JP2000029501A - 制御方法更新方法、制御方法監視方法およびそれらの装置 - Google Patents

制御方法更新方法、制御方法監視方法およびそれらの装置

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JP2000029501A JP19538998A JP19538998A JP2000029501A JP 2000029501 A JP2000029501 A JP 2000029501A JP 19538998 A JP19538998 A JP 19538998A JP 19538998 A JP19538998 A JP 19538998A JP 2000029501 A JP2000029501 A JP 2000029501A
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今中  武
Katsuyuki Futayada
勝行 二矢田
Shoichi Araki
昭一 荒木
Jun Ozawa
順 小澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子機器の利用の経過で構成部品
を含む機器の劣化に対して、品質のよい制御を提供する
こと、機器の制御プログラム自体の不具合、あるいはセ
ンサーの不具合に対しても機器の使用を止めることな
く、継続的に一定の品質で制御を行うことを目的として
いる。 【解決手段】 1は、累積の使用時間を算出する使用時
間計測部、2は、その使用時間に基づいて制御のための
出力値を補正するか否かを判断する補正判断部、3は、
前記使用時間に基づいて制御のための出力値に対する補
正値を求める補正値算出部、4は、その補正値に基づい
て前記出力値を変化させる出力値可変部、5は使用時間
の算出、および制御のための出力値を補正する対象とな
る電子機器の制御部分である機器制御部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の制御技術
に関し、使用する中で制御方法を積極的に変える方法、
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子機器制御において、ニュ
ーラルネットワークやファジィなどの技術が導入され、
きめ細かな制御が可能になってきている。たとえば、洗
濯機の場合、布量や汚れ度合いなどから、ファジィ推論
により適切な洗濯時間などを算出する。この結果、ユー
ザは洗濯物を洗濯機に入れた後に、1つボタンを押すだ
けの簡単な操作で洗濯機が使えるようになっている。
【0003】しかしながら、これらの制御のほとんどは
電子機器を構成する部品の性能が生産時の性能を維持す
るという前提の下で設計されている。実際には、電子機
器は家庭の中で10年以上使われることもしばしばあ
り、たとえば数年間使っている間にモーターなど駆動部
品が劣化したり、各種駆動部の摩擦係数の変化が起きた
り、駆動部品でなくとも特性の変化が起きる。このよう
な時間の経過とともに変化する機器の性能劣化などを考
慮しなければ、使用の経過とともに、きめ細かな制御が
十分に効果を発しなくなる可能性がある。
【0004】このような性能の劣化などを考慮する方法
として、出力値や機器の状態を常にセンサーによって検
出し、その結果に基づいて制御を行うフィードバック制
御がある。このフィードバック制御により、使っている
間に性能が劣化したり、摩擦係数の変化など、電子機器
の状態が変化した場合にでも安定した性能を保つことが
できる。
【0005】また、最近ではネットワークの発展によ
り、ネットワークを介して制御プログラムをダウンロー
ドし、電子機器の制御方法を更新する方法が考えられて
いる。これによれば、購入時点では開発されていなかっ
た優れた制御プログラムに後で変更したり、個別の要求
に応じて制御方法を変更することなどが可能になる。し
たがって、時代の流れとともに変化する要求に応えるこ
とができるなどの特徴が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
フィードバック制御では、性能の劣化などにある程度対
応できるものの、性能が発揮できているか否かをセンサ
ーにより判断するため、機器を構成する部品の出力や機
器の状態などをセンサーで計測する必要がある。現実問
題の中には、適切なセンサーが未開発である場合や、コ
スト面で部品の出力や機器の状態を十分に検出するだけ
のセンサーを取り付けられないなどの場合がある。たと
えば、TVの画質調整を例にとれば、画質の状態をセン
サーで完全に検出することはコスト面などで困難な場合
が多い。したがって、不十分なセンサー情報からでも、
あるいはセンサー情報が全くない場合にでも、より正確
に出力や機器の状態を推定し、それによって制御の方法
を変化させるための技術が必要である。
【0007】また、ネットワークを通して制御プログラ
ムをダウンロードすれば、きめ細かな要求に対応できる
反面、通信途中での事故や予測できない理由により制御
プログラムの一部に異常をきたす可能性がある。さら
に、ネットワーク上に品質の悪い制御プログラムが開示
され、そのプログラムが悪意の第3者によってダウンロ
ードされたり、品質の悪さに気づかずにダウンロードす
るなどの問題も発生する。したがって、このような制御
プログラムをダウンロードしてしまった場合にでも、機
器制御の品質を一定に保つための技術が必要である。
【0008】また、電子機器がますます高度になってき
ていることを考えれば、上述の技術はいずれもセンサー
が正しく稼動していることを前提としているが、複数の
センサーの一部が故障することも考えられ、制御の品質
を保つためには一部のセンサーが故障した場合にでも、
一定以上の制御品質を保ち、かつ修理のための迅速な対
処が行えるようにする技術が必要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、累積の
使用時間に基づき、制御のための出力値に対する補正値
を求め、その補正値に基づいて前記出力値を変化させる
ことを特徴とする。
【0010】第2の発明では、累積の使用時間とセンサ
ー情報の両方に基づき、制御のための出力値に対する補
正値を求め、その補正値に基づいて前記出力値を変化さ
せることを特徴とする。
【0011】第3の発明では、あらかじめ電子機器の制
御に関する情報に基づいて、制御が異常か否かを判定す
る基準を記憶し、この基準に基づいて異常か否かを判定
し、その結果異常であれば制御のための出力値に対する
補正値を求め、その補正値に基づいて前記出力値を変化
させ、異常状態をネットワークを介して通知することを
特徴とする。
【0012】第4の発明では、あらかじめセンサーの出
力が異常か否かを判定する基準を記憶し、この基準とセ
ンサーの出力値の両方に基づいて異常か否かを判定し、
その結果異常であればあらかじめ記憶したセンサーの標
準的な出力パターンによりセンサーの出力を変化させ、
センサーの異常状態をネットワークを介して通知するこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、第1の発明の実
施の一形態である制御方法更新方法、および装置のシス
テム構成図である。図1において、1は、累積の使用時
間を算出する使用時間計測部、2は、その使用時間に基
づいて制御のための出力値を補正するか否かを判断する
補正判断部、3は、前記使用時間に基づいて制御のため
の出力値に対する補正値を求める補正値算出部、4は、
その補正値に基づいて前記出力値を変化させる出力可変
部、5は使用時間の算出、および制御のための出力値を
補正する対象となる電子機器の制御部分である機器制御
部である。
【0015】以上のように構成されたシステムが実行さ
れるハードウェア構成を図2に示す。図2は基本的に汎
用の計算機システムの構成と同じである。また、図1で
示したシステムの構成部分と同一構成部分を含んでいる
ために、同一構成部分には同一番号を付して説明を省略
する。図2において、11はプログラムを記憶する揮発
性のメモリである主記憶装置、12はプログラムやデー
タを記憶しておく不揮発性のメモリである補助記憶装
置、13は主記憶装置11に記憶されているプログラム
を実行するCPUである。先にも述べたように本ハード
ウェア構成は基本的に汎用の計算機システムと同じであ
り、補助記憶装置12に記憶されているプログラムは主
記憶装置11にロードされてからCPU13によって実
行される。以上のように構成された制御方法更新方法、
および装置の動作を図3のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0016】ステップa1では、使用時間計測部1におい
て、機器制御部5から電子機器の使用時間を検出し、累
積の使用時間をカウントする。たとえば、洗濯機の場合
には、洗濯時間の累積時間を、クーラーの場合には運転
時間の累積時間をカウントする。この累積時間は、たと
えば工場出荷時からの累積時間とする。また、使用時間
の累積時間だけでなく工場出荷後の経過時間も考慮する
ようにしても構わない。ステップa2では、補正判断部2
においてステップa1でカウントした累積使用時間が所定
の範囲の時間か否かを判断する。たとえば、あらかじめ
累積使用時間が500時間以上700時間未満で、かつ
この時間の範囲に対して補正を施したことがない場合に
は補正が必要であるなどの条件を記憶する。なお、本実
施の一形態では、一度施した補正は移行も有効になるよ
うにしている。
【0017】ステップa3では、補正値算出部3において
累積使用時間に基づいて補正値を求める。たとえば、機
器制御部5が洗濯機の制御を行う場合を想定する。この
機器制御部5では、布量や汚れ度合いなどをセンサーで
検出し、洗濯時間とモータの出力を制御するものとす
る。本実施の一形態では、図4に示すように累積使用時
間から洗濯時間とモータ出力の補正値をあらかじめ規定
する。図4の表では、たとえば累積使用時間が700以
上900未満である場合には、機器制御部5が出力する
洗濯時間に10を加え、機器制御部5が指定するモータ
の出力に1を加えることを表している。この補正量につ
いては、図5に示すようにルールの形式で規定しても構
わない。
【0018】ステップa4では、出力値可変部4におい
て、ステップa3で算出した補正値に基づいて機器制御部
5の制御のための出力値を変更する。
【0019】また、図4、図5に示したような補正値を
求めるための表やルールは、ネットワークを介して提供
することもできる。たとえば、図6に示すフローチャー
トを定期的に、割り込み処理として実行、あるいは情報
が着信したときに割り込み処理を行うことにより実現で
きる。図6のフローチャートでは定期的に割り込み処理
が行われ、情報が着信していれば、補正値を求めるため
のルールを受信して、記憶し、図3のフローチャートの
ステップa3において利用する。ネットワークを介して受
信するものがルールではなく、補正値を求めるための表
であってもよいことは言うまでもない。
【0020】(実施の形態2)図7は、第2の発明の実
施の一形態である制御方法更新方法、および装置のシス
テム構成図である。図7は、第1の発明の実施の一形態
のシステム構成と同一構成部分を含んでいるので、その
部分には同一番号を付し、説明は省略する。21は、累
積の使用時間とセンサー情報の両方に基づき、制御のた
めの出力値に対する補正値を求めるセンサー利用補正値
算出部である。以上のように構成されたシステムが実行
されるハードウェア構成は第1の発明の実施の形態で示
した図2のハードウェア構成と同一であるために詳細な
説明は省略する。
【0021】以上のように構成された制御方法更新方
法、および装置の動作を図8のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0022】ステップc1〜ステップc2は、第1の発明の
実施の一形態におけるステップa1〜ステップa2と同様の
処理を行うので詳細な説明は省略する。
【0023】ステップc3〜ステップc4では、センサー利
用補正値算出部21において、補正値を求める際に電子
機器のセンサー情報を用いることにより、よりきめ細か
な補正値の算出を行う。たとえば、洗濯機の例では図9
に示すような補正値の表を用いて補正値を求める。これ
により、たとえば同じ累積使用時間であってもセンサー
の値によって、異なる補正値をあらかじめ設定できる。
【0024】なお、この補正値を求める表は補正値を定
めるための属性が複数になるために、属性と補正値との
間の関係が非線型で複雑になる場合が考えられる。した
がって、このような属性から補正値を求める関数をニュ
ーラルネットワークやファジィなどを用いて表しても構
わない。このように、ニューラルネットワークやファジ
ィを用いることにより、これらの非線型関数を、たとえ
ば入出力例から学習させるなどの簡単な方法で設計でき
るという特徴が得られる。
【0025】また、第1の発明の実施の形態と同様に、
補正値を求めるのに図10に示すようにルールを用いて
も構わない。
【0026】さらに、第1の発明の実施の形態と同様
に、補正値を求める、表、関数、ルールなどをネットワ
ークを介して受信、更新できることは言うまでもない。
【0027】ステップc5は、第1の発明の実施の一形態
におけるステップa5と同様の処理を行うので詳細な説明
は省略する。
【0028】(実施の形態3)図11は、第3の発明の
実施の一形態である制御方法監視方法、および装置のシ
ステム構成を示す。図11は、第1の発明の実施の一形
態のシステム構成と同一構成部分を含んでいるので、そ
の部分には同一番号を付し、説明は省略する。31は、
あらかじめ電子機器の制御が異常か否かを判定する基準
を記憶する異常条件記憶部、32は、この基準と電子機
器の制御に関する情報の両方に基づいて異常か否かを判
定する動作監視部、33は、異常状態をネットワークを
介して通知する通報部である。
【0029】以上のように構成されたシステムが実行さ
れるハードウェア構成を図12に示す。図12のハード
ウェア構成は、図11に示したシステム構成と、第1の
発明の実施の形態で示した図2のハードウェア構成に含
まれる構成部分からなるために、各構成部分には同一の
番号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】以上のように構成された制御方法更新方
法、および装置の動作を図13のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0031】ステップd1では、動作監視部32におい
て、機器制御部5で実行される機器の制御をモニターす
る。たとえば、クーラーのお休みタイマーが設定された
場合の制御を考える。このおやすみタイマーは、設定さ
れている温度よりもかなり低めに約1時間運転し、その
後約30分間少し低め、さらに約30分間ごとに温度を
高めていき設定温度でしばらく運転した後に、設定温度
より高い温度でしばらく運転し、運転を止めるものとす
る。このステップでは、このような一連の制御操作をモ
ニターする。モニターは所定の時間間隔で行い、その所
定の時間内での制御操作を一時的に履歴として記憶し、
次のステップへ進む。
【0032】ステップd2では、補正判断部2において、
ステップd1でモニターした制御が、異常条件記憶部31
に記憶されている条件を満たすか否かを判断する。異常
条件記憶部31に記憶する条件は、時間の経過にそって
どのような制御が行われるかを範囲として、あらかじめ
決めたもので、その範囲を超えた場合に異常と考える。
たとえば、図14に示すような条件を記憶する。図14
では、時間の経過において許容範囲の制御の出力量が表
されている。また、許容範囲はグラフの帯状で表現され
ているが帯状の範囲が2つあるのは、2つの制御の流れ
が考えられることを表しており、どちらの帯で表現され
た制御の流れであっても異常ではないことを表してい
る。この帯状の範囲から外れたときに、異常と判断す
る。異常と判断した場合はステップd3へ進み、そうでな
い場合にはステップd1へ戻る。
【0033】ステップd3では、補正値算出部21におい
て、補正量を求める。補正値の求め方は第1の発明の一
実施例の図4のようは表、あるいは図5のようなルール
を異常時の制御変更のための補正値としてあらかじめ記
憶して、補正量を求める。
【0034】ステップd4では、第2の発明の実施の一形
態におけるステップc5と同様の処理を行うので詳細な説
明は省略する。
【0035】ステップd5では、通報部33において異常
が発生したことをネットワークを介して所定の場所に通
報する。この処理は、本実施の一形態では制御の変更
は、あくまでも異常が起きたときの一時的なものであ
り、通報により異常な制御を行わないような制御プログ
ラムへの変更サービスを促すためである。
【0036】本発明により、異常が起きた場合にでも、
一応の制御を行うことができると同時に通報も自動的に
されるため、電子機器を使いながら、かつ修理のための
通報が迅速に行われ、さらに通報時に異常が発見された
ときの状況を含めることができる。
【0037】(実施の形態4)図15は、第4の発明の
実施の一形態である制御方法監視方法、および装置のシ
ステム構成図である。図15は、すでに説明した発明の
実施の一形態のシステム構成と同一構成部分を含んでい
るので、その部分には同一番号を付し、説明は省略す
る。41は、あらかじめセンサーの出力が異常か否かを
判定する基準を記憶するセンサー異常条件記憶部、42
は、センサーの振る舞いを記憶しているエミュレーショ
ンパターン記憶部、43は、機器制御部5に入力として
与えられるセンサー情報をモニターし、前記基準とセン
サーの出力値の両方に基づいて異常か否かを判定するセ
ンサ監視部、44は、センサー異常と判断された場合に
センサーのエミュレーションを実行するかいなかを判断
するエミュレーション判断部、45は、あらかじめ記憶
したセンサーの標準的な出力パターンによりセンサーの
出力を変化させるセンサーエミュレーション部である。
【0038】以上のように構成された制御方法監視方
法、および装置のシステムが実行されるハードウェア構
成は、第3の発明の実施の形態で示した図12のハード
ウェア構成と同じであるので詳細な説明は省略する。
【0039】以上のように構成された情報受信装置の動
作を図16のフローチャートを参照しながら説明する。
【0040】ステップe1では、センサ−監視部43にお
いて、機器制御部5への入力として用いられるセンサー
情報をモニターする。たとえば、クーラーの場合、温度
センサーや湿度センサーなどの情報をモニターする。
【0041】なお、このセンサー情報には、たとえばタ
イマー情報など制御動作を決めるためのパラメータとし
て用いられる情報であれば、ハードウェアとしてのセン
サーを備えなくても構わない。
【0042】また、このステップでは、このような一連
の制御操作の中でセンサー情報の変化を所定の長さの時
系列データとしてモニターし、一時的に履歴として記憶
する。所定の長さの時間モニターすれば、次のステップ
へ進む。
【0043】ステップe2では、センサー監視部43にお
いて、ステップe1でモニターして、記憶しているセンサ
ー情報が、センサー異常条件記憶部41に記憶されてい
る条件を満たすか否かを判断する。条件を満たす場合に
はステップe3へ進み、条件を満たさない場合にはステッ
プe1へ戻る。センサー異常条件記憶部41に記憶する条
件は、時間の経過にそってどのようなセンサー情報の変
化があったときにセンサーに異常が発生したと判断する
かを、あらかじめ決めたもので、その条件を満たした場
合に異常と考える。たとえば、電子機器の制御が始まっ
て一定時間が経過してもセンサーの値が初期化設定の値
にならないとか、温度センサーなどでは、ありえない温
度をセンサー情報として出力しているとか、温度変化の
スピードが速すぎるなどの条件をあらかじめ記憶してお
く。
【0044】ステップe3では、ステップe2でセンサーに
異常があると判断された場合に、その異常の条件によっ
てセンサーのエミュレーションを実行するか否かを判断
する。たとえば、異常を起こしたセンサーのエミュレー
ションパターンがエミュレーションパターン記憶部に無
いとき、異常を起こしたセンサーが重要なセンサーでエ
ミュレーションによる制御が危険な場合などは、エミュ
レーションを実行しないと判断する。逆に、エミュレー
ションを実行すると判断する場合の例としては、異常を
起こしたセンサーは、元々きめ細かな制御を目的とした
センサーで一時的にはエミュレーションで機器を制御し
ても構わないと判断されるものである。これらの判断の
条件はあらかじめ、エミュレーション判断部に設計項目
として記憶させておく。
【0045】ステップe4では、第3の発明の実施の一形
態におけるステップd5と同様の処理を行うので詳細な説
明は省略する。
【0046】ステップe5では、エミュレーションパター
ン記憶部42に記憶されているセンサー情報のパターン
を機器制御部5のセンサー情報の入力として提供する。
これにより、異常を起こしたと判断されるセンサーの出
力の変わりに標準パターンによるセンサー情報を入力
し、機器の制御を行う。本実施の一形態では、センサー
情報のエミュレーションは、あくまでも異常が起きたと
きの一時的なものであり、通報により異常なセンサーを
修理するためのサービスを促し、実際にサービスを受け
るまでの一時的な処置を施すためである。たとえば、時
計機能のついたクーラーの湿度センサーが異常なセンサ
ー情報を出力した場合、そのセンサー情報を時計機能の
月日情報から決められる標準的な湿度パターンで置き換
え、湿度コントロールはあまりきめ細かく制御されない
ものの、温度だけでも制御されたクーラーとして使える
ようにする。たとえば、冷蔵庫など電子機器の運転を止
めることがユーザに対して損害を与える場合などには、
センサーが異常を起こしたところで一時的には制御のき
め細かさは失われるものの、連続して運転可能にしてお
くことによる利点は大きい。
【0047】
【発明の効果】第1の発明によれば、電子機器が長期間
使用する中で部品や駆動部分などの劣化がおきた場合に
でも、制御のきめ細かさをある程度維持できるようにす
ることが可能になる。
【0048】第2の発明によれば、電子機器が長期間使
用される中で部品や駆動部分などの劣化がおきる場合
に、第1の発明に加えてセンサー情報を利用し、よりき
め細かな制御が可能になる。
【0049】第3の発明によれば、制御プログラムが異
常な動作を行った場合にでも、それを検出するだけでな
く、一応の対処を施し、継続的に機器が使用できる。
【0050】第4の発明によれば、制御を行うためのセ
ンサーが異常な信号を出力している場合にでも、それを
検出するだけでなく、一応の対処を施し、継続的に機器
が使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の一形態における制御方法更
新方法、および装置のシステム構成を示すブロック図
【図2】同実施の一形態におけるハードウェア構成図
【図3】第1の発明の実施の一形態における制御方法更
新方法、および装置の動作手順を示すフローチャート
【図4】同実施の一形態における補正値算出のための表
を示す図
【図5】同実施の一形態における補正値算出のためのル
ールを示す図
【図6】第1の発明の実施の一形態における補正値算出
方法のネットワークを介した受信の動作手順を示すフロ
ーチャート
【図7】第2の発明の実施の一形態における制御方法更
新方法および装置のシステム構成を示すブロック図
【図8】同実施の一形態における制御方法更新方法、お
よび装置の動作手順を示すフローチャート
【図9】同実施の一形態における補正値算出のための表
を示す図
【図10】同実施の一形態における補正値算出のための
ルールを示す図
【図11】第3の発明の実施の一形態における制御方法
更新方法、および装置のシステム構成を示すブロック図
【図12】同実施の一形態におけるハードウェア構成図
【図13】第3の発明の実施の一形態における制御方法
監視方法、および装置の動作手順を示すフローチャート
【図14】制御異常検出のために記憶している制御パタ
ーンを示す図
【図15】第4の発明の実施の一形態における制御方法
監視方法、および装置のシステム構成を示すブロック図
【図16】同実施の一形態における制御方法監視方法、
および装置の動作手順を示すフローチャート
【符号の説明】 1 使用時間計測部 2 補正判断部 3 補正値算出部 4 出力値可変部 5 機器制御部 11 VRAM 12 主記憶装置 13 外部記憶装置 14 CPU 21 センサー利用補正値算出部 31 異常条件記憶部 32 動作監視部 33 通報部 41 センサー異常条件記憶部 42 エミュレーションパターン記憶部 43 センサー監視部 44 エミュレーション判断部 45 センサエミュレーション部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 昭一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小澤 順 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H004 GA14 GA28 GB09 HA01 HB01 JA04 JB16 JB30 KA41 KD22 KD42 MA02 MA04 5H209 AA20 BB02 CC01 DD02 GG02 GG03 HH21 HH40 JJ09 5H215 AA20 BB11 CC07 CX10 5H223 AA20 BB02 CC01 EE02 FF08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 累積の使用時間に基づき、制御のための
    出力値に対する補正値を求め、その補正値に基づいて前
    記出力値を変化させることを特徴とする制御方法更新方
    法。
  2. 【請求項2】 累積の使用時間を計測する使用時間計測
    手段と、この使用時間に基づき制御のための出力値に対
    する補正値を求める補正値算出手段と、その補正値に基
    づいて前記出力値を変化させる出力可変手段を備えたこ
    とを特徴とする制御方法更新装置。
  3. 【請求項3】 累積の使用時間とセンサー情報の両方に
    基づき、制御のための出力値に対する補正値を求め、そ
    の補正値に基づいて前記出力値を変化させることを特徴
    とする制御方法更新方法。
  4. 【請求項4】 累積の使用時間を計測する使用時間計測
    手段と、この使用時間とセンサー情報の両方に基づき、
    制御のための出力値に対する補正値を求めるセンサー利
    用補正値算出手段と、その補正値に基づいて前記出力値
    を変化させる出力可変手段とを備えたことを特徴とする
    制御方法更新装置。
  5. 【請求項5】 推論ルールを用いて補正値を求めること
    を特徴とする請求項1、または3記載の制御方法更新方
    法。
  6. 【請求項6】 推論ルールを用いて補正値を求めること
    を特徴とする請求項2、または4記載の制御方法更新装
    置。
  7. 【請求項7】 予め記憶した非線形関数を用いて補正値
    を求めることを特徴とする請求項1、または3記載の制
    御方法更新方法。
  8. 【請求項8】 予め記憶した非線形関数を用いて補正値
    を求めることを特徴とする請求項2、または4記載の制
    御方法更新装置。
  9. 【請求項9】 あらかじめ電子機器の制御に関する情報
    に基づいて、制御が異常か否かを判定する基準を記憶
    し、この基準に基づいて異常か否かを判定し、その結果
    異常であれば制御のための出力値に対する補正値を求
    め、その補正値に基づいて前記出力値を変化させ、異常
    状態をネットワークを介して通知することを特徴とする
    制御方法監視方法。
  10. 【請求項10】 あらかじめ電子機器の制御に関する情
    報に基づいて、制御が異常か否かを判定する基準を記憶
    する以上条件記憶手段と、この基準に基づいて異常か否
    かを判定する動作監視手段と、その結果異常であれば制
    御のための出力値に対する補正値を求める補正値算出手
    段と、その補正値に基づいて前記出力値を変化させる出
    力可変手段と、異常状態をネットワークを介して通知す
    る通報手段とを備えたことを特徴とする制御方法監視装
    置。
  11. 【請求項11】 あらかじめ電子機器の制御に関する情
    報に基づいて、制御が異常か否かを判定する基準を記憶
    し、この基準に基づいて異常か否かを判定し、その結果
    異常であれば制御のための出力値に対する補正値を求
    め、その補正値に基づいて前記出力値を変化させること
    を特徴とする制御方法監視方法。
  12. 【請求項12】 あらかじめ電子機器の制御に関する情
    報に基づいて、制御が異常か否かを判定する基準を記憶
    する以上条件記憶手段と、この基準に基づいて異常か否
    かを判定する動作監視手段と、その結果異常であれば制
    御のための出力値に対する補正値を求める補正値算出手
    段と、その補正値に基づいて前記出力値を変化させる出
    力可変手段とを備えたことを特徴とする制御方法監視装
    置。
  13. 【請求項13】 あらかじめセンサーの出力が異常か否
    かを判定する基準を記憶し、この基準とセンサーの出力
    値の両方に基づいて異常か否かを判定し、その結果異常
    であればあらかじめ記憶したセンサーの標準的な出力パ
    ターンによりセンサーの出力を変化させ、センサーの異
    常状態をネットワークを介して通知することを特徴とす
    る制御方法監視方法。
  14. 【請求項14】 あらかじめセンサーの出力が異常か否
    かを判定する基準を記憶するセンサー異常条件記憶部
    と、この基準とセンサーの出力値の両方に基づいて異常
    か否かを判定するセンサー監視部と、その結果異常であ
    ればあらかじめ記憶したセンサーの標準的な出力パター
    ンによりセンサーの出力を変化させるセンサーエミュレ
    ーション手段と、センサーの異常状態をネットワークを
    介して通知する通報手段とを備えたことを特徴とする制
    御方法監視装置。
  15. 【請求項15】 あらかじめセンサーの出力が異常か否
    かを判定する基準を記憶し、この基準とセンサーの出力
    値の両方に基づいて異常か否かを判定し、その結果異常
    であればあらかじめ記憶したセンサーの標準的な出力パ
    ターンによりセンサーの出力を変化させることを特徴と
    する制御方法監視方法。
  16. 【請求項16】 あらかじめセンサーの出力が異常か否
    かを判定する基準を記憶するセンサー異常条件記憶部
    と、この基準とセンサーの出力値の両方に基づいて異常
    か否かを判定するセンサー監視部と、その結果異常であ
    ればあらかじめ記憶したセンサーの標準的な出力パター
    ンによりセンサーの出力を変化させるセンサーエミュレ
    ーション手段とを備えたことを特徴とする制御方法監視
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104516346A (zh) * 2013-10-01 2015-04-15 阿自倍尔株式会社 故障检测系统以及故障检测方法

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