JP2000032433A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000032433A
JP2000032433A JP10193451A JP19345198A JP2000032433A JP 2000032433 A JP2000032433 A JP 2000032433A JP 10193451 A JP10193451 A JP 10193451A JP 19345198 A JP19345198 A JP 19345198A JP 2000032433 A JP2000032433 A JP 2000032433A
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Japan
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JP10193451A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Sakurai
芳隆 櫻井
Teruhiko Shinomiya
輝彦 篠宮
Shuzo Ishii
秀三 石井
Masahiro Hirasawa
雅弘 平澤
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現画像情報が不要な画像情報を含んだり、周
囲とのコントラストにより変化部分がはっきり現れない
場合でも差分情報を適確に抽出し得る撮像装置を提供す
る。 【解決手段】 監視カメラ11で撮像した監視対象の画
像信号をA/D変換器13でデジタル画像データに変換
し、現画像フレームメモリ15に格納するとともに、こ
の現画像フレームメモリ15に格納された画像データを
基準画像更新器17によって適当な更新タイミングで取
り出して、基準画像データとして基準画像フレームメモ
リ19に格納し、現画像フレームメモリ15に格納した
現画像データと基準画像フレームメモリ19に格納した
基準画像データをそれぞれ画像補正器21,23で補正
して、例えば影のような不要部分を削除してから、差分
比較器27で両画像データの差分画像データを抽出して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視対象を撮像し
て得られる現画像情報の基準画像情報に対する差分情報
を抽出して監視対象の変化を検出する撮像装置に関し、
更に詳しくは、監視対象を撮像して取り込んだ画像情報
をデジタル化して現画像データとして逐次記憶し、この
記憶した現画像データを予め取得してある監視対象の基
準画像データと比較して、変化のあった領域を差分画像
データとして抽出する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の撮像装置は、基準画像情報に対
する現画像情報の変化部分のみを差分情報として抽出す
るため、この差分情報を例えば伝送路を介して遠隔の受
信側等に伝送する場合には、情報量を低減でき、伝送時
間を短縮できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、監視対
象を撮像して得られる現画像情報には、例えば人物の影
等のような不要な画像情報が含まれることがしばしばあ
るが、このような不要な画像情報も差分情報として抽出
してしまうと、情報量の増加、また差分情報を伝送する
場合には伝送時間の増大、差分情報を記憶する場合には
記憶容量の増大等が発生するとともに、画面としても見
にくいという問題がある。
【0004】更に、監視対象を撮像して得られる現画像
情報には、周囲とのコントラストにより基準画像情報に
対して変化している抽出部分がはっきりと現れないこと
があるが、このような現画像情報を基準画像情報と比較
しても、明確な差分情報を抽出することができないとい
う問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、現画像情報が不要な画像情報
を含んだり、周囲とのコントラストにより変化部分がは
っきり現れない場合でも差分情報を適確に抽出し得る撮
像装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、監視対象を撮像して取り
込んだ画像情報をデジタル化して現画像データとして逐
次記憶し、この記憶した現画像データを予め取得してあ
る監視対象の基準画像データと比較して、変化のあった
領域を差分画像データとして抽出する撮像装置であっ
て、前記記憶した現画像データおよび前記基準画像デー
タを色または輝度において補正する補正手段を有するこ
とを要旨とする。
【0007】請求項1記載の本発明にあっては、現画像
データおよび基準画像データを色または輝度において補
正するため、例えば人物の影等の不要な部分が濃く写っ
ている場合等でも不要部分が薄くなるように補正を行
い、差分画像に現れないようにでき、情報量の増加を抑
制し、明瞭な画像を作成することができる。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記記憶した現画像の輝度または
色信号のレベルに応じて撮像手段の明るさを可変して監
視対象を撮像し、この明るさを可変した状態の現画像デ
ータおよび基準画像データを作成する手段を有すること
を要旨とする。
【0009】請求項2記載の本発明にあっては、現画像
の輝度または色信号のレベルに応じて撮像手段の明るさ
を可変して監視対象を撮像し、この明るさを可変した状
態の現画像データおよび基準画像データを作成するた
め、撮像手段のダイナミックレンジを上げることがで
き、現画像が周囲のコントラストにより変化部分が明瞭
に現れない場合でも、明るさを可変して明瞭に現すこと
ができる。
【0010】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記現画像データと基準画像デー
タの比較を輝度信号および色差信号について画素毎に行
うかまたは輝度信号および色差信号の代わりにRGB信
号について画素毎に行うように構成されていることを要
旨とする。
【0011】請求項3記載の本発明にあっては、現画像
データと基準画像データの比較を輝度信号および色差信
号について画素毎に行ったり、または輝度信号および色
差信号の代わりにRGB信号について画素毎に行うよう
にしている。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記基準画像データとして、監視対象を
複数回撮像し、この複数回撮像して得られた画像データ
の各画素の平均値をマップした平均基準画像データを使
用することを要旨とする。
【0013】請求項4記載の本発明にあっては、基準画
像データとして、監視対象を複数回撮像して得られた画
像データの各画素の平均値をマップした平均基準画像デ
ータを使用しているため、適確な基準画像データを作成
することができ、良好な差分画像データを得ることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図に
示す撮像装置は、監視対象を撮像し、この撮像した画像
データを送信する送信側装置1、この送信されてくる画
像データを受信して表示する受信側装置3、および送信
側装置1と受信側装置3とを接続する伝送路5から構成
されている。
【0015】送信側装置1においては、監視カメラ11
で監視対象を撮像し、この撮像した画像信号をA/D変
換器13に供給している。監視カメラ11で撮像する監
視対象として、例えば図2、図3に示すような机の周囲
の室内を撮影監視対象とする場合にはこのような室内等
の監視対象を監視カメラ11で撮像する。そして、この
撮像した画像信号はA/D変換器13でデジタル画像デ
ータにA/D変換され、このA/D変換されたデジタル
画像データが現画像データとして逐次現画像フレームメ
モリ15に記憶される。
【0016】また、上述したように、現画像フレームメ
モリ15に記憶された画像データのうち、基準画像デー
タとなる通常の画像データが基準画像更新器17によっ
て適当な更新タイミングで取り出され、基準画像データ
として基準画像フレームメモリ19に記憶される。具体
的には、基準画像とは、例えば図2、図3に示すような
監視対象においては図2に示すように通常の余り変化し
ない机等がほぼ所定位置に配置され、人物等が映ってい
ない平常時の室内の画像であり、これに対して図3に示
すような室内に人物が侵入した画像は現画像であり、こ
の現画像は図2に示す基準画像に人物が追加されたもの
であり、この図3に示す現画像と図2に示す基準画像と
を比較し、差分を抽出すれば図4に示すような差分画像
が得られることになる。
【0017】上述したように、現画像フレームメモリ1
5に記憶された現画像データと基準画像フレームメモリ
19に記憶された基準画像データは、それぞれ画像補正
器21,23に入力されて、画像の色または輝度の補正
が行われる。具体的には、図3または図4に示すような
現画像データでは、人物の下左側に影が映っているが、
このような影はかなりの情報量を有することになるた
め、このような影を削除するために画像補正器21,2
3で色または輝度について補正を行うようにしている。
例えば、図3に示すように人物の下左側に影のある現画
像のデータを画像補正器21で補正すると、図6に示す
ように影の部分が薄くなり、誤差と判定できない程度に
ほとんど削除することができるようになる。この補正処
理は基準画像フレームメモリ19に記憶された基準画像
データに対しても同様に行われる。
【0018】画像補正器21,23でそれぞれ補正され
た現画像データおよび基準画像データは、画像信号変換
器25を介して差分比較器27に入力され、ここで現画
像データと基準画像データとが輝度信号および色差信号
について画素毎に比較され、差分画像データが抽出され
る。この差分画像データは差分領域検知器29に供給さ
れ、誤差分画像データの存在する差分領域が検知され
る。この差分領域は差分領域判定器31で判定され、例
えば図7に示すような矩形で示す差分領域が特定され
る。この差分領域に存在する差分画像データが前記現画
像データと基準画像データとの差分情報である。
【0019】このように差分領域を確定された差分画像
データは、画像補正器33に入力され、ここで前記画像
補正器21,23で行われた補正が元に戻されるような
補正が行われる。具体的には、図8のように生成された
差分画像は画像補正器33の補正により図9に示すよう
なコントラストの戻された差分画像に補正される。
【0020】画像補正器33から出力された差分画像デ
ータは、JPEG圧縮器35でJPEG方式の圧縮を施
された後、差分画像圧縮データとしてデータ送信器37
を介して伝送路5に送信され、更に伝送路5から受信側
装置3に伝送される。
【0021】受信側装置3では、伝送路5から伝送され
る差分画像圧縮データをデータ受信器41で受信し、J
PEG復号器43で復号し、現画像フレームメモリ45
に記憶される。この現画像フレームメモリ45に記憶さ
れた差分画像データは、基準画像フレームメモリ47に
予め記憶されている基準画像データとともに差分合成器
49に入力され、ここで差分画像データと基準画像デー
タとの合成が行われる。具体的には、図9に示すような
差分画像と図2に示すような基準画像とが差分合成器4
9で合成され、図3において影の除去されたようなまた
は図6においてコントラストを補正処理で元に戻したよ
うな合成画像が作成されることになる。このように作成
された合成画像データはアラーム制御器51を介してモ
ニタ53で表示されることになる。
【0022】次に、以上のように構成される撮像装置の
作用について図2〜図9に示す具体的画像を参照して説
明する。
【0023】送信側装置1の監視カメラ11によって例
えば図2、図3に示すような監視対象を撮像した画像情
報をA/D変換器13でデジタル画像データに変換し、
現画像フレームメモリ15に記憶するとともに、更に基
準画像更新器17の制御により適当な更新タイミングで
現画像フレームメモリ15から取り出した基準画像デー
タを基準画像フレームメモリ19に記憶した場合に、基
準画像フレームメモリ19には例えば図2に示すような
基準画像のデータが記憶され、現画像フレームメモリ1
5には例えば図3に示すような現画像のデータが記憶さ
れたとして、この両画像データを比較して差分情報を抽
出すると、図4に示すように人物の下左側に影があるた
め、このような差分情報に対して図5に示すように差分
領域を判定し、送信側装置1から伝送路5を介して受信
側装置3に送信した場合、この影の部分がかなりの情報
量を有することになり、伝送時間およびフレームメモリ
の記憶容量が増大することになる。
【0024】そこで、本実施形態の撮像装置では、現画
像フレームメモリ15および基準画像フレームメモリ1
9にそれぞれ記憶された現画像データおよび基準画像デ
ータを画像補正器21,23で色または輝度においてコ
ントラストを弱くするように補正し、これにより図6に
示すように影の部分を誤差と判定できない程度にほとん
ど除去する。そして、このように影の部分を除去された
現画像データおよび基準画像データを画像信号変換器2
5を介して差分比較器27に供給して比較し、両画像デ
ータの差分画像データを抽出する。この結果、図5に示
す差分画像に比較して、図7に示すように影のない差分
画像データが得られ、その情報量も少なくとも影の部分
だけ低減していることになる。
【0025】次に、このようにして得られた差分画像デ
ータを差分領域検知器29に供給して、差分領域を検知
し、更に差分領域判定器31で差分領域を判定し、図7
において矩形で示すような差分領域を設定し、この差分
領域内に差分画像データが含まれることになる。この差
分画像データは画像補正器33における補正処理で元の
コントラストに復元され、JPEG圧縮器35で圧縮さ
れてから、データ送信器37により伝送路5を介して受
信側装置3に送信される。この送信においては、差分画
像データから影の部分が除去されているため、影の部分
の情報量だけ情報量が少なく、伝送時間を短縮すること
ができている。
【0026】受信側装置3は、伝送路5を介して送信側
装置1から送信されてくる差分画像圧縮データをデータ
受信器41で受信し、JPEG復号器43で復号し、現
画像フレームメモリ45に記憶する。この現画像フレー
ムメモリ45に記憶された差分画像データは、基準画像
フレームメモリ47に予め記憶されている基準画像デー
タとともに差分合成器49に入力され、差分画像データ
と基準画像データとの合成が行われる。例えば、図6に
示すような合成画像が作成され、アラーム制御器51を
介してモニタ53に表示されることになる。
【0027】次に、図10を参照して、本発明の他の実
施形態に係る撮像装置について説明する。図10に示す
撮像装置は、図11(a)に示すような基準の情景、す
なわち基準画像用の情景に対して図11(b)に示すよ
うにコントラストが極めて小さい変化部分101,10
3を抽出しようとするものであり、そのために監視対象
を撮像する監視カメラの光学系の絞りを開閉して画面の
明るさを制御するようにしている。
【0028】図10に示す撮像装置は、図1に示した装
置構成において監視カメラ11を光学系11aと受光素
子11bに分解して、光学系11aの絞りを制御するこ
とを明確に図示するとともに、A/D変換器13と現画
像フレームメモリ15との間に絞りを大きく開いた場合
の画像データを一時的に格納する現画像仮フレームメモ
リ151と絞りを小さく閉じた場合の画像データを一時
的に格納する現画像仮フレームメモリ153および重み
づけたし算器16を追加し、また光学系11aの絞りを
制御するための明るさ制御器12を追加するとともに、
更に画像補正器21,23および画像補正器33を削除
した点が異なるものであり、その他の構成作用は図1に
示す撮像装置と同じであり、同じ構成要素には同じ符号
を付している。
【0029】例えば、図11(a)に示すような基準画
像用の情景に対して図11(b)に示すようなコントラ
ストの極めて薄い変化部分101,103が存在するよ
うな現画像用の情景を監視カメラ11で撮像すると、図
11(c),(d)にそれぞれ示すような基準画像およ
び現画像が得られ、変化部分101,103が画面に現
れないという問題がある。
【0030】そこで、本実施形態の撮像装置では、監視
カメラ11を構成する光学系11aの絞りを明るさ制御
器12で制御して、光学系11aの明るさを可変制御す
るとともに、明るさ制御器12によって光学系11aの
絞りを開くように制御した場合に監視カメラ11で撮像
した監視対象の現画像データを現画像仮フレームメモリ
151に一時的に格納し、また光学系11aの絞りを閉
じるように制御した場合に監視カメラ11で撮像した監
視対象の現画像データを現画像仮フレームメモリ153
に一時的に格納するようにしている。
【0031】具体的には、図11(a),(b)に示す
ような基準画像用の情景と現画像用の情景に対して明る
さ制御器12の制御により光学系11aの絞りを開くよ
うに制御して撮像した場合には、基準画像および現画像
はそれぞれ図12(a),(b)に示すように得られ、
変化部分101が明瞭に現れる。このように絞りを開い
て撮像した現画像データを現画像仮フレームメモリ15
1に一時的に格納している。また同様に、図11
(a),(b)に示すような基準画像用の情景と現画像
用の情景に対して明るさ制御器12の制御により光学系
11aの絞りを閉じるように制御して撮像した場合に
は、基準画像および現画像はそれぞれ図12(c),
(d)に示すように得られ、変化部分103が明瞭に現
れる。そして、このように絞りを閉じて撮像した現画像
データを現画像仮フレームメモリ153に一時的に格納
している。
【0032】上述したように、現画像仮フレームメモリ
151,153に一時的に格納された光学系11aの絞
りを可変した場合の現画像データは、明るさ制御器12
によって制御される光学系11aの絞りの変化によって
画面全体の明るさが変化するので、この明るさの電気的
補正を重みづけたし算器16で行うことにより、輝度を
補正し、現画像仮フレームメモリ151,153に一時
的に格納された複数、本実施形態では2つの現画像デー
タを合成し、この合成した現画像データを現画像フレー
ムメモリ15に格納している。なお、明るさ制御器12
によって制御された光学系11aの絞り情報は明るさ制
御器12から重みづけたし算器16に供給され、重みづ
けたし算器16はこの絞り情報によりそれぞれの絞り値
における現画像データを補正するようにしている。
【0033】具体的には、重みづけたし算器16は、変
化させた絞りに対する電気的補正値を記憶した「変化さ
せた絞り−電気的補正値」の対応テーブルを有し、この
テーブルを基に補正を加えるようにしている。
【0034】変化させた絞り−電気的補正値は、例えば
絞りを1上げた場合には、A/D変換器13によるA/
D変換後の輝度が2上がり、また絞りを2上げた場合に
は、4上がるというように対応テーブルを作成しておく
か、または演算を行って算出する。
【0035】上記例において、例えば絞りの変化量:電
気的補正=1:1としたとすると、この時の光学的絞り
を0〜255で変化可能とし、また電気的補正も0〜2
55となるように設計する。そして、取り込み2枚の現
画像の任意のドットの輝度をx1,x2とすると、絞り
を1開けた時は、補正値1=x1−1となり、絞りを1
閉じた時は、補正値2=x2+1となる。
【0036】この時、現画像の被写体の任意のドットが
黒だったとすると、絞りを1開けた時は、x1=1とな
って、補正値1=0となり、絞りを1閉じた時は(黒で
あるので、これ以上は黒にならない)、x2=0となっ
て、0に張り付いているため、補正値は採用しない。こ
の場合は、x1を輝度として採用する。
【0037】また、任意のドットがグレー(128)で
あったとすると、絞りを1開けた時は、x1=129と
なって、補正値1=128となり、x2=127となっ
て、補正値2=128となる。この場合には、x1を採
用することになる。なお、0または255に張り付いて
いない場合はどちらを採用してもよい。
【0038】以上のように、補正前のドットのA/D変
換後の値が0または255の場合には、他方のドットの
補正値を採用するということができる。
【0039】以上の手法により複数撮像して現画像仮フ
レームメモリ151,153にそれぞれ蓄積された2つ
の現画像データは、輝度を補正されてから合成され、こ
の合成された現画像データは現画像フレームメモリ15
に格納される。また、このように現画像フレームメモリ
15に格納された現画像データは基準画像更新器17の
制御により適当な更新タイミングで現画像フレームメモ
リ15から取り出され、基準画像データとして基準画像
フレームメモリ19に格納される。
【0040】上述したように、現画像フレームメモリ1
5および基準画像フレームメモリ19にそれぞれ格納さ
れた現画像データおよび基準画像データに対する以降の
処理は補正処理がないことを除いて図1の実施形態で説
明したものと同じである。すなわち、現画像仮フレーム
メモリ151,153にそれぞれ格納された現画像デー
タおよび基準画像データは、画像信号変換器25を介し
て差分比較器27に入力され、ここで現画像データと基
準画像データとが比較され、差分画像データが抽出され
る。この差分画像データは差分領域検知器29に供給さ
れ、該差分画像データの存在する差分領域が検知され
る。この差分領域は差分領域判定器31で判定され、差
分領域が特定される。
【0041】このように差分領域を確定された差分画像
データは、JPEG圧縮器35でJPEG方式の圧縮を
施された後、差分画像圧縮データとしてデータ送信器3
7を介して伝送路5に送信され、更に伝送路5から受信
側装置3に伝送される。
【0042】受信側装置3では、伝送路5から伝送され
る差分画像圧縮データをデータ受信器41で受信し、J
PEG復号器43で復号し、現画像フレームメモリ45
に記憶される。この現画像フレームメモリ45に記憶さ
れた差分画像データは、基準画像フレームメモリ47に
予め記憶されている基準画像データとともに差分合成器
49に入力され、ここで差分画像データと基準画像デー
タとの合成が行われる。このように合成された画像デー
タはアラーム制御器51を介してモニタ53で表示され
ることになる。
【0043】次に、以上のように構成される撮像装置の
作用について図11、図12に示す具体的画像を参照し
て説明する。
【0044】今、図11(a)に示すような基準の情景
に対して現在の情景における変化部分101,103が
図11(b)に示すように極めてコントラストが悪い情
景であるために、監視カメラ11で撮像した場合、基準
画像と現画像は図11(c),(d)にそれぞれ示すよ
うなものとなり、現画像においては変化部分101,1
03ははっきりと現れないことになるので、このような
不具合を解消するために、本実施形態では、監視カメラ
11を構成する光学系11aの絞りを明るさ制御器12
で制御する。すなわち、まず明るさ制御器12は光学系
11aの絞りを開くように制御して撮像し、図12
(a),(b)にそれぞれ示すような基準画像と現画像
を得て、変化部分101が明瞭に現れるようにし、この
絞りを開いて撮像した現画像データを現画像仮フレーム
メモリ151に一時的に蓄積する。また同様に、明るさ
制御器12の制御により光学系11aの絞りを閉じるよ
うに制御して撮像し、図12(c),(d)にそれぞれ
示すような基準画像と現画像を得て、変化部分103が
明瞭に現れるようにし、このように絞りを閉じて撮像し
た現画像データを現画像仮フレームメモリ153に一時
的に格納している。
【0045】このように現画像仮フレームメモリ15
1,153にそれぞれ蓄積された絞り開時の現画像デー
タおよび絞り閉時の現画像データは、重みづけたし算器
16で上述したように輝度を補正されてから合成され、
現画像フレームメモリ15に格納される。
【0046】以上のように現画像フレームメモリ15に
格納された現画像データは、基準画像フレームメモリ1
9に予め格納されている基準画像データとともに画像信
号変換器25を介して差分比較器27に供給して比較
し、図12(e)に示すように変化部分101,103
がはっきりと現れている差分画像データを抽出する。そ
れから、この抽出された差分画像データは差分領域検知
器29に供給され、差分領域が検知され、更に差分領域
判定器31で差分領域を判定し、JPEG圧縮器35で
圧縮されてから、データ送信器37により伝送路5を介
して受信側装置3に送信される。
【0047】受信側装置3は、伝送路5を介して送信側
装置1から送信されてくる差分画像圧縮データをデータ
受信器41で受信し、JPEG復号器43で復号し、現
画像フレームメモリ45に記憶する。この現画像フレー
ムメモリ45に記憶された差分画像データは、基準画像
フレームメモリ47に予め記憶されている基準画像デー
タとともに差分合成器49に入力され、差分画像データ
と合成され、この合成画像はアラーム制御器51を介し
てモニタ53に表示されることになる。
【0048】上述した各実施形態では、現画像データと
基準画像との比較を輝度信号および色差信号について画
素毎に行っているが、この代わりにRGB信号について
画素毎に行うようにしてもよい。
【0049】また、上記実施形態において差分画像を抽
出するために使用される基準画像データとして、平常時
の監視対象を監視カメラ11で複数回撮像し、この撮像
した画像データの各画素の平均値をマップした平均基準
画像を使用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現画像データおよび基準画像データを色または輝度にお
いて補正するので、例えば人物の影等の不要な部分が濃
く写っている場合等でも不要部分を誤差と判定し得る程
度に薄く補正でき、差分画像に現れないようにすること
ができ、この結果情報量の増加を抑制し、伝送時間およ
びフレームメモリの記憶容量を低減でき、更に明瞭な画
像を作成することができる。
【0051】また、本発明によれば、現画像の輝度また
は色信号のレベルに応じて撮像手段の明るさを可変して
監視対象を撮像し、この明るさを可変した状態の現画像
データおよび基準画像データを作成するので、撮像手段
のダイナミックレンジを上げることができ、現画像が周
囲のコントラストにより変化部分が明瞭に現れない場合
でも、明るさを可変して明瞭に現すことができ、適確な
差分情報を抽出することができる。
【0052】更に、本発明によれば、基準画像データと
して、監視対象を複数回撮像して得られた画像データの
各画素の平均値をマップした平均基準画像データを使用
しているので、適確な基準画像データを作成することが
でき、良好な差分画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の撮像装置に使用される基準画像の一例を
示す図である。
【図3】図1の撮像装置に使用される現画像の一例を示
す図である。
【図4】図2、図3に示す基準画像と現画像の差分画像
を示す図である。
【図5】図4に示す差分画像を送信する場合の送信矩形
を示す図である。
【図6】図3に示した現画像のコントラストを弱く補正
した場合の現画像を示す図である。
【図7】図6の現画像を矩形領域で囲んで示す図であ
る。
【図8】図6の現画像に対する差分画像を示す図であ
る。
【図9】図8に示す差分画像のコントラストを補正前の
状態に戻した図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図11】図10に示す撮像装置における作用を説明す
るための基準の情景、現在の情景、基準画像、および現
画像の一例を示す図である。
【図12】図10に示す撮像装置における作用を説明す
るための絞りを開けた場合および閉じた場合の基準画像
と現画像および差分画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 監視カメラ 11a 光学系 11b 受光素子 12 明るさ制御器 13 A/D変換器 15 現画像フレームメモリ 16 重みづけたし算器 17 基準画像更新器 19 基準画像フレームメモリ 21,23,33 画像補正器 25 画像信号変換器 27 差分比較器 29 差分領域検知器 31 差分領域判定器 35 JPEG圧縮器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 秀三 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 平澤 雅弘 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB68 AC01 5C054 EA01 EB05 ED03 ED11 EE04 EE08 EF01 EG06 EH01 EH07 FC01 FC12 FE12 GB12 HA18 5C084 AA02 AA07 AA13 BB04 BB40 CC16 DD11 DD89 EE10 FF03 GG07 GG09 GG12 GG20 GG37 GG42 GG52 GG57 GG75 GG78 HH01 HH12 5C086 AA22 AA27 BA01 BA20 CA28 CB36 DA01 DA18 DA33 EA11 EA15 EA40 EA41 EA45 FA02 GA04 GA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象を撮像して取り込んだ画像情報
    をデジタル化して現画像データとして逐次記憶し、この
    記憶した現画像データを予め取得してある監視対象の基
    準画像データと比較して、変化のあった領域を差分画像
    データとして抽出する撮像装置であって、 前記記憶した現画像データおよび前記基準画像データを
    色または輝度において補正する補正手段を有することを
    特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶した現画像の輝度または色信号
    のレベルに応じて撮像手段の明るさを可変して監視対象
    を撮像し、この明るさを可変した状態の現画像データお
    よび基準画像データを作成する手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記現画像データと基準画像データの比
    較を輝度信号および色差信号について画素毎に行うかま
    たは輝度信号および色差信号の代わりにRGB信号につ
    いて画素毎に行うように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記基準画像データとして、監視対象を
    複数回撮像し、この複数回撮像して得られた画像データ
    の各画素の平均値をマップした平均基準画像データを使
    用することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113963502A (zh) * 2021-12-22 2022-01-21 普宙科技(深圳)有限公司 一种全天候违法行为自动化巡检方法及系统

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