBS
Cが基地トランシーバー局BTSに直接接続されている
GSMとは異なる)。 (3) プロトコル変換器は、無線側を制御する。該無
線側は、CDMA送信を使用する(この変換器は、上記
文献の発明に特有のものである)。 (4) 移動局は、CDMA送信/受信に適用される。
該移動局は、また、サービスの面に対しても、GSMプ
ロトコルに適用される。該移動局は、CDMA/GSM
移動局MSと呼ばれることができる。
【0071】機能(2)と(3)とは、同じ装置内に統
合されることができる。このことは、上記文献に示され
た実施形態に特に適用される。上記文献に記載されたG
SM移動スイッチングセンターMSCは、ETSI勧告
に従う。
【0072】そのようなシステムの動作原則は、以下の
通りである。 a) DTAP手続(移動局と移動スイッチングセンタ
ーとの間の直接通話)のメッセージは、IS−95規格
に従うメッセージにまとめられ、かつ、該DTAP手続
は、無線インターフェースにおいて、この搬送役割だけ
を有する。 b) 他の手続(特に、移動スイッチングセンターと他
の構成要素との間の通話を要求する手続)に対しては、
一般的には、無線資源の実行に対して、プロトコル変換
器が変換を保証する。
【0073】呼は、以下の通りにセットアップされる。 1) セキュリティ手続。呼制御手続は、トランスポー
トメカニズム(a)を使用する。 2) 呼制御手続の間に、メカニズム(a)を使用して
(GSM/CDMA移動局MSとGSM移動スイッチン
グセンターMSCとの間のサービスに関する)取り決め
が通常完了すると、GSM/CDMA移動局MSとGS
M移動スイッチングセンターMSCとの間においてサー
ビスが取り決められる。GSM移動スイッチングセンタ
ーMSCは、(割り当てる無線チャネルのタイプを定義
する)割当要求メッセージをGSM基地局コントローラ
BSCへ送信する。 3) これは、メカニズム(b)の実行を要求する。G
SM基地局コントローラBSCは、該要求を、プロトコ
ル変換器に送信する。プロトコル変換器は、該要求を、
(CDMA無線側によって理解されることができる)手
続に変換する。そして、この手続は、IS−95 CD
MA原則に従って、無線資源割当を実行する。
【0074】2つの重要な手続が、上記文献において、
省かれている。それは、スタンドバイモード手続と位置
決定手続とである。しかし、そのようなハイブリッドコ
ンテキストにおけるこれらの手続の定義は、問題を提起
し、かつ、該問題の複雑性は、この状況において呼のセ
ットアップを定義することの複雑性と同等である。実
際、スタンドバイ手続に対しては、呼をセットアップす
ることに関して、IS−95規格のエレメント(この場
合、SID/NIDと「登録ゾーン」)および対応する
GSMエレメント(即ち、LAC)を共存させることが
要求される。
【0075】上記文献に記載された発明は、ある数の
(現在のGSMの)サービスおよび機能が再現される事
を可能とするが、GSMの長所が、オープンインターフ
ェースと(無線インターフェースにおける)プロトコル
層の分離とによって取得される一方、上記文献の発明
は、IS−95無線インターフェース構成を引き継ぐの
で、GSMの特徴およびモジュール方式を変更すること
を可能としない。
【0076】これらの原則の有用ないくつかの実際的な
例が、与えられることができる。 −GSMでは、より上位の層とは無関係に、層2(LA
PDm)を変更することが可能である。例えば、このこ
とは、1以外の前方ウインドを導入することを可能とす
る。このことは、IS−95に対して不可能であり、か
つ、故に、上記文献の発明において不可能である。 −GSM層2(LAPDm)は、区分メカニズムを具備
する。該区分メカニズムは、(ある追加サービスまたは
あるデータサービスに対して使用される)ロングメッセ
ージに対して有用である。しかし、上記文献の発明は、
IS−95規格の層2を引き継ぐ。該層2は、区分メカ
ニズムを具備しない。この理由のために、これらのサー
ビス展開の導入は、上記文献の発明を伴って、より難解
に実行される。 −GSMインターフェースAbisは、上記文献の発明
では使用されない。しかし、このインターフェースは、
ある低費用の開発を可能とする。例えば、GSM高速デ
ータサービス(HSCSD)は、置き換えられるべき基
地トランシーバー局BTSを要求しない。なぜならば、
HSCDSは、BSCコントローラとBTS局との間に
既に存在するプロトコルを再使用するからである。
【0077】より一般的には、GSMネットワークおよ
びGSMプロトコルに関する原則は、(MTP,SCC
P,LAPDのような)既存のプロトコル上にアプリケ
ーションプロトコルを構築することを許可する。このこ
とは、より早くより安い開発を可能とする。
【0078】これらの原則は、また、インターフェース
の定義が解放し変化することを可能とする。実際には、
GSM移動装備を伴って加入者識別モジュールSIMを
操作することと、GSMネットワーク内のGSM移動局
を操作することと、他のGSMネットワークを伴ってG
SMネットワークを相互操作することとが可能である。
また、BSS無線装備と(異なるソースの)NSSネッ
トワーク装備との間において、インターフェースAにお
ける相互操作が保証される。ネットワークのいくつかの
地域においてのみ、新たなサービスが導入される場合、
いくつかのネットワークが新たなサービスを実行する場
合(そして、他のネットワークが実行しない場合)、こ
れらのプロトコル原則は、そのような互換性を保つこと
を可能とする。また、アップグレードされた装備は、未
だアップグレードされていない装備と相互動作できる。
後者の場合、プロトコルは、最小数のサービスの組み合
わせへの退行を可能とする。
【0079】上記文献の発明は、GSMプロトコルおよ
びGSMネットワーク(特に、無線インターフェース)
に関する全ての原則を保有するわけではないので、該発
明は、これらの利点の管理を保証しない。故に、以下の
利点を組み合わせる移動遠距離通信システムを定義する
ことは有用である。 −CDMA送信のスペクトル有効性。例えば、与えられ
た周波数帯域内に、非常に多数の同時通信をセットアッ
プする容量。 −GSMネットワーク原則の有効性。該原則は、詳細に
は、(サービス展開を可能にする)インターフェースの
解放と移動管理とプロトコル展開とを具備する。
【0080】これは、本発明の目的である。
【0081】「そのような目的は、上記文献の発明の目
的とは異なる」ということが、注意されるべきである。
上記文献の発明の目的は、既存のシステムの向上である
(そして、そのようなシステムのあるエレメントと相互
動作することである)。一方、本発明の目的は、(両方
のセルラー分野に基づく利点を引き継いだ)新たなシス
テムの原則を提供することである。
【0082】
【課題を解決するための手段】本発明では、無線インタ
ーフェースとインターフェースAとの両方に関するプロ
トコル層は勿論のこと、GSMに特有のアーキテクチャ
とGSM機能分配とが維持される。故に、GSMの利点
は、先行技術の欠点を引き継ぐことなく、維持される。
【0083】恩恵は、本質的には、無線インターフェー
ス手続に存在する。該無線インターフェース手続は、一
般的なGSMの枠組み内において、CDMA無線送信を
明記するように書き直されている。該手続は、より詳細
には、以下の通りである −CDMA送信をセットアップすることが目的なので、
プロトコル層1は、GSMと比較して、完全に変更され
ている。好ましい実施形態は、(IS−95規格によっ
て明記される)送信を使用することができる。しかし、
CDMAの他の形式は、使用されることができない。 −層2は、GSMの層2である。 −層3は、一般的なGSM特有の構造を保つ。該層3
は、3つのサブレイヤー(RR,MM,CM)に分割さ
れている。
【0084】より正確には、本発明の目的は、CDMA
/GSMハイブリッドタイプの移動通信方法であって、
基地局システムとネットワークサブシステムと移動局と
が使用され、一方では、基地局システムが、詳細には、
無線受信可能範囲を保証する基地トランシーバー局を具
備し、ネットワークサブシステムが、電話ネットワーク
に接続され、かつ、詳細には、移動スイッチングセンタ
ーを具備し、基地局システムとネットワークサブシステ
ムとは、インターフェースHを通して共に通信し、他方
では、移動局が、無線インターフェースを通して、基地
トランシーバー局と通信し、さらに、基地局システムと
ネットワークサブシステムとを助け合わせるためのプロ
トコルが提供され、移動局と基地トランシーバー局との
間において、無線送信が、符号分割多元接続技術に従っ
てセットアップされ、ネットワークサブシステムは、G
SMによって定義される原則に従って動作し、前記プロ
トコルが、GSMによって定義される一般的な構成に従
った層内に構成され、無線インターフェースにおいてで
さえ、第1層は、無線インターフェースにおけるCDM
A送信を指定し、かつ、無線インターフェースにおける
他の層は、他の機能を指定することを特徴とする移動通
信方法である。
【0085】無線インターフェースのアーキテクチャ
は、層2を具備する。層2は、ISOモデルにおいて
「トランスポート層」と呼ばれる。層2は、より上位の
層のメッセージをフレームに入れることによって、該メ
ッセージの確実なトランスポートを可能にする。このと
き、分割/再組立を伴うこともある。無線インターフェ
ースのメカニズムは、詳細には、時間が終了すると、上
記フレームに番号を割り当てかつ転送するカニズムを具
備する。
【0086】また、好ましくは、プロトコルは、第3層
を具備する。該第3層は、詳細には、送信のために使用
される手段をセットアップしかつ維持しかつ解放するた
めの手続を指定する。
【0087】第3層は、好ましくは、プロトコルタイプ
に分割され、かつ、(3つの異なるプロトコルに関す
る)3つのサブレイヤーを具備する。 1) 第1サブレイヤーは、詳細には、暗号化と移動局
探索とチャネル割当とスタンバイモードにおける動作と
ハンドオフとを指定する。このサブレイヤーは、GSM
のサブレイヤーRRに類似している。しかし、該第1サ
ブレイヤーは、CDMA無線コンテキストのために要求
される適応構造を具備する。GSMを伴う場合、暗号化
は、レベル1(即ち、物理レベル)に適用される。暗号
化されていないレベル1のフレームは、暗号化アルゴリ
ズムに基づく一連の暗号化エレメントによって変更され
る。無線インターフェースでは、移動局探索メッセージ
が、IS−95規格の原則を使用して、物理的に発行さ
れる。一般的なモードと(いわゆる)スロッティド(sl
otted )モードとの両方が使用される。インターフェー
スHでは、移動局探索は、GSM原則を使用する。探索
メッセージが、GSMのLAC原則を使用して、MSC
によって、無線システムへ発行される。スタンバイモー
ドにおける手続は、(システムへのアクセスを与える)
発行メッセージと呼の初期選択と呼の再選択と位置更新
に対する決定とを具備する。ネットワークは、(システ
ムへのアクセスを与える)メッセージを同報通信する。
これらのメッセージは、(GSM規格04.08に明記
された)システム情報メッセージの機能に類似した機能
を有する。しかしながら、これらのメッセージの内容
は、CDMA無線コンテキストに適応される。例えば、
呼チャネルの数、隣接パイロットのPNオフセットは、
このCDMAコンテキストを反映する。一方、これらの
メッセージの内容は、位置に関する特徴(例えば、位置
エリアのアイデンティティ)について、GSMに類似し
ている。呼を選択/再選択すること、および、位置更新
を引き起こすことは、GSM規格の対応する手続に類似
している。ハンドオフ手続は、以下に明記されるよう
に、移動局による測定フィードバックとネットワークの
トランスファー決定とネットワークのトランスファー実
行とを具備する。 2) 第2サブレイヤーは、詳細には、GSM規格に従
って、移動局の位置決定手続と移動局の識別と移動局に
よって報告されたアイデンティティの認証とを指定す
る。 3) 第3サブレイヤーは、3つの並列な構成要素を具
備する。該3つの構成要素とは、即ち、(移動局とネッ
トワーク加入者との間において)呼をセットアップしか
つ中断するための手続を詳細に指定する呼制御と追加サ
ービスとショートメッセージサービスとである。これら
3つの構成要素は、GSMの構成要素に類似している。
呼制御は、運搬能力アイテム情報が運搬マテリアルの変
化を考慮するように、わずかに変更されている。
【0088】その結果、様々なGSM構成要素が、保持
されるが、しかし、以下の点において適応(して変更)
される。 −移動スイッチングセンターは、わずかに変更される。
詳細には、あるBSSMAP手続信号送信エレメント
が、CDMA無線資源の割り当てを記述するよう変更さ
れる。 −基地局コントローラは、CDMA無線資源割当とソフ
トハンドオフとを考慮するよう変更される。 −基地局は、CDMA技術に適応される手段を具備す
る。 −移動局は、CDMA技術に適応される手段を具備す
る。
【0089】
【発明の実施の形態】(既に説明された)図1は、GS
MシステムまたはCDMAシステムの本質的手段、また
は、CDMA/GSMハイブリッドシステムの本質的手
段を説明する。図2は、本発明におけるセルの配置を示
す。図3は、3つのセクターの基地局を図解する。図4
は、ダイバーシティを図解する。図5は、ダイバーシテ
ィモードの管理を図解する。図6は、ロケーションコー
ドの割当を図解する。図7は、位置更新におけるメッセ
ージの交換を図解する。図8は、移動局からの呼受信に
おけるメッセージの交換を図解する。図9は、移動局へ
の呼送信におけるメッセージの交換を図解する。
【0090】本発明の好ましい実施形態は(IS−95
規格およびGSM規格に特有の)メッセージの修正に基
づく。IS−95規格のメッセージは、GSM言語に適
用され、かつ、もし必要ならば、新たなメッセージが生
成される。同じことが、インターフェースHのメッセー
ジに適用される。該メッセージは、基本的には、GSM
モードで書かれるが、CDMA送信モードに適用され、
かつ、該メッセージは、もし必要ならば、生成されるこ
とができる。
【0091】可能な限り、望まれるネットワークアーキ
テクチャは、通常のGSM移動ネットワークのアーキテ
クチャに類似していることを意図する。しかし、CDM
Aの特異性による様々な機能割当を有していてもよい。
このネットワークは、図2に図解される。図2は、2つ
の基地局コントローラBSC1 ,BSC2 を示す。BS
1 は、2つの基地トランシーバー局BTS1aとBTS
1bとを制御し、BSC 2 は、2つの基地トランシーバー
局BTS2aとBTS2bとを制御する。
【0092】セルは、1対の特有なコードによって識別
される。片方は、ロケーションエリアコード(LAC)
であり、他方は、セル識別名(CI)である。無線電子
の観点から、セルは、パイロット信号のオフセットによ
って特徴付けられる。基地局は、いくつかのセクターを
伴い、セクター毎に1つのセルを管理しなくてはならな
い。図3に示されるように、各セルに対して異なるパイ
ロット(PNオフセット)を用いる。セル1は、パイロ
ット1のオフセットPN1に結びつけられ、セル2は、
オフセットPN2に結びつけられる、等である。
【0093】CDMAシステムでは、移動局をネットワ
ークに接続することは、マクロ−ダイバーシティ方法に
よって行われることができる。無線インターフェースで
は、移動局とアクセスノードとの間には、いくつかの無
線リンクが存在する。無線局とネットワークとの間の各
リンクは、特定のPNオフセットを使用する。図4は、
(基地トランシーバー局BTS1a,BTS1bが同じ基地
局コントローラBSC 1 に接続されている場合におけ
る)ダイバーシティモードを示す。
【0094】本発明の好ましい実施形態では、以下の基
本機能仕様が満たされる。 ・HDLC原則に従う層2は、(GSMによって使用さ
れる)LAPDmに基づいて定義される。これは、(い
くつかのSAPIで使用される)区分手続と再組立手続
を可能にする。 ・呼のセットアップ時(または、移動中における)無線
資源管理に特有のプロトコルの分類管理 ・レベル3メッセージは、以下の通りに定義される。 −主要手続毎の(従って、RR層またはMM層またはC
M層毎の)メッセージおよびアイテム情報の分配 −メッセージを識別するプロトコル識別名(実際には、
メッセージが属するRR層またはMM層またはCM層の
識別名) −メッセージアイテム情報:該情報は、IS−95規格
から得られる。
【0095】本発明の好ましい実施形態は、アイテム情
報の符号化を指定しない。実際、変更されたメッセージ
の符号化は、2つの方法で行われることができる。1つ
の方法は、既存のCDMA装備と互換性を保って高める
ことを維持するために、削除されたアイテム情報のビッ
トを、予備スペースで満たすことである。または、もう
1つの方法は、メッセージ符号全体を再定義することで
ある。
【0096】共通チャネル(のアクセスおよび同報通
信)は、専用チャネルおよび(要求されたネットワーク
上の)同報通信情報をスタンバイモードの移動局に割り
当てながら、資源要求(アクセス)に対してのみ使用さ
れる。
【0097】移動局のアイデンティティは、GSMによ
って使用されるもの(IMSI,TMSI,IMEI)
と同じである。認証メカニズムは、GSMによって使用
されるものと同じである。機密メカニズムもまた、GS
Mによって使用されるものと同じである。フレームは、
送信レベルで暗号化される。暗号化アルゴリズムは、C
DMA変調と結びつけて定義されなくてはならない。
【0098】上述したように、ダイバーシティモードで
は、移動局は、いくつかのセルを伴って、トラヒックチ
ャネルを使用する。実際には、マクロ−ダイバーシティ
が、ソフトハンドオフ手続およびソフターハンドオフ手
続に対して使用される。これらの手続では、ネットワー
クは、移動局が動作を維持すべきトラヒックチャネル
と、移動局が動作を停止すべきトラヒックチャネルと、
移動局が動作させなくてはならない新たなトラヒックチ
ャネルとを移動局に伝える。これらの手続の差異は、以
下の通りである。 ・同じ基地局の2つのセクター間にダイバーシティモー
ドが適用されるとき、ハンドオフは「ソフター」と呼ば
れる。 ・異なる基地局の間にダイバーシティモードが適用され
るとき、ハンドオフは「ソフト」と呼ばれる。
【0099】ソフトハンドオフおよびソフターハンドオ
フに対して、移動局は、同じ周波数を使用する。
【0100】ダイバーシティモードにおいて、移動局
は、各リンク上に同じフレームを送信する。ネットワー
ク側では、受信されたフレームが処理され、かつ、ネッ
トワークは、(レベル、エラーレート等に関して)より
良い品質を有するフレームを決定する。これらのフレー
ムの選択は、上述された従来技術に従って行われる。図
5は、ソフトハンドオフおよびソフターハンドオフの場
合におけるダイバーシティモードを示す。ここで、セク
ター1b1を伴う送信は、他のセクター(1a3,1b
2)を伴う送信よりも劣悪である。
【0101】ダイバーシティモードでは、移動局は、い
くつかのセルによって受信される。このことは、位置を
更新する際に、問題を提起する。この欠点を補償するた
めに、以下の2つのルールが導入される。 −無線インターフェースにおいてレベル2がセットアッ
プされるまで、ダイバーシティモードは禁止される。 −位置が更新された場合、該位置を決定するセルは、移
動局が(専用チャネルに対する)最初の要求を発行した
セルとする。
【0102】(LACコードの変更を伴って、セル間の
ハンドオフが生じた)通信の終わりに、移動局は、(G
SM規格の仕様書に定義されたような)位置更新手続を
実行しなくてはならない。
【0103】無線インターフェースが、(情報メッセー
ジ監視原則の記載を伴って開始しながら)今まさに説明
される。
【0104】移動局がサーチチャネル上の(システムか
らの)情報メッセージを監視するためには、2つの方法
が可能である。これらのメッセージは、(ネットワーク
構成と無線リンクとに関する)一般的な情報を具備す
る。GSM規格において、そのようなメッセージは、
「システム情報メッセージ」と呼ばれる。
【0105】GSM規格では、移動局は、全てのシステ
ム情報メッセージを、周期的に監視しなくてはならず、
かつ、それらの全ての内容を、少なくとも20〜30秒
毎に、評価しなくてはならない。この方法は、移動局が
エネルギーを節約することを、可能とする。この方法の
主たる欠点は、たとえシステム情報メッセージの内容が
変わらないままであっても、システム情報メッセージを
評価することを、移動局に強制することである。
【0106】IS−95 CDMAシステムにおいて、
システム情報メッセージは、シーケンス番号を有する。
(パラメータ値によって変化する)各時間において、メ
ッセージシーケンス番号は増加する。移動局が行うべき
ことは、パラメータが変化したか否かを知るために、メ
ッセージシーケンス番号を評価することだけである。こ
の方法は、「変化がない場合、移動局は全てのシステム
情報メッセージを評価する必要がない」という利点を有
する。欠点は、「移動局およびネットワークは、追加の
パラメータ(メッセージシーケンス番号)を管理しなく
てはならない」という事実に起因する。どちらの方法
も、利点と欠点とを有する。
【0107】本発明の好ましい実施形態は、両方の方法
の組み合わせを提案する。移動局は、システム情報メッ
セージのシーケンス番号を周期的に評価し、かつ、も
し、その値が変化したならば、該メッセージの全体の内
容を評価する。
【0108】ロングマスクコードは、本質的には、(移
動局に割り当てられたトラヒックチャネルの)上向き部
分と下向き部分との両方を特徴付けるために補助する。
スタンダードモード(動作中でないシークレットモー
ド)において、この値は、電子シリアル番号ESNの順
列である。(電子シリアル番号に基づいて計算された)
ロングマスクコードは、公開ロングメッセージコードと
呼ばれる(ESN値は、多少、公開されている)。GS
M規格のアイデンティティを伴って、ロングメッセージ
コードに対して電子シリアル番号を使用することは、も
はや不可能である。(ロングマスクコードを計算するた
めの)他の方法が使用されなくてはならない。
【0109】他の全ての計算方法は、以下の2つの制約
を満たさなくてはならない。 −ロングマスクコードは42ビット長である。(ネット
ワーク全体のための)10ビットの固定値を伴う。 −残りの32ビットは、(移動局がアクティブリンクを
有する)セル内の移動局を特徴付ける。
【0110】IS−95規格のある手続は、移動局がN
個の資源の中に均一に分配されることを要求する。これ
らタイプの資源は、CDMAチャネル番号とサーチチャ
ネル番号とサーチスロット番号とチャネルPNパイロッ
トへのランダムアクセスのための手続とである。
【0111】ハッシュ関数は、移動加入者の国際的アイ
デンティティまたは移動局の電子シリアル番号を、引数
として使用することによって、整数(資源Nの番号およ
び変更子DECORR)を生成する。変更子DECORRは、また、
移動加入者のアイデンティティまたは移動局の電子シリ
アル番号に基づく。各タイプの資源に対して、機能手続
は、(移動加入者の国際的アイデンティティの機密性に
関する)GSM規格およびGSM規格の原則における
(移動加入者の)アイデンティティに適応されるため
に、チェックされなくてはならず、かつ、(おそらく)
変更されなくてはならない。
【0112】特定の無線手続は、移動局と基地局との間
の同期を要求する。これらの手続は、ハンドオフや暗号
化などである。IS−95 CDMAシステムは、「タ
イムオブアクション(time of action)」を通した同期
化要求を管理する。移動局へ送信される(これらの手続
に関する)メッセージにおいて、ネットワークは、移動
局が新たな無線手続を開始しなくてはならないタイムオ
ブアクションを示す。
【0113】GSMシステムは、層2のメカニズムによ
って、同期化に対するこの要求を管理する。
【0114】両方法は等価である。両方法は、組み合わ
されることができる。
【0115】本発明の方法は、図1に示されるような設
備を通して(種々の手段によって実行される機能のいく
つかの修正を伴って)実行されることができる。これら
の機能は、吟味されることができる。
【0116】A. 基地トランシーバー局(BTS)の
機能 ダイバーシティモードは、「移動局とネットワークとの
間の無線インターフェースへ送信されるフレームは、各
リンクに対して全て同じものである」ということを意味
する。フレームをデマルチプレクスすることは、マスタ
基地局のトランスコーダー/セレクタで行われる。移動
通信の処理に関する信号送信は、基地局では行われな
い。
【0117】B. 基地局コントローラ(BSC)の機
能 基地局コントローラ(BSC)の機能は、以下の通りで
ある。与えられた接続に対して、この接続に対する暗号
ターゲットコマンドと暗号キーとが、MSCからBSC
へ送信される。BSCは、暗号コマンドを、移動局へ送
信する。BSCは、また、暗号コマンドを、(この接続
に関係する)BTSへ送信する。BSCは、また、暗号
キーを、該BTSへ送信する。
【0118】移動局のサーチコマンドは、MSCによっ
て発行され、BSCによって受信される。そして、BS
Cは、該サーチコマンドを、(BSCが制御する)BT
Sへ送信する。該BTSは、MSCによって示される位
置エリアの一部である。
【0119】無線資源は、BSCによって管理される。
移動局によって発行されたチャネル要求を受信すると、
BSCは、信号送信モードにおける専用チャネルを、該
移動局のみに割り当てる。この目的のために、BSC
は、このチャネル要求を中継しているBTS(の複数の
無線資源)から無線資源を選択し、かつ、該無線資源を
アクティブにすることをこのBTSに行わせ、かつ、
(送信された)要求している移動局に対して無線資源を
割り当てる。信号送信無線資源が、移動局に割り当てら
れると、MSCは、トラヒックフロー(例えば、音声ま
たはデータ)が可能となるようにこの資源を変更する命
令を、BSCに対して与えることができる。この目的の
ために、MSCは、メッセージ「割当要求」を、BSC
に送信する。そして、BSCは、該チャネルの特性を変
更する命令を、移動局と(この接続に関係する)BTS
とに与える。
【0120】ハンドオフを考慮して、マスタBSCは、
(移動局によって送信された)無線測定を受信しかつ評
価する。マスタBSCは、マスタセルを制御するBSC
を指定する。
【0121】関連する全てのセルが同じBSCによって
管理される場合を、(関連する)いくつかのBSCによ
って管理される場合と区別しなくてはならない。
【0122】第1のケースでは、マスタBSCは、パイ
ロットを「候補」の組から「アクティブ」の組へ移動す
ることを決定する。マスタBSCは、また、パイロット
を「アクティブ」の組から「隣接」の組へ移動すること
を決定する。マスタBSCは、対応するコマンドを、移
動局と(関連する)BTSとに送信する。
【0123】第2のケースでは、マスタBSCは、パイ
ロットの組の変化に関して、同じ決定を行う。マスタB
SCが制御しないセルに対しては、マスタBSCは、関
連するスレーブMSCとの取り決めの後に、対応する命
令を(要求されたMSCを介して)送信しなくてはなら
ない。
【0124】C. 移動スイッチングセンター(MS
C)の機能 移動スイッチングセンターMSCは、GSM規格におけ
るMSCと同じ機能を有する。 −MSCは、デジタルスイッチングセンターの全ての機
能を用いて、移動加入者と他の(固定または移動)加入
者との間における通信のセットアップおよび中断を管理
する。 −MSCは、GSMのVLR−HLRタイプのデータベ
ースを使用することによって、移動局の移動手続を管理
する。マップライク(MAP-like)プロトコルが使用でき
る。 −MSCは、セキュリティ手続をチェックする。 −MSCは、サービスについて、移動局と交渉する。 −MSCは、トラヒック資源の割当を指示する。
【0125】MSCは、基地局コントローラ間のハンド
オフ(通常のハンドオフ)を管理する。
【0126】このような環境の下、様々な手段の間にお
いて、以下のようなメッセージの交換が行われる。
【0127】位置更新に対しては、以下のようなステッ
プが関連する。 (A) アクセスチャネル上で、移動局は、「位置更
新」という理由で、チャネル要求メッセージを送信す
る。 (B) 基地局システムは、専用CDMAトラヒックチ
ャネルを移動局に割り当てる。しかし、信号送信に対し
てだけは、最小のビットレートである。全てのフレーム
ビットは、信号送信に供される。 (C) 移動局は、割り当てられた専用チャネルを動作
させ、かつ、基地局システムに層2SABMフレームを
送信する。該フレームは、初期位置更新要求メッセージ
を具備する。 (D) 基地局システムは、GSM規格に従う通信モデ
ルに関して、移動スイッチングセンターを伴ったSCC
P接続を確立し、かつ、位置更新要求メッセージを送信
する。 (E) 残りの位置更新手続は、GSM規格に定義され
た仕様に従って処理される。図7に示す交換が発生す
る。
【0128】移動局からの呼に対しては、以下のステッ
プが関連する。 (A) アクセスチャネル上で、移動局は、「CMサー
ビス要求」という理由で、チャネル要求メッセージを送
信する。 (B) 基地局システムは、CDMA専用チャネルを移
動局に割り当てる。しかし、信号送信に対してだけは、
最小のビットレートである。全てのフレームビットは、
信号送信に供される。 (C) 移動局は、割り当てられた動作チャネルに切り
換わり、かつ、基地局システムに層2SABMフレーム
を送信する。該フレームは、初期CMサービス要求を具
備する。 (D) 基地局システムは、GSM規格の通信モデルに
関して、移動スイッチングセンターとのSCCP接続を
確立し、かつ、CMサービス要求メッセージを送信す
る。 (E) (移動局とMSCとの間における)残りのMM
手続およびCM手続は、GSM規格に定義された仕様に
従って処理される。 (F) 移動局と移動スイッチングセンターとの間にお
いて、サービス(「セットアップ」メッセージ)が取り
決められると、移動スイッチングセンターは、(取り決
められたサービスに従って、)この専用チャネルをトラ
ヒックモード内に構成するよう、基地局システムに指示
する。 (G) 基地局システムは、トラヒックモードに切り換
える命令を、移動局に与える。 (H) 通信のセットアップとトラヒックの交換と通信
の解放とに関する残りの手続は、GSM規格に定義され
た仕様に従って処理される。図8に示す交換が発生す
る。
【0129】移動局への呼に対しては、以下のステップ
が関連する。 (A) ネットワークは、移動局を探索する。 (B) アクセスチャネル上で、移動局は、「探索応
答」という理由で、チャネル要求メッセージを送信す
る。 (C) 基地局システムは、CDMAチャネルを、移動
局に割り当てる。しかし、信号送信に対してだけは、最
小のビットレートである。全てのフレームビットは、信
号送信に供される。 (D) 移動局は、割り当てられたチャネルに切り換
え、かつ、基地局システムに、層2のSABMフレーム
を送信する。該フレームは、初期メッセージ「探索応
答」を含む。 (E) 基地局システムは、GSM規格の通信モデルに
関して、移動スイッチングセンターとのSCCP接続を
確立し、かつ、メッセージ「探索応答」を送信する。 (F) 残りのMM手続およびCM手続は、GSM規格
に定義された仕様に従う。 (G) 移動局と移動スイッチングセンターとの間にお
いて、サービス(「セットアップ」メッセージ)が取り
決められると、移動スイッチングセンターは、割り当て
られたチャネルをトラヒックモード内に構成するよう、
基地局システムに指示する。 (H) 基地局システムは、トラヒックモードに切り換
えることを、移動局に指示する。 (I) 通信のセットアップとトラヒックの交換と通信
の解放とに関する残りの手続は、GSM規格に定義され
た仕様に従って処理される。図9に示す交換が発生す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 GSMシステムまたはCDMAシステムまた
はCDMA/GSMハイブリッドシステムの構成例を示
す図である。
【図2】 本発明の一実施形態におけるセルの配置例を
示す図である。
【図3】 3つのセクターの基地局の一例を示す図であ
る。
【図4】 ダイバーシティの一例を示す図である。
【図5】 ダイバーシティモードの管理の一例を示す図
である。
【図6】 ロケーションコードの割当例を示す図であ
る。
【図7】 位置更新におけるメッセージの交換例を示す
図である。
【図8】 移動局からの呼受信におけるメッセージの交
換例を示す図である。
【図9】 移動局への呼送信におけるメッセージの交換
例を示す図である。
【符号の説明】
MS……移動局 BSS……基地局システム NSS……ネットワークサブシステム BTS……基地トランシーバー局 BSC……基地局コントローラ MSC……モバイルスイッチングセンター HLR……ホームロケーションレジスタ VLR……ビジターロケーションレジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA/GSMハイブリッドタイプの
    移動通信方法であって、 基地局システム(BSS)とネットワークサブシステム
    (NSS)と移動局(MS)とが使用され、 一方では、基地局システム(BSS)が、詳細には、無
    線受信可能範囲を保証する基地トランシーバー局(BT
    S)を具備し、 ネットワークサブシステム(NSS)が、電話ネットワ
    ーク(PSTN)に接続され、かつ、詳細には、移動ス
    イッチングセンター(MSC)を具備し、 基地局システム(BSS)とネットワークサブシステム
    (NSS)とは、インターフェースHを通して共に通信
    し、 他方では、移動局(MS)が、無線インターフェースを
    通して、基地トランシーバー局(BTS)と通信し、 さらに、基地局システム(BSS)とネットワークサブ
    システム(NSS)とを助け合わせるためのプロトコル
    が提供され、 移動局(MS)と基地トランシーバー局(BTS)との
    間において、無線送信が、符号分割多元接続(CDM
    A)技術に従ってセットアップされ、 ネットワークサブシステムは、GSMによって定義され
    る原則に従って動作し、 前記プロトコルが、GSMによって定義される一般的な
    構成に従った層内に構成され、 無線インターフェースにおいてでさえ、第1層は、無線
    インターフェースにおけるCDMA送信を指定し、か
    つ、無線インターフェースにおける他の層は、他の機能
    を指定することを特徴とする移動通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 無線インターフェースプロトコルは、第2層を具備し、 第2層の機能は、ISOモデルに定義されたトランスポ
    ート層の機能であることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、 前記無線インターフェースアーキテクチャは、第3層を
    具備し、 第3層は、3つのサブレイヤーに分割され、 第3サブレイヤー自身は、いくつかの並列な構成要素か
    ら構成され、 これらの構成要素の内の1つの構成要素は、遠距離通信
    ネットワークに対する移動加入者と他の加入者との間に
    おける接続のために使用される手段をセットアップしか
    つ維持しかつ解放するための手続を指定し、 他の構成要素は、ショートメッセージサービスを指定
    し、 更に他の構成要素は、追加のサービスを指定することを
    特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方法において、 無線インターフェースプロトコルは、第3層を具備し、 第3層は、詳細には、移動加入者と遠距離通信ネットワ
    ーク加入者との間における接続のために使用される手段
    をセットアップしかつ維持しかつ解放するための手続を
    指定することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の方法において、 無線インターフェースのアーキテクチャは、第2層を具
    備し、 第2層は、より上位の層のメッセージがフレームに入れ
    られることによって、該メッセージのトランスポートを
    可能にし、 これらのフレームに番号を付けるメカニズムは、割当と
    転送とを伴うことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法において、 第3層の第1サブレイヤー(RR)は、詳細には、暗号
    化と移動局探索とチャネル割当とスタンバイモード動作
    とハンドオフとを指定し、 暗号化は、GSM原則に従って、層1、即ち、物理層に
    適用され、 移動局探索は、無線インターフェースにおいてIS−9
    5原則を使用し、かつ、HインターフェースにおいてG
    SM原則を使用し、 専用チャネル割当は、信号送信交換のために実行され、 ハンドオフは、CDMA無線コンテキストに適応される
    ことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の方法において第3層の第
    2サブレイヤー(MM)は、詳細には、GSM規格に従
    ってかつCDMA仕様を考慮して、移動局を位置決定す
    るための手続と移動局を識別するための手続と移動局に
    よって報告されたアイデンティティを認証するための手
    続きとを指定することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の方法において、 第3層の第3サブレイヤー(CC)は、詳細には、GS
    M規格に従ってかつCDMA仕様を考慮して、移動局
    (MS)とネットワーク加入者との間において呼をセッ
    トアップしかつ中断するための手続を指定することを特
    徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の方法において、 請求項5記載の第2層を具備し、 第3層は、請求項6記載の第1サブレイヤーと請求項7
    記載の第2サブレイヤーとを具備し、 第3サブレイヤーは、請求項8に従うことを特徴とする
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の方法において、 移動局(MS)によって呼をセットアップするための手
    続は、 −移動局(MS)が、チャネル要求メッセージを送信
    し、 −基地局システム(BSS)が、信号送信に専用のチャ
    ネルを、移動局(MS)に割り当て、 −移動局(MS)が、この専用チャネル上で、初期メッ
    セージを送信し、このメッセージは、基地局システム
    (BSS)によって、移動スイッチングセンター(MS
    C)へ送信され、 −移動局(MS)とネットワークサブシステム(NS
    S)との間において、前記専用チャネル上で、GSM規
    格に従う呼のセットアップに対応する信号を交換し、 −移動スイッチングセンター(MSC)は、使用者デー
    タのトランスファーのために専用チャネルを変更する命
    令を与え、 −基地局システム(BSS)は、トラヒックに専用のチ
    ャネルを使用する命令を、移動局(MS)に与え、 −現在の呼に関するトラヒックおよび信号を、このチャ
    ネル上で交換し、 −呼を終了するという処理を具備することを特徴とする
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の方法において、 移動局は、ネットワークによって同報通信された情報メ
    ッセージを監視することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項2記載の方法において、 移動局は、ネットワークによって同報通信された情報メ
    ッセージを監視し、 これらのメッセージの評価は、位置更新手続を引き起こ
    すことを決定でき、 層2を無線インターフェースにおいてセットアップする
    以前は、ダイバーシティモードが禁止され、 移動局が専用チャネルを使用した第1セルが、移動局の
    位置を判断することを特徴とする方法。
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